<ワンストップサービスの実現 ( 公的年金給付総合情報連携システム )> 一元化後に始まる厚生年金業務の実施形態のこと 4つの実施機関が保有する被保険者の情報を 日本年金機構の管理システムを通じて互いにやりとりできるようにする また 厚生年金の相談 請求 届出等を全ての窓口 または一度の手続きで済ま

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1 平成 27 年度西三河公立小中学校事務職員研究会夏季研修会まとめ ~ 被用者年金制度の一元化と年金払い退職給付制度の創設 ~ 講師 愛知県教育委員会福利課年金 貸付グループ課長補佐伊藤佐知子様愛知県教育委員会福利課共済経理グループ主任片山聡様 年金制度について < 公的年金制度の特徴 > 1 社会保険方式 加入者それぞれが保険料を拠出し 応じた年金給付を受ける仕組み 強制加入により 全員参加で公的年金を支えることで安定感を生む 2 世代間扶養 現役世代で高齢者世代を支える考えかた 3 国民皆年金 昭和 36 年制度発足 昭和 61 年基礎年金の創設 制度再編 被用者年金制度の一元化 共済年金の3 階部分を廃止し 新たに年金払い退職給付の創設 2 階部分を厚生年金に統一し ワンストップサービスの実現 < 年金体系の変更点について > 今回の変更点は 共済年金の 厚生年金相当部分 を 厚生年金 に統一 職域年金相当部分 について平成 27 年 9 月をもって廃止 平成 27 年 10 月より 年金払い退職給付 を創設 4つの実施機関について公的年金制度は 1 階部分国民年金について 第 1 号 国民年金のみ加入 第 2 号 被用者である民間サラリーマンや公務員 第 3 号 第 2 号被保険者の被扶養配偶者 で分けられています 年金の2 階部分 現在の共済年金の厚生年金相当部分について変更があります 厚生年金相当部分について 厚生年金に統一し 以下のように分けて考えます この厚生年金相当部分については 国民年金の第 2 号被保険者が対象となっています 第 1 号厚生年金被保険者 民間会社の会社員第 2 号厚生年金被保険者 国家公務員第 3 号厚生年金被保険者 地方公務員第 4 号厚生年金被保険者 私立学校教職員

2 <ワンストップサービスの実現 ( 公的年金給付総合情報連携システム )> 一元化後に始まる厚生年金業務の実施形態のこと 4つの実施機関が保有する被保険者の情報を 日本年金機構の管理システムを通じて互いにやりとりできるようにする また 厚生年金の相談 請求 届出等を全ての窓口 または一度の手続きで済ませられるようにすること 年金の相談 年金相談の実施 ( いずれの窓口でも可能!!) 1 年金加入記録等の照会対象者は 被保険者 元被保険者 一元化後に受給権が発生する者 2 年金見込額試算の実施一元化後に受給権が発生する者で 老齢厚生年金 老齢基礎年金が対象 障害厚生年金 遺族厚生年金の相談は 該当実施機関で対応 年金情報 の提供 年金情報の提供 ねんきん定期便 加入者 待機者へ最終加入制度の実施機関から通知する 1 毎年通知 (2の年齢以外) 誕生月に はがき で通知 情報内容 年金加入期間 老齢年金見込額 保険料納付済総額等 2 節目年齢時通知 (35 歳 45 歳 59 歳 ) 誕生月に 封書 で通知 情報内容 はがきの内容 年金加入履歴 標準報酬月額等の月別状況等 年金請求 手続き 年金請求の手続き 1( 特 ) 老齢厚生年金請求書の事前送付各実施機関共通様式 直近の加入機関から2~3か月前に送付される 共通様式で情報が足りない場合は 別の提出書類あり 2 提出先 ( 特 ) 老齢厚生年金 どの実施機関でもよい ( 例外あり ) 障害厚生年金 初診日に加入していた実施機関 遺族厚生年金 どの実施機関でもよい 被保険者または受給権者が死亡の場合 年金の受給 年金証書の送付および年金の送金 各実施機関で年金裁定 証書の送付及び年金の送金が行われる

3 < 共済年金 3 階部分の廃止と 年金払い退職給付の創設 > 平成 27 年 9 月をもって 職域年金相当部分 を廃止 平成 27 年 10 月より 新たな3 階部分として 年金払い退職給付 を創設 職域年金相当部分 の経過措置として 平成 27 年 9 月までの組合員期間に応じて 経過的職域加算額 を支給する 公務員として在職する間は 年金払い退職給付 は支給停止になる 年金払い退職給付の種類としくみ 1 退職年金 1 年以上組合員期間があるものが65 歳に達したとき支給 支給開始は原則 65 歳から 60 歳繰上げ70 歳繰下げも可 支給方法は 半分は有期退職年金 半分は終身退職年金 有期年金は20 年支給 10 年間 一時金も選択可能 受給者死亡の場合 有期部分は遺族へ 終身部分は消滅 服務規律維持の観点から 支給制限措置を導入 2 公務障害年金 公務により傷病で障害になった者に 障害状態の間支給 3 公務遺族年金 公務による傷病で亡くなった場合 遺族の方へ支給 職域部分 と 年金払い退職給付 の違い 区分職域部分年金払い退職給付 年金の性格 公的年金たる共済年金の一部 ( 社会保障制度の一部 ) 退職給付の一部 ( 民間の企業年金に相当 ) 財政方式 賦課方式 ( 現役世代の保険料収入で 受給者の給付を賄う世代間扶養方式 ) 積立方式 ( 将来の年金給付に必要な原資を予め保険料で積み立てる方式 ) 給付設計 従来の確定給付型 ( 現役時代の報酬の一定割合という形で給付水準を決める方式 ) キャッシュバランス型 ( 国債利回り等に連動する形で給付水準を決める方式 ) 保険料率 保険料率の上限なし 保険料率の上限を法定 (1.5%)

4 < 一元化後の年金 > 老齢厚生年金の種類と受給要件 1 本来支給の 老齢厚生年金 65 歳から支給 2 特別支給の 老齢厚生年金 64 歳までの支給 昭和 36 年 4 月 1 日以前に生まれた者で年金支給開始年齢に応じて支給 年金の基本的構図 ( 給付の種類 ) 給付の種類備考 老齢基礎年金 ( 国民年金 ) 65 歳に達したときに受給できる 保険料納付済期間 保険料免除期間 合算対象期間 を合算して 25 年以上あるものが対象 保険料納付が40 年に満たない場合は期間に応じて減額 被保険者期間と報酬額 ( 給料額 ) により算出される部分 厚生年金経過的職域加算額 ( 共済年金 ) 年金払い退職給付 平均給料月額 平成 15 年 3 月 31 日までの期間の平均給料月額 平均給与月額 平成 15 年 4 月 1 日から平成 27 年 9 月 30 日までの組合員期間 給料及び期末勤勉手当等を含む 平均標準報酬額 平成 27 年 10 月 1 日以降 標準報酬月額と標準期末手当等を含む 組合員期間と給料額により算出される部分 平成 27 年 9 月までの組合員期間が対象 平成 27 年 10 月 1 日からの新 3 階部分 年金の扶養手当のようなもの 加給年金 変更点 ( 特 ) 老齢厚生年金請求時に 対象者の調査を行う ( 退職共済年金受給者は 65 歳時に調査をしていた ) 経過的加算 老齢基礎年金の計算基礎となっていない 20 歳以前及び 60 歳 以後の被保険者期間の相当額 特例年金 ( 年金一元化によって 特例年金 については 変更点なし ) 障害等級が3 級以上の障害者 または 被保険者期間が44 年以上の者 の特例 ただし 特別支給の老齢厚生年金を受給することができる者に限る

5 年金受給権発生日と年金支払日 1 年金支給開始年齢 の確認 2 年金受給権発生日 は 年金支給開始年齢 の 誕生日の前日 3 年金受給権発生日 を含む月の翌月から年金が支給される 4 年金は後払いで 偶数月の15 日に送金される 年金の繰上げ請求 ( 年金一元化による 年金の繰上げ請求 については変更点なし ) 繰上げ対象となる年金の種類と注意事項 1 繰上げ請求は 60 歳以上であれば可能 2 特別支給の老齢厚生年金 老齢厚生年金 老齢基礎年金 が対象 3 本来の支給開始から1 月繰り上げる毎に0.5% 減額される 4 減額は生涯にわたる 本来の受給年齢になっても元にはもどらない 5 繰上げ請求は すべて同時に行う必要がある ( 年金払い退職給付は除く ) 6 特別支給の老齢厚生年金 の支給開始後であれば 老齢基礎年金 だけ繰上げ 7 繰上げ請求後は 障害基礎年金 の請求はできない 障害厚生( 共済 ) 年金 受給要件 以下の要件をすべて満たしている時に支給される 1 被用者年金制度に加入した期間に 初診日があること 2 障害認定日または 障害認定日後 65 歳に達する日の前日までに 障害等級が 1 級 ~3 級の状態にあること (1 級 2 級の場合は 障害基礎年金 併給 ) 3 保険料の納付要件を満たしていること ( 障害厚生年金の場合 ) 障害認定日 初診日から起算して1 年 6 月を経過した日 ( 症状固定日 ) ただし 特例 7 症例に至ったときは それ以前でも認定日となる 変更点 1 障害認定日が一元化前 障害共済年金 一元化後 障害厚生年金 となる 2 障害厚生年金 の請求は 初診日時点で加入していた実施機関で合算して行う 3 障害厚生年金 と 障害共済年金 の厚生年金部分が在職中でも支給される 4 初診日が一元化後の場合 経過的職域加算額は適用されない 5 公務上の障害は 年金払い退職給付の 公務障害年金 が給付対象となる 6 障害厚生年金 について 保険料納付要件がある ( 初診日の前々月までの保険料納付済期間及び保険料免除期間の合算が 被保険者期間の3 分の2 以上 )

6 < 共済年金と厚生年金の制度的な差異について > 制度の違いがいくつか差異があるが 原則 厚生年金に揃えて解消する ( 平成 27 年 9 月まで ) ( 平成 27 年 10 月から ) 1 年金の種類 退職共済年金 老齢厚生年金 障害共済年金 障害厚生年金 遺族共済年金 遺族厚生年金 2 掛金の算定基礎の給与 手当率制 標準報酬制 3 被保険者の年齢制限 年齢制限なし 70 歳未満 4 遺族年金の転給 転給あり 転給制度の廃止 5 未支給年金の給付範囲 遺族 (2 親等以内 ) 遺族 (3 親等以内 ) ( いない場合相続人 ) 6 障害給付の支給要件 保険料納付要件なし 保険料納付要件あり 7 障害給付在職支給停止 在職中は原則停止 在職中でも支給可 8 退職 ( 老齢 ) 給付 加入する制度による 年齢要件による の在職支給停止 厚生年金部分の額の支給停止について 65 歳未満 ( 賃金 + 年金 )28 万円 65 歳以上 ( 賃金 + 年金 )47 万円 厚生年金の被保険者となって再就職した場合 全部又は一部が支給停止 ( 愛知県の再任用制度の取扱い ) 区分 19 時間 20 分勤務 / 週 31 時間勤務 / 週 38 時間 45 分勤務 / 週 年金制度 加入しない 厚生年金 ( 第 1 号厚生年金被保険者 ) 厚生年金 ( 第 3 号厚生年金被保険者 ) 健康保険 国民健康保険 共済組合の 任意継続組合員など 全国健康保険協会 共済組合 雇用保険非加入加入加入 老齢厚生年金 ( 退職共済年金 ) 支給 給与額と年金額に応じて 一部支給停止がある 給与額と年金額に応じて 一部支給停止がある 再任用期間終了後 の年金 影響なし 年金に 再任用期間中に加入した分が加算 または 年金が新規決定される 年金と雇用保険と の併給調整 雇用保険の基本手当 ( 失業給付 ) を受給選択した場合は その間 年金 ( 職域年 金相当部分または 経過的職域加算額を除く ) は支給停止となる

7 標準報酬制について < 標準報酬制の概要 > 平成 27 年 10 月 1 日より施行される被用者年金制度一元化により 共済掛金等の算定基礎が 手当率制 から 標準報酬制 に移行する 手当率制 給料の月額の 25% を手当の額とみなす ( みなし手当 ) 標準報酬制 給料の月額に実際に支給された手当を加えた額 ( 標準報酬月額 ) 期末勤勉手当については 現行とおりの取扱い < 標準報酬月額の算定方法 > 1 定時決定 4 月から6 月までの報酬を合算し 1か月あたりの平均額を標準報酬等級表に当てはめて 標準報酬月額を決定する 毎年 9 月に決定 注意事項 通勤手当の取扱いについて 複数月分が一括して支給される場合 月数で除して算出する端数がある場合 末月以外は切り捨て 末月はその額の合計額を加算 超過勤務手当の取扱いについて 実績に基づき翌月に支給又は減額される場合 実際に支給等された月の報酬として考える 支払い基礎日数について 支払基礎日数が17 日未満の月は除いて算定を行う 3か月とも17 日未満の場合は 従前の月額をしようする 休職等の期間中の報酬月額の取扱いについて 未定 定時決定の有無について 定時決定を行わない場合は 6 月 1 日以降に資格取得 7 月 ~9 月に随時改定 育児休業終了時改定 産前産後休業終了時改定が行われるとき 2 資格取得時決定資格取得した月の報酬月額で標準報酬月額を算定する 月の中途の場合 月初めから資格取得した場合の報酬月額により算定 適用期間 1 月 ~ 5 月資格取得 決定時から当年の8 月 31 日まで適用 6 月 ~12 月資格取得 決定時から翌年の8 月 31 日まで適用

8 3 随時改定昇給 昇格等により 固定的給与が大幅に変動した場合に1か月平均額を算出し 標準報酬等級表に当てはめて改定する ( 変動月から4か月目 ) ただし 改定を行うのは 以下の条件を全て満たした場合のみ A 前月と比べて 当月の固定的給与に変動があること 固定的給与 勤務実績に直接関係なく 月等を単位として一定額額が継続して支給される報酬 ( 給料 通勤手当 住居手当等 ) B 変動月から3か月間に支給された報酬の平均月額と 従前の標準報酬月額に 2 等級以上の差が生じていること また 3か月とも支払基礎日数が17 日以上であること C 固定的給与の増減と平均月額 ( 報酬月額 ) の増減が同じであること 固定的給与増の場合 非固定的給与の増減にかかわらず 標準報酬月額が 2 等級以上増になっていること 固定的給与減の場合 非固定的給与の増減にかかわらず 標準報酬月額が 2 等級以上減となっていること 4 育児休業終了時改定育児休業等を終了した日から 育児休業等に係る3 歳に満たない子を養育する場合 復職月から3か月間の報酬の平均額を元に改定する ただし この改定は 組合員が申し出をした場合 に限る ただし 復職後引き続いて産前産後休暇を取る場合を除く 5 産前産後休業終了時改定産前産後休業から復職した場合 復職月から3か月間の報酬の平均額を元に改定する ただし この改定は 組合員が申し出をした場合 に限る ただし 復職後引き続いて育児休業を取得するものを除く 3~5の適用期間について改定月が1 月 ~6 月の場合 : その年の8 月 31 日まで改定月が7 月 ~12 月の場合 : 翌年の8 月 31 日まで 4 5の算定に係る留意点支払基礎日数が17 日未満である月を除いて算定する ただし 3か月間全てが17 日未満である場合は改定を行わない

9 育児休業 産前産後休業終了時改定と随時改定の違い 改定のタイミング 育休 産休終了時改定 組合員からの申し出 申出書の提出が必要 随時改定 固定的給与の変動 報酬月額の算定の 基礎となる期間 復職月から 3 か月間 ( 支払基礎日数が 17 日未満 の月は除く ) 変動月から 3 か月間 (3 か月とも 支払い基礎日数 が 17 日以上であること ) 改定に必要な等級差 1 等級以上の差 2 等級以上の差 改定月復職月から 4 か月目変動月から 4 か月目 6 導入時の決定 平成 27 年 6 月の報酬を標準報酬等級表に当てはめて 10 月に決定 適用期間 平成 27 年 10 月 ~ 平成 28 年 8 月まで 7 標準期末手当等の額 現行どおり ( 支給された期末手当等の額の 1,000 円未満の端数を切り捨てた額で決定 ) < 被用者年金一元化による掛金の変更点 > 標準報酬制の導入に伴い 掛金の率が変更される 被用者年金制度一元化により 退職等年金給付が創設されることで その部分に係る掛金が新たに発生する 育児短時間勤務 部分休業に係る長期掛金の一部免除は廃止される 平成 27 年 9 月分の実績まで対象となる

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<4D F736F F D20388C8E82A982E7944E8BE08EF38B8B8E918A698AFA8AD482A982AA925A8F6B82C982C882E882DC82B72E646F6378> 平成 29 年 8 月から 年金を受け取るために必要 な期間が 10 年になります 制度の背景と概要 無年金者の問題はかねてから年金制度の課題の一つでしたが 社会保障 税一体改革において年金を受け取れる方を増やし 納めて頂いた年金保険料をなるべく年金のお支払いにつなげる観点から年金を受け取るために必要な期間 ( 保険料納付済等期間 ) を 25 年から10 年とすることになっていました 今般 公的年金制度の財政基盤及び最低保障機能の強化等のための国民年金法等の一部を改正する法律の一部を改正する法律

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