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1 津山市高齢者保健福祉計画 津山市介護保険事業計画 概要版 平成 7 年 3 月 津 山 市 津山市高齢者保健福祉計画津山市介護保険事業計画平成27 年3月津山市

2 はじめに このたび 本市の高齢者施策のあり方を示した 津山市高齢者保健福祉計画 介護保険事業計画 ( 第 6 期計画 : 平成 27~29 年度 ) を策定いたしました 本計画の策定にあたり 津山市高齢者保健福祉運営協議会及び介護保険運営協議会 の委員の皆様におかれましては 熱心なご審議の中で 本市の現状や課題を踏まえた貴重なご意見を賜りましたことに厚く御礼申し上げます 本市の高齢化は全国平均より速いスピードで進行しており 高齢化率は平成 30 年に30% 実に市民のほぼ3 人に1 人が65 歳以上という状況になろうとしています また平成 37 年 (2025 年 ) には いわゆる 団塊の世代 の方が75 歳を迎え 高齢者の約 6 割が後期高齢者となると予測されています このような状況の中 国においては 第 6 期計画をこれまでの地域包括ケアシステム構築のための取組みを承継発展させるとともに 在宅医療介護連携等の取組みを本格化していくものと位置づけ 自治体に対しては 平成 37 年を目標に サービス水準等の推計 在宅サービス 施設サービスの方向性の提示 生活支援サービスの整備 在宅医療 介護連携の推進 認知症施策の推進 住まい について長期的な展望に立った計画策定を求めております これを受け 本市におきましても このたび第 6 期計画を策定し 高齢者がその人らしく はつらつと暮らせる 津山らしい 地域包括ケアシステム の構築に向けて事業の方向性 指針を示しました 今後は この計画に基づき 高齢者福祉の推進 安定的な介護保険事業の運営に努めてまいりますので 皆様のご理解とご協力をお願いいたします 平成 27 年 3 月 津山市長 宮 地 昭 範

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4 第 1 章 計画策定にあたって 目 次 1 計画策定の趣旨... 2 基本理念... 3 計画の性格... 4 計画の期間... 5 計画の策定体制... 6 計画の構成... 7 計画の進行管理 評価... 8 高齢者の状態像... 9 日常生活圏域の設定... 第 2 章 現状と評価 1 高齢者を取り巻く状況... 2 高齢者等の現状... 1 人口構造... 2 高齢者の生活状況... 3 健康づくりの現状と評価... 1 栄養 食生活... 2 身体活動 運動... 3 休養 こころの健康づくり... 4 歯の健康 ( 口腔衛生 )... 5 たばこ アルコール... 6 生活習慣病... 7 高齢者インフルエンザ予防接種... 4 高齢者福祉の現状と評価... 1 高齢者の日常生活支援... 2 家族介護支援... 3 高齢者の権利擁護... 4 福祉施設の充実... 5 地域支援事業の現状と評価... 1 介護予防事業 ( 二次予防 )... 2 介護予防事業 ( 一次予防 )... 3 介護予防 日常生活支援総合事業... 4 包括的支援事業... 5 任意事業... 6 介護保険サービスの現状と評価... 1 被保険者数の推移... 2 高齢者数の推移... 3 要介護 ( 要支援 ) 認定者数の推移... 4 サービス利用の分析 評価... 5 サービス別利用状況... 6 介護保険事業の円滑な運営... 7 認知症高齢者の要介護認定の現状と評価...

5 8 地域ケア体制の現状と評価... 1 高齢者が活躍できる環境づくりの推進... 2 市民参加のまちづくり... 3 生活環境 住環境の整備... 4 高齢者の安全対策... 5 情報提供 相談体制の充実... 第 3 章 計画の基本的な考え方 1 計画の基本目標... 1 健康づくりの推進... 2 高齢者福祉の充実... 3 地域支援事業の推進... 4 介護保険サービスの充実... 5 地域ケア体制の充実... 第 4 章 計画の取組み 1 健康づくりの推進... 1 栄養 食生活... 2 身体活動 運動... 3 歯の健康... 4 たばこ アルコール... 5 健康管理... 6 休養 こころの健康づくり... 2 高齢者福祉の充実... 1 高齢者の日常生活支援... 2 家族介護支援... 3 高齢者の権利擁護... 4 福祉施設等の充実... 3 地域支援事業の推進... 1 介護予防 日常生活支援総合事業... 2 一般介護予防事業... 3 介護予防 生活支援サービス事業... 4 包括的支援事業... 5 任意事業... 6 介護予防事業... 4 介護保険サービスの充実... 1 居宅サービスおよび施設 居住系サービス確保のための方策... 2 地域密着型サービス確保のための方策... 3 介護保険事業の円滑な運営... 5 地域ケア体制の推進... 1 地域包括ケアシステムの構築... 2 高齢者が活躍できる環境づくりの推進... 3 市民参加のまちづくり... 4 生活環境 住環境の整備... 5 高齢者の安全対策... 6 情報提供 相談体制の充実...

6 第 5 章 介護保険サービスの見込み 1 目標量設定の考え方... 1 被保険者数および認定者数... 2 施設利用者数... 3 居宅サービス... 2 サービス利用者数の見込み... 1 高齢者数... 2 要介護認定者数... 3サービス利用者数... 3 サービス利用量 給付費の見込み... 1 標準的介護予防サービス等サービス量 給付費の推計... 2 標準的居宅サービス 施設サービス等サービス量 給付費の推計... 3その他の費用の算定... 4 制度改正による影響額... 5 標準給付費の見込み... 4 地域支援事業費の見込み... 1 地域支援事業の構成... 2 地域支援事業費の見込み... 5 第 号被保険者保険料について... 1 給付と負担の関係... 2 第 6 期介護保険料について... 3 低所得者対策... 4 保険財政運営... 第 6 章 各関係機関との連携 1 関係機関の活動と連携の推進... 1 社会福祉協議会... 2 民生委員... 3 愛育委員 栄養委員... 4 老人クラブ... 5ボランティア等民間団体の活動... 6 医師会... 7 庁内の連携体制... 資 料 津山市高齢者保健福祉運営協議会 津山市介護保険運営協議会開催状況... 津山市高齢者保健福祉計画 津山市介護保険事業計画 ( 案 ) について ( 諮問 )... 津山市高齢者保健福祉計画 津山市介護保険事業計画案について ( 答申 )... 津山市高齢者保健福祉運営協議会委員名簿 津山市介護保険運営協議会委員名簿... 用語解説...

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8 第 章 計画策定にあたって

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10 第 1 章 計画策定にあたって 1 計画策定の趣旨 平成 年 4 月の介護保険制度発足以降 予防重視型システムへの転換や新たなサービス体系の 確立などが盛り込まれた大きな制度改正が行われ 介護保険制度も大きく変わりました しかし 単身 高齢者のみの世帯の急増など 地域社会や家族関係の変容 高齢者が高齢者を介護する老老介護問題 介護者も認知症を患っている認認介護問題 高齢者の孤独死問題のほか 認定者数の増加に伴う給付費の増加など 多くの問題が年々深刻化しています 第 5 期計画は 高齢者が地域で安心して暮らせる地域包括ケアシステムを実現するために必要となる 認知症支援策の充実 医療との連携 高齢者の居住に係る施策との連携 生活支援サービス いった重点的に取組むべき事項を 段階的に充実強化させていく取組みをスタートした計画でした このたびの第 6 期計画は 年に向け 第 5 期計画で開始した地域包括ケア実現のための方向性を継承しつつ 在宅医療介護連携等の取組みを本格化していくものとされ 年のサービス水準等の推計 在宅サービス 施設サービスの方向性の提示 生活支援サービスの整備 医療 介護連携 認知症施策の推進 住まい がポイントとされています このような状況を踏まえ 地域の実情に応じ計画的にサービスを提供できる体制を確立し 健康でいきいきと暮らせる地域社会の実現に向けて 高齢者保健福祉施策 介護保険事業を総合的かつ計画的に展開していくために高齢者保健福祉計画 介護保険事業計画を策定するものです 2 基本理念 高齢者保健福祉計画 介護保険事業計画は 高齢者を取り巻く社会環境の大きな変化に対応し 次のような理念のもとに推進していきます (1) 活力ある長寿社会をつくります 高齢者一人ひとりが社会を構成する一員として尊重され 豊富な経験や知識 技能を生かして社会参加し 健康で生きがいを持ち自立した生活を送ることができる活力ある長寿社会をつくります (2) ともに支え合う地域社会をつくります 市民参画による地域福祉ネットワーク活動やボランティア活動等を促進するとともに地域ケア体制を整備して ともに支え合う地域社会をつくります (3) 利用者本位の環境づくり 自立支援に取組みます 利用者のみならず市民のニーズに対応するための多様なメニューを用意し 在宅福祉を基本として サービス基盤の質 量両面にわたる整備を進めます また 介護保険事業の円滑な運営を行い 自己選択 自己決定権を保障し利用者本位の自立を支援するものとなるよう その環境づくりに取組みます --

11 3 計画の性格 この計画は 高齢者サービスの充実を図るため 老人福祉法第 条の 8 の規定に基づく 老人 福祉計画 介護保険法第 条の規定に基づく 介護保険事業計画 を一体的に策定するもので す 計画策定にあたっては 医療法の規定による医療計画 健康増進法の規定による健康増進計画 などとの調和が保たれたものとし 高齢者のアンケート調査等により地域の実情を把握して津山 市の実情に応じた内容とします また サービス利用者の尊厳および選択の自由を尊重したサー ビス提供ができる体制を整備するなど 在宅サービスおよび施設サービスを総合的かつ一体的に 推進します 高齢者保健福祉計画は 高齢者が生活している地域で自らの意思に基づいて 質の高い生活が 送れるよう地域のケア体制を確立し また 高齢者自身が積極的に役割を果たしていけるような社会を目指し 基本理念に基づいて前計画を見直し 策定するものです 介護保険事業計画は 介護保険法第 条の規定に基づいて策定が義務付けられています 同条第 8 項には 市町村は ( 略 ) あらかじめ 被保険者の意見を反映させるために必要な措置 を講じて計画の策定にあたるよう定められており 市民参画により事業計画を策定し 地域の実情に応じた介護保険事業として円滑な運営とその推進を図ることを目指しています この計画により 津山市の総合的な高齢者サービスの向上を図り たとえ介護が必要になっても 高齢者がいきいきと暮らせる地域を創出しようとするものです 4 計画の期間 本計画は 団塊の世代が 歳となる 年の高齢者介護のあるべき姿を念頭に 平成 年度から平成 年度までを計画期間として策定します 次期計画は 平成 年度中に必要な見直しを行い 平成 年度から平成 年度までを計画期間として策定します [ 計画期間 ] 平成 年度 平成 年度 第 5 期計画期間 平成 年度 平成 年度 平成 年度 見直し 第 6 期計画期間 平成 年度 平成 年度 平成 年度 平成 年度 見直し 第 7 期計画期間 --

12 5 計画の策定体制 計画策定にあたっては 幅広い市民の協力と岡山県等関係機関の意見を得て 津山市の実情に 応じたものとすることが求められます このため 学識経験者 地域ケア団体代表 介護保険事 業者 医療専門職 福祉専門職 一般公募による介護保険被保険者の代表で構成する津山市高齢 者保健福祉運営協議会および津山市介護保険運営協議会を設置しています また 被保険者等の 意見を反映させるため 無作為抽出による第 1 号被保険者に対する日常生活圏域ニーズ調査やパ ブリックコメントの募集を行い これをもとに策定した計画案を運営協議会で検討しました 計画策定の概念 津山市高齢者保健福祉計画 津山市介護保険事業計画 高齢者保健福祉 報告 提案 介護保険運営協議会 地域包括ケア会議 提案 協議 地医介生個事 認域療護活別業パブリックコメント知シ 連予支支評など 症ス携防援援価テ 部部部部部部会ム会会会会会部 会 要介護認定とサービス利用の実績 日常生活圏域ニーズ調査 供給量調査 日常生活圏域ニーズ調査については 平成 年 2 月 ~3 月に実施 --

13 6 計画の構成 津山市高齢者保健福祉計画 津山市介護保険事業計画は 津山市総合計画 を上位計画とし 健康つやま 後期計画 地域福祉計画 などとの整合性を図りつつ策定を行うことが必要です その上で 高齢者が住み慣れた地域で健康を保持しつつ住み続けることができ 希望に応じて必要なサービスを受けながら 地域での生活を維持できる体制づくりを目標に作成しています 津 山 市 総 合 計 画 地域福祉計画 高齢者保健福祉計画高齢者の健康と生きがいに関する施策 生活支援 介護保険事業計画 生きがい対策 高齢者の生活を支える施策 区域( 日常生活圏域 ) の設定 各年度における種類ごとの介護 サービス量の見込み ( 区域毎 ) 各年度における必要定員総数 ( 区域毎 ) 各年度における地域支援事業の量の 見込み 社会参加の促進 高齢者の生活環境の整備 7 計画の進行管理 評価 計画は 各年度において その達成状況を点検 評価し 対応していくことが求められます そのため 計画の進行管理を運営協議会で実施し 設定した目標項目の評価および各種課題の検討を行うものとします また 必要に応じて市民アンケート等を実施し 実施状況の評価 分析等を行います --

14 8 高齢者の状態像 本計画においては 高齢者の身体的な状況等に応じて次のように区分しています 要援護高齢者とは 要支援 要介護認定者 二次予防事業対象者 一人暮らし高齢者および高齢者のみの世帯など 見守り 声かけ 予防などが必要な人のことをいいます 高 齢 者 要援護高齢者 二次予防事業対象者 要支援 要介護認定者 要支援 要介護状態にはなって 要支援 1 2 いないが 要支援 要介護状態になるおそれのある者 要介護 1~5 9 日常生活圏域の設定 高齢者が自宅で生活を送るためには 高齢者の生活圏域を単位にサービス体制を整備する必要 があります そのため 地域の特性 面積 人口等を踏まえてサービス提供の基盤となる日常生 活圏域を設定することが必要となります 津山市の日常生活圏域は 人口規模 地理的要因等を踏まえて設置されていた在宅介護支援セ ンター区域を日常生活圏域に設定することで これまで築き上げてきた高齢者への支援体制を活 用して サービス必要者の把握 支援をスムーズに行うことを目指しています なお サービスの基盤整備については 日常生活圏域ごとに検討し 整備していくことになり ます 日常生活圏域別高齢者の状況 日常生活圏域 人口 高齢者数 要介護 要支援 認定者数 高齢化率 認定率 津山市全域 人 人 人 % % 東部圏域 人 人 人 % % 西部圏域 人 人 人 % % 南部圏域 人 人 人 % % 北部圏域 人 人 人 % % 中央部圏域 人 人 人 % % 加茂 阿波圏域 人 人 人 % % 勝北圏域 人 人 人 % % 久米圏域 人 人 人 % % 資料 : 住民基本台帳 ( 平成 年 4 月 1 日現在 ) --

15 北 部 圏 域 西苫田 ( 上河原 北園町 ) 東苫田 ( 志戸部 勝部 籾保 紫保井 大田 沼 弥生町 ) 神庭 ( 吉見 綾部 ) 滝尾 ( 堀坂 妙原 三浦 ) 一宮 ( 一宮 東一宮 東田辺 西田辺 山方 ) 高田 ( 上横野 下横野 大篠 ) 高倉 ( 上高倉 下高倉東 下高倉西 ) 久 米 圏 域 旧久米町全域 久米圏域 西 部 圏 域 城西 ( 小田中 ) 西苫田 ( 総社 小原 ) 二宮 ( 二宮 ) 院庄 ( 院庄 神戸 戸島 ) 田邑 ( 上田邑 下田邑 ) 日常生活圏域の設定状況 加 茂 阿 波 圏 域 旧加茂町全域 旧阿波村全域 西部圏域 南部圏域 南 部 圏 域 鶴城 ( 桶屋町 上紺屋町 下紺屋町 鍛治町 坪井町 福渡町 細工町 宮脇町 南新座 ) 中央 ( 堺町 二階町 元魚町 新職人町 戸川町 本町二丁目 本町三丁目 美濃町 ) 城西 ( 西寺町 鉄砲町 新茅町 茅町 西今町 安岡町 ) 佐良山 ( 福田 高尾 皿 平福 中島 一方 津山口 井口 種 ) 福岡 ( 大谷 昭和町一丁目 昭和町二丁目 南町一丁目 横山 八出 ) 城南 ( 材木町 伏見町 京町 河原町 船頭町 小性町 吹屋町 新魚町 ) 北部圏域 中央部圏域 東部圏域 加茂 阿波圏域 勝北圏域 勝 北 圏 域 旧勝北町全域 中 央 部 圏 域 東津山 ( 川崎 野介代 ) 林田 ( 林田 ) 城東 ( 東新町 西新町 中之町 勝間田町 林田町 橋本町 上之町 ) 城西 ( 小田中の一部 ) 西苫田 ( 山北 ) 城北 ( 山下 北町 椿高下 城代町 田町 大手町 ) 東 部 圏 域 福南 ( 小桁 金屋 押渕 荒神山 種の一部 ) 成名 ( 草加部 野村 近長 楢 ) 高野 ( 押入 高野山西 高野本郷 ) 広野 ( 河面 福井 田熊 ) 大崎 ( 金井 中原 福力 新田 西吉田 池ケ原 堂尾 ) 河辺 ( 国分寺 日上 瓜生原 河辺 ) --

16 第 2 章 現状と評価

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18 第 2 章 現状と評価 1 高齢者を取り巻く状況 近年 わが国の人口構造の高齢化は急速に進んでおり 平成 年 9 月 日現在 歳以上の高齢者人口は 過去最高の 万人となり 高齢化率も % となっています また 歳以上人口は 万人であり 4 人に1 人が高齢者 8 人に1 人が後期高齢者という本格的な高齢社会を迎えています 津山市においても 津山市 加茂町 阿波村 勝北町 久米町の合併により新生津山市が誕生した直後の平成 年 3 月時点での高齢化率 % が 平成 年 月時点では % と高齢化が進み 人に1 人が高齢者となっています このような人口構造の大きな変化は 社会保障制度をはじめ 高齢者を取り巻く状況を大きく変化させるため 現在のサービス体制を見直し 新たなサービス体制の整備に取組むことが必要となってきます また 高齢者福祉のニーズはますます多様化 高度化しており 高齢者が住み慣れた地域で安心して生活を続けるためには 福祉サービスの充実を図るとともに 地域社会全体で支え合う仕組みづくりをさらに進めていくことが必要となります これらのことから 高齢者の日常生活圏域に合わせてサービス体系を整備し 適切な対応ができる地域包括ケアシステムを構築していくことが必要な状況にあります --

19 2 高齢者等の現状 (1) 人口構造と高齢化率の推移 (1)1 人口構造 津山市の平成 年 4 月 1 日現在の人口ピラミッドは 紡錘型 で 今後の高齢化率の上昇が予想されるものとなっています 団塊の世代にあたる 歳 ~ 歳の人口が多いことと その子ども世代にあたる 歳 ~ 歳の人口が多いことが特徴的です 高齢者における前期高齢者と後期高齢者の割合を性別にみると 男性では 歳 ~ 歳の前期高齢者の割合が 女性では 歳以上の後期高齢者の割合が多くなっています [ 人口ピラミッド ( 平成 年 4 月 1 日現在 )] ( 人 ) 後期高齢者 男性 人 前期高齢者 男性 人 ,071 1,803 2,270 2,740 3,597 3,713 3,276 2,960 3,053 3,640 3,551 2,874 2,745 2,472 2,687 2,678 2,560 2, ,133 2,248 3,002 3,107 3,187 3,907 3,979 3,401 3,073 3,076 3,533 3,413 2,912 2,686 2,555 2,601 2,539 2,349 2,180 後期高齢者 女性 人 前期高齢者 女性 人 5,000 4,000 3,000 2,000 1, ,000 2,000 3,000 4,000 5,000 男 性 人 女 性 人 総人口 人 ( 高齢化率 %) 資料 : 住民基本台帳 ( 平成 年 4 月 1 日現在 ) --

20 (1)2 人口推移 津山市の総人口は 平成 7 年までは増加傾向でしたが 平成 年以降は減少しています しかし 歳以上の高齢者人口は年々増加しており 平成 年の国勢調査において総人 口に占める割合は % です 一方 0~ 歳の年少人口は減少傾向にあり 総人口に占 める割合は % となっています 高齢者人口が年少人口を上回っており 少子高齢化が 進行していることが分かります また 歳以上の後期高齢者は 平成 年の国勢調査で総人口の % 高齢者人口の % を占めています [ 人口推移 ] 区分 平成 年 平成 年 平成 年 平成 年 平成 年 総人口 人 人 人 人 人 男性 人 人 人 人 人 女性 人 人 人 人 人 ~ 歳 人 人 人 人 人 総人口比 % % % % % ~ 歳 人 人 人 人 人 総人口比 % % % % % 歳以上 人 人 人 人 人 総人口比 % % % % % 歳以上 人 人 人 人 人 総人口比 % % % % % 歳以上 人 人 人 人 人 総人口比 % % % % % 高齢者人口比 % % % % % 資料 : 国勢調査 ( 各年 月 1 日現在 ) 年齢不詳は年齢別から除外しているため 各年齢別の合計は総人口に一致しない 平成 年までは 旧津山市 旧加茂町 旧阿波村 旧勝北町 旧久米町の数値を合算 --

21 (1)3 高齢者人口の推移 高齢者人口は増加を続けており 平成 年には 人と平成 2 年の 人から 年間で 倍となっています ~ 歳の前期高齢者人口は 平成 年以降は減少していますが 歳以上の後期高齢者人口の伸びが著しく 年間で2 倍程度に増加し 平成 年には高齢者の % を占めるまでになっています ( 人 ) 30,000 25,000 [ 高齢者人口の推移 ] 20,000 15,000 10,000 5,000 7,711 10,163 8,765 10,513 13,171 14,870 12,380 13,309 12,729 12,314 0 平成 2 年平成 7 年平成 12 年平成 17 年平成 22 年 (%) 前期高齢者 資料 : 国勢調査 ( 各年 月 1 日現在 ) 平成 年までは 旧津山市 旧加茂町 旧阿波村 旧勝北町 旧久米町の数値を合算 [ 前期高齢者 後期高齢者割合の推移 ] 後期高齢者 平成 2 年平成 7 年平成 12 年平成 17 年平成 22 年 前期高齢者 後期高齢者 資料 : 国勢調査 ( 各年 月 1 日現在 ) 平成 年までは 旧津山市 旧加茂町 旧阿波村 旧勝北町 旧久米町の数値を合算 --

22 (1)4 高齢化率の推移津山市の高齢化率を全国 岡山県と比較してみると 津山市は 全国や県の高齢化率を上回って推移しており 平成 年 月 1 日現在では % となっています 近年の高齢化率を日常生活圏域別にみると 平成 年 4 月 1 日現在では 加茂 阿波圏域で % と最も高く 北部圏域で % と最も低くなっており 日常生活圏域ごとに差があることが分かります [ 高齢化率の推移 ] (%) (%) 平成 2 年平成 7 年平成 12 年平成 17 年平成 22 年 津山市全域 岡山県 全国 資料 : 国勢調査 ( 各年 月 1 日現在 ) 平成 年までは 旧津山市 旧加茂町 旧阿波村 旧勝北町 旧久米町の数値を合算 35.7 [ 高齢化率の推移 ( 日常生活圏域別 )] 平成 24 年平成 25 年平成 26 年 津山市全域東部圏域西部圏域 南部圏域北部圏域中央部圏域 25.1 加茂 阿波圏域 勝北圏域 久米圏域 資料 : 住民基本台帳 ( 各年 4 月 1 日現在 ) --

23 (1)5 高齢者の構成 高齢者の男女構成をみると 女性は男性の 倍となっています また 高齢になるほど 女性の割合が高くなり 歳以上では女性は男性の 倍となっています 高齢者の年齢構成割合をみると 後期高齢者 ( 歳以上 ) が % と 前期高齢者 ( 歳 ~ 歳 ) を上回っています (%) ~69 歳 70~74 歳 75~79 歳 80~84 歳 85 歳以上 男性女性 資料 : 国勢調査 ( 平成 年 月 1 日現在 ) [ 高齢者の年齢構成割合 ] [ 高齢者の年齢別男女構成 ] 区分 男 性 女 性 合 計 ~ 歳 人 人 人 ~ 歳 人 人 人 ~ 歳 人 人 人 ~ 歳 人 人 人 歳以上 人 人 人 合計 人 人 人 [ 高齢者の男女構成割合 ] 資料 : 国勢調査 ( 平成 年 月 1 日現在 ) 16.1% 23.6% 17.8% 21.7% 20.8% 65~69 歳 70~74 歳 75~79 歳 80~84 歳 85 歳以上 資料 : 国勢調査 ( 平成 年 月 1 日現在 ) --

24 (2) 高齢者の生活状況 (2)1 高齢者の世帯状況 1 高齢者のいる世帯 平成 2 年から平成 年までの 年間で 総世帯数は 倍となっていますが 高齢者の いる世帯は 倍となっています また 高齢者単身世帯をみると 平成 年は平成 2 年の 倍と大きく増加しています 高齢者同居世帯の高齢者のいる世帯に占める割合は 平成 2 年に % あったものが 平 成 年には % まで落ち込む一方で 高齢者単身世帯や高齢者夫婦世帯の割合は増加し ています [ 高齢者のいる世帯の状況 ] 区分 平成 年 平成 年 平成 年 平成 年 平成 年 総世帯数 世帯 世帯 世帯 世帯 世帯 高齢者のいる世帯 ( 総世帯数比 ) 世帯 % 世帯 % 世帯 % 世帯 % 世帯 % 高齢者単身世帯 世帯 世帯 世帯 世帯 世帯 ( 高齢者世帯数比 ) % % % % % 高齢者夫婦世帯 世帯 世帯 世帯 世帯 世帯 ( 高齢者世帯数比 ) % % % % % 高齢者同居世帯 世帯 世帯 世帯 世帯 世帯 ( 高齢者世帯数比 ) % % % % % 高齢者のいない世帯 世帯 世帯 世帯 世帯 世帯 資料 : 国勢調査 ( 各年 月 1 日現在 ) 平成 年までは 旧津山市 旧加茂町 旧阿波村 旧勝北町 旧久米町の数値を合算 ( 世帯 ) 45,000 40,000 35,000 30,000 25,000 20,000 15,000 10,000 5, ,645 3,260 3,774 4,123 2,097 2,681 3,229 3,846 4,243 4,644 7,763 8,456 8,574 8,674 8,631 22,908 23,487 23,286 23,356 22,351 平成 2 年 平成 7 年 平成 12 年 平成 17 年 平成 22 年 高齢者のいない世帯高齢者同居世帯高齢者夫婦世帯高齢者単身世帯 資料 : 国勢調査 ( 各年 月 1 日現在 ) 平成 年までは 旧津山市 旧加茂町 旧阿波村 旧勝北町 旧久米町の数値を合算 --

25 2 高齢者のみの世帯 高齢者単身世帯 一人暮らしの世帯は 女性が % を占め 男性よりも圧倒的に多くなっています また 前期高齢者では 世帯 後期高齢者では 世帯となっており 後期高齢者が 6 割程度となっています [ 高齢者単身世帯 ] 区分 男 性 女 性 合 計 女性の割合 ~ 歳 人 人 人 % ~ 歳 人 人 人 % ~ 歳 人 人 人 % ~ 歳 人 人 人 % 歳以上 人 人 人 % 合計 人 人 人 % 資料 : 国勢調査 ( 平成 年 月 1 日現在 ) 高齢者夫婦世帯高齢者夫婦世帯の内訳をみると 夫婦のいずれか一方が高齢者である世帯が 世帯 夫婦いずれか一方が後期高齢者である世帯が 世帯 ( %) 夫婦ともに後期高齢者である世帯が 世帯 (%) となっています 夫婦構成では 男性の年代が上の世帯が多く 女性の年代が上の世帯は わずか 世帯 (%) となっています 夫 [ 高齢者夫婦世帯 ] 区分 妻 歳未満 ~ 歳 ~ 歳 ~ 歳 ~ 歳 ~ 歳 歳以上 合 計 歳未満 世帯 世帯 世帯 世帯 世帯 世帯 世帯 世帯 ~ 歳 世帯 世帯 世帯 世帯 世帯 世帯 世帯 世帯 ~ 歳 世帯 世帯 世帯 世帯 世帯 世帯 世帯 世帯 ~ 歳 世帯 世帯 世帯 世帯 世帯 世帯 世帯 世帯 ~ 歳 世帯 世帯 世帯 世帯 世帯 世帯 世帯 世帯 ~ 歳 世帯 世帯 世帯 世帯 世帯 世帯 世帯 世帯 歳以上 世帯 世帯 世帯 世帯 世帯 世帯 世帯 世帯 合計 世帯 世帯 世帯 世帯 世帯 世帯 世帯 世帯 資料 : 国勢調査 ( 平成 年 月 1 日現在 ) --

26 (2)2 高齢者の主な生計の状況 1 年金 高齢者の年金は 有効な回答があった方のうち 約 3 割の人が国民年金となっており 次 いで それぞれ約 2 割の方が厚生年金 ( 企業年金あり ) 厚生年金( 企業年金なし ) となっている一方 無年金の人が % います 合計 東部 西部 南部 北部 中央部 加茂 阿波 勝北 久米 [ 年金 ] 厚生年金 厚生年金 国民年金 ( 企業年金 ( 企業年金 共済年金 無年金 その他 無回答 あり ) なし ) 人 人 人 人 人 人 人 % % % % % % % 人 人 人 人 人 人 人 % % % % % % % 人 人 人 人 人 人 人 % % % % % % % 人 人 人 人 人 人 人 % % % % % % % 人 人 人 人 人 人 人 % % % % % % % 人 人 人 人 人 人 人 % % % % % % % 人 人 人 人 人 人 人 % % % % % % % 人 人 人 人 人 人 人 % % % % % % % 人 人 人 人 人 人 人 % % % % % % % 資料 : 日常生活圏域ニーズ調査 ( 平成 年度 ) 2 経済的豊かさ 高齢者の経済的豊かさは 約 3 割の人が ゆとりがある ( ゆとりがある ややゆとりがある ) 約 6 割の人が ゆとりがない ( 苦しい やや苦しい ) となっています 合計 東部 西部 南部 北部 中央部 加茂 阿波 勝北 久米 [ 経済的豊かさ ] 苦しい やや苦しい ややゆとり がある ゆとりがある 無回答 人 人 人 人 人 % % % % % 人 人 人 人 人 % % % % % 人 人 人 人 人 % % % % % 人 人 人 人 人 % % % % % 人 人 人 人 人 % % % % % 人 人 人 人 人 % % % % % 人 人 人 人 人 % % % % % 人 人 人 人 人 % % % % % 人 人 人 人 人 % % % % % 資料 : 日常生活圏域ニーズ調査 ( 平成 年度 ) --

27 (2)3 高齢者の要介護等の状況 1 年齢階層別要介護 ( 要支援 ) 認定者の状況 歳 ~ 歳未満が % で最も多く 次いで ~ 歳未満が % となっています 後期高齢者 ( 歳以上 ) が全体の % を占めています [ 年齢階層別要介護 ( 要支援 ) 認定者数 ] 2.3% 3.5% 6.4% 5.8% 16.7% 13.0% 27.7% 24.6% 65 歳未満 65~70 歳未満 70~75 歳未満 75~80 歳未満 80~85 歳未満 85~90 歳未満 90~95 歳未満 95 歳以上 資料 : 岡山県国民健康保険団体連合会 ( 平成 年 月現在 ) 2 要介護 ( 要支援 ) 認定者の男女別状況 要介護 ( 要支援 ) 認定者のうち 男性は % 女性は % となっており 女性の方が圧倒的に多くなっています [ 男女別要介護者数 ] (%) 要支援 1 要支援 2 要介護 1 要介護 2 要介護 3 要介護 4 要介護 男性 女性 資料 : 岡山県国民健康保険団体連合会 ( 平成 年 月現在 ) --

28 (2)4 生活機能評価生活機能の評価項目ごとの非該当者 ( リスクなし ) の割合をみると 二次予防事業対象者については ほとんどの項目で要支援認定者 要介護認定者よりも非該当者の割合が低く 要介護認定を受ければ認定が出るような状態の人が多いことがうかがえます 二次予防対象者の選定の直接の条件にはなっていない 認知症予防 認知機能 うつ予防 転倒 などについては 一般高齢者であっても非該当者の割合が低く 該当者 ( リスク者 ) が相当数いることが分かります [ 生活機能の項目別評価結果 ( 非該当 リスクなしの割合 )] 認知機能 虚弱 10 8 運動器 6 4 転倒 2 栄養 うつ予防 口腔 一般 (N=3373) 認知症 閉じこもり 二次予防 (N=2293) 要支援 (N=543) 要介護 (N=500) 資料 : 日常生活圏域ニーズ調査 ( 平成 年度 ) (2)5 疾病疾病の状況をみると 高血圧 や 糖尿病 高脂血症 ( 脂質異常 ) はいずれの区分でも既往率に大きな差はみられませんが 脳卒中 ( 脳出血 脳梗塞等 ) 筋骨格の病気( 骨粗しょう症 関節症等 ) 認知症( アルツハイマー病等 ) など要介護認定の原因となる疾病については 一般高齢者においては既往率が低いものの 二次予防事業対象者においては 要介護認定者 要支援認定者と同程度の既往率があり 潜在的な要介護認定者が相当数いることがうかがえます --

29 一般 (n=3,373) 高血圧脳卒中 ( 脳出血 脳梗塞等 ) 心臓病糖尿病高脂血症 ( 脂質異常 ) 呼吸器の病気 ( 肺炎や気管支炎等 ) 胃腸 肝臓 胆のうの病気腎臓 前立腺の病気筋骨格の病気 ( 骨粗しょう症 関節症等 ) 外傷 ( 転倒 骨折等 ) がん ( 新生物 ) 血液 免疫の病気うつ病認知症 ( アルツハイマー病等 ) パーキンソン病目の病気耳の病気その他ない無回答 二次予防 (n=2,293) 高血圧脳卒中 ( 脳出血 脳梗塞等 ) 心臓病糖尿病高脂血症 ( 脂質異常 ) 呼吸器の病気 ( 肺炎や気管支炎等 ) 胃腸 肝臓 胆のうの病気腎臓 前立腺の病気筋骨格の病気 ( 骨粗しょう症 関節症等 ) 外傷 ( 転倒 骨折等 ) がん ( 新生物 ) 血液 免疫の病気うつ病認知症 ( アルツハイマー病等 ) パーキンソン病目の病気耳の病気その他ない無回答 [ 疾病 ] (%) (%) 要支援 (n=543) (%) 高血圧脳卒中 ( 脳出血 脳梗塞等 ) 心臓病糖尿病高脂血症 ( 脂質異常 ) 呼吸器の病気 ( 肺炎や気管支炎等 ) 胃腸 肝臓 胆のうの病気腎臓 前立腺の病気筋骨格の病気 ( 骨粗しょう症 関節症等 ) 外傷 ( 転倒 骨折等 ) がん ( 新生物 ) 血液 免疫の病気うつ病認知症 ( アルツハイマー病等 ) パーキンソン病目の病気耳の病気その他ない無回答

30 要介護 (n=500) 高血圧脳卒中 ( 脳出血 脳梗塞等 ) 心臓病糖尿病高脂血症 ( 脂質異常 ) 呼吸器の病気 ( 肺炎や気管支炎等 ) 胃腸 肝臓 胆のうの病気腎臓 前立腺の病気筋骨格の病気 ( 骨粗しょう症 関節症等 ) 外傷 ( 転倒 骨折等 ) がん ( 新生物 ) 血液 免疫の病気うつ病認知症 ( アルツハイマー病等 ) パーキンソン病目の病気耳の病気その他ない無回答 (%) (2)6 介護者 現在 介護を受けている 方の介護者は 介護サービスのヘルパー が % で最も多く 次いで 配偶者 ( 夫 妻 ) (%) その他 (%) などが多くなっています 介護者の年齢は 歳未満 (%) が最も多い一方 いわゆる老老介護が % となっています [ 介護者 ] (%) 2 4 配偶者 ( 夫 妻 ) 16.8 息子 5.1 娘 10.7 子の配偶者 4.1 孫兄弟 姉妹 介護サービスのヘルパー 19.2 その他 13.5 無回答 n=608 [ 介護者の年齢 ] 10.5% 17.6% 17.8% 17.8% 36.3% 65 歳未満 65~74 歳 75~84 歳 85 歳以上無回答 --

31 3 健康づくりの現状と評価 (1) 栄養 食生活 これまでの低栄養予防やバランスのよい食事の普及啓発等を充実させ 実生活の中で活用できる情報の提供に努め 食への関心を高め 豊かな食生活の実践につながるよう支援を行いました めざせ元気 こけないからだ講座 の会場では 回 人 すこやか料理教室 の会場では 回 人 歯つらつ栄養講座 では3クール 人 バランスのよい食事や低栄養予防 カルシウム摂取 減塩について 会食や講話を通じて啓発を行いました ( 平成 年度実績 ) 今後も継続して取組むとともに 具体的な食品選びや調理の工夫等について 実践的な内容を働きかける必要があります (2) 身体活動 運動ウォーキングなどの適度な運動 また日常生活の活発化などについては 広報やホームページ等で広く周知に努めてきました しかし その情報を目にし 実践に移している人は少ないのが実情です めざせ元気 こけないからだ講座 は定期的に運動できる場として また地域のコミュニティの場として 市内 か所 人 ( 平成 年 月現在 ) が参加する住民主体の活動へと広がりをみせています (3) 休養 こころの健康づくりストレスと上手に付き合うためには まず自分のストレスに気づくこと そして適切に対応できることが必要です また 自殺にいたる背景にはうつ病の存在が多いことが分かってきました そのため 自殺予防セミナーを開催するとともに メンタルヘルスを健全に保つために あらゆる機会をとらえてうつ病やこころの健康 ストレスへの上手な対応方法等について情報を提供し 相談機関の紹介等 正しい知識の普及啓発に努めました ( 平成 年度 自殺予防セミナー 2 回 名参加 健康教育 回 人参加 ) (4) 歯の健康 ( 口腔衛生 ) 介護予防事業として 歯つらつ栄養講座 おたっしゃ講座 めざせ元気 こけないからだ講座 では口腔体操を実施しました また すこやか料理教室等には歯科衛生士を4 回派遣し 約 人に歯科指導を実施しました 集団健診での歯科健康相談などの機会を利用して 歯の健康の重要性を啓発し 運動について周知をしています --

32 (5) たばこ アルコールたばこに関する取組みとしては 禁煙キャンペーンでの普及啓発や適宜禁煙指導 受動喫煙の害に対する取組みを行いました お酒に関する取組みとしては 保健所とも協力し 断酒会会員によるお酒の悩み相談を年に4 回開催し 当事者 家族等の支援を行いました また 体にいいお酒の飲み方についての健康教育も実施しました (6) 生活習慣病生活習慣病を早期に発見するために健 ( 検 ) 診に関する啓発や情報提供を行い 受診者数の増加を目指してまいりましたが 特定健康診査の受診率は 平成 年度は % で初年度である平成 年度の % からは増加していますが 伸び悩んでいます がん検診の受診率は 平成 年度は胃がん検診が % 肺がん検診が % 大腸がん検診が % 子宮がん検診が % 乳がん検診が % と低迷しています そこで 集団健診の会場を増やして健診を受けやすい体制づくりに努め また 受診率の向上を目指して モデル地区を選定し 地域住民とともに啓発活動を実施しました (7) 高齢者インフルエンザ予防接種高齢者のインフルエンザ予防接種については 広報やさまざまな機会を通じて広く周知したことにより 平成 年度 平成 年度の接種率は % 台を維持しています 今後も啓発を継続していきます --

33 4 高齢者福祉の現状と評価 (1) 高齢者の日常生活支援 (1)1 生活管理指導員派遣事業 ホームヘルプサービス 住民税非課税世帯に属する概ね 歳以上の一人暮らしまたはそれに準ずる世帯に属する人で 要介護認定または要支援認定を受けていないものの心身の状態により日常生活に何らかの支援や指導を必要とする人に対し 地域包括支援センターによるアセスメントを実施した上でサービスの提供を行いました 定期的な状況把握を行い 生活に必要不可欠な家事援助や身体介護のサービスを提供するため 7 事業者と委託契約を締結し事業を実施していますが 利用者数および延利用時間数は もともと利用者が 要支援認定との境界に位置する人が多く 状態の悪化により介護保険の介護予防訪問介護サービスへ移行するため 減少傾向にあります 介護予防訪問介護サービスが新総合事業へ移行されるとともに 一次予防事業 二次予防事業の区別がなくなり 二次予防事業対象者も新総合事業の対象となることから この新総合事業と本事業の対象者の区分の基準の設定が今後の課題となります [ ホームヘルプサービスの利用実績 ] 区分 平成 年度 平成 年度 平成 年度 平成 年度 平成 年度 利用者数 人 人 人 人 人 延利用時間 時間 時間 時間 時間 時間 (1)2 食の自立支援事業 配食サービス 住民税所得割非課税の一人暮らし高齢者および高齢者のみの世帯等に属する人が自立した生活を送ることができるように 食 の自立の観点からアセスメントや担当者会議での検討により昼食の提供を行うとともに 配達時の声かけ 見守りを行いましたが 課題のひとつであった 疾病を持つ人にも対応できるメニューについては 食数の問題等により実施には至りませんでした インフォーマルな配食サービスへの移行等により 年々利用者数 配食数は減少していますが 一人暮らしの高齢者や高齢者のみの世帯の 見守り を実施する施策でもあり 必要なものと考えます 介護予防訪問介護サービスの新総合事業への移行に際しては 新総合事業での配食サービスの検討を進める中で 本事業についても再構築していかなければなりません [ 配食サービスの利用実績 ] 区分 平成 年度 平成 年度 平成 年度 平成 年度 平成 年度 利用者数 人 人 人 人 人 延配食数 食 食 食 食 食 --

34 (1)3 生活管理指導短期宿泊事業 ショートステイサービス ) 社会適応が困難な高齢者や虐待を受けている住民税非課税世帯に属する高齢者が 養護老人ホーム等の空きベッド等を活用し一時的に宿泊することで 生活習慣等の改善を図り 要介護状態への進行を予防しています また この事業により 家族の身体的 精神的な負担軽減も図られています 他に緊急避難場所のない方の利用のため 利用者数は年によって変わりますが 虐待案件が増加傾向にある現状では 事業の重要性は増すと思われます [ ショートステイサービスの利用実績 ] 区分 平成 年度 平成 年度 平成 年度 平成 年度 平成 年度 延利用者数 人 人 人 人 人 延利用日数 日 日 日 日 日 (1)4 日常生活用具の給付 貸与 住民税非課税世帯に属する在宅の虚弱高齢者に対して 介護保険給付対象外の日常生活用具を給付 貸与することにより 日常生活を安心して過ごせるように支援しました 給付 貸与実績の減少により 平成 年度から緊急通報装置 センサー式緊急通報装置のみを対象とし 他の日常生活用具については 給付 貸与を取りやめましたが センサー式の緊急通報装置については 対象者に費用負担が生じることから 利用件数が増えていません 今後は 一人暮らし高齢者や高齢者世帯の増加が予想されるため 緊急通報装置の需要は増加することが見込まれます [ 日常生活用具の給付 貸与実績 ] 区分 平成 年度 平成 年度 平成 年度 平成 年度 平成 年度 電磁調理器 件 件 件 件 件 老人手押車 件 件 件 件 件 杖 件 件 件 件 件 歩行支援用具 件 件 件 件 件 入浴補助用具 件 件 件 件 件 腰掛便座 件 件 件 件 件 緊急通報装置 件 件 件 件 件 センサー式緊急通報装置 件 件 件 件 件 (1)5 住宅改修 改造 身体機能の低下に対応するための小規模な住宅改修を実施した住民税非課税の人で 介護保険給付の限度額以上に費用を要した人に対して その改修費の一部について助成を行いました 助成の実施にあたっては 事前に利用者や家族と改修プランについて打ち合わせを行い その中で必要な助言や指導を行うとともに 改造後の評価を行うことで 効果的な事業実施に努めました --

35 [ 住宅改造実績 ] 区分 平成 年度 平成 年度 平成 年度 平成 年度 平成 年度 要介護 ~ 件 件 件 件 件 要介護 ~ 要支援 件 件 件 件 件 合計 件 件 件 件 件 (1)6 ふれあい収集 平成 年度から 高齢や身体障害などの理由でヘルパーの支援を受けていて 指定のごみ置き場へのごみ出しが困難な世帯に対し 戸別の収集を行いました 高齢者の増加に伴い 利用の増加も予想されますが 新総合事業における生活支援サービスの構築に合わせて この事業についても検討が必要となります [ ふれあい収集実績 ] 区分 平成 年度 平成 年度 平成 年度 平成 年度 平成 年度 利用世帯数 世帯 世帯 延べ利用回数 回 回 (1)7 敬老事業 津山市老人クラブ福祉大会において 津山市老人クラブ連合会より推薦を受けた団体に対し 市長から感謝状を贈呈しました また 満 歳の誕生日を迎えた人を訪問し 長年にわたる地域社会への貢献に敬意を表するとともに 敬愛の念をこめて記念品を贈呈しました 今後高齢者の増加が予想され 高齢者の社会活動を地域資源のひとつとして考えていかなければならない現状からも 高齢者の社会貢献に対し敬意を表する本事業は 継続するべきと考えます [ 市長感謝状実績 ] 区分 平成 年度 平成 年度 平成 年度 平成 年度 平成 年度 団体数 団体 団体 団体 団体 団体 [ 歳訪問実績 ] 区分 平成 年度 平成 年度 平成 年度 平成 年度 平成 年度 歳訪問者数 人 人 人 人 人 --

36 (2) 家族介護支援 (2)1 家族介護教室 社会福祉協議会への委託事業として 寝たきり高齢者等を介護している家族に対し 介護 方法 介護予防 介護者の健康づくり等についての講習を 介護おたすけ講座 として実施し 家族等の身体的および精神的な負担軽減を図りました 事業実施後のアンケートでは 今後の介護に役立つか の質問に対し 役立つ :% 少しは役立つ:% と8 割が役立つとの回答でした 今後も家族介護者に対するケアのひとつとして 充実させていかなければなりません [ 家族介護教室実績 ] さん さん 久米保健センター 加茂町福祉センター イオンホール 月 月 月 口腔ケア ~ むせない方法 ~ カラーセラピー ~ 介護に活かせる 色づかい ~ 終活を考えよう ~ 相続と遺言 ~ 笑いヨガ ~ 笑いの力で 健康に ~ 終活を考えよう ~ 年金について ~ 介護実践講座 食事介助編 ~ 食事のイロハ ~ 栄養教室 ~ お弁当を使って 一工夫 ~ 音楽療法 ~ 鍛えて癒して脳と 体にやさしい生活 ~ 介護実践講座 排泄編 ~ 上手に使おう 排泄用具 ~ 介護実践講座 ベッド編 ~ 体位変換と シーツ交換等 ~ 介護実践講座 移動 移乗編 ~ 介助がもっと 楽になる~ 笑いヨガ ~ 笑いの力で 健康に~ 介護おたすけ講演会 月 後悔しない人生のために ~ 知っておきたい終活 ~ 講師 : 武藤頼胡 [( 一社 ) 終活カウンセラー協会 代表理事 ] (2)2 介護用品支給事業 在宅で住民税非課税世帯に属する高齢者を介護している家族の支援を目的に 紙おしめと尿採りパットの支給を実施しました 広報紙や居宅介護支援事業所を通じて制度の周知に努めた結果 申請者数が増加しています 平成 年度からは 支給の対象要件に主介護者および被介護者の介護保険料の完納要件を追加するとともに 主介護者の所得要件を設け 支給限度額を2 段階とし 負担の公平性を図りました 高齢者の増加に伴い 今後も利用者の増加が見込まれます [ 介護用品支給事業実績 ] 区分 平成 年度 平成 年度 平成 年度 平成 年度 平成 年度 登録者数 人 人 人 人 人 --

37 -- (2)3 家族介護者交流事業 社会福祉協議会への委託事業として 高齢者を介護している家族を対象に 宿泊 日帰り旅行等家族相互の交流会を実施し 介護者の身体的 精神的および経済的な軽減を図るなど心身のリフレッシュを図り 要介護高齢者の在宅生活の継続を図るものです 津山市介護者の会 と 津山市認知症の人と家族の会 との連携に努め 平成 年度は次のような活動を実施しました 地域包括ケアシステムの構築にあたっては 在宅生活を支える家族介護者の負担軽減を図ることが必要不可欠であるため 今後も事業を継続 充実させていかなければなりません [ 家族介護者交流事業実績 ] 4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 月 月 月 1 月 2 月 3 月 介護者の会 介護者リフレッシュのつどい 地域での介護者のつどい 地域での介護者のつどい 介護者リフレッシュのつどい 地域での介護者のつどい 介護者リフレッシュのつどい 地域での介護者のつどい 会報誌 絆 の発行 月 月 その他 電話相談等の活動 認知症の人と家族の会 認知症ささえあえるまちづくり講座 家族のつどい 認知症ささえあえるまちづくり講座 家族のつどい 認知症ささえあえるまちづくり講座 認知症ささえあえるまちづくり講座 家族のつどい 認知症ささえあえるまちづくり講座 認知症ささえあえるまちづくり講座 家族のつどい 会報誌の発行 月 月 月 月 その他 電話相談等の活動 (2)4 家族介護慰労金支給事業 家族で介護している人の労をねぎらうため 過去 1 年間にわたり介護保険サービスを利用していない要介護 4 または 5 の人を在宅で介護している主たる介護者に 慰労金の支給をしました 平成 年度からは 対象要件の見直しを行い 住民税課税世帯についても対象としました [ 家族介護慰労金支給事業実績 ] 区分 平成 年度 平成 年度 平成 年度 平成 年度 平成 年度 支給件数 件 件 件 件 件

38 (3) 高齢者の権利擁護 (3)1 高齢者虐待防止事業 近年 高齢者虐待の問題が深刻になってきたことから 高齢者虐待防止法に基づいて 住民等の通報義務や行政の立入調査権が認められるようになりました これに伴い 地域包括支援センターを始めとする関係機関と連携し 早期発見 早期対応を可能にする虐待対応フローチャートの作成や 弁護士 司法書士 社会福祉士等の専門職も加わった 高齢者虐待防止チーム の編成を行うなど あらゆるケースに対応できるよう体制整備に努めました その他にも パンフレットの配布 講演会の開催など高齢者虐待防止の啓発を行い 地域包括支援センターと協力して 地域での予防 早期発見 早期対応に努めました 虐待と認定された件数は 横ばいですが 虐待を疑われるケースは年々増加している状態であるため 今後も関係機関と協力しながら 早期発見 早期対応に努めるとともに 地域での予防や啓発活動をさらに推進しなければなりません 年度別虐待認定件数 区分 平成 年度 平成 年度 平成 年度 平成 年度 平成 年度 養護者等による虐待 件 件 件 件 件 養介護施設従事者等による虐待 件 件 件 件 件 合計 件 件 件 件 件 (3)2 日常生活自立支援事業の推進 日常生活自立支援事業は 認知症や障害などにより日常生活に不安がある高齢者を対象に 福祉サービス利用の代行手続きや 日常的な金銭管理等の生活支援を社会福祉協議会が行う事業です 社会福祉協議会 地域包括支援センター ケアマネジャー 民生委員等と連携をとりながら 事業の紹介や利用の促進を図りました 今後は 引き続き事業の周知 利用促進を図るとともに 社会福祉協議会と連携をとりながら 成年後見制度の利用につなげていく必要があります (3)3 成年後見制度の推進 判断能力の低下等により法的な対応や財産管理が困難な人で 親族等がいない または親族間の虐待等により 親族に申し立てを頼めない高齢者の市長申立による成年後見制度の利用者は増加の一途にあります この結果 後見人の主な受け皿である弁護士や司法書士等の専門職だけでは対応できなくなっており 市民後見人の養成にも努めていく必要があるため 市民後見人養成講座 を実施し 市民後見人の養成を行いました 市民後見人の利用支援事業として 市長申立で選任された成年後見人に対する報酬負担はありますが 今後は 選任後の支援体制についても研究し 市民後見人が安心して活動できる環境整備を進めることが必要となっています また 成年後見制度の普及 啓発については一定の効果があったと考えられ 利用者も増加していますが ほとんどが判断能力が低下してからの制度利用であるため 今後は判断能力が低下してしまう前に行う任意後見についても周知していかなければなりません --

39 市長申立による件数 区 分 平成 年度 平成 年度 平成 年度 平成 年度 平成 年度 市長による成年後見申立相談件数 件 件 件 件 件 市長による成年後見申立件数 件 件 件 件 件 (3)4 悪質商法等の被害防止 高齢者が悪質商法 悪質訪問販売や契約トラブルに巻き込まれないために 地域包括支援センターが中心となり 消費者被害防止啓発カルタや寸劇等の開催 消費者被害情報のちらしを作成 配布するなど啓発活動を行いました このほか 消費生活センターの紹介 クーリングオフ制度の周知 社会福祉協議会や津山市等が主催する無料法律相談会の紹介を行いました 啓発活動を継続するとともに 地域での見守りなど 地域づくりによる悪質商法 悪質訪問販売等の防止も必要となっています (4) 福祉施設の充実 (4)1 軽費老人ホーム 歳以上で身体機能の低下などのために独立して生活するには不安が認められる人で 家族による支援を受けることが困難な方が 低料金で利用できる施設です 入所者の生活相談 入浴サービス 食事サービスおよび緊急時の対応を行っています また 必要に応じ介護保険居宅サービスの利用を勧めています 第 5 期における軽費老人ホームの開設はありませんが 高齢者が要介護状態になっても同じ場所で生活できるように 今後の状況と将来の必要性を勘案しながら検討していかなければなりません 軽費老人ホームの状況 施設名 定員 開設 第 2 日本原荘 人 昭和 年 月 ケアハウス北辰 人 平成 年 月 合計 人 資料 : 平成 年 4 月 1 日現在 特定施設入居者生活介護事業者を除く (4)2 養護老人ホーム 歳以上で心身機能の低下により日常生活に支障がある人 経済的困窮により居宅において養護を受けることができない人が入所できる施設です 津山市内には 津山市立 ときわ園 と勝田郡老人福祉施設組合 塩手荘 があります 平成 年 4 月 1 日現在の養護老人ホームへの入所措置状況は 市内施設へ 人 市外施設へ 人となっています なお 築後 年以上が経過しており 老朽化が進んでいた津山市立 ときわ園 は 市内井口地内に移転新築し 平成 年 月 日に開所しました --

40 新ときわ園は 鉄筋コンクリート造 2 階建てで バリアフリーに対応し 8 ユニット 床に加えて ショートステイの5 床があり 虐待等による緊急避難施設としての活用ができます 施設入所状況 区分 平成 年 平成 年 平成 年 平成 年 平成 年 平成 年 入所措置者数 人 人 人 人 人 人 待機者数 人 人 人 人 人 人 資料 : 各年 4 月 1 日現在 (4)3 高齢者生活福祉センター 概ね 歳以上の一人暮らしの人 高齢者夫婦のみの世帯および家族の支援を受けることが困難な人で独立して生活することに不安がある人が利用する施設です デイサービスセンターを併設しているため 介護予防の観点からも効果的に利用されています また 高齢者虐待等の緊急避難施設としても活用されています 年間の利用者数 利用日数ともに減少していますが 緊急避難施設としての利用もあるため 継続して実施する必要があります 施設利用状況 区分 平成 年度 平成 年度 平成 年度 平成 年度 平成 年度 延利用日数 日 日 日 日 日 実利用者数 人 人 人 人 人 (4)4 有料老人ホーム等 名称 形態を問わず 高齢者に対して 食事の提供 介護の提供 洗濯 掃除等の家事 健康管理のいずれかのサービスを行う居住施設であり 老人福祉施設等でないものが有料老人ホームとなります また 平成 年 月に施行された 改正高齢者住まい法により 高齢者専用賃貸住宅等の制度が サービス付き高齢者向け住宅に一本化されました どちらも 設置主体が地方公共団体および社会福祉法人に限定されるものでないことから 津山市においても 設置が増加傾向にあります 特にサービス付き高齢者向け住宅については 平成 年度に2 施設が新規設置され 津山市内に4 施設となりました 利用希望者に対しては 両者の違いや 提供されるサービスについて分かりにくい点も多いことから 情報の提供を行いましたが 設置者と入居者間でのトラブルについて 数件の相談がありました 今後は 制度改正によるサービス付き高齢者向け住宅への住所地特例の適用 高齢者数の増加等によりさらに設置の増加が見込まれるため 引き続き岡山県と連携し 情報収集や市民への状況提供に努めなければなりません --

41 5 地域支援事業の現状と評価 (1) 介護予防事業 ( 二次予防 ) (1)1 二次予防事業対象者の把握 平成 年 8 月の地域支援事業実施要綱の改正を受け 平成 年度からは 基本チェック リストの回答結果をそのまま生活機能評価として二次予防事業対象者を決定する方法に変更 したため 生活機能評価受診者および二次予防事業対象者が大幅に増加しました しかしな がら 高齢者数が年々増加しているのに対し 基本チェックリスト実施者数 二次予防事業 対象者数については 年々減少傾向にあります これは 認定率の上昇に伴うものだと思わ れます 基本チェックリストについては 新総合事業への移行後も 一次予防 二次予防がひとつ となった一般介護予防事業の対象者の抽出に必要ですが その実施方法については 今後検 討が必要です [ 二次予防事業対象者の状況 ] 区分 平成 年度 平成 年度 平成 年度 年度末高齢者数 人 人 人 ( 基本チェックリスト実施者 ) 人 人 人 対二 ~ 歳 人 人 人 象次 ~ 歳 人 人 人 者予防 ~ 歳 人 人 人 事 ~ 歳 人 人 人 業 歳以上 人 人 人 計 人 人 人 二次予防事業対象者の出現率 % % % 二次予防事業対象者の出現率 年度末二次予防事業対象者数 / 年度末高齢者数 ( 歳以上 ) (1)2 健康相談 二次予防事業対象者への健康相談については 二次予防事業の参加勧奨通知において 個別に対応しました 相談に対しては 地域包括支援センターの職員が訪問し 状態の改善や不安の軽減が図れるよう 既存の健康相談の紹介等をしました 二次予防事業対象者は 認定者となるリスクが高い人であるため 今後も健康相談は必要と考えられますが 二次予防事業対象者の把握事業 二次予防事業の検討と併せて実施方法等の検討が課題となります (1)3 通所型介護予防事業 2 種類のプログラムで通所型介護予防事業を実施しました ひとつは 委託事業として週 1 回の介護予防型デイサービス ( おたっしゃ講座 1クール 回 ) を実施しました プログラムは運動器の機能向上 ( こけないからだ体操 ) 栄養改善 口腔機能向上です 平成 年度には 委託事業所が5カ所でしたが 平成 年度には --

42 4カ所 平成 年度からは3カ所に減少しました また 直営事業として 栄養改善と口腔機能向上に絞ったプログラム ( 歯つらつ栄養講座 1クール5 回 ) を年 3クール実施しました どちらのプログラムも改善率が % 以上と高い成果を上げており 終了後は地域の めざせ元気!! こけないからだ講座 を紹介し 継続的な支援を行いました おたっしゃ講座 については 人員等の問題により 委託先となる通所介護事業所の確保が難しくなっているため 受け入れ可能な人数も減少していること プログラム実施直後は高い改善率ながらも その後約半数の方が要介護認定を受けています また 歯つらつ栄養講座 についても 高い改善率ながらも 実施個所 参加者数に限りがあるという課題があります [ 通所型介護予防事業の実施状況 ] 区分 平成 年度 平成 年度 平成 年度 実施箇所数 箇所 箇所 箇所 実施回数 回 回 回 参加実人数 人 人 人 参加者延数 人 人 人 (1)4 訪問型介護予防事業 閉じこもり 認知症 うつ病のおそれのある二次予防事業対象者に対しては 地域包括支援センター職員よる訪問支援 精神保健相談につなげるほか 保健師 栄養士等の専門職が訪問指導を行いました 今後は 新総合事業の移行に伴い 二次予防事業自体の検討が必要となることから 本事業の実施についてもその中で検討します (2) 介護予防事業 ( 一次予防 ) (2)1 健康教育 健康相談 一人でも多くの高齢者に健康についての理解を深めてもらうために 地域で開催する各種団体の健康教室へ保健師等を派遣し 健康に関する啓発活動や保健師による相談会を進めてきました また めざせ元気!! こけないからだ講座 実施地区への定期訪問に合わせて 健康教育および栄養講話を実施しました 健康教室等については 開催回数 延参加者数ともに減少しているため 今後は 各種団体へのアプローチ方法の検討が必要です 相談会等については 開催回数 延参加者数ともに増加しており 今後も引き続き推進していかなければなりません --

43 健康教育 健康相談実施状況 区分 平成 年度 平成 年度 平成 年度 健康教室等 開催回数 回 回 回 参加者延数 人 人 人 相談会等 開催回数 回 回 回 参加者延数 人 人 人 (2)2 介護予防の普及啓発 介護予防に関する基本的な知識の普及啓発を目的に パンフレットを作成し めざせ元気!! こけないからだ講座 等での配布により 介護予防についての広報活動を実施しました 今後も めざせ元気!! こけないからだ講座 を含め イベント等さまざまな機会をとらえて普及啓発に努めていかなければなりません (2)3 地域参加型リハビリ教室 平成 年度においては 公会堂などを会場とし 閉じこもり予防や生きがい活動に取組む高齢者の地域団体に対して 住民参加の介護予防活動を行う組織の育成を目的に 立ち上げから2 年を上限に事業を委託しました しかし 平成 年度および平成 年度については めざせ元気!! こけないからだ講座 実施地区が増加したため 事業目的が同じである本事業は未実施としました 今後については めざせ元気!! こけないからだ講座 の位置付けと併せ 本事業の実施について検討する必要があります 地域参加型リハビリ教室実施状況 区分 平成 年度 平成 年度 平成 年度 実施箇所数 箇所 箇所 箇所 開催回数 回 回 回 参加者延数 人 人 人 (2)4 めざせ元気!! こけないからだ講座普及事業 高齢者が住み慣れた地域で いつまでも自分らしくいきいきとした生活を送ることができるように めざせ元気!! こけないからだ講座 を実施する組織を育成し 体操に必要な物品の貸し出し等の物的支援と 介護予防インストラクターの派遣 定期的な体力測定等の人的支援を行いました 本事業は 介護予防だけではなく 地域の支え合い体制づくりの推進や 高齢者への健康教育の場としても成果がありました 実施箇所 参加者延人数 開催回数ともに増加はしていますが 増加率は年々下がってきているため 今後は未実施地区へのアプローチ方法等について検討しなければなりません --

44 めざせ元気!! こけないからだ講座普及事業実施状況 区分 平成 年度 平成 年度 平成 年度 実施箇所数 箇所 箇所 箇所 参加者延数 人 人 人 開催回数 回 回 回 (2)5 認知症ささえあえるまちづくり事業 地域の方々が認知症について正しく理解し 認知症の人やその家族の支えとして何ができ るか 見守りに必要な社会資源や人的資源とは何か を考え 意識変容や行動変容を引き出 せるような支援を行うことによって 認知症になっても安心して暮らせるまちづくり 地域 で支え合うことのできる仕組みづくりに取組みました 地域包括ケアシステムの構築にあたっては 地域での認知症への理解が不可欠であるため 若い世代も含めて より多くの住民が主体的に認知症について考え 住民活動として取組め るような基盤整備を行わなければなりません 認知症ささえあえるまちづくり事業実施状況 区分 平成 年度 平成 年度 平成 年度 実施箇所数 箇所 箇所 箇所 参加者延数 人 人 人 開催回数 回 回 回 (3) 介護予防 日常生活支援総合事業 要支援者および二次予防事業対象者に対して 介護予防ケアマネジメント 介護予防事業 日常生活支援実施事業 を総合的に提供する 介護予防 日常生活支援総合事業 を平成 年度から実施予定でしたが 既存のサービスを組み合わせて対応しました 本事業は 介護保険制度改正により 新 介護予防 日常生活支援総合事業 として実施しなければならないため 事業構築が必要となってきます (4) 包括的支援事業 (4)1 総合相談支援業務 地域の相談窓口として 地域包括支援センターを市役所内に1 箇所 サブセンターを8 圏域に1 箇所ずつ設置して 高齢者に関するさまざまな相談に対応し 適切な機関 制度 サービスにつなぐ等の支援を行いました 平成 年度は延べ件数については減少していますが 高齢者の権利擁護に関するものなど 複雑な相談事例が増えており 的確に相談内容を把握し 医療 介護 福祉サービスを適切に組み合わせて 適時に提供する体制づくりが不可欠となっています 今後も引き続き 体制の整備も含め 地域包括支援センターの充実が必要です --

45 [ 総合相談件数 ] 区分 平成 年度 平成 年度 平成 年度 総合相談件数 延べ 件 件 件 来所 件 件 件 相談電話 件 件 件 方訪問 件 件 件 法その他 件 件 件 介護相談 件 件 件 福祉相談 件 件 件 相健康医療 件 件 件 談内介護予防 件 件 件 容認知症 件 件 件 虐待 権利擁護 件 件 件 その他 件 件 件 実態把握訪問 延べ 件 件 件 (4)2 権利擁護業務 地域包括支援センターに高齢者虐待相談窓口を設置し 社会福祉士が中心となって対応し ました 高齢者虐待マニュアルの作成 日常生活自立支援事業の活用 成年後見制度 消費生活相 談窓口等との連携により 迅速に対応できる体制を整備するとともに 関係機関と連携し個々のケース対応や予防啓発を行いました 地域包括支援センターが広く認知されてきたことに伴い 近年対応件数は急増しています 今後 問題の複雑化 多様化が懸念されることから 早期に発見し対応できる仕組みづくりや関係機関との連携強化を図らなければなりません [ 権利擁護対応件数 ] 区分 平成 年度 平成 年度 平成 年度 権利擁護事業対応件数 延べ 件 件 件 高齢者虐待対応件数 延べ 件 件 件 虐待内訳 身体的 件 件 件 経済的 件 件 件 精神的 件 件 件 介護放棄 件 件 件 疑い 件 件 件 その他 件 件 件 (4)3 包括的 継続的ケアマネジメント支援業務 介護支援専門員との情報交換会に加えて 医療機関との情報交換会や研修会により医療との連携を進めました 今後は 介護保険外のサービスも含め包括的 継続的ケアマネジメントを可能にする体制づくり 多職種 多機関と連携をとりながら高齢者を支える活動ができる環境整備と介護支援専門員個々へのサポートの充実が必要です --

46 [ 包括的 継続的ケアマネジメント関連数 ] 区分 平成 年度 平成 年度 平成 年度 ケアマネ個別支援数 件 件 件 研修会等の開催数 回 回 回 地域ケア会議開催数 回 回 回 (4)4 地域包括支援センターの運営管理 地域包括支援センターについては 津山市社会福祉協議会に委託し 各事業で連携すると ともに 年 2 回の津山市地域包括支援センター運営協議会において 運営状況の報告等を行 い適正な運営となるよう努めました 地域包括支援センターは 地域包括ケアシステムを構築していく中で ますます重要な役 割を担う組織であるため 今後も 組織の充実 適正な運営管理を行わなければなりません (5) 任意事業 高齢者の地域における自立した日常生活の支援のために 介護給付費等費用適正化事業 食の自立支援事業 家族介護教室 介護用品支給事業 家族介護者交流事業 家族介護慰労金支給事業 成年後見制度利用支援事業 介護相談員派遣事業 高齢者虐待防止事業を任意事業として提供しました 介護給付費等費用適正化事業については 国保連介護給付適正化システムを活用したケアプランの点検 国保連への業務委託による医療情報との突合 縦覧点検等を行うとともに 介護相談員派遣事業により サービス提供事業所に介護相談員を派遣し 適正なサービスが提供されているか利用者の声を聴きました 介護給付費等費用適正化事業は 適正な給付の実施 効果的なサービス提供の確保のため 今後も継続していかなければなりませんが ケアプラン点検については 実施率が低いため 今後実施数を増やす取組みも必要です [ ケアプラン点検実績 ] 区分 実施数 総数 実施率 ケアプラン点検 件 件 % [ 医療情報との突合 縦覧点検実績 ] 区分 過誤申立件数 過誤申立金額 医療情報との突合 件 円 縦覧点検 件 円 介護相談員派遣実績 ] 区分 平成 年度 平成 年度 平成 年度 相談員数 人 人 人 相談件数 件 件 件 --

47 6 介護保険サービスの現状と評価 介護保険制度発足以降 急速な高齢化や制度の周知 サービス利用支援等さまざまな取組みに より 介護認定者やそれに伴うサービス利用者は増加傾向にあります このような状況下 介護老人福祉施設等においては これまでの計画的な整備により 一定の 整備ができたと考えます 第 5 期計画で整備を予定していた 加茂 阿波圏域への小規模多機能居宅介護について 未整 備に終わったため 第 6 期において整備を必要とします (1) 被保険者数の推移 被保険者数全体は微増で推移しており 第 1 号被保険者数は増加傾向 第 2 号被保険者数は 減少傾向にあります 特に 加茂 阿波圏域 勝北圏域 久米圏域では 1 号被保険者の割合が 5 割以上と高くなっています 津山市全 域 東部 圏域 西部 圏域 南部 圏域 北部 圏域 中央部圏域 加茂 阿波 圏域 勝北 圏域 久米 圏域 被保険者数の推移 区分 平成 年 平成 年 平成 年 平成 年 被保険者総数 人 人 人 人 第 号被保険者総数 人 () 人 () 人 () 人 () 第 号被保険者総数 人 () 人 () 人 () 人 () 被保険者総数 人 人 人 人 第 号被保険者総数 人 () 人 () 人 () 人 () 第 号被保険者総数 人 () 人 () 人 () 人 () 被保険者総数 人 人 人 人 第 号被保険者総数 人 () 人 () 人 () 人 () 第 号被保険者総数 人 () 人 () 人 () 人 () 被保険者総数 人 人 人 人 第 号被保険者総数 人 () 人 () 人 () 人 () 第 号被保険者総数 人 () 人 () 人 () 人 () 被保険者総数 人 人 人 人 第 号被保険者総数 人 () 人 () 人 () 人 () 第 号被保険者総数 人 () 人 () 人 () 人 () 被保険者総数 人 人 人 人 第 号被保険者総数 人 () 人 () 人 () 人 () 第 号被保険者総数 人 () 人 () 人 () 人 () 被保険者総数 人 人 人 人 第 号被保険者総数 人 () 人 () 人 () 人 () 第 号被保険者総数 人 () 人 () 人 () 人 () 被保険者総数 人 人 人 人 第 号被保険者総数 人 () 人 () 人 () 人 () 第 号被保険者総数 人 () 人 () 人 () 人 () 被保険者総数 人 人 人 人 第 号被保険者総数 人 () 人 () 人 () 人 () 第 号被保険者総数 人 () 人 () 人 () 人 () 資料 : 住民基本台帳 ( 各年 4 月 1 日現在 ) ( ) については 構成比 --

48 ( 人 ) 40,000 35,000 30,000 25,000 20,000 15,000 10,000 5,000 0 (%) 第 1 号 第 2 号被保険者数の推移 34,790 34,862 34,311 33,704 26,836 27,325 28,044 28,849 平成 23 年 平成 24 年 平成 25 年 平成 26 年 第 1 号被保険者数 第 2 号被保険者数 各年 4 月 1 日現在 被保険者数に対する第 1 号 第 2 号被保険者構成比の推移 56.5% 56.1% 55.0% 53.9% 43.5% 43.9% 45.0% 46.1% 平成 23 年 平成 24 年 平成 25 年 平成 26 年 第 1 号被保険者数割合第 2 号被保険者数割合 各年 4 月 1 日現在 --

49 (2) 高齢者数の推移 前期高齢者と後期高齢者の推移をみると 前期高齢者数 後期高齢者数ともに増加傾向です また 歳以上人口総数に占める前期高齢者数と後期高齢者数の割合は 前期高齢者の割合が 増加傾向を示しています これは 団塊の世代が 歳を迎えたことによるものと考えられます 圏域別にみると 加茂 阿波圏域では高齢者の 6 割以上が後期高齢者となっています 津山市全 域 東部 圏域 西部 圏域 南部 圏域 北部 圏域 中央部圏域 加茂 阿波 圏域 勝北 圏域 久米 圏域 高齢者数の推移 区 分 平成 年 平成 年 平成 年 平成 年 歳以上人口総数 人 人 人 人 前期高齢者数 後期高齢者数 人 () 人 () 人 () 人 () 人 () 人 () 人 () 人 () 歳以上人口総数 人 人 人 人 前期高齢者数 人 () 人 () 人 () 人 () 後期高齢者数 人 () 人 () 人 () 人 () 歳以上人口総数 人 人 人 人 前期高齢者数 人 () 人 () 人 () 人 () 後期高齢者数 人 () 人 () 人 () 人 () 歳以上人口総数 人 人 人 人 前期高齢者数 人 () 人 () 人 () 人 () 後期高齢者数 人 () 人 () 人 () 人 () 歳以上人口総数 人 人 人 人 前期高齢者数 人 () 人 () 人 () 人 () 後期高齢者数 人 () 人 () 人 () 人 () 歳以上人口総数 人 人 人 人 前期高齢者数 人 () 人 () 人 () 人 () 後期高齢者数 人 () 人 () 人 () 人 () 歳以上人口総数 人 人 人 人 前期高齢者数 人 () 人 () 人 () 人 () 後期高齢者数 人 () 人 () 人 () 人 () 歳以上人口総数 人 人 人 人 前期高齢者数 人 () 人 () 人 () 人 () 後期高齢者数 人 () 人 () 人 () 人 () 歳以上人口総数 人 人 人 人 前期高齢者数 人 () 人 () 人 () 人 () 後期高齢者数 人 () 人 () 人 () 人 () 資料 : 住民基本台帳 ( 各年 4 月 1 日現在 ) ( ) については 構成比 --

50 ( 人 ) 18,000 16,000 14,000 12,000 10,000 8,000 6,000 4,000 2,000 0 (%) 前期高齢者 後期高齢者数の推移 14,921 15,162 15,428 15,418 11,915 12,163 12,616 13,431 平成 23 年 平成 24 年 平成 25 年 平成 26 年 前期高齢者 後期高齢者 各年 4 月 1 日現在 高齢者数に対する前期高齢者 後期高齢者構成比の推移 55.6% 55.5% 55.0% 53.4% 44.4% 44.5% 45.0% 46.6% 平成 23 年 平成 24 年 平成 25 年 平成 26 年 前期高齢者割合 後期高齢者割合 各年 4 月 1 日現在 --

51 (3) 要介護 ( 要支援 ) 認定者数の推移 (3)1 要介護 ( 要支援 ) 認定者数の推移 高齢者数の増加に伴って 要介護 ( 要支援 ) 認定者数は年々増加を続けています 圏域別では 東部圏域 南部圏域と中央部圏域の増加率が高くなっています 7,000 6,000 5,000 4,000 3,000 2,000 1,000 日常生活圏域 0 5,890 6, , 平成 23 年 10 月平成 24 年 10 月平成 25 年 10 月 東部圏域西部圏域南部圏域 要介護 ( 要支援 ) 認定者数の推移 平成 年 月 (A) 平成 年 月 (B) 平成 年 月 (C) 北部圏域中央部圏域加茂 阿波圏域 勝北圏域久米圏域その他 ( 市外在住者等 ) (C)/(A) 津山市全域 人 人 人 % 東部圏域 人 人 人 % 西部圏域 人 人 人 % 南部圏域 人 人 人 % 北部圏域 人 人 人 % 中央部圏域 人 人 人 % 加茂 阿波圏域 人 人 人 % 勝北圏域 人 人 人 % 久米圏域 人 人 人 % その他 ( 市外在住者等 ) 人 人 人 % ( 人 ) 要介護 ( 要支援 ) 認定者数の推移 資料 : 介護保険事業状況報告 67 --

52 (3)2 要介護度別要介護認定者数の推移 要介護認定者数の推移は 平成 年 月から年々増加していますが 要介護度別では 要介護 4 の伸び率が高くなっています 津山市全 域 7,000 6,000 5,000 4,000 3,000 2,000 1, ,890 6, 要介護度別要介護認定者数の推移 要介護度 平成 年 月 平成 年 月 平成 年 月 平成 年 月 要介護認定者数 人 人 人 人 要支援 人 人 人 人 要支援 人 人 人 人 要介護 人 人 人 人 要介護 人 人 人 人 要介護 人 人 人 人 要介護 人 人 人 人 要介護 人 人 人 人 資料 : 介護保険事業状況報告 ( 人 ) 要介護度別要介護認定者数の推移 6,271 6, ,007 1,027 1,101 1,098 1,108 1,164 1,232 1, 平成 23 年 10 月平成 24 年 10 月平成 25 年 10 月平成 26 年 9 月 要支援 1 要支援 2 要介護 1 要介護 2 要介護 3 要介護 4 要介護 5 --

53 (4) サービス利用の分析 評価 (4)1 サービスの基盤整備 サービスの基盤整備については 居宅サービス 介護予防サービス 地域密着型サービス 施設サービスとも概ね順調に整備が進んできました また 地域密着型サービスについては 平成 年 6 月 1 日現在 認知症対応型共同生活介 護 ( グループホーム ) 事業所 認知症対応型通所介護 3 事業所 小規模多機能型居宅介護 7 事業所 地域密着型特定施設入居者生活介護 4 事業所という整備状況になります 今後の整備に関しては サービス種類ごと 日常生活圏域ごとに整備の必要性を検討し 十分な供給体制が確保されるように整備を進める必要があります [ 居宅介護支援事業所 ] 事業所区分 平成 年 1 月末現在 平成 年 月末現在 平成 年 月 日現在 市内事業所 事業所 事業所 事業所 隣接市町村等の事業所 事業所 事業所 事業所 合計 事業所 事業所 事業所 サービスの種類 介護予防支援 合計 [ 介護予防支援事業所 ] 平成 年 月 日現在 居宅サービス事業所 資料 : 介護サービス事業者一覧 平成 年は旧市町村の合計数 事業所 事業所 資料 : 介護サービス事業者一覧 平成 年 月末現在 平成 年 月末現在 平成 年 月 日現在 サービスの種類 隣接市町村 隣接市町村 隣接市町等市内事業所 市内事業所 市内事業所 等の事業所 等の事業所 の事業所 訪 問 介 護 事業所 事業所 事業所 事業所 事業所 事業所 訪問入浴介護 事業所 事業所 事業所 事業所 事業所 事業所 訪 問 看 護 事業所 事業所 事業所 事業所 事業所 事業所 訪問リハビリテーション 事業所 事業所 事業所 事業所 事業所 事業所 通 所 介 護 事業所 事業所 事業所 事業所 事業所 事業所 通所リハビリテーション 事業所 事業所 事業所 事業所 事業所 事業所 短期入所生活介護 事業所 事業所 事業所 事業所 事業所 事業所 短期入所療養介護 事業所 事業所 事業所 事業所 事業所 事業所 特定施設入居者生活介護 事業所 事業所 事業所 事業所 事業所 事業所 福祉用具貸与 事業所 事業所 事業所 事業所 事業所 事業所 合計 事業所 事業所 事業所 事業所 事業所 事業所 資料 : 介護サービス事業者一覧 平成 年は旧市町村の合計数 --

54 介護予防サービス事業所 平成 年 月末現在 隣接市町等 市内事業所 の事業所 平成 年 月 日現在 サービスの種類 隣接市町等 市内事業所 の事業所 介護予防訪問介護 事業所 事業所 事業所 事業所 介護予防訪問入浴介護 事業所 事業所 事業所 事業所 介護予防訪問看護 事業所 事業所 事業所 事業所 介護予防訪問リハビリテーション 事業所 事業所 事業所 事業所 介護予防通所介護 事業所 事業所 事業所 事業所 介護予防通所リハビリテーション 事業所 事業所 事業所 事業所 介護予防短期入所生活介護 事業所 事業所 事業所 事業所 介護予防短期入所療養介護 事業所 事業所 事業所 事業所 介護予防特定施設入居者生活介護 事業所 事業所 事業所 事業所 介護予防福祉用具貸与 事業所 事業所 事業所 事業所 合計 事業所 事業所 事業所 事業所 資料 : 介護サービス事業者一覧 地域密着型サービス事業所 サービスの種類 平成 年 月末現在 平成 年 月 日現在 ( 介護予防 ) 認知症対応型共同生活介護 事業所 事業所 ( 介護予防 ) 認知症対応型通所介護 事業所 事業所 ( 介護予防 ) 小規模多機能型居宅介護 事業所 事業所 地域密着型特定施設入居者生活介護 事業所 事業所 合計 事業所 事業所 資料 : 介護サービス事業者一覧 地域密着型サービスの整備状況 ( 日常生活圏域別 ) 日常生活圏域 サービスの種類 整備状況 ( 平成 年 月 日現在 ) ( 介護予防 ) 認知症対応型共同生活介護 事業所 津山市全域 ( 介護予防 ) 認知症対応型通所介護 事業所 ( 介護予防 ) 小規模多機能型居宅介護 事業所 地域密着型特定施設入居者生活介護 事業所 東部圏域 ( 介護予防 ) 認知症対応型共同生活介護 事業所 ( 介護予防 ) 小規模多機能型居宅介護 事業所 ( 介護予防 ) 認知症対応型共同生活介護 事業所 西部圏域 ( 介護予防 ) 認知症対応型通所介護 事業所 ( 介護予防 ) 小規模多機能型居宅介護 事業所 地域密着型特定施設入居者生活介護 事業所 ( 介護予防 ) 認知症対応型共同生活介護 事業所 南部圏域 ( 介護予防 ) 認知症対応型通所介護 事業所 ( 介護予防 ) 小規模多機能型居宅介護 事業所 ( 介護予防 ) 認知症対応型共同生活介護 事業所 北部圏域 ( 介護予防 ) 小規模多機能型居宅介護 事業所 地域密着型特定施設入居者生活介護 事業所 中央部圏域 ( 介護予防 ) 小規模多機能型居宅介護 事業所 地域密着型特定施設入居者生活介護 事業所 ( 介護予防 ) 認知症対応型共同生活介護 事業所 加茂 阿波圏域 ( 介護予防 ) 認知症対応型通所介護 事業所 地域密着型特定施設入居者生活介護 事業所 勝北圏域 ( 介護予防 ) 認知症対応型共同生活介護 事業所 ( 介護予防 ) 小規模多機能型居宅介護 事業所 久米圏域 ( 介護予防 ) 認知症対応型共同生活介護 事業所 ( 介護予防 ) 小規模多機能型居宅介護 事業所 --

55 施設サービス事業所 平成 年 月末現在 平成 年 月末現在 平成 年 月 日現在 サービスの種類 隣接市町村 隣接市町村 隣接市町等市内事業所 市内事業所 市内事業所 等の事業所 等の事業所 の事業所 介護老人福祉施設 施設 施設 施設 施設 施設 施設 介護老人保健施設 施設 施設 施設 施設 施設 施設 介護療養型医療施設 施設 施設 施設 施設 施設 施設 合計 施設 施設 施設 施設 施設 施設 資料 : 介護サービス事業者一覧 (4)2 サービス利用者数の推移 居宅サービス 地域密着型サービスおよび施設サービスの利用者数については 加茂 阿波 勝北圏域で施設サービスの利用者の割合が高くなっています 津山市全 域 東部 圏域 西部 圏域 南部 圏域 北部 圏域 中央部圏域 加茂 阿波 圏域 勝北 圏域 久米 圏域 その他 ( 市外居住者等 ) サービス利用者数の推移 区 分 平成 年 月 平成 年 月 サービス利用者数 人 人 居宅サービス 人 (%) 人 (%) 地域密着型サービス 人 (%) 人 (%) 施設サービス 人 (%) 人 (%) サービス利用者数 人 人 居宅サービス 人 (%) 人 (%) 地域密着型サービス 人 (%) 人 (%) 施設サービス 人 (%) 人 (%) サービス利用者数 人 人 居宅サービス 人 (%) 人 (%) 地域密着型サービス 人 (%) 人 (%) 施設サービス 人 (%) 人 (%) サービス利用者数 人 人 居宅サービス 人 (%) 人 (%) 地域密着型サービス 人 (%) 人 (%) 施設サービス 人 (%) 人 (%) サービス利用者数 人 人 居宅サービス 人 (%) 人 (%) 地域密着型サービス 人 (%) 人 (%) 施設サービス 人 (%) 人 (%) サービス利用者数 人 人 居宅サービス 人 (%) 人 (%) 地域密着型サービス 人 (%) 人 (%) 施設サービス 人 (%) 人 (%) サービス利用者数 人 人 居宅サービス 人 (%) 人 (%) 地域密着型サービス 人 (%) 人 (%) 施設サービス 人 (%) 人 (%) サービス利用者数 人 人 居宅サービス 人 (%) 人 (%) 地域密着型サービス 人 (%) 人 (%) 施設サービス 人 (%) 人 (%) サービス利用者数 人 人 居宅サービス 人 (%) 人 (%) 地域密着型サービス 人 (%) 人 (%) 施設サービス 人 (%) 人 (%) サービス利用者数 人 人 居宅サービス 人 (%) 人 (%) 地域密着型サービス 人 (%) 人 (%) 施設サービス 人 (%) 人 (%) 資料 : 介護保険事業状況報告 ( ) は構成比 --

56 (4)3 サービス利用の特徴 1 居宅サービス 地域密着型サービスおよび施設サービス 居宅サービス 地域密着型サービスおよび施設サービスの利用者と総費用額の割合は 津 山市では 岡山県と比べ 居宅サービスの割合が低く 地域密着型サービス 施設サービスの割合が高くなっています また 加茂 阿波圏域 勝北圏域では施設サービスの割合が高くなっています 居宅サービス 地域密着型サービス 施設サービス別利用者割合 津山市全域 東部圏域 西部圏域 南部圏域 北部圏域 中央部圏域 加茂 阿波圏域 勝北圏域 久米圏域 岡山県 (%) 居宅サービス地域密着型サービス施設サービス 資料 : 介護保険事業状況報告 ( 平成 年 月 ) 居宅サービス 地域密着型サービス 施設サービス別総費用額割合 津山市全域 東部圏域 西部圏域 南部圏域 北部圏域 中央部圏域 加茂 阿波圏域 勝北圏域 久米圏域 岡山県 (%) 居宅サービス地域密着型サービス施設サービス 資料 : 介護保険事業状況報告 ( 平成 年 月 )

57 2 居宅サービス 津山市全域について 居宅サービス総費用額に占める各サービスの費用額を岡山県と比較 すると 訪問介護 短期入所療養介護 特定施設入居者生活介護 住宅改修の割合が岡山県 より高くなっています 津山市全域の費用割合は 通所介護が最も高く 次いで訪問介護 特定施設入居者生活介 護の順となっています 日常生活圏域 訪問 介護 訪問 入浴 介護 訪問 看護 居宅サービス総費用額割合 訪問 リハヒ リ テーション 居宅療 養管理 指導 通所 介護 通所 短期入 短期入 リハヒ リ 所生活 所療養 テーション 介護 介護 特定施設 入居者 生活介護 福祉用 福祉用具貸与 具購入 津山市全域 % % % % % % % % % % % % % 東部圏域 % % % % % % % % % % % % % 西部圏域 % % % % % % % % % % % % % 南部圏域 % % % % % % % % % % % % % 北部圏域 % % % % % % % % % % % % % 中央部圏域 % % % % % % % % % % % % % 加茂 阿波圏域 % % % % % % % % % % % % % 勝北圏域 % % % % % % % % % % % % % 久米圏域 % % % % % % % % % % % % % 岡山県 % % % % % % % % % % % % % 住宅 改修 資料 : 介護保険事業情報告 訪問介護 訪問入浴介護 訪問看護 訪問リハビリテーション 居宅療養管理指導 通所介護 通所リハビリテーション 短期入所生活介護 短期入所療養介護 特定施設入居者生活介護 福祉用具貸与 福祉用具購入 住宅改修 居宅サービス総費用額割合 % 5.0% 1% 15.0% 2% 25.0% 3% 35.0% 4% 0.8% 0.6% 3.2% 4.4% 0.2% 0.6% 0.3% 1.1% 2.6% 1.2% 0.5% 0.4% 1.5% 1.3% 6.4% 9.4% 5.2% 5.7% 15.4% 12.9% 14.0% 13.9% 14.5% 11.8% 津山市 岡山県 35.4% 36.7% --

58 3 地域密着型サービス 津山市全域について 地域密着型サービス総費用額に占める各サービスの費用額を岡山県 と比較すると 認知症対応型通所介護 認知症対応型共同生活介護 地域密着型特定施設入居者生活介護の割合が高く 小規模多機能型居宅介護の割合が低くなっています 地域密着型サービスの種類ごとにみると 認知症対応型共同生活介護が最も高く 次いで小規模多機能型居宅介護 地域密着型特定施設入居者生活介護の順となっています 地域密着型サービス総費用額割合 日常生活圏域 定期巡回 随時対応型訪問介護看護 夜間対応型訪問介護 認知症対応型通所介護 小規模 多機能型 居宅介護 認知症対応型共同生活介護 地域密着型特定施設入居者 生活介護 地域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護 複合型サービス 津山市全域 % % % % % % % % 東部圏域 % % % % % % % % 西部圏域 % % % % % % % % 南部圏域 % % % % % % % % 北部圏域 % % % % % % % % 中央部圏域 % % % % % % % % 加茂 阿波圏域 % % % % % % % % 勝北圏域 % % % % % % % % 久米圏域 % % % % % % % % 岡山県 % % % % % % % % 資料 : 介護保険事業状況報告 地域密着型サービス総費用額割合 定期巡回 随時対応型訪問介護看護 夜間対応型訪問介護 認知症対応型通所介護 小規模多機能型居宅介護 認知症対応型共同生活介護 地域密着型特定施設入居者生活介護 地域密着型介護老人福祉施設入居者生活介護 複合型サービス % 1% 2% 3% 4% 5% 6% 7% % 0.6% % % 4.3% 3.7% 1.2% 0.2% % 0.1% 15.8% 21.7% 14.9% 14.8% 64.8% 57.9% 津山市 岡山県 --

59 4 施設サービス 津山市全域について 介護老人福祉施設が % と最も高く 次いで介護老人保健施設 (%) 介護療養型医療施設(%) の順となっています 岡山県と比べると 介護老人福祉施設 介護療養型医療施設の割合が高く 介護老人保健 施設の割合が低くなっています 施設サービス総費用額割合 日常生活圏域 介護老人福祉施設 介護老人保健施設 介護療養型医療施設 津山市全域 % % % 東部圏域 % % % 西部圏域 % % % 南部圏域 % % % 北部圏域 % % % 中央部圏域 % % % 加茂 阿波圏域 % % % 勝北圏域 % % % 久米圏域 % % % 岡山県 % % % 資料 : 介護保険事業状況報告 施設サービス総費用額割合 % 1% 2% 3% 4% 5% 6% 介護老人福祉施設 55.8% 53.5% 介護老人保健施設 37.2% 40.4% 介護療養型医療施設 7.0% 6.1% 津山市 岡山県 --

60 51 人あたり介護サービス費用額 本市の介護サービス別 1 人あたり平均費用額は 居宅サービスが約 万円 地域密着型サービスが約 万円 施設サービスが約 万円となっています 地域密着型サービスでは居宅サービスの約 倍 施設サービスでは 居宅サービスの約 3 倍程度の費用がかかっています 地域密着型サービス 施設サービスは岡山県よりも高く 特に施設サービスで高くなって います 1 人あたり介護サービス費用額 ( 津山市 岡山県 ) 0 50, , , , , , , ,000 ( 円 ) 居宅 93, ,659 91,016 94,600 97,831 92,587 74,851 84, ,588 96,119 地域密着施設 231, , , , , , , , , , , , , , , , , , , ,671 津山市全域 東部圏域 西部圏域 南部圏域 北部圏域 中央部圏域 加茂 阿波圏域 勝北圏域 久米圏域 岡山県 資料 : 介護保険事業状況報告 --

61 (5) サービス別利用状況 (5)1 居宅サービス 1 サービス利用者数の推移 サービス利用者数の推移をみると 通所介護 福祉用具貸与 介護予防通所介護の利用者 数が特に増えていることが分かります 津山市全域 ( 介護給付 ) サービス利用者数の推移 平成 年 月平成 年 月平成 年 月区分 伸び率 (C/A) (A) (B) (C) 訪問介護 訪問入浴介護 訪問看護 訪問リハビリテーション 居宅療養管理指導 通所介護 通所リハビリテーション 短期入所 特定施設入居者生活介護 居宅介護支援 福祉用具貸与 福祉用具購入 住宅改修 津山市全域 ( 予防給付 ) 単位 : 人 資料 : 介護保険事業状況報告 ( 居宅介護支援 福祉用具購入 住宅改修は年平均値 ) 平成 年 月平成 年 月平成 年 月区分 伸び率 (C/A) (A) (B) (C) 介護予防訪問介護 介護予防訪問入浴介護 介護予防訪問看護 介護予防訪問リハビリテーション 介護予防居宅療養管理指導 介護予防通所介護 介護予防通所リハビリテーション 介護予防短期入所 介護予防特定施設入居者生活介護 介護予防支援 介護予防福祉用具貸与 介護予防福祉用具購入 介護予防住宅改修 単位 : 人 資料 : 介護保険事業状況報告 ( 介護予防支援 介護予防福祉用具購入 介護予防住宅改修は年平均値 ) --

62 2 サービス種類別費用額の推移 サービス種類別費用額の推移をみると 介護給付 予防給付ともに特に通所介護の費用額 が増加しています 津山市全域 ( 介護給付 ) サービス種類別費用額の推移 平成 年 月平成 年 月平成 年 月区分 伸び率 (C/A) (A) (B) (C) 訪問介護 訪問入浴介護 訪問看護 訪問リハビリテーション 居宅療養管理指導 通所介護 通所リハビリテーション 短期入所 特定施設入居者生活介護 居宅介護支援 福祉用具貸与 福祉用具購入 住宅改修 単位 : 円 資料 : 介護保険事業状況報告 ( 居宅介護支援 福祉用具購入 住宅改修は年平均値 ) 津山市全域 ( 予防給付 ) 平成 年 月平成 年 月平成 年 月区分 伸び率 (C/A) (A) (B) (C) 介護予防訪問介護 介護予防訪問入浴介護 介護予防訪問看護 介護予防訪問リハビリテーション 介護予防居宅療養管理指導 介護予防通所介護 介護予防通所リハビリテーション 介護予防短期入所 介護予防特定施設入居者生活介護 介護予防支援 介護予防福祉用具貸与 介護予防福祉用具購入 介護予防住宅改修 単位 : 円 資料 : 介護保険事業状況報告 ( 介護予防支援 介護予防福祉用具購入 介護予防住宅改修は年平均値 ) --

63 居宅サービスにおける費用額の見込み値と実績の比較 平成 24 年度 予防給付介護給付合計 平成 25 年度 資料 : 介護保険事業状況報告 前計画における見込み値を とした場合の実績値 居宅介護支援 介護予防支援における費用額の見込み値と実績の比較 平成 24 年度予防給付 介護給付 平成 25 年度合計 3 日常生活圏域別サービス利用率 日常生活圏域別のサービス利用率については で介護給付を で予防給付の 利用率を示します 資料 : 介護保険事業状況報告 前計画における見込み値を とした場合の実績値 --

64 ア 訪問介護 訪問介護の利用率は 南部圏域 中央部圏域での予防給付の利用率が特に高くなって います 平成 年 月 平成 年 月 訪問介護利用率 イ 訪問入浴介護 訪問入浴介護の利用率は 予防給付での利用はなく 介護給付についても すべての圏域で概ね1% から2% と低くなっています 平成 年 月 市全域 平成 年 月 市全域 東部圏域 西部圏域 南部圏域 市全域 1.6 東部圏域 0.7 西部圏域 北部圏域 訪問入浴介護利用率 1.2 南部圏域 北部圏域 53.5 中央部圏域 43.4 中央部圏域 加茂 阿波圏域 3 加茂 阿波圏域 12.7 利用率 : 訪問介護利用人数 / 介護 ( 予防 ) 給付対象者 介護給付 予防給付 利用率 : 訪問入浴介護利用人数 / 介護 ( 予防 ) 給付対象者 勝北圏域 25.7 勝北圏域 久米圏域 23.7 久米圏域 東部圏域 0.8 西部圏域 南部圏域 北部圏域 2.0 中央部圏域 0.9 加茂 阿波圏域 勝北圏域 2.1 久米圏域 市全域 東部圏域 西部圏域 南部圏域 北部圏域 中央部圏域 加茂 阿波圏域 勝北圏域 0.9 久米圏域 --

65 ウ 訪問看護 訪問看護の利用率は 介護予防給付については 全体的に低く 介護給付については 津山市全域でみると概ね 5% 程度ですが 中央部圏域 久米圏域で 6% 以上と高くなっ ています 平成 年 月 平成 年 月 市全域 訪問看護利用率 エ 訪問リハビリテーション 訪問リハビリテーションの利用率は すべての圏域で低くなっています 平成 年 月 市全域 平成 年 月 東部圏域 西部圏域 南部圏域 訪問リハビリテーション利用率 0.5 北部圏域 中央部圏域 3.1 加茂 阿波圏域 市全域 4.3 東部圏域 東部圏域 4.4 西部圏域 西部圏域 南部圏域 南部圏域 市全域 東部圏域 西部圏域 南部圏域 0.7 北部圏域 4.2 利用率 : 訪問看護利用人数 / 介護 ( 予防 ) 給付対象者 北部圏域 北部圏域 中央部圏域 中央部圏域 中央部圏域 5.2 加茂 阿波圏域 加茂 阿波圏域 利用率 : 訪問リハビリテーション利用人数 / 介護 ( 予防 ) 給付対象者 1.6 加茂 阿波圏域 5.4 勝北圏域 1.4 勝北圏域 勝北圏域 勝北圏域 久米圏域 1.7 久米圏域 久米圏域 久米圏域 --

66 オ 居宅療養管理指導 居宅療養管理指導の利用率は 予防給付については 全体的に低くなっています 介 護給付については 津山市全域では4% から5% 程度ですが 西部圏域 中央部圏域で は6% 前後となっており 他の圏域に比べ高くなっています 居宅療養管理指導利用率 平成 年 月 市全域東部西部南部北部中央部加茂 阿波勝北久米 圏域圏域圏域圏域圏域圏域圏域圏域 平成 年 月 市全域 1 2 3東部 4 5西部 6 7 南部 8 9北部 中央部 12 加茂 阿波 勝北 16 17久米 18 圏域 圏域 圏域 圏域 圏域 圏域 圏域 圏域 利用率 : 居宅療養管理指導利用人数 / 介護 ( 予防 ) 給付対象者 カ 通所介護 通所介護の利用率は 津山市全域では 介護給付で % 程度 予防給付で % 程度で すが 予防給付については 西部圏域 久米圏域で % 以上と特に高くなっています 通所介護利用率 平成 年 月 市全域 1 2 3東部 4 5西部 6 7 南部 8 9北部 中央部 12 加茂 阿波 勝北 16 17久米 18 圏域 圏域 圏域 圏域 圏域 圏域 圏域 圏域 平成 年 月 市全域 東部圏域 西部圏域 南部圏域 北部圏域 中央部圏域 加茂 阿波圏域 31.7 利用率 : 通所介護利用人数 / 介護 ( 予防 ) 給付対象者 40.5 勝北圏域 久米圏域 --

67 キ 通所リハビリテーション 通所リハビリテーションの利用率は 予防給付については 勝北圏域が他の圏域に比 べて特に高くなっています また 西部圏域 南部圏域 久米圏域では 利用率が低くなっています 通所リハビリテーション利用率 平成 年 月 市全域 平成 年 月 市全域 ク 短期入所 短期入所の利用率は 予防給付については 全体的に利用率が低く 介護給付については 東部圏域 西部圏域 北部圏域 久米圏域で高くなっています 短期入所利用率 平成 年 月 市全域 平成 年 月 市全域 東部圏域 東部圏域 東部圏域 東部圏域 西部圏域 西部圏域 西部圏域 西部圏域 南部圏域 南部圏域 利用率 : 通所リハビリテーション利用人数 / 介護 ( 予防 ) 給付対象者 南部圏域 南部圏域 北部圏域 北部圏域 北部圏域 北部圏域 中央部圏域 中央部圏域 中央部圏域 中央部圏域 加茂 阿波圏域 18.6 加茂 阿波圏域 加茂 阿波圏域 1.4 加茂 阿波圏域 利用率 : 短期入所利用人数 / 介護 ( 予防 ) 給付対象者 27.4 勝北圏域 31.1 勝北圏域 1.6 勝北圏域 1.4 勝北圏域 久米圏域 6.8 久米圏域 1.5 久米圏域 3.4 久米圏域 --

68 ケ 特定施設入居者生活介護 特定施設入居者生活介護の利用率は 南部圏域で利用率が他の圏域に比べて高くなっ ています 平成 年 月 平成 年 月 特定施設入居者生活介護利用率 市全域東部西部南部北部中央部加茂 阿波勝北久米 圏域圏域圏域圏域圏域圏域圏域圏域 コ 福祉用具貸与 福祉用具貸与の利用率は 介護給付ではあまり大きな違いはありませんが 予防給付では東部圏域が他の圏域に比べて利用率が低くなっています 福祉用具貸与利用率 平成 年 月 市全域 市全域 平成 年 月 東部圏域 西部圏域 34.8 利用率 : 特定施設入居者生活介護利用人数 / 介護 ( 予防 ) 給付対象者 南部圏域 19.8 北部圏域 中央部圏域 加茂 阿波圏域 市全域 東部圏域 東部圏域 西部圏域 西部圏域 南部圏域 南部圏域 北部圏域 北部圏域 中央部圏域 中央部圏域 加茂 阿波圏域 加茂 阿波圏域 利用率 : 福祉用具貸与利用人数 / 介護 ( 予防 ) 給付対象者 28.4 勝北圏域 勝北圏域 21.6 勝北圏域 久米圏域 久米圏域 久米圏域 --

69 (5)2 地域密着型サービス 1 サービス利用者数の推移 サービス利用者数の推移をみると 介護給付における小規模多機能型居宅介護 地域密着 型特定施設入居者生活介護の利用者が増加しています 津山市全域 ( 介護給付 ) サービス利用者数の推移 区分 平成 年 月 平成 年 月 平成 年 月 定期巡回 随時対応型訪問介護看護 夜間対応型訪問介護 認知症対応型通所介護 小規模多機能型居宅介護 認知症対応型共同生活介護 地域密着型特定施設入居者生活介護 地域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護 複合型サービス 津山市全域 ( 予防給付 ) 単位 : 人 区分 平成 年 月 平成 年 月 平成 年 月 介護予防認知症対応型通所介護 介護予防小規模多機能型居宅介護 介護予防認知症対応型共同生活介護 単位 : 人 2 サービス種類別費用額の推移 サービス種類別費用額の推移をみると 介護給付における小規模多機能居宅介護と地域密 着型特定施設入居者生活介護が増加傾向となっています 津山市全域 ( 介護給付 ) サービス種類別費用額の推移 区分 平成 年 月 平成 年 月 平成 年 月 定期巡回 随時対応型訪問介護看護 夜間対応型訪問介護 認知症対応型通所介護 小規模多機能型居宅介護 認知症対応型共同生活介護 地域密着型特定施設入居者生活介護 地域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護 複合型サービス 単位 : 円 --

70 津山市全域 ( 予防給付 ) 区分 平成 年 月 平成 年 月 平成 年 月 介護予防認知症対応型通所介護 介護予防小規模多機能型居宅介護 介護予防認知症対応型共同生活介護 地域密着型サービスにおける費用額の見込み値と実績の比較 平成 24 年度 予防給付介護給付合計 平成 25 年度 単位 : 円 資料 : 介護保険事業状況報告 前計画における見込み値を とした場合の実績値 --

71 3 日常生活圏域別サービス利用率 ア 認知症対応型通所介護 認知症対応型通所介護の利用率は すべての圏域で % 未満と利用率が低くなっています 平成 年 月 市全域 平成 年 月 市全域 認知症対応型通所介護利用率 イ 小規模多機能型居宅介護 小規模多機能型居宅介護の利用率は すべての圏域で % 未満となっています 小規模多機能型居宅介護が未整備の加茂 阿波圏域においては ほとんど利用者がありません 平成 年 月 市全域 平成 年 月 小規模多機能型居宅介護利用率 市全域 東部圏域 東部圏域 東部圏域 東部圏域 西部圏域 西部圏域 西部圏域 西部圏域 南部圏域 南部圏域 利用率 : 認知症対応型通所介護利用人数 / 介護 ( 予防 ) 給付対象者 南部圏域 南部圏域 北部圏域 北部圏域 北部圏域 北部圏域 中央部圏域 中央部圏域 中央部圏域 中央部圏域 加茂 阿波圏域 加茂 阿波圏域 加茂 阿波圏域 加茂 阿波圏域 勝北圏域 勝北圏域 1.6 勝北圏域 1.4 勝北圏域 1.5 久米圏域 2.3 久米圏域 4.1 久米圏域 3.2 久米圏域 利用率 : 小規模多機能型居宅介護利用人数 / 介護 ( 予防 ) 給付対象者 --

72 ウ 認知症対応型共同生活介護 認知症対応型共同生活介護の利用率は 介護給付では すべての圏域で利用率が % 程度となっています 平成 年 月 市全域 平成 年 月 認知症対応型共同生活介護利用率 市全域 エ 地域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護 地域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護の利用は 南部圏域のみとなっています 地域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護利用率 平成 年 月 市全域 平成 年 月 市全域 東部圏域 東部圏域 東部圏域 東部圏域 西部圏域 西部圏域 西部圏域 西部圏域 南部圏域 南部圏域 利用率 : 認知症対応型共同生活介護利用人数 / 介護 ( 予防 ) 給付対象者 南部圏域 南部圏域 北部圏域 北部圏域 北部圏域 北部圏域 中央部圏域 中央部圏域 中央部圏域 中央部圏域 利用率 : 地域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護利用人数 / 介護給付対象者 加茂 阿波圏域 加茂 阿波圏域 加茂 阿波圏域 加茂 阿波圏域 勝北圏域 勝北圏域 勝北圏域 勝北圏域 9.7 久米圏域 10.2 久米圏域 久米圏域 久米圏域 --

73 (5)3 施設サービス 施設サービスの利用者数は 介護老人福祉施設の割合が 6 割程度 介護老人保健施設の割 合が % 程度 介護療養型医療施設の割合が 5% 程度となっています 各施設ごとの入所者に占める日常生活圏域別利用者割合をみると 介護老人福祉施設では 東部圏域 西部圏域 南部圏域 勝北圏域 久米圏域が 介護老人保健施設では 東部圏域 北部圏域 中央部圏域 加茂 阿波圏域 勝北圏域が 介護療養型医療施設では 北部圏域 加茂 阿波圏域の利用者割合が増加しています 施設サービス利用者数の推移 区分 平成 年 月 平成 年 月 平成 年 月 津山市全 域 施設利用者数 人 人 人 介護老人福祉施設 人 () 人 () 人 () 介護老人保健施設 人 () 人 () 人 () 介護療養型医療施設 人 ( ) 人 ( ) 人 () 資料 : 介護保険事業状況報告 ( ) 内は構成比 介護老人福祉施設利用者割合の推移 ( 日常生活圏域別 ) 東部圏域西部圏域南部圏域北部圏域中央部圏域加茂 阿波圏域勝北圏域久米圏域その他 平成 24 年 平成 25 年 資料 : 介護保険事業状況報告 介護老人保健施設利用者割合の推移 ( 日常生活圏域別 ) 東部圏域西部圏域南部圏域北部圏域中央部圏域加茂 阿波圏域勝北圏域久米圏域その他 平成 24 年平成 25 年 資料 : 介護保険事業状況報告 --

74 津山市全域 ( 人 ) 介護療養型医療施設利用者割合の推移 ( 日常生活圏域別 ) 東部圏域西部圏域南部圏域北部圏域中央部圏域加茂 阿波圏域勝北圏域久米圏域その他 平成 24 年 平成 23 年 10 月平成 24 年 10 月平成 25 年 10 月 介護老福祉施設介護老保健施設介護療養型医療施設 資料 : 介護保険事業状況報告 施設サービス費用額の推移 区 分 平成 年 月平成 年 月平成 年 月伸び率 (A) (B) (C) (C/A) 施設利用費用額 円 円 円 円 円 円 介護老人福祉施設 () () () 介護老人保健施設 円 円 円 () () () 介護療養型医療施設 円 円 円 () () () 資料 : 介護保険事業状況報告 ( ) 内は構成比 施設サービス利用者の推移 ( 津山市全域 ) 2.0 平成 25 年

75 施設サービスにおける費用額の見込み値と実績の比較 平成 24 年度 平成 25 年度 介護給付 施設入所者の要介護度分布をみると 津山市全体では約 7 割が要介護 4および要介護 5の 重度者となっています 施設入所者の要介護度分布をみると 加茂 阿波圏域 南部圏域 久米圏域 西部圏域では 要介護 4および要介護 5の割合が7 割以 施設入所者の要介護度分布 資料 : 介護保険事業状況報告 前計画における見込み値を とした場合の実績値 --

76 (6) 介護保険事業の円滑な運営 (6)1 介護保険サービスの質の向上 市民へ介護保険制度を周知する手段として ガイドブック ハンドブック 広報紙などを活用するほか 出前講座など説明会も開催しました しかしながら 介護保険サービスが必要な状態にありながら 介護保険サービスを受けていない人や受けようとしていない人への周知が課題となっています また 介護を国民全体で支え合う 自ら介護予防に努める という介護保険事業の趣旨を十分理解していただきながら 市民全体への介護保険制度の周知に努めていく必要があります (6)2 介護給付の適正化 第 2 期岡山県介護給付適正化計画との整合性を保ちつつ 認定調査状況のチェック ケアプランチェック 住宅改修に関する調査 給付費通知等の主要事業を通じ 事業者の指導 監督を行いました また 国保連介護給付適正化システムを活用したケアプランの点検 国保連への業務委託による医療情報との突合 縦覧点検等を行いました 実績等については 第 2 章 4 高齢者福祉の現状と評価 に掲載 (6)3 地域密着型サービス等の指定および指導監督 提供されるサービスの向上のため 事業者に対する定期的な実地指導 介護事業従事者に対する研修会を行いました また 学識経験者 地域ケア団体代表 被保険者等で構成される地域密着型サービス運営委員会において 事業運営について審議しました 平成 年度には 定員 人以下の小規模な通所介護事業所について 地域密着型通所介護事業所として 市町村が指定および指導監督を行うこととなることが予定されているため 今後 実地指導の体制について検討が必要です (6)4 相談体制の充実および苦情処理 高齢者の相談については 地域包括支援センターを総合相談窓口と位置付け 対応しました 年々 複雑な相談が増えているため 地域包括支援センターの充実が必要です また 苦情処理については 介護保険に関する苦情処理機関として 岡山県介護保険審査会および国保連合会が制度上位置付けられていますが 市民に最も身近な窓口として また 保険者として 本市でも市民からの苦情に直接対応しました 今後も関係機関と連携を取りながら 適切な対応に努めなければなりません 相談の実績等については 第 2 章 5 地域支援事業の現状と評価 41 に掲載 --

77 (6)5 関係機関 部門との連携 介護保険事業者連絡協議会に対する運営協力や事業者に対する定期的な指導 研修会の実施を通じ 情報提供と事業者間の情報交換の機会の確保に努めました また 庁内の関係部門 指定事業者 地域包括支援センター等の関係機関との連携についても強化に努めてきました 平成 年度の制度改正においては 医療介護連携が地域包括ケアシステムに組み込まれるなど ますます連携を強化することが必要となってきます (6)6 計画の進捗管理と公表 高齢者保健福祉計画 介護保険事業計画については それぞれの運営協議会において事業の進捗状況等の審議をし 適正な運営に努めました また 事業の実績については 事務報告等によりインターネット等を通じて広く公表しました 今後も 適正な進捗管理を行うとともに 積極的な情報の公表に努める必要があります --

78 7 認知症高齢者の要介護認定の現状と評価 介護保険制度の開始以来 認知症高齢者対策を重要課題として啓発活動等に取組んできました 認知症高齢者を抱える家族の会など関係団体と連携して 認知症への正しい理解とケアの手法を 広げていくために健康教育 介護教室等を行うとともに 認知症ささえあえるまちづくり講座や 認知症サポーター養成講座など 認知症を地域で支える取組みを行ってきました また 認知症高齢者の状態別に要介護認定の状況を見ても 介護度が重くなるにつれて認知症 の状態も重くなっており 介護者への負担も大きく 負担軽減のための支援が必要になります 第 6 期計画においては 認知症施策の推進が重要な課題となっており 本市においても 積極 的に取組む必要があります 認知症高齢者の日常生活自立度 区 分 人 数 割 合 自立 人 % Ⅰ 人 % Ⅱ 人 % Ⅱ 人 % Ⅲ 人 % Ⅲ 人 % Ⅳ 人 % 人 % 合 計 人 % 資料 : 津山市認定システム ( 平成 年 月 ) 認知症高齢者の日常生活自立度 ( 要介護度別 ) 区 分 要支援 1 要支援 2 要介護 1 要介護 2 要介護 3 要介護 4 要介護 5 総計 自立 人 人 人 人 人 人 人 人 (%) (%) (%) (%) (%) (%) (%) (%) Ⅰ 人 人 人 人 人 人 人 人 (%) (%) (%) (%) (%) (%) (%) (%) Ⅱ 人 人 人 人 人 人 人 人 (%) (%) (%) (%) (%) (%) (%) (%) Ⅱ 人 人 人 人 人 人 人 人 (%) (%) (%) (%) (%) (%) (%) (%) Ⅲ 人 人 人 人 人 人 人 人 (%) (%) (%) (%) (%) (%) (%) (%) Ⅲ 人 人 人 人 人 人 人 人 (%) (%) (%) (%) (%) (%) (%) (%) Ⅳ 人 人 人 人 人 人 人 人 (%) (%) (%) (%) (%) (%) (%) (%) M 人 人 人 人 人 人 人 人 (%) (%) (%) (%) (%) (%) (%) (%) 合計 人 人 人 人 人 人 人 人 (%) (%) (%) (%) (%) (%) (%) (%) 上段は人数 下段は構成比 --

79 8 地域ケア体制の現状と評価 (1 高齢者が活躍できる環境づくりの推進 (1)1 シルバー人材センターへの支援 ( 高齢者就労促進事業 ) 臨時的かつ短期的な就業およびその他軽易な業務に係る就業の機会を提供する取組みを行いました 具体的には 就業機会の開拓および提供 技能講習会や研修会の実施 安全 適正就業の推進 無料職業紹介等の事業を実施し 高齢者の就労を促進しました 新総合事業においては ワンコイン事業など生活支援サービスのひとつとして期待される事業もあり 今後も積極的な支援が必要です 会員の年齢別構成 年 齢 男 性 女 性 合 計 構成比 歳以下 人 人 人 % ~ 歳 人 人 人 % ~ 歳 人 人 人 % ~ 歳 人 人 人 % 歳以上 人 人 人 % 合計 人 人 人 % 資料 : 平成 年 月 日現在 (1)2 ボランティア活動の推進 ボランティア活動の社会的意義 福祉の基本理念であるノーマライゼーションの考え方 地域におけるボランティアの役割などに関する講座や教室に対する支援を行いました 新総合事業においては 地域でのボランティアが事業の一翼を担うことを期待されており 今後も継続して支援する必要があります (1)3 老人クラブ活動への支援 老人クラブは自主的な組織として運営されており 仲間づくりや生きがい 健康づくりなど生活を豊かにする活動を行っています また 個々の知識や経験を生かして 地域を豊かにする社会活動にも取組んでおり より充実した活動となるよう引き続き支援が必要です 老人クラブ数および会員数の推移 区 分 平成 年度 平成 年度 平成 年度 平成 年度 平成 年度 クラブ数 クラブ クラブ クラブ クラブ クラブ 会員数 人 人 人 人 人 --

80 (2) 市民参加のまちづくり (2)1 地域との連携町内会 民生委員 愛育委員 栄養委員等が中心になって地域住民を主体とした自主的活動 めざせ元気!! こけないからだ講座 などを通じて地域との連携に努めました 地域包括ケアシステムの構築にあたっては 地域との連携が必要不可欠であるため さらに連携を強化しなければなりません (2)2 住民への啓発住民向け研修会等 ( 高齢者虐待防止研修会 弁護士等専門職に個別相談ができる高齢者 障がい者なんでも相談会 高齢者の総合相談窓口である地域包括支援センターのセンターフェアや介護おたすけ講座等 ) を開催し 高齢者が安心して日常生活を送ることができるように努めました 地域包括ケアシステムにおいては 地域住民が地域福祉の担い手となることから 今後も研修会等の積極的な実施に努めなければなりません (2)3 地域活動町内会 民生委員 愛育委員 栄養委員 老人クラブなどが中心となって構成する 市民の健康と福祉のまちづくり支部推進会議 の活動として 健康づくり活動 子育て支援活動 食育活動 在宅援護活動 三世代ふるさと活動などを実施しました 地域の絆を強め 地域づくりを推進する 市民の健康と福祉のまちづくり支部推進会議 の活動については 今後も積極的な支援が必要です (2)4 地域交流の場の確保地域支援体制の環境づくりや高齢者等の地域交流を深めるために 公共施設等の有効活用により 地域活動の活性化に努めました 今後は 空き家の活用についても研究 検討していかなければなりません (2)5 人材の育成 確保ボランティア活動の社会的意義 福祉の基本理念であるノーマライゼーションの考え方 地域におけるボランティアの役割など 基本的な知識を高齢者に正しく理解してもらうために 講座や教室を開催しました 今後は 育成したボランティアに適切な活動の場を提供するため ボランティアとボランティアを必要とする人をつなぐネットワークについて 社会福祉協議会と連携し 構築していく必要があります --

81 (3) 生活環境 住環境の整備 (3)1 安全で快適な都市環境の整備 津山市では 人にやさしいまちづくり条例を制定し 高齢者や障害のある方等の活動を妨げているさまざまな障壁を取り除き バリアフリー社会の実現を目指しています 安全な生活環境の確保のため バリアフリーの適合証の発行などを行い 公共的施設のバリアフリー化を促進しました 今後も引き続き バリアフリー社会の実現を目指し 積極的な促進を図らなければなりません (3)2 高齢者の交通施策の充実 高齢者の外出を支援するためには 公共交通機関の確保は重要な問題です 維持継続できる地域公共交通体系づくりを基本方針として 平成 年度に 津山市地域公共交通総合連携計画 を策定しました また 公共交通施策に関する諸課題に対応し 地域の実情に即した輸送サービスの実現を図るために津山市地域公共交通会議を設置し議論を進めてきました 今後も高齢者の増加が予想されており 特に中山間部の公共交通機関については その充実が課題となっています (3)3 高齢者向け住宅の確保 人にやさしいまちづくり条例の理念を取り入れ 高齢者の住み良い環境が整備されるよう施策を実施しています その施策のひとつである公営住宅整備については 公営住宅法第 5 条 公営住宅の整備は 国土交通省令で定める整備基準に従い 行わなければならない と規定されているところですが ここ最近では 公営住宅の新規整備は行われていません (4) 高齢者の安全対策 (4)1 交通安全教育の充実 高齢者が関係する交通事故を防止するとともに 受講生が交通安全啓発の指導的役割を担うことを目的として 交通指導員による 交通安全教室 を実施しました また 岡山県交通安全協会のシルバーサポーターにより 世帯訪問 個人指導 行事等における指導を行いました 交通事故の死者数は年々減少傾向にある一方 歳以上の高齢者が占める割合が高くなっています さらに近年では 事故の被害者だけでなく加害者になるケースも増えているため 今後も交通安全教育を推進する必要があります [ 交通安全教室実施状況 ] 区分 平成 年度 平成 年度 平成 年度 平成 年度 平成 年度 交通安全教室実施回数 回 回 回 回 回 --

82 (4)2 火災の予防対策 火災予防対策として 消防防災指導員 地区消防団による啓発活動を行いました 一人暮らし高齢者や高齢者のみの世帯が増加しており 今後も地域における火災予防対策の実施が必要です (4)3 災害時の高齢者への対応 津山市災害時要援護者避難支援プラン の作成から現在までに 大きな災害は発生してい ませんが 不測の事態に備え 支援プランに基づき民生委員 消防団とは 災害時要援護者支援台帳 を共有し 連携の強化を図りました 今後も 随時 災害時要援護者支援台帳 の内容を更新するとともに さらに関係機関との連携を強化し 不測の事態に備えなければなりません (5) 情報提供 相談体制の充実 (5)1 高齢者相談体制の充実 地域の身近な相談窓口である地域包括支援センターを設置し 津山市 医療関係者 介護関係者と連携し 総合的な相談体制を整備しています 近年 一人暮らし高齢者世帯や高齢者のみの世帯の増加に伴い 権利擁護や市民後見など新たなニーズも増加していることから さらなる体制整備 充実を行わなければなりません (5)2 広報 情報提供の充実 情報提供の手段として 広報つやま のほか 平成 年に発行した 暮らしの便利帳 津山市暮らしの便利帳 電子書籍版 や出前講座等を活用しました 複雑な介護保険制度 高齢者福祉施策を周知するにあたり できるだけ平易な用語を使うことに努めました 平成 年度からの制度改正については 大幅な改正が予定されており 改正内容等について細やかな情報提供をしなければなりません --

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84 第 3 章 計画の基本的な考え方

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86 第 3 章 計画の基本的な考え方 津山市が目指すまちの姿 高齢者が その人らしく いつまでも 地域で はつらつ暮らすまち つやま ~ 基本目標 ~ 1 健康づくりの推進 2 高齢者福祉の充実 3 地域支援事業の推進 4 介護保険サービスの充実 5 地域ケア体制の推進 --

87 1 計画の基本目標 (1) 健康づくりの推進 高齢者ができる限り要介護状態にならず健やかな生活を送ることができるように 疾病の早期発 見 早期対応 生活習慣の改善などを通じた健康づくりに努めます (2) 高齢者福祉の充実 高齢者の誰もが安心で快適な生活ができるように 日常生活の支援 家族介護者の精神的 経済的な負担の軽減や高齢者社会参加活動の促進を支援します また 高齢者の生命と尊厳 権利を保持し 適切なサービスを利用することができるようサービスの質 量の充実を図ります さらに 今後増加する認知症高齢者に適切に対応するため 早期診断 対応を行うなど 本人や家族への支援を実施する体制を構築します (3) 地域支援事業の推進 地域包括支援センターの機能強化を図るとともに 高齢者が要支援 要介護状態にならないための介護予防を推進するほか 地域包括支援センターを中心とした包括的 継続的なマネジメント機能を強化します また 介護予防 生活支援サービス については 国のガイドラインを踏まえて 平成 年 4 月から開始し 本市の特性に応じた事業の創出を図ります (4) 介護保険サービスの充実 高齢者が介護を必要とする状態になっても できる限り住み慣れた地域や家庭で自ら選択したサービスを利用し 自立した生活を送ることができるように介護保険サービスの質の向上を図ります (5) 地域ケア体制の推進 高齢者自身が地域社会の中で自らの経験と知識を生かして 社会の一員として活躍することができるように 保健 医療 福祉の関係者をはじめ 地域の各種団体や市民が連携した環境づくりを推進し 津山市の実情に応じた地域包括ケアシステムの構築を推進します --

88 [ 高齢者支援体制イメージ図 健康づくりの推進 栄養 食生活 身体活動 運動 休養 こころの健康づくり 歯の健康 たばこ アルコール 生活習慣病 高齢者福祉施策 高齢者生活支援事業 家族介護者支援事業 高齢者権利擁護事業 高齢者全般 一般高齢者 二次予防事業対象者 ( 要介護状態に進行するリスクのある高齢者 ) 要支援 要介護高齢者 要支援 要介護 1 2 1~5 任意 事業 包括的支援 事業 介護予防 日常生活支援総合事業 予防給付 介護給付 地域支援事業 介護保険事業 介護予防 日常生活支援 総合事業 ( 平成 年 月 ~) 介護予防 生活支援サービス事業 訪問型サービス 通所型サービス 生活支援サービス 介護予防支援事業 ( ケアマネジメント ) 一般介護予防事業 平成 年度までは 介護予防事業 ( 一次予防事業 二次予防事業 ) 平成 年度までは 介護予防 日常生活支援総合事業に含まれる介護予防給付における訪問介護 通所介護は含まない [ 地域支援事業イメージ図 ] 包括的支援事業 総合相談支援業務 権利擁護業務 包括的 継続的ケアマネジメント業務 在宅医療 介護連携の推進 認知症施策の推進 生活支援サービスの体制整備 任意事業 介護給付等費用適正化事業 食の自立支援事業 家族介護教室 介護用品支給事業 家族介護者交流事業 家族介護慰労金支給事業 成年後見制度利用支援事業 介護相談員派遣事業 高齢者虐待防止事業 --

89 [ 津山市地域包括支援センターイメージ図 ] 自立した生活を支援すること さまざまな相談ごと 権 利 を 守 る こ と 介護予防ケアマネジメント業務 介護の必要な状態にならないよう また重度化しないよう 高齢者の生活機能 意欲を高める事を目指した二次予防事業対象者および予防給付対象者へのケアプランの作成 身体の機能に不安がある など 総合相談支援業務 高齢者の介護に関する悩みや 健康や福祉 医療や生活に関することなど あらゆる相談に対応 近所の一人暮らしの高齢者が心配 介護保険のことがよく分からない など 権利擁護業務 高齢者虐待や金銭 消費者トラブル 成年後見制度等の相談 悪質な訪問販売の被害にあった 財産管理に自信がなくなったと き 虐待を受けている人がいる 虐待をしてしまう など 地域包括支援センター 主任ケア 社会福祉士等 保健師等 マネジャー等 チームアプローチ 多岐にわたる相談業務に対応 するため福祉 医療 介護の専門的 知識を有する担当者が協力 して対応 地域のネットワークづくり 包括的 継続的ケアマネジメント 支援業務 地域における包括的 継続的なケアを実施するために関係機関との連携 協力体制を整備 ケアマネジャーのサポート など 小地域ケア会議の推進 地域住民が 行政 専門職等とともに地域課題の発見 解決を行う小地域ケア会議を推進 認知症施策の推進 認知症について市民の知識 理解の向上 認知症に関する正確な知識 支援方法 サービスなどの情報提供を行う 認知症サポーター キャラバンメイトの養成 認知症ささえあえるまちづくり事業の実施 など --

90 第 4 章 計画の取組み

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92 第 4 章 計画の取組み 1 健康づくりの推進 高齢になっても元気に過ごすためには 壮年期からの健康づくりが大切です 近年 急速な高齢化の進展や生活習慣の変化により がんや循環器疾患 糖尿病といった 生活習慣病 の疾病全体に占める割合が増加しています また 社会環境の多様化 複雑化により うつ病等の精神疾患で医療機関を受診する患者数も急増しており こころの健康 を守ることも 大きな課題となっています 津山市では 市民一人ひとりが 生きがいのある生活を送っている と思えるような健康づくりを推進するため 平成 年度に 第 2 次健康つやま を策定しました この計画では すべての市民が共に支え合い 健やかで幸せに暮らせる津山 を基本理念として 健康を形成する基本要素となる 栄養 食生活 身体活動 運動 歯の健康 たばこ アルコール 健康管理 についての生活習慣の改善を目指す からだの健康づくり と いきいきと自分らしく心豊かに生活することを目指した こころの健康づくり の2 本の柱を立て 健康寿命の延伸により すべての市民が 元気で長生きし やりたいことを いつでも いつまでも 続けることができることの出来る津山市の実現 に取組んでいます また ソーシャルキャピタル ( 社会的なつながりとそこから生まれる規範 信頼であり ネットワーク ご近所の底力 などによる連帯感 まとまり 問題解決力などを指す ) を積極的に推進し つなぐ つながる 支える 支えられる ことのできる津山を目指しています 栄養 食生活 食事の大切さを理解し こころもからだも健康になる食事をとることができる 身体活動 運動 個人で 仲間で 職場で 地域で楽しく運動できる 歯の健康 健何歳になっても自分の歯でおいしく食事ができる康 づ く たばこ アルコール り 健康のために たばこをやめることができるの ( 喫煙をやめたい人がやめる ) 推 飲みすぎには注意し 楽しくお酒を飲むことができる進 健康管理 自分の体の状態を知り 健康な生活を送ることができる 休養 こころの健康づくり 自分のこころの状態を知り 自分に合った適切な方法で こころ の健康を保つことができる 困った時には 身近な人や専門家に相談できる --

93 (1) 栄養 食生活 第 2 次健康つやま 策定のための健康基礎調査結果からは 歳代以上では 主食 主菜 副菜をそろえて食べる回数 (1 週間あたりの朝 昼 夕の合計 ) は 他の年代よりも摂取できていますが 昼食は 朝食 夕食に比べて 主食 主菜 副菜をそろえて食べる回数が少なく 充分とはいえない状況です 高齢期は体力の低下が現れはじめ 栄養不足や低栄養状態になりやすく さまざまな病気にかかりやすくなる時期です 主食 主菜 副菜をそろえて食べるバランスのよい食事の実践や薄味を心がけることで 低栄養予防 高血圧予防 生活習慣病予防に努め 食を楽しみ心豊かに元気で生活が送れるよう 働きかけます [ 栄養 食生活の実施目標 ] 区分 平成 年度末目標値 主食 主菜 副菜をそろえて食べる回数が増える 朝 昼 夕の合計が 回 週以上 第 次 健康つやま より (2) 身体活動 運動 第 2 次健康つやま 策定のための健康基礎調査結果からは 壮年期から高齢期まで経年的に比較すると 年代が上がるにつれて意識的に体を動かす人が増え 運動習慣者も増加しています 特に男性は 歳代以上になると急激に運動する人が増えており 自らに使える時間が増加し 加齢に伴う身体的変化から 健康が大切であることを強く実感する世代といえます 今後は 青壮年期と同様に 生活活動の活発化を促し日々の生活を活発と感じられたり 運動を始めようと思った時に仲間や運動の情報を容易に入手できる環境を整備することで 運動習慣者が増えるような取組みを推進します また 運動習慣の定着化と地域交流を目的とした こけないからだ講座等への積極的な参加を呼びかけ 筋力向上により足腰に痛みの少ない体づくりを推進します [ 身体活動 運動の実施目標 ] 区分 平成 年度末目標値 日常生活を活発に送っていると感じる人が増える % 以上 健康情報を気軽に入手できると感じる人が増える % 以上 こけないからだ講座に参加している人が増える 箇所以上 参加実人数 人以上 運動習慣者が増える % 以上 足腰に痛みのない人が増える 腰痛 % 以下 手足の関節の痛み % 以下 第 次 健康つやま より (3) 歯の健康 第 2 次健康つやま 策定のための健康基礎調査結果からは 歯が 本以上残っている人が 歳以上は半数いますが 歳以上は3 分の1となり 歯を喪失し残存歯が減っています また 歯の健康に気をつけている人は 歳以上で減少しています 歯の喪失はむし歯と歯周病が主要原因であり 歯周病は糖尿病や循環器疾患のリスク要因になるといわれています また 歯の喪失と健康寿命との間には有意な関連性があります 生活習慣 --

94 病対策として歯科保健を取り入れ 青壮年期からの 運動を推進します [ 歯の健康の実施目標 ] 区分 平成 年度末目標値 歯の健康に気をつけている人が増える % 以上 第 次 健康つやま より (4) たばこ アルコール 第 2 次健康つやま 策定のための健康基礎調査からは 青年期の喫煙率は大幅に減少しています 壮年期男性の喫煙率は減少していますが 壮年期女性の喫煙率は横ばい状態です 禁煙したい人が禁煙行動を起こせる情報発信や環境整備を行っていきます 多量飲酒者の割合は青年期男性 老年期男性が減少しています 多量飲酒は本人だけにとどまらず家族や周囲の人にも悪い影響を及ぼすため 本人と家族支援を進めていきます またお酒は適量であれば百薬の長と言われており 適量飲酒ができる人が増えるよう取組んでいきます たばこ アルコールの実施目標 区分 平成 年度末目標値 健康のために禁煙できる人が増える ( 喫煙をやめたい人がやめる ) 成人期の喫煙率 :% 以下 禁煙 分煙施設が増える 津山市の禁煙 分煙施設が増える お酒の適量が分かり 楽しくお酒を飲む人が増える 適量飲酒している人が現状 (%) より増える 第 次 健康つやま より (5) 健康管理 第 2 次健康つやま 策定のための健康基礎調査結果からは 肥満と判定されるBMI 値 以上の人が 男性では 歳代が 歳代に次いで多く 女性では 歳代以上になると肥満者の割合が5 人に1 人と高くなっています 肥満は生活習慣病の温床になるので 適正体重を維持している人が増えることが重要です 生活習慣病の予防 改善に向けて特定健康診査並びにがん検診の受診者数の増加を目標にしています また 生活習慣を見直し 改善のために特定保健指導の利用を勧め 生活習慣の改善ができる人が増えるよう推進していきます また 近年糖尿病の医療費が増加しているため 血糖値のコントロールをできる人を増やし 合併症の発症を予防していきます [ 健康管理の実施目標 ] 区分 平成 年度末目標値 市が実施するがん検診を受ける人が増える % 以上 特定健康診査を受ける人が増える % 以上 特定保健指導を受ける人が増える % 以上 血糖コントロールが出来ている人の割合が増える % 維持 糖尿病性腎症による新規透析導入者が減る ( 年間 ) 人以下 第 次 健康つやま より --

95 (6) 休養 こころの健康づくり 高齢期は 社会的には人生の完成期で余生を楽しみ 経験や知識等の豊かな収穫を得る時期であり 人生の充実感を深める時期です それと同時に 加齢による体力の衰えを感じたり 配偶者や親しい友人の死等喪失体験が多くなるため 大きなストレスや孤独感を感じる時期でもあります そのため 高齢者うつ病に関する知識の普及 早期発見や治療等について相談支援体制の充実等対策が必要となります また 認知症への予防的な取組みや地域で支え合える体制づくりも必要です 今後は 今までの豊かな人生経験を活かすことで次世代への育成へもつながることから 楽しみや生きがい やりがいのあるいきいきとした生活や自分らしい生き方ができ 家庭 地域での役割を見つけ担うことができる体制づくりや支援を関係機関と連携して進めていきます [ 休養 こころの健康づくりの実施目標 ] 区分 平成 年度末目標値 一人で悩まず相談できる人が増える % 以上 自分にあった気分転換ができる人が増える % 以上 睡眠による休養を十分にとれている人が増える % 以上 身近に集える場所があり 周囲の人との交流を図るふれあいサロン開設 : 増加 ことのできる人が増える こけないからだ講座実施地区 : 増加 こころの不調に気づき 支え手になることのできる人 % 以上 が増える 第 次 健康つやま より --

96 2 高齢者福祉の充実 高齢者の誰もが安心で快適な生活を過ごすためには 日常的な生活を充実させることが大切になります そのために 福祉関係団体 民生委員 児童委員などの関係機関や団体のみならず ボランティア NPO 民間企業等も含めた多様なサービス主体による多様な生活支援サービスの確保に努めることで 家事や食生活等の支援を行い 緊急時にも対応できるよう福祉事業を積極的に展開します 津山市においても 認知症高齢者の増加がみられることから 認知症の予防から早期発見 診断 対応など 認知症高齢者や家族に対する各種サービス提供等の支援まで 状態像に応じた適切なケアを促進し 認知症施策を推進します また 認知症サポーターの養成やキャラバンメイトの育成等 認知症を支える地域づくりに努めます また 介護を必要とする高齢者が在宅で生活を続けるためには 家族介護者への支援も必要不可欠です このため 要介護高齢者等の介護にあたっている家族の介護知識 技術の習得 元気回復 経済的負担の軽減を図るなど 家族介護者の支援を行います さらに 消費者被害や高齢者虐待等に対応するため 高齢者の生命と尊厳を守り 迅速で適切なサービスが提供できるよう各種事業の質 量の充実を図ります 高齢者福祉の充実 高齢者の日常生活支援 () 家族介護支援 高齢者の権利擁護 生活管理指導員派遣事業 ( ホームヘルプサービス ) 食の自立支援事業 ( 配食サービス ) 生活管理指導短期宿泊事業 ( ショートステイサービス ) 緊急通報装置の貸与 住宅改修 改造 ふれあい収集 敬老事業 家族介護教室 介護用品支給事業 家族介護者交流事業 家族介護慰労金支給事業 高齢者虐待防止事業 日常生活自立支援事業の推進 成年後見制度の推進 悪質商法等の被害予防 () 福祉施設等の充実 軽費老人ホーム 養護老人ホーム 高齢者生活福祉センター 有料老人ホーム等 --

97 () 高齢者の日常生活支援 (1)1 生活管理指導員派遣事業 ( ホームヘルプサービス ) 住民税非課税世帯に属する概ね 歳以上の単身世帯などで 在宅生活をしており 特に身体介護は必要としないが 日常生活に援助が必要な人に対して生活管理指導員を派遣し 調理 洗濯 掃除等の指導 支援を行うことにより 基本的生活習慣の確立と要支援 要介護状態への進行を予防します 事業実施後は 関係者と連携し対象者の状態把握に努めるとともに 本事業の利用の継続や介護認定の必要性等について 随時検討を行います また 新総合事業の実施にあたっては 本事業との調整も行い 円滑で効果的なサービス提供に努めます (1)2 食の自立支援事業 ( 配食サービス ) 住民税所得割非課税の高齢者の食生活の改善 生活の孤独感を取り除くことによる福祉の充実を図ることを目的に引き続き実施します 対象者の見直しや 第 5 期からの継続課題である さまざまな疾病を持つ人にも対応できるメニューの検討を行い 事業の効果が高まるよう努めます また 新総合事業の実施においては 当サービスと新総合事業でのサービスとの調整を行い 効果的なサービス提供を図ります (1)3 生活管理指導短期宿泊事業 ( ショートステイサービス ) 社会適応が困難な人や 同居家族の疾病等により一時的に自宅での生活が困難となった人で住民税非課税世帯に属する人を対象に事業を実施します また 近年 増加傾向にある高齢者虐待の緊急避難所としても当事業の活用が求められていることから 円滑に事業を利用できるよう努めます (1)4 緊急通報装置の貸与 住民税非課税世帯に属する在宅の高齢者で 緊急時の連絡が不安な方に対し 緊急通報装置とペンダント型発信機を貸与することにより 在宅での生活を支援します また 自己負担は発生しますが センサー式の緊急通報装置についても 貸与を行います ()5 住宅改修 改造 身体機能の低下に対応し小規模な住宅改修を実施した場合 介護保険制度のサービスが活用できます 規定の金額を上限として保険給付を行っており 制度が有効に活用されるよう 介護保険事業者連絡協議会を通じてのケアマネジャーの研修等において制度を周知します また 住民税非課税の人に対しては 介護保険サービスの住宅改修の限度額以上に費用を要した場合 介護保険制度の上乗せサービスとして その一部を助成します 助成に要する予算の確保に努めるとともに 助成にあたっては 事前に利用者や家族と改修プランについて綿密な打ち合わせを行い 適切な助言や指導を行います また 改造後の評価を行い より効果的な事業の実施に努めます --

98 (1)6 ふれあい収集 高齢や身体障害などの理由でヘルパーの支援を受けている世帯において 指定のゴミ置き場へのゴミ出しが困難な場合に限り 引き続き関係機関と連携を取りながら戸別収集を行います 新総合事業の実施にあたっては 生活支援サービスの中で 対応できるものについては 新総合事業への移行を進めていきます (1)7 敬老事業 津山市老人クラブ福祉大会において 津山市老人クラブ連合会より推薦を受けた団体に対し 市長からの感謝状を贈呈します また 満 歳の誕生日を迎えた人を訪問し 長年にわたる地域社会への貢献に敬意を表するとともに 敬愛を込めて記念品を贈呈します (2) 家族介護支援 (2)1 家族介護教室 在宅で介護を行う家族等の不安を解消するため 家族介護教室を開催し 在宅介護における正しい知識の普及を図るとともに 介護状態になっても家族介護による自宅での生活が可能となる環境づくりを推進します (2)2 介護用品支給事業要介護 3から要介護 5までの住民税非課税世帯に属する人を在宅で介護している津山市内に在住する家族を対象に 紙おむつ等の支給を行います より多くの人が制度を活用できるよう事業の周知に努めます (2)3 家族介護者交流事業 社会福祉協議会および 津山市介護者の会 津山市認知症の人と家族の会 などの家族介護者団体との連携を強化し 在宅介護に係るサービス等のニーズ把握や課題の早期発見 早期解決に努めていきます (2)4 家族介護慰労金支給事業 過去 1 年間 要介護 4または5の居宅の高齢者等のうち介護保険サービスの未利用者を介護している家族の中で 主たる介護者に慰労金を支給します 制度の周知に努め 介護者の負担軽減を図ります また 支給対象等の見直しについて検討を行います --

99 (3) 高齢者の権利擁護 (3)1 高齢者虐待防止事業困難ケースの対応にあたっては 高齢者虐待防止チーム で検討していますが 対応職員の増員等一層の体制強化を図るとともに 困難ケース対応後の事後評価を行い 終結ケースのアフターケアにも取組みます また 地域包括支援センター等の関係機関との連携を強化し 早期発見 早期対応に努めます 啓発活動については 市民や専門職等を対象にした研修会や講習会の開催 さまざまな機会を捉えてのパンフレットの配布等 積極的な啓発活動に努めます 被虐待者の安全が危ぶまれる場合には 高齢者生活福祉センターや ときわ園 特別養護老人ホーム等のショートステイを活用し 緊急避難を行い 被虐待者の安全を確保します (3)2 日常生活自立支援事業の推進 社会福祉協議会が 認知症や障害などにより日常生活に不安がある高齢者を対象に 福祉サービス利用の代行手続きや 日常的な金銭管理等の生活支援を行う日常生活自立支援事業について 地域包括支援センター 民生委員等との連携をとりながら 制度周知や利用促進を支援します 高齢者や養護者などからの日常生活自立支援にかかわる相談等に積極的に応じるとともに 制度が円滑に利用されるよう 社会福祉協議会との連携を強化し 地域でのネットワークの構築を支援します また 対象者の状況によっては 社会福祉協議会と連携しながら成年後見制度の利用につなげるよう努めます (3)3 成年後見制度の推進成年後見制度について さまざまな機会を捉えて 制度の周知を図ります これまでは 制度利用者の多くが判断能力が低下してからの利用であったため 判断能力が低下してしまう前に行う 任意後見 についても 併せて周知を図ります また 成年後見制度の利用が必要な状態にありながら 家庭裁判所に申立できる親族がいない等の高齢者については 市長申立による成年後見制度の利用を促進します 第 5 期計画期間において 後見人の新たな受け皿である市民後見人について6 名を養成しましたが 引き続き養成に努めるとともに 専門職の後見人と連携を取りながら 市民後見人の活動支援や個別相談 制度利用希望者の支援まで可能な体制を整備するよう努めます また 選任後の支援体制についても研究し 市民後見人が安心して活動できる環境整備を進めます --

100 (3)4 悪質商法等の被害予防高齢者が悪質商法 悪質訪問販売や契約トラブルに巻き込まれないために 必要な情報を提供し 予防に努めます 高齢者と接する機会の多い地域包括支援センターを始めとする関係機関に対しては 消費生活センターの紹介やクーリングオフ制度の紹介を行います 高齢者に対しては 地域包括支援センターが中心となって 消費者被害防止啓発カルタや寸劇の開催 消費者被害情報のちらしを作成 配布し 啓発活動に努めます 相談者等に対しては パンフレット等を利用して制度の周知を行い 社会福祉協議会や津山市等が主催する無料法律相談会の紹介を行います また 地域での見守り活動等 悪質訪問販売等が活動しにくい地域づくりについても検討していきます (4) 福祉施設等の充実 (4)1 軽費老人ホーム 親族がいない 家族との同居が困難であるなどの理由により 一人暮らし高齢者や高齢者のみの世帯が増えており 独立しての生活に不安を感じる高齢者が 低額な料金で安心して生活できる施設が必要であるため 今後の必要性について検討します また 要介護状態になってもできるだけ同じ場所で生活できるよう 今後の特定施設入居者生活介護の整備についても 併せて検討します (4)2 養護老人ホーム 市立 ときわ園 については 平成 年度に新築移転しましたが 高齢者虐待や一人暮らし高齢者の増加など社会環境の変化を考慮すれば 養護老人ホームのあり方自体も見直しが必要となっています (4)3 高齢者生活福祉センター 在宅生活に不安がある単身の高齢者 または高齢者夫婦のみの世帯に対して 介護支援機能 居住機能および交流機能を総合的に提供し 介護予防を図りつつ安心して生活ができるよう支援します また 高齢者虐待の緊急避難施設として有効な活用を行います (4)4 有料老人ホーム等 今後 サービス付き高齢者住宅の増加が見込まれますが 有料老人ホームとの違いや付帯するサービスの種類など 分かりにくい点も多いことから 利用希望者に対しては情報の提供を行います また 岡山県と連携して情報収集やサービスの質の向上に努めます --

101 3 地域支援事業の推進 地域支援事業は 介護予防事業 ( 平成 年度以降は新しい介護予防 日常生活支援総合事業 ( 以下 新総合事業 という )) 包括的支援事業( 介護予防ケアマネジメント業務 総合相談支援業務 権利擁護業務および包括的 継続的ケアマネジメント支援業務をいう ) および任意事業を行うことにより 高齢者が要介護状態または要支援状態になることを予防するとともに 要介護状態等になった場合においても 可能な限り地域において自立した生活を営むことができるよう支援を行うものです 新総合事業における介護予防 生活支援サービスについては 国のガイドラインを踏まえて 適切な時期から開始し 要支援認定者の介護予防訪問介護 介護予防通所介護を地域支援事業に移行させるとともに本市の特性に応じた事業の創出を図ります また 要支援 要介護状態に進行するおそれのある高齢者についても 新総合事業開始後は 一般介護予防事業に加え 必要な支援が提供され 自立に向けた生活が継続できるよう事業内容や体制を整備していきます また 地域包括支援センターの機能の強化を図るとともに 地域包括支援センターの連携と協力のもとに 地域の高齢者やその家族等の状況に応じ さまざまなサービスを切れ間なく提供していきます それにより 高齢者が心身の健康を維持できるよう 保健 医療 福祉 介護分野の資質向上を支援し 多職種 多機関の連携のみならず 地域住民自らも参加した地域包括ケア体制を目指します 地域支援事業のサービスの見込み量については 平成 年度より新総合事業を実施するものとして推計します --

102 () 新しい介護予防 日常生活総合支援事業 () 一般介護予防事業 () 介護予防 生活支援サービス事業 介護予防把握事業 介護予防普及啓発事業 地域介護予防活動支援事業 ( めざせ元気 こけないからだ講座 ) ハイリスク者介護予防事業 一般介護予防事業評価事業 地域リハビリテーション活動支援事業 介護予防 生活支援サービス事業対象者の把握 訪問型サービス 通所型サービス その他の生活支援サービス 介護予防型ケアマネジメント 地域支援事業の推進 () 包括的支援事業 総合相談支援業務 権利擁護業務 包括的 継続的ケアマネジメント 支援業務 地域包括支援センターの運営管理 地域包括ケア会議の充実 個別地域ケア会議の実施 在宅医療 介護連携の推進 認知症施策の推進 生活支援サービスの体制整備 () 任意事業 高齢者福祉施策に掲載 介護給付等費用適正化事業 食の自立支援事業 家族介護教室 介護用品支給事業 家族介護者交流事業 家族介護慰労金支給事業 成年後見制度利用支援事業 介護相談員派遣事業 高齢者虐待防止アドバイザー事業 新総合事業開始まで () 介護予防事業 二次予防事業 二次予防事業対象者の把握 通所型介護予防事業 一次予防事業 地域介護予防活動支援事業 ( めざせ元気 こけないからだ講座 ) 介護予防普及啓発事業 --

103 (1) 新しい介護予防 日常生活支援総合事業 ( 新総合事業 ) 平成 年度からの介護保険法改正により 国が策定するガイドライン等を参考に 平成 年 4 月をめどに要支援 1 2の予防給付のうち訪問介護および通所介護を新総合事業へ移行します なお 介護予防事業については 平成 年度から順次見直しを行い 一般介護予防事業と介護予防 生活支援サービスへの移行に向け 整理 内容の充実を図ります 新総合事業への移行に向けた準備として 現行の訪問介護 通所介護相当のサービス以外に 地域の人材や団体など多様な主体による新たなサービスの提供について検討を行い 要支援認定者等に必要なサービスおよびその提供体制の整備を図ります < 現 行 > < 見 直 し 後 > 介護給付 ( 要介護 1~5) 介護給付 ( 要介護 1~5) 現行と同様 介護予防給付 訪問看護 福祉用具等現行と同様介護予防給付 ( 要支援 1~2) ( 要支援 1~2) 訪問介護 通所介護事業に移行新しい介護予防 日常生活支援総合事業 ( 要支援 1~2 それ以外の者) 介護予防 生活支援サービス事業 全市町村 介護予防事業 訪問型サービス で実施 二次予防事業 通所型サービス 多 一次予防事業 その他の生活支援サービス( 配食等 ) 様 介護予防型ケアマネジメント 化 一般介護予防事業 地包括的支援事業 地域包括支援センターの運営 介護予防ケアマネジメント 域包括的支援事業 総合相談支援業務 権利擁護 地域包括支援センターの運営 事業 ケアマネジメント ( 左記に加え 地域ケア会議の充実 ) 支 在宅医療 介護連携の推進 認知症施策の推進 援充 ( 認知症初期集中支援チーム 認知症地域支援実推進員 ) 事 生活支援サービスの体制整備 ( コーディネーターの配置 協議体の設置等 ) 業 任意事業 任意事業 介護給付等費用適正化事業 介護給付等費用適正化事業 家族介護支援事業 家族介護支援事業 その他の事業 その他の事業 (2) 一般介護予防事業 今まで培ってきた介護予防事業の内容をさらに充実し 地域における介護予防に資する自発的な活動を支援します また 介護予防に向けた自主的な地域ぐるみの活動を支援する施策の充実を図り 身近な場所で継続して介護予防活動に参加できるよう介護予防の地域づくりを進めます --

104 (2)-1 介護予防把握事業 ( 総合事業移行までは 二次予防事業対象者の把握 ) 今まで基本チェックリストは二次予防事業対象者を把握する方法として実施してきましたが 今後は地域包括支援センターや生活支援コーディネーターの訪問や相談時 また地域の介護予防事業や高齢者の集まり等で活用することにより 高齢者の生活機能のアセスメントや 早期に虚弱者を発見するスクリーニングとして実施します また 新総合事業では 介護予防 生活支援サービス事業の対象者把握に用いるなど その活用方法等を事業開始に向け検討します また 閉じこもり等の何らかの支援が必要な人を早期に把握するため 小地域ケア会議等を充実し 地域住民や関係機関と連携を密にし 早期発見 早期対応できる体制を整えます (2)-2 介護予防普及啓発事業 介護予防事業の普及啓発のため パンフレット等で広報活動を行うとともに 地域住民や関係者を対象とした集まりや講座の中で 地域住民の理解が深まるように努めます めざせ元気!! こけないからだ講座 の参加者等にも 継続的に介護予防に関する知識や適正な介護保険利用のあり方について情報提供を行います (2)-3 地域介護予防活動支援事業 本市では 地域ぐるみで介護予防をすすめる めざせ元気!! こけないからだ講座 を実施しており 先進的な介護予防事業として全国的にも注目されています この講座は筋力向上をきっかけに 元気な時から切れ目ない介護予防が継続でき 高齢者が地域の気軽に集える場所で交流することにより 認知症 うつ 閉じこもり予防にも効果的な事業です また 講座では 保健師 栄養士 作業療法士等の専門職が 骨粗鬆症予防 腰痛予防 認知症予防等の健康教育や 介護保険の適正利用についての啓発をしています 平成 年度からは 新たに歯科衛生士を各グループに派遣し 口腔機能低下を予防するため 口腔ケア指導を実施し 活動支援の充実を図ります 今後もより多くの地域で取組みが広がるよう未実施地区を中心に積極的に働きかけを行います また すでに実施している地区については リーダー交流会や地区への定期訪問で介護予防に関する情報提供を行い より充実した活動が継続できるよう支援します [ めざせ元気!! こけないからだ講座実施見込み ] 区分 平成 年度 平成 年度 平成 年度 実施箇所数 箇所 箇所 箇所 参加者数 人 人 人 参加者延数 人 人 人 --

105 (2)-4 ハイリスク者介護予防事業 ( 新総合事業移行までは 通所型介護予防事業 ) 生活機能の低下が疑われる高齢者に対して 地域包括支援センターによる訪問 相談により問題を総合的に把握し 適宜 医療機関への受診を勧奨するとともに 保健所や市で実施している健康相談を紹介するなど 関係機関との連携を図ります また 介護予防の重要な要素で 改善に向け早期に関わることにより健康状態の維持 向上につなぐことができる口腔機能低下者に対しては 歯つらつ栄養講座を実施し 口腔ケアの啓発を推進します (2)-5 一般介護予防事業評価事業 介護予防事業の実施により 要介護認定率 介護予防実施箇所数 参加者数 費用対効果等の達成状況を検証し 一般介護予防事業の評価を行います (2)-6 地域リハビリテーション活動支援事業 介護予防の取組みにリハビリ専門職を活用し 事業の強化を図ります 本市では すでに通所介護 訪問介護における自立支援に資するサービスの向上に向けた研修会や個別地域ケア会議 めざせ元気!! こけないからだ講座 にリハビリ専門職が加わり 取組みの充実を目指して活動していますが 今後は 医療機関や介護保険サービス事業所のリハビリ専門職にも参加を促し さらに充実した介護予防に取組みます (3) 介護予防 生活支援サービス事業 介護予防 生活支援サービス事業の対象者は 制度改正前の要支援者に相当する人で 要支援認定を受けた人または基本チェックリストによる要介護状態等となるおそれの高い状態にあると認められる人です この事業は 新総合事業として平成 年 4 月までに体制を整え 開始予定です [ 介護予防 生活支援サービス事業 ] 事業 訪問型サービス 通所型サービス その他の生活支援サービス 内容 要支援者等に対し 掃除 洗濯等の日常生活上の支援を提供します 要支援者等に対し 機能訓練や集いの場など日常生活上の支援を提供します 民間事業者等多様なサービスの創設を目指します 要支援者等に対し 栄養改善を目的とした配食や一人暮らし高齢者等への見守りを提供します 要支援者等に対し 新総合事業によるサービス等が適切に提供できる 介護予防型 ケアマネジメント ようにケアマネジメントを行います 生活上のさまざまな課題を抱える高齢者に対して適切な支援を行うことにより 要支援 要介護状態の予防やその重症化の防止 改善を図りま す --

106 (4) 包括的支援事業 年を見据えた地域包括ケア体制づくりの準備のひとつとして 第 6 期介護保険事業計画よ り従前の包括的支援事業の枠組みに 地域ケア会議 の充実や 在宅医療 介護連携の推進 認知症施策の推進 生活支援サービスの体制整備 等が新たに加わります (4)1 総合相談支援業務 高齢者の生活状況を把握することで 地域におけるネットワークの構築と 高齢者に関するさまざまな相談に対応していきます 常に各種制度 施策やサービス機関の情報を的確に提供し 地域包括支援センターおよび8 箇所のサブセンター内における情報の保有 共有を図り 専門的 継続的な相談支援ができるよう体制整備に努めます [ 地域包括支援センター訪問件数見込み ] 区分 平成 年度 平成 年度 平成 年度 実施箇所数 件 件 件 (4)2 権利擁護業務 高齢者虐待への対応 消費者被害の防止 成年後見制度の活用促進 困難事例への対応等に取組みます 地域包括支援センターに設置された高齢者虐待相談窓口を活用し 本人 介護者 家族や介護保険サービス事業者等に対する相談体制を充実するとともに 虐待防止チームと協力 連携し 高齢者虐待の防止 養護者に対する支援に迅速かつ的確に対応します また 認知症や知的障害など判断能力に低下が見られる高齢者の場合は 社会福祉協議会と連携しながら 日常生活自立支援事業の利用や成年後見制度につなげていきます (4)3 包括的 継続的ケアマネジメント支援業務 ケアマネジメントの提供に際して 個々の介護支援専門員が一人で個別にさまざまな機関と連携を図るだけでなく 本市が行う保健 医療 福祉サービス 地域住民による自主的なボランティア活動やインフォーマルなサービスなど 他職種 他機関の連携を図ることが必要です 地域包括支援センターにおいて 行政や医療機関 介護保険サービス事業者 職能団体 その他関係組織などと有機的なネットワークを構築し 包括的 継続的ケアを可能にしていきます (4)4 地域包括支援センターの運営管理 地域包括支援センターの運営管理については 津山市地域包括支援センター運営協議会を設置し 適正な運営となるよう努めています 今後も 総合的な相談支援体制を充実させるために運営状況を確認し 適正な運営となるよう努めるとともに 組織の充実を図ります (4)5 地域包括ケア会議の充実 一人暮らし高齢者や高齢者の夫婦世帯 認知症高齢者の増加が見込まれるため 地域包括ケアの中核機関となる地域包括支援センターの機能強化を図り 生活圏域ごとの課題を検討する 地域包括ケア会議 の充実等により 介護 福祉 医療等の関係者による地域ネットワーク --

107 づくりを推進します (4)6 個別地域ケア会議の実施 平成 年度から個別ケースの事例検討を通じて多職種によるケアマネジメント支援を行うとともに 課題解決に向けた施策化を目指す仕組みである 個別地域ケア会議 を実施します 地域においてその人らしい自立した日常生活を営むために必要な支援体制に関する検討を行い その支援方法を介護支援専門員や介護サービス事業者とも共有し サービスの質の向上を目指します (4)7 在宅医療 介護連携の推進 津山市医師会が中心となり平成 年 1 月から 津山市在宅医療連携推進事業 を実施しています また 平成 年度からは 情報共有システム検討部会 医療連携体制検討部会 研修部会 社会資源調査部会 を立ち上げ 在宅療養者に適切な医療や介護が提供できるよう連携体制の強化や医療提供体制の確保に努めています 介護保険制度の改正により 在宅医療 介護連携の推進が地域支援事業に位置付けられることから 津山市在宅医療連携推進事業 終了後の平成 年度からは 津山市において地域支援事業として在宅医療 介護連携を推進していくことになりますが 津山市医師会をはじめ関係団体と連携を図り 体制整備を推進します [ 在宅医療 介護連携推進事業実施見込み ] 区分 平成 年度 平成 年度 平成 年度 資質向上 多職種連携研修 回 回 市民フォーラム 回 回 (4)8 認知症施策の推進 認知症になっても本人の意思が尊重され できる限り住み慣れた地域で暮らし続けることができる社会の実現を目指し 体制整備をすすめます 津山市が目指す認知症支援の目標 ( 認知症部会作成 ) --