Microsoft Word - 講演会要旨 表紙

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1 平成 26 年度県立健康生活科学研究所講演会 食の安全について - 輸入食品を含めた残留農薬問題を中心に - ( 公財 ) 科学技術交流財団知の拠点重点研究プロジェクト統括部主幹研究員斎藤勲 Food Security 食品安全保障 Food Safety 食品安全 Food Defense 食品防御 安心感につながる施策は? 放射性物質残留農薬農薬 添加物カドミウム ヒ素 PCBs Dioxin 等々 異物 大丈夫? リスク判断 安全性? という視点から ハザード評価 > リスク評価 食の安全 食は安全食材は長い歴史の中で淘汰されてきた 食の選択力 ( 食材をどう育て 作り 食べ合わせていくか ) 1

2 食品に関わる事件が起こるたびに検査によって食品の安全性を点検する業務に関心がもたれ 大きな社会ニーズとなる大きな社会ニーズとなる このように ように 食品中残留農薬分析は食品中残留農薬分析は 社会において社会において食の安全安心を科学的に担う大きな柱の一つである ( 本来 食の安全安心は フードチェーン全体の管理で確保される ) 食品の安全食品衛生法が定める規格基準 第 6 条販売などを禁止される食品及び添加物 有害 有毒第 11 条 2 項 ( 食品添加物 農薬等の規格基準 ) 3 項 ( 農薬等基準なし 一律基準の適用 ) 0.01ppm 消費者の疑問 : 同じ農薬で食品により基準が異なる?? 農薬の基準はの基準は作物でバラバラ殺虫剤フィプロニル白菜 0.1 クロロピリホス除草剤クロルプロファムばれ 0.1 茶 0.002ppm クロロピリホスアスパラガス 5 ほうれん草 0.01 ばれいしょ いしょ キャベツ 0.01 茶 10ppm キャベツ 0.05ppm 食品中の残留農薬基準は健康影響指標ではない 農薬の安全性評価の結果 人が一生涯毎日食べ続けても健康影響がない量として一日摂取許容量 ADIが設定される その範囲内で 様々な農産物の標準的な散布方法で散布された農薬の残留試験から 適切な残留濃度が設定され その基準値と農産物の摂取量を掛け合わせたものの合算が ADIの 80% に入るように設定されている 残留基準超過は健康影響が疑われる数値ではなく 農家が適切な農薬使用をしていなかったことの反映である 11 条 3 項は改善指導が本来の目的であるはずが 基準超過が販売の用に供してはいけないので回収となり 消費者は体に悪いからと誤解してしまう 残留基準は 作物残留試験の結果作物残留試験の結果から設定するので基準値は同じ農薬でもバラバラ 更に海外での使用基準も参考 食品名 クロルピリホス クロルフィプロニルマラチオンプロファム ジノテフラン アセタミプリド アゾキシストロビン 米 ( 玄米 ) 小麦 ほうれん草 パセリ トマト えだまめ オレンジ みかん りんご いちご ぶどう ばれいしょ 茶 (ppm) フィプロニルは毒性の強い農薬か? 平成 24 年度国内産農産物における農薬の使用状況及び残留状況調査結果 農家 4,618 戸を対象に農薬の使用状況調査 0.4% にん にんじん ねぎ に にんじん ねぎ にら等で不適切な使用方法時期 使用回数 希釈倍数等 ) H15 スタート時の少 1,197 検体 ( 穀類及び豆類 (154 ( 検体 ) 野菜及び果実 ( 体 )) ) ) について残留農薬検査 検査対象農薬は検査対象農薬は 136 種類 6111 試料検体 ( 延べ ) 中 897 検体 ( 延べ )14.7% から種類 ) うち 2 検体が残留基準超過 違反事例 : レタスプロシミドン 7ppm( 基準直前に使用 にらクレソキシムメチル 70ppm( 基準 % にさやいん さやいんげ 等で不適切な使用方法 ( 適用外 使用 スタート時の 1/3~1/10 に減 検体 ) 野菜及び果実 (1,043 ( 検 種類 % から農薬検出 ( 農薬検出 (70 ( ( 基準 5ppm THI 7 日 ): 隣家で収穫 ( 基準 30ppm THI 前日 ): 前日 ):? 2

3 斎藤の考え方 : 検出農薬の中で 残留基準を超過した にらのらのクレソキシムメチル ( 検出値 70ppm/ 基準 値 30ppm) についての農水省の考察を紹介 保健所等の説明等の説明なら超えることはないので健康に影響はありません 農水省の説明 なら にらを毎日 282g(19.8 mg 0.07 mg /g) 一生涯食べ続けても ADIを 説明 ADIから計算した最大許容量は 19.8 mg / 人 / 日 全農産物からの推定 摂取量は ADIの 10.8% 今回のにらを平均摂取量 2g/ / 人 / 日食べると超過摂取量は日 ADIの 0.4% で 合計 ADIの 11.2% となり と健康に影響を及ぼすおそれはない にらを 2g 食べる! 農水の科学的な説明 << 保健所の違反事例説明 本来は両方とも実情を説明はしていない こんなイレギュラーなにら ( クレソキシムメチルの平均値 3.39ppm) はめぐりあうのがまれである こういった一過性の摂取については 急性毒性評価指標の ARfD( 急性参照用量 まだ国内では設定が少ないが今後設定されていく予定 ) が適している クレソキシムメチルの場合はどうだろう クレソキシムメチルは JMPR で 1998 年 ARfD 設定の必要なし not necessary とされた 必要ないとはどういうこと?(JMPR では安全側に立って 一過性の摂取による動物試験における無毒性量 500 mg / kg ( カットオフ値 ) より大きいものは ヒトの健康への悪影響の懸念がない又は極めて低いと考えられ ARfD の設定は必要なしとなっている ) ではどうするのか? 無毒性量 500 mg / kgに安全係数 1/100 をかけた 5 mg / kgを仮に ARfD のようなものとして使うと 体重 20 kgの子供が 1.4 kg (5 mg 20 kg 0.07 mg /g) というありえない量のにらを食べたらその量に達する計算となり 当然健康影響への懸念もなく あ まり意味のない心配をしていたかなという判断ができる 今後の毒性判断の基本となって基本となっていく 2013 年農水省国内農産物からの農薬検出頻度調査結果 ジノテフラン アセタミプリド フルフェノクスロン アゾキシストロビン クレソキシムメチル クロチアニジン ボスカリド プロシミドン フルベンジアミド クロロタロニル シペルメトリン ピリダリル イミダクロプリド フルジオキソニル トルフェンピラド シエノピラフェン クロルフェナピル キャプタン エトフェンプロックス ペルメトリン フェンピロキシメート ジフェノコナゾール イプロジオン 1197 件検査 使用使用される農薬は限られている 検出頻度 : ネオニコチノイド系殺虫剤アセタミプリド ( 商品名モスピラン ) が イチゴでは 14/31( ( 検出件数 / 総件数 ) で検出率は 45%( 平均で基準の 1.6% % 最高値で 8.7%) にら 16/31 (52%) である 殺菌剤アゾキシストロビン ( アミスター ) は にら 12/23 (52%) しゅんぎく 15/32(47%) 殺虫剤エトフェンプロックス ( トレボン ) は えだまめ 12/21(57%) 殺菌剤キャプタン ( オーソサイド ) が 日本なし 11 /42(26%) 検出濃度 ( 平均値 ) の残留基準に対する割合 (%) 農薬名 農産物 最高値 平均値 残留基準 割合 % アセタミプリド イチゴ ニラ しゅんぎく ナシ アゾキシストロビン ニラ しゅんぎく イミダクロプリド ほうれん草 もも エトフェンプロックス えだまめ キャプタン ナシ クレソキシムメチル ニラ イチゴ ナシ クロチアニジン ニラ もも ジノテフフラン 米 ニンジン はくさい ヒ ーマン ネギ トマト ナシ ppm 2013 年農水省農薬が検出された主な国内農産物 農薬名検出された主な農産物ジノテフランしゅんぎく なし 米 ネギ メロン ももアセタミプリドニラ イチゴ, ナシフルフェノクスロン ほうれん草 しゅんぎくアゾキシストロビンにら しゅんぎくクレソキシムメチルにら しゅんぎくクロチアニジンにら もも ねぎボスカリドなしプロシミドンピーマン イチゴフルベンジアミドレタス ピーマンクロロタロニルピーマンナスシペルメトリンニラ ほうれん草ピリダリルネギ ピーマンイミダクロプリドほうれん草 しゅんぎくシエノピラフェンイチゴエトフェンプロックスえだまめキャプタンなし 3

4 りんごに農薬を散布するとどんな風に残留するのか 散布開花散布農薬 5 月末ジフェノコナゾール ( スコア MZ 散布農薬分析結果 MZ) 検出せず 6 月中旬ジフェノコナゾール ( スコア MZ) 検出せずクロルピリホス ( ダースバン ) 検出せず 6 月末クロチアニジン ( ダントツ ) 検出せず 7 月中旬シハロトリン ( サイハロン ) 0.01ppm/0.4ppm 8 月初旬キャプタン ( アリエッティ C * ) 0.01ppm/5ppm アセタミプリド ( モスピラン ) 0.05ppm/5ppm 8 月下旬クレソキシムメチル ( ストロビー ) 0.02ppm/5ppm 9 月初旬トリフロキシストロビン ( フリント ) 0.04ppm/3ppm 9 月中旬収穫 / ppm は残留基準 * キャプタン ホセチル合剤 基本的に農薬残留は収穫に近いものが残留する 総 BHC(T-HCH) の年次推移 米 芋 穀雑 豆 草海 菜野 介魚 卵 肉 品製乳 乳 米雑穀 芋豆野菜 海草魚介肉 卵乳 乳製品 4 農薬名商品名 クロルフェナピルコテツ ビフェントリンテルスターフルベンジアミドフェニックスクロラントラニリプロールサルコムエマメクチンアファームププロフェジンアプロードピリプロキシフェンプルート MC フロニカミドウララ DF ジノテフランスタークルチアクロプリドバリアードスピロメシフェンダニゲッタースピロジクロエンダニエモンシフルメトフェンダニサラバエトキサゾールバロックビフェナゼートマイトコーネミルベメクチンミルベノックフルフェノクスロンカスケードアセタミプリドモスピランルフェヌロンマッチプロピネブアントラコールアゾキシストロビンアミスタークレソキシムメチルストロビーイプロジオンロブラールフルジオキソニルセイピアーピメトロジンチェスヘキシチアゾックスニッソランメパニピリムフルピカホスチアゼートネマトリンピリフルキナゾンコルト 異文化コミュニケーション モニタリングは実態を明らかにする 経時変化を見ることが大切 農薬は適正に使用され農業生産に寄与する有効な農業資材であるが いろいろな農薬がいろいろな場面で使用される中 使用状況を適切に把握し評価できる体制はできているが 食の安全安心に直接繋がっている状況でもなく 検査結果の有効活用 理解の面ではまだまだ課題を抱えている

5 輸入時の検査体制の概要 包括輸入禁止 59,543 件 命令検査 平成 25 年度 農薬の調理による減少 ( 小松菜等 ) 万件検査 219 万件届出 ( 重複除く ) 茹でる モニタリング検査強化 揚げる 5 検査率 55,217 件 キャプタン クロロタロニル イプロジオン プロシミドン EPN シペルメトリン ディルドリン 除去率 % オーソサイド ダコニールロブラール 殺菌剤 ロブラールスミレックス アグロスリン 殺虫剤 違反の可能性 95,598 件 違反条文違反件数構成比 第 6 条 第 9 条 第 10 条 98 9 第 11 条 第 18 条 第 62 条 合計 % モニタリング検査始動検査など 第 18 条 5% 品目別違反状況 ( 平成 25 年度 ) 重量 ( トン ) 構成比 (%) 件数重量 ( トン ) 品目件数 畜産食品 第 62 条 1% 第 6 条 31% 第 11 条 52% H25 検査件数 201,198 件 ( 届出の 9.2%: 行政検査 60,599 登録検査機関 147,852 外国公的検査機関 4,493) 違反 1043 件 (0.5%) ( 第 10 条 9% 第 9 条 2% 畜産加工食品 水産食品 水産加工食品 農産食品 ( 内トウモロコシ ) 329(36%) 68781(94%) 67.3 農産加工食品 その他の食料品 飲料 食品添加物 器具 容器包装 おもちゃ

6 各国の違反品目状況 国名品目名 品目名件数 件数重量 ユリ科野菜 3 36 重量 ( トン トン ) 中華人民共和国 野菜 : 冷凍食品 加熱食肉製品 ( 加熱後包装 ) 4 10 魚 : 冷凍食品 ベトナム水産動物 : 冷凍食品 切り身 むき身の鮮水産動物類 ( 冷凍食品含む ) タイうるち米 ラオスコーヒー豆 2 20 インドえび類 5 74 ベルギー スイス洋菓子 トルコ乾燥果実 ( 粉類含む ) 5 36 カナダ小麦 アメリカ合衆国トウモロコシ その他の中国における検査情報 山東省食薬監督管理局 サンプリング検査結果 (2014 年 12 月 ) 流通及び飲食サービス環節において 糧食及び加工品 食用植物油及びその製品など 18 類産品 6082 ロットについて検査 197 ロット (3.2%) 不合格 主な不合格項目は 微生物 ( 冷凍飲品 膨化食品 醤油漬物 調味料等 ) 農薬残留 ( 茶葉 野菜等 ) 動物薬残留 ( 水産品 ) 食品添加剤の適用外使用 ( 膨化食品 醤油漬物 缶詰産品 自家製粉物製品 調味料 ) 青島市食品監視で厳しい対応 (2014 年 12 月 ): 市場開設者は 検査不合格となった農産品に対して 協議に厳格に基づいて廃棄処分を行い 供給者に対して 1 年間その市場における販売禁止を言い渡さなければならない 同一供給者提供による農産品が 2 回不合格となった場合 3 年間その市場で販売してはならない 3 回不合格となった場合は 一生その市場で販売してはならない 国家が使用禁止している農薬 動物薬が農産品中に見つかった場合 その供給者は一生 青島の市場で販売できない 青島誠誉食品検測有限公司公司 品安全研究センターより情報提供 アジア アジア食 CFDA 国家食品薬品監督管理総局 2014 年第二段食品安全監督サンプリング検査 ( 計 企業生産の ロットを検査 ) 有害元素 カビ毒 保存料 微生物を中心に検査 糧食及びその製品 (66 ( 項目検査 ):6059 ロット中 37 ロット (0.6%) 不合格 ( カビ 酵母 コロ ニー総数 大腸菌群 サルモネラ アフラトキシン B1 デオキシニバレノール オクラトキシン A 過酸化ベンゾイル ソルビン酸 サッカリンナトリウム サイクラミン酸 合成着色料 肉及び肉製品 (32 項目 ):2466 ) ロット中 78 ロット (3.2%) 不合格 ( コチニール色素 アルラレッド AC サンセットイエロー FCF 安息香酸 ソルビン酸 コロニー総数 大腸菌群 サルモネラ リステリアモノサイトゲネス 蛋白質 脂質 でん粉 カドミウム 過酸化物価 ) 野菜及びその製品 (29 ( 項目 ):370 ロット中 12 ロット (3.2%) 不合格 ( カドミウム 鉛 スーダ ン Ⅳ サンセットイエロー FCF アセスルファム K サイクラミン酸 安息香酸 ソルビン酸 大腸菌群 ) 果物及びその製品 (35 ( 項目 ):492 ) ロット中 13 ロット (2.6%) 不合格 ( コロニー総数 カビ コチニール色素 アマランス ブリリアントブルー FCF サイクラミン酸 二酸化硫黄 ) 水産品及び水産製品 (28 ( 項目 ):721 ロット中 45 ロット (6.2%) 不合格 ( ソルビン酸 安息香 酸 サイクラミン酸 コロニー総数 大腸菌群 カドミウム 酸価 過酸化物価 アルミニウム残留量 揮発性塩基窒素 ) 飲料 (71 項目 ): 4881 ロット中 791 ロット (16.2%) 不合格 < 主に水 >( コロニー総数 大腸菌群 カビ 酵母 緑膿菌 導電率 亜硝酸塩 硝酸塩 過マンガン酸カリウム消費量 酸 素消費量 臭素酸塩 フッ化物 ストロンチウム メタケイ酸 蛋白質 遊離二酸化炭素 溶解性総固体 残留塩素 安息香酸 デヒドロ酢酸 サッカリンナトリウム ) 青島誠誉食品検測有限公司公司 品安全研究センターより情報提供 アジア アジア食 米国における残留農薬検査 FDA 残留農薬モニタリングプログラム 1Regulatory Monitoring: Enforce Tolerances Domestic close to the point of production Import point of entry Emphasis(Raw agricultural commodities,foods consumed by infants & children ) ~450 pesticide chemicals 2Incidence/Level Monitoring Specific Commodity/Pesticide 3Total Diet Study (Market Basket Survey) Estimate Dietary Exposure 6

7 2012 年度米国 FDA 通常モニタリング結果 5523 サンプル (1158 国内 4365 海外 )195 ) 種類の農薬を検出 /484 種類の農薬検査 不検出 基準違反 例年の違反率は国内 1-2% % 国外 5-6% % 位 2010 national programmes 529 種類 77,075 件 ( ドイツ 17,585 イタリア 8,430 オランダ 5,183 フランス 5,177 英国 3,701 等 ) 982 農薬 ( 代謝物不含 ) を検査野菜 328 農薬検出 果実 種実 301 穀類 % のサンプルは 2 種以上の農薬検出 農薬残留率高いサンプルは肝臓 カンキツ イチゴ 2.8%MRL 超過 ( 特に第 3 国 7.9%) 豆 スパイス 種実類超過率高い 欧州では 2010 年 EU 共同法令順守モニタリング 11 種類 12,168 件について 178 種類の農薬検査 197 件 (1.6%)MRL 超過 47.7% 検出 50.7% 検出せず例年 1.2~2.3% 程度の MRL 超過 MRL 超過率高いもの :oats( 麦 5.3%), レタス (3.4%), イチゴ (2.8%), もも (1.8%), リンゴ (1.3%), 梨 (1.3%) イチゴから検出された農薬 リンゴから検出された農薬 他にも英国では PRiF Pesticide Residues Monitoring Programme Dec pesticides in our fruit and vegetable (984 samples of 30 different foods ) 26 samples で MRL 超過うち 11 件は DDAC(didecyldimethylammonium chloride ),BAC( benzalkonium chloride )MRL0.01ppm 超過 ( 0.1ppm) 実残留濃度と急性参照用量 ARfD の摂取量で評価した結果大部分の食品では食べても健康影響はないだろうが 一件のブドウの場合は短期影響の可能性があった リンゴ 24 件 334 農薬検査 19 サンプルから農薬 (2-5 ( 農薬 / 個体 ) 検出 基準超過なし ブドウ 44 件 334 農薬検査 エジプト産 1 件から ethephon 0.9 mg/kg (MRL0.7) 毒性評価後 EU は the EC s Rapid Alert System for Food and Feed (RASFF) の告知するものではないと判断 7

8 Annual Report on Pesticide Residues Country No. of Pesticides analyzed No. of Pesticides detected % Iceland Iceland United Kingdom Ireland Ireland Sweden Sweden Norway Norway Finland Finland Estonia Estonia Latvia Lithuania Lithuania Poland Poland Germany Germany Netherland Belgium Belgium Italy Italy France France spain spain Poltugal Poltugal Greece Greece Hungary Hungary Austria Austria Romania Romania Bulgaria Cyprus Cyprus Czech Republic Slovakia Slovakia U.S.A U.S.A 各国の残留基準の比較茶農薬名日本米国台湾香港 EU チアメトキサム シペルメトリン イミダクロプリド ブプロフェジン フロニカミド フルフェノクスロン クロルフェナピル ピリフルキナゾン ジノテフラン シフルメトフェン スピロジクロフェン ビフェントリン チアクロプリド フルベンジアミド ビフェナゼート アセタミプリド EU Codex ppm 国内農産物の価値とは? 輸出をすると初めてその苦労が分かる いいものだから売れるわけではない ハーモナイゼーション インポートトレランス どこの国も自分が生産しないものに対しては冷たい 報道や起こっていることの背景をきちんと理解する 実際の農薬は危険なのか? 2002 年中国産冷凍ほうれん草事件 輸入停止まで発展 1ppm 当時は冷凍ほうれん草は加工食品 加工食品として認識 生鮮品ではないので検疫所の検査対象外 当時検疫所での検査による違反 :47 件 /659 件 ( クロルピリホス検出範囲 :0.01ppm~2.5ppm 1ppm 以上は 2 検体 件 (7.1%) ( %) 国内で使用する場合クロルピリホスの残留基準 0.5~1ppm 多い 法整備の不備 0.1ppm( ( 中国残留基準 2014) 0.01ppm( ( 日本国内基準 ) 検出の 8 割はこの範囲 中国野菜は危ないというイメージ定着 ( 結果として ) 基本 : 法律の遵守 ( 健康被害ではないよ!) 8

9 冷凍餃子事件とマルハニチロ事件との比較 9 冷凍餃子事件マルハニチロ事件 原因物質メタミドホスマラチオン 2 mg / kg体重 (JMPR ( JMPR) mg / kg体重 0.01) JMPR 0.01 ARfD (JMPR 相談件数 2381 件 2875 人 5925 人 2875 有症者数 5925 検査可能残品結果 994 件 不検出 日生協報告より 0 人 人 ) 人 千葉 7 人 ) 10 人 ( 兵庫 3 人 千葉 +4 人 ( 中国 ) 因果関係がはっきりした有症者数 2014/2/4 現在 07 年からクレームは発生発生していたがしていたが 日生協第 3 者検証委員会中間報告より第 20 回農薬レギュラトリーサイエンス研究会吉田緑発表より

10 ウーロン茶から検出された農薬 : 殺虫剤フィプロニル フィプロニル 0.05ppm 残留基準 0.002ppm 食品衛生法第 11 条 2 項違反 殺虫剤インドキサカルブ 0.05ppm 残留基準なし食品衛生法第 11 条 3 項違反 ( 一律基準 0.01ppm) フィプロニルの 1 日摂取許容量 ADI mg / kg体重 / 日残留農薬基準 : 米 ( 玄米 ) 0.01 大豆 白菜 0.1 キュウリ 0.002ppm 水分配係数 LogPow=4.0 インドキサカルブの 1 日摂取許容量 ADI mg / kg体重 / 日残留基準 : 大豆 5 白菜 1 レタス 14 トマト 0.5ppm LogPow=4.6 通常のお茶の形で飲んだ場合水溶性の低い農薬のためほどんど溶出してこない 2007 サナテックレポートより引用 10 アセフェートホスチアゼートアセタミプリド お茶に出やすい BHC フィプロニル インドキサカルブ EPN プロチオホス 水に溶けやすい水に溶けない お茶に出にくいにくい packed column + recorder の頃の の頃の ECD ECD クロマトグラム 輸入小麦 ( 玄麦 ) 中に残留するポストハーベスト農薬 フロリジルカラム ( オープンカラム ) による分画 PCBs s DDT 類 クロルデン類 ドリン類ボラ 40cm 伊勢湾 ( 師崎沖 ) レ点 PCBs 1970 年代後半 収穫後に保管 運搬のために防かび剤 殺虫剤を使用するポストハーベスト農薬問題が発生した 当時日本はネガネガティティブリストリスト制度 輸入玄麦中に残留するポストハーベスト農薬 Dieldrin pp -DDE t-nonachlor c-chlordane S50 年頃 c-chlordane t-chlordane pp -DDE フェニトロチオン マラソンメチル エチルエステル マラソンジアシッド 産出国マラソンマラソンモノアシッド オーストラリア 0.04 ND ND ND ND アメリカ ND ND カナダ ND ND ND ND ND ND ND 日本 ND ND ND ND ND (ppm) マラオキソン フェニトロオキソンは全て検出せず では米国 : マラチオン オーストラリア : フェニトロチオン マラチオン 小麦では 標準品の調達問題 愛知衛研 れる 標準品の調達問題 読み取れる 状況が読み取 ど不使用の状況 ほとんど不使用の ナダ : ほとん カナダ : 愛知衛研所報より

11 有機でなくても子どもにはたくさんの野菜や果物を 米小児科学会 2012 年 月 日ワシントン シントン D.C./ D.C./ 米国 サンフランシスコの市場で売られるオーガニックのニンジン 食費の予算予算が限られられている時は オーいる時は オーガニック ( 有機農産有 ) かどうかにはこだわこだわらず 子供たちにはたにはたくさんのフルーツや野菜を食のフルーツや野菜を食べさせるさせるべきとするする報告書報告書が が 米国小児科学会 (Am American Acade cademy of Pediatrics AAP) ) により 22 日発表された スタンフォードード大学 (Stanford University) ) の研究の研究チームが 9 月初めに発表したした大規模大規模な研究では オーガニック食品は農薬レベルはニック食品は農薬レベルは低い一方一方 ビタミン ミ ビタミン ミネラル ラル 抗酸抗酸化物質などの栄養栄養の含有量は有量は非オーオーガニック食品ニック食品と変わと変わらないらないという結果がいう結果が報告報告されされている AAP のジャネットット シルバースティーン (Janet ( Silverstein) 氏は次のようにのように述べ述べた た 家庭では では 高価高価なオーなオーガニック食品をニック食品を選ぶこと選ぶことによっによって健康に良い生い生鮮食品の食品の摂取摂取量が減ることことは避けるけるべき 子き 子供たちにとってもてもっと重要なのは オーなのは オーガニックかニックか否かにかにかかわらずフルーツや野菜 らずフルーツや野菜 全粒穀全粒穀物 物 低脂肪ま低脂肪またはたは無脂肪無脂肪の乳製品を製品を豊富豊富に取ることことです です こういった食生ういった食生活には健には健康面康面の利点が点があることことが証明され明されています 背景背景 2010 年ハーバード機リンリン系農薬代い 有機リンリン系農薬プと比べてべて 中ると米と米国小児科学会誌 年ハーバード大の Bouchard らが 農薬代謝物と親と面接 農薬暴露と らが 米国の と親と面接して注意欠陥多 暴露と ADHD のリスクに 国の 8 15 歳の子 て注意欠陥多動性 のリスクに疫学的 中央値以上の検出グループに 動性障害 疫学的に有 値以上の検出グループに 1.93 倍 検出 小児科学会誌に報告 報告 データは ータは全国健 国健康栄養 の子供 1139 人のスポット 障害 ADHD の診断 に有意な差 ( 検出 検出限界 ~ 康栄養調査 人のスポット尿中有 診断基準 基準評価 ( 検出限界未満 限界 ~ 中央値は 調査 NHANES 評価を行 限界未満グルー 値は 1.05 倍 ) が ) があが 食品中放射性物質への対応 全国の生協グループが協同して対応したこと 2011 年秋から組合員さんさんの食事の陰膳調査の食事の陰膳調査の継続 確認 2011 年 11 月 ~ サンプリン 性物質学習会をコープ くしま みや 会をコープふくしま本 みやぎ生協を 性物質の調査の ぎ生協をはじめ 査のご要望 日生協の対応 : 2011 年 4 月第 1 回放射回放射性物催 以降以降 7 月まで月 22 回開催 2011 年 7 月 ~ コープふくしま から 普段普段の食事中のの食事中の放射放射性物 2011 年 9 月各地の会員生協 めることを確認 の会員生協 組合員が一 ~ サンプリング開始 くしま本部で開 はじめ各地 ご要望 合員が一緒に摂取量調 各地の生協 摂取量調査を グ開始 日生協 コープネット プ コープこうべ エフコープで分析分担 エフコープで分析分担 ( 現在ト ユーコープも ) 査を進 日生協 コープネット 東海コー 現在はコープ はコープ東北 東北サンネッ 食事の影響を体内排泄物で測定可能な時代 その健康影響評価は別 最近最近は尿中代謝物と ADHD( 注意欠陥 多動性障害 ) との関連連? 普通の野菜 普通の野菜 有機野菜 有機リン剤クロルピリホス分解物 ピレスロイド代謝物は有意差なし Environ Health Perspect February; 114(2): Organic Diets Significantly Lower Children s Dietary Exposure to Organophosphorus Pesticides C.Lu,1K.Toepel,R.Irish,R.A. Fenske,Dana B. Barr,and R. Bravo (CDCP,USA) 食事からの放射性物質摂取量調査の目的 : 科学的で客観的な 事実 ( 検査データ ) を基に 正確にリスクを見積もって 自分なりにちょうどいい対応ができるように 本調査の特徴 :18 : 都県の組合員の皆さんの参加により 3 年間で 1356 検体という大きな規模での継続調査 現在も年 2 回継続中 ( サンプル数も多く 参加者が実際実際の食事の数値をの食事の数値を知りたいりたい方が参加していただけているので ているので 陰膳方式陰膳方式のバイアスをキャンセルできる ) 参加組合員の家族構成 : 乳児 2.4% 幼児 26.4% 小学生 35.6% 中学生 16.3% 高校生以上 19.2% 方法 : 各家庭の 2 日分の食事 (6 食分と間食 ) を 1 サンプルとして すべて混合し測定測定器 : ゲルマニウム半導体検出器 秒検出限界 :1Bq/kg 測定物質 : セシウム 134 セシウム 137 ヨウ素 131 カリウム 40 11

12 日常食事からどれ位セシウムを取っているか? コープープふくしくしまま 96 家族の測定測定結果から 50 カリウム 残留分析は食品リスク予防に有効か? 冷凍餃子事件やマルハニチロ農薬混入事件への迅速な対応 食の安全対応が食のリスクを作る場合もある 2014 年 1 月静岡 浜松市浜松市 ノロ ノロウイルス 児イルス 児童童 1100 ン女性従業員 3 人からノロ問題の給食パン製造時に勤務 00 人超感染 人超感染 原因 原因は給食の 食のパ 浜松市の小学校児童らが給食パンでノロウイルスによる集団食中毒を起こした問題で 市保健所は 19 日 パンを製造した菓子製造業 宝 ( ほう ) 福 ( ふく ) ( 同市東区 ) の従業員 16 人を検便検査した結果 3 人の女性従業員から ノロウイルス GII が検出されたと発表した 症状が出ていない これまでの調査では 同社工場の女子トイレの共用スリッパからウイルスが検出 市保健所によると 3 人はスライスされた食パンを手にとって検品し 配送用のトレーに箱詰めする作業を担当 市保健所の担当者は 検品作業の際にパンにウイルスが付着した疑いが強い と話している 感染源となった食パンが製造された 13 日には 男性 10 人と女性 13 人の計 23 人の従業員がパンの製造ラインで勤務していたが 嘔 ( おう ) 吐 ( と ) や下痢などの症状を訴える体調不良者はいなかった浜松市市長コメント : 今後 ノロウィルスの流行期にあわせて定期的に給食従事者の検査を行うことについては 必要な予算を確保するとともに 啓発や日常的な衛生管生管理の徹底徹底といった基本中の基本であることを改めて実施していくことが必要だと感じています 食品異物対物対策 <<< ( 加熱調理されたものを <<< 食品 食品衛生 衛生対策 されたものを人が触る!) 経験を加味したスクリーニング検査 ( 一斉分析 多項目検査 + 経験 ) 原因物質が特定される場合が多い その後のフォローは? その後のフォローは? 現場で可能可能な簡易試験 簡易試験 ( 選択性 ) ( 有姿 ( 非破壊 ) 抽出 + イムノクロマト検出 ) 正確な検査結果な検査結果を出すシステム ( 自動精製装置 + GC/MS/MS,LC/MS/MS,TOF-MS MS) 相補的補完関係で全体像に迫る 12

13 科学技術交流財団知の拠点重点研究プロジェクト プロジェクト 2 食の安心 安全技術開発プロジェクト (H.23. H.23.4~H.2 H 愛知県産 愛知県産業労働部 労働部がス がスポンサー ) 先端計測技術を用いて 高異物 物 細菌等を検出検出 食品いては愛知県民愛知県民の健康健康な生 を用いて 高精度 度 迅速 迅速 安 食品の安心 安全 の安心 安全確保 な生活を担 を担保する 安価に食品中の に食品中の有害化学物 確保と共に に 地域産 地域産業育成に 学物質 固形 成に貢献 貢献 ひ 農畜産物中産物中の有害有害化学化学物質イムノアッセイを用いた多成分同時検出 サブリーダー : 迅速なサンプルなサンプル調整及サブリーダー : リーダー : 岩佐精二 物質の迅速測定デバ 迅速測定デバイスの 検出法の開発 岩佐精二豊橋技術科学大学 工学部教授 調整及び質量 質量分析 分析法を用いた リーダー : 山本敦中部大学 を用いた微量マ 部大学応用生物 イスの開発 微量マルチ検査シス 用生物学部 ルチ検査システムの 学部教授 ムの開発 有姿 ( 非破壊 ) 抽出法による農産物中残留農薬の簡易 迅速抽出の検討 < 有姿抽出法 > 出法 < 従来法 > 有姿抽出法 試料 試料 1 磨砕操作の省略によりより分析時間の短縮 磨砕 2 試料中にの夾 出後の精製操作の にの夾雑物の溶出が少なく 抽 精製操作の簡略化 有機溶媒を加え 3 分間振とう抽出 精製 測定 有機溶媒を加え 3 分間高速磨砕抽出または 30 分間振とう抽出 精製 測定 3 生産現場で農薬抽出 などのメリットがある そのため 現在 残留農薬検査で求められている分析の迅速 簡易化に繋がことことが期待できるが期待できる ELISA 法による分析を前提に 有姿抽出法の実用化を検討 HS FS 農畜産物中の有害化学物質の迅速測定デバイスの開発 1 イムノアッセイを用いた多成分同時検出法の開発 2 迅速なサンプル調整及び質量分析法を用いた微量マルチ検査システムの開発 現在 30 種位の農薬抗体開発 クロロタロニル濃度 (ppb) コントロールライン テストライン コントロールライン テストライン 13

14 (Quick-DB) MS 残留農薬分析用データベース (Quick GC-MS んだ GC-MS 用の マルチ定量データベース (Quick-DB) ( による解析例 1 Chlorfenapyr? Quick-DB 0.21 ppm? Chlorfenapyr (IS method 0.18 ppm) Quick-DB 0.13 ppm? 確認 ( 定量量 ) (IS method 0.12 ppm) First chromatograms (Rxi-5Sil MS) Second chromatograms (Rtx-200MS) Pickle of eggplant, etc. (SIM/Scan) み込んだ を組み込 ー等を組 のサイクロライナー等 ) が H25 年 11 月に島津製 ース (Quick-DB) ( が ータベース ( デュアルカラム GC-MS 新開発新開発のサイクロ残留農薬データ作所より販売開始 Back Front Sample tray Rxi-5Sil MS (0.25 mm x 30 m) He 1.1 ml/min Interface Rtx-200MS (0.25 mm x 30 m) 測定不要 準品の測定 の農薬標準品の 百種類の農薬 数百種類 He 0.5 ml/min 2-Hole 凍結粉砕の利点 : 1 少量サンプリングに対応した試料の均一化 Michelangelo Anastassiades 2 分解しやすい農薬の一斉分析法への組み込み Homogenization of frozen sample Fussell et al.2007 Food Adeitives & Contam. 24:1247 Ion source コストの削 準品の購入 管理コストの ( 農薬標準品の ferrule されてお 登録され 各種情報が登録 ) 農薬の各種情報 減 ) 農薬 GC MS よい!? くてもよい なスキルがなくても 専門的なスキルがな り 専門的 自動 迅速 高効率なサンプル調製法 従来法新規法 抽出 ( 粗精製 ) 抽出 簡易 選択的抽出法 濃縮 分散式精製法 精製 (MIP 吸着剤 ) 12 サンプル 日 ( 翌朝まで ) 12 サンプル 3 5 日 濃縮 精製 妨害成分残存 精製 カートリッジ式精製法 (MIP 吸着剤 ) 濃縮 自動化 検液 コレステロールセサミンカフェインカテキン等 検液 測定測定 自動式精製装置 (GC 大量注入 )

15 第 106 回日本食品衛生学会学術講演会 知の拠点重点研究 拠点重点研究プロジ 衛生学会学術講演会 H25.11 沖縄 プロジェクト クト + ア + アイス 予冷ドライアイス添加凍結ドライアイス添加凍結粉砕法 : 沖縄で発表 イスティーサイエンス 分析担当者として 業務量が拡大する中 今後自分の業務の中で進めていくこと 1 繁雑な業務からの解放 2 業務の効率化 ( 簡易 迅速化も含む ) リスクトレードオフ注意 3 可能ならば分析精度の高い機器の導入 4 ルーチン作業の標準化 意味のある 納得できる 5 検査結果の有効活用 付加価値 6 担当者のスキルアップ 知識 情報力アップ 7 新人でもそれなりの結果が出せるシステム OJT 8 ルーチン業務の自動化 他の粉砕例 アボカド玉ねぎ 常温凍結 常温凍結 かんぴょぴょう常温凍結 冷凍エビ常温凍結 地方衛生研究所に期待すること 1. 伝統のある組織である 2. 継続的な調査研究ができる環境はある ( モニタリングを含め 経時変化を追うことが一番重要 ) 3. 衛研でしか扱えないサンプルもある 4. 民間企業よりは広い立場に立ちうる 5. 情報発信に重みがあるため そのための業務管理規定など縛りが強い 行政検査とモニタリングのバランス 6. トータルダイエットスタディ等モニタリングは重要な部分であり 全国の情報共有により全体像を把握していく必要がある 7. 厳しい環境の中頑張ってほしい 15

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近年患者数が多く公衆衛生上の重要性が増しているノロウイルスについて ヒトへの 感染経路における食品 ( カキを中心とした二枚貝とその他の食品別 ) の寄与率やヒトの 症状の有無による食品への汚染の程度を明らかにする研を実施する 2 調査事業 (1) 食品用器具 容器包装に用いられる化学物質のリスク評 食品健康影響評価技術研及び食品安全確保総合調査の優先実施課題 ( 平成 3 1 年度 ) ( 平成 30 年 9 月 4 日食品安全委員会決定 ) 食品安全委員会では 今後 5 年間に推進すべき研 調査の方向性を明示した 食品の安全性の確保のための研 調査の推進の方向性について ( ロードマップ ) を策定し 食品健康影響評価技術研事業及び食品安全確保総合調査事業の計画的 戦略的実施を図っているところである

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参考 < これまでの合同会合における検討経緯 > 1 第 1 回合同会合 ( 平成 15 年 1 月 21 日 ) 了承事項 1 平成 14 年末に都道府県及びインターネットを通じて行った調査で情報提供のあった資材のうち 食酢 重曹 及び 天敵 ( 使用される場所の周辺で採取されたもの ) の 3 資料 3 特定防除資材 ( 特定農薬 ) 指定に係る今後の進め方について ( 案 ) < 特定農薬制度の趣旨 > 無登録農薬の販売 使用が問題を契機として 平成 14 年の臨時国会で農薬取締法が大幅に改正 農薬の製造 使用等の規制を強化 農家が自家製造して使用している防除資材等で 明らかに安全上問題のないものにまで登録の義務を課すことは過剰規制となるおそれ 原材料に照らし農作物等 人畜及び水産動植物に害を及ぼすおそれがないことが明らかなものとして農林水産大臣及び環境大臣が指定する農薬

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