資料 5 指標詳細ならびに目標設定等について ( 案 ) 1. 安くて 速いサービスの提供 2. 安全 安心なサービスの提供 3. 投資の有効性 効果的な利用の実現 4. 透明性の高い行政の実現 5. 効率的 効果的な行政への対応
(1-1) 安くて 速いサービスの提供 -1 大水深ターミナル等における寄港船舶の平均平均船型 の概要概要 コンテナ船や貨物船 フェリー RORO 船などの大型化などに対応した物流ターミナルの整備により 大型船の就航が可能になる 大型船による貨物の運搬によって る 大型船による貨物の運搬によって スケールメリットが生まれ が生まれ 物流コストの低減などが可能になることから 主要ターミナルにおける船舶の平均船型を 利用貨物の輸送コストの低減 安いサービスが提供されているかどうかの代表指標とする 主要ターミナルごとの接岸した船舶の平均船型 ( =Σ 主要ターミナルへの寄港船舶の船型 / 主要ターミナルへの寄港隻数 ) 主要ターミナル別 国際海上コンテナ 多目的国際 内貿ユニットロードのターミナル別 A 港コンテナターミナル : 4,269TEU(H16) 4,5TEU(H17) B 港多目的ターミナル : 35,GT(H16) 37,GT(H17) 入出港届等 安くて速いサービスが提供されているか? 船舶の大型化への対応がなされているか? 大水深ターミナル等における寄港船舶の平均船型の大型化 規模の経済による海上輸送コストの低減 物流コストの低減 1 9 8 7 6 船型別の海上輸送費用 ( スケールメリットによるコスト低減 ) 6, 5, 4, コンテナの平均船型の推移 4,363 3,794 平均船型の推移基幹航路 ( 北米西岸航路 + 欧州航路 ) 5 3, 4, 6, 8, H14 末 H16 末船型 (TEU) 航行日数が1 日の場合で 4TEU 級船の費用を1とした 資料 : 国際輸送ハンドブック資料 : 港湾整備事業の費用対効果分析マニュアル ( 平成 16 年 6 月 ) 船型 (TEU) Y 港 N 港 4,374 4,42 4,789 4,269 コンテナ船の航路別船型データ ( イメージ ) 航路運航頻度船名船型運行会社北米航路 weekly L.A Seattle Tokyo Kobe Nagoya B 船 4,627 1 号岸壁 24 112 1 31. バルク船 24 113 17 寄港地 A 船 6,TEU 社 B 船 5,5TEU 社 欧州航路 biweekly C 船 4,5TEU 社 Hamburg Rotterdam Shingapore Kobe 平均船型 TEU 貨物船の入港データ ( イメージ ) 船名 総トン数入港日時岸壁出港時間岸壁形態 (G/T) 年月日時間使用時間年月日時間 A 船 53,519 1 号岸壁 24 111 9 8. バルク船 24 111 17 C 船 42,339 1 号岸壁 24 115 1 1. バルク船 24 115 2 平均船型 GT 1
(1-2) 安くて 速いサービスの提供 -2 港湾の入出港港湾の入出港等手続きにおける電子データ利用率 の概要指標の概要 輸出入 港湾関連手続きのシングルウインドウ化への IT 情報環境を整備することにより 港湾 EDI 等の電子データの利用が促進される 電子データの利用によって 港湾諸手続きが簡素化 迅速化され リードタイムの短縮 荷役コストをはじめとする物流コスト短縮 荷役コストをはじめとする物流コストの低減低減にもつながることから 港湾の入出港等手続きおける電子データの利用率を代表指標とする 安くて速いサービスが提供されているか? 港湾運営が迅速かつ効率的に行われているか? 港湾の入出港手続きにおける電子データ利用率の向上 港湾手続きの迅速化によるリードタイムの短縮 申請件数 ( 件 ) 港湾ごとの入出港等手続きにおける電子データ ( 港湾 EDI) の利用率 ( = 電子データによる入出港届等の申請件数 / 入出港届等の申請件数 ) 港湾もしくは主要ターミナル別 港 : 4%(H16) 5%(H17) 入出港届等 港湾 EDI システムの月別申請件数と登録者数の推移 55, 5, 45, 4, 35, 3, 25, 2, 15, 1, 5, 1999/ 8 9 1 11 12 2/ 1 23 供用開始 申請者 ( その他業種 ) 申請者 ( 係留施設管理者 ) 申請者 ( 運航船社 ) 申請者 ( 船舶代理店 ) 申請件数 4 56 7 89 1 11 12 21/ 1 23 4 56 7 89 1 11 12 22/ 1 23 4 56 7 89 1 11 12 23/ 1 23 4 56 7 89 52,43 921 1 11 12 24/ 1 23 2,5 2, 1,5 1, 5 登録者数 ( 事業所 ) 1% 5% ( 電子データの利用率 ) 3% 4% 5% EDI 申請 FAX 持参 6% 7% 入出港届のデータ ( イメージ ) 1 船舶の名称 2 定期不定期別 3 船舶の種類 物流コストの低減 国際競争力の強化と国民生活の質の向上及びに資する海上輸送サービスの確保 産業空間の形成 貨物船貨客船客船油槽船漁船その他 汽船機船機帆船その他 4 国籍 5 船籍港 6 信号符字又は船舶番号 7 総トン数 (Gross Tonnage) 定期航路名不定期航路 8 純トン数 (Net Tonage) % 2
(2-1) 安全 安心なサービスの提供 -3 主要ターミナルにおける定期航路の欠航率 の概要指標の概要 防波堤等を整備 供用することにより 港内の静穏度が向上し 定期航路の欠航率が減少し 船舶の安全 安心なサービスの提供に資することとなる よって 安全 安心なサービスの提供に資することとなる よって 主要ターミナルにおける定期航路の欠航率を代表指標とする 安全 安心なサービスが提供されているか? 船舶の円滑な航行が実現しているか? 主要ターミナルにおける定期航路の欠航率の縮減 定期航路の遅延および欠航率 ( = 定期航路の欠航等便数 / 定期航路の就航便数 ) 内貿ユニットロードターミナルなどの主要ターミナル別 A 港内貿ユニットロードターミナル (RORO 船 ): 12 便 (H16) 11 便 (H17) B 港内貿ユニットロードターミナル ( フェリー ): 5%(H16) 3%(H17) 定期船の運航会社資料等 船舶の円滑な航行による安全性の向上 防波堤による静穏度向上 ( イメージ写真 ) ( コンテナ定期航路の欠航率 ) 2 便 目標値欠航便数 1 便 15 便 12 便 1 便 3
(2-2) 安全 安心なサービスの提供 -4 開発保全航路等における海難事故発生件数 の概要指標の概要 浅瀬等の存在により航行に支障が生じている生じている開発保全航路開発保全航路や港内航路を整備整備することにより 船舶航行の安全性が向上し 安全 安心なサービスの提供に資する よって 航行の安全性が向上し 安全 安心なサービスの提供に資する よって 開発保全航路等における海難事故発生件数を代表指標とする 安全 安心なサービスが提供されているか? 船舶の円滑な航行が実現しているか? 開発保全航路等における海難事故発生件数の減少 開発保全航路や港内における海難事故発生件数 開発保全航路別 港湾別 港航路 : 8 件 (H16) 5 件 (H17) 開発保全航路 : 13 件 (H16) 11 件 (H17) 海難統計等 海難事故の減少による安全性の向上 航路の整備状況 ( 東京湾口航路 ) ( 海難事故の発生件数 ) 2 件 目標値事故件数 海難統計のデータ ( イメージ ) 15 件 1 件 13 件 7 件 事故件数 件 ( 出所 ) 国土交通省情報管理部交通調査統計課 HP 4
(3-1) 投資の有効性 効果的な利用の実現 -5 目標取扱貨物量の伸び率 の概要指標の概要 取扱貨物量の増加に対応するために物流ターミナルを整備すると多くすると多くの貨物を取り扱うことができるようになる ポートセールス等により多く多くの貨物が集まるようになり 港湾施設が効果的に利用されるとスケールメリットが生まれ 物流コストが低減スケールメリットが生まれ 物流コストが低減し 投資の有効性 効果的な利用の実現に資することとなる よって 目標取扱貨物量の伸び率目標取扱貨物量の伸び率を代表指標とする 取扱貨物量 ( 千 TEU) 主要ターミナルごとに設定した取扱貨物量の目標値の伸び率 ( = 主要ターミナルの取扱貨物量 / 主要ターミナルの取扱貨物量の目標値 ) 主要ターミナル別 国際海上コンテナ 多目的国際 内貿ユニットロードのターミナル別 A 港コンテナターミナル : - (H16) 1.15 倍 (H17) 2 万 TEU 23 万 TEU B 港多目的ターミナル : -(H16) 1.1 倍 (H17) 3 万トン 33 万トン 泊地係船岸及び本船荷役集計表等 ( コンテナの貨物量 ) 2 目標値貨物量 16 1 15 123 船舶 旅客 貨物調査票 イメージ 入港日 5 上段 : 船名下段 : 総トン数 A 船 5 航路名 内国定期 国籍 日本 入港船舶 用途 フルコン船 場所 埠頭 係留状況 上段 : 着岸時刻中段 : 離岸時刻下段 : 係留時間 3 月 5 日 11 時 分 3 月 7 日 1 時 分 1 日 23 時 分 区分 1. 輸出 2. 移出 3. 輸入 4. 移入 4 仕向港又は仕出港 横浜 海上出入貨物 貨物の内容 最終船卸港又は最初船積港 ロッテルダム 投資の有効性 効果的な利用が実現しているか? 港湾施設が効果的に利用されているか? 目標取扱貨物量のの達成 規模の経済による海上輸送コストの低減 物流コストの低減 貨物形態 1. コンテナ 2. シャーシ 3. その他 1 上段 : 品名又は車種下段 : 数量 ( トン又は台 ) 原木 36 5
(3-2) 投資の有効性 効果的な利用の実現 -6 主要ターミナルにおける年間貿易額 の概要指標の概要 取扱貨物量の増加に対応するために物流ターミナルを整備すると多くすると多くの貨物を取り扱うことができるようになる ポートセールス等により多く多くの貨物が集まるようになり 港湾施設が効果的に利用されるとスケールメリットが生まれ 物流コストが低減スケールメリットが生まれ 物流コストが低減し 投資の有効性 効果的な利用の実現に資することとなる よって 主要ターミナルにおける年間貿易額を代表指標とする 投資の有効性 効果的な利用が実現しているか? 港湾施設が効果的に利用されているか? 主要ターミナルにおける年間貿易額の増加 規模の経済による港湾コストの低減 主要ターミナルごとの年間貿易額 主要ターミナル別 国際海上コンテナ 多目的国際 内貿ユニットロードのターミナル別 A 港コンテナターミナル : 2 億円 (H16) 22 億円 (H17) B 港多目的ターミナル : 3 億円 (H16) 33 億円 (H17) 貿易統計等 物流コストの低減 2 億円 1 億円 ( コンテナターミナルの貿易額 ) 11 億 1 億 目標値年間貿易額 14 億 貿易統計のイメージ (2) 港別輸出入額 ( 東京港 ) ( 単位 : 百万円 %) 輸出 輸入 平成 15 年 平成 14 年 平成 15 年 平成 14 年 価額 前年比構成比 価額 前年比 価額 前年比構成比 価額 前年比 港名全国海港総額 4,284,259 14.1 1. 38,716,59 15.9 31,636,944 16.4 1. 29,737,142 98.6 管内海港 4,16,14 1.2 1.3 4,151,88 93.5 5,44,193 14.7 17.2 5,195,823 99.8 東京港 4,14,431 1.1 1. 4,1,637 93. 5,5,17 14.3 16. 4,843,441 1.2 新潟港 67,552 13.8.2 65,69 114. 326,749 112.4 1. 29,593 98.2 直江津港 3,225 17.5.1 28,11 99.9 36,484 94.6.1 38,564 99.5 柏崎港 153 全増. - 全減 538 258.. 29 3.4 酒田港 47,653 1.8.1 47,271 13.9 26,45 114.7.1 23,17 82.2 横浜港 6,91,972 14.8 15.1 5,813,12 11. 2,863,845 99.7 9.1 2,872,627 95.1 神戸港 4,331,15 11.7 1.8 4,257,793 16.9 2,54,11 11.1 6.5 2,3,831 99.3 大阪港 1,782,59 18.3 4.4 1,645,246 12.7 2,758,866 15.4 8.7 2,617,45 96.8 名古屋港 7,441,295 16.3 18.5 6,997,829 16.9 2,88,835 16.7 8.9 2,633,582 1.7 輸出価額 百万円 輸入価額 百万円 ( 出所 ) 東京税関管内貿易概要 ( 平成 15 年度 : 速報 ) 6
(4) 透明性の高い行政の実現 -7 港湾広報活動への年間参加人数 の概要指標の概要 国民 地域住民 港湾ユーザー等との効果的なコミュニケーションや情報公開によって 港湾への理解が深まる それにより 国民 地域住民等への説明責任が果たされ 透明性の赤い行政への実現に資することとなる よって 港湾広報活動への年間参加人数を代表指標とする 透明性の高い行政が実現しているか? 国民に開かれた行政運営が実現しているか? 港湾広報活動への年間参加人数の増加 広報活動による国民 地域住民 港湾ユーザー等の港湾への理解が深まる 2 千人 港湾別 港湾ごとに開催した広報活動に参加した人数 港 : 1 千人 (H16) 1.4 千人 (H17) 事務所の管理データ等 目標値参加人数 1.8 千人 港湾広報活動のイメージ 効率的 効果的な港湾の利用が実現することによる物流コストの低減 1 千人 1 千人 1.2 千万人 7
(5-1) 効率的 効果的な行政への対応 -8 事業計画の予定進捗率の達成度 の概要指標の概要 適正な進捗管理による円滑な港湾整備事業を実現実現し 早期の供用 早期の供用を可能可能とする それにより 早期の大型船舶の寄港等が可能になり 大型船による貨物の運搬によって スケールメリットが生まれ 物流コストの低減などが可能になることから 効率的 効果的な行政への対応に資することとなる よって 事業計画の予定進捗率の達成度を代表指標とする 効率的 効果的な行政への対応が実現しているか? 予定通りに工事が行われているか? 事業計画の予定進捗率の達成度 適切な進捗管理による早期供用の実現 ( 目標値の設定 ) 港湾ごとの当該年度の予定進捗率の達成度 ( = 年度末出来高 / 予定年度末出来高 ) 港湾別 港 : 98%(H16) 1%(H17) 事務所の管理データ等 大型船舶の寄港による物流コストの低減 1% 98% 1% 1% 1% 1% 港湾工事 ( イメージ ) 5% 目標値達成度 8
(5-2) 効率的 効果的な行政への対応 -9 工事コスト縮減率 の概要指標の概要 より経済的な構造断面の検討や リサイクル材および新技術の導入によって 建設費用が削減される 建設費用の削減によって 港費が低減され ひいてはひいては物流コストの低減などが可能になることから 効率的 効果的な行政への対応に資することとなる よって 効率的 効果的な行政への対応に資することとなる よって 港湾ごとの工事コスト縮減率を代表指標とする 効率的 効果的な行政への対応が実現しているか? 建設費が効率的に使われているか? 工事コスト縮減率の向上 工事コスト縮減による港費の低減 港湾ごとの工事コストの縮減率 ( = 港湾ごとのコスト縮減額 / 港湾ごとの当初予算額 ) 港湾別 港 : 7%(H16) 8%(H17) 事務所の管理データ等 物流コストの低減 目標値縮減率 公共事業コスト構造改革プログラム -1% -2% -7% -9% -11% -13% -15% 9