資料5 地下水汚染未然防止のための構造と点検・管理に関するマニュアル(案)(見え消し版)

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1 資 料 5 マニュアル 構 成 地 下 水 汚 染 未 然 防 止 ため 構 造 と 点 検 管 理 に 関 するマニュアル( 素 案 ) ( 第 1 版 ) ( 見 え 消 し 版 ver ) 平 成 23 年 月 環 境 省 水 大 気 環 境 局 土 壌 環 境 課 地 下 水 地 盤 環 境 室 水 質 汚 濁 防 止 法 が 平 成 23 年 6 月 に 改 正 され 有 害 物 質 を 扱 ったり 貯 蔵 したりしてい る 施 設 に 対 し 施 設 構 造 等 に 関 する 基 準 遵 守 と 定 期 点 検 実 施 をが 義 務 付 ける 新 た な 制 度 ( 以 下 構 造 等 規 制 制 度 という )が 導 入 されました 本 マニュアルは 今 回 水 質 汚 濁 防 止 法 改 正 による 新 たな 制 度 が 円 滑 に 施 行 されるよ う 関 係 する 事 者 皆 さんが 実 際 に 対 策 を 実 施 する 際 参 考 となるようにわかりやす く 制 度 内 容 を 説 明 し どような 施 設 においてどような 対 応 をしなければならない かをお 示 しするとともに 様 々な 関 連 情 報 を 取 りまとめました 制 度 概 要 から 参 考 情 報 まで 流 れに 沿 って 以 下 章 立 てで 構 成 してありますが 関 心 ある 部 分 関 係 深 い 部 分 み 活 用 していただくことも 可 能 です 1. 構 造 等 規 制 制 度 趣 旨 狙 い p.1~6 水 質 汚 濁 防 止 法 に 基 づく 地 下 水 汚 染 を 防 止 するため 地 下 浸 透 規 制 等 全 体 像 を 踏 まえ 構 造 等 規 制 制 度 趣 旨 狙 いについて 解 説 しています 2. 対 象 となる 施 設 p.7~22 構 造 等 規 制 制 度 対 象 となる 施 設 について 解 説 しています 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 p.7~11 有 害 物 質 貯 蔵 指 定 施 設 p.11~16 規 制 対 象 となる 施 設 本 体 付 帯 する 配 管 等 排 水 溝 等 範 囲 p.16~20 そ 他 留 意 事 項 p.21~22 3. 必 要 な 手 続 き p.23~31 構 造 等 規 制 制 度 対 象 となる 施 設 を 設 置 する 場 合 に 必 要 となる 届 出 等 手 続 きに ついて 解 説 しています 施 設 を 新 設 する 場 合 p.23~25 既 設 施 設 場 合 p.26~27 施 設 を 構 造 等 を 変 更 する 場 合 ( 用 途 仕 様 等 ) p.27~29 新 たに 有 害 物 質 が 追 加 された 場 合 p.29~30 施 設 使 用 を 廃 止 する 場 合 p 対 応 が 求 められる 事 項 ( 規 制 内 容 ) p.32~103 構 造 等 規 制 制 度 において 求 められる 具 体 的 な 対 策 内 容 について 解 説 しています (1) 基 本 的 な 考 え 方 p.34~45 構 造 等 規 制 制 度 基 本 的 な 考 え 方 について 記 載 しています

2 (2) 構 造 等 基 準 及 び 定 期 点 検 方 法 p.46~102 遵 守 すべき 構 造 等 に 関 する 基 準 や 実 施 すべき 定 期 点 検 内 容 を 施 設 床 面 及 び 周 囲 付 帯 する 配 管 等 といった 施 設 設 備 毎 に 記 載 しています 床 面 及 び 周 囲 p.46~60 施 設 本 体 p.61~62 地 上 配 管 等 p.63~67 地 下 配 管 等 p.68~76 排 水 溝 等 p.77~82 地 下 貯 蔵 施 設 p.83~89 目 視 による 点 検 ができない 場 合 対 応 p.90~99 施 設 使 用 方 法 p.100~102 (3)そ 他 留 意 事 項 p.103 (4) 同 等 以 上 措 置 に 関 するケーススタディー p.104~111 構 造 等 に 関 する 基 準 と 定 期 点 検 内 容 は 関 連 づけて 規 定 されており 必 要 な 場 合 には 規 定 内 容 と 同 等 以 上 措 置 をとることができます こ 同 等 以 上 措 置 とし て 考 えられる 事 例 についてケーススタディーを 行 っています 5. 関 連 制 度 p.112~117 構 造 等 規 制 制 度 と 関 連 ある 主 な 他 法 令 について 紹 介 しています 6. 関 係 者 連 携 支 援 p.118~125 事 者 団 体 役 割 や 事 者 等 活 用 できる 支 援 策 に 関 する 情 報 を 掲 載 しています 7. 地 下 水 汚 染 未 然 防 止 ためリスク 管 理 p.126~132 構 造 等 規 制 制 度 へ 対 応 他 地 下 水 汚 染 未 然 防 止 ために 採 用 することが 望 ま しいリスク 管 理 手 法 として リスクコミュニケーショや 自 主 的 取 組 による 排 出 量 等 削 減 努 力 重 要 性 について 紹 介 しています 8. 有 害 物 質 漏 えい 地 下 浸 透 時 対 応 p.133~155 有 害 物 質 漏 えいや 地 下 浸 透 事 故 が 発 生 した 場 合 対 応 として 水 質 汚 濁 防 止 法 に 基 づく 事 故 時 措 置 制 度 を 紹 介 しています また 地 下 水 汚 染 が 発 生 してしまっ た 時 浄 技 術 について 掲 載 しています 9. 用 語 集 参 考 資 料 p.156~ 目 次 1. 構 造 等 規 制 制 度 概 要 構 造 等 規 制 制 度 趣 旨 狙 い 構 造 等 規 制 制 度 概 要 構 造 等 規 制 制 度 対 象 となる 施 設 事 者 について 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 有 害 物 質 貯 蔵 指 定 施 設 構 造 等 に 関 する 基 準 適 用 を 受 ける 範 囲 について 施 設 以 外 有 害 物 質 を 含 む 水 貯 蔵 場 所 作 場 所 における 留 意 事 項 ついて 施 設 届 出 及 び 申 請 施 設 を 新 設 する 場 合 改 正 水 濁 法 施 行 時 点 で 既 に 設 置 されている 時 既 存 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 又 は 有 害 物 質 貯 蔵 指 定 施 設 場 合 改 正 水 濁 法 施 行 日 以 降 に 施 設 構 造 等 を 変 更 するした 場 合 新 たに 有 害 物 質 が 追 加 されたことによって 既 設 既 存 施 設 が 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 等 に 該 当 することになった 場 合 施 設 使 用 を 廃 止 する 場 合 構 造 等 規 制 制 度 について 基 本 的 事 項 構 造 設 備 及 び 使 用 方 法 に 関 する 基 準 及 び 定 期 点 検 方 法 床 面 及 び 周 囲 施 設 本 体 付 帯 する 配 管 等 ( 地 上 配 管 等 ) 付 帯 する 配 管 等 ( 地 下 に 設 置 する 場 合 ) 排 水 溝 等 地 下 貯 蔵 施 設 目 視 等 による 点 検 ができない 場 合 点 検 方 法 及 び 設 備 等 について 使 用 方 法 そ 他 留 意 事 項 同 等 以 上 手 法 に 関 するケーススタディー 関 連 する 他 法 令 等 制 度

3 6. 関 係 者 連 携 支 援 事 者 団 体 役 割 事 者 等 活 用 できる 支 援 策 学 物 質 リスク 管 理 リスクコミュニケーショ 自 主 的 取 組 による 排 出 量 等 削 減 努 力 参 考 資 料 13-3 種 別 有 害 物 質 貯 蔵 施 設 設 置 状 況... 参 13-5 参 考 資 料 13-4 種 別 貯 蔵 している 有 害 物 質 種 類... 参 13-6 参 考 資 料 14 地 下 水 流 向 把 握 について... 参 14-1 参 考 資 料 15 地 下 水 汚 染 実 態... 参 漏 えい 地 下 浸 透 時 対 応 事 故 時 措 置 地 下 水 浄 対 策 用 語 集 参 考 資 料 参 考 資 料 1 特 定 施 設 一 覧... 参 1-1 参 考 資 料 2 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 及 び 貯 蔵 指 定 施 設 届 出 例... 参 2-1 参 考 資 料 3 政 令 市 一 覧... 参 3-1 参 考 資 料 4 漏 えい 等 を 確 認 する 設 備 手 法... 参 4-1 参 考 資 料 5 電 気 伝 導 率 とpH 測 定 事 例... 参 5-1 参 考 資 料 6 他 法 令 における 点 検 に 関 する 規 定 概 要... 参 6-1 参 考 資 料 7 有 害 物 質 基 本 性 状... 参 7-1 参 考 資 料 8 環 境 対 応 に 関 する 取 組 みについて... 参 8-1 参 考 資 料 9 PRTR 制 度 について... 参 9-1 参 考 資 料 10 地 下 水 汚 染 メカニズムと 汚 染 事 例 1. 有 害 物 質 特 性... 参 汚 染 メカニズム... 参 汚 染 対 策 事 例... 参 10-9 参 考 資 料 11 構 造 等 規 制 制 度 に 対 応 するためコストについて... 参 11-1 参 考 資 料 12 水 質 汚 濁 防 止 法 で 届 出 対 象 となっている 有 害 物 質 使 用 特 定 事 場 数... 参 12-1 参 考 資 料 13 施 設 種 と 有 害 物 質 関 係... 参 13-1 参 考 資 料 13-1 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 から 排 水 中 に 含 まれる 有 害 物 質.. 参 13-2 参 考 資 料 13-2 貯 蔵 している 水 濁 法 に 定 める 有 害 物 質 種 類... 参 13-4

4 1. 構 造 等 規 制 制 度 概 要 1.1 構 造 等 規 制 制 度 趣 旨 狙 い 古 来 我 が 国 では 地 下 水 を 身 近 にある 貴 重 な 淡 水 資 源 として 広 く 利 用 してきた 現 在 でも 地 下 水 は 我 が 国 水 使 用 量 1 割 強 都 市 用 水 ( 生 活 用 水 及 び 工 用 水 ) 約 4 分 1を 占 めているなど 貴 重 な 淡 水 資 源 として 利 用 されている また 近 年 気 候 変 動 による 降 雨 変 災 害 時 水 源 確 保 等 を 踏 まえれば 将 来 的 に も 淡 水 資 源 として 重 要 性 は 高 まると 考 えられる さらに 水 循 環 過 程 で 地 下 水 が 地 表 に 現 れた 湧 水 が 住 民 に 安 らぎ 場 を 提 供 したり 環 境 学 習 場 や 観 光 資 源 として 活 用 されたりすることもある 水 濁 法 では 平 成 元 年 以 降 有 害 物 質 を 使 用 する 特 定 事 場 において 有 害 物 質 地 下 浸 透 を 禁 止 している( 参 考 : 図 1-3) しかしながら そ 後 も 地 下 水 汚 染 事 例 が 継 続 的 に 確 認 されていることを 踏 まえ 平 成 23 年 に 水 質 汚 濁 防 止 法 ( 以 下 水 濁 法 という ) 一 部 が 改 正 された( 平 成 23 年 6 月 22 日 公 布 ) 改 正 水 濁 法 においては 有 害 物 質 による 地 下 水 汚 染 を 未 然 に 防 止 するため 有 害 物 質 を 取 り 扱 う 施 設 設 備 や 作 における 漏 えいを 防 止 するとともに 漏 えいが 生 じたとしても 地 下 へ 浸 透 を 防 止 し 地 下 水 汚 染 に 至 ることないよう 有 害 物 質 を 使 用 貯 蔵 等 する 施 設 設 置 者 に 対 し 地 下 浸 透 防 止 ため 構 造 設 備 及 び 使 用 方 法 に 関 する 基 準 遵 守 義 務 定 期 点 検 及 び 結 果 記 録 保 存 義 務 等 規 定 を 新 たに 設 けた また 環 境 省 今 後 水 環 境 保 全 に 関 する 検 討 会 が 平 成 23 年 に 取 りまとめた 今 後 水 環 境 保 全 在 り 方 について 報 告 書 において 望 ましい 水 環 境 像 として 汚 染 ない 安 全 な 地 下 水 が 挙 げられ 速 やかに 解 決 されるべき 課 題 として 地 下 水 汚 染 対 策 が 取 り 上 げられている ( 参 考 : 図 1-1) こうしたことから こような 本 来 清 浄 な 地 下 水 価 値 を 認 識 し そ 恩 恵 を 現 在 及 び 将 来 世 代 人 間 が 享 受 できるよう 保 全 に 努 めていかなければならない しかしながら 近 年 工 場 事 場 が 原 因 と 推 定 される 有 害 物 質 による 地 下 水 汚 染 事 例 が 毎 年 継 続 的 に 確 認 されている ( 参 考 : 図 1-21) 地 下 水 は いったん 汚 染 されるとそ 回 復 は 困 難 であることから 将 来 にわたっ て 地 下 水 水 質 を 効 果 的 効 率 的 に 保 全 していくためには そ 汚 染 未 然 防 止 を 図 ることが 何 よりも 重 要 である 環 境 省 では 平 成 20 年 度 末 までに 全 国 で 確 認 された 地 下 水 汚 染 事 例 うち 工 場 事 場 が 原 因 と 特 定 又 は 推 定 された 事 例 汚 染 原 因 等 について 平 成 21 年 度 に 都 道 府 県 等 協 力 を 得 て 調 査 を 実 施 した そ 結 果 地 下 水 汚 染 を 引 き 起 こすこととなった 有 害 物 質 漏 えい 原 因 として 施 設 設 備 劣 破 損 等 による 漏 えい( 施 設 設 備 に 係 わるも)と 不 適 切 な 作 や 設 備 操 作 ミス 等 による 漏 えい( 作 等 に 係 わるも)が 確 認 された 図 1-1 水 環 境 保 全 ため 今 後 取 組 ( 今 後 水 環 境 在 り 方 について より 抜 粋 ) 水 質 汚 濁 防 止 法 ( 以 下 水 濁 法 という )は 工 場 及 び 事 場 から 公 共 用 水 域 に 排 出 される 水 排 出 及 び 地 下 に 浸 透 する 水 規 制 等 によって 公 共 用 水 域 及 び 地 下 水 水 質 汚 濁 防 止 を 図 り もって 国 民 健 康 を 保 護 し 生 活 環 境 を 保 全 する こと 等 を 目 的 とする 法 律 である 1 2

5 各 年 度 事 例 数 図 1-21 工 場 事 場 が 原 因 と 推 定 される 地 下 水 汚 染 事 例 数 推 移 ( 環 境 省 調 べ) 1.2 構 造 等 規 制 制 度 概 要 改 正 水 濁 法 では 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 又 は 有 害 物 質 貯 蔵 指 定 施 設 ( 以 下 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 等 という ) 設 置 者 に 対 し 1 有 害 物 質 を 含 む 水 地 下 へ 浸 透 を 防 止 するため 構 造 設 備 及 び 使 用 方 法 に 関 する 基 準 ( 以 下 構 造 等 に 関 する 基 準 という )を 遵 守 すること 2 施 設 について 定 期 に 点 検 し そ 結 果 を 記 録 し 保 存 すること を 新 たに 義 務 付 けるとともに 3 施 設 届 出 時 において 都 道 府 県 知 事 及 び 水 濁 法 事 務 を 実 施 する 政 令 市 長 ( 以 下 都 道 府 県 知 事 等 という )は 施 設 構 造 等 が 上 記 1 基 準 に 適 合 し ないと 認 めるときは 施 設 構 造 等 に 関 する 計 画 変 更 又 は 施 設 設 置 に 関 する 計 画 廃 止 を 命 じることができる 4 施 設 供 用 時 において 都 道 府 県 知 事 等 は 同 様 に 施 設 構 造 等 が 上 記 1 基 準 に 適 合 しないと 認 めるときは 施 設 構 造 等 改 善 又 は 施 設 使 用 一 時 停 止 を 命 じることができる ことを 定 めた 改 正 水 濁 法 施 行 際 ( 平 成 24 年 6 月 1 日 ) 現 に 設 置 されている 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 等 ( 設 置 工 事 がなされている 場 合 を 含 む)については 上 記 1 構 造 等 に 関 する 基 準 へ 対 応 に 一 定 期 間 が 必 要 であることから 構 造 等 に 関 する 基 準 適 用 が3 年 間 ( 平 成 27 年 5 月 31 日 まで) 猶 予 される ただし そ 間 におい ては より 充 実 した 内 容 点 検 例 えば 点 検 頻 度 を 高 めた 定 期 点 検 を 実 施 しなけれ ばならない (1) 構 造 等 に 関 する 基 準 に 関 する 事 項 概 略 1 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 等 床 面 及 び 周 囲 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 等 設 置 場 所 床 面 及 び 周 囲 は 有 害 物 質 を 含 む 水 地 下 へ 浸 透 及 び 施 設 外 へ 流 出 を 防 止 できる 材 質 及 び 構 造 とする 図 1-3 水 質 汚 濁 防 止 法 による 地 下 水 質 保 全 体 系 2 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 等 施 設 本 体 に 付 帯 する 配 管 等 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 等 本 体 に 付 帯 する 配 管 等 ( 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 等 施 設 本 体 に 接 続 し 有 害 物 質 を 含 む 水 が 流 れる 配 管 本 体 継 手 類 フラジ 類 バ ルブ 類 ポプ 設 備 等 を 含 む 以 下 配 管 等 という )を 地 上 に 設 置 する 場 合 は 有 害 物 質 を 含 む 水 漏 えいを 防 止 できる 構 造 とするか 又 は 漏 えいがあった 場 合 に 漏 えいを 確 認 できる 構 造 とすること 地 下 に 設 置 する 場 合 は 有 害 物 質 を 含 む 水 漏 えい 又 は 地 下 へ 浸 透 ( 以 下 漏 え 3 4

6 い 等 という )を 防 止 できる 構 造 及 び 材 質 とするか 又 は 漏 えい 等 があった 場 合 に 漏 えい 等 を 確 認 できる 構 造 とすること 4 点 検 実 施 年 月 日 5 点 検 実 施 責 任 者 及 び 点 検 を 実 施 した 者 氏 名 3 排 水 溝 等 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 等 本 体 に 付 帯 する 排 水 系 統 設 備 ( 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 等 施 設 本 体 に 接 続 し 有 害 物 質 を 含 む 水 が 流 れる 排 水 溝 排 水 ます 排 水 ポプ 等 を 含 む 以 下 排 水 講 等 という )は 有 害 物 質 を 含 む 水 地 下 へ 浸 透 を 防 止 で きる 材 質 及 び 構 造 とすること 4 地 下 貯 蔵 施 設 設 備 等 地 下 貯 蔵 施 設 本 体 及 び 付 帯 する 配 管 等 うち 地 下 貯 蔵 施 設 本 体 は 有 害 物 質 を 含 む 水 漏 えい 等 を 防 止 できる 材 質 及 び 構 造 とすること 定 期 点 検 によらず 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 等 に 係 る 異 常 又 は 有 害 物 質 を 含 む 水 漏 えい 等 が 確 認 された 場 合 には 定 期 点 検 に 準 ずる 取 扱 いとし 次 事 項 を 記 録 するこ と 1 異 常 等 が 確 認 された 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 等 2 異 常 等 内 容 3 異 常 等 対 応 結 果 4 異 常 等 を 確 認 した 年 月 日 5 異 常 等 を 確 認 した 者 氏 名 5 使 用 方 法 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 等 に 係 る 有 害 物 質 を 含 む 水 受 け 入 れ 移 し 替 え 分 配 等 作 は 有 害 物 質 を 含 む 水 が 地 下 に 浸 透 したり 周 囲 に 飛 散 したり 流 出 した りしないような 方 法 で 行 うとともに 有 害 物 質 を 含 む 水 補 給 状 況 や 設 備 作 動 状 況 を 確 認 する 等 施 設 適 正 な 運 転 を 行 うこと また 有 害 物 質 を 含 む 水 が 漏 えいした 場 合 には 直 ちに 漏 えいを 防 止 する 措 置 を 講 じるとともに 当 該 漏 えいした 有 害 物 質 を 含 む 水 を 回 収 し 再 利 用 するか 又 は 環 境 保 全 上 支 障 ないよう 適 切 に 処 分 すること (2) 定 期 点 検 方 法 に 関 する 事 項 概 略 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 等 定 期 点 検 は 目 視 等 ( 目 視 等 による 方 法 が 困 難 であっ て 設 備 等 を 用 いる 場 合 を 除 く )により 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 等 設 置 場 所 床 面 及 び 周 囲 施 設 本 体 それに 付 帯 する 配 管 等 及 び 排 水 溝 等 並 びに 地 下 貯 蔵 施 設 に ついて 構 造 等 に 関 する 基 準 に 応 じた 項 目 及 び 頻 度 で 行 い そ 結 果 等 を 記 録 し これを3 年 間 保 存 すること 点 検 により 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 等 に 係 る 異 常 又 は 有 害 物 質 を 含 む 水 漏 え い 等 が 確 認 された 場 合 には 直 ちに 補 修 等 必 要 な 措 置 を 講 ずること 定 期 点 検 を 行 ったときは 次 事 項 を 記 録 すること 1 点 検 を 行 った 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 等 2 点 検 方 法 及 び 結 果 3 点 検 結 果 に 基 づいて 補 修 等 措 置 を 講 じた 時 当 該 措 置 内 容 5 6

7 2. 構 造 等 規 制 制 度 対 象 となる 施 設 事 者 について 今 回 水 濁 法 改 正 により 新 たに 設 けられた 構 造 等 に 関 する 基 準 遵 守 及 び 定 期 点 検 実 施 が 義 務 付 けられた 施 設 は 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 と 有 害 物 質 貯 蔵 指 定 施 設 である ここでは これら 施 設 範 囲 定 義 等 について 解 説 する 以 下 により 構 成 される 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 について 5 ページ~7~11 ページ 有 害 物 質 貯 蔵 指 定 施 設 について 8 ページ~11~16 ページ 構 造 等 に 関 する 基 準 が 適 用 される 施 設 本 体 範 囲 12 ページ~16~17 ページ 構 造 等 に 関 する 基 準 が 適 用 される 施 設 本 体 に 付 帯 する 配 管 等 排 水 溝 等 範 囲 13 ページ~7~20 ページ 2.1 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 (1) 概 要 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 は 水 濁 法 第 2 条 第 7 項 において 有 害 物 質 を そ 施 設 に おいて 製 造 し 使 用 し 又 は 処 理 する 特 定 施 設 と 定 められている 水 濁 法 第 2 条 第 7 項 ( 略 ) 第 2 条 第 1 号 に 規 定 する 物 質 ( 以 下 有 害 物 質 という )( 1)を そ 施 設 において 製 造 し 使 用 し 又 は 処 理 ( 2)する 特 定 施 設 ( 3)( 指 定 地 域 特 定 施 設 を 除 く 以 下 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 という ) ( 略 ) ( 4) (2) 対 象 となる 施 設 について 1 有 害 物 質 有 害 物 質 とは 水 濁 法 施 行 令 第 2 条 に 定 められている カドミウム 鉛 ト リクエチレ 等 有 害 物 質 ことであり 平 成 23 年 10 月 末 現 在 で26 項 目 が 定 められている 水 濁 法 施 行 令 第 2 条 (カドミウム 等 物 質 ) 第 2 条 法 第 二 条 第 二 項 第 一 号 政 令 で 定 める 物 質 は 次 に 掲 げる 物 質 とする 一 カドミウム 及 びそ 合 物 二 シア 合 物 三 有 機 燐 合 物 (ジエチルパラニトフエニルチオホスフエイト( 別 名 パラチ オ) ジメチルパラニトフエニルチオホスフエイト( 別 名 メチルパラチ オ) ジメチルエチルメルカプトエチルチオホスフエイト( 別 名 メチルジ メト) 及 びエチルパラニトフエニルチオノベゼホスホネイト( 別 名 EPN)に 限 る ) 四 鉛 及 びそ 合 物 五 六 価 クム 合 物 六 砒 素 及 びそ 合 物 七 水 銀 及 びアルキル 水 銀 そ 他 水 銀 合 物 八 ポリ 塩 ビフェニル 九 トリクエチレ 十 テトラクエチレ 十 一 ジクメタ 十 二 四 塩 炭 素 十 三 一 二 ジクエタ 十 四 一 一 ジクエチレ 十 五 シス 一 二 ジクエチレ 十 六 一 一 一 トリクエタ 十 七 一 一 二 トリクエタ 十 八 一 三 ジクプペ 十 九 テトラメチルチウラムジスルフイド( 別 名 チウラム) 二 十 二 ク 四 六 ビス(エチルアミノ) s トリアジ( 別 名 シマ ジ) 二 十 一 S 四 クベジル=N N ジエチルチオカルバマート( 別 名 チ オベカルブ) 二 十 二 ベゼ 二 十 三 セレ 及 びそ 合 物 二 十 四 ほう 素 及 びそ 合 物 二 十 五 ふつ 素 及 びそ 合 物 二 十 六 アモニア アモニウム 合 物 亜 硝 酸 合 物 及 び 硝 酸 合 物 2 製 造 し 使 用 し 又 は 処 理 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 は 有 害 物 質 製 造 使 用 又 は 処 理 を 目 的 とする 特 定 施 設 ことをいい 個 別 特 定 施 設 ごとに 判 断 されることとなる ここにおいて 製 造 とは 当 該 特 定 施 設 において 有 害 物 質 を 製 品 として 製 造 することをいい 使 用 とは 当 該 特 定 施 設 において 有 害 物 質 をそ 施 設 目 的 に 沿 って 原 料 触 媒 等 と して 使 用 することをいい 処 理 とは 当 該 特 定 施 設 において 有 害 物 質 又 は 有 害 物 質 を 含 む 水 を 処 理 することを 目 的 として 有 害 物 質 を 分 解 又 は 除 去 することをいう ( 下 記 参 考 1 参 照 ) 7 8

8 3 特 定 施 設 特 定 施 設 とは 水 濁 法 施 行 令 第 1 条 に 基 づく 別 表 第 1に 掲 げられた 施 設 であ り 酸 又 はアルカリによる 表 面 処 理 施 設 ( 別 表 第 1 第 65 号 ) 電 気 めっき 施 設 ( 同 第 66 号 ) 洗 たく 用 に 供 する 洗 浄 施 設 ( 同 第 67 号 ) 等 が 定 められている 水 濁 法 では 一 定 要 件 を 備 える 汚 水 又 は 廃 液 を 排 出 する 施 設 を 施 行 令 で 指 定 し これら 施 設 を 設 置 している 工 場 又 は 事 場 から 排 水 排 出 に 対 して 規 制 を 行 う こととされており そために 指 定 された 施 設 が 特 定 施 設 である 特 定 施 設 一 覧 を 参 考 資 料 1に 添 付 した ( 参 考 1) 水 質 汚 濁 防 止 法 一 部 を 改 正 する 法 律 施 行 について ( 都 道 府 県 知 事 政 令 市 長 あて 環 境 事 務 次 官 通 知 平 成 元 年 9 月 14 日 環 水 管 188 号 ) また 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 は 水 質 汚 濁 防 止 法 施 行 令 ( 昭 和 46 年 政 令 第 1 88 号 以 下 令 という ) 別 表 第 1に 掲 げる 施 設 うち 有 害 物 質 製 造 使 用 又 は 処 理 を 目 的 とする 特 定 施 設 ことをいい 個 別 特 定 施 設 ごとに 判 断 され ることとなる ここにおいて 製 造 とは 当 該 特 定 施 設 において 有 害 物 質 を 製 品 として 製 造 することをいい 使 用 とは 当 該 特 定 施 設 において 有 害 物 質 をそ 施 設 目 的 に 沿 って 原 料 触 媒 等 として 使 用 することをいい 処 理 とは 当 該 特 定 施 設 において 有 害 物 質 又 は 有 害 物 質 を 含 む 水 を 処 理 することを 目 的 と して 有 害 物 質 を 分 解 又 は 除 去 することをいう (3) 下 水 道 に 排 水 全 量 を 排 出 する 施 設 について 改 正 水 濁 法 では 第 5 条 第 3 項 において 新 たに 届 出 が 必 要 となる 施 設 を 以 下 よ うに 定 めている 改 正 水 濁 法 第 5 条 第 3 項 工 場 若 しくは 事 場 において 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 を 設 置 しようとする 者 ( 第 1 項 に 規 定 する 者 が 特 定 施 設 を 設 置 しようとする 場 合 又 は 前 項 に 規 定 する 者 が 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 を 設 置 しようとする 場 合 を 除 く ) 又 は 工 場 若 しくは 事 場 において 有 害 物 質 貯 蔵 指 定 施 設 ( 指 定 施 設 ( 有 害 物 質 を 貯 蔵 するもに 限 る )であつて 当 該 指 定 施 設 から 有 害 物 質 を 含 む 水 が 地 下 に 浸 透 するおそれがあるもとして 政 令 で 定 める もをいう 以 下 同 じ )を 設 置 しようとする 者 は 環 境 省 令 で 定 めるところにより 次 事 項 を 都 道 府 県 知 事 に 届 け 出 なければならない 工 場 又 は 事 場 から 排 出 される 排 水 全 量 を 下 水 道 に 放 流 し 公 共 用 水 域 には 排 出 しない 場 合 には 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 に 該 当 しても 従 来 から 水 濁 法 第 5 条 第 1 項 に 基 づく 届 出 対 象 とされていなかった しかしながら そような 施 設 にお いても 届 出 対 象 となっている 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 と 同 じように 有 害 物 質 を 漏 洩 し 地 下 に 浸 透 させる 可 能 性 があること また 実 際 に 地 下 水 汚 染 事 例 調 査 におい て 全 量 を 下 水 道 に 放 流 する 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 が 地 下 水 汚 染 原 因 となってい る 事 例 が 確 認 されたことから 今 回 水 濁 法 改 正 においては 構 造 等 に 関 する 基 準 定 期 点 検 実 施 等 義 務 が 適 用 される 施 設 対 象 に 含 められた 水 濁 法 第 5 条 第 3 項 において 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 が 対 象 となったが ここでいう 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 は 基 本 的 には 全 量 を 下 水 道 に 放 流 する 施 設 を 想 定 している(3.1 参 照 ) 改 正 水 濁 法 第 5 条 3 項 括 弧 書 きで 第 5 条 第 1 項 に 規 定 する 者 が 特 定 施 設 を 設 置 しようとする 場 合 又 は 第 2 項 に 規 定 する 者 が 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 を 設 置 しよう とする 場 合 を 除 くとされているが これは 既 に 第 5 条 第 1 項 又 は 第 2 項 に 基 づい て 届 出 が 行 われている 施 設 については 改 めて 届 出 を 行 う 必 要 がないことを 示 して いる (4) 対 象 とならない 施 設 について 1 汚 水 又 は 廃 液 を 循 環 利 用 する 施 設 有 害 物 質 を 製 造 し 使 用 し 又 は 処 理 する 施 設 であっても 施 設 内 で 発 生 する 汚 水 又 は 廃 液 全 量 を 循 環 利 用 することによって 施 設 から 汚 水 又 は 廃 水 排 出 が ない 場 合 は 特 定 施 設 に 該 当 しないで 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 に 該 当 しない ただし 定 期 的 に 汚 水 又 は 廃 液 を 取 り 出 して 産 廃 棄 物 として 処 理 するなど 場 合 や 汚 水 又 は 廃 液 を 事 場 内 他 施 設 で 処 理 し そ 処 理 水 を 再 利 用 するような 循 環 利 用 場 合 は 特 定 施 設 に 該 当 し 有 害 物 質 を 製 造 使 用 又 は 処 理 している 場 合 には 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 に 該 当 する 2 下 水 道 終 末 処 理 施 設 等 上 記 (2)2ことから 水 濁 法 施 行 令 第 1 条 別 表 第 1 第 73 号 下 水 道 終 末 処 理 施 設 ( 下 水 道 法 施 行 令 第 9 条 3 第 2 号 に 係 る 処 理 施 設 で 有 害 物 質 を 処 理 する 者 を 除 く ) 同 第 72 号 し 尿 処 理 施 設 は 特 定 施 設 ではあるが 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 に 該 当 しない 3 畜 産 関 係 畜 産 農 については 一 定 規 模 以 上 豚 房 施 設 牛 房 施 設 又 は 馬 房 施 設 が 特 定 施 設 に 該 当 するが これら 施 設 は 畜 舎 中 豚 牛 又 は 馬 を 収 容 するため 個 々 9 10

9 房 をいい 通 常 有 害 物 質 を 製 造 使 用 処 理 しているとは 考 えられないため 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 には 該 当 しない 家 畜 ふん 尿 貯 留 施 設 については 家 畜 ふん 尿 に 含 まれるアモニアや 硝 酸 性 窒 素 を 除 去 するためにいったん 貯 蔵 する 目 的 で 設 置 される 施 設 であれば 有 害 物 質 貯 蔵 指 定 施 設 に 該 当 するが 家 畜 ふん 尿 が 一 時 的 に 通 過 したり 貯 留 したりする 処 理 工 程 中 タクであって 排 水 処 理 施 設 ( 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 ではないも)と 一 体 となった 施 設 は 排 水 処 理 施 設 とみなされ 有 害 物 質 貯 蔵 指 定 施 設 には 該 当 しない 4 温 泉 旅 館 やはり 上 記 (2)2ことから 温 泉 水 等 で 天 然 に 有 害 物 質 を 含 有 する 水 を 使 用 する 場 合 に 当 該 有 害 物 質 を 使 用 することを 目 的 としない 旅 館 等 は そ 水 を 使 用 する 旅 館 等 施 設 は 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 に 該 当 しない 2.2 有 害 物 質 貯 蔵 指 定 施 設 (1) 概 要 有 害 物 質 貯 蔵 指 定 施 設 は 改 正 水 濁 法 第 5 条 第 3 項 及 び 改 正 水 濁 法 施 行 令 第 4 条 4 に 定 められており 有 害 物 質 を 含 む 液 状 物 を 貯 蔵 する 指 定 施 設 であって 当 該 施 設 から 有 害 物 質 を 含 む 水 が 地 下 に 浸 透 するおそれがある 施 設 をいう (2) 対 象 拡 大 背 景 平 成 21 年 度 に 環 境 省 が 実 施 した 実 態 調 査 において 汚 染 原 因 行 為 等 が 水 濁 法 改 正 により 地 下 浸 透 規 制 制 度 が 導 入 された 平 成 元 年 度 以 降 も 継 続 した 事 例 が252 件 確 認 された これらうち 漏 えい 場 所 と 地 下 へ 浸 透 場 所 関 係 が 特 定 または 推 定 された80か 所 について 調 査 したところ 貯 蔵 設 備 貯 蔵 場 所 で 有 害 物 質 が 漏 えいし そ 場 で 地 下 に 浸 透 したという 事 例 が12か 所 確 認 された 貯 蔵 施 設 については 通 常 は 排 水 を 外 部 に 排 水 しないことから 水 濁 法 特 定 施 設 とされず したがって 都 道 府 県 知 事 等 へ 届 出 対 象 とはなっていなかった し かしながら 上 記 ような 汚 染 事 例 が 確 認 されたことを 勘 案 し 今 回 新 たに 届 出 対 象 施 設 に 加 えられたもである なお 上 記 事 例 数 は 原 因 施 設 が 特 定 または 推 定 された 事 例 についてみ 調 査 を 行 ったもであり 原 因 施 設 が 不 明 汚 染 事 例 はさらに 多 数 にぼると 考 え られる (3) 対 象 となる 施 設 について 改 正 水 濁 法 第 5 条 第 3 項 指 定 施 設 ( 1)( 有 害 物 質 を 貯 蔵 するもに 限 る )であつて 当 該 指 定 施 設 から 有 害 物 質 を 含 む 水 ( 2)が 地 下 に 浸 透 するおそれがある( 3)もとして 政 令 で 定 める もをいう 改 正 水 濁 法 施 行 令 第 4 条 4 第 2 条 に 規 定 する 物 質 ( 4)を 含 む 液 状 物 を 貯 蔵 する( 5) 指 定 施 設 ( 6)とする 対 象 となる 施 設 は 上 記 通 り 有 害 物 質 を 含 む 液 状 物 を 貯 蔵 する 指 定 施 設 であ って 当 該 施 設 から 有 害 物 質 を 含 む 水 が 地 下 に 浸 透 するおそれがある 施 設 であるが 条 文 中 用 語 考 え 方 について 以 下 に1から6までで 解 説 する なお 生 産 施 設 や 処 理 施 設 中 に 一 体 として 設 置 された 貯 蔵 に 関 わる 施 設 について は 次 ように 取 り 扱 う 有 害 物 質 貯 蔵 指 定 施 設 は 有 害 物 質 を 貯 蔵 することを 目 的 として 有 害 物 質 を 貯 蔵 している 施 設 であることが 要 件 である 例 えば 生 産 工 程 中 に 一 体 として 組 み 込 まれ 一 時 的 に 有 害 物 質 が 通 過 したり 貯 留 したりする 工 程 タク 等 生 産 施 設 と 一 体 となった 施 設 については 生 産 施 設 と みなされ 一 般 的 には 有 害 物 質 貯 蔵 指 定 施 設 に 該 当 しない また 同 様 に 排 水 溝 途 中 に 排 水 系 統 中 に 一 体 として 組 み 込 まれているためます 等 は 排 水 系 統 設 備 ( 排 水 溝 等 ) 排 水 処 理 工 程 中 に 一 体 として 組 み 込 まれている 廃 液 タク 等 は 排 水 処 理 施 設 とみなされ 一 般 的 には 有 害 物 質 貯 蔵 指 定 施 設 には 該 当 しない これらケースについては 生 産 設 備 が 特 定 施 設 に 該 当 する 場 合 には 当 該 特 定 施 設 構 造 一 部 として 水 濁 法 に 基 づく 届 出 を 行 い また 排 水 処 理 施 設 が 特 定 施 設 に 係 る 排 水 汚 水 を 処 理 する 場 合 には 当 該 特 定 施 設 汚 水 処 理 方 法 として 届 出 を 行 う 必 要 がある 具 体 的 には 個 別 ケースに 応 じて 判 断 する 必 要 があるが これらケースでは それぞれ 生 産 施 設 排 水 溝 等 排 水 処 理 施 設 として 全 体 をとらえるが 妥 当 である 1 指 定 施 設 指 定 施 設 とは 平 成 22 年 水 濁 法 改 正 で 新 たに 定 義 が 設 けられた 有 害 物 質 を 貯 蔵 し 若 しくは 使 用 し 又 は 有 害 物 質 及 び 次 項 に 規 定 する 油 以 外 物 質 で あって 公 共 用 水 域 に 多 量 に 排 出 されることにより 人 健 康 若 しくは 生 活 環 境 に 係 る 被 害 を 生 ずるおそれがある 物 質 として 政 令 水 濁 法 施 行 令 で 定 めるも( 指 定 物 質 : 水 濁 法 施 行 令 第 3 条 3で 定 める 52 物 質 138 ページ 参 照 )を 製 造 し 貯 蔵 し 11 12

10 使 用 し 若 しくは 処 理 する 施 設 なお 構 造 等 規 制 制 度 対 象 となる 施 設 は 有 害 物 質 を 貯 蔵 する 指 定 施 設 であ り 指 定 物 質 を 貯 蔵 する 施 設 は 対 象 とならない 2 有 害 物 質 を 含 む 水 有 害 物 質 を 含 む 水 水 は 水 濁 法 上 液 状 も と 同 義 で 用 いられ こ れには 有 害 物 質 をわずかに 含 む 廃 液 液 体 有 害 物 質 100%も 等 が 含 まれ る 3 地 下 に 浸 透 するおそれがある 地 下 に 浸 透 するおそれがある は 当 該 有 害 物 質 を 含 む 水 が 液 体 で 漏 えいする ような 施 設 を 対 象 とすることを 意 味 している したがって 温 度 や 圧 力 を 変 させ て 液 状 有 害 物 質 を 貯 蔵 する 施 設 において 漏 えいした 時 点 で 常 温 常 圧 となり 気 するような 有 害 物 質 は 地 下 に 浸 透 するおそれがあるとは 考 えられず こうし た 貯 蔵 施 設 は 対 象 とはならない 4 改 正 水 濁 法 施 行 令 第 2 条 に 定 める 物 質 改 正 水 濁 法 施 行 令 第 2 条 に 定 める 物 質 とは カドミウム 鉛 トリクエチレ 等 有 害 物 質 ことであり 平 成 23 年 9 月 現 在 で26 項 目 が 定 められている (2.1(2) 参 照 ) 5 液 状 もを 貯 蔵 するも 法 律 において 地 下 に 浸 透 するおそれがある すなわち 有 害 物 質 を 含 む 水 が 液 体 で 漏 えいするような 施 設 を 対 象 とすることとされ 施 行 令 でさらに 液 状 も を 貯 蔵 するも( 施 設 )に 限 定 されている これは 有 害 物 質 であっても 固 体 気 体 を 貯 蔵 している 施 設 は 対 象 にはならず さらに 漏 洩 した 時 点 で 温 度 や 圧 力 変 によって 液 状 になるもがあったとしても( 実 際 に 存 在 するかどうかは 別 として) それらは 対 象 外 となることを 意 味 している 有 害 物 質 であっても 固 体 気 体 を 貯 蔵 している 施 設 は 対 象 にはならない 5 貯 蔵 する 貯 蔵 する は 有 害 物 質 を 貯 蔵 することを 目 的 とするタク 等 施 設 が 対 象 で ある 内 容 物 濃 度 でもって 限 定 することは 困 難 である また 内 容 物 に 有 害 物 質 が 含 有 される 場 合 であっても それが 不 純 物 として 含 有 される 場 合 については 措 置 対 象 にはならない 例 えば ガソリタクを 例 にとると 不 純 物 としてベゼが 入 っているが 有 害 物 質 にガソリは 該 当 しない これは ベゼを 含 んでいたとしても ベ ゼ 貯 蔵 を 目 的 とした 施 設 ではないで 対 象 とはならない 他 方 例 えばカド ミウムを 含 む 廃 水 タクで カドミウムを 除 去 するためにいったん 貯 蔵 する 目 的 で 設 置 される 施 設 については カドミウム 濃 度 が 微 量 であっても 対 象 となる 6 施 設 に 該 当 しない 事 例 そもそも 施 設 とは 工 場 事 場 に 一 定 期 間 設 置 されるもをいい 常 時 移 動 させながら 使 用 するもは 該 当 しない したがって ドラム 缶 一 斗 缶 やポリタ ク 等 はそもそも 施 設 に 該 当 しないが 例 えばドラム 缶 を 一 定 期 間 一 定 場 所 に 物 理 的 に 固 定 して 使 用 するケースにおいては 有 害 物 質 貯 蔵 を 目 的 とした 施 設 と 判 断 されれば 対 象 となる なお ここで 一 定 期 間 一 定 場 所 に 固 定 して 使 用 とは 物 理 的 に 固 定 され 使 用 期 間 において 原 則 として 常 時 配 管 等 が 接 続 されている 状 態 を 想 定 したもであり 耐 震 対 策 で 容 器 を 固 定 するようなケースは 想 定 していない ( 下 記 参 考 21 参 照 ) ( 参 考 1) 水 質 汚 濁 防 止 法 一 部 を 改 正 する 法 律 施 行 について ( 都 道 府 県 知 事 政 令 市 長 あて 環 境 事 務 次 官 通 知 平 成 元 年 9 月 14 日 環 水 管 188 号 ) また 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 は 水 質 汚 濁 防 止 法 施 行 令 ( 昭 和 46 年 政 令 第 1 88 号 以 下 令 という ) 別 表 第 1に 掲 げる 施 設 うち 有 害 物 質 製 造 使 用 又 は 処 理 を 目 的 とする 特 定 施 設 ことをいい 個 別 特 定 施 設 ごとに 判 断 され ることとなる ここにおいて 製 造 とは 当 該 特 定 施 設 において 有 害 物 質 を 製 品 として 製 造 することをいい 使 用 とは 当 該 特 定 施 設 において 有 害 物 質 をそ 施 設 目 的 に 沿 って 原 料 触 媒 等 として 使 用 することをいい 処 理 とは 当 該 特 定 施 設 において 有 害 物 質 又 は 有 害 物 質 を 含 む 水 を 処 理 することを 目 的 と して 有 害 物 質 を 分 解 又 は 除 去 することをいう 図 2-1 液 状 もを 貯 蔵 するもに 関 する 概 念 図 ( 参 考 12) 水 質 汚 濁 防 止 法 一 部 を 改 正 する 法 律 施 行 について ( 都 道 府 県 知 事 政 令 市 長 あて 環 境 省 水 質 保 全 局 長 通 知 平 成 8 年 10 月 1 日 環 水 管 276 号 13 14

11 環 水 規 第 320 号 平 成 11 年 1 月 29 日 改 正 環 水 企 第 33 号 ) 法 第 2 条 第 4 項 貯 油 施 設 等 には ドラム 缶 等 容 器 車 両 等 で 移 動 可 能 なもは 含 まれない (4) 有 害 物 質 貯 蔵 指 定 施 設 事 例 以 下 に 有 害 物 質 貯 蔵 指 定 施 設 に 該 当 する 事 例 と 該 当 しない 事 例 を 示 す なお 施 設 に 該 当 するか 否 かは ドラム 缶 等 容 器 使 用 実 態 に 即 して 最 終 的 には 判 断 されるべ きである 図 2-12 有 害 物 質 貯 蔵 指 定 施 設 に 該 当 する 事 例 (1) 図 2-23 有 害 物 質 貯 蔵 指 定 施 設 に 該 当 する 事 例 (2) 図 2-34 有 害 物 質 貯 蔵 指 定 施 設 に 該 当 しない 事 例 (1) 図 2-45 有 害 物 質 貯 蔵 指 定 施 設 に 該 当 しない 事 例 (2) 2.3 構 造 等 に 関 する 基 準 適 用 を 受 ける 範 囲 について (1) 施 設 範 囲 施 設 には 特 定 施 設 や 貯 蔵 施 設 本 体 他 付 帯 する 配 管 等 排 水 溝 等 や 施 設 周 囲 床 面 防 液 堤 等 が 含 まれる また 配 管 等 には 配 管 他 継 手 類 フラジ 類 バルブ 類 ポプ 設 備 等 が 含 まれ 排 水 溝 等 には 排 水 溝 排 水 管 排 水 ます 排 水 ポプ 等 が 含 まれる また 事 場 中 ど 範 囲 配 管 等 排 水 溝 等 が 含 まれるかについては 当 該 事 場 中 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 に 接 続 している 配 管 等 又 は 排 水 溝 等 で 有 害 物 質 が 含 まれる 液 体 廃 液 等 が 流 れる 部 分 は 全 て 含 まれる 15 16

12 例 えば 下 図 ような 事 場 において 有 害 物 質 貯 蔵 指 定 施 設 である 貯 蔵 タク( 原 材 料 )から 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 まで 配 管 等 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 から 有 害 物 質 貯 蔵 指 定 施 設 である 貯 蔵 タク( 廃 液 ) 及 び 排 水 処 理 施 設 まで 配 管 等 に 有 害 物 質 を 含 む 水 が 流 れていれば これら 配 管 等 に 構 造 等 に 関 する 基 準 等 が 適 用 される 1 項 に 基 づく 都 道 府 県 等 改 善 命 令 対 象 となり 得 ることに 留 意 する 必 要 がある したがって 有 害 物 質 使 用 特 定 事 場 設 置 者 は 構 造 等 に 関 する 基 準 が 適 用 さ れない 設 備 についても 適 用 される 施 設 に 準 じて 構 造 等 に 関 する 基 準 遵 守 し 定 期 的 な 点 検 を 実 施 することが 推 奨 される 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 及 び 有 害 物 質 貯 蔵 指 定 施 設 設 置 場 所 床 面 及 び 周 囲 付 帯 する 配 管 等 及 び 排 水 溝 等 及 び 地 下 貯 蔵 施 設 本 体 に 対 し 構 造 設 備 及 び 使 用 方 法 に 関 する 基 準 ( 以 下 構 造 等 に 関 する 基 準 という )が 適 用 される 排 水 処 理 施 設 については 水 濁 法 政 施 行 令 第 1 条 別 表 第 一 別 表 第 1 で 定 められ ている 鉱 における 坑 水 中 和 沈 でん 施 設 ( 政 令 水 濁 法 施 行 令 別 表 第 一 別 表 第 1 第 1 号 ハ)や 特 定 事 場 から 排 出 される 水 処 理 施 設 ( 政 令 水 濁 法 施 行 令 別 表 第 一 別 表 第 1 第 74 号 ) 等 を 除 き 特 定 施 設 に 該 当 しない 場 合 には 有 害 物 質 を 処 理 していたとしても 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 には 該 当 しない そ 場 合 でも 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 や 有 害 物 質 貯 蔵 指 定 施 設 から 排 水 処 理 施 設 まで 排 水 系 統 ( 排 水 管 排 水 溝 及 びこれらに 付 帯 する 設 備 )は 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 等 に 付 帯 する 設 備 となり 構 造 等 に 関 する 基 準 が 適 用 される 施 設 周 囲 床 面 防 液 堤 等 範 囲 については 第 Ⅴ4 章 Ⅴ 周 囲 床 面 及 び 周 囲 を 参 照 こと これらを 含 めて 水 濁 法 第 5 条 第 1 項 又 は 第 3 項 に 基 づき 新 たに 施 設 を 設 置 し ようとする 時 には 都 道 府 県 等 に 届 出 を 提 出 することが 必 要 である 届 出 が 必 要 な 事 項 や 提 出 様 式 については 3. 施 設 届 出 及 び 申 請 (23 ページ)を 参 照 こと (2) 施 設 本 体 に 付 帯 する 配 管 等 排 水 溝 等 範 囲 以 下 においては 構 造 等 に 関 する 基 準 が 適 用 される 施 設 本 体 に 付 帯 する 配 管 等 排 水 溝 等 とはど 範 囲 が 含 まれるかを 説 明 している 構 造 等 に 関 する 基 準 が 適 用 されない 配 管 等 や 排 水 溝 等 設 備 に 対 しても 事 場 全 体 が 有 害 物 質 使 用 特 定 事 場 である 場 合 には 水 濁 法 第 12 条 3に 基 づいて 有 害 物 質 を 含 む 水 地 下 浸 透 規 制 が 禁 止 適 用 されており これら 設 備 から 有 害 物 質 を 含 む 水 (ただし 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 に 係 る 汚 水 等 (これを 処 理 したもを 含 む) を 含 むも) 地 下 浸 透 が 生 じているおそれがある 場 合 には 水 濁 法 13 条 2 第 有 害 物 質 使 用 特 定 事 場 有 害 排 物 水 質 処 使 理 用 施 特 設 定 施 設 ( 非 特 定 施 設 ) 河 川 等 公 共 用 水 域 又 は 下 水 道 地 下 浸 透 規 制 は 事 場 全 体 に 適 用 ( : 対 象 となる 配 管 等 : 対 象 とならない 配 管 等 ) 一 方 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 に 該 当 しない 排 水 処 理 施 設 以 降 公 共 用 水 域 や 下 水 道 に 放 流 するため 排 水 溝 等 設 備 は 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 又 は 有 害 物 質 貯 蔵 指 定 施 設 に 付 帯 したもとは 考 えられないことから 構 造 等 に 関 する 基 準 は 適 用 され ない 特 定 事 場 から 排 出 される 水 を 共 同 で 処 理 する 施 設 ( 水 濁 法 施 行 令 別 表 第 1 第 7 4 号 に 定 める 施 設 以 下 共 同 処 理 施 設 という )において 当 該 特 定 事 場 ( 甲 ) が 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 または 有 害 物 質 貯 蔵 指 定 施 設 を 有 する 場 合 ( 下 図 ケース1) 17 18

13 には 甲 事 場 内 配 管 等 及 び 丙 事 場 配 管 等 はいずれも 構 造 等 に 関 する 基 準 対 象 となり 定 期 点 検 も 実 施 する 義 務 が 生 じる 一 方 特 定 事 場 ではない 事 場 ( 乙 )から 排 出 される 有 害 物 質 を 含 む 水 を 貯 蔵 することなく 丙 事 場 における 共 同 処 理 施 設 において 処 理 している 場 合 ( 下 図 ケ ース2)には 乙 事 場 内 配 管 等 は 対 象 にならず 丙 事 場 内 配 管 等 み が 構 造 等 に 関 する 基 準 対 象 となる こ 場 合 乙 事 場 が 有 害 物 質 使 用 特 定 事 場 でない 場 合 には 地 下 浸 透 規 制 がかからないが 有 害 物 質 を 扱 っている 以 上 有 害 物 質 を 含 む 水 を 地 下 に 浸 透 させてしまう 可 能 性 があることから 本 マニュアル 等 に 基 づいて 自 主 的 な 取 組 を 行 うことが 望 ましい いる 排 水 溝 等 ( 施 設 周 辺 敷 地 と 考 えられる 範 囲 まで)が 構 造 等 に 関 する 基 準 適 用 を 受 ける 対 象 とすることが 妥 当 である なお これら 以 外 配 水 管 等 及 び 排 水 溝 等 ( 一 群 施 設 周 辺 敷 地 以 外 に 設 置 されているも)についても 適 切 に 維 持 管 理 することが 望 ましい ケース1 甲 事 場 有 害 物 質 貯 蔵 指 定 施 設 丙 事 場 共 同 処 理 施 設 河 川 等 公 共 用 水 域 又 は 下 水 道 ケース2 乙 事 場 施 設 特 定 施 設 無 し 有 害 物 質 使 用 有 丙 事 場 共 同 処 理 施 設 河 川 等 公 共 用 水 域 又 は 下 水 道 ( : 対 象 となる 配 管 等 : 対 象 とならない 配 管 等 ) これら 事 例 ように 配 管 等 排 水 溝 等 が 異 なる 事 場 間 に 設 置 されている 場 合 構 造 等 に 関 する 基 準 遵 守 及 び 定 期 点 検 実 施 義 務 適 用 は 基 本 的 には 敷 地 中 まで 配 管 等 排 水 溝 等 が 対 象 となる また 休 廃 止 鉱 山 に 設 けられた 特 定 施 設 に 該 当 する 中 和 沈 でん 施 設 においては 設 置 場 所 特 殊 性 を 鑑 み 一 群 施 設 周 辺 敷 地 において 布 設 された 配 管 等 ( 集 水 ますが 設 置 されている 場 合 はそこから 下 流 側 配 管 等 ) 及 び 特 定 施 設 に 接 続 して 19 20

14 2.4 施 設 以 外 有 害 物 質 を 含 む 水 貯 蔵 場 所 作 場 所 における 留 意 事 項 つ いて 有 害 物 質 貯 蔵 指 定 施 設 以 外 有 害 物 質 を 含 む 水 貯 蔵 場 所 作 場 所 については 今 回 改 正 水 濁 法 に 基 づく 構 造 等 に 関 する 基 準 遵 守 や 定 期 点 検 実 施 義 務 は 課 さ れていないが 有 害 物 質 による 地 下 水 汚 染 実 態 を 踏 まえ 事 者 における 責 務 とし て これら 場 所 から 有 害 物 質 を 含 む 水 が 漏 えいしたり 地 下 に 浸 透 したりしないよう に 取 り 組 むことが 重 要 である 1 汚 染 実 態 環 境 省 が 平 成 21 年 度 に 実 施 した 工 場 事 場 が 原 因 と 推 定 される 地 下 水 汚 染 事 例 汚 染 原 因 行 為 等 実 態 に 関 する 調 査 結 果 によると 地 下 水 汚 染 原 因 施 設 等 ま で 特 定 または 推 定 した 事 例 うち 水 濁 法 改 正 により 地 下 浸 透 規 制 制 度 が 導 入 され た 平 成 元 年 度 以 降 も 汚 染 原 因 となった 行 為 事 象 があると 認 められた252 件 につ いて 調 査 したところ 10 件 (4%)が 施 設 以 外 場 所 で 作 に 伴 う 有 害 物 質 地 下 浸 透 5 件 (2%)が 貯 蔵 施 設 以 外 貯 蔵 場 所 から 有 害 物 質 漏 洩 が 地 下 水 汚 染 原 因 となっていた 1 可 能 な 限 り 事 場 において 有 害 物 質 を 扱 った 作 をしたり 保 管 したりする 場 所 を 特 定 し 決 められた 場 所 以 外 では 極 力 作 したり 保 管 したりしないように する 2 そうした 特 定 場 所 について 事 者 自 身 と 都 道 府 県 等 において 情 報 を 共 有 す る 3 本 マニュアルに 示 された 構 造 等 措 置 に 準 じて 可 能 であれば これら 場 所 床 面 は 地 下 浸 透 を 防 止 する 構 造 としたり 有 害 物 質 を 含 む 水 が 万 一 漏 えいした 場 合 に 回 収 するため 排 水 溝 やためますを 設 置 したり 吸 着 材 を 常 備 したりする とともに 定 期 的 な 点 検 を 行 う 4 3 有 害 物 質 取 り 扱 いにあたって 本 マニュアル 対 策 も 参 考 とし 有 害 物 質 を 飛 散 流 出 地 下 浸 透 させないように 留 意 する といった 取 組 が 重 要 である 野 積 み コクリート 床 2 取 組 重 要 性 及 び 取 組 内 容 こうしたことから 水 濁 法 改 正 前 中 央 環 境 審 議 会 地 下 水 汚 染 未 然 防 止 小 委 員 会 等 においては 有 害 物 質 を 扱 う 事 場 において 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 や 有 害 物 質 貯 蔵 指 定 施 設 以 外 有 害 物 質 貯 蔵 場 所 作 場 所 についても 規 制 必 要 性 が 審 議 検 討 された そ 結 果 答 申 において 漏 えい 地 下 浸 透 事 例 が 見 られるも 場 所 は 施 設 と 異 なりそ 特 定 が 困 難 であることから 今 回 措 置 対 象 施 設 には 含 まないも とするが 貯 蔵 場 所 や 作 場 所 から 有 害 物 質 漏 えい 及 び 地 下 浸 透 を 防 止 する 取 組 を 促 進 することが 必 要 である とされたところである なお 対 象 とされなか った 点 に 関 しては 具 体 的 には 対 策 規 制 必 要 性 はあるも 有 害 物 質 を 扱 う 貯 蔵 場 所 作 場 所 については 事 前 届 出 による 把 握 が 困 難 であること また 仮 に 届 出 を 行 ったとしても これら 場 所 は 固 定 されずに 移 動 する 可 能 性 があり そ 都 度 変 更 届 出 事 務 を 行 うことは 現 実 的 でないことから 構 造 等 に 関 する 基 準 や 定 期 点 検 実 施 義 務 は 適 用 されなかったもである コクリート 床 ひ び 割 れ 亀 裂 等 から 地 中 へ 浸 透 表 面 被 覆 していない 地 表 面 から 地 中 へ 浸 透 表 面 被 覆 してない 地 表 か ら 地 中 へ 浸 透 図 2-65 有 害 物 質 を 含 む 水 が 貯 蔵 場 所 で 漏 洩 し そ 場 で 地 下 に 浸 透 した 事 例 しかしながら 事 者 全 体 における 有 害 物 質 適 正 な 管 理 と 地 下 浸 透 未 然 防 止 観 点 からは 図 2-76 移 し 替 え 時 こぼれ 等 により 有 害 物 質 を 含 む 水 が 地 下 に 浸 透 した 事 例 21 22

15 3. 施 設 届 出 及 び 申 請 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 うち 工 場 事 場 から 公 共 用 水 域 に 水 を 排 出 する 者 設 置 する 施 設 ( 水 濁 法 第 5 条 第 1 項 ) 又 は 汚 水 等 を 含 む 水 を 地 下 に 浸 透 させる 者 が 設 置 する 施 設 ( 水 濁 法 第 5 条 第 2 項 ) 工 場 事 場 において 設 置 する 施 設 が 2.において 説 明 した 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 又 は 有 害 物 質 貯 蔵 指 定 施 設 に 該 当 する 場 合 には 水 濁 法 に 基 づいて 都 道 府 県 等 に 届 出 を 提 出 する 必 要 がある 以 外 施 設 であり 該 当 するもとしては 基 本 的 には 雨 水 を 含 め 全 量 を 下 水 道 に 放 流 する 施 設 で ある そ 他 ケースがあったとしてもレアケースと 考 えられることから 本 マニュアルでは 下 水 道 に 排 水 全 量 を 放 流 等 として 記 載 している なお 本 節 では A 基 準 B 基 準 C 基 準 という 用 語 を 用 いている これは 構 造 等 に 関 する 基 準 とそ れに 対 応 する 定 期 点 検 方 法 を 組 み 合 わせた 措 置 を 指 しており それぞれ 以 下 とおりである 詳 し くは 4.1(3)を 参 照 されたい A 基 準 : 新 設 施 設 を 対 象 とした 措 置 B 基 準 : 既 設 施 設 を 対 象 とした 措 置 C 基 準 : 既 設 について 改 正 水 濁 法 施 行 後 3 年 間 で 適 用 できる 措 置 改 正 水 濁 法 とは 平 成 23 年 6 月 22 日 に 公 布 された 水 質 汚 濁 防 止 法 一 部 を 改 正 する 法 律 により 改 正 された 水 質 汚 濁 防 止 法 を 指 す 届 出 は 水 濁 法 施 行 規 則 様 式 第 1により 行 う 届 出 記 載 例 を 参 考 資 料 27に 示 す 施 設 には 1. 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 (2)に 記 載 してあるとおり 施 設 本 体 施 設 本 体 に 付 帯 する 配 管 等 や 排 水 溝 等 施 設 設 置 場 所 周 囲 床 面 防 液 堤 等 が 含 まれる これらを 含 めて 施 設 設 置 時 には 都 道 府 県 等 に 届 出 を 提 出 する ことが 必 要 である 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 で 公 共 用 水 域 に 水 を 排 出 する 場 合 は 水 濁 法 第 5 条 第 1 項 に 基 づき 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 (で 下 水 道 に 排 水 全 量 を 放 流 す る 場 合 等 ) 及 び 有 害 物 質 貯 蔵 指 定 施 設 場 合 は 同 法 第 5 条 第 3 項 に 基 づいて 提 出 す ることとなる 3.1 施 設 を 新 設 する 場 合 届 出 が 必 要 な 事 項 は 下 表 とおり 水 濁 法 に 定 められている 対 象 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 ( 公 共 用 水 域 に 水 を 排 出 ) 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 ( 下 水 道 に 排 水 全 量 を 放 流 等 ) 有 害 物 質 貯 蔵 指 定 施 設 根 拠 水 濁 改 正 水 濁 法 第 5 条 第 1 項 水 濁 改 正 水 濁 法 第 5 条 第 3 項 届 出 事 項 氏 名 又 は 名 称 及 び 住 所 並 びに 法 人 にあっては そ 代 表 者 氏 名 工 場 又 は 事 場 名 称 及 び 所 在 地 種 類 - 構 造 設 備 使 用 方 法 汚 水 等 処 理 方 法 - 排 出 水 汚 染 状 態 及 び 量 - そ 他 環 境 省 令 で 定 める 事 項 上 記 中 で そ 他 環 境 省 令 で 定 める 事 項 として 改 正 水 濁 法 第 5 条 第 1 項 に 関 しては 排 出 水 に 係 る 用 水 及 び 排 水 系 統 を 定 めており 改 正 水 濁 法 第 5 条 第 3 項 に 関 しては 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 については 施 設 において 製 造 され 使 用 され 又 は 処 理 される 有 害 物 質 に 係 る 用 水 及 び 排 水 系 統 を 有 害 物 質 貯 蔵 指 定 施 設 については 施 設 において 貯 蔵 される 有 害 物 質 に 係 る 搬 入 及 び 搬 出 系 統 を 定 めている 搬 入 及 び 搬 出 系 統 については 車 両 による 搬 入 及 び 搬 出 も 含 まれる 有 害 物 質 を 扱 う 事 場 内 におけるいて 有 害 物 質 貯 蔵 指 定 施 設 に 貯 蔵 する 有 害 物 質 搬 入 及 び 搬 出 系 統 であって 有 害 物 質 がどような 手 段 及 びルートで 搬 入 搬 出 動 いているかされているかは 有 益 な 情 報 であり これらを 把 握 することは 事 者 に とっても 都 道 府 県 等 にとっても 重 要 である ( 例 えば 配 管 によるもほか 車 両 や 従 員 運 搬 による 場 合 も 想 定 される) なお 都 道 府 県 等 についてとは 水 濁 法 施 行 令 第 10 条 規 定 により 政 令 で 定 める 市 ( 以 下 政 令 市 という ) 長 ( 特 別 区 を 含 む)は 都 道 府 県 知 事 が 行 う 事 務 一 部 を 行 うこととしている 設 置 届 出 等 が 該 当 する こため 施 設 設 置 場 所 が 政 令 市 区 域 内 場 合 都 道 府 県 ではなく 該 当 政 令 市 に 申 請 することとなる 現 時 点 で 在 こ 政 令 市 は 全 国 で108 市 あり また 東 京 都 特 別 区 も 該 当 する( 平 成 23 年 12 月 時 点 ) ( 政 令 市 一 覧 を 参 考 資 料 38に 示 す) なお 地 方 自 治 法 第 252 条 172において 都 道 府 県 は 都 道 府 県 知 事 23 24

16 権 限 に 属 する 事 務 一 部 を 条 例 定 めるところにより 市 町 村 が 処 理 することがで きる と 規 定 されており これに 基 づき 条 例 において 水 濁 法 に 基 づく 届 出 事 務 等 権 限 を 市 町 村 に 移 譲 している 場 合 がある 他 法 令 に 基 づく 届 出 について 新 しく 施 設 を 設 置 する 場 合 水 濁 法 以 外 法 令 に 定 められた 届 出 義 務 に 該 当 する 場 合 もある こような 場 合 には それぞれ 法 律 によって 定 められている 届 出 先 へ 個 々に 届 出 を 行 う 必 要 がある 施 設 使 用 までプセスにも 違 いがあるで 注 意 が 必 要 である 例 として 下 水 道 法 及 び 消 防 法 を 以 下 に 挙 げる 下 水 道 法 下 水 道 法 第 12 条 3 第 1 項 規 定 に 基 づき 工 場 又 は 事 場 から 継 続 して 下 水 を 排 除 して 公 共 下 水 道 を 使 用 する 者 が 当 該 工 場 又 は 事 場 に 特 定 施 設 ( ) を 設 置 しようとするときには 市 町 村 等 公 共 下 水 道 管 理 者 に 特 定 施 設 種 類 特 定 施 設 構 造 特 定 施 設 使 用 方 法 特 定 施 設 から 排 出 される 汚 水 処 理 方 法 等 事 項 を 届 け 出 なければならない また 当 該 施 設 が 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 に 該 当 する 場 合 には 水 濁 法 届 出 も 必 要 となる 水 濁 法 : 設 置 届 出 受 理 設 置 施 設 使 用 下 水 道 法 : 設 置 届 出 受 理 設 置 施 設 使 用 継 続 して 下 水 を 排 除 して 公 共 下 水 道 を 使 用 しようとする 水 濁 法 第 2 条 第 2 項 に 規 定 する 特 定 施 設 又 はダイオキシ 類 対 策 特 別 措 置 法 ( 平 成 11 年 法 律 第 105 号 ) 第 12 条 第 1 項 第 6 号 に 規 定 する 水 質 基 準 対 象 施 設 ( 下 水 道 法 第 11 条 2 第 2 項 ) 消 防 法 消 防 法 第 11 条 第 1 項 規 定 に 基 づき 危 険 物 製 造 所 貯 蔵 所 又 は 取 扱 所 を 設 置 しようとするときには 市 町 村 消 防 本 部 等 許 可 を 受 けなければならない これら 施 設 が 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 又 は 有 害 物 質 貯 蔵 指 定 施 設 に 該 当 する 場 合 には 水 濁 法 届 出 も 必 要 となる 水 濁 法 : 設 置 届 出 受 理 設 置 施 設 使 用 消 防 法 : 設 置 許 可 申 請 設 置 許 可 設 置 完 成 検 査 申 請 完 成 検 査 完 成 検 査 済 証 交 付 施 設 使 用 3.2 改 正 水 濁 法 施 行 時 点 で 既 に 設 置 されている 時 既 存 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 又 は 有 害 物 質 貯 蔵 指 定 施 設 場 合 における 届 出 について 現 在 既 に 稼 働 中 である 施 設 など 改 正 水 濁 法 施 行 時 点 ( 平 成 24 年 6 月 1 日 )で 既 に 設 置 されている 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 又 は 有 害 物 質 貯 蔵 指 定 施 設 等 ( 以 下 既 存 施 設 という ) 届 出 や 基 準 適 用 は 以 下 とおりである について 解 説 する (1)1 改 正 水 濁 法 施 行 時 に 既 に 届 け 出 ている 場 合 ( 既 設 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 ) 水 質 汚 濁 防 止 法 一 部 を 改 正 する 法 律 附 則 ( 以 下 改 正 水 濁 法 附 則 という ) 第 2 条 第 2 条 こ 法 律 施 行 際 現 にこ 法 律 による 改 正 前 水 質 汚 濁 防 止 法 第 5 条 第 1 項 規 定 によりされている 届 出 は こ 法 律 による 改 正 後 水 質 汚 濁 防 止 法 ( 以 下 新 法 という ) 第 5 条 第 1 項 規 定 によりされた 届 出 とみなす 既 存 既 設 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 施 設 で 既 に 改 正 前 水 濁 法 第 5 条 第 1 項 届 出 をしている 場 合 には 上 記 改 正 水 濁 法 附 則 第 2 条 規 定 により 改 めて 届 け 出 る 必 要 はない こ 場 合 改 正 水 濁 法 第 5 条 第 1 項 届 出 が 既 になされているとみなされ ることとなる (2) 改 正 水 濁 法 施 行 に 伴 い2 届 出 が 必 要 な 既 存 既 設 施 設 改 正 水 濁 法 水 質 汚 濁 防 止 法 一 部 を 改 正 する 法 律 附 則 第 3 条 第 3 条 こ 法 律 施 行 際 現 に 工 場 若 しくは 事 場 において 新 法 第 2 条 第 8 項 に 規 定 する 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 ( 略 )を 設 置 している 者 ( 新 法 第 5 条 第 1 項 又 は 第 2 項 規 定 に 該 当 する 場 合 を 除 き 設 置 工 事 をしている 者 を 含 む ) 又 は 工 場 若 し くは 事 場 において 新 法 第 5 条 第 3 項 に 規 定 する 有 害 物 質 貯 蔵 指 定 施 設 ( 略 )を 設 置 している 者 は こ 法 律 施 行 日 から30 日 以 内 に 環 境 省 令 ( 注 1)で 定 め るところにより 同 項 各 号 に 掲 げる 事 項 を 都 道 府 県 知 事 ( 略 )に 届 け 出 なければな らない 既 設 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 又 は 有 害 物 質 貯 蔵 指 定 施 設 既 存 施 設 で 改 正 水 濁 法 に より 新 たに 届 出 対 象 となった 施 設 については 改 正 水 濁 法 施 行 日 から 30 日 以 内 ( 平 成 24 年 6 月 30 日 まで)に 都 道 府 県 等 へ 届 出 が 義 務 付 けられている 当 該 規 定 が 適 用 される 施 設 は 以 下 2 種 類 である 有 害 物 質 貯 蔵 指 定 施 設 排 水 全 量 を 下 水 道 に 流 している 下 水 道 に 排 水 全 量 を 放 流 等 している 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 25 26

17 なお こ 場 合 には 改 正 水 濁 法 第 6 条 第 1 項 による 届 出 とみなされる ( 注 ) 改 正 後 水 濁 法 施 行 規 則 様 式 第 1による 行 うことが 環 境 省 令 に 定 められている (1) 施 設 用 途 変 更 追 加 既 設 既 存 施 設 ( 届 出 対 象 外 )を 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 又 は 有 害 物 質 貯 蔵 指 定 施 設 等 に 用 途 変 更 する 場 合 (3) 構 造 等 に 関 する 基 準 適 用 改 正 水 濁 法 附 則 第 4 条 第 4 条 こ 法 律 施 行 際 現 に 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 を 設 置 している 者 ( 新 法 第 5 条 第 2 項 規 定 に 該 当 する 場 合 を 除 き 設 置 工 事 をしている 者 を 含 む ) 及 び 有 害 物 質 貯 蔵 指 定 施 設 を 設 置 している 者 については こ 法 律 施 行 日 から 起 算 して 3 年 を 経 過 する 日 まで 間 は 新 法 第 8 条 第 2 項 第 12 条 4 及 び 第 13 条 3 規 定 は 適 用 しない 2 前 項 規 定 に 該 当 する 者 に 対 する 新 法 第 13 条 3 第 2 項 規 定 適 用 について は 同 項 中 第 12 条 4 基 準 適 用 とあるは 第 12 条 4 基 準 適 用 ( 水 質 汚 濁 防 止 法 一 部 を 改 正 する 法 律 ( 平 成 二 十 三 年 法 律 第 七 十 一 号 ) 施 行 日 から 起 算 して3 年 を 経 過 することにより 同 条 規 定 が 適 用 されることとなつた 場 合 を 除 く 以 下 こ 項 において 同 じ ) とする 構 造 等 に 関 する 基 準 は 改 正 水 濁 法 附 則 第 4 条 規 定 に 基 づき 法 施 行 後 3 年 間 ( 平 成 27 年 5 月 31 日 まで)は 適 用 されない 当 該 期 間 は 定 期 点 検 みが 義 務 づ けられている(C 基 準 規 定 による 点 検 又 は A 基 準 若 しくは B 基 準 に 規 定 する 構 造 等 に 関 する 基 準 に 適 合 する 施 設 は 各 基 準 規 定 による 点 検 ) 3.32 改 正 水 濁 法 施 行 日 以 降 に 施 設 構 造 等 を 変 更 するした 場 合 改 正 水 濁 法 施 行 日 ( 平 成 24 年 6 月 1 日 ) 以 降 に 施 設 構 造 設 備 や 使 用 方 法 等 を 変 更 する 場 合 については 次 ようなケースが 考 えられる 施 設 用 途 変 更 追 加 : 既 設 既 存 施 設 を 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 又 は 有 害 物 質 貯 蔵 指 定 施 設 等 に 用 途 変 更 する 場 合 施 設 仕 様 等 変 更 変 更 改 造 : 既 存 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 又 は 有 害 物 質 貯 蔵 指 定 施 設 等 仕 様 等 を 変 更 し 構 造 設 備 等 届 出 事 項 に 変 更 が 生 じる 場 合 以 下 それぞれについて 説 明 を 行 う 1 水 濁 法 届 出 対 象 外 既 設 施 設 場 合 届 出 対 象 外 であった 既 設 既 存 施 設 を 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 又 は 有 害 物 質 貯 蔵 指 定 施 設 等 に 用 途 変 更 することは 水 濁 法 第 5 条 第 1 項 又 は 第 3 項 設 置 しよう とするとき に 該 当 し 新 設 施 設 届 出 ( 同 法 第 5 条 )と 同 様 手 続 きを 行 う 届 出 は 水 濁 法 施 行 規 則 にある 様 式 第 1によりよる 届 出 を 行 う 構 造 等 に 関 する 基 準 は 原 則 として 新 設 施 設 を 対 象 としたA 基 準 が 適 用 され る 2 水 濁 法 に 基 づく 既 設 特 定 施 設 場 合 特 定 施 設 ( 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 ではないもに 限 る ) 用 途 変 更 によりそ 種 類 を 変 更 しを 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 とに 用 途 変 更 する 場 合 には 水 濁 法 第 10 条 に 基 づき 特 定 施 設 使 用 廃 止 届 出 を 行 った 後 同 法 第 5 条 第 1 項 又 は 第 3 項 に 基 づき 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 設 置 届 出 を 行 う また 種 類 変 更 を 伴 わない で 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 に 用 途 変 更 する 場 合 には 水 濁 法 第 7 条 に 基 づき 変 更 届 出 を 行 う 届 出 は 水 濁 法 施 行 規 則 様 式 第 1により 行 う 構 造 等 に 関 する 基 準 は 新 たに 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 と 位 置 づけられることから A 基 準 が 適 用 される なお 改 正 水 濁 法 施 行 時 点 では 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 に 該 当 しないため 改 正 水 濁 法 附 則 第 4 条 規 定 は 適 用 されず C 基 準 適 用 がない 点 に 注 意 する 必 要 があ る なお 改 正 水 濁 法 施 行 時 点 ( 平 成 24 年 6 月 1 日 )で 現 に 設 置 されている 施 設 で 施 行 後 3 年 以 内 に 用 途 変 更 あった 場 合 は 施 行 後 3 年 間 ( 平 成 27 年 5 月 31 日 まで) はC 基 準 が 適 用 され それ 以 降 はA 基 準 又 はB 基 準 が 適 用 される (ただし 7 条 に 基 づく 変 更 届 出 において 施 設 構 造 設 備 等 一 部 を 変 更 する 場 合 は 変 更 部 分 はA 基 準 が 適 用 される) (2) 施 設 仕 様 等 変 更 変 更 改 造 既 存 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 又 は 有 害 物 質 貯 蔵 指 定 施 設 等 仕 様 等 を 変 更 し 構 造 設 備 等 届 出 事 項 に 変 更 が 生 じる 場 合 1 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 ( 下 水 道 に 排 水 全 量 を 放 流 等 ) 又 は 有 害 物 質 貯 蔵 指 定 施 設 構 造 や 設 備 変 更 場 合 改 正 水 濁 法 第 5 条 第 1 項 又 は 第 3 項 改 正 水 濁 法 附 則 第 3 条 に 基 づいて 既 に 届 27 28

18 出 を 行 った 施 設 ( 改 正 水 濁 法 施 行 時 点 で 既 設 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 又 は 有 害 物 質 貯 蔵 指 定 施 設 )において 仕 様 等 を 変 更 し 構 造 設 備 等 届 出 事 項 に 変 更 が 生 じ る 場 合 には 水 濁 法 第 7 条 に 基 づき 変 更 届 出 が 必 要 となる 届 出 は 様 式 は 新 設 場 合 と 同 じ 水 濁 法 施 行 規 則 様 式 第 1 を 用 いて 行 うる 届 出 が 必 要 となる 変 更 範 囲 であるが 基 本 的 に 届 出 済 み 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 等 構 造 設 備 等 を 変 更 しようとする 場 合 には 変 更 届 出 対 象 となる 例 えば 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 床 面 変 更 や 付 帯 する 配 管 等 を 更 新 し 材 質 を 変 更 する 場 合 や 有 害 物 質 貯 蔵 指 定 施 設 容 積 変 更 は 届 け 出 る 必 要 がある 構 造 等 に 関 する 基 準 は 改 正 水 濁 法 施 行 後 に 施 設 構 造 又 は 設 備 等 一 部 を 変 更 する 場 合 には 当 該 変 更 部 分 について 原 則 として A 基 準 が 適 用 される(B 基 準 に 適 用 するため 変 更 については B 基 準 ) そ 場 合 C 基 準 はも 適 用 がな い 点 されなくなることに 注 意 する 必 要 がある なお ( 変 更 されないそれ 以 外 部 分 については 引 き 続 き B 基 準 が 適 用 が 可 能 である り また そ 場 合 で 改 正 水 濁 法 施 行 時 点 で 既 に 設 置 されている 場 合 には 施 行 後 3 年 間 ( 平 成 27 年 5 月 31 日 まで)は 水 濁 法 附 則 第 4 条 に 基 づき 構 造 等 に 関 する 基 準 は 適 用 されず C 基 準 も 適 用 も 可 能 である(3.2 参 照 )) 3.43 新 たに 有 害 物 質 が 追 加 されたことによって 既 設 既 存 施 設 が 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 又 は 有 害 物 質 貯 蔵 指 定 施 設 等 に 該 当 することになった 場 合 新 たに 有 害 物 質 が 追 加 されたことによって 既 設 既 存 施 設 が 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 又 は 有 害 物 質 貯 蔵 指 定 施 設 等 に 該 当 することになった 場 合 には 水 濁 法 第 6 条 第 1 項 に 基 づき 有 害 物 質 が 追 加 された 日 から 30 日 以 内 に 届 出 を 行 うことが 必 要 で ある( 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 に 係 る 特 定 事 場 から 排 出 水 を 排 出 し 又 は 特 定 地 下 浸 透 水 を 浸 透 させる 者 を 除 き 設 置 工 事 をしている 者 を 含 む ) 届 出 は 水 濁 法 施 行 規 則 様 式 第 1を 用 いて 行 う 具 体 的 には 以 下 ような 届 出 事 項 について 届 出 が 必 要 となる 届 出 事 項 は 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 ( 公 共 用 水 域 へ 排 出 がある 場 合 )については 同 水 濁 法 第 5 条 第 1 項 に 定 める 事 項 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 ( 全 量 を 下 水 道 に 放 流 する 場 合 ) 及 び 有 害 物 質 貯 蔵 指 定 施 設 については 同 水 濁 法 第 5 条 第 3 項 に 定 める 事 項 であり いずれ 場 合 も 様 式 は 水 濁 法 施 行 規 則 様 式 第 1 を 用 いる なお これら 施 設 については いずれも 新 規 届 出 が 必 要 となる 2 法 施 行 時 に 法 第 5 条 第 1 項 に 基 づき 届 出 済 み 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 変 更 水 濁 法 第 5 条 第 1 項 に 基 づいて 既 に 届 出 済 み 施 設 は 改 正 後 水 濁 法 第 5 条 第 1 項 規 定 により 届 出 されたもとみなされるが( 改 正 水 濁 法 附 則 第 2 条 ) 当 該 施 設 仕 様 を 変 更 し 施 設 構 造 設 備 等 届 出 事 項 に 変 更 が 生 じる 場 合 には 1と 同 様 同 様 施 設 改 造 を 行 う 場 合 には 上 記 と 同 様 に 水 濁 法 第 7 条 に 基 づ き 変 更 届 出 が 必 要 となる 届 出 は 様 式 は 新 設 場 合 と 同 じ 水 濁 法 施 行 規 則 様 式 第 1 を 用 いて 行 うる 構 造 等 に 関 する 基 準 は 上 記 1に 準 ずる 施 設 使 用 休 止 について 施 設 使 用 休 止 とは 再 度 施 設 を 使 用 することが 予 定 されていて 一 定 期 間 使 用 を 行 わないことである 再 度 使 用 予 定 はなく 廃 止 もしくは 用 途 変 更 し 有 害 物 質 使 用 を 行 わない 場 合 には 3.4 施 設 使 用 を 廃 止 する 場 合 に 該 当 する 使 用 を 休 止 することは 届 出 事 項 うち 施 設 使 用 方 法 変 更 に 該 当 する と 考 えられることから 水 濁 法 第 7 条 に 基 づく 届 出 が 必 要 となる( 水 濁 法 施 行 規 則 様 式 第 1を 用 いる) 施 設 を 休 止 している 間 定 期 点 検 については 各 施 設 本 体 設 備 に 適 用 される 定 期 点 検 期 間 を 超 えて 休 止 する 場 合 には そ 間 に 定 められた 定 期 点 検 実 施 義 務 規 定 が 適 用 されないことはやむをえない 構 造 等 に 関 する 基 準 は 新 たな 規 制 措 置 へ 対 応 として 同 法 第 6 条 第 1 項 規 定 による 届 出 となることを 踏 まえ A 基 準 又 はB 基 準 が 適 用 される なお 構 造 等 に 関 する 基 準 適 用 際 に( 有 害 物 質 追 加 ため 水 濁 法 施 行 令 一 部 を 改 正 する 政 令 施 行 時 に) 現 に 施 設 が 設 置 されている 場 合 には 同 法 第 13 条 3 第 2 項 規 定 により 都 道 府 県 知 事 による 改 善 命 令 等 は 原 則 として 構 造 等 に 関 する 基 準 適 用 日 から 6 ヶ 月 間 は 適 用 されない 水 濁 法 に 基 づく 有 害 物 質 追 加 に 際 しては 一 般 に 環 境 省 に 設 置 された 中 央 環 境 審 議 会 において 水 質 環 境 基 準 追 加 に 関 する 審 議 がなされた 上 で 当 該 環 境 基 準 達 成 に 必 要 とされる 排 水 規 制 や 構 造 等 規 制 適 用 に 関 して 物 質 有 害 性 環 境 中 存 在 状 況 や 発 生 源 状 況 公 害 防 止 ため 諸 施 策 等 を 総 合 的 に 勘 案 した 審 議 がなされる これら 結 果 を 踏 まえ 有 害 物 質 追 加 が 適 当 と 判 断 された 場 合 に は 水 濁 法 施 行 令 改 正 がなされ 一 定 周 知 期 間 を 設 けるなど 新 たに 規 制 が 課 されることを 考 慮 した 上 で 施 行 ( 有 害 物 質 追 加 )がなされることとなる 有 害 物 質 追 加 により 新 たに 対 象 施 設 となった 場 合 にも 十 分 な 余 裕 をもって 対 処 できるよう これら 審 議 段 階 から 有 害 物 質 追 加 動 向 について 十 分 に 注 視 し ておくことが 重 要 である 29 30

19 3.54 施 設 使 用 を 廃 止 する 場 合 4. 構 造 等 規 制 制 度 について 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 等 使 用 を 廃 止 するとは 以 下 ような 場 合 が 考 えられる 除 外 : 既 存 既 設 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 等 で 有 害 物 質 使 用 等 を 取 りやめ 構 造 規 制 等 対 象 とならなくなる 場 合 廃 止 : 既 存 既 設 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 等 を 廃 止 する 場 合 施 設 使 用 を 廃 止 したとき とは 施 設 使 用 を 永 久 に 停 止 ( 廃 止 場 合 )し たとき 他 用 途 変 更 によりそ 種 類 を 変 更 ( 除 外 場 合 )したするときを 含 む こため 上 記 2つケースは 施 設 そ 後 使 用 に 違 いはあるが 水 濁 法 上 廃 止 届 出 に 違 いはない こ 廃 止 届 出 については 水 濁 法 第 10 条 に 基 づき 施 設 使 用 を 廃 した 日 から30 日 以 内 に 都 道 府 県 等 に 届 け 出 なければならない な お 除 外 場 合 に 依 然 として 特 定 施 設 には 該 当 する 場 合 には 水 濁 法 第 7 条 に 基 づく 変 更 届 出 となる 廃 止 届 出 は 水 濁 法 施 行 規 則 様 式 第 6を 用 いて 行 う 廃 止 した 旨 を 届 け 出 る こととなっている また 施 設 使 用 を 廃 した 日 から30 日 以 内 に 都 道 府 県 等 に 届 け 出 なければならない 今 回 水 濁 法 改 正 により 新 たに 義 務 づけられた 構 造 等 に 関 する 基 準 及 び 定 期 点 検 方 法 について 解 説 する 以 下 により 構 成 される 4.1 基 本 的 事 項 34~45 ページ (1) 構 造 基 準 等 及 び 定 期 点 検 について (2) 設 定 基 本 的 な 考 え 方 (3) 新 設 と 既 設 に 対 する 適 用 考 え 方 (4) 点 検 について( 定 期 点 検 規 定 設 定 考 え 方 点 検 結 果 記 録 と 保 存 点 検 要 領 及 び 点 検 記 録 表 操 時 日 常 点 検 ) (5) 全 体 構 成 4.2 構 造 設 備 及 び 使 用 方 法 に 関 する 基 準 及 び 定 期 点 検 方 法 46~102 ページ 床 面 及 び 周 囲 46~60 ページ (1) 床 面 及 び 周 囲 について (2)A 基 準 1) 構 造 及 び 設 備 に 関 する 基 準 ( 床 面 を 構 築 する 材 料 及 び 被 覆 流 出 を 防 止 する ため 構 造 同 等 以 上 措 置 そ 他 留 意 事 項 ) 2) 定 期 点 検 方 法 3) 同 等 以 上 措 置 (3)B 基 準 1) 構 造 及 び 設 備 に 関 する 基 準 2) 定 期 点 検 方 法 3) 同 等 以 上 措 置 (4)C 基 準 施 設 本 体 61~62 ページ (1) 施 設 本 体 について (2) 施 設 本 体 基 準 について 1) 構 造 及 び 設 備 に 関 する 基 準 ( 規 定 されていない) 2) 定 期 点 検 方 法 付 帯 する 配 管 等 ( 地 上 に 設 置 する 場 合 ) 63~67 ページ (1) 配 管 等 について (2)A 基 準 1) 構 造 及 び 設 備 に 関 する 基 準 ( 配 管 等 材 質 及 び 構 造 点 検 可 能 な 配 置 構 造 ) 2) 定 期 点 検 方 法 (3)B 基 準 1) 構 造 及 び 設 備 に 関 する 基 準 2) 定 期 点 検 方 法 31 32

20 (4)C 基 準 付 帯 する 配 管 等 ( 地 下 に 設 置 する 場 合 ) 68~76 ページ (1)A 基 準 (1)-1 トレチ 設 置 1) 構 造 及 び 設 備 に 関 する 基 準 ( 点 検 可 能 な 配 置 構 造 ) 2) 定 期 点 検 方 法 (1)-2 地 下 埋 設 1) 構 造 及 び 設 備 に 関 する 基 準 ( 配 管 等 材 質 及 び 構 造 漏 えい 確 認 ため 設 備 ) 2) 定 期 点 検 方 法 (1)-3 同 等 以 上 措 置 (2)B 基 準 1) 構 造 及 び 設 備 に 関 する 基 準 2) 定 期 点 検 方 法 3) 同 等 以 上 措 置 (3)C 基 準 排 水 溝 等 77~82 ページ (1) 排 水 溝 等 について (2)A 基 準 1) 構 造 及 び 設 備 に 関 する 基 準 ( 地 下 浸 透 を 防 止 できる 材 料 及 び 構 造 漏 えい 確 認 ため 設 備 ) 2) 定 期 点 検 方 法 3) 同 等 以 上 措 置 (3)B 基 準 1) 構 造 及 び 設 備 に 関 する 基 準 2) 定 期 点 検 方 法 3) 同 等 以 上 措 置 (4)C 基 準 地 下 貯 蔵 施 設 83~89 ページ (1) 地 下 貯 蔵 施 設 について (2)A 基 準 1) 構 造 及 び 設 備 に 関 する 基 準 ( 漏 えい 等 を 防 止 できる 材 料 及 び 構 造 漏 えい 確 認 ため 設 備 ) 2) 定 期 点 検 方 法 3) 同 等 以 上 措 置 (3)B 基 準 1) 構 造 及 び 設 備 に 関 する 基 準 2) 定 期 点 検 方 法 3) 同 等 以 上 措 置 (4)C 基 準 目 視 等 による 点 検 ができない 場 合 点 検 方 法 及 び 設 備 等 について 90~99 ページ (1) 漏 えい 等 点 検 (2) 漏 えい 等 検 知 について 使 用 方 法 100~102 ページ 4.3 そ 他 留 意 事 項 103 ページ (1) 構 造 物 各 種 荷 重 へ 耐 力 (2) 地 方 公 共 団 体 が 定 める 条 例 と 関 係 (3) 他 法 令 と 関 係 4.1 基 本 的 事 項 (1) 構 造 等 に 関 する 基 準 及 び 定 期 点 検 について 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 又 は 有 害 物 質 貯 蔵 指 定 施 設 を 設 置 している 事 者 は 水 質 汚 濁 防 止 法 第 12 条 4 に 基 づき 有 害 物 質 を 含 む 水 ( ) 地 下 へ 浸 透 を 防 止 するた め 施 設 に 係 る 構 造 等 に 関 する 基 準 を 遵 守 しなければならない 義 務 が 課 せられてい る ここで 遵 守 すべき 基 準 が 有 害 物 質 を 含 む 水 地 下 へ 浸 透 防 止 ため 構 造 設 備 及 び 使 用 方 法 に 関 する 基 準 として 環 境 省 令 で 定 める 基 準 であり 具 体 的 な 内 容 は 環 境 省 令 ( 水 濁 法 施 行 規 則 )で 定 められている 有 害 物 質 を 含 む 水 とは 水 質 汚 濁 防 止 法 上 用 語 であり 原 液 や 溶 液 有 害 物 質 を 含 む 排 水 を 含 むもとして 用 いられている( 第 23 章 参 照 ) 第 12 条 4 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 を 設 置 している 者 ( 当 該 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 に 係 る 特 定 事 場 から 特 定 地 下 浸 透 水 を 浸 透 させる 者 を 除 く 略 ) 又 は 有 害 物 質 貯 蔵 指 定 施 設 を 設 置 している 者 は 当 該 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 又 は 有 害 物 質 貯 蔵 指 定 施 設 について 有 害 物 質 を 含 む 水 地 下 へ 浸 透 防 止 ため 構 造 設 備 及 び 使 用 方 法 に 関 する 基 準 として 環 境 省 令 で 定 める 基 準 を 遵 守 しなければならない また 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 又 は 有 害 物 質 貯 蔵 指 定 施 設 等 について 環 境 省 令 で 定 め るところにより 定 期 点 検 を 実 施 することが 必 要 である 定 期 点 検 は 環 境 省 令 におい て 構 造 等 に 関 する 基 準 内 容 に 応 じて 定 められている 第 14 条 5 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 を 設 置 している 者 又 は 有 害 物 質 貯 蔵 指 定 施 設 を 設 置 して いる 者 は 当 該 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 又 は 有 害 物 質 貯 蔵 指 定 施 設 について 環 境 省 33 34

21 令 で 定 めるところにより 定 期 に 点 検 し そ 結 果 を 記 録 し これを 保 存 しなけれ ばならない 本 章 では これら 具 体 的 な 内 容 について 解 説 を 行 うもである (2) 構 造 等 に 関 する 基 準 及 び 定 期 点 検 設 定 基 本 的 な 考 え 方 について 1) 共 通 事 項 構 造 設 備 及 び 使 用 方 法 に 関 する 基 準 ( 以 下 構 造 等 に 関 する 基 準 という ) 及 び 定 期 点 検 方 法 は 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 及 び 有 害 物 質 貯 蔵 指 定 施 設 施 設 本 体 施 設 設 置 場 所 床 面 及 び 周 囲 施 設 本 体 に 付 帯 する 配 管 等 施 設 本 体 に 付 帯 する 排 水 溝 等 に 対 して 定 められている 構 造 等 に 関 する 基 準 と 定 期 点 検 方 法 は それぞれ 別 個 に 規 定 されておらず 構 造 等 に 関 する 基 準 とそれに 応 じた 定 期 点 検 組 み 合 わせにより 規 定 されている 例 えば 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 等 が 必 要 な 材 質 や 構 造 を 有 していて 漏 えいを 防 止 で きることが 確 保 されていれば 適 切 な 頻 度 ( 例 えば 年 に 1 回 )で 目 視 による 定 期 点 検 を 行 う しかし 材 質 及 び 構 造 による 漏 えい 防 止 が 十 分 に 確 保 できない 既 設 施 設 で あれば 目 視 による 定 期 点 検 頻 度 を 多 くすることで 漏 えいを 防 止 する また 目 視 による 定 期 点 検 ができないような 既 設 施 設 であれば 早 期 に 漏 えいを 発 見 するため 漏 えいを 検 知 するシステムを 導 入 して 適 切 な 頻 度 で 定 期 点 検 することにより 地 下 浸 透 を 防 止 する さらに 漏 えいを 検 知 するシステムが 導 入 できない 場 合 は そ 他 同 等 措 置 を 講 じることにより 地 下 水 汚 染 未 然 防 止 を 図 る こように 構 造 等 に 関 する 基 準 とそれに 応 じた 定 期 点 検 組 み 合 わせにより 地 下 水 汚 染 未 然 防 止 を 図 るとともに 特 に 既 設 施 設 に 対 しては 事 者 選 択 を 可 能 と することにも 配 慮 したシステムとしている 2) 構 造 等 に 関 する 基 準 対 象 毎 基 準 設 定 考 え 方 以 下 は 表 形 式 から 変 更 し たみ 1 施 設 設 置 場 所 床 面 及 び 周 囲 施 設 本 体 や 付 帯 する 設 備 から 漏 えいした 有 害 物 質 を 床 面 で 受 け 止 め 周 囲 に 流 出 させないことで 地 下 浸 透 を 防 止 するもとする こため 地 下 浸 透 施 設 周 囲 から 外 へ 流 出 を 防 止 する 上 で 必 要 な 材 質 構 造 とし 定 期 点 検 で 目 視 等 による 破 損 等 異 常 確 認 を 行 うこととする 既 設 施 設 については 材 質 構 造 が 上 記 基 準 に 適 合 している 場 合 には 定 期 点 検 みで 対 応 することができる 一 方 で 施 設 本 体 が 床 面 等 に 接 して 設 置 され 施 設 本 体 下 部 等 から 地 下 浸 透 対 策 が 十 分 でない 場 合 ( 土 に 直 接 設 置 された 場 合 等 )には 上 記 要 求 事 項 は 満 たせないため 別 途 これに 対 応 した 基 準 及 び 定 期 点 検 方 法 を 設 定 することとする 2 施 設 本 体 ( 地 下 貯 蔵 施 設 本 体 を 除 く) 生 産 施 設 等 施 設 本 体 から 有 害 物 質 漏 えいは 一 般 には 起 こりにくいと 考 えら れることから 構 造 等 に 関 する 基 準 は 設 けず 目 視 等 による 定 期 点 検 を 行 うことと する 3 施 設 本 体 に 付 帯 する 配 管 等 ( 地 上 設 置 ) 配 管 等 から 有 害 物 質 漏 えいを 防 ぐか 漏 えいしたことを 容 易 に 確 認 できるよ うにすることで 床 面 等 へ 漏 えいを 防 止 するもとする こため 配 管 等 から 漏 えいを 防 止 する 上 で 必 要 な 材 質 構 造 とするか 目 視 で 容 易 に 漏 えいが 確 認 できるように 配 管 等 を 設 置 することとし いずれも 定 期 点 検 で 目 視 等 による 破 損 等 異 常 及 び 漏 えい 有 無 確 認 を 行 うこととする 既 設 施 設 については 材 質 構 造 が 上 記 基 準 に 適 合 している 場 合 には 定 期 点 検 みで 対 応 することができる 一 方 で 目 視 で 確 認 しにくい 箇 所 がある 場 合 に は 上 記 要 求 事 項 は 満 たせないため 別 途 これに 対 応 した 基 準 及 び 定 期 点 検 方 法 を 設 定 することとする 4 施 設 本 体 に 付 帯 する 配 管 等 ( 地 下 設 置 )(トレチ 構 造 ) 地 下 であっても 細 長 い 溝 (トレチ) 中 に 配 管 等 が 設 置 される 場 合 ( )には 漏 えいしたことを 確 認 できるようにすることで トレチへ 漏 えいを 防 止 するも とする また トレチは 床 面 と 同 様 に 配 管 等 から 漏 えいした 有 害 物 質 を 受 け 止 めることで 地 下 浸 透 を 防 止 するもとする こため トレチ 内 に 配 管 等 を 適 切 に 配 置 するとともに トレチから 地 下 浸 透 を 防 止 する 上 で 必 要 な 材 質 構 造 とし 定 期 点 検 で 目 視 等 による 破 損 等 異 常 及 び 漏 えい 有 無 確 認 を 行 うこととする 既 設 施 設 については 材 質 構 造 が 上 記 基 準 に 適 合 している 場 合 には 定 期 点 検 みで 対 応 することができる 一 方 で 配 管 等 が 既 にトレチ 中 に 設 置 してあ るが トレチ 地 下 浸 透 対 策 が 十 分 でない 場 合 ( 土 を 掘 ったみも 等 )に は 上 記 要 求 事 項 は 満 たせないため 別 途 これに 対 応 した 基 準 及 び 定 期 点 検 方 法 を 設 定 することとする 配 管 等 から 漏 えいが 目 視 で 容 易 に 確 認 できる 場 合 は 地 上 設 置 場 合 基 準 等 が 適 用 される 5 施 設 本 体 に 付 帯 する 配 管 等 ( 地 下 設 置 )( 地 下 埋 設 ) 地 下 に 配 管 等 が 埋 設 して 設 置 される 場 合 には 配 管 等 から 漏 えいを 防 ぎ 地 下 35 36

22 浸 透 を 防 止 するもとする こため 配 管 等 から 漏 えいを 防 止 する 上 で 必 要 な 材 質 構 造 とし 目 視 等 に よる 点 検 が 困 難 であるため 目 視 等 によらない 方 法 で 配 管 等 から 漏 えい 点 検 を 行 うこととする なお 配 管 等 近 傍 で 漏 えい 等 を 検 知 する 設 備 等 を 設 けて 定 め られた 頻 度 で 漏 えい 等 有 無 を 確 認 すれば 定 期 点 検 頻 度 を 緩 和 できることとす る 既 設 施 設 については 材 質 構 造 が 上 記 基 準 に 適 合 している 場 合 には 定 期 点 検 みで 対 応 することができる 一 方 で 上 記 基 準 に 適 合 しない 場 合 には 別 途 設 定 する 基 準 に 適 合 し それに 対 応 する 定 期 点 検 を 行 うこととする 具 体 的 には 地 下 へ 浸 透 を 防 止 できるよう 漏 えい 等 を 検 知 する 設 備 等 を 設 置 し 漏 えい 等 有 無 確 認 を 行 うか 設 置 できない 場 合 は そ 他 同 等 措 置 を 講 じることとす る 6 施 設 本 体 に 付 帯 する 排 水 溝 等 排 水 溝 等 から 地 下 浸 透 を 防 止 するもとする こため 排 水 溝 等 から 地 下 浸 透 を 防 止 する 上 で 必 要 な 材 質 構 造 とし 定 期 点 検 で 目 視 等 による 破 損 等 異 常 及 び 漏 えい 有 無 確 認 を 行 うこととする なお 排 水 溝 等 近 傍 で 地 下 浸 透 を 検 知 する 設 備 等 を 設 けて 定 められた 頻 度 で 地 下 浸 透 有 無 確 認 を 行 えば 定 期 点 検 頻 度 を 緩 和 できることとする 既 設 施 設 については 材 質 構 造 が 上 記 基 準 に 適 合 している 場 合 には 定 期 点 検 みで 対 応 することができる 一 方 で 上 記 基 準 に 適 合 しない 場 合 には 別 途 設 定 する 基 準 に 適 合 し それに 対 応 する 定 期 点 検 を 行 うこととする 具 体 的 には 地 下 へ 浸 透 を 防 止 できるよう 地 下 浸 透 を 検 知 する 設 備 等 を 設 置 し 地 下 浸 透 有 無 確 認 を 行 うか 設 置 できない 場 合 は そ 他 同 等 措 置 を 講 じることとす る 7 地 下 貯 蔵 施 設 地 下 貯 蔵 施 設 から 漏 えいを 防 ぎ 地 下 浸 透 を 防 止 するもとする こため 地 下 貯 蔵 施 設 から 漏 えい 及 び 地 下 浸 透 を 防 止 できる 材 質 構 造 ( ) とし 目 視 等 による 点 検 が 困 難 であるため 目 視 等 によらない 方 法 で 地 下 貯 蔵 施 設 から 漏 えい 点 検 を 行 うこととする なお 地 下 貯 蔵 施 設 近 傍 で 漏 えい 等 を 検 知 する 設 備 等 を 設 けて 定 められた 頻 度 で 漏 えい 等 有 無 確 認 を 行 えば 定 期 点 検 頻 度 を 緩 和 できることとする 既 設 施 設 については 材 質 構 造 が 上 記 基 準 に 適 合 している 場 合 には 定 期 点 検 みで 対 応 することができる 一 方 で 上 記 基 準 に 適 合 しない 場 合 には 別 途 設 定 する 基 準 に 適 合 し それに 対 応 する 定 期 点 検 を 行 うこととする 具 体 的 には 地 下 へ 浸 透 を 防 止 できるよう 漏 えい 等 を 検 知 する 設 備 等 を 設 置 し 漏 えい 等 有 無 確 認 を 行 うか 内 面 ライニグ 及 び 必 要 な 点 検 を 行 うか そ 他 同 等 措 置 を 講 じることとする 地 下 室 に 設 置 する 場 合 であって 貯 蔵 施 設 から 漏 えいが 目 視 で 容 易 に 確 認 でき る 場 合 には 地 上 設 置 場 合 基 準 等 が 適 用 される 8 施 設 に 係 る 使 用 方 法 作 及 び 運 転 時 に 有 害 物 質 を 地 下 に 浸 透 させたり 周 囲 に 飛 散 させたり 流 出 させたりしない 方 法 をとることで 床 面 等 へ 漏 えいを 防 止 するもとする 管 理 要 領 を 定 め 管 理 要 領 に 基 づいた 点 検 を 行 うこととする 9 留 意 事 項 3 年 間 適 用 猶 予 期 間 構 造 等 に 関 する 基 準 適 用 猶 予 期 間 では 構 造 等 に 関 する 基 準 に 適 合 していない 場 合 を 想 定 し 定 期 点 検 内 容 を 充 実 させて 地 下 浸 透 未 然 防 止 に 対 処 すること とする 同 等 以 上 措 置 構 造 等 に 関 する 基 準 及 び 定 期 点 検 方 法 として 規 定 内 容 みでは 対 応 できない 施 設 が 存 在 することが 想 定 される 場 合 や 規 定 した 内 容 他 に 様 々な 措 置 が 考 えら れる 場 合 には 同 等 以 上 措 置 を 規 定 している なお 同 等 以 上 措 置 については 措 置 内 容 に 応 じた 点 検 内 容 が 要 求 される 構 造 等 に 関 する 基 準 及 び 点 検 方 法 を セットとして 同 等 以 上 措 置 であれば 適 合 していると 見 なすもである また 措 置 内 容 は 事 者 が 定 め 都 道 府 県 等 が 妥 当 性 を 確 認 することとなる なお 同 等 以 上 措 置 には 同 等 程 度 効 果 を 有 する 措 置 も 当 然 ことなが ら 含 まれる (3) 新 設 と 既 設 に 対 する 適 用 考 え 方 有 害 物 質 を 含 む 水 地 下 へ 浸 透 を 効 果 的 に 未 然 防 止 できるよう 新 設 施 設 ( 改 正 水 濁 法 施 行 後 に 新 たに 設 置 される 施 設 )に 係 る 構 造 等 に 関 する 基 準 を 基 本 と する 一 方 で 既 設 施 設 ( 改 正 水 濁 法 施 行 際 に 既 に 設 置 されている 施 設 であ り 設 置 工 事 がなされているもも 含 む )については 実 施 可 能 性 にも 配 慮 した 基 準 が 設 けられている また 既 設 施 設 に 対 しては 改 正 水 濁 法 施 行 後 3 年 間 は 構 造 等 に 関 する 基 準 適 用 が 猶 予 されることから 当 該 期 間 に 関 して 必 要 な 定 期 点 検 方 法 が 定 められている 既 設 施 設 又 は 付 帯 する 設 備 一 部 を 更 新 する 場 合 については 原 則 として 更 新 した 部 分 について 新 設 と 扱 うもとする 例 えば 施 設 に 付 帯 する 配 管 を 新 しいも に 更 新 した 場 合 には 更 新 された 配 管 は 新 設 設 備 として 扱 う(A 基 準 が 適 用 される ただし B 基 準 に 適 用 するため 変 更 については B 基 準 が 適 用 される) ただし 既 37 38

23 設 施 設 又 は 付 帯 する 設 備 を 撤 去 せず 依 然 として 当 該 施 設 又 は 付 帯 する 設 備 一 部 として 使 用 する 場 合 には 基 本 的 には 既 設 施 設 又 は 設 備 として 扱 う 例 えば 貯 蔵 施 設 内 部 や 既 設 配 管 内 部 をコーティグする 場 合 排 水 溝 内 部 に 排 水 溝 を 設 ける 場 合 なども 該 当 する ( 既 設 施 設 変 更 届 け 出 考 え 方 については 第 63 章 を 参 照 こと ) 具 体 的 な 構 造 等 に 関 する 基 準 及 び 定 期 点 検 方 法 構 成 については 次 通 りである 構 造 等 に 関 する 基 準 について 次 ように 新 設 施 設 を 対 象 とした 基 準 (A 基 準 ) 既 設 施 設 実 施 可 能 性 にも 配 慮 した 基 準 (B 基 準 )を 設 け それぞれに 対 応 した 定 期 点 検 方 法 を 組 み 合 わせるとともに 既 設 施 設 について 法 施 行 後 3 年 間 で 適 用 で きる 定 期 点 検 み 措 置 (C 基 準 )3つ 水 準 措 置 を 設 け 新 設 施 設 について はA 基 準 みを 適 用 対 象 とし 既 設 施 設 については A B C 基 準 (C 基 準 は 法 施 行 後 3 年 間 に 限 る)いずれか 措 置 を 適 用 する 1 新 設 施 設 を 対 象 とした 措 置 (A 基 準 ) 新 設 施 設 を 対 象 とした 構 造 等 に 関 する 基 準 を 基 本 として 基 準 内 容 を 構 成 する これら 基 準 に 適 合 していることを 基 準 内 容 に 応 じて 設 定 される 定 期 点 検 によっ て 確 認 する 2 既 設 施 設 を 対 象 とした 措 置 (B 基 準 ) 既 設 施 設 に 対 する 構 造 等 に 関 する 基 準 とする 点 検 頻 度 を 高 める 等 基 準 内 容 に 応 じて 定 期 点 検 内 容 をA 基 準 に 対 応 するもよりも 充 実 した 内 容 とすることを 基 本 とする 3 既 設 について 改 正 水 濁 法 施 行 後 3 年 間 で 適 用 できる 措 置 (C 基 準 ) 既 設 施 設 については 改 正 水 濁 法 施 行 後 3 年 間 は 構 造 等 に 関 する 基 準 適 用 が 猶 予 されることから 当 該 期 間 では 定 期 点 検 みが 適 用 される こため 構 造 等 に 関 する 基 準 に 適 合 していない 場 合 を 想 定 し 基 本 的 には 新 たな 設 備 設 置 や 施 設 改 良 改 造 等 工 事 は 必 ずしも 求 めていないも 新 設 施 設 を 対 象 とした 基 準 及 び 既 設 施 設 を 対 象 とした 基 準 ( 上 記 1) 及 び2))に 対 応 する 定 期 点 検 内 容 より も 点 検 頻 度 を 高 めるなど 定 期 点 検 内 容 はより 充 実 したもとする ただし 可 能 な 点 検 手 法 が 構 造 や 設 備 条 件 から 限 られる 場 合 には それを 配 慮 した 内 容 となっ ている 4 既 設 施 設 とA 基 準 B 基 準 及 びC 基 準 と 関 係 改 正 水 濁 法 施 行 後 3 年 間 施 行 後 3 年 以 降 新 設 施 設 A 基 準 みが 適 用 される C 基 準 B 基 準 構 造 等 に 関 する 基 準 が 適 合 し 構 造 等 に 関 する 基 準 が 適 合 して 既 設 施 設 ていれば いれば A 基 準 及 びB 基 準 が 適 用 可 能 A 基 準 が 適 用 可 能 ( 参 考 ) 猶 予 期 間 対 応 について C 基 準 は 構 造 等 に 関 する 基 準 が 適 用 されない 場 合 点 検 方 法 を 定 めるもで 既 存 施 設 本 体 設 備 によって 対 応 することが 基 本 になる したがって 新 たな 設 備 設 置 や 施 設 改 良 改 造 等 工 事 は 必 ずしも 必 要 ない 規 定 点 検 方 法 による 対 応 が 困 難 な 場 合 は 同 等 以 上 方 法 による 対 応 を 検 討 することが 重 要 である( 目 視 等 による 点 検 ができない 場 合 点 検 方 法 及 び 設 備 について 4.4 ケーススタディー 等 を 参 照 ) ただし 適 用 が 猶 予 される 期 間 は こ 期 間 以 降 における 施 設 本 体 設 備 等 を 基 準 に 対 応 させるため 準 備 期 間 であり 将 来 施 設 方 針 を 踏 まえ こ 期 間 において 必 要 な 措 置 をとることが 重 要 となる こため 現 状 施 設 本 体 設 備 で 対 処 する 方 法 がある 一 方 で 例 えば 将 来 B 基 準 や A 基 準 を 見 越 した 上 で C 基 準 に 規 定 され る 点 検 を 実 施 するために 設 備 を 導 入 改 修 するといった 方 法 も 考 えられる (4) 点 検 について 1) 定 期 点 検 規 定 定 期 点 検 は 前 述 とおり 水 濁 法 第 14 条 第 5 項 に 基 づき 水 濁 法 施 行 規 則 に おいて 構 造 等 に 関 する 基 準 内 容 に 応 じて 必 要 な 点 検 内 容 及 び 頻 度 点 検 結 果 を 踏 まえた 措 置 記 録 等 に 関 する 規 定 が 設 けられている ( 水 濁 法 施 行 規 則 関 連 規 定 抜 粋 ) 答 申 パブコメ 案 別 紙 を 引 用 (パブコメ 後 現 時 点 で 一 部 修 正 案 含 む) 最 終 的 に 条 文 に 差 し 替 え ( 以 下 構 造 等 に 関 する 基 準 定 期 点 検 方 法 引 用 は 同 様 ) 1) 法 第 14 条 第 5 項 規 定 による 点 検 は 目 視 等 ( 目 視 等 による 方 法 が 困 難 であって 設 備 等 を 用 いる 場 合 を 除 く 以 下 同 じ )により 以 下 表 1-1から 表 6-1 及 び 表 7 右 欄 に 掲 げる 項 目 及 び 頻 度 で 行 うもとする 法 施 行 際 現 に 設 置 されている 有 害 物 質 使 用 特 定 施 設 等 ( 設 置 工 事 がなされているもを 含 む ) 点 検 については 目 視 等 に より 以 下 表 1-2から 表 6-2 及 び 表 7 右 欄 に 掲 げる 項 目 及 び 頻 度 で 行 うもとす 39 40

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