長安口ダムの概要 2号号堤高 85.5m 1堤頂長 2.7m 654号号号3号ダム天端 EL 昭和 31 年建設時 平成 27 年 8 月現在 昭和 31 年徳島県が建設 平成 19 年国土交通省に移管 治水 利水 ( 農業 工業用水 ) 発電( 一般家庭約 5 万世帯分 ) 河川環境の

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1 長安口ダムの概要と操作について 平成 27 年 8 月 27 日那賀川河川事務所

2 長安口ダムの概要 2号号堤高 85.5m 1堤頂長 2.7m 654号号号3号ダム天端 EL 昭和 31 年建設時 平成 27 年 8 月現在 昭和 31 年徳島県が建設 平成 19 年国土交通省に移管 治水 利水 ( 農業 工業用水 ) 発電( 一般家庭約 5 万世帯分 ) 河川環境の保全のための多目的ダム 堤高 85.5m 堤頂長 2.7m 常用洪水吐きゲート6 門 1

3 貯水池容量配分図 標高 225.m サーチャージ水位 ( 洪水時最高水位 ) 洪水調節容量 ( 予備放流容量 ) 1,96 万トン 標高 219.7m 予備放流水位 かんがい及び発電の容量 4,35 万トン ダム堤体 標高 195.m 標高 142.m 基礎岩盤 底水容量 堆砂容量 2

4 洪水調節図 流量 ( 毎秒 トン ) 計画高水流量毎秒 6,4 トン 計画最大放流量毎秒 5,4 トン 放流量 =( 流入量 -2,5).744+2,5 ダム貯水池に貯めた量 洪水調節容量 1,96 万トン 放流量 =(64-25) = 毎秒 54 トン 洪水調節開始流量毎秒 2,5 トン 毎秒 2,5 トン 時間 3

5 操作規則の変遷 洪水調節容量 洪水調節開始流量 予備放流水位 ただし書き操作開始水位 洪水調節方法 8, 7, 毎秒 6,4 トン 6, 毎秒 5,4 トン 昭和 31 年 ( ダム竣工時点 ) 47 万トン毎秒 5,4 トン標高 222.8m 224.5m 流量 (m3/s) 5, 4, 3, 2, 1, 時間 (hr) 8, 7, 毎秒 6,4 トン 6, 毎秒 5,4 トン 昭和 45 年 69 万トン毎秒 4, トン標高 221.7m 224.5m 流量 (m3/s) 5, 4, 3, 毎秒 4, トン 2, 毎秒 2, トン 1, 時間 (hr) 8, 昭和 48 年 1,96 万トン毎秒 2,5 トン標高 219.7m 224.5m 7, 6, 毎秒 6,4 トン 毎秒 5,4 トン 流量 (m3/s) 5, 4, 3, 毎秒 2,5 トン 2, 毎秒 2, トン 平成 21 年 1,96 万トン毎秒 2,5 トン標高 219.7m 222.7m 1, 時間 (hr) 4

6 操作規則における諸数値の確認 名称数値数値の根拠確認 計画高水流量 毎秒 64 トン 長安口ダム計画時点 長安口ダム地点において 1 年に 1 回の確率で起こる流量 変更不可 計画最大放流量 毎秒 54 トン 長安口ダム計画時点 長安口ダム地点の計画高水流量に対して 下流地点 ( 古庄 ) の流量を 5m 3 /s 低減する流量 変更不可 洪水調節開始流量 毎秒 25 トン 中小規模出水への洪水調節効果を考慮した流量 現設備では放流能力が不足しているため変更不可 洪水調節放流量 放流量 =( 流入量 -25) ただし 流入量 25 計画高水量毎秒 64 トンに対し 最大放流量を毎秒 54m トンに調節可能な率 現行の計画高水流量および計画最大放流量が変更不可のため 変更不可 予備放流水位標高 219.7m たび重なる洪水被害を受けて 利水者との協議により設定した水位で 計画洪水を放流能力不足にならずに洪水調節可能な水位 これよりも下げると放流設備の能力不足が発生し 効果がないため 変更不可 ただし書き操作開始水位標高 222.7m 概ね毎秒 5 トン以下の洪水であれば平谷地区が浸水しないよう設定した水位 ダム湖周辺地域 ( 平谷 ) の移転が完了していないため 変更不可 現行操作規則等の諸数値は いずれも現時点では変更できません 5

7 昭和 31 年建設当時の洪水調節方法と最大流入量の変遷 計画高水流量毎秒 6,4 トン ダム貯水池に貯めた量 計画最大放流量毎秒 5,4 トン 流量 ( 毎秒 トン ) 流量 ( 毎秒 トン ) 7, 最大流入量年別最大流入量 6, 5, 4, 3, 2, 1, 毎秒 5,4 トン 6 昭和 31 年昭和 32 年昭和 33 年昭和 34 年昭和 35 年昭和 36 年昭和 37 年昭和 38 年昭和 39 年昭和 4 年昭和 41 年昭和 42 年昭和 43 年昭和 44 年昭和 45 年昭和 46 年昭和 47 年昭和 48 年昭和 49 年昭和 5 年昭和 51 年昭和 52 年昭和 53 年昭和 54 年昭和 55 年昭和 56 年昭和 57 年昭和 58 年昭和 59 年昭和 6 年昭和 61 年昭和 62 年昭和 63 年平成 1 年平成 2 年平成 3 年平成 4 年平成 5 年平成 6 年平成 7 年平成 8 年平成 9 年平成 1 年平成 11 年平成 12 年平成 13 年平成 14 年平成 15 年平成 16 年平成 17 年平成 18 年平成 19 年平成 2 年平成 21 年平成 22 年平成 23 年平成 24 年平成 25 年平成 26 年平成 27 年

8 長安口ダムの特徴 ( 予備放流 ) = 予備放流により確保 = 予備放流により確保 7

9 長安口ダムの特徴 ( 早明浦ダムの比較 ) 長安口ダムが少し多い 流域平均年総雨量 (mm) 4 流域平均年総雨量 早明浦ダム 長安口ダム 長安口ダムが少し広い 早明浦ダム 長安口ダム 長安口ダムは早明浦ダムの 1/8 しか貯めることができません 6 流域面積 (km2) 1 洪水を貯める容量 ( 万トン ) 流域面積 洪水を貯める量 早明浦ダム 長安口ダム 早明浦ダム 196 長安口ダム 8

10 長安口ダムの特徴 ( 那賀川の特徴とダムの性質 ) 日最大降水量トップ 1 出典 : 気象年鑑 (26 年版 ) 地点別 気象現象別に集計 主要河川の河床勾配比較 四国の年平均降水量分布図 アメダス平年値単位 :mm 統計期間 :1971~2 年出典 : 気象庁 長安口ダムは 貯まりやすく 渇きやすい 性質 洪水と渇水を繰り返す 9

11 長安口ダムの操作 ゲートの操作方法 開くとき :4 号 3 号 5 号 2 号 6 号 1 号 1 門を起動したのち 1 秒以上経過しなければ他のゲートを起動してはならない 1 回の開閉の動きは 5cm 以内 平成 26 年 8 月 1 日 AM9:2 頃 放流量設定ダイヤル及び操作ボタン 1ダイヤルを回し放流量を設定 2 操作ボタンを押すと設定した放流量になるよう6 門のゲートが動作 放流量 : 毎秒約 4,9m3 6 号 5 号 4 号 3 号 2 号 1 号 台風 11 号での放流状況 ( 下流側 ) ゲートは 1 回の操作で 1 回の動作 (6 門は順番に自動で起動 ) が終了 連続的に増加する流入量に対し 放流量の増加は階段状となる 流入量放流量 ダムコン操作卓 洪水調節開始 実操作による放流量 操作間隔 手動操作卓 ダムコン操作卓 1

12 平成 27 年台風 11 号における長安口ダムの操作 平成 27 年台風 11 号に伴う降雨によって 長安口ダムでは 昭和 31 年のダム完成以降 2 番目となる毎秒約 5,238 トンの最大流入量を記録しました ( 過去最大は 平成 26 年 8 月の台風 11 号で毎秒約 5,758 トンです ) ダムでは 16 日 22 時 2 分から洪水調節を開始し ダムへの最大流入時には毎秒約 5,238 トンのうち毎秒約 67 トンをダムに貯留し 毎秒約 4,568 トンに減じて放流し 那賀川の水位を和食地区では約 37cm 加茂地区では約 35cm 低減させたものと推測されます 流域平均時間雨量 , 5, 4, 3, 2, 1, 全流入量全放流量 防災操作 ( 洪水調節 ) 開始流量毎秒 2,5 トン 7/15 : 1: 2: 3: 4: 5: 6: 7: 8: 9: 1: 11: 12: 13: 14: 15: 16: 17: 18: 19: 2: 21: 22: 23: 7/16 : 1: 2: 3: 4: 5: 6: 7: 8: 9: 1: 11: 12: 13: 14: 15: 16: 17: 18: 19: 2: 21: 22: 23: 7/17 : 1: 2: 3: 4: 5: 6: 7: 8: 9: 1: 11: 12: 13: 14: 15: 16: 17: 18: 19: 2: 21: 22: 23: 全流入量 全放流量 (m 3 /s) 貯水位 (EL.m) 72 時間雨量 ( mm ) 洪水時最高水位 ( サーチャージ水位 ) 標高 225.m 最高貯水位標高 m(7/17 5:1) 異常洪水時防災 ( ただし書き ) 操作開始水位標高 222.7m 予備放流水位標高 219.7m 217 貯水位 洪水調節開始 防災操作 ( 洪水調節操作 ) 最大流入量毎秒約 5,238 トン 最大流入量時放流量毎秒 4,568 トン 毎秒約 67 トン貯留 (22:2) 予備放流操作 ダム操作予備放流後水位維持操作水位維持操作 11

13 平成 26 年台風 11 号における長安口ダムの操作 平成 26 年台風 11 号の出水は戦後最大 ダム操作開始 ( 昭和 31 年 ) 後 最大の流入量 ( 毎秒約 5,758 トン ) を記録し 長安口ダムの洪水調節能力をはるかに上回るものとなりました 流域平均時間雨量 長安口ダム流域平均総雨量 85mm (8/7~8/1) 215 6, 5, 4, 3, 2, 1, 全流入量 全放流量 洪水調節開始流量毎秒 2,5 トン 最大流入時の放流量毎秒約 5,384 トン 毎秒約 374 トン貯留 : 1: 2: 3: 4: 5: 6: 7: 8: 9: 1: 11: 12: 13: 14: 15: 16: 17: 18: 19: 2: 21: 22: 23: : 1: 2: 3: 4: 5: 6: 7: 8: 9: 1: 11: 12: 13: 14: 15: 16: 17: 18: 19: 2: 21: 22: 23: : 1: 2: 3: 4: 5: 6: 7: 8: 9: 1: 11: 12: 13: 14: 15: 16: 17: 18: 19: 2: 21: 22: 23: 8/8 8/9 8/1 全流入量 全放流量 (m 3 /s) 時間雨量 ( mm ) サーチャージ水位 225.m 異常洪水時防災操作開始水位 222.7m 223.6m(8/1 8:3) 予備放流水位 219.7m 218.7m 今回水位 218.m 貯水位 (EL.m) 貯水位 ただし書き操作開始 4:2 洪水調節開始 :17 最大流入量毎秒約 5,758 トン ただし書き操作終了 9:3 ただし書きダム操作予備放流後水位維持操作水位維持操作操作 12

14 出水対応検討会 ( 平成 26 年台風 11 号 ) 平成 26 年台風 11 号を踏まえた今後の出水対応を検討する会 の総括において ダムの操作は 現状における長安口ダム能力 制約の中で最善を尽くしたものとされています 概要と総括 那賀川において 戦後最大規模となった平成 26 年台風 11 号出水では 沿川で発生した浸水被害も近年では最大規模の被害となった 那賀川の河川管理者である国土交通省四国地方整備局那賀川河川事務所と徳島県は これらの事実を重く受け止め 平成 26 年台風 11 号を踏まえた今後の出水対応を検討する会 を平成 26 年 8 月 29 日に設置した 全 3 回 開催した 検討する会 では 台風 11 号出水に関する水文状況 ダム等の操作状況 関係機関や住民への情報連絡 通知方法等の一連の出水対応について河川管理者から学識者等に報告を行い 台風 11 号出水を踏まえた今後の出水対応に関する課題や改善点について 意見を聞くとともに 学識者 行政 河川管理者が意見交換を行い 検討する会 として 以下のとおり総括した 検討する会メンバー 氏名専門分野等所属 長田健吾 田村隆雄 武藤裕則 湯城豊勝 水工水理学 河川工学 森林水文学 洪水防御 ( 河川工学 水工学 水理学 ) 洪水防御 ( 河川工学 水理学 ) 阿南工業高等専門学校創造技術工学科建設コース准教授 徳島大学大学院ソシオテクノサイエンス研究部准教授 徳島大学大学院ソシオテクノサイエンス研究部教授 阿南工業高等専門学校創造技術工学科建設コース教授 近藤義昭行政阿南市防災対策課長 1. 台風 11 号出水の実態と特徴台風 11 号出水が那賀川における戦後最大規模となった理由は 以下の 4 点が主な要因である 1 台風 12 号による先行降雨があったこと 2 台風 11 号の降雨波形が特徴的で 後方集中型であったこと 3 那賀川本支川で 流出のピークが合致したこと 4 その他残留域から かなりの流出があったのではないかと考えられること 2. 台風 11 号出水時の長安口ダム操作台風 11 号における長安口ダムの操作について1 予備放流 2 異常洪水時防災操作 ( ただし書き操作 )3 貯水地容量の有効活用の観点から検討した結果は次のとおりである 1) ダムの操作は 現状における長安口ダム能力 制約の中で最善を尽くしたものであり結果的に最大放流量に達することは避けられなかった 2) ダム操作の説明については専門的で一般には解りづらいところもあるため 平時より施設能力を踏まえた分かり易い説明を続けていく必要がある 3. 今後の出水対応段階的な河川整備に伴い生じる計画と整備途上での治水安全度のギャップを埋めるための対策としては 避難行動に頼らざるを得ず そのための支援策として次の対策を進める 1 災害関連情報の種類や内容 伝達方法の見直し 2 事前防災行動計画 ( タイムライン ) の作成 タイムラインは平成 27 年の出水期までに作成する 平成 26 年 12 月 森下藤夫行政那賀町地域防災課長 赤松薫河川管理者那賀川河川事務所長 平成 26 年 12 月 24 日 第 3 回検討する会より 森直紀河川管理者徳島県河川振興課長 13

15 昨年と今年の台風 11 号を比較 平成 26 年 8 月台風 11 号 6, 5, 4, 3, 2, 1, 全流入量全放流量 ただし書き操作開始 4:2 洪水調節開始 :17 洪水調節開始流量毎秒 2,5 トン 最大流入量毎秒約 5,758 トン 最大流入時の放流量毎秒約 5,384 トン 毎秒約 374 トン貯留 ただし書き操作終了 9:3 平成 27 年 7 月台風 11 号 6, 5, 4, 3, 2, 1, 全流入量全放流量 洪水調節開始 防災操作 ( 洪水調節 ) 開始流量毎秒 2,5 トン 7/15 : 1: 2: 3: 4: 5: 6: 7: 8: 9: 1: 11: 12: 13: 14: 15: 16: 17: 18: 19: 2: 21: 22: 23: 7/16 : 1: 2: 3: 4: 5: 6: 7: 8: 9: 1: 11: 12: 13: 14: 15: 16: 17: 18: 19: 2: 21: 22: 23: 7/17 : 1: 2: 3: 4: 5: 6: 7: 8: 9: 1: 11: 12: 13: 14: 15: 16: 17: 18: 19: 2: 21: 22: 23: 全流入量 全放流量 (m 3 /s) 防災操作 ( 洪水調節操作 ) 最大流入量毎秒約 5,238 トン 最大流入量時放流量毎秒 4,568 トン 毎秒約 67 トン貯留 (22:2) : 1: 2: 3: 4: 5: 6: 7: 8: 9: 1: 11: 12: 13: 14: 15: 16: 17: 18: 19: 2: 21: 22: 23: : 1: 2: 3: 4: 5: 6: 7: 8: 9: 1: 11: 12: 13: 14: 15: 16: 17: 18: 19: 2: 21: 22: 23: : 1: 2: 3: 4: 5: 6: 7: 8: 9: 1: 11: 12: 13: 14: 15: 16: 17: 18: 19: 2: 21: 22: 23: 8/8 8/9 8/1 全流入量 全放流量 (m 3 /s) ただし書き操作 ダム操作予備放流後水位維持操作水位維持操作 洪水調節操作 予備放流操作 ダム操作予備放流後水位維持操作水位維持操作 14

16 住民の皆様からの指摘 1 台風襲来前に予備放流水位を 放水口の底まで下げていれば もっと放流量を減らせたのではないか!! 15

17 貯水位を 放水口の底まで下げて 洪水を貯めるポケットを大きくした場合 ゲート ゲート 洪水時最高水位 225.m 台風 11 号低下水位 218.5m 洪水時最高水位 225.m 毎秒 25 トンを放流可能な貯水位標高約 218.5m 水位は約 8m 上昇 大きくしたポケット ゲート敷高 21.5m 降雨があり時間とともに ゲート敷高 21.5m 流入量増加 ダム堤体 ダム堤体 放水口の底 ( ゲート敷高 ) まで貯水位を下げた状態毎秒 25 トンを放流可能な状態 ( 長安口ダムの場合 ) 1 貯水位を放水口の底まで下げた場合 この時点で放流はできません 2 洪水被害の懸念が低いとされる放流量は ~ 毎秒 25 トン以下で この範囲はダムに水を貯めるとポケットが減るため 入ってきた水を貯めずに放流します 3しかし 放流量が毎秒 25トンに達するまでの過程で ダムの貯水位は放水口の底から約 8m 高い標高約 218.5m 以上まで上昇します 16

18 ダムの貯水位が上昇する理由 4 貯水位が上昇する理由は ダムの放流量が水圧に左右されるためです 5 貯水位が低ければ水圧も低く放流量は少ない 流入量増加に伴い水位は自然に上昇し 放流量も増えます 6 言い換えれば ダムから毎秒 25 トンの水を流すためには出口の大きさ ( 放流口 1 個当たり横約 1m 縦約 8m) が必要で その出口が満水にならないといけません 7 したがって 放水口の底まで貯水位を下げてポケットを大きくしても 放流口が満水になるまでに 貯めなくて良い水が貯まってしまいます 水圧小 高さ 8m 水圧大 幅 1m 貯水位に対する放流能力 小 貯水位に対する放流能力 大 貯水位が低い場合 貯水位が高い場合 17

19 洪水調節時の放流量 放流量が下流の被害が懸念される毎秒 25 トンを超えると洪水調節 ( ダムに流入する水の一部を貯める操作 ) を行います この時 放流量はダムへの流入量で決定されます 例えば ダムへの流入量が毎秒 5, トンの時の放流量は (5,-2, ,5) 毎秒 4,4 トン したがって ダムへの流入量が最大となった時に放流量は最大となります 現在の操作規則では この量を変えることはできません 18

20 住民の皆様からの指摘 1 結論 ダムの水位を限界まで下げても 自然の流れであるダムへの流入量が最大になった時には その量に応じた放流を余儀なくされるため最大放流量は変わりません 19

21 ダムの水位を限界まで下げることのデメリット デメリット 1 空振り の可能性 放水口の底まで水位を下げるためには約 13 時間必要です 現在の予測精度で は 13 時間前には そこまでの確証が得られず 空振り となる可能性があります デメリット 2 渇水 の危険性 ゲート 水位低下により失われる水量 利水上必要な水量 農業 工業用水 毎秒 3 トン ( 日量 25 万トン ) その後も晴れが続いた場合 ダムの水量は回復しない 約 1,75 万トン 夏場の水位 222.m 失われる水量 = 約 1,75 万トン ゲート敷高 21.5m 渇水 平成 17 年の渇水 :68.5 億円の被害 平成 19 年の渇水 : 約 3 億円の被害 ダム堤体 那賀川流域は これまで度重なる渇水被害で苦しんでおり 治水と利水を両立するダムとして少しでも水を無駄にしない方策をとる必要があります 2

22 住民の皆様からの指摘 2 洪水終了後 ダムは余裕を残している ギリギリまで貯めれなかったのか!! ( 余力があるんだから もう少し余力を 有効活用できなかったのか!!) 21

23 住民の皆様からの指摘 2 回答 平成 26 年 8 月台風 11 号 平成 27 年 7 月台風 11 号 (8/1 AM 時 ~AM9 時 ) (7/16 PM1 時 ~7/17 AM6 時 ) 長安口ダムの洪水調節容量 ( 洪水を貯めるポケットの量 ) ダムに流入した水量 1,96 万トン 約 1 億 8,9 万トン 約 1 億 8 万トン ( 洪水調節容量の約 17 倍 ) ( 洪水調節容量の約 1 倍 ) ダムから放流した水量約 1 億 8, 万トン約 1 億トン ダムに貯めた水量約 9 万トン約 8 万トン 洪水後に残した容量約 3 万トン約 36 万トン 長安口ダムは 洪水を貯める容量が小さく 流入してくる水のほとんどはダムに貯めれず通過します 雨を正確に予測することが難しいなかで 洪水調節終了時にダムを満杯にすることは困難です 洪水調節途中でダムが満杯になると ただし書き操作 となりより被害が大きくなります したがって 操作規則に基づく操作を行い 結果として洪水調節容量が残ることがあります このことは どこのダムでも同じです 22

24 住民の皆様からの指摘 3 気象予測技術の進歩により 洪水毎に柔軟な制御をすることはでき ないのか!! 23

25 住民の皆様からの指摘 3 回答 下の表は 平成 年台風 11 号の洪水での雨量について 実績と予測を比較したものです 各予測時刻の雨量は 予測のたびに変化し それに伴いダムへの最大流入量も大きく変動します 向上したといわれる降雨予測技術ですが 現時点では 未だ不確実性が高く 将来の降雨量を正確に予測するのは 困難だと言わざるを得ません そのような予測に基づくダム操作は 危険 そのものです 予測が当たれば予定どおりの放流となりますが 予測が外れれば予定外の放流となるなど悪い結果をもたらします 平成 26 年台風 11 号 ( 実績と時間毎の雨量予測 ) 平成 27 年台風 11 号 ( 実績と時間毎の雨量予測 ) 時刻 平成 26 年実績雨量 (mm/h) 8/9 22 時予測 23 時予測 民間の気象予報会社の予測雨量 (mm/h) 8/1 時予測 1 時予測 2 時予測 3 時予測 4 時予測 5 時予測 6 時予測 7 時予測 時刻 平成 27 年実績雨量 (mm/h) 民間の気象予報会社の予測雨量 (mm/h) 7/16 19 時予測 2 時予測 21 時予測 22 時予測 23 時予測 7/17 時予測 1 時予測 2 時予測 3 時予測 8/9 22 時 時 /1 時 時 時 時 時 時 時 時 時 時 時 予測最大流入量 (m 3 /s) ( 予測発生時刻 ) 3,477 3,99 4,4 4,518 5,38 5,423 5,396 5,76 5,277 5,694 (7:) (7:) (7:) (7:) (5:) (6:) (6:) (6:) (7:) (8:) 7/16 19 時 28 2 時 時 時 時 /17 時 時 時 時 時 時 時 時 予測最大流入量 (m 3 /s) ( 予測発生時刻 ) 3,615 3,652 3,819 4,329 4,78 5,57 5,311 4,893 3,653 ( 3:) ( 3:) ( 2:) ( 2:) ( 3:) ( 2:) ( 2:) ( 3:) ( 4:) 24

26 長安口ダム地点流量 又は 長安口ダム地点放流量 (m 3 /s) 過去の実績からの被害の推定 6, 5, 4, 3, 2, 1, 長安口ダム地点 ( 平成 26 年台風 11 号 ) 最大流入量 : 5,758m3/s 最大放流量 : 5,461m3/s 最大放流量 ( ダム改造後 ) : m3/s 和食等地区 ( 徳島県管理区間 ) ダムの効果 浸水家屋 374 戸 ( 速報値 ) ( 床上 261 戸 床下 113 戸 ) ( 道路 家屋が冠水開始 ) ダム放流量 : 3,~4,m 3 /s 田畑の被害 ダム放流量 : 2,~3,m 3 /s ダム改造を先行することで 浸水深を浅くすることが出来 浸水家屋の内 何戸かは 床上浸水 床下浸水 に 床下浸水 浸水なし に出来ますが 新堤防も整備しない限り 浸水被害の大きな軽減は図れません 被害発生のダム放流量はダム下流の降雨の状況で変化します ダムの効果現在の那賀川の流下能力新堤防の効果ダム改造での効果 加茂谷等地区 ( 国管理区間 ) 浸水家屋 238 戸 ( 速報値 ) ( 床上 177 戸 床下 61 戸 ) ( 加茂谷中学校グランド冠水開始 ) ダム放流量 : 3,5~4,5m 3 /s 果樹園等の被害 ダム放流量 : 2,~3,m 3 /s 現在の那賀川の流下能力ダムの効果と堤防の効果 ( 平成 26 年台風 11 号における被害状況より ) 新堤防の効果ダム改造での効果 25

27 参考資料 平成 27 年 8 月 27 日那賀川河川事務所 26

28 平成 26 年台風 11 号において予備放流水位を更に下げた場合 ( 想定 ) 時間雨量 (mm) 長安口ダム貯水位 (EL.m) , 実績貯水位 ( 台風 11 号 ) 予備放流水位を 21.5m( ゲート敷高 ) とした場合 最高貯水位 m 6, 5, 実際の流入量実際の放流量標高 21.5m まで貯水位を下げた場合の想定の放流量 構造上の放流能力が不足するため 水が貯留される 最大流入量毎秒 5,758 トン 最大放流量毎秒 5,464 トン 長安口ダム流量 (m 3 /S) 4, 3, 2, 1, 月 8 日 8 月 9 日 8 月 1 日 仮に ダムの水位をゲートの敷高 ( 標高 21.5m) まで下げていたとしても 洪水調節を開始する流入量 ( 毎秒 2,5m 3 ) に達するまでの操作 の過程で貯水位は上昇し 洪水調節開始時の貯水位は標高 218.5m となります 27

29 平成 27 年台風 11 号において予備放流水位を更に下げた場合 ( 想定 ) 雨量 (mm) , 長安口ダム貯水位 (EL.m) 6, 5, 予備放流水位を21.5m( ゲート敷高 ) とした場合実績流入量実績放流量標高 21.5mまで貯水位を下げた場合の想定の放流量 実績貯水位 ( 台風 11 号 ) 72 構造上の放流能力が不足するため 水が貯留される ( 実績 ) 最高貯水位 m ( 実績 ) 最大流入量毎秒 5,329 トン ( 実績 ) 最大放流量毎秒 4,618 トン 長安口ダム流量 (m 3 /s) 4, 3, 2, 1, 月 15 日 7 月 17 日 7 月 16 日 仮に ダムの水位をゲートの敷高 ( 標高 21.5m) まで下げていたとしても 最大放流量は同じになります ( 下流の浸水高は同じです ) ( 利点 ) 各時刻での放流量は少なくなります ( 欠点 ) 規則どおりの洪水調節に対して放流量の上昇率が大きくダム下流の水位上昇は早くなります 28

30 異常洪水時防災操作 ( ただし書き操作 ) について 洪水調節を行っている場合において 更に洪水時最高水位 ( サーチャージ水位 ) を超える予測の場合に ダムからの放流量を流入量まで徐々に増加させる操作が行われます このような操作を 異常洪水時防災操作 ( ただし書き操作 ) と呼びます ただし書き操作は 貯水位がただし書き操作開始水位に達した後に実施します なお ただし書き操作開始水位は 関係者 ( 国 県 阿南市 那賀町 利水者 地元 ) との協議を経て決定しています 貯水位 イメージ図 洪水時最高水位 ( サーチャージ水位 ) 標高 225.m 1 1 洪水時最高水位を超える予測の場合 ( サーチャージ水位 ) 異常洪水時防災操作 ( ただし書き操作 ) 開始水位 標高 222.7m 2 ダムからの放流量を流入量まで徐々に増加させる操作に移行 ( ダムのない状態に近づける ) 貯水位 2 洪水時最高水位を超えない予測の場合 ( サーチャージ水位 ) t 時間 平成 26 年台風 11 号 洪水時最高水位を超える予測 ただし書き操作へ移行 平成 27 年台風 11 号 洪水時最高水位を超えない予測 引き続き洪水調節を実施 29

31 ただし書き操作 開始水位について 1 ただし書き操作 開始水位について 平成 21 年 11 月まで : 標高 224.5m から ただし書き操作 開始 平成 21 年 11 月以降 : 標高 222.7m から ただし書き操作 開始 変更理由 平成 21 年の洪水 : ダム湖周辺地域 ( 平谷 十二社 ) で浸水 再度災害防止のため 関係者間協議 ( 国 県 阿南市 那賀町 利水者会議 地元 ) により 異常洪水時防災操作 ( ただし書き操作 ) 開始水位を標高 224.5m 標高 222.7mに変更 ダム湖周辺地域 ( 平谷 ) の浸水対策が完了後 標高 222.7m 標高 224.5mに戻す予定 2 仮に ただし書き操作 開始水位を標高 224.5m とした場合 ( 平成 26 年台風 11 号の場合 ) ただし書き操作の継続時間は短くなりますが 貯水位が高くなる分 最大放流量も大きくなり 当時と比べて約 5cm も浸水水位が高くなります ただし書き操作に移行した場合に限り起こる現象です 洪水調節の継続が可能であれば浸水水位は下がります 洪水調節を継続させるためには あと約 6 万 m3 の容量が必要となります 貯水位が高い場合 貯水位が低い場合 放流量 放流量 大 小 約 5cm 上昇 ただし書き操作開始 = 標高 222.7m ただし書き操作開始 = 標高 224.5m 3

32 長安口ダムの放流実績 m 3 /s 7, 年別最大流入量 最大流入量 , 5, 4, 3, 2, 1, 昭和 31 年昭和 32 年昭和 33 年昭和 34 年昭和 35 年昭和 36 年昭和 37 年昭和 38 年昭和 39 年昭和 4 年昭和 41 年昭和 42 年昭和 43 年昭和 44 年昭和 45 年昭和 46 年昭和 47 年昭和 48 年昭和 49 年昭和 5 年昭和 51 年昭和 52 年昭和 53 年昭和 54 年昭和 55 年昭和 56 年昭和 57 年昭和 58 年昭和 59 年昭和 6 年昭和 61 年昭和 62 年昭和 63 年平成 1 年平成 2 年平成 3 年平成 4 年平成 5 年平成 6 年平成 7 年平成 8 年平成 9 年平成 1 年平成 11 年平成 12 年平成 13 年平成 14 年平成 15 年平成 16 年平成 17 年平成 18 年平成 19 年平成 2 年平成 21 年平成 22 年平成 23 年平成 24 年平成 25 年平成 26 年平成 27 年 31

33 長安口ダムの放流実績 m 3 /s 7, 年別最大放流量 最大放流量 6, , 4, 3, 2, 1, 昭和 31 年昭和 32 年昭和 33 年昭和 34 年昭和 35 年昭和 36 年昭和 37 年昭和 38 年昭和 39 年昭和 4 年昭和 41 年昭和 42 年昭和 43 年昭和 44 年昭和 45 年昭和 46 年昭和 47 年昭和 48 年昭和 49 年昭和 5 年昭和 51 年昭和 52 年昭和 53 年昭和 54 年昭和 55 年昭和 56 年昭和 57 年昭和 58 年昭和 59 年昭和 6 年昭和 61 年昭和 62 年昭和 63 年平成 1 年平成 2 年平成 3 年平成 4 年平成 5 年平成 6 年平成 7 年平成 8 年平成 9 年平成 1 年平成 11 年平成 12 年平成 13 年平成 14 年平成 15 年平成 16 年平成 17 年平成 18 年平成 19 年平成 2 年平成 21 年平成 22 年平成 23 年平成 24 年平成 25 年平成 26 年平成 27 年 32

34 長安口ダムの放流実績 放流回数 予備放流回数 平成 7 年平成 8 年平成 9 年平成 1 年平成 11 年平成 12 年平成 13 年平成 14 年平成 15 年平成 16 年平成 17 年平成 18 年平成 19 年平成 2 年平成 21 年 平成 22 年 平成 23 年 平成 24 年 平成 25 年 平成 26 年 平成 27 年 回 年別放流回数 ( 予備放流の回数 ) 33

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