DKIX01AH.mcd

Similar documents
人間ドック結果報告書 1/5 ページ 所属 : 株式会社 ケンコウタロウ健康太郎 様 性別 / 年齢 男性 / 49 歳 生年月日 昭和 40 年 3 月 17 日 受診日 平成 26 年 5 月 2 日 受診コース 人間ドック ( 胃カメラ ) 問診項目 今回前回前々回平成 26 年 5 月 2

10,000 L 30,000 50,000 L 30,000 50,000 L 図 1 白血球増加の主な初期対応 表 1 好中球増加 ( 好中球 >8,000/μL) の疾患 1 CML 2 / G CSF 太字は頻度の高い疾患 32

症候別プライマリケア講座問題集_5回.indd

50 生化学検査 420 3J 総ビリルビン 数字 PQ 5 NNN.N mg/dl mg/dl 3J010 総ビリルビン 3J 生化学検査 430 3B GOT(AST)

BMP7MS08_693.pdf

<8AEE8F80926C955C81698D C5816A2E786C7378>

5. 乳がん 当該疾患の診療を担当している診療科名と 専門 乳房切除 乳房温存 乳房再建 冷凍凝固摘出術 1 乳腺 内分泌外科 ( 外科 ) 形成外科 2 2 あり あり なし あり なし なし あり なし なし あり なし なし 6. 脳腫瘍 当該疾患の診療を担当している診療科名と 専

1. ストーマ外来 の問い合わせ窓口 1 ストーマ外来が設定されている ( はい / ) 上記外来の名称 対象となるストーマの種類 7 ストーマ外来の説明が掲載されているページのと は 手入力せずにホームページからコピーしてください 他施設でがんの診療を受けている または 診療を受けていた患者さんを

健康な生活を送るために(高校生用)第2章 喫煙、飲酒と健康 その2

より詳細な情報を望まれる場合は 担当の医師または薬剤師におたずねください また 患者向医薬品ガイド 医療専門家向けの 添付文書情報 が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています

Microsoft Word - 血液検査.docx

はじめに この 成人 T 細胞白血病リンパ腫 (ATLL) の治療日記 は を服用される患者さんが 服用状況 体調の変化 検査結果の経過などを記録するための冊子です は 催奇形性があり サリドマイドの同類薬です は 胎児 ( お腹の赤ちゃん ) に障害を起こす可能性があります 生まれてくる赤ちゃんに

p 13

< A815B B83578D E9197BF5F906697C38B40945C F92F18B9F91CC90A72E786C73>

院内がん登録における発見経緯 来院経路 発見経緯がん発見のきっかけとなったもの 例 ) ; を受けた ; 職場の健康診断または人間ドックを受けた 他疾患で経過観察中 ; 別の病気で受診中に偶然 がん を発見した ; 解剖により がん が見つかった 来院経路 がん と診断された時に その受診をするきっ

頭頚部がん1部[ ].indd

1 8 ぜ 表2 入院時検査成績 2 諺齢 APTT ALP 1471U I Fib 274 LDH 2971U 1 AT3 FDP alb 4 2 BUN 16 Cr K4 O Cl g dl O DLST 許 皇磯 二 図1 入院時胸骨骨髄像 低形成で 異常細胞は認め

福島県のがん死亡の年次推移 福島県におけるがん死亡数は 女とも増加傾向にある ( 表 12) 一方 は 女とも減少傾向にあり 全国とほとんど同じ傾向にある 2012 年の全のを全国と比較すると 性では高く 女性では低くなっている 別にみると 性では膵臓 女性では大腸 膵臓 子宮でわずかな増加がみられ

1. ストーマ外来 の問い合わせ窓口 1 ストーマ外来が設定されている ( / ) 上記外来の名称 ストマ外来 対象となるストーマの種類 コロストーマとウロストーマ 4 大腸がん 腎がん 膀胱がん ストーマ管理 ( 腎ろう, 膀胱ろう含む ) ろう孔管理 (PEG 含む ) 尿失禁の管理 ストーマ外

5. 死亡 (1) 死因順位の推移 ( 人口 10 万対 ) 順位年次 佐世保市長崎県全国 死因率死因率死因率 24 悪性新生物 悪性新生物 悪性新生物 悪性新生物 悪性新生物 悪性新生物 位 26 悪性新生物 350


したことによると考えられています 4. ピロリ菌の検査法ピロリ菌の検査法にはいくつかの種類があり 内視鏡を使うものとそうでないものに大きく分けられます 前者は 内視鏡を使って胃の組織を採取し それを材料にしてピロリ菌の有無を調べます 胃粘膜組織を顕微鏡で見てピロリ菌を探す方法 ( 鏡検法 ) 先に述

saisyuu2-1

耐性菌届出基準

1)表紙14年v0

2

indd

「             」  説明および同意書

がん登録実務について

Microsoft Word - 1 糖尿病とは.doc

佐賀県肺がん地域連携パス様式 1 ( 臨床情報台帳 1) 患者様情報 氏名 性別 男性 女性 生年月日 住所 M T S H 西暦 電話番号 年月日 ( ) - 氏名 ( キーパーソンに ) 続柄居住地電話番号備考 ( ) - 家族構成 ( ) - ( ) - ( ) - ( ) - 担当医情報 医

九州支部卒後研修会症例

症候別プライマリケア講座問題集_6回.indd

密封小線源治療 子宮頸癌 体癌 膣癌 食道癌など 放射線治療科 放射免疫療法 ( ゼヴァリン ) 低悪性度 B 細胞リンパ腫マントル細胞リンパ腫 血液 腫瘍内科 放射線内用療法 ( ストロンチウム -89) 有痛性の転移性骨腫瘍放射線治療科 ( ヨード -131) 甲状腺がん 研究所 滋賀県立総合病

肝臓の細胞が壊れるる感染があります 肝B 型慢性肝疾患とは? B 型慢性肝疾患は B 型肝炎ウイルスの感染が原因で起こる肝臓の病気です B 型肝炎ウイルスに感染すると ウイルスは肝臓の細胞で増殖します 増殖したウイルスを排除しようと体の免疫機能が働きますが ウイルスだけを狙うことができず 感染した肝

2017 年 8 月 9 日放送 結核診療における QFT-3G と T-SPOT 日本赤十字社長崎原爆諫早病院副院長福島喜代康はじめに 2015 年の本邦の新登録結核患者は 18,820 人で 前年より 1,335 人減少しました 新登録結核患者数も人口 10 万対 14.4 と減少傾向にあります


2. 転移するのですか? 悪性ですか? 移行上皮癌は 悪性の腫瘍です 通常はゆっくりと膀胱の内部で進行しますが リンパ節や肺 骨などにも転移します 特に リンパ節転移はよく見られますので 膀胱だけでなく リンパ節の検査も行うことが重要です また 移行上皮癌の細胞は尿中に浮遊していますので 診断材料や

01医師_D冊子(改)

サーバリックス の効果について 1 サーバリックス の接種対象者は 10 歳以上の女性です 2 サーバリックス は 臨床試験により 15~25 歳の女性に対する HPV 16 型と 18 型の感染や 前がん病変の発症を予防する効果が確認されています 10~15 歳の女児および

糖尿病経口薬 QOL 研究会研究 1 症例報告書 新規 2 型糖尿病患者に対する経口糖尿病薬クラス別の治療効果と QOL の相関についての臨床試験 施設名医師氏名割付群記入年月日 症例登録番号 / 被験者識別コード / 1/12

脂質異常症を診断できる 高尿酸血症を診断できる C. 症状 病態の経験 1. 頻度の高い症状 a 全身倦怠感 b 体重減少 体重増加 c 尿量異常 2. 緊急を要する病態 a 低血糖 b 糖尿性ケトアシドーシス 高浸透圧高血糖症候群 c 甲状腺クリーゼ d 副腎クリーゼ 副腎不全 e 粘液水腫性昏睡

症例報告書の記入における注意点 1 必須ではない項目 データ 斜線を引くこと 未取得 / 未測定の項目 2 血圧平均値 小数点以下は切り捨てとする 3 治験薬服薬状況 前回来院 今回来院までの服薬状況を記載する服薬無しの場合は 1 日投与量を 0 錠 とし 0 錠となった日付を特定すること < 演習

共済だより.indd

甲状腺機能が亢進して体内に甲状腺ホルモンが増えた状態になります TSH レセプター抗体は胎盤を通過して胎児の甲状腺にも影響します 母体の TSH レセプター抗体の量が多いと胎児に甲状腺機能亢進症を引き起こす可能性が高まります その場合 胎児の心拍数が上昇しひどい時には胎児が心不全となったり 胎児の成

Microsoft Word - 第1回RCPC案内

減量・コース投与期間短縮の基準

Microsoft Word - CDDP+VNR患者用パンフレット doc

<955C8E862E657073>

33 NCCN Guidelines Version NCCN Clinical Practice Guidelines in Oncology (NCCN Guidelines ) (NCCN 腫瘍学臨床診療ガイドライン ) 非ホジキンリンパ腫 2015 年第 2 版 NCCN.or

インフルエンザ(成人)

1. 重篤な不正出血の発現状況 ( 患者背景 ) (1) 患者背景 ( 子宮腺筋症 子宮筋腫合併例の割合 ) 重篤な不正出血発現例の多くは子宮腺筋症を合併する症例でした 重篤な不正出血を発現した 54 例中 48 例 (88.9%) は 子宮腺筋症を合併する症例でした また 子宮腺筋症 子宮筋腫のい

背部痛などがあげられる 詳細な問診が大切で 臨床症状を確認し 高い確率で病気を診断できる 一方 全く症状を伴わない無症候性血尿では 無症候性顕微鏡的血尿は 放置しても問題のないことが多いが 無症候性肉眼的血尿では 重大な病気である可能性がある 特に 50 歳以上の方の場合は 膀胱がんの可能性があり

は減少しています 膠原病による肺病変のなかで 関節リウマチに合併する気道病変としての細気管支炎も DPB と類似した病像を呈するため 鑑別疾患として加えておく必要があります また稀ではありますが 造血幹細胞移植後などに併発する移植後閉塞性細気管支炎も重要な疾患として知っておくといいかと思います 慢性

第 4 章感染患者への対策マニュアル ウイルス性肝炎の定義と届け出基準 1) 定義ウイルス感染が原因と考えられる急性肝炎 (B 型肝炎,C 型肝炎, その他のウイルス性肝炎 ) である. 慢性肝疾患, 無症候性キャリア及びこれらの急性増悪例は含まない. したがって, 透析室では HBs

BLF57E002C_ボシュリフ服薬日記_ indd

山田山企画-医師-本冊A1.indd

日本内科学会雑誌第98巻第12号

BD( 寛解導入 ) 皮下注療法について お薬の名前と治療のスケジュール ( 副作用の状況を考慮して 抗がん剤の影響が強く残っていると考えられる場合は 次回の治療開始を延期することがあります ) 薬の名前作用めやすの時間 1 日目

1981 年 男 全部位 C00-C , , , , ,086.5 口腔 咽頭 C00-C

婦人科63巻6号/FUJ07‐01(報告)       M

血糖高いのは朝食後のため検査項目 下限値上限値 単位名称 9 月 3 日 9 月 6 日 9 月 15 日 9 月 18 日 9 月 21 日 9 月 24 日 9 月 28 日 10 月 1 日 10 月 3 日 10 月 5 日 10 月 9 日 10 月 12 日 10 月 15 日 10 月

針刺し切創発生時の対応

 85歳(141

症候別プライマリケア講座問題集_3回.indd

<4D F736F F D DC58F4994C5817A54524D5F8AB38ED28CFC88E396F B CF8945C8CF889CA92C789C1816A5F3294C52E646

この薬を使う前に 確認すべきことは? 患者さんや家族の方はこの薬の効果や注意すべき点などについて十分理解できるまで説明を受けてください 説明に同意した場合に使用が開始されます 次の人は この薬を使用することはできません 過去にイストダックス点滴静注用に含まれる成分で過敏な反応を経験したことがある人

スライド 1

Microsoft Word - JAID_JSC 2014 正誤表_ 原稿

2014 年 10 月 30 日放送 第 30 回日本臨床皮膚科医会② My favorite signs 9 ざらざらの皮膚 全身性溶血連鎖球菌感染症の皮膚症状 たじり皮膚科医院 院長 田尻 明彦 はじめに 全身性溶血連鎖球菌感染症は A 群β溶連菌が口蓋扁桃や皮膚に感染することにより 全 身にい

PowerPoint プレゼンテーション

臨床No208-cs4作成_.indd

kari.indb

患者 ID: 氏名 : ピロリ菌外来説明文書 1. ピロリ菌はいつ誰によって発見されたのでしょうかピロリ菌はオーストラリアのウォレンとマーシャルによって 1983 年ヒトの胃の中から発見されました その後 ピロリ菌がヒトの胃に与える様々な影響が解明

発作性夜間ヘモグロビン尿症 :PNH (Paroxysmal Nocturnal Hemoglobinuria) 1. 概要 PNH は PIGA 遺伝子に後天的変異が生じた造血幹細胞がクローン性に拡大する 造血幹細胞疾患である GPI アンカー型蛋白である CD59 や DAF などの補体制御因子

XMLhc18tab

特別支援学校におけるたんの吸引等(特定の者対象)研修テキスト

 I

第 2 達成目標 1. 特定健康診査の実施に係る目標国が示す指針においては 平成 24 年度における特定健康診査の実施率目標を 70.0% とされており 平成 20 年度から平成 24 年度まで 実施率目標を達成できるよう段階的に実施率を引き上げていくこととする 2. 特定保健指導の実施に係る目標国

8 整形外科 骨肉腫 9 脳神経外科 8 0 皮膚科 皮膚腫瘍 初発中枢神経系原発悪性リンパ腫 神経膠腫 脳腫瘍 膠芽腫 頭蓋内原発胚細胞腫 膠芽腫 小児神経膠腫 /4 別紙 5( 臨床試験 治験 )

Microsoft Word - 44-第4編頭紙.doc

1 卵胞期ホルモン検査 ホルモン分泌に関して卵巣や脳が正常に機能しているかを知る目的で測定します FSH; 卵胞刺激ホルモン脳の下垂体から分泌されて 卵子を含む卵胞を成長させる作用を持ちます 低いと卵胞の成長がおきませんが 卵巣の予備能力が低下している時には反応性に高くなります LH; 黄体化ホルモ

NEW版下_健診べんり2016_01-12

ロミプレート 患者用冊子 特発性血小板減少性紫斑病の治療を受ける患者さんへ

Original Paper Pathology

2017 年 2 月 1 日放送 ウイルス性肺炎の現状と治療戦略 国立病院機構沖縄病院統括診療部長比嘉太はじめに肺炎は実地臨床でよく遭遇するコモンディジーズの一つであると同時に 死亡率も高い重要な疾患です 肺炎の原因となる病原体は数多くあり 極めて多様な病態を呈します ウイルス感染症の診断法の進歩に

受給者番号 ( ) 患者氏名 ( ) 告示番号 72 慢性心疾患 ( ) 年度小児慢性特定疾病医療意 書 新規申請用 経過 ( 申請時 ) 直近の状況を記載 2/2 薬物療法 強心薬 :[ なし あり ] 利尿薬 :[ なし あり ] 抗不整脈薬 :[ なし あり ] 抗血小板薬 :[ なし あり

情報提供の例

した つまり 従来から研究されてきた IgE/Fc RI を介した活性化経路は 肥満細胞活性化の一面に過ぎず むしろ生体防御の見地からすると 感染に対する防御こそ肥満細胞の機能の中心的な役割である可能性も出てきたのです この一連の研究は 肥満細胞は何もアレルギーを起こすために存在しているのではなく

自動車運送事業者における 心臓疾患大血管疾患 対策ガイドライン 概要版 本ガイドラインのポイント 実践 業者が実施スクリーニング検査事医療機関が実施事業者が実施知識 健康起因事故の原因となる心臓疾患 大血管疾患 疾患の原因と予防 ( 参考 ) 関係法令について 心臓疾患 大血管疾患の早期発見と発症予

PT51_p69_77.indd


Microsoft Word _ソリリス点滴静注300mg 同意説明文書 aHUS-ICF-1712.docx


2017 年 9 月 画像診断部 中央放射線科 造影剤投与マニュアル ver 2.0 本マニュアルは ESUR 造影剤ガイドライン version 9.0(ESUR: 欧州泌尿生殖器放射線学会 ) などを参照し 前マニュアルを改訂して作成した ( 前マニュアル作成 2014 年 3 月 今回の改訂

緑膿菌 Pseudomonas aeruginosa グラム陰性桿菌 ブドウ糖非発酵 緑色色素産生 水まわりなど生活環境中に広く常在 腸内に常在する人も30%くらい ペニシリンやセファゾリンなどの第一世代セフェム 薬に自然耐性 テトラサイクリン系やマクロライド系抗生物質など の抗菌薬にも耐性を示す傾

児に対する母体の甲状腺機能低下症の影響を小さくするためにも 甲状腺機能低下症を甲状腺ホル モン薬の補充でしっかりとコントロールしておくのが無難と考えられます 3) 胎児 新生児の甲状腺機能低下症 胎児の甲状腺が生まれながらに ( 先天的に ) 欠損してしまう病気があります 通常 妊娠 8-10 週頃

7. 脊髄腫瘍 : 専門とするがん : グループ指定により対応しているがん : 診療を実施していないがん 別紙 に入力したが反映されています 治療の実施 ( : 実施可 / : 実施不可 ) / 昨年の ( / ) 集学的治療 標準的治療の提供体制 : : グループ指定により対応 ( 地域がん診療病

<4D F736F F D DC58F4994C5817A53544C2094E789BA928D5F8AB38ED28CFC834B F94CC94848CB392C78B4C C5292E646F63>

第 12 回こども急性疾患学公開講座 よくわかる突発性発疹症 その症状と対応 ~ 発熱受診患者解析結果を交えて ~ 神戸大学大学院医学研究科内科系講座小児科学分野 長坂美和子

Transcription:

110 A 指示があるまで開かないこと 平成 28 年 月 日 時 30 分 11 時 30 分 注 意 事 項 1. 試験問題の数は 60 問で解答時間は正味 時間である 2. 解答方法は次のとおりである ⑴ 例 例 の問題ではからまでの つの選択肢があるので そのう ち質問に適した選択肢を 例 では つ 例 では つ選び答案用紙に記入 すること なお 例 の質問には つ以上解答した場合は誤りとする 例 の質問には つ又は つ以上解答した場合は誤りとする 例 101 応招義務を規定しているのはどれか 例 102 医師法で医師の義務とされているのはどれか つ選べ 刑 法 守秘義務 医療法 応招義務 医師法 診療情報の提供 健康保険法 臨床研修を受ける義務 地域保健法 医療提供時の適切な説明 例 の正解は であるから答案用紙の をマークすればよい 答案用紙 1の場合 答案用紙 2の場合 101 101 101 101 粟 例 の正解は と であるから答案用紙の と をマークすれ ばよい 答案用紙 1の場合 答案用紙 2の場合 102 102 102 粟 102 或 或 DKIX-01-AH-1

⑵ 例 では質問に適した選択肢を つ選び答案用紙に記入すること なお 例 の質問には つ以下又は つ以上解答した場合は誤りとする 例 103 医師法に規定されているのはどれか つ選べ 医師の行政処分広告可能な診療科不正受験者の措置へき地で勤務する義務 臨床研修を受ける義務 例 の正解は と と であるから答案用紙の と と をマークすればよい 答案用紙 1の場合 答案用紙 2の場合 103 103 103 粟 103 或 DKIX-01-AH-2

⑶ 選択肢が つ以上ある問題については質問に適した選択肢を つ選び答案用 紙に記入すること なお 例 の質問には つ以上解答した場合は誤りとす る 例 104 平成 24 年医師 歯科医師 薬剤師調査で人口 10 万人当たりの医師 数が最も少ないのはどれか f g h i j 北海道青森県茨城県埼玉県京都府和歌山県鳥取県徳島県佐賀県沖縄県 例 の正解は であるから答案用紙の をマークすればよい 答案用紙 1の場合 104 f g h i j 粟 104 f g h i j 答案用紙 2の場合 104 104 f g h i j 或 f g h i j DKIX-01-AH-3

⑷ 計算問題については に囲まれた丸数字に入る適切な数値をそれぞれ つ選び答案用紙に記入すること なお 例 の質問には丸数字 つにつき つ以上解答した場合は誤りとする 例 105 68 歳の女性 健康診断の結果を示す 身長 150 m 体重 76.5 kg か月前は 75 kg 腹囲 85 m 体脂肪率 35 % この患者の BMI Boy Mss Inx を求めよ ただし 小数点以下の数値が得られた場合には 小数点以下第 位を四捨五入すること 解答 : 1 2 例 の正解は 34 であるから 1 は答案用紙の を 2 は をマークす ればよい 答案用紙 1の場合 1 0 1 2 4 5 6 7 8 9 105 2 0 1 2 3 5 6 7 8 9 答案用紙 2の場合 105 1 2 0 0 1 1 2 2 3 4 5 5 6 6 7 7 8 8 9 9 DKIX-01-AH-4

DKIX-01-AH-5

DKIX-01-AH-6

DKIX-01-AH-7

DKIX-01-AH-8

DKIX-01-AH-9

DKIX-01-AH-10

1 深部静脈血栓症のリスクファクターでないのはどれか 肥満 妊娠 う歯治療 長期臥床 担癌状態 2 非結核性肺抗酸菌症では頻度が低く 肺結核症で頻度が高い所見はどれか 血痰 CRP 上昇空洞性肺結節喀痰塗抹 Zihl-Nlsn 染色陽性全血インターフェロン γ 遊離測定法 IGRA 陽性 3 転移性肝癌において肝切除術により予後の改善が最も期待できるのはどれか 乳 癌 肺 癌 胃 癌 膵 癌 大腸癌 1 DKIX-01-AH-11

4 抗癌化学療法により再活性化をきたす肝炎ウイルスはどれか A 型 B 型 C 型 D 型 E 型 5 週前にバスケットボールで着地した際に左膝を捻って受傷した 21 歳の男性の 連続した左膝関節部 MRI の T2 強調矢状断像 別冊 No. 1A B を別に示す 最も疑われるのはどれか 脛骨骨挫傷膝蓋腱断裂後十字靱帯断裂前十字靱帯断裂 Osgoo-Shlttr 病 別 No. 1 冊 A B 6 卵巣癌について正しいのはどれか 漿液性腺癌が最も多い 放射線療法が標準的治療である 進行癌で発見されることは少ない 子宮内膜症は発生母地とならない 最近 10 年で我が国の罹患率は低下した 2 DKIX-01-AH-12

7 旅客機の客室内が急に減圧した場合に上から落ちて来る酸素マスクを 幼児より 先に同伴の親が装着するよう勧められている理由はどれか 親がやり方を子どもに示すため 小児は成人より減圧症に強いから 小児の脳は成人より低酸素に耐えるから 親が意識を失えば子どもを助けられないから 幼児用酸素マスクが配られるのを待たなければならないから 8 インスリン自己注射の指導について正しいのはどれか 筋肉内注射を指示する 注射後は皮膚をよくもむ 注射用量は mg 単位で指示する 未開封の製剤は冷凍保存を指示する 速効型インスリンは撹拌不要である 9 白内障手術後 年経過して術眼の霧視を訴える患者の細隙灯顕微鏡写真 徹照 像 別冊 No. 2 を別に示す 認められるのはどれか 角膜白斑角膜後面沈着物前房蓄膿後発白内障硝子体混濁 別 冊 No. 2 3 DKIX-01-AH-13

10 QT 延長のある患者で注意すべき不整脈はどれか 洞停止心房細動心房粗動多形性心室頻拍発作性上室性頻拍 11 男性不妊症の原因と対応の組合せで正しいのはどれか 射精障害 テストステロン補充療法 精索静脈瘤 精路再建術 閉塞性無精子症 ゴナドトロピン補充療法 非閉塞性無精子症 精巣内精子採取術 低ゴナドトロピン性性腺機能低下症 人工授精 12 進行食道癌で認める因子のうち原発巣を含めた切除術の適応となるのはどれか 肝転移脳転移気管浸潤大動脈浸潤所属リンパ節転移 4 DKIX-01-AH-14

13 疾病と原因物質の組合せで誤っているのはどれか Fnoni 症候群 カドミウム 急性間質性腎炎 甘 草 急性尿細管壊死 アミノグリコシド系抗菌薬 腎性尿崩症 リチウム 慢性間質性腎炎 非ステロイド性抗炎症薬 NSAIDs 14 特発性血小板減少性紫斑病でみられるのはどれか 大球性貧血白血球減少網血小板比率低下トロンボポエチン値低下骨髄巨核球数正常または増加 15 結節性硬化症でみられるのはどれか つ選べ てんかん脊柱側彎聴覚障害血管線維腫性腺機能低下 5 DKIX-01-AH-15

16 先天性心疾患で連続性雑音を聴取するのはどれか つ選べ 肺動脈狭窄症動脈管開存症心室中隔欠損症大動脈弁狭窄症先天性冠状動脈瘻 17 我が国における食物依存性運動誘発アナフィラキシーの原因として頻度が高いの はどれか つ選べ 甲殻類 牛乳 小麦 大豆 卵 18 高齢女性の占める割合が高いのはどれか つ選べ 臍ヘルニア大 ヘルニア内鼠径ヘルニア閉鎖孔ヘルニア外鼠径ヘルニア 6 DKIX-01-AH-16

19 Hliotr pylori 除菌治療の適応となるのはどれか つ選べ 胃潰瘍胃 GIST 型胃癌逆流性食道炎胃 MALTリンパ腫 20 大動脈弁狭窄症について予後不良の症候はどれか つ選べ 失神 狭心痛心不全脈圧の増大爪床血管拍動の出現 7 DKIX-01-AH-17

21 65 歳の女性 健忘を主訴に家族に連れられて来院した か月前から家に引きこもりがちになり 怠感と不安とを訴えて外出しようとしなくなった 週前からぼんやりして物忘れが目立つようになり 動作も緩慢になった 昨夜 誰もいないのに誰かを激しく叱っているところを家族が目撃した 意識レベルは JCSⅠ-1 活動性の低下を認める 身長 154 m 体重 67 kg 体温 35.4 脈拍 52/ 分 整 血圧 94/48 mmhg 呼吸数 12/ 分 顔面と両側の下 とに浮腫を認める 心音と呼吸音とに異常を認めない 改訂長谷川式簡易知能評価スケールは18 点 30 点満点 Mini-Mntl Stt Exmintion MMSE は 20 点 30 点満点 である 四肢の近位部に徒手筋力テストで の筋力低下を認め 大 四頭筋を叩打すると筋腹の膨隆が生じる 腱反射は打腱後の筋弛緩遅延を認め Binski 徴候は陰性である 原因として最も考えられるのはどれか 甲状腺機能低下症前頭側頭型認知症ビタミン B 12 欠乏症進行性多巣性白質脳症筋強直性ジストロフィー 8 DKIX-01-AH-18

22 62 歳の女性 失見当のため来院した 日前から歯痛があり食欲不振となり 日前から頭痛が出現した 今朝 自宅にいるのにコンビニの中と勘違いし 携帯電話をまんじゅうと思いかじりついたため 心配した家族に伴われて受診した 意識レベルは JCSⅠ- 身長 156 m 体重 45 kg 体温 38.2 脈拍 76/ 分 整 血圧 108/60 mmhg 呼吸数 18/ 分 心音と呼吸音とに異常を認めない 場所と時間の見当識障害がある 言語理解と物品呼称が障害されている 項部硬直を軽度に認める 脳神経 運動系および感覚系の異常を認めない 手に持ったものは何でも口に入れようとする 血液所見 : 赤血球 410 万 H 13.1 g/l Ht 40 % 白血球 6,600 血小板 31 万 血糖 96 mg/l CRP 0.2 mg/l 脳脊髄液所見: 初圧 230 mmh 2 O 基準 70 170 外観は無色透明 細胞数 74/mm 3 基準 単核球 96 % 多形核球 % 蛋白 62 mg/l 基準 15 45 糖 60 mg/l 基準 50 75 頭部 MRI の拡散強調冠状断像 別冊 No. 3 を別に示す 原因として考えられる病原体はどれか 結核菌リステリア JCウイルスクリプトコックス単純ヘルペスウイルス 別 冊 No. 3 9 DKIX-01-AH-19

23 75 歳の男性 発熱を主訴に来院した 糖尿病腎症による腎不全のため 10 年前から血液透析療法を受けている か月前 内シャントが閉塞し透析を行うためカテーテルを 週間留置した 週前から食欲不振と微熱が出現し 昨日 血液透析後から悪寒と戦慄とを伴う38 台の発熱が出てきたため救急外来を受診した 脈拍 100/ 分 不整 血圧 100/60 mmhg 今までに認められなかった心尖部を最強点とするⅢ/Ⅵ の収縮期雑音を聴取する 血液所見 : 赤血球 320 万 H 9.0 g/l Ht 28 % 白血球 10,500 血小板 9.8 万 血液生化学所見 :AST 34 IU/L ALT IU/L LD 231 IU/L 基準 176 353 尿素窒素 35 mg/l クレアチニン 5.0 mg/l CRP 14 mg/l 血液培養の検体を提出した 次に行う検査はどれか 胸部 CT 心エコー検査腹部血管造影腹部超音波検査上部消化管内視鏡検査 24 日齢 の新生児 常位胎盤早期剝離のため緊急帝王切開で出生した 在胎 40 週 出生体重 3,285gであった 出生直後は啼泣がなく 刺激によって30 秒後から不規則な呼吸が出現したが 微弱であったため 分過ぎからマスク持続気道陽圧呼吸を開始した 脈拍は出生直後 70 80/ 分であったが 分後には 100/ 分以上となった 出生時から筋緊張は正常より低下し全身は蒼白であったが 分半後から刺激に対して反応が見られるようになった この児の 分後のApgrスコアはどれか 点 点 点 点 点 10 DKIX-01-AH-20

25 47 歳の女性 右趾の難治性潰瘍と高血糖のため紹介されて来院した 10 年前から糖尿病の診断を受けていたが 年ほど通院していなかった か月前に右趾に湯たんぽで熱傷を負い 自宅近くの診療所で処置を受けていた 難治性のため血糖を測定したところ 550 mg/l と高く 紹介されて受診した 身長 155 m 体重 62 kg 血圧 156/94 mmhg 顔面と下 とに高度の浮腫を認める 腹部に血管雑音を聴取しない 尿所見 : 蛋白 袷 潜血 安 沈渣に上皮円柱 個 / 数視野 脂肪円柱 個 / 各視野 尿蛋白 3.8 g/ 日 血液所見 : 赤血球 380 万 H 11.8 g/l Ht 37 % 白血球 5,900 血小板 36 万 血液生化学所見 : 総蛋白 5.8 g/l アルブミン 2.6 g/l IgG 1,166 mg/l 基準 960 1,960 IgA 160 mg/l 基 準 110 410 IgM 69 mg/l 基準 65 350 尿素窒素 mg/l クレアチニン 0.7 mg/l HA1 13.5 % 基準 4.6 6.2 総コレステロール 380 mg/l 免疫血清学所見 :ASO 200 単位 基準 250 以下 抗核抗体陰性 CH 50 38.4 U/mL 基準 30 40 この患者の治療に有効でないのはどれか インスリンカルシウム拮抗薬副腎皮質ステロイド HMG-CoA 還元酵素阻害薬アンジオテンシンⅡ 受容体拮抗薬 11 DKIX-01-AH-21

26 33 歳の女性 日前に市販のキットで尿妊娠反応が陽性であったため来院した 最終月経は 週前 月経周期は 30 45 日である 年前に糖尿病と診断され 半年前からは自宅近くの診療所でインスリン治療を受けている 内診で子宮は鵞卵大で付属器は触れない 尿所見 : 蛋白 安 糖 安 ケトン体 安 血液生化学所見 : 血糖 90 mg/l HA1 5.8 % 基準 4.6 6.2 経腟超音波検査で子宮内に長径 25 mm の胎囊と心拍動を有する胎芽とを認める 妊娠していることを患者に伝えると 糖尿病による胎児奇形が心配だという 患者への説明として適切なのはどれか 人工妊娠中絶を勧めます 胎児奇形は羊水検査で診断できます 治療をインスリンから経口糖尿病薬に変更しましょう 胎児奇形のリスクが一般の方より高い状況ではありません 今から葉酸を十分に摂取すれば胎児奇形の頻度が減少します 12 DKIX-01-AH-22

27 64 歳の女性 右腰痛を主訴に来院した か月前から階段歩行時に動悸を自覚するようになった 今朝 特に誘因なく突然に右腰痛を自覚し 持続するため受診した 症状は体動で変化しない 来院時 意識は清明 体温 36.7 脈拍 92/ 分 不整 血圧 138/84 mmhg 呼吸数 16/ 分 SpO 2 96 % room ir 眼瞼結膜と眼球結膜とに異常を認めない 心尖部を最強点とする拡張期ランブルを聴取する 呼吸音に異常を認めない 腹部は平坦 軟で 肝 脾を触知しない 右肋骨脊柱角に軽度の叩打痛を認める 血液所見 : 赤血球 413 万 H 11.8 g/l Ht 35 % 白血球 11,300 血小板 21 万 PT-INR 1.0 基準 0.9 1.1 血液生化学所見 : 総蛋白 6.0 g/l アルブミン 3.5 g/l 総ビリルビン 0.4 mg/l AST 17 IU/L ALT 23 IU/L LD 855 IU/L 基準 176 353 ALP 170 IU/L 基準 115 359 CK42IU/L 基準 30 140 尿素窒素 11 mg/l クレアチニン 0.6 mg/l 尿酸 4.3 mg/l 血糖 98 mg/l N 140 meq/l K 3.8 meq/l Cl 107 meq/l CRP 1.0 mg/l 心電図 別冊 No. 4A 胸部エックス線写真 別冊 No. 4B 及び腹部造影 CT 別冊 No. 4C を別に示す まず行うべき治療はどれか 緊急開心術抗凝固療法電気的除細動ジゴキシン投与冠動脈インターベンション 別 冊 No. 4 A B C 13 DKIX-01-AH-23

28 78 歳の女性 年前から歩行時に軽いふらつきとめまいとを自覚していた か月前から右難聴と耳鳴りが出現し 体動時のめまいが増悪してきたため来院した 他に神経症状を認めない オージオグラム 別冊 No. 5A と頭部造影 MRIの冠状断像 別冊 No. 5B とを別に示す 今後の対応として最も適切なのはどれか 外科手術経過観察頭位治療放射線治療副腎皮質ステロイド投与 別 No. 5 冊 A B 14 DKIX-01-AH-24

29 41 歳の女性 喘鳴と呼吸困難とを主訴に来院した 年前から感冒に罹患すると咳が長引くことが多く 一度 市販の解熱薬を服用した際に呼吸困難で 自宅近くの診療所を受診したことがあった 日前から咽頭痛 鼻汁および発熱が出現し その後 咳嗽 呼吸困難および喘鳴も出現した 本日の午前 時ころから呼吸困難が著明となったため 午前 時に救急外来を受診した 25 歳からアレルギー性鼻炎を指摘されている 喫煙歴と飲酒歴はない 喘鳴と呼吸困難とを認めるが会話はかろうじて可能である 体温 38.2 SpO 2 88 % room ir 両側の胸部で呼気時の whzs を聴取する 胸部エックス線写真で異常を認めない 酸素投与を開始した 次に行うべき治療はどれか 人工呼吸非ステロイド性抗炎症薬 NSAIDs 投与利尿薬投与抗菌薬投与副腎皮質ステロイド全身投与 15 DKIX-01-AH-25

30 75 歳の男性 食欲不振と腹部膨満感とを主訴に来院した 年前に進行胃癌で胃全摘術を受けている 術後に抗癌化学療法が行われたが その後は通院していなかった 週前から少しずつ食欲不振と腹部膨満感とを認め 日前から急激に増悪した 食事摂取量は低下していたが 排便と排ガスは認めていた 身長 167 m 体重 45 kg 体温 36.6 脈拍 84/ 分 整 血圧 136/80 mmhg 眼球結膜は軽度貧血様である 手掌紅斑やくも状血管腫は認めない 腹部は全体に膨隆 緊満し 臍窩の平坦化 波動を認める 肝 脾を触知しない 下 に浮腫を認める 腹部単純 CT 別冊 No. 6 を別に示す 次に行うべき検査はどれか PET/CT 腹水細胞診腹部単純 MRI 上部消化管内視鏡検査下部消化管内視鏡検査 別 冊 No. 6 16 DKIX-01-AH-26

31 17 歳の女子 排便時の肛門部痛と出血とを主訴に来院した 中学生の頃から便秘がちであり 日頃から硬便であった 今朝 日ぶりの排便時に肛門部に強い 痛を自覚し 排便後肛門を拭いた紙に鮮血が付着した 身長 157 m 体重 54 kg 体温 36.2 脈拍 72/ 分 整 血圧 132/68 mmhg 呼吸数 20/ 分 腹部は平坦 軟で 圧痛を認めない 肛門周囲に異常を認めない 直腸指診で痛みを訴えるが腫瘤は触知しない 最も考えられるのはどれか 裂肛 内痔核直腸脱虚血性大腸炎肛門周囲膿瘍 17 DKIX-01-AH-27

32 38 歳の女性 頭痛 微熱 吐き気および羞明を主訴に来院した 日前から頭痛と微熱があり 今朝から吐き気も出現して食事がとれなくなったため受診した 来院時 羞明を訴える 意識は清明 体温 38.4 脈拍 92/ 分 整 血圧 142/82 mmhg 脳神経と運動系とに異常を認めない 腱反射は正常でBinski 徴候は認めない Krnig 徴候を認める 血液所見 : 赤血球 410 万 H 13.0 g/l Ht 39 % 白血球 8,600 血小板 21 万 血液生化学所見に異常を認めない 脳脊髄液所見 : 初圧 180 mmh 2 O 基準 70 170 水様透明 細胞数 230/mm 3 基準 単核球 55 % 多形核球 45 % 蛋白 82 mg/l 基準 15 45 糖 68 mg/l 同時血糖 86 mg/l トリプトファン反応陰性 Grm 染色で細菌を認めない 頭部 MRI で異常を認めない 直ちに 照明を落とした個室への入院となった 入院後の対応として適切なのはどれか 補液のみアシクロビル内服アムホテリシン B 点滴副腎皮質ステロイド筋注第 世代セフェム系抗菌薬点滴 18 DKIX-01-AH-28

33 69 歳の女性 リンパ節腫大の精査のため来院した 腹痛のため自宅近くの診療所を受診し 腹腔内のリンパ節腫大を指摘され紹介されて受診した 表在リンパ節は触知しない 腹部は平坦 軟で 肝 脾を触知しない 血液所見 : 赤血球 430 万 H 13.3 g/l Ht 40 % 白血球 5,200 好中球 65 % 好酸球 % 単球 % リンパ球 27 % 血小板 21 万 血液生化学所見 : 総蛋白 6.6 g/l アルブミン 3.5 g/l IgG 725 mg/l 基準 960 1,960 IgA 145 mg/l 基準 110 410 IgM 121 mg/l 基準 65 350 総ビリルビン 0.5 mg/l AST 20 IU/L ALT 25 IU/L LD 471 IU/L 基準 176 353 ALP 133 IU/L 基準 115 359 尿素窒素 18 mg/l クレアチニン 0.6 mg/l 尿酸 8.0 mg/l 血糖 105 mg/l 免疫血清学所見 :CRP 0.1 mg/l 可溶性 IL-2 受容体 1,312 U/mL 基準 122 496 HBs 抗原陰性 HBs 抗体陰性 HB 抗体陰性 HCV 抗体陰性 HTLV-I 抗体陰性 全身造影 CT では 縦隔のリンパ節 傍大動脈リンパ節および腸間膜リンパ節の腫大を認めた 病型診断のために行った腸間膜リンパ節の生検組織のH-E 染色標本 別冊 No. 7 を別に示す 生検組織からは染色体異常を認める 骨髄生検ではリンパ系腫瘍細胞の浸潤がみられる 染色体異常はどれか t ;14 t ;21 t ;22 t 14;18 t 15;17 別 冊 No. 7 19 DKIX-01-AH-29

34 62 歳の男性 意識障害を主訴に来院した か月前から咳嗽が出現し 血痰を認めたため 日前に受診した 喫煙は40 本 / 日を 42 年間 心臓ペースメーカ植込み術を受けている 初診時の血液所見 : 赤血球 374 万 H 11.1 g/l Ht 34 % 白血球 5,600 血小板 14 万 血液生化学所見 : 総蛋白 6.0 g/l アルブミン 2.5 g/l 総ビリルビン 0.6 mg/l AST 35 IU/L ALT 38 IU/L LD 552 IU/L 基準 176 353 尿素窒素 30 mg/l クレアチニン 2.1 mg/l 血糖 96 mg/l N 145 meq/l K 4.8 meq/l Cl 108 meq/l C 10.0 mg/l 心電図で QT 短縮を認めた 初診時の胸部エックス線写真 別冊 No. 8A と喀痰細胞診の Ppniolou 染色標本 別冊 No. 8B とを別に示す 精密検査目的で入院予約を行い帰宅を指示した 日前から 怠感 食欲不振 口渇および便秘が出現し つじつまの合わない会話をするようになった 昨日からは呼びかけには反応するもののすぐに眠ってしまい 尿失禁も認めたため家族に付き添われて再度受診した 来院時 錯乱状態を示し 本人からの病歴聴取は困難であった 眼瞼結膜と眼球結膜とに異常を認めない 筋力低下 運動障害は明らかでない 身長 168 m 体重 53 kg 最近 か月で kg 減少 体温 36.8 脈拍 80/ 分 整 血圧 130/70 mmhg 呼吸数 16/ 分 SpO 2 93 % room ir 両側の胸部で呼吸音の減弱を認めた 病態悪化の原因検索のため まず行うべき検査はどれか 髄液検査脳 MRI 検査心エコー検査血清電解質の再検査血清クレアチニンの再検査 別 No. 8 冊 A B 20 DKIX-01-AH-30

35 65 歳の男性 血尿を主訴に来院した か月前から時々血尿を自覚していたが 自然に消失していたため医療機関を受診していなかった 日前から血尿が持続するため受診した 喫煙は 20 本 / 日を 45 年間 飲酒はビール 350 ml/ 日を 20 年間 身長 165 m 体重 90 kg 血圧 160/100 mmhg 尿沈渣に赤血球多数/ 視野 白血球 10/ 視野 尿細胞診はクラスⅤ 膀胱内視鏡像 別冊 No. 9 を別に示す 脊髄くも膜下麻酔下で経尿道的膀胱腫瘍切除を行った 病理所見では尿路上皮癌 ptと上皮内癌とを認める 術後 か月目に施行した尿細胞診でもクラスⅤであった この患者の治療として適切なのはどれか 膀胱全摘術放射線療法抗癌化学療法分子標的薬投与 BCG 膀胱内注入療法 別 冊 No. 9 21 DKIX-01-AH-31

36 62 歳の男性 胃切除術後の定期受診のため来院した か月前に I 期の胃癌に て幽門側胃切除術 Billroth Ⅰ 法再建術を受け か月ごとに定期受診していた 経口摂取量は徐々に増加している 最近週に 回 食後数時間後に全身 怠 感 冷汗および手の震えを感じるようになった 身長 173 m 体重 63 kg 体温 36.7 脈拍 80/ 分 整 血圧 132/82 mmhg 腹部は平坦 軟で 腫瘤を触知し ない 原因として考えられるのはどれか 貧 血 脱 水 低栄養 低血糖 低 N 血症 37 48 歳の女性 難聴と耳鳴りとを主訴に来院した 年前から徐々に増悪する両側の難聴と耳鳴りとを自覚していた か月前から会話が困難となり受診した めまいの自覚はない 身長 158 m 体重 62 kg 両側鼓膜に異常を認めない 尿検査と血液検査とに異常を認めない オージオグラム 別冊 No. 10A と右側頭骨 CTの水平断像 別冊 No. 10B とを別に示す この患者に対する治療として適切なのはどれか 鼓室形成術アブミ骨手術免疫抑制薬投与鼓膜チューブ留置術副腎皮質ステロイド投与 別 No. 10 冊 A B 22 DKIX-01-AH-32

38 60 歳の男性 左下 痛を主訴に来院した 日前から誘因なく左下 痛が出現した 昨日から悪寒と戦慄が出現したため受診した 既往に左下 骨骨折があり 糖尿病による慢性腎不全で 年前から透析を受けている 体温 38.5 脈拍 84/ 分 整 血圧 130/70 mmhg 左下 に発赤 熱感および腫脹があり 軟部組織に握雪感を認める 赤沈 70 mm/ 時間 血液所見 : 赤血球 294 万 H 7.7 g/l 白血球 25,100 桿状核好中球 % 分葉核好中球 72 % リンパ球 % 単球 14 % プロカルシトニン 3.0 ng/ml 基準 0.05 未満 CRP 31 mg/l 左下 エックス線写真 別冊 No. 11A と左下 CT 別冊 No. 11B とを別に示す 原因菌として最も考えられるのはどれか Asprgillus fumigtus Brull ortus Clostriium prfringns Myotrium turulosis Psuomons ruginos 別 No. 11 冊 A B 23 DKIX-01-AH-33

39 72 歳の男性 皮膚筋炎のため か月前から入院中である 副腎皮質ステロイドと免疫抑制薬とを内服している 日前に痛みを伴う皮疹が左上腹部に出現し 日前から抗ウイルス薬の全身投与を開始した 今朝 体幹と四肢とに多発する孤立性の皮疹を認めた 胸腹部の写真 別冊 No. 12 を別に示す この患者への対応で正しいのはどれか 個室隔離が必要である アスピリンは禁忌である 直ちにワクチン接種を行う 副腎皮質ステロイド内服を直ちに中止する 皮疹には副腎皮質ステロイド外用薬を使用する 別 冊 No. 12 24 DKIX-01-AH-34

40 50 歳の男性 咳嗽と膿性痰とを主訴に来院した 年前から咳嗽と喀痰とを自 覚していたが医療機関を受診していなかった か月前から痰の性状が黄色とな り 最近になって量も増加してきたため受診した 喫煙歴はない 体温 36.3 脈拍 68/ 分 整 血圧 118/76 mmhg 呼吸数 16/ 分 両側の胸部に ors rkls を聴取する 血液所見 : 白血球 6,200 桿状核好中球 % 分葉核好中球 50 % 好酸球 % 単球 % リンパ球 36 % CRP 0.1 mg/l 動脈血ガス分析 安 room ir :ph 7.41 PCO 2 36 Torr PO 2 81 Torr HCO 3 22 meq/l 喀痰培 養でムコイド型の緑膿菌が検出された 胸部エックス線写真 別冊 No. 13A と肺野 条件の胸部 CT 別冊 No. 13B とを別に示す 治療として適切なのはどれか β 2 刺激薬の吸入抗コリン薬の吸入副腎皮質ステロイドの内服カルバペネム系薬の点滴静注 14 員環マクロライド系薬の内服 別 No. 13 冊 A B 25 DKIX-01-AH-35

41 70 歳の女性 労作時の息切れと下 の浮腫とを主訴に来院した か月前から階段昇降時に息切れ か月前から下 の浮腫を自覚し 前と比べて体重が kg 増加した その後 息切れが増強するため受診した 身長 160 m 体重 56 kg 体温 36.8 脈拍 84/ 分 整 血圧 104/60 mmhg 呼吸数 24/ 分 SpO 2 96 % room ir 顔面に浮腫を認める 眼瞼結膜は貧血様である 巨大舌を認める 心音でⅠ 音とⅡ 音の減弱があり Ⅲ 音とⅣ 音とを聴取する 呼吸音に異常を認めない 脛骨前面に圧痕を残す浮腫を認める 尿所見 : 蛋白 袷 糖 安 潜血 袷 沈渣に赤血球 10/ 視野 尿蛋白 4.5 g/ 日 血液所見 : 赤血球 400 万 H 12.0 g/l Ht 36 % 白血球 5,400 血小板 27 万 血液生化学所見 : 総蛋白 4.7 g/l アルブミン 2.0 g/l IgG 574 mg/l 基準 960 1,960 IgA 269 mg/l 基準 110 410 IgM 126 mg/l 基準 65 350 総ビリルビン 1.0 mg/l AST 35 IU/L ALT 40 IU/L LD 220 IU/L 基準 176 353 ALP 280 IU/L 基準 115 359 γ-gtp 48 IU/L 基準 50 尿素窒素 14 mg/l クレアチニン 0.7 mg/l 尿酸 6.2 mg/l HA1 5.6 % 基準 4.6 6.2 総コレステロール 300 mg/l トリグリセリド 320 mg/l 免疫血清学所見:CRP 0.1 mg/l 抗核抗体陰性 心電図は低電位である 胸部エックス線写真で心胸郭比 54 % 肺野に異常を認めない 診断のため腎生検を行った 腎生検の Congo-R 染色標本 別冊 No. 14 を別に示す この患者の生命予後の判断に有用な検査はどれか 心エコー検査レノグラム検査血中 D ダイマー測定血中 MPO-ANCA 測定尿中 β 2 -マイクログロブリン測定 別 冊 No. 14 26 DKIX-01-AH-36

42 歳の男児 言葉が出ないことを主訴に両親に連れられて来院した 運動発達に問題はなかったが 言葉が出てこなかった 診察室では 視線は合わず動き回り 体を前後に揺らし 回転することが多い 積み木を見つけて遊び始めると 集中して 列に並べ始め 親の呼びかけにも振り向かない 運動発達に遅れはなく 聴覚障害の所見は認めない この疾患について正しいのはどれか 偏食はまれである 言葉の理解は良い 両親の養育態度が原因である 症状が出そろうのは青年期である 自分の意思を伝達することに障害がある 27 DKIX-01-AH-37

43 45 歳の女性 急激な体重増加を主訴に来院した 生来健康で 健康維持のために週 回スポーツジムに通っている か月前から突然 顔面と下 とに浮腫が出現し 現在までに 12 kg の急激な体重増加を認め受診した 身長 162 m 体重 66 kg 脈拍 72/ 分 整 血圧 100/78 mmhg 顔面と下 とに浮腫を認める 尿所見 : 蛋白 袷 糖 安 潜血 安 沈渣に卵円形脂肪体 / 視野 尿蛋白 9.8 g/ 日 血液生化学所見 : 総蛋白 4.6 g/l アルブミン 1.0 g/l CK 148 IU/L 基準 30 140 尿素窒素 38 mg/l クレアチニン 1.3 mg/l 尿酸 7.3 mg/l 総コレステロール 334 mg/l CRP 0. mg/l 超音波検査で腎の萎縮と水腎症とを認めない この患者の血清クレアチニン高値の原因として最も可能性が高いのはどれか 低血圧高尿酸血症低蛋白血症横紋筋融解症高コレステロール血症 44 32 歳の初妊婦 甲状腺機能の検査を希望して来院した 妊娠 10 週ころから動悸を感じ 妊娠 12 週で甲状腺機能異常を認めたため紹介されて受診した 甲状腺はびまん性に軽度腫大し TSH 0.02 μu/ml 基準 0.2 4.0 FT 4 3.2 ng/l 基準 0.8 2.2 であった またヒト絨毛性ゴナドトロピン hcg は 200,000 miu/ml 基準 16,000 160,000 であった 次に測定すべき検査項目はどれか TRA サイログロブリン尿中ヨウ素排泄量抗甲状腺ペルオキシダーゼ抗体放射性ヨード 123 I の甲状腺摂取率 28 DKIX-01-AH-38

45 57 歳の女性 半年前から続く左難聴と左耳閉感とを主訴に来院した 発症初期に38 前後の発熱が続き kg の体重減少があった か月前に自宅近くの診療所で抗菌薬投与と左鼓膜 刺とを施行されるも症状は変わらなかった 拍動性の耳鳴はない 血液所見 : 赤血球 410 万 H 11.8 g/l Ht 35 % 白血球 10,800 桿状核好中球 % 分葉核好中球 70 % 好酸球 % 好塩基球 % 単球 % リンパ球 20 % 血小板 27 万 血液生化学所見 : 尿素窒素 18 mg/l クレアチニン 0.5 mg/l N 142 meq/l K 4.2 meq/l Cl 106 meq/l 免疫血清学所見 :CRP 4.5 mg/l MPO-ANCA 陰性 PR3-ANCA 陽性であった 胸部エックス線写真で異常を認めない 左鼓膜写真 別冊 No. 15A と左側頭骨 CTの水平断像 別冊 No. 15B とを別に示す 考えられる疾患はどれか 滲出性中耳炎グロムス腫瘍結核性中耳炎真珠腫性中耳炎 Wgnr 肉芽腫症 別 No. 15 冊 A B 29 DKIX-01-AH-39

46 歳の男児 顔色不良を主訴に来院した 日前に 38 台の発熱があったが 日で解熱した 昨日の夕方からぐずることが多くなった 今朝になり顔色不良に気付かれ受診した 保育園で伝染性紅斑が流行しているとのことであった 意識は清明 体温 37.8 脈拍 148/ 分 整 血圧 94/56 mmhg 皮膚は蒼白 眼瞼結膜は貧血様である 眼球結膜に軽度黄染を認める 口腔内粘膜は蒼白である 咽頭に発赤を認めない 頸部リンパ節を触知しない 胸部の聴診で胸骨左縁にⅡ/Ⅵの収縮期雑音を認める 呼吸音に異常を認めない 腹部は平坦 軟で 肝を触知しない 脾を左肋骨弓下に m 触知する 血液所見 : 赤血球 120 万 H 3.6 g/l Ht 12 % 網赤血球 % 白血球 3,800 血小板 18 万 PT 72 % 基準 80 120 血液生化学所見 : 総蛋白 6.4 g/l アルブミン 4.0 g/l 総ビリルビン 3.9 mg/l 直接ビリルビン 0.8 mg/l AST 29 IU/L ALT 14 IU/L LD 432 IU/L 基準 176 353 尿酸 4.2 mg/l 免疫血清学所見:CRP 0.3 mg/l 直接 Cooms 試験陰性 胸部エックス線写真で明らかな浸潤影はなく 心胸郭比 52 % である 考えられる疾患はどれか 鉄欠乏性貧血再生不良性貧血遺伝性球状赤血球症発作性夜間血色素尿症自己免疫性溶血性貧血 30 DKIX-01-AH-40

47 歳の女児 けいれん発作の原因精査のため母親に連れられて来院した 昨夕 急に口から唾液を流して右の口角が引きつった後 全身けいれんへと進展する発作が起きた 発作は 分ほどで自然に止まったが 母親が救急車を要請した 搬入時には意識は清明で 神経学的異常を認めなかったため 特に検査や治療を受けずに帰宅した 本日経過観察のため受診した か月前にも同じような発作を起こしたことがあるという それ以外の既往歴と家族歴とに特記すべきことはない 神経学的所見を含め身体所見に異常を認めない 本日施行した脳波 双極誘導 別冊 No. 16 を別に示す この患児で正しいのはどれか 発達の遅れを伴う 睡眠時に発作が多い ACTH 療法の適応である 過呼吸によって発作が誘発される 頭部 MRIに異常を認めることが多い 別 冊 No. 16 31 DKIX-01-AH-41

48 62 歳の女性 腹痛と血便とを主訴に来院した 糖尿病と高血圧症とで自宅近くの診療所を定期受診していた 今朝から突然の左下腹部痛があり その後 鮮血便を認めるようになったため救急外来を受診した 身長 150 m 体重 48 kg 体温 37.2 脈拍 84/ 分 整 血圧 132/88 mmhg 呼吸数 20/ 分 腹部は平坦 軟で 左下腹部に圧痛を認める 血液所見 : 赤血球 384 万 H 12.2 g/l Ht 35 % 白血球 9,900 血小板 25 万 CRP 2.3 mg/l 下部消化管内視鏡像 別冊 No. 17 を別に示す 最も考えられるのはどれか 腸結核 Crohn 病 Bhçt 病虚血性大腸炎潰瘍性大腸炎 別 冊 No. 17 32 DKIX-01-AH-42

49 37 歳の女性 回経妊 回経産婦 不正性器出血を主訴に来院した 内診で子 宮は小児頭大 付属器と子宮傍組織とに異常を認めない 子宮頸部と内膜の細胞診 で異常を認めない 骨盤部 MRIのT2 強調矢状断像 別冊 No. 18 を別に示す この患者の子宮体部に認められる病変と関連しないのはどれか 頻 尿 不 妊 月経痛 過多月経 帯下増加 別 冊 No. 18 33 DKIX-01-AH-43

50 67 歳の男性 全身 怠感と微熱とを主訴に来院した か月前から全身 怠感を自覚し 週前から 37 台前半の微熱が持続していた 数日前から 歯肉からの出血もみられた 体温 37.4 眼瞼結膜は貧血様だが眼球結膜に黄染を認めない 口腔粘膜に点状出血と咽頭に軽度の発赤とを認める 表在リンパ節は触知しない 心基部を最強点とするⅡ/Ⅵの収縮期駆出性雑音を聴取する 腹部は平坦 軟で 肝 脾は触知しない 両側下 に紫斑を認める 血液所見 : 赤血球 157 万 H 5.7 g/l Ht 15 % 網赤血球 0.3 % 白血球 1,800 桿状核好中球 % 分葉核好中球 13 % 好酸球 % 好塩基球 % 単球 % リンパ球 72 % 血小板 1.3 万 PT 99 % 基準 80 120 APTT 29 秒 基準対照 32.2 血漿フィブリノゲン 286 mg/l 基準 200 400 血清 FDP 10 μg/ml 以下 基準 10 以下 血液生化学所見 : 総蛋白 7.0 g/l アルブミン 4.2 g/l ハプトグロビン 74 mg/l 基準 19 170 総ビリルビン 0.6 mg/l AST 28 IU/L ALT 22 IU/L LD 287 IU/L 基準 176 353 尿素窒素 18 mg/l クレアチニン 0.8 mg/l 尿酸 3.6 mg/l F 325 μg/l CRP 1.3 mg/l 骨髄生検の H-E 染色標本 別冊 No. 19A B を別に示す 対応として最も適切なのはどれか 経過観察同種造血幹細胞移植蛋白同化ホルモンの投与エリスロポエチン製剤の投与シクロスポリンと抗胸腺細胞グロブリン ATG の併用療法 別 No. 19 冊 A B 34 DKIX-01-AH-44

51 22 歳の男性 友人に勧められて禁煙外来を受診した 喫煙歴は20 歳から毎日 10 本程度 自分で禁煙を何度か試みたがうまくいかないという 現在 大学に通っており 既往歴に特記すべきことはない 次に実施すべきなのはどれか もう一度禁煙を試みてうまくいかなければ再受診するよう指示する 喫煙歴が短いため禁煙外来の対象にならないと説明する 情報提供を行い禁煙の意志を確認する 禁煙外来を勧めた友人に連絡する ニコチン補充療法を開始する 35 DKIX-01-AH-45

52 25 歳の男性 下 の浮腫を主訴に来院した か月前に下 に靴下のゴムの痕が付くことに気付いた 徐々にその程度が強くなってきたため受診した 身長 170 m 体重 65 kg 体温 36.0 脈拍 72/ 分 整 血圧 140/86 mmhg 顔面と下 とに浮腫を認める 尿所見 : 蛋白 袷 潜血 袷 沈渣に赤血球 10/ 視野 顆粒円柱 個 / 数視野 卵円形脂肪体 / 視野 尿蛋白 4.8 g/ 日 血液生化学所見 : 総蛋白 4.5 g/l アルブミン 1.8 g/l IgG 547 mg/l 基準 960 1,960 IgA 250 mg/l 基準 110 410 IgM 67 mg/l 基準 65 350 尿素窒素 20 mg/l クレアチニン 1.1 mg/l トリグリセリド 240 mg/l LDL コレステロール 220 mg/l ASO 180 単位 基準 250 以下 腎生検の PAS 染色標本 別冊 No. 20 を別に示す この患者で正しいのはどれか 腎機能の予後は悪い 補体の低下を認める 尿蛋白の選択性は高い 悪性腫瘍を合併しやすい A 群 β 溶連菌感染後に発症する 別 冊 No. 20 36 DKIX-01-AH-46

53 21 歳の男性 海外渡航前の健康相談を目的として来院した 大学のサークル活動で学校建設を支援するため か月後から 週間アフリカ東部に滞在する予定という 生来健康であるが予防接種歴や感染症の既往歴については良く覚えていない 医師のアドバイスとして適切なのはどれか つ選べ 母子健康手帳で予防接種歴を確認しましょう 下痢をしたら十分な水分補給を心がけて下さい 動物に咬まれても犬以外なら狂犬病は発病しません 蚊で媒介される感染症はワクチンを使っても予防できません 渡航先で罹った感染症なら帰国後 週間以内に発症するはずです 37 DKIX-01-AH-47

54 か月の乳児 嘔吐と下痢とを主訴に母親に連れられて来院した 昨日の昼から頻回の嘔吐があり 本日の昼に水様下痢も出現したため受診した 母乳はほとんど飲まず わずかに飲んでも嘔吐してしまう 患児はぐったりしており 目は落ちくぼんでいる 昨日の夕方から排尿を認めない 週前に乳児健康診査で測定した体重は 7.7 kg であったが 本日は 7.0 kg であった この児に適した初期輸液の組成はどれか つ選べ 袷 N meq/l 袷 K meq/l 安 Cl meq/l 安 Ltt meq/l ブドウ糖 % 154 0 154 0 0 130 4 109 28 5 35 20 35 20 4.3 30 0 20 10 4.3 0 0 0 0 5 38 DKIX-01-AH-48

55 歳の女児 発熱を主訴に母親に連れられて来院した 日前から発熱があり 食欲が低下してきたため受診した 体温 38.8 眼瞼結膜と眼球結膜とに異常を認めない 咽頭に発赤を認める 両側の頸部に径 1.5 m のリンパ節を数個触知する 心音と呼吸音とに異常を認めない 腹部は平坦 軟で 肝を右季肋下に m 脾を左季肋下に m 触知する 血液所見 : 赤血球 425 万 H 11.3 g/l Ht 33 % 白血球 21,800 好中球 20 % 好酸球 % 好塩基球 % 単球 % リンパ球 74 % 血小板 19 万 血液生化学所見 :AST 78 IU/L ALT 66 IU/L LD 477 IU/L 基準 176 353 尿酸 4.7 mg/l CRP 1.0 mg/l 胸部エックス線写真で心胸郭比 50 % 末 血塗抹 My-Gims 染色標本 別冊 No. 21 を別に示す 考えられる原因はどれか つ選べ EB ウイルス感染症パルボウイルス B19 感染症単純ヘルペスウイルス感染症サイトメガロウイルス感染症ヒトT 細胞白血病ウイルス感染症 別 冊 No. 21 39 DKIX-01-AH-49

56 52 歳の男性 起床時に回転性めまい 左難聴および耳鳴りを自覚したため来院した これまで同様の症状をきたしたことはなかった 身長 170 m 体重 72 kg 体温 36.5 尿検査と血液検査とに異常を認めない これまで耳漏と顔面神経麻痺が出現したことはない 両側鼓膜に異常を認めない オージオグラム 別冊 No. 22 を別に示す 考えられる疾患はどれか つ選べ Ménièr 病前庭神経炎突発性難聴真珠腫性中耳炎良性発作性頭位めまい症 別 冊 No. 22 57 55 歳の男性 左眼の飛蚊症と視野異常とを主訴に来院した 週前から多数の黒いものが飛んでいるのが見え 昨日から下鼻側視野の欠損を自覚した 矯正視力は右 1.2 左 0.9 眼圧は右 14 mmhg 左 11 mmhg 眼底写真 合成による広角撮影像 別冊 No. 23 を別に示す 治療法はどれか つ選べ 濾過手術硝子体手術強膜内陥術抗 VEGF 薬硝子体注射副腎皮質ステロイドのテノン囊下注射 別 冊 No. 23 40 DKIX-01-AH-50

58 35 歳の男性 週前からの悪寒 発熱および下痢を主訴に来院した か月前と か月前に自宅近くの診療所で発熱を伴う気管支炎に対し抗菌薬投与を受け 週程度で軽快していた 体重が か月で 10 kg 減少している 意識は清明 身長 168 m 体重 50 kg 皮膚 口唇および口腔粘膜は乾燥し 舌と口腔粘膜とに白苔を広汎に認める 腹部は平坦で 全体に軽度の圧痛を認めるが 筋性防御は認めない 血液所見 : 赤血球 560 万 H 16.0 g/l Ht 48 % 白血球 12,200 好中球 77 % 好酸球 % 好塩基球 % 単球 12 % リンパ球 % 血小板 34 万 CRP 12 mg/l 初期の対応として適切なのはどれか つ選べ 輸液 抗菌薬投与抗真菌薬投与抗 HIV 薬投与無菌室への入室 41 DKIX-01-AH-51

59 50 歳の男性 か月前から続く下痢と粘血便とを主訴に来院した 週前から 日に 回の粘血便を認めている 海外渡航歴はない 身長 164 m 体重 54 kg 体温 37.8 脈拍 88/ 分 整 血圧 120/60 mmhg 眼瞼結膜は軽度貧血様である 内視鏡検査では結腸に多発性のびらんと潰瘍とを認める 採取された結腸粘膜生検組織のH-E 染色標本 別冊 No. 24A B を別に示す 本標本に認められる所見はどれか つ選べ 静脈瘤陰窩膿瘍杯細胞の減少過形成性ポリープびまん性炎症細胞浸潤 別 No. 24 冊 A B 42 DKIX-01-AH-52

60 40 歳の男性 自力で動けなくなったとのことで救急車で搬入された 37 歳から ホルモンか何かの病気 のため自宅近くの医療機関で治療を受けているとのことで あるが 通院も内服も不規則だったため病名も含めて詳細は分からないという 以 前から時に動けなくなることがあったが 数時間で軽快するためそのままにしてい た 本日は起床時に体が動かず起き上がれなくなり その後もなかなか改善しない ため家族が救急車を要請した 身長 167 m 体重 64 kg 脈拍 96/ 分 整 血圧 122/70 mmhg 呼吸数 16/ 分 眼瞼結膜と眼球結膜とに異常を認めない 甲状腺 は軽度に腫大している 胸腹部に異常を認めない 四肢に弛緩性で左右対称性の麻 痺があり 徒手筋力テストで 程度である 臥位の状態から自力では動けない 感 覚障害を認めない 血液生化学所見 :N 140 meq/l K 1.8 meq/l Cl 103 meq/l 動脈血ガス分析 room ir :ph 7.42 PCO 2 38 Torr PO 2 87 Torr 安 HCO 3 24 meq/l カリウム含有の補液治療を受け 動けるようになった 検索すべき検体検査と予想される異常パターンはどれか f g h レニン活性鮎 アルドステロン鮎レニン活性粟 アルドステロン鮎レニン活性粟 アルドステロン粟 ACTH 鮎 コルチゾール鮎 ACTH 鮎 コルチゾール粟 ACTH 粟 コルチゾール鮎 FT 4 鮎 TSH 粟 TRA 陽性 FT 4 鮎 TSH 鮎 TRA 陰性 43 DKIX-01-AH-53

DKIX-01-AH-54

DKIX-01-AH-55

DKIX-01-AH-56