（仮称）立川基地跡地 昭島地区土地区画整理事業

Transcription

1 277 環 境 影 響 評 価 調 査 計 画 書 ( 仮 称 ) 立 川 基 地 跡 地 昭 島 地 区 土 地 区 画 整 理 事 業 平 成 21 年 2 月 財 務 省 関 東 財 務 局

2 1 事 業 者 の 名 称 代 表 者 の 氏 名 及 び 主 たる 事 務 所 の 所 在 地 名 称 : 財 務 省 関 東 財 務 局 代 表 者 : 局 長 村 上 和 也 所 在 地 : 埼 玉 県 さいたま 市 中 央 区 新 都 心 1 番 地 1 2 対 象 事 業 の 名 称 及 び 種 類 名 称 :( 仮 称 ) 立 川 基 地 跡 地 昭 島 地 区 土 地 区 画 整 理 事 業 種 類 : 土 地 区 画 整 理 事 業 3 対 象 事 業 の 内 容 の 概 略 本 事 業 は 東 京 都 昭 島 市 福 島 町 ほか 東 京 都 立 川 市 泉 町 の 一 部 に 位 置 する 立 川 基 地 跡 地 約 70haの 未 利 用 の 国 有 地 について 平 成 20 年 6 月 30 日 付 立 川 基 地 跡 地 昭 島 地 区 利 用 計 画 に 示 された 土 地 利 用 計 画 に 沿 って 財 務 省 関 東 財 務 局 が 都 市 計 画 道 路 公 園 業 務 商 業 等 の 複 合 施 設 及 び 住 宅 国 利 用 の 施 設 等 の 用 地 を 確 保 するため 土 地 区 画 整 理 事 業 を 行 うものである 対 象 事 業 の 概 略 は 表 3-1 に 示 すとおりである 表 3-1 対 象 事 業 の 内 容 の 概 略 項 目 内 容 計 画 地 用 途 地 域 ほか 東 京 都 昭 島 市 福 島 町 築 地 町 中 神 町 及 び 東 京 都 立 川 市 泉 町 上 砂 町 市 街 化 調 整 区 域 ( 用 途 地 域 指 定 なし) 一 部 航 空 法 による 高 さ 制 限 45m 有 り 施 行 面 積 約 70ha 事 業 方 針 土 地 区 画 整 理 事 業 ( 個 人 施 行 ) 施 行 者 財 務 省 関 東 財 務 局 土 地 所 有 者 財 務 省 他 工 事 期 間 事 業 認 可 後 から 約 6 年 間 ( 予 定 ) 施 行 期 間 事 業 認 可 後 から 約 6 年 間 ( 予 定 ) 戦 前 は 旧 陸 軍 施 設 戦 後 は 米 軍 立 川 基 地 として 使 用 され 昭 和 52 年 に 基 土 地 の 利 用 履 歴 地 返 還 個 人 施 行 : 土 地 の 所 有 者 または 借 地 権 者 が 自 らの 土 地 について 一 人 または 数 人 共 同 して 区 画 整 理 事 業 を 施 行 すること 1

3 4 対 象 事 業 の 目 的 及 び 内 容 4.1 事 業 の 背 景 と 目 的 (1) 事 業 の 背 景 ( 上 位 計 画 ) 本 事 業 の 計 画 地 は JR 青 梅 線 東 中 神 駅 前 に 位 置 し 国 の 行 政 機 関 の 移 転 や 業 務 商 業 施 設 等 の 立 地 により 多 摩 地 域 の 核 として 近 年 発 展 の 著 しい 立 川 駅 に 近 く また 多 摩 地 域 の 風 土 を 形 成 する 緑 のネットワークの 核 となっている 国 営 昭 和 記 念 公 園 に 隣 接 している こ のような 環 境 をもつ 大 規 模 な 空 閑 地 であるが 昭 和 52 年 の 米 軍 からの 基 地 返 還 後 も 当 時 の 国 の 方 針 を 受 けて 当 分 の 間 処 分 留 保 とする 土 地 ( 留 保 地 )となり 地 域 に 閉 ざされ た 状 態 が 続 いている しかし 平 成 15 年 6 月 に 国 の 財 政 制 度 等 審 議 会 が 大 口 返 還 財 産 の 取 扱 については 従 来 の 考 え 方 を 転 換 し 地 元 地 方 公 共 団 体 に 対 して 5 年 程 度 を 目 処 に 利 用 計 画 策 定 を 求 める 答 申 を 発 表 した 原 則 留 保 から 原 則 利 用 計 画 的 有 効 活 用 へ 方 針 転 換 民 間 の 発 想 を 活 用 しながら 留 保 地 の 利 用 計 画 の 策 定 及 びその 具 体 化 に 真 摯 に 取 り 組 み 都 市 部 に 残 された 最 後 の 広 大 な 留 保 地 を 我 が 国 の 構 造 改 革 に 資 する 都 市 再 生 経 済 活 性 化 等 の 起 爆 剤 として 有 効 活 用 することを 期 待 これまでに 計 画 地 に 係 る 都 市 の 上 位 計 画 は 次 のまちづくりの 方 針 をあげている 都 ) 東 京 の 新 しい 都 市 づくりビジョン( 平 成 13 年 10 月 ) 立 川 昭 島 都 市 計 画 区 域 マスタープラン( 平 成 16 年 4 月 ) 多 摩 の 心 育 成 整 備 計 画 ( 平 成 10 年 4 月 ) 核 都 市 立 川 の 一 翼 を 担 い 都 市 機 能 を 立 地 誘 導 するとともに 良 好 な 環 境 を 有 する 市 街 地 の 整 備 を 図 る 地 区 市 ) 立 川 市 都 市 計 画 マスタープラン( 平 成 13 年 3 月 ) 心 のかよう 緑 豊 かな 健 康 都 市 を 目 指 すための 都 市 施 設 緑 の 骨 格 軸 昭 島 市 都 市 計 画 マスタープラン( 平 成 12 年 3 月 ) 水 と 緑 とやさしさを 育 てるまちを 目 指 すための 新 交 流 拠 点 緑 の 拠 点 その 後 計 画 地 の 土 地 利 用 の 考 え 方 として 立 川 基 地 跡 地 昭 島 地 区 利 用 計 画 ( 東 京 都 平 成 20 年 6 月 )が 発 表 され 次 の 3 点 が 示 されている 核 都 市 の 複 合 市 街 地 にふさわしい 賑 わいと 活 気 あふれる 都 市 空 間 の 形 成 昭 和 記 念 公 園 等 を 生 かし 環 境 保 全 や 緑 の 充 実 景 観 に 配 慮 した 街 の 形 成 ゆとりある 空 間 を 生 かし 質 の 高 い 生 活 空 間 の 形 成 (2) 事 業 の 目 的 本 事 業 では 国 の 答 申 や 立 川 基 地 跡 地 昭 島 地 区 利 用 計 画 を 踏 まえ 核 都 市 立 川 の 整 備 エリアに 含 まれる 貴 重 な 空 間 である 計 画 地 に 核 都 市 にふさわしい 広 域 的 な 機 能 や 業 務 商 業 機 能 の 導 入 を 図 り 賑 わいと 活 気 を 創 出 するとともに 地 域 のシンボルである 昭 和 記 念 公 園 の 緑 を 活 用 し 環 境 や 景 観 に 配 慮 した 質 の 高 い 生 活 空 間 を 形 成 することを 目 的 と する そのため 土 地 区 画 整 理 事 業 により 都 市 計 画 道 路 公 園 業 務 商 業 等 の 複 合 施 設 及 び 住 宅 国 利 用 の 施 設 等 の 用 地 の 整 備 を 行 うものとする 2

4 国 の 大 口 返 還 財 産 利 用 方 針 の 経 緯 基 地 跡 地 留 保 地 に 関 しては 米 軍 提 供 財 産 の 返 還 後 の 利 用 に 関 する 基 本 方 針 につ いて ( 昭 和 51 年 6 月 )において 大 規 模 な 返 還 財 産 (おおよそ 10ha 以 上 )につい てはおおむねその 面 積 を 三 等 分 ( 三 分 割 答 申 )する 方 針 としていた (1) 地 元 地 方 公 共 団 体 利 用 (2) 国 政 府 関 係 機 関 等 利 用 (3) 当 分 の 間 処 分 留 保 このうち(3) 当 分 の 間 処 分 留 保 とされてきた 土 地 ( 留 保 地 )の 取 り 扱 いについ ては 昭 和 62 年 6 月 大 口 返 還 財 産 の 留 保 地 の 取 り 扱 いについて においてもその 方 針 が 踏 襲 され 留 保 地 の 利 用 要 望 がある 場 合 は 個 別 に 検 討 し 必 要 性 及 び 緊 急 性 があると 認 められるものについては 留 保 地 を 利 用 することもやむをえない 留 保 地 は 公 用 公 共 用 の 用 途 に 充 てる 場 合 に 例 外 的 に 利 用 が 認 められるものであった ( 原 則 留 保 例 外 公 用 公 共 用 利 用 ) この 留 保 地 の 取 り 扱 いについて 平 成 15 年 6 月 の 財 政 制 度 等 審 議 会 答 申 大 口 返 還 財 産 の 今 後 の 取 り 扱 いについて において 今 後 の 取 り 扱 い 基 本 方 針 として 留 保 地 の 活 用 を 促 進 することとし 地 域 の 特 性 や 土 地 利 用 計 画 との 調 和 を 図 りつつ 都 市 部 に 残 る 大 規 模 な 国 有 地 の 計 画 的 な 有 効 活 用 を 促 進 する 方 針 が 打 ち 出 された( 原 則 利 用 計 画 的 有 効 活 用 ) 留 保 地 とされていた 返 還 財 産 は 普 通 財 産 ( 国 の 行 政 目 的 に 直 接 供 されていない 財 産 )であり 本 来 売 却 前 提 であるとされ 上 記 原 則 利 用 計 画 的 有 効 活 用 の 新 た な 基 本 方 針 に 立 ち 速 やかな 売 却 を 行 うこととされた これを 受 け 平 成 15 年 7 月 に 財 務 省 は 通 達 を 発 出 し 地 元 地 方 公 共 団 体 に 5 年 程 度 を 目 処 に 利 用 計 画 の 策 定 を 依 頼 した 結 果 平 成 20 年 6 月 に 地 元 地 方 公 共 団 体 が 利 用 計 画 を 提 出 した 3

5 4.2 事 業 の 内 容 位 置 及 び 区 域 計 画 地 の 位 置 は 図 写 真 図 に 示 すとおりである 東 京 都 昭 島 市 福 島 町 の 東 部 に 位 置 し 立 川 市 泉 町 の 一 部 を 含 んだ 約 70ha の 区 域 である 計 画 地 は 昭 和 52 年 に 米 軍 より 基 地 が 返 還 され これまで 国 有 地 として 管 理 を 受 け 留 保 地 として 地 域 に 対 して 閉 鎖 されていた 敷 地 内 部 は 廃 施 設 と 平 坦 地 で 平 坦 地 の 未 舗 装 部 分 が 自 然 地 化 し 樹 林 となっている 計 画 地 周 辺 は 東 側 隣 接 地 に 国 営 昭 和 記 念 公 園 その 他 は 主 に 市 街 地 となっており 計 画 地 南 端 付 近 には JR 青 梅 線 東 中 神 駅 がある 立 川 駅 まで 青 梅 特 快 利 用 で 約 5 分 拝 島 駅 まで 約 7 分 新 宿 駅 まで 約 31 分 の 立 地 となっている 計 画 地 の 主 な 眺 望 を 写 真 4.2-2(1)~(6)に 示 す 4

6 武 蔵 村 山 市 昭 島 市 立 川 市 東 中 神 駅 立 川 駅 八 王 子 市 日 野 市 図 計 画 地 の 位 置 計 画 地 凡 例 市 界 N S=1:25, m 5

7 武 蔵 村 山 市 昭 島 市 立 川 市 八 王 子 市 日 野 市 写 真 計 画 地 周 辺 の 空 中 写 真 N S=1:25,000 凡 計 画 地 市 界 例 m 6

8 立 川 市 昭 島 市 東 中 神 駅 図 計 画 地 周 辺 の 拡 大 図 N S=1:15,000 凡 計 画 地 市 界 例 m 7

9 277 仮称 立川基地跡地 昭島地区土地区画整理事業 調査計画書 写真 4.2-2(1)計画地の眺望 計画地内から北西を望む 廃施設 樹林 草地に移行中の舗装 写真 4.2-2(2)計画地の眺望 計画地内から南東を望む 廃煙突 樹林 草地に移行中の舗装 写真 4.2-2(3)計画地の眺望 計画地内の旧道路から東西を望む 左 西向 右 東向 写真 4.2-2(4)計画地の眺望 計画地北側より計画地を望む 写真 4.2-2(5)計画地の眺望 計画地西側中神第 2 アパート前交差点より計画地を望む 8

10 277 仮称 立川基地跡地 昭島地区土地区画整理事業 調査計画書 写真 4.2-2(6)計画地の眺望 昭和記念公園残堀川沿いから計画地を望む (4) (1) (2) (3) (5) 計画地 (6) 凡例 写 真 撮 影 位 置 方 写真 の撮影位置 方向 9

11 4.2.2 土 地 利 用 計 画 計 画 地 の 土 地 利 用 計 画 は 図 に 示 すとおりである (1) 計 画 地 の 位 置 付 け 計 画 地 は 現 在 市 街 化 調 整 区 域 ( 用 途 地 域 指 定 なし)となっている 計 画 地 の 将 来 的 な 位 置 付 けとしては 東 京 の 新 しい 都 市 づくりビジョン ( 平 成 13 年 10 月 ) 都 市 計 画 区 域 マスタープラン( 平 成 16 年 4 月 ) 及 び 多 摩 の 心 育 成 整 備 計 画 ( 平 成 10 年 4 月 )において 核 都 市 立 川 の 一 翼 を 担 い 都 市 機 能 を 立 地 誘 導 するとともに 良 好 な 環 境 を 有 する 市 街 地 の 整 備 を 図 る 地 区 とされている また 立 川 市 都 市 計 画 マスター プラン ( 平 成 13 年 3 月 )において 心 のかよう 緑 豊 かな 健 康 都 市 を 目 指 すための 都 市 施 設 緑 の 骨 格 軸 として 昭 島 市 都 市 計 画 マスタープラン ( 平 成 12 年 3 月 )において 水 と 緑 とやさしさを 育 てるまちを 目 指 すための 新 交 通 拠 点 緑 の 拠 点 として それぞれ 位 置 付 けられている (2) 土 地 利 用 の 考 え 方 計 画 地 の 土 地 利 用 の 考 え 方 としては 立 川 基 地 跡 地 昭 島 地 区 利 用 計 画 ( 東 京 都 平 成 20 年 6 月 )で 次 の3 点 が 示 されている この 考 え 方 に 従 い 図 4.2-3に 示 す 土 地 利 用 計 画 を 策 定 した 核 都 市 の 複 合 市 街 地 にふさわしい 賑 わいと 活 気 あふれる 都 市 空 間 の 形 成 昭 和 記 念 公 園 等 を 生 かし 環 境 保 全 や 緑 の 充 実 景 観 に 配 慮 した 街 の 形 成 ゆとりある 空 間 を 生 かし 質 の 高 い 生 活 空 間 の 形 成 核 都 市 の 複 合 市 街 地 にふさわしい 賑 わいと 活 気 あふれる 都 市 空 間 の 形 成 首 都 圏 の 核 となる 広 域 的 な 機 能 を 有 する 施 設 の 導 入 等 により 他 の 都 市 圏 との 連 携 を 強 化 する 周 辺 地 域 との 連 携 を 図 りつつ 業 務 商 業 機 能 の 導 入 や 地 域 経 済 の 活 性 化 等 により 賑 わいや 活 気 あふれる 空 間 を 形 成 する 昭 和 記 念 公 園 等 を 生 かし 環 境 保 全 や 緑 の 充 実 景 観 に 配 慮 した 街 の 形 成 昭 和 記 念 公 園 や 残 堀 川 と 連 続 した 水 と 緑 あふれる 空 間 を 形 成 する 都 市 計 画 道 路 の 沿 道 を 中 心 とした 良 好 な 景 観 を 形 成 する ゆとりある 空 間 を 生 かし 質 の 高 い 生 活 空 間 の 形 成 誰 もが 移 動 しやすい 交 通 施 設 の 整 備 等 都 市 基 盤 整 備 の 推 進 により 生 活 環 境 の 改 善 防 災 性 の 向 上 を 図 る 豊 かな 環 境 を 備 えた 居 住 機 能 及 び 生 活 に 利 便 性 や 快 適 性 を 提 供 する 日 常 生 活 機 能 を 集 積 させた 生 活 中 心 地 を 形 成 する 10

12 立 川 立 (昭 川3 島市 2 境ま 38 で 277 仮称 立川基地跡地 昭島地区土地区画整理事業 調査計画書 立川 3 公共利用 公園 緑地 2 16 計 画 地 約70ha ④ ⑧ 立川市 公共利用 公園等 ③ 昭島市 ⑦ 公共利用 検討中 3 道 4 9 緑 国利用 法務省 昭島 昭 国利用 財務省 島 3 5 都利用 調節池 ⑤ ② 4 民間利用 ⑥ 国営昭和記念公園 公共利用 公園 昭島3 2 3号国営公園南線 残掘川 昭島3 2 11号国営公園西線 (昭3 4 2 立川市境まで 昭島 3 4 東中 神駅 ① 昭島 公共利用 3 2 交通広場 民間利用 西立 昭島 川駅 C)東 C)東 東京デジタ 京デ 京デジ ルマ ルマップ マ 凡 例 図4.2-3 土地利用計画図 Ｎ Ｓ １ 15,000 ０ ｍ ① ② ③ ④ ⑤ ⑥ ⑦ ⑧ 計画地 都市計画道路 市界 計画地幹線道路 都市計画道路 公共利用 民間利用 南側 公共利用 東側中央部 公共利用 北東側 公共利用 北側 公共利用 北西側 国利用 民間利用 西側 公共利用 残堀川右岸 公共利用 残堀川左岸 未整備都計道 昭島市域 立川市域 この土地利用計画図は 平成20年6月30日付で昭島市および立川市からそれぞれ個別に提出された土地利用計画を 本調査計画書提出にあわせて統合したものである 11

13 (3) 主 な 用 途 計 画 地 の 主 な 用 途 としては 前 出 の 図 に 示 す1~8を 想 定 している 昭 島 市 域 1 公 共 利 用 民 間 利 用 ( 南 側 ) 駅 への 近 接 性 を 活 かし 業 務 商 業 系 や 住 宅 系 施 設 の 融 合 した 賑 わいと 活 気 あふれる ゾーンを 形 成 する 公 共 利 用 ( 交 通 広 場 ) 民 間 利 用 ( 業 務 商 業 等 複 合 施 設 及 び 住 宅 ) 2 公 共 利 用 ( 東 側 中 央 部 ) 昭 和 記 念 公 園 に 隣 接 したまとまった 敷 地 を 生 かし 緑 豊 かで 多 くの 人 々に 利 用 される ゾーンを 形 成 する 公 共 利 用 ( 公 園 ) 昭 和 記 念 公 園 との 連 続 性 に 配 慮 し 一 定 規 模 の 適 切 な 形 状 を 持 った 公 園 を 配 置 する 都 利 用 ( 調 節 池 ) 残 堀 川 河 川 整 備 計 画 に 基 づく 調 節 池 については 現 在 国 営 昭 和 記 念 公 園 内 に 存 する 暫 定 調 節 池 に 極 力 近 い 残 堀 川 直 線 部 に 沿 接 して 設 置 することが 水 理 上 望 ましいことから 計 画 地 内 の 適 した 場 所 に 設 置 するものとする 平 常 時 利 用 に ついて 昭 島 市 でスポーツ 施 設 の 整 備 等 を 検 討 する 3 公 共 利 用 ( 北 東 側 ) 市 境 に 隣 接 するエリアであり その 行 政 区 域 が 地 形 地 物 で 設 定 されていないこと 区 画 道 路 等 については 今 後 の 課 題 であることから 利 用 のあり 方 については 今 後 調 整 を 要 する 公 共 利 用 ゾーンとして 引 き 続 き 検 討 する 4 公 共 利 用 ( 北 側 ) 市 街 地 に 隣 接 したエリアとして 地 域 に 親 しまれる 安 らぎと 憩 いの 空 間 を 形 成 する 公 共 利 用 ( 公 園 緑 地 ) 12

14 5 公 共 利 用 ( 北 西 側 ) 国 利 用 の 施 設 を 主 体 とすることでオープンスペースを 確 保 し 国 利 用 の 施 設 の 地 域 開 放 や 新 たな 地 域 との 交 流 を 創 出 することなどを 通 じて 地 域 の 活 力 を 生 むゾーンを 形 成 す る 国 利 用 の 施 設 に 関 しては 計 画 概 要 として 現 状 案 を 示 す 今 後 の 協 議 により 変 更 の 可 能 性 が 有 る 国 利 用 : 財 務 省 (5 南 側 ) 国 家 公 務 員 宿 舎 歩 道 と 一 体 となった 緑 道 を 確 保 国 利 用 : 法 務 省 (5 北 側 : 国 際 法 務 総 合 センター( 仮 称 )) i) 矯 正 医 療 センター ⅱ) 少 年 非 行 対 策 センター ⅲ) 矯 正 研 修 所 ⅳ) 国 連 アジア 極 東 犯 罪 防 止 研 修 所 ⅴ) 公 安 調 査 庁 研 修 所 ⅵ) 職 員 宿 舎 歩 道 と 一 体 となった 緑 道 を 確 保 する 6 民 間 利 用 ( 西 側 ) 比 較 的 駅 に 近 いエリアであり 公 園 に 隣 接 する 環 境 を 生 かし 隣 接 する 市 街 地 との 調 和 を 図 るゾーンを 形 成 する 民 間 利 用 業 務 商 業 等 複 合 施 設 住 宅 歩 道 と 一 体 となった 緑 道 を 確 保 立 川 市 域 7 公 共 利 用 ( 残 堀 川 右 岸 ) 行 政 界 が 錯 綜 していることなどから 公 共 利 用 を 前 提 とした 将 来 土 地 利 用 について 検 討 を 要 する 地 区 として 設 定 する 公 共 利 用 ( 検 討 中 ) 8 公 共 利 用 ( 残 堀 川 左 岸 ) 公 園 等 を 配 置 する 公 共 利 用 ( 公 園 等 ) 13

15 (4) 事 業 の 進 め 方 本 事 業 の 推 進 にあたっては 所 定 の 都 市 計 画 環 境 影 響 評 価 等 の 手 続 きを 実 施 するとと もに 市 街 化 区 域 編 入 の 手 続 きを 行 う 計 画 地 の 整 備 については 周 辺 の 市 街 地 整 備 の 状 況 も 考 慮 しつつ 地 区 計 画 等 の 適 切 な 都 市 計 画 手 法 の 導 入 を 検 討 する 都 市 計 画 道 路 については 都 関 係 部 局 と 協 議 を 行 い 適 切 に 工 事 を 実 施 する 区 画 道 路 については 土 地 利 用 の 具 体 化 に 併 せて 適 切 に 配 置 する 計 画 地 の 整 備 にあたっては 緑 の 充 実 を 図 るなど 環 境 に 十 分 配 慮 するとともに ユニバ ーサルデザインに 配 慮 した 歩 行 者 ネットワークを 形 成 する 自 然 環 境 調 査 の 結 果 が 本 事 業 の 計 画 に 影 響 を 及 ぼす 可 能 性 が 生 じた 場 合 には 適 切 な 検 討 を 行 う 14

16 4.2.3 道 路 計 画 本 事 業 の 道 路 計 画 では 幹 線 道 路 として 図 に 示 す 都 市 計 画 道 路 の 内 計 画 地 該 当 部 分 の 工 事 を 実 施 する 他 区 画 道 路 及 び 歩 行 者 専 用 道 路 の 整 備 を 実 施 する (1) 幹 線 道 路 計 画 地 の 都 市 計 画 道 路 としては 次 の 2 路 線 が 多 摩 地 域 における 都 市 計 画 道 路 の 整 備 方 針 ( 第 三 次 事 業 化 計 画 ) で 平 成 27 年 度 までに 優 先 的 に 整 備 すべき 路 線 として 定 めら れている 昭 島 号 国 営 公 園 南 線 ( 昭 島 号 線 東 側 ~ 昭 島 号 線 ) 昭 島 号 国 営 公 園 西 線 ( 昭 島 号 線 ~ 立 川 市 境 ) 本 事 業 では 上 記 2 路 線 の 計 画 地 該 当 部 分 のうち JR 青 梅 線 との 立 体 交 差 部 を 除 く 平 面 部 について 工 事 を 実 施 する なお 上 記 2 路 線 は 昭 和 56 年 9 月 18 日 に 都 市 計 画 法 第 17 条 1 項 の 規 定 に 基 づく 公 告 が 行 われ 同 年 11 月 27 日 に 代 表 幅 員 30m 以 上 40m 未 満 で 都 市 計 画 決 定 されている (2) 区 画 道 路 区 画 道 路 は 宅 地 の 利 用 に 供 される 道 路 である 区 画 道 路 については 土 地 利 用 の 具 体 化 に 併 せて 適 切 に 配 置 する (3) 歩 行 者 専 用 道 路 計 画 地 の 整 備 にあたっては 緑 の 充 実 を 図 るなど 環 境 に 十 分 配 慮 するとともに ユニ バーサルデザインに 配 慮 した 歩 行 者 ネットワークを 形 成 する 15

17 立 川 3 4 9(W=18m) 立 川 (W=30m) 立 川 (W=30m) 立 川 市 昭 島 市 昭 島 3 4 9(W=18m) 昭 島 (W=30m) 昭 島 3 5 4(W=12m) 国 営 昭 和 記 念 公 園 昭 島 東 中 神 駅 昭 島 (W=12m) 西 立 川 駅 昭 島 3 2 3(W=30m) 図 都 市 計 画 道 路 N S=1:15,000 凡 例 計 画 地 市 界 都 市 計 画 道 路 未 整 備 都 市 計 画 道 路 計 画 地 幹 線 道 路 ( 都 市 計 画 道 路 ) m 16

18 4.2.4 公 園 緑 地 計 画 計 画 地 の 公 園 緑 地 計 画 としては 前 出 の 図 に 示 す24568において 公 園 緑 道 などを 想 定 している 2 公 共 利 用 ( 東 側 中 央 部 ): 公 園 都 調 節 池 4 公 共 利 用 ( 北 側 ): 公 園 緑 地 5 公 共 利 用 ( 北 西 側 ):オープンスペース 公 園 緑 道 6 民 間 利 用 ( 西 側 ): 緑 道 8 公 共 利 用 ( 残 堀 川 左 岸 ): 公 園 等 計 画 地 の 整 備 については 周 辺 の 市 街 地 整 備 の 状 況 も 考 慮 しつつ 地 区 計 画 等 の 適 切 な 都 市 計 画 手 法 の 導 入 を 検 討 する 計 画 地 の 整 備 にあたっては 緑 の 充 実 を 図 るなど 環 境 に 十 分 配 慮 するとともに ユニバ ーサルデザインに 配 慮 した 歩 行 者 ネットワークを 形 成 する 給 排 水 計 画 給 排 水 計 画 は 関 係 機 関 と 協 議 しながら 整 備 する 計 画 である また 計 画 地 の 雨 水 排 水 は 浸 透 に 重 点 をおいて 計 画 を 策 定 し 調 整 池 については 自 然 流 入 自 然 流 下 式 のオープン 式 の 構 造 を 基 本 とする 汚 水 については 計 画 地 外 の 公 共 下 水 道 幹 線 に 接 続 する 計 画 である 造 成 計 画 本 事 業 では 前 出 の 図 4.2-3に 示 す 土 地 利 用 計 画 図 の 内 公 共 用 地 及 び 民 間 利 用 地 の 整 備 が 必 要 な 土 地 について 造 成 を 行 うものとする 本 事 業 の 造 成 部 分 については 計 画 地 が 平 坦 地 であることから 切 土 量 と 盛 土 量 のバ ランスを 図 る 造 成 計 画 が 可 能 と 想 定 している 造 成 計 画 としては 土 地 利 用 計 画 との 調 整 を 図 りつつ 現 況 地 形 周 辺 地 域 との 調 和 防 災 対 策 等 を 配 慮 して 計 画 する 17

19 4.2.7 防 災 計 画 本 事 業 での 土 地 造 成 における 防 災 計 画 として 不 発 弾 対 策 土 壌 汚 染 対 策 切 盛 土 工 事 対 策 雨 水 流 出 抑 制 対 策 及 び 濁 水 対 策 を 行 う (1) 不 発 弾 調 査 対 策 計 画 地 は 昭 和 20 年 まで 旧 陸 軍 基 地 であり 空 襲 被 災 の 履 歴 をもっている そのため 基 盤 整 備 に 先 立 ち 不 発 弾 調 査 を 実 施 し その 有 無 を 確 認 し 適 切 に 対 策 を 行 った 上 で 工 事 に とりかかるものとする (2) 土 壌 汚 染 対 策 計 画 地 は 戦 前 は 旧 陸 軍 基 地 戦 後 は 米 軍 基 地 として 長 く 土 地 利 用 されていた 履 歴 を もち 計 画 地 北 側 に 工 場 等 の 施 設 がまとまって 立 地 していた 本 事 業 は 3,000 m2 以 上 の 土 地 改 変 であるため 都 民 の 健 康 と 安 全 を 確 保 する 環 境 に 関 する 条 例 ( 平 成 12 年 東 京 都 条 例 第 215 号 略 称 東 京 都 環 境 確 保 条 例 ) 第 117 条 に 従 い 土 壌 汚 染 状 況 調 査 報 告 書 の 提 出 処 理 基 準 を 超 える 場 合 には 汚 染 拡 散 防 止 計 画 の 提 出 と 措 置 の 実 施 防 止 措 置 完 了 届 出 書 の 提 出 を 行 った 上 で 工 事 にとりかかるものとす る 計 画 地 のこれまでの 土 地 利 用 について 計 画 地 における 旧 陸 軍 基 地 時 代 から 米 軍 基 地 時 代 の 土 地 利 用 の 詳 細 は 不 明 である が そのおおよそを 次 に 示 す 計 画 地 及 びその 周 辺 は 昭 和 5 年 ~10 年 (1930 年 代 )までは 桑 畑 であった 昭 和 14 年 (1939 年 )に 旧 陸 軍 省 が 計 画 地 の 東 側 にあった 飛 行 機 の 定 期 点 検 やエンジン 交 換 修 理 解 体 処 理 を 行 う 陸 軍 航 空 廠 立 川 支 廠 の 一 部 として 計 画 地 まで 買 収 を 行 い 拡 張 したものと 考 えられる その 後 昭 和 20 年 (1945 年 )に 米 軍 に 接 収 され 以 後 昭 和 52 年 (1977 年 )まで 米 軍 が 使 用 していた 米 軍 時 代 の 土 地 利 用 の 状 態 ( 昭 和 49 年 撮 影 )を 図 に 示 す 計 画 地 の 北 側 が 主 に 工 場 的 な 土 地 利 用 その 他 が 主 に 住 宅 的 な 土 地 利 用 がなされ ていた 米 軍 より 基 地 返 還 後 は 燃 料 貯 蔵 タンク 等 を 取 り 壊 したのみで 計 画 地 の 改 変 等 は 行 われておらず 現 在 未 舗 装 の 部 分 などが 自 然 地 化 し 樹 林 となっている 昭 和 5 年 ~ 昭 和 10 年 (1930 年 代 ): 桑 畑 昭 和 14 年 ~ 昭 和 20 年 (~1945 年 ): 旧 陸 軍 立 川 基 地 ( 飛 行 機 修 理 試 験 解 体 ) 昭 和 20 年 ~ 昭 和 52 年 (~1977 年 ): 米 軍 基 地 図 はこの 間 の 撮 影 昭 和 52 年 ~ 現 在 00 年 (~2009 年 ): 基 地 返 還 後 未 利 用 地 として 管 理 18

20 277 仮称 立川基地跡地 昭島地区土地区画整理事業 調査計画書 主に工場的な 土地利用 主に住宅地的な 土地利用 図 米軍時代の土地利用 昭和 49 年 12 月撮影 19

21 (3) 切 盛 土 工 事 対 策 工 事 着 手 前 に 関 係 者 以 外 の 立 入 りを 防 止 するため 計 画 地 境 界 に 仮 囲 い 柵 等 を 設 置 する 土 砂 流 出 防 止 のため 適 宜 防 災 土 堰 堤 流 出 土 砂 防 止 柵 ( 板 柵 ) 等 を 設 ける 擁 壁 法 面 等 は 宅 地 造 成 等 規 制 法 に 基 づき 設 計 し 安 全 性 を 確 保 する 施 工 後 は 直 ちに 緑 化 等 の 表 面 保 護 策 を 行 う (4) 雨 水 流 出 抑 制 対 策 工 事 の 施 行 中 には 素 堀 側 溝 や 板 柵 水 路 等 を 設 置 し 計 画 地 内 から 発 生 する 雨 水 を 適 切 に 既 設 雨 水 管 等 へ 誘 導 する 工 事 の 施 行 中 は 仮 設 調 整 池 等 を 設 けることにより 雨 水 を 一 時 的 に 貯 留 し 下 流 への 影 響 を 軽 減 させる (5) 濁 水 対 策 工 事 の 施 行 中 は 仮 設 沈 砂 池 を 設 置 する 降 雨 時 の 濁 水 防 止 のため 計 画 地 の 境 界 付 近 に 流 出 防 止 柵 等 を 設 置 する 造 成 面 は 降 雨 による 濁 水 の 発 生 を 抑 制 するため 十 分 に 転 圧 を 行 い 法 面 の 形 成 後 は 芝 張 り 等 を 行 う 20

22 4.2.8 施 工 計 画 本 事 業 の 工 事 計 画 は 事 業 認 可 から 約 6 年 間 の 工 事 を 予 定 している 工 事 工 程 の 概 略 を 表 に 示 す 表 工 事 工 程 の 概 略 ( 予 定 ) 土 地 区 画 整 理 事 業 初 年 度 2 年 度 3 年 度 4 年 度 5 年 度 6 年 度 撤 去 処 分 敷 地 浄 化 基 盤 整 備 伐 採 伐 根 工 作 物 撤 去 不 発 弾 調 査 対 策 土 壌 汚 染 対 策 宅 地 造 成 道 路 整 備 等 その 他 事 業 認 可 (1) 施 工 方 法 工 事 の 手 順 としては 事 業 認 可 後 次 の 手 順 で 工 事 を 開 始 する 1 撤 去 処 分 事 業 認 可 後 敷 地 浄 化 に 先 立 ち 環 境 影 響 評 価 の 内 容 を 踏 まえ 樹 木 伐 採 伐 根 廃 施 設 撤 去 を 実 施 する 2 敷 地 浄 化 撤 去 処 分 が 完 了 したエリアから 順 次 不 発 弾 調 査 対 策 土 壌 汚 染 対 策 を 実 施 す る 3 基 盤 整 備 撤 去 処 分 敷 地 浄 化 が 完 了 したエリアから 順 次 宅 地 造 成 道 路 整 備 を 実 施 する 宅 地 造 成 にあたっては 仮 設 調 整 池 仮 設 沈 砂 地 仮 設 水 路 板 柵 等 を 設 置 し 土 砂 の 沈 殿 除 去 に 努 める また 粉 じん 防 止 用 ネットや 仮 囲 い 等 を 必 要 箇 所 に 整 備 し 粉 じんの 防 止 に 努 め さらに 造 成 によって 生 じた 法 面 は 緑 化 等 を 行 う 21

23 (2) 工 事 用 車 両 工 事 用 車 両 の 日 最 大 台 数 の 詳 細 については 現 在 検 討 中 である しかし 計 画 地 が 平 坦 地 であることから 本 事 業 における 土 地 の 造 成 においては 切 土 量 と 盛 土 量 のバランスを 図 った 造 成 計 画 とする 方 針 であり 工 事 用 車 両 の 日 最 大 台 数 も 著 しく 大 きくなることはない と 想 定 している 工 事 車 両 の 走 行 ルートの 詳 細 については 現 在 検 討 中 である 道 路 幅 員 や 主 要 道 路 との 位 置 関 係 から 走 行 可 能 ルート( 想 定 )としては 図 が 考 えらえる 今 後 この 内 から 選 択 することになる (3) 建 設 機 械 使 用 する 建 設 機 械 としては 表 を 想 定 している 最 も 多 くの 建 設 機 械 が 稼 動 する 工 種 は 基 盤 整 備 となる 建 設 機 械 の 日 最 大 稼 動 台 数 の 詳 細 については 現 在 検 討 中 である しかし 計 画 地 が 平 坦 地 であることから 本 事 業 にお ける 土 地 の 造 成 においては 切 土 量 と 盛 土 量 のバランスを 図 った 造 成 計 画 とする 方 針 であ り 使 用 する 主 な 建 設 機 械 の 日 最 大 稼 動 台 数 も 著 しく 大 きくなることはないと 想 定 してい る 表 使 用 する 主 な 建 設 機 械 撤 去 処 分 敷 地 浄 化 工 種 主 な 建 設 機 械 バックホウ ブルドーザ ダンプトラック ブレーカ バックホウ ブルドーザ ダンプトラック クローラクレーン トラック クレーン 基 盤 整 備 宅 地 造 成 道 路 整 備 バックホウ ブルドーザ ダンプトラック クローラクレーン バックホウ アスファルトフィニッシャ ロードローラ タイヤローラ モーターグレーダ ダンプトラック コンクリートポンプ 車 22

24 277 仮称 立川基地跡地 昭島地区土地区画整理事業 調査計画書 武蔵村山市 昭島市 立川市 八王子市 日野市 図4.2-6 工事用車両 走行可能ルート 想定 凡 例 計画地 市界 工事用車両走行可能ルート 想定 Ｎ Ｓ １ 25,000 本図は 道路の幅員や主要道路との位置関係から 走行可能ルートを想定したものであり 今後の調 ０ ｍ 査結果を踏まえて 実際の工事用車両の走行ルー トを検討する 23

25 5 事 業 計 画 の 策 定 に 至 った 経 過 計 画 地 は JR 青 梅 線 東 中 神 駅 前 に 位 置 し 立 川 駅 まで 約 5 分 の 立 地 にあり 戦 前 は 旧 陸 軍 施 設 終 戦 後 も 長 く 米 軍 立 川 基 地 であった 歴 史 を 持 っている 計 画 地 は 東 中 神 駅 前 に 位 置 し 国 の 行 政 機 関 の 移 転 や 業 務 商 業 施 設 等 の 立 地 により 多 摩 地 域 の 核 として 近 年 発 展 の 著 しい 立 川 駅 及 び 多 摩 地 域 の 風 土 を 形 成 する 緑 のネット ワークの 核 となっている 国 営 昭 和 記 念 公 園 に 隣 接 する 大 規 模 な 空 閑 地 となっている 昭 和 52 年 に 米 軍 から 全 面 返 還 後 も 留 保 地 として 地 域 に 閉 ざされた 状 態 が 続 いている 平 成 15 年 国 の 財 政 制 度 等 審 議 会 より 大 口 返 還 財 産 に 係 る 新 たな 方 針 原 則 利 用 計 画 的 有 効 活 用 が 示 された 現 在 地 元 地 方 自 治 体 の 上 位 計 画 では 計 画 地 に 次 の 役 割 を 位 置 付 けている 核 都 市 立 川 の 一 翼 を 担 い 都 市 機 能 を 立 地 誘 導 するとともに 良 好 な 環 境 を 有 する 市 街 地 の 整 備 を 図 る 地 区 心 のかよう 緑 豊 かな 健 康 都 市 を 目 指 すための 都 市 施 設 緑 の 骨 格 軸 水 と 緑 とやさしさを 育 てるまちを 目 指 すための 新 交 流 拠 点 緑 の 拠 点 本 事 業 では 国 の 答 申 や 立 川 基 地 跡 地 昭 島 地 区 利 用 計 画 ( 東 京 都 平 成 20 年 6 月 ) を 踏 まえ 長 期 的 な 視 野 に 立 ち 健 全 な 計 画 市 街 地 の 形 成 を 目 的 に 土 地 区 画 整 理 事 業 に よる 整 備 を 行 うこととした 核 都 市 の 複 合 市 街 地 にふさわしい 賑 わいと 活 気 あふれる 都 市 空 間 の 形 成 昭 和 記 念 公 園 等 を 生 かし 環 境 保 全 や 緑 の 充 実 景 観 に 配 慮 した 街 の 形 成 ゆとりある 空 間 を 生 かし 質 の 高 い 生 活 空 間 の 形 成 24

26 7 環 境 影 響 評 価 の 項 目 環 境 影 響 評 価 を 行 う 項 目 の 選 定 は 図 7-1 に 示 す 手 順 に 従 って 調 査 計 画 書 第 1 章 ~5 章 で 整 理 した 対 象 事 業 の 内 容 をもとに 環 境 に 影 響 を 及 ぼすおそれのある 環 境 影 響 要 因 を 抽 出 し 調 査 計 画 書 第 6 章 で 整 理 した 地 域 の 概 況 等 を 勘 案 して 環 境 影 響 評 価 の 項 目 を 東 京 都 環 境 影 響 評 価 条 例 施 行 規 則 第 6 条 の 項 目 より 選 定 した 選 定 した 項 目 は 大 気 汚 染 騒 音 振 動 水 質 汚 濁 土 壌 汚 染 水 循 環 生 物 生 態 系 景 観 自 然 との 触 れ 合 い 活 動 の 場 廃 棄 物 の 9 項 目 である これらと 環 境 要 因 との 関 係 を 東 京 都 環 境 影 響 評 価 技 術 指 針 別 記 書 式 をもとにして 表 7-1 に 示 す また 環 境 影 響 評 価 の 項 目 として 選 定 しなかった 項 目 については その 選 定 しない 理 由 を 7.2 に 明 記 した 調 査 計 画 書 第 1 章 ~5 章 一 部 6 章 事 業 計 画 案 環 境 保 全 に 関 する 計 画 等 環 境 影 響 要 因 の 抽 出 調 査 計 画 書 第 6 章 地 域 の 概 況 の 把 握 環 境 影 響 評 価 項 目 の 選 定 東 京 都 環 境 影 響 評 価 技 術 指 針 別 図 3 抜 粋, 加 筆 図 7-1 環 境 影 響 評 価 の 項 目 の 選 定 手 順 東 京 都 環 境 影 響 評 価 条 例 施 行 規 則 第 6 条 環 境 影 響 評 価 の 項 目 大 気 汚 染 悪 臭 騒 音 振 動 水 質 汚 濁 土 壌 汚 染 地 盤 地 形 地 質 水 循 環 生 物 生 態 系 日 影 電 波 障 害 風 環 境 景 観 史 跡 文 化 財 自 然 との 触 れ 合 い 活 動 の 場 廃 棄 物 温 室 効 果 ガス その 他 知 事 が 定 める 項 目 環 境 影 響 要 因 ( 表 7-1 横 軸 ) 環 境 影 響 要 因 ( 表 7-1 横 軸 )としては 第 1 章 ~5 章 に 整 理 した 事 業 計 画 案 より 次 の 要 因 を 抽 出 した 工 事 の 施 行 中 : 造 成 工 事 ( 主 に 基 盤 整 備 に 伴 う 地 形 の 改 変 など) 建 設 機 械 の 稼 動 工 事 用 車 両 の 走 行 工 事 の 完 了 後 : 公 共 用 地 及 び 宅 地 の 存 在 92

27 表 7-1 環 境 影 響 要 因 と 環 境 影 響 評 価 の 項 目 との 関 連 表 区 分 工 事 の 施 行 中 造 建 環 境 影 響 要 因 成 設 工 機 事 械 の 稼 動 予 測 する 事 項 工 事 の 施 行 中 における 建 設 機 械 の 稼 動 に 伴 う 二 酸 化 窒 素 大 気 汚 及 び 浮 遊 粒 子 状 物 質 の 大 気 中 における 濃 度 染 工 事 の 施 行 中 における 工 事 用 車 両 の 走 行 に 伴 う 二 酸 化 窒 素 及 び 浮 遊 粒 子 状 物 質 の 大 気 中 における 濃 度 工 事 用 車 両 の 走 行 工 事 の 完 了 後 の 公 存 共 在 用 地 及 び 宅 地 悪 臭 工 事 の 施 行 中 における 建 設 機 械 の 稼 動 に 伴 う 騒 音 振 動 騒 音 振 動 工 事 の 施 行 中 における 工 事 用 車 両 の 走 行 に 伴 う 騒 音 振 動 水 質 汚 濁 工 事 の 施 行 中 における 造 成 工 事 に 伴 う 濁 水 工 事 の 完 了 後 における 降 水 に 伴 う 濁 水 土 壌 汚 染 工 事 の 施 行 中 における 造 成 工 事 に 伴 う 土 壌 汚 染 地 盤 地 形 地 質 水 循 環 地 下 水 涵 養 能 の 変 化 の 程 度 生 物 生 態 系 植 物 相 及 び 植 物 群 落 の 変 化 の 内 容 及 びその 程 度 動 物 相 及 び 動 物 群 集 の 変 化 の 内 容 及 びその 程 度 生 息 ( 育 ) 環 境 の 変 化 及 びその 程 度 緑 の 量 の 変 化 の 内 容 及 びその 程 度 生 態 系 の 変 化 の 内 容 及 びその 程 度 日 影 電 波 障 害 風 環 境 景 観 工 事 の 完 了 後 における 公 共 用 地 及 び 宅 地 の 存 在 に 伴 う 地 域 景 観 の 特 性 の 変 化 の 程 度 及 び 代 表 的 な 眺 望 地 点 からの 眺 望 の 変 化 の 程 度 史 跡 文 化 財 工 事 の 施 行 中 における 自 然 との 触 れ 合 い 活 動 の 場 への 利 自 然 との 触 れ 用 経 路 への 影 響 合 い 活 動 の 場 工 事 の 完 了 後 における 散 策 等 の 機 能 を 持 つ 場 への 影 響 廃 棄 物 工 事 の 施 行 中 における 建 設 発 生 土 及 び 廃 棄 物 の 発 生 量 温 室 効 果 ガス 注 : 印 は 予 測 評 価 を 行 う 必 要 があると 認 められる 環 境 影 響 評 価 の 項 目 を 示 す 93

28 7.1 選 定 した 項 目 及 びその 理 由 環 境 影 響 評 価 を 行 う 項 目 として 選 定 したものは 大 気 汚 染 騒 音 振 動 水 質 汚 濁 土 壌 汚 染 水 循 環 生 物 生 態 系 景 観 自 然 との 触 れ 合 い 活 動 の 場 廃 棄 物 の 9 項 目 である 選 定 した 理 由 は 以 下 に 示 すとおりである (1) 大 気 汚 染 本 事 業 の 実 施 による 大 気 汚 染 を 及 ぼすおそれのある 要 因 として 工 事 の 施 行 中 における 建 設 機 械 の 稼 動 工 事 用 車 両 の 走 行 に 伴 う 排 出 ガスの 発 生 が 考 えられる 二 酸 化 窒 素 (NO 2 ) 及 び 浮 遊 粒 子 状 物 質 (SPM)を 予 測 評 価 物 質 として 選 定 する なお 二 酸 化 硫 黄 及 び 一 酸 化 炭 素 については 計 画 地 周 辺 の 同 物 質 の 濃 度 を 大 きく 変 化 さ せるものではないことから 予 測 評 価 の 対 象 として 選 定 しない また 工 事 の 完 了 後 の 公 共 用 地 及 び 宅 地 の 存 在 については 著 しい 大 気 汚 染 を 発 生 させる 要 因 ではないため 予 測 評 価 の 対 象 として 選 定 しない (2) 騒 音 振 動 本 事 業 の 実 施 による 騒 音 振 動 に 影 響 を 及 ぼすおそれのある 要 因 として 工 事 の 施 行 中 に おける 建 設 機 械 の 稼 動 及 び 工 事 用 車 両 の 走 行 に 伴 う 騒 音 振 動 の 発 生 が 考 えらえるため 予 測 評 価 の 対 象 として 選 定 する また 工 事 の 完 了 後 の 公 共 用 地 及 び 宅 地 の 存 在 については 著 しい 騒 音 振 動 低 周 波 音 を 発 生 させる 要 因 ではないため 予 測 評 価 の 対 象 として 選 定 しない (3) 水 質 汚 濁 本 事 業 の 実 施 による 水 質 汚 濁 に 影 響 を 及 ぼすおそれのある 要 因 として 土 地 造 成 を 伴 う 事 業 であることから 工 事 の 施 行 中 における 造 成 工 事 に 伴 う 濁 水 及 び 工 事 の 完 了 後 における 降 水 に 伴 う 濁 水 の 発 生 を 予 測 評 価 の 対 象 として 選 定 する また 工 事 の 完 了 後 における 汚 水 については 地 元 自 治 体 との 協 議 の 上 適 切 に 公 共 下 水 道 への 接 続 ( 多 摩 川 上 流 水 再 生 センター)を 行 うため 予 測 評 価 の 対 象 として 選 定 しない (4) 土 壌 汚 染 計 画 地 の 北 側 部 分 には 米 軍 基 地 時 代 に 工 場 等 施 設 がまとまった 形 で 立 地 していたことが 伺 え 南 側 部 分 よりも 土 壌 が 汚 染 されているおそれが 高 いと 予 測 されるため 工 事 の 施 行 中 に おける 造 成 工 事 に 伴 う 土 壌 汚 染 を 予 測 評 価 の 対 象 として 選 定 する また 工 事 の 完 了 後 の 公 共 用 地 及 び 宅 地 の 存 在 については 新 たな 土 壌 汚 染 を 発 生 させる 要 因 ではないため 予 測 評 価 の 対 象 として 選 定 しない なお 本 事 業 は 3,000 m2 以 上 の 土 地 改 変 であるため 都 民 の 健 康 と 安 全 を 確 保 する 環 境 に 関 する 条 例 ( 平 成 12 年 東 京 都 条 例 第 215 号 略 称 東 京 都 環 境 確 保 条 例 ) 第 117 条 に 従 い 土 壌 汚 染 状 況 調 査 報 告 書 の 提 出 処 理 基 準 を 超 える 場 合 汚 染 拡 散 防 止 計 画 の 提 出 と 実 施 防 止 措 置 完 了 届 出 書 の 提 出 を 行 う 94

29 (5) 水 循 環 本 事 業 の 実 施 による 水 循 環 に 影 響 を 及 ぼすおそれのある 要 因 として 工 事 の 完 了 後 におけ る 公 共 用 地 及 び 宅 地 の 存 在 による 地 下 水 涵 養 能 の 変 化 が 考 えられる 工 事 の 完 了 後 において は 植 栽 緑 化 を 図 るとともに 可 能 な 限 り 雨 水 浸 透 施 設 を 設 置 し 雨 水 地 下 浸 透 を 促 進 させ 地 下 水 涵 養 に 努 めるが 昭 島 市 の 上 水 道 が 地 下 水 のみで 給 水 (6.1.5(4) 上 水 道 参 照 ) していることを 踏 まえ 水 循 環 を 予 測 評 価 の 対 象 として 選 定 する (6) 生 物 生 態 系 計 画 地 は 留 保 地 として 長 い 間 利 用 されておらず 未 舗 装 部 分 が 自 然 地 化 した 区 域 である また 計 画 地 東 側 には 国 営 昭 和 記 念 公 園 が 隣 接 し 緑 の 連 続 性 をなしており( 写 真 参 照 ) 陸 上 動 植 物 の 多 様 性 や 良 好 な 生 息 生 育 環 境 となっていると 考 えられる このような 立 地 条 件 を 踏 まえて 現 在 公 園 緑 地 計 画 を 検 討 中 である 本 事 業 の 実 施 による 生 物 生 態 系 に 影 響 を 及 ぼすおそれのある 要 因 として 工 事 の 施 行 中 における 造 成 工 事 及 び 工 事 の 完 了 後 における 公 共 用 地 及 び 宅 地 の 存 在 が 考 えられる そのた め 生 物 生 態 系 を 予 測 評 価 の 対 象 として 選 択 し 動 物 植 物 の 変 化 生 息 ( 育 ) 環 境 の 変 化 緑 の 量 の 変 化 生 態 系 の 変 化 等 を 予 測 事 項 とする (7) 景 観 本 事 業 の 実 施 による 景 観 に 影 響 を 及 ぼすおそれのある 要 因 として 工 事 の 完 了 後 の 公 共 用 地 及 び 宅 地 の 存 在 に 伴 う 主 要 な 景 観 構 成 要 素 の 改 変 及 びその 改 変 による 地 域 景 観 の 特 性 の 変 化 代 表 的 な 眺 望 地 点 からの 眺 望 の 変 化 が 考 えられるため それらを 予 測 評 価 の 対 象 と して 選 定 する (8) 自 然 との 触 れ 合 い 活 動 の 場 計 画 地 は これまで 留 保 地 として 地 域 に 閉 ざされた 区 域 で 自 然 の 観 察 体 験 学 習 等 の 機 能 を 持 つ 場 散 策 やレクリエーションの 機 能 を 持 つ 場 自 然 の 回 復 に 係 る 活 動 等 のボラン ティア 活 動 の 機 能 を 持 つ 場 等 自 然 との 触 れ 合 い 活 動 の 場 として 公 的 に 利 用 されていない しかし 東 側 には 国 営 昭 和 記 念 公 園 が 隣 接 することから 工 事 の 施 行 中 における 国 営 昭 和 記 念 公 園 の 駐 車 場 利 用 者 ( 車 両 )の 利 用 経 路 に 与 える 影 響 及 び 工 事 の 完 了 後 における 国 営 昭 和 記 念 公 園 内 の 散 策 等 の 機 能 を 持 つ 場 への 影 響 の 程 度 を 予 測 評 価 の 対 象 として 選 定 する (9) 廃 棄 物 計 画 地 の 現 状 は 米 軍 基 地 時 代 の 廃 施 設 が 残 されており 工 事 開 始 にはこれらの 撤 去 が 必 要 である 工 事 の 施 行 中 の 建 設 発 生 土 及 び 建 設 廃 棄 物 の 発 生 を 想 定 し 廃 棄 物 を 予 測 評 価 の 対 象 として 選 定 する なお 本 事 業 で 発 生 する 建 設 発 生 土 及 び 建 設 廃 棄 物 については 受 入 施 設 の 基 準 に 適 合 確 認 の 上 搬 出 を 行 う 95

30 7.2 選 定 しなかった 項 目 及 びその 理 由 環 境 影 響 評 価 を 行 う 項 目 として 選 定 しなかったものは 悪 臭 地 盤 地 形 地 質 日 影 電 波 障 害 風 環 境 史 跡 文 化 財 温 室 効 果 ガスの 8 項 目 である 選 定 しなかった 理 由 は 以 下 に 示 すとおりである (1) 悪 臭 本 事 業 における 主 な 工 事 は 基 盤 整 備 を 目 的 とした 宅 地 造 成 と 道 路 整 備 等 (4.2.8 施 工 計 画 参 照 )であり 著 しい 悪 臭 を 発 生 させる 要 因 はない また 工 事 の 完 了 後 の 公 共 用 地 及 び 宅 地 の 存 在 についても 著 しい 悪 臭 を 発 生 させるもの ではないことから 予 測 評 価 の 対 象 として 選 定 しない (2) 地 盤 計 画 地 周 辺 の 揚 水 の 状 況 (6.2.6 地 盤 参 照 )としては 計 画 地 周 辺 の 昭 島 市 立 川 市 合 計 で 220 本 の 井 戸 揚 水 量 69,378 m3/ 日 が 平 成 19 年 に 確 認 されている この 状 況 において 計 画 地 は 最 近 10 年 間 ( 平 成 10 年 ~19 年 )に 土 地 の 隆 起 もしくは 沈 下 がほぼない( 短 期 的 にも 計 画 地 北 西 約 400m 地 点 で 平 成 19 年 ~20 年 の 変 動 量 +0.1mm) 状 態 であった また 昭 島 市 立 川 市 とも 地 盤 沈 下 に 係 る 苦 情 ( 平 成 18 年 実 績 )は 記 録 されていない 状 況 である 本 事 業 では 工 事 の 施 行 中 において 地 盤 の 変 形 の 原 因 となる 地 下 水 の 揚 水 や 大 規 模 な 掘 削 工 事 及 び 地 下 構 造 物 の 設 置 は 行 わない また 工 事 の 完 了 後 の 公 共 用 地 及 び 宅 地 の 存 在 に ついても 地 下 水 の 揚 水 の 予 定 はないことから 予 測 評 価 の 対 象 として 選 定 しない (3) 地 形 地 質 計 画 地 は 関 東 平 野 西 部 の 荒 川 と 多 摩 川 に 挟 まれた 地 域 に 広 がる 武 蔵 野 台 地 に 立 地 してい る また 自 然 の 保 全 を 目 的 とする 法 令 により 指 定 された 地 域 はなく 学 術 的 価 値 の 高 いも の 及 び 天 然 記 念 物 等 の 特 殊 な 地 形 地 質 の 分 布 はない(6.2.7 地 形 地 質 及 び 史 跡 文 化 財 参 照 ) 本 事 業 は 土 地 区 画 整 理 事 業 として 土 地 の 造 成 及 び 道 路 等 の 公 共 用 地 及 び 宅 地 を 整 備 するも のである 計 画 地 は 平 坦 地 で 起 伏 が 少 なく 現 況 地 形 を 活 かし 基 本 的 には 大 規 模 造 成 工 事 や 雛 壇 造 成 は 行 わない そのため 地 形 地 質 的 には 斜 面 の 安 定 性 などへの 影 響 は 小 さく 特 異 な 地 形 地 質 も 存 在 しないことから 予 測 評 価 の 対 象 として 選 定 しない (4) 日 影 本 事 業 は 土 地 区 画 整 理 事 業 として 土 地 の 造 成 及 び 道 路 等 の 公 共 用 地 及 び 宅 地 を 整 備 するも ので 高 層 建 築 物 を 建 設 するものではない そのため 周 辺 地 域 の 日 影 に 影 響 を 及 ぼすおそれ はないことから 予 測 評 価 の 対 象 として 選 定 しない 96

31 (5) 電 波 障 害 本 事 業 は 土 地 区 画 整 理 事 業 として 土 地 の 造 成 及 び 道 路 等 の 公 共 用 地 及 び 宅 地 を 整 備 するも ので 高 層 建 築 物 を 建 設 するものではない そのため 周 辺 地 域 のテレビ 電 波 及 び 衛 星 放 送 の 受 信 に 影 響 を 及 ぼすおそれはないことから 予 測 評 価 の 対 象 として 選 定 しない (6) 風 環 境 本 事 業 は 土 地 区 画 整 理 事 業 として 土 地 の 造 成 及 び 道 路 等 の 公 共 用 地 及 び 宅 地 を 整 備 するも ので 高 層 建 築 物 を 建 設 するものではない そのため 周 辺 地 域 の 風 環 境 に 影 響 を 及 ぼすおそ れはないことから 予 測 評 価 の 対 象 として 選 定 しない (7) 史 跡 文 化 財 計 画 地 には 法 令 などにより 指 定 を 受 けた 史 跡 文 化 財 及 び 埋 蔵 文 化 財 包 蔵 地 は 確 認 され ていないことから 予 測 評 価 の 対 象 として 選 定 しない なお 工 事 の 施 行 中 に 埋 蔵 文 化 財 を 発 見 した 場 合 には 教 育 委 員 会 等 関 係 機 関 と 協 議 し 文 化 財 保 護 法 等 に 基 づき 適 正 に 対 処 するとともに 事 後 調 査 報 告 書 に 記 載 するものもの とする (8) 温 室 効 果 ガス 本 事 業 は 土 地 区 画 整 理 事 業 として 土 地 の 造 成 及 び 道 路 等 の 公 共 用 地 及 び 宅 地 を 整 備 するも のである そのため 工 事 の 完 了 後 における 温 室 効 果 ガスの 排 出 はないことから 予 測 評 価 の 対 象 として 選 定 しない 97