第2 質疑応答

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内に 耐火建築物以外の建物についてはその購入の日以前 20 年以内に建築されたものであること 地震に対する安全上必要な構造方法に関する技術的基準又はこれに準ずるものに適合する一定の中古住宅 を 平成 17 年 4 月 1 日以降に取得した場合には 築年数に関係なく適用が受けられます (56ページ 一

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所得税関係 ( 住宅ローン控除の特例 ) の改正 ⑵ 震災税特法の制度 ( 適用期間の特例 ) の概要東日本大震災によって被害を受けたことにより 住宅ローン税額控除の適用を受けていた家屋 ( 以下 従前家屋等 といいます ) を居住の用に供することができなくなった居住者については その居住の用に供す

2. 適用を受けるにあたっての 1 相続発生日を起算点とした適用期間の要件 相続日から起算して 3 年を経過する日の属する年の 12 月 31 日まで かつ 特例の適用期間である平成 28 年 4 月 1 日から平成 31 年 12 月 31 日までに譲渡することが必要 例 平成 25 年 1 月

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左記に該当しない方 ボタンを選択した場合 ( 特定増改築等 ) 住宅借入金等特別控除 というリンクになった文字をクリックすると 住宅借入金等特別控除の入力画面が表示されます 所得 所得控除等入力 画面で ( 特定増改築等 ) 住宅借入金等特別控除 というリンクになった文字をクリックすると 3 ページ

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住宅の省エネエネ改修改修に伴う固定資産税固定資産税の減額制度減額制度について 平成 20 年 1 月 1 日以前に建てられた住宅 ( 賃貸住宅を除く ) について 平成 20 年 4 月 1 日から平成 32 年 3 月 31 日までの間に 一定の要件を満たす省エネ改修工事を行った場合 120 m2

所得税確定申告セミナー

控除の種類判定 次の表に従い 対象となる控除を判定します 区分対象となる控除該当ページ 一般住宅の新築等 A 一般住宅の新築等に係る住宅借入金等特別控除 3 ページ 認定住宅の新築等 A2 認定住宅の新築等に係る住宅借入金等特別控除 4 ページ 中古住宅の購入 A3 中古住宅の購入に係る住宅借入金等

上記工事が行われ 認定長期優良宅に該当することとなった場合長期優良宅建築等計画の認定主体長期優良宅建築等計画の認定番号 第 号 長期優良宅建築等計画の認定年月日 平成 年 月 日 上記の工事が租税特別措置法若しくは租税特別措置法施行令に規定する工事に該当すること又は上記の工事が地方税法若しくは地方税

平成 31 年度住宅関連税制改正の概要 ( 一社 ) 住宅生産団体連合会 平成 31 年 3 月 (1) 住宅ローン減税の拡充 ( 所得税 個人住民税 ) 消費税率 10% が適用される住宅取得等をして 2019 年 10 月 1 日から 2020 年 12 月 31 日までの間にその者の居住の用に

この特例は居住期間が短期間でも その家屋がその人の日常の生活状況などから 生活の本拠として居住しているものであれば適用が受けられます ただし 次のような場合には 適用はありません 1 居住用財産の特例の適用を受けるためのみの目的で入居した場合 2 自己の居住用家屋の新築期間中や改築期間中だけの仮住い

必要な書類 市町村 住民票の写し 原本 居住開始年月日を記載するため 法務局 原本 登記簿に記載した内容を確認するため 請負契約書 写 売買契約書 写 ⑨ 家屋 土地等の取得価額を記載するため 住宅取得資金に係る 借入金の年末残高等証明書 原本 二面 一面⑨から転記,,, 借入金残高の確認 家屋の取

13. 平成 29 年 4 月に中古住宅とその敷地を取得した場合 当該敷地の取得に係る不動産取得税の税額から 1/2 に相当する額が減額される 14. 家屋の改築により家屋の取得とみなされた場合 当該改築により増加した価格を課税標準として不動産 取得税が課税される 15. 不動産取得税は 相続 贈与

の範囲は 築 20 年以内の非耐火建築物及び築 25 年以内の耐火建築物 ((2) については築 25 年以内の既存住宅 ) のほか 建築基準法施行令 ( 昭和二十五年政令第三百三十八号 ) 第三章及び第五章の四の規定又は地震に対する安全上耐震関係規定に準ずるものとして定める基準に適合する一定の既存

平成29年 住宅リフォーム税制の手引き 本編_概要

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契約をするとき 契約書に貼る印紙税不動産取引で取り交わす契約書は 印紙税の対象となります 具体的には 不動産の売買契約書や建物の建築請負契約書 土地賃貸借契約書 ローン借入時の金銭消費貸借契約書等がこれに当たります 印紙税の額は 契約書に記載された金額によって決定されます 原則として 収入印紙を課税

2 住宅の取得等に係る税額控除の判定表住宅の新築や購入をされた方は 1 を 住宅の増改築等をされた方は 2 をご覧いただき 対象となる税額控除 をご確認ください なお 複数の税額控除から1つを選択できる場合がありますが いずれの税額控除が有利となるかは 毎年の所得金額や借入金等の年末残高などによって

各年の住宅ローン控除額の算出 所得税から控除しきれない額は住民税からも控除 当該年分の住宅ローン控除額から当該年分の所得税額 ( 住宅ローン控除の適用がないものとした場合の所得税額 ) を控除した際に 残額がある場合については 翌年度分の個人住民税において 当該残額に相当する額が 以下の控除限度額の

障財源化分とする経過措置を講ずる (4) その他所要の措置を講ずる 2 消費税率の引上げ時期の変更に伴う措置 ( 国税 ) (1) 消費税の軽減税率制度の導入時期を平成 31 年 10 月 1 日とする (2) 適格請求書等保存方式が導入されるまでの間の措置について 次の措置を講ずる 1 売上げを税

2 引き続き居住の用に供している場合 とされる場合本人が 転勤などのやむを得ない事情により 配偶者 扶養親族その他一定の親族と日常の起居を共にしないこととなった場合において その家屋等をこれらの親族が引き続きその居住の用に供しており やむを得ない事情が解消した後は 本人が共にその家屋に居住することに

Taro-町耐震改修助成要綱 j


申告所得税関係 手続名 帳票名平成年分セルフメディケーション税制の明細書 ( 次葉 ) 特定証券投資信託に係る配当控除額の計算書 平成 年分給与所得の源泉徴収票 ( 平成 28 年以降用 ) 平成 年分特定口座年間取引報告書 ( 平成 28 年以降用 ) 平成 年分公的年金等の源泉徴収票 ( 平成

2. 控除の適用時期 Q. 12 月に取得した自宅の所在地に 年末までに住民票を移しましたが 都合で引っ越しが翌年になってしまった場合 住宅ローン控除はいつから受けることになりますか A. 住宅ローン控除の適用を受けるためには 実際に居住を開始することが必要です したがって 住民票を移した年ではなく

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5 適用手続 ⑴ 相続時精算課税の適用を受けようとする受贈者は 贈与を受けた財産に係る贈与税の申告期間内に 相続時精算課税選択届出書 ( 贈与者ごとに作成が必要 ) を贈与税の申告書に添付して 納税地の所轄税務署長に提出する ( 相法 21の92) なお 提出された当該届出書は撤回することができない


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租税特別措置法 ( 昭和三十二年法律第二十六号 ) 第十条の二 第四十二条の五 第六十八条の十 租税特別措置法 ( 昭和三十二年法律第二十六号 ) ( 高度省エネルギー増進設備等を取得した場合の特別償却又は所得税額の特別控除 ) 第十条の二青色申告書を提出する個人が 平成三十年四月一日 ( 第二号及

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税金のいろいろ所得税の計算の税金サラリーマン20 生活の税金株式の税金事業の税金不動産の税金贈与の税金相続の税金(2) 適用を受けるための主な要件 取得又は増改築等をした日から6か月以内に居住すること 住宅の床面積が50m 2 以上で取得又は増改築後の家屋の床面積の1/2 以上が居住用であること 中

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平成21年4月 源泉所得税改正のあらまし

情報通信機器等を取得した場合等の所得税額の特別控除に関する明細書 ( 本表 ) 情報通信機器等に係る繰越税額控除限度超過額の計算上控除される金額に関する明細書 ( 付表 ) 政党等寄附金特別控除額の計算明細書 国庫補助金等の総収入金額不算入に関する明細書 返品調整引当金に関する明細書 退職給与引当金

1/12 三豊市若者定住促進 地域経済活性化事業補助金交付要綱 三豊市若者定住促進 地域経済活性化事業補助金交付要綱平成 24 年 7 月 10 日告示第 256 号改正平成 26 年 3 月 20 日告示第 46 号平成 26 年 3 月 31 日告示第 88 号平成 27 年 3 月 31 日告

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作成する申告書 還付請求書等の様式名と作成の順序 ( 単体申告分 ) 申告及び還付請求を行うに当たり作成することとなる順に その様式を示しています 災害損失の繰戻しによる法人税 額の還付 ( 法人税法 805) 仮決算の中間申告による所得税 額の還付 ( 法人税法 ) 1 災害損失特別勘

図表 2 住宅ローン減税の拡充 消費税率が 5% の場合 消費税率が 8% または 10% の 場合 適用期間 ~2014 年 3 月 2014 年 4 月 ~2017 年末 最大控除額 (10 年間合計 ) 200 万円 (20 万円 10 年間 ) 400 万円 (40 万円 10 年間 ) 控

国住政第 4 号国住生第 2 2 号国住指第 3 0 号平成 29 年 4 月 7 日 各都道府県建築主務部長 各政令指定都市建築主務部長 殿 殿 国土交通省住宅局住宅企画官 住宅生産課長 建築指導課長 租税特別措置法第 41 条の 19 の 2 第 1 項の規定に基づく地方公共団体の長の国土交通大

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追録8pt.mcd

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B 事例 1: 日本赤十字社と公益財団法人公益法人協会ともに 所得控除方式 を適用し ffff た場合に還付される税金について 前提 1 寄附先の名称等 ( 弊協会の他に 東日本大震災の義援金として日本赤十字社に寄附したものと仮定 ) 名称金額備考 日本赤十字社 ( 東日本大震災義援金 ) 30,0

「図解 外形標準課税」(仮称)基本構想

住宅取得等資金贈与の非課税特例 教育資金一括贈与の非課税特例 結婚 子育て資金贈与の非課税特例 相続時精算課税制度 贈与者 贈与年の 1 月 1 日現在で 60 歳以上の父母または祖父母 受贈者 贈与者の直系卑属 ( 子 孫 ひ孫等 ) で贈与の年の 1 月 1 日現在 20 歳以上 受贈年の合計所

平成23年度税制改正の主要項目

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イ税務署へ確定申告書を提出し 所得税の住宅ローン控除の適用を受けている 退職所得 山林所得がある方 所得税の平均課税の適用を受けている方は 住宅ローン控除申告書を提出することにより控除額が大きくなる場合があります 申告書を提出される方は3 月 15 日 ( 月 ) までに申告してください 申告しなけ

平成29年 住宅リフォーム税制の手引き 本編 不動産取得税の特例措編


⑶ 算出税額 (A) 算出税額 (B) 算出税額 (C) ( 注 ) 算出税額 (D) 算出税額 (E) 算出税額 (F) 算出税額 (G) 算出税額 (H) - 税額控除額 = 所得税額 ( 年税額 ) ⑷ 所得税額 ( 年税額 )- 源泉徴収税額 - 予定納税額 = 確定申告に係る納付税額 (

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平成 30 年 7 月豪雨により被害を受けられた方の税務上の措置 ( 手続 )FAQ 平成 30 年 7 月広島国税局 平成 30 年 7 月豪雨により被害を受けられた方の税制上の措置 ( 手続 ) 等につきまして 照会の 多い事例を取りまとめましたので 参考としてください 目次 Ⅰ 災害にあった場

[Q1] 復興特別所得税の源泉徴収はいつから行う必要があるのですか 平成 25 年 1 月 1 日から平成 49 年 12 月 31 日までの間に生ずる所得について源泉所得税を徴収する際 復興特別所得税を併せて源泉徴収しなければなりません ( 復興財源確保法第 28 条 ) [Q2] 誰が復興特別所

第11 源泉徴収票及び支払調書の提出

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断熱改修工事等に係る特定増改築等住宅借入金等特別控除について

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消費税率引上げ時期の変更に伴う税制上の措置

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注 1 認定住宅とは 認定長期優良住宅及び認定低炭素住宅をいう 注 2 平成 26 年 4 月から平成 29 年 12 月までの欄の金額は 認定住宅の対価の額又は費用の額に含まれる消費税等の税率が 8% 又は 10% である場合の金額であり それ以外の場合における借入限度額は 3,000 万円とする

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e-PAP確定申告_【電子申告】第3者作成書類の添付省略

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3 平成 25 年 4 月に給与の支給規程を改訂し 平成 24 年分 10 月にまでさかのぼって実施する こととなり 平成 25 年 4 月の給与支給日に支払うこととなった平成 24 年 10 月から平成 25 年 3 月までの給与改訂差額 A 3 1 給与所得の収入金額の収入すべき時期は 契約又は

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(4) 給与所得者の( 特定増改築等 ) 住宅借入金等特別控除申告書 の記入について 下表および次頁の記入例を参照のうえ ご記入ください 項目 ESS/EXselfを利用できる方 ESS/EXselfを利用できない方 A 給与の支払元会社名をご記入ください B 給与の支払元会社の所在地をご記入くださ

所令要綱

別紙 2 レコード内容及び作成要領 ( 抄 ) 1 漢字を使用する場合 ⑵ 受給者レコード 項番項目名表現形式 項目長 PIC REAL 位置 記録要領 別添 住宅の新築 購入又は増改築の区分により 次の番号を記録する 租税特別措置法第 41 条第 1 項又は第 6 項に規定する住宅借入金等を有する

目 次 問 1 法人税法における当初申告要件及び適用額の制限に関する改正の概要 1 問 2 租税特別措置法における当初申告要件及び適用額の制限に関する改正の概要 3 問 3 法人税法における当初申告要件 ( 所得税額控除の例 ) 5 問 4 法人税法における適用額の制限 ( 所得税額控除の例 ) 6

世帯に付き10,000 円以内とする 2 助成金の交付の対象となる空気調和機器の稼働期間 ( 以下 交付対象期間 という ) は 7 月から10 月までとする 3 助成金の交付の申請をした者 ( 以下 申請者 という ) が 交付対象期間の一部について第 6 条に規定する資格に適合しない場合は 助成

藤沢市木造住宅簡易耐震改修工事補助金交付要綱 ( 趣旨 ) 第 1 条この要綱は, 木造住宅の耐震改修工事を促進することにより, 災害に強い安全なまちづくりを推進するため, 藤沢市耐震改修促進計画に基づき, 簡易耐震改修工事のための補強設計及び簡易耐震改修工事並びに工事監理に要する費用に対する補助金

木造住宅耐震診断費の補助 申込み期限 1 月 3 1 日 1 補助の対象 耐震診断の補助を受けるには 次のいずれにも該当しなければなりません (1) 木造の戸建住宅 ( 併用住宅で床面積の1/2 以上が居住用のものを含む ) で昭和 56 年 5 月 31 日以前に着工した地上 2 階建てまでのもの

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Ⅲ 納付 [Q6] 申告 納付等の期限の延長が認められた場合 延滞税 利子税はどのようになりますか また 加算税は賦課されますか 7 [Q7] 今般の熊本地震災害により被害を受けましたが 納税の猶予はどのような場合に受けることができますか 8 [Q8] 納税の猶予の 相当の損失 とはどの程度の損失を

公共債の税金について Q 公共債の利子に対する税金はどのようになっていますか? 平成 28 年 1 月 1 日以後に個人のお客様が支払いを受ける国債や地方債などの特定公社債 ( 注 1) の利子については 申告分離課税の対象となります なお 利子の支払いを受ける際に源泉徴収 ( 注 2) された税金

(2) 父母 ( 祖父母 ) から子 ( 孫 ) への住宅取得等資金の贈不 父母 ( 祖父母 ) など直系尊属から その子 ( 孫 ) へ居住用の家屋の新築 取得または増改築のための金銭 ( 住宅取得等資金 ) を贈不した場合 表の通りの金額について贈不税が非課税となります また 贈不税の基礎控除

私たちの市税

親世帯全員が暴力団員でないこと 親世帯のいずれかが介護保険施設 在宅とされる施設及びこれに準ずる施設に入所又は入居していないこと 4) 町内業者加算 施工業者が建築工事業の建設業許可を受けた町内に本店を有する事業者であること 対象住宅の要件 1) 新築住宅の場合 平成 2 9 年 4 月 1 日以降

公共債の税金について Q 公共債の利子に対する税金はどのようになっていますか? 平成 28 年 1 月 1 日以後に個人のお客様が支払いを受ける国債や地方債などの特定公社債 ( 注 1) の利子については 申告分離課税の対象となります なお 利子の支払いを受ける際に源泉徴収 ( 注 2) された税金

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第 2 質疑応答 1 補助金等問平成 23 年 6 月 30 日以後に住宅の取得等に係る契約を締結し その住宅の取得等に関し補助金等の交付を受ける場合は その補助金等の額を住宅の取得等の対価の額又は費用の額から差し引くこととされました この住宅の取得等の対価の額又は費用の額から差し引く補助金等とはどのようなものですか 住宅借入金等の金額が家屋の新築 購入又は増改築等 ( その住宅の取得等とともにする家屋の敷地の用に供される土地等の取得を含みます 以下 住宅の取得等 といいます ) に係る対価の額又は費用の額を超える場合には 住宅借入金等特別控除額の計算上 住宅借入金等の金額は その対価の額又は費用の額を限度とします なお 平成 23 年 6 月 30 日以後に住宅の取得等に係る契約を締結し その住宅の取得等に関し補助金等の交付を受ける場合には その住宅の取得等の対価の額又は費用の額は その補助金等の額を控除した金額となります この場合の補助金等とは 国又は地方公共団体から交付される補助金又は給付金その他これらに準ずるものをいい 具体的には次によります (1) 国又は地方公共団体から直接交付される補助金等のほか 国又は地方公共団体から補助金等の交付事務の委託を受けた法人を通じて交付されるものが含まれます (2) 補助金等は 補助金又は給付金等の名称にかかわらず 住宅の取得等と相当の因果関係のあるものをいいます この場合 住宅借入金等の利子の支払に充てるために交付されるいわゆる利子補給金はこれに当たりません ( 注 )1 補助金等には 金銭で交付されるもののほか 金銭以外の物又は権利その他経済的な利益をもって交付されるものも含まれます 2 補助金等は 所得税法第 42 条又は第 43 条に規定する国庫補助金等に該当するか否か又は同条の規定を適用するか否かを問いません 3 家屋や土地等の取得対価の額に含まれることとされる建物附属設備の取得等に関して交付されるものも補助金等に該当します 措令 265 21 措通 41-26 の 2 41-24 41-25 41-26 17

2 定住奨励金問私は N 町に新築住宅を購入し その住宅を居住の用に供しました N 町では 町内に住宅を新築や購入し 一定の要件を満たす場合には いわゆる 定住奨励金 を申請することによりその助成を受けることができます この定住奨励金は補助金等の額として住宅の取得等の対価の額から控除する必要はありますか なお 新築住宅の売買契約日は平成 23 年 7 月 15 日 居住の用に供した日は平成 23 年 8 月 2 日です 平成 23 年 6 月 30 日以後に住宅の取得等に係る契約を締結し その住宅の取得等に関し補助金等の交付を受ける場合には その住宅の取得等の対価の額又は費用の額は その補助金等の額を控除した金額とすることとされています この場合の補助金等とは 国又は地方公共団体から交付される補助金又は給付金その他これらに準ずるものをいい 住宅の取得等と相当の因果関係のあるものをいいます いわゆる定住奨励金については その市区町村への定住の促進を目的として交付される助成金ですが その市区町村に居住の用に供する家屋の新築 購入することを条件に交付されるものである場合には 住宅の取得等と交付を受ける定住奨励金の間には 相当の因果関係があると考えられますので 住宅の取得等に関し交付を受ける補助金等として住宅の取得等の対価の額からその補助金等の額を差し引く必要があります 措令 265 21 措通 41-26 の 2 18

3 経済的利益の付与問居住の用に供している家屋について増改築等を行ったところ 住宅エコポイントが付与されました この住宅エコポイントは 生活用動産に交換しました この場合の増改築等の費用の計算はどのようになりますか なお 平成 23 年 6 月 30 日以後に住宅の取得等に係る契約を締結し その住宅の取得等に関し補助金等の交付を受ける場合には その住宅の取得等の対価の額又は費用の額は その補助金等の額を控除した金額とすることとされています 1 住宅の取得等の対価の額又は費用の額から控除する補助金等とは 国又は地方公共団体から交付される補助金又は給付金その他これらに準ずるものをいいます これには 国又は地方公共団体から直接交付される補助金等のほか 国又は地方公共団体からその補助金等の交付事務の委託を受けた法人を通じて交付されるものも含まれます また 金銭で交付されるもののほか 金銭以外の物又は権利その他経済的な利益をもって交付されるものも含まれます 2 住宅エコポイントは 国から交付事務の委託を受けた住宅エコポイント事務局が行っていること また 金銭の交付でありませんが商品等に交換されるポイントの付与であり 金銭以外の物又は権利その他経済的な利益 であることから 住宅エコポイントについても 住宅の取得対価の額又は費用の額から控除 (1ポイントを1 円と換算した金額 ) する必要があります 措令 265 21 措通 41-26 の 2 19

4 利子補給金の取扱い問住宅借入金を銀行で借りてその資金で住宅の新築をしたところ 住宅借入金の利子を補塡する目的で市区町村からいわゆる利子補給金が交付されることとなりました このいわゆる利子補給金は補助金等として住宅の取得等の対価の額から控除する必要がありますか 平成 23 年 6 月 30 日以後に住宅の取得等に係る契約を締結し その住宅の取得等に関し補助金等の交付を受ける場合には その住宅の取得等の対価の額又は費用の額は その補助金等の額を控除した金額とすることとされています この場合の補助金等とは 補助金又は給付金等の名称にかかわらず 住宅の取得等と相当の因果関係のあるものをいいます この点 いわゆる利子補給金は住宅借入金等又は長期優良住宅借入金等の利子の支払に充てるために交付されることから 補助金等としてその住宅の取得等の対価の額又は費用の額から控除する必要はありません 措令 265 21 措通 41-26 の 2 20

5 これらに準ずるもの問家屋の新築に際し屋根に太陽光パネルを設置したところ T 財団法人から助成金の交付を受けましたが この助成金も住宅の取得等の対価の額から控除する必要はありますか 住宅の取得等の対価の額又は費用の額から控除する補助金等とは 国又は地方公共団体から交付される補助金又は給付金その他これらに準ずるものをいいます この補助金等には 国又は地方公共団体から直接交付される補助金等のほか その補助金等の交付事務の委託を受けた法人を通じて交付されるものも含まれます したがって ご質問の場合 国や地方公共団体などの予算が原資となり その交付事務の委託を受けている財団法人であれば 補助金等に該当します また 家屋の取得対価の額には その家屋と一体として取得したその家屋の電気設備 給排水設備 衛生設備及びガス設備等の附属設備の取得の対価の額も含まれることから これらの附属設備に関し交付を受ける補助金等がある場合には これらの対価の額を含む住宅の取得等の対価の額からその補助金等の額を控除することとなります 措令 265 21 措通 41-26 の 2(2) 41-24 41-25 41-26 21

6 被災者生活再建支援金問家屋が災害により全壊し 被災者生活再建支援金の支給を受けました この被災者生活再建支援金は新築した家屋の取得対価の額から控除する必要はありますか 被災者生活再建支援法第 1 条では その目的を 自然災害によりその生活基盤に著しい被害を受けた者に対し 都道府県が相互扶助の観点から拠出した基金を活用して被災者生活再建支援金を支給するための措置を定めることにより その生活の再建を支援し もって住民の生活の安定と被災地の速やかな復興に資すること と規定しています したがって この法律に基づき被災者に支給される被災者生活再建支援金は 住宅の取得等と相当の因果関係を有するとは認められないことから 住宅の取得等の対価の額又は費用の額から控除する必要はありません 措令 265 21 被災者生活再建支援法 22

7 補助金等の見込控除問平成 23 年 11 月に家屋の省エネ改修工事を行い K 市に補助金等の申請を行いました 確定申告書を提出するまでに交付決定通知書が送付されていません この場合に その工事の費用の額から交付される予定の補助金等の額を差し引く必要はありますか 平成 23 年 6 月 30 日以後に住宅の取得等に係る契約を締結し その住宅の取得等に関し補助金等の交付を受ける場合には 住宅借入金等の金額は その住宅の取得等の対価の額又は費用の額からその交付を受ける補助金等の額を控除した金額が限度となります なお 確定申告をする時までに交付決定通知書が届いていないなど その交付を受ける補助金等の額が住宅借入金等特別控除の適用を受ける確定申告書を提出する時までに確定していない場合には その交付を受ける補助金等の見込額によりその工事の費用の額から控除して住宅借入金等特別控除額を計算します この場合において 後日 その交付を受ける額の確定額とその見込額とが異なることとなったときは 申告額を訂正 ( 修正申告又は更正の請求 ) します 措令 265 21 措通 41-26 の 3 23

8 住宅の取得等の対価の額等から控除する方法問戸建住宅を購入し S 町から定住奨励金の助成を受けましたが 家屋に対する補助金か宅地に対する補助金か明らかに区分することはできません この場合 住宅借入金等特別控除額の計算はどうなりますか 平成 23 年 6 月 30 日以後に住宅の取得等 ( その住宅の敷地の用に供される土地等を含みます ) に係る契約を締結し その住宅の取得等に関し補助金等の交付を受ける場合には その対価の額又は費用の額は その補助金等の額を控除した金額とすることとされています 交付を受ける補助金等の額が 家屋と土地等のいずれの取得等に関し交付を受けるか明らかに区分できない場合には 家屋の取得対価の額と土地等の取得対価の額によりその補助金等の額を按分し それぞれの取得対価の額からその額を控除します ( 注 ) マンションのように家屋及びその敷地の居住の用に供する部分の割合が同じで かつ 家屋及び敷地の取得の両方に係る住宅借入金等を有する場合には マンションの取得対価の額の合計額から補助金等の額を控除します 措令 265 21 措通 41-26 の 4 24

9 ( 特定増改築等 ) 住宅借入金等特別控除の増改築等における金額要件の判定問 ( 特定増改築等 ) 住宅借入金等特別控除における増改築等の金額要件の判定において補助金等の金額を控除して判定する必要はありますか 特定増改築等住宅借入金等特別控除の対象となる増改築等とは 高齢者等居住改修工事等の費用の額 特定断熱改修工事等に要した費用の額又は断熱改修工事等に要した費用の額がそれぞれ 30 万円を超えるときにこれらの控除の対象となります この金額の判定において 平成 23 年 6 月 30 日以後に住宅の増改築等に係る契約を締結した場合に高齢者等居住改修工事等 特定断熱改修工事等又は断熱改修工事等に要した費用の額から控除する補助金等の範囲は次のとおりです ( 注 ) 高齢者等居住改修工事等に要した費用の額又は ( 特定 ) 断熱改修工事等に要した費用の額から控除する補助金等の額は 増改築等工事証明書に記載されることとなっています 高齢者等居住改修工事等に係る特定増改築等住宅借入金等特別控除 工事の内容 控除する補助金等 高齢者等居住改修工事等 特定工事 ( ) の費用に関し交付を受ける補助金等 ( 特 定断熱改修工事等に関し交付を受ける補助金等を除きます ) 特定断熱改修工事等特定断熱改修工事等に関し交付を受ける補助金等 特定工事 とは 高齢者等居住改修工事等と併せて行うその家屋と一体となって効用を果たす設備の取替え又は取付けに係る工事を含む増改築等に係る工事をいいます 断熱改修工事等に係る特定増改築等住宅借入金等特別控除 工事の内容控除する補助金等特定断熱改修工事等特定工事 ( ) の費用に関し交付を受ける補助金等断熱改修工事等 特定工事 とは ( 特定 ) 断熱改修工事等と併せて行うその家屋と一体となって効用を果たす設備の取替え又は取付けに係る工事を含む増改築等に係る工事をいいます 措法 416 41 の 3 の 225 平成 23 年国土交通省告示第 698 号 25

10 金額要件の判定と増改築等住宅借入金等の金額の関係問高齢者等居住改修工事に係る特定増改築等住宅借入金等特別控除の適用に当たり 特定断熱改修工事等の費用の額からその費用に関し交付を受ける補助金等の額を差し引いたところ 30 万円以下となったため 特定断熱改修工事等については2% の控除割合の対象にはなりませんでした この場合 特定増改築等住宅借入金等特別控除額はどのように計算しますか 特定増改築等住宅借入金等 (2% の控除割合 ) の対象とならない特定断熱改修工事等の費用に関し交付を受ける補助金等の額は 住宅の増改築等の費用の額から控除した上で 増改築等住宅借入金と補助金等を控除後の増改築等の費用の額のいずれか小さい方の金額が増改築等住宅借入金等となります なお 高齢者等居住改修工事等に要した費用の額から特定断熱改修工事等の費用に関し交付を受ける補助金等の額を差し引く必要はありません 設例 増改築等住宅借入金等の金額 800 万円住宅の増改築等に要した費用の額 800 万円うち 高齢者等居住改修工事等に要した費用の額 150 万円 ( 補助金等の額 20 万円 ) うち 特定断熱改修工事等に要した費用の額 60 万円 ( 補助金等の額 40 万円 ) 控除額の計算 増改築等住宅借入金等 800 万円 住宅の増改築等に要した費用の額 800 万円 - 補助金等の合計額 60 万円 (20 万円 +40 万円 ) 増改築等住宅借入金等は 740 万円を限度とします 高齢者等居住改修工事等に要した費用の額 150 万円 -20 万円 =130 万円 特定断熱改修工事等に要した費用の額 60 万円 -40 万円 =20 万円 30 万円 0 円 高齢者等居住改修工事等に係る特定増改築等住宅借入金等特別控除額 130 万円 2%+(740 万円 -130 万円 ) 1%=87,000 円 措令 26 の 42 26

11 住宅取得等資金の控除問住宅取得等資金の贈与の特例を受けましたが 建売住宅の取得に住宅取得等資金を充てました この場合 どのように家屋又は土地等の取得対価の額から住宅取得等資金を差し引けばよいでしょうか 1 住宅の取得等に関し 住宅取得等資金の贈与の特例 ( 住宅取得等資金の贈与税の非課税 及び 相続時清算課税選択の特例 をいいます 以下同じです ) の適用を受けた場合には その特例を受けた部分の金額を家屋の取得対価の額又は土地等の取得対価の額から控除します 2 住宅取得等資金の贈与の特例は その贈与を受けた住宅取得等資金を住宅の取得等に充てることが適用要件とされていることから その適用を受けた場合には その住宅取得等資金を充てた家屋又は土地等の取得対価の額からそれぞれ控除します なお 家屋の取得等又は土地等の取得等のいずれに充てたか不明な場合には 住宅取得等資金の額を差し引く前の取得対価の額のうち 自己の持分に応じた家屋と土地等の取得対価の額で按分計算した住宅取得等資金の額をそれぞれ控除します ( 注 ) マンションのように家屋及びその敷地の居住の用に供する部分の割合が同じで かつ 住宅及び土地等 に係る住宅借入金等を有する場合には その家屋及び敷地の取得対価の額の合計額から控除します 措令 265 21 27

12 適用関係問私は 家屋の敷地の用に供する土地を平成 22 年 4 月 22 日に取得 ( 売買契約 ) し 平成 23 年 7 月 1 日に家屋の工事請負契約を締結し 同年 11 月 20 日に居住の用に供しました この住宅の新築に関し 補助金の交付を受けました 住宅借入金等特別控除の計算上 この補助金を控除する必要はありますか 平成 23 年 6 月 30 日以後に住宅の取得等に係る契約を締結し その住宅の取得等に関し補助金等の交付を受ける場合には その家屋等の取得対価の額等からその交付を受ける補助金等の額を控除することとされています 先行取得した土地に係る契約が平成 23 年 6 月 29 日以前であっても 家屋の新築に係る契約が平成 23 年 6 月 30 日以後であった場合には 先行取得をした土地等の取得に関し補助金等が交付されたことが明らかな場合を除き 家屋の取得対価の額又は土地等の取得対価の額から控除します 措法 41 措令 265 21 改正措令附則 15 28

13 計算明細書問 ( 特定増改築等 ) 住宅借入金等特別控除の適用を受ける場合には ( 特定増改築等 ) 住宅借入金等特別控除額の計算明細書 を記載して確定申告書と一緒に提出する必要がありますが 交付を受ける補助金等はどのように控除すればよいのですか 平成 23 年 6 月 30 日以後に住宅の取得等に係る契約を締結し その住宅の取得等に関し補助金等の交付を受ける場合には その住宅の取得等の対価の額又は費用の額は その交付を受ける補助金等の額を控除した金額とすることとされています この場合 ( 付表 1) 補助金等の交付を受ける場合又は住宅取得等資金の贈与の特例を受けた場合の取得対価の額等の計算明細書 を作成し ( 特定増改築等 ) 住宅借入金等特別控除額の計算明細書 と併せて確定申告書と一緒に提出する必要があります ( 注 ) 特定増改築等住宅借入金等特別控除も同様です なお 具体的な ( 特定増改築等 ) 住宅借入金等特別控除額の計算明細書 及び ( 付表 1) の書き方については 第 3 計算明細書等の書き方 を参照してください 措法 4117 29

14 家屋の取得対価等の額が記載されている年末残高等証明書問建設業者から交付を受けた 住宅取得資金に係る借入金の年末残高等証明書 には 新築工事の請負代金の額が記載されています この場合請負契約書などの新築工事の請負代金の額を証する書類を確定申告書と一緒に提出しなければならいのでしょうか 住宅借入金等特別控除を受けるためには 各種の書類を確定申告書と一緒に提出することが必要とされていますが その中に 住宅取得資金に係る借入金の年末残高等証明書 ( 以下 残高等証明書 といいます ) 及び 家屋等の対価の額又は増改築等に要した費用の額を明らかにする書類又はその写し があります ところで残高等証明書は 住宅借入金等に係る債権者から交付を受けることとなっていますが その債権者が 家屋及びその敷地を譲渡した者 家屋の請負工事をした者又は増改築等の工事をした者である場合には その残高等証明書に家屋の新築若しくは購入 ( 一定の敷地の購入を含みます 以下本問において 家屋等の取得等 といいます ) の対価の額又は増改築等に要した費用の額を記載することとされています この場合 家屋等の取得対価の額又は増改築等に要した費用の額が記載されている残高等証明書を確定申告書と一緒に提出する場合には それによって家屋等の取得の対価の額又は費用の額が明らかになるため 改めて 家屋等の取得の対価の額又は増改築等に要した費用の額を明らかにする書類又はその写し を確定申告書と一緒に提出することは要しないこととされています ただし 平成 23 年 6 月 30 日以後に住宅の取得等に係る契約を締結し その住宅の取得等に関し補助金等の交付を受ける場合には 残高等証明書に記載される家屋等の取得対価の額又は増改築等に要した費用の額からその補助金等の額を控除した金額が家屋等の取得等の対価の額又は増改築等に要した費用の額となることから 住宅借入金等特別控除額の計算において その補助金等の額を控除するとともに その補助金等の額を証する書類を添付する必要があります 措規 18 の 21 別表 8( 備考 ) 措通 41-31 30

15 添付書類問住宅取得等資金の贈与の特例の適用を受けた場合には 住宅取得等資金の額を証する書類 が必要ですが 具体的にどのような書類が必要ですか 平成 23 年 6 月 30 日以後に住宅の取得等に係る契約を締結し その住宅の取得等に関し住宅取得等資金の贈与の特例の適用を受けた場合には 住宅の取得等の対価の額を明らかにする書類の一つとして住宅取得等資金の額を証する書類が必要です 具体的には 預金通帳の写しなどが考えられますが お手許にない場合には 贈与税の申告書の控の写しを添付しても差し支えありません 措法 4117 措規 18 の 21 31

16 交付を受ける補助金等の課税関係問私は給与所得者ですが 住宅の取得等に関し交付を受ける補助金等は 所得として確定申告をする必要はありますか 一時所得として課税の対象になります なお 一時所得の金額の計算上 50 万円の特別控除があり 交付を受ける補助金等の額がこの特別控除額を超える場合には その超える部分の金額の2 分の1が課税対象となります ( 注 ) 住宅の取得等に関し交付を受ける補助金等が国庫補助金等の総収入金額不算入の規定に規定する国庫補助金等に該当する場合には この適用を受けることにより 一時所得の総収入金額はないものとされます この場合であっても 住宅借入金等特別控除額の計算においては その交付を受ける補助金等がこの国庫補助金等の総収入金額不算入の規定に規定する 国庫補助金等 に該当するか否か 又はこの規定の適用を受けるか否かにかかわらず 住宅の取得等の対価の額は その交付を受ける補助金等の額を控除した金額となります 例えば 住宅エコポイントは 国庫補助金等には該当しないため一時所得の金額として課税対象となりますが 住宅借入金等特別控除の計算上はその住宅の取得等の対価の額又は費用の額から控除したところで計算します 所法 34 42 43 措令 265 21 32

17 住宅耐震改修特別控除の改正の概要 問住宅耐震改修特別控除の改正の概要について教えてください 住宅耐震改修特別控除に関する改正の概要をまとめると次のとおりです 平成 23 年 6 月 29 日以前に住宅耐震改修に係る契約を締結した場合 平成 23 年 6 月 30 日以後に住宅耐震改修に係る契約を締結した場合 (1) 地域要件 1 地域における多様な需要に応じた公的賃貸住宅等の整備等に関する特別措置法第 6 条第 1 項に規定する地域住宅計画で一定の事項が定められているもの 2 地方公共団体の作成した建築物の耐震改修の促進に関する法律第 5 条第 1 項に規定する都道府県耐震改修促進計画 ( 当該地方公共団体が実施する住宅の耐震改修又は住宅の耐震診断の事業で一定の要件を満たすものに関する事項の定めがあるものに限ります ) 3 住宅耐震改修促進計画 ( 地方公共団体の作成した地域における地震に対する安全を確保するための住宅の耐震改修又は住宅の耐震診断の促進に関する事業を定めた計画をいい 当該地方公共団体が実施する住宅の耐震改修又は住宅の耐震診断の事業で一定の要件を満たすものに関する事項の定めがあるものに限ります ) なし (2) 補助金等 - 地方公共団体の補助金等の額の算定において住宅耐震改修特別控除相当額を控除 住宅耐震改修特別控除額の計算上 住宅耐震改修に要した費用の額 から交付を受ける補助金等の額を控除 33

(3) 添付書類 1 住宅耐震改修特別控除額の計算明細書 2 地方公共団体の長が発行する 住宅耐震改修証明書 ( 注 )2の証明書が 地域要件を満たすことについてのみの証明書である場合には 建築士 指定確認検査機関又は登録住宅性能評価機関が発行する 住宅耐震改修証明書 も必要 3 住民票の写し 1 住宅耐震改修特別控除額の計算明細書 2 地方公共団体の長 建築士 指定確認検査機関又は登録住宅性能評価機関の発行する 住宅耐震改修証明書 3 住宅耐震改修に係る請負契約書の写し 4 住宅耐震改修の費用に関し補助金等の交付を受ける補助金等がある場合には 補助金等の額を証する書類 5 住宅耐震改修をした家屋の登記事項証明書 6 住民票の写し 措法 41 の 19 の 2 旧措法 41 の 19 の 2 34

18 標準的な費用の額問住宅耐震改修特別控除は 住宅耐震改修に要した費用の額と住宅耐震改修に係る標準的な費用の額のいずれか少ない方の金額に対して一定割合を乗じて計算することとされています 住宅耐震改修に要した費用の額からは交付を受ける補助金等の額を控除しますが 住宅耐震改修に係る標準的な費用の額からは控除する必要はありますか 平成 23 年 6 月 30 日以後に住宅耐震改修に係る契約を締結し その住宅耐震改修の費用に関し補助金等の交付を受ける場合は その住宅耐震改修の費用の額からその補助金等の額を控除することとされています なお この補助金等は 住宅耐震改修工事に要した費用の額から控除することとされており 住宅耐震改修の標準的な費用の額からは控除する必要はありません ( 注 ) 住宅特定改修特別税額控除における標準的な費用の額も同様です 措法 41 の 19 の 21 一 41 の 19 の 312 35