ラウエ法方位解析説明書

Size: px
Start display at page:

Download "ラウエ法方位解析説明書"

Transcription

1 単結晶による X 線回折 ラウエ カメラ 単結晶の方位解析 ラウエ カメラの測定に先だって : 試料結晶のステレオ投影図を作成して結晶の方位を決定 ラウエ図形を解析して 回折斑点の指数づけをするなどを行うラウエ パターンの取得には 次の点を念頭におくと良い 1 試料外形に対する入射 X 線の方向を正確に決める 2 ラウエ図形の解析は入射 X 線に対する回折角を求めることが基本となるので 結晶 フィルム間の距離を正確に知る 3 ゴニオメータと入射 X 線の相対関係を簡単にするように ゴニオメータのアークと入射 X 線方向を一致させておく 4 主要な斑点に着目して その斑点が中心に移動するように ゴニオメータ アークを回転すると高い対称性のラウエ図形が得られる ラウエ図形の解析目次 : 1 チャート使用による方位解析 (1) 結晶の主面法線を X 線ビームの方向と一致させる手順 (2) 方位が未知の場合の方位解析 (3) 透過ラウエ写真の方位解析 (4) 未知方位の単結晶の方位解析 ( 透過ラウエ ) 2 ラウエ方位解析の基礎 (1)Greninger Chart( 背面ラウエ写真の方位解析用チャート ) の作成 (2)Leonhardt Chart( 透過ラウエ写真の方位解析用チャート ) の作成 (3) ステレオ投影と面間角 -1 Polar projection ( Polar net ) -2 Meridian projection ( Stereographic net or Wulff net ) -3 面間角 付録軸立てを回転マトリックスで表現する ( ア ) 背面ラウエの場合 ( イ ) 透過ラウエの場合 1

2 ラウエ図形の解析 1. チャート使用による方位解析 Greninger チャートを利用して反射ラウエ写真から単結晶の方位を解析する方法について述べる 方位解析原理の詳細については次章に述べることとし ここでは解析の手順について説明する 解析に必要となる道具 (i) カメラ長 ( 試料 フィルム間距離 ) 表裏上下が明確な平板反射ラウエ写真 (ii) カメラ長に対応した Greninger チャート (Greninger チャートのサイズ ( チャート内の 2D はカメラ長の 2 倍を表している ) に合わせる場合は ラウエ写真のスポット位置を縮小又は拡大した図を作成する ) (iii) Wulff ネット ( ステレオネット ) (iv) 透明フィルム (v) 結晶の面間角度表 (1) 結晶の主面法線を X 線ビームの方向と一致させる手順 主面法線と X 線ビームの方向との方位の違いが大きくなく 主面のスポット位置が図形の対称性などから写真上で特定できる場合について説明する ラウエ写真を撮影する際に結晶をクロスゴニオメータヘッドに載せているのであれば 下のアークの面を入射 X 線ビームと平行に配置して撮影することとする ラウエ写真の中心と Greninger チャートの中心を合わせて両者を重ねる ( ラウエ写真のフィデューシャルポイントとチャートの縦横も合わせる ) Greninger チャートで読み取れる回折スポットの角度 はその反射面法線の方位を表している 図中で CO が入射 X 線を CN が面法線をあらわす 2

3 主面のスポットを特定できれば スポットがビームストップ内に隠れている場合も含めて その位置を示す角度 を Greninger チャートから読み取る フィルムの下半分にあるスポットはチャートを逆さにして を読み取る Y ここで読み取られた角度 は面法線の方位を示すが クロスゴニオメータ ヘッドの修正角度と 1:1 には対応していない しかし 角度修正が容易となるので下のアーク面が入射 X 線ビームと平行となるように設定する X X 線 入射 X 線ビームとクロスゴニオメータヘッドとの関係 Greninger チャートで読み取った角度 は Wulff ネットに転写される Wulff ネットは投影球の赤道上に透視点におき 投影面はその反対側の点で赤道に接している 2 つの格子面の法線の間の角度は 2 点が同じ経線上に乗っていれば緯線の読みの差から求められる 方位決定に使用されるのは Wulff ネットである Greninger チャートと Wulff ネットとの関係を下図に示す は晶帯軸の傾き 角 はその面内での角度である 面法線 hkl を含む逆格子面と背面反射の回折ビームとの関係 同じ晶帯に属する面法線のステレオ投影 3

4 Greninger チャートと Wulff ネットとの対応関係を下記に示す Wulff ネットは経線を左右に横になるように配置する Y X ラウエフィルムと Greninger チャートとを重ねて角 を読み取る 角 の Wulff ネット上の表示 得られた角 からクロスゴニオメータ ヘッドで方位修正し面法線と入射ビーム方向を一致させる手順を説明する クロスゴニオメータ ヘッドの下のアークの面を入射ビームに平行となるように配置しているので 下のアークの回転軸は X 軸 上のアークの回転軸は Z 軸となる 面法線の回転と回転軸との関係を下図に示す この図より角 を直接修正することはクロスゴニオメータ ヘッドではできないことが分る 修正できる角度は である すなわち Z 軸中心に角 回転して 面法線を YZ 面内に移動し X 軸中心に角 回転して面法線を Z 軸と一致させる Y 入射 X 線 Z X 4

5 Y 面法線 入射 X 線 X sin cos/cos cos 角 と角 との関係は上の図から数式では次のように求められる tan = tan / cos sin sin = cos tan = cos tan / cos sin cos = cos tan tan 2 = tan 2 + tan 2 = tan 2 / cos 2 + tan 2 ( 1 ) tan = tan / tan = tan / (tan cos ) = tan / sin ( 2 ) 角 はグラフ法で求めることができる 角 と角 との関係は下左図に示される 角度 を読み取るには次のように行う 先に Greninger チャートから読み取って主面法線の位置を転写した Wulff ネットに同じサイズの Wulff ネットを中心を合わせて重ね 上の Wulff ネットを回転して 経線を中心と面法線を結ぶ直線に一致させる このとき元の Wulff ネットの N 極と 経線との間の角が で 緯線が角 を表している 修正角度 を Wulff ネットで求める方法 中心と面法線を結ぶ線に 経線をあわせる 右図に示すように角 が求められる 5

6 が決まるとクロスゴニオメータ ヘッドで修正することになるが 各アークの移動方向は下図を参考におこなう 角度 とクロスゴニオメータヘッドの角度修正の移動方向の関係 Y 入射 X 線 X クロスゴニオメータ ヘッドの各アークの角度範囲は狭く 修正できる角度範囲は限られている アークの移動範囲が上下それぞれ ±2 であれば 修正できる角 の範囲も ±2 である この範囲よりいずれかが大きい場合は倒れ角度が小さくても修正できない 倒れを小さくすることはできるが完全には修正できない この範囲内になるように結晶を付け替える必要がある 下図のようなディスク付のゴニオメータヘッドであれば修正範囲は大幅に拡がる 修正角度範囲を制限するのは下のアークの移動範囲のみである 面法線がどの方向に倒れていても修正が可能である Y 修正角度, : tan = tan / cos ( 3 ) tan = tan cos ( 4 ) は Greninger チャートによる角度である ( 角 はそのまま修正角度にならないことに注意 ) 図中の矢印は修正方向の関係を示す X ( 注 ) アークとディスクとの上下が左図と逆の場合 アークの修正角度 : ディスクの修正角度 : である ディスクとアークで構成されるゴニオメータ ヘッド 6

7 反射ラウエのゴニオメータヘッドとしては 上の検討結果から ディスクの上にアークが載っている種類が最適である 入射 X 線ビームに平行にアークの面がなるように設定して撮影する 求められた角 がそのまま修正角度となる 今まで Greninger チャートと Wulff ネットとを使用したグラフ法で面方位を決めたが ラウエ写真だけから演算で角度を求める方法について説明する Greninger チャートは曲線の間隔が粗いので正確な角度を読み取ることは難しい Greninger チャートを使用しないで正確に角度 を演算で求める方法がある この方法はラウエ写真のスポット位置とカメラ長とから角度を計算する方法である この方法の詳細は次章で説明する カメラ長 : D, スポット座標 ( X, Y ) とする 単位はいずれも mm である s = Y / X と置き換えた時 t = D X 2 + Y 2 + D 2 sin = s tan = 1 - t 1 + 2s 2 + t 1 - t 1 + 2s 2 + t で角度 が計算される ただし 符号が定められないので ラウエフィルムの上半分で角 の正を 左半分で角 の正を表す ここで得られた角 からゴニオメータ ヘッドの種類に応じて 4 ページの式 (1) と (2) に代入して角 を 6 ページの式 (3) と (4) から角, を求め修正する 7

8 (2) 方位が未知の場合の方位解析 入射 X 線ビームの方向 ( 結晶表面がビームに垂直ならば表面法線 ) と複数の主要な面法線との角度関係を求めるのが目的である ラウエ写真の回折スポットは波長が不明であるから面指数を直接見出すことは困難であるが 面法線の方向は決定でき Wulff ネットに記入すれば スポット相互間の角が測定され 結晶の面間角の表と比較することで面が決定できる ある軸 ( 晶帯軸 ) に平行な面の全て ( 晶帯という ; それらの面法線は晶帯軸と直交している ) からの回折ビームは晶帯軸を中心とする円錐面上にある 背面反射では平板フィルムとの交線は双曲線となる Greninger チャートは晶帯と晶帯軸とを見つけるために使用する道具である 晶帯を複数見つけると それらの交点は低指数の面法線を示すことが多いからスポットに面指数を付すことが容易となる 面間の角度関係は Wulff ネットによって読み取られるから 各スポットの角度を Greninger チャートで読み取り Wulff ネットに転写するのであるが (1) 節で述べたように各スポット毎に角 を読み取り Wulff ネットに書き込む方法もあるが Greninger チャートの特性をより有効に活用して晶帯 晶帯軸を見つけるには次に示すような手順を行う Greninger チャートの双曲線に乗るスポット群をフィルムを回転して見つけることである ラウエ写真上のスポットをウルフネット上に転写する手順 (i) ラウエ写真と Greninger チャート, Wulff ネットと透明紙を用意する (ii) 写真の上に Greninger チャートを両者の中心, 写真の鉛直軸とチャートの = 軸を合わせて重ねる 経線を横軸にして Wulff ネットの上に透明紙を重ねる (iii) 写真を回転させてスポット群と Greninger チャートの 曲線とが一致する角 を探す Wulff ネット上の透明紙を角 回転し Wulff ネット上の経線 上に角 に応じてスポットを透明紙に記すとともにその経線をなぞって記す ( 上図 ) (iv) 他の晶帯を探し同様に透明紙に重ね書きする 極 ( 晶帯の交点及び晶帯軸 ) が同じ経線上に 2 点以上選ばれるまで繰り返す 8

9 方位が未知の結晶の背面ラウエ写真の方位解析の例を下記に示す 結晶はシリコン結晶 ( 立方晶, ダイアモンド構造 ) である 面間角度のテーブルは準備されている ( 面間角度は基本円半径が同じ標準投影図と Wulff ネットがあれば読み取ることができる 詳細後述 ) Greninger チャートを使用して晶帯を探し Wulff ネット上に転写する ラウエ写真の目的は単結晶の方位解析であるから 各スポットの指数付けをする必要はない 晶帯全体の投影と晶帯軸を示せば十分である ここで重要な極は図中に示した番号 1, 2, 3 である シリコン結晶の背面ラウエ写真 左図の Wulff ネット上の晶帯 極間の角度の読み取り Wulff ネット上で極 1 と 2, 極 2 と 3, 極 3 と 1 との角度は ( それぞれを同じ経線上に乗せて緯度差で読み取り ) それぞれ 35, 3, および 31 である 面間角度表によれば {11} と {111} との角度は 35.3, {111} と {311} との角度は 29.5,{311} と {11} との角度は 31.5 である この関係から極 1 は {11} 極 2 は {111} および極 3 は {311} と推定される 9

10 もうひとつの例を下記に示す 結晶はアルミニウム結晶である 晶系は面心立方晶である ここではラウエスポットとともに晶帯軸も書き込まれている それらは PA, PB,- - - と表示され 晶帯 A, B,- - - の極である ラウエ写真の回折スポット スポットと晶帯軸 (P) を記入したステレオ投影図 晶帯軸の極 PA, PB, などが乗る大円 ( 経線 ) を描き加え 極間の角度を調べる 特に極間角度が 9, 45 など特珠な角度に注目する この例では PA - PB, PA - 5, PB - 5 の角度がすべて 9 で PA - PE, PB PE は 45 である また図中の 5 - a, 5 b の角度が 55 であることなどから 全ての極が矛盾なく指数付けできる結果が下図に示される 極が同定されたステレオ投影図 結晶方向を表す基本ステレオ三角形 立方晶では (1), (11) 及び (111) を頂点とする基本ステレオ三角形 ((1) 標準投影図の一部 ) 内で全ての方位を表すことができる ステレオ投影図で中心と三つの極との角度を ( 中心とそれらを結ぶ大円に沿って ) 測定し 上右図のように表示する 1

11 (3) 透過ラウエ写真の方位解析 透過ラウエが方位解析に利用されることは背面ラウエに比べて少ない X 線が透過するには吸収係数が小さく 薄い厚みが必要となるからである 解析は背面ラウエの場合と同じような手順で行うことができる 解析に使用するチャートは Leonhardt チャートであること ステレオ投影図 (Wulff ネット ) へ晶帯, 晶帯軸を記入する位置, 方向が背面ラウエの場合と異なることに注意が必要である 透過ラウエの晶帯軸の角度 と背面ラウエの晶帯軸の角度 には次の関係がある = 9 晶帯と透過ラウエとの関係 透過ラウエの晶帯, 晶帯軸とステレオ投影図 フィルムと Leonhardt チャート Wulff ネットへの転写 11

12 X 線ビームの方向を Z 軸, 水平面内で Z 軸と直交する方向を X 軸およびそれら 2 軸と直交する方向を Y 軸とする 透過ラウエにおける軸立てとは 特定の面法線を Y 軸と一致させることである 反射ラウエでは面法線を X 線ビームの方向と一致させたが 透過ラウエでは面法線を X 線ビームに直交させる操作が軸立てとなる その面法線が Wulff ネット上で角 で表されている ゴニオメータ ヘッドの角度を修正して面法線を Y 軸に一致させる手順について説明する 角度の演算は基本的に反射ラウエの場合と同じである 面法線を X 線ビームに対して垂直にするか平行にするかだけである 結晶を搭載する二種類のゴニオメータ ヘッドに対して図示する 図は透過ラウエフィルムの上半分にある方位がある場合をしめす 下半分の場合 修正方向は図を参考にして判断する クロスゴニオメータヘッドは上のアークの面が入射 X 線ビームに平行であることに注意 透過ラウエのゴニオメータヘッドとしてはこの種類 配置が最適で角 がそのまま修正角度どなる Y Z Z X 修正角度 ( ) と ( ) tan 2 = tan 2 + tan 2 / cos 2 tan = tan / sin tan = tan / cos tan = tan cos X 線 X Y Y Z Z X X クロスゴニオメータ ヘッド ( 注 ) 二つのアークが上下逆であれば 修正角度は ( 上 ) ( 下 ) である ディスクとアークの組み合わせ 12

13 背面ラウエの場合と同じようにチャートではなく フィルムの座標から精度よく角 を演算することができる カメラ長 : D, スポット座標 ( X, Y ) とする 単位はいずれも mm である s = Y / X と置き換えた時 t = D X 2 + Y 2 + D 2 cos = s tan = 1 + t s 1 + 2s 2 - t 1 + t 1 + 2s 2 - t である (4) 未知方位の単結晶の方位解析 ( 透過ラウエ ) 透過ラウエ写真と Leonhardt チャートから Wulff ネットへのスポットや晶帯, 晶帯軸の転写の手順は背面ラウエの場合と同じである 背面ラウエの場合と異なる点は 晶帯は外円からの角度で描くこと 晶帯軸は中心から計ることである Leonhardt チャートによる晶帯, 晶帯軸のラウエフィルムからステレオ投影図への転写 13

14 透過ラウエの解析例としてアルミニウム単結晶を下記に挙げる 晶帯軸 PA, PB, PC に注目して極の指数付けを行い方位解析をする PA PB, PB PC, PC PA の角度がそれぞれ 35, 45, 3 であるから PA, PB, PC はそれぞれ {211}, {1}, {11} の極である アルミニウム単結晶の透過ラウエ図形 左図の透過ラウエ図形のステレオ投影 14

15 2. ラウエ方位解析の基礎 白色 X 線を使うラウエ反射は Ewald 球で表せば下図左のように表される 図中で最短波長と最長波長に相当する灰色の部分に含まれる逆格子点が反射にあずかる それらは式で表せば S S となる これでは波長毎に解析をする必要があり ラウエ写真の方位解析には不都合である そこで 上の式を次のように書き替えて波長が異なっても ひとつの Ewald 球で回折関係が表現できるように上の式の両辺に波長をかける その関係を表したのが下右図である 半径 1 の Ewald 球面で逆格子 hkl が回折する S-S = hkl = ha* + kb* + lc* = hkl 波長に関係なくひとつの Ewald 球で全ての反射を表現できることはラウエ写真を理解するのに非常に有効である ある軸に平行な格子面の面法線はその軸に直交しているから その軸に垂直な平面上にある その軸を晶帯軸といい 平行な格子面群を晶帯という ラウエ写真のスポットに直ちに Miller 指数をつけることは困難である 方位解析の手がかりになるのが同一平面上にある晶帯である 指数毎に面間隔は異なっているが 上の式を満たす波長で同時に回折がおこる このように晶帯の反射にある法則があることを下図に示している 左図は背面ラウエ写真の模式図で入射 X 線ビームに対して角 傾いた晶帯軸の晶帯からの反射スポットは双曲線に乗る 右図は透過ラウエに対する図で晶帯からの反射スポットは楕円に乗る 15

16 晶帯を見つけるために使用される道具が Greninger チャート ( 背面ラウエ ) と Leonhrdt チャート ( 透過ラウエ ) である これらのチャートの作成法を原理に則って以下に説明する (1) Greninger Chart( 背面ラウエ写真の方位解析用チャート ) の作成 入射 X 線ビームの逆方向を Z 軸にとり 下図のように Ewald 球面上に原点をとる座標系を設定する 晶帯軸が YZ 平面内で角 傾いている例を考える 晶帯は晶帯軸に垂直な平面であるから Z 軸と角 傾いた平面である 回折は Ewald 球面上で起こり 晶帯平面と Ewald 球面との交線は円である その面を取り出したのが下右図である この図から角 の位置は球面上で下に示すような座標となる 投影面 Z Z Y 晶帯軸 Ewald 球 (x,y,z) cos (,,1) (,,) (x,y,z ) 2 Z 晶帯を切り出した図 cos cos 2 cos (,,) X X x = cos sin 2 z = cos (1+cos 2 x = x = cos sin 2 z = z cos = cos 2 (1+cos 2 y = z tan = cos sin (1+cos 2) 座標 ( x, y, z ) にある逆格子点はこの点と Ewald 球の中心を結ぶ方向に回折される すなわち 回折ビームは点 (,,1) と点 (x,y,z) とを結ぶ直線の方程式で表され それは X Y Z - 1 = = cos sin 2 cos sin (1+cos 2) cos 2 (1+cos 2-1 である 16

17 この直線と平面 Z = 2 との交点が Greninger Chart 上の一点である 上の式の第 3 項に Z = 2 を代入して X, Y を求めれば X = cos sin 2 cos 2 (1+cos 2-1 Y = cos sin (1+cos 2) cos 2 (1+cos 2-1 カメラ長が D であれば 上記 (X,Y) を D 倍する 角 を固定して 角 をかえながら (X,Y) を求めてプロットすれば角 一定の曲線が描ける 角 を固定して 角 をかえながら (X,Y) を求めてプロットすれば角 一定の曲線が描ける 逆に フィルム上のスポット座標 ( X, Y ) とカメラ長を与えると角 を演算で求めることができる カメラ長 : D, スポット座標 ( X, Y ) とする 単位はいずれも mm である s = Y / X と置き換えた時 t = D X 2 + Y 2 + D 2 17

18 sin = s tan = 1 - t 1 + 2s 2 + t 1 - t 1 + 2s 2 + t で角度 が計算される ただし 符号が定められないので ラウエフィルムの上半分で角 の正を 左半分で角 の正を表す (2) Leonhardt Chart( 透過ラウエ写真の方位解析用チャート ) の作成 入射 X 線ビームの逆方向を Z 軸にとり 下図のように Ewald 球面上に原点をとる座標系を設定する 晶帯軸が YZ 平面内で角 傾いている例を考える 晶帯は晶帯軸に垂直な平面であるから Y 軸と角 傾いた平面である 回折は Ewald 球面上で起こり 晶帯平面と Ewald 球面との交線は円である その面を取り出したのが下右図である この図から角 の位置は球面上で下に示すような座標となる Y Y 投影面 晶帯を切り出した図 Y 2 Z (x,y,z) (,,1) 晶帯軸 (,,) X sin cos 2 sin x = sin sin 2 y = sin (1+cos 2) X x = sin sin 2 y = y cos cos sin (1+cos 2) z = y tan = sin 2 (1+cos 2) 座標 ( x, y, z ) にある逆格子点はこの点と Ewald 球の中心を結ぶ方向に回折される すなわち 回折ビームは点 (,,1) と点 (x,y,z) とを結ぶ直線の方程式で表され それは X Y Z - 1 = = sin sin 2cos sin (1+cos 2) sin 2 (1+cos 2-1 である 18

19 この直線と平面 Z = との交点が Leonhardt Chart 上の一点である 上の式の第 3 項に Z = を代入して X, Y を求めれば X = sin sin sin 2 (1+cos 2) Y = cos sin (1+cos 2) 1 - sin 2 (1+cos 2) カメラ長が D であれば 上記 (X,Y) を D 倍する 角 を固定して 角 をかえながら (X,Y) を求めてプロットすれば角 一定の曲線が描ける 角 を固定して 角 をかえながら (X,Y) を求めてプロットすれば角 一定の曲線が描ける スポット座標とカメラ長を与えると角 は次の演算で求めることができる カメラ長 : D, スポット座標 ( X, Y ) とする 単位はいずれも mm である s = Y / X と置き換えた時 t = D X 2 + Y 2 + D 2 cos = s 1 + t s 1 + 2s 2 - t である tan = 1 + t 1 + 2s 2 - t 19

20 (3) ステレオ投影と面間角単結晶の方位関係に使用される頻度の高い ( 透視点を球面に置く ) ステレオ投影図とそれを利用した面間角の求め方について述べる ( i )Polar projection ( Polar net ) 球と投影平面の接点が極にある投影図経線は放射状の直線 緯線は同心円である 緯線の半径 r = 2 tan( /2) ( 球の半径を 1 とする ) 立方晶 [ 111 ] 投影図 A : ( 111 ) B : ( 1 ) C : ( 11 ) D : ( 115 ) 2

21 ( ii )Meridian projection ( Stereographic net or Wulff net ) 球と投影平面との接点が赤道線上にある投影図ステレオ投影図上の 2 スポット間の角度を測るのに利用される 緯線円弧 BAD の中心 C の座標 :(, sec ) 円弧 BAD の半径 :tan ( 球の半径を 1 とする ) 経線円弧 NAS の中心 C の座標 :( cot, ) 円弧 NAS の半径 :cosec ( 球の半径を 1 とする ) Wulff ネット 21

22 ( iii ) 面間角 格子定数が既知であれば面間角は二つの指数を与えれば計算できる 立方晶の面間角表は格子定数によらないから汎用性が高く準備されていることが多い その他の晶系ではそれぞれに計算して作表しておく必要がある 標準投影図があれば Wulff ネットと組み合わせて面間角を読み取ることができる 立方晶 [1] 標準投影図 Wulff ネット 基本円半径が同じ標準投影図と Wulff ネットを重ねて適度に回転すると 経線上の指数の面間角は緯度差で求められる 22

23 参考文献 1. カリティ, X 線回折要論松村源太郎訳 AGNE 2. Leonid V. Azaroff, Elements of x-ray crystallography, McGRAW-HILL 3. 菊田惺志, X 線回折 散乱技術上, 東京大学出版会 23

24 付録軸立てを回転マトリックスで表現する ( ア ) 背面ラウエの場合 ここでは面法線を入射 X 線ビームの方向と一致させることを軸立てという Y Y 面法線 Z 入射 X 線 X X 長さ 1 の面法線の座標を (), (), ( ) の組み合わせでそれぞれ表せば 上図から次のようになる ( sin sin, sin cos, cos ), ( sin, cossin, cos cos ), ( sin cos, sin, cos cos ) である () で表された面法線を軸立てするには Z 軸周りに回転して面法線を YZ 平面へ移動する 回転する角度は である それを回転マトリックスで表現すると cos( ) sin( ) sin( ) cos( ) 1 sin sin sin cos cos = sin cos となる さらに X 軸周りに 回転すれば 1 cos( ) sin( ) sin( ) cos( ) sin cos = 1 となり Z 軸の方向を示し 面法線を入射 X 線ビームの方向と一致させることができる 回転マトリックス表現をまとめて下記に示す 24

25 1 cos sin sin cos cos sin sin cos 1 sin sin sin cos cos = 1 この回転を実現するゴニオメータヘッドの構成と入射 X 線ビームとの関係は クロスゴニオメータヘッドを下段のアーク面が入射 X 線と平行となるように配置である 上段のアークの回転軸は Z 軸となり 下段のアークの回転軸は X 軸となり 上記のマトリックスで表現された演算を実現できる 同様に () で表される座標表示に対して X 軸を回転軸として 回転し面法線を ZX 平面へ移動する (Y 座標が となる ) さらに Y 軸周りに 回転すると面法線を入射 X 線の方向と一致させることができる 1 cos sin sin cos sin cossin cos cos = sin cos 総合的には cos sin 1 sin cos 1 cos sin sin cos sin cossin cos cos = 1 である この回転を実現するゴニオメータ ヘッドは 上段にアーク面が入射ビームに平行に配置されたアーク ( ) で その回転軸は X 軸であり 下段は回転軸が Y 軸となる ( ) ディスクで構成されているゴニオメータ ヘッドである 同様に (, ) で表示される座標表示に対しは Y 軸を回転軸として 回転し面法線を YZ 平面へ移動し (X 座標が となる ) さらに X 軸周りに 回転すると面法線を Z 軸に乗せることができる すなわち 1 cos sin sin cos cos sin 1 sin cos sin cos sin cos cos = 1 である これを実現するゴニオメータ ヘッドは 上段に ( ) ディスクを 下段に ( ) アーク面を入射 X 線に平行にアークから構成されるゴニオメータ ヘッドである 25

26 ( イ ) 透過ラウエの場合 ここでは面法線を Y 軸と一致させることを軸立てという Z Y 面法線の座標は (),( ),( ) で下記に表される X Z X 線 X sin sin cos sin cos sin cos cos cos sin cos sin cos cos sin 角 の取り方が背面ラウエの場合と逆方向であるので X 軸周りの回転マトリックスは逆回転となるため 背面ラウエの場合と符号が異なることに注意すること 1 cos sin sin cos cos sin 1 sin cos sin sin cos sin cos = 1 これを実現するゴニオメータ ヘッドは 下段はアーク面を入射 X 線ビームと平行にしたアークで上段は ディスクで構成されるゴニオメータ ヘッドある cos sin sin cos 1 1 cos sin sin cos sin cos cos cos sin = 1 これを実現するゴニオメータ ヘッドは 上段のアーク面を入射 X 線ビームと平行にしたアークとするクロスゴニオメータ ヘッドである 1 cos sin sin cos cos sin sin cos 1 cos sin cos cos sin = 1 これを実現するゴニオメータ ヘッドは 下段のアーク面を入射 X 線ビームと平行にしたアークとするクロスゴニオメータ ヘッドである 26

27 付録 逆空間と逆格子ベクトル 結晶中の面の集合を考えるときには 二次元平面の代わりに一次元であるその面法線で考えるのが便利である 各平面は投影図中に極 ( 点 ) として表わすことができる 投影図中の極の相対的位置は 二面間の角度を示したり 結晶平面の相対的位置関係を明らかにする ラウエ写真では 試料上の照射点と回折斑点を結ぶ直線と 入射 X 線の方向が作る角度を二等分する方向が面法線を表わしている ラウエ写真では結晶の方位解析であるから 面法線の方向が分かれば十分であるが 結晶構造を解析するには不十分で さらに面間長さを表わす指標 すなわち面法線の長さが必要となる 結晶平面の方位と面間隔を その平面の法線と長さであらわすベクトルが逆格子ベクトルである すなわち 逆格子ベクトルは 格子面 (hkl) の向きを ある原点から引いた格子面の法線の方向であらわす 格子面の面間隔 (dhkl) を その法線の長さが面間隔の逆数に等しくなるようにとって表わす 格子面を法線の先端点で代表させることができ 結晶中の各格子面を代表する点の集合は格子を形成する その空間は長さの逆数の次元をもつので 逆空間とよばれ 形成された格子は逆格子とよばれる 各点は逆格子点といい 座標は (hkl) である 実空間のベクトル a,b,c と逆格子のベクトル a*,b*,c* との間には以下の関係がある a* = b c / a b c, b* = c a / a b c, c* = a b / a b c a a* = b b* = c c* = 1 a b* = a c* = b a* = = 1/d 2 hkl = (ha* + kb* + lc*) (ha* + kb* + lc*) = h 2 a* 2 + k 2 b* 2 + l 2 c* 2 + 2hka*b*cos* + 2klb*c*cos* + 2lhc*a*cos* 代表的晶系二例 : 立方晶 : 1/d 2 hkl = (h 2 + k 2 + l 2 )a* 2 1/d 2 hkl = (h 2 + k 2 + l 2 ) / a 2 六方晶 :1/d 2 hkl = (h 2 + hk + k 2 )a* 2 + l 2 c* 2 1/d 2 hkl = 4(h 2 + hk + k 2 ) / 3a 2 + l 2 / c 2 27

28 格子面 ( 実空間 ) とその逆格子点 ( 逆空間 ) 実格子と逆格子との関係 28

29 結晶方位に関係する結晶軸と結晶面との関係式をいくつか下記に示す (1) 晶帯軸 [uvw] と晶帯面 (hkl) との関係 hu + kv + lw = ( 説明 ) 晶帯面とは晶帯軸に平行な面である ミラー指数 (hkl) は結晶面の法線ベクトルであるから (hkl) と軸 [uvw] とは直交関係にある したがって ベクトルの内積はゼロである (ha*+kb*+lc*) (ua+vb+wc) = hu(a* a)+kv(b* b)+lw(c* c)+hv(a* b)+hw(a* c) = において a* a = b* b = c* c = 1, a* b = a* c = b* c = b* a = c* a = c* b = であるから hu + kv + lw = となる (2) 二つの結晶面 (h1k1l1) と (h2k2l2) との交線軸 [uvw] u = (k1l2 k2l1), v = (l1h2 l2h1), w = (h1k2 h2k1) ( 説明 ) 交線 [uvw] は二つの面法線 (h1k1l1), (h2k2l2) に直交している したがって 二つの面法線のベクトル積が交線 [uvw] となる ua + vb + wc = {(h1a* + k1b* + l1c*) (h2a* + k2b* + l2c*)} / V* a = b* c* / V*, --- (3) 二つの軸 [u1v1w1] と [u2v2w2] に平行な結晶面 (hkl) h = (v1w2 v2w1), k = (w1u2 w2u1), l = (u1v2 u2v1) ( 説明 ) 結晶面の面法線 (hkl) は二つの軸 [u1v1w1] と [u2v2w2] とに直交している したがって 二軸のベクトル積が面法線 (hkl) となる ha* + kb* + lc* = {(u1a + v1b + w1c) (u2a + v2b + w2c)}/v a* = b c / V, --- (4) 軸 [hkl] と面 (hkl) のとき 立方晶では同じ方位であるが 他の晶系では通常は平行ではない ( 説明 ) 軸方位 [hkl] と面方位 (hkl) とのなす角 を計算する cos= {(ha+kb+lc) (ha*+kb*+lc*)}/{ ha+kb+lc ha*+kb*+lc* } 分子 = h 2 +k 2 +c 2 ha+kb+lc = (ha+kb+lc) (ha+kb+lc)} = (h 2 a a + k 2 b b + l 2 c c + 2hka b + 2klb c + 2lhc a) ha*+kb*+lc* = (ha*+kb*+lc*) (ha*+kb*+lc*)} = (h 2 a* a* + k 2 b* b* + l 2 c* c* + 2hka* b* + 2klb* c* + 2lhc* a*) 立方晶においては a b = b c = c a = a* b* = b* c* = c* a* =, a a = b b = c c = a 2 a* a* = b* b* = c* c* = a* 2 = 1/a 2 であるから 分母 = h 2 +k 2 +c 2 となり cos= 1 であるから = で軸 [hkl] と面法線 (hkl) とは平行である その他の晶系では 分母 = h 2 +k 2 +c 2 にはならないから 通常平行とはならない ( 例外は [1] と (1) などである ) 29

構造化学

構造化学 構造化学 消滅則と空間群の判定 第 回 7 月 日 河野淳也 本日の目標 消滅則と空間群の判定について理解しよう 内容 復習 X 線結晶構造解析の手順 消滅則 空間群の判定 これまでの話 結晶 回折像 ( 前半 ) 結晶の対称性 ( 後半 ) - 電子 - + 原子 単位胞 X 線回折像からの結晶構造解析 結晶 X 線結晶構造解析の手順 結晶作成回折データ測定格子定数の決定空間群の判定位相決定 (

More information

<4D F736F F F696E74202D2095A890AB95A8979D91E682528FCD B8CDD8AB B83685D>

<4D F736F F F696E74202D2095A890AB95A8979D91E682528FCD B8CDD8AB B83685D> 3. 回折現象と逆格子 3.1 逆格子とは 簡単な例で 逆格子が何かを示そう 逆格子は物性工学を理解する上で 非常に重要である 逆格子は ブラべー格子をフーリエ空間に移したものであり 次のよう に定義される まず 平面波が e ik r で与えられることを思い出して欲 しい この平面波がブラべー格子の周期性を持つとすると R をブラべ ー格子ベクトルとして ik r+r e = e ik r (3-1)

More information

p tn tn したがって, 点 の 座標は p p tn tn tn また, 直線 l と直線 p の交点 の 座標は p p tn p tn よって, 点 の座標 (, ) は p p, tn tn と表され p 4p p 4p 4p tn tn tn より, 点 は放物線 4 p 上を動くこと

p tn tn したがって, 点 の 座標は p p tn tn tn また, 直線 l と直線 p の交点 の 座標は p p tn p tn よって, 点 の座標 (, ) は p p, tn tn と表され p 4p p 4p 4p tn tn tn より, 点 は放物線 4 p 上を動くこと 567_ 次曲線の三角関数による媒介変数表示 次曲線の三角関数による媒介変数表示 次曲線 ( 放物線 楕円 双曲線 ) の標準形の, についての方程式と, 三角関数による媒介変数表示は次のように対応している.. 放物線 () 4 p (, ) ( ptn, ptn ) (). 楕円. 双曲線 () () (, p p ), tn tn (, ) ( cos, sin ) (, ), tn cos (,

More information

20~22.prt

20~22.prt [ 三クリア W] 辺が等しいことの証明 ( 円周角と弦の関係利用 ) の の二等分線がこの三角形の外接円と交わる点をそれぞれ とするとき 60 ならば であることを証明せよ 60 + + 0 + 0 80-60 60 から ゆえに 等しい長さの弧に対する弦の長さは等しいから [ 三クリア ] 方べきの定理 接線と弦のなす角と円周角を利用 線分 を直径とする円 があり 右の図のように の延長上の点

More information

代数 幾何 < ベクトル > 1 ベクトルの演算 和 差 実数倍については 文字の計算と同様 2 ベクトルの成分表示 平面ベクトル : a x e y e x, ) ( 1 y1 空間ベクトル : a x e y e z e x, y, ) ( 1 1 z1

代数 幾何 < ベクトル > 1 ベクトルの演算 和 差 実数倍については 文字の計算と同様 2 ベクトルの成分表示 平面ベクトル : a x e y e x, ) ( 1 y1 空間ベクトル : a x e y e z e x, y, ) ( 1 1 z1 代数 幾何 < ベクトル > ベクトルの演算 和 差 実数倍については 文字の計算と同様 ベクトルの成分表示 平面ベクトル :, 空間ベクトル : z,, z 成分での計算ができるようにすること ベクトルの内積 : os 平面ベクトル :,, 空間ベクトル :,,,, z z zz 4 ベクトルの大きさ 平面上 : 空間上 : z は 良く用いられる 5 m: に分ける点 : m m 図形への応用

More information

2017年度 長崎大・医系数学

2017年度 長崎大・医系数学 07 長崎大学 ( 医系 ) 前期日程問題 解答解説のページへ 以下の問いに答えよ () 0 のとき, si + cos の最大値と最小値, およびそのときの の値 をそれぞれ求めよ () e を自然対数の底とする > eの範囲において, 関数 y を考える この両 辺の対数を について微分することにより, y は減少関数であることを示せ また, e< < bのとき, () 数列 { } b の一般項が,

More information

Microsoft PowerPoint - 10JUL13.ppt

Microsoft PowerPoint - 10JUL13.ppt 無機化学 03 年 4 月 ~03 年 8 月 水曜日 時間目 4M 講義室第 3 回 7 月 0 日ミラー指数面の間隔 X 線回折ブラッグの法則 (0 章材料 : 固体 ) 結晶構造 担当教員 : 福井大学大学院工学研究科生物応用化学専攻教授前田史郎 E-mil:sme@u-fukui.c.jp URL:http://cbio.cbio.u-fukui.c.jp/phychem/me/kougi

More information

2014年度 筑波大・理系数学

2014年度 筑波大・理系数学 筑波大学 ( 理系 ) 前期日程問題 解答解説のページへ f ( x) = x x とする y = f ( x ) のグラフに点 P(, ) から引いた接線は 本あるとする つの接点 A (, f ( )), B(, f ( )), C(, f ( )) を頂点とする三角形の 重心を G とする () + +, + + および を, を用いて表せ () 点 G の座標を, を用いて表せ () 点 G

More information

2015年度 岡山大・理系数学

2015年度 岡山大・理系数学 5 岡山大学 ( 理系 ) 前期日程問題 解答解説のページへ を 以上の自然数とし, から までの自然数 k に対して, 番号 k をつけたカードをそれぞれ k 枚用意する これらすべてを箱に入れ, 箱の中から 枚のカードを同時に引くとき, 次の問いに答えよ () 用意したカードは全部で何枚か答えよ () 引いたカード 枚の番号が両方とも k である確率を と k の式で表せ () 引いたカード 枚の番号が一致する確率を

More information

vecrot

vecrot 1. ベクトル ベクトル : 方向を持つ量 ベクトルには 1 方向 2 大きさ ( 長さ ) という 2 つの属性がある ベクトルの例 : 物体の移動速度 移動量電場 磁場の強さ風速力トルクなど 2. ベクトルの表現 2.1 矢印で表現される 矢印の長さ : ベクトルの大きさ 矢印の向き : ベクトルの方向 2.2 2 個の点を用いて表現する 始点 () と終点 () を結ぶ半直線の向き : ベクトルの方向

More information

2017年度 金沢大・理系数学

2017年度 金沢大・理系数学 07 金沢大学 ( 理系 前期日程問題 解答解説のページへ 次の問いに答えよ ( 6 z + 7 = 0 を満たす複素数 z をすべて求め, それらを表す点を複素数平面上に図 示せよ ( ( で求めた複素数 z を偏角が小さい方から順に z, z, とするとき, z, z と 積 zz を表す 点が複素数平面上で一直線上にあることを示せ ただし, 偏角は 0 以上 未満とする -- 07 金沢大学

More information

0 21 カラー反射率 slope aspect 図 2.9: 復元結果例 2.4 画像生成技術としての計算フォトグラフィ 3 次元情報を復元することにより, 画像生成 ( レンダリング ) に応用することが可能である. 近年, コンピュータにより, カメラで直接得られない画像を生成する技術分野が生

0 21 カラー反射率 slope aspect 図 2.9: 復元結果例 2.4 画像生成技術としての計算フォトグラフィ 3 次元情報を復元することにより, 画像生成 ( レンダリング ) に応用することが可能である. 近年, コンピュータにより, カメラで直接得られない画像を生成する技術分野が生 0 21 カラー反射率 slope aspect 図 2.9: 復元結果例 2.4 画像生成技術としての計算フォトグラフィ 3 次元情報を復元することにより, 画像生成 ( レンダリング ) に応用することが可能である. 近年, コンピュータにより, カメラで直接得られない画像を生成する技術分野が生まれ, コンピューテーショナルフォトグラフィ ( 計算フォトグラフィ ) と呼ばれている.3 次元画像認識技術の計算フォトグラフィへの応用として,

More information

補足 中学で学習したフレミング左手の法則 ( 電 磁 力 ) と関連付けると覚えやすい 電磁力は電流と磁界の外積で表される 力 F 磁 電磁力 F li 右ねじの回転の向き電 li ( l は導線の長さ ) 補足 有向線分とベクトル有向線分 : 矢印の位

補足 中学で学習したフレミング左手の法則 ( 電 磁 力 ) と関連付けると覚えやすい 電磁力は電流と磁界の外積で表される 力 F 磁 電磁力 F li 右ねじの回転の向き電 li ( l は導線の長さ ) 補足 有向線分とベクトル有向線分 : 矢印の位 http://totemt.sur.ne.p 外積 ( ベクトル積 ) の活用 ( 面積, 法線ベクトル, 平面の方程式 ) 3 次元空間の つのベクトルの積が つのベクトルを与えるようなベクトルの掛け算 ベクトルの積がベクトルを与えることからベクトル積とも呼ばれる これに対し内積は符号と大きさをもつ量 ( スカラー量 ) を与えるので, スカラー積とも呼ばれる 外積を使うと, 平行四辺形や三角形の面積,

More information

2018年度 筑波大・理系数学

2018年度 筑波大・理系数学 筑波大学 ( 理系 ) 前期日程問題 解答解説のページへ < < とする 放物線 上に 点 (, ), A (ta, ta ), B( - ta, ta ) をとる 三角形 AB の内心の 座標を p とし, 外心の 座標を q とする また, 正の実数 a に対して, 直線 a と放物線 で囲まれた図形の面積を S( a) で表す () p, q を cos を用いて表せ S( p) () S(

More information

2015-2017年度 2次数学セレクション(複素数)解答解説

2015-2017年度 2次数学セレクション(複素数)解答解説 05 次数学セレクション解答解説 [ 筑波大 ] ( + より, 0 となり, + から, ( (,, よって, の描く図形 C は, 点 を中心とし半径が の円である すなわち, 原 点を通る円となる ( は虚数, は正の実数より, である さて, w ( ( とおくと, ( ( ( w ( ( ( ここで, w は純虚数より, は純虚数となる すると, の描く図形 L は, 点 を通り, 点 と点

More information

PoincareDisk-3.doc

PoincareDisk-3.doc 3. ポアンカレ円盤上の 次分数変換この節以降では, 単に双曲的直線, 双曲的円などといえば, 全てポアンカレ円盤上の基本図形とします. また, 点 と点 B のポアンカレ円盤上での双曲的距離を,[,B] と表します. 3. 双曲的垂直 等分線 ユークリッドの原論 において 円 双曲的円, 直線 双曲的直線 の置き換えを行うだけで, 双曲的垂直 等分線, 双曲的内心, 双曲的外心などを 機械的に (

More information

<4D F736F F D EBF97CD8A B7982D189898F4B A95748E9197BF4E6F31312E646F63>

<4D F736F F D EBF97CD8A B7982D189898F4B A95748E9197BF4E6F31312E646F63> 土質力学 Ⅰ 及び演習 (B 班 : 小高担当 ) 配付資料 N.11 (6.1.1) モールの応力円 (1) モールの応力円を使う上での3つの約束 1 垂直応力は圧縮を正とし, 軸の右側を正の方向とする 反時計まわりのモーメントを起こさせるせん断応力 の組を正とする 3 物体内で着目する面が,θ だけ回転すると, モールの応力円上では θ 回転する 1とは物理的な実際の作用面とモールの応力円上との回転の方向を一致させるために都合の良い約束である

More information

学習指導要領

学習指導要領 (1 ) 数と式 ア数と集合 ( ア ) 実数数を実数まで拡張する意義を理解し 簡単な無理数の四則計算をすること 自然数 整数 有理数 無理数の包含関係など 実 数の構成を理解する ( 例 ) 次の空欄に適当な言葉をいれて, 数の集合を表しなさい 実数の絶対値が実数と対応する点と原点との距離で あることを理解する ( 例 ) 次の値を求めよ (1) () 6 置き換えなどを利用して 三項の無理数の乗法の計

More information

<8D828D5A838A817C A77425F91E6318FCD2E6D6364>

<8D828D5A838A817C A77425F91E6318FCD2E6D6364> 4 1 平面上のベクトル 1 ベクトルとその演算 例題 1 ベクトルの相等 次の問いに答えよ. ⑴ 右の図 1 は平行四辺形 である., と等しいベクトルをいえ. ⑵ 右の図 2 の中で互いに等しいベクトルをいえ. ただし, すべてのマス目は正方形である. 解 ⑴,= より, =,= より, = ⑵ 大きさと向きの等しいものを調べる. a =d, c = f d e f 1 右の図の長方形 において,

More information

2018年度 神戸大・理系数学

2018年度 神戸大・理系数学 8 神戸大学 ( 理系 ) 前期日程問題 解答解説のページへ t を < t < を満たす実数とする OABC を 辺の長さが の正四面体とする 辺 OA を -t : tに内分する点を P, 辺 OB を t :-tに内分する点を Q, 辺 BC の中点を R とする また a = OA, b = OB, c = OC とする 以下の問いに答えよ () QP と QR をt, a, b, c を用いて表せ

More information

2018年度 東京大・理系数学

2018年度 東京大・理系数学 08 東京大学 ( 理系 ) 前期日程問題 解答解説のページへ関数 f ( ) = + cos (0 < < ) の増減表をつくり, + 0, 0 のと sin きの極限を調べよ 08 東京大学 ( 理系 ) 前期日程問題 解答解説のページへ n+ 数列 a, a, を, Cn a n = ( n =,, ) で定める n! an qn () n とする を既約分数 an p として表したときの分母

More information

2017年度 千葉大・理系数学

2017年度 千葉大・理系数学 017 千葉大学 ( 理系 ) 前期日程問題 1 解答解説のページへ n を 4 以上の整数とする 座標平面上で正 n 角形 A1A A n は点 O を中心とする半径 1 の円に内接している a = OA 1, b = OA, c = OA 3, d = OA4 とし, k = cos とおく そして, 線分 A1A3 と線分 AA4 との交点 P は線分 A1A3 を n :1に内分するとする

More information

2016年度 筑波大・理系数学

2016年度 筑波大・理系数学 06 筑波大学 ( 理系 ) 前期日程問題 解答解説のページへ k を実数とする y 平面の曲線 C : y とC : y- + k+ -k が異なる共 有点 P, Q をもつとする ただし点 P, Q の 座標は正であるとする また, 原点を O とする () k のとりうる値の範囲を求めよ () k が () の範囲を動くとき, OPQ の重心 G の軌跡を求めよ () OPQ の面積を S とするとき,

More information

学習指導要領

学習指導要領 (1) 数と式 ア数と集合 ( ア ) 実数数を実数まで拡張する意義を理解し 簡単な無理数の四則計算をすること 自然数 整数 有理数 無理数 実数のそれぞれの集 合について 四則演算の可能性について判断できる ( 例 ) 下の表において それぞれの数の範囲で四則計算を考えるとき 計算がその範囲で常にできる場合には を 常にできるとは限らない場合には を付けよ ただし 除法では 0 で割ることは考えない

More information

公式集 数学 Ⅱ B 頭に入っていますか? 8 和積の公式 A + B A B si A + si B si os A + B A B si A si B os si A + B A B os A + os B os os A + B A B os A os B si si 9 三角関数の合成 si

公式集 数学 Ⅱ B 頭に入っていますか? 8 和積の公式 A + B A B si A + si B si os A + B A B si A si B os si A + B A B os A + os B os os A + B A B os A os B si si 9 三角関数の合成 si 公式集 数学 Ⅱ B 頭に入っていますか? < 図形と方程式 > 点間の距離 A x, B x, のとき x x + : に分ける点 A x, B x, のとき 線分 AB を:に分ける点 æ x + x + ö は ç, è + + ø 注 < のとき外分点 直線の方程式 傾き で 点 x, を通る : x 点 x, x, を通る : x 注 分母が のとき は座標軸と平行な直線 x x 4 直線の位置関係

More information

数学 ⅡB < 公理 > 公理を論拠に定義を用いて定理を証明する 1 大小関係の公理 順序 (a > b, a = b, a > b 1 つ成立 a > b, b > c a > c 成立 ) 順序と演算 (a > b a + c > b + c (a > b, c > 0 ac > bc) 2 図

数学 ⅡB < 公理 > 公理を論拠に定義を用いて定理を証明する 1 大小関係の公理 順序 (a > b, a = b, a > b 1 つ成立 a > b, b > c a > c 成立 ) 順序と演算 (a > b a + c > b + c (a > b, c > 0 ac > bc) 2 図 数学 Ⅱ < 公理 > 公理を論拠に定義を用いて定理を証明する 大小関係の公理 順序 >, =, > つ成立 >, > > 成立 順序と演算 > + > + >, > > 図形の公理 平行線の性質 錯角 同位角 三角形の合同条件 三角形の合同相似 量の公理 角の大きさ 線分の長さ < 空間における座漂とベクトル > ベクトルの演算 和 差 実数倍については 文字の計算と同様 ベクトルの成分表示 平面ベクトル

More information

2018年度 岡山大・理系数学

2018年度 岡山大・理系数学 08 岡山大学 ( 理系 ) 前期日程問題 解答解説のページへ 関数 f ( x) = ( + x) x について, 以下の問いに答えよ () f ( x ) = 0 を満たす x の値を求めよ () 曲線 y = f ( x ) について, 原点を通るすべての接線の方程式を求めよ (3) 曲線 y = f ( x ) について, 原点を通る接線のうち, 接点の x 座標が最大のものを L とする

More information

複素数平面への誘い

複素数平面への誘い いざな複素数平面への誘い GRS による複素数平面の表現 複素数平面への第一歩 - 複素数モード - 点と複素数 -3 複素数の四則演算 -4 絶対値と偏角, 共役複素数 -5 絶対値と偏角による複素数の表現 複素数平面の変換 4 - 回転移動と相似拡大 - 直線 に関する対称変換 -3 単位円に関する反転変換 -4 複素数平面の変換と曲線 3 入試問題に挑戦 6 3- 陰関数を利用した図形の表示

More information

平成 年 月 7 日 ( 土 第 75 回数学教育実践研究会アスティ 45 ビル F セミナールーム A 札幌医科大学 年 P ab, を正の定数とする 平面上において ( a, を中心とする円 Q 4 C と (, b を中心とする円 C が 原点 O で外接している また P を円 C 上の点と

平成 年 月 7 日 ( 土 第 75 回数学教育実践研究会アスティ 45 ビル F セミナールーム A 札幌医科大学 年 P ab, を正の定数とする 平面上において ( a, を中心とする円 Q 4 C と (, b を中心とする円 C が 原点 O で外接している また P を円 C 上の点と 平成 年 月 7 日 ( 土 第 75 回数学教育実践研究会アスティ 45 ビル F セミナールーム 微分積分の拡張 変数関数問題へのアプローチ 予選決勝優勝法からラグランジュ未定乗数法 松本睦郎 ( 札幌北高等学校 変数関数の最大値 最小値に関する問題には多様なアプローチ法がある 文字を固定した 予選決勝優勝法, 計算のみで解法する 文字消去法, 微分積分を利用した ラグランジュ未定乗数法 がある

More information

Microsoft Word - 201hyouka-tangen-1.doc

Microsoft Word - 201hyouka-tangen-1.doc 数学 Ⅰ 評価規準の作成 ( 単元ごと ) 数学 Ⅰ の目標及び図形と計量について理解させ 基礎的な知識の習得と技能の習熟を図り それらを的確に活用する機能を伸ばすとともに 数学的な見方や考え方のよさを認識できるようにする 評価の観点の趣旨 式と不等式 二次関数及び図形と計量における考え方に関 心をもつとともに 数学的な見方や考え方のよさを認識し それらを事象の考察に活用しようとする 式と不等式 二次関数及び図形と計量における数学的な見

More information

2013年度 九州大・理系数学

2013年度 九州大・理系数学 九州大学 ( 理系 ) 前期日程問題 解答解説のページへ a> とし, つの曲線 y= ( ), y= a ( > ) を順にC, C とする また, C とC の交点 P におけるC の接線をl とする 以下 の問いに答えよ () 曲線 C とy 軸および直線 l で囲まれた部分の面積をa を用いて表せ () 点 P におけるC の接線と直線 l のなす角を ( a) とき, limasin θ(

More information

2014年度 名古屋大・理系数学

2014年度 名古屋大・理系数学 04 名古屋大学 ( 理系 ) 前期日程問題 解答解説のページへ空間内にある半径 の球 ( 内部を含む ) を B とする 直線 と B が交わっており, その交わりは長さ の線分である () B の中心と との距離を求めよ () のまわりに B を 回転してできる立体の体積を求めよ 04 名古屋大学 ( 理系 ) 前期日程問題 解答解説のページへ 実数 t に対して 点 P( t, t ), Q(

More information

例題1 転がり摩擦

例題1 転がり摩擦 重心 5.. 重心問題解法虎の巻. 半円 分円. 円弧. 扇形. 半球殻 5. 半球体 6. 厚みのある半球殻 7. 三角形 8. 円錐 9. 円錐台. 穴あき板. 空洞のある半球ボール 重心問題解法虎の巻 関西大学工学部物理学教室 齊藤正 重心を求める場合 質点系の重心の求め方が基本 実際の物体では連続体であるので 積分形式で求める場合が多い これらの式は 次元のベクトル形式で書かれている通り つの式は実際には

More information

座標軸以外の直線のまわりの回転体の体積 ( バウムクーヘン分割公式 ) の問題の解答 立体の体積の求め方 図 1 の立体の体積 V を求める方法を考えてみる 図 1 図 1 のように 軸の から までの長さを 等分する そして とおく とすると となる 図 1 のように のときの 軸に垂直な平面 に

座標軸以外の直線のまわりの回転体の体積 ( バウムクーヘン分割公式 ) の問題の解答 立体の体積の求め方 図 1 の立体の体積 V を求める方法を考えてみる 図 1 図 1 のように 軸の から までの長さを 等分する そして とおく とすると となる 図 1 のように のときの 軸に垂直な平面 に 立体の体積の求め方 図 1 の立体の体積 V を求める方法を考えてみる 図 1 図 1 のように 軸の から までの長さを 等分する そして とおく とすると となる 図 1 のように のときの 軸に垂直な平面 による立体の断面積を とする 図 1の から までの斜線部分の立体 の体積を とすると, 図 2のように は 底面積 高さ の角柱の体積とみなせる よって 図 2 と表せる ただし とすると,

More information

学習指導要領

学習指導要領 (1) 数と式 学習指導要領ア数と集合 ( ア ) 実数数を実数まで拡張する意義を理解し 簡単な無理数の四則計算をすること 千早高校学力スタンダード 自然数 整数 有理数 無理数の用語の意味を理解す る ( 例 ) 次の数の中から自然数 整数 有理 数 無理数に分類せよ 3 3,, 0.7, 3,,-, 4 (1) 自然数 () 整数 (3) 有理数 (4) 無理数 自然数 整数 有理数 無理数の包含関係など

More information

. 角の二等分線と調和平均 平面上に点 を端点とする線分 と を重ならないようにとる, とし とする の二等分線が線分 と交わる点を とし 点 から に垂直に引いた直線が線分 と交わる点 とする 線分 の長さを求めてみよう 点 から に垂直な直線と および との交点をそれぞれ, Dとする つの直角三

. 角の二等分線と調和平均 平面上に点 を端点とする線分 と を重ならないようにとる, とし とする の二等分線が線分 と交わる点を とし 点 から に垂直に引いた直線が線分 と交わる点 とする 線分 の長さを求めてみよう 点 から に垂直な直線と および との交点をそれぞれ, Dとする つの直角三 角の二等分線で開くいろいろな平均 札幌旭丘高校中村文則 0. 数直線上に現れるいろいろな平均下図は 数 (, ) の調和平均 相乗平均 相加平均 二乗平均を数直線上に置いたものである, とし 直径 中心 である円を用いていろいろな平均の大小関係を表現するもっとも美しい配置方法であり その証明も容易である Q D E F < 相加平均 > (0), ( ), ( とすると 線分 ) の中点 の座標はである

More information

木村の理論化学小ネタ 体心立方構造 面心立方構造 六方最密構造 剛球の並べ方と最密構造剛球を平面上に の向きに整列させるのに次の 2 つの方法がある 図より,B の方が A より密であることがわかる A B 1

木村の理論化学小ネタ   体心立方構造 面心立方構造 六方最密構造 剛球の並べ方と最密構造剛球を平面上に の向きに整列させるのに次の 2 つの方法がある 図より,B の方が A より密であることがわかる A B 1 体心立方構造 面心立方構造 六方最密構造 剛球の並べ方と最密構造剛球を平面上に の向きに整列させるのに次の 2 つの方法がある 図より,B の方が A より密であることがわかる A B 1 体心立方構造 A を土台に剛球を積み重ねる 1 段目 2 2 段目 3 3 段目 他と色で区別した部分は上から見た最小繰り返し単位構造 ( 体心立方構造 ) 4 つまり,1 段目,2 段目,3 段目と順に重ねることにより,

More information

" 01 JJM 予選 4 番 # 四角形 の辺 上に点 があり, 直線 と は平行である.=,=, =5,=,= のとき, を求めよ. ただし,XY で線分 XY の長さを表すものとする. 辺 と辺 の延長線の交点を, 辺 と辺 の延長線の交点を G とする. 5 四角形 は直線 に関して線対称な

 01 JJM 予選 4 番 # 四角形 の辺 上に点 があり, 直線 と は平行である.=,=, =5,=,= のとき, を求めよ. ただし,XY で線分 XY の長さを表すものとする. 辺 と辺 の延長線の交点を, 辺 と辺 の延長線の交点を G とする. 5 四角形 は直線 に関して線対称な 1 " 数学発想ゼミナール # ( 改題 ) 直径を とする半円周上に一定の長さの弦がある. この弦の中点と, 弦の両端の各点から直径 への垂線の足は三角形をつくる. この三角形は二等辺三角形であり, かつその三角形は弦の位置にかかわらず相似であることを示せ. ( 証明 ) 弦の両端を X,Y とし,M を線分 XY の中点,, をそれぞれ X,Y から直径 への垂線の足とする. また,M の直径

More information

2014年度 千葉大・医系数学

2014年度 千葉大・医系数学 04 千葉大学 ( 医系 ) 前期日程問題 解答解説のページへ 袋の中に, 赤玉が 3 個, 白玉が 7 個が入っている 袋から玉を無作為に つ取り出し, 色を確認してから, 再び袋に戻すという試行を行う この試行を N 回繰り返したときに, 赤玉を A 回 ( ただし 0 A N) 取り出す確率を p( N, A) とする このとき, 以下の問いに答えよ () 確率 p( N, A) を N と

More information

機構学 平面機構の運動学

機構学 平面機構の運動学 問題 1 静止座標系 - 平面上を運動する節 b 上に2 定点,Bを考える. いま,2 点の座標は(0,0),B(50,0) である. 2 点間の距離は 50 mm, 点の速度が a 150 mm/s, 点 Bの速度の向きが150 である. 以下の問いに答えよ. (1) 点 Bの速度を求めよ. (2) 瞬間中心を求めよ. 節 b a (0,0) b 150 B(50,0) 問題 1(1) 解答 b

More information

PowerPoint Presentation

PowerPoint Presentation 付録 2 2 次元アフィン変換 直交変換 たたみ込み 1.2 次元のアフィン変換 座標 (x,y ) を (x,y) に移すことを 2 次元での変換. 特に, 変換が と書けるとき, アフィン変換, アフィン変換は, その 1 次の項による変換 と 0 次の項による変換 アフィン変換 0 次の項は平行移動 1 次の項は座標 (x, y ) をベクトルと考えて とすれば このようなもの 2 次元ベクトルの線形写像

More information

Math-quarium 練習問題 + 図形の性質 線分 は の二等分線であるから :=:=:=: よって = = = 線分 は の外角の二等分線であるから :=:=:=: よって :=: したがって == 以上から =+=+= 右の図において, 点 は の外心である α,βを求めよ α β 70

Math-quarium 練習問題 + 図形の性質 線分 は の二等分線であるから :=:=:=: よって = = = 線分 は の外角の二等分線であるから :=:=:=: よって :=: したがって == 以上から =+=+= 右の図において, 点 は の外心である α,βを求めよ α β 70 Math-quarium 練習問題 + 図形の性質 図形の性質 線分 に対して, 次の点を図示せよ () : に内分する点 () : に外分する点 Q () 7: に外分する点 R () 中点 M () M () Q () () R 右の図において, 線分の長さ を求めよ ただし,R//Q,R//,Q=,=6 とする Q R 6 Q から,:=:6=: より :=: これから,R:=: より :6=:

More information

学習指導要領

学習指導要領 (1) 数と式 ア数と集合 ( ア ) 実数数を実数まで拡張する意義を理解し 簡単な無理数の四則計算をすること 自然数 整数 有理数 無理数の包含関係など 実数 の構成を理解する ( 例 ) 次の空欄に適当な言葉をいれて, 数の集合を表しなさい ア イ 無理数 整数 ウ 無理数の加法及び減法 乗法公式などを利用した計 算ができる また 分母だけが二項である無理数の 分母の有理化ができる ( 例 1)

More information

コンピュータグラフィックス第8回

コンピュータグラフィックス第8回 コンピュータグラフィックス 第 8 回 レンダリング技法 1 ~ 基礎と概要, 隠面消去 ~ 理工学部 兼任講師藤堂英樹 レポート提出状況 課題 1 の選択が多い (STAND BY ME ドラえもん ) 体験演習型 ( 課題 3, 課題 4) の選択も多い 内訳 課題 1 課題 2 課題 3 課題 4 課題 5 2014/11/24 コンピュータグラフィックス 2 次回レポートの体験演習型 メタセコイア,

More information

断面の諸量

断面の諸量 断面の諸量 建設システム工学科高谷富也 断面 次モーメント 定義 G d G d 座標軸の平行移動 断面 次モーメント 軸に平行な X Y 軸に関する断面 次モーメント G X G Y を求める X G d d d Y 0 0 G 0 G d d d 0 0 G 0 重心 軸に関する断面 次モーメントを G G とし 軸に平行な座標軸 X Y の原点が断面の重心に一致するものとする G G, G G

More information

Microsoft PowerPoint - H21生物計算化学2.ppt

Microsoft PowerPoint - H21生物計算化学2.ppt 演算子の行列表現 > L いま 次元ベクトル空間の基底をケットと書くことにする この基底は完全系を成すとすると 空間内の任意のケットベクトルは > > > これより 一度基底を与えてしまえば 任意のベクトルはその基底についての成分で完全に記述することができる これらの成分を列行列の形に書くと M これをベクトル の基底 { >} による行列表現という ところで 行列 A の共役 dont 行列は A

More information

学習指導要領

学習指導要領 (1) 数と式 学習指導要領ア数と集合 ( ア ) 実数数を実数まで拡張する意義を理解し 簡単な無理数の四則計算をすること 第 1 章第 節実数 東高校学力スタンダード 4 実数 (P.3~7) 自然数 整数 有理数 無理数 実数のそれぞれの集 合について 四則演算の可能性について判断できる ( 例 ) 下の表において, それぞれの数の範囲で四則計算を考えるとき, 計算がその範囲で常にできる場合には

More information

数値計算で学ぶ物理学 4 放物運動と惑星運動 地上のように下向きに重力がはたらいているような場においては 物体を投げると放物運動をする 一方 中心星のまわりの重力場中では 惑星は 円 だ円 放物線または双曲線を描きながら運動する ここでは 放物運動と惑星運動を 運動方程式を導出したうえで 数値シミュ

数値計算で学ぶ物理学 4 放物運動と惑星運動 地上のように下向きに重力がはたらいているような場においては 物体を投げると放物運動をする 一方 中心星のまわりの重力場中では 惑星は 円 だ円 放物線または双曲線を描きながら運動する ここでは 放物運動と惑星運動を 運動方程式を導出したうえで 数値シミュ 数値計算で学ぶ物理学 4 放物運動と惑星運動 地上のように下向きに重力がはたらいているような場においては 物体を投げると放物運動をする 一方 中心星のまわりの重力場中では 惑星は 円 だ円 放物線または双曲線を描きながら運動する ここでは 放物運動と惑星運動を 運動方程式を導出したうえで 数値シミュレーションによって計算してみる 4.1 放物運動一様な重力場における放物運動を考える 一般に質量の物体に作用する力をとすると運動方程式は

More information

<4D F736F F D20824F F6490CF95AA82C696CA90CF95AA2E646F63>

<4D F736F F D20824F F6490CF95AA82C696CA90CF95AA2E646F63> 1/15 平成 3 年 3 月 4 日午後 6 時 49 分 5 ベクトルの 重積分と面積分 5 重積分と面積分 Ⅰ. 重積分 と で 回積分することを 重積分 といいます この 重積分は何を意味しているのでしょう? 通常の積分 (1 重積分 ) では C d 図 1a 1 f d (5.1) 1 f d f ( ) は 図形的には図 1a のように面積を表しています つまり 1 f ( ) を高さとしてプロットすると図

More information

Chap2.key

Chap2.key . f( ) V (V V ) V e + V e V V V V ( ) V V ( ) E. - () V (0 ) () V (0 ) () V (0 ) (4) V ( ) E. - () V (0 ) () V (0 ) O r θ ( ) ( ) : (r θ) : { r cos θ r sn θ { r + () V (0 ) (4) V ( ) θ θ arg( ) : π π

More information

測量試補 重要事項

測量試補 重要事項 用地測量面積計算 < 試験合格へのポイント > 座標法による面積計算に関する問題は その出題回数からも定番問題と言えるが 計算自体はさほど難しいものではなく 計算表を作成しその中に数値を当てはめていくことで答えを導くことができる 過去問をしっかりとこなし 計算手順を覚えれば点の取りやすい問題と言える 士補試験に出題される問題は過去の例を見ても 座標が簡単な数値に置き換えることができるようになっている

More information

問 題

問 題 数学 出題のねらい 数と式, 図形, 関数, 資料の活用 の 4 領域について, 基礎的な概念や原理 法則の理解と, それらに基づき, 数学的に考察したり, 表現したり, 処理したりする力をみることをねらいとした () 数と式 では, 数の概念についての理解の程度, 文字を用いた式を処理したり, 文字を用いて式に表現したりする力, 目的に応じて式を変形する力をみるものとした () 図形 では, 平面図形や空間図形についての理解の程度,

More information

PowerPoint Presentation

PowerPoint Presentation 材料科学基礎 Ⅰ 材料科学の枠組み 元素の結晶構造 いろいろな金属間化合物, 合金の結晶 いろいろなセラミックスの結晶とイオン結晶 格子, 晶系, 点群 X 線と結晶 物質の性質と対称性 結晶の欠陥と組織 1 hcp (hexagonal close packed structure) 2 fcc (face centered cubic structure) 3 hcp の軸比 (c/a) について

More information

.( 斜面上の放物運動 ) 目的 : 放物運動の方向の分け方は, 鉛直と水平だけではない 図のように, 水平面から角 だけ傾いた固定した滑らかな斜面 と, 質量 の小球を用意する 原点 から斜面に垂直な向きに, 速さ V で小球を投げ上げた 重力の加速度を g として, 次の問い に答えよ () 小

.( 斜面上の放物運動 ) 目的 : 放物運動の方向の分け方は, 鉛直と水平だけではない 図のように, 水平面から角 だけ傾いた固定した滑らかな斜面 と, 質量 の小球を用意する 原点 から斜面に垂直な向きに, 速さ V で小球を投げ上げた 重力の加速度を g として, 次の問い に答えよ () 小 折戸の物理 演習編 ttp://www.orito-buturi.co/ N..( 等加速度運動目的 : 等加速度運動の公式を使いこなす 問題を整理する能力を養う ) 直線上の道路に,A,B の 本の線が 5. の間隔で道路に 垂直に交差して引かれている この線上を一定の加速度で運 動しているトラックが通過する トラックの先端が A を通過してか ら後端が B を通過するまでの時間は.8s であった

More information

2014年度 センター試験・数学ⅡB

2014年度 センター試験・数学ⅡB 第 問 解答解説のページへ [] O を原点とする座標平面において, 点 P(, q) を中心とする円 C が, 方程式 y 4 x で表される直線 l に接しているとする () 円 C の半径 r を求めよう 点 P を通り直線 l に垂直な直線の方程式は, y - ア ( x- ) + qなので, P イ から l に引いた垂線と l の交点 Q の座標は ( ( ウ + エ q ), 4 (

More information

2011年度 東京工大・数学

2011年度 東京工大・数学 東京工業大学前期日程問題 解答解説のページへ n n を自然数とする 平面上で行列 n( n+ ) n+ の表す 次変換 ( 移動とも いう ) を n とする 次の問いに答えよ () 原点 O(, ) を通る直線で, その直線上のすべての点が n により同じ直線上に移 されるものが 本あることを示し, この 直線の方程式を求めよ () () で得られた 直線と曲線 (3) を求めよ n Sn 6

More information

Microsoft PowerPoint - 9.pptx

Microsoft PowerPoint - 9.pptx 9. 線形写像 ここでは 行列の積によって 写像を定義できることをみていく また 行列の積によって定義される写像の性質を調べていく 行列演算と写像 ( 次変換 3 拡大とスカラー倍 p ' = ( ', ' = ( k, kk p = (, k 倍 k 倍 拡大後 k 倍拡大の関係は スカラー倍を用いて次のように表現できる ' = k ' 拡大前 拡大 4 拡大と行列の積 p ' = ( ', '

More information

Microsoft PowerPoint - 9.pptx

Microsoft PowerPoint - 9.pptx 9/7/8( 水 9. 線形写像 ここでは 行列の積によって 写像を定義できることをみていく また 行列の積によって定義される写像の性質を調べていく 拡大とスカラー倍 行列演算と写像 ( 次変換 拡大後 k 倍 k 倍 k 倍拡大の関係は スカラー倍を用いて次のように表現できる p = (, ' = k ' 拡大前 p ' = ( ', ' = ( k, k 拡大 4 拡大と行列の積 拡大後 k 倍

More information

2011年度 筑波大・理系数学

2011年度 筑波大・理系数学 0 筑波大学 ( 理系 ) 前期日程問題 解答解説のページへ O を原点とするy 平面において, 直線 y= の を満たす部分をC とする () C 上に点 A( t, ) をとるとき, 線分 OA の垂直二等分線の方程式を求めよ () 点 A が C 全体を動くとき, 線分 OA の垂直二等分線が通過する範囲を求め, それ を図示せよ -- 0 筑波大学 ( 理系 ) 前期日程問題 解答解説のページへ

More information

Microsoft PowerPoint - 第3回2.ppt

Microsoft PowerPoint - 第3回2.ppt 講義内容 講義内容 次元ベクトル 関数の直交性フーリエ級数 次元代表的な対の諸性質コンボリューション たたみこみ積分 サンプリング定理 次元離散 次元空間周波数の概念 次元代表的な 次元対 次元離散 次元ベクトル 関数の直交性フーリエ級数 次元代表的な対の諸性質コンボリューション たたみこみ積分 サンプリング定理 次元離散 次元空間周波数の概念 次元代表的な 次元対 次元離散 ベクトルの直交性 3

More information

Chap3.key

Chap3.key 区分求積法. 面積 ( )/ f () > n + n, S 長方形の和集合で近似 n f (n ) リーマン和 f (n ) 区分求積法 リーマン和 S S n n / n n f ()d リーマン積分 ( + ) + S (, f ( )) 微分の心 Zoom In して局所的な性質を調べる 積分の心 Zoom Ou して大域的な性質を調べる 曲線の長さ 領域の面積や体積 ある領域に含まれる物質の質量

More information

重要例題113

重要例題113 04_ 高校 数学 Ⅱ 必須基本公式 定理集 数学 Ⅱ 第 章式の計算と方程式 0 商と余り についての整式 A をについての整式 B で割ったときの商を Q, 余りを R とすると, ABQ+R (R の次数 ) > 0

More information

3D の作図ツールについて 3D 画面を表示すると 以下の新しい作図ツールが表示されます より多くのオプションを見るためには ボタンの右下の小さな矢印 をクリックして下さい 28

3D の作図ツールについて 3D 画面を表示すると 以下の新しい作図ツールが表示されます より多くのオプションを見るためには ボタンの右下の小さな矢印 をクリックして下さい 28 GeoGebra5.0Beta には 3D のグラフィックスビューの機能が備わっています これにより 立体図形についても扱うことが出来ます 3.1 3D 画面まず 通常と同じように GeoGebra を起動させましょう そして メニューバーの表示から グラフィックスビュ-3D を選択します ( または Ctrl+Shift+3 でも同様 ) すると グラフィックスビューの隣にグラフィックスビュー 3D

More information

数学 Ⅲ 微分法の応用 大学入試問題 ( 教科書程度 ) 1 問 1 (1) 次の各問に答えよ (ⅰ) 極限 を求めよ 年会津大学 ( 前期 ) (ⅱ) 極限値 を求めよ 年愛媛大学 ( 前期 ) (ⅲ) 無限等比級数 が収束するような実数 の範囲と そのときの和を求めよ 年広島市立大学 ( 前期

数学 Ⅲ 微分法の応用 大学入試問題 ( 教科書程度 ) 1 問 1 (1) 次の各問に答えよ (ⅰ) 極限 を求めよ 年会津大学 ( 前期 ) (ⅱ) 極限値 を求めよ 年愛媛大学 ( 前期 ) (ⅲ) 無限等比級数 が収束するような実数 の範囲と そのときの和を求めよ 年広島市立大学 ( 前期 数学 Ⅲ 微分法の応用 大学入試問題 ( 教科書程度 )1 問 1 (1) 次の各問に答えよ (ⅰ) 極限 を求めよ 年会津大学 ( 前期 ) (ⅱ) 極限値 を求めよ 年愛媛大学 ( 前期 ) (ⅲ) 無限等比級数 が収束するような実数 の範囲と そのときの和を求めよ 年広島市立大学 ( 前期 ) (2) 次の関数を微分せよ (ⅰ) を正の定数とする (ⅱ) (ⅳ) (ⅵ) ( 解答 )(1) 年群馬大学

More information

2019年度 千葉大・理系数学

2019年度 千葉大・理系数学 9 千葉大学 ( 理系 ) 前期日程問題 解答解説のページへ a, a とし, のとき, a+ a + a - として数列 { a } () のとき a+ a a a - が成り立つことを証明せよ () åai aaa + が成り立つような自然数 を求めよ i を定める -- 9 千葉大学 ( 理系 ) 前期日程問題 解答解説のページへ 三角形 ABC は AB+ AC BCを満たしている また,

More information

学習指導要領

学習指導要領 (1) 数と式 ア数と集合 ( ア ) 実数数を実数まで拡張する意義を理解し 簡単な無理数の四則計算をすること 絶対値の意味を理解し適切な処理することができる 例題 1-3 の絶対値をはずせ 展開公式 ( a + b ) ( a - b ) = a 2 - b 2 を利用して根号を含む分数の分母を有理化することができる 例題 5 5 + 2 の分母を有理化せよ 実数の整数部分と小数部分の表し方を理解している

More information

学習指導要領

学習指導要領 (1) いろいろな式 学習指導要領紅葉川高校学力スタンダードア式と証明展開の公式を用いて 3 乗に関わる式を展開すること ( ア ) 整式の乗法 除法 分数式の計算ができるようにする 三次の乗法公式及び因数分解の公式を理解し そ 3 次の因数分解の公式を理解し それらを用いて因数れらを用いて式の展開や因数分解をすること また 分解することができるようにする 整式の除法や分数式の四則計算について理解し

More information

エンマの唇

エンマの唇 第 話トラクトリックス Trcri 追跡曲線 Ercis HoundKurv 問題猟犬曲線問題パリの医師であり解剖学者 フランス王立科学アカデミー会員のクロード ペロ-はズボンのポケットから鎖のついた銀の懐中時計を取り出し テーブルの向こうまで引き出し どんな曲線に対して 各点 での接線と 軸との間が一定の長さ になるだろうか? この問題を提出した (67~676) 当時 フェルマーもこの式を求めることが出来なかった

More information

2014年度 九州大・理系数学

2014年度 九州大・理系数学 04 九州大学 ( 理系 ) 前期日程問題 解答解説のページへ関数 f ( x) = x-sinx ( 0 x ) を考える 曲線 y = f ( x ) の接線で傾きが となるものを l とする () l の方程式と接点の座標 ( a, b) を求めよ () a は () で求めたものとする 曲線 y = f ( x ), 直線 x = a, および x 軸で囲まれた 領域を, x 軸のまわりに

More information

<4D F736F F D F90948A F835A E815B8E8E8CB189F090E05F8E6C8D5A>

<4D F736F F D F90948A F835A E815B8E8E8CB189F090E05F8E6C8D5A> 06 年度大学入試センター試験解説 数学 Ⅱ B 第 問 () 8 より, 5 5 5 6 6 8 ア, イ また, 底の変換公式を用いると, log 7 log log 9 9 log 7 log ウエ, オ (), のグラフは, それぞれ = 89 = 右図のようになり, この つのグラフは 軸に関して対称 ここで, 0, のとき, と log カ のグラフが直線 に関して対称 であることから,

More information

反射係数

反射係数 平面波の反射と透過 電磁波の性質として, 反射と透過は最も基礎的な現象である. 我々の生活している空間は, 各種の形状を持った媒質で構成されている. 人間から見れば, 空気, 水, 木, 土, 火, 金属, プラスチックなど, 全く異なるものに見えるが, 電磁波からすると誘電率, 透磁率, 導電率が異なるだけである. 磁性体を除く媒質は比透磁率がで, ほとんど媒質に当てはまるので, 実質的に我々の身の回りの媒質で,

More information

< BD96CA E B816989A B A>

< BD96CA E B816989A B A> 数 Ⅱ 平面ベクトル ( 黄色チャート ) () () ~ () " 図 # () () () - - () - () - - () % から %- から - -,- 略 () 求めるベクトルを とする S であるから,k となる実数 k がある このとき k k, であるから k すなわち k$, 求めるベクトルは --,- - -7- - -, から また ',' 7 (),,-,, -, -,

More information

<4D F736F F D208C51985F82CD82B682DF82CC88EA95E A>

<4D F736F F D208C51985F82CD82B682DF82CC88EA95E A> 群論はじめの一歩 (6) 6. 指数 2の定理と2 面体群 命題 H を群 G の部分群とする そして 左剰余類全体 G/ H 右剰 余類全体 \ H G ともに指数 G: H 2 と仮定する このとき H は群 G の正規部分群である すなわち H 注意 ) 集合 A と B があるとき A から B を引いた差集合は A \ B と書かれるが ここで書いた H \ Gは差集合ではなく右剰余類の集合の意味である

More information

物性物理学 I( 平山 ) 補足資料 No.6 ( 量子ポイントコンタクト ) 右図のように 2つ物質が非常に小さな接点を介して接触している状況を考えましょう 物質中の電子の平均自由行程に比べて 接点のサイズが非常に小さな場合 この接点を量子ポイントコンタクトと呼ぶことがあります この系で左右の2つ

物性物理学 I( 平山 ) 補足資料 No.6 ( 量子ポイントコンタクト ) 右図のように 2つ物質が非常に小さな接点を介して接触している状況を考えましょう 物質中の電子の平均自由行程に比べて 接点のサイズが非常に小さな場合 この接点を量子ポイントコンタクトと呼ぶことがあります この系で左右の2つ 物性物理学 I( 平山 ) 補足資料 No.6 ( 量子ポイントコンタクト ) 右図のように つ物質が非常に小さな接点を介して接触している状況を考えましょう 物質中の電子の平均自由行程に比べて 接点のサイズが非常に小さな場合 この接点を量子ポイントコンタクトと呼ぶことがあります この系で左右のつの物質の間に電位差を設けて左から右に向かって電流を流すことを行った場合に接点を通って流れる電流を求めるためには

More information

4STEP 数学 B( 新課程 ) を解いてみた 平面上のベクトル 6 ベクトルと図形 59 A 2 B 2 = AB 2 - AA æ 1 2 ö = AB1 + AC1 - ç AA1 + AB1 3 3 è 3 3 ø 1

4STEP 数学 B( 新課程 ) を解いてみた   平面上のベクトル 6 ベクトルと図形 59 A 2 B 2 = AB 2 - AA æ 1 2 ö = AB1 + AC1 - ç AA1 + AB1 3 3 è 3 3 ø 1 平面上のベクトル 6 ベクトルと図形 A B AB AA AB + AC AA + AB AA AB + AC AB AB + AC + AC AB これと A B ¹, AB ¹ より, A B // AB \A B //AB A C A B A B B C 6 解法 AB b, AC とすると, QR AR AQ b QP AP AQ AB + BC b b + ( b ) b b b QR よって,P,

More information

線積分.indd

線積分.indd 線積分 線積分 ( n, n, n ) (ξ n, η n, ζ n ) ( n-, n-, n- ) (ξ k, η k, ζ k ) ( k, k, k ) ( k-, k-, k- ) 物体に力 を作用させて位置ベクトル A の点 A から位置ベクトル の点 まで曲線 に沿って物体を移動させたときの仕事 W は 次式で計算された A, A, W : d 6 d+ d+ d@,,, d+ d+

More information

学習指導要領

学習指導要領 (1) 数と式 学習指導要領 数と式 (1) 式の計算二次の乗法公式及び因数分解の公式の理解を深め 式を多面的にみたり目的に応じて式を適切に変形したりすること 東京都立町田高等学校学力スタンダード 整式の加法 減法 乗法展開の公式を利用できる 式を1 つの文字におき換えることによって, 式の計算を簡略化することができる 式の形の特徴に着目して変形し, 展開の公式が適用できるようにすることができる 因数分解因数分解の公式を利用できる

More information

学習指導要領

学習指導要領 (1) 数と式 ア整式 ( ア ) 式の展開と因数分解二次の乗法公式及び因数分解の公式の理解を深め 式を多面的にみたり目的に応じて式を適切に変形したりすること (ax b)(cx d) acx (ad bc)x bd などの基本的な公式を活用して 二次式の展開や因数分解ができる また 式の置き換えや一文字に着目するなどして 展開 因数分解ができる ( 例 ) 次の問に答えよ (1) (3x a)(4x

More information

STEP 数学 Ⅰ を解いてみた から直線 に下ろした垂線の足を H とすると, H in( 80 ) in より, S H in H 同様にして, S in, S in も成り立つ よって, S in 三角形の面積 ヘロンの公式 in in 辺の長

STEP 数学 Ⅰ を解いてみた   から直線 に下ろした垂線の足を H とすると, H in( 80 ) in より, S H in H 同様にして, S in, S in も成り立つ よって, S in 三角形の面積 ヘロンの公式 in in 辺の長 STEP 数学 Ⅰ を解いてみた http://toitemit.ku.ne.jp 図形と計量 三角形の面積 三角形の面積 の面積を S とすると, S in in in 解説 から直線 に下ろした垂線の足を H とすると, H in より, S H in H STEP 数学 Ⅰ を解いてみた http://toitemit.ku.ne.jp から直線 に下ろした垂線の足を H とすると, H in(

More information

2011年度 大阪大・理系数学

2011年度 大阪大・理系数学 0 大阪大学 ( 理系 ) 前期日程問題 解答解説のページへ a a を自然数とする O を原点とする座標平面上で行列 A= a の表す 次変換 を f とする cosθ siθ () >0 および0θ

More information

【】 1次関数の意味

【】 1次関数の意味 FdText 数学 1 年 : 中学 塾用教材 http://www.fdtext.com/txt/ 直線と角 解答欄に次のものを書き入れよ 1 直線 AB 2 線分 AB 1 2 1 2 右図のように,3 点 A,B,Cがあるとき, 次の図形を書き入れよ 1 直線 AC 2 線分 BC - 1 - 次の図で a, b, c で示された角を A,B,C,D の文字を使って表せ a : b : c :

More information

相加平均 相乗平均 調和平均が表す比 台形 の上底 下底 の長さをそれぞれ, とするとき 各平均により 台形の高さ はどのように比に分けられるだろうか 相乗平均は 相似な つの台形になるから台形の高さ を : の 比に分ける また 相加平均は は : の比に分けます 調和平均は 対角線 と の交点を

相加平均 相乗平均 調和平均が表す比 台形 の上底 下底 の長さをそれぞれ, とするとき 各平均により 台形の高さ はどのように比に分けられるだろうか 相乗平均は 相似な つの台形になるから台形の高さ を : の 比に分ける また 相加平均は は : の比に分けます 調和平均は 対角線 と の交点を 台形に潜むいろいろな平均 札幌旭丘高校中村文則 台形に調和平均 相加平均をみる 右図の台形 において = = とする の長さを, を用いて表してみよう = x = y = c とすると であることから : = : より c y = x + y であることから : = : より c x = x + y を辺々加えると x + y c + = より + = x + y c となる ここで = = c =

More information

1 対 1 対応の演習例題を解いてみた 微分法とその応用 例題 1 極限 微分係数の定義 (2) 関数 f ( x) は任意の実数 x について微分可能なのは明らか f ( 1, f ( 1) ) と ( 1 + h, f ( 1 + h)

1 対 1 対応の演習例題を解いてみた   微分法とその応用 例題 1 極限 微分係数の定義 (2) 関数 f ( x) は任意の実数 x について微分可能なのは明らか f ( 1, f ( 1) ) と ( 1 + h, f ( 1 + h) 微分法とその応用 例題 1 極限 微分係数の定義 () 関数 ( x) は任意の実数 x について微分可能なのは明らか ( 1, ( 1) ) と ( 1 + h, ( 1 + h) ) の傾き= ( 1 + h ) - ( 1 ) ( 1 + ) - ( 1) = ( 1 + h) - 1 h ( 1) = lim h ( 1 + h) - ( 1) h ( 1, ( 1) ) と ( 1 - h,

More information

線形代数とは

線形代数とは 線形代数とは 第一回ベクトル 教科書 エクササイズ線形代数 立花俊一 成田清正著 共立出版 必要最低限のことに限る 得意な人には物足りないかもしれません 線形代数とは何をするもの? 線形関係 y 直線 yもも 次式で登場する (( 次の形 ) 線形 ただし 次元の話世の中は 3 次元 [4[ 次元 ] 次元 3 次元 4 次元 はどうやって直線を表すの? ベクトルや行列の概念 y A ベクトルを使うと

More information

FdData中間期末数学2年

FdData中間期末数学2年 中学中間 期末試験問題集( 過去問 ): 数学 年 方程式とグラフ [ 二元一次方程式 ax + by = c のグラフ ] [ 問題 ]( 後期中間 ) 二元一次方程式 x + y = 4 のグラフをかけ http://www.fdtext.com/dat/ [ 解答 ] 方程式の解を座標とする点の全体を, その方程式のグラフという 二元一次方程式 x + y = 4 の解は無数にあるが, 例えば,

More information

<4D F736F F F696E74202D20836F CC8A C58B858B4F93B982A882E682D1978E89BA814091B28BC68CA48B E >

<4D F736F F F696E74202D20836F CC8A C58B858B4F93B982A882E682D1978E89BA814091B28BC68CA48B E > バットの角度 打球軌道および落下地点の関係 T999 和田真迪 担当教員 飯田晋司 目次 1. はじめに. ボールとバットの衝突 -1 座標系 -ボールとバットの衝突の前後でのボールの速度 3. ボールの軌道の計算 4. おわりに参考文献 はじめに この研究テーマにした理由は 好きな野球での小さい頃からの疑問であるバッテングについて 角度が変わればどう打球に変化が起こるのかが大学で学んだ物理と数学んだ物理と数学を使って判明できると思ったから

More information

PowerPoint プレゼンテーション

PowerPoint プレゼンテーション - = 4 = 4 = - y = x y = x y = x + 4 y = x 比例は y = ax の形であらわすことができる 4 - 秒後 y = 5 y = 0 (m) 5 秒後 y = 5 5 y = 5 (m) 5 0 = 05 (m) 05 5 = 5 (m/ 秒 ) 4 4 秒後 y = 5 4 y = 80 (m) 5-80 5 4 = 45 (m/ 秒 ) 5 v = 0 5

More information

< 図形と方程式 > 点間の距離 A x, y, B x, y のとき x y x y : に分ける点 æ ç è A x, y, B x, y のとき 線分 AB を : に分ける点は x x y y, ö ø 注 < のとき外分点 三角形の重心 点 A x, y, B x, y, C x, を頂

< 図形と方程式 > 点間の距離 A x, y, B x, y のとき x y x y : に分ける点 æ ç è A x, y, B x, y のとき 線分 AB を : に分ける点は x x y y, ö ø 注 < のとき外分点 三角形の重心 点 A x, y, B x, y, C x, を頂 公式集数学 Ⅱ B < 式と証明 > 整式の割り算縦書きの割り算が出来ること f を g で割って 商が Q で余りが R のときは Q g f /////// R f g Q R と書ける 分数式 分母, 分子をそれぞれ因数分解し 約分する 既約分数式 加法, 減法については 分母を通分し分子の計算をする 繁分数式 分母 分子に同じ多項式をかけて 普通の分数式になおす 恒等式 数値代入法 係数比較法

More information

Microsoft Word - Chap11

Microsoft Word - Chap11 第 章 次元回転群とそのリー代数. SO のリー代数. 節でリー代数を定義したが 以下にその定義を再録する なお 多くの教科書に従って本章以降は ep t A の代わりに ep t と書くこととする 定義.. G を 次の線型リー群とすると 任意の実数 t に対して ep t G となる gl C の全体をGのリー代数 またはリー環 という 例えば ep t が 次の特殊直交群 SO の元であれば

More information

~5 セメナノサイエンス基礎 A 1~ 結晶 結晶と非晶質結晶 : 原子配列が規則的非晶質 : 原子配列が不規則的 単結晶と多結晶単結晶 : 巨視的に見て原子配列が規則的な結晶多結晶 : 単結晶が集まったもの いろいろな操作によって 結晶格子を自分自身に重ね合わすことができる操作をまとめて点群操作と

~5 セメナノサイエンス基礎 A 1~ 結晶 結晶と非晶質結晶 : 原子配列が規則的非晶質 : 原子配列が不規則的 単結晶と多結晶単結晶 : 巨視的に見て原子配列が規則的な結晶多結晶 : 単結晶が集まったもの いろいろな操作によって 結晶格子を自分自身に重ね合わすことができる操作をまとめて点群操作と A ~ 結晶 結晶と非晶質結晶 : 原子配列が規則的非晶質 : 原子配列が不規則的 単結晶と多結晶単結晶 : 巨視的に見て原子配列が規則的な結晶多結晶 : 単結晶が集まったもの いろいろな操作によって 結晶格子を自分自身に重ね合わすことができる操作をまとめて点群操作という 点群操作には 回転操作 鏡映操作および反転操作がある 結晶系 次元格子を 5 種類示す つの明確な格子型を示すときに その基となる格子をブラベブラベ格子

More information

2017年度 神戸大・理系数学

2017年度 神戸大・理系数学 7 神戸大学 ( 理系 前期日程問題 解答解説のページへ を自然数とする f ( si + とおく < < 4 であることを用い て, 以下の問いに答えよ ( < < のとき, f ( < であることを示せ ( 方程式 f ( は < < の範囲に解をただ つもつことを示せ ( ( における解を とする lim であることを示し, lim を求めよ 7 神戸大学 ( 理系 前期日程問題 解答解説のページへ

More information

相関係数と偏差ベクトル

相関係数と偏差ベクトル 相関係数と偏差ベクトル 経営統計演習の補足資料 07 年 月 9 日金沢学院大学経営情報学部藤本祥二 相関係数の復習 r = s xy s x s y = = n σ n i= σn i= n σ n i= n σ i= x i xҧ y i തy x i xҧ n σ n i= y i തy x i xҧ x i xҧ y i തy σn i= y i തy 式が長くなるので u, v の文字で偏差を表すことにする

More information

Microsoft Word - 断面諸量

Microsoft Word - 断面諸量 応用力学 Ⅱ 講義資料 / 断面諸量 断面諸量 断面 次 次モーメントの定義 図 - に示すような形状を有する横断面を考え その全断面積を とする いま任意に定めた直交座標軸 O-, をとり また図中の斜線部の微小面積要素を d とするとき d, d () で定義される, をそれぞれ与えられた横断面の 軸, 軸に関する断面 次モーメント (geometrcal moment of area) という

More information

Microsoft PowerPoint - 10.pptx

Microsoft PowerPoint - 10.pptx m u. 固有値とその応用 8/7/( 水 ). 固有値とその応用 固有値と固有ベクトル 行列による写像から固有ベクトルへ m m 行列 によって線形写像 f : R R が表せることを見てきた ここでは 次元平面の行列による写像を調べる とし 写像 f : を考える R R まず 単位ベクトルの像 u y y f : R R u u, u この事から 線形写像の性質を用いると 次の格子上の点全ての写像先が求まる

More information

Microsoft Word - 町田・全 H30学力スタ 別紙1 1年 数学Ⅰ.doc

Microsoft Word - 町田・全 H30学力スタ 別紙1 1年 数学Ⅰ.doc (1) 数と式 学習指導要領 都立町田高校 学力スタンダード ア 数と集合 ( ア ) 実数 根号を含む式の計算 数を実数まで拡張する意義を理解し 簡単な 循環小数を表す記号を用いて, 分数を循環小数で表 無理数の四則計算をすること すことができる 今まで学習してきた数の体系について整理し, 考察 しようとする 絶対値の意味と記号表示を理解している 根号を含む式の加法, 減法, 乗法の計算ができる

More information

スライド 1

スライド 1 5.5.2 画像の間引き 5.1 線形変換 5.2 アフィン変換 5.3 同次座標 5.4 平面射影変換 5.5 再標本化 1. 画素数の減少による表現能力の低下 画像の縮小 変形を行う際 結果画像の 画素数 < 入力画像の 画素数 ( 画素の密度 ) ( 画素の密度 ) になることがある この場合 結果画像の表現力 < 入力画像の表現力 ( 情報量 ) ( 情報量 ) 結果的に 情報の損失が生じる!

More information

05 年度センター試験数学 ⅡB () において,cos q 0 であるから,P ( cos q, sin q) より, 直線 OP を表す方程式は y sin q sin q x cos q cos q x すなわち, (sin q) x - (cos q) y 0 ( ) ク 点 O,P,Q が

05 年度センター試験数学 ⅡB () において,cos q 0 であるから,P ( cos q, sin q) より, 直線 OP を表す方程式は y sin q sin q x cos q cos q x すなわち, (sin q) x - (cos q) y 0 ( ) ク 点 O,P,Q が 05 年度大学入試センター試験解説 数学 ⅡB 第 問 []() 点間の距離の公式から, OP ( cos q ) + ( sin q ) ( cos q + sin q ) ア PQ { ( cos q + cos 7q ) - cos q } + { ( sin q + sin 7q ) - sin q } cos q + sin q 7 7 イ である また, OQ ( cos q + cos

More information

ベクトルの基礎.rtf

ベクトルの基礎.rtf 章ベクトルの表現方法 ベクトルは大きさと方向を持つ量である. 図.に示すように始点 Pから終点 Qに向かう有向線分として で表現する. 大きさは矢印の長さに対応している. Q P 図. ベクトルの表現方法 文字を使ったベクトルの表記方法として, あるいは の表記が用いられるが, このテキストでは太字表示 を採用する. 専門書では太字で書く の表記が一般的であり, 矢印を付ける表記は用いない. なお,

More information

技術者のための構造力学 2014/06/11 1. はじめに 資料 2 節点座標系による傾斜支持節点節点の処理 三好崇夫加藤久人 従来, マトリックス変位法に基づく骨組解析を紹介する教科書においては, 全体座標系に対して傾斜 した斜面上の支持条件を考慮する処理方法として, 一旦, 傾斜支持を無視した

技術者のための構造力学 2014/06/11 1. はじめに 資料 2 節点座標系による傾斜支持節点節点の処理 三好崇夫加藤久人 従来, マトリックス変位法に基づく骨組解析を紹介する教科書においては, 全体座標系に対して傾斜 した斜面上の支持条件を考慮する処理方法として, 一旦, 傾斜支持を無視した . はじめに 資料 節点座標系による傾斜支持節点節点の処理 三好崇夫加藤久人 従来, マトリックス変位法に基づく骨組解析を紹介する教科書においては, 全体座標系に対して傾斜 した斜面上の支持条件を考慮する処理方法として, 一旦, 傾斜支持を無視した全体座標系に関する構造 全体の剛性マトリックスを組み立てた後に, 傾斜支持する節点に関して対応する剛性成分を座標変換に よって傾斜方向に回転処理し, その後は通常の全体座標系に対して傾斜していない支持点に対するのと

More information

2017年度 信州大・医系数学

2017年度 信州大・医系数学 7 信州大学 ( 医系 ) 前期日程問題 解答解説のページへ 座標平面上の点 O(, ), A ( a, a ), B( b, b ), C( b, b) を考える さらに,, に対し, D( acos asi, asi + acos ), E( bcos bsi, bsi + bcos ) とおく () OA = OD を示せ () OA OC = かつ OA OB = OD OE ¹ であるとする

More information