ARfD を考慮した 品中の残留農薬の基準設定 Ministry of Health, Labour and Welfare 3 基準値設定までの概略 の安全性確保の観点から 品衛 法に基づき 農薬の残留基準を設定している 品安全委員会 毒性データ評価 慢性毒性試験 発がん性試験 催奇形性試験等 A

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1 資料 2-3 急性参照 量 (ARfD) を考慮した 品中の残留農薬基準の設定について 厚 労働省 医薬 品局 品安全部 Ministry of Health, Labour and Welfare 1 次 1. ARfDを考慮した 品中の残留農薬の基準設定 2. 導 に向けた今後の課題 Ministry of Health, Labour and Welfare - 1-2

2 ARfD を考慮した 品中の残留農薬の基準設定 Ministry of Health, Labour and Welfare 3 基準値設定までの概略 の安全性確保の観点から 品衛 法に基づき 農薬の残留基準を設定している 品安全委員会 毒性データ評価 慢性毒性試験 発がん性試験 催奇形性試験等 ADI 案等 パブリックコメント ADI 設定等 消費者庁 意 聴取 通知 勧告 協議 回答 厚 労働省 申請の確認 内容確認 リスク評価の依頼 ADI 等確認規格基準の検討 WTO 通報 ハ フ リックコメント 省令 告 案 省令 告 の改正 国内 : 農林 産省国外 : 農薬製造業者等 新規登録 使 法の変更 海外の残留基準値の国内基準への反映等に伴う基準値設定要請 設定された基準値を超えて農薬が残留する 品については 国産 輸 の別なく 品衛 法の規定に基づき販売等を禁 している 厚 労働省では 適切に農薬を使 した場合の残留試験結果に基づき 品安全委員会が設定した 摂取許容量 (ADI) を超過することがないよう 基準値を設定している 諮問 薬事 品衛 審議会(部会 分科会)答申 Ministry of Health, Labour and Welfare 4-2 -

3 Ministry of Health, Labour and Welfare 5 動物による毒性試験無毒性量( 品安全委員会) 摂取許容量(ADI)暴露評価 安全係数(厚 労働省)農薬の残留基準(農林 産省)農薬の登録等農産物の残留試験結果農薬の残留基準設定の流れ ( これまで ) 無毒性量 : ある物質について何段階かの異なる投与量を いて毒性試験を ったとき 有害影響が認められなかった最 の投与量 安全係数 : 動物実験のデータを いてヒトへの毒性を推定する場合 通常 動物とヒトとの種の差として 10 倍 さらにヒトとヒトとの間の個体差として 10 倍 の安全率を 込み それらをかけ合わせた 100 倍 を安全係数として いる 摂取許容量 : ヒトがある物質を毎 涯にわたって摂取し続けても 現在の科学的知 からみて健康への悪影響がないと推定される 当たりの摂取量 品安全委員会が農薬のヒトに対する健康影響についてリスク評価を い 厚 労働省がその評価結果に基づき 品中の残留基準値を設定する これらの審査により安全性が確認された後 農薬としての使 が許可される 国内で使 される農薬Ministry of Health, Labour and Welfare 6 動物による毒性試験無毒性量( 品安全委員会) 摂取許容量(ADI)急性参照 量(ARfD) 安全係数(厚 労働省)農薬の残留基準(農林 産省)農薬の登録等農薬の残留基準設定の流れ ( これから ) 無毒性量 : ある物質について何段階かの異なる投与量を いて毒性試験を ったとき 有害影響が認められなかった最 の投与量 安全係数 : 動物実験のデータを いてヒトへの毒性を推定する場合 通常 動物とヒトとの種の差として 10 倍 さらにヒトとヒトとの間の個体差として 10 倍 の安全率を 込み それらをかけ合わせた 100 倍 を安全係数として いる 摂取許容量 : ヒトがある物質を毎 涯にわたって摂取し続けても 現在の科学的知 からみて健康への悪影響がないと推定される 当たりの摂取量 急性参照 量 : ヒトがある物質を 24 時間 はそれより短時間経 摂取した場合に健康に悪影響を さないと推定される 当たりの摂取量 品安全委員会が農薬のヒトに対する健康影響についてリスク評価を い 厚 労働省がその評価結果に基づき 品中の残留基準値を設定する これらの審査により安全性が確認された後 農薬としての使 が許可される 暴露評価農産物の残留試験結果国内で使 される農薬- 3 -

4 期摂取量Ministry of Health, Labour and Welfare 8 残留基準値 (MRL) の設定の考え 品摂取に伴う残留農薬の推定摂取量 ( 暴露量 ) が 次の要件を満たすような使 法に基づいて MRL が設定されているか 期摂取量 80% ADI 短期摂取量 ARfD これら要件を満たせない場合 当該使 法に基づく農薬使 は認められず 提案された MRL は設定できない 使 法の変更等が必要になる Ministry of Health, Labour and Welfare 7 これまで ( 慢性暴露評価 ) 品ごとに摂取量を積み上げて 期摂取量を推定する 安全レベル (ADI の 80%) 品 Aから摂取される農薬の量 品 Bから摂取される農薬の量 品 Zから摂取される農薬の量 推定される暴露量 規定された使 基準による残留試験結果 ( 平均残留濃度 ) 平均 摂取量 ( 幼 児等の特殊集団も考慮 ) - 4 -

5 量を推定する 短期摂取量 品ごとに摂取量を積み上げて 期摂取 期摂取量Ministry of Health, Labour and Welfare 9 個別の 品ごとに短期摂取量を推定する ( 慢性暴露評価 + 急性暴露評価 ) 安全レベル (ARfD) 安全レベル (ADIの80%) 推定される暴露量品推定される暴露量 品 AZかAから摂取される品かBら農薬の量らか摂量 品摂ら取取摂ささ取れ 品 Bから摂取されるれさる農薬の量る農規定された使 基準によるれ農る薬残留試験結果 ( 平均残留濃度 ) 薬農の の薬平均 摂取量量これからの( 幼 児等の特殊集団も考慮 ) 品 Zから摂取される農薬の量 規定された使 基準による残留試験結果 ( 最 残留濃度 ) 最 摂取量 ( 摂 者の 97.5% タイル ) 量Ministry of Health, Labour and Welfare 10 導 に向けた今後の課題 - 5 -

6 ARfD を考慮した残留基準設定の進め 原則すべての剤について ARfD 設定のための 品健康影響評価とそれを考慮した残留基準の設定が必要であるが 度にすべての剤を評価することは現実的ではない 残留基準が設定されている農薬は 700 を超えることから どの剤から優先的に進めるべきか検討が必要 評価の優先順位を判断するための考え が重要 なお 従来の申請に伴う農薬の残留基準設定は 優先順位によらず これまで通り遅滞なく実施する Ministry of Health, Labour and Welfare 11 短期摂取量推定における課題 ( 最 残留量の推定 ) 既登録の農薬で実施されている作物残留試験の例数は多くの作物で 2 例であり 最 残留量 (HR) を推定するために 分な例数とは い難い 実態に合わせた短期摂取量推定のためには より多くの試験例数にもとづく HR を いることが望ましい 現在 短期摂取量推定について試算にもとづき検討をすすめているが 暫定的に4 例を超える場合に限りHRを採 することとしている それ以外の場合には 残留濃度の実測値ではないものの基準値 (MRL) をHRの代替として いることとしている Ministry of Health, Labour and Welfare

7 短期摂取量推定における課題 ( 暴露評価の対象 品 ) 部の 品では摂取者 数が少ないため 最 摂 量を推定するために 分とは い難い 最 摂 量の推定には 原則 120 以上の摂取者データが必要とされている (JMPR) 原則 摂 者 数が 定数以上得られている 品のみ暴露評価の対象とする Ministry of Health, Labour and Welfare

8 3/17/2014 短期経口暴露評価に関する 国際的な経緯と厚労省研究班の研究 山田友紀子 残留農薬に関する基準策定に関わる国際機関 コーデックス委員会 (CAC) リスク管理機関政府代表団 オブザーバー機関 科学的原則に基づく加盟国への勧告 消費者の健康保護と 公正な食品貿易 取引の保証に関する他の正当な因子を考慮 Joint FAO/WHO Meeting on Pesticide Residues (JMPR) リスク評価機関専門家が個人として参加 科学的分析とアドバイス 科学的な評価政治 経済的な考慮はなし! Yukiko Yamada, Ph.D., 03/17/2014, 2 FAO Panel による作物残留評価 植物 動物代謝 ( 家畜による代謝 ) 環境中の動態 分析法 農薬の登録と使用に関する情報 GAP に従った作物残留試験 ( 通常 8 試験以上 マイナー作物は 3 試験 ) ( MRL) モニタリングデータ 食品加工試験 可食部における残留濃度 動物への移行試験 経口暴露評価 Yukiko Yamada, Ph.D., 03/17/2014, 3 CAC/CCPR における議論 ( サンプリング ) MRL の設定のための作物残留試験 MRL への適合性を調べるための試験 農作物の場合 composite sample を採取 分析 (Codex) Large sized fruits & vege s (>250 g): 2 kg (at least 5 units) Medium sized fruits and vege s ( g): 1 kg (at least 10 units) Pulses, Cereals, Tree nuts: 1 kg Yukiko Yamada, Ph.D., 03/17/2014, 4 CAC/CCPR における議論 ( ユニットにおける濃度 ) Composite sample の分析結果が基準値以下でも その中の unit には 基準値を超える濃度のものがある?( 英国政府の提案 ) イギリス政府が ニンジンやジャガイモなどで試験を行い 上記を証明 急性毒性? Relative frequency Sample size 1 Sample size 24 Sample size 12 Sample size 10 Sample size 一緒に分析した結果 個別に分析した結果 Yukiko Yamada, Ph.D., 03/17/2014, Midpoint [mg/kg] Yukiko Yamada, Ph.D., 03/17/2014, 6 Y. Yamada, Ph.D. 1

9 3/17/ 年 5 月 York で Joint FAO/WHO Consultation on Predicting Dietary Intake of Pesticide Residues 開催 Guidelines for predicting dietary intake of pesticide residues WHO, 1997 その後 FAO/WHO Consultations 1997 以降 残留農薬以外の化学物質に拡大 IUPAC の残留農薬濃度の unit to unit variability に関するプロジェクト JMPR の FAO Panel による検討 各国での検討 JMPR による経口暴露評価 国内では入手し活用できるデータが 国際レベルでは活用できない モニタリング サーベイランス トータルダイエットスタディー 詳細な分析値 食品摂取量 加工調理の影響 当該農薬の使用量 使用率 他の起源からの暴露を考慮するのも困難 数学モデルのみ可 すべての利用可能なデータを使用 などを経て進化 Yukiko Yamada, Ph.D., 03/17/2014, 8 JMPR による短期経口暴露評価 Composite sample の分析結果に基づき Highest residue (HR): GAP の許す最大条件の下で使用した場合に 最もありそうな最大濃度 Supervised trials median residue (STMR): GAP の許す最大条件の下で使用した場合に 最もありそうな残留濃度 ( 中央値 ) 可食部中の残留濃度 JMPR による短期経口暴露評価 (2) Highest large portion (LP) (kg): 摂食者のうち 97.5 percentileの一人一日当たり摂食量 ( 各国からの提出データ ) Body weight (kg): 上記に対応する体重 Variability factor (v): 平均濃度で 最高濃度を除したもの IUPACや厚生労働科学研究 農水省委託事業の結果から3 前後の数値が得られた Compositeの分析値から unitの最高濃度を予測するために使用 基準値が妥当か評価 過大な摂取量 食品加工試験から得られた加工係数 Yukiko Yamada, Ph.D., 03/17/2014, 9 Yukiko Yamada, Ph.D., 03/17/2014, 10 International Estimated Short-term Intake (IESTI) Case 1 ( 一度に食べるのが数ユニットの場合 )( ユニットの重量が 25g 以下 ) 例 イチゴ サクランボ等 それ以外に乳以外の動物性食品 Post-harvest application の場合 Case 2( ユニットの重量が 25g 以上 ) 例 リンゴ スイカ Case 3 ( 混合された食品や 大量生産の加工食品 ) 例 牛乳 穀類 油糧種子 豆類 (post harvest International Estimated Short-term Intake (IESTI) Case 1 ( 一度に食べる量が混合物である場合 )(unit weight < 25 g) IESTI = LP x (HR or HR-P)/bw Composite sample と同じように考えられるため variability factor は不要 applicationは除く ) も Yukiko Yamada, Ph.D., 03/17/2014, 11 Yukiko Yamada, Ph.D., 03/17/2014, 12 Y. Yamada, Ph.D. 2

10 3/17/2014 International Estimated Short-term Intake (IESTI) Case 2 (unit weight > 25 g) A: unit weight < large portion IESTI = {U x (HR or HR-P) x v + (LP - U) x (HR or HR-P)}/bw B: unit weight > large portion IESTI = LP x (HR or HR-P) x v / bw U: unit weight in edible portion (kg) v: variability factor =3 ( 元々 10 と 7 を使用 ) 1 つ目は最も高濃度のユニット 2 つ目はコンポ ジットサンプルの平均的濃度のユニット Yukiko Yamada, Ph.D., 03/17/2014, 13 International Estimated Short-term Intake (IESTI) Case 3 (processed commodity, bulked or blended) IESTI = LP x STMR-P / bw 大量に混ぜたり 大量で加工するため平準化 加工せずに摂取する場合と大規模に加工した場合では 計算式が異なる 従って 長期暴露評価のように生鮮重量に換算してまとめて計算はできない Yukiko Yamada, Ph.D., 03/17/2014, 14 世界的な課題 Variability factorについては3で合意 カットオフ値 :Codexでは大体 120% Worst scenarioであることから JMPRは超えていることをハイライト CCPRが議論 EUは HRではなくMRLを使用すべきとの考え Probabilistic approachの使用 国際的には無理 より現実的 EUは既に実施 Cumulative risk assessmentとの関連 同じくEUが試行中 Yukiko Yamada, Ph.D., 03/17/2014, 15 厚生労働科学研究 厚生労働科学研究費補助金 ( 食品の安心 安全確保推進研究事業 ) 平成 16~18 年度 : 農薬等の一律基準と加工食品基準及び急性暴露評価に関する研究分担課題 残留農薬等の短期暴露評価法の検討 平成 19~21 年度 : 食品中残留農薬等の汚染実態把握と急性暴露評価に関する研究分担課題 残留農薬等暴露量推定のための食品摂取量データベースの検討 ~ 特に短期暴露量推定について 平成 22~24 年度 : 食品中残留農薬等の急性暴露評価及び汚染実態把握に関する研究分担課題 食品中残留農薬の短期暴露評価とデー 得られたデータ LP と対応 bw( わが国独自のものが必要 ) 四季各々の 3 日間 ( 不連続 ) における食品摂取量の調査ー短期経口暴露評価には適切 摂取者のみの 97.5 パーセンタイル値と それに対応する体重 基準値のある食品 厚労省から依頼のあった食品 General population 及び 6 years & under について GEMS/Food にも提出 タベースの整備に関する研究 Yukiko Yamada, Ph.D., 03/17/2014, 17 Yukiko Yamada, Ph.D., 03/17/2014, 18 Y. Yamada, Ph.D. 3

11 3/17/2014 得られたデータ (2) ユニット重量 ( わが国独自のものが必要 ) 国内で入手可能なもの L サイズが基準 農産物関連文献 農協等生産者のデータ 実重量 食品成分表の試料 調理学関連資料等を参考に 国内で入手不可能なもの :GEMS/Food を利用 変動係数 (97.5 パーセンタイル値 / 平均値 ) IUPAC:3 前後 厚生科学研究 :2.5-3( バイアスがないように どのようなデータを取るのかを使用者に知らせず実施 ) Yukiko Yamada, Ph.D., 03/17/2014, 19 得られたデータ (3) 加工係数のデータのリスト化 JMPRが評価した加工係数をリスト化 現在 ドイツBfRがアップデートしたものを公開 短期経口暴露評価の実施 Methamidophos, Acetamipridについて試行 ( 厚労省 ) JMPRで評価され ARfDが設定されている農薬について試行 Probabilistic approachの試行 JMPRで評価され ARfDが設定されている農薬で作物数や残留試験例数の多いもの 作物残留試験のデータをすべて活用 畜産物は含めず Yukiko Yamada, Ph.D., 03/17/2014, 20 課題 わが国で入手できない食品に基準値は必要? 摂取がほぼゼロ 摂取者が少ない場合 LP は統計学的に信頼できない ( 社会的リスクは低いが ) 97.5 パーセンタイル値を 95% の信頼限界で推定するためには最低 119 日 人が必要 畜産物の評価 基準値はあるが 国内にはデータが未だあまりない 加工食品の評価 長期暴露評価と違い 原材料に戻して計算するのは不適切 Yukiko Yamada, Ph.D., 03/17/2014, 21 Y. Yamada, Ph.D. 4

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