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1 加給年金額の の *. (1) 厚生年 の 年 の 老齢厚生年金の加給年金額は 厚生年金被保 険者期間が原則 240 月以上ある受給権者が受 給権を した当時 ( 受給権発生時に 240 月 未満である場合は その後 時改定により 240 月に到 した時 ) 生計を維持している配 偶者 がいる場合に加算がされる ( 厚生年金 保険法 44 条 ) しばしば 家 当 と表現される加算制 度であるが 特に配偶者加給年金額は 300 以上が受給しているため 1 年金給 にお いて 要な を果たしている (2) の 年金の支給開始年齢は 平成 6 年及び平成 12 年の改正により に 60 歳から 65 歳 と引き上げられつつあり 昭和 36 年 4 月 2 日以降生まれの男性及び昭和 41 年 4 月 2 日以 降生まれの女性 ( 第 2 4 号厚生年金被保険 者期間に わる老齢厚生年金は男性と同じ生年 月日 ) は特別支給の老齢厚生年金は受給でき に上 を設けるな の しが進められてい 65 歳からでないと老齢厚生年金は受給できな くなる って 老齢厚生年金については 平 成 43 年 4 月で を えることになる この 65 歳受給開始世代となると 年金の受 給 加給年金額の意 も わると予 されるため また 昭和 61 年 4 月 1 日に施 行された厚生年金保険法 ( 以 新法 ) が施 * 特定社会保険労務 CFP 定者 skyblue.inouchi@gmail.com 1 厚生労働省 ( 務省 計 )(2016) ( 表 ) 厚生年金保険法 17 加給年金 者 平成 26 年度厚生年金保険 国民年金 業年報 行されてから現在まで 30 年以上が してい るため 加給年金額のあり方について す る時期が来ていると える 昭和 61 年 3 月 31 日以前の旧厚生年金保険 法 ( 以 旧法 ) 時代の配偶者加給年金額の 支給を第 1 期 昭和 61 年 4 月 1 日の新法施行 以降の現在のそれを第 2 期とするなら 将来の 平成 43 年 4 月 1 日以降のその制度は第 3 期で あり 第 3 期の制度の在り方について する ということにな う ( 成 ) 図表 加給年金額の 現在 務省より 高 者の年金給 の受給のあ り方について提 されているが 高 者の老 齢基礎年金の支給 に する も出され 2 ま た 年金等 の 額を一 10 引 き げ 高額の年金の受給者に する同 額 る 3 しかし 老齢基礎年金は全国民共通の基礎年 金制度による給 であると えると 同年金の 支給 の前に 2 部分である老齢厚生年金 の家 当についても改 する必要があるとも えられる 2 務省 ( 2016) 社会保障の給 と 等の しについて 2( 要 ) ( 平成 28 年 10 月 27 日 一 改 進 員会第 15 社会保障 ル 配 ) 3 務省 ( 2017) 平成 30 年度 制改正の大 平成 29 年 12 月 22 日に 定されている 31 31

2 日本年金学会誌 第 37 号 2018 年 4 月 現在 支給開始年齢引き上げの途中であるが 社員 妻は専業主婦という家庭が多い 図表② 4 男女 とも 65 歳 から 老齢厚生年金 を 受給 できる 同年には男女雇用機会均等法も施行され 女性 世代の配偶者加給年金額に焦点を当て 近年の の社会進出も進みつつあったが 依然 夫 会 年金制度の改正を踏まえ 将来の同制度につい 社員 妻 専業主婦の家庭をモデルとして年金 て展望する 制度は作られた な お 平成 31 年 4 月 30 日 を も っ て 平成 図表② 専業主婦世帯と共働き世帯 は終わり 翌 5 月 1 日より新元号となるが 本 論文作成時点では 新元号が定まっていないた め 新元号となる予定の年についても 便宜上 元号を平成で表記することとする 2. 加給年金額の現在 1 旧法から新法への変遷 昭和 61 年 3 月以前 の 旧法時代 は フルタイ ムで勤務する会社員の夫が厚生年金被保険者と なり 当該厚生年金被保険者の妻である専業主 2011 年は岩手県 宮城県及び福島県を除く全国の結果 出典 厚生労働省 平成 29 年版 厚生労働白書 婦が国民年金に任意加入する制度であったと言 旧法の老齢年金及び配偶者加給年金額の受給 える 厚生年金被保険者期間が原則 20 年 240 に 必要 な 厚生年金被保険者期間 が 原則 240 月 月 あれば 60 歳 で 老齢年金 の 受給権 が 発生 以上であることと同じように 新法の配偶者加 し 報酬比例部分と定額部分の老齢年金に併せ 給年金額の加算も受給権者の厚生年金被保険者 て 加給年金額 が 60 歳 から 加算 されることにな 期間 が 原則 240 月以上 あることが 前提条件 で り 新法 と 異 なって 配偶者 の 65 歳以降 も 加算 あるため 旧法時代 の 240 月 という 区切 りが され続けることになっていた 配偶者は国民年 現在に至るまで続いているということになる 金に任意加入であるがため 年金がないことも 生年月日 が 大正 15 年 4 月 2 日以降生 まれの あり 旧法厚生年金保険の老齢年金受給権者の 新法の老齢厚生年金受給権者 厚生年金被保険 年金で 配偶者の生活も保障するものだったと 者期間原則 240 月以上 であれば 加給年金額 言える の 加算 が 開始 されるのは 原則 65 歳 から 特 その 後 昭和 61 年 4 月 の 新法施行 により 別支給の老齢厚生年金の定額部分が支給される 全国民共通 の 基礎年金制度 が 確立 され 同時 場合で 定額部分の受給開始時に生計維持要件 に 国民年金第 3 号被保険者制度 が 創設 された を満たしている場合は 定額部分に合わせて加 その結果 専業主婦の年金受給の権利が確保さ 算が始まる そして 前述のとおり 配偶者が れることとなり 当該専業主婦 も 65 歳 から 老 65 歳 になると つまり 老齢基礎年金 を 受給 齢基礎年金を受給することができるようになっ できるようになると加算の必要はなくなり 加 た 一方 老齢厚生年金受給権者の加給年金額 算が終わる は 65 歳 までとなり その 配偶者 には 65 歳 か 特別支給の老齢厚生年金の支給開始年齢の引 ら国民年金任意未加入期間分を補てんするため き 上 げ 及 び 高年齢者雇用安定法 の 規定 により 振替加算が加算されるようになった 65 歳 まで 就労 する 社会 が 到来 しているが 現 行 の 新法 の 制度 においても 受給権者 が 65 歳 月という区切り 現在は共働き世帯が専業主婦世帯より多いが になって年金の収入でもって生計を立てるとき 新法施行当時 の 昭和 61 年 においては 夫 は 会 4 厚生労働省 2016 平成 28 年版 厚生労働白書 32 32

3 に 現 時代 の収入は にくいため その 年 の配偶者を うための まさに家 当と して加算されると言える ( 図表 ) 図表 の年金 加給年金額加 の 報酬比例部分 定額部分が の厚生年金保 険加入 に じて のために支給される 性 の給 であるのに し 加給年金額はそれ らとは が異なり だけでなく家 のた めの加算であると言える ( ) その配偶者加給年金額は 224,300 ( 平成 30 年度年額 ) で 図表 のとおり受給権者 の生年月日に じて特別加算がされる 昭和 18 年 4 月 2 日以降生まれであれば 合計して 389,800 ( 平成 30 年度年額 ) となる 図表 加給年金額の 加 額 年 年額 受給権者の生年月日特別加算額加給年金額の合計額 昭和 9 年 4 月 2 日 ~ 昭和 15 年 4 月 1 日 33,100 円 257,400 円 昭和 15 年 4 月 2 日 ~ 昭和 16 年 4 月 1 日 66,200 円 290,500 円 昭和 16 年 4 月 2 日 ~ 昭和 17 年 4 月 1 日 99,300 円 323,600 円 か されないか なのである (4) 生 い 加給年金額の加算のためには配偶者が受給権者によって生計を維持されている必要があるが 生計維持の 定については 生計同一要件の 配偶者の収入に する 定要件がある 加給年金額が加算される受給権者が 65 歳に到 した日 加算開始 に該当した日において 配偶者の前年の収入 ( 前年の収入が確定しない場合は前 年の収入 ) が 850 未満 あるいは前年の ( 前年の が確定しない場合は前 年の ) が 未満であれば 収入による 定要件は満たされることとされる 5 その当時 当該収入が 850 以上 当該 が 以上であったとしても おお 5 年以 に 850 未満 あるいは 未満になることが められれば 収入要件は満たされることになるが 850 あるいは という収入 基 で一 の加給年金額が加算されるか うかが まってしまうことになる ( ) 年 の と の 配偶者加給年金額は 加算される受給権者に厚生年金被保険者期間が原則 240 月以上あることが必 要件だが その配偶者も当該被保険者期間が 240 月 ( 原則 ) 以上あって老齢 年金を受けることができるときは支給 となる ( 厚生年金保険法 46 条 6 図表 ) 図表 加給年金額 給 昭和 17 年 4 月 2 日 ~ 昭和 18 年 4 月 1 日 132,300 円 356,600 円 昭和 18 年 4 月 2 日以後 165,500 円 389,800 円 受給 期間さえ満たせば 定額部分が被保険者期間に じて支給され 報酬比例部分が被保険者期間 報酬月額 報酬額 ( 言い えると 保険 の額 ) に じて支給されるが 加給年金額は 240 月という区切りで図表 のとおりの まった額が加算される 厚生年 法 年 法 成 5 厚生労働省 ( 2011) 生計維持 等の 定基 及び 定の いについて ( 平成 23 年 3 月 23 日年発 0323 第 1 号 )( 日本年金機 あて厚生労働省年金 通 ) 33 33

4 日本年金学会誌第 37 号 (2018 年 4 月 ) つまり く夫婦共働きである世帯では 配 偶者が一定の老齢の年金を受給できることから 支給 がされることとなる ただし 例 として 配偶者の老齢厚生年金 が在 老齢年金制度の み等により全額支給 になっている場合は 受給権者に加給年金 額が加算される ( 図表 ) 図表 給 図表 のように 配偶者の年金が 1 も支給 されない場合は 受給権者には加給年金額の全 てが加算されることになるが 一方で 配偶者 は就労が であり 在 老齢年金で全額 になる の給 による収入を ることができ ることとなっている. 年の の (1) 厚生年 の 平成 28 年 10 月より特定 用 業 に勤務 する一定の 時間労働者も厚生年金保険に加 入することになった 6 用が 大された結果 権者も 場することになるであ うし 25 年 厚生年金保険に加入する被保険者も えると えられる しかし 近年 正規雇用も 加しつつある中 時間労働者に 用が 大されるということは 厚生年金保険はフルタイム あるいはそれに近い労働時間で勤務の者が加入する制度という意 合いが れていく その結果 ない 報酬月額の被保険者も 加するこ より 5 年 ない 20 年の受給 期間のみで加給年金額も めた支給 額が ない受給権者が出てくることにもなる 65 歳未満の老齢年金 ( 老齢厚生年金 共 年金を ) 受給者の平均受給額は男性が 女性が 47.4 であり 一方 65 歳以降の老齢年金 ( 老齢厚生年金 共 年金を ) 受給者の平均受給額は 男性 6 平成 29 年 4 月より 労 の合意があれば 特定 用 業 以 の当該 時間労働者もその となることとなった は とん の年齢 で 200 以上 女性は 100 から 150 度となっている 8 この 7 厚生労働省 ( 務省 計 )(2017) 労働 ( 計 ) 平成 28 年 ( 2016 年 ) 平均 ( 報 ) 結果 とにもなりうる そして 平均 報酬額が ないまま厚生年金被保険者期間が 240 月以上になる受給権者も えることになり その中で 389,800 ( 平成 30 年度 ) が加算されうる 加給年金額が受給する年金の中に める 合が大きくなるが に加給年金額の となる配偶者が 240 月に到 した老齢 年金受給者の場合 前述の支給 の みにより 加給年金額が支給 されることになる ただし 本 で する 特別支給の老齢厚生年金が支給され 65 歳から老齢厚生年金を受給する世代は 240 月以上の厚生年金被保険者期間がある配偶者が の老齢基礎年金 老齢厚生年金を 上げ受給でもしない りは年の 分が加算されることになる (2) 年 10 年への 平成 29 年 8 月より 老齢基礎年金の受給 期間は 10 年 (120 月 ) と された 加給年金額は 240 月の厚生年金被保険者期間が必要であるのに し 加給年金額を いた老齢厚生年金は 120 月の受給 期間及びその中で必要な厚生年金被保険者期間を満たせば 受給できることになったのである 年金者は るが 一方で 年金者は 加すると言われている 300 月の受給 期間がなくても受給できることになるため 加給年金額加算に必要な 240 月以上で 300 月未満の受給 厚生労働省 ( 務省 計 )(2012) 年金制度基礎 ( 老齢年金受給者 ) 平成 24 年

5 平均額は 受給 期間が 10 年に される婦のう の年上の受給権者に加算し 年 の配と がることも こりうるし 年金者 の偶者が 65 歳となり 老齢基礎年金 老齢厚生加給年金額は大きな意 を持つ 年金が受給できるようになるまで加算する に生計維持 定の収入要件だが 受給権者. 加給年金額の の 65 歳時点での前年ないし前 年の収入 加 (1) 年 の 給年金額を いた 65 歳以降の受給年金額 そ前述のとおり 将来世代は配偶者が厚生年金の時点での配偶者の収入 平均 報酬額 被保険者期間 240 月以上でも 65 歳にならない 65 歳以降の年金 み額を元に 定し そのと老齢厚生年金を受給できないため 配偶者が金額により加算額を める そして 加算開始年 であれば年の 分の加給年金額が加算され 後は年度 とに夫婦の収入等に じて加算額を当該配偶者は 65 歳になると老齢基礎年金を 改定する ( 図表 ) めた年金を受給することになる 図表 加給年金額の 給の 第 で述 た近年の制度改正の結果も踏まえると 老齢厚生年金 老齢基礎年金の受給額は でますます大きく異なると予 される 現行制度上の 240 月の区切り 65 歳当時あるいは加算開始 該当時の配偶者の年収 要件 一 の加給年金額では 大給 給 が発生しうる 業が く 厚生年金被保険者期間が い場合 老齢基礎年金と老齢厚生年金の合計額も なくなるが 現行制度では 240 月以上の要件を満たしていないと家 当はそもそも 0 ( 成 ) であり 生活の保障ができないことにも がる 収入 に じた な支給 は 基また 業者が国民年金第 1 号被保険者期間 額 額こそ異なるが 保険 がない中に年金を 額させるためには 加年金 国 20 歳前 に基 く障 基礎年金にも制度 民年金基金等の加入があるが 別途 保険 されている 厚生年金保険の加入期間 保険 金を しなければならないため 業者は報酬比例部分に されるためのものであり の が くなる このままでは 被保険者加給年金額そのもの の保険 がないと 別間の 平の も生じることとな う えた場合 年の加給年金額 の収入 に (2) 年 よる支給 についても合 性はあると えらでは 男性女性とも 65 歳から老齢厚生年金れる を受給する世代の 平成 43 年 4 月以降の加給 ( ) 年金額の支給についての を述 る 生計維持の 定に する 生計同一要件につま この将来の配偶者加給年金額についていては 現行のままとしながら 受給額 年金は厚生年金被保険者期間 240 月という要件を収入に じて に 平成 30 年度の額で言 する 家庭 就労も わりつつあり また うとこ の 389,800 0 で加算額を める厚生年金保険 の加入要件も わりつつあり ことになる 240 月という区切り方も意 をなさなくなって 65 歳を えた年上の受給権者が 報酬きている 240 月あるか うかに なく 夫月額が高額 例えば 50 以上で在 してい 35 35

6 日本年金学会誌第 37 号 (2018 年 4 月 ) るにもかかわら 在 老齢年金制度による老 齢厚生年金の報酬比例部分が全額 でない場 合で かつ 年 の配偶者の年収が 850 未満 例えば 800 の場合 現行制度上は 加給年金額が加算されてしまうことになる 高 者の年金について支給 をするというな らば 世帯 で て このような家 当の 加算の必要性が い場合に 家 当から支給 を行う うが いと言える (4) い 平成 43 年以降 いわ る 世代 ( 昭和 年生まれ ) が 60 歳を えよう としている この世代は就 期と その結 果としての 正規雇用を している者も多い と えられる 一方で 厚生年金 用 大もあっ て 正規雇用であっても厚生年金被保険者と なっていることも多く 結果 240 月以上の被 保険者期間を することになる者も多くなるで あ う しかし していて 夫婦それ れで厚生 年金被保険者期間が 240 月ある場合 現行制 度上のままでは 年 の配偶者が 上げ受給す ると 受給権者に加算されていた加給年金額は 支給 になってしまう ( 図表 ) たとえ 配偶者の平均 報酬額が なく その結果として老齢厚生年金の額が なくても ながら な収入に じた支給 の額 また その の収入の ない家計 であって も 年額で て 389,800 という一 の額が支 給 となるのである 図表 現 給 加給年金額の 給 しかし 前述の 240 月の区切りによる支給 制度を すれば 当該配偶者が 65 歳に なるまで加給年金額は加算することができる ( ) の の 用に しては 号法に基 く イ 制度の活用で収入 の も となると えられる な が生じうる であ うが 被保険者 受給権者に する な年金記 についての 民基本 との が現 行えているため 収入 の も であると えられる 以上 家 のための 当という で 用す るならば 定額ではなく 年金を めた収入 に じた加算 加算を 定し は改定 を行い に制度を 用する必要があると言 える 受給権者あるいはその配偶者としても 受給 権者の加給年金額の加算 を元に 配偶者の の 65 歳以降の年金受給及び 後の家計に ついて計 することも とな う. の 240 月という区切りと定額支給の現 を な がら 将来の第 3 期の配偶者加給年金額のあり 方について展望してみた 10 年以上 の将来について論じてみたわけ だが 後の社会 年金制度の改正を も めて引き続き したいと える 年 金制度に する改正としては 年金生活者支 給 金が支給される予定となっているが それ も踏まえて 後 論じてみる必要もあるだ う また は配偶者加給年金額の制度の 続 を前提に論じたが 者が え にあり 9 この が続くようであれば そもそ も配偶者の で支給 支給が まることに ついての 平 も生じるため 当該制度その ものの から 論する必要もある 配偶者ではなく に する加給年金額は 9 国立社会保障 表 性別 50 歳時の未 合 ( 生 未 ) 配偶 合 別 合および 別 合 年 計 (2017 改 版 ) 36 36

7 となる が一定の障 にない りは 18 歳年度 まで加算される 者の 給 の でも述 たが 大学等 の進学 が上 しつつある 高 業時点では は 立していないこともある 10 配偶者に する加給年金額だけでなく 就学 家計の に じた の加給年金額の加算についても 後 する必要があると える [11] 男女共同 (2015) 男女共同 白書平成 27 年版 h27/zentai/index.html [1] (2017) 中高齢 婦加算に する 日本年金学会 日本年金学会誌第 36 号 [2] と年金出版社 (2016) 2016 年版 年金給 の [3] 厚生労働省 (2017) 平成 29 年版厚生労働白書 pdf [4] 厚生労働省 ( 務省 計 )(2012) 年金制度基礎 ( 老齢年金受給者 ) 平成 24 年 do?_togl _&listid= &requ estsender=estat [5] 厚生労働省 ( 務省 計 )(2016) 平成 26 年度厚生年金保険 国民年金 業年報 do?_togl _&listid= &reque stsender=estat [6] 厚生労働省 (2011) 生計維持 等の 定基 及び 定の いについて ( 平成 23 年 3 月 23 日年発 0323 第 1 号 )( 日本年金機 あて厚生労働省年金 通 ) [7] 厚生労働省 ( 務省 計 )(2017) 労働 ( 計 ) 平成 28 年 (2016 年 ) 平均 ( 報 ) 結果 pdf/index1.pdf [8] 国立社会保障 表 性別 50 歳時の未 合 ( 生 未 ) 配偶 合 別 合および 別 合 年 計 (2017 改 版 ) [9] 務省 (2016) 社会保障の給 と 等の しについて2( 要 ) ( 平成 28 年 10 月 27 日 一 改 進 員会第 15 社会保障 ル 配 ) reform/wg1/281027/shiryou5-1.pdf [10] 務省 (2017) 平成 30 年度 制改正の大 fy2018/ taikou.pdf 10 ( 2017) 中高齢 婦加算に する 日本年金学会 日本年金学会誌第 36 号 37 37

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表 2 イ特別支給の老齢厚生年金老齢厚生年金は本来 65 歳から支給されるものです しかし 一定の要件を満たせば 65 歳未満でも 特別支給の老齢厚生年金 を受けることができます 支給要件 a 組合員期間が1 年以上あること b 組合員期間等が25 年以上あること (P.23の表 1 参照 ) c 3 老齢給付 (1) 老齢厚生 ( 退職共済 ) 年金 ( 以下 老齢厚生年金 ) 老齢厚生年金は 組合員が退職した場合に安定した生活を送るため 支給される給付です ( そのうち一定の要件を満たした方が 6064 歳で受給できるものを特別支給の老齢厚生年金といい 施行日以降も一般厚年被保険者 ( 民間会社等の厚生年金 ) の女性の支給開始年齢とは異なります ) ア本来支給の老齢厚生年金本来 年金は65

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