沖縄県教育庁提出資料 1

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(2) 不登校児童生徒の状況について ( 児童生徒調査より ) 不登校児童生徒は, 中学 2 年生が最も多く 867 人, 次いで中学 3 年生が 786 人となっている 不登校になった学年は, 中学 1 年からが 970 人であり, 不登校児童生徒全体の約 34.8% を占める 依然として中学 1

p.1~2◇◇Ⅰ調査の概要、Ⅱ公表について、Ⅲ_1教科に対する調査の結果_0821_2改訂

学力向上のための取り組み

領域別正答率 Zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz んんんんんんんんんんんんん 小学校 中学校ともに 国語 A B 算数( 数学 )A B のほとんどの領域において 奈良県 全国を上回っています 小学校国語 書く B において 奈良県 全国を大きく上回っています しかし 質問紙調査では 自分

3 調査結果 1 平成 30 年度大分県学力定着状況調査 学年 小学校 5 年生 教科 国語 算数 理科 項目 知識 活用 知識 活用 知識 活用 大分県平均正答率 大分県偏差値

Taro-① 平成30年度全国学力・学習状況調査の結果の概要について

<4D F736F F D F81798E9197BF94D48D A95CA8E B8CA782CC8EE691678FF38BB581698B6096B18B4C8DDA92F990B38CE3816A2E646

①H28公表資料p.1~2

国語の授業で目的に応じて資料を読み, 自分の考えを 話したり, 書いたりしている

施策吊

1. 調査結果の概況 (1) の児童 ( 小学校 ) の状況 < 国語 A> 今年度より, ( 公立 ) と市町村立の平均正答率は整数値で表示となりました < 国語 B> 4 国語 A 平均正答率 5 国語 B 平均正答率 ( 公立 ) 74.8 ( 公立 ) 57.5 ( 公立 ) 74 ( 公立

2 教科に関する調査の結果 (1) 平均正答率 % 小学校 中学校 4 年生 5 年生 6 年生 1 年生 2 年生 3 年生 国語算数 数学英語 狭山市 埼玉県 狭山市 61.4

高等学校第 3 学年英検準 2 級以上の割合英語教育実施状況調査 30.0 % H26 H26 全国平均 31.9% 30.5 %( 27 ) 34.3 %( 27 ) 3 高等学校教育の質の向上 インターンシップ実施率 ( 高等学校 ) 高等学校中途退学率 児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に

<4D F736F F D D AD8DF48D8096DA C82A982C89053>

2 調査結果 (1) 教科に関する調査結果 全体の平均正答率では, 小 5, 中 2の全ての教科で 全国的期待値 ( 参考値 ) ( 以下 全国値 という ) との5ポイント以上の有意差は見られなかった 基礎 基本 については,5ポイント以上の有意差は見られなかったものの, 小 5 中 2ともに,

(2) 学習指導要領の領域別の平均正答率 1 小学校国語 A (%) 学習指導要領の領域 領 域 話すこと 聞くこと 66.6(69.2) 77.0(79.2) 書くこと 61.8(60.6) 69.3(72.8) 読むこと 69.9(70.2) 77.4(78.5) 伝統的な言語文化等 78.3(

平成 28 年度全国学力 学習状況調査の結果伊達市教育委員会〇平成 28 年 4 月 19 日 ( 火 ) に実施した平成 28 年度全国学力 学習状況調査の北海道における参加状況は 下記のとおりである 北海道 伊達市 ( 星の丘小 中学校を除く ) 学校数 児童生徒数 学校数 児童生徒数 小学校

(2) 国語 B 算数数学 B 知識 技能等を実生活の様々な場面に活用する力や 様々な課題解決のための構想を立て実践し 評価 改善する力などに関わる主として 活用 に関する問題です (3) 児童生徒質問紙児童生徒の生活習慣や意識等に関する調査です 3 平成 20 年度全国学力 学習状況調査の結果 (

愛媛県学力向上5か年計画

(3) その他 全日制高校進学率の向上を図るため 更に公私で全体として進学率が向上するよう工夫する そのための基本的な考え方として 定員協議における公私の役割 を次のとおり確認する 公立 の役割: 生徒一人ひとりの希望と適性に応じて 多様な選択ができるよう 幅広い進路先としての役割を担い 県民ニーズ

平成29年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果について(その2)

小学校の結果は 国語 B 算数 A で全国平均正答率を上回っており 改善傾向が見られる しかし 国語 A 算数 B では依然として全国平均正答率を下回っており 課題が残る 中学校の結果は 国語 B 以外の教科で全国平均正答率を上回った ア平成 26 年度全国学力 学習状況調査における宇部市の平均正答

ホームページ掲載資料 平成 30 年度 全国学力 学習状況調査結果 ( 上尾市立小 中学校概要 ) 平成 30 年 4 月 17 日実施 上尾市教育委員会

目 次 1 学力調査の概要 1 2 内容別調査結果の概要 (1) 内容別正答率 2 (2) 分類 区分別正答率 小学校国語 A( 知識 ) 国語 B( 活用 ) 3 小学校算数 A( 知識 ) 算数 B( 活用 ) 5 中学校国語 A( 知識 ) 国語 B( 活用 ) 7 中学校数学 A( 知識 )

基本方針1 小・中学校で、子どもたちの学力を最大限に伸ばします

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学生の中途退学や休学等の状況について

2 全国 埼玉県 狭山市の平均正答率 ( 教科に関する調査の結果 ) ( 単位 %) (1) 小学校第 6 学年 教科ごとの区分 教科 狭山市 埼玉県 全国 国語 A 国語 B 算数 A 算数 B 学習指導要領の

情報コーナー用

の間で動いています 今年度は特に中学校の数学 A 区分 ( 知識 に関する問題 ) の平均正答率が全 国の平均正答率より 2.4 ポイント上回り 高い正答率となっています <H9 年度からの平均正答率の経年変化を表すグラフ > * 平成 22 年度は抽出調査のためデータがありません 平

解禁日時新聞平成 30 年 8 月 1 日朝刊テレビ ラジオ インターネット平成 30 年 7 月 31 日午後 5 時以降 報道資料 年月日 平成 30 年 7 月 31 日 ( 火 ) 担当課 学校教育課 担当者 義務教育係 垣内 宏志 富倉 勇 TEL 直通 内線 5

4 選抜方法 (1) 選抜の方法 本校の 期待する生徒像 に基づき, 学力検査の成績, 調査書, 面接の結果 等を総合的に判定して入学者の選抜を行う ア 学力検査の成績 による順位と 調査書の得点 による順位が, ともに次のパーセント以内にある者は, 入学許可候補者として内定する ( ア ) 受検者

44 大分県

京都府における生活保護世帯の推移 23,123 24,682 4,257 5,049 18,866 19,633 32,630 7,182 25,448 39,294 8,985 30,309 京都府に

領域別レーダーチャート 教科の領域別に全国を 100 とした場合の全道及び根室市の状況をレーダーチャートで示したもの 小学校 : 国語 小学校 : 算数 国語 A( 話すこと 国語 B( 読むこと ) 聞くこと ) 国語 A( 書くこと

(4) 教員数 [ 表 3] 教員数 は 1,295 人で 前より 43 人減少しました そのうち 女性教員の占める比率は 95.9% となっています (5) 小学校第 1 学年児童数に対する幼稚園修了者数の比率 [ 表 4] 当該の奈良県内の小学校第 1 学年の児童数に対する その年の 3 月の県

Ⅲ 目指すべき姿 特別支援教育推進の基本方針を受けて 小中学校 高等学校 特別支援学校などそれぞれの場面で 具体的な取組において目指すべき姿のイメージを示します 1 小中学校普通学級 1 小中学校普通学級の目指すべき姿 支援体制 多様な学びの場 特別支援教室の有効活用 1チームによる支援校内委員会を

2 生活習慣や学習環境等に関する質問紙調査 児童生徒に対する調査 学校意欲 学習方法 学習環境 生活の諸側面等に関する調査 学校に対する調査 指導方法に関する取組や人的 物的な教育条件の整備の状況等に関する調査 2

平成○○年度○○部局長経営方針アクションプラン

学習指導要領の領域等の平均正答率をみると 各教科のすべての領域でほぼ同じ値か わずかに低い値を示しています 国語では A 問題のすべての領域で 全国の平均正答率をわずかながら低い値を示しています このことから 基礎知識をしっかりと定着させるための日常的な学習活動が必要です 家庭学習が形式的になってい


今年度は 創立 125 周年 です 平成 29 年度 12 月号杉並区立杉並第三小学校 杉並区高円寺南 TEL FAX 杉三小の子

瑞浪市調査結果概略(平成19年度全国学力・学習状況調査)

市中学校の状況及び体力向上策 ( 学校数 : 校 生徒数 :13,836 名 ) を とした時の数値 (T 得点 ) をレーダーチャートで表示 [ ] [ ] ハンドボール ハンドボール投げ投げ H29 市中学校 H29 m 走 m 走 表中の 網掛け 数値は 平均と同等または上回っているもの 付き

資料3-3.文部科学省における子供の貧困対策の総合的な推進

平成 29 年度全国学力 学習状況調査 北見市の結果等の概要 Ⅰ 調査の概要 1 調査の目的義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から 全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握 分析するとともに教育施策の成果と課題を検証し その改善を図り 学校における児童生徒への教育指導の充実や学習状況の改善等

平成 30 年度全国学力 学習状況調査 北見市の結果等の概要 Ⅰ 調査の概要 1 調査の目的義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から 全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握 分析するとともに教育施策の成果と課題を検証し その改善を図り 学校における児童生徒への教育指導の充実や学習状況の改善等

18 歳人口予測 ( 全体 : :217~228 年 ) 年 45,961 人 228 年 4,98 人 (5,863 人減少 ) は 12 年間で 5,863 人 12.8% 減少し 全国の減少率 9.6% を 3.2 ポイント上回る 223 年に 41,13 人まで減少した後 224

平成 25 年度学力定着状況確認問題の結果について 概要版 山口県教育庁義務教育課 平成 2 6 年 1 月 1 実施概要 (1) 目 的 児童生徒の客観的な学力状況の経年的な把握と分析を通して 課題解決に向けた 指導の工夫改善等の取組の充実を図る全県的な検証改善サイクルを確立し 県内す べての児童

6 市町村と連携した就職促進セミナー ( 総括 コーディネート ) 就職活動の進め方 履歴書の書き方 面接対策 等をテーマにしたセミナーを市町村等実施地区の関係者と協力 連携して実施 ( 県内 15 地区 ) 7 新入社員向け職場定着促進セミナー ( 総括 コーディネート ) 概ね入社後 1 年の若

この章のポイント 高校での指導の実態からみる高校教育の課題 Benesse 教育研究開発センター研究員 岡部悟志 解説の時間 が中心の高校での授業中学校から高校にかけて生徒が様々なとまどいを感じていることは第 1 章で確認した通りだが その背景には中学校と高校とで大きく異なる指導の実態がありそうだ

3-1. 新学習指導要領実施後の変化 新学習指導要領の実施により で言語活動が増加 新学習指導要領の実施によるでの教育活動の変化についてたずねた 新学習指導要領で提唱されている活動の中でも 増えた ( かなり増えた + 少し増えた ) との回答が最も多かったのは 言語活動 の 64.8% であった

国語 B では 話すこと 聞くこと 領域において 全国及び県平均を上回っているが 他の三つの領域においては 全国及び県平均を下回っている 活用する力を育成する取組のさらなる充実が必要である 設問 1 の目的に応じて 話し合いの観点を整理する力は身についてきている 設問 3 の二つの詩を比べて読み 自

H

(2) 幼保連携型認定こども園 1 園数 20 園 ( 公立 9 園 私立 11 園 : 前年度比 3 園増 ) 表 1 2 園児数 2,189 人 ( 前年度比 416 人増 ) 図 1 表 2 3 教員数 ( 本務者 ) 307 人 ( 前年度比 83 人増 ) 表 3 4 就園率 ( 本年度小

調査実施概況 小学校 ( 都道府県 ( 指定都市除く )) 教育委員会数 ( 1) 学校数児童数 ( 2) 全体 実施数 調査対象者在籍学校数 実施数国語 A 国語 B 主体的 対話的で深い学びに関する状況 ( 3) 算数 A 算数 B 質問紙 平均正答率 13~15 問 国語

平成28年度「児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査」結果(速報値)について

回答結果については 回答校 36 校の過去 3 年間の卒業生に占める大学 短大進学者率 現役 浪人含む 及び就職希望者率の平均値をもとに 進学校 中堅校 就職多数校 それぞれ 12 校ずつに分類し 全体の結果とともにまとめた ここでは 生徒対象質問紙のうち 授業外の学習時間 に関連する回答結果のみ掲

第 2 部 東京都発達障害教育推進計画の 具体的な展開 第 1 章小 中学校における取組 第 2 章高等学校における取組 第 3 章教員の専門性向上 第 4 章総合支援体制の充実 13

教育 学びのイノベーション事業 ( 平成 23~25 年度 ) 総務省と連携し 一人一台の情報端末や電子黒板 無線 LAN 等が整備された環境の下で 教科指導や特別支援教育において ICT を効果的に活用して 子供たちが主体的に学習する 新たな学び を創造する実証研究を実施 小学校 (10 校 )

15

Microsoft PowerPoint - syogaku [互換モード]

平成27年度「児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査」結果(速報値)について

2 教科に関する調査の結果 ( 各教科での % ) (1) 小学校 国語 4 年生 5 年生 6 年生 狭山市埼玉県狭山市埼玉県狭山市埼玉県 平領均域正等答別率 話すこと 聞くこと 書くこと

2 生活習慣や学習環境等に関する質問紙調査 児童生徒に対する調査 学校意欲 学習方法 学習環境 生活の諸側面等に関する調査 学校に対する調査 指導方法に関する取組や人的 物的な教育条件の整備の状況等に関する調査 2

3. 分析と結果 公表に対する配慮事項 公表に際しては 文部科学省が定めた平成 29 年度全国学力 学習状況調査実施要領に基づき 次の点に配慮して実施します 1) 本調査は 太子町の子どもたちの学力や学習状況を把握し分析することにより 全国 大阪府の状況との関係において教育及び教育施策の成果と課題を

目次 工業高等学校の現状 練馬工業高等学校について 2

英語教育改善プラン

(1) 体育・保健体育の授業を改善するために

目 次 平成 29 年度島根県公立高校入試の改善方針について 1 Ⅰ 改善方針の概要 2 1 基本的な考え方 2 改善方針の内容 3 実施の時期 Ⅱ 選抜制度の具体的内容 3 1 選抜の機会 2 検査の時期 3 選抜資料 学力検査 3-2 個人調査報告書 3-3 面接 3-4 その他の資

2 経年変化 ( 岡山平均との差の推移 ) (1) 中学校 1 年生で比較 ( 昨年度まで中学校 1 年生のみの実施のため ) 平成 26 年度平成 27 年度平成 28 年度平成 29 年度 国 数 語 学 基 礎 活 用 基 礎

Ⅰ いじめについて H 28 改訂 1 いじめとは いじめの定義 ( いじめ防止対策推進法第 2 条より ) 平成 25 年 9 月 28 日施行児童等に対して 当該児童等が在籍する学校に在籍している等当該児童等と一定の人的関係にある他の児童等が行う心理的又は物理的な影響を与える行為 ( インターネ

第 1 章 解説 平成 27 年度 スクールソーシャルワーカー活用事業 の概要と成果等について紹介します

H30全国HP

PowerPoint プレゼンテーション

Taro-H29結果概要(5月25日最終)

参考資料1 高等教育の将来構想に関する参考資料2/3

平成 30 年度全国学力 学習状況調査の結果について ( 速報 ) 1. 調査の概要 実施日平成 30 年 4 月 17 日 ( 火 ) 調査内容 1 教科に関する調査 ( 国語 A 国語 B 算数 数学 A 算数 数学 B 理科 (3 年に 1 回 )) A 問題 : 主として知識に関する問題 B

平成 29 年度 全国学力 学習状況調査結果と対策 1 全国学力調査の結果 ( 校種 検査項目ごとの平均正答率の比較から ) (1) 小学校の結果 会津若松市 国語 A は 全国平均を上回る 国語 B はやや上回る 算数は A B ともに全国平均を上回る 昨年度の国語 A はほぼ同じ 他科目はやや下

Microsoft PowerPoint _羅針盤原稿_(中原作成)3.pptx

本年度の調査結果を更に詳しく分析するため 本道の課題となっている質問紙の項目について 継続して成果を上げている福井県 秋田県 広島県と比較した結果を示しています ( 全国を 100 とした場合の全道及び他県の状況をレーダーチャートで示したもの ) 1 福井県との比較 (~P51) 継続的に成果を上げ

p 札幌市小学校).xls

目次 Ⅰ 福島県教育委員会経験者研修 Ⅰ 実施要項 1 Ⅱ 高等学校経験者研修 Ⅰ 研修概要 1 研修体系 2 研修の目的 研修の内容等 4 研修の計画及び実施 運営等 4 5 研修の留意点 4 表 1 高等学校経験者研修 Ⅰ の流れ 5 表 2 高等学校経験者研修 Ⅰ 提出書類一覧 5 Ⅲ 高等学

Microsoft PowerPoint - 中学校学習評価.pptx

平成 22 年 12 月 8 日 国立の教員養成大学 学部 ( 教員養成課程 ) の平成 22 年 3 月卒業者の就職状況について 小 中 高等学校等の教員養成を目的とする国立の教員養成大学 学部卒業者 (45 大学 学部 ) の教員養成課程の就職状況については 毎年 文部科学省において取りまとめ公

調査結果概要 ( 旭川市の傾向 ) 健康状態等 子どもを病院に受診させなかった ( できなかった ) 経験のある人が 18.8% いる 参考 : 北海道 ( 注 ) 17.8% 経済状況 家計について, 生活のため貯金を取り崩している世帯は 13.3%, 借金をしている世帯は 7.8% となっており

課題 若者 高齢者 障害者の就業促進に向けて 将来の就業に必要な能力は 教育 によって培われる 就業促進のために教育支援の充実は不可欠 不登校や中退等のため就業に当たって困難を抱える者が少なくない 高校中退者は約 5.3 万人 / 年その 4 割以上がフリーター等になっている 高校中退者の状況 (

( 中学校調査 ) 1 時限目 2 時限目 3 時限目 4 時限目 5 時限目 国語 A (45 分 ) 国語 B (45 分 ) 数学 A (45 分 ) 数学 B (45 分 ) 生徒質問紙 (2 分程度 ) (6) 集計児童生徒 学校数 1 集計基準児童生徒に対する調査について, 平成 29

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4 選抜方法 ( 1 ) 選抜の方法 学力検査の成績 調査書の得点 第 2 日の検査 ( 面接 ) の得点 を全て合計した 総得点 により順位をつけ 各選抜資料の評価等について慎重に審議しながら 予定人員までを入学許可候補者として内定する < 総得点の満点の内訳 > 調査書の得点第 2 日の検査学力

<H19 年度からの平均正答率の経年変化を表すグラフ > * 平成 22 年度は抽出調査のためデータがありません 平成 23 年度は震災のため中止となりました 豊能町立小学校全国学力学習状況調査結果 ( 平均正答率全国を 1 として ) H19 H20 H21 H

2017 年 9 月 8 日 このリリースは文部科学記者会でも発表しています 報道関係各位 株式会社イーオンイーオン 中学 高校の英語教師を対象とした 中高における英語教育実態調査 2017 を実施 英会話教室を運営する株式会社イーオン ( 本社 : 東京都新宿区 代表取締役 : 三宅義和 以下 イ

不登校児童生徒への支援の在り方について ( 通知 ) この PDF ファイルは文部科学省 HP< に掲載されている 不登校児童生徒への試案のあり方について ( 通知 )(28 文科

< 先生方へ > 長崎県学力向上推進協議会では 子どもに確かな学力をつけていくためには 何 が大切か また 学力の向上を阻害している要因は何かなどについて 検討を重ね ています その中から次のようなことが指摘されました 1 家庭で毎日決まった時間に学習をする習慣をつけることが大切である 2 食事や睡

5 学習到達度調査の基本的な考え方学習到達度調査では 各教科の設問ごとに 目標値 を定め 児童 生徒の 正答率 がこの 目標値 に対して -5ポイント以上から +5ポイント未満の間であった場合 目標値と同程度としている 目標値 学習指導要領に示された内容について標準的な時間をかけて学んだ場合 設問ご

2 教科に関する調査の本県の結果 (1) 全体の概要 全国平均正答率を下回っている教科もあるが, 全体的に改善の傾向が見られる 特に中学校においては大幅な向上が見られる 小学校では, すべての教科で全国平均正答率を下回っている 中学校では, 国語 A B, 数学 B で全国平均正答率を上回っている

平成29年3月高等学校卒業者の就職状況(平成29年3月末現在)に関する調査について

4 選抜方法 (1) 選抜の方法 本校の 期待する生徒像 に基づき, 学力検査の成績, 調査書, 面接の結果 等を総合的に判定して入学者の選抜を行う ア 下表のとおり合計点を算出する 学力検査 調査書 5 教科の 教科の学習の記録 出欠 行動 特別活動 部活動等 面接 得点合計 の記録 の記録 の記

(2) 熟練技能者等の派遣による若年技能者等に対する実技指導ものづくりマイスター対象職種以外の職種で企業等から実技指導の要請を受けた場合 熟練技能者等を派遣し実施します (3) 学校単位の製作実演のイベント熟練技能者等を小中学校 訓練施設等へ派遣し 製作実演 ものづくり体験等を行う ものづくり体験教

Transcription:

資料 4 沖縄県説明資料 沖縄県教育庁提出資料 1 沖縄県企画部提出資料 12

沖縄県教育庁提出資料 1

2 平成 29 年 3 月 15 日 人材育成に係る専門委員会合 小中高の現状 課題 沖縄県教育庁

3 沖縄県の公立小 中学校における現状と課題について 事項現状 学習状況について 小学校 中学校 全国学力 学習状況調査の平均正答率の全国と本県の差 ( 小学校 ) 全国学力 学習状況調査の平均正答率の全国と本県の差 ( 中学校 ) 課題 取組 小学校は 初めて 国語 A B 算数 A Bの全科目において全国平均を上回った 中学校は 国語 A Bが全国平均正答率との差が-5ポイント以内 数学 A Bが-8ポイント以内となり その差をさらに縮小させている 小学校においては 全科目で全国平均に到達し改善が見られるものの 学校間差が見られ 全学校が全国水準に到達することが求められる状況である 中学校においては 全科目で授業改善は進んでいるが学習理解面で全国平均に至っていない等の課題が見られ 継続した授業改善が求められている状況である 小 中学校においては 学校質問紙における 思考を深める発問や指導 発言や発問の時間確保 の積極的に取り入れている割合が全国と比べて低いので 教師の授業力向上が求められている状況である 参考( 平成 28 年度学校質問紙より ) 思考を深める発問や指導 を そのとおりだと思うと回答した割合小学校 ( 本県 21.6% 全国 33.5% ) 中学校( 本県 13.6% 全国 26.2%) 発言や発問の時間確保 を そのとおりだと思うと回答した割合小学校 ( 本県 29.3% 全国 48.4% ) 中学校( 本県 18.4% 全国 36.3%) 1 学校支援訪問 2 秋田県人事交流事業 3 授業改善アドバイザー 4 文部科学省の学力調査官を招聘した授業改善 5 沖縄県 Web システム 6 沖縄県学力到達度調査

4 現状 沖縄県の小中学校における課題と現状について 小中: 不登校 1. 小中学校 1,000 人当たりの不登校児童生徒の割合 ( 過去 10 年の全国比較 ) 16 14 12 10 8 6 13.1 13.9 14.9 12.2 12.0 11.3 11.8 12.6 12.0 11.8 11.5 11.3 11.5 11.2 11.7 12.1 11.2 9.3 10.1 10.3 10.4 10.9 沖縄全国 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 平成 27 年度不登校児童生徒 1,000 人当たりの割合 小学校 中学校 全国平均 4.2 12.1 ワースト3 5.4 14.9 ワースト2 5.4 15.4 ワースト1 5.7 15.7 小中学校でワースト3に入っているの は 沖縄県のみである 2. 平成 27 年度不登校児童生徒の要因 ( 全国比較 ) 学校種区分その他 ( 理由不明 ) 小学校 不安 の傾向 無気力 の傾向 あそび 非行 の傾向中学校 不安 の傾向 無気力 の傾向 沖縄 全国 32.7%(1 位 ) 22.5%(3 位 ) 28.5%(2 位 ) 33.7%(1 位 ) 26.9%(3 位 ) 28.6%(2 位 ) 35.8%(1 位 ) 7.6%(5 位 ) 24.6%(2 位 ) 29.7%(2 位 ) 22.2%(3 位 ) 30.6%(1 位 ) 3. 平成 27 年度長期欠席児童生徒 その他のうち 不登校 の要因を含んでいる者 ( 全国比較 ) 60.0% 50.0% 40.0% 30.0% 20.0% 10.0% 0.0% 小学校 中学校 全国 沖縄 その他のうち 不登校 の要因を含んでいる者の割合小学校中学校 全国 21.8% 39.6% 沖縄 30.9% 58.6% 小中学校 1,000 人当たりでは 全国は 0.8 人に対し沖縄は 1.6 人で 2 倍である 本県の不登校児童生徒が内在的に存在する現状がある 課題 4. 本県の 不登校児童生徒 の分析と課題 平成 27 年度の小学校 不登校児童 は全国ワースト 1 で 今後 中学校での増加が懸念される 小学校の不登校児童の要因として その他 は分類別では 32.7% で最も多く 区分別でも家庭に係る状況が最も高い数値を示している さらに 本県の特徴として 小 1 から小 2 への不登校児童の増加率は 1.92 倍であることから 幼少期の児童を持つ保護者への支援が課題である 中学校の不登校生徒の要因として あそび 非行 分類別では 35.8% で最も多く 区分別では学校に係る状況の中の 学校のきまり等をめぐる問題 が最も高い数値を示し 次に学業不振が高い数値となっている また 本県は小 6 から中 1 への不登校児童生徒の増加率は 2.64 倍であることから 学業やきまりをめぐる問題に対応するために 小中連携の強化を図り 同時に個々の抱える環境を改善できる支援が課題である 対策として SSW の処遇改善を図り 保護者支援や小中連携を担える優秀な人材を多く採用する等 より効果性の高い取組が急務である

5 沖縄県の県立高等学校の現状と課題について 事項大学等進学率について現状 55% 大学等進学率 ( 学校基本調査県立 + 私立 ) 全国 50% 45% 差 15.5 ポイント 54.7% 40% 35% 30% 25% 20% 差 10.0 ポイント 沖縄 39.2 15% 10% H1 H2 H3 H4 H5 H6 H7 H8 H9 H10 H11 H12 H13 H14 H15 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 H28. 3 卒 全国 30.7 30.6 31.7 32.7 34.5 36.1 37.6 39.0 40.7 42.5 44.2 45.1 45.1 44.9 44.6 45.3 47.3 49.4 51.2 52.8 53.9 54.3 53.9 53.5 53.2 53.8 54.5 54.7 沖縄 20.7 19.6 19.4 20.2 20.1 21.0 22.9 23.5 26.2 27.7 28.8 29.9 31.1 31.2 30.2 31.0 31.1 33.6 33.5 36.1 37.1 36.6 36.7 36.2 38.2 37.7 39.8 39.2 学校基本調査 課題 取組 大学等進学率は平成元年の 20.7 と比較すると 依然として開きがある % 以降 増加傾向にあるが 全国 平成 28 年 3 月卒業生 39.2 %( 最下位 ) 全国 54.7 % 参考 1 大学等志願率 48.1 %( 41 位 ) 全国 61.0 % 2 平成 28 年度入試大学センター試験現役志願率 学校基本調査 28.7 %( 最下位 ) 全国 43.4 % 大学入試センター発表 3 大学進学率 34.9 %( 45 位 ) 全国 49.2 % 1 島嶼県であるため 県外大学訪問やオープンキャンパスへ参加す る機会が限られている 2 県内志向が強いが 県内大学の募集定員は限られている 3 県外大学等へ進学する際は 経済的負担が大きい 参考 1 平成 28 年度進路希望調査 3 年生 4 月 県立学校教育課調査 大学進学希望者 44.2 %( 内訳 : 県内約 6 割 県外約 4 割 ) 2 県内大学 短大入学者に占める県内出身者の割合 入学者数 : 4,739 名 内訳 : 県内 : 3,772 名 ( 79.6 %) 県外 : 967 名 ( 20.4 %) 1 進学力グレードアップ推進事業 2 キャリア教育支援事業 3 アクティブラーニング研修事業 4 達成度テストの実施 (3 年毎 ) 5 本県教育の課題解決を図るため研究校を指定 6 進路指導主任負担軽減に係る非常勤配置等

6 沖縄県の県立高等学校の現状と課題について 事項 就職率について 現状 本県高校生の就職内定率及び就職後の定着率 ( 早期離職率 ) は全国最下位の状況であり 継続した取り組みが必要である 年度 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 就職内定率 ( 全国 ) 97.2% 98.1% 98.4% 98.3% 97.8% 97.2% 97.8% 98.5% 99.0% 99.3% 99.6% 99.7% 就職内定率 ( 沖縄県 ) 84.9% 92.7% 93.0% 92.2% 85.5% 81.8% 86.6% 88.5% 90.3% 卒業年月 H20.3 H21.3 H22.3 H23.3 H24.3 H25.3 早期離職率 ( 全国 ) 37.6% 35.7% 39.2% 39.6% 40.0% 40.9% 早期離職率 ( 沖縄県 ) 56.0% 50.4% 56.0% 61.7% 55.4% 59.7% 92.6% 92.7% 93.6% 課題 (1) 就職内定率の向上 (2) 定着率 早期離職率の改善 (3) 県内企業の採用試験から内定通知までの期間が長いこと 取組 1. 改善の方針 (1) 就職内定率の向上 1 希望進路早期決定と就職活動早期開始の徹底 2 各校の就職指導の充実 3 求人開拓による生徒の選択肢の拡充 4 労働局 商工労働部等の関係機関との連携 (2) 定着率の向上 1 定着指導の充実 2 関係機関との連携強化 2. これまでの取り組み (1) 就職指導支援事業 (2) 就職活動キックオフ事業

7 沖縄県の県立高等学校の現状と課題について 事項 中途退学について 現状 平成 27 年度 県立高等学校の中途退学者数は 707 人 ( 過去最少 ) 中途退学率は H25: 2.6 % H26: 2.2 % H27: 1.6 % と減少 平成 27 年度の 中途退学の理 由は 進路変 更 が 57.9 % 学校生活 学業不適応 が 12.3 っている % とな 進路変更 のうち 就職 を希望 が 35.1 % で最も高い 課題 平成 27 年度の中途退学率は全国が 1.4 % 県立高校が 1.6 % で あり 前年度の 0.7 ポイント差から 0.2 ポイント差まで縮小して いるが 依然として高い状況である 中途退学の理由の背景には 基礎学力における課題や他の高校等 への再受検 学校やクラスに馴染めない等 様々なことが要因に なっている 中退学懸念者に対して 本人 保護者の意思を確認し 丁寧にか かわり続ける支援 指導を行っており 対応する職員等の負担軽 減が求められている 取組 中途退学対策担当職員への加配 ( H28: 15 校 ) スクールカウンセラー等の配置 ( H28: 51 校 ) 教育相談担当教諭の授業 4 時間の負担軽減 ( H28: 18 校 ) 高等学校生徒就学支援センターの活用 教員の資質向上等のために 中途退学担当者連絡協議会( 全体会 5 月 定時制部会 1 月 ) 中途退学対策担当者加配校連絡協議会( 年 2 回 ) 中途退学対策担当者加配校学校訪問( 年 2 回 ) 各学校において 中途退学者の目標値の設定 中途退学者及び毎月の退学者数の報告 中途退学に係る先進校視察 中途退学対策に係るホームページの作成 更新

8 沖縄県の高等学校の現状と課題について 事項不登校について 現状 平成 27 年度 県立高等学校の不登校者数は 1,268 人 1,000 人当 たりの不登校生徒数は 28.8 人となっている 県立高等学校における不登校生徒数は H25: 1,428 人 H26: 1,332 人 H27: 1,268 人で 1,000 人当たりの不登校生徒 数は H25: 31.9 人 H26: 29.9 人 H27: 28.8 人と減少 傾向にある 県立高等学校におけ る不登校の要因に は あそび 非行 が 33.1 % 無気力 が が 27.1 % 不安 9.4 ります % となってお 課題 平成 27 年度の 1,000 人当たりの不登校生徒数は全国が 14.9 人で 取組 県立高校の 28.8 人とは 2 倍近い差がある 不登校の要因としては あそび 非行 が最も高く 全国の 12.5 % と比べ 20 ポイント以上の差がある 不登校の実態は多様であり コミュニケーション能力や基礎学力 の不足からくる学習意欲の低下 家庭や地域の教育力の低下や夜 型社会の影響による基本的習慣の未確立等が背景にある 不登校対策に係る事業の拡充が必要 教育相談 就学支援員配置事業( H28: 13 校 ) ソフト交付金 スクールカウンセラーの配置( H28: 51 校 ) 教育相談担当教諭の授業 4 時間の負担軽減 ( H28: 18 校 ) 不登校改善の取り組み わかる授業づくり 等による 魅力ある学校づくり の推進 家庭と連携した基本生活習慣の確立 教員の資質向上のための取組 教育相談実践事例研修会 ( 年 2 回 : 全校の担当教諭対象 ) カウンセリング実践講座( 年 27 回 108 時間 希望教諭等 ) 子ども若者みらいプラザ ソラエ 等との連携 新たな不登校生徒を生まないことが不登校生徒の減少に繋がるこ とから 早期に休みがちな生徒を把握ため 不登校及び準不登校 ( 15 日以上の欠席 ) の調査を実施してる