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1 2. 技術開発 1) 構造耐力性能試験 大規模木造の要素技術として 接合部では高倍率の柱脚部の引き寄せ金物 梁受け金物 ( 柱と梁 梁と梁 ) の性能を確認した 耐力壁では構造用面材の種類 釘の狭い打ちつけ間隔 あるいは釘の長さなど複数の仕様の試験体の試験により高倍率の面材耐力壁の仕様 性能を示した

2 プラットフォーム事業 ( 要素試験 ) 報告書 目次 1 要素試験の目的 1 2 試験体の概要 接合部試験 試験体の種類 試験体の仕様および試験体図 2.2 面材耐力壁試験 試験体の種類 試験体の仕様 2.2. 試験体図および試験体 12 試験の概要および結果 1.1 接合部試験.1.1 柱脚用引き寄せ金物 ( ホールダウン金物 HD 金物 ).1.2 梁受け金物 ( 柱 梁 ) 梁受け金物 ( 梁 梁 ) 21.2 面材耐力壁試験 24 < 資料 > 釘の破壊形式 7

3 1 要素試験の目的 我が国では 戦後 造林された人工林が資源として利用可能な時期を迎え 国内の木材需要に耐えうる蓄積量にまで達している しかし一方で 木材価格の下落等の影響などにより 林業就業者不足および高齢化など 森林の手入れが十分に行われにくい環境に陥っている そのため 森林の多面的機能の低下が懸念され 国土保全の観点からも課題を抱えている この状況を克服するには 計画的に木の量を使うことにより 森を育て 林業の経営的な基盤再生を図ること求められている こういった背景を受けて 公共建築物等における木材の利用の促進に関する法律 が平成 22 年 月に公布された これは 現在 木造率が低く ( 平成 2 年度 7.% 床面積ベース ) 今後の需要が期待できる公共建築物への木材利用に国が取り組む方針を示すことによって 地方公共団体や民間事業者にも主体的な取組を促すことを狙っている 一方で 公共建築物等となると比較的大規模木造の傾向となる これらは 一般には個別設計により接合部や耐震要素が検討されて設計が行われている 基本的な接合部や耐震要素があらかじめ用意されることは 設計の合理化が図れると共に その仕様を参照して新たな要素技術の開発へのアプローチが容易に行え 今後の大規模木造の建設の促進に資するものとなる 本事業の目的は まさに大規模木造の接合部および耐震要素 ( 耐力壁 ) の基本的な仕様を示し それらの性能を明示することにより これからの大規模木造の要素技術として実際に活用を促していこうというものである また 基礎的な仕様であることから 企業あるいは資材メーカーにとっては製品開発の基礎データとして活用できるものとなり 木造技術の多様性への弾みとなることを期待している 今年度は初年度の取り組みとして 接合部では高倍率の柱脚部の引き寄せ金物 梁受け金物 ( 柱と梁 梁と梁 ) の性能を確認した 耐力壁では構造用面材の種類 釘の狭い打ちつけ間隔 あるいは釘の長さなど複数の仕様の試験体の試験により高倍率の面材耐力壁の仕様 性能を示した なお 各性能試験は以下試験場にて行った 試験項目 試験方法 試験場 接合金物 引張試験, せん断試験 ( 財 ) 建材試験センター 面材耐力壁 面内せん断試験 ( 財 ) 日本住宅 木材技術センター ( 柱脚固定方式 ) ハウスプラス確認検査株式会社 1

4 2 試験体の概要 2.1 接合部試験 試験体の種類 接合部は以下の 種類の試験を ( 財 ) 建材試験センターにて行った (1) 柱脚用引き寄せ金物 ( ホールダウン金物 HD 金物 ) 符号 :HD 柱脚に生じる大きな引き抜き力に耐える仕様として 従来の住宅用の金物と取り 付け方式は同様に 柱側面にボルトにより固定する標準的な形式のものとした 鋼 板厚さや止め付けボルト径および本数などは住宅用のものと比較すればオーダーを アップし製作金物として試作した また HD 金物を引き寄せるアンカーボルトには ハイテンションボルトを用いた あくまでも構造試験用であることからメッキ等の表面処理は行わない 以下金物も 同様 (2) 梁受け金物 ( 柱 梁 ) 符号 :BC 現在では木造金物工法で一般的に見られる形状である鋼板折り曲げによるブラケット方式の金物形状とした BC は主に柱に横架材 ( 大梁あるいは胴差 ) を取り付けることを想定している 柱および梁は建築物の規模により 設計段階ではその断面が検討されるものであるが ここでは梁受け金物の形状に相応する集成材の断面とした 概ね同等以上の材断面であれば納まり等の検討は必要となるが この金物の構造上の性能は期待できると考えられる () 梁受け金物 ( 梁 梁 ) 符号 :BB BC と同類で小型の梁受け金物の形状とし 横架材同士 ( 大梁に小梁 ) を取り付け る金物を想定している 試験体の仕様および試験体図 (1) 柱脚用引き寄せ金物 ( ホールダウン金物 HD 金物 ) 金物軸部材 部品名仕様数 HD 金物板厚 mm JIS G 11 SPHC 表面処理なし 1 アンカーボルトハイテンションホ ルト (M2) JIS G 47 SNB7 表面処理なし 1 六角ナット M2 用 JIS G 41 S4C 表面処理なし 1 専用座金 φ mm厚さ mm JIS G 11 SPHC 表面処理なし 1 六角ボルト 柱 M1 長さ :24 mm JIS G 71 SWRCHR 電気亜鉛めっき処理 六角ナット M1 用 JIS G 71 SWRCHR 電気亜鉛めっき処理 角座金 W. 4 mm JIS G 11 SPHC 電気亜鉛めっき処理 同一等級構成構造用集成材 EF4 樹種 : オウシュウアカマツ積層数 :7 寸法 :2 2 mm 1 2

5 試験体数 :7 体 ( 単調加力用 1 体 + 性能試験用 体 ) 予備 1 体 計 8 体 S:/1 S:1/ 図 1 HD 金物図試験体図 S:1/ S:1/2 写真 1 HD 金物構成部品

6 (2) 梁受け金物 ( 柱 梁 ) 符号 :BC 金 物 軸 部 材 部品名仕様数 梁受け金物 六角ボルト 板厚 4. mm 18 8 mm JIS G 11 SPHC 表面処理なし M1 長さ :24 mm JIS G 71 SWRCHR 電気亜鉛めっき処理 六角ナット M1 用 JIS G 71 SWRCHR 電気亜鉛めっき処理 8 角座金 W. 4 mm JIS G 11 SPHC 電気亜鉛めっき処理 8 シャープレート φ 深さ mm, 板厚 1.2 mm JIS G 11 SPHC 電気亜鉛めっき処理 ( 黒色クロメート ) ドリフトピン φ12 14 mm GB/T 7128 Q2 1 柱 梁 ( 加力梁 ) 同一等級構成構造用集成材 EF4 樹種 : オウシュウアカマツ積層数 :7 寸法 :2 2 mm 対称異等級構成構造用集成材 EF 樹種 : オウシュウアカマツ積層数 :2 寸法 :1 mm 試験体数 :7 体 ( 単調加力用 1 体 + 性能試験用 体 ) 予備 1 体 計 8 体 S:1/ 図 2 梁受け金物図 (BC) 写真 2 梁受け金物 (BC) の構成部品 4

7 S:1/2 S:1/ 図 梁受け金物 (BC) 試験体図 () 梁受け金物 ( 梁 梁 ) 符号 :BB 金 物 軸 部 材 部品名仕様数 梁受け金物 六角ボルト 板厚 4. mm 18 4 mm JIS G 11 SPHC 表面処理なし M1 長さ :24 mm JIS G 71 SWRCHR 電気亜鉛めっき処理 六角ナット M1 用 JIS G 71 SWRCHR 電気亜鉛めっき処理 角座金 W. 4 mm JIS G 11 SPHC 電気亜鉛めっき処理 シャープレート φ 深さ mm, 板厚 1.2 mm JIS G 11 SPHC 電気亜鉛めっき処理 ( 黒色クロメート ) ドリフトピン φ12 14 mm GB/T 7128 Q2 11 小梁 ( 加力梁 ) 大梁 ( 支持梁 ) 対称異等級構成構造用集成材 EF 樹種 : オウシュウアカマツ積層数 :1 寸法 :1 4 mm 対称異等級構成構造用集成材 EF 樹種 : オウシュウアカマツ積層数 :2 寸法 :1 mm 試験体数 :7 体 ( 単調加力用 1 体 + 性能試験用 体 ) 予備 1 体 計 8 体 1 1 2

8 S:1/ 図 4 梁受け金物図 (BB) 写真 梁受け金物 (BB) の構成部品 S:1/ S:1/2 図 梁受け金物 (BB) 試験体図

9 2.1. 試験体の品質の確認 集成材の JAS 表示左 : 柱右 : 横架材 治具を用いた穴あけ作業 スリットと梁受け金物 柱への HD 金物の取り付け 写真 4 試験体の概要 シアープレートと梁受け金物 7

10 2.2 面材耐力壁試験 試験体の種類 面材は一般に流通している構造用合板 構造用パネル (OSB) を使い CN 釘の種類お よび留め付け間隔 面材の張り付け位置を片面および両面による組み合わせによって 本 年度は以下 8 種類の試験体の性能を確認する なお 試験体の名称が試験段階によって不統一であることから 以下に統一する 面材耐力壁の名称 : ( 面材の種類 ) ( 面材の厚さ )( 面材の取り付け位置 )( 釘の種類 )( 釘の間隔 ) 面材の種類 合板 : 構造用合板,OSB: 構造用パネル 面材の厚さ 単位mm 面材の取り付け位置 片 : 片面張り, 両 : 両面張り 釘の種類 CN 釘 CN,CN 釘の間隔 単位mm 試験体名 試験時の符号 ( 試験成績書上の符号 ) 実施試験場 1 合板 12 片 CN7 KS7(HP11ST) ハウス 2 合板 12 片 CN KS( 依 2221) 住木 合板 12 片 CN KS CN(HP11ST) ハウス 4 合板 12 両 CN7 KW7( 依 22217) 合板 12 両 CN KW( 依 22218) 住木 合板 12 両 CN KW CN(HP11ST9) 7 OSB 9 片 CN7 OSB7(HP11ST4) ハウス 8 OSB 9 片 CN OSB(HP11ST) 試験場住木 :( 財 ) 日本住宅 木材技術センター ハウス : ハウスプラス確認検査株式会社 試験体の仕様 耐力壁の軸組み材の仕様 ( 全試験体共通 ) 部位 仕様 断面寸法 柱 土台 継手間柱 オウシュウアカマツ集成材 (EF) 対称異等級集成材 (4 層 ) mm 桁 オウシュウアカマツ集成材 (EF) 対称異等級集成材 ( 層 ) mm 間柱 オウシュウアカマツ集成材 ( 柱同等品 ) 12 mm 8

11 面材仕様および工法等試験体名 面材 厚さ 面材試験工法位置体数 1 合板 12 片 CN7 構造用合板 ( 針葉樹合板 ) 片面 CN,@7 2 合板 12 片 CN 樹種 : ダグラスファ CN,@ 合板 12 片 CN 特類 1 級 積層数 CN,@ 4 合板 12 両 CN7 面材 :CD 両面 CN,@7 合板 12 両 CN 曲げ :EF19 CN,@ 合板 12 両 CN 厚さ 12 mm CN,@ 7 OSB 9 片 CN7 構造パネル (OSB) 片面 CN,@7 8 OSB 9 片 CN JAS 規格 4 級厚さ 9 mm CN,@ 告示 1 号に構造用合板仕様の面材耐力壁ではその厚さを 7. mm以上などの規定がある 高倍率の耐力壁をであるときに面材に厚さがあることは パンチングアウトや面材が引き裂かれるなどに抗する構造耐力上の有効な要素となる 面材は 流通上で一般に入手可能であることと 通常の建設現場で用いられている規格の範囲内で決定した 構造用合板にあっては 12mm とした 構造用パネルにあっても同等厚さを想定したが 現段階の流通上では 9mm 厚さが一般性が高いためそれを用いた 面材の張り付けは 1P に1 枚物 ( メートル版 など ) を利用し 水平方向には継ぎ手を設けない 釘打ちにあっては 釘打ち機の使用は可とするが 空気圧を調整し 釘頭が面材に極端にめり込むことが無いように指示した 構造用合板 集成材の JAS 表示左 : 柱右 : 横架材 写真 試験体の品質表示 構造用パネル (OSB) 9

12 面内せん断試験は柱脚固定方式で行うことから 柱脚 柱頭の仕口が先行破壊しないよ うに HD 金物は耐力壁の想定耐力に応じたものとすることを試験場と協議し 下表のよ うに試験体の種類ごとにその仕様を決定した 壁仕様と HD 金物組み合わせリスト 試験体名 柱脚想定必要耐力金物仕様 1 合板 12 片 CN7 KN HDB2+HDB1 2 合板 12 片 CN KN HDB2 2 合板 12 片 CN 7KN SA1 2 (*1) 4 合板 12 両 CN7 7KN SA1 2 合板 12 両 CN KN KN 2 (*2) 合板 12 両 CN 14KN 7KN 2 (*) 7 OSB 9 片 CN7 KN HDB2+HDB1 8 OSB 9 片 CN KN HDB2 2 柱頭想定必要耐力金物仕様 2KN HDB2 KN HDB2+HDB1 4KN HDB2 2 4KN HDB2 2 7KN SA1 2 KN( 8KN ) KN 2 (*2 ) 2KN HDB2 KN HDB2+HDB1 HD 金物について基準耐力 2KN までは既成 HD 金物の Z マーク表示金物 HDB タイプ (M12 ボルト止め方式 ) を使用し 必要に応じた組み合わせとした 最大で KN 以下まではこの仕様による KN 以上となる場合には 市場に流通している HD 金物の基準耐力により選択し使用した ただし 市場流通品で 12 mm幅の柱との納まりに適うものが存在しないため 本事業で試作し試験した HD 金物を用いた 以下に示す (*1) タナカビス止めホールダウン UKN( 短期許容耐力 9.KN) は ビス TBAD ( 長さ mm )1 本で柱両面止めとするのため一方のビス位置をビス間隔高さで 1/2(2 mm ) ずらし 柱内部で干渉しないように注意した アンカーボルトは M1 (*2) 山菱工業株式会社ホールダウン金物 YHDBKN( 短期許容耐力 8.4KN) 2 個使いとし M1 ボルト にて柱両面止めとした アンカーボルトは M2 (*) 特注ホールダウン金物本事業にて試作した HD 金物を使用する M1 ボルト ( 穴のうち 柱の割裂への危惧から 本と本数を低減 必要耐力は得られるものと想定 ) アンカーボルトは M2( ハイテンションボルト )

13 HDB タイプ タナカ UKN 柱頭部への取り付け 柱脚部への取り付け 山菱工業株式会社 YHDBKN 特注ホールダウン金物 柱脚部への取り付け 写真 各 HD 金物の取り付け 柱脚部への取り付け 写真 7 耐力壁軸部材の組立 11

14 2.2. 試験体図および試験体 片面張り 両面張りの場合も裏面は同仕様とする 面材の仕様に応じた HD 金物の取り付けとする 図 タイプ 12

15 CN あるいは 片面張り 両面張りの場合も裏面は同仕様とする 面材の仕様に応じた HD 金物の取り付けとする 図 7 タイプ 1

16 写真 8 構造用合板による耐力壁 写真 9 構造用パネル (OSB) による耐力壁 14

17 試験の概要および結果.1 接合部試験.1.1 柱脚用引き寄せ金物 ( ホールダウン金物 HD 金物 ) (1) 試験方法 木造軸組工法住宅の許容応力度設計 (28 年度版 )( 企画編集 発行 :( 財 ) 日本住宅 木 材技術センター ) の 章 試験方法と評価方法 による柱頭 柱脚接合部の引張試験 ( ア ンカー型 ) に従って行った 図 1 試験方法 写真 1 試験実施の様子 (2) 試験結果 図 2 HD 金物荷重 変形曲線 1

18 () 破壊性状主に 2kN を超えたあたりで M2 のアンカーボルトの破断による破壊の傾向が見られた また ボルトのねじ山が壊れ抜け出してしまった試験体も 1 体あり 耐力はアンカーボルトの性能で決まった 柱に留め付け用の M1 ボルトには若干の変形が見受けられたが 概ね健全な状態であった 集成材柱のボルト穴にもボルトによるめり込みが若干見られたが 割裂などにつながる損傷にはまだ至る段階ではなく ほぼ健全な状態であった 金物本体にあってもアンカーボルトを受ける座の部分に変形が残っている程度でまだ余力を残している アンカーボルトの破断 アンカーボルト破断丸座金にめり込み跡 アンカーボルト受け座部分の変形 試験後のアンカーボルトの伸び 留め付けボルトの状況 写真 2 HD 金物の試験後の状況 ボルト穴に若干のめり込みが見られる 1

19 試験体 シリーズ名 No. HD HD 1 HD 2 HD HD 4 HD HD 試験体数 (N) 平均値 (Av) 最大値 (Mx) 最小値 (Min) 変動係数 (CV) 9% 上限値 % 下限値 9% 下限値 /4Av 1 Py (kn) /Pmx (kn) min(1,2) (kn) (4) 試験データ δy δ(2/pmx) δ() δv Pu δu K 破壊形式 特記 (mm) (mm) (mm) (mm) (kn) (kn) (kn/mm) アンカーボルトの破断 アンカーボルトねじ山の破壊 アンカーボルトの破断 アンカーボルトの破断 アンカーボルトの破断 アンカーボルトの破断 アンカーボルトの破断 最も多い破壊形式 アンカーボルトの破断 * 7.8 * 7.22 * 7.22 * *.4 *.19 * 変位に関してはばらつきが大きく *. *.98 *. * * * 27.4 統計処理後の値をそのまま設計に *.8 *.2 *.8 * * 2.88 * 2.1 用いることは適当でないが 参考の * 4. * 4.9 * 4. * * 21.1 * 21.8 ために記載した 試験体 1 シリーズ名 No. 特定変位 (mm) 時の荷重 (kn) HD HD HD HD HD HD HD 試験体数 (N) 平均値 (Av) 最大値 (Mx) 最小値 (Min) 変動係数 (CV) % 上限値 % 下限値 % 下限値 /4Av (~mm) (~mm) % 上限値 % 下限値 荷重 (kn) 荷重 (kn) 変位 (mm) 変位 (mm)

20 .1.2 梁受け金物 ( 柱 梁 ) (1) 試験方法木造軸組工法住宅の許容応力度設計 (28 年度版 )( 企画編集 発行 :( 財 ) 日本住宅 木材技術センター ) の 章 試験方法と評価方法 による横架材端接合部のせん断試験 ( 柱 梁型 ) に従って行った 梁に埋め込まれた梁受け金物に 加圧板 ( 幅 4 mm ) による加力の影響がでないように梁受け金物の先端の離れは mmを確保した 図 試験方法 写真 試験実施の様子 (2) 試験結果 図 4 梁受け金物 (BC) 荷重 変形曲線 18

21 () 破壊性状単調加力試験を含めた試験体 7 体中 体が柱の割裂による破壊となった シアープレート ( 既製品 ) の効果はあったように見られるが 試験体の大きさとの比率からすると変形制御の効果のためにはプレートの大きさ 肉厚等の検討により性能アップが期待できる また 2 体は加力部近傍で梁が圧壊した 加圧部の面積に対して 2kN 超の荷重がかかるために加圧部のめり込み量が大きく 今後このような高強度の接合方法のせん断試験の場合には試験方法についての検討が必要であろう 柱の割裂を上から見る 柱の割裂シアープレートの効果は見られた 加力中の圧壊の様子 加除後の圧壊の状態 金物固定ボルトの先端に曲げ変形 金物それ自体にはまだ十分余力がある 写真 4 梁受け金物 (BC) の試験後の状況 19

22 (4) 試験データ 試験体 シリーズ名 No. BC BC 1 BC 2 BC BC 試験体数 (N) 平均値 (Av) 最大値 (Mx) 最小値 (Min) 変動係数 (CV) 9% 上限値 % 下限値 9% 下限値 1 Py (kn) /4Av /Pmx (kn) min(1,2) (kn) δy (mm) δ(2/pmx) (mm) δ() (mm) 7 δv (mm) Pu (kn) 柱の割裂破壊 柱の割裂破壊 柱の割裂破壊 柱の割裂破壊 最も多い破壊形式柱の割裂破壊 *.8 *.74 *.74 * * 2.47 * 9.27 * 変位に関してはばらつきが大きく *.4 *.8 *.4 * * 14.1 *.9 統計処理後の値をそのまま設計に * 1.4 * 1. * 1.4 * *.4 * 19.8 用いることは適当でないが 参考の *.1 *.1 *.1 * * * 29.7 ために記載した 9 δu (mm) K (kn/mm) 破壊形式 柱の割裂破壊 12 特記 試験体 1 シリーズ名 No. 特定変位 (mm) 時の荷重 (kn) BC BC BC BC BC 試験体数 (N) 平均値 (Av) 最大値 (Mx) 最小値 (Min) 変動係数 (CV) % 上限値 % 下限値 % 下限値 /4Av (~mm) (~mm) 荷重 (kn) 2 1 9% 上限値 9% 下限値系列 荷重 (kn) 変位 (mm) 変位 (mm) 2

23 .1. 梁受け金物 ( 梁 梁 ) (1) 試験方法木造軸組工法住宅の許容応力度設計 (28 年度版 )( 企画編集 発行 :( 財 ) 日本住宅 木材技術センター ) の 章 試験方法と評価方法 による横架材端接合部のせん断試験 ( 梁 梁型 ) に従って行った 梁に埋め込まれた梁受け金物に 加圧板 ( 幅 4 mm ) による加力の影響がでないように梁受け金物の先端の離れは mmを確保した 図 試験方法 写真 試験実施の様子 (2) 試験結果 図 梁受け金物 (BB) 荷重 変形曲線 21

24 () 破壊性状加力梁部分で大きなめり込みを生じたのは BC と同様であるが 加力梁端部の割裂を終局状態の破壊と見なした 金物本体には留め付けボルト穴付近に若干の変形が見られた シアープレート ( 既製品 ) な変形およびボルト穴の広がりが見られた 加力梁端部の割裂 加力部分の大きなめり込み状況 金物本体のボルト穴のわずかな変形 留め付けボルト ドリフトピンの変形 シアープレートの変形の状況 木部の穴にめり込み変形等はあまり見られな い ボルト穴が下に向かって広がっている 写真 梁受け金物 (BB) の試験後の状況 22

25 (4) 試験データ 試験体 シリーズ名 No. BB BB 1 BB 2 BB BB 4 BB BB 試験体数 (N) 平均値 (Av) 最大値 (Mx) 最小値 (Min) 変動係数 (CV) 9% 上限値 % 下限値 9% 下限値 /4Av 1 Py (kn) /Pmx (kn) min(1,2) (kn) δy (mm) (mm) (mm) δ(2/pmx) δ() 7 δv (mm) Pu (kn) 加力梁端部の割裂破壊 加力梁端部の割裂破壊 加力梁端部の割裂破壊 加力梁端部の割裂破壊 加力梁端部の割裂破壊 加力梁端部の割裂破壊 最も多い破壊形式 加力梁端部の割裂破壊 *.22 * 8.4 *.22 * *. * 1.9 * 変位に関してはばらつきが大きく *.14 *.78 *.14 * *. * 2. 統計処理後の値をそのまま設計に * 4.1 *.4 * 4.1 * *. * 22.4 用いることは適当でないが 参考の *.9 *.24 *.9 * * 22. * 2.7 ために記載した 9 δu (kn) K (kn/mm) 破壊形式 加力梁端部の割裂破壊 12 特記 試験体 1 シリーズ名 No. 特定変位 (mm) 時の荷重 (kn) BB BB BB BB BB BB BB 試験体数 (N) 平均値 (Av) 最大値 (Mx) 最小値 (Min) 変動係数 (CV) % 上限値 % 下限値 % 下限値 /4Av (~mm) (~mm) % 上限値 % 下限値 9% 下限値 荷重 (kn) 荷重 (kn) 変位 (mm) 変位 (mm) 2

26 .2 木造耐力壁試験 (1) 試験方法 木造の耐力壁及びその倍率性能評価業務方法書 に準拠した柱脚固定式 ( 正負交番繰返載荷試験 ) による面内せん断試験を行った 試験体の面材仕様に応じた固定金物により柱脚 柱頭は固定する 図 7 面内せん断試験方法 写真 7 面内せん断試験 ( ハウスプラス確認検査株式会社横浜試験研センター ) 24

27 (2) 試験結果 図 8 合板 12 片 CN7 の荷重 変形角包絡線 2 (~1/12r) 2 (~1/r) % 上限値 9% 下限値 % 下限値 変形角 (x r) 変形角 (x r) 図 9 合板 12 片 CN の荷重 変形角包絡線 (~1/12r) 変形角 (x r) 変形角 (x r) (~1/r) 9% 上限値 9% 下限値 % 下限値 図 合板 12 両 CN7 の荷重 変形角包絡線 4 2 (~1/12r) 4 2 (~1/r) 9% 上限値 9% 下限値 % 下限値 変形角 (x r) 変形角 (x r) 図 11 合板 12 両 CN の荷重 変形角包絡線 8 (~1/12r) 8 (~1/r) % 上限値 9% 下限値 % 下限値 変形角 (x r) 変形角 (x r) 2

28 図 12 合板 12 片 CN の荷重 変形角包絡線 4 (~1/12r) 4 (~1/r) 2 2 9% 上限値 9% 下限値 % 下限値 変形角 (x r) 変形角 (x r) 図 1 合板 12 両 CN の荷重 変形角包絡線 8 (~1/12r) 8 (~1/r) % 上限値 9% 下限値 % 下限値 変形角 (x r) 変形角 (x r) 図 14 OSB 9 片 CN7 の荷重 変形角包絡線 2 (~1/12r) 2 (~1/r) 1 1 9% 上限値 9% 下限値 % 下限値 変形角 (x r) 2 4 変形角 (x r) 図 1 OSB 9 片 CN の荷重 変形角包絡線 (~1/12r) 変形角 (x r) 変形角 (x r) (~1/r) 9% 上限値 9% 下限値 % 下限値 2

29 () 破壊性状 1. 構造用合板終局状態では 部分的にパンチングアウトや合板の縁切れが起こっているが 大部分は釘の引抜けや面材へのめり込みであった CN では 1/7r ぐらいから釘の面材へのめり込みが観察され 1/r 以降に徐々に釘の引き抜きが見られた CN 釘ではその傾向が 1/r ぐらいから面材へのめり込み 1/r 以降に引き抜きが見られ釘長さの効果が見られた 合板 12 両 CN の 1 体および合板 12 両 CN の 1 体において 面材継手柱上部の梁上端が曲げ破壊した また 合板 12 片 CN の 2 体は柱脚金物のアンカーボルトのねじ山部分が破断した 2. 構造パネル (OSB) 構造用合板に比べパンチングアウトが多くなっている 繰り返し加力により釘でこじられる状態であり 面材厚みが 9mm であったこと および面材の組成が影響していると思われる 構造用合板の釘の引き抜け 構造用合板の縁切れ 構造用合板のパンチングアウト 引き抜け OSB 試験体突き付け部試験途中で釘頭が抜けかけている 写真 8 面材耐力壁の終局の釘の性状 面材と留め付け釘の終局状態に関しては 各試験体ごとに観察し記録した 資料としてまとめた 27

30 合板 12 片 CN の終局状態構造用合板が面外に孕む 最終加力で軸組の変形が進む過程での現象 左写真の裏の状態小穴釘打ち納めの間柱は掛かりがないため抜け出しやすい 合板 12 両 CN の梁の曲げ破壊 合板 12 片 CN の柱脚金物のアンカーボルトねじ山部分で破断 写真 9 面材耐力壁の試験後のその他の状況 28

31 (4) 試験データ 試験体シリーズ名 No. 合板 12 片 CN7 1 合板 12 片 CN7 2 合板 12 片 CN7 試験体数 (N) 平均値 (Av) 最大値 (Mx) 最小値 (Min) 変動係数 (CV) 9% 上限値 % 下限値 1 Py Pu/Ds 2/Pmx P(1/12) min(1~4) K Pu γy γ(2/pmx) γv γu μ Ds 破壊形式 (kn/r/m) 別添資料 別添資料 別添資料 最も多い破壊形式 釘の抜出し 面材へのめり込み * *.9 *.1 *.12 *.2 * 7.44 * * *.9 *.8 *. *.9 *. *. 9% 下限値 * *.1 *.9 *.8 *.7 * 4. *.27 /4Av * *.4 *.7 *.77 *.4 * 4.4 *.2 * 変位に関しての統計処理値は 試験体 1 設計に用いる必要はないが シリーズ名 No. 特定変形角 時の 参考のために記載した 1/ 1/4 1/ 1/2 1/1 1/12 1/ 1/7 1/ 1/ 1/4 1/ 1/2 1/1 1/ 合板 12 片 CN 合板 12 片 CN 合板 12 片 CN 試験体数 (N) 平均値 (Av) 最大値 (Mx) 最小値 (Min) 変動係数 (CV) % 上限値 % 下限値 % 下限値 /4Av (~1/12r) (~1/r) 9% 上限値 9% 下限値 % 下限値 変形角 (x r) 29 1 特記 変形角 (x r)

32 試験体 シリーズ名 No. 合板 12 片 CN 1 合板 12 片 CN 2 合板 12 片 CN 試験体数 (N) 平均値 (Av) 最大値 (Mx) 最小値 (Min) 変動係数 (CV) 9% 上限値 % 下限値 /4Av 1 Py % 下限値 Pu/Ds P(1/12) /Pmx min(1~4) K (kn/r/m) Pu γy γ(2/pmx) * *.81 *.4 *.11 *.87 *.42 *.4 * *.71 *.9 *.11 *.8 *.1 *. * *. *.89 *. *.11 * 4.71 *.2 * *.4 *.72 *.89 *.449 *.8 *.2 γv γu μ Ds 破壊形式 別添資料 別添資料 別添資料 最も多い破壊形式 釘の抜出し 面材へのめり込み * 変位に関しての統計処理値は 試験体 1 設計に用いる必要はないが シリーズ名 No. 特定変形角 時の 参考のために記載した 1/ 1/4 1/ 1/2 1/1 1/12 1/ 1/7 1/ 1/ 1/4 1/ 1/2 1/1 1/ 合板 12 片 CN 合板 12 片 CN 合板 12 片 CN 試験体数 (N) 平均値 (Av) 最大値 (Mx) 最小値 (Min) 変動係数 (CV) % 上限値 % 下限値 % 下限値 /4Av 変形角 (x r) (~1/r) 9% 上限値 9% 下限値 % 下限値 1 特記 (~1/12r) 変形角 (x r)

33 試験体 シリーズ名 No. 合板 12 両 CN7 1 合板 12 両 CN7 2 合板 12 両 CN7 試験体数 (N) 平均値 (Av) 最大値 (Mx) 最小値 (Min) 変動係数 (CV) 9% 上限値 % 下限値 /4Av 1 Py % 下限値 Pu/Ds 2/Pmx P(1/12) min(1~4) K (kn/r/m) Pu γy γ(2/pmx) * *.7 *.92 *.8 *. * 7.2 *. * 4.1 *.8 *.77 *.92 *.71 *.2 *.29 * *.48 *. *.8 *.28 *. *.27 * *.44 *.9 *.7 *.44 * 4.4 *.22 γv γu μ Ds 破壊形式 別添資料 別添資料 別添資料 最も多い破壊形式 釘の抜出し 面材へのめり込み * 変位に関しての統計処理値は 試験体 1 設計に用いる必要はないが シリーズ名 No. 特定変形角 時の 参考のために記載した 1/ 1/4 1/ 1/2 1/1 1/12 1/ 1/7 1/ 1/ 1/4 1/ 1/2 1/1 1/ 合板 12 両 CN 合板 12 両 CN 合板 12 両 CN 試験体数 (N) 平均値 (Av) 最大値 (Mx) 最小値 (Min) 変動係数 (CV) % 上限値 % 下限値 % 下限値 /4Av (~1/r) 9% 上限値 9% 下限値 % 下限値 変形角 (x r) 1 1 特記 (~1/12r) 変形角 (x r)

34 試験体 シリーズ名 No. 合板 12 両 CN 1 合板 12 両 CN 2 合板 12 両 CN 試験体数 (N) 平均値 (Av) 最大値 (Mx) 最小値 (Min) 変動係数 (CV) 9% 上限値 % 下限値 /4Av 1 Py % 下限値 Pu/Ds P(1/12) /Pmx min(1~4) K (kn/r/m) Pu γy γ(2/pmx) * 4.18 *.1 *.14 *.1 *.78 * 4.1 *.8 * *.8 *. *.1 *.4 * 4.2 *. * *.4 *.77 *.8 *.44 * 4. *. * *.2 *.82 *.1 *.4 *.21 *.27 γv γu μ Ds 破壊形式 別添資料 別添資料 別添資料 最も多い破壊形式 釘の抜出し 面材へのめり込み 1 特記 梁曲げ破壊 * 変位に関しての統計処理値は 試験体 1 設計に用いる必要はないが シリーズ名 No. 特定変形角 時の 参考のために記載した 1/ 1/4 1/ 1/2 1/1 1/12 1/ 1/7 1/ 1/ 1/4 1/ 1/2 1/1 1/ 合板 12 両 CN 合板 12 両 CN 合板 12 両 CN 試験体数 (N) 平均値 (Av) 最大値 (Mx) 最小値 (Min) 変動係数 (CV) % 上限値 % 下限値 % 下限値 /4Av (~1/12r) (~1/r) 4 2 9% 上限値 9% 下限値 % 下限値 変形角 (x r) 変形角 (x r) 2

35 試験体 シリーズ名 No. 合板 12 片 CN 1 合板 12 片 CN 2 合板 12 片 CN 試験体数 (N) 平均値 (Av) 最大値 (Mx) 最小値 (Min) 変動係数 (CV) 9% 上限値 % 下限値 /4Av 1 Py % 下限値 Pu/Ds P(1/12) /Pmx min(1~4) K (kn/r/m) Pu γy γ(2/pmx) * 14.2 *.14 *.199 *.241 *.8 * 4.7 *.74 * 21.4 *.88 *.12 *.149 *.82 * 2.4 *.4 * *.48 *.71 *.8 *.7 *.79 *.2 * *.72 *.1 *.121 *.27 * 2. *.7 γv γu μ Ds 破壊形式 別添資料 別添資料 別添資料 最も多い破壊形式 釘の抜出し 面材へのめり込み 1 特記 柱脚ボルト破断 柱脚ボルト破断 * 変位に関しての統計処理値は 試験体 1 設計に用いる必要はないが シリーズ名 No. 特定変形角 時の 参考のために記載した 1/ 1/4 1/ 1/2 1/1 1/12 1/ 1/7 1/ 1/ 1/4 1/ 1/2 1/1 1/ 合板 12 片 CN 合板 12 片 CN 合板 12 片 CN 試験体数 (N) 1 1 平均値 (Av) 最大値 (Mx) 最小値 (Min) 変動係数 (CV) % 上限値 % 下限値 % 下限値 /4Av (~1/12r) (~1/r) 4 2 9% 上限値 9% 下限値 変形角 (x r) 変形角 (x r)

36 試験体 シリーズ名 No. 合板 12 両 CN 1 合板 12 両 CN 2 合板 12 両 CN 試験体数 (N) 平均値 (Av) 最大値 (Mx) 最小値 (Min) 変動係数 (CV) 9% 上限値 % 下限値 /4Av 1 Py % 下限値 Pu/Ds P(1/12) /Pmx min(1~4) K (kn/r/m) Pu γy γ(2/pmx) * *.17 *.194 *.279 *.744 * 4.97 *.8 * *. *.172 *.187 *.2 *. *.41 * *.7 *.1 *.119 *.7 * 1. *.28 * *.8 *.11 *.149 *.48 * 2.47 *. γv γu μ Ds 破壊形式 別添資料 別添資料 別添資料 最も多い破壊形式 釘の抜出し 面材へのめり込み 1 特記 梁曲げ破壊 * 変位に関しての統計処理値は 試験体 1 設計に用いる必要はないが シリーズ名 No. 特定変形角 時の 参考のために記載した 1/ 1/4 1/ 1/2 1/1 1/12 1/ 1/7 1/ 1/ 1/4 1/ 1/2 1/1 1/ 合板 12 両 CN 合板 12 両 CN 合板 12 両 CN 試験体数 (N) 平均値 (Av) 最大値 (Mx) 最小値 (Min) 変動係数 (CV) % 上限値 % 下限値 % 下限値 /4Av (~1/12r) (~1/r) % 上限値 9% 下限値 % 下限値 変形角 (x r) 変形角 (x r) 4

37 試験体 シリーズ名 No. OSB 9 片 CN7 1 OSB 9 片 CN7 2 OSB 9 片 CN7 試験体数 (N) 平均値 (Av) 最大値 (Mx) 最小値 (Min) 変動係数 (CV) 9% 上限値 % 下限値 /4Av 1 Py % 下限値 Pu/Ds P(1/12) /Pmx min(1~4) K (kn/r/m) Pu γy γ(2/pmx) * 1.98 *.1 *. *.82 *.49 *.19 *. * *.8 *.2 *. *.81 *. *. * *.29 *.42 *.48 *.1 *.9 *. * *. *.4 *.49 *.297 * 4. *.2 γv γu μ Ds 破壊形式 別添資料 別添資料 別添資料 最も多い破壊形式 釘の抜出し 面材へのめり込み * 変位に関しての統計処理値は 試験体 1 設計に用いる必要はないが シリーズ名 No. 特定変形角 時の 参考のために記載した 1/ 1/4 1/ 1/2 1/1 1/12 1/ 1/7 1/ 1/ 1/4 1/ 1/2 1/1 1/ OSB 9 片 CN OSB 9 片 CN OSB 9 片 CN 試験体数 (N) 平均値 (Av) 最大値 (Mx) 最小値 (Min) 変動係数 (CV) % 上限値 % 下限値 % 下限値 /4Av (~1/12r) (~1/r) 1 1 9% 上限値 9% 下限値 % 下限値 2 4 変形角 (x r) 1 特記 変形角 (x r)

38 試験体 シリーズ名 No. OSB 9 片 CN 1 OSB 9 片 CN 2 OSB 9 片 CN 試験体数 (N) 平均値 (Av) 最大値 (Mx) 最小値 (Min) 変動係数 (CV) 9% 上限値 % 下限値 /4Av 1 Py % 下限値 Pu/Ds P(1/12) /Pmx min(1~4) K (kn/r/m) Pu γy γ(2/pmx) * 2.77 *. *.72 *.9 *.7 * 7.1 *. * *.1 *.7 *.8 *.47 *.9 *. * *.48 *.2 *.77 *.94 * 4.4 *.27 * *.9 *.1 *. *. * 4.4 *.2 γv γu μ Ds 破壊形式 別添資料 別添資料 別添資料 最も多い破壊形式 釘の抜出し 面材へのめり込み * 変位に関しての統計処理値は 試験体 1 設計に用いる必要はないが シリーズ名 No. 特定変形角 時の 参考のために記載した 1/ 1/4 1/ 1/2 1/1 1/12 1/ 1/7 1/ 1/ 1/4 1/ 1/2 1/1 1/ OSB 9 片 CN OSB 9 片 CN OSB 9 片 CN 試験体数 (N) 2 平均値 (Av) 最大値 (Mx) 最小値 (Min) 変動係数 (CV) % 上限値 % 下限値 % 下限値 /4Av (~1/12r) (~1/r) 2 9% 上限値 9% 下限値 % 下限値 2 4 変形角 (x r) 1 特記 変形角 (x r)

39 < 資料 > 釘の破壊形式合板 12 片 CN CN7 合板 12 片 CN71 加力側 ( 引く側 ) 合板 12 片 CN72 加力側 ( 引く側 ) せん断パンチング引き抜け端部割れめり込み 合板亀裂躯体亀裂変化なし 状態総数 117 せん断パンチング引き抜け端部割れめり込み 合板亀裂躯体亀裂変化なし 状態総数 合板 12 片 CN7 加力側 ( 引く側 ) せん断パンチング引き抜け端部割れめり込み 合板亀裂躯体亀裂変化なし 状態総数

40 合板 12 片 CN CN 合板 12 片 CN1 加力側 ( 押す側 ) 合板 12 片 CN2 加力側 ( 押す側 ) せん断パンチング引き抜け端部割れめり込み 合板亀裂状態 躯体亀裂総数 変化なし 129 せん断パンチング引き抜け端部割れめり込み 合板亀裂躯体亀裂変化なし 状態総数 合板 12 片 CN 加力側 ( 押す側 ) せん断パンチング引き抜け端部割れめり込み 合板亀裂躯体亀裂変化なし 状態 総数 間柱の外れ 17 8

41 合板 12 両 CN CN7 合板 12 両 CN71( 表 ) 加力側 ( 押す側 ) 加力側 ( 押す側 ) 合板 12 両 CN71( 裏 ) せん断パンチング引き抜け端部割れめり込み亀裂変化なし 状態総数 せん断パンチング引き抜け端部割れめり込み亀裂変化なし 状態総数 合板 12 両 CN72( 表 ) 加力側 ( 押す側 ) 加力側 ( 押す側 ) 合板 12 両 CN72( 裏 ) せん断パンチング引き抜け端部割れめり込み亀裂変化なし 状態総数 せん断パンチング引き抜け端部割れめり込み亀裂変化なし 状態総数

42 合板 12 両 CN7( 表 ) 加力側 ( 押す側 ) 加力側 ( 押す側 ) 合板 12 両 CN7( 裏 ) せん断パンチング引き抜け端部割れめり込み亀裂変化なし 状態総数 11 1 せん断パンチング引き抜け端部割れめり込み亀裂変化なし 状態総数 1 4 4

43 合板 12 両 CN CN 合板 12 両 CN1( 表 ) 加力側 ( 押す側 ) 加力側 ( 押す側 ) 合板 12 両 CN1( 裏 ) せん断躯体に亀裂状態 パンチング変化なし総数 引き抜け 端部割れ 梁曲げ破壊 めり込み せん断躯体に亀裂状態 パンチング変化なし総数 引き抜け 端部割れ めり込み 合板 12 両 CN2( 表 ) 加力側 ( 押す側 ) 加力側 ( 押す側 ) 合板 12 両 CN2( 裏 ) せん断パンチング引き抜け端部割れめり込み 躯体に亀裂状態 変化なし総数 右フレームの間柱に亀裂 せん断パンチング引き抜け端部割れめり込み 躯体に亀裂変化なし 状態 総数

44 合板 12 両 CN( 表 ) 加力側 ( 押す側 ) 加力側 ( 押す側 ) 合板 12 両 CN( 裏 ) せん断パンチング引き抜け端部割れめり込み 躯体に亀裂変化なし 状態 総数 せん断パンチング引き抜け端部割れめり込み 躯体に亀裂変化なし 状態 総数

45 合板 12 片 CN CN 合板 12 片 CN1 加力側 ( 引く側 ) 合板 12 片 CN2 加力側 ( 引く側 ) f f せん断パンチング引き抜け端部割れめり込み f 釘浮き上がり亀裂変化なし 状態 1 1 総数 4 間柱の外れ 土台の割れ f せん断パンチング引き抜け端部割れめり込み f 釘浮き上がり亀裂変化なし 状態 総数 引き寄せボルトの破壊 土台の割れ 柱脚の浮き上がり f 2 合板 12 片 CN 加力側 ( 引く側 ) せん断パンチング引き抜け端部割れめり込み f 釘浮き上がり亀裂変化なし 状態 総数 28 引き寄せボルトの破壊 土台の割れ 柱脚の浮き上がり f 4

46 合板 12 両 CN CN 合板 12 両 CN1( 表 ) 加力側 ( 引く側 ) 加力側 ( 引く側 ) 合板 12 両 CN1( 裏 ) f f せん断パンチング引き抜け端部割れめり込み f 釘浮き上がり亀裂変化なし 状態 f 総数 梁曲げ破壊 土台の割裂 せん断パンチング引き抜け端部割れめり込み f 釘浮き上がり亀裂変化なし 状態 総数 4 21 f 合板 12 両 CN2( 表 ) 加力側 ( 引く側 ) 加力側 ( 引く側 ) 合板 12 両 CN2( 裏 ) f 9 f f f せん断パンチング引き抜け端部割れめり込み f 釘浮き上がり亀裂変化なし 状態 f 総数 せん断パンチング引き抜け端部割れめり込み f 釘浮き上がり亀裂変化なし 状態 総数 f 1 44

47 合板 12 両 CN( 表 ) 加力側 ( 引く側 ) 加力側 ( 引く側 ) 合板 12 両 CN( 裏 ) せん断パンチング引き抜け端部割れめり込み f 釘浮き上がり亀裂変化なし 状態 f 総数 せん断パンチング引き抜け端部割れめり込み f 釘浮き上がり亀裂変化なし 状態 総数 1 28 f 4

48 OSB 12 片 CN CN7 OSB 9 片 CN71 加力側 ( 引く側 ) OSB 9 片 CN72 加力側 ( 引く側 ) せん断パンチング引き抜け端部割れめり込み 亀裂変化なし 状態総数 せん断パンチング引き抜け端部割れめり込み 亀裂変化なし 状態総数 OSB 9 片 CN7 加力側 ( 引く側 ) せん断パンチング引き抜け端部割れめり込み 亀裂変化なし 状態総数

49 OSB 12 片 CN CN OSB 9 片 CN1 加力側 ( 引く側 ) OSB 9 片 CN2 加力側 ( 引く側 ) せん断亀裂状態 パンチング変化なし総数 引き抜け 端部割れ めり込み せん断亀裂状態 パンチング変化なし総数 引き抜け 端部割れ めり込み OSB 9 片 CN 加力側 ( 引く側 ) 亀裂 せん断 状態 パンチング 総数 9 7 変化なし 引き抜け 端部割れ めり込み 14 47

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