外国法人課税とAOAの適用開始④

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1 05 マエストロの解説 複雑になりすぎた 法人税をもう 一度勉強しよう 2 法人税額の計算と申告 納税 1 法人税額の計算 外国法人に対する法人税額の計算は 次の国 内源泉所得ごとに 23.4% の税率を乗じて計算 されるしたがって それぞれの国内源泉所得 が損失である場合 他の国内源泉所得との通算 税務における第一人者 税務マエストロ による税実務講座 はできないこととなる 法法 143 今週のマエストロ テーマ 外 国 法 人 課 税と AOAの適用開始 ④ 163 ii.pe を有する外国法人の PE 非帰属国内源 泉所得 iii.の PE 非帰属国内 源泉所得 なお 中小法人の軽減税率の適用 800 万円 以下の所得に対する 15% の税率の適用 につ いて それぞれの国外源泉所得ごとに行う 法 法 143 また 中小法人 資本金 1 億円以 品川克己 下 の判定については これまでどおり外国法 PwC税理士法人 人の資本及び外国法人を含むグループ全体の状 況に基づいて行う 法法 143 ⑤ 2 PE における外国税額控除 略歴 89年より大蔵省主税局に勤務90年7月より同国 際租税課にて国際課税関係の政策立案 立法及 び租税条約交渉等に従事96年ハーバード ロー スクールにて客員研究員として日米租税条約につ 基本的仕組み 国内に PE を有する外国法人が 各事業年度 において 外国法人税 を納付することとなる 場合には その外国法人税のうち 国外所得 いて研究97年より00年までOECD租税委員会 金額 に対応する部分の金額を限度 控除限 に主任行政官として出向 在フランス し OECD 度額 として PE 帰属所得に係る法人税額か 移転価格ガイドライン 及び OECDモデル条約 の改定 及び関連会議の運営に従事01年9月財 務省を辞職し現職 ら控除することができる 法法 144 の 2 かつては外国法人 日本 PE の課税は 総 合主義を採っており 国内源泉所得のみがその 次回のテーマ 164 課税対象とされていたため 国内源泉所得以外 リース会計基準の公表 に伴う消費税の取扱い について の所得 いわゆる国外源泉所得 は課税対象と 消費税率引上げ それに伴う課税の適正化 など 消費税法の改正が続く消費税マエス トロが実務ポイントを解説する 我が国の法人税との二重課税は生じず した 取り上げて欲しいテーマを編集部にお寄せください ta@lotus21.co.jp とにともない PE に帰属する国外源泉所得も 税理士 26 i. PE を有する外国法人の PE 帰属所得 熊王征秀 はならないため たとえ外国法人税 その国外 源泉所得に係るもの を納付していたとしても がって外国税額控除は定められていなかった 外国法人の課税原則が帰属主義に変更されたこ

2 課税対象とされたため 二重課税排除の観点か 泉所得とそれ以外の PE 帰属所得の双方に係る ら PE 帰属所得に対する外国税額控除が定め もの 共通費用の額 がある場合には 収入 られたものである 金額 資産の価額 使用人の数その他の基準の なおこの外国税額控除制度は 内国法人にお うち 外国法人の行う業務の内容又は費用の性 ける外国税額控除と同様 一括限度額方式を 質に照らして合理的と認められる基準により とっており 限度超過額や控除余裕額の繰越し 国外源泉所得とそれ以外の PE 帰属所得に係る 等 基本的仕組みは内国法人と同様のものと 所得の金額の計算上 損金の額として按分する なっている 控除対象となる外国法人税 法令 193 ④ 国外源泉所得の範囲 PE に係る外国税額控除の対象となる外国法 国外源泉所得とは 国外で生じたものと認め 人税は 外国の法令により課される法人税に相 られる所得で 具体的には次のいずれかに該当 当する税 法人税法第 69 条第 1 項の規定によ するものをいう 法法 144 の 2 ④ る で PE 帰属所得について課されるものが i. 国外にある資産の運用又は保有により生 該当する 法法 144 の 2 ただし 次のもの は対象とはならない i.その所得に対する負担が高率な部分 法令 195 ③ ii. 通常行われる取引として認められない取引 に係る外国法人税 法令 195 ④ iii.外国法人の本店所在地国で課される外国法 人税ただし PE が本店所在地国から得 ずる所得 ii. 国外にある資産の譲渡により生じる所得 iii.国外において人的役務の提供を主たる内容 とする事業を行う法人が受ける人的役務の 提供に係る対価 iv.国外にある不動産等の貸付け 非居住者又 は外国法人に対する船舶又は航空機の貸付 けによる対価 る利子 配当等に源泉税が課され 当該源 v.外国の国債等の利子等 泉税が本店所在地国において税額控除等の vi.外国法人から受ける配当等 対象とならない場合には 当該源泉税は vii.国外において業務を行う者に対する貸付金 PE における外国税額控除の対象となる外 国法人税に該当する 法令 195 ⑤一 iv.外国法人の本店所在地国以外の国 第三 国 で課される外国法人税のうち その外 国法人税の課税標準となる所得について日 本と当該第三国との間の租税条約が適用さ れるとしたならば 当該外国法人税の軽減 又は免除される場合における 軽減額又は で当該業務に係るものの利子 viii. 国外において業務を行う者から受ける使用 料又は対価で当該業務に係るもの ix.国外において行う事業の広告宣伝のための 賞金 x. 国外にある営業所で締結した保険契約に基 づく年金等 xi. 国外にある営業所が受け入れた定期積金の 免除額 法令 195 ⑤二 ③ 国外源泉所得の計算 給付補填金等 xii.国外において事業を行う者に対する出資に 国外所得金額は 外国法人の各事業年度の つき 匿名組合契約に基づいて受ける利 PE 帰属所得に係る所得の金額のうち 国外源 泉所得 に係るものが該当する 法令 193 なお 販売費 一般管理費等の費用で 国外源 益の分配 xiii.その他国外に源泉がある所得 ⑤ 控除限度額の計算 27

3 当期法人税額 ヌ ル = ヌ の計算上控除しきれなかった D 財務省HP 税制改正の解説 より 控除限度額は 次の算式により求めることと なる 法法 144 の 2 法令 194 しなければならない 法法 144 の 6 なお 確定申告にあたって PE 帰属国内源泉所得と PE 非帰属国内源泉所得をわけ それぞれに係 算式 る法人税を計算することになるまた 租税 条約及び 外国居住者等の所得に対する相互 控除限度額 主義による所得税等の非課税に関する法律 昭 調整国外所得金額 PE 帰属所得に 係る法人税の額 PE 帰属所得金額 和 37 年法律第 144 号 の規定により PE 帰属 国内源泉所得及び PE 非帰属国内源泉所得の全 上記算式における PE 帰属所得に係る法人税 部が免税となる場合には 確定申告書の提出 算式 の額とは 外国法人に係る所得税額の控除 は 必 要 な い 法 法 144 の 6 た だ し 書 法 令 法法 144 外国法人に係る外国税額の控除 203 法法 144 の 2 使途秘匿金の支出がある場合 恒久的施設帰属資本相当額 の課税の特例 措法 62 土地の譲渡等が ある場合の特別税率 措法 62 の 3 及び 短 恒久的施設帰属資産の額について 期所有に係る土地の譲渡等がある場合の特別税 発生し得る危険を勘案して計算した金額 率 措法 63 の規定を適用しないで計算した 額について 発生し得る危険を勘案して計算した金額 場合の法人税の額となる 法令 194 が 法人税が課され ることとなる PE 非帰属国内源泉所得 141 条 第 2 号 を有する場合には 各事業年度終了の 翌日から 2 か月以内に 確定申告書を提出しな ければならない 法法 144 の 6 ただし 租 PE 帰属所得金額 恒久的施設帰属所得金 税条約によって法人税が課されないこととなる 額 とは 内国法人の所得の計算の諸規定に PE 非帰属国内源泉所得のみを有する場合に 準じて PE 帰属所得の金額を計算する場合に は 確定申告書の提出は必要ない 法法 144 の 青色申告書を提出した事業年度の欠損金の繰 6 ただし書 したがって例えば PE 非帰属 越し 法法 57 青色申告書を提出しなかっ 国内源泉所得として内国法人の株式の譲渡によ た事業年度の災害による損失金の繰越し 法 る所得 事業譲渡類似 がある場合で 租税条 法 58 対外船舶運航事業を営む法人の日本 約の規定により免税となる場合には 確定申告 船舶による収入金額の課税の特例 措法 59 の 書を提出する必要はない 2 組合事業等による損失がある場合の課税 4 納付 還付 の特例 措法 67 の の 13 の規定を適 用しないで計算した PE 帰属所得に係る所得の PE を有する外国法人が納付する法人税は次 金額となる 法令 194 PE を有する外国法人 の順序で計算し 確定申告書の提出期限までに 調整国外所得金額とは 国外所得金額から 納付しなければならない 法法 144 の 国外源泉所得が生じた国又は地域が外国法人税 の 10 を課さないこととしている国外源泉所得 非課 イ PE 帰属国内源泉所得に税率 23.4% もし 税国外源泉所得 を控除した金額で PE 帰属 所得金額の 90% が上限となる 法令 194 ③ 3 確定申告 算式④ PE を有する外国法人 ハ 下記ホ の所得税額控除で控除しきれな 日の翌日から 2 か月以内に 確定申告書を提出 28 算式⑤ 恒久的施設を通じて行う 事業に係る負債の利子の額 ロ 上記イ に対する所得税額控除 外国税額 控除 PE を有する外国法人は 各事業年度終了の 損金不算入額 くは 15% を乗じて計算した金額 かった金額をロ から控除 恒久的施設帰属 恒久的施設に係る ニ PE 非帰属国内源泉所得に税率を乗じて計 資本相当額 自己資本の額 恒久的施設に帰せられる有利子負債 の 図

4 図 恒久的施設を有する外国法人の確定申告に係る記載事項 イメージ 恒久的施設を有する外国法人の確定申告に係る主な記載事項 下記の イ ル 恒久的施設帰属所得 国内源泉所得 恒久的施設帰属所得 国内源泉所得 イ 所得の金額 欠損の金額 国内源泉所得に係る繰越欠損金 恒久的施設帰属所得に係る繰越欠損金 所得の金額 欠損の金額 法人税率 法人税率 所得税額控除 A 外国税額控除 B 恒久的施 国内源泉所得に係る法人税額 恒久的施設帰属所得に係る法人税額 ロ 所得税額控除 C 申告対象国内源泉所得に係る源泉税額に限定 国内源泉所得に係る当期法人税額 恒久的施設帰属所得に係る当期法人税額 ハ 二 ホ = ハ の計算上控除しきれなかった A と B の金額 ヘ = ニ の計算上控 除しきれなかった C の金額 法人税額 ト チ = ト の計算上 ニ から控除しきれなかった ホ の金額 = ハ ヘ + ニ ホ リ = ト の計算上 ハ から控除しきれなかった ヘ の金額 中間納付額 当期法人税額 D ヌ ル = ヌ の計算上控除しきれなかった D 財務省HP 税制改正の解説 より 算した金額 記ト の金額の計算にあたり控除しきれなかっ ホ 上記に対する所得税額控除 ヘ 上記ロ の所得税額控除及び外国税額控除 算式 で控除しきれなかった金額をホ から控除 ト 上記ハ 及びへ を合計 控除限度額 チ 中間納付税額がある場合には 中間納付税 調整国外所得金額 PE 帰属所得に 係る法人税の額 額を控除 PE 帰属所得金額 なお 上記ト の金額の計算に当たり 控除 しきれなかった所得税額又は外国税額がある場 た金額がある場合には その金額に相当する中 間納付税額が還付される 法法 144 の 12 が納付する法人税は 次の順序で計算し 確定申告書の提出期限まで に納付しなければならない 法法 144 の の 10 リ PE 帰属国内源泉所得に税率 23.4% もし 算式 合には その金額が還付される 法法 144 の 11 くは 15% を乗じて計算した金額 同様に 中間納付税額がある場合で 上 ヌ 上記リ に対する所得税額控除 恒久的施設帰属資本相当額 恒久的施設帰属資産の額について 29 恒久 発生

5 ル 中間納付税額がある場合には 中間納付税 人の事業年度において 欠損金額がある場合に 額を控除 は 次の金額に相当する法人税の還付を請求す なお 上記ヌ の金額の計算に当たり 控除 ることができる 法法 144 の 13 この記事に関するご意見 お問合せは しきれなかった所得税額がある場合には その 欠損金が生じた事業年度 欠損事業年度 の 金 額 が 還 付 さ れ る 法 法 144 の 11 同様 開始の日前 1 年以内に開始したいずれかの事業 に 中間納付税額がある場合で 上記ル の金 年度 一般的には前年 還付所得事業年度 に 額の計算にあたり控除しきれなかった金額があ おける PE 非帰属国内源泉所得に係る法人税の る場合には その金額に相当する中間納付税額 額 所得税額控除の控除前 に 還付所得事業 が還付される 法法 144 の 12 年度の PE 非帰属所得のうちに欠損事業年度の 5 欠損金の繰り戻し還付 欠損金額の占める割合を乗じて計算した金額 PE を有する外国法人 6 行為計算の否認 外国法人 PE の各事業年度の PE 帰属所得 の事業年度において 欠損金額がある場合に に係る法人税につき更正又は決定をする場合 は 次の金額に相当する法人税の還付を請求す その PE の行為又は計算で これを容認したな ることができる 法法 144 の 13 らば PE 帰属所得に係る所得の金額から控 イ PE 帰属国内源泉所得に係る欠損金額があ 除する金額の増加 PE 帰属所得に係る法人 る場合 欠損金が生じた事業年度 欠損事業 税の額から控除する金額の増加 ③内部取引に 年度 の開始の日前 1 年以内に開始したいず 係る利益の額の減少又は損失の額の増加 ④そ れかの事業年度 一般的には前年 還付所得 の他の事由により 法人税を不当に減少させる 事業年度 における PE 帰属国内源泉所得に 結果となると認められるものがある時は 税務 係る法人税の額 所得税額控除及び外国税額 署長は その行為又は計算を否認して PE 帰 控除の控除前 に 還付所得事業年度の PE 属所得に係る法人税の課税標準もしくは欠損金 帰属国内源泉所得のうちに欠損事業年度の欠 額又は PE 帰属所得に係る法人税の額を計算す 損金額の占める割合を乗じて計算した金額 ることができる 法法 147 の 2 にお寄せください ta@lotus21.co.jp 青色申告書を提出する PE を有する外国法人 ロ PE 非帰属国内源泉所得に係る欠損金額が いわゆる PE に関する 行為計算否認 で ある場合 欠損金が生じた事業年度 欠損事 あるが 内国法人 同族会社 の行為計算否認 業年度 の開始の日前 1 年以内に開始したい に関する規定 法人税法 132 条 は 法人税法 ずれかの事業年度 一般的には前年 還付所 147 条により 外国法人について準用すること 得事業年度 における PE 非帰属国内源泉所 とされているその結果 行為計算否認につい 得に係る法人税の額 所得税額控除の控除 ては PE についての 147 条の 2 と準用する 132 前 に 還付所得事業年度の PE 非帰属国内 条の重複適用が問題となるつまり どのよう 源泉所得のうちに欠損事業年度の欠損金額の な場合には 132 条の準用によって行為計算が否 占める割合を乗じて計算した金額 認され どのような場合に 147 条の 2 によって 行為計算が否認されるのかが不明確といえよ 青色申告書を提出する PE を有しない外国法 30 う

適用時期 法人の平成 26 年 4 月 1 日以後に開始する事業年度分の法人税について適用されます 改正措法附則案 使途秘匿金の支出がある場合の課税の特例使途秘匿金の支出がある場合の課税の特例 ( 法人が支出した使途秘匿金の額に 40% の割合を乗じて計算した金額をその納付すべき法人

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