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1 平 成 27 年 3 月 平 成 28 年 度 税 制 改 正 に 関 する 意 見 書 南 九 州 税 理 士 会

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3 目 次 一 はじめに 1 二 基 本 的 な 考 え 方 1 三 各 税 制 に 対 する 基 本 的 な 考 え 方 2 四 特 に 早 急 な 税 制 改 正 を 必 要 とする 項 目 1 所 得 税 法 人 税 共 通 関 係 (1) 少 額 減 価 償 却 資 産 の 引 き 上 げ(30 万 円 未 満 )と 一 括 償 却 資 産 の 損 金 算 入 制 度 の 廃 止 5 (2) 中 小 企 業 の 投 資 促 進 税 制 の 拡 充 5 (3) 貸 倒 損 失 処 理 要 件 の 緩 和 6 (4) 農 業 体 質 の 転 換 強 化 を 図 るための 農 業 に 係 る 税 制 の 見 直 し 6 2 所 得 税 関 係 (1) 土 地 建 物 等 の 譲 渡 損 失 の 損 益 通 算 及 び 繰 越 控 除 7 (2) 分 離 長 期 譲 渡 所 得 に 100 万 円 の 特 別 控 除 額 7 3 消 費 税 関 係 (1) 基 準 期 間 に 基 づく 納 税 義 務 の 免 税 制 度 を 廃 止 申 告 不 要 制 度 を 創 設 7 (2) 各 種 届 出 書 及 び 承 認 申 請 書 の 提 出 期 限 を 申 告 期 限 と 同 一 に 8 (3) 簡 易 課 税 制 度 の 見 直 し 8 五 その 他 税 制 改 正 に 関 する 項 目 1 国 税 通 則 法 関 係 (1) 納 税 者 権 利 憲 章 の 制 定 9 (2) 税 理 士 が 異 議 申 立 て 等 の 税 務 代 理 を 行 った 場 合 は 当 該 税 理 士 に 対 し ても 書 類 を 送 達 9 (3) 後 発 的 理 由 による 更 正 の 請 求 期 間 を 1 年 に 延 長 10 (4) 税 務 調 査 の 事 前 通 知 を 書 面 で 行 うことの 明 確 化 10 (5) 税 務 調 査 の 事 前 通 知 日 の 基 準 の 明 確 化 10 (6) 更 正 決 定 等 をすべきと 認 められない 旨 の 通 知 は 遅 滞 なく 通 知 することの 明 文 化 10 2 所 得 税 法 人 税 共 通 関 係 (1) 減 価 償 却 資 産 の 法 定 耐 用 年 数 表 の 定 期 的 な 見 直 し 11 (2) 税 額 控 除 の 繰 越 の 適 用 順 と 期 間 の 見 直 し 11 (3) 自 動 車 のリサイクル 預 託 金 は 支 出 時 の 経 費 とする 12

4 (4) 純 損 失 及 び 欠 損 金 の 繰 越 控 除 期 間 制 限 及 び 控 除 額 制 限 の 廃 止 12 (5) 法 人 税 法 等 における 親 族 の 範 囲 の 見 直 し 12 3 所 得 税 関 係 所 得 の 種 類 及 び 各 種 所 得 の 金 額 (1) 所 得 区 分 の 見 直 し 13 必 要 経 費 等 の 計 算 (2) 青 色 事 業 専 従 者 給 与 の 届 出 制 の 廃 止 と 退 職 金 の 必 要 経 費 算 入 13 (3) 生 計 を 一 にする 親 族 が 受 ける 対 価 の 必 要 経 費 算 入 14 (4) 社 会 保 険 診 療 報 酬 の 所 得 計 算 の 特 例 の 廃 止 14 損 益 通 算 及 び 損 失 の 繰 越 控 除 (5) 非 上 場 株 式 等 を 発 行 法 人 に 譲 渡 した 場 合 のみなし 配 当 と 譲 渡 損 失 の 損 益 通 算 14 (6) 上 場 株 式 等 に 係 る 譲 渡 損 失 の 繰 越 控 除 期 間 の 延 長 15 (7) 不 動 産 所 得 に 係 る 損 益 通 算 の 特 例 の 廃 止 15 所 得 控 除 (8) 医 療 費 控 除 の 適 用 範 囲 及 び 支 払 対 象 者 の 拡 大 15 (9) 障 害 者 控 除 の 範 囲 区 分 の 見 直 し 16 (10) 寡 婦 寡 夫 控 除 の 見 直 し 16 (11) 老 年 者 控 除 の 復 活 16 申 告 納 付 及 び 還 付 (12) 給 与 所 得 者 に 対 する 課 税 制 度 の 見 直 し 17 (13) 準 確 定 申 告 書 の 提 出 期 限 の 見 直 し 17 (14) 相 続 の 場 合 の 青 色 承 認 申 請 期 限 を 相 続 税 の 申 告 期 限 又 は 確 定 申 告 期 限 のいずれか 早 い 方 とする 17 源 泉 徴 収 (15) 源 泉 所 得 税 の 納 付 期 限 を 翌 月 20 日 とするとともに 復 興 所 得 税 の 源 泉 徴 収 の 見 直 し 17 4 法 人 税 関 係 (1) 役 員 給 与 についての 損 金 不 算 入 の 規 定 の 見 直 し 18 (2) 住 民 税 均 等 割 の 損 金 算 入 と 法 人 税 の 均 等 割 を 創 設 18 (3) 法 人 税 の 各 種 届 出 書 等 の 提 出 期 限 の 延 長 19 (4) 交 際 費 課 税 制 度 の 見 直 し 19 (5) 賞 与 引 当 金 退 職 給 付 引 当 金 の 繰 入 について 損 金 算 入 19 5 消 費 税 関 係 (1) 消 費 税 の 複 数 税 率 化 の 回 避 20 (2) 仕 入 税 額 控 除 調 整 計 算 の 規 定 の 見 直 し 20 (3) 帳 簿 及 び 請 求 書 等 の 保 存 要 件 の 記 載 事 項 の 簡 略 化 21

5 (4) 土 地 譲 渡 がある 場 合 の 課 税 売 上 割 合 の 計 算 方 法 の 変 更 21 (5) 消 費 税 の 納 税 に 予 納 制 度 を 適 用 22 (6) 消 費 税 の 申 告 書 提 出 期 限 の 延 長 特 例 22 (7) 印 紙 税 のあり 方 22 6 相 続 税 贈 与 税 関 係 (1) 相 続 に 関 する 費 用 は 相 続 の 課 税 財 産 から 控 除 22 (2) 相 続 税 の 債 務 控 除 の 対 象 に 相 続 開 始 後 5 年 以 内 に 履 行 し 求 償 権 の 行 使 が 不 能 となった 保 証 債 務 を 加 える 23 (3) 配 偶 者 に 対 する 相 続 税 額 等 の 分 割 期 限 の 延 長 23 (4) 財 産 評 価 の 基 本 的 事 項 を 法 律 により 規 定 及 び 評 価 額 の 算 定 手 続 の 整 備 23 (5) 申 告 期 限 までに( 相 続 財 産 に) 著 しい 価 額 の 低 下 があった 場 合 の 救 済 措 置 の 新 設 24 (6) 負 担 付 贈 与 通 達 の 廃 止 24 (7) 取 引 相 場 のない 株 式 等 の 評 価 の 適 正 化 を 図 る 24 (8) 既 経 過 利 息 配 当 期 待 権 に 対 する 所 得 税 相 続 税 の 二 重 課 税 の 防 止 24 7 地 方 税 関 係 住 民 税 (1) 同 一 道 府 県 内 の 個 人 の 道 府 県 民 税 均 等 割 額 の 重 複 課 税 の 廃 止 25 (2) 個 人 住 民 税 の 所 得 控 除 を 所 得 税 法 の 控 除 額 と 同 一 25 (3) 法 人 が 事 業 再 生 を 目 的 とする 欠 損 填 補 のため 無 償 減 資 を 行 った 場 合 欠 損 填 補 に 充 当 した 金 額 を 資 本 金 等 の 額 から 控 除 する 25 (4) 個 人 住 民 税 に 関 しても 申 告 不 要 制 度 を 創 設 26 事 業 税 (1) 資 本 金 1 億 円 以 下 の 中 小 法 人 に 対 しての 外 形 標 準 課 税 導 入 反 対 26 (2) 事 業 税 における 社 会 保 険 診 療 報 酬 等 の 課 税 除 外 措 置 の 廃 止 26 (3) 法 人 事 業 税 の 軽 減 税 率 の 適 用 基 準 の 引 き 上 げ 27 (4) 個 人 事 業 税 の 事 業 主 控 除 額 の 引 き 上 げ 27 住 民 税 事 業 税 (1) 法 人 の 事 業 税 住 民 税 の 欠 損 金 の 繰 戻 し 還 付 制 度 の 創 設 27 固 定 資 産 税 (1) 償 却 資 産 申 告 における 少 額 資 産 (30 万 円 未 満 )の 見 直 し 28 (2) 償 却 資 産 の 取 得 価 額 から 非 事 業 用 部 分 に 当 たる 金 額 を 控 除 28 (3) 固 定 資 産 税 における 免 税 点 の 引 き 上 げ 29 (4) 固 定 資 産 課 税 台 帳 の 縦 覧 制 度 の 見 直 し 29 (5) 建 物 の 固 定 資 産 税 評 価 額 の 適 正 化 29 不 動 産 取 得 税 (1) 相 続 時 精 算 課 税 制 度 適 用 者 の 贈 与 に 係 る 不 動 産 取 得 税 を 非 課 税 29

6 (2) 婚 姻 期 間 が 20 年 以 上 の 配 偶 者 から 贈 与 された 居 住 用 不 動 産 につい ては 不 動 産 取 得 税 の 課 税 価 格 から 一 定 額 を 控 除 30 事 業 所 税 (1) 事 業 所 税 の 廃 止 30 その 他 (1) 条 例 創 設 等 の 諮 問 機 関 に 税 理 士 を 登 用 30 六 税 務 行 政 の 改 善 に 関 する 項 目 (1) 税 務 署 に 提 出 した 書 類 の 閲 覧 及 び 謄 写 に 関 する 規 定 の 整 備 31 (2) 臨 税 の 規 定 の 廃 止 31 (3) 土 地 に 関 する 公 的 評 価 一 元 化 のための 第 三 者 機 関 の 設 置 31 (4) 番 号 制 度 導 入 運 用 に 当 たっては 安 心 して 利 用 できる 制 度 に 32 (5) 電 子 申 告 の 利 便 性 の 向 上 と 普 及 のための 施 策 32 (6) 納 税 の 緩 和 制 度 の 積 極 的 な 適 用 33

7 一 はじめに 税 理 士 は 申 告 納 税 制 度 のもとで 納 税 者 の 納 税 義 務 の 適 正 な 実 現 を 図 ることを 使 命 としている この 使 命 を 果 たす 過 程 で 捉 えられる 税 制 及 び 税 務 行 政 の 問 題 点 及 び 改 善 点 を 抽 出 することは 申 告 納 税 制 度 の 理 念 に 沿 って 職 責 を 全 うする 税 理 士 の 責 務 であり これらを 集 約 して 税 制 及 び 税 務 行 政 への 意 見 を 建 議 することは 税 の 専 門 家 団 体 である 税 理 士 会 が 国 民 から 負 託 された 権 能 である 本 建 議 は 税 理 士 法 第 49 条 の11の 規 定 に 基 づき 権 限 のある 官 公 署 に 建 議 し 又 はその 諮 問 に 答 申 するものであり 陳 情 や 請 願 とは 趣 旨 性 格 法 的 手 続 において 全 く 異 なるものである 平 成 28 年 度 の 税 制 改 正 意 見 を 取 りまとめるに 当 たっては 例 年 どおり 各 会 員 か ら 意 見 を 聴 取 し 各 県 連 を 通 じて 要 望 項 目 が 提 出 された 本 意 見 書 は これらの 意 見 要 望 を 検 討 するとともに 前 年 までの 本 会 の 税 制 改 正 に 関 する 意 見 書 及 び 日 本 税 理 士 会 連 合 会 の 税 制 改 正 に 関 する 建 議 書 等 を 参 考 に 検 討 を 加 え 本 会 の 正 副 会 長 会 の 議 決 を 経 て 取 りまとめたものである 二 基 本 的 な 考 え 方 税 制 改 革 の 基 本 理 念 は 税 負 担 の 公 平 税 制 による 経 済 社 会 に 対 する 活 性 化 及 び 税 制 の 簡 素 化 である また 国 民 負 担 のあり 方 は 社 会 の 構 造 を 踏 まえて 構 築 される 所 得 消 費 資 産 の 間 において 均 衡 のとれた 税 体 系 によって 確 立 されなければなら ない 税 制 はそれぞれの 時 代 の 社 会 情 勢 や 経 済 状 況 の 変 化 に 応 じて 対 応 するもので あり 以 下 の 視 点 に 立 って 税 制 改 正 を 行 うことを 要 請 する 1 公 平 な 税 の 負 担 税 負 担 の 公 平 性 は 税 を 考 える 上 で 最 も 重 要 である 各 人 の 経 済 力 に 応 じて 税 負 担 をする 垂 直 的 公 平 及 び 経 済 力 が 同 等 であれば 等 しく 税 負 担 をする 水 平 的 公 平 を 図 るべきである また 少 子 高 齢 化 のもとでは 生 涯 を 通 じた 税 負 担 に 偏 りが 起 こる 可 能 性 があり 世 代 間 の 公 平 という 観 点 からも 税 負 担 の 公 平 を 考 慮 すべきであ る 2 国 民 にとって 簡 素 でわかりやすい 税 制 納 税 者 の 申 告 納 税 が 法 令 通 りに 行 われるためには 税 制 は 納 税 者 の 視 点 に 立 っ て 簡 素 で 理 解 し 易 いものでなければならない - 1 -

8 3 合 理 的 な 納 税 事 務 負 担 納 税 者 自 らが 申 告 納 税 を 行 うための 事 務 負 担 は 必 要 ではあるが その 負 担 は 利 便 性 の 観 点 からも 必 要 最 小 限 に 止 めるべきである 4 時 代 に 適 合 し 得 る 税 制 税 制 は 社 会 情 勢 や 経 済 状 況 に 適 合 した 制 度 でなければならない 経 済 低 迷 期 及 び 少 子 高 齢 化 を 迎 える 時 代 において 経 済 安 定 化 や 所 得 再 分 配 の 機 能 を 十 分 に 発 揮 できる 税 制 を 推 進 すべきである 5 透 明 な 税 務 行 政 申 告 納 税 制 度 のもと 納 税 者 は 課 税 標 準 等 を 計 算 し 申 告 納 税 を 行 うが 税 務 行 政 に 求 められるものは 透 明 で 適 正 かつ 公 正 な 税 務 執 行 である 納 税 者 の 権 利 利 益 の 保 護 及 び 救 済 を 図 る 観 点 から 租 税 手 続 を 明 確 化 すべきである 三 各 税 制 に 対 する 基 本 的 な 考 え 方 1 所 得 税 について 所 得 税 については 少 子 高 齢 化 の 進 行 雇 用 形 態 や 就 業 構 造 の 変 化 格 差 拡 大 など 経 済 社 会 の 変 化 に 対 応 できる 税 制 の 確 立 が 必 要 とされる 特 に 人 口 減 少 問 題 や 格 差 拡 大 の 固 定 化 は 我 が 国 の 今 後 の 医 療 介 護 や 年 金 などの 社 会 保 障 制 度 を 含 め 経 済 社 会 全 体 に 大 きな 影 響 を 与 えることになる 平 成 27 年 度 税 制 改 正 大 綱 においては 配 偶 者 控 除 の 見 直 しを 先 送 りし 社 会 経 済 の 構 造 変 化 に 対 応 するための 各 種 控 除 や 税 率 構 造 の 一 体 的 な 見 直 しを 丁 寧 に 検 討 する と 明 記 するにとどめられたが 長 らく 基 本 的 な 制 度 変 更 が 行 なわ れていない 医 療 費 控 除 を 始 め 各 種 所 得 控 除 について 環 境 変 化 当 該 控 除 に 係 る 執 行 面 の 実 情 等 を 踏 まえ 公 平 な 課 税 を 確 保 するため 所 得 控 除 を 整 理 簡 素 化 すべきである 2 法 人 税 について 我 が 国 を 取 り 巻 く 経 済 環 境 は 長 引 くデフレ 経 済 のもと 円 安 株 高 が 進 んでい るとはいえ 依 然 として 厳 しく この 影 響 をまともに 受 ける 中 小 企 業 の 経 営 は 非 常 に 深 刻 なものがある このような 状 況 のなか 各 企 業 が 保 有 する 債 権 は 不 良 債 権 化 し これに 伴 う 貸 倒 処 理 が 税 務 上 企 業 経 営 上 大 きな 障 害 となっている そこ で 貸 倒 処 理 を 推 進 させ 中 小 企 業 の 財 務 体 質 を 改 善 させるため 無 税 の 貸 倒 損 失 処 理 の 要 件 を 緩 和 すべきである 平 成 27 年 度 税 制 改 正 大 綱 においては 法 人 税 の 実 効 税 率 の 引 き 下 げが 行 われ - 2 -

9 た 半 面 欠 損 金 繰 越 控 除 の 見 直 し 受 取 配 当 等 益 金 不 算 入 の 見 直 し 等 課 税 ベー スの 拡 大 等 も 行 われ 減 税 の 恩 恵 は 大 半 が 黒 字 の 大 企 業 などに 回 ることとなる 中 小 企 業 に 多 大 な 影 響 を 及 ぼす 外 形 標 準 課 税 については 慎 重 な 検 討 が 必 要 とな る また 交 際 費 課 税 については 事 業 活 動 に 必 要 なものは 金 額 の 多 寡 にかかわら ず 損 金 算 入 されるべきであり 金 額 基 準 などにより 形 式 的 に 交 際 費 等 かどうかを 判 断 すべきものではない 交 際 費 等 の 範 囲 については さらに 見 直 しを 行 い 例 えば 社 会 通 念 上 必 要 とされる 慶 弔 費 や 社 会 奉 仕 団 体 に 係 る 会 費 等 は 交 際 費 等 から 除 外 するなど 本 来 の 交 際 費 課 税 の 趣 旨 に 即 したものとすべきである 3 消 費 税 について 平 成 24 年 8 月 10 日 税 制 抜 本 改 革 法 案 が 成 立 し 平 成 26 年 4 月 1 日 か ら 税 率 5%から8%に 引 き 上 げられた 平 成 27 年 度 税 制 改 正 大 綱 で 平 成 27 年 10 月 1 日 から 実 施 されることとなっていた10%への 引 き 上 げについては 平 成 29 年 4 月 1 日 へと 変 更 となったが 少 子 高 齢 化 に 向 けて 社 会 保 障 税 の 一 体 改 革 を 着 実 に 進 めていくためには 今 後 さらなる 歳 出 削 減 や 国 民 負 担 の 全 体 像 を 明 確 に 国 民 に 示 すことで 国 民 の 理 解 を 得 ていくことが 必 要 である 29 年 度 からの 軽 減 税 率 の 導 入 は 軽 減 対 象 品 目 の 選 定 の 困 難 さ 及 び 対 象 品 目 に 対 する 納 税 者 の 不 公 平 感 の 増 大 納 税 者 の 事 務 負 担 を 増 加 させるものであり 軽 減 税 率 の 導 入 の 計 画 は 中 止 し 単 一 税 率 を 維 持 すべきである 消 費 税 は 納 税 者 に 公 平 な 税 負 担 を 求 める 税 制 であり 低 所 得 者 対 策 にはなじま ない 消 費 税 の 導 入 時 に 設 けられた 簡 易 課 税 制 度 や 免 税 点 制 度 については 負 担 の 公 平 と 納 税 者 の 事 務 負 担 等 との 比 較 考 量 により 検 討 されるべきところではあるが 小 規 模 事 業 者 に 対 する 措 置 として 今 後 も 維 持 すべきである また 消 費 税 は 他 の 税 目 と 異 なり 届 出 書 等 の 提 出 の 有 無 により 納 税 額 に 与 え る 影 響 が 大 きく トラブルも 急 増 しているので 各 種 届 出 書 等 の 提 出 時 期 申 告 期 限 等 制 度 上 問 題 となっている 点 については 早 急 に 改 善 する 必 要 がある さら には 簡 易 課 税 制 度 の 適 用 や 免 税 事 業 者 の 判 定 の 基 準 となる 基 準 期 間 制 度 は 廃 止 すべきである 4 相 続 税 について 相 続 税 については 所 得 税 の 補 完 としての 富 の 再 分 配 や 格 差 の 固 定 化 の 防 止 とい う 機 能 を 重 視 する 一 方 で 相 続 人 の 生 活 基 盤 の 確 保 や 円 滑 な 事 業 承 継 に 対 する 配 慮 も 必 要 である 現 行 の 法 定 相 続 分 に 基 づく 課 税 方 式 による 遺 産 取 得 課 税 方 式 は 現 在 の 我 が 国 における 時 代 背 景 に 適 合 せず 遺 産 総 額 の 多 寡 法 定 相 続 人 の 数 により 同 額 の - 3 -

10 遺 産 を 取 得 した 場 合 でも 相 続 税 総 額 が 異 なる 等 様 々な 不 合 理 を 生 じさせている 課 税 の 根 拠 を 相 続 により 財 産 を 取 得 した 個 々 人 の 負 担 能 力 に 求 め それに 応 じた 課 税 の 実 現 が 必 要 であり 純 粋 な 遺 産 取 得 課 税 に 変 更 すべきである 平 成 27 年 分 から 相 続 税 の 基 礎 控 除 等 の 引 き 下 げが 実 施 されることから これに より 相 続 税 の 申 告 件 数 が 大 幅 に 増 加 し 延 納 及 び 物 納 を 申 請 する 事 例 も 増 加 すると 思 われる 財 産 評 価 方 法 の 基 礎 的 な 事 項 については 法 令 で 規 定 することが 適 当 であり 延 納 及 び 物 納 の 申 請 要 件 についても 見 直 しが 必 要 である 5 地 方 税 について 地 方 分 権 の 視 点 から 国 庫 補 助 負 担 金 改 革 税 源 移 譲 地 方 交 付 税 改 革 が 行 われた が 地 方 自 治 体 への 影 響 も 大 きく 人 口 比 で 配 分 される 税 源 移 譲 は 地 域 間 格 差 を 拡 大 する 要 因 ともなる 地 方 自 治 体 はその 自 主 性 の 拡 大 のために 歳 出 削 減 と 安 定 的 な 地 方 税 を 確 保 するよう 見 直 しを 行 うべきである 6 税 務 行 政 について 平 成 28 年 1 月 から 個 人 情 報 を 一 元 的 に 管 理 把 握 するために 社 会 保 障 分 野 な どに 活 用 する 共 通 番 号 (マイナンバー) 制 度 が 導 入 されることとなった 導 入 に 当 たっては 安 心 できる 番 号 制 度 の 構 築 のために 番 号 利 用 のコスト 経 済 取 引 への 影 響 セキュリティの 確 保 プライバシーの 保 護 及 び 制 度 上 の 保 護 措 置 等 について 検 討 を 行 い 国 民 にこれらを 明 確 に 示 し 国 民 に 理 解 を 得 るべきである 納 税 者 権 利 憲 章 は 税 務 行 政 において 納 税 者 の 権 利 利 益 の 保 護 及 び 救 済 並 びに 各 種 税 務 手 続 の 明 確 化 等 を 図 る 観 点 から 早 期 に 策 定 し 実 現 すべきである 平 成 28 年 度 税 制 改 正 に 関 する 意 見 書 を 作 成 するにあたり 以 上 のことを 踏 まえ 重 要 性 緊 急 性 の 高 いものを 抽 出 して 特 に 早 急 な 税 制 改 正 を 必 要 とする 項 目 と し その 他 の 税 制 改 正 に 関 する 項 目 及 び 税 務 行 政 の 改 善 に 関 する 項 目 に 区 分 して 取 りまとめを 行 った - 4 -

11 四 特 に 早 急 な 税 制 改 正 を 必 要 とする 項 目 ここでは 税 制 改 正 に 関 する 項 目 のうち 平 成 28 年 度 の 税 制 改 正 において 最 優 先 すべき 事 項 を 掲 げている 1 所 得 税 法 人 税 共 通 関 係 (1) 少 額 の 減 価 償 却 資 産 及 び 繰 延 資 産 の 損 金 算 入 限 度 額 ( 必 要 経 費 )を 30 万 円 未 満 に 恒 久 的 に 引 き 上 げるとともに 一 括 償 却 資 産 の 損 金 算 入 制 度 を 廃 止 すること ( 所 令 法 令 の 2 措 法 28 の 2 67 の 5)( 変 更 して 継 続 ) 法 人 が 取 得 した 10 万 円 未 満 の 減 価 償 却 資 産 については 損 金 算 入 が 認 められており 20 万 円 未 満 の 減 価 償 却 資 産 については 3 年 間 にわたって 損 金 算 入 を 行 う 一 括 償 却 資 産 制 度 が 認 められている 平 成 18 年 度 改 正 において 中 小 企 業 者 等 に 対 してのみ 年 間 の 損 金 算 入 額 の 上 限 を 300 万 円 として 取 得 価 額 30 万 円 未 満 の 減 価 償 却 資 産 につき 取 得 時 に 全 額 損 金 算 入 する 特 例 が 認 められている 現 行 制 度 上 は 中 小 企 業 者 には 少 額 減 価 償 却 資 産 について 3 つの 制 度 が 存 在 すること となった 制 度 の 簡 素 化 を 図 るとともに 設 備 投 資 の 促 進 経 済 活 性 化 に 寄 与 する 観 点 から 少 額 の 減 価 償 却 資 産 及 び 繰 延 資 産 の 取 得 価 額 の 損 金 算 入 の 基 準 額 そのものを 30 万 円 未 満 に 恒 久 的 に 引 き 上 げるべきである 同 時 に 一 括 償 却 資 産 の 損 金 算 入 制 度 を 廃 止 すべきで ある (2) 中 小 企 業 の 投 資 について その 投 資 を 促 進 する 税 制 の 拡 充 を 図 ること ( 措 法 10 の 3 42 の 6 ほか)( 継 続 ) 現 在 でも 中 小 企 業 者 等 が 機 械 等 を 取 得 した 場 合 事 業 基 盤 強 化 設 備 を 取 得 した 場 合 等 の 特 別 償 却 又 は 所 得 税 法 人 税 の 特 別 控 除 等 中 小 企 業 の 投 資 を 促 進 させる 税 制 は 存 在 する しかし それらは 適 用 対 象 資 産 等 について 制 約 が 存 在 しており 広 く 中 小 企 業 の 投 資 について 対 象 とするものではない 昨 今 は 各 種 の 経 済 政 策 により 景 気 回 復 の 兆 しがみえるものの その 効 果 を 確 実 に 地 方 の 中 小 零 細 企 業 者 にまで 及 ぼすためになお 一 層 の 手 段 を 講 じる 必 要 がある 対 象 資 産 等 に 制 約 を 設 けず 取 得 したすべての 償 却 資 産 について 特 別 償 却 又 は 特 別 控 除 を 可 能 にするなど 中 小 企 業 の 投 資 を 促 進 するための 思 い 切 った 措 置 を 講 ずるべきである なお 中 小 企 業 者 等 にも 該 当 する 医 療 機 関 が 医 療 用 機 器 等 を 取 得 した 場 合 において - 5 -

12 相 当 に 高 額 大 規 模 な 投 資 であるにも 拘 らず 現 行 法 では 医 療 用 機 器 等 の 特 別 償 却 により 12/100 の 償 却 率 が 用 いられている 中 小 企 業 者 等 が 機 械 等 を 取 得 した 場 合 にお ける 30/100 に 比 して 差 異 が 生 じ 課 税 上 の 均 衡 を 欠 いている 医 療 用 機 器 等 の 特 別 償 却 についても その 償 却 率 を 見 直 すとともに 対 象 資 産 も 再 検 討 し 中 小 企 業 者 等 の 投 資 促 進 税 制 と 同 様 に 拡 充 すべきである (3) 貸 倒 損 失 処 理 の 要 件 を 緩 和 すること ( 所 法 法 法 22 52)( 変 更 して 継 続 ) 我 が 国 経 済 は 景 気 回 復 の 兆 しが 見 られるものの 地 方 における 中 小 企 業 の 経 営 は 依 然 として 非 常 に 深 刻 な 状 況 にある 経 営 の 悪 化 によって 各 企 業 が 保 有 する 債 権 は 不 良 債 権 化 し これに 伴 う 貸 倒 処 理 や 貸 倒 引 当 金 の 計 上 が 企 業 経 営 の 大 きな 障 害 となっている そこで 無 税 償 却 の 要 件 を 緩 和 して 貸 倒 処 理 を 推 進 させることで 不 良 債 権 処 理 を 進 展 させ ひいては 財 務 体 質 の 改 善 を 行 うことが 可 能 となる (4) わが 国 の 農 業 体 質 の 転 換 強 化 を 図 るため 農 業 に 係 る 税 制 を 見 直 すこと ( 変 更 して 継 続 ) わが 国 の 農 業 経 営 は 高 齢 化 等 による 担 い 手 不 足 や 耕 作 放 棄 地 の 増 加 等 の 問 題 を 抱 えているといわれている また 一 般 に 生 産 規 模 が 小 さく 高 コスト 体 質 であるともいわ れている しかし その 一 方 で 六 次 産 業 化 への 取 り 組 みや 新 たに 農 業 経 営 に 携 わろうとする 株 式 会 社 等 も 出 現 しているところである 農 業 体 質 の 転 換 強 化 を 図 るための 税 制 の 見 直 しについて 以 下 の 各 項 目 の 観 点 から 列 記 する 1 農 地 の 確 保 について 耕 作 放 棄 地 を 生 じさせないようにするために 比 較 的 小 規 模 な 農 地 についても 新 た な 担 い 手 が 存 在 するのであれば 税 制 上 その 担 い 手 が 農 地 を 承 継 しやすくすることも 必 要 である たとえば 個 人 が その 所 有 する 農 地 を 農 地 を 所 有 することができる 農 業 生 産 法 人 に 対 して 無 償 譲 渡 又 は 低 額 譲 渡 ( 以 下 低 額 譲 渡 等 )を 行 い 譲 り 受 けた 農 業 生 産 法 人 がその 農 地 を 耕 作 するようになれば 耕 作 放 棄 地 の 防 止 に 繋 がる しかし そのよ うな 直 接 的 な 相 対 取 引 の 場 合 所 得 税 法 第 59 条 第 1 項 ( 贈 与 等 の 場 合 の 譲 渡 所 得 等 の 特 例 )が 適 用 され 低 額 譲 渡 等 を 行 った 個 人 は 譲 渡 所 得 があったものとみなされ 課 税 が 生 じる また 一 方 で 贈 与 を 受 ける 農 業 生 産 法 人 側 についても 法 人 が 農 地 を 取 得 する 際 支 出 した 金 額 と 当 該 農 地 の 時 価 との 差 額 は 法 人 税 法 第 22 条 第 2 項 ( 各 事 業 年 度 の 所 得 の 金 額 の 計 算 )により 農 業 生 産 法 人 の 当 該 事 業 年 度 の 益 金 となり 課 税 が - 6 -

13 生 じる これらの 課 税 は 耕 作 放 棄 地 の 防 止 の 障 害 となる 可 能 性 がある したがって 個 人 がその 所 有 する 農 地 を 農 業 生 産 法 人 ( 継 続 的 に 耕 作 を 続 けること 等 一 定 の 要 件 を 課 する)に 対 して 低 額 譲 渡 等 を 行 った 場 合 には 租 税 回 避 の 恐 れのない 一 定 の 場 合 に 限 り 所 得 税 法 第 59 条 第 1 項 を 適 用 除 外 とし 反 対 に 農 業 生 産 法 人 側 についても 当 該 差 額 金 を 限 度 とする 圧 縮 記 帳 制 度 による 課 税 の 繰 り 延 べが 必 要 である 2 人 材 の 確 保 について 担 い 手 の 育 成 確 保 のために 新 規 就 農 者 の 生 活 安 定 を 図 ることが 重 要 である たとえば 担 い 手 の 育 成 確 保 という 観 点 から 青 年 就 農 給 付 金 制 度 が 創 設 され 就 農 前 後 の 生 活 安 定 のために 給 付 金 が 支 給 されている しかし この 給 付 金 について 所 得 税 の 課 税 や 国 民 健 康 保 険 の 負 担 により 一 部 の 就 農 者 の 生 活 安 定 が 十 分 にはかれな い 場 合 があるため 非 課 税 とすることも 必 要 である 2 所 得 税 関 係 (1) すべての 土 地 建 物 等 の 譲 渡 所 得 の 金 額 の 計 算 上 生 じた 損 失 の 金 額 について 他 の 所 得 との 通 算 及 び 翌 年 以 降 の 繰 越 を 認 めること ( 措 法 31 32)( 継 続 ) 平 成 16 年 の 税 制 改 正 で デフレ 不 況 から 脱 却 するために 欠 かせない 資 産 の 活 用 によ る 経 済 活 性 化 を 強 く 後 押 するためとして 譲 渡 所 得 の 税 率 は 引 き 下 げられた しかし 一 方 では 土 地 建 物 等 の 譲 渡 所 得 については 損 益 の 通 算 が 認 められなくなった 損 益 通 算 を 規 制 することは 含 み 損 を 有 する 遊 休 不 動 産 の 流 通 化 を 阻 害 すると 考 えら れ 景 気 の 活 性 化 対 策 に 反 するものであるといえる したがって 土 地 建 物 等 の 譲 渡 により 生 じた 譲 渡 損 失 の 損 益 通 算 及 び 繰 越 控 除 の 制 度 を 認 めるべきである (2) 分 離 長 期 譲 渡 所 得 に 100 万 円 の 特 別 控 除 額 を 設 けること ( 旧 措 法 314)( 継 続 ) 土 地 建 物 等 の 長 期 譲 渡 所 得 の 特 別 控 除 制 度 については 平 成 16 年 度 改 正 で 廃 止 された しかし 土 地 等 を 分 離 譲 渡 所 得 とするまでは 総 合 譲 渡 所 得 であったことを 考 慮 する と 総 合 譲 渡 所 得 のみ 控 除 額 が 50 万 円 であるのはバランスを 欠 いている また 農 業 における 国 際 競 争 力 を 高 めるため 農 地 の 集 約 化 が 必 要 であるが これを 進 めるためにも 分 離 長 期 譲 渡 所 得 に 100 万 円 の 特 別 控 除 額 を 設 けるべきである 3 消 費 税 関 係 (1) 納 税 義 務 の 免 除 制 度 を 申 告 不 要 制 度 に 改 めるとともに 申 告 不 要 の 判 定 については 基 準 期 間 による 制 度 を 改 め 当 該 課 税 期 間 の 課 税 売 上 高 に 基 づいて 判 定 する 制 度 とす ること ( 消 法 9)( 継 続 ) - 7 -

14 前 々 年 又 は 前 々 事 業 年 度 の 課 税 売 上 高 を 判 定 基 準 とする 基 準 期 間 による 制 度 の 弊 害 に は 次 のようなものがある 1 免 税 となる 課 税 期 間 の 課 税 売 上 が 多 額 であっても 納 税 義 務 がなく 逆 に 課 税 と なる 課 税 期 間 は1 千 万 円 の 以 下 課 税 売 上 であっても 納 税 義 務 が 生 じる 2 免 税 事 業 者 は 多 額 の 設 備 投 資 を 行 う 際 に 課 税 事 業 者 の 選 択 の 適 否 を その 投 資 を 行 う 期 間 の 前 の 時 点 で 行 う 必 要 がある また 偶 発 的 な 支 出 に 対 しては 対 応 が 不 可 能 である 3 1 千 万 円 前 後 の 課 税 売 上 を 推 移 する 小 規 模 事 業 者 においては 常 に 将 来 の 支 出 の 予 測 を 行 わなければならず 不 安 定 である このように 基 準 期 間 による 判 定 であることが 制 度 の 不 安 定 さと 事 業 者 の 事 務 負 担 を 生 じさせている 平 成 23 年 度 改 正 及 び 平 成 24 年 8 月 改 正 で 基 準 期 間 制 度 を 利 用 した 一 定 の 租 税 回 避 行 為 への 対 応 はとられたものの 納 税 義 務 の 判 定 期 間 と 実 際 の 課 税 期 間 が 異 なることに よる 弊 害 の 根 本 的 な 解 決 にはなっていない したがって こうした 弊 害 を 解 消 するために 基 準 期 間 制 度 は 廃 止 して その 事 業 年 度 の 課 税 売 上 高 が1 千 万 円 以 下 の 小 規 模 事 業 者 には 申 告 納 付 を 不 要 とする 申 告 不 要 制 度 を 創 設 すべきである (2) 消 費 税 の 各 種 届 出 書 及 び 承 認 申 請 書 の 提 出 時 期 は その 適 用 を 受 けようとする 課 税 期 間 の 前 課 税 期 間 の 消 費 税 の 確 定 申 告 書 の 提 出 期 限 までとすること ( 消 法 37 ほか)( 継 続 ) 消 費 税 の 各 種 届 出 書 及 び 承 認 申 請 書 の 提 出 時 期 は この 効 力 の 発 現 に 直 結 するので 納 税 者 に 与 える 影 響 が 大 きく 届 出 書 等 の 提 出 の 是 非 とともに 提 出 時 期 の 判 定 は 重 要 であ る 消 費 税 の 各 種 届 出 書 及 び 承 認 申 請 書 について 現 行 のようにその 適 用 を 受 けようとす る 課 税 期 間 の 開 始 日 の 前 日 までに 行 う 場 合 は その 提 出 の 失 念 により 納 税 者 が 思 わぬ 不 利 益 を 被 ることが 多 く 公 平 性 や 社 会 構 造 への 適 合 性 の 面 から 問 題 がある したがって 提 出 の 時 期 については 納 税 者 が 無 理 なく 提 出 することができる 時 期 と するのが 適 当 であり その 適 用 を 受 けようとする 課 税 期 間 の 前 課 税 期 間 の 申 告 書 の 提 出 期 限 までとすべきである (3) 簡 易 課 税 制 度 を 見 直 すこと ( 消 法 37)( 継 続 ) 簡 易 課 税 制 度 は 適 用 上 限 の 引 下 げ みなし 仕 入 率 の 細 分 化 など これまでの 改 正 で - 8 -

15 いわゆる 益 税 問 題 への 対 応 がとられたことと 事 前 届 出 制 であることにより 複 雑 化 し 税 制 の 簡 素 化 とは 逆 行 する 制 度 となっている 小 規 模 事 業 者 の 事 務 負 担 への 配 慮 という 簡 易 課 税 制 度 の 本 来 の 趣 旨 から 制 度 の 存 続 は 必 要 であるが 以 下 のような 見 直 しを 行 い 制 度 を 適 正 化 及 び 簡 素 化 するべきである 1 みなし 仕 入 率 は 区 分 を 簡 素 化 し 現 行 より 低 い 設 定 とする ただし 一 定 額 以 上 の 設 備 投 資 についてはみなし 仕 入 率 とは 別 枠 での 控 除 を 認 めること 2 簡 易 課 税 制 度 の 選 択 については 事 前 届 出 制 を 廃 止 し 申 告 時 に 選 択 できるように すること あわせて 原 則 的 な 税 額 計 算 方 法 の 採 用 を 認 めない 理 由 はないため 2 年 間 の 継 続 適 用 要 件 をなくすこと 五 その 他 税 制 改 正 に 関 する 項 目 1 国 税 通 則 法 関 係 (1) 納 税 者 権 利 憲 章 を 制 定 すること ( 通 法 1)( 継 続 ) 申 告 納 税 制 度 のさらなる 発 展 による 納 税 者 の 自 発 的 な 納 税 義 務 の 履 行 の 実 現 には 納 税 者 が 安 心 して 調 査 等 の 受 忍 義 務 が 果 たせるよう 納 税 者 の 義 務 だけではなく 納 税 者 の 権 利 を 明 確 に 規 定 することで 納 税 者 と 税 務 行 政 当 局 との 信 頼 関 係 を 醸 成 していくこ とが 必 要 である 国 税 通 則 法 の 目 的 を 改 正 し 国 税 通 則 法 第 1 条 に 納 税 者 の 権 利 利 益 の 保 護 に 資 する 旨 の 文 言 を 追 加 し 併 せて 納 税 者 権 利 憲 章 を 制 定 すべきである (2) 税 理 士 が 異 議 申 立 て 及 び 審 査 請 求 等 の 不 服 申 立 ての 税 務 代 理 を 行 った 場 合 異 議 審 理 庁 及 び 国 税 不 服 審 判 所 長 が 申 立 人 又 は 審 査 請 求 人 に 対 して 決 定 及 び 裁 決 を 行 った ときは 当 該 税 理 士 に 対 しても 書 類 ( 異 議 決 定 書 又 は 裁 決 書 の 謄 本 )を 送 達 すること ( 通 法 12)( 継 続 ) 代 理 人 として 税 理 士 が 異 議 申 立 て 及 び 審 査 請 求 等 の 不 服 申 立 てを 行 った 場 合 異 議 申 立 人 又 は 審 査 請 求 人 に 書 類 ( 異 議 決 定 書 又 は 裁 決 書 )の 謄 本 を 送 達 することとされてい るが 不 服 審 査 基 本 通 達 84-12( 異 議 申 立 人 に 対 する 送 達 )には なるべく 本 人 に 対 し てこれを 行 うものとする との 取 扱 いが 公 表 されている これは 代 理 人 も 当 事 者 であることを 前 提 とした 取 扱 いであると 思 われる 税 理 士 は 税 に 関 する 専 門 家 として 独 立 した 公 正 な 立 場 において 申 告 納 税 制 度 の 理 念 にそって 納 税 義 務 者 の 信 頼 に 応 える 必 要 があるため 国 民 の 権 利 救 済 のために 租 税 に 関 する 法 令 に 規 定 された 納 税 義 務 の 適 正 な 実 現 を 図 らなければならないのであり - 9 -

16 代 理 人 たる 税 理 士 に 対 しても 書 類 ( 異 議 決 定 書 又 は 裁 決 書 )の 謄 本 を 送 達 すべきである (3) 後 発 的 理 由 による 更 正 の 請 求 の 期 間 を 1 年 とすること ( 通 法 232)( 変 更 して 継 続 ) 後 発 的 理 由 による 更 正 の 請 求 の 期 間 の 特 例 については 現 行 ではその 理 由 が 生 じた 日 から2 月 以 内 とされているが 特 殊 な 事 例 のため 一 般 納 税 者 には 理 解 しがたく 短 期 間 で の 権 利 行 使 は 困 難 である 納 税 者 の 権 利 救 済 の 面 から 後 発 的 理 由 による 更 正 の 請 求 期 間 を1 年 にすべきである (4) 税 務 調 査 の 事 前 通 知 は 書 面 で 行 うことを 明 確 化 すること ( 通 法 74の9)( 変 更 して 継 続 ) 税 務 調 査 において 事 前 通 知 すべき 事 項 は11 項 目 に 及 ぶが その 通 知 方 法 については 法 令 上 の 明 確 な 規 定 がなく 原 則 として 電 話 により 口 頭 で 行 われている 法 定 化 された 事 前 通 知 事 項 の 内 容 は 正 確 に 納 税 義 務 者 ( 当 該 納 税 義 務 者 について 税 務 代 理 人 がある 場 合 には 当 該 税 務 代 理 人 を 含 む )に 伝 達 されるべきであるが その 者 が 口 頭 による 通 知 のため 多 項 目 事 項 の 全 てを 正 確 に 聞 き 取 れなかった 場 合 には その 内 容 について 誤 解 をしてしまう 可 能 性 が 生 じることになる 税 務 調 査 は 納 税 義 務 者 の 理 解 と 協 力 を 得 て 行 われるものであり 受 忍 義 務 を 負 う 納 税 義 務 者 に 対 しては 事 前 通 知 事 項 が 正 確 に 伝 わるよう 書 面 で 行 うことを 明 確 化 すべき である (5) あらかじめ 行 うことと 規 定 されている 事 前 通 知 について 事 前 通 知 日 の 基 準 を 明 確 に 規 定 すること ( 通 法 74の9)( 変 更 して 継 続 ) 税 務 調 査 における 事 前 通 知 は あらかじめ 相 当 の 時 間 的 余 裕 をおいて 納 税 義 務 者 ( 当 該 納 税 義 務 者 について 税 務 代 理 人 がある 場 合 には 当 該 税 務 代 理 人 を 含 む )に 対 して 通 知 されるが その 基 準 については 具 体 的 には 規 定 されていない そのため 相 当 の 時 間 的 余 裕 であるかどうかは 担 当 官 等 の 主 観 的 判 断 で 行 われるた め 個 々により その 判 断 に 差 異 が 生 じることも 考 えられる 事 前 通 知 は 税 務 行 政 当 局 納 税 義 務 者 の 双 方 の 相 当 な 時 間 的 余 裕 を 考 えるならば 少 なくとも14 日 前 までには 行 うべきであり 最 低 限 の 事 前 通 知 日 の 基 準 を 規 定 すべきで ある (6) 更 正 決 定 等 をすべきと 認 められない 旨 の 通 知 は 遅 滞 なく 通 知 することを 明 文 化 すること ( 通 法 74の11)( 継 続 )

17 実 地 調 査 を 行 った 結 果 更 正 決 定 等 をすべきと 認 められない 場 合 の 書 面 通 知 につ いては いつまでに 通 知 を 行 うのかが 当 該 条 文 において 規 定 されていない 更 正 決 定 等 をすべきと 認 められない 旨 の 通 知 は 速 やかに 行 われるべきであり 通 知 の 遅 れは 納 税 義 務 者 に 不 必 要 な 緊 張 不 安 状 態 を 継 続 させ またいつまでも 帳 簿 書 類 等 を 整 理 できないということになりかねない 国 税 通 則 法 施 行 令 第 30 条 の 3 第 2 項 において 提 出 物 件 の 留 め 置 き については 留 め 置 く 必 要 がなくなったときは 当 該 物 件 について 遅 滞 なく これを 返 還 しなけれ ばならないと 規 定 しているのであるから 実 地 調 査 終 了 後 の 書 面 通 知 についても 遅 滞 なく 通 知 すると 明 記 すべきである 2 所 得 税 法 人 税 共 通 関 係 (1) 減 価 償 却 資 産 の 法 定 耐 用 年 数 表 を 定 期 的 に 見 直 すとともに 資 産 区 分 を 簡 素 化 するこ と ( 耐 用 年 数 省 令 )( 継 続 ) 平 成 19 年 度 の 改 正 によって 償 却 可 能 限 度 額 の 廃 止 がなされ 平 成 20 年 度 の 改 正 に より 機 械 及 び 装 置 を 中 心 に 資 産 区 分 の 整 理 及 び 耐 用 年 数 の 見 直 しがなされた しかし 昨 今 の 急 激 な 技 術 革 新 の 進 展 や 資 産 種 類 の 多 様 化 等 によって 機 械 及 び 装 置 以 外 の 資 産 についても 現 行 の 法 定 耐 用 年 数 表 は 実 態 に 適 合 しなくなってきている 減 価 償 却 資 産 全 般 について 法 定 耐 用 年 数 を 定 期 的 に 見 直 すべきである また 耐 用 年 数 省 令 における 細 目 は 非 常 に 細 かく 定 められており その 区 分 自 体 が 実 態 に 合 わず その 資 産 がどの 区 分 に 該 当 するのか 判 別 しにくくなっているといえ る したがって 資 産 区 分 を 簡 素 にして 判 別 が 容 易 にできるようにするべきである (2) 税 額 控 除 の 繰 越 について 繰 越 額 の 古 いものから 適 用 するとともにその 期 間 も 延 長 すること ( 措 法 42 の 6 ほか)( 変 更 して 継 続 ) 当 期 税 額 基 準 額 が 税 額 控 除 限 度 額 に 満 たない 場 合 の 金 額 は 翌 期 に 繰 越 せることにな っているが 翌 期 においても 特 定 機 械 等 の 取 得 等 があった 場 合 に 同 じく 当 期 税 額 基 準 額 が 税 額 控 除 限 度 額 に 満 たない 場 合 は 当 該 年 度 に 取 得 した 資 産 の 控 除 のみで 前 期 か ら 繰 越 された 金 額 は 控 除 されず 切 り 捨 てられることになる 設 備 投 資 が 複 数 年 次 にわたってなされる 場 合 もある 税 額 控 除 が 企 業 の 設 備 投 資 に 対 して 税 制 上 の 支 援 を 行 うことを 目 的 とするのであれば 税 額 控 除 の 繰 越 額 も 順 次 古 い ものから 控 除 する 方 が 企 業 の 設 備 投 資 行 動 に 即 した 規 定 といえる また 設 備 投 資 の 効 果 が 投 資 した 年 度 あるいはその 翌 年 に 必 ずしも 発 現 するとは 限 らない 効 果 の 発 現 に 2 年 以 上 要 する 設 備 投 資 については 税 額 控 除 の 恩 恵 を 十 分 に 受 け

18 られない 可 能 性 がある したがって その 繰 越 控 除 の 期 間 についてもその 翌 年 まででは なく 5 年 程 度 にまで 延 長 するべきである (3) 自 動 車 のリサイクル 預 託 金 は 支 出 時 の 必 要 経 費 損 金 として 処 理 すること ( 所 基 通 の 2 法 基 通 )( 継 続 ) 納 税 者 に 面 倒 な 事 務 処 理 を 強 いること また 金 額 も 少 額 であり 発 生 主 義 によって 処 理 すべき 重 要 性 の 乏 しい 前 払 費 用 については 簡 便 方 法 が 容 認 される 重 要 性 の 原 則 か ら 支 出 時 の 必 要 経 費 損 金 として 処 理 するべきである (4) 青 色 申 告 書 を 提 出 した 年 分 の 純 損 失 の 繰 越 控 除 及 び 青 色 申 告 書 を 提 出 した 事 業 年 度 の 欠 損 金 の 繰 越 控 除 については 期 間 制 限 を 廃 止 し 控 除 額 についても 制 限 を 設 け ないこと ( 所 法 70 法 法 57)( 継 続 ) 青 色 申 告 書 を 提 出 した 場 合 の 所 得 税 における 純 損 失 の 繰 越 控 除 は3 年 を 限 度 とし 法 人 税 の 繰 越 控 除 は9 年 を 限 度 としている しかしながら 企 業 における 営 業 年 度 はゴーイングコンサーンのもとで 人 為 的 に 区 切 られたものにすぎず 損 失 も 利 益 も 本 来 は 一 体 のものである これは 税 務 上 においても 尊 重 されるべきであり たとえば アメリカでは 20 年 イギリスやドイツでは 無 制 限 に 認 められるという 例 もある したがって 青 色 申 告 書 を 提 出 した 場 合 の 所 得 税 における 純 損 失 の 繰 越 控 除 及 び 法 人 税 における 欠 損 金 の 繰 越 控 除 については 期 間 制 限 を 廃 止 すべきである また 法 人 税 における 欠 損 金 の 繰 越 控 除 については 原 則 として 繰 越 控 除 をする 事 業 年 度 のその 繰 越 控 除 前 の 所 得 の 金 額 の 一 定 割 合 相 当 額 を 限 度 としている( 資 本 金 1 億 円 以 下 の 法 人 等 を 除 く) 控 除 額 についても 制 限 を 設 けるべきではない (5) 法 人 税 法 等 における 親 族 の 範 囲 を 見 直 すこと ( 継 続 ) 法 人 税 法 相 続 税 法 等 において 使 用 される 親 族 は 民 法 上 の 概 念 が 借 用 されている しかし 現 在 の 社 会 情 勢 等 における 親 族 との 乖 離 が 大 きく 実 態 にそぐわない 法 人 税 や 相 続 税 が 現 代 社 会 に 適 合 した 税 制 であるためには 現 在 の 社 会 情 勢 等 と 乖 離 した 概 念 をそのまま 税 制 の 規 定 の 中 に 取 り 入 れるべきではない したがって 同 族 会 社 の 判 定 特 定 同 族 会 社 の 判 定 非 上 場 株 式 の 納 税 猶 予 制 度 にお ける 納 税 猶 予 の 取 消 事 由 などに 個 々の 制 度 の 趣 旨 に 合 致 した 範 囲 で 親 族 の 範 囲 を 限 定 することが 必 要 である 例 えば 取 引 相 場 のない 株 式 等 の 評 価 に 際 しての 同 族 関 係 者 の

19 範 囲 は 配 偶 者 直 系 血 族 兄 弟 姉 妹 及 び1 親 等 姻 族 程 度 が 適 切 である 3 所 得 税 関 係 所 得 の 種 類 及 び 各 種 所 得 の 金 額 (1) 所 得 区 分 を 見 直 すこと ( 所 法 )( 継 続 ) 現 行 の 所 得 区 分 は 昭 和 25 年 のシャウプ 勧 告 に 基 づく 改 正 で 採 用 された 10 区 分 によ っているが 具 体 的 な 区 分 の 判 断 基 準 が 明 確 でないものや その 区 分 に 積 極 的 意 義 が 見 出 せないものが 見 られる また 課 税 制 度 の 改 正 経 済 環 境 の 変 化 や 所 得 発 生 形 態 の 多 様 化 等 に 対 応 する 必 要 も あるため 以 下 のように 見 直 しをすべきである 1 事 業 所 得 と 不 動 産 所 得 の 区 分 は 資 産 所 得 の 合 算 課 税 が 行 われていたころの 名 残 で ある 現 在 のように 所 得 稼 得 形 態 が 多 様 化 する 中 で 不 動 産 から 生 じる 所 得 であって も 一 定 の 労 務 の 提 供 リスクの 負 担 があり その 実 体 は 事 業 所 得 と 変 わるところはな い よって 不 動 産 所 得 は 事 業 所 得 と 統 合 すべきである 2 一 時 所 得 と 雑 所 得 は どちらも 他 の 所 得 区 分 に 属 さない いわゆるバスケットカテ ゴリー 的 な 所 得 であるにもかかわらず 対 価 性 の 有 無 という 基 準 によって 特 別 控 除 の 適 用 や 2 分 の 1 課 税 という 課 税 上 の 取 扱 いが 大 きく 異 なっている これらを 区 別 する 積 極 的 意 義 は 見 出 せない また 雑 所 得 のうち 事 業 類 似 取 引 については 取 引 形 態 や 規 模 という 不 明 確 な 基 準 で 事 業 所 得 と 区 分 されている そこで 雑 所 得 のうち 事 業 類 似 取 引 を 事 業 所 得 とした 上 で 一 時 所 得 を 雑 所 得 に 統 合 すべきである 3 公 的 年 金 等 についての 所 得 は 現 在 雑 所 得 に 分 類 されている 今 後 高 齢 化 が 進 むに 従 い 年 金 受 給 者 の 数 及 び 所 得 税 における 重 要 度 は 増 していくものと 思 われる また 現 行 の 雑 所 得 は 公 的 年 金 等 に 係 る 雑 所 得 とその 他 の 雑 所 得 に 区 分 して 計 算 したもの を 合 計 する 計 算 方 法 となっており 同 一 所 得 区 分 内 での 所 得 計 算 方 法 として 複 雑 であ る したがって 公 的 年 金 等 については 雑 所 得 とは 別 の 独 立 した 所 得 区 分 を 設 けるべ きである 必 要 経 費 等 の 計 算 (2) 青 色 事 業 専 従 者 給 与 の 届 出 制 の 廃 止 と 青 色 事 業 専 従 者 が 受 ける 退 職 金 の 必 要 経 費 算 入 を 認 めること ( 所 法 )( 継 続 ) 青 色 事 業 専 従 者 が 受 ける 給 与 と 一 般 の 者 が 受 ける 給 与 は 労 働 の 対 価 として 受 けるも のである 点 から 経 済 的 には 同 質 である 青 色 事 業 専 従 者 が 受 ける 給 与 と 一 般 の 者 が 受 け 取 る 給 与 との 取 扱 いを 税 法 上 異 にする 根 拠 はない 青 色 事 業 専 従 者 給 与 の 額 が 合 理 的 基

20 準 で 決 定 されていれば 何 ら 問 題 にする 点 はなく その 額 が 適 正 額 かどうかの 確 認 は 給 与 台 帳 等 で 行 うことができる したがって 青 色 事 業 専 従 者 給 与 の 届 出 の 制 度 を 廃 止 すべ きである また 専 従 者 が 行 う 労 働 の 性 質 は 一 般 の 者 のそれと 何 ら 変 わりはなく 一 般 の 者 の 退 職 金 と 同 様 に 青 色 事 業 専 従 者 への 退 職 金 はその 適 正 な 額 を 限 度 として 必 要 経 費 に 算 入 できるようにすべきである (3) 生 計 を 一 にする 親 族 が 事 業 等 から 対 価 を 受 ける 場 合 の 必 要 経 費 の 特 例 の 規 定 を 改 正 すること ( 所 法 56)( 継 続 ) 事 業 所 得 等 の 計 算 において 生 計 を 一 にする 親 族 に 対 して 支 払 う 適 正 な 対 価 は 本 来 必 要 経 費 として 認 められるべき 性 格 のものである これを 必 要 経 費 として 認 めた 場 合 課 税 上 の 不 公 平 が 生 じる 恐 れがあるとされるが 正 当 な 対 価 が 支 払 われている 限 り 租 税 回 避 行 為 に 該 当 する 余 地 はない 現 在 の 記 帳 慣 行 も 過 去 と 比 べ 格 段 の 向 上 を 遂 げている 青 色 申 告 者 に 限 りこの 特 例 を 適 用 しないとすべきである (4) 社 会 保 険 診 療 報 酬 の 所 得 計 算 の 特 例 を 廃 止 すること ( 措 法 26 67)( 継 続 ) 所 得 税 における 所 得 計 算 は 本 来 記 帳 に 基 づく 収 支 計 算 によるべきであるが 社 会 保 険 診 療 報 酬 に 関 しては 収 入 金 額 が 一 定 金 額 以 下 の 場 合 に 限 って 実 額 計 算 に 代 えてそ の 収 入 金 額 に 一 定 の 経 費 率 を 乗 じて 計 算 したみなし 経 費 によって 所 得 金 額 を 算 出 する ことが 認 められている この 特 例 の 趣 旨 は 国 民 皆 保 険 制 度 の 定 着 を 支 援 することにあ ったといわれるが 既 にその 目 的 は 達 成 されていると 考 えられるため 負 担 の 公 平 の 見 地 から 廃 止 されるべきである 損 益 通 算 及 び 損 失 の 繰 越 控 除 (5) 非 上 場 株 式 等 をその 発 行 法 人 に 譲 渡 した 際 に みなし 配 当 と 譲 渡 損 失 が 同 時 に 生 じ た 場 合 その 損 益 通 算 を 認 めること ( 所 法 25 措 法 37 の 10)( 継 続 ) 非 上 場 株 式 等 をその 発 行 法 人 に 譲 渡 した 場 合 一 定 の 事 由 によるものを 除 き 譲 渡 価 額 のうち 資 本 金 等 の 額 に 対 応 する 部 分 については 譲 渡 所 得 (の 収 入 金 額 ) 資 本 金 等 の 額 を 超 える 部 分 については 配 当 所 得 として 課 税 される このとき 取 得 価 額 が 譲 渡 株 式 等 の 資 本 金 等 の 額 相 当 額 を 超 える 場 合 には みなし 配 当 が 生 じると 同 時 に 株 式 等 の 譲 渡 損 失 が 生 じるケースがあり この 譲 渡 損 失 は 他 に 株 式 等 の 譲 渡 益 がない 場 合 には 損 益 通 算 が 認 められず 切 り 捨 てられる

21 この 取 扱 いは 一 の 取 引 を 二 つの 所 得 に 区 分 したことにより 生 じたもので プラスの 部 分 のみに 課 税 し マイナスの 部 分 を 切 り 捨 てることは 当 該 株 式 等 の 保 有 期 間 におい て 発 生 した 所 得 以 上 の 所 得 に 課 税 することとなり 課 税 上 の 均 衡 を 欠 く したがって 非 上 場 株 式 等 をその 発 行 法 人 に 譲 渡 するにあたって 生 じるみなし 配 当 に ついて 同 時 に 生 じた 株 式 等 の 譲 渡 損 がある 場 合 は その 損 益 の 通 算 を 認 めるべきであ る (6) 上 場 株 式 等 に 係 る 譲 渡 損 失 の 繰 越 控 除 期 間 を 5 年 に 延 長 すること ( 措 法 37 の 12 の 2)( 継 続 ) 現 在 の 世 界 的 な 経 済 環 境 は 好 不 況 のサイクルが 長 くなっている このような 状 況 下 で 上 場 株 式 等 に 係 る 譲 渡 損 失 の 繰 越 控 除 期 間 が 3 年 では 短 すぎる 安 定 した 株 主 を 得 るた めには 個 人 投 資 家 の 育 成 が 急 務 であり 安 心 して 株 式 投 資 ができる 環 境 のために 上 場 株 式 等 に 係 る 譲 渡 損 失 の 繰 越 控 除 期 間 を5 年 に 延 長 すべきである (7) 不 動 産 所 得 に 係 る 損 益 通 算 の 特 例 を 廃 止 すること ( 措 法 41 の 4)( 継 続 ) 平 成 4 年 度 の 改 正 により 行 き 過 ぎた 土 地 投 資 節 税 規 制 の 観 点 から 土 地 の 取 得 に かかる 負 債 利 子 については 損 益 通 算 が 認 められなくなった 法 人 税 では 平 成 10 年 度 か ら 新 規 土 地 等 に 係 る 負 債 利 子 の 特 例 は 廃 止 されており 均 衡 を 欠 く 制 度 となっている 本 来 負 債 利 子 は 当 然 必 要 経 費 であり すみやかに 廃 止 すべきである 所 得 控 除 (8) 医 療 費 控 除 の 適 用 範 囲 を 拡 大 するとともに 生 計 を 一 にしない 親 族 に 係 る 医 療 費 を 支 払 った 場 合 にも その 医 療 費 の 金 額 を 医 療 費 控 除 の 対 象 とすること ( 所 法 73)( 継 続 ) 高 齢 化 社 会 の 到 来 医 療 技 術 の 進 歩 生 活 様 式 の 変 化 に 伴 い 直 接 治 療 とは 関 係 なく ( 例 えば 人 間 ドックの 費 用 )とも 医 療 と 密 接 なものについては 医 療 費 控 除 の 対 象 とすべ きである また 医 療 費 控 除 は 本 人 分 の 医 療 費 のほか 生 計 を 一 にする 配 偶 者 その 他 の 親 族 の ために 支 払 った 医 療 費 が 対 象 とされている しかし 最 近 は 老 人 のみの 世 帯 も 多 く その 医 療 費 についても 子 供 全 員 で 支 払 うケー スもあり 必 ずしも 生 計 を 一 にする 者 が 負 担 するとは 限 らない したがって 生 計 を 一 にしない 親 族 に 係 る 医 療 費 を 支 払 った 場 合 も 医 療 費 控 除 の 対 象 とすべきである

22 (9) 障 害 者 控 除 の 障 害 者 特 別 障 害 者 の 範 囲 区 分 を 見 直 すこと ( 所 法 2 79 所 令 10 所 基 通 2-38)( 継 続 ) 現 行 の 規 定 では 要 介 護 認 定 を 受 けているだけでは 障 害 者 控 除 の 適 用 が 受 けられず 適 用 を 受 けるためには 市 町 村 長 等 の 認 定 を 受 ける 必 要 がある この 認 定 基 準 は 明 確 なも のがなく 各 市 町 村 の 裁 量 に 委 ねられていることから 同 じ 要 介 護 度 でも 市 町 村 によっ て 取 扱 いが 異 なる 場 合 が 生 じる 可 能 性 があり 公 平 性 に 欠 ける また この 認 定 を 受 ける 為 に 行 政 手 数 料 を 負 担 しなければならない 市 町 村 もあり こ れらの 負 担 は 障 害 者 支 援 という 本 規 定 の 趣 旨 に 反 するものである 以 上 のことから 身 体 障 害 者 法 に 基 づく 障 害 認 定 だけではなく 介 護 保 険 法 に 基 づく 要 介 護 認 定 を 障 害 者 特 別 障 害 者 の 判 定 基 準 に 含 めるべきである (10) 寡 婦 寡 夫 控 除 の 見 直 しをすること ( 所 法 81 措 法 41 の 17)( 継 続 ) 寡 婦 寡 夫 控 除 は 子 供 の 養 育 支 援 という 経 済 的 観 点 等 を 考 慮 した 控 除 である しかし その 適 用 については 男 女 の 差 があり また 特 別 の 寡 夫 という 制 度 はない 創 設 当 時 に 比 して 社 会 環 境 が 大 きく 変 化 している 現 在 男 女 によって 差 を 設 ける 必 要 は ない また 婚 姻 を 経 ずに 子 を 持 つ 親 については その 対 象 外 とされている 子 供 の 養 育 支 援 という 立 場 に 立 てば 男 女 の 別 なく 子 を 持 つ 配 偶 者 のない 者 に 対 する 控 除 にすべきで ある (11) 老 年 者 控 除 を 復 活 させること ( 旧 所 法 80)( 継 続 ) 平 成 16 年 度 税 制 改 正 により 老 年 者 の 税 負 担 は 重 くなり 社 会 生 活 において 厳 しい 状 況 に 追 い 込 まれている 人 が 増 加 している そもそも 老 年 者 控 除 は 社 会 的 立 場 上 においていわば 弱 者 の 地 位 にあることなどから その 負 担 能 力 の 減 殺 要 因 を 考 慮 して 昭 和 26 年 に 創 設 されたが 平 成 16 年 度 改 正 で 世 代 間 高 齢 者 間 の 税 負 担 の 公 平 を 確 保 する 観 点 から 実 質 的 に 年 齢 のみを 基 準 に 高 齢 者 を 優 遇 する 措 置 となっている 年 齢 65 歳 以 上 の 者 に 対 する 公 的 年 金 等 控 除 の 上 乗 せ 措 置 と 合 わせて 廃 止 された しかし 年 金 課 税 とのダブルの 課 税 強 化 は 高 齢 者 の 生 活 を 急 激 に 圧 迫 しており 65 歳 以 上 で かつ 合 計 所 得 金 額 が 500 万 円 以 下 の 者 に 限 定 して 老 年 者 控 除 50 万 円 を 復 活 すべきである

23 申 告 納 付 及 び 還 付 (12) 給 与 所 得 者 の 課 税 制 度 を 申 告 納 税 方 式 と 年 末 調 整 方 式 の 選 択 制 とすること ( 所 法 ~193)( 継 続 ) 現 行 の 年 末 調 整 方 式 は 事 業 主 の 事 務 負 担 も 大 きく 従 業 員 のプライバシーにも 配 慮 がなされていない 現 状 にあり 個 人 情 報 保 護 の 観 点 からも 問 題 がある また 最 近 は 電 子 申 告 制 度 が 普 及 し 給 与 所 得 者 個 人 が 自 ら 申 告 しやすい 社 会 環 境 が 整 備 されてきている そこで 現 行 の 源 泉 徴 収 制 度 は 維 持 したうえで 給 与 所 得 者 の 課 税 制 度 を 申 告 方 式 か 年 末 調 整 方 式 かの 選 択 制 にすべきである (13) 居 住 者 が 死 亡 した 場 合 の 確 定 申 告 書 の 提 出 期 限 を 相 続 税 の 申 告 期 限 とすること ( 所 法 )( 継 続 ) 準 確 定 申 告 書 の 提 出 期 限 は 現 行 では 相 続 開 始 を 知 った 日 の 翌 日 から4ヶ 月 を 経 過 し た 日 の 前 日 までである しかしながら 被 相 続 人 から 相 続 又 は 遺 贈 により 財 産 を 取 得 した 者 が 相 続 税 の 申 告 を しなければならない 時 は 当 該 被 相 続 人 のその 年 の 所 得 の 計 算 は 相 続 税 申 告 の 計 算 と 同 時 に 行 うことが 一 般 的 であり 期 限 経 過 による 不 利 益 を 被 るおそれがある したがって 準 確 定 申 告 書 の 提 出 期 限 を 相 続 税 の 申 告 期 限 と 同 じにすべきである (14) 相 続 により 業 務 を 承 継 した 場 合 の 青 色 承 認 申 請 期 限 を 相 続 税 の 申 告 期 限 又 は 業 務 承 継 年 に 係 る 所 得 税 の 確 定 申 告 期 限 のいずれか 早 い 日 までとすること ( 所 法 144 所 基 通 144-1)( 継 続 ) 被 相 続 人 の 業 務 を 相 続 したことにより 新 たに 業 務 を 開 始 した 相 続 人 に 係 る 青 色 承 認 申 請 書 の 提 出 期 限 は 相 続 により 新 たに 業 務 を 開 始 した 日 から 2 ヶ 月 以 内 被 相 続 人 が 青 色 申 告 者 であったときは 準 確 定 申 告 期 限 までとなっている 業 務 の 承 継 については 遺 産 分 割 協 議 と 密 接 な 関 係 があり 業 務 の 実 態 把 握 のための 時 間 及 び 十 分 な 協 議 が 必 要 となることもある したがって 相 続 による 業 務 の 承 継 者 に 係 る 青 色 承 認 申 請 書 の 提 出 期 限 は 相 続 税 の 申 告 期 限 とその 承 継 者 の 承 継 年 に 係 る 確 定 申 告 期 限 のいずれか 早 い 日 とすべきである 源 泉 徴 収 (15) 源 泉 所 得 税 の 納 付 期 限 を 翌 月 20 日 とし 復 興 所 得 税 の 源 泉 徴 収 を 見 直 すこと ( 所 法 復 興 財 確 法 28)( 継 続 )

24 現 行 の 源 泉 所 得 税 の 納 付 期 限 は 翌 月 の 10 日 とされている この 制 度 では 源 泉 徴 収 義 務 者 の 事 務 負 担 が 時 間 的 に 過 重 となる 源 泉 徴 収 義 務 者 の 時 間 的 事 務 負 担 の 軽 減 を 図 るため 源 泉 所 得 税 の 納 付 期 限 を 翌 月 の 20 日 までとすべきである 納 期 の 特 例 の 納 期 についても 同 様 である また 復 興 所 得 税 は 本 来 の 税 額 の 2.1%という 少 額 を 源 泉 徴 収 することになっている ため 徴 収 税 額 の 計 算 が 煩 雑 になってしまう したがって 報 酬 料 金 からは 復 興 所 得 税 の 源 泉 徴 収 は 行 わないこととし 源 泉 徴 収 義 務 者 の 事 務 の 煩 雑 化 を 防 止 すべきである 4 法 人 税 関 係 (1) 役 員 給 与 についての 損 金 不 算 入 の 規 定 を 見 直 すこと ( 法 法 34)( 継 続 ) 法 人 税 法 上 役 員 給 与 は 原 則 損 金 不 算 入 とされ 定 期 同 額 給 与 をはじめ 利 益 連 動 給 与 事 前 確 定 届 出 給 与 の 3 類 型 について その 税 法 上 の 要 件 を 満 たした 場 合 にのみ 損 金 算 入 が 認 められている しかし 本 来 職 務 執 行 の 対 価 として 会 社 法 に 従 って 適 法 に 支 払 われた 給 与 は 損 金 の 額 に 算 入 されるべきである 現 行 の 法 人 税 法 第 34 条 には 以 下 の 問 題 点 がある 1 定 期 同 額 の 要 件 はあまりに 硬 直 的 形 式 的 であり 会 社 法 に 従 って 適 法 に 支 払 われた 給 与 までもが 損 金 に 算 入 できない 結 果 をもたらす 危 険 性 もある 2 事 前 確 定 届 出 給 与 についても 定 期 給 与 を 受 けていない 役 員 に 対 して 支 給 する 給 与 について 所 定 の 時 期 に 確 定 額 を 支 給 する 旨 の 事 前 の 定 めに 従 って 支 給 されるもの については 租 税 回 避 のおそれはなく 事 前 確 定 届 出 給 与 の 届 出 を 不 要 とするべきで ある 3 利 益 連 動 給 与 についても 大 企 業 にしか 認 められていないが 企 業 経 営 の 成 果 と 役 員 の 貢 献 責 任 との 関 係 は 大 企 業 よりも 中 小 企 業 の 方 がより 密 接 な 関 係 にある といえる このことは 法 人 の 借 入 れに 際 して 役 員 個 人 が 連 帯 債 務 者 になること も 多 いことなどからも 窺 える したがって 役 員 給 与 については 原 則 損 金 算 入 とし 恣 意 性 を 排 除 する 必 要 がある 場 合 に 損 金 不 算 入 となるものを 別 に 限 定 的 に 定 めて 対 応 するべきである (2) 住 民 税 均 等 割 の 損 金 算 入 を 認 めるとともに 法 人 税 の 均 等 割 を 創 設 すること ( 法 法 382)( 継 続 ) 住 民 税 における 均 等 割 課 税 は 法 人 が 県 道 等 の 地 方 公 共 団 体 の 施 設 等 を 利 用 し 営 業 活

25 動 を 行 っている 等 何 らかの 行 政 サービスを 受 けていることから その 行 政 サービスの 対 価 として 支 払 っているといえる したがって 住 民 税 均 等 割 について 損 金 算 入 を 認 め るべきである 一 方 法 人 税 は 所 得 を 課 税 標 準 としているため 所 得 が 発 生 しない 限 り 納 税 が 生 じ ない しかし 法 人 は 国 からの 行 政 サービスを 受 けていることは 明 らかである 社 会 保 障 費 等 の 増 加 で 国 の 財 政 が 逼 迫 するなか 安 定 的 な 税 源 確 保 の 観 点 から 住 民 税 の 均 等 割 に 類 似 する 税 制 を 創 設 すべきである (3) 法 人 の 各 種 届 出 書 等 の 提 出 期 限 を 前 事 業 年 度 の 確 定 申 告 書 の 提 出 期 限 まで 延 長 する こと ( 法 法 122 ほか)( 継 続 ) 現 行 法 では 法 人 の 青 色 申 告 承 認 申 請 書 棚 卸 資 産 の 評 価 方 法 有 価 証 券 の 評 価 方 法 及 び 減 価 償 却 資 産 の 償 却 方 法 の 変 更 届 出 書 の 提 出 期 限 は 設 立 第 1 期 に 該 当 する 場 合 を 除 き 当 該 事 業 年 度 開 始 の 日 の 前 日 まで とされているが 提 出 期 限 を 改 正 しても 課 税 上 の 弊 害 や 混 乱 を 招 くとは 特 に 考 えられない よって これらの 提 出 期 限 を 前 事 業 年 度 に 係 る 確 定 申 告 書 の 提 出 期 限 まで とすべ きである (4) 交 際 費 課 税 における 交 際 費 等 の 範 囲 を 見 直 し 社 会 通 念 上 必 要 な 交 際 費 等 の 支 出 は 原 則 として 全 額 損 金 算 入 すること ( 措 法 61 の 4 措 令 37 の 5)( 継 続 ) 交 際 費 に 対 する 課 税 は 企 業 の 冗 費 抑 制 を 図 ることが 目 的 とされている したがって 本 来 冗 費 や 濫 費 の 性 格 の 強 い 交 際 費 だけを 課 税 対 象 とすべきである 近 年 一 定 の 見 直 しが 行 われているところであるが 課 税 対 象 交 際 費 等 の 範 囲 についてはさらに 見 直 し を 行 い 特 に 社 会 通 念 上 必 要 とされる 社 会 奉 仕 団 体 の 会 費 や 慶 弔 費 等 は 除 外 すべきであ る (5) 賞 与 引 当 金 退 職 給 付 引 当 金 の 繰 入 について 損 金 算 入 を 認 めること ( 旧 法 法 54)( 継 続 ) 賞 与 引 当 金 及 び 退 職 給 付 引 当 金 は 会 計 理 論 上 必 要 不 可 欠 なものであり 税 法 上 も 課 税 所 得 計 算 の 過 程 で 当 然 反 映 されなければならない 損 金 であって 青 色 申 告 など 特 定 の 要 件 を 備 えた 法 人 に 対 する 特 典 的 な 制 度 ではない また 平 成 10 年 度 の 法 人 税 法 改 正 によって 会 計 と 税 務 がそれぞれの 目 的 に 従 って 独 自 の 道 を 歩 むことが 明 らかにされたものの 法 人 税 は 一 般 に 公 正 妥 当 と 認 められる 会 計 処 理 の 基 準 に 従 って 計 算 することを 原 則 としていることからも 賞 与 引 当 金 退 職 給

26 付 引 当 金 の 繰 入 について 損 金 算 入 を 認 めるべきである さらに 退 職 給 付 引 当 金 については 退 職 給 与 規 程 等 に 基 づいて 現 に 法 的 にも 債 務 とし て 潜 在 的 に 発 生 しているのであって ただ 退 職 の 事 実 が 未 だ 生 じていないために 給 付 事 由 と 具 体 的 な 給 付 額 とが 確 定 していないに 過 ぎない そこで 労 働 協 約 及 び 労 働 基 準 法 等 により 退 職 給 与 の 支 給 規 程 を 定 めている 法 人 につ いては その 規 程 による 退 職 給 与 要 支 給 額 の 当 期 発 生 額 の 損 金 算 入 を 認 めるべきである 5 消 費 税 関 係 (1) 消 費 税 の 複 数 税 率 化 は 避 けること ( 消 法 29)( 変 更 して 継 続 ) 消 費 税 の 複 数 税 率 化 は 消 費 者 の 消 費 行 動 に 影 響 を 与 え 結 果 として 税 率 が 異 なる 業 種 間 での 不 公 平 が 生 じる 可 能 性 が 高 い 複 数 税 率 化 のための 対 象 品 目 の 選 定 は 困 難 を 極 め 混 乱 することが 予 想 される 既 に 複 数 税 率 を 導 入 している 諸 外 国 をみても 選 定 の 曖 昧 さは 明 らかである 低 所 得 者 対 策 として 食 料 品 等 に 軽 減 税 率 を 導 入 したとしても 税 収 が 減 少 する 上 その 効 果 は 限 定 的 であり 寧 ろ 低 所 得 者 以 外 の 層 に 大 きく 及 ぶ また 事 業 者 の 事 務 の 複 雑 化 及 び 事 務 負 担 の 増 大 それに 伴 うシステム 対 応 などの 新 たな 納 税 のための 費 用 負 担 を 招 く したがって 新 たな 不 公 平 と 混 乱 を 生 じさせないためにも 軽 減 税 率 の 導 入 は 中 止 し 複 数 税 率 化 は 避 けるべきである (2) 課 税 売 上 割 合 による 仕 入 税 額 控 除 調 整 計 算 の 規 定 の 適 用 基 準 を 見 直 すこと ( 消 法 302)( 継 続 ) 平 成 23 年 度 改 正 により 当 該 課 税 期 間 の 課 税 売 上 高 が 5 億 円 を 超 える 事 業 者 につい ては いわゆる 95%ルール が 見 直 され これまで 以 上 に 多 くの 事 業 者 が 課 税 売 上 割 合 による 仕 入 税 額 控 除 の 調 整 計 算 を 行 わなければならなくなった この 規 定 の 対 象 となるか 否 かの 判 定 は 当 該 課 税 期 間 の 課 税 売 上 高 のみによって 行 わ れるが 同 じ 5 億 円 の 課 税 売 上 高 でも 業 種 によって 企 業 規 模 は 大 きく 異 なる また 小 規 模 な 事 業 者 がたまたま 大 きな 受 注 や 課 税 資 産 の 譲 渡 等 があった 際 にもこの 規 定 の 適 用 を 受 けることになり 予 期 せぬ 事 務 負 担 の 増 大 を 招 くこともある したがって この 規 定 の 適 用 にあたっては 課 税 売 上 高 の 基 準 だけでなく 資 本 金 額 による 基 準 も 設 けるべきである 具 体 的 には 個 人 事 業 者 や 資 本 金 1 億 円 以 下 の 法 人 に ついては 従 来 の 95%ルールを 適 用 できるようにすること また 一 括 比 例 配 分 方 式 の 2 年 間 の 継 続 適 用 要 件 は 簡 便 計 算 であるという 理 由 での 義 務 付 けは 不 合 理 であるので 当 該 規 定 は 廃 止 すべきである

27 (3) 帳 簿 及 び 請 求 書 等 の 保 存 の 要 件 については 事 業 者 に 過 度 の 負 担 を 生 じさせな いよう 帳 簿 における 記 載 事 項 の 簡 略 化 を 図 ること ( 消 法 )( 継 続 ) 仕 入 税 額 控 除 については 計 算 のための 事 務 負 担 や 費 用 負 担 は 極 力 軽 減 されるべきで ある しかしながら 平 成 9 年 4 月 1 日 以 降 施 行 されている 帳 簿 及 び 請 求 書 等 の 保 存 の 要 件 においては 形 式 主 義 が 重 視 される 結 果 請 求 書 等 で 確 認 できる 事 項 についても 帳 簿 への 重 複 記 載 を 余 儀 なくされるなど 効 率 的 な 記 帳 実 務 の 流 れとは 相 反 する 実 態 が 多 々 見 受 けられる 帳 簿 及 び 請 求 書 等 の 保 存 の 要 件 については まず 請 求 書 等 の 保 存 を 中 心 とし て 位 置 づけ 請 求 書 等 に 不 備 がある 場 合 に 限 り 帳 簿 に 補 完 のための 記 載 を 求 めることと すれば 帳 簿 の 記 載 要 件 を 緩 和 しても 課 税 取 引 の 事 実 の 検 証 は 十 分 に 可 能 である したがって 記 帳 実 務 の 実 態 や 事 務 負 担 に 配 慮 して 仕 入 税 額 控 除 の 要 件 である 帳 簿 への 記 載 事 項 を 簡 略 化 すべきである (4) 固 定 資 産 である 土 地 の 譲 渡 については 譲 渡 価 額 の 5%を 非 課 税 売 上 とし 課 税 売 上 割 合 を 計 算 すること ( 消 法 30 消 令 48)( 継 続 ) 課 税 売 上 高 が 少 額 な 事 業 者 において 土 地 を 譲 渡 した 場 合 には 課 税 売 上 割 合 が 95% を 下 回 ることになる 場 合 が 多 く その 結 果 課 税 売 上 に 対 する 部 分 の 控 除 対 象 仕 入 税 額 を 計 算 しなければならなくなる しかし 不 動 産 業 者 が 棚 卸 資 産 である 土 地 を 譲 渡 する 場 合 は 別 として 一 般 の 事 業 者 が 固 定 資 産 である 土 地 をたまたま 譲 渡 したような 場 合 には 土 地 の 譲 渡 に 直 接 要 する 費 用 はほとんどかからないにもかかわらず 一 般 管 理 費 に 係 る 仕 入 税 額 を 共 通 仕 入 れに 該 当 するものとして 按 分 しなければならない このため 通 常 の 課 税 期 間 における 控 除 対 象 仕 入 税 額 と 比 較 して 相 当 減 少 してしまう 結 果 を 招 いている 一 定 の 要 件 のもと 課 税 売 上 割 合 に 準 ずる 割 合 の 承 認 を 受 けることはできるものの 手 続 きが 煩 雑 であり 現 行 では 承 認 を 受 けた 日 の 属 する 課 税 期 間 の 適 用 であるため 課 税 期 間 末 に 近 い 取 引 の 場 合 は さらに 対 応 が 困 難 である この 取 扱 が たまたま 行 われた 土 地 の 譲 渡 による 課 税 売 上 割 合 の 変 動 はその 事 業 の 実 態 を 正 しく 反 映 したものではな いという 前 提 で 設 けられており 上 記 の 不 合 理 は 明 らかである したがって 運 用 の 簡 便 さの 観 点 から 固 定 資 産 である 土 地 の 譲 渡 については 有 価 証 券 の 場 合 に 準 じて 譲 渡 価 額 の 5%を 非 課 税 売 上 高 として 課 税 売 上 割 合 を 計 算 するよ うに 改 めるべきである

28 (5) 消 費 税 の 納 税 について 予 納 制 度 を 適 用 できるようにすること ( 通 法 59 消 法 42)( 継 続 ) 消 費 税 は 所 得 の 有 無 にかかわらず 納 税 額 が 発 生 するため 近 年 業 況 資 金 繰 りの 悪 化 によって 消 費 税 の 滞 納 額 の 占 める 割 合 が 大 きくなっている 確 定 申 告 時 に 1 年 分 の 納 税 額 を 準 備 する 必 要 がある 事 業 者 に 配 慮 して 前 課 税 期 間 の 消 費 税 の 年 税 額 が 48 万 円 以 下 の 事 業 者 であっても 中 間 申 告 ができるよう 制 度 が 改 正 さ れたが それでも 設 立 1 年 目 から 多 額 の 課 税 売 上 高 が 発 生 している 事 業 者 や 前 課 税 期 間 に 比 し 大 幅 に 課 税 売 上 高 が 増 加 している 事 業 者 に 対 しては 対 応 が 不 十 分 である そこで 中 間 申 告 制 度 と 併 せて 国 税 通 則 法 に 規 定 する 予 納 制 度 を 消 費 税 の 納 税 に 適 用 できるようにして 納 税 の 機 会 を 増 やして 納 税 資 金 負 担 を 平 準 化 できるようにすべき である (6) 法 人 税 において 確 定 申 告 書 の 提 出 期 限 の 延 長 の 特 例 を 受 けている 場 合 には 消 費 税 の 確 定 申 告 書 の 提 出 期 限 についても 延 長 を 認 めること ( 消 法 45)( 継 続 ) 消 費 税 の 申 告 作 業 は 事 業 者 の 決 算 確 定 作 業 に 連 動 して 行 われている 法 人 税 法 第 72 条 の 2 により 提 出 期 限 の 延 長 が 認 められている 法 人 の 場 合 消 費 税 の 確 定 申 告 を 決 算 確 定 前 にせざるを 得 ない 状 況 となっており 不 合 理 である したがって 消 費 税 の 確 定 申 告 も 法 人 税 と 同 様 提 出 期 限 の 延 長 を 認 めるべきである (7) 印 紙 税 のあり 方 について 検 討 すること ( 継 続 ) 印 紙 税 は 経 済 取 引 に 担 税 力 を 求 め その 根 拠 が 契 約 書 や 受 取 書 等 の 文 書 であるとし て 文 書 課 税 をしている 文 書 を 伴 わない 経 済 取 引 と 比 して 不 公 平 である 電 子 商 取 引 等 が 発 展 した 現 代 においては 文 書 課 税 は 課 税 の 公 平 性 を 阻 害 しており 廃 止 を 前 提 に 根 本 的 に 見 直 すべきである 6 相 続 税 贈 与 税 関 係 (1) 遺 言 執 行 費 用 弁 護 士 費 用 等 その 他 相 続 財 産 に 関 する 費 用 ( 民 法 第 885 条 )は 相 続 税 の 課 税 財 産 から 控 除 すること ( 相 法 13 14)( 継 続 ) 民 法 第 885 条 は 相 続 財 産 に 関 する 費 用 は その 財 産 からこれを 支 弁 する と 規 定 していることから 民 法 との 整 合 性 を 図 り 遺 言 執 行 費 用 弁 護 士 費 用 その 他 相 続 財 産 に 関 する 費 用 で 一 定 期 間 内 に 確 定 したものは 相 続 税 の 課 税 価 格 の 計 算 にあたって 相 続 財 産 から 控 除 できるよう 改 めるべきである

29 (2) 相 続 税 の 債 務 控 除 の 対 象 に 相 続 した 保 証 債 務 のうち 相 続 開 始 後 5 年 以 内 に 履 行 し 求 償 権 の 行 使 が 不 能 となった 保 証 債 務 を 加 えること ( 相 法 14)( 継 続 ) 相 続 財 産 から 控 除 される 債 務 は 相 続 開 始 時 に 確 実 と 認 められる 債 務 に 限 られており 履 行 が 確 定 していない 保 証 債 務 については 対 象 外 となっている 一 方 被 相 続 人 が 行 った 債 務 保 証 は 自 動 的 に 相 続 人 に 承 継 されその 債 務 が 存 在 する 限 り 債 務 保 証 を 行 うことになり 相 続 人 の 意 思 にかかわらず 主 たる 債 務 者 の 状 況 によっ て 履 行 を 求 められる 債 務 である 保 証 債 務 は 被 相 続 人 の 行 為 に 起 因 し 相 続 人 の 責 めに 帰 すべき 事 由 がないものである ことから 相 続 開 始 後 に 相 続 人 が 保 証 債 務 を 履 行 し 主 たる 債 務 者 等 に 対 する 求 償 権 の 行 使 ができない 場 合 は 相 続 財 産 が 減 少 することとなり 担 税 力 の 観 点 からも 負 担 の 公 平 を 欠 くことになる (3) 未 分 割 の 相 続 財 産 に 対 する 配 偶 者 に 対 する 相 続 税 額 の 軽 減 小 規 模 宅 地 の 課 税 価 格 の 計 算 の 特 例 等 の 分 割 期 限 を 法 定 申 告 期 限 から 5 年 以 内 に 延 長 すること ( 相 法 19 の 2 措 法 69 の 4 69 の 5)( 継 続 ) 平 成 23 年 度 の 国 税 通 則 法 の 改 正 で 一 般 の 更 正 の 請 求 の 期 間 が 1 年 から 5 年 更 正 の 期 間 も 5 年 に 延 長 されたことから 未 分 割 財 産 の 分 割 期 限 も 法 定 申 告 期 限 から 5 年 以 内 とし 更 正 期 間 及 び 更 正 の 請 求 期 間 5 年 に 統 一 すべきである (4) 相 続 税 贈 与 税 に 係 る 財 産 評 価 について その 基 本 的 事 項 を 法 律 により 規 定 すると ともに 評 価 額 の 算 定 手 続 きを 整 備 すること ( 継 続 ) 財 産 評 価 規 定 は 課 税 標 準 を 直 接 構 成 する 重 要 なものであるにもかかわらず 一 部 の ものを 除 いて 当 該 財 産 の 取 得 の 時 における 時 価 と 規 定 されているだけであり 現 実 には 財 産 評 価 基 本 通 達 による 統 一 的 な 評 価 方 法 によることが 圧 倒 的 に 多 い 通 達 はもと より 法 令 ではないので 納 税 者 は 何 ら 拘 束 されるものではないが これに 反 すれば 更 正 処 分 を 受 けるため 参 考 にせざるを 得 ない また 特 に 相 続 税 法 における 財 産 評 価 に 関 しては 法 令 に 具 体 的 規 定 が 存 在 しないため に 通 達 があたかも 法 令 のように 作 用 している さらに 通 達 の 改 廃 は 国 会 審 議 を 経 な いで 行 われる 財 産 評 価 通 達 のこのような 現 状 を 放 置 することは 憲 法 第 84 条 に 違 反 するおそれがないとは 言 えない したがって 変 動 する 時 価 のすべてを 法 令 に 規 定 することは 困 難 であろうが 少 なく とも 財 産 評 価 に 関 する 基 本 的 事 項 は 法 令 において 規 定 すべきである

30 (5) 相 続 開 始 の 日 から 申 告 期 限 までの 間 に 相 続 人 等 の 責 任 でない 事 由 による 相 続 財 産 の 滅 失 著 しい 価 額 の 低 下 があった 場 合 の 救 済 措 置 ( 物 納 制 度 の 見 直 しを 含 む)を 新 設 すること ( 継 続 ) 相 続 税 における 財 産 の 価 額 は 相 続 開 始 の 日 の 時 価 によることとされているが 財 産 によっては 申 告 期 限 までの 間 にその 時 価 が 著 しく 低 下 し 相 続 開 始 時 と 申 告 時 の 価 額 に 大 きな 開 きが 生 ずる 場 合 がある 経 済 の 国 際 化 グローバル 化 の 中 経 済 情 勢 は 急 激 に 変 化 する 時 代 となり 相 続 開 始 時 の 時 価 が 申 告 時 にはその2 分 の1 以 下 となるような 場 合 もあり 場 合 によっては 納 税 額 が 申 告 時 の 財 産 価 額 を 上 回 るケースも 考 えられる 急 激 な 経 済 情 勢 の 変 化 で 財 産 価 額 が 下 落 した 場 合 には 平 成 3 年 に 急 激 な 地 価 上 昇 を 受 け 特 例 を 導 入 した 経 緯 もあり 経 済 情 勢 の 変 化 によりその 価 額 変 動 の 激 しい 特 殊 な 相 続 財 産 に 対 する 評 価 は 担 税 力 を 基 本 とし 評 価 額 の 減 額 等 の 救 済 措 置 を 設 けるべき である (6) 平 成 元 年 3 月 29 日 の 個 別 通 達 負 担 付 贈 与 又 は 対 価 を 伴 う 取 引 により 取 得 した 土 地 等 及 び 家 屋 等 に 係 る 評 価 並 びに 相 続 税 法 第 7 条 及 び 第 9 条 の 規 定 の 適 用 について 通 達 を 廃 止 すること ( 評 個 4)( 継 続 ) 当 該 通 達 は バブル 期 の 異 常 な 地 価 上 昇 時 代 に 横 行 した 不 動 産 の 通 常 の 取 引 価 額 と 相 続 税 評 価 額 の 開 差 に 着 目 して 贈 与 税 の 税 負 担 の 回 避 行 為 に 対 処 するために 発 遣 された 通 達 であるが 土 地 の 取 引 価 額 が 安 定 した 現 状 ではすでに 役 割 を 終 えた 通 達 であり 廃 止 すべきである (7) 取 引 相 場 のない 株 式 等 の 評 価 の 適 正 化 を 図 る 上 から 次 の 事 項 について 廃 止 するこ と ( 財 評 基 通 185)( 継 続 ) 取 引 相 場 のない 株 式 等 の 評 価 における 課 税 時 期 前 3 年 以 内 に 取 得 した 土 地 建 物 等 につい て 通 常 の 取 引 価 額 により 評 価 する 取 扱 は 土 地 建 物 等 の 取 引 価 額 の 安 定 化 に 伴 い 財 産 評 価 基 凖 への 時 価 の 正 常 な 反 映 が 認 められることから 廃 止 すべきである (8) 既 経 過 利 息 配 当 期 待 権 に 対 する 所 得 税 相 続 税 の 二 重 課 税 を 防 止 するための 財 産 評 価 基 本 通 達 を 整 理 すること ( 財 評 基 通 ほか)( 継 続 )

31 死 亡 保 険 金 の 年 金 形 式 受 領 保 険 金 について 最 高 裁 の 二 重 課 税 の 判 断 を 受 け 平 成 23 年 度 の 税 制 改 正 で 所 得 税 法 第 67 条 の4を 新 設 し 未 実 現 の 利 子 配 当 その 他 の 所 得 は 実 現 段 階 で 相 続 人 等 に 課 税 される 旨 規 定 したが 相 続 税 の 財 産 評 価 通 達 は 改 正 さ れないため 事 実 上 二 重 課 税 となっていることから 預 貯 金 の 既 経 過 利 息 及 び 配 当 期 待 権 についての 評 価 通 達 を 削 除 すること 7 地 方 税 関 係 住 民 税 (1) 個 人 の 道 府 県 民 税 均 等 割 の 重 複 課 税 を 廃 止 すること ( 地 法 244)( 継 続 ) 同 一 の 道 府 県 内 において 住 居 地 以 外 の 市 町 村 に 事 務 所 事 業 所 又 は 家 屋 等 を 有 する 個 人 には 各 市 町 村 ごとに 複 数 の 道 府 県 民 税 均 等 割 額 が 課 税 されるのに 対 し 同 一 の 条 件 の 法 人 には 一 つの 道 府 県 民 税 均 等 割 額 が 課 されるのみである 個 人 と 法 人 の 違 いで 重 複 課 税 になるのは 公 平 を 欠 いている 住 居 地 と 事 務 所 事 業 所 又 は 家 屋 等 の 所 在 が 同 一 道 府 県 内 であれば 重 複 課 税 を 廃 止 すべきである (2) 個 人 住 民 税 の 調 整 控 除 ( 税 額 控 除 )を 廃 止 し 所 得 税 法 における 所 得 控 除 額 と 同 一 とすること ( 地 法 の の 6)( 継 続 ) 国 から 地 方 への 税 源 移 譲 に 伴 い 個 人 住 民 税 では 税 額 控 除 による 調 整 がなされている このため 地 方 税 が 複 雑 化 し 納 税 者 の 理 解 が 得 られにくい 個 人 住 民 税 の 所 得 控 除 額 を 所 得 税 の 所 得 控 除 額 と 同 一 にし 簡 素 化 すべきである (3) 法 人 の 道 府 県 民 税 及 び 市 町 村 民 税 において 法 人 が 行 う 無 償 減 資 につき その 目 的 が 事 業 再 生 のための 欠 損 填 補 ならば 充 当 した 金 額 は 資 本 金 等 の 額 から 控 除 すること ( 地 法 )( 変 更 して 継 続 ) 法 人 の 道 府 県 民 税 及 び 市 町 村 民 税 の 均 等 割 の 算 定 の 基 礎 となる 資 本 金 基 準 は 法 人 税 法 第 2 条 第 16 号 に 規 定 する 資 本 金 等 の 額 ( 法 人 が 株 主 等 から 出 資 を 受 けた 金 額 とし て 政 令 で 定 める 金 額 )に 拠 っている したがって 損 失 填 補 のため 止 むを 得 ず 無 償 減 資 を 行 った 場 合 で 資 本 金 の 額 が 減 少 しても 法 人 税 法 上 の 資 本 金 等 の 額 は 減 少 せず 結 果 減 資 されなかった 場 合 と 同 額 の 均 等 割 額 が 課 されることになる 一 般 に 欠 損 填 補 のために 無 償 減 資 を 行 った 場 合 には 法 人 の 事 業 規 模 も 縮 小 してお

32 り 担 税 力 も 低 下 しているものと 考 えられる にもかかわらず 均 等 割 額 が 変 わらないこ とは 当 該 法 人 に 負 担 を 強 いるものと 考 える 一 方 同 じ 地 方 税 の 法 人 事 業 税 では 平 成 22 年 度 の 税 制 改 正 により 無 償 減 資 によ り 損 失 の 填 補 に 充 てた 金 額 を 資 本 金 等 の 額 から 減 算 する 特 例 措 置 が 恒 久 化 された したがって 法 人 が 事 業 再 生 を 目 的 とする 欠 損 填 補 のために 無 償 減 資 を 行 った 場 合 に は 均 等 割 の 基 礎 となる 資 本 金 等 の 額 から 当 該 欠 損 填 補 に 充 当 した 金 額 を 控 除 すべ きである (4) 個 人 住 民 税 に 関 しても 所 得 税 同 様 の 申 告 不 要 制 度 を 創 設 すること ( 継 続 ) 所 得 税 法 では 給 与 所 得 者 は 年 末 調 整 により 所 得 税 額 の 精 算 が 行 われるため 給 与 所 得 以 外 の 少 額 所 得 (20 万 円 以 下 )については 確 定 申 告 を 要 しないと 規 定 している また 平 成 23 年 より その 年 中 に 公 的 年 金 等 の 収 入 金 額 が 400 万 円 以 下 であり か つ 公 的 年 金 等 に 係 る 雑 所 得 以 外 の 所 得 金 額 が 20 万 円 以 下 である 場 合 には その 年 分 の 所 得 税 について 確 定 申 告 書 を 提 出 しなくてもよいこととされた しかしながら 個 人 住 民 税 においてはこのような 規 定 が 存 在 せず 申 告 を 要 すること となる 所 得 税 と 個 人 住 民 税 における このような 取 り 扱 いの 相 違 に 起 因 する 混 乱 を 防 止 する ためにも 所 得 税 法 と 同 様 の 規 定 を 創 設 すべきである 事 業 税 (1) 資 本 金 1 億 円 以 下 の 中 小 法 人 に 対 する 事 業 税 の 外 形 標 準 課 税 の 導 入 はしないこと ( 地 法 72 の 2)( 継 続 ) 法 人 事 業 税 の 外 形 標 準 課 税 は 法 人 が 都 道 府 県 から 受 けるサービスに 応 じた 課 税 が 実 現 できるものとして 税 負 担 の 公 平 性 の 確 保 を 目 的 に 導 入 された しかし 外 形 標 準 課 税 は 課 税 上 の 問 題 や 執 行 上 の 課 題 など 解 決 すべき 事 項 も 多 いと いえる 受 益 額 の 個 別 具 体 的 な 測 定 は 困 難 であるし また 担 税 力 の 弱 い 欠 損 法 人 にも 課 税 されるなど 応 益 的 見 地 からも 応 能 的 見 地 からも 税 負 担 の 公 平 性 が 損 なわれる 場 合 が 考 えられる 特 に 中 小 法 人 は 大 企 業 に 比 べて 欠 損 法 人 の 割 合 が 大 きく 担 税 力 にも 乏 しいことな どを 考 慮 すると 資 本 金 1 億 円 以 下 の 中 小 法 人 に 対 しては 外 形 標 準 課 税 を 導 入 すべきで はない (2) 事 業 税 における 社 会 保 険 診 療 報 酬 等 の 課 税 除 外 の 措 置 を 廃 止 すること ( 地 法 72 の の 49 の 12)( 継 続 )

33 社 会 保 険 の 保 護 育 成 を 目 的 として 社 会 保 険 診 療 報 酬 等 に 関 して 支 払 いを 受 けた 金 額 とこれに 係 る 経 費 は 事 業 税 の 課 税 標 準 の 計 算 から 除 外 されている しかし この 課 税 除 外 措 置 は 結 果 的 に 特 定 の 業 種 に 対 する 優 遇 措 置 として 機 能 し 社 会 的 な 不 公 平 を 生 じさせており 課 税 の 公 平 の 見 地 から 廃 止 すべきである (3) 法 人 事 業 税 について 軽 減 税 率 の 適 用 ができないとされる 普 通 法 人 の 資 本 金 基 準 を 1 億 円 超 とすること ( 地 法 72 の 24 の 73)( 継 続 ) 3 以 上 の 都 道 府 県 において 事 務 所 又 は 事 業 所 を 設 けて 事 業 を 行 い かつ 資 本 の 金 額 又 は 出 資 金 の 額 が 1,000 万 円 以 上 の 普 通 法 人 については 法 人 事 業 税 の 軽 減 税 率 が 適 用 されないこととされている この 1,000 万 円 の 資 本 金 基 準 は 昭 和 37 年 以 降 変 更 はなく その 後 の 経 済 情 勢 の 変 化 等 を 考 慮 すると 著 しく 低 いものであるし 資 本 の 金 額 又 は 出 資 金 の 額 が1 億 円 以 下 の 中 小 法 人 の 他 県 進 出 の 意 欲 を 低 下 させる 要 因 となっているものと 考 える 法 人 税 の 軽 減 税 率 が 資 本 の 金 額 又 は 出 資 金 の 額 が1 億 円 以 下 の 普 通 法 人 について 適 用 される 点 からも 法 人 事 業 税 の 軽 減 税 率 不 適 用 の 資 本 金 基 準 についても1 億 円 超 とす べきである (4) 個 人 事 業 税 の 事 業 主 控 除 額 を 適 正 な 額 に 引 き 上 げること ( 地 法 72 の 49 の 14)( 継 続 ) 個 人 事 業 税 の 事 業 主 控 除 制 度 は 事 業 税 の 対 象 となる 金 額 から 事 業 主 報 酬 相 当 額 を 控 除 することを 目 的 として 設 けられている 現 行 の 事 業 主 控 除 額 は 平 成 11 年 に 290 万 円 とされたが 平 成 25 年 度 の 民 間 平 均 給 与 額 は 414 万 円 であり また 資 本 金 2,000 万 円 未 満 の 株 式 会 社 の 役 員 の 平 均 給 与 額 が 543 万 円 ( 国 税 庁 平 成 25 年 分 民 間 給 与 実 態 統 計 調 査 )であることを 考 えると 事 業 主 控 除 額 は 実 態 よりも 低 額 に 設 定 されている そこで 事 業 主 控 除 の 趣 旨 を 踏 まえ また 経 済 の 実 態 を 考 慮 して 相 当 の 額 に 引 き 上 げるべきである 住 民 税 事 業 税 (1) 法 人 の 事 業 税 住 民 税 について 欠 損 金 の 繰 戻 し 還 付 制 度 を 創 設 すること ( 継 続 ) 法 人 税 において 欠 損 金 繰 戻 し 還 付 の 適 用 を 受 けた 場 合 であっても 法 人 事 業 税 につい ては 欠 損 金 の 繰 越 控 除 を 利 用 し 法 人 住 民 税 について 還 付 された 法 人 税 相 当 額 を 法 人 住 民 税 の 課 税 標 準 となる 法 人 税 額 から 順 次 控 除 していくことになる

34 したがって 法 人 事 業 税 も 法 人 住 民 税 も 欠 損 事 業 年 度 以 後 の 事 業 年 度 において 調 整 が 行 われることになり 前 事 業 年 度 に 対 して 課 された 税 額 の 繰 戻 しを 受 けることはできな い 継 続 的 に 経 営 される 企 業 にとって 事 業 年 度 は 期 間 損 益 の 計 算 のために 人 為 的 に 区 切 られたものにすぎず 欠 損 が 生 じた 事 業 年 度 も 利 益 が 生 じた 事 業 年 度 も 本 来 は 一 体 のも のであることから 欠 損 事 業 年 度 の 前 事 業 年 度 において 課 された 税 額 についても 当 然 に 一 体 化 して 考 えられるべきものであり 法 人 税 に 限 らず 法 人 事 業 税 や 法 人 住 民 税 にお いても 欠 損 金 の 繰 戻 し 還 付 制 度 を 設 けるべきである 固 定 資 産 税 (1) 少 額 減 価 償 却 資 産 (30 万 円 未 満 )については 償 却 資 産 に 係 る 固 定 資 産 税 の 対 象 か ら 除 くこと ( 地 法 3414 地 令 49)( 継 続 ) 固 定 資 産 税 が 市 町 村 の 基 幹 税 目 であり 安 定 性 に 富 み 偏 在 性 も 少 ない 税 であることは 理 解 できるが 決 算 手 続 で 償 却 資 産 の 計 算 事 務 をしているにもかかわらず 固 定 資 産 税 の 計 算 のために 30 万 円 未 満 の 少 額 の 償 却 資 産 についても 再 度 計 算 事 務 を 行 わなけれ ばならない これは 納 税 者 に 事 務 負 担 を 課 すとともに 償 却 資 産 の 管 理 上 法 人 税 所 得 税 の 申 告 と 差 異 が 生 じ 後 日 の 修 正 申 告 漏 れの 原 因 ともなりうる 申 告 業 務 の 簡 素 化 的 確 な 償 却 資 産 管 理 のためにも 少 額 減 価 償 却 資 産 (30 万 円 未 満 ) は 固 定 資 産 税 の 対 象 から 除 くべきである (2) 償 却 資 産 の 取 得 価 額 から 非 事 業 用 部 分 に 当 たる 金 額 を 控 除 すること ( 地 法 3414)( 継 続 ) 法 人 税 又 は 所 得 税 の 減 価 償 却 額 又 は 減 価 償 却 費 の 計 算 上 一 つの 資 産 について 事 業 用 及 び 非 事 業 用 部 分 がある 場 合 には あん 分 等 により 非 事 業 用 部 分 を 控 除 して 損 金 又 は 必 要 な 経 費 に 算 入 される 一 方 償 却 資 産 については 一 つの 資 産 を 事 業 用 にも 非 事 業 用 にも 使 用 している 場 合 には たとえ 事 業 用 に 使 用 する 割 合 が 非 事 業 用 として 使 用 される 割 合 よりも 小 さ い 場 合 でも その 資 産 全 体 が 償 却 資 産 の 課 税 客 体 とされる 償 却 資 産 は 事 業 用 のみ 課 税 されることから その 対 象 も 法 人 税 及 び 所 得 税 の 計 算 と 同 様 に 非 事 業 用 部 分 は 控 除 すべきである

35 (3) 固 定 資 産 税 における 免 税 点 を 引 き 上 げること ( 地 法 351)( 継 続 ) 現 行 の 固 定 資 産 税 の 免 税 点 は 土 地 30 万 円 家 屋 20 万 円 償 却 資 産 150 万 円 と 規 定 されている 特 に 償 却 資 産 に 係 る 固 定 資 産 税 は 国 際 的 にみて 課 税 している 国 は 少 ないうえ 企 業 の 国 内 における 設 備 投 資 意 欲 を 低 下 させる 要 因 となっているものと 考 える 国 内 投 資 を 活 性 化 させる 意 味 でも 上 記 の 免 税 点 を 大 幅 に 引 き 上 げるべきである (4) 固 定 資 産 課 税 台 帳 の 縦 覧 制 度 を 見 直 し 税 理 士 に 課 税 台 帳 の 閲 覧 ( 評 価 証 明 書 の 取 得 )を 認 めること ( 地 法 416)( 継 続 ) 地 方 税 で 定 める 縦 覧 の 趣 旨 は 納 税 者 に 自 らの 固 定 資 産 の 評 価 内 容 を 知 らせるととも に その 評 価 額 が 公 正 妥 当 な 額 であるかを 検 討 させることにあると 解 されるが 評 価 の 方 法 については 公 開 されていないため 評 価 額 が 妥 当 であるかどうか 検 証 できない 状 況 にある 公 正 な 評 価 を 担 保 するためには 固 定 資 産 税 の 評 価 の 基 準 並 びにその 算 定 手 続 きを 公 開 し 固 定 資 産 税 の 課 税 内 容 について 納 税 者 が 十 分 に 確 認 できるような 制 度 に 縦 覧 制 度 を 見 直 すべきである 併 せて 納 税 通 知 書 到 達 後 でも 評 価 について 不 服 申 立 がで きるようにすべきである また 税 理 士 は 申 告 申 請 及 び 相 談 等 において 固 定 資 産 税 の 評 価 を 必 要 とする 場 合 が 多 いので 税 理 士 がその 資 格 により 申 請 した 場 合 には 固 定 資 産 課 税 台 帳 が 縦 覧 でき ることとし 固 定 資 産 税 の 評 価 証 明 書 の 取 得 も 認 めるべきである (5) 建 物 の 固 定 資 産 税 評 価 額 の 適 正 化 を 図 ること ( 継 続 ) 現 行 の 建 物 の 評 価 は 再 建 築 価 格 を 基 準 とする 評 価 方 式 が 採 られており 経 年 減 点 補 正 率 や 消 耗 減 点 補 正 率 等 損 耗 の 状 況 による 減 点 補 正 率 による 調 整 がされている しかし 各 種 補 正 の 内 容 が 開 示 されておらず 資 産 の 減 損 価 値 と 評 価 額 との 間 に 乖 離 が 見 受 けら れる したがって 納 税 者 に 評 価 の 計 算 過 程 等 を 十 分 に 明 示 した 上 で 賦 課 を 行 うべきである 不 動 産 取 得 税 (1) 相 続 時 精 算 課 税 制 度 適 用 者 が 特 定 贈 与 者 から 贈 与 により 取 得 した 不 動 産 に 係 る 不 動 産 取 得 税 を 非 課 税 とすること ( 地 法 73 の 7)( 継 続 ) 相 続 時 精 算 課 税 制 度 適 用 による 財 産 の 贈 与 は 特 定 贈 与 者 の 相 続 税 において 精 算 する ことになっており 相 続 による 取 得 と 何 ら 変 わらない

36 相 続 による 不 動 産 の 移 転 に 対 する 不 動 産 取 得 税 が 非 課 税 となっている 現 行 制 度 とあ わせる 意 味 でも 同 制 度 適 用 にかかる 贈 与 により 取 得 した 不 動 産 についても 非 課 税 とす べきである (2) 婚 姻 期 間 が 20 年 以 上 である 配 偶 者 から 贈 与 により 取 得 した 居 住 用 不 動 産 について は 不 動 産 取 得 税 の 計 算 上 課 税 価 格 から 一 定 額 を 控 除 できるようにすること ( 地 法 73 の 14)( 継 続 ) 贈 与 税 の 配 偶 者 控 除 制 度 は 配 偶 者 の 老 後 の 生 活 安 定 を 意 図 して 設 けられたものであ るとともに 夫 婦 の 財 産 は 夫 婦 の 協 力 によって 形 成 されたものであり 配 偶 者 の 協 力 が 必 要 不 可 欠 であるとの 考 え 方 及 び 夫 婦 間 では 一 般 的 に 贈 与 という 認 識 が 薄 いこと 等 から 設 けられたものである したがって その 趣 旨 を 尊 重 し 婚 姻 期 間 が 20 年 以 上 である 配 偶 者 から 贈 与 により 居 住 用 不 動 産 を 取 得 した 場 合 には 不 動 産 取 得 税 の 計 算 上 課 税 価 格 から 贈 与 税 の 配 偶 者 控 除 額 と 同 額 を 控 除 できるようにすべきである 事 業 所 税 (1) 事 業 所 税 を 廃 止 すること ( 地 法 701 の 30~74)( 継 続 ) 事 業 所 税 は 人 口 30 万 人 以 上 の 政 令 で 指 定 する 都 市 等 に 所 在 する 一 定 の 事 業 所 等 に 課 税 される 目 的 税 であり その 課 税 標 準 は 資 産 割 ( 床 面 積 )と 従 業 者 割 ( 給 与 総 額 )で ある 資 産 割 は 固 定 資 産 税 及 び 都 市 計 画 税 との 従 業 者 割 は 法 人 事 業 税 の 外 形 標 準 課 税 との 二 重 課 税 の 側 面 を 有 しているうえ 企 業 収 益 の 状 況 と 床 面 積 の 広 狭 を 関 連 付 けることは 課 税 の 合 理 性 を 欠 いている また 同 規 模 の 事 業 者 であっても その 所 在 する 市 町 村 によって 課 税 対 象 となる 者 と ならない 者 とが 存 在 し 課 税 の 公 平 性 の 観 点 からも 問 題 があるものと 考 える 事 実 納 税 者 にとっては 恒 常 的 な 税 負 担 となるため 近 隣 の 事 業 所 税 が 課 税 されない 市 町 村 への 移 転 を 促 し 地 方 の 中 核 都 市 においては 産 業 の 空 洞 化 が 生 じていることや 企 業 進 出 の 障 害 や 企 業 の 撤 退 縮 小 廃 業 にもつながり その 結 果 雇 用 が 減 少 すると の 指 摘 もある さらに 課 税 対 象 となる 法 人 や 個 人 の 課 税 所 得 や 所 得 金 額 に 関 わらず 課 されるため 納 税 者 にとって 大 きな 負 担 となっている したがって 事 業 所 税 は 廃 止 すべきである その 他 (1) 地 方 税 において 新 たな 税 制 の 創 設 や 改 正 に 際 しては 条 例 創 設 等 の 諮 問 機 関 等 に 税

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