1. 日本株市場見通し長谷川景子日経平均の推移と来週の見通し 25, < 来週の予想レンジ :22,~23,5 円 > 15 24, 日経平均 ( 左軸 ) 25 日移動平均 ( 左軸 ) 23,5 円 , 75 日移動平均 ( 左軸 ) , 22, 円 9

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きょうすけよしなが
5 years ago
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1 218 年 5 月 25 日号来週の見通しと投資ポイント CONTENTS 1. 日本株市場見通し注目テーマ1 ROE 良し株主還元良しの二刀流銘柄注目テーマ2 中国が一人っ子政策を完全廃止かドル円相場見通し米国株市場見通し投資部門別売買動向信用取引動向個人投資家の買付動向週間個別銘柄騰落状況 ( 東証 1 部 ) テクニカル分析来週再来週の主なスケジュール... 8 投資情報部

2 1. 日本株市場見通し長谷川景子日経平均の推移と来週の見通し 25, < 来週の予想レンジ :22,~23,5 円 > 15 24, 日経平均 ( 左軸 ) 25 日移動平均 ( 左軸 ) 23,5 円 , 75 日移動平均 ( 左軸 ) , 22, 円 , ( 兆円 6 ) 5 2, , 2 東証一部売買代金 ( 右軸 ) 1 18, 17/12/5 17/12/25 18/1/18 18/2/7 18/2/28 18/3/2 18/4/1 18/5/1 18/5/23 18/6/12 ( 年 / 月 / 日 ) 注 : 予想は SMBC 日興証券出所 : QUICK より SMBC 日興証券作成今週の日経平均は調整も来週は一段安回避日経平均は今年安値 2,617 円 (3/23) から直近高値 23,2 円 (5/21) まで約 2 ヵ月間押し目という押し目もなく 2, 円超上昇していたものの円高ドル安進行に加えトルコリラ安などの新興国不安米朝首脳会談の中止などを背景に高値から 5 円程度の値幅調整となっているテクニカル面での過熱感は薄れつつあり一段の下落となる可能性は低いだろうもっとも 6 月 12~13 日には FOMC( 連邦公開市場委員会 ) を控えており経験則では米利上げ時期前後に日経平均が調整する傾向にあることは念頭に置いておきたい来週は国内で鉱工業生産米国でインフレ指標などが発表 5 月 31 日には国内で 4 月鉱工業生産が発表される鉱工業生産指数と輸出数量指数は連動性が高く 4 月輸出数量指数が 211 年 9 月以来の高水準であったことを踏まえると生産も堅調であることが期待されようまた 5 月 31 日に米 PCE コアデフレータ 6 月 1 日に米 5 月雇用統計と米経済動向を占う重要指標の発表が相次ぐ 5 月開催分の FOMC 議事要旨では 6 月の FOMC で 3 月に続き今年 2 回目となる利上げ実施の方針が示唆されたほかインフレ目標の達成に対する自信の深まりをみせた一方で緩やかな利上げの継続を示しており利上げペースの加速は見込まれなかった今回の米経済指標の発表を受けて利上げペースの加速といった思惑から米長期金利が大幅に上昇株式市場が波乱含みといった展開となる可能性は低いと考えられよう 1

3 218 年 5 月 25 日(金) 2 注目テーマ① ROE良し株主還元良しの二刀流銘柄図表1. 投資家と企業が重視する指標にギャップあり生命保険協会の株式価値向上に向けた取り組みについてによると投資家企業ともにROE への関心が最も高い図表1 ただ投資家が総還元性向などの株主還元も重視する一方で企業は業績の伸び率や実額を重視する傾向があり依然として両者が重視する指標にギャップがあるまた ①投資家が中長期的に望ましいとするROE水準は平均で11.4% ② 企業の株主還元配当水準について課題を感じている投資家が多いとのこと 6月を目途に企業統治の指針であるコーポレートガバナンスコードが改訂される予定で企業価値の向上はより意識されることになろう ROEの水準によって株価動向に明暗が分かれている図表2 4~5月に本決算で新年度の会社見通しが公表され中間決算発表が集中する 1~11月以降はROEの着地点を概ね把握でき株価はそれを織り込んでいるのだろう投資家は質の高い銘柄クオリティ銘柄を素直に評価しているといえる銘柄選別に当たっては 2桁以上のROEが見込まれる銘柄を選別対象の中心に置くことで良好なパフォーマンスを期待できよう図表3は TOPIX採用銘柄変則決算除くのうち 1 今来期の予想経常増益率が1%以上かつ予想 ROEが15%以上予想はQUICKコンセンサスで3 社以上 2 直近3期の総還元性向が毎期25% 以上 3 今期日経予想配当が増配 4 自己資本比率3%以上との条件を満たす時価総額上位1銘柄スクリーニングに用いたデータは5 月23日時点ここに挙げた銘柄は ROE良し株主還元良しの二刀流として評価される可能性があり注目される企業中期経営計画で企業が公表している指標と経営目標として投資家が重視すべきとする指標の比較投資家 ROIC( ROE 総還元性向配当性向 ) 本利益投率下資売上高利益率の伸び率売上高売上高の伸び率西尾浩一郎利益額利益注: 複数回答可生命保険協会によるアンケート調査 217年1月4 ~11月6日対象は中期経営計画を公表し数値目標も公表している581社機関投資家116社出所: 平成29年度生命保険協会調査よりＳＭＢＣ日興証券作成図表2. ROE水準ごとの株価パフォーマンス推移 (累積リターン %) 4 2%以上 1%以上2%未満 TOPIX 以上1%未満未満各期の前期末(3月末)をとする (月末) 12 注: 対象は継続的にデータ取得可能なTOPIX採用3月期決算企業各期の前期末 3月末を起点に年間の累積リターン時価総額加重平均を算出 5期分の単純平均出所: QUICKよりＳＭＢＣ日興証券作成図表3. 高ROE 高還元性向の銘柄株式コード銘柄略称予想決算期予想増益率経常利益 (百万円) 予想 3期平均 ROE 総還元性向 5月23日終値 (円) 2127 ＭＡ 219/3 13, , ｽﾀｰﾄﾄｩ 219/3 38, , SUMCO 218/12 79, , コーセー 219/3 55, , ﾘｸﾙｰﾄHD 219/3 236, , ｼｽﾒｯｸｽ 219/3 65, , 良品計画 219/2 51, , ﾋﾟｼﾞｮﾝ 219/1 22, , 任天堂 219/3 31, , ﾌｧｰｽﾄﾘﾃｲ 218/8 226, ,83. 注: 米国会計基準とIFRS採用企業については税引前利益を経常利益とする出所:QUICKよりＳＭＢＣ日興証券作成 2

4 218 年 5 月 25 日(金) 3 注目テーマ② 中国が一人っ子政策を完全廃止か図表1. 中国の人口ピラミッド 7579 中国が 1家族が設けられる子どもの数に対する制限を年内に撤廃する方向で検討していると今週米メディアが報じている中国は人口増加への対策として197年代に一人っ子政策を導入したが近年では高齢化が進み生産年齢人口の比率は低下し始めている図表1 2 この規制は一定の条件で緩和されつつあったが報道によると今回はこの制限を完全に撤廃する模様乳幼児数の増加は日本の関連企業にとっても大きな恩恵を受ける可能性がありそうだ日本ブランドのおむつやベビー用品はその機能や安全性が評価され中国でも人気が高い化粧品などと同様に訪日客が本国に帰国後もオンライン通販などを通じてリピート購入が続くケースが多いピジョンの場合ベビー用品関連事業ではすでに中国の売上が国内を上回っているおむつでは花王のメリーズとユニチャームのムーニーは米P&Gのパンパースとともに3 強ブランドとなっている高齢化の進む中国では大人用おむつの需要も増えており乳幼児の増加は中国売上の拡大要因となろうさらに中長期的には乳児の成長に伴い教育関連も恩恵を受けよう平均所得の上昇により中国では楽器の需要が高まっている業界大手のヤマハでは好調な中国での楽器事業は今年度も2桁成長を見込んでいる子供の増加によって習い事のニーズはさらに増える可能性がある歳 774 男性 6569 母良田剛女性万人注: 215年時点出所: 国連人口統計よりＳＭＢＣ日興証券作成図表2. 中国全人口に占める生産年齢人口割合の推移 8% 75% 7% 65% 6% 55% 国連予想 5% 注: 全人口に占める15歳以上6歳未満の割合 22年以降は予想出所: 国連人口統計よりＳＭＢＣ日興証券作成図表3. 主な関連銘柄終値円時価総額コード銘柄略称 5/24 億円銘柄概要 4114 日触媒 7,94. 3,24 紙おむつに使われる高吸水性樹脂で世界１位のシェア 4452 花王 8,161. 4,397 おむつメリーズは中国越境ＥＣ電子商取引好調 7951 ヤマハ 5,77. 11,382 柱の楽器は中国で電子ピアノ等拡大 7956 ﾋﾟｼﾞｮﾝ 5,36. 6,521 育児用品の老舗でトップ近年は中国事業が収益成長をけん引 8113 ﾕﾆﾁｬｰﾑ 3,338. 2,723 高齢化進む中国市場では大人用おむつにも注力出所: QUICK 東洋経済各社HPよりＳＭＢＣ日興証券作成 3

5 4. ドル円相場見通し龍翔太 ( 円 / ドル ) ドル円相場の推移と来週の見通し今週は米朝首脳会談実施への不透明感を < 来週の予想レンジ :18.5~111. 円 > 背景に週半ばからドル安円高が進行 24 日には同会談の中止発表を受けて一段安となり一時円まで下落した 14 1/2 1/23 11/13 12/4 12/25 1/15 2/5 2/26 3/19 4/9 4/3 5/ 年 218 年 ( 月 / 日 ) 出所 : Bloomberg より SMBC 日興証券作成 111. 円 18.5 円北朝鮮を巡る地政学リスクが再燃した格好となったものの会談に向けた米国と北朝鮮の協議は継続見込みであることを踏まえれば北朝鮮問題に起因する円高は長期化しないとみている来週はインフレ指標である 4 月 PCE デフレータや 5 月雇用統計など米国の重要経済指標結果が注目される 23 日に公表された FOMC( 連邦公開市場委員会 ) 議事要旨を受け市場では利上げペース加速期待が低下しているそうした中インフレや賃金の伸び率加速が示されれば米長期金利上昇ドル高要因となろう 5. 米国株市場見通し大関千尋ラッセル2 指数とS&P5 指数の推移今週の米国株式市場は主要 3 指数が前週末比で上昇した (217/12/29~218/5/24 217/12/29 の終値を 1 として指数化 ) 年初来騰落率はラッセル 2 指数が +6% と S&P5 指数の +2% を上回って推移している 94 ラッセル2 S&P /12/29 18/1/29 18/2/28 18/3/31 18/4/3 ( 年 / 月 / 日 ) 出所 : Bloomberg より SMBC 日興証券作成 21 日まで 4 営業日連続で中小型株指数のラッセル 2 指数は過去最高値を更新した同指数構成企業の 218 年 13 月期決算における EPS(1 株当たり利益 ) 成長率は前年同期比 +4%( 日本時間 5/25 時点うち 93% が発表済 ) と力強く同指数の年初来騰落率は S&P5 を上回って推移している指数堅調の背景として中小型株に内需型企業が多い点が挙げられる実効税率が高い傾向にあった内需型企業は法人減税の恩恵を受けやすいとされるまた保護主義的な貿易政策や主要通貨に対するドル高進行は外需株への逆風となりうるため相対的に内需株が選好されやすい地合いであったともいえよう米中貿易摩擦懸念や米金利上昇に伴う一段のドル高の可能性があるなかでは内需株への物色が継続されよう 4

6 6. 投資部門別売買動向 ( 現物先物 ) 松野利彦 1, 15, 日経平均株価と主な投資部門別売買動向の推移 ( 億円 ) 15, 1, 5, 5, 信託銀行 ( 左軸 ) 事業法人 ( 左軸 ) 日経平均 ( 右軸 ) 海外投資家 ( 左軸 ) 24, 23, 22, 21, 2, 個人 ( 左軸 ) 2, 19, 17/11/25 17/12/3 18/2/3 18/3/1 18/4/14 18/5/19 ( 年 / 月 / 日 ) 注 : 売買動向は 217 年 11 月第 4 週から 218 年 5 月第 3 週まで株価は 218 年 5 月 24 日までの週次データ現物は二市場一二部等先物は日経 225 日経 225mini JPX 日経 4 TOPIX 先物ミニ TOPIX の合計出所 : QUICK より SMBC 日興証券作成 5 月第 3 週の東京株式市場では海外投資家の先物買いと個人投資家の現物売りが継続したこの週は弱い経済指標などから地合いが弱くなる場面はあったものの週末にかけて円安などを背景に回復日経平均株価は 23, 円手前まで上昇した海外投資家は 3,556 億円と 7 週連続の買い越しその間の買い越し額は先物を中心に 2.5 兆円に迫ったこれに売り向かう個人投資家は 4,12 億円と 8 週連続の売り越しその間の売り越し額は現物を中心に約 1.8 兆円となっている事業法人は 964 億円と 3 週連続の買い越し買い越し額はいつも少ないが継続的に買い越している一方信託銀行は 333 億円と 4 週連続の売り越し値上がりすれば売り越すスタンスを継続している 7. 信用取引動向松野利彦 5 月 18 日申し込み分の信用買い残は 5 月 11 日申し込み分比 544 億円減の 3 兆 386 億円と 5 週連続の減少売り残は同 97 億円増の 8,232 億円と 2 週連続で増加しているこの週の株価は緩やかに上昇したため買い方の利食い売りと売り方の売り乗せが続いた信用倍率は 4.2 倍と引き続き低下した一方評価損益率 ( 買い方 ) は 8.15% と前週の 8.54% から改善 3 週連続で買い方の含み損が減少している二市場信用買い残売り残信用倍率日経平均と二市場信用評価損益率 4. ( 兆円 ) ( 倍 ) 6. 24, 二市場信用買い残 ( 左軸 ) 二市場信用売り残 ( 左軸 ) 信用倍率 ( 右軸 ) , 22, 21, 二市場合計信用評価損益率 ( 右逆軸 ) 日経平均 : 終値 ( 左軸 ) , , , 17, 16, 217 年以降評価損益率が 1% 以上に悪化すると相場が底入れする傾向がある , 5. 16/1 16/4 16/7 16/1 17/1 17/4 17/7 17/1 18/1 18/4 2. ( 年 / 月 ) 14, 16/1 16/4 16/7 16/1 17/1 17/4 17/7 17/1 18/1 18/4 ( 年 / 月 ) 注 : 東京名古屋二市場の制度信用と一般信用の合計 5 月 18 日申し込み分まで信用倍率は金額ベース出所 : QUICK より SMBC 日興証券作成 5 注 : 評価損益率は東証の制度信用と一般信用の合計買い建玉に対する評価損の割合 5 月 18 日申し込み分まで出所 : QUICK より SMBC 日興証券作成

7 8. 個人投資家の買付動向髙山裕介買付代金上位 1 銘柄 (5/18~5/24 銘柄コード順 ) コード銘柄名市場業種 5/17 終値 5/24 終値騰落率 157 日経レバ東証 ETF 2,88. 2, J T 東証 1 部食料品 3,4. 2, 武田東証 1 部医薬品 4,739. 4, ソニー東証 1 部電気機器 5,39. 5, キヤノン東証 1 部電気機器 3,797. 3, 任天堂東証 1 部その他製品 46,58. 42, 東エレク東証 1 部電気機器 21,7. 2, 三菱 UFJ 東証 1 部銀行日経平均が週次ベースで 9 週間ぶりの下落が見込まれる中引き続きブル型 ETF がランクイン押し目を拾う買い意欲は強い様子 JT(2914) は 4 月も国内の紙巻たばこの売上低迷が続いていることから株価は下落も高い配当利回りなどから買いを入れる投資家も根強い模様任天堂 (7974) は売りに押されたものの 1 月 4 日の年初来安値に迫ったこともあり買い戻す投資家も増えたとみられる 8411 みずほ東証 1 部銀行ソフトハンク G 東証 1 部情報通信 8,415. 8, 注 : 弊社のリテール部門での国内上場銘柄の買付手口を集計ただし取引所外取引およびブロックトレードのみデータから除外して集計出所 :QUICK より SMBC 日興証券作成 9. 週間個別銘柄騰落状況 ( 東証 1 部 ) 値上がり率上位 1 銘柄 (5/18~5/24) コード銘柄名業種 5/17 終値 5/24 終値値上がり率セレス情報通信 1,872. 2, T&Gニースサービス 1,319. 1, きちり小売インタアクション精密機器 1,156. 1, ネクソン情報通信 1,571. 1, マツオカ繊維製品 3,695. 4, セイノー HD 陸運 1,883. 2, ソルクシース情報通信 1,32. 1, アイヒーシー情報通信 1,475. 1, ルネサンスサービス 2,89. 2, 値下がり率上位 1 銘柄 (5/18~5/24) コード銘柄名業種 5/17 終値 5/24 終値値下がり率 TYK カラス土石製品シーテクト金属製品 2,526. 2, UMCエレ電気機器 3,39. 2, 清水銀銀行 3,355. 2, 近畿車輸送用機器 2,838. 2, 山一電電気機器 2,119. 1, 日製鋼機械 3,73. 3, 日ヘイントH 化学 5,5. 4, ステラケミファ化学 3,89. 3, シクマクシスサービス 1,731. 1, 注 : 対象は東証 1 部銘柄出所 : QUICK より SMBC 日興証券作成髙山裕介日経平均は 5/18~5/24 の間 1.8% 下落セレス (3696): Amazon とポイント交換を開始するとの発表を受け利便性向上への期待が高まったネクソン (3659): 注目のスマホ向け新ゲーム OVERHIT の正式サービス開始日の発表を材料視セイノー HD(976): 複数の証券会社が相次いで買い推奨を継続したことを材料視 TYK(5363): 19/3 期の減収減益見通しを嫌気日ペイント H(4612): 他証券会社による投資評価引き下げを嫌気 6

8 1. テクニカル分析後藤晃郁日経平均日経平均は 4 営業日前後で高値と安値を形成するサイクルがあり足元は日柄面で上昇が一服しやすいタイミングであった実際同指数は 3 月 26 日から 37 営業日目の 5 月 21 日に頭打ちとなり押し戻されているだが 25 日移動平均線と 75 日線のゴールデンクロスが示現するなどチャート面では中長期的な上昇トレンドの継続を示唆するシグナルが点っている足元の調整局面は押し目待ちの投資家にとって久しぶりの買いの好機となる可能性があろう短期的な下値メドとしては年初から高値安値のフシとして意識された 1 日線や 3 月安値から 5 月高値への上昇幅の 38.2% 押し水準の 22,17 円が意識されよう 25, 24, 23, 43 日 42 日 37 日 37~43 日日経平均 18/1/23 24,129 円 25 日移動平均線 1 日線が意識されたタイミング 18/5/21 23,5 円 7 月 11~2 日 1 日線 22,322 円 22, 75 日移動平均線 38.2% 押し 22,17 円 17/11/16 21,972 円 21, 1 日移動平均線 25 日線と75 日線のゴールデンクロス 18/3/26 2, 2,347 円 17/11 17/12 18/3 18/5 18/6 ( 年 / 月 ) 注 :38.2% 押しは黄金分割比 ( フィボナッチ比率 ) から導き出される計算値出所 :QUICK より SMBC 日興証券作成指数 5/24 終値日経平均株価 22, 日移動平均 22, 日移動平均 21,918.9 移動平均乖離率日移動平均 21, 売買高 ( 東証 1 部万株 1) 153, 日移動平均 151,966 売買代金 ( 東証 1 部億円 2) 26,59 25 日移動平均 25,489 売買単価 ( 円 2/1) 1,693.4 日経平均は足元で 25 日移動平均線を割り込んだ 4 月 4 日以来約 1 ヵ月半ぶり今週東証マザーズ指数は一目均衡表の雲に上値を抑えられた一方東証 2 部指数は雲を明確に上抜いており上昇トレンドに移行した可能性がある日本株市場関連データ (5/24 時点 ) 前週末比前週末比 5/24 終値 ( 円,pt) TOPIX 1, JPX 日経 4 15, 東証 2 部指数 7, 東証マザーズ指数 1, 日経ジャスダック平均 3, 東証 REIT 指数 1, テクニカル指標 [ 単位 :%] 騰落レシオ ( 東証 1 部 25 日 ) サイコロジカル (TOPIX) スローストキャスティクス (TOPIX) RSI(TOPIX) 前週末比注 : 予想は東証 1 部配当利回り及び東証 1 部予想 PER は日経予想東証 REIT 指数予想分配金利回りは QUICK 予想配当分配金利回りは加重平均テクニカル指標は一般的に騰落レシオ :12% 以上が買われ過ぎ 7% 以下が売られ過ぎサイコロジカル :75% 以上が買われ過ぎ 25% 以下が売られ過ぎスローストキャスティクス :7% 以上が買われ過ぎ 3% 以下が売られ過ぎ RSI:7% 以上が買われ過ぎ 3% 以下が売られ過ぎと判断される出所 : QUICK より SMBC 日興証券作成指数前週末比 ( 円,pt) 東証 1 部予想配当利回り 2.5 東証 1 部予想 PER( 倍 ) 東証 1 部 PBR( 倍 ) 1.35 東証 REIT 指数予想分配金利回り 4.5 判定 7

9 11. 来週再来週の主なスケジュール柴山真里枝来週日本では失業率有効求人倍率や鉱工業生産が発表予定海外では米国で FRB( 連邦準備制度理事会 ) が重視するインフレ指標の PCE コアデフレータや雇用統計欧州でユーロ圏の消費者物価指数中国で製造業 PMI などの経済指標が発表される来週の主なスケジュール発表日国地域市場予想前回値 5 月 28 日 ( 月 ) 5 月 29 日 ( 火 ) 5 月 3 日 ( 水 ) 5 月 31 日 ( 木 ) 6 月 1 日 ( 金 ) 米国米国市場休場 ( 戦没将兵追悼記念日 ) 英国ロンドン市場休場 ( スプリングバンクホリデー ) 日本米国 4 月 5 月失業率コンファレンスボード消費者信頼感指数 % 月 3 月有効求人倍率 S&P/ ケースシラー住宅価格指数 ( 主要 2 都市前年比 ) 1.59 倍 6.8% ユーロ圏 4 月マネーサプライM3( 前年比 ) 3.7% 日本 4 月小売業販売額 ( 前年比 ) 1.% 黒田日銀総裁が挨拶 ( 日本銀行金融研究所主催 218 年国際コンファランス ) 5 月 ADP 雇用統計 ( 前月比 ) 19.5 万人 2.4 万人 13 月期実質 GDP( 改定値前期比年率前回値は速報値 ) 2.3% 2.3% 米国地区連銀経済報告 ( ベージュブック ) 公表米連邦準備制度理事会 (FRB) ボルカールール( 米銀行による自己勘定取引やヘッジファンドなどへの出資に対する規制 ) の見直し案を議論ユーロ圏 5 月欧州委員会経済信頼感指数ブラジル 13 月期実質 GDP( 前年比 ) 2.1% 4 月鉱工業生産指数 ( 前月比 ) 1.4% 日本 MSCIスタンダード指数の半期構成銘柄見直しに伴う大引けの売買経団連 ( 日本経済団体連合会 ) の榊原会長退任中西新会長就任 4 月 PCEコアデフレータ ( 食品エネルギーを除く個人消費デフレータ前年比 ) 1.9% 4 月個人支出 ( 前月比 ).4%.4% 米国 4 月個人所得 ( 前月比 ).3%.3% 4 月中古住宅販売成約指数 ( 前月比 ) 1.%.4% 5 月シカゴ購買部協会景況指数欧州連合 (EU) カナダメキシコに対する鉄鋼等への関税適用の猶予期限ユーロ圏中国 5 月 5 月消費者物価指数 ( 速報前年比 ) 製造業 PMI( 購買担当者景気指数 5が好不調の目安水準 ) % 月 5 月失業率非製造業 PMI( 購買担当者景気指数 5が好不調の目安水準 ) % 54.8 豪州 13 月期民間設備投資 ( 前期比 ).2% インド 13 月期実質 GDP( 前年比 ) 7.2% G7 財務大臣開発大臣中央銀行総裁会議 (~6 月 2 日カナダウィスラー ) 13 月期設備投資 ( 法人企業統計ソフトウエア除く前年比 ) 4.7% 日本 13 月期 ( 法人企業統計ソフトウエア含む前年比 ) 4.3% 5 月新車販売台数 ( 除く軽自動車前年比 ).5% 米国改正割賦販売法施行( クレジットカードの不正使用防止対策を義務付け ) 5 月時間当たり賃金 ( 前年比 ) 2.6% 5 月非農業部門雇用者数 ( 前月比 ) 19.5 万人 16.4 万人 5 月失業率 3.9% 3.9% 5 月民間部門雇用者数 ( 前月比 ) 18.3 万人 16.8 万人 5 月 ISM 製造業景況指数中国 MSCI 新興市場指数などが中国のA 株を組み入れ開始英国 5 月製造業 PMI( 購買担当者景気指数 5が好不調の目安水準 ) 53.9 アジア安全保障会議 (~3 日シンガポール ) 6 月 2 日 ( 土 ) 6 月 3 日 ( 日 ) 注 : 発表日は現地時間市場予想と実績は 218 年 5 月 24 日 12 時時点の Bloomberg の値を表示前回値は断りがない限り月次データは前月値四半期データは前四半期値スケジュールは予告なしに変更されることがあります出所 : Bloomberg および各種報道などより SMBC 日興証券作成 8

10 再来週日本では毎月勤労統計が発表予定 G7 首脳会議では日米首脳会談が行われる見込み海外では米国と中国の貿易収支が発表されるほか 6 月初旬には 3 度目となる米中通商協議が予定されている足元で通貨リラが急落しているトルコでは金融政策委員会が開催されるまた米アップルの開発者向け会議が開幕する再来週の主なスケジュール発表日国地域市場予想前回値 4 月製造業受注 ( 前月比 ) 1.6% 米国アップル開発者向け会議ワールドワイドデベロッパーズコンファレンス (WWDC) 開催(~8 日カリフォルニア州 ) 6 月 4 日 ( 月 ) 豪州 4 月小売売上高 ( 前月比 ).% インドネシア 5 月消費者物価指数 ( 前年比 ) 3.41% トルコ 5 月消費者物価指数 ( 前年比 ) 1.85% 日本 4 月家計調査実質消費支出 ( 前年比 ).7% 5 月 ISM 非製造業景況指数 ( 総合 ) 56.8 米国連邦議会予備選挙 ( アラバマ州カリフォルニア州アイオワ州ミシシッピ州モンタナ州ニュージャージー州ニューメキシコ州サウスダコタ州 ) ユーロ圏 4 月小売売上高 ( 前月比 ).1% 6 月 5 日 ( 火 ) 豪州政策金利 ( 金融政策理事会前回値は現在水準 ) 1.5% 1.5% 台湾情報通信技術見本市台北国際電脳展 (~9 日 ) インド 13 月期経常収支 ( 原数値前回値は前月値 29 日までに発表予定 ) 億ドルロシア 5 月消費者物価指数 ( 前年比 6 日までに発表予定 ) 2.4% 南ア 13 月期実質 GDP( 前期比年率 ) 3.1% ブラジル 4 月鉱工業生産 ( 前年比 ) 1.3% 日本 4 月毎月勤労統計現金給与総額 ( 前年比 ) 2.% 米国 4 月貿易収支 ( 季調済 ) 49 億ドル 6 月 6 日 ( 水 ) 豪州 13 月期実質 GDP( 前年比 ) 2.4% インド政策金利 ( レポレート金融政策委員会前回値は現在水準 ) 6.% ( リバースレポレート前回値は現在水準 ) 5.75% 豪州 4 月貿易収支 ( 季調済 ) 15.3 億豪ドルカナダオンタリオ州議会選挙 ( 最大都市トロントを擁し人口は最大 ) 政策金利 (1 週間物レポ金利金融政策委員会前回値は現在水準 ) 8.% 6 月 7 日 ( 木 ) ( 翌日物借入金利 ) 7.25% トルコ ( 翌日物貸出金利 ) 9.25% ( 後期流動性貸出金利 ) 16.5% メキシコ 5 月消費者物価指数 ( 前年比 ) 4.55% 13 月期実質 GDP(2 次速報前期比年率前回値は1 次速報 ).6% 日本 5 月景気ウォッチャー調査現状判断 DI 月景気ウォッチャー調査先行き判断 DI 月経常収支 ( 季調済 ) 17,723 億円 4 月鉱工業生産 ( 前月比 ) 1.% 4 月貿易収支 ( 原数値前回値は前月値 ) 247 億ユーロ独 6 月 8 日 ( 金 ) 4 月輸出 ( 前月比 ) 1.7% 4 月輸入 ( 前月比 ).9% 5 月貿易収支 ( 原数値前回値は前月値 ) 億ドル中国 5 月輸出 ( 前年比 ) 12.7% 5 月輸入 ( 前年比 ) 21.5% ブラジル 5 月 IPCA( 拡大消費者物価指数前年比 ) 2.76% G7 首脳会議 (~9 日カナダケベック州シャルルボワ日米首脳会談 ) 6 月 9 日 ( 土 ) 中国 5 月消費者物価指数 ( 前年比 ) 1.8% 日本新潟県知事選挙投開票 6 月 1 日 ( 日 ) 5 月新規銀行融資 (15 日までに発表予定 ) 11,8 億元中国 5 月マネーサプライM2( 前年比 15 日までに発表予定 ) 8.3% 初旬米中ロス米商務長官が訪中米中通商協議注 : 発表日は現地時間市場予想と実績は218 年 5 月 24 日 12 時時点のBloombergの値を表示前回値は断りがない限り月次データは前月値四半期データは前四半期値スケジュールは予告なしに変更されることがあります出所 : Bloombergおよび各種報道などよりSMBC 日興証券作成 9

11 本資料について免責事項本資料は証券その他の投資対象の売買の勧誘ではなく SMBC 日興証券株式会社 ( 以下弊社といいます ) が投資情報の提供を目的に作成したものです本資料は弊社が信頼できると判断した情報源から入手した情報に基づいて作成していますがこれらの情報が完全正確であるとの保証はいたしかねます情報が不完全または要約されている場合もあります本資料に記載する価格数値等は過去の実績値概算値あるいは将来の予測値であり実際とは異なる場合がありますかかる価格数値等は予告なしに変更することがありますので予めご了承くださいますようお願いいたします本資料は将来の結果をお約束するものでもありませんし本資料にある情報をいかなる目的で使用される場合におきましてもお客様の判断と責任において使用されるものであり本資料にある情報の使用による結果について弊社及び弊社の関連会社が責任を負うものではありません本資料は本資料を受領される特定のお客様の財務状況ニーズ又は投資目的を考慮して作成されているものではありません本資料はお客様に対して税金法律投資上のアドバイスを提供する目的で作成されたものではありません投資に関する最終決定は契約締結前交付書面上場有価証券等書面目論見書お客様向け資料等をよくお読みになりお客様ご自身の判断でなさるようお願いいたします本資料は弊社又は弊社の関連会社から配布しています本資料に含まれる情報は提供されましたお客様限りでご使用ください本資料は弊社の著作物です本資料のいかなる部分についても電子的または機械的な方法を問わずいかなる目的であれ無断で複製または転送等を行わないようにお願いいたします本資料に関するお問い合わせは弊社の営業担当者までお願いいたします本資料に記載された会社名商品名またはサービス名等は弊社または各社の商標または登録商標です金融商品取引法第 37 条 ( 広告等の規制 ) にかかる留意事項手数料等について弊社がご案内する商品等へのご投資には各商品等に所定の手数料等をご負担いただく場合があります例えば店舗における国内の金融商品取引所に上場する株式等 ( 売買単位未満株式を除く ) の場合は約定代金に対して最大 1.242%( ただし最低手数料 5,4 円 ) の委託手数料をお支払いいただきます投資信託の場合は銘柄ごとに設定された各種手数料等 ( 直接的費用として最大 4.32% の申込手数料最大 4.5% の換金手数料又は信託財産留保額間接的費用として最大年率 5.61% の信託報酬 ( 又は運用管理費用 ) 及びその他の費用等 ) をお支払いいただきます債券株式等を募集売出し等又は相対取引により購入する場合は購入対価のみをお支払いいただきます ( 債券の場合購入対価に別途経過利息をお支払いいただく場合があります ) また外貨建ての商品の場合円貨と外貨を交換又は異なる外貨間での交換をする際には外国為替市場の動向に応じて弊社が決定した為替レートによるものとします上記手数料等のうち消費税が課せられるものについては消費税分を含む料率又は金額を記載しておりますリスク等について各商品等には株式相場金利水準為替相場不動産相場商品相場等の価格の変動等及び有価証券の発行者等の信用状況 ( 財務経営状況を含む ) の悪化等それらに関する外部評価の変化等を直接の原因として損失が生ずるおそれ ( 元本欠損リスク ) 又は元本を超過する損失を生ずるおそれ ( 元本超過損リスク ) がありますなお信用取引又はデリバティブ取引等 ( 以下デリバティブ取引等といいます ) を行う場合はデリバティブ取引等の額が当該デリバティブ取引等についてお客様の差入れた委託保証金又は証拠金の額 ( 以下委託保証金等の額といいます ) を上回る場合があると共に対象となる有価証券の価格又は指標等の変動により損失の額がお客様の差入れた委託保証金等の額を上回るおそれ ( 元本超過損リスク ) がありますまた店頭デリバティブ取引については弊社が表示する金融商品の売付けの価格と買付けの価格に差がある場合があります上記の手数料等及びリスク等は商品毎に異なりますので当該商品等の契約締結前交付書面や目論見書又はお客様向け資料等をよくお読みくださいなお目論見書等のお問い合わせは弊社各部店までお願いいたします商号等 SMBC 日興証券株式会社金融商品取引業者関東財務局長 ( 金商 ) 第 2251 号加入協会日本証券業協会一般社団法人日本投資顧問業協会一般社団法人金融先物取引業協会一般社団法人第二種金融商品取引業協会 (215/4/9 版 )

日本株市場を泳ぐ 5 頭のクジラ SMBC 日興証券株式会社投資情報部 2016 年 10 月 4 日更新版

日本株市場を泳ぐ 5 頭のクジラ SMBC 日興証券株式会社投資情報部 2016 年 10 月 4 日更新版 5 頭のクジラとは日本株市場には 1 年金積立金管理運用独立行政法人 (GPIF 公的年金 ) 23 共済 ( 国家公務員共済組合連合会地方公務員共済組合連合会日本私立学校振興共済事業団 ) 3 ゆうちょ銀行 4 かんぽ生命 5 日本銀行という買い手通称 5 頭のクジラが存在する

1. 日本株市場見通し 長谷川景子 日経平均の推移と来週の見通し 25, < 来週の予想レンジ :22,~23,5 円 > 15 24, 日経平均 ( 左軸 ) 25 日移動平均 ( 左軸 ) 23,5 円 , 75 日移動平均 ( 左軸 ) , 22, 円 9

1. 日本株市場見通し長谷川景子日経平均の推移と来週の見通し 25, < 来週の予想レンジ :22,~23,5 円 > 15 24, 日経平均 ( 左軸 ) 25 日移動平均 ( 左軸 ) 23,5 円 , 75 日移動平均 ( 左軸 ) , 22, 円 9