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よりとしあさぶき
5 years ago
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1 第 2 回消防活動等の知識技術伝承に関する調査検討会議事要旨実態調査結果と消防活動等の知識技術伝承の手法について委員意見パターン表を作ったところ知識技術伝承の中身の取組み内容に関しては全部のところが同じなので取組みの内容は消防本部の規模には関係ないことがわかる職員の退職状況についてどう思っているか対策を講じているか講じていないかというのは職員数 300 人のところで分かれるまた指導者をどうしているかというのも職員数 300 人のところで分かれることになる大量退職における懸念事項の有無については職員数 100 人のところが分かれる懸念の中身については ( 資料 2 7 頁 ) 職員数 500 人規模までは同じような懸念の中身を持っているまた警防活動に関する懸念事項に関しても職員数 500 人規模までは同じような考えを持っている懸念の中身も警防活動の懸念も規模の小さい消防本部から4つ ( 職員数 500 人まで ) が一緒であれば消火活動に関するの懸念事項も一緒かと思うと消火活動に関する懸念事項については小さい消防本部 2つ (1 職員数 50 人未満 2 職員数 50 人以上 100 人未満 ) 中ぐらいの消防本部 2つ (3 職員数 100 人以上 300 人未満 4 職員数 300 人以上 500 人未満 ) 大きい消防本部 2つ (5 職員数 500 人以上 1,000 人未満 6 職員数 1,000 人以上 ) の3パターンに分かれており消火活動に関する懸念事項というのは変わってきているこのあたりは配慮が必要かと思う知識技術伝承の方式 ( 資料 3 6 頁 ) は小さな消防本部 (1 職員数 50 人未満 2 職員数 50 人以上 100 人未満 ) と大きな消防本部 (3 職員数 100 人以上 300 人未満 4 職員数 300 人以上 500 人未満 5 職員数 500 人以上 1,000 人未満 6 職員数 1,000 人以上 ) で分かれている小さな消防本部については何かしら細かいものをやらなければいけないのではないだろうか委員意見ここで問題となっているのは非常に高度な消防技能の伝承をどのようにするかというイメージを持っていたが今回の調査の結果を見ると一番重要なのは資料 5BのレベルもしくはB のレベルをいかに大量の退職者に合わせて確保するかということ新任レベルから一般隊員レベルの話をしている回答のように見える 1

2 消火活動を危惧するのは当然だが 2 番目に圧倒的に多いには危険察知能力新任レベルから一般隊員レベルというのはこの危険察知能力のことを指していると思うこれがないと消防士自身がけがをするので消失面積は減っているがもしかすると割合として消防士自身のけがをする割合が増えてくるのかもしれないあるいはそういう危険性が今後ますます高まる可能性があり中級の人間をいかに確保するかということの方がはるかに大事なのではないかもう一つ懸念しなければならないことはこの中級レベルの対象者が圧倒的に10 年未満ぐらいのところに偏っていることこれも中級クラスの人たちをいかに育てるかで苦労されているということを表しているのだと思うそこで彼らを教えるのは誰かというとこの少し上の方々年齢でいうと30 後半から40 歳ぐらいの世代ところが消防職員の年齢別の構成比 ( 第 1 回検討会資料 ) は 40 歳 42 歳レベルの消防職員の数が2,200 人 2,300 人しかいないこの人たちがこの若い人たちを鍛える層だと思うが彼らがこの後急激に減るというのは教えられなくなる可能性があるむしろ途絶えることの方が中長期的な心配かもしれないここをどう補うかということを考えた方が良いのではないかヒヤリハットのデータから我々が議論しなければならない技能の中身というのはかなり危険察知能力というところで説明できるかもしれない委員意見全国的に消防制度がちょうど変わった時期大量に職員を採用しやや落ちついてきたときに結局団塊の世代の方々が中盤にいたそのときも定数がいっぱいになっているのでどうしても採用できる人数が少なかったどうしても急に人数が増えてしまったためその5 年間から10 年間ぐらいは採用者数が減った時期がある委員意見私たちが技能といったときのイメージは職人技的なものをイメージしていたがもっと基礎的なことをしっかりやり安全確認ができ危険察知ができるというかなり基本的な能力の底上げをしなければならない委員意見今一番大事なことは何かというと感じて考えられる隊員が必要要するに炎が消えたが今度横見たらどうなのか隣の窓はどうなのかという判断力というものをつけさせるのが一番私は難しいと思うそのために何を経験させるかといったら一番簡単なのはやはり現場で 2

3 あるほとんどの人間が消防学校等で習ってきてホース一線延長自分で構えて目標がありそこで水を出すそして指揮者がもう止めろというまでは出しっ放しところが本来はそこからが消防の仕事そこからもう水は要らない煙もないでは内部に入るか入らないか隊長が判断できるかできないか育ってない隊長経験を持たない隊長は本当に入っていいのかどうなのかわからないそういう部分をどうやって教えてあげられるのか何かバーチャル的なものでもあればいいと個人的に思っている熱を感じて煙を浴びてどう入って ( 進入 ) どのタイミングで水を出しシャットしたりするのか特に都心ですと水を出していればただ良いというものではなくて今度下階に対する水損防止をしなければいけないいろいろと次から次へと要素が出てくるそれを判断するときに何をもって判断できるような経験をさせてあげられるのか経験をさせてあげられることが一番の勉強になると思う委員意見本日実施した訓練は本当にベースになる訓練である例えば個人の技能でホースを延長しホースバッグを横 1メートルの位置に置きなさいという訓練をやるその訓練しか行わずに育った隊員というのは 1メートルに置きなさいと言ったらそのとおりにするしかしその1 メートルにどういう意味があるのかわからないベテランの職員だと 1メートルより近かったから操作しにくくて活動が遅れたとか足にひっかかったという経験を踏まえてこの1メートルがどういう距離なのだということがわかるベテラン職員というのはいろんな火災現場に行った経験からその辺の違いがわかる人間というのは自分が失敗するとよく覚える経験を積むことによってベテラン職員が体得したことをどう伝えていくかそれが難しいのではないかベースになる訓練というのはどこの消防本部でもやられているベテランが自ら体得したものを伝えるということがなかなか訓練では難しい今日の訓練はベースになる訓練その中でなぜこのようにやらなければいけないのかということを併せて指導しなくては意味がない委員意見先輩が後輩に対して話す機会を増やすというのは良いこと意外と当たり前のように感じ 3

4 られるかもしれないが意外とないこれは何が原因かというと業務が昔と違い事務量が増えてきたこと消防はチームで動かなければいけないが事務はチームではなく個人であるそれぞれの個人がノルマを課せられその仕事 ( 事務 ) をやっているので訓練に参加できなくなるまた自分の仕事をやろうとしても消防の業務は消防車で出向するので自分の仕事を置いて車には乗らなければいけないどこで火災があるかわからないので必ず乗って一緒に動くそれらのジレンマの中で後輩に自分の経験を話すという時間帯というのは意外とつくれなくなっているまた非番日の付き合いがなくなっている非番日の中でコミュニケーションを図りながらくだらない話が8 割残りの2 割ぐらいが結良い話若しくは9 対 1かもわからないがそのようなこともなくなってきている委員意見規模の小さい消防本部があまり危機感を感じていなく意外と伝承できているというような反応があるのはそのようなカルチャーが多分まだ残っている感じがする委員意見小さい消防本部が一番困っているのは事務的な仕事のこともあるがやはり人員が少ないとことそれが一番大きなネックになっていると思う委員意見懸念事項として機関運用に関する事項も実は規模が大きくなるに従って多くを占めているこれは何か原因が考えられるのかこれは大きな規模になればなるほど考えられるというのは仮説として規模の大きい消防本部の方が最新鋭の機械設備を導入しているからだろうか委員意見エリアの問題である小さい消防本部だと面積は広いかもしれないがその中で自分が受け持たなければならないエリアは大体決まっていると思うところが 1000 人以上の規模の消防本部になるとエリアが広くそれで人事異動がある消火栓や防火水槽も全部覚えなければならない 30 年間機関員一本でやってきたので今さらもう隊員はいいやという感じがありそうすると自分も機関員の知識しかないから残り10 年頑張ろうといって頑張ってくれているところがその人たちが抜けたときに新しい機関員がいるかというと今みたいな事情があり 4

5 なり手がいない機関員がいなくなって心配が増えているのが大きい消防本部にあるというのはこのようなことかと思う委員意見消防職員 320 人の消防本部において 28 人が消防学校に入校したので人が足りない今現場の警防係という部分は予防査察もしたり届け出書類も見たりそれから消防設備の点検もしたり火災原因調査もしたりというように業務がどんどん入ってくる事務量はすごく多いと思う消防学校上がってきた職員に聞くとこんな災害が少なくてこんなに事務が多いとは思わなかったというのが正直なところ委員意見中堅のキャリアアップというのが結構重要中堅というのは要するに人数構成で谷間となっているという話が出てきたがこれは特にこのアンケート等から何か読み取れるのか事務局第 1 回検討会の資料年齢層のグラフにおいて 40 歳ぐらいのところが急激に減少している委員意見 30 歳代の後半ぐらいの人が中心になって若手に教えなければいけないというのであれば教えなければいけないというデータは今日のデータに入ってるわけですところがそのようにやっていると言っているが実はそこの数がかなり少ないので大丈夫なのだろうかということ委員意見そこに来たときに何かもう少し広い範囲の年齢層でやるのかあるいはOBを活用するのか何かその辺は必要かもしれない事務局資料 3の8ページの一番下指導者の問題ということで多分中堅層が指導者になっていくのだと思が一部指導者の養成が間に合わなかったり指導者自体の火災経験の不足実際に指導者が不足しいるということは調査結果としていくつかある委員意見資料 3の4ページ目を見ると消防活動等の知識技術伝承の中心的役割を占めているのは高度な知識技能を持った職員要するに大量退職する職員という意味ではなく 2 番目に来てるということはもう少し中堅どころの職員だということだと思う 5

6 この特に高度なというところの中身は危険予知能力それが35 歳から45 歳くらいの層だということが類推できるのが先ほどどういう人を対象にしたいかという資料 3の3ページ教育の対象は圧倒的に入社 10 年ぐらいまでを対象にしたいわけである教師は多分 35 歳から 45 歳くらいの人になるそれを人口構成比と見比べると大変なことが起こるのではないかという懸念もあるということ委員意見それでは資料 4の2ページ目課題の抽出について基本的に今後はこの辺を重点に委員会でまとめていくことになろうかと思う課題の抽出の1 番目が消防本部が考える問題点長年の経験により培ってきたという部分もう一つがこれは中堅というより新しい方々の技術アップを急がなければならないという新任レベルから一般隊員レベルに上げるどちらかというとこちらもかなりウエイトがあるかと思うそういった意味では先ほどの30 歳 40 歳代のちょうど人員の谷間の部分今後指導者になるわけでこの問題は出てきてないが何らかのことを考える必要があるのかと思う問題点についてはアンケートの結果を見ると基本的には資料 5の技術レベルを上げていくところに起因するようで基本的には我々の委員会のターゲットとしてもこの知識技術伝承これは資料 5のAに限らずBも含めそれから今後の人員構成の動きというあたりも加味して進めていけば良いのかと思うそういった意味ではこのあたりが一番実態的に問題であるというように思う委員意見その全部もやっとした部分何に対しての技術の伝承なのか例えば消火活動と言っても消火活動のどの部分の技術の伝承なのかというのが明確にならないと結局成果物として何か出てこないような気がする委員意見この世の中は組織というのは細っていかざるを得ないとなってくるとなるとやはり技術の伝承を人に頼っていてはいけなくなると思うマニュアル化等できない知識を残していかざるを得ないそうなるとどこかがまとめてその知恵を蓄積していかないといけないいわゆる伝承データベースみたいなものを蓄積する仕組みを根本的につくらないと今 40 歳で途切れて色々な伝承がここで途切れてしまう 6

7 委員意見先ほど委員から消火活動の一部を特定してそれだけを伝承の対象とすれば全国の消防本部では役に立つとあったが小さな消防本部は人員が足りないこれが根本にあるので中間レベルの一般隊員に早く押し上げるということが非常に大切基本的な技術訓練はどこの消防本部でもやっていると思うまた実践的な水利部署してから放水に至るまでの訓練これもどこの消防本部でもやってると思うこれを繰り返し何度もやっていくことによって一般レベルの隊員を増やすまた消防活動資機材の取扱い等をパソコンにシステムとして構築しこれらを活用し早く火災現場に出られる職員をより多く増やすということが小さな消防本部の課題であると思う委員意見資料 5の表で技術レベルの矢印が引かれているがこの矢印には見えない部分があるこの BとAは例えば今日の訓練をレベルアップしていけばこのBがAになるということは可能であるがこのAならAの中にも違う矢印見えない部分があるその見えない部分というのは経験に裏づけられてその現場によってAという技術が変えていけるというような可変性をその中に持っているかどうかそのあたりをベテラン職員は持っておりその方々が一度にたくさん退職してしまうことが問題だと思うその見えない部分をどうにかして伝えられるような仕組みをつくりそれを全国に発信していこうというのがこの委員会の趣旨の一つのように思うが一番難しい部分とも考えられる単に技術だけだと効果的な訓練のやり方を各消防本部に示せばいいわけであり先ほどの知恵の蓄積のようなことの必要性を感じるただ火災現場の活動全体つまり出動してから帰署するまでのすべての活動を対象にすると非常に多い仮にそれを全部を収めて冊子にしたとしても見ただけで意図が伝わるのかなということがあるしかしそれも一つの手段かと思う委員意見小さな消防本部において歴然として違うことは施設がないこと煙や火を使って燃やしたり熱の体験煙の体験ができない委員意見消防本部ごとに消火戦術が違うので取りまとめるときにこれだというような締め方は多分できないと思うその辺は念頭に置いて全国的に統一的なものを出すのであれば取りま 7

8 とめのときに注意しないと違った方向に行ってしまう委員意見知識技術の伝承という部分で基本的には被害の軽減災害の軽減があるもう一つは殉職者を出さないことその2つの点を根本に置いてどこの本部でも考えていると思う委員意見資料 5の矢印の図このB( 一般隊員レベル ) のところに伝承があると思うこのBのところの伝承を即戦力の分というのがあるのでもしかしたらこれは2 段階方式にやると良いのではないかやはり一般隊員のレベル (B 矢印 ) の維持というのは確かに必要だと思う委員意見今の大事なところは危険予知能力だと思うのでヒヤリハットの分析が必要ヒヤリハットをホームページに並べておくのではなくて分析をするともしかするとやはり消防士自身がけがをしたりという比率が増えているかという懸念はある委員意見ぼんやりとした課題ということなのでもう少し明確にしていくという努力をしなければならないデータベース化するような取組みを始めるというところは多少提言しても良いのではないか委員意見技能の伝承をきちんとしておかないととんでもないことになるということを警告するだけでも意味があると思う部下をどの程度育てたかということが重要な評価基準になるような人事システムを入れ人事評価の中にそういうものを入れておくとかきちんと部下が勉強できる機会をどれだけ与えてやったか上司として管理職として評価されるような人事システムを導入し部下のスキルアップのサポートというのが重要な評価基準になるということを組織人事課が非常に大事だと思う意識的に技術技能の伝承を体系的に各消防署の管理の中に組み込んでおく必要があると思う 8

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<4D F736F F D2091E F18FC196688A8893AE939982CC926D8EAF81458B5A8F FB382C98AD682B782E992B28DB88C9F93A289EF8B638E E7C2E646F63> 消防活動等の知識技術伝承に関する調査検討会 ( 第 3 回 ) 議事要旨大量退職への危機感は消防本部の規模が大きくなればなるほど危機感は高い大きな消防本部は自分のところでその検証も必要だが小さい消防本部にどう適用していくのかそれが必要また大きい消防本部はプログラムをいろいろ考えられているにも関わらず危機感が高くうまくいくのだろうかという不安を持っており小さな消防本部と対比的である