教育庁 表紙のコピー

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発育状態調査 身長 身長 ( 平均値 ) を前年度と比較すると 男子は 5~8,10,11,16 歳で 女子は 7~12,15,17 歳で前年度を上回っている (13 年齢区分中 男子は増加 7 減少 4 女子は増加 8 減少 3) 全国平均と比較すると 男子は全ての年齢で 女子は 9~11 歳を除

Ⅰ 調査の概要

発育状態調査 身長 身長 ( 平均値 ) は 前年度と比較すると 男子は 12~15 歳で前年度を上回り 女子は 5,6,8,9,14,16 歳で前年度を上回っている (13 年齢区分中 男子は増加 4 減少 6 女子は増加 6 減少 5) との比較では 男子は全ての年齢で 女子は 5,9 歳を除い

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2.調査結果の概要

Ⅱ 調査結果の概要

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平成11年度学校保健統計調査結果(愛知県分)

平成19年度学校保健統計調査結果

Ⅱ 調査結果の概要

平成19年度学校保健統計調査結果

2.調査結果の概要

平成 29 年度学校保健統計調査 ( 速報 ) 奈良県結果の要旨 Ⅰ 発育状態 身長については 男子は 6 歳 7 歳及び 10 歳を除く年齢で 女子は 6 歳 7 歳 13 歳及び 15 歳から 17 歳を除く年齢で全国平均値と同じか上回っています 体重については 男子は 6 歳 10 歳 13

Microsoft Word - H26 学校保健概要

(2) 体重 平成 25 年度の幼稚園 小学校 中学校及び高等学校における幼児 児童及び生徒の体重 ( 県平均値 以下同じ ) については次のとおりである 1 前年度との比較 ( 表 2) 男子の体重は 6 歳 11 歳 13~17 歳で 前年度の同年齢より.2~2. kg増加しており 最 も増加し

3 睡眠時間について 平日の就寝時刻は学年が進むほど午後 1 時以降が多くなっていた ( 図 5) 中学生で は寝る時刻が遅くなり 睡眠時間が 7 時間未満の生徒が.7 であった ( 図 7) 図 5 平日の就寝時刻 ( 平成 1 年度 ) 図 中学生の就寝時刻の推移 図 7 1 日の睡眠時間 親子

目 次 調査の概要 2 調査結果の概要 1 発育状態調査 (1) 身長 体重 座高の状況 3 ア身長 4 イ体重 4 ウ座高 5 (2) 身長 体重 座高の推移 6 ア身長 6 イ体重 8 ウ座高 10 (3) 全国平均値との比較 12 ア身長 12 イ体重 14 ウ座高 16 2 健康状態調査 (

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平成 30 年度学校保健統計調査結果 ( 速報 ) ( 秋田県分 ) 1 調査の概要 2 調査結果の概要 3 年齢別身長 体重の全国第 1 位の都道府県名とその数値 4 年齢別体格の全国との比較 5 年齢別体格の昭和 63 年度との比較 6 年齢別 男女別体格の平均値 ( 平成 30 年度 ) 7


平成 29 年度学校保健統計調査結果 ( 速報 ) ( 秋田県分 ) 1 調査の概要 2 調査結果の概要 3 年齢別身長 体重の全国第 1 位の都道府県名とその数値 4 年齢別体格の全国との比較 5 年齢別体格の昭和 62 年度との比較 6 年齢別 男女別体格の平均値 ( 平成 29 年度 ) 7

[学校保健統計調査]

01_表紙

01_表紙

司法過疎の定義 2. 調査対象地域 , % , % HP (18 ) 3 HP

2.調査結果の概要

(2) 学習指導要領の領域別の平均正答率 1 小学校国語 A (%) 学習指導要領の領域 領 域 話すこと 聞くこと 66.6(69.2) 77.0(79.2) 書くこと 61.8(60.6) 69.3(72.8) 読むこと 69.9(70.2) 77.4(78.5) 伝統的な言語文化等 78.3(

00 表紙・奥付・しきり紙等

Taro-① 平成30年度全国学力・学習状況調査の結果の概要について

p.1~2◇◇Ⅰ調査の概要、Ⅱ公表について、Ⅲ_1教科に対する調査の結果_0821_2改訂

2.調査結果の概要

第3章 調査のまとめ

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平成 27 年度全国体力 運動能力 運動習慣等調査愛媛県の結果概要 ( 公立学校 ) 調査期間 : 調査対象 : 平成 27 年 4 月 ~7 月小学校第 5 学年 ( 悉皆 ) 中学校第 2 学年 ( 悉皆 ) 男子 5,909 人男子 5,922 人 女子 5,808 人女子 5,763 人 本

花粉症患者実態調査(平成28年度) 概要版

Microsoft PowerPoint - 2.医療費プロファイル 平成25年度(長野県・・

2 教科に関する調査の結果 (1) 平均正答率 % 小学校 中学校 4 年生 5 年生 6 年生 1 年生 2 年生 3 年生 国語算数 数学英語 狭山市 埼玉県 狭山市 61.4

調査結果の概要

有症率 食物アレルギー は どのような人に いつ どんな原因で発生するのでしょう 発生状況や原因 症状の割合など を知ることは このテーマと向き合う出発点になります ここでご紹介する 食物アレルギーの発症を数え上げる 視点 手法は このテーマに注目するべき領域をわかりやすく示すものでもあります 食物

平成20年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査結果(概要)

4 身体活動量カロリズム内に記憶されているデータを表計算ソフトに入力し, 身体活動量の分析を行った 身体活動量の測定結果から, 連続した 7 日間の平均, 学校に通っている平日平均, 学校が休みである土日平均について, 総エネルギー消費量, 活動エネルギー量, 歩数, エクササイズ量から分析を行った

18 歳人口予測 ( 全体 : :217~228 年 ) 年 45,961 人 228 年 4,98 人 (5,863 人減少 ) は 12 年間で 5,863 人 12.8% 減少し 全国の減少率 9.6% を 3.2 ポイント上回る 223 年に 41,13 人まで減少した後 224

「公立小・中・高等学校における土曜日の教育活動実施予定状況調査」調査結果

平成 24 年度職場体験 インターンシップ実施状況等調査 ( 平成 25 年 3 月現在 ) 国立教育政策研究所生徒指導 進路指導研究センター Ⅰ 公立中学校における職場体験の実施状況等調査 ( 集計結果 ) ( ) は 23 年度の数値 1 職場体験の実施状況について ( 平成 24 年度調査時点

しおり改訂版_5.indd

アレルギー疾患対策基本法 ( 平成二十六年六月二十七日法律第九十八号 ) 最終改正 : 平成二六年六月一三日法律第六七号 第一章総則 ( 第一条 第十条 ) 第二章アレルギー疾患対策基本指針等 ( 第十一条 第十三条 ) 第三章基本的施策第一節アレルギー疾患の重症化の予防及び症状の軽減 ( 第十四条

3 調査結果 1 平成 30 年度大分県学力定着状況調査 学年 小学校 5 年生 教科 国語 算数 理科 項目 知識 活用 知識 活用 知識 活用 大分県平均正答率 大分県偏差値

①H28公表資料p.1~2

茨城県における 通級による指導 と 特別支援学級 の現状と課題 IbarakiChristianUniversityLibrary ~ 文部科学省 特別支援教育に関する調査の結果 特別支援教育資料 に基づいて茨城キリスト教大学紀要第 52 ~号社会科学 p.145~ 茨城県における 通

平成 28 年度全国体力 運動能力 運動習慣等調査愛媛県の結果概要 ( 公立学校 ) 調査期間 : 調査対象 : ( 悉皆 ) 平成 28 年 4 月 ~7 月 小学校第 5 学年 中学校第 2 学年 男子 5,688 人 女子 5,493 人 男子 5,852 人 女子 5,531 人 本調査は

平成28年度「英語教育実施状況調査」の結果について

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歯科中間報告(案)概要



参考資料1 高等教育の将来構想に関する参考資料2/3

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○ 第1~8表、図1~4(平成25年度公立学校教員採用選考試験の実施状況について)

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02-01 ビジョンの基本的考え方

胃がん検診要精検率 ( 平成 25 年度, 男女計 ) 東京都 区部 千代田区 中央区 港区 新宿区 文京区 台東区 墨田区 江東区 品川区 目黒区 大田区 世田谷区 渋谷区 中野区 杉並区 豊島区 北区 荒川区 板橋区 練馬区 足立区 葛飾区 江戸川区 0% 10% 20% 30% 40% 2.5

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Taro-07_学校体育・健康教育(学

学習指導要領の領域等の平均正答率をみると 各教科のすべての領域でほぼ同じ値か わずかに低い値を示しています 国語では A 問題のすべての領域で 全国の平均正答率をわずかながら低い値を示しています このことから 基礎知識をしっかりと定着させるための日常的な学習活動が必要です 家庭学習が形式的になってい

(2) 幼保連携型認定こども園 1 園数 20 園 ( 公立 9 園 私立 11 園 : 前年度比 3 園増 ) 表 1 2 園児数 2,189 人 ( 前年度比 416 人増 ) 図 1 表 2 3 教員数 ( 本務者 ) 307 人 ( 前年度比 83 人増 ) 表 3 4 就園率 ( 本年度小

6. 調査結果及び考察 (1) 児童生徒のスマホ等の所持実態 1 スマホ等の所持実態 54.3% 49.8% 41.9% 32.9% % 78.7% 73.4% 71.1% 76.9% 68.3% 61.4% 26.7% 29.9% 22.1% % 中 3 中 2 中 1

●アレルギー疾患対策基本法案

2 全国 埼玉県 狭山市の平均正答率 ( 教科に関する調査の結果 ) ( 単位 %) (1) 小学校第 6 学年 教科ごとの区分 教科 狭山市 埼玉県 全国 国語 A 国語 B 算数 A 算数 B 学習指導要領の

情報コーナー用

1 基本健康診査基本健康診査は 青年期 壮年期から受診者自身が自分の健康に関心を持ち 健康づくりに取り組むきっかけとなることを目的に実施しています 心臓病や脳卒中等の生活習慣病を予防するために糖尿病 高血圧 高脂血症 高尿酸血症 内臓脂肪症候群などの基礎疾患の早期発見 生活習慣改善指導 受診指導を実

(6) 調査結果の取扱いに関する配慮事項調査結果については 調査の目的を達成するため 自らの教育及び教育施策の改善 各児童生徒の全般的な学習状況の改善等につなげることが重要であることに留意し 適切に取り扱うものとする 調査結果の公表に関しては 教育委員会や学校が 保護者や地域住民に対して説明責任を果

平成26年患者調査 新旧対照表(案)

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(4) 教員数 [ 表 3] 教員数 は 1,295 人で 前より 43 人減少しました そのうち 女性教員の占める比率は 95.9% となっています (5) 小学校第 1 学年児童数に対する幼稚園修了者数の比率 [ 表 4] 当該の奈良県内の小学校第 1 学年の児童数に対する その年の 3 月の県

別紙1 H28体制整備

学校用(1)

104 (3) 全中学校において アクティブスクール を展開 全中学校を アクティブスクール として位置付け 自校の目標 ( 値 ) や取組内容を定めた 体力向上推進計画 を作成し 取組を強力に推進している (4) スーパーアクティブスクール や アクティブライフ研究実践校 による取組中学校 47

資料3-1 特別支援教育の現状について

2. 栄養管理計画のすすめ方 給食施設における栄養管理計画は, 提供する食事を中心とした計画と, 対象者を中心とした計画があります 計画を進める際は, それぞれの施設の種類や目的に応じて,PDCA サイクルに基づき行うことが重要です 1. 食事を提供する対象者の特性の把握 ( 個人のアセスメントと栄

1. 調査結果の概況 (1) の児童 ( 小学校 ) の状況 < 国語 A> 今年度より, ( 公立 ) と市町村立の平均正答率は整数値で表示となりました < 国語 B> 4 国語 A 平均正答率 5 国語 B 平均正答率 ( 公立 ) 74.8 ( 公立 ) 57.5 ( 公立 ) 74 ( 公立

2011 年 7 月 28 日放送第 47 回日本小児アレルギー学会シンポジウム7 アトピー性皮膚炎を考える から 学校保健における管理指導表の利用と課題 関東中央病院皮膚科部長日野治子はじめに私は市中の一診療病院に勤務しています アトピー性皮膚炎の患者さんも 小児から中年過ぎまで多数来院されます

がん検診 受診率

スライド 1

平成 2 8 年 6 月 平成 27 年中における行方不明者の状況 警察庁生活安全局生活安全企画課

平成 28 年度全国学力 学習状況調査の結果伊達市教育委員会〇平成 28 年 4 月 19 日 ( 火 ) に実施した平成 28 年度全国学力 学習状況調査の北海道における参加状況は 下記のとおりである 北海道 伊達市 ( 星の丘小 中学校を除く ) 学校数 児童生徒数 学校数 児童生徒数 小学校

参考 平成28年度 公立学校教員採用選考試験の実施状況調査

公立中学校教員対象 中高一貫教育校 担当教員 1 趣旨 6 年間を見通した計画的 継続的な学習指導 進学指導 生徒指導を展開し 新しい学校づくりに意欲 関心があり 6 年間を見通した教科指導や大学等への進路希望を実現させる指導力のある教員を募集します 2 応募の対象 (1) 現在 東京都公立中学校に

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(6) 小児生活習慣病予防健診

2017 年 3 月臨時増刊号 [No.165] 平成 28 年のトピックス 1 新たに報告された HIV 感染者 AIDS 患者を合わせた数は 464 件で 前年から 29 件増加した HIV 感染者は前年から 3 件 AIDS 患者は前年から 26 件増加した ( 図 -1) 2 HIV 感染者

様式集・リンク集

平成 30 年度 ( 平成 29 会計年度 ) 地方教育費調査 ( 教育費調査 ) の概要 1 調査の目的学校教育 社会教育 生涯学習関連及び教育行政のために地方公共団体から支出された経費並びに授業料等の収入の実態を明らかにして 国 地方を通じた教育諸施策を検討 立案するための基礎資料を得る 調査実

Transcription:

平成 4 年度 東京都の学校保健統計書 定期健康診断疾病異常調査 平成 5 年 月 東京都教育委員会

まえがき 東京都教育委員会では 児童 生徒の健康実態を把握し 健康教育や学校保健行政の基礎資料となるよう 今年度も区市町村教育委員会及び全公立学校の御協力により 東京都の学校保健統計書 を発刊することになりました この 統計書 は 都内の公立学校の児童 生徒の全数調査であり その対象者数がおよそ 9 万人に及ぶ貴重な調査として評価していただいています 近年の社会環境等の急激な変化は 児童 生徒の心身や生活習慣に大きく影響を与え 生活習慣病 心の健康問題 アレルギー疾患等の現代的な健康課題が多様化 深刻化しており これらの課題に適切に対応していくことが求められています 児童 生徒が健康について自ら考え判断し行動できる実践力の育成や生涯にわたる健康の基礎づくりに向けた健康的な生活習慣の確立のためには 学校 家庭 地域が連携して健康づくりを進めていくことが大切です そのためには 健康診断結果を集計分析して 現状を様々な角度から比較検討することにより評価を行うことが不可欠です 地域や都のデータと比較したり 過去数年間の推移を見たりすることなどにより 学校あるいは学級 学年ごとに課題や問題点を把握します そして 評価を 学校保健委員会等の場を活用して 児童 生徒の健康づくりに役立つようにすることが非常に重要です なお 統計書 に付属する疾病異常調査等の集計データにつきましては 随時東京都教育委員会ホームページ上に掲示することにしておりますので 各地域や学校等で是非御活用ください 本書の刊行に当たり 御協力いただきました皆様方に深く感謝申し上げますとともに 児童 生徒の健康教育や健康づくり等の資料として 各方面において本書を広く活用していただき 各学校の保健活動がより一層推進されることを願います 平成 5 年 月 東京都教育庁地域教育支援部長 谷島明彦

目 次 Ⅰ 調査の概要 1 Ⅱ 結果の概要 7 1 受診者数 9 肥満傾向について 1 裸眼視力について 1 4 アレルギー性疾患について 15 5 歯科疾患について 19 その他の疾病異常等について 7 主な疾病 異常等の被患率 7

Ⅰ 調査の概要 1

定期健康診断疾病異常調査の概要 1 調査目的学校保健安全法による健康診断の結果から 公立学校の児童 生徒 学生の健康実態を把握する 調査対象東京都内の公立学校における平成 4 年度定期健康診断を受診した児童 生徒 学生全員 調査項目学校保健安全法に基づく定期健康診断における検査項目 (4ページ及び5 ページ参照 ) 4 調査期間平成 4 年 4 月 1 日から 月 日までの間に行った健康診断の結果を 平成 4 年 9 月 14 日までにまとめて提出する 5 調査方法区市町村立学校については 区市町村教育委員会に所管の学校への調査及び集計を依頼した 都立学校については TAIMS( 庁内 LAN) にて各学校に調査を依頼し 回収した * 留意点 中等教育学校前期課程については 中学校 欄に 中等教育学校後期課程については 高等学校 欄に集計した 本文中の高等学校の数字は 全日制の数字のみ記載した 参考 平成 4 年度学校保健統計調査 ( 文部科学省 ) ( 全国のデータ ) http://www.mext.go.jp/b_menu/toukei/chousa5/hoken/188.htm 平成 4 年度学校保健統計調査報告 ( 東京都総務局 ) ( 東京都のデータ ) http://www.toukei.metro.tokyo.jp/ghoken/gh-index.htm 平成 4 年度学校保健統計調査 ( 東京都教育委員会 )( 都内公立学校のデータ ) http://www.kyoiku.metro.tokyo.jp/buka/gakumu/kenkou/karada/shcp.html

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Ⅱ 結果の概要 7

1 受診者数 ( 図 1) 学校における児童 生徒等の健康診断の検査実施項目は 学校保健安全法施行規則により学年ごとに定められているので 本調査の結果集計も学年別としている 対象とする公立小学校 公立中学校 公立中等教育学校 公立高等学校及び公立特別支援学校の本年度の全在籍者数は 97,71 人であり 定期健康診断の受診者数は 99,9 人 受診率は 99. であった この章では 公立小学校 中学校 中等教育学校及び公立高等学校 ( 全日制第 1 学年から第 学年まで ) の児童 生徒の定期健康診断疾病異常調査の結果について 肥満傾向 裸眼視力 アレルギー性疾患及び歯科疾患を中心に概要を示す ここで概要を示す定期健康診断受診者数は 男子 4,9 人 44,15 人 総数 9,444 人で 学校種別では公立小学校が 55,88 人 公立中学校が,88 人 公立高等学校が 1,8 人である 学年別 男女別の受診者数を図 1 に示す なお 肥満傾向 裸眼視力及び歯科疾患における年次推移に示す数値は 各年度の 東京都の学校保健統計書 から引用したものである, 男子男子 5, 4, 人数,, 1, 1 年 年 年 4 年 5 年 年 1 年 年 年 1 年 年 年 小学校中学校高等学校 図 1 定期健康診断の学年別受診者数 9

肥満傾向について (1) 学年別 男女別 ( 図 ) 肥満傾向 の者( 学校医により肥満傾向で特に注意を要すると判定された者 ) のは 小学校第 1 学年男子.75( 前年度より. 減 ).59( 前年度より.5 減 ) である 以降 小学校第 学年に至るまでほぼ増加しており 特に男子においてその傾向は顕著に認められる また 全ての学年において男子の 肥満傾向 がのより高くなっている 男子 5 4 ( ) 1 1 年 年 年 4 年 5 年 年 1 年 年 年 1 年 年 年 小学校中学校高等学校 図 肥満傾向の学年別 () 地域比較 ( 図 -1 図 -) -) 小学校と中学校の 肥満傾向 のを 区部と市部の地域別にみると 男子は小学校第 学年から は小学校第 学年から区部が市部より高くなる傾向が認められる ( ) 8 区部 市部 割 区部 市部 合 8 ( ) 4 4 1 年 年 年 4 年 5 年 年 1 年 年 年 1 年 年 年 4 年 5 年 年 1 年 年 年 小学校 中学校 小学校 中学校 図 -1 肥満傾向の地域比較 ( 男子 ) 図 - 肥満傾向の地域比較 ( ) 1

() 年次推移 ( 図 4-1 図 4- 表 1) 小学校第 4 学年 中学校第 1 学年及び高等学校第 1 学年について 平成 4 年度から本年度までの 肥満傾向 の年次推移を男女別に示す 全般的に減少傾向にあるが 小 中学校については 平成 18 年度調査から肥満傾向児の算出方法を変更した地区が一部あったため 平成 17 年度までの数値と単純な比較はできない ( 参考 ) 東京都の定期的健康診断疾病異常調査における肥満傾向児とは 学校医により肥満傾向で特に注意を要すると判断された者である 性別 年齢別体重 身長から算出する肥満度を用いた傾向を見る場合には 東京都総務局による 学校保健統計調査報告 を参照のこと ( 7 ) 小 4 中 1 高 1 ( 7 5 5 4 4 1 1 4 8 1 1 14 1 18 4 年度 ( 平成 ) ) 小 4 中 1 高 1 4 8 1 1 14 1 18 4 年度 ( 平成 ) 図 4-1 肥満傾向の年次推移 ( 男子 ) 図 4- 肥満傾向の年次推移 ( ) 表 1 肥満傾向の年次推移 年度 男子 ( 平成 ) 小 4 中 1 高 1 小 4 中 1 高 1 4 4..1 1.7.. 1.1 5 5.4.7 1.9.9.4 1. 5..8..9.8 1.5 7 5.7.7 1.9.8. 1. 8 5..8 1.8.9.7 1. 9 5.5 4.1 1.7..7 1.1 1 5.9 4. 1. 4.. 1. 11. 4..1.9.1 1. 1 5.8 4..1.9.9 1.4 1 5.8 4. 1.9.7. 1.4 14 5..9..7. 1.7 15 5.1.8..4.1 1.7 1 4.8.7 1.9..4 1.4 17 4.8.9...5 1. 18..8..1 1.7 1.5 19..9 1.9. 1.7 1..5. 1.9. 1.7 1. 1.8. 1. 1.8 1..9.5. 1. 1. 1..7...7 1.5 1.1. 4.1 1.7.8 1..9. ( 注 ) 太字は過去最高値である 11

裸眼視力について (1) 裸眼視力の学年別内訳 ( 図 5-1 5-) 近年コンタクトレンズの使用などにより裸眼視力を測定していない者が増加しているため 平成 14 年度から 眼鏡やコンタクトレンズで視力矯正をしているため裸眼視力を測定できず 矯正視力のみ測定した者 の数も調査し それを含めた視力のを算出した 裸眼視力 1. 以上の者のは 男女いずれも小学校第 1 学年において最も高く それ以降学年が進むにつれて低下している なお 男女いずれも高等学校では 学年による差はほとんどみられていない また 眼鏡やコンタクトレンズで視力矯正をしているため裸眼視力を測定できず 矯正視力のみ測定した者は 学年が進むにつれて増加し 男女ともに高等学校第 学年において最も高いとなっている 矯正のみ. 未満.7 未満. 以上 1. 未満.7 以上 1. 以上 矯正のみ. 未満.7 未満. 以上 1. 未満.7 以上 1. 以上 割 1 合 ( ) 8 ( ) 1 8 4 1 年 年 年 4 年 5 年 年 1 年 年 年 1 年 年 年 4 1 年 年 年 4 年 5 年 年 1 年 年 年 1 年 年 年 小学校中学校高等学校 小学校中学校高等学校 図 5-1 裸眼視力の学年別内訳 ( 男子 ) 図 5- 裸眼視力の学年別内訳 ( ) () 裸眼視力 1. 未満の学年別 男女別 ( 図 ) 裸眼視力 1. 未満の者の ( 視力矯正をしているため矯正視力のみ測定した者を含む ) を男女別にみると 全ての学年においての方が男子より高くなっている ( ) 1 8 男子 4 1 年 年 年 4 年 5 年 年 1 年 年 年 1 年 年 年 小学校中学校高等学校 図 裸眼視力 1. 未満及び 矯正視力のみ測定者 の学年別 1

() 裸眼視力 1. 未満のの地域比較 ( 図 7-1 図 7-) 小学校と中学校における裸眼視力 1. 未満の者の ( 視力矯正をしているため矯正視力のみ測定した者を含む ) を 区部と市部の地域別にみると 男女ともに全ての学年で区部の方が市部より高くなっている 8 区部 市部 8 区部 市部 4 4 1 年 年 年 4 年 5 年 年 1 年 年 年 1 年 年 年 4 年 5 年 年 1 年 年 年 小学校 中学校 小学校 中学校 図 7-1 裸眼視力 1. 未満及び 矯正視力のみ 図 7- 裸眼視力 1. 未満及び 矯正視力のみ 測定者 の学年別 ( 男子 ) 測定者 の学年別 ( ) (4) 裸眼視力 1. 未満のの年次推移 ( 図 8-1 図 8- 表 ) 小学校第 4 学年 中学校第 1 学年及び高等学校第 1 学年について 裸眼視力を測定した者の中での裸眼視力 1. 未満の者のの年次推移を男女別に示す 裸眼視力 1. 未満の者のは 男子に比べ の方が高くなっている 平成 14 年度からは 視力矯正をしているため矯正視力のみ測定した者を含む裸眼視力 1. 未満の者のを示した 1 9 8 7 小 4 中 1 高 1 小 4( 矯正視力込 ) 中 1( 矯正視力込 ) 高 1( 矯正視力込 ) 1 9 8 7 小 4 中 1 高 1 小 4( 矯正視力込 ) 中 1( 矯正視力込 ) 高 1( 矯正視力込 ) 5 5 4 4 1 1 4 8 1 1 14 1 18 4 年度 ( 平成 ) 4 8 1 1 14 1 18 4 年度 ( 平成 ) 図 8-1 裸眼視力 1. 未満の年次推移 ( 男子 ) 図 8- 裸眼視力 1. 未満の年次推移 ( ) 1

表 裸眼視力 1. 未満の年次推移 () 年度 男子 ( 平成 ) 小 4 中 1 高 1 小 4 中 1 高 1 4 4. 4.5 57.5 9.8 48..5 5 5.4 4.9 59. 1. 48.5 5.. 4. 1..8 5.7.1 7 7.8 45.. 4. 54. 7.9 8 7.9 4.1 1.9 4.1 54. 7.5 9 8.8 45..1 5. 5. 7. 1 8. 45.8.8 4.9 5.9 7.5 11 7.7 45. 1. 4.9 5. 5.1 1 7.1 44.8. 4.4 5..7 1 7. 44. 1.4.7 5.5 5.1 14 15 1 17 18 19 1 4 7. 44. 1.4.4 51.4 4.5 7.7 45.9.9 4.1 5. 7.7 7.8 44. 59.1.5 5.. 8.7 45.9 5.5 4.5 54. 71.9 8.5 4.9 59.5 4.8 5.4.4 9.4 45.7. 5.9 54.8 7.1 8.8 45. 59. 5. 5.8 4. 9. 4.8.4.7 5. 7.9 9.7 4. 1.5 7. 55.4..7 48.1 8. 8. 58. 75.4 1. 4.8 1.1 8. 5. 5.. 49. 8.7 9. 58. 75. 1.9 4.4.1 9.7 5.1 7.4.1 48.7 9.1 41. 59. 7.4.1 47. 1. 4.8 5. 5.9 4. 49.7 8.9 4.4 59. 75.9. 47.5.4 41.1 57.1 7.5 4.8 5. 7. 4.. 77.. 4.9 1.7 41.1 57.. 4.9 49.7 9.7 4.1. 7.9.1 4.7 1.4 4.7 5.9 4.8 4.9 5. 9.7 4.9. 7.4 ( 注 1) 太字は過去最高値である ( 注 ) 平成 14 年度から本年度の上段は 裸眼視力を測定した者の中での裸眼視力 1. 未満の者の 下段の数値は コンタクトレンズ等装用などのため裸眼視力を測定していない者も含んだである 14

4 アレルギー性疾患について アレルギー性疾患については 平成 7 年度からアレルギー性皮膚疾患及び気管支ぜん息の調査 平成 1 年度からアレルギー性眼疾患及びアレルギー性鼻疾患の調査を開始した 各疾患については ここ 1 年以内にその疾患と判定された 又は医療機関で経過観察中の者を 学校医の判定に加え保健調査や日常の健康観察により把握している (1) アレルギー性皮膚疾患 ( 図 9-1) アレルギー性皮膚疾患は アトピー性皮膚炎 じん麻疹等で そのは 男子は小学校第 4 学年 は小学校第 学年で最も高くなっている 男女間において大きな差は認められない ( ) 14 1 1 8 4 男子 1 年 年 年 4 年 5 年 年 1 年 年 年 1 年 年 年 小学校中学校高等学校 図 9-1 アレルギー性皮膚疾患の者の学年別 () 気管支ぜん息 ( 図 9-) 気管支ぜん息のは 小学校第 1 学年から中学校第 学年まで男子は 7 前後 は 5 前後で それ以降学年が進むにしたがっておおむね減少している 全ての学年で男子のの方がより高くなっている ( ) 14 1 1 8 4 男子 1 年 年 年 4 年 5 年 年 1 年 年 年 1 年 年 年 小学校中学校高等学校 図 9- 気管支ぜん息の者の学年別 15

() アレルギー性眼疾患 ( 図 9-) アレルギー性眼疾患は アレルギー性結膜炎 春季カタル 花粉症等で 全ての学年で男子のの方がより高くなっている 高等学校でやや低いとなってはいるが 学年による大きな差異は認められない ( ) 14 1 1 8 4 男子 1 年 年 年 4 年 5 年 年 1 年 年 年 1 年 年 年 小学校中学校高等学校 図 9- アレルギー性眼疾患の者の学年別 (4) アレルギー性鼻疾患 ( 図 9-4 図 1) アレルギー性鼻疾患は アレルギー性鼻炎 花粉症等で 全ての学年で男子のの方がより高くなっており その傾向は小学生と中学生において顕著である また 図 1 に示すように アレルギー性鼻疾患が特に中学生においてが高くなっているのに対し その他の各耳鼻咽喉科疾患のは学年が進むにしたがって低下している 18 1 ( ) 14 1 1 8 4 男子 1 年 年 年 4 年 5 年 年 1 年 年 年 1 年 年 年小学校中学校高等学校 図 9-4 アレルギー性鼻疾患の学年別 1

18 1 14 1 1 8 4 耳疾患 その他の鼻 副鼻腔疾患 アレルギー性鼻疾患 口腔咽喉頭疾患 1 年 年 年 4 年 5 年 年 1 年 年 年 1 年 年 年小学校中学校高等学校 図 1 耳鼻咽喉科疾患の学年別 (5) 地域比較 ( 図 11-1-1~ 図 11-4-) アレルギー性皮膚疾患 眼疾患及び鼻疾患は 男女共に 区部に比べ市部で被患率が高い 18 15 区部 市部 18 15 区部 市部 1 1 9 9 1 年 年 年 4 年 5 年 年 1 年 年 年 1 年 年 年 4 年 5 年 年 1 年 年 年 小学校 中学校 小学校 中学校 図 11-1-1 アレルギー性皮膚疾患の者の地域比較 ( 男子 ) 図 11-1- アレルギー性皮膚疾患の者の地域比較 ( ) 17

18 15 区部 市部 18 15 区部 市部 1 1 9 9 1 年 年 年 4 年 5 年 年 1 年 年 年 1 年 年 年 4 年 5 年 年 1 年 年 年 小学校 中学校 小学校 中学校 図 11--1 気管支ぜん息の者の地域比較 ( 男子 ) 図 11-- 気管支ぜん息の者の地域比較 ( ) 18 15 区部 市部 18 15 区部 市部 1 1 9 9 1 年 年 年 4 年 5 年 年 1 年 年 年 1 年 年 年 4 年 5 年 年 1 年 年 年 小学校 中学校 小学校 中学校 図 11--1 アレルギー性眼疾患の者の地域比較 ( 男子 ) 図 11-- アレルギー性眼疾患の者の地域比較 ( ) 18 15 区部 市部 18 15 区部 市部 1 1 9 9 1 年 年 年 4 年 5 年 年 1 年 年 年 1 年 年 年 4 年 5 年 年 1 年 年 年 小学校 中学校 小学校 中学校 図 11-4-1 アレルギー性鼻疾患の者の地域比較 ( 男子 ) 図 11-4- アレルギー性鼻疾患の者の地域比較 ( ) 18

5 歯科疾患について (1) むし歯 ( う歯 ) についてアむし歯 ( う歯 ) 被患率について ( 表 図 1 図 1 図 14) むし歯 ( う歯 ) 被患率とは むし歯 ( 治療済みのむし歯を含む ) のある者のである 本年度のむし歯被患率は 小学校 49. 中学校 45.8 高等学校 57.9 であり 経年的には減少傾向が続いている 小学校及び中学校における 永久歯のむし歯 ( う歯 ) のある者の率も 年々減少している また むし歯 ( う歯 ) 被患率を年齢別にみると 17 歳が 1.9 と最も高くなっている また 処置完了者のは 7 歳以降未処置歯のある者のを上回っている なお むし歯 ( う歯 ) 被患率は永久歯だけでなく 乳歯も合わせて集計している 図 1 にて 11 歳の段階で被患率が減少するのは 乳歯から永久歯への生え変わりの影響によるものと考えられる また 小学校の地域別のむし歯 ( う歯 ) 被患率を図 14 に 中学校の地域別のむし歯 ( う歯 ) 被患率を図 15 にそれぞれ示す 表 むし歯 ( う歯 ) 被患率の年次推移 年度小学校中学校高等学校 ( 平成 ) 合計 男子 合計 7 8.58 8.5 8.5 85.9 8.91 88. 89.71 88.74 9.8 8 81.9 81.78 8.9 8.7 81.51 8. 89.98 88.87 91. 9 8.1 8.1 8. 8. 8.5 84.95 88.8 87.4 9. 1 77.94 78. 77.81 81.7 78.94 8.45 88.4 8.97 9. 11 75.8 75.79 75.57 79.4 7.74 81.59 8.8 84.8 88.97 1 7.59 7.89 7. 75.18 7.5 78.11 8.8 81.57 85.4 1 7.1 7.59 9.4 7.1 9.7 75.18 8. 8.78 84.4 14 8. 8.79 7.7 9.8 7.1 71.1 8.44 79. 81.87 15. 7. 5.54 5.48.9 8.9 78.75 7.5 81.1 1 4. 5..55.51 1.17.9 74.7 7.1 7.5 17.74.1 1.81 1.4 58.78.9 7.5 7.1 75.87 18 1.7.1 59.94 59. 5.9 1.79 9..54 71.9 19 59.48.81 58. 5.94 54.55 59.58.41 4. 8.45 57.8 58.74 55.7 54.8 5.15 57.48.87 1.47.5 1 55.1 5.9 5.8 5.1 49.95 54.9 1.19 59..11 5.59 54.4 51.5 49.9 47.9 5.7. 57.54.44 51.17 5.55 49.7 48.4 4.1 5.7 58.7 5.44.8 4 49.1 5.1 47.91 45.8 4.99 47.84 57.9 55..11 男子 合計 男子 19

1 小学校中学校高等学校 小学校 ( 永久歯のみ ) 中学校 ( 永久歯のみ ) 8 4 7 8 9 1 11 1 1 14 15 1 17 18 19 1 4 年度 ( 平成 ) 図 1 むし歯 ( う歯 ) 被患率の年次推移 7 むし歯 ( う歯 ) 被患率 処置完了者 未処置歯の ある者 5 4 1 7 8 9 1 11 1 1 14 15 1 17 年齢 ( 歳 ) 図 1 年齢別むし歯 ( う歯 ) 被患率

1 9 8 7 5 4 1 ( 注 ) 利島村 御蔵島村 青ヶ島村は歯科受診者が 名以下のため省略 未処置者処置完了者 図 14 地域別むし歯被患率 ( 小学生 ) 1

1 9 8 7 5 4 1 ( 注 ) 利島村 御蔵島村 青ヶ島村は歯科受診者が 名以下のため省略 未処置者処置完了者 図 15 地域別むし歯被患率 ( 中学生 )

イ小学校第 学年児童 中学校第 1 学年生徒の永久歯の一人平均むし歯 ( う歯 ) 経験歯数 (DMFT 指数 ) について ( 表 4 図 1-1 図 1- 図 17) DMFT 指数の年次推移を表 4 及び図 1-1 1- に示す 本年度の小学校第 学年児童 (11 歳 ) 及び 中学校第 1 学年生徒 (1 歳 ) の DMFT 指数の都平均は それぞれ.4 1. となっている 小学校第 学年 中学校第 1 学年 いずれにおいても減少傾向が続いている DMFT 指数は 小学校第 学年 中学校第 1 学年 いずれにおいても 男子に比較して の方が高くなっている また 地域別の DMFT 指数 ( 中学校第 1 学年 ) を図 17 に示す 小学校 第 学年 中学校 第 1 学年 総数 男子 総数 男子 むし歯 むし歯 むし歯 むし歯 むし歯 むし歯 表 4 永久歯の DMFT 指数の年次推移 ( 小学校第 学年 中学校第 1 学年 ) 年度 8 9 1 11 1 1 14 15 1 17 18 19 1 4 DMFT 指数.8..5 1.9 1.9 1.57 1.45 1.9 1.18 1.1 1.4.97.9.85.7.7.4 喪失歯数 (M).1........1........ 処置歯数 (F) 1.8 1.7 1.5 1.44 1.7 1.1 1.7.94.8.77.7.5..58.5.5.4 未処置歯数 (D).55.51.49.4.4.41.8.5.5.5...8.7.4.. DMFT 指数..4 1.87 1.7 1.54 1.4 1.4 1.17 1.7 1..9.88.81.78.7.7.58 喪失歯数 (M).1........1........ 処置歯数 (F) 1. 1.5 1.41 1.9 1.14 1.5 1..85.74.7..58.55.5.47.45.9 未処置歯数 (D).5.48.4.4.4.8.4..........19 DMFT 指数.58.4.4.9 1.87 1.59 1.5 1.4 1. 1. 1.15 1.7.99.9.8.79.7 喪失歯数 (M).1.1..1.1....1........ 処置歯数 (F). 1.88 1.7 1.59 1.41 1.14 1.14 1.5.91.84.8.7.9.4.58.55.48 未処置歯数 (D).57.54.5.49.45.45.4.7.8.8.5.5..9.5.. DMFT 指数.18..8..4.1.4 1.89 1.75 1.5 1.5 1.47 1. 1. 1.19 1.11 1. 喪失歯数 (M)....1...1.1..1.1.1.1.1..1.1 処置歯数 (F).1.1.9 1.9 1.7 1.57 1.4 1.1 1.17 1.9 1.1.94.8.8.77.74.8 未処置歯数 (D).85.77.7.9.5...57.5.55.54.5.4.4.41.7.4 DMFT 指数.91.7.58.8.1.1 1.87 1.71 1.59 1.49 1.4 1. 1. 1.1 1. 1..94 喪失歯数 (M)....1.1..1.1.1.1.1.1.1.1...1 処置歯数 (F).9. 1.89 1.7 1.54 1.4 1.9 1.1 1..97.9.84.7.7.7..1 未処置歯数 (D).8.74.7.4.1.59.57.54.5.51.51.48.4.4.8.4. DMFT 指数.5.7.9.84.5.4.4.9 1.9 1.84 1.7 1. 1.47 1.4 1. 1.4 1.1 喪失歯数 (M)..........1.1.1.1.1.1.1.1 処置歯数 (F).57.45..8 1.94 1.75 1.58 1.47 1.8 1. 1.1 1..97.9.88.8.7 未処置歯数 (D).9.8.77.74.9..4..59..58.5.49.4.45.4.5 本 5 総数男子 本 5 総数男子 4 4 1 1 8 1 1 14 1 18 4 年度 ( 平成 ) 8 1 1 14 1 18 4 年度 ( 平成 ) 図 1-1 DMFT 指数の年次推移 ( 小学校第 学年 ) 図 1- DMFT 指数の年次推移 ( 中学校第 1 学年 ) 永久歯の一人平均う歯経験歯数 (DMFT 指数 ) の算出方法 DMFT 指数 : 永久歯のむし歯経験歯が一人あたり何本あるかを示す D decayed: 永久歯のむし歯で未処置の歯 M missing because of decayed: むし歯が原因で失った永久歯 F filled: 永久歯のむし歯で処置を完了した歯 (T は Teeth- 歯 -の略) DMFT指数 被検者のDMF歯の合計被検者数

1 DT( 未処置のむし歯 ) FT( むし歯が処置された歯 ) MT( むし歯が原因で喪失した歯 ) 図 17 地域別 DMFT 指数 ( 一人平均むし歯経験歯数 ) < 中学校第 1 学年 1 歳 > ( 注 ) 檜原村 奥多摩町 利島村 新島村 神津島村 三宅村 御蔵島村 青ヶ島村 小笠原村は歯科受診者が 名以下のため省略 4

() 歯肉の状態について ( 図 18) 歯肉の状態を学年別にみると 歯周疾患及び歯周疾患要観察者のは学年が進むにしたがって 高くなる傾向がみられる ( 歯周疾患 歯周疾患要観察者 ) 5 15 1 5 1 年 年 年 4 年 5 年 年 1 年 年 年 1 年 年 年 小学校中学校高等学校 図 18 学年別歯肉の状態 5

その他の疾病異常等について ( 図 19-1~図 19-) 栄養不良 脊柱側わん症 脊柱異常 検尿による 尿蛋白検出 尿糖検出 心臓疾患 及び 腎臓疾患 について 学年別男女別の被患率を示す 栄養不良 のは 小学校第 5 学年及び第 学年並びに 中学校の生徒においてやや高くなっている 脊柱側わん症 脊柱異常 は 小学校第 学年以上で男子に比べが高く 中学校第 1 学年から高等学校第 1 学年のでは 1 を超えている 尿蛋白検出 のは中学校第 学年以上でに比べ男子が高く 中学校第 学年から高等学校第 学年の男子は を超えている 男子 男子 1 1 1 年 年 年 4 年 5 年 年 1 年 年 年 1 年 年 年 1 年 年 年 4 年 5 年 年 1 年 年 年 1 年 年 年小学校中学校高等学校小学校中学校高等学校 図 19-1 栄養不良の者の学年別図 19- 脊柱異常の者の学年別 4 男子 男子 1 1 1 年 年 年 4 年 5 年 年 1 年 年 年 1 年 年 年 1 年 年 年 4 年 5 年 年 1 年 年 年 1 年 年 年 小学校中学校高等学校 小学校中学校高等学校 図 19- 尿蛋白検出の者の学年別図 19-4 尿糖検出の者の学年別 男子男子 1 1 1 年 年 年 4 年 5 年 年 1 年 年 年 1 年 年 年 1 年 年 年 4 年 5 年 年 1 年 年 年 1 年 年 年 小学校中学校高等学校 小学校中学校高等学校 図 19-5 心臓疾患 異常の者の学年別図 19- 腎臓疾患の者の学年別

7 主な疾患 異常等の被患率 ( 図 ) 視力. 未満 アレルギー性疾患 心臓の疾病 異常 尿蛋白検出 尿糖検出 及び 歯科疾患 について 学年別被患率を下に示す 視力. 未満アレルギー性眼疾患アレルギー性鼻疾患アレルギー性皮膚疾患 7 心臓の疾病 異常尿蛋白検出尿糖検出気管支ぜん息 むし歯 ( う歯 ) 未処置者むし歯 ( う歯 ) 経験者歯周疾患 + 要観察者 5 4 1 1 年 年 年 4 年 5 年 年 1 年 年 年 1 年 年 年 小学校中学校高等学校 図 主な疾患 異常等の学年別 7

東京都の学校保健統計書平成 4 年度 東京都教育委員会印刷物登録平成 4 年度第 号東京都教育委員会主要刊行物 平成 5 年 月発行 編集 発行東京都教育庁地域教育支援部義務教育課東京都新宿区西新宿二丁目 8 番 1 号郵便番号 1-81 電話番号 (5)878 印刷明誠企画株式会社東京都武蔵村山市榎 -5-5 電話番号 4(57) 東京都教育委員会ホームページアドレス http://www.kyoiku.metro.tokyo.jp