維持管理担当者としてやるべきことを知る ---- 本日お伝えしたいこと ---- 劣化状況の把握と診断 劣化原因の推定 ( メカニズム ) 問題 問題点の洗い出し 見える化 情報の共有 補修 維持管理の方法を検討 補修方法の決定 長期的視野での維持管理計画作成 (LCC) 計画 実行 PDCA 2

Size: px
Start display at page:

Download "維持管理担当者としてやるべきことを知る ---- 本日お伝えしたいこと ---- 劣化状況の把握と診断 劣化原因の推定 ( メカニズム ) 問題 問題点の洗い出し 見える化 情報の共有 補修 維持管理の方法を検討 補修方法の決定 長期的視野での維持管理計画作成 (LCC) 計画 実行 PDCA 2"

Transcription

1 平成 29 年度保全業務マネジメントセミナー 建築物の劣化と点検のポイント - 外壁編 - 公益社団法人全国ビルメンテナンス協会 専門委員古橋秀夫

2 維持管理担当者としてやるべきことを知る ---- 本日お伝えしたいこと ---- 劣化状況の把握と診断 劣化原因の推定 ( メカニズム ) 問題 問題点の洗い出し 見える化 情報の共有 補修 維持管理の方法を検討 補修方法の決定 長期的視野での維持管理計画作成 (LCC) 計画 実行 PDCA 2

3 保全の基本は 点検 点検 という地道な業務は 雑草取りと同じ 後で やろう と思っていると とんでもないことになる 草刈り 雑草取りは毎日でもしなくてはいけない つまりなんでもそうですが 仕事をためてしまってはいけない のです どこから手を付けていいのかわからなくなるので 3

4 1. 建築物の劣化を知る 物理的劣化 ( 現象 ) 老朽化汚れ 古び 脆化 錆ひび割れ 強度低下剥離破損漏水等 ( 現象 ) 使い勝手 デザインが相対的に陳腐化新材料 新システムの出現による見劣り新機種導入の遅れ 社会的劣化 寿命 機能的劣化 ( 経済的劣化 ) ( 現象 ) 性能低下エネルギー量の増加故障 修理 交換頻度の増加 ( 注 ) 個々の物理的劣化が集積して現出する 木村宏編著入門ビルディングリフォーム 33P 34P より引用作成 4

5 代表的な劣化現象と発生部位及びその影響 - その 1 対象部位劣化現象の例結果影響 1 物理的劣化 躯体 外壁 コンクリート 鉄骨塗装 ひび割れ 表面劣化 中性化 強度低下 たわみ 鉄筋腐食等 膨れ 白亜化 錆 剥がれ 割れ 変退色 欠損等 躯体強度 鉄骨強度 タイル 浮き 剥離 クラック等 剥離落下 美観 漏水 構造安全性 構造安全性 公共安全性 屋根 防水 表面劣化 浮き 膨れ 剥離 破断 漏水等 漏水 資産価値 内装 天井壁 床防水 破損 汚損 錆 固着等 美観悪化利便性低下 環境 安全性 設備 機器 損傷 騒音 振動 腐食 ガス 液体の漏洩 絶縁性低下 運転異常 故障多発 性能 安全性 配管 配線部品 部材 赤水 詰まり 腐食 肉厚減少 絶縁性低下 漏洩 漏電等 故障多発 性能 安全性 ビル全体 全体の老朽化 古び 使い勝手 美 観悪化 テナント入居率 賃貸料 木村宏編著入門ビルディングリフォーム 37P より引用作成 5

6 代表的な劣化現象と発生部位及びその影響 - その 2 対象部位劣化現象の例結果影響 2 機能的劣化 3 社会的劣化 建築 設備 全体汚損 使い勝手悪化等修繕費増加採算性低下 システム 全体の老朽化 古び 運転費 修繕 費増加 維持保全 交換用部品 部材の欠乏 同一システム での修繕不 能 建材 設備システム新材料 新システムの導入困難等 ビル機能新機能導入の需要に対応困難 (OA 機 セキュリティ アメニティシステム等 ) 相対的陳腐化 テナント サービス低下 採算性 法規改訂法規不適合 ( アスベスト等 ) 疫病因社会 デザイン デザイン思潮の変遷への追随困難 相対的陳腐 化 スペース 空間感覚への変遷への追随困難 ( 広さ 天井高等 ) テナント サービス低下 木村宏編著入門ビルディングリフォーム 37P より引用作成 新品 新システムでの転換 ステイタス低下テナント苦情 テナント入居率 賃貸料 ビルイメージ 収益性 6

7 2. 劣化の傾向を知る 劣化は 最初は緩やかに進むが ある程度の年月が経過すると急激に進む 一般的に建築後 10 年 ~15 年経過すると建築物に何らかの劣化が進行する 放置すると! 眼で見てはっきりと判る状態となる 結 部分だけの補修では済まなくなり 周辺へと拡大し 修繕工事 費用共に大掛かりとなる 危険な劣化 緊急性の低い劣化 果 7

8 3. 鉄筋コンクリート造の変状を知る 初期欠陥 : 施工時あるいは竣工後まもなく発生した変状例 : ジャンカ コールドジョイント 内部欠陥 砂すじ 表面気泡他 経年劣化 : 建材の特性が時間の経過と伴に損なわれていく現象例 : ひび割れ 深さ 剥離 錆汁 エフロレッセンス 汚れ 変色 すり減り他 構造的変状 : 設計で想定された以上の構造的変化によって生じる変位やひび割れ 亀裂等をいう例 : たわみ 変形 異常振動 地盤沈下等 損傷 : 地震や衝突などで短時間のうちに発生し 変状が時間の経過とともに進行しないもの 8

9 (1) 初期欠陥 ( 発生原因 ) の事例 ジャンカ: コンクリートの表面や内部に骨材だけが集まってできた空隙の多い欠陥部分 コンクリート打設時の締め固め不足 コールドジョイント: コンクリート打ち継ぎ部に生じる不連続面 9

10 砂すじ : コンクリート中の水分が分離して外部に流出する 際に生じ コンクリート表面に細骨材が縞状に露 出するもの 表面気泡 ( あばた ): コンクリート混合時や打設時に多量 の空気を巻き込んだもの 10

11 (2) 経年劣化の事例 ( 外壁 ) 1 モルタル壁 ( 仕上げ面 ) 11

12 2 タイル壁 軽度中度重度 タイル単体での補修面的なタイルの補修外壁タイル面積の 30%~ 全面の補修 12

13 タイル壁落下事例 モルタルの厚さ 0.5 mmの個所も タイルの裏側の溝にモルタルが入っていない 13

14 14

15 最近の主な外壁等の落下事故 大阪 大阪市 10 階建共同住宅バルコニーの外壁タイルの一部 ( 縦 80cm 横 90cm) が落下 負傷者なし 福岡 福岡市 スーパーの屋根 外壁の一部が落下 駐輪場の屋根を突き破り一部が公道へ 岐阜 岐阜市 ( 新栄町 ) JR 岐阜駅近くの賃貸用ビル 外壁の 2~3 階部分のモルタルが落下 負傷者なし 大阪 大阪市 9 階建ビルの外壁タイルの一部が落下 通行人に被害を及ぼす 東京 江東区 地下鉄の入り口 外壁の御影石 (38kg) が落下 夕方のラッシュアワー時も幸いに負傷者なし 15

16 札幌市役所庁舎の外壁落下事故について - 個人的考察 - (1) 日時 :2012 年 4 月 25 日午前 11 時頃及び午後 13 時半頃の 2 回 (2) 竣工 :1971 年 ( 築後 42 年 ) (3) 概要 : 中庭に面した庁舎外壁が劣化し コンクリート製タイル 16 枚計約 2.1 トンが落下 (4) 部位 : 庁舎中庭に面した地下 1 階部分の外壁 (5) 被害 : 中庭には出入りする人が少なく 幸いにして負傷者なし (6) 経過 : 前年 (2011 年 8 月 ) に点検実施 充填剤で埋めたパネルの継ぎ目に無数の亀裂を確認したが 落下の危険性は低い と判断した その結果 改修工事の実施を 8 か月遅らせ 本年 (2012 年 4 月 ) に変更した 市側の見解 これまで壁が落下したことはなく 危機感が足りなかった ( 庁舎管理課 ) (7) 推定原因 : 寒冷地であるという気候的特性から 壁との間に滲み込んだ水分が凍ったり 溶けたりを繰り返し 更に隙間の間隔が拡大することにより剥離に至ったものと推定される 注 : 以上は 北海道新聞等の記事より 必要事項を抜粋し 整理したものである 16

17 (3) コンクリートの劣化サイクル コンクリートの劣化原因には複合的要因がある ひび割れや汚れなどの外観上の変化として現れる 放置すると ひび割れ箇所から内部に水や劣化原因物質が侵入する 中性化 鉄筋の腐食 爆裂 大気中の二酸化炭素 塩化物イオン等の侵入 ひび割れの発生雨や湿気が侵入 エフロ 錆汁 劣化原因物質の侵入増加 漏水 ひび割れの拡大 17

18 コンクリート内鉄筋が発錆 膨張し この時生じる圧力が周囲のコンクリートを破壊する現象 鉄が鉄錆に変化すると体積は約 2.5 倍に膨張するといわれている かぶり厚さ 仕上材 タイルやモルタルなどが部分的に欠けた状態 落下につながるので 注意が必要 ( 内部の応力によるものと 外部の衝撃によるものがある ) モルタル コンクリート 外壁仕上材 壁 モルタルとコンクリートの境界面の接着が不良となり 隙間が生じ 部分的に分離した状態 表面上はわかりにくいので 打診による調査が必要となる 仕上材 モルタル 落下 浮き モルタルの剥離 コンクリート 鉄 落下 モルタルからの欠損 欠損 衝撃 コンクリート 壁断図面 壁断図面 出隅部 モルタルの温度上昇 モルタルの温度低下 タイルとモルタル又はコンクリートの境界面の接着が不良となり 隙間が生じ 部分的に分離した状態 タイル目地のモルタルの接着力が高ければ落下は免れる 浮き モルタルやコンクリート中に含まれる石灰分 ( 水酸化カルシウム ) が水に溶けて表面に流れ出し 白く結晶化する現象 主にコンクリートのひび割れや タイル及び石張りの目地から生じる 水 塗膜及びシーリング材の劣化により表面が粉末状になる現象 手で外壁などの塗装表面を擦ると白色チョーク状の粉が付着するので容易に判断できる モルタル 外壁 : 白色チョーク状の粉 タイル 目地 目地の接着力の低下 タイルの外れ 落下 石灰分 ( 水酸化カルシウム ) 目地 壁断図面 コンクリート モルタル 壁断図面 タイル 白い結晶 コンクリート 塗装 外壁サッシ廻り ツール : 白色チョーク状の粉 18

19 4. 点検 ( 目視 ) すべき部位 対象とは? 外部からの点検躯体 : ひび割れ 剥離 剥落 ( 鉄筋の露出 ) 錆汁 漏水等外装材 : 剥離 剥落 ひび割れ チョーキング 変色 褪色 汚れ等シーリング材 : 剥離 ひび割れ 周囲の汚れ ( 溶融 ) 等その他 : 手摺等の金属材の錆 変形 脱落 外構の異常等 屋上の点検 コンクリート保護層 : 凍害 ひび割れ 目地の異常 植物の繁茂等砂利保護層 : 飛散 断熱層の露出等露出防水 : 膨れ 割れ 剥離等パラペット 笠木 : 防水層廻り等塔屋 : 躯体 外装仕上げ材 シーリング材 金属部材等 内部 躯体のひび割れ ( 壁 柱 梁 床 ) 仕上げ材のひび割れ 漏水 漏水の跡 建具の開閉不良 ベランダの状態等 19

20 (1) 点検はいつ行うのか? 初期点検 日常点検 定期点検 臨時点検 〇緊急点検 維持管理開始時点での初期性能の把握 (2 年以内 ) 日常の巡回等で可能な範囲を対象に行う ( 劣化 損傷 初期欠陥の有無と程度 ) 建築物全体の劣化 損傷 初期欠陥の有無や程度の把握等 ( 数年に 1 回 ) 地震 台風 大雨等の発生時 衝突等の事故の発生時 ( 状況の把握 対策の要否等 ) 構造的な変状による事故あるいは事故には至らないが著しい変状が発生した場合 他にも同様に部位部材等で発生する可能性が考えられる場合に実施する 劣化の過程 と 兆候 を見逃さない! 20

21 (2) 目視点検のポイント 1 場所や範囲などを記録 外壁に発生したエフロレッセンスどこからか雨水が浸入して発生か タイル壁面に発生したひび割れタイル面が剥離しタイルのみが割れた場合や躯体のクラックに影響されてひび割れが起こった場合など いろいろなケースが考えられる 21

22 (2) 目視点検のポイント 2 開口部の隅に発生したタイルのひび割れ タイルの浮きタイル裏への浸水が凍結 融解により タイルの浮きが促進される原因となる 22

23 (2) 目視点検のポイント 3 タイルの剥がれ 浮き ふくれ等がないか確認する この写真では 壁面 2 枚のタイルの剥がれが確認できる 23

24 (2) 目視点検のポイント 4 壁面のひび割れ 汚れ等を確認する 内部鉄筋にまで達していると 鉄筋の腐食を引き起こし 建物の耐久性が著しく低下する原因となる ( ひび割れの長さや幅 深さに注意 ) この写真では モルタルの剥がれ 鉄筋の露出と錆が確認できる この写真は 屋上パラペット部分の亀裂が確認できる 24

25 (3) クラックスケールによるひび割れの計測 一般的にヘアークラック : 幅 0.2~0.3 mm以下構造クラック : 幅 0.3 mm以上深さ 5 mm以上 経時的な変化を知る 25

26 5. 外壁の点検スケジュールイメージ 災害危険度の大きい壁面の概念図 1 2 建物 植込等 道路等 落下により歩行者等に危害を加える恐れのある部分 落下により歩行者等に危害を加える恐れのない場合 ( 例 ) 道路等 26

27 6. 予備調査から診断 Ⅱ の選定のポイント 直径 30cm 以上のまとまったタイル又はモルタルの剥離箇所が 1 箇所以上存在する場合 ひび割れが 壁面全体に発生しているか 局所的にひび割れが大きいかまたは集中している箇所が 2 箇所以上存在する場合 ふくれが 1 箇所以上存在する場合 部分診断等により探査の結果 浮きの面積が直径 50cm 以上の箇所が 1 箇所以上存在する場合 その他 異常が認められる場合で タイル又はモルタルの剥離による災害防止の観点より 診断レベル Ⅱ を実施すべきと判断された場合 27

28 7. 主な劣化診断法の特徴と長所 短所 (1) 外観目視法 診断者が肉眼又は双眼鏡等を使用して調査する方法 仮設や特別な機材が必要ない また広い範囲のデータを収集できる 外見上異常のある箇所以外 ( 内部の浮き等 ) は発見できない (2) 打診法 診断者がテストハンマー等で外壁をたたき その音で異常な箇所を調べる 一番信頼できる診断法と考えられているが 外壁を全面打診するには足場やゴンドラの仮設が必要になる 28

29 (3) 反発法シュミットハンマー等を用いて衝撃を与え 返ってきた衝撃の強さを測ることでコンクリート等の強度を測定する方法 強度を数値として示すのには有効であるが ピンポイントでの劣化箇所の特定は不向 測定箇所の選定 (1) 平滑な型枠面で水平測定を原則 (2) 厚 10cm 以下の構造物は避ける (3) 隅角部より 3cm 以上内側 (4) モルタル仕上げ面は避ける (5) コンクリート表面に湿りのあるときは避けること 測定方法測定値はばらつきがある上に異常な値を示す箇所もあるので 統計的に信頼のおける平均値を求めるために 20 点の測定値の算術平均を取る 29

30 (4) 赤外線装置法剥離している箇所と健全な箇所との温度差を赤外線装置により測定する方法 足場等が必要ない 広範囲のデータ収集が可能 また測定結果を記録 保存できるが 天候等に影響を受けやすい 適用限界 適用限界 適用できない場合 雨天又は雲天で日中の気温較差が少ない 風の強い日 軒裏 出隅 入隅 庇などの突起部位 樹木 雨樋 日蔭になる部分 凹凸の激しい部分 空気層( 浮き代 ) がない 反射率の高い材質 障害物 30

31 誤検知を生ずる恐れがある場合 光沢や凹凸のあるタイル 複数色のタイル 深目地貼 タイル下地モルタルが厚い 外壁の一部の汚れ 周囲環境からの影や反射 冷暖房機器の熱的な影響 31

32 8. 点検 診断 リフォーム のフロー 32 維持管理診断リフォーム日常点検定期点検法定点検点検結果評価判定診断の要否診断計画の立案診断の実施評価判定リフォーム要否リフォーム企画リフォーム計画の立案リフォーム実施木村宏編著入門ビルディングリフォーム 36P より引用作成全てが点検から始まる!

33 9. 診断方法の事例 区分 1 次診断 2 次診断 3 次診断 目的 概要調査 1 次診断を受け より詳 細に 診断者 方法 評価例 一般技術者 入居者等保守管理者建物所有者 視覚 聴覚 触覚簡易計器 ( スケールその他 ) 健全 放置可 調査を要す ( 劣化度を観察 ) 保守管理者施工会社やメーカーの技術者等 計測機器 ( 非破壊検査等 ) 軽度 中度 重度等 ( 診断個所を指定 ) 1 次 2 次診断を受け より高精度に 高度の専門技術者 メーカーの専門技術者等 高度の測定機サンプル採取 実験室等へ持ち込み ( 破壊検査 ) 軽度 中度 重度等 ( 補修の要否を指定 ) 1 次診断前に予備調査として 建物所有者 保守管理者への問診と目視調査が行われ 診断の方法等が決定される 木村宏編著入門ビルディングリフォーム 36P より引用作成 33

34 10. 診断のステップとその概要 1 次診断 2 次診断 3 次診断 診方法対象例診方法対象例診方法対象例 一般技術者 保守管理者 建物所有者等 問診 目視聴覚触覚 簡易計器スケールスコープハンマーゲージテスター試薬等 ( 主として外面 ) 漏水痕跡変色 退色 膨れ 割れ 剥離発錆等 保守管理者 施工者メーカー等 超音波肉厚測定機水質分析 X 線解析内視鏡 差圧計 赤外線温度色映像 埋設管探知器 残存肉厚 ph 測定腐食速度汚れ 詰まり錆 ライニンク 剥離フィルタ詰まりタイル モルタルの浮き 剥離漏水等 ( 注 1) 設備機器を対象とした診断機器を含む ( 注 2) 診 : 診断者の略 専門技術者 はつり 周波数分析渦流探傷サンプリング 放射線透過超音波探傷 コンクリート中性化深さ 騒音 振動 傷 割れ錆詰まり残存肉厚鉄筋 配管配列コンクリート強度配管 腐食 肉厚等 木村宏編著入門ビルディングリフォーム 35P より引用作成 34

35 日常的に行うことが望ましい外壁面の点検とは 屋上 屋根の点検 ( 亀裂 たわみ 排水溝 ルーフドレインの土砂等堆積 草木等 ) 外壁面の確認 ひび割れの有無 仕上げ材 ( タイル等 ) の浮き 剥がれ 凹み ( 沈み ) 錆の有無 鉄筋の露出 雨水の壁内部への浸入の有無 ( その痕跡 ) 外部の開口部周りからの雨水の浸入の有無 ( その痕跡 ) ( 外部の建具周りのシーリング剤の確認 ) 外壁に取り付けてある機器 機材等の周囲の確認 ( 汚損 錆の発生 破損 断線 照明器具の不点灯等 ) 35

36 本日のまとめ ないない尽くし の環境で どうやり繰り ( 管理 ) するのか? 保全対象の主要部位を特定する ( 絞る ) 例 : 建築 屋根 外壁 ( 仕上げ ) 重要度 優先度 ( 緊急度 ) を決める 更新周期を決める ( 修繕計画の確認 ) 計画的な実施 ( 定期修繕との整合 ) 道連工事の排除 36

37 平成 29 年度保全業務マネジメントセミナー 建築物の劣化と点検のポイント ( 事例編 ) 公益社団法人全国ビルメンテナンス協会 専門委員 古橋秀夫

38 質問 1 検査時築 21 年のマンションの外壁 ( 写真 : 住宅検査保証協会 ) 写真は検査時築 21 年のマンションの外壁 共用廊下の天井部分で エキスパンションジョイントと梁との取り合い部からエフロレッセンスが発生し タイル表面に垂れ落ちている 引用 : ケンプラッツ HP 2

39 写真で見られる現象について補修の必要性を判断する場合 下記の A~E のうち最も適当なのはどれか A: 指摘のみ 建物の機能 性能上の問題に結び付かない軽微な不具合 清掃など日常の維持管理で対応できるレベルの問題 B: 要経過観察 兆候はあっても緊急の補修や原因についての詳細調査を要しないレベルの不具合 想定内の経年劣化も含む 居住者自身による日常の点検や応急補修で事足りるレベル C: 要補修 大規模修繕工事を待たずに補修すべきレベルの不具合 原因を特定できる場合の本格的な補修と特定できない場合の応急補修に分かれる 応急補修の場合は将来の本格的な補修のため 原因についての詳細調査を伴う D: 要詳細調査 原因を特定しないとただ補修しても再補修を繰り返す恐れが高いレベルの不具合 構造上の問題に結び付く不具合も含む E: 要更新もしくは要補強 要改修 補修では間に合わず また日常の維持管理で点検 交換できるような部位ではない不具合 部位丸ごとの更新をはじめ 補強や改修 建て替えを検討する必要があるレベルの不具合 引用 : ケンプラッツ HP 3

40 解答 D: 要詳細調査 検査時築 21 年のマンションの外壁 ( 写真 : 住宅検査保証協会 ) エキスパンションジョイントとは 構造的に独立した住棟同士の接合部 一方の棟だけに固定し もう一方はフリーにする また エフロレッセンスとは コンクリートやモルタル内のアルカリ成分である炭酸カルシウムが水に溶けて表面に浮き出たもの 写真に見えるエフロレッセンスは上階からの漏水が原因で発生した可能性がある エフロレッセンスを拭き取って隙間をシールするだけでは 原因を除去したことにはならない すぐ補修するのではなく その前に原因を特定する詳細調査が必要になる 引用 : ケンプラッツ HP 4

41 A~E の定義 : 補修の必要性の度合い A: 指摘のみ (1) 雑な施工だが 建物の機能 性能上の問題はない (2) 美観上の問題のみ (2) は塗装のみが剥がれた場合などで 補修するかは依頼者の判断次第 (3) 使用者 ( 居住者 ) の使い方の問題 (4) 管理者の維持管理上の問題 (3) と (4) は バルコニーの排水溝のゴミ詰まりや共用廊下の照明切れなど 居住者や管理組合 ( 管理者 ) が日常の清掃や点検をきちんとしていれば済む B: 要経過観察 (1) 兆候はあるが緊急の補修や詳細調査までは必要ない目地モルタルだけがひび割れ 構造上や防水上の問題はないケースなど (2) 想定定済みの経年劣化 ( 検査時点の長期修繕計画で対応可能 ) (3) 所有者 居住者自身による日常の点検や応急補修で対応できる (3) は住戸内の壁クロスの小さな傷や剥がれなど 長期修繕計画や大規模修繕工事に組み込む必要がないレベルであるという意味 ただし 症状の進行が早い場合は共用部分である躯体の構造や防水上の問題に起因している可能性もあるので 要経過観察 としている 経過観察の結果症状の異常な進行がある場合は C ないし D に進む 引用 : ケンプラッツ HP 5

42 C: 要補修 (1)( 応急的でも ) 大規模修繕工事を待たずに補修すべき通常の補修は不具合や劣化の原因を建物検査で特定できた場合に行う そうでないとすぐに再補修となる可能性があるからだ ただし 原因特定に詳細調査 (D) が必要になる場合には その調査結果を待っていると症状が進行するのは明らかなので応急的な補修を行う方がよいケースもある こうしたケースは C D と表示した この C のランク付けをした場合 同社の検査報告書では参考補修方法を示している ここではその代表的な例の概要を一部で紹介している D: 要詳細調査 (1) 原因を特定しないと補修しても再補修を繰り返す恐れがある雨漏り ( 漏水 ) や結露 構造上主要な部分のひび割れなどが該当 目視中心の建物検査では その現象を確認することはできても原因を特定できるとは限らない 漏水については水質検査でそれが雨水か水道水かを見分けたうえ 雨水の場合は浸入想定箇所に散水する漏水検査を行って浸入経路を特定する (2) 構造上の問題がある躯体の柱や梁 耐力壁など構造上主要な部分に見逃すことのできない現象がある場合には 建設時の構造計算書が妥当なものであるかを診断する 構造計算書診断 を詳細調査と並行して行い その結果問題があれば 耐震補強 (E) を提案することになる 引用 : ケンプラッツ HP 6

43 E: 要更新もしくは要補強 要改修初期の状態に戻す修繕や補修では間に合わず 別の対応が必要になるランク (1) 更新が必要鉄部の腐食が進んで使用上危険な状態に陥った外部階段 早期劣化した屋上防水層 地震で破壊されたエキスパンションジョイント ( 構造的に独立した住棟同士の接合部 一方の棟だけに固定し もう一方はフリーにする ) など 補修では間に合わず また日常の維持管理で点検 交換できるような部位ではないケースが該当する (2) 補強ないし改修が必要 D の詳細調査の結果を受けた耐震補強 建物の外壁全体に断熱材を増し張りする断熱改修など 長期修繕計画の見直しが前提となるケース (3) 建て替えを検討したほうが経済的建物全体の機能回復が困難なレベルに達し 補強や改修工事を行うよりも建て替えるほうが経済合理性のある場合 維持管理を放棄したまま年数を経たマンションなどが該当するが そうしたマンションでは管理組合が機能せず 資金調達も意思決定もできない状態に陥っていることが少なくない 引用 : ケンプラッツ HP 7

44 質問 2 検査時築 21 年のマンションの外壁 ( 写真 : 住宅検査保証協会 ) 上の写真で見られる現象について補修の必要性を判断する場合 下記の A~E のうち最も適当なのはどれか A: 指摘のみ B: 要経過観察 C: 要補修 D: 要詳細調査 E: 要更新もしくは要補強 要改修引用 : ケンプラッツ HP 8

45 解答 D: 要詳細調査 検査時築 21 年のマンションの外壁 ( 写真 : 住宅検査保証協会 ) 外壁のタイル目地がひび割れてエフロレッセンスが発生している タイルを接着したモルタルから発生しているのであれば 応急的な補修で済むが 躯体コンクリートがひび割れて浸入した水分によって発生している可能性もあるので 補修の前に詳細調査を行う必要がある 引用 : ケンプラッツ HP 9

46 質問 3 検査時築 43 年のマンション ( 写真 : 住宅検査保証協会 ) 検査時築 43 年のマンション 上の写真で見られる現象について補修の必要性を判断する場合 下記の A~E のうち最も適当なのはどれか A: 指摘のみ B: 要経過観察 C: 要補修 D: 要詳細調査 E: 要更新もしくは要補強 要改修引用 : ケンプラッツ HP 10

47 解答 E: 要更新もしくは要補強 要改修 検査時築 43 年のマンション ( 写真 : 住宅検査保証協会 ) 壁面のタイルが大量に剥がれ落ちている 全面張り替えもあり得るが 検査では構造躯体の状況から建て替えも検討するように指摘した 引用 : ケンプラッツ HP 11

48 質問 4 検査時築 10 年のマンションの外壁 ( 写真 : 住宅検査保証協会 ) 検査時築 10 年のマンションの外壁 上の写真で見られる現象について補修の必要性を判断する場合 下記の A~E のうち最も適当なのはどれか A: 指摘のみ B: 要経過観察 C: 要補修 D: 要詳細調査 E: 要更新もしくは要補強 要改修引用 : ケンプラッツ HP 12

49 解答 E: 要更新もしくは要補強 要改修 検査時築 10 年のマンションの外壁 ( 写真 : 住宅検査保証協会 ) 深目地 と呼ぶ陰影のあるタイル仕上げの外壁で一部のタイルが剥離していた 剥落面には接着剤がほとんど確認できず 目地シールもない タイルを引っ掛けるアゴ自体も浅く 他のタイルが剥落する危険もある 詳細調査のうえ 仕上げ面の変更も含めた補強 改修を検討した方がよい 引用 : ケンプラッツ HP 13

50 質問 5 検査時築 6 年のマンション ( 写真 : 住宅検査保証協会 ) 検査時築 6 年のマンション 上の写真で見られる現象について補修の必要性を判断する場合 下記の A~E のうち最も適当なのはどれか A: 指摘のみ B: 要経過観察 C: 要補修 D: 要詳細調査 E: 要更新もしくは要補強 要改修引用 : ケンプラッツ HP 14

51 解答 C: 要補修 検査時築 6 年のマンション ( 写真 : 住宅検査保証協会 ) タイル目地に細かい穴 ( ピンホール ) が空いている この程度の穴でも雨水の浸入箇所になる シール処理か目地の再施工が必要になる 引用 : ケンプラッツ HP 15

52 質問 6 検査時築 21 年のマンションの外壁 ( 写真 : 住宅検査保証協会 ) 検査時築 21 年のマンションの外壁 上の写真で見られる現象について補修の必要性を判断する場合 下記のA~Eのうち最も適当なのはどれか A: 指摘のみ B: 要経過観察 C: 要補修 D: 要詳細調査 E: 要更新もしくは要補強 要改修引用 : ケンプラッツHP 16

53 解答 C: 要補修 検査時築 21 年のマンションの外壁 ( 写真 : 住宅検査保証協会 ) 大規模修繕工事では足場を固定するために躯体の一部に穴を開ける 写真ではその穴が未補修のまま放置されている 充填材処理のうえ タイルを張り直す 充填材はエポキシ樹脂 ポリマーセメント 高炉スラグ系超微粒子セメントなどがある 引用 : ケンプラッツ HP 17

54 質問 7 検査時築 5 年のマンションの共用廊下の見上げ ( 写真 : 住宅検査保証協会 ) 検査時築 5 年のマンションの共用廊下の見上げ 上の写真で見られる現象について補修の必要性を判断する場合 下記の A~E のうち最も適当なのはどれか A: 指摘のみ B: 要経過観察 C: 要補修 D: 要詳細調査 E: 要更新もしくは要補強 要改修引用 : ケンプラッツ HP 18

55 解答 C: 要補修 検査時築 5 年のマンションの共用廊下の見上げ ( 写真 : 住宅検査保証協会 ) 補修で十分 共用廊下の目隠し壁の基部にエフロレッセンスが発生している 周囲にひび割れなどの現象は見当たらないので シールを打ち替える補修で足りる シールとは 接合部や目地の隙間を埋める材料 防水性や気密性などを高める役割を果たす 引用 : ケンプラッツ HP 19

56 開始 調査 診断および補修のフロー 劣化症状 経過年数 調査 建物概要調査 ( 経歴 立地条件等 ) 外観目視調査 ( 劣化状況 ) 詳細調査 ( 劣化度 劣化原因 ) 補修設計 設計調査 設計図書作成 設計変更 診断 劣化度の判定劣化原因の特定 アルカリ骨材反応酸性土壌 化学薬品等の腐食物質による劣化 耐震性 構造耐力に関する調査の必要性 補修の要否 可能性なし必要性あり 必要性なし 要 可能性あり 不要 別途調査 別途調査 補修工事 施工計画書作成施工調査設計図書との整合 工事実施経過観察終了 整合している 整合していない 設計者と協議 補修工法の選定 ( 右に続く ) 引用 : 鉄筋コンクリート造建築物の耐久性調査 診断および補修指針 ( 案 ) 同解説 20

57 調査費用の事例 建築物の条件が確定されていませんので 会社案内 等の事例から参考価格として例示しています A 社の例 外壁全面打診見積( 外部に足場を組み打診法による検査 ) 外部足場費 ( 高さ20m 外壁面積 1,000m2 ) 1,3000,000.- 外壁打診調査費 800,000.- 現場経費 200,000.- 諸経費 200,000.- 合計 2,300,000.- 赤外線劣化診断見積 赤外線劣化診断作業費 ( 外壁面積 1,000m2 ) 200,000.- 画像解析費 150,000.- 損傷図面作製費 100,000.- 諸経費 50,000.- 合計 500,

58 調査費用の事例 建築物の条件が確定されていませんので 会社案内 等の事例から参考価格として例示しています B 社の例 赤外線劣化診断見積 ( 詳細不明 ) 外壁面積 2,000 m2 外壁面積 3,000 m2 500,000.- 前後 750,000.- 前後 C 社の例 打診法 ロープブランコ方式 外壁面積 1,000 m2 外壁面積 2,000 m2 外壁面積 3,000 m2 300,000.- 前後 500,000.- 前後 750,000.- 前後 22

<4D F736F F D E C982A882AF82E98E E968D8082D682CC91CE899E82C982C282A282C4>

<4D F736F F D E C982A882AF82E98E E968D8082D682CC91CE899E82C982C282A282C4> 20180410 評価室事務局 インスペクションにおいて指摘された劣化事象についての考え方 Ⅰ インスペクションに基づく劣化事象への対応の考え方インスペクションで指摘された劣化事象は 様式 8 添付図面 維持保全計画の中で 今回補修するもの 維持保全計画に記載して将来対応とするもの に区別して 全ていずれかの対応を行う必要があります 評価基準 及び認定基準に規定されている構造耐力上主要な部分に著しい劣化事象が生じている部分及び雨漏りが生じている部分

More information

3-1 2 修繕工事の実態 ( ヒアリング ) 計画修繕は 定期点検等で明らかになった建物の劣化の補修のため 調査 診断 修繕計画の作成 工事の実施へと 区分所有者の合意を形成しつつ 進められる 当勉強会で実施したヒアリングより 管理会社による点検 定期点検は 1 回 / 年の頻度で行っている 目視

3-1 2 修繕工事の実態 ( ヒアリング ) 計画修繕は 定期点検等で明らかになった建物の劣化の補修のため 調査 診断 修繕計画の作成 工事の実施へと 区分所有者の合意を形成しつつ 進められる 当勉強会で実施したヒアリングより 管理会社による点検 定期点検は 1 回 / 年の頻度で行っている 目視 3-1 共同住宅の修繕工事 1 修繕工事の実態 共同住宅では 発生した不具合を修繕する工事だけでなく 長期修繕計画に基づき積み立てた修繕積立金を用いた計画修繕等が行われている マンション管理会社 (A 社 ) の受注した工事 計画修繕工事実施時の資金調達 計画修繕の工事資金は修繕積立金で賄うことが多い 大規模修繕工事 ( 計画修繕工事のうち足場を設置したもの )1.9% 計画修繕工事 ( 屋上防水工事

More information

<8CBB8BB58C9F8DB E B D891A D9C91A A2E786C73>

<8CBB8BB58C9F8DB E B D891A D9C91A A2E786C73> 一戸建て用 第 1 面 現地調査用 現況検査チェックシート 木造 鉄骨造も含む 戸建住宅 基本情報 検査対象住宅 住宅所有者 様邸 所在地 検査依頼主 会社名 担当者 現況検査立会者 会社名 担当者 構造 木造 S 造 階数 地上階 地下階 建築時期 S H 年延床面積. m2 検査事業者名称 資格 一級建築士 登録第号 氏名 印 建築士事務所 一級建築士事務所 知事登録第号 建築士事務所名 住所

More information

設計162 外壁リフォーム事前調査の方法標準施工法外壁リフォームモエンサイディング重ね張り工法モエンサイディング張り替え工法モエンサイディング張り替え工法 外張り断熱センターサイディング重ね張り工法設計屋根リフォームセンタールーフ重ね葺き工法アルマ重ね葺き工法参考資8-1 適用条件 8-2 屋根リフ

設計162 外壁リフォーム事前調査の方法標準施工法外壁リフォームモエンサイディング重ね張り工法モエンサイディング張り替え工法モエンサイディング張り替え工法 外張り断熱センターサイディング重ね張り工法設計屋根リフォームセンタールーフ重ね葺き工法アルマ重ね葺き工法参考資8-1 適用条件 8-2 屋根リフ 8 屋根リフォームの設計 8-1 適用条件 1) 適合対象建築物 2) 建築物の構造 規模 8-2 屋根リフォームの流れ 8-3 適性診断の種類 1) 屋根診断 2) 木造住宅用耐震診断 1) 下地チェックシート 2) 屋根診断方法 161 設計162 外壁リフォーム事前調査の方法標準施工法外壁リフォームモエンサイディング重ね張り工法モエンサイディング張り替え工法モエンサイディング張り替え工法 外張り断熱センターサイディング重ね張り工法設計屋根リフォームセンタールーフ重ね葺き工法アルマ重ね葺き工法参考資8-1

More information

設計壁リフォーム標準施工法外壁リフォームモエンサイディング重ね張り工法モエンサイディングモエンサイディングセンターサイディング屋根リフォームセンタールーフアルマ8-1 適用条件 8 屋根リフォームの設計 1) 適合対象建築物昭和 56 年の建築基準法新耐震基準に適合する木造建築物 昭和 56 年 5

設計壁リフォーム標準施工法外壁リフォームモエンサイディング重ね張り工法モエンサイディングモエンサイディングセンターサイディング屋根リフォームセンタールーフアルマ8-1 適用条件 8 屋根リフォームの設計 1) 適合対象建築物昭和 56 年の建築基準法新耐震基準に適合する木造建築物 昭和 56 年 5 8 屋根リフォームの設計 8-1 8-2 適用条件 屋根リフォームの流れ 8-3 適性診断の種類 8-4 屋根診断の手法 137 設計壁リフォーム標準施工法外壁リフォームモエンサイディング重ね張り工法モエンサイディングモエンサイディングセンターサイディング屋根リフォームセンタールーフアルマ8-1 適用条件 8 屋根リフォームの設計 1) 適合対象建築物昭和 56 年の建築基準法新耐震基準に適合する木造建築物

More information

図 維持管理の流れと診断の位置付け 1) 22 22

図 維持管理の流れと診断の位置付け 1) 22 22 第 2 章. 調査 診断技術 2.1 維持管理における調査 診断の位置付け (1) 土木構造物の維持管理コンクリート部材や鋼部材で構成される土木構造物は 立地環境や作用外力の影響により経年とともに性能が低下する場合が多い このため あらかじめ設定された予定供用年数までは構造物に要求される性能を満足するように適切に維持管理を行うことが必要となる 土木構造物の要求性能とは 構造物の供用目的や重要度等を考慮して設定するものである

More information

危険度判定評価の基本的な考え方 擁壁の種類に応じて 1) 基礎点 ( 環境条件 障害状況 ) と 2) 変状点の組み合わせ ( 合計点 ) によって 総合的に評価する 擁壁の種類 練石積み コンクリートブロック積み擁壁 モルタルやコンクリートを接着剤や固定材に用いて 石又はコンクリートブロックを積み

危険度判定評価の基本的な考え方 擁壁の種類に応じて 1) 基礎点 ( 環境条件 障害状況 ) と 2) 変状点の組み合わせ ( 合計点 ) によって 総合的に評価する 擁壁の種類 練石積み コンクリートブロック積み擁壁 モルタルやコンクリートを接着剤や固定材に用いて 石又はコンクリートブロックを積み 既存造成宅地擁壁の老朽化診断 目視点検調査要領 国土交通省国土技術政策総合研究所都市研究部 平成 21 年 3 月 このスライドは 国土交通省の技術的助言 宅地擁壁老朽化判定マニュアル ( 案 ) に基づく 宅地擁壁老朽化診断による危険度判定評価 を行うに当たり 目視調査を行う調査員の事前講習用に作成したものです 当該マニュアル案 (http://www.mlit.go.jp/crd/web/jogen/jogen_hantei.htm)

More information

記入上の注意 1 施設点検表 ( 統括表 ) 施設点検入力シート 写真帳 のシートの 黄色のセル のみ記入してください 2 施設点検表 ( 統括表 ) シートの主な不具合点には 特に無し や 無し 等の入力は行わないでください シート名の変更は行わないでください 非表示になっているシートがあります

記入上の注意 1 施設点検表 ( 統括表 ) 施設点検入力シート 写真帳 のシートの 黄色のセル のみ記入してください 2 施設点検表 ( 統括表 ) シートの主な不具合点には 特に無し や 無し 等の入力は行わないでください シート名の変更は行わないでください 非表示になっているシートがあります ウ ) 建築物に関する事項 ( 簡易点検について ) 記入上の注意 1 施設点検表 ( 統括表 ) 施設点検入力シート 写真帳 のシートの 黄色のセル のみ記入してください 2 施設点検表 ( 統括表 ) シートの主な不具合点には 特に無し や 無し 等の入力は行わないでください シート名の変更は行わないでください 非表示になっているシートがあります シートの削除やコピー等は行わないで下さい 2 提出の際は

More information

国土技術政策総合研究所研究資料

国土技術政策総合研究所研究資料 (Ⅰ) 一般的性状 損傷の特徴 1 / 11 コンクリート床版 ( 間詰めコンクリートを含む ) からコンクリート塊が抜け落ちることをいう 床版の場合には, 亀甲状のひびわれを伴うことが多い 間詰めコンクリートや張り出し部のコンクリートでは, 周囲に顕著なひびわれを伴うことなく鋼材間でコンクリート塊が抜け落ちることもある 写真番号 9.1.1 説明コンクリート床版が抜け落ちた例 写真番号 9.1.2

More information

Microsoft Word - タイル外壁の診断技術V4.doc

Microsoft Word - タイル外壁の診断技術V4.doc 雑誌月刊 建築仕上技術 2010 年 5 月号掲載 タイル外壁の診断技術の現状と課題 1. タイル外壁の調査が必要な場合 タイル張り外壁 ( 以下 タイル外壁 という ) は 先付け工法 乾式工法の場合を除き 下地 のコンクリート壁又はその上の下地モルタル ( コンクリート打ち放し補修工法の場合は下地モル タルが存在しない ) に対して 張付けモルタルを用いてタイルを張り付けていくのでコンクリー ト壁

More information

鉄筋コンクリート造 ( 第 1 面 ) 中古マンション建物調査報告書 ( 既存住宅状況調査 ) 作成日 2018 年 4 月 10 日 建物名称 様邸 調査依頼主 調査立会者 会社名 担当者 会社名 担当者 株式会社アネストブレーントラスト

鉄筋コンクリート造 ( 第 1 面 ) 中古マンション建物調査報告書 ( 既存住宅状況調査 ) 作成日 2018 年 4 月 10 日 建物名称 様邸 調査依頼主 調査立会者 会社名 担当者 会社名 担当者 株式会社アネストブレーントラスト 鉄筋コンクリート造 ( 第 1 面 ) 中古マンション建物調査報告書 ( 既存住宅状況調査 ) 作成日 2018 年 4 月 10 日 建物名称 様邸 調査依頼主 調査立会者 会社名 担当者 会社名 担当者 建物状況の概要 ( 調査報告書用 ) 鉄筋コンクリート造等 ( 第 2 面 ) 作成日 2018 年 4 月 10 日 建 物 建物名称 住居表示所在地 丁目 番 号 地名地番マンション ( 共同住宅の場合

More information

<4D F736F F F696E74202D B78EF596BD89BB82CC8EE888F882AB C8E86816A F4390B3205B8CDD8AB B83685D>

<4D F736F F F696E74202D B78EF596BD89BB82CC8EE888F882AB C8E86816A F4390B3205B8CDD8AB B83685D> 41 農道路肩 農道法面の補修 対象施設 : 農道施設の区分 : 農道本体対象活動 : 農道路肩 農道法面の補修 農道路肩 農道法面において 侵食 崩壊また ブロック積みや石積み等において 隙間 ひび割れ 欠損などがあり 施設の安全性が十分でない場合な 農道路肩 農道法面の侵食箇所等を補修します また ブロック積みや石積み等の補修又は積み直しをします このことにより 農道利用者の安全な通行が可能となる

More information

様式及び記入例 (3) 点検結果一覧表 ( その 1) 半田市橋梁点検 補修設計業務 橋梁諸元 定期点検結果 整理番号 橋梁 ID 橋梁名 橋梁形式 径間 長根橋 ( 上流側 ) PC 単純プレテンホロー桁橋 1 橋種 PC 橋 有効 橋長 幅員 橋面積 (m) (m) (m2) 供

様式及び記入例 (3) 点検結果一覧表 ( その 1) 半田市橋梁点検 補修設計業務 橋梁諸元 定期点検結果 整理番号 橋梁 ID 橋梁名 橋梁形式 径間 長根橋 ( 上流側 ) PC 単純プレテンホロー桁橋 1 橋種 PC 橋 有効 橋長 幅員 橋面積 (m) (m) (m2) 供 名 形式 径間 00002 長根橋 ( 上流側 ) 2.05 3.85 66.9 H4.2 24 その他 ( 後打ちコンひびわれ ) e B 以外 その他 ( 型枠材剥がれ ) e B その他 ( 目地材はみだし ) e B 漏水 遊離石灰 d B 路面の凹凸 e M 舗装ひびわれ d B 土砂詰まり e M 中央分離帯 その他 ( フン害 ) e M 排水ます土砂詰まり e M 添架物その他 (

More information

調査番号 5 調査年度平成 7 年度 施設名久米図書館棟名称本体棟 所管部課生涯学習部図書館 No 土地データ所在地津山市中北下 7 敷地面積 m 建物データ 行政機能図書館建築年度 99 年築年数 年 建物の主構造鉄筋コンクリート造延床面積 6.6m 階 図書館 書庫 展示室 事務室

調査番号 5 調査年度平成 7 年度 施設名久米図書館棟名称本体棟 所管部課生涯学習部図書館 No 土地データ所在地津山市中北下 7 敷地面積 m 建物データ 行政機能図書館建築年度 99 年築年数 年 建物の主構造鉄筋コンクリート造延床面積 6.6m 階 図書館 書庫 展示室 事務室 調査番号 5 調査年度平成 7 年度 施設名勝北図書館棟名称本体棟 所管部課生涯学習部図書館 No 土地データ 所在地津山市新野東 587 敷地面積 5,555. m 建物データ 行政機能図書館建築年度 997 年築年数 9 年 建物の主構造鉄筋コンクリート造延床面積 86.m 階 図書室 書庫 事務室 現地調査による建物老朽化診断 建物周囲 5 年 くもの巣グラフとも言われ グラフの面積が大きいほど評価が高い

More information

既存共同住宅の躯体の性能及び健全性の評価に係る手法及び基準の検討

既存共同住宅の躯体の性能及び健全性の評価に係る手法及び基準の検討 資料 142 既存共同住宅の躯体の性能や健全性の評価に係る手法及び基準の検討 1. 検討の目的と必要性既存共同住宅の改修の実施による長寿命化が求められているが 改修の促進にあたっては 既存躯体の性能や健全性の評価が重要となる 特に 建築後年数の経過したストックにおいては 所有者 ( ユーザー ) の意識として この建物はあとどのくらい健全に使い続けられるのか 設備の更新やEV 設置等の改修を行うだけの健全な躯体なのか

More information

Microsoft Word 印刷ver 本編最終no1(黒字化) .doc

Microsoft Word 印刷ver 本編最終no1(黒字化) .doc 7 長寿命化設計指針 7-1. 基本事項 1. 目的この指針は区有施設の新築 改築 増築または改修の設計に要する基本的な基準を定め 区有施設の長寿命化を円滑に推進することを目的とします 2. 基本事項区有施設は建設費の多寡に注意を払うだけではなく ライフサイクルコストの縮減にも視点を置いて設計を行います 区有施設は目標使用年数に合わせて耐久性の高い部材を使用し かつ 改修 維持管理や将来の用途変更の可能性も考慮して設計を行います

More information

<4D F736F F F696E74202D F955D89BF8AEE8F AEE8F CC8A F E B835794D48D8693FC82E8816A2E >

<4D F736F F F696E74202D F955D89BF8AEE8F AEE8F CC8A F E B835794D48D8693FC82E8816A2E > 長期優良住宅化リフォーム推進事業 事前に公表した募集要領( 案 ) や講習会テキストでは住宅性能に係る評価基準を ( イ ) 基準 ( ロ ) 基準と記載しておりますが 公募時にはそれぞれ S 基準 A 基準としておりますのでご留意ください (1) 1. 劣化対策 ( 必須 ) 1-1. 木造 インスペクションで認められた劣化事象が補修され ( 又は維持保全計画に記載され ) かつ 小屋裏 一定以上の小屋裏換気措置

More information

第2章 長寿命化改修各論 ~耐久性向上編~(1)

第2章 長寿命化改修各論 ~耐久性向上編~(1) 24 第 2 章長寿命化改修各論 ~ 耐久性向上編 ~ 25 第 2 章長寿命化改修各論 ( 耐久性向上編 ) 目次 1. 躯体の老朽化対策 Q9 鉄筋コンクリートに生じる劣化現象にはどのようなものがありますか? Q10 鉄筋コンクリートの劣化対策はどのように行いますか? Q11 劣化状況の違いにより補修費用はどのように変わりますか? 2. 外壁 屋上の老朽化対策 Q12 外壁の劣化とその対策方法について教えてください

More information

資料 -2 空き家実態調査 中間報告

資料 -2 空き家実態調査 中間報告 資料 -2 空き家実態調査 中間報告 1. 現地調査の方法 1) 空き家候補の整理 下記 3つの情報に基づき 市全域の空き家候補 ( 現地調査対象建物 ) の抽出を行った 表 1-1 空き家候補抽出方法基情報調査者調査範囲調査方法空き家候補数 ( 戸 ) 空き家コンテンツ草津市 :H27.11 ゼンリン市全域 住宅地図会社調査員が目視調査で空き家と判定した建物 ( 共同住宅は全戸空き住戸のみ ) 427

More information

添付資料 割れから浸入した雨水等により周辺塗膜の浮きや剥離を引き起こします また ひび割れに沿って中性化が健全な部分に比べ早く鉄筋の位置まで進行します 中性化が鉄筋の位置まで進行し 雨水等が鉄筋と接触すると鉄筋が発錆します 特にベランダの梁へのひび割れは建物の強度を担保する構造部分であるだけに重大で

添付資料 割れから浸入した雨水等により周辺塗膜の浮きや剥離を引き起こします また ひび割れに沿って中性化が健全な部分に比べ早く鉄筋の位置まで進行します 中性化が鉄筋の位置まで進行し 雨水等が鉄筋と接触すると鉄筋が発錆します 特にベランダの梁へのひび割れは建物の強度を担保する構造部分であるだけに重大で マンション大規模修繕工事に向けて 設計監理者からのお知らせ 第 2 号 (2009.07.21) 添付資料 中四国マンションサポート部門 本号の内容 1 当建物修繕のポイント 今回の工事の重点修繕項目の解説です 2 工事実施の選択について 概算工事費の区分とその考え方 3 大規模修繕工事に向けて 今後の予定について 1 当マンション建物修繕のポイント 平成 21 年 7 月の宮崎建築設計事務所作成の

More information

資料 1 SAMPLE

資料 1 SAMPLE 資料 1 本調査による建物状況調査は 検査会社が 国の登録を受けた既存住宅状況調査技術者講習を修了した建築士 ( 既存住宅状況調査技術者 ) により 既存住宅状況調査方法基準に基づき行った調査です また 住宅あんしん保証の現場検査基準に則した調査も兼ねて実施することとしています 検査会社 - 1 - - 2 - 建 物 建 物 状 況 調 査 建物状況調査実施者 ( 事務局 ) 建物状況調査実施者

More information

Microsoft PowerPoint - 02 関(HP用).pptx

Microsoft PowerPoint - 02 関(HP用).pptx 高速道路におけるアンカーの維持管理の状況 平成 25 年 7 月 30 日 高速道路総合技術研究所 ( ) 関茂和 内 容 1. 高速道路におけるアンカーの施工実績 2. アンカーの損傷事例 3. 高速道路におけるアンカーの維持管理 3.1 点検 3.2 調査 3.3 まとめ 3.4 課題など 2 1. 高速道路におけるアンカーの施工実績 3 アンカー施工本数と高速道路延長 140,000 120,000

More information

< 被害認定フロー ( 地震による被害木造 プレハブ > 第 次調査 ( 外観による判定 一見して住家全部が倒壊 一見して住家の一部の階が全部倒壊 地盤の液状化等により基礎のいずれかの辺が全部破壊 いずれかに いずれにも ( 傾斜による判定 全壊 外壁又は柱の傾斜が/ 以上 ( % 以上 ( 部位

< 被害認定フロー ( 地震による被害木造 プレハブ > 第 次調査 ( 外観による判定 一見して住家全部が倒壊 一見して住家の一部の階が全部倒壊 地盤の液状化等により基礎のいずれかの辺が全部破壊 いずれかに いずれにも ( 傾斜による判定 全壊 外壁又は柱の傾斜が/ 以上 ( % 以上 ( 部位 風水害 [--] 火災 事故 [--] 震災 [-7-] [ 資料 ] 被害家屋判定表 ( 参考 被害認定の流れ 災害に係る住家の被害の発生 地震による被害 < 第 次調査 > < 第 次調査 > < 被災者から 不服の申立てがあった ( 外観による判定 ( 外観による判定 場合の対応 > ( 傾斜による判定 ( 傾斜による判定 被災者の不服の内容を精査 ( 部位 による判定 ( 部位による判定 した上で

More information

Microsoft PowerPoint - 01_内田 先生.pptx

Microsoft PowerPoint - 01_内田 先生.pptx 平成 24 年度 SCOPE 研究開発助成成果報告会 ( 平成 22 年度採択 ) 塩害劣化した RC スラブの一例 非破壊評価を援用した港湾コンクリート構造物の塩害劣化予測手法の開発 かぶりコンクリートのはく落 大阪大学大学院鎌田敏郎佐賀大学大学院 内田慎哉 の腐食によりコンクリート表面に発生したひび割れ ( 腐食ひび割れ ) コンクリート構造物の合理的な維持管理 ( 理想 ) 開発した手法 点検

More information

KEN0109_施工技術の動向-三.indd

KEN0109_施工技術の動向-三.indd 施工技術の動向 橋梁補修工の新規制定歩掛について 国土交通省総合政策局公共事業企画調整課 1. 国土交通省では平成 26 年度土木工事標準歩掛に 橋梁補修工 3 工種の歩掛を新規に制定した 本稿では, 調査状況や歩掛制定の検討内容について, その概要を紹介する 2. 近年の橋梁補修工事の増加により全国的に歩掛制定の要望があったことから, 施工実態調査を実施した 調査の規模としては, 国土交通省および都道府県ならびに政令市が行っている橋梁補修工事を対象としている

More information

5.1.2 気密材の種類と特長気密層は 室内と外気の境界部分に連続して設けなくてはならない 一口に気密層といっても 躯体工法 断熱工法の違いにより 必ずしも部材構成として新たに一層増えるわけではなく 従来のほかの目的を持つ部材 例えば防湿層 断熱材 防風層 あるいは構造躯体自体を気密層として考えるこ

5.1.2 気密材の種類と特長気密層は 室内と外気の境界部分に連続して設けなくてはならない 一口に気密層といっても 躯体工法 断熱工法の違いにより 必ずしも部材構成として新たに一層増えるわけではなく 従来のほかの目的を持つ部材 例えば防湿層 断熱材 防風層 あるいは構造躯体自体を気密層として考えるこ 気密性能の確保と防露への配慮 5章 5章 5 1 気密性能の確保と防露への配慮 気密性能の確保 5 1 1 住宅の気密化の目的 住宅の気密化の目的は 以下の4つが挙げられる 図 5.1.1 (1)漏気負荷を減らし省エネルギー化と室内温度環境の快適性向上を図る (2)壁体通気を抑制し断熱性能の低下を防止する (3)壁体内結露を防止する (4)計画換気の性能保持 1) 図 5.1.1 気密化の目的 -

More information

住宅のロングライフ化実現に向けて 外壁の性能維持のためには必ず 点検 と適切な メンテナンス が必要です 窯業系サイディングの耐用年数 ( 耐久性 ) は 太陽光 ( 紫外線 ) 風雨 雪 気温の変化等の気象条件や 台風 地震などの自然現象 メンテナンスの実施度合いにより 大きく影響を受けます しか

住宅のロングライフ化実現に向けて 外壁の性能維持のためには必ず 点検 と適切な メンテナンス が必要です 窯業系サイディングの耐用年数 ( 耐久性 ) は 太陽光 ( 紫外線 ) 風雨 雪 気温の変化等の気象条件や 台風 地震などの自然現象 メンテナンスの実施度合いにより 大きく影響を受けます しか 住宅のロングライフ化実現に向けて 外壁の性能維持のためには必ず 点検 と適切な メンテナンス が必要です 窯業系サイディングの耐用年数 ( 耐久性 ) は 太陽光 ( 紫外線 ) 風雨 雪 気温の変化等の気象条件や 台風 地震などの自然現象 メンテナンスの実施度合いにより 大きく影響を受けます しかしながら 適切な維持管理 ( 点検 & メンテナンス ) を繰り返し行えば サイディングのみならず建物自体の老朽化を遅らせ

More information

<4D F736F F F696E74202D20355F8CC389EA8FE390C88CA48B8688F CD90EC A837E B81698CC389EA816A5F E

<4D F736F F F696E74202D20355F8CC389EA8FE390C88CA48B8688F CD90EC A837E B81698CC389EA816A5F E 河川コンクリート構造物の 劣化診断の要点 国立研究開発法人土木研究所先端材料資源研究センター古賀裕久 2 内容 1. 河川コンクリート構造物の維持管理に関する技術情報 2. 河川コンクリート構造物の変状の事例 3. 樋門 樋管に見られるひび割れ 3 河川コンクリート構造物の 維持管理に関する技術情報 4 維持管理に関する技術情報 河川法の改正 (H25.4) 河川管理施設等を良好な状態に保つよう維持

More information

<4D F736F F F696E74202D FC92F9817A D815B838B8E9E82CC88D98FED94AD8CA981698BB497C095D2816A2E707074>

<4D F736F F F696E74202D FC92F9817A D815B838B8E9E82CC88D98FED94AD8CA981698BB497C095D2816A2E707074> パトロール時の異常発見 ( 案 ) ( 橋梁編 ) 日常巡回における橋梁異常の気づきと報告 平成 22 年 12 月 東北地方整備局 道路部道路管理課 橋の構成要素と損傷の特徴 P1 出展 ) 道路巡回のポイント ( 案 ) ( 社 ) 東北建設協会 日常巡回における橋梁の異常発見について パトロール車内からの目視及び走行時の異常音 振動により 下記の異常を発見することは可能です (1) 路面の異常

More information

特定空家等判定方法マニュアル 別紙資料

特定空家等判定方法マニュアル 別紙資料 特定空家等方法マニュアル 別紙資料 特定空家等方法マニュアル目次 特定空家等方法マニュアル チェックリスト. 建築物が著しく保安上危険となるおそれがある () 建築物が倒壊等するおそれがある イ 建築物の著しい傾斜 ロ 建築物の構造耐力上主要な部分の損傷等 ( イ ) 基礎及び土台 ( ロ ) 柱 梁 筋かい 柱とはりの接合等 () 屋根 外壁等が脱落 飛散等するおそれがある ( イ ) 屋根ふき材

More information

構造 用途 鉄筋コンクリート造鉄骨 鉄筋コンクリート造 高品質の場合 普通の品質の場合 高品質の場合 重量鉄骨 鉄骨造 普通の品質の場合 軽量鉄骨 ブロック造れんが造 木造 学校庁舎 Y 100 以上 Y 60 以上 Y 100 以上 Y 60 以上 Y 40 以上 Y 60 以上 Y 60 以上

構造 用途 鉄筋コンクリート造鉄骨 鉄筋コンクリート造 高品質の場合 普通の品質の場合 高品質の場合 重量鉄骨 鉄骨造 普通の品質の場合 軽量鉄骨 ブロック造れんが造 木造 学校庁舎 Y 100 以上 Y 60 以上 Y 100 以上 Y 60 以上 Y 40 以上 Y 60 以上 Y 60 以上 第 5 章目標の設定 5-1 目標耐 年数の設定 (1) 耐 年数とは計画的な保全を行うためには 目標耐用年数を設定することが必要です 耐用年数には いろいろな考え方があります 経済的耐用年数 機能的耐用年数 物理的耐用年数 税法で指定される 建物における減価償却資産としての法定耐用年数建設当時は機能的に満足していても 時代の変遷とともに期待される機能を果たせなくなる 施設としての利便性や機能性の観点から算出される耐用年数経年劣化などにより

More information

資料 1 3 小規模附属物点検要領 ( 案 ) の制定について Ministry of Land, Infrastructure, Transport and Tourism

資料 1 3 小規模附属物点検要領 ( 案 ) の制定について Ministry of Land, Infrastructure, Transport and Tourism 資料 1 3 小規模附属物点検要領 ( 案 ) の制定について Ministry of Land, Infrastructure, Transport and Tourism 1. 小規模附属物点検要領の構成 目次 1. 適用範囲 2. 点検の目的 3. 用語の定義 4. 点検の基本的な考え方 5. 片持ち式 5-1 点検等の方法 5-2 点検の頻度 5-3 点検の体制 5-4 対策の要否の判定 5-5

More information

耐震等級 ( 構造躯体の倒壊等防止 ) について 改正の方向性を検討する 現在の評価方法基準では 1 仕様規定 2 構造計算 3 耐震診断のいずれの基準にも適合することを要件としていること また現況や図書による仕様確認が難しいことから 評価が難しい場合が多い なお 評価方法基準には上記のほか 耐震等

耐震等級 ( 構造躯体の倒壊等防止 ) について 改正の方向性を検討する 現在の評価方法基準では 1 仕様規定 2 構造計算 3 耐震診断のいずれの基準にも適合することを要件としていること また現況や図書による仕様確認が難しいことから 評価が難しい場合が多い なお 評価方法基準には上記のほか 耐震等 耐震性 ( 倒壊等防止 ) に係る評価方法 基準改正の方向性の検討 耐震等級 ( 構造躯体の倒壊等防止 ) について 改正の方向性を検討する 現在の評価方法基準では 1 仕様規定 2 構造計算 3 耐震診断のいずれの基準にも適合することを要件としていること また現況や図書による仕様確認が難しいことから 評価が難しい場合が多い なお 評価方法基準には上記のほか 耐震等級 ( 構造躯体の損傷防止 ) 耐風等級

More information

目次 1 目的と定義 2 2 鉄筋コンクリート造又は鉄骨鉄筋コンクリート造における残存使用年数の目安の算定方法 3 (1) 新耐震基準の施設 3 (2) 旧耐震基準の施設 3 ア過去の耐震診断結果を活用した判断 4 ( ア ) 残存耐用年数の目安の算定 4 ( イ ) 目標使用年数の設定 4 ( ウ

目次 1 目的と定義 2 2 鉄筋コンクリート造又は鉄骨鉄筋コンクリート造における残存使用年数の目安の算定方法 3 (1) 新耐震基準の施設 3 (2) 旧耐震基準の施設 3 ア過去の耐震診断結果を活用した判断 4 ( ア ) 残存耐用年数の目安の算定 4 ( イ ) 目標使用年数の設定 4 ( ウ 京都市庁舎施設マネジメント計画推進のための庁舎施設の長寿命化に係る構造躯体の調査 評価方針 平成 30 年 4 月 目次 1 目的と定義 2 2 鉄筋コンクリート造又は鉄骨鉄筋コンクリート造における残存使用年数の目安の算定方法 3 (1) 新耐震基準の施設 3 (2) 旧耐震基準の施設 3 ア過去の耐震診断結果を活用した判断 4 ( ア ) 残存耐用年数の目安の算定 4 ( イ ) 目標使用年数の設定

More information

< F2D E7B8D FC90B3816A2E>

< F2D E7B8D FC90B3816A2E> サッシ施工技能検定試験の試験科目及びその範囲並びにその細目 平成 18 年 3 月 厚生労働省職業能力開発局 1 1 級サッシ施工技能検定試験の試験科目及びその範囲並びにその細目 (1) 技能検定試験の合格に必要な技能及びこれに関する知識の程度サッシ施工の職種における上級の技能者が通常有すべき技能及びこれに関する知識の程度を基準とする (2) 試験科目及びその範囲表 1の左欄のとおりである (3)

More information

第 7 章鹿児島県と連携した耐震改修促進法による指導及び助言等 国の基本方針では 所管行政庁はすべての特定建築物の所有者に対して法に基づく指導 助言を実施するよう努めるとともに 指導に従わない者に対しては必要な指示を行い その指示に従わなかったときは 公表すべきであるとしている なお 指示 公表や建

第 7 章鹿児島県と連携した耐震改修促進法による指導及び助言等 国の基本方針では 所管行政庁はすべての特定建築物の所有者に対して法に基づく指導 助言を実施するよう努めるとともに 指導に従わない者に対しては必要な指示を行い その指示に従わなかったときは 公表すべきであるとしている なお 指示 公表や建 第 7 章鹿児島県と連携した耐震改修 促進法による指導及び助言等 1. 耐震改修等の指導及び助言の実施 2. 耐震改修等の指示等の実施 3. 保安上著しく危険な建築物への措置 34 第 7 章鹿児島県と連携した耐震改修促進法による指導及び助言等 国の基本方針では 所管行政庁はすべての特定建築物の所有者に対して法に基づく指導 助言を実施するよう努めるとともに 指導に従わない者に対しては必要な指示を行い

More information

目次 1 ガイドライン策定の目的と考え方 ガイドライン策定の背景 目的 ガイドライン策定に当たっての基本的な考え方 趣旨 既存住宅現況検査の適正な実施について 既存住宅現況検査の内容... 4 (1) 基本的な考え方... 4 (2

目次 1 ガイドライン策定の目的と考え方 ガイドライン策定の背景 目的 ガイドライン策定に当たっての基本的な考え方 趣旨 既存住宅現況検査の適正な実施について 既存住宅現況検査の内容... 4 (1) 基本的な考え方... 4 (2 既存住宅インスペクション ガイドライン 平成 25 年 6 月 国土交通省 目次 1 ガイドライン策定の目的と考え方... 2 1.1 ガイドライン策定の背景 目的... 2 1.2 ガイドライン策定に当たっての基本的な考え方 趣旨... 3 2 既存住宅現況検査の適正な実施について... 4 2.1 既存住宅現況検査の内容... 4 (1) 基本的な考え方... 4 (2) 検査項目... 5 (3)

More information

国土技術政策総合研究所研究資料

国土技術政策総合研究所研究資料 第 1 章 塗装鉄筋の性能に関する基礎的検討 1.1 はじめに 塗装鉄筋は鉄筋の防錆が本来求められる機能であり 各種試験によりその有効性 ( 性能 ) が確認されている 1) しかし その性能については 塗膜が健全であるという前提に立っ ており 例えば施工中に塗膜に大きな力を受けた場合 あるいは供用後に繰返し大きな荷重が作用した場合に 防食対策としての塗膜が健全であるかについては 十分な検討がなされていない

More information

住宅瑕疵担保履行制度のあり方に関する検討委員会報告書抜粋 1. 住宅紛争処理の仕組みと相談体制 今後の対応 前述のとおり 非評価 供託新築住宅 評価住宅でない既存住宅については 住まいるダイヤル ( 電話相談 ) は利用できるものの 専門家相談や住宅品質確保法 住宅瑕疵担保履行法に基づく住宅紛争処理

住宅瑕疵担保履行制度のあり方に関する検討委員会報告書抜粋 1. 住宅紛争処理の仕組みと相談体制 今後の対応 前述のとおり 非評価 供託新築住宅 評価住宅でない既存住宅については 住まいるダイヤル ( 電話相談 ) は利用できるものの 専門家相談や住宅品質確保法 住宅瑕疵担保履行法に基づく住宅紛争処理 参考資料 3 住宅に関わる消費者相談体制について ( 参考資料 ) Ministry of Land, Infrastructure, Transport and Tourism 住宅瑕疵担保履行制度のあり方に関する検討委員会報告書抜粋 1. 住宅紛争処理の仕組みと相談体制 今後の対応 前述のとおり 非評価 供託新築住宅 評価住宅でない既存住宅については 住まいるダイヤル ( 電話相談 ) は利用できるものの

More information

第 4 章公共施設の老朽化状況の把握 建築物の老朽化状況については 1 躯体の健全性把握調査と 2 躯体以外の劣化状況把握 調査の 2 つの調査を実施し 実態を把握の上 評価しました 1 公共施設の保有状況公共施設の保有状況 築年別用途別規模別築年別用途別規模別 躯体の健全性の把握 3

第 4 章公共施設の老朽化状況の把握 建築物の老朽化状況については 1 躯体の健全性把握調査と 2 躯体以外の劣化状況把握 調査の 2 つの調査を実施し 実態を把握の上 評価しました 1 公共施設の保有状況公共施設の保有状況 築年別用途別規模別築年別用途別規模別 躯体の健全性の把握 3 第 4 章 公共施設の老朽化状況の把握 77 第 4 章公共施設の老朽化状況の把握 建築物の老朽化状況については 1 躯体の健全性把握調査と 2 躯体以外の劣化状況把握 調査の 2 つの調査を実施し 実態を把握の上 評価しました 1 公共施設の保有状況公共施設の保有状況 築年別用途別規模別築年別用途別規模別 1 2 2 躯体の健全性の把握 3 躯体以外の劣化状況の把握 耐震診断時のデータを用いた評価

More information

<4D F736F F F696E74202D E518D6C8E9197BF A E8F5A91EE975C8E5A814590C E88AEE8F80>

<4D F736F F F696E74202D E518D6C8E9197BF A E8F5A91EE975C8E5A814590C E88AEE8F80> 住宅の寿命を延ばす 200 年住宅 への取組 H20 年度予算案 参考資料 2 住宅の寿命を延ばす 200 年住宅 への取組を推進するため 住宅の建設 維持管理 流通 資金調達等の各段階において総合的な施策を実施 超長期住宅先導的モデル事業の創設 ( 国費 130 億円 ) 超長期住宅の普及 推進のため 先導的な材料 技術 システム等が導入されるなどの超長期住宅にふさわしい提案を有し 超長期住宅の普及啓発に寄与するモデル事業

More information

CLT による木造建築物の設計法の開発 ( その 3)~ 防耐火性能の評価 ~ 平成 26 年度建築研究所講演会 CLTによる木造建築物の設計法の開発 ( その 3) ~ 防耐火性能の評価 ~ 建築防火研究グループ上席研究員成瀬友宏 1 CLT による木造建築物の設計法の開発 ( その 3)~ 防耐

CLT による木造建築物の設計法の開発 ( その 3)~ 防耐火性能の評価 ~ 平成 26 年度建築研究所講演会 CLTによる木造建築物の設計法の開発 ( その 3) ~ 防耐火性能の評価 ~ 建築防火研究グループ上席研究員成瀬友宏 1 CLT による木造建築物の設計法の開発 ( その 3)~ 防耐 CLTによる木造建築物の設計法の開発 ( その 3) ~ 防耐火性能の評価 ~ 建築防火研究グループ上席研究員成瀬友宏 1 内容 Ⅰ はじめに 1) 木材 製材 集成材 CLT の特徴 テキスト p.45~5050 と燃えしろ の燃えしろを検討するにあたっての課題 1)CLT の燃えしろに関する実験的検討 壁パネルの非損傷性に関する実験的検討 等の防耐火性能に関する建築研究所のその他の取り組み Ⅳ

More information

11 行政系施設 ( 庁舎等 ) (1) 施設概要 施設名称役場庁舎所属課総務課 大分類行政系施設中分類庁舎等 所在地高野山 636 総 2, 役場庁舎 ( 既設 ) 1, RC 造昭和 37 年 11 月 12 日旧 役場庁舎 ( 増築 ) RC 造平成 5

11 行政系施設 ( 庁舎等 ) (1) 施設概要 施設名称役場庁舎所属課総務課 大分類行政系施設中分類庁舎等 所在地高野山 636 総 2, 役場庁舎 ( 既設 ) 1, RC 造昭和 37 年 11 月 12 日旧 役場庁舎 ( 増築 ) RC 造平成 5 第 4 章個別施設計画 11 行政系施設 ( 庁舎等 ) 役場庁舎 生活改善センター 12 行政系施設 ( 消防施設 ) 高野町消防本部 第 1 分団第 1 部屯所 第 1 分団第 2 部屯所 第 1 分団第 3 部屯所 第 2 分団第 1 部 1 班屯所 第 2 分団第 1 部 2 班屯所 第 2 分団第 2 部屯所 第 2 分団第 3 部屯所 第 2 分団第 3 部大滝屯所 第 2 分団第 4

More information

08_sankousuuryou

08_sankousuuryou 参考数量書 工事名称 工事場所 8 南棟外壁 塗装及び学生会館屋上防水改修工事埼玉県越谷市三野宮 820 番地 この参考数量書は 本工事の積算をする際の参考として掲示するものです 入札の際には 設図書に伴い積算をしてください 共通仮設費及び現場管理費は工事期間 9 日として算定しています なお 参考数量への質問に関しましては回答できません ご了承願います 種目別内訳 名 称 数 量 単位 金 額 備

More information

§1 業務概要

§1 業務概要 48 号橋 ( 松の木橋 ) 平成 25 年度 松伏町 1. 橋梁長寿命化修繕計画の背景と目的 1.1 背景 一般的に橋梁の寿命は 50 年から 60 年と言われており 松伏町では 高度成長期 ( 昭和 30 年 ~ 昭和 48 年 ) に整備された多くの橋梁が近い将来に更新時期を迎え 今後 これらの橋梁に対する維持管理および架け替え費用が増加する傾向にある 橋梁の維持管理費や更新費が年々減少傾向にあるなかで

More information

表紙

表紙 名古屋市における住まいの意識と住宅需要 - 平成 15 年住宅需要実態調査から - 平成 1 7 年 1 月 名古屋市住宅都市局 目次 Ⅰ 調査の概要... 3 Ⅱ 用語の解説... 19 Ⅲ 調査結果の概要... 29 1. 現在の住まい方に対する感じ方... 29 (1) 住宅に対する総合評価 住宅の各要素に対する評価... 29 (2) 住環境に対する総合評価 各要素の評価... 36 (3)

More information

表紙

表紙 屋外広告物の 点検結果報告書作成の手引き 兵庫県 1 記入の仕方 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 1 1 年月日 2 表示 設置年月日 3 点検年月日 4 点検者 報告書を作成した年月日を記入します 点検年月日と同日かそれ以降の日付が記入されているか注意しましょう いつから広告物を表示 設置しているか記入します 約 10 年 平成 年頃 などわかる範囲でもよいので記入しましょう

More information

<4D F736F F D B985F95B6817A5F F82E482AB82DD82E782A A82B08D9E82DD95E28F4395FB964082F A282BD837C A815B838B91CE8DF482C982C282A282C42E646F63>

<4D F736F F D B985F95B6817A5F F82E482AB82DD82E782A A82B08D9E82DD95E28F4395FB964082F A282BD837C A815B838B91CE8DF482C982C282A282C42E646F63> 投げ込み補修方法を用いたポットホール対策について 加賀谷直 1 吉田公明 1 渡邉周市 1 清田裕也 1 1. はじめに 積雪寒冷地である北海道では 冬季の道路において降積雪 路面凍結 吹雪による視程障害などにより渋滞 事故 通行止めが発生する 北海道の主要都市である札幌市 ( 図 1) は人口約 200 万 主要国道の交通量は約 5 万台 / 日と多く また降雪期間も 12 月 ~3 月までと長期に渡る

More information

定期調査項目 (H20 国土交通省告示第 282 号より ) 改正 : 平成 28 年 6 月国土交通省告示第 703 号 番号調査項目調査方法判定基準 1 敷地及び地盤 (1) 地盤 地盤沈下等による不陸 傾斜等の状況 目視により確認する 建築物周辺に陥没があり 安全性を著しく損ねていること (2

定期調査項目 (H20 国土交通省告示第 282 号より ) 改正 : 平成 28 年 6 月国土交通省告示第 703 号 番号調査項目調査方法判定基準 1 敷地及び地盤 (1) 地盤 地盤沈下等による不陸 傾斜等の状況 目視により確認する 建築物周辺に陥没があり 安全性を著しく損ねていること (2 定期調査項目 (H20 国土交通省告示第 282 号より ) 改正 : 平成 28 年 6 月国土交通省告示第 703 号 番号調査項目調査方法判定基準 1 敷地及び地盤 (1) 地盤 地盤沈下等による不陸 傾斜等の状況 建築物周辺に陥没があり 安全性を著しく損ねていること 敷地 敷地内の排水の状況 排水管の詰まりによる汚水の溢れ等に より衛生上問題があること (3) 建築基準法施行令 ( 昭和 25

More information

住宅相談統計年報 2013 資料編 2012 年度の住宅相談と紛争処理に関する集計データ 目 次 1. 電話相談全体 1 2. 評価住宅に関する相談 保険付き住宅に関する相談 リフォームに関する相談 リフォーム見積チェックサービス 専門家相談 85 7

住宅相談統計年報 2013 資料編 2012 年度の住宅相談と紛争処理に関する集計データ 目 次 1. 電話相談全体 1 2. 評価住宅に関する相談 保険付き住宅に関する相談 リフォームに関する相談 リフォーム見積チェックサービス 専門家相談 85 7 住宅相談統計年報 2013 資料編 2012 年度の住宅相談と紛争処理に関する集計データ 目 次 1. 電話相談全体 1 2. 評価住宅に関する相談 32 3. 保険付き住宅に関する相談 48 4. リフォームに関する相談 62 5. リフォーム見積チェックサービス 80 6. 専門家相談 85 7. 住宅紛争処理支援 91 表の割合 (%) は四捨五入していることから 合計しても 100% にならない場合があります

More information

<4D F736F F F696E74202D C9A927A95A882CC95E28F E28BAD205B8CDD8AB B83685D>

<4D F736F F F696E74202D C9A927A95A882CC95E28F E28BAD205B8CDD8AB B83685D> 野口貴文 木造 損傷 劣化現象 腐朽変色 カビ 腐れ 老朽たわみ 変形 風化 損耗表面の荒れ 強度低減に伴う破損 変形 割れたわみ 虫害仕口部分の変形 木造 補修 改修 部分補修 局部的な損耗 腐朽 虫害 削り取り+ 埋め木 添え木部材 緊結金物による補強 ( 耐力回復 ) 割れ 高分子合成樹脂接着剤の注入 充填 交換補修 断面欠損 荷重伝達不能 新材料との交換 既存部材の切断除去 + 新部材による補填

More information

<4D F736F F D2091E C C >

<4D F736F F D2091E C C > 平成 26 年度不動産実務セミナー 主催 :( 公社 ) 全国宅地建物取引業協会連合会 ( 公社 ) 全国宅地建物取引業保証協会 第 1 部 現地解説! 中古住宅調査 目指すべき住宅市場の姿 意義 取組 中古住宅 リフォームトータルプランの概要 新築中心の住宅市場から リフォームにより住宅ストックの品質 性能を高め 中古住宅流通により循環利用されるストック型の住宅市場に転換する 2020 年

More information

<4D F736F F D208A4F D82C98AD682B782E990AB945C8AEE8F8089FC92E DC58F498CB495B6816A2E646F6378>

<4D F736F F D208A4F D82C98AD682B782E990AB945C8AEE8F8089FC92E DC58F498CB495B6816A2E646F6378> 外断熱建物に関する性能基準 平成 15 年 4 月 1 日北開局営調第 12 号 最終改定平成 27 年 4 月 30 日北開局営整第 8 号 第 1 編総則 第 1 章目的この基準は 官庁施設の基本的性能基準 ( 平成 25 年 3 月 29 日国営整第 197 号 国営設 134 号 ) に基づき 同基準に定めのある事項のほか 国家機関の建築物及びその附帯施設 ( 以下 官庁施設 という ) において外断熱工法を採用する場合に必要となる性能の項目並びに技術的事項及び検証方法を定め

More information

PowerPoint プレゼンテーション

PowerPoint プレゼンテーション 安心住宅みらいえの 既存住宅かし保険 ( 個人間売買 ) 引渡し後リフォーム工事 ( 特約 ) 中古住宅の売買 + 引渡後のリフォーム工事に http://c-miraie.com 安心住宅みらいえ検索 安心住宅みらいえ ( 一級建築士事務所神奈川県知事登録第 16615 号 ) 個人間売買かし保証 ( 既存 ) 保証実績 1( 瑕疵保険協会 HP より ) 既存住宅かし保険引渡し後リフォーム型 (

More information

青文字は、長谷川が修正したものです

青文字は、長谷川が修正したものです 桶川市学校施設老朽化対策基本計画 概要版 ( 案 ) 桶川市教育委員会 平成 28 年月 1. 目的 本市は 40 棟の学校施設 ( 小学校 27 棟 中学校 13 棟 ) を有しており このうち約 9 割の建物が建築後 30 年を経過するなど老朽化が進みつつあります 老朽化した施設を整備するには多額の費用を要しますが 限られた予算の中でこれらの施設を更新していく必要があります 一方で 学校に対するニーズは多様化しており

More information

034797_アスベスト調査の手引きH29.indd

034797_アスベスト調査の手引きH29.indd 建築物の所有者の皆さまへ 建物におけるアスベスト調査の手引き はじめに 建物の所有者の方々は 所有している建物にアスベストが含まれているかどうか 調査を求められる場合があります 例えば 建物の解体 改修を行う場合には 事前調査 として法で定められており 建物の売買貸借等に於いてもその結果の報告を求められることがあります また アスベストの使用状況によっては 建物の資産価値にも影響します 本冊子は 建物にアスベストが含まれているかどうかの調査のためのポイントを掲載したものです

More information

横浜市のマンション 耐震化補助制度について

横浜市のマンション 耐震化補助制度について 資料 4 マンションの 耐震設計の手法について 平成 28 年 10 月 31 日作成 ( 注 ) 耐震化補助制度の内容は 作成時点のものとなります 1 設計手法 地震の原因とプレートの配置 地震の原因 地球の表面は何枚かの岩盤 ( プレート ) にて構成されている それぞれのプレートが運動することで境界部にひずみが生じる 蓄積したひずみが限界に達し それが解放されたものが地震となる プレートテクトニクス理論

More information

スライド 1

スライド 1 一般社団法人コンクリートメンテナンス協会主催コンクリート構造物の補修 補強に関するフォーラム 2018 ~ コンクリート構造物の健康寿命を考える ~ 長寿命化のための点検要領について 十河茂幸 ( そごうしげゆき ) 略歴 1974 年 ~ 大林組技術研究所所属 2011 年 ~ 広島工業大学工学部教授 十河茂幸近未来コンクリート研究会代表一般社団法人コンクリートメンテナンス協会顧問工学博士コンクリート診断士

More information

<4D F736F F D BA926E92B290AE93688DDE82CC95578F808D488E968E64976C2E646F6378>

<4D F736F F D BA926E92B290AE93688DDE82CC95578F808D488E968E64976C2E646F6378> 外装タイル弾性接着剤張り工事標準仕様書 同解説 有機系下地調整塗材に関する追補 全国タイル工業組合 有機系下地調整塗材に関して 外装タイル弾性接着剤張り工事標準仕様書 同解説 に以下の内容を追補する 1. 適用範囲建築物の外壁にセラミックタイルを有機系接着剤張りする場合における 下地調整のために使用する有機系下地調整塗材の工法に適用する 2. 材料 JAI 18( 日本接着剤工業会規格 ) に規定した有機系下地調整塗材のうち

More information

第2章 事務処理に関する審査指針

第2章 事務処理に関する審査指針 第 4 章参考資料 第 1 建築関係資料 1 耐火構造耐火構造 ( 建築基準法第 2 条第 7 号 ) とは 壁 柱その他の建築物の部分の構造のうち 耐火性能 ( 通常の火災が終了するまでの間当該火災による建築物の倒壊及び延焼を防止するために当該建築物の部分に必要とされる性能をいう ) に関して政令で定める技術的基準 ( 建築基準法施行令第 107 条 ) に適合する鉄筋コンクリート造 れんが造その他の構造で

More information

ウィンドブリック施工要領書 2018 年 7 月

ウィンドブリック施工要領書 2018 年 7 月 ウィンドブリック施工要領書 2018 年 7 月 目次 1. 使用材料 3P 2. 施工手順 4P 3. 配筋図 5P 4. 注意事項 6P 5. 参考資料 7P 1) その他の使用材料 2) コンクリートブロックの配筋図 3) 基礎仕様 4) 注意事項 2 1. 使用材料 ウィンドブリック LO 型 ウィンドブリック LL 型 3 2. 施工手順 門柱施工 既存 CB 上施工 1 基礎コンクリート打設

More information

作成 承認 簡単取扱説明書 ( シュミットハンマー :NR 型 ) (1.0)

作成 承認 簡単取扱説明書 ( シュミットハンマー :NR 型 ) (1.0) 作成 承認 簡単取扱説明書 ( シュミットハンマー :NR 型 ) 2012.1(1.0) 本簡単取扱説明書は あくまで簡易な使用方法についての取扱説明書です ご使用に関 して機器取扱説明書を十分ご理解の上で正しくご使用くださるようお願いします 注意 本簡単取扱説明書は 簡易な使用方法についての取扱説明 書です 詳細については機器取扱説明書十分理解して使用 してください 1 シュミットハンマーの使用方法

More information

PPTVIEW

PPTVIEW 日本におけるにおける ビルと住宅住宅の電気設備の保守管理保守管理と検査 中部電気保安協会保安部 業務内容 日本全国の電気保安協会 調査業務 ( 一般家庭など ) 電力会社から委託を受け住宅などの電気安全診断を実施 保安業務 ( ビル 工場など ) 電気設備設置者から委託を受け保安管理業務を実施 広報業務電気の安全使用に関した広報業務を実施 電気工作物発表内容 1 電気工作物の構成 2 電気工作物の保安体制

More information

037553_アスベスト調査の手引き2019.indd

037553_アスベスト調査の手引き2019.indd 建築物の所有者の皆さまへ 建物におけるアスベスト調査の手引き はじめに 建物の所有者の方々は 所有している建物にアスベストが含まれているかどうか 調査を求められる場合があります 例えば 建物の解体 改修を行う場合には 事前調査 として法で定められており 建物の売買貸借等に於いてもその結果の報告を求められることがあります また アスベストの使用状況によっては 建物の資産価値にも影響します 本冊子は 建物にアスベストが含まれているかどうかの調査のためのポイントを掲載したものです

More information

別添 2-3 木造建物の安全確認カルテ 木造建物の安全確認 カルテ 建物名称 住所 記入年月日 記入者 (1) 事前確認項目 ( 構造設計者 または建築施工業者担当者等構造に詳しい者とともに調査し記入してください ) 1. 建築物用途 : 1 学校 ( 屋内運動場は除く ) 2 保育園 幼稚園 3 公民館 4 集会所 5 神社 寺院 6 劇場 ホール 7 事務所ビル 8その他 ( ) 屋内運動場

More information

HP_GBRC-141, page Normalize_3 ( _GBRC-141.indb )

HP_GBRC-141, page Normalize_3 ( _GBRC-141.indb ) Performance rma Tests s for Floor Covering gs 43 EF a C t n L EF a C t n L U E PD U P D E 44 σ b PL bt σ b L P b t 45 46 GBRC Vol.35 No.3 2010.7 なお 摩耗輪のタイプと試験荷重は 製品規格の規定 により選択する 験体表面に滴下して時計皿で覆い 規定時間 24時間な

More information

長期保証 保証対象部分内容 屋根 外壁 壁 柱 梁 床 基礎 構造強度に支障を及ぼす著しい亀裂 破損 変形 保証期間 ( 年 ) 10 年 適用除外 コンクリート 木材の材質的な収縮に起因する構造耐力上特に差し支えない亀裂 隙間 コンクリート 木材の材質的な収縮に起因する構造耐力上特に差し支えない亀

長期保証 保証対象部分内容 屋根 外壁 壁 柱 梁 床 基礎 構造強度に支障を及ぼす著しい亀裂 破損 変形 保証期間 ( 年 ) 10 年 適用除外 コンクリート 木材の材質的な収縮に起因する構造耐力上特に差し支えない亀裂 隙間 コンクリート 木材の材質的な収縮に起因する構造耐力上特に差し支えない亀 アフターサービス基準 ( 新築戸建対象 ) 第 1 条アフターサービス 売主は 買主に対しアフターサービス基準に基づいてアフターサービスを行います 第 条アフターサービス期間 アフターサービス期間は 引渡し日に始まり アフターサービス内容 に記載された期間が経過した時に終了いたします 第 3 条補修の認定および修補方法等 売主又は売主の依頼した専門業者の現地調査 ( 基本は目視とする調査 ) により

More information

強度のメカニズム コンクリートは 骨材同士をセメントペーストで結合したものです したがって コンクリート強度は セメントペーストの接着力に支配されます セメントペーストの接着力は 水セメント比 (W/C 質量比 ) によって決められます 水セメント比が小さいほど 高濃度のセメントペーストとなり 接着

強度のメカニズム コンクリートは 骨材同士をセメントペーストで結合したものです したがって コンクリート強度は セメントペーストの接着力に支配されます セメントペーストの接着力は 水セメント比 (W/C 質量比 ) によって決められます 水セメント比が小さいほど 高濃度のセメントペーストとなり 接着 コンクリートの強度 コンクリートの最も重要な特性は強度です ここでは まず コンクリート強度の基本的特性について解説し 次に 呼び強度および配合強度がどのように設定されるか について説明します 強度のメカニズム 強度の影響要因 強度性状 構造物の強度と供試体強度 配合 ( 調合 ) 強度と呼び強度の算定 材料強度のばらつき 配合強度の設定 呼び強度の割増し 構造体強度補正値 舞鶴市および周辺部における構造体強度補正値

More information

施工技術者認定制度

施工技術者認定制度 外壁の劣化対策と省エネ化を一度に解決 外断熱改修補助金活用のポイント - 福祉施設での導入事例 東邦レオ株式会社 外断熱事業部 和田清栄 省エネルギーフェア 2013 外断熱セミナー 本日お伝えしたいこと 1 日本の建築が抱える 老朽化 という課題 2 外断熱による老朽化対策 3 外断熱による省エネ改修事例紹介 - 和歌山県福祉施設での導入事例 - 4 省エネ改修で活用できる補助金制度 - 建築物省エネ改修推進事業

More information

十河茂幸 ( そごうしげゆき ) 略歴 1974 年 ~ 大林組技術研究所所属 2011 年 ~ 広島工業大学工学部教授 2017 年 ~ 近未来コンクリート研究会代表

十河茂幸 ( そごうしげゆき ) 略歴 1974 年 ~ 大林組技術研究所所属 2011 年 ~ 広島工業大学工学部教授 2017 年 ~ 近未来コンクリート研究会代表 一般社団法人コンクリートメンテナンス協会主催コンクリート構造物の補修 補強に関するフォーラム 2018 ~ コンクリート構造物の健康寿命を考える ~ 長寿命化のための点検要領について 十河茂幸 近未来コンクリート研究会代表一般社団法人コンクリートメンテナンス協会顧問工学博士コンクリート診断士 十河茂幸 ( そごうしげゆき ) 略歴 1974 年 ~ 大林組技術研究所所属 2011 年 ~ 広島工業大学工学部教授

More information

<4D F736F F D F88DB8E9D8AC7979D82C98AD682B782E9918A926B8E9697E1>

<4D F736F F D F88DB8E9D8AC7979D82C98AD682B782E9918A926B8E9697E1> 作成日平成 年 月 日番号タイトル桟橋の現地調査についてキーワード内容答答後の対応維持管理に関する相談事例 桟橋上部コンクリートの防食 エポキシ鉄筋 鉄筋腐食調査 塩化物イオン濃度試験 圧縮強度試験 中性化試験 桟橋式岸壁は昭和 年に桟橋上部工に流電陽極 ( 亜鉛防食板 ) エポキシ樹脂 裸鉄筋を施しており 平成 年度までその防食効果をモニタリングしている これらの防食効果を確認 および鉄筋電位等と鉄筋腐食度及び塩化物イオン浸透状況との関係を整理し

More information

<4D F736F F D2091E C8E8696DA8E9F974C816A >

<4D F736F F D2091E C8E8696DA8E9F974C816A > 尾市公共施設劣化調査結果 抜粋 第3部 資料編 平成 24 25 年度に建物の 寿命化と 朽化について調査 建物の安全性の確保は第1次実施計画のテーマの一つであり 再配置 の最優先課題です 第1部P21 また 西尾市は公共施設の目標 耐用年数 注1 を最長80年とする考え方を示しています 第1部 P27 このため 法定耐用年数 注2 が50年である鉄筋コンクリート造 の建物をさらに30年長く維持 長寿命化

More information

(1) 申込住宅が買主に引き渡される前に当該住宅に対する改修工事が行われる場合であって 当該工事が構造耐力上主要な部分について新設又は撤去を含むときは 当該工事の完了時であって当該部分の構造躯体が露出する時点 ( 当該工事が複数実施される場合はそのいずれか ) (2) 前号に規定する改修工事が構造耐

(1) 申込住宅が買主に引き渡される前に当該住宅に対する改修工事が行われる場合であって 当該工事が構造耐力上主要な部分について新設又は撤去を含むときは 当該工事の完了時であって当該部分の構造躯体が露出する時点 ( 当該工事が複数実施される場合はそのいずれか ) (2) 前号に規定する改修工事が構造耐 2018 年 10 月 1 日改訂住宅保証機構株式会社 まもりすまい既存住宅保険現場検査基準 第 1 章総則 ( 趣旨 ) 第 1 条この基準は まもりすまい既存住宅保険 ( 宅建業者売主型 ) まもりすまい既存住宅保険 ( 検査機関保証型 ) 及び まもりすまい既存住宅保険 ( 仲介業者保証型 ) ( 以下 単に 既存住宅保険 という ) の保険申込を行う住宅 ( 以下 申込住宅 という ) の現場検査に関する技術的な基準を定める

More information

技術基準改訂による付着検討・付着割裂破壊検討の取り扱いについてわかりやすく解説

技術基準改訂による付着検討・付着割裂破壊検討の取り扱いについてわかりやすく解説 技術基準改訂による付着検討 付着割裂破壊検討の取り扱いについてわかりやすく解説 2016 年 6 月 株式会社構造ソフト はじめに 2015 年に 建築物の構造関係技術基準解説書 ( 以下 技術基準と表記 ) が2007 年版から改訂されて 付着検討および付着割裂破壊検討に関して 2007 年版と2015 年版では記載に差がみられ お客様から様々な質問が寄せられています ここでは 付着検討や付着割裂破壊検討に関して

More information

福岡県立ももち文化センター 個別施設計画 平成 30 年 5 月 施設類型 県民向け施設 整理番号 20 施設所管課 文化振興課

福岡県立ももち文化センター 個別施設計画 平成 30 年 5 月 施設類型 県民向け施設 整理番号 20 施設所管課 文化振興課 福岡県立ももち文化センター 個別施設計画 平成 30 年 5 月 施設類型 県民向け施設 整理番号 20 施設所管課 文化振興課 福岡県立ももち文化センター個別施設計画 目次 第 1 章 概要 (1) 対象施設の概要 1 (2) 対象施設の活用状況 1 (3) 計画期間 1 (4) 位置図等 2 第 2 章 優先順位の考え方 (1) 施設間の優先順位 3 (2) 施設内での優先順位 3 第 3 章

More information

施設保全計画の考え方について 平成 25 年 9 月 豊橋市 施設保全計画の考え方について 1 目的本市では 現下の厳しい財政状況や今後見込まれる大量の建替え需要を踏まえ 全市的な立場から計画的に最適な維持更新を行うため 平成 23 年 10 月に公共施設等の有効かつ効率的な活用 将来に渡る負担軽減と利用満足度の向上を目的とした 豊橋市ファシリティマネジメント推進基本方針 を策定し 市有資産の適正化のため計画的

More information

別添 1 カルテ記入例 鉄筋コンクリート造及び鉄骨鉄筋コンクリート造建物の安全確認カルテ 記入例 建物名称 ビル 記入年月日 平成 26 年 月 日 住所 東京都千代田区永田町 - - 記入者 (1) 事前確認項目 ( 構造設計者 または建築施工業者担当者等構造に詳しい者とともに調査し記入してください ) 1. 建築物用途 : 1 学校 ( 屋内運動場は除く ) 2 保育園 幼稚園 3 公民館 4

More information

Taro-101 サッシ施工(H17改正)

Taro-101 サッシ施工(H17改正) サッシ施工技能検定試験の試験科目及びその範囲並びにその細目 平成 18 年 3 月 厚生労働省職業能力開発局 目 次 1.1 級サッシ施工技能検定試験の試験科目及びその範囲並びにその細目 1 ページ 制定昭和 54 年度改正平成 17 年度 2.2 級サッシ施工技能検定試験の試験科目及びその範囲並びにその細目 6 ページ 同 上 3.3 級サッシ施工技能検定試験の試験科目及びその範囲並びにその細目

More information

スライド 1

スライド 1 マンション管理会社のみなさまへ マンション共用部分の 地震保険について 2015 年度版 一般社団法人一般社団法人 日本損害保険協会マンション管理業協会 目次 はじめに マンション共用部分の地震保険付帯状況 地震保険に加入しない理由 火災保険の加入率と加入経路 損害保険の見直しと地震保険の加入率 築年数別付帯率 まとめ < ご依頼 > マンション付属物の説明に関するマンション管理会社 ( 損害保険代理店

More information

本日の主な内容 1. はじめに 2. 塩害 中性化補修の基本的な考え方 塩害の劣化メカニズム 塩害の補修工法選定潜伏期 進展期 加速期 劣化期 3.ASR 補修の基本的な考え方 ASR の劣化メカニズム ASR の補修工法選定潜伏期 進展期 加速期 劣化期 4. 劣化機構に応じた補修工法の選定の考え

本日の主な内容 1. はじめに 2. 塩害 中性化補修の基本的な考え方 塩害の劣化メカニズム 塩害の補修工法選定潜伏期 進展期 加速期 劣化期 3.ASR 補修の基本的な考え方 ASR の劣化メカニズム ASR の補修工法選定潜伏期 進展期 加速期 劣化期 4. 劣化機構に応じた補修工法の選定の考え コンクリート構造物の補修 補強に関するフォーラム 広島 山口 大阪 福岡 東京会場 講演用資料 劣化機構に応じたコンクリート補修の基本的な考え方 一般社団法人コンクリートメンテナンス協会極東興和株式会社 江良和徳 1 本日の主な内容 1. はじめに 2. 塩害 中性化補修の基本的な考え方 塩害の劣化メカニズム 塩害の補修工法選定潜伏期 進展期 加速期 劣化期 3.ASR 補修の基本的な考え方 ASR

More information

Microsoft Word - P020(9)151221○リフォーム(一般リフ) 概要説明書.doc

Microsoft Word - P020(9)151221○リフォーム(一般リフ) 概要説明書.doc ハウスジーメンリフォームかし保険概要説明書 ( 一般リフォーム保険 専有部分一括保険 ) 株式会社ハウスジーメン 本書は ハウスジーメンリフォームかし保険契約重要事項説明書 ( 一 般リフォーム保険 専有部分一括保険 ) の概要を記載しています ハウスジーメンリフォームかし保険 は 住宅リフォーム瑕疵担保責任保険の略称です 必ずご一読のうえ 対象リフォーム工事の完了確認後にリフォーム事業者から交付されます保険付保証明書とともに

More information

大学院維持管理工学特論 ローマンコンクリートと分析技術 芝浦工業大学伊代田岳史

大学院維持管理工学特論 ローマンコンクリートと分析技術 芝浦工業大学伊代田岳史 大学院維持管理工学特論 ローマンコンクリートと分析技術 芝浦工業大学伊代田岳史 古代ローマコンクリート 発掘された遺跡は約 2000 年前のもの しかし いまだにコンクリートとして存在 これを学ぶことは超長期コンクリートの実現につながるもの 古代ローマコンクリートの研究 ローマ市内にあるフォロローマの遺跡 ナポリ近郊にあるポンペイ遺跡 エルコラーノ遺跡 ソンマ ヴェスヴィアーナ遺跡 東京大学ローマ時代遺跡調査プロジェクト

More information

Ⅲ 診断判定モデル住宅事例 建物概要 2 階建て木造住宅延べ床面積 53 m2 1 昭和 56 年 6 月以降 2 地盤は普通か良い 3 鉄筋コンクリート基礎 4 屋根は軽い 5 健全である 6 壁量多い 7 筋かいあり 8 壁のバランスが良い 9 建物形状はほぼ整形 10 金物あり 老朽度 診断結

Ⅲ 診断判定モデル住宅事例 建物概要 2 階建て木造住宅延べ床面積 53 m2 1 昭和 56 年 6 月以降 2 地盤は普通か良い 3 鉄筋コンクリート基礎 4 屋根は軽い 5 健全である 6 壁量多い 7 筋かいあり 8 壁のバランスが良い 9 建物形状はほぼ整形 10 金物あり 老朽度 診断結 Ⅲ 診断判定モデル住宅事例 2 階建て木造住宅延べ床面積 53 m2 1 昭和 56 年 6 月以降 3 鉄筋コンクリート基礎 4 屋根は軽い 5 健全である 6 壁量多い 7 筋かいあり 8 壁のバランスが良い 9 建物形状はほぼ整形 10 金物あり 1.24 総合評点 A 木造住宅の耐震診断は 建物の形 壁の配置 の各項目についてそれぞれの状況により評点をつけたうえで各評点を掛け合わせて総合評点を求めます

More information

数量総括表 東広畔橋 工 種 種別規格単位 数 量 摘 要 ひびわれ注入工ひびわれ注入エポキシ樹脂系 m 24 表面含浸工 ひびわれ注入 ひびわれ注入 表面含浸 エポキシ樹脂系 IPH システム同工法 329 横 下向き注入 エポキシ樹脂系 IPHシステム同工法 317 上向き注入 サンハイドロック

数量総括表 東広畔橋 工 種 種別規格単位 数 量 摘 要 ひびわれ注入工ひびわれ注入エポキシ樹脂系 m 24 表面含浸工 ひびわれ注入 ひびわれ注入 表面含浸 エポキシ樹脂系 IPH システム同工法 329 横 下向き注入 エポキシ樹脂系 IPHシステム同工法 317 上向き注入 サンハイドロック 数量総括表 工 種 種別規格単位 数 量 摘 要 ひびわれ注入工ひびわれ注入エポキシ樹脂系 24 表面含浸工 ひびわれ注入 ひびわれ注入 表面含浸 エポキシ樹脂系 IPH システム同工法 329 横 下向き注入 エポキシ樹脂系 IPHシステム同工法 317 上向き注入 サンハイドロック L 同工法 2 633 W=95kg ひびわれ充填工 ひびわれ充填 シリコーン系シーリング材 2 ひびわれ幅 =5.0

More information

1. 住宅性能表示制度 とは良質な住宅のストック並びに消費者の方々の保護を目的とした 住宅の品質確保の促進等に関 する法律 ( 品確法 ) の柱として 次のような内容で平成 12 年 10 月に新築住宅を対象として開始 されました 住宅の品質や性能を客観的に評価して性能の等級を表示し 比較しやすくす

1. 住宅性能表示制度 とは良質な住宅のストック並びに消費者の方々の保護を目的とした 住宅の品質確保の促進等に関 する法律 ( 品確法 ) の柱として 次のような内容で平成 12 年 10 月に新築住宅を対象として開始 されました 住宅の品質や性能を客観的に評価して性能の等級を表示し 比較しやすくす 国土交通大臣登録住宅性能評価機関第 15 号 共同住宅 住宅性能表示サービス ( 既存住宅 ) のご案内 平成 26 年 5 月 1 日改正 ごあいさつ拝啓平素は弊社事業につき格別のご高配を賜り 厚く御礼申し上げます 住宅の品質確保の促進等に関する法律 の改正よって 平成 14 年 8 月 21 日以降 既存住宅の性能表示制度が創設されました 私たちは 既存住宅の売買 リフォーム等に際して消費者の皆様への判断の目安となる情報が提供されるよう

More information

Microsoft PowerPoint - テキストセミナー配付用(川崎市110129).ppt

Microsoft PowerPoint - テキストセミナー配付用(川崎市110129).ppt 大規模修繕 長期修繕計画作成ガイドラインについて ~ 注意するポイント ~ 平成 23 年 1 月 29 日 財団法人マンション管理センター 1 2 分譲マンションへの永住意識 3 大規模修繕工事を始める前に組合の運営状況をチェック ( マンション管理標準指針より ) 管理組合の運営状況 1 総会の運営 2 理事会の運営 3 防災 防犯 4 その他 管理規約の作成及び改正 管理組合の経理 1 予算

More information

(Microsoft Word - \207V10\215\\\221\242\212\356\217\200P44-52.doc)

(Microsoft Word - \207V10\215\\\221\242\212\356\217\200P44-52.doc) 10 構造等に関する等に関する基準 1 概要 (1) 対象となる施設有害物質使用特定施設, 有害物質貯蔵指定施設 (P.19) (2) 法律体系 基準の区分 法令 構造基準 (P.45~51) 水濁法施行規則第 8 条の3~6 使用の方法の基準 (P.52) 水濁法施行規則第 8 条の7 点検結果の記録 保存 (P.52) 水濁法施行規則第 9 条の2 の3 (3) 基準適用箇所の施設区分概念図 (

More information

aquapanelindoor_rev04_171107_fix.indd

aquapanelindoor_rev04_171107_fix.indd 内装材システム Knauf Wetroom Solutions with AQUAPANEL Technology Inside 内装材システム 水廻りや高湿度環境に最適 曲面施工も可能 AQUAPANEL 内装材システムは世界各国で建設技術の革命を起こしてきました AQUAPANEL セメントボードインドアを中心とするこの画期的なシステムは 水廻りや高湿度環境における理想的な内装材システムです 性能

More information

プリント

プリント sanwacompany グリンプス設計概要 特徴とパーツ構成 支柱用キャップ トータルデザイン 外構フェンス 外壁用スクリーン材 インテリアパーティションなど 様々な建築デザインのスクリーンパネルとして 活用できる建築内外装のトータルデザインが可能な商品です 間仕切りタイプフェンス 隣地境界にも施工がしやすい間仕切りタイプです 支柱前面に取り付けるタイプではないので 敷地から後退する必要がありません

More information

学校施設の非構造部材の耐震化ガイドブック(改訂版)<第4章>

学校施設の非構造部材の耐震化ガイドブック(改訂版)<第4章> 4 章 点検チェックリスト及び解説 17 章点検チェックリスト及び解説 学校編 18 び は を に する し の を に するための を し す に により の の 行 に の を し す ージにしるス() をしす に は に し す に れ の が れた場合や の が 行し る場合 は が 場合は を するため が す を に 可能 のに は や に する が す はの内 に 震性にするの にするの

More information

防水層 をご存じですか 防水層はこんな所で働いています 1 5 2 みなさんがお住まいのマンションで 最も大切なことは何でしょう 水回り デザイン 気密性 1 色々なことが頭に浮かぶと思います その 中でも大 切なことの 一 つに 皆さんの生活を風雨から守るという 大事な機能があります 屋 上 4

防水層 をご存じですか 防水層はこんな所で働いています 1 5 2 みなさんがお住まいのマンションで 最も大切なことは何でしょう 水回り デザイン 気密性 1 色々なことが頭に浮かぶと思います その 中でも大 切なことの 一 つに 皆さんの生活を風雨から守るという 大事な機能があります 屋 上 4 このカタログは古紙配合率100 の再生紙を使用しております 的な 画 計 我々は 多彩な防水層と副資材でマンションを防水します 改質アスファルト防水冷工法 ガムクール防水 長期防水修繕システム ガムロックス 改質アスファルト防水機械的固定工法 クールスポット防水 改質アスファルト防水トーチ工法 ポリマリット防水 ウレタン塗膜防水 オルタック防水 脱TX低臭型ウレタン塗膜防水 オルタックプラス防水 塩ビシート防水

More information

四号に規定する共同住宅等をいう 4この基準において 小規模住宅 とは 階数(地階を含む 以下同じ )が三以下で延べ面積が五百平方メートル未満の既存住宅をいい 大規模住宅 とは 小規模住宅以外の既存住宅をいう 5この基準において 構造耐力上主要な部分 とは 既存住宅に係る住宅の品質確保の促進等に関する

四号に規定する共同住宅等をいう 4この基準において 小規模住宅 とは 階数(地階を含む 以下同じ )が三以下で延べ面積が五百平方メートル未満の既存住宅をいい 大規模住宅 とは 小規模住宅以外の既存住宅をいう 5この基準において 構造耐力上主要な部分 とは 既存住宅に係る住宅の品質確保の促進等に関する 国土交通省告示第八十二号既存住宅状況調査方法基準を次のように定める 平成二十九年二月三日国土交通大臣石井啓一既存住宅状況調査方法基準(趣旨)第一条この基準は 既存住宅状況調査の適正な実施を図るため 既存住宅状況調査の方法の基準について定めるものとする (定義)第二条この基準において 既存住宅 既存住宅状況調査 又は 既存住宅状況調査技術者 とは それぞれ既存住宅状況調査技術者講習登録規程(平成二十九年国土交通省告示第八十一号)第二条第三項から第五項までに規定する既存住宅

More information

< CF68A4A94C5288D828DAA91F292AC825189F196DA816A2E786477>

< CF68A4A94C5288D828DAA91F292AC825189F196DA816A2E786477> 高根沢町橋梁長寿命化修繕計画 平成 26 年 4 月 高根沢町都市整備課 目 次 1. 長寿命化修繕計画の目的 1 2. 長寿命化修繕計画の対象橋梁 2 3. 維持管理に関する基本的な方針 5 4. 対象橋梁の長寿命化及び修繕 架替えに係る費用の縮減 6 5. 橋梁ごとの概ねの次回点検時期及び修繕内容 時期又は架け替え時期 7 6. 長寿命化修繕計画による効果 11 7. 計画担当部署及び意見聴取した学識経験者

More information

Microsoft Word - 01_橋梁点検要領_付録-1.doc

Microsoft Word - 01_橋梁点検要領_付録-1.doc 付録 1 損傷等級評価基準 目次 大阪府橋梁点検要領 1. 鋼部材 1 11 腐食 ( 塗装劣化 ) 1 12 亀裂 4 13 ゆるみ 6 14 脱落 7 15 破断 8 2. コンクリート部材 10 21 ひびわれ 10 22 剥離 鉄筋露出 12 23 遊離石灰 13 24 床版抜け落ち 14 25 床版ひびわれ

More information

施工報告書_RC_ (未セルロック)1 (2)

施工報告書_RC_ (未セルロック)1 (2) まもりすまい保険施工報告書 記 入 申込受付番号 現場所在地 ( 第一面 現場情報 住宅取得者 ( 予定 届出事業者 ( 工事施工者 届出事業者名 現場施工確認者 ( 現場検査立会者 氏名 事業者届出番号 工事関係会社名 - 混構造の場合 階 延べ床面積 建築確認番号 上部構造 : 下部構造 : 配筋工事完了予定 中間階床配筋数地上階 ( 地下階 完了 第 m2 号 着工

More information

岐 阜 県 過去の地震と耐震基準 旧 耐震基準 明治24年 濃尾地震 烈震 大正12年 関東大震災 烈震 昭和53年 宮城県沖地震 震度5 新 耐震基準 昭和56年 建築基準法 改正 地震に対する強度の見直し 平成7年 旧耐震基準 昭和56年 1981年 5月31日まで 震度5強程度の地震でほとんど損傷しないこと を検証 新耐震基準 同年6月1日以降 震度5強程度の地震でほとんど損傷し ないことに加えて

More information

05設計編-標準_目次.indd

05設計編-標準_目次.indd 2012 年制定 コンクリート標準示方書 [ 設計編 : 本編 ] 目 次 1 章 総 則 1 1.1 適用の範囲 1 1.2 設計の基本 2 1.3 用語の定義 4 1.4 記 号 7 2 章 要求性能 13 2.1 一 般 13 2.2 耐久性 13 2.3 安全性 14 2.4 使用性 14 2.5 復旧性 14 2.6 環境性 15 3 章 構造計画 16 3.1 一 般 16 3.2 要求性能に関する検討

More information

積立火災保険『THEすまいの積立保険』_損保ジャパン日本興亜

積立火災保険『THEすまいの積立保険』_損保ジャパン日本興亜 4つの特長を ❺ THE すまいの積立保険のあらまし THE すまいの積立保険 1 3 3 4 に規定する者以外の者が保険金の全部または一部を受け取るべき 場合においては その者 2 またはその者 2 の法定代理人の故意 もしくは重大な過失または法令違反 ただし 他の者が受け取るべ き金額については除きます 落石 注1 P12 P13 5 2 P13 をお支払いできるときがあります 注2 建物を復旧できない場合また

More information

技術開発本部組織・職務概要

技術開発本部組織・職務概要 防水 改修マニュアル 合成高分子ルーフィング工業会塩ビ TPE 部会 作成 :2014 年 7 月 目次 1. はじめに 2. について 2-1 の特徴 2-2 の生産量 2-3 の耐候性 2-4 の防水工法 3. 既存防水の診断 3-1 診断フロー 3-2 診断方法 4. による改修工法 4-1 改修工法 工法一覧 4-2 改修工法の工程 2 1. はじめに 昨今 持続可能な社会の実現のための解決策の

More information

Microsoft Word - UA_ηA計算補助資料

Microsoft Word - UA_ηA計算補助資料 外皮平均熱貫流率 及び平均日射熱取得率算定のための補助資料 1. 計算対象部位 1 2. 外皮等の面積の算定ルール 2 (1) 屋根 天井 2 (2) 壁 2 1) 水平方向の面積算定 2 2) 木造部位における垂直方向の面積算定 3 3) 鉄筋コンクリート造部位における垂直方向の面積算定 5 4) 鉄骨造部位における垂直方向の面積算定 6 5) 基礎廻り 7 6) 地下室 8 (3) 床 9 (4)

More information