共同研究報告書

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はすなこやぎ
4 years ago
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1 ( 様式 4) 二国間交流事業共同研究報告書平成 30 4 月 26 日独立行政法人日本学術振興会理事長殿共同研究代表者所属部局福井大学学術研究院工学系部門工学領域 ( ふりがな ) ひろがきかずまさ職氏名准教授廣垣和正 1. 事業名相手国 ( エジプト ) との共同研究振興会対応機関 ( MOSR ) 2. 研究課題名 ( 和文 ) 二機能性反応分散染料を用いた超臨界染色法の確立による綿布染色の環境負荷低減 ( 英文 )An Eco-approach to Optimize Dyeing of Cellulosic Fabrics with Bifunctional Reactive Disperse Dyes in Supercritical Carbon Dioxide 3. 全採用期間平成 28 5 月 1 日 ~ 平成 30 3 月 31 日 ( 共同研究 : 1 11 ヶ月 ) 4. 経費総額本事業により執行した研究経費総額研究交流経費 ( 直接経費 ):2,950,699 円間接経費 :236,386 円初経費研究交流経費 ( 直接経費 ):787,955 円間接経費 :236,386 円 2 経費研究交流経費 ( 直接経費 ):2,162,744 円間接経費 :0 円 3 経費研究交流経費 ( 直接経費 ): 円間接経費 : 円 5. 研究組織 (1) 日本側参加者 ( 実施期間中の参加者全員 ( 途中から参加 / 不参加となった方も含む )) 途中から参加 / 不参加となった場合は参加期間も記入してください氏名所属職名田畑功福井大学工学部技術長堀照夫福井大学産学官連携本部客員教授佐竹智浩 ( 平成 28 5 月 1 日 ~ 平成 29 3 月 31 日 ) 水野美希 ( 平成 28 5 月 1 日 ~ 平成 29 3 月 31 日 ) 鈴木優美子関口一嗣内村新 ( 平成 29 4 月 1 日 ~ 平成 30 3 月 31 日 ) - 1 -

2 加藤弘樹 ( 平成 29 4 月 1 日 ~ 平成 30 3 月 31 日 ) (2) 相手国側研究代表者所属職名氏名ダミエッタ大学応用芸術学科教授 Tarek Elmaaty Abou (3) 相手国参加者 ( 実施期間中の参加者全員 ( 途中から参加 / 不参加となった方も含む )) 途中から参加 / 不参加となった場合は参加期間も記入してください氏名所属職名 Fathi El-Taweel Eman Abd El-aziz Damietta University Professor Benha University Lecturer Hanangamal Ibrahim Elsisi Damietta University Assistant Lecturer *(1) (3) 共に代表者は除きます - 2 -

3 6. 研究実績概要 ( 全期間を通じた研究の的研究計画の実施状況成果等の概要を簡潔に記載してください ) 本研究は染色性と抗菌性を併せ持つ二機能性反応分散染料を合成し scco 2 中で綿繊維に親和性の高い染料の構造やセルロースと染料を反応させるのに有効な塩基性化合物の構造及び特性を明らかにすることを指して下記 2 点を検討した (1) scco 2 中で綿繊維に親和性の高い二機能性反応分散染料の合成と繊維への吸尽条件の探索 (2) scco 2 中で繊維に吸尽した二機能性反応分散染料のセルロースとの反応条件の探索エジプト側での研究採択が初 10 月まで遅れ研究費の執行開始がその 2 ヶ月後からとなったため研究の始めの段階である反応分散染料群の合成 ( 相手国研究者のグルプが担当 ) 開始が初末まで遅れたこれに伴い染料を用いた上記 (1) (2) に示した染色条件の検討に取り掛かれず合成する染料と同じセルロースに対する反応性基を持つジビニルスルホンをモデル化合物に用いてラボスケールにおける綿の水酸基とビニルスルホン基との反応条件の検討から開始した 25 MPa の scco 2 を染色媒体としたとき塩基にはエチレンジアミンを用いその添加量を 50 mm となる量とし反応温を 120 C とすることが高い反応率が得られる条件であることを見出したこの条件を元にビニルスルホン基を有し抗菌性を有するチアゾールアゾ反応分散染料を始め種々の構造を持つ反応型分散染料を合成し綿布の染色条件の検討および綿布に濃色に染色できる染料の探索を行った染色濃を得るのに CO 2 に対して飽和溶解以下となる 3wt% までの少量の水の添加が有効であるが長時間の染色で退色が生じることから染色時間を 4 h までとする必要があることを明らかにし total K/S( nm の範囲で 10 nm おきに測定した K/S の積算 ) で 100 を超えるような綿布を濃色に染色できる反応分散染料を見出したエジプト側の都合による大幅な研究開始の遅れを取り戻し研究標を達成するため相手国の研究代表者と相談しラボスケールで上記 2 点の検討を進め当初の的を達成できたがスケールアップを検討するための染料の量産が期間内に間に合わず実証試験を終えられなかったこの点において本研究の成果をもとに染色企業からの研究経費の支援を受けて ( 研究ファンドのマッチング企業を通して海外染色企業と研究契約計画を調整中 ) エジプト側代表者と実証試験に関する共同研究を継続して推進し同時に本研究成果の社会への普及を開始する計画である相手国との交流について H28 は日本側からエジプトへ 2 回の渡航およびエジプト側から日本へ 1 回の渡航を計画したがエジプト側での研究採択の遅れまたエジプトの安全性の問題から初は 3/20 ~3/27 に日本側からエジプトへ研究代表者 1 名が 1 回渡航するのみとなった渡航中には相手国研究代表者 Tarek 教授の所属機関である Damietta University を訪問し研究の打ち合わせおよび学生との交流を行ったまた日本側研究代表者が 5th International Conference of Faculty of Applied Arts in Damietta および Workshop on Supercritical fluid in fiber and textile science 2017 において超臨界流体染色に関する招待講演を行い相手国の研究者と交流を行った関連してアルアハラム新聞の取材を受け本研究成果の普及に努めた ( 加えてエジプトの National Research Centre を訪問して副所長と会談すると共に繊維研究部門を視察しセンター所属の研究者との交流を通して本研究成果の普及に努めた H29 は日本側からエジプトへ 1 回エジプト側から日本へ 2 回の渡航を計画したエジプトの安全性の問題から 1/9~1/17 に研究代表者 1 名のみが Damietta University を訪問し研究の打ち合わせを行う共に Damietta 大学長と大学間の協定締結について懇談したまた日本側研究代表者が Federation of Egyptian Industry を訪問し National Campaign of Egypt for Textile Industries Development において超臨界流体染色に関する招待講演を行い相手国の大学公設研究所の研究者および産業界の技術者と交流し本研究成果の普及に努めた一方でエジプト側から研究代表者である Tarek 教授による 7/13~7/23 および 1/18~1/29 の 2 回の訪問があり研究の打ち合わせおよび反応分散染料の合成実験を行った学内での講演や本研究参加者とのセミナーに参加し福井大学の研究者学生と交流を図ったまた超臨界流体染色機の製造技術を持つ染色機メーカー日阪製作所の視察や繊維学会超臨界流体研究委員会の例会への参加を通して日本の研究者技術者と超臨界流体染色の最新情報について意見を交換した - 3 -

4 7. 派遣受入実績 (1) 各研究期間中に相手国または相手国以外の国を訪問した日本側参加者氏名派遣期間主たる訪問 1 先 ( 相手国以外の国における訪問先には下線を引き国名を明記してください委託費から支出した出張のみ記載してくださいただし日本国内出張は除きます ) 氏名所属職名期間 ( 現地到着日 ~ 現地出発日 ) 月 20 日 ~ 月 27 日主たる訪問先 ( 機関名国名 ) Damietta University National Research Centre エジプト小計 1 名 ( 延べ人数 ) 月 26 日 ~7 月 1 日香港理工大学中国 ( 香港 ) 鈴木優美子福井大学大学月 26 日 ~7 月 1 日香港理工大学中国 ( 香港 ) 院工学研究科博士前期課程 2 生月 9 日 ~ 月 Damietta University Federation of 17 日 Egyptian Industry エジプト小計 3 名 ( 延べ人数 ) 合計 4 名 ( 延べ人数 ) - 4 -

5 (2) 各研究期間中に受け入れた相手国参加者氏名来日期間主たる訪問先 ( 振興会から滞在費等の支給を受けた研究者に * 印をつけてください ) 期間氏名所属職名 ( 来日日 ~ 離日日 ) 1 主たる訪問先 ( 機関名 ) 小計 0 名 ( 延べ人数 ) 2 Tarek Elmaaty Abou ダミ月 13 日 ~ 福井大学エッタ大学応用芸術学月 23 日科教授 Tarek Elmaaty Abou ダミ月 18 日 ~ 福井大学エッタ大学応用芸術学月 29 日科教授小計 2 名 ( 延べ人数 ) 3 小計 0 名 ( 延べ人数 ) 合計 2 名 ( 延べ人数 ) - 5 -

(3) 相手国参加者 ( 実施期間中の参加者全員 ( 途中から参加 / 不参加となった方も含む )) 途中から参加 / 不参加となった場合は参加期間も記入してください氏名所属職名 Szilveszter Kovacs Adam Miklosi Marta Gacsi Peter Tamas D

(3) 相手国参加者 ( 実施期間中の参加者全員 ( 途中から参加 / 不参加となった方も含む )) 途中から参加 / 不参加となった場合は参加期間も記入してください氏名所属職名 Szilveszter Kovacs Adam Miklosi Marta Gacsi Peter Tamas D ( 様式 4) 二国間交流事業共同研究報告書平成 29 年 4 月 18 日独立行政法人日本学術振興会理事長殿共同研究代表者所属部局中央大学理工学部 ( ふりがな ) はしもとひでき職氏名教授橋本秀紀 1. 事業名相手国 ( ハンガリー ) との共同研究振興会対応機関 ( HAS ) 2. 研究課題名空間知能化による動物行動学に基づく生活空間におけるコミュニケーションモデルの展