1. 日本株市場見通し長谷川景子日経平均の推移と来週の見通し 25,000 24,000 23,000 22,000 21,000 20,000 19,000 ( 円 ) < 予想レンジ> 日経平均 ( 左軸 ) 75 日移動平均 ( 左軸 ) 25 日移動平均 ( 左軸 ) 23,000 円

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あいぞうかくはり
5 years ago
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1 2018 年 8 月 31 日号来週の見通しと投資ポイント CONTENTS 1. 日本株市場見通し注目テーマ : 物色余地の大きい警備関連ドル円相場見通し米国株市場見通し投資部門別売買動向信用取引動向個人投資家の買付動向週間個別銘柄騰落状況 ( 東証 1 部 ) テクニカル分析 :TOPIX のトレンドライン来週再来週の主なスケジュール... 7 投資情報部

2 1. 日本株市場見通し長谷川景子日経平均の推移と来週の見通し 25,000 24,000 23,000 22,000 21,000 20,000 19,000 ( 円 ) < 予想レンジ> 日経平均 ( 左軸 ) 75 日移動平均 ( 左軸 ) 25 日移動平均 ( 左軸 ) 23,000 円 22,000 円 ( 兆円 6 ) 東証一部売買代金 ( 右軸 ) 1 18, /3/13 18/4/3 18/4/23 18/5/16 18/6/5 18/6/25 18/7/13 18/8/3 18/8/23 18/9/12 ( 年 / 月 / 日 ) 注 : 予想は SMBC 日興証券出所 : QUICK より SMBC 日興証券作成日経平均は 23,000 円を前に足踏み今週の日経平均は 30 日時点で 8 営業日続伸 4 月の 5 連騰を抜き今年の連騰記録を更新したものの東証 1 部売買代金が 2 兆円を下回る日が目立つなど盛り上がりに欠ける展開となった 9 月入り 23,000 円超えにトライ米国株式市場では S&P500 指数やナスダック総合指数が連日で史上最高値を更新年初以降米国の利上げペース加速懸念や米国を巡る通商問題などを背景に縮小していた世界のリスクマネーが株式市場に戻りつつあるようだこうしたリスクマネーの戻りは今後米国から日欧株式市場へ拡大することが期待されるテクニカル面やバリュエーション面から日本株の持たざるリスクを意識したい日経平均は 4 月以降 4 度目となる 23,000 円超えにトライしている 1985 年以降でみれば 1989 年高値 (38,915 円 ) から 2009 年安値 (7,054 円 ) への下げ幅の半値戻しが 23,000 円近辺にあたり大きな節目と言えよう後述 ( テクニカル分析 ) の通り足元では TOPIX のトレンドラインが上値水準として意識されていると考えられ日経平均の 23,000 円台定着には今しばらく時間を要する可能性があるもっとも同水準を明確に上抜ければテクニカル面では上昇スピードが加速する可能性があると言えるだろうバリュエーション面では TOPIX の 12 ヵ月先予想 EPS が過去最高水準と堅調に拡大する一方で年初以降の予想 PER は低調に推移しており足元では 13 倍程度と 2013 年以降の平均である 14 倍程度を下回っている ( 予想は IBES) 世界的なリスクオン回帰の流れとなれば PER の水準調整が行われることになるだろう 1

3 2. 注目テーマ : 物色余地の大きい警備関連小林久恒図表 1. 警備関連 5 社の株価推移 (2017 年末 =100) ALSOK オフテックス G 東洋テックセコム CSP 出所 :QUICK より SMBC 日興証券作成図表 2. 警備業の売上高推移 ( 兆円 ) ( 月 ) セコム (9735) の株価が 8 月 27 日に年初来高値を更新した同社株は 1999 年に上場来高値を付けた後長期にわたり低迷が続いたが実に 18 年ぶりの高値水準を回復した警備関連では CSP(9740) が 4 月の 18/2 期決算発表で二桁増収増益の 19/2 期会社予想を発表して以降人気化した警備関連は防犯や安全安心な社会生活に対するニーズを背景に投資テーマとして挙げられるが人手不足懸念もありやや盛り上がりに欠ける ( 図表 1) 警備業界は警備員数 100 人未満の警備業者が全体の約 9 割を占める中売上高は緩やかに成長している ( 図表 2) 警備サービスについては従来の事業所における常駐警備から事業所家庭ともに ICT( 情報通信技術 ) を利用した機械警備へのシフトの他防災対応や被災地支援大規模イベント警備など警備ニーズの多様化ロボットやドローン画像認識技術を活用した新たなサービス提供余地の拡大などを背景に市場が更に成長発展することが期待される注 : 社団法人全国警備業協会による各年末の調査に基づく出所 : 警察庁生活安全局生活安全企画課警備業の概況より SMBC 日興証券作成図表 3. 警備関連 5 社の業績概要銘柄コード銘柄略称営業利益決算期予想額前期比株価 (8/29) 円 (19/3) 2331 ALSOK 331 億円 4, % 増 (18/12) 6914 オプテックスG 53 億円 2, % 増 (19/3) 9686 東洋テック 10 億円 1, % 増 (19/3) 9735 セコム 1,265 億円 9, % 減 (19/2) 9740 CSP 25.2 億円 4, % 増概要 ( 年 ) 社名は綜合警備保障警備サービスではセコムに次ぐ業界第 2 位金融機関向け常駐警備と警備輸送に強み自動ドア用センサーで国内 50% 世界 30% 程度のトップシェアを有するセンサー等メーカー防犯用センサーでも室内屋外向けともに世界首位級機械輸送警備とビル施設管理警備件数では大手 3 社に次ぐ 4 番手グループ筆頭株主はセコムセキュリティ事業国内トップ家庭向けのシェアは他社を大きく凌駕防災の能美防災ニッタン地理情報のパスコに過半出資メディカル損保情報通信不動産などへ展開警備サービス業界 3 位筆頭株主の JR 東日本グループ向けが 2 割強 JR 東日本と組んでスイカ利用の入退館管理システムと警備を組み合わせた商品を商業施設等に拡販個別銘柄では CSP が子供の見守りサービスなどによる業績拡大期待を背景に株価が上昇したセコムは 5 月の 18/3 期決算発表と同時に 19/3 期 20/3 期を投資フェーズとし 23/3 期営業利益目標を 1,550 億円とするロードマップを発表した今 19/3 期は減益計画ながら株価は年初来安値を付けた 3 月 26 日の翌日に同社と ALSOK(2331) が共同代表を務める東京 2020 オリンピックパラリンピック競技大会警備共同企業体が 4 月に設立されると報じられて以降上昇基調が続いている各種施策により人手不足懸念が和らぎつつあり新たなステージに移ったと言えるだろう警備関連は成長シナリオの実現性が高まるにつれ物色が本格化していくことが期待される注 : 営業利益は会社予想出所 : 会社資料 QUICK 東洋経済より SMBC 日興証券作成 2

4 3. ドル円相場見通し龍翔太 ( 円 / ドル ) ドル円相場の推移と来週の見通し今週は英国のEU 離脱問題を巡る懸念の < 来週の予想レンジ :109.50~ 円 > 後退を背景に 29 日に111 円台後半まで上昇したものの新興国通貨安や米中通商摩擦に対する警戒を受けたリスク回避色の強まりから売り戻される展開となった出所 : Bloomberg より SMBC 日興証券作成円円 104 1/1 1/22 2/12 3/5 3/26 4/16 5/7 5/28 6/18 7/9 7/30 8/ 年 ( 月 / 日 ) トランプ米大統領は対中輸入品 2,000 億ドル規模に対する関税賦課を 9 月 6 日以降早期に発動したい意向の模様来週にかけては警戒感がドル円の上値を抑える可能性があるがリスク回避色が一段と強まればドル円が下振れる恐れもあり注意しておきたいただ追加関税措置が発動されたとしても米国景気に直接的に及ぼす影響は大きくない見込みだ企業や消費者のマインドが引き続き良好であればドル円が大崩れする展開は回避されるとみており下振れた際は下値を拾う姿勢で臨みたい 4. 米国株市場見通し吉田隼人 (pt) 2,950 2,900 2,850 2,800 2,750 2,700 2,650 2,600 2,550 S&P500と12ヵ月先予想 PER 今週の米株市場は主要指数がそろって (2018/1/2~2018/8/30) 上昇した米国とメキシコが2 国間の協議に合意し貿易摩擦懸念の一部が後退し S&P500( 左軸 ) ( 倍 ) たことで投資家心理が改善した 19 S&P500の12ヵ月先予想 PER( 右軸 ) S&P500は8 月 24 日に1 月 26 日以来の史上最高値を終値で更新したただバリュエー 18 ション面でみると予想 PER( 株価収益率 ) は1 月 26 日時点の18 倍強に対し足元は 17 倍弱と当時よりも低位にある ( 図表 ) 17 主要指数の上昇には堅調な米企業業績の見通しがともなっていると言えよう 2,500 1 月 2 月 3 月 4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 2018 年注 : 予想は Bloomberg 集計のコンセンサス出所 :Bloomberg より SMBC 日興証券作成米中間の貿易摩擦を巡る緊張が続く中早ければ来週にも 2,000 億ドル規模の対中関税が発動される可能性が報じられている来週の米株市場はこの件で調整する可能性もあり注意が必要だが米中間の貿易摩擦が米企業全体に与える影響は減税等の効果を損なうほど深刻ではないとみており過度な下落局面では押し目買いのスタンスで臨みたい

5 5. 投資部門別売買動向 ( 現物先物 ) 松野利彦日経平均株価と主な投資部門別売買動向の推移 8 月第 4 週は不透明な外部環境を消化しな ( 億円 ) ( 円 ) 日経平均 ( 右軸 ) がら週末にかけて日経平均株価は上昇 23,000 した 10,000 5, ,000 22,500 22,000 21,500 10,000 信託銀行 ( 左軸 ) 21,000 事業法人 ( 左軸 ) 海外投資家 ( 左軸 ) 15,000 個人 ( 左軸 ) 20,500 18/3/3 18/4/7 18/5/12 18/6/16 18/7/21 18/8/25 ( 年 / 月 / 日 ) 注 : 売買動向は2018 年 2 月第 4 週から2018 年 8 月第 4 週まで株価は2018 年 8 月 30 日までの週次データ現物は二市場一二部等先物は日経 225 日経 225mini JPX 日経 400 TOPIX 先物ミニTOPIXの合計出所 : QUICKよりSMBC 日興証券作成この週の海外投資家は 1,341 億円と 4 週ぶりの買い越しだったが現物に限れば 840 億円の売り越しだった海外投資家に向かう傾向の強い個人投資家は 2,207 億円と 4 週ぶりの売り越し事業法人は 572 億円と 8 週連続の買い越し 8 週合計買い越し額は 3,632 億円だった信託銀行は 30 億円と 5 週ぶりの売り越し投資信託は 52 億円と 2 週連続の買い越し 2 週合計買い越し額は 2,005 億円だった 6. 信用取引動向松野利彦 8 月 24 日申し込み分の信用買い残は 8 月 17 日申し込み分比 389 億円減の 2 兆 9729 億円と 2 週連続で減少売り残は 687 億円増の 8,379 億円と増加に転じたこの週の日経平均はトランプ米大統領による利上げ牽制発言や新興国通貨安米中双方による 160 億ドルの制裁関税発動などを消化しながら週末にかけて上昇した信用倍率は 3.55 倍と 1 月 26 日申し込み分以来の低水準評価損益率 ( 買い方 ) は 10.98% に改善した二市場信用買い残売り残信用倍率 ( 兆円 ) ( 倍 ) 二市場信用買い残 ( 左軸 ) 二市場信用売り残 ( 左軸 ) 信用倍率 ( 右軸 ) TOPIX と二市場信用評価損益率 ( ホイント ) (%) 2, 年以降評価損益率が 11% 以上に悪化すると 1,900 相場が底入れ反転する傾向にある 45 1,800 1,700 1,600 二市場合計信用評価損益率 ( 右逆軸 ) TOPIX: 終値 ( 左軸 ) , , ,300 1, , /1 16/4 16/7 16/10 17/1 17/4 17/7 17/10 18/1 18/4 18/7 2.0 ( 年 / 月 ) 1,000 16/1 16/4 16/7 16/10 17/1 17/4 17/7 17/10 18/1 18/4 18/7 0 ( 年 / 月 ) 注 : 東京名古屋二市場の制度信用と一般信用の合計 8 月 24 日申し込み分まで信用倍率は金額ベース出所 : QUICK より SMBC 日興証券作成 4 注 : 評価損益率は東証の制度信用と一般信用の合計買い建玉に対する評価損の割合 8 月 24 日申し込み分まで出所 : QUICK より SMBC 日興証券作成

6 7. 個人投資家の買付動向髙山裕介買付代金上位 10 銘柄 (8/24~8/30 銘柄コード順 ) コード銘柄名市場業種 8/23 終値 ( 円 ) 8/30 終値 ( 円 ) 騰落率 (%) 1357 日経ダブ東証 ETF 1, , 日経レバ東証 ETF 19, , 週間ぶりにベア型の日経平均 ETF がランクイン心理的な節目とされる 23,000 円に迫ったことで当面上値が重くなると見た投資家が増加したとみられる 2914 J T 東証 1 部食料品 3, , 東海カ東証 1 部カラス土石製品 1, , ソニー東証 1 部電気機器 5, , トヨタ東証 1 部輸送用機器 6, , 任天堂東証 1 部その他製品 37, , JT(2914) は米製薬大手との提携解消発表などもあり株価は軟調に推移したが予想配当利回りが 5% を超えていることもあり下値では押し目買いの動きも活発な様子 8358 スルガ銀東証 1 部銀行ファーストリテイ東証 1 部小売 51, , ソフトハンク G 東証 1 部情報通信 9, , 注 : 弊社のリテール部門での国内上場銘柄の買付手口を集計ただし取引所外取引およびブロックトレードのみデータから除外して集計出所 :QUICK より SMBC 日興証券作成トヨタ (7203) などの自動車株は米国とメキシコとの間で NAFTA( 北米自由貿易協定 ) の再交渉について大筋合意したことなどを背景に見直し買いが集まった模様 8. 週間個別銘柄騰落状況 ( 東証 1 部 ) 値上がり率上位 10 銘柄 (8/24~8/30) コード銘柄名業種 8/23 終値 8/30 終値値上がり率 ( 円 ) ( 円 ) (%) ミライアル化学 , オルトフラス情報通信サムティ不動産 1, , 第一精工電気機器 1, , 日本通信情報通信システムインテ情報通信 1, , ヒーロット不動産 1, , イーフック情報通信 1, , LITALICO サービス 2, , IBJ サービス値下がり率上位 10 銘柄 (8/24~8/30) コード銘柄名業種 8/23 終値 8/30 終値値下がり率 ( 円 ) ( 円 ) (%) ネオス情報通信鳥居薬医薬品 2, , イークラント不動産河合楽その他製品 4, , 琉球銀銀行 1, , スクロール小売クスリのアオキ小売 8, , ニッカトーカラス土石製品 1, , オンリー小売日本化化学 4, , 注 : 対象は東証 1 部銘柄出所 : QUICK より SMBC 日興証券作成髙山裕介日経平均は 8/24~8/30 の間 2.0% 上昇ミライアル (4238) 32.8% 上昇 : 19/1 期上期の営業減益計画を増益見通しに上方修正したことを好感サムティ (3244) 27.3% 上昇 : 18/11 期の業績見通しおよび配当予想の上方修正を好感 LITALICO(6187) 20.0% 上昇 : 官公庁での障がい者雇用の水増し問題を受け事業機会の拡大期待が高まった鳥居薬 (4551) 13.1% 下落 : JT(2914) との間で米 HIV 薬の独占販売契約の解消協議を始めるとの発表を嫌気クスリのアオキ (3549) 9.3% 下落 : 8 月度の月次売上高の伸び率が会社の上期 (611 月 ) 計画比で物足りないと嫌気 5

7 2018 年 8 月 31 日(金) 9 テクニカル分析 TOPIXのトレンドライン後藤晃郁 TOPIX TOPIXは足元で5月高値と7月高値を結ぶトレンドラインが1,750pt~1,760pt近辺に位置しており当面の上値として意識されるただし TOPIXが同トレンドラインの水準を明確に上抜くようであればテクニカル面では上昇基調への転換が示唆されるこうした展開となれば目先的には1月23日高値から3月26日安値への下落幅の半値 50% 戻し水準の1,778ptが意識されるものの 1月23日高値更新に向けて上昇トレンドが開始する可能性が高まろう 1,950 pt 1月23日高値 1,911pt 1,900 5月21日高値 6月13日高値 1,819pt 1,802pt 1,850 1,800 半値 50.0% 戻し水準 1,778pt 7月27日高値 1,775pt 1,750 1,700 トレンドライン 1,750pt~1,760pt 1,650 1,600 3月26日安値 1,645pt 1/4 2/2 3/5 4/3 月/日 5/2 6/1 6/29 7/30 8/27 9/26 出所 QUICKよりＳＭＢＣ日興証券作成日本株市場関連データ 8/30時点指数 8/30 終値円日経平均株価 22, 日移動平均 22, 日移動平均 200日移動平均前週末比前週末比円 % 移動平均 22, 乖離率 22, 指数 8/30 前週末比前週末比終値円,pt 円,pt % 1.18 TOPIX 1, JPX日経400 15, 東証2部指数 7, 東証マザーズ指数 1, 売買高東証1部万株 ① 139,935 日経ジャスダック平均 3, 日移動平均 132,804 東証REIT指数 1, 売買代金東証1部億円 ② 26,338 東証1部予想配当利回り % 25日移動平均 22,467 東証1部予想PER 倍売買単価円 ②/① 1, 東証1部PBR 倍 1.31 東証REIT指数予想分配金利回り % 4.16 今週は30日までに日経平均や東証マザーズ指数テクニカル指標など多くの国内主要株価指数のスローストキャステ騰落レシオ東証1部 25日ィクスが高値圏 70%以上で%Dラインが%SDライサイコロジカル TOPIX ンを割り込み売りシグナルが点灯した単位 % 判定スローストキャスティクス TOPIX 買われ過ぎ RSI TOPIX 注予想は東証1部配当利回り及び東証1部予想PERは日経予想東証REIT指数予想分配金利回りはQUICK予想配当分配金利回りは加重平均テクニカル指標は一般的に騰落レシオ 120%以上が買われ過ぎ 70%以下が売られ過ぎサイコロジカル 75%以上が買われ過ぎ 25%以下が売られ過ぎスローストキャスティクス 70%以上が買われ過ぎ 30%以下が売られ過ぎ RSI:70%以上が買われ過ぎ 30%以下が売られ過ぎと判断される出所: QUICKよりＳＭＢＣ日興証券作成 6

8 10. 来週再来週の主なスケジュール柴山真里枝来週国内では毎月勤労統計が発表予定海外では米国で ISM 製造業景況指数や雇用統計が発表予定また中国からの輸入製品 2,000 億ドル相当への追加関税に対するパブリックコメント提出期限を迎え早ければ期限後速やかに関税を発動する可能性が報じられている中国では貿易統計が発表される来週の主なスケジュール発表日国地域市場予想前回値 9 月 3 日 ( 月 ) 9 月 4 日 ( 火 ) 9 月 5 日 ( 水 ) 9 月 6 日 ( 木 ) 9 月 7 日 ( 金 ) 日本 46 月期設備投資 ( 法人企業統計ソフトウエア除く前年比 ) 2.1% 46 月期 ( 法人企業統計ソフトウエア含む前年比 ) 3.4% 8 月新車販売台数 ( 除く軽自動車前年比 ) 1.2% 米国米国市場休場 ( 労働者の日 ) 英国 8 月製造業 PMI( 購買担当者景気指数 50が好不調の目安水準 ) 54.0 豪州 7 月小売売上高 ( 前月比 ) 0.4% 中国中国アフリカ協力フォーラム首脳会合 (~4 日北京 ) インドネシア 8 月消費者物価指数 ( 前年比 ) 3.18% トルコ 8 月消費者物価指数 ( 前年比 ) 15.85% 8 月 ISM 製造業景況指数米国 8 月自動車販売台数 ( 年換算 ) 1,668 万台議会再開 ( 夏季休会明け ) 連邦議会予備選挙 ( マサチューセッツ州 ) 豪州政策金利 ( 金融政策理事会前回値は現在水準 ) 1.50% 1.50% ブラジル 7 月鉱工業生産 ( 前年比 ) 3.5% 南ア 46 月期実質 GDP( 前期比年率 ) 2.2% 日本公明党の山口代表が訪中 (~9 日安倍首相が習国家主席への親書を託す方針 ) 米国 7 月貿易収支 ( 季調済 ) 470 億ドル 463 億ドルユーロ圏 7 月小売売上高 ( 前月比 ) 0.3% 豪州 46 月期実質 GDP( 前年比 ) 3.1% インド 46 月期経常収支 ( 原数値前回値は前四半期値 28 日までに発表予定 ) 億ドル億ドルロシア 8 月消費者物価指数 ( 前年比 6 日までに発表予定 ) 2.5% 8 月 ADP 雇用統計 ( 前月比 ) 19.1 万人 21.9 万人 8 月 ISM 非製造業景況指数 ( 総合 ) 月製造業受注 ( 前月比 ) 0.5% 0.7% 米国中国からの輸入製品 2,000 億ドル相当に対する追加関税について公聴会での証言に対する反論を含む書面でのパブリックコメント提出期限ウィリアムズNY 連銀総裁が講演連邦議会予備選挙 ( デラウェア州 ) 豪州 7 月貿易収支 ( 季調済 ) 18.7 億豪ドルブラジル 8 月 IPCA( 拡大消費者物価指数前年比 ) 4.48% 南ア 46 月期経常収支 ( 対 GDP 比年率季調済 ) 4.8% 7 月毎月勤労統計現金給与総額 ( 前年比 ) 3.3% 7 月家計調査実質消費支出 ( 前年比 ) 1.2% 日本 7 月景気先行 CI 指数月景気一致 CI 指数米国ユーロ圏自民党総裁選挙告示 (20 日投開票 ) 8 月非農業部門雇用者数 ( 前月比 ) 19.2 万人 15.7 万人 8 月失業率 3.8% 3.9% 8 月時間当たり賃金 ( 前年比 ) 2.7% 8 月民間部門雇用者数 ( 前月比 ) 18.9 万人 17.0 万人 46 月期実質 GDP( 確報値前年比前回値は改定値 ) 2.2% ユーロ圏財務相会合 ( ユーログループ ) 7 月鉱工業生産 ( 前月比 ) 0.9% 独 7 月貿易収支 ( 原数値前回値は前月値 ) 218 億ユーロ 7 月輸出 ( 前月比 ) 0.1% 7 月輸入 ( 前月比 ) 1.3% トルコエルドアン大統領がイラン訪問 ( シリア情勢を巡りロシアイラントルコの3 ヵ国首脳会談を計画 ) メキシコ 8 月消費者物価指数 ( 前年比 ) 4.81% 8 月貿易収支 ( 原数値前回値は前月値 ) 億ドル 9 月 8 日 ( 土 ) 中国 8 月輸出 ( 前年比 ) 12.2% 8 月輸入 ( 前年比 ) 27.3% 9 月 9 日 ( 日 ) 日本沖縄県で名護市議会選挙など統一地方選挙北朝鮮建国 70 周年 ( 記念式典に中国の習国家主席が初訪朝出席?) 注 : 発表日は現地時間市場予想と実績は 2018 年 8 月 30 日 12 時時点の Bloomberg の値を表示前回値は断りがない限り月次データは前月値四半期データは前四半期値スケジュールは予告なしに変更されることがあります出所 : Bloomberg および各種報道などより SMBC 日興証券作成 7

9 再来週国内では景気ウォッチャー調査や機械受注が発表されるまたロシアでは東方経済フォーラムが開催され安倍首相や中国の習国家主席が出席予定海外では米国で消費者物価指数や小売売上高中国では鉱工業生産や固定資産投資などが発表予定金融政策面では欧州で ECB 理事会足元で通貨安が進むトルコでは金融政策委員会が開催される再来週の主なスケジュール発表日国地域市場予想前回値 46 月期実質 GDP(2 次速報前期比年率前回値は1 次速報 ) 1.9% 日本 8 月景気ウォッチャー調査先行き判断 DI 月景気ウォッチャー調査現状判断 DI 月 10 日 ( 月 ) 7 月経常収支 ( 季調済 ) 17,624 億円 8 月新規銀行融資 (15 日までに発表予定 ) 14,500 億元中国 8 月マネーサプライM2( 前年比 15 日までに発表予定 ) 8.5% 8 月消費者物価指数 ( 前年比 ) 2.1% トルコ 46 月期実質 GDP( 前年比 ) 7.36% 米国連邦議会予備選挙 ( ニューハンプシャー州 ) 独 9 月 ZEW 景気期待指数月 ILO 失業率 4.0% 英国 9 8 月失業保険申請件数 6,200 月 11 日 ( 火 ) 件東方経済フォーラム (~13 日ウラジオストク安倍首相中国の習国家主席が出席韓国の文大統領は欠席 ) ロシアロシア軍が極東などで軍事演習 (~15 日旧ソビエト連邦時代以来の規模中国などが参加 ) 日本 79 月期法人企業景気予測調査 ( 景況判断 BSI 大企業製造業前期比 ) 3.2%pt 79 月期 ( 景況判断 BSI 大企業全産業前期比 ) 2.0%pt 8 月生産者物価指数 ( 前月比 ) 0.0% 米国地区連銀経済報告 ( ベージュブック ) 公表 9 月 12 日 ( 水 ) 連邦議会予備選挙 ( ロードアイランド州 ) ユーロ圏 7 月鉱工業生産 ( 前月比 ) 0.7% 8 月貿易収支 ( 原数値前回値は前月値 15 日までに発表予定 ) 億ドルインド 7 月鉱工業生産 ( 前年比 ) 7.0% 8 月消費者物価指数 ( 前年比 ) 4.17% 日本 7 月機械受注 ( 船舶電力除く民需前月比 ) 8.8% 米国 8 月消費者物価指数 ( 除食品 & エネルギー前年比 ) 2.4% ユーロ圏 ECB( 欧州中央銀行 ) 理事会政策金利 ( 前回値は現在水準 ) 0.00% 9 月 13 日 ( 木 ) 英国政策金利 ( 金融政策委員会前回値は現在水準 ) 0.75% 豪州 8 月新規雇用者数 ( 前月比 ) 3,900 人 8 月失業率 5.3% トルコ政策金利 (1 週間物レポ金利金融政策委員会前回値は現在水準 ) 17.75% 8 月小売売上高 ( 前月比 ) 0.5% 米国 8 月 ( 除自動車前月比 ) 0.6% 8 月鉱工業生産 ( 前月比 ) 0.1% ユーロ圏 7 月貿易収支 ( 季調済 ) 167 億ユーロ 9 月 14 日 ( 金 ) 8 月鉱工業生産 ( 前年比 ) 6.0% 中国 18 月固定資産投資 ( 都市部年初来前年比 ) 5.5% 8 月小売売上高 ( 前年比 ) 8.8% トルコ 7 月経常収支 ( 原数値前回値は前月値 ) 29.7 億ドルロシア政策金利 ( 金融政策決定会合前回値は現在水準 ) 7.25% G20 貿易相会合 (~15 日アルゼンチン ) 9 月 15 日 ( 土 ) 9 月 16 日 ( 日 ) 注 : 発表日は現地時間市場予想と実績は 2018 年 8 月 30 日 12 時時点のBloombergの値を表示前回値は断りがない限り月次データは前月値四半期データは前四半期値スケジュールは予告なしに変更されることがあります出所 : Bloombergおよび各種報道などよりSMBC 日興証券作成 8

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日本株市場を泳ぐ 5 頭のクジラ SMBC 日興証券株式会社投資情報部 2016 年 10 月 4 日更新版

日本株市場を泳ぐ 5 頭のクジラ SMBC 日興証券株式会社投資情報部 2016 年 10 月 4 日更新版 5 頭のクジラとは日本株市場には 1 年金積立金管理運用独立行政法人 (GPIF 公的年金 ) 23 共済 ( 国家公務員共済組合連合会地方公務員共済組合連合会日本私立学校振興共済事業団 ) 3 ゆうちょ銀行 4 かんぽ生命 5 日本銀行という買い手通称 5 頭のクジラが存在する

1. 日本株市場見通し 長谷川景子 日経平均の推移と来週の見通し 25,000 24,000 23,000 22,000 21,000 20,000 19,000 ( 円 ) < 予想レンジ> 日経平均 ( 左軸 ) 75 日移動平均 ( 左軸 ) 25 日移動平均 ( 左軸 ) 23,000 円

1. 日本株市場見通し長谷川景子日経平均の推移と来週の見通し 25,000 24,000 23,000 22,000 21,000 20,000 19,000 ( 円 ) < 予想レンジ> 日経平均 ( 左軸 ) 75 日移動平均 ( 左軸 ) 25 日移動平均 ( 左軸 ) 23,000 円