第15回出生動向基本調査

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1 ISSN Survey SeriesNo.35 March 31, 2017 Marriage and Childbirth in Japan Today: The Fifteenth Japanese National Fertility Survey, 2015 (Results of Singles and Married Couples Survey) National Institute of Population and Social Security Research Tokyo, Japan

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3 序 文 本報告書は 2015( 平成 27) 年に実施された第 15 回出生動向基本調査 ( 結婚と出産に関する全国調査 ) の結果概要をとりまとめたものである 同調査は 戦前の1940( 昭和 15) 年に 日本の夫婦出生力の実態を明らかにするため 出産力調査 の名称によって第 1 回の調査が実施された 戦後は1952( 昭和 27) 年に第 2 回調査が行われて以降 5 年毎に実施されてきたが 1982 ( 昭和 57) 年第 8 回調査からは独身者調査を加え 第 10 回調査からは名称を出生動向基本調査と改めて現在に至っている 出生動向基本調査は これまで戦後の夫婦の出生子ども数の減少 ( 少産化 ) 70 年代半ば以降の出生率低下 ( 少子化 ) などわが国夫婦の結婚や子どもの生み方の歴史的変化に寄り添いながら その実態と背景を明らかにするとともに 80 年代以降の独身層の結婚 家族に対する意識 生活状況などの著しい変化を子細に捉えてきた そこから得られた知見は 子育てや家族に関わるさまざまな施策を立案する際の基礎資料となっており 依然として少子化が進展する現在において その社会的責務はますます増大しているものと考えている また 本調査による結婚 出生過程に関する計量データは 本研究所が実施している将来人口推計においても欠くことのできない要素となっている さらに こうした個々の社会的要請に加えて すでに70 年に及ぶ歴史を有する出生動向基本調査は わが国の結婚 出生を通した日本人の生き方の変遷を連綿と記録して行く使命をも担っていると考えている 今回の調査の実施にあたっては厚生労働省政策統括官 ( 統計 情報政策担当 ) 都道府県 政令指定都市 中核市 保健所設置市 保健所ならびに全国の調査対象となられた方々に多大な御協力を得た とりわけ調査対象の方々の誠意ある回答がなければ 本調査は成り立たなかったであろう これらすべての方々に深く感謝の意を表す次第である こうした過程を経て紡ぎ出された本調査結果が 少子化対策に取り組まれている政策担当者や専門家の方々 あるいはわが国の結婚や出生力の動向に関心をもたれる多くの方々の参考資料として 広く活用されることを願うものである なお 本調査は本研究所のプロジェクト調査研究として 石井太 ( 人口動向研究部長 ) を中心として 岩澤美帆 ( 人口動向研究部第 1 室長 ) 釜野さおり( 人口動向研究部第 2 室長 ) 守泉理恵 ( 人口動向研究部第 3 室長 ) 別府志海( 情報調査分析部第 2 室長 ) 是川夕 ( 人口動向研究部主任研究官 ) 余田翔平( 人口動向研究部研究員 ) 中村真理子( 人口動向研究部研究員 ) 新谷由里子 ( 東洋大学経済学部講師 前情報調査分析部研究員 ) の9 名が担当し 金子隆一 ( 副所長 ) の指導のもとに行われた 平成 29 年 3 月 国立社会保障 人口問題研究所長 森田 朗

4 目 次 序章調査実施の概要と結果の要約 1 (1) 調査の目的と沿革 1 (2) 調査実施の概要 1 (3) 本書の構成 7 (4) 結果の要約 7 第 Ⅰ 部独身者調査の結果概要 11 第 1 章結婚という選択 13 (1) 結婚の意思 13 (2) 結婚の利点 独身の利点 15 (3) 結婚へのハードルと独身でいる理由 17 (4) 結婚意思のない未婚者の意思の変化 19 第 2 章異性との交際 21 (1) 異性の交際相手 21 (2) 性経験 24 (3) 同棲 25 第 3 章希望の結婚像 27 (1) 希望する結婚年齢 27 (2) 希望するライフコース 28 (3) 結婚相手に求める条件 30 第 4 章未婚者の生活と意識 31 (1) 就業 親との同別居 31 (2) 未婚者のライフスタイル 32 第 Ⅱ 部夫婦調査の結果概要 35 第 1 章夫妻の結婚過程 37 (1) 出会い年齢 初婚年齢 交際期間 37 (2) 出会いのきっかけ 38

5 第 2 章夫婦の出生力 39 (1) 完結出生児数 ( 夫婦の最終的な平均出生子ども数 ) 39 (2) 出生過程の子ども数 ( 結婚持続期間別にみた出生子ども数 ) 42 第 3 章妊娠 出産をめぐる状況 45 (1) 避妊 45 (2) 不妊についての心配と治療経験 47 (3) 流死産の経験 48 第 4 章子育ての状況 49 (1) 妻の就業と出生 49 (2) 子育て支援制度 施設の利用 59 (3) 祖母の子育て支援 60 第 Ⅲ 部独身者 夫婦調査共通項目の結果概要 65 第 1 章子どもについての考え方 67 (1) 未婚者の希望子ども数と男女児組み合わせ 67 (2) 夫婦の理想子ども数 予定子ども数と男女児組み合わせ 69 (3) 子どもを持つ理由 73 (4) 夫婦が理想の子ども数を持たない理由 74 (5) 子どもに受けさせたい教育の程度 77 第 2 章生活経験と交際 結婚 出生 79 (1) 学卒時の従業上の地位 79 (2) 交際相手 結婚相手との出会いのきっかけ 80 (3) 子どもとのふれあい経験や周囲の結婚に対する評価 81 第 3 章結婚 家族に関する意識 85 (1) 結婚 家族に関する未婚者の意識 85 (2) 結婚 家族に関する妻の意識 87 (3) 結婚 家族に関する意識 : 未婚女性と有配偶女性 ( 夫婦の妻 ) の比較 90 用語の解説 91

6 付属資料 調査関係資料 主要結果表 149 (1) 単純集計結果表 161 (2) クロス集計主要結果表 207

7 序章調査実施の概要と結果の要約 1. 調査の目的と沿革 国立社会保障 人口問題研究所は2015( 平成 27) 年 6 月 第 15 回出生動向基本調査 ( 結婚と出産に関する全国調査 ) を実施した この調査は他の公的統計では把握することのできない結婚ならびに夫婦の出生力に関する実状と背景を定時的に調査 計量し 関連諸施策ならびに将来人口推計をはじめとする人口動向把握に必要な基礎資料を得ることを目的としている 本調査は 戦前の1940( 昭和 15) 年に第 1 回調査 ついで戦後の1952( 昭和 27) 年に第 2 回調査が行われて以降 5 年ごとに 出産力調査 の名称で実施されてきたが 第 10 回調査 (1992 年 ) 以降名称を 出生動向基本調査 に変更して今回に至っている 第 8 回調査 (1982 年 ) からは夫婦を対象とする夫婦調査に加えて 独身者を対象とする独身者調査を同時実施している 本報告は この第 15 回調査の独身者調査および夫婦調査の結果についてとりまとめたものである 2. 調査実施の概要 本調査の独身者調査は年齢 18 歳以上 50 歳未満の独身者を対象に 夫婦調査は妻の年齢が50 歳未満の夫婦を対象 ( 回答者は妻 ) とした全国標本調査であり 以下に述べる要領で実施された (1) 調査の時期平成 27 年 6 月 1 日現在の事実について調査された (2) 標本設計 ( 調査対象と標本抽出 ) 全国の18 歳以上 50 歳未満の独身者および50 歳未満の有配偶女性を母集団とし 国勢調査地区を抽出単位とする層化無作為二相集落抽出法により標本抽出を行った 具体的には 平成 27 年国民生活基礎調査 ( 厚生労働省実施 ) の調査地区 1,106 地区 ( 平成 22 年国勢調査区から層化無作為抽出 ) の中から層化無作為抽出法により900 地区を抽出し この地区内の全ての世帯に居住する18 歳以上 50 歳未満の全ての独身者を独身者調査の客体に 50 歳未満の有配偶女性を夫婦調査の客体とした 1) (3) 調査の方法調査方法は配票自計 密封回収方式によった 1) 本調査の調査対象地区に含まれる世帯の内 平成 27 年国民生活基礎調査の所得票調査対象単位区に含まれる世帯は本調査の対象外としている 序章調査実施の概要と結果の要約 1

8 (4) 調査の手順調査対象の調査地区が設定されたのち 厚生労働省大臣官房統計情報部 政令指定都市 各保健所の協力を得て調査員の選任 指導 説明などの調査準備を行った 調査実施日に先だって調査員は受け持ち調査地区の全世帯を訪問し世帯名簿を作成し調査客体の確認を行い 調査対象者に 調査票 調査のお願い 調査票回収用封筒 を配布して調査票記入を依頼した ( 巻末付属資料参照 ) 調査員は調査日に調査対象者を再訪問し 回収用封筒に密封された調査票を回収した 回収票は直ちに国立社会保障 人口問題研究所に送付され そこで全ての調査票について整理 点検された後コンピュータによる集計 解析が行われた (5) 調査票の回収状況独身者調査については 調査票配布数 ( 調査客体数 )11,442 票に対して 回収数は9,674 票であり 回収率は84.5% であった ( 前回調査 80.6%) ただし 記入状況の悪い922 票を無効票として集計対象から除外し 有効票数は8,752 票 有効回収率は76.5% となった ( 同 74.3%) 夫婦調査については 調査票配布数 ( 調査客体数 )7,511 票に対して 回収数は6,867 票であり 回収率は91.4% であった ( 同 91.2%) 同じく 回収票のうち記入状況の悪い269 票は無効票として集計対象から除外し 有効票数は6,598 票 有効回収率は87.8% となった ( 同 86.7%) 一般における調査環境が困難を呈するなか この種の調査としては高い回収率をあげることができた 調査関係機関各位の御努力に感謝したい 調査において高い回収率を得ることは 標本の代表性を維持するために重要であり これまでも各種の努力を行っているところである ( 参考図表 1) 参考図表 1 調査票配布数 回収票数 有効票数および回収率 独身者調査 夫婦調査 調査票配布数 11,442 7,511 回収票数 9,674 ( 回収率 84.5%) 6,867 ( 回収率 91.4%) 有効票数 8,752 ( 有効回収率 76.5%) 6,598 ( 有効回収率 87.8%) (6) 本報告の集計対象本調査の独身者調査における独身者の概念には 18 歳以上 50 歳未満の未婚者 離別者 死別者が含まれる 一般に結婚や出産に対する意識や行動は 離死別経験者と未婚者では大きく異なっているため 分析にあたってはこれらを別に扱うことが妥当である そこで 本報告では 原則として未婚の男女についての分析に限定した また 第 9 回調査 (1987 年 ) までの調査では調査対象を35 歳未満の独身者に限定していたため 本報告においても時系列的な比較の都合上分析の対象として18 歳以上 35 歳未満の未婚男女を中心に行った ただし 必要に応じて35 歳以上の未婚者も分析に含める場合があり その際はその旨を明記している 一方 夫婦調査では 原則として夫妻が初婚どうしの夫婦 5,334 組について集計 分析が行われている 再婚を含む組み合わせの夫婦を除いて集計したのは 再婚者の結婚 出生行動が初婚 2 序章調査実施の概要と結果の要約

9 者のそれと異なるため 別途分析を行うことが望ましいからである ただし 分析対象を分けることによって 標本には選択バイアスがかかることがある たとえば 対象を初婚どうし夫婦に限定することによって結婚持続期間が長いほど安定的な結婚が選択的に残存しているから 調査項目の結婚持続期間に沿った変化は 行動 意識変化ばかりではなく この結婚安定性に関する対象集団の構成変化も存在していることに注意する必要があるだろう なお 本報告書の対象となる未婚者と初婚どうし夫婦の客体の基本属性別構成を参考図表 2 3に示した 参考図表 2 性 年齢階級別未婚者数 ( 独身者調査 ) 年 齢 第 15 回調査未婚者数 ( 参考 ) 第 14 回調査未婚者数男性女性男性女性 総 数 3,942 ( %) 3,424 ( %) 5,040 ( %) 4,276 ( %) 18~34 歳小計 2,705 ( 68.6 ) 2,570 ( 75.1 ) 3,667 ( 72.8 ) 3,406 ( 79.7 ) 18~19 歳 419 ( 10.6 ) 381 ( 11.1 ) 435 ( 8.6 ) 530 ( 12.4 ) 20~24 歳 923 ( 23.4 ) 1,023 ( 29.9 ) 1,359 ( 27.0 ) 1,371 ( 32.1 ) 25~29 歳 788 ( 20.0 ) 754 ( 22.0 ) 1,076 ( 21.3 ) 895 ( 20.9 ) 30~34 歳 575 ( 14.6 ) 412 ( 12.0 ) 797 ( 15.8 ) 610 ( 14.3 ) 35~39 歳 458 ( 11.6 ) 323 ( 9.4 ) 613 ( 12.2 ) 427 ( 10.0 ) 40~44 歳 445 ( 11.3 ) 299 ( 8.7 ) 479 ( 9.5 ) 270 ( 6.3 ) 45~49 歳 334 ( 8.5 ) 232 ( 6.8 ) 281 ( 5.6 ) 173 ( 4.0 ) 参考図表 3 基本属性別初婚どうしの夫婦数 ( 夫婦調査 ) 妻の年齢 第 15 回調査夫婦数 ( 参考 ) 第 14 回調査夫婦数 総 数 5,334 ( %) 6,705 ( %) 20 歳未満 4 ( 0.1 ) 2 ( 0.0 ) 20~24 歳 75 ( 1.4 ) 132 ( 2.0 ) 25~29 歳 397 ( 7.4 ) 520 ( 7.8 ) 30~34 歳 820 ( 15.4 ) 1,122 ( 16.7 ) 35~39 歳 1,203 ( 22.6 ) 1,744 ( 26.0 ) 40~44 歳 1,547 ( 29.0 ) 1,602 ( 23.9 ) 45~49 歳 1,288 ( 24.1 ) 1,583 ( 23.6 ) 結婚持続期間 第 15 回調査夫婦数 ( 参考 ) 第 14 回調査夫婦数 総 数 5,334 ( %) 6,705 ( %) 5 年未満 894 ( 16.8 ) 1,136 ( 16.9 ) 5~9 年 1,064 ( 19.9 ) 1,340 ( 20.0 ) 10~14 年 1,141 ( 21.4 ) 1,517 ( 22.6 ) 15~19 年 1,241 ( 23.3 ) 1,392 ( 20.8 ) 20~24 年 716 ( 13.4 ) 991 ( 14.8 ) 25 年以上 152 ( 2.8 ) 267 ( 4.0 ) 不 詳 126 ( 2.4 ) 62 ( 0.9 ) 序章調査実施の概要と結果の要約 3

10 (7) 標本の代表性 第 15 回出生動向基本調査の標本の代表性について調べるため 本調査の客体と総務省統計局 平成 27(2015) 年国勢調査 との年齢構成の比較を行った 本調査の調査実施時期は平成 27 年 6 月 1 日であり 国勢調査と実施月に4カ月のずれはあるものの 比較検証対象としては望ましいものと考えられる 独身者調査の未婚者について 性別年齢構成の比較を行ったものが参考図表 4 5である これによれば 男女とも25 ~ 29 歳の階級では本調査の客体が国勢調査に比べてやや割合が高く 男性で1.1% ポイント 女性で2.2% ポイントの差となっているが 概ね両調査の年齢別分布は一致している 一方 夫婦調査について 年齢構成の比較を行ったものが参考図表 6 7である これによれば 本調査 ( 総数 ) は34 歳以下の年齢層では国勢調査に比べて構成割合がやや低く 最も差が大きい30 ~ 34 歳で2.0% ポイントの差となっている 35 歳以上の年齢層では本調査の方が国勢調査に比べて構成割合はやや高くなっており 最も差が大きい40 ~ 44 歳で3.2% ポイントの差となっているが やはり概ね両調査の年参考図表 4 第 15 回出生動向基本調査 ( 独齢別分布は一致していると見ることができよう 身者調査 ) 未婚者客体と国勢国勢調査結果自体も誤差を含んでいるため厳密な調査未婚者の性別年齢構成の検証は難しいものの これらの結果はこの種の標比較 (%) 本調査としては比較的良好な代表性が保たれてい第 15 回出第 15 回出国勢調査国勢調査生動向基生動向基未婚者未婚者年齢本調査未本調査未 ( 男性 ) ( 女性 ) ることを示していると考えられる したがって 婚者婚者 ( 男性 ) ( 女性 ) 本標本の分析は母集団の定量的属性に関して 有総数 ~34 歳小計 効な結果をもたらすと判断できる ただし 精密 18~19 歳 ~24 歳 な結果が求められる分析においては 年齢をはじ 25~29 歳 ~34 歳 めとする属性を統制することによって これが正 35~39 歳 ~44 歳 確に実現されるよう工夫する必要があろう 45~49 歳 参考図表 5 第 15 回出生動向基本調査 ( 独身者調査 ) 未婚者客体と国勢調査未婚者の性別年齢構成の比較 (%) 第 15 回出生動向基本調査未婚者 ( 男性 ) 割合 ( % ) 第 15 回出生動向基本調査未婚者 ( 女性 ) 国勢調査未婚者 ( 男性 ) 国勢調査未婚者 ( 女性 ) ~19 歳 20~24 歳 25~29 歳 30~34 歳 35~39 歳 40~44 歳 45~49 歳年齢階級 4 序章調査実施の概要と結果の要約

11 参考図表 6 第 15 回出生動向基本調査 ( 夫婦調査 ) 客体と国勢調査有配偶女性の年齢構成の比較 (%) 年齢 第 15 回出生動向基本調査 ( 総数 ) 第 15 回出生動向基本調査 ( 初婚どうし ) 国勢調査 ( 総人口 ) 総数 歳未満 ~24 歳 ~29 歳 ~34 歳 ~39 歳 ~44 歳 ~49 歳 参考図表 7 第 15 回出生動向基本調査 ( 夫婦調査 ) 客体と国勢調査有配偶女性の年齢構成の比較 第 15 回出生動向基本調査 ( 総数 ) 第 15 回出生動向基本調査 ( 初婚どうし ) 25 国勢調査 ( 総人口 ) 割合 ( % ) 歳未満 20~24 歳 25~29 歳 30~34 歳 35~39 歳 40~44 歳 45~49 歳 年齢階級 (8) 精度評価 ( 標本誤差評価 ) 本調査は標本調査であるため 推計値の持つ誤差の一つとして標本抽出に起因する標本誤差がある 出生動向基本調査の標本抽出は 国民生活基礎調査の中間年調査と同じ構造を有していると考えられることから ここでは国民生活基礎調査の中間年調査と同じ方法により標本誤差等を推定し 精度評価を行うこととした 2) 標本誤差の大きさは調査項目の種類によって異なるが ここでは 代表的な項目として 独身者調査については未婚者の生涯の結婚意思と未婚者の希望子ども数 夫婦調査については 平均理想子ども数 平均予定子ども数 完結出生児数についての結果を示した 標本誤差の評価方法は以下の通りである 2) 詳細については 石井太 岩澤美帆 (2014) 地域分析の観点から見た出生動向基本調査の精度評価, 国立社会保障 人口問題研究所 Working Paper Series (J), No.12. を参照されたい 序章調査実施の概要と結果の要約 5

12 [ 記号 ] : 都道府県 : 調査地区 : 国勢調査地区数 (=937,460) : 出生動向基本調査調査対象地区数 (=900) : 県調査地区の対象となる変数の総計 : 県調査地区の対象となる夫婦数あるいは未婚者数総計 : 対象となる変数の推定量 このとき の分散は以下により推定される ただし また 比推定量に関する有限母集団中心極限定理が成立することを仮定し を 95% 信頼区間とした 3) 精度評価の結果を示したものが参考図表 8 である 参考図表 8 第 15 回出生動向基本調査の精度評価結果 項目 推計値 標準誤差 標準誤差率 95% 信頼区間 未婚者の生涯の結婚意思 ( 男性 ) % 未婚者の生涯の結婚意思 ( 女性 ) % 独身者調査未婚者の希望子ども数 ( 男性 ) % 未婚者の希望子ども数 ( 女性 ) % 平均理想子ども数 % 夫婦調査 平均予定子ども数 % 完結出生児数 % ) 未婚者の生涯の結婚意思 については 正規近似による信頼区間が適切なものとならないことから Korn and Graubard (1998) の方法に基づいて信頼区間を構成した 具体的な方法論については同様に石井 岩澤 (2014) を参照されたい 6 序章調査実施の概要と結果の要約

13 3. 本書の構成 本書では 調査の分析結果を 第 Ⅰ 部独身者調査の結果 第 Ⅱ 部夫婦調査の結果 第 Ⅲ 部独身者 夫婦調査共通項目の結果の3つの部に分け さらに それぞれの部において複数項目を取り上げ それぞれ個別の章として報告している 序で調査の概要についてふれた後 第 Ⅰ 部では 第 1 章で結婚という選択 第 2 章で異性との交際 第 3 章で希望の結婚像 第 4 章で未婚者の生活と意識 第 Ⅱ 部では 第 1 章で夫妻の結婚過程 第 2 章で夫婦の出生力 第 3 章で 妊娠 出産をめぐる状況 第 4 章で子育ての状況 第 Ⅲ 部では 第 1 章で子どもについての考え方 第 2 章で生活経験と交際 結婚 出生 第 3 章で結婚 家族に関する意識についてそれぞれ報告している また 巻末に調査関係資料 ならびに単純集計表と本文中の分析に関連したクロス集計表を掲載した なお 本書に示された結果には 統計法第 32 条に基づき調査票情報を二次利用したものが含まれている 4. 結果の要約 第 Ⅰ 部独身者調査の結果 第 1 章結婚という選択 いずれは結婚しようと考える未婚者の割合は男性 85.7%( 前回 86.3%) 女性 89.3%( 同 89.4%) で 依然として高い水準にある 結婚の利点として 経済的余裕が持てる ことを挙げる未婚女性が増える傾向にある ( 前回 %) 独身生活の利点としては 行動や生き方の自由 が安定的に多数を占めている ( 男性 69.7% 女性 75.5%) 結婚への障壁としては 結婚資金 が最多となっている ( 男性 43.3% 女性 41.9%) 第 2 章異性との交際 異性の交際相手をもたない未婚者は引き続き増加し 男性 69.8%( 前回 61.4%) 女性 59.1%( 同 49.5%) となった 性経験のない未婚者の割合が2000 年代後半より増加傾向にある ( 男性前回 % 女性同 %) 30 代前半の同棲経験割合は男性 10.4% 女性 11.9% 第 3 章希望の結婚像 未婚者の平均希望結婚年齢はほぼ頭打ちで 男性 30.4 歳 ( 前回 30.4 歳 ) 女性 28.6 歳 ( 同 28.4 歳 ) 男性で同い年志向の増大が続く( 前回 %) 序章調査実施の概要と結果の要約 7

14 未婚女性の予定ライフコースは専業主婦コースの減少が続き ( 前回 %) 代わって両立コースと非婚就業コースが増加した ( 両立前回 % 非婚就業前回 %) 結婚相手の条件で考慮 重視するのは 人柄 が最も多く ( 男性 95.1% 女性 98.0%) 次いで 家事 育児の能力 ( 男性 92.8% 女性 96.0%) 第 4 章未婚者の生活と意識 親と同居する未婚者の割合は安定して推移 ( 男性 72.2% 女性 78.2%) 未婚者男女とも 一人の生活を続けても寂しくない の割合が増加 ( 男性 % 女性 %) 結婚意思がないと7 割超 ( 男性 75.0% 女性 71.7%) 第 Ⅱ 部夫婦調査の結果 第 1 章夫妻の結婚過程 夫妻の平均出会い年齢は 夫 26.3 歳 妻 24.8 歳で ともに上昇 ( 前回夫 25.6 歳 妻 24.3 歳 ) 平均交際期間も4.3 年と伸長が続き 晩婚化が進行 戦前 7 割を占めた見合い結婚は戦後を通じて減少傾向にあり 1990 年代半ば以降は一桁台で推移 ( 最新 2010 ~ 2014 年 5.3%) 第 2 章夫婦の出生力 夫婦の完結出生児数 ( 最終的な出生子ども数の平均値 ) は 前回調査に続き2 人を下回った ( 前回 人 ) 半数を超える夫婦が2 人の子どもを生んでいる一方で (54.0%) 子ども1 人の夫婦が増加している ( 前回 %) 出生過程途上の夫婦でも 結婚後 5 年以上経過した夫婦では出生子ども数に低下傾向が見られる 第 3 章妊娠 出産をめぐる状況 夫婦の39.8% が避妊を実施しており これは第 7 回 (1977 年 ) 調査以降で最も低い実施率となる 不妊を心配したことがある夫婦は増加 ( 前回 %) 子どものいない夫婦では55.2% で半数を超えている ( 前回 52.2%) 不妊の検査や治療を受けたことがある夫婦は全体で18.2%( 同 16.4%) 子どものいない夫婦では28.2%( 同 28.6%) である 流死産を経験したことのある夫婦の割合は全体で15.3% 第 4 章子育ての状況 子どもの追加予定がある夫婦でも52.7% の妻が就業 追加予定がない夫婦では 末子が0 ~ 2 歳のとき47.3% 3 ~ 5 歳になると61.2% の妻が就業している 8 序章調査実施の概要と結果の要約

15 第 1 子出産前後の妻の就業継続率はこれまで4 割前後で推移してきたが 2010 ~ 14 年では53.1% へ上昇 第 1 子について 何らかの子育て支援制度 施設を利用した夫婦の割合は80.2% 出産後も妻が継続して正規雇用の場合には98.1% 第 1 子について 約半数の夫婦が夫方 妻方いずれかの母親 ( 子の祖母 ) から子育ての手助けを受けている (2010 年以降の出生で52.9%) 第 Ⅲ 部独身者 夫婦調査共通項目の結果 第 1 章子どもについての考え方 未婚者の平均希望子ども数は 男女ともに低下し 男性では初めて2 人を切った ( 男性前回 人, 女性同 人 ) 夫婦の平均理想子ども数 平均予定子ども数はいずれも低下し 過去最低となった ( 理想子ども数前回 人, 予定子ども数同 人 ) 夫婦の予定子ども数が理想子ども数を下回る理由として最も多いのは 依然として 子育てや教育にお金がかかりすぎる (56.3%) 次いで 高年齢で生むのはいやだから (39.8%) 夫婦が女の子に受けさせたい教育の程度は 第 10 回調査 (1992 年 ) では 短大 高専 が最多だったが (38.5%) 今回は 大学以上 が増え( %) 短大 高専 (10.6%) を大幅に上回った 第 2 章生活経験と交際 結婚 出生 出会いのきっかけは 未婚者 夫婦ともに 職場 友人やきょうだいを通じて 学校 が7 割を占める ( 未婚男性 66.9% 未婚女性 66.2% 夫婦 70.6%) 子どもとの ふれあい経験 が多かった未婚者の希望子ども数は多い傾向にあり とくに女性で差が大きい ( 経験多 平均希望子ども数 2.14 人 経験少 同 1.89 人 ) 結婚後 10 年未満の夫婦の平均理想 予定子ども数についても ふれあい経験 の多い妻で高い傾向が見られた ( 経験多 理想 2.45 人 予定 2.32 人 経験少 理想 2.36 人 予定 2.21 人 ) 第 3 章結婚 家族に関する意識 妻では 婚前交渉はかまわない (87.5%) 女らしさ男らしさは必要 (85.3%) 結婚しても自分の目標を (85.0%) 最初の子どもを産むなら20 代で (81.9%) に対して支持が高い 結婚 家族に関して伝統的な考え方の妻 ( 結婚持続期間 0 ~ 4 年の夫婦 ) は 平均理想 予定子ども数が高い傾向にある 結婚することや子どもを持つことについては 妻よりも未婚女性の方が伝統的な考えを支 序章調査実施の概要と結果の要約 9

16 持する傾向がある 一方 結婚後のあり方や出産に適した年齢については 妻の方が伝統的な考えを支持している 10 序章調査実施の概要と結果の要約

17 第 Ⅰ 部独身者調査の結果概要

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19 第 1 章 結婚という選択 釜野さおり 別府志海 1. 結婚の意思 結婚する意思をもつ未婚者は9 割弱で推移いずれは結婚しようと考える未婚者の割合は いぜんとして高い水準にあり 18 ~ 34 歳の男性では85.7% 同女性では89.3% である 一方 一生結婚するつもりはない と答える未婚者の微増傾向は続いており 男性では12.0% 女性では8.0% となった 図表 Ⅰ-1-1 調査別にみた 未婚者の生涯の結婚意思 第 15 回 (2015 年 ) (2,705) (2,570) 注 : 対象は 18 ~ 34 歳の未婚者 設問 自分の一生を通じて考えた場合 あなたの結婚に対するお考えは 次のうちのどちらですか (1. いずれ結婚するつもり 2. 一生結婚するつもりはない ) ある程度の年齢までに結婚しようと考える未婚者は過半数結婚する意思のある未婚者のうち ある程度の年齢までには結婚するつもり と考える割合は1990 年代を通して減少し 理想の結婚相手が見つかるまでは結婚しなくてもかまわない と考える割合を一旦下回ったが 第 13 回調査 (2005 年 ) では増加傾向に転じ 今回調査では男女ともに半数を超えて推移している 第 Ⅰ 部第 1 章結婚という選択 13

20 図表 Ⅰ-1-2 調査別にみた 結婚意思をもつ未婚者の結婚に対する考え方 注 : 対象は いずれ結婚するつもり と回答した18 ~ 34 歳の未婚者 客体数は 第 9 回男性 (3,027) 女性(2,420) 第 10 回男性 (3,795) 女性 (3,291) 第 11 回男性 (3,420) 女性 (3,218) 第 12 回男性 (3,389) 女性 (3,085) 第 13 回男性 (2,732) 女性 (2,759) 第 14 回男性 (3,164) 女性(3,044) 第 15 回男性 (2,319) 女性(2,296) 設問 同じく自分の一生を通じて考えた場合 あなたの結婚に対するお考えは 次のうちどちらですか (1. ある程度の年齢までには結婚するつもり 2. 理想的な相手が見つかるまでは結婚しなくてもかまわない ) 一年以内に結婚する意思のある未婚者 男性では全年齢層 女性では20 代後半で微増一年以内に結婚する意思のある未婚者の割合 は 全調査期間を通じて 女性の方が男性よりも高い 前回調査と比べると 男性ではすべての年齢層で微増し 18 ~ 34 歳では45.5% となった 女性では年齢層によって傾向が異なり 20 代後半のみで微増した 一年以内に結婚する意思のある未婚者の割合とは 一年以内に結婚したい と 理想的な相手が見つかれば ( 一年以内に ) 結婚してもよい と回答した未婚者を合わせた割合である 図表 Ⅰ-1-3 調査 年齢別にみた 未婚者の一年以内の結婚意思 一年以内の結婚意思 男 性 女 性 年 齢 第 9 回調査第 10 回第 11 回第 12 回第 13 回第 14 回第 15 回第 9 回調査第 10 回第 11 回第 12 回第 13 回第 14 回第 15 回 (1987 年 ) (1992 年 )(1997 年 )(2002 年 )(2005 年 )(2010 年 )(2015 年 ) (1987 年 ) (1992 年 )(1997 年 )(2002 年 )(2005 年 )(2010 年 )(2015 年 ) 一年以内の結婚意思あり 18 ~ 34 歳 40.8 % % ~ 24 歳 ~ 29 歳 ~ 34 歳 まだ結婚するつもりはない 18 ~ 34 歳 57.3 % % ~ 24 歳 ~ 29 歳 ~ 34 歳 総数 ( 客体数 ) (3,027) (3,795) (3,420) (3,389) (2,732) (3,164) (2,319) (2,420) (3,291) (3,218) (3,085) (2,759) (3,044) (2,296) 注 : 対象は いずれ結婚するつもり と回答した 18 ~ 34 歳の未婚者 設問 それでは今から一年以内の結婚に関してはどのようにお考えですか (1. 一年以内に結婚したい 2. 理想的な相手が見つかれば結婚してもよい 3. まだ結婚するつもりはない ) 図表では不詳割合を省略 ただし 総数には含む 14 第 Ⅰ 部第 1 章結婚という選択

21 就業状況によって異なる男性の一年以内の結婚意思一年以内に結婚する意思のある未婚者の割合を就業状況別にみると 男性では大きな差がみられ 自営 家族従業等 正規の職員で高く パート アルバイト 無職 家事などで低い傾向がある 女性では学生を除くと そのような差はみられない 図表 Ⅰ-1-4 調査 就業の状況別にみた 一年以内に結婚する意思のある未婚者割合の推移 男性 女性 注 : 対象者は いずれ結婚するつもり と回答した 18 ~ 34 歳の未婚者 一年以内に結婚したい または 理想的な相手が見つかれば ( 一年以内に ) 結婚してもよい と回答した未婚者の割合 派遣 嘱託 の区分は第 12 回調査で選択肢に追加 ( 第 13 回調査では さらに同区分に 契約社員 も追加 ) 2. 結婚の利点 独身の利点 結婚に利点あり は男性で6 割台 女性は7~8 割程度で推移結婚することに利点があると感じている未婚男性は おおむね6 割台で推移している 女性では2000 年代からみられる微増傾向が継続し 今回は77.8% となった 結婚の利点に対する考え 第 9 回調査 (1987 年 ) 今のあなたにとって結婚することは 図表 Ⅰ-1-5 調査別にみた 未婚者の結婚の利点に対する考え 第 10 回 (1992 年 ) 第 11 回 (1997 年 ) 男性 女性 第 12 回 (2002 年 ) 第 13 回 (2005 年 ) 第 14 回 (2010 年 ) 第 15 回 (2015 年 ) 第 9 回調査 (1987 年 ) 第 10 回 (1992 年 ) 第 11 回 (1997 年 ) 第 12 回 (2002 年 ) 第 13 回 (2005 年 ) 第 14 回 (2010 年 ) 第 15 回 (2015 年 ) 利点があると思う利点はないと思う不詳総数 ( 客体数 ) 69.1 % % (3,299) (4,215) (3,982) (3,897) (3,139) (3,667) (2,705) (2,605) (3,647) (3,612) (3,494) (3,064) (3,406) (2,570) 注 : 対象は 18 ~ 34 歳の未婚者 設問 今のあなたにとって 結婚することは何か利点があると思いますか (1. 利点があると思う 2. 利点はないと思う ) 結婚の利点 自分の子どもや家族をもてる が増加傾向 女性では 経済的に余裕がもてる も増加結婚することの具体的な利点のとらえ方をみると 男女とも 自分の子どもや家族をもてる 第 Ⅰ 部第 1 章結婚という選択 15

22 を挙げる人の増加傾向は 第 9 回調査 (1987 年 ) からほぼ一貫して続いている 2000 年代以降 精神的安らぎの場が得られる と 愛情を感じている人と暮らせる は減少傾向 親や周囲の期待に応えられる は増加傾向にある また 女性では 経済的に余裕がもてる が増加傾向にあり 今回初めて2 割を超えた 図表 Ⅰ-1-6 調査別にみた 各 結婚の利点 を選択した未婚者の割合 注 : 対象は 18 ~ 34 歳の未婚者 何 % の人が各項目を主要な結婚の利点 (2 つまで選択 ) として考えているかを示す グラフ上の数値は第 15 回調査のもの 独身に利点あり は男女とも 8 割台で推移 独身生活に利点があると考えている未婚者は男女とも高い割合を維持しており 男性では 83.5% 女性では 88.7% である 図表 Ⅰ-1-7 調査別にみた 未婚者の独身生活の利点に対する考え 独身生活の利点に対する考え 第 9 回調査 (1987 年 ) 今のあなたにとって独身生活は 第 10 回 (1992 年 ) 第 11 回 (1997 年 ) 男性 女性 第 12 回 (2002 年 ) 第 13 回 (2005 年 ) 第 14 回 (2010 年 ) 第 15 回 (2015 年 ) 第 9 回調査 (1987 年 ) 第 10 回 (1992 年 ) 第 11 回 (1997 年 ) 第 12 回 (2002 年 ) 第 13 回 (2005 年 ) 第 14 回 (2010 年 ) 第 15 回 (2015 年 ) 利点があると思う利点はないと思う不詳総数 ( 客体数 ) 83.0 % % (3,299) (4,215) (3,982) (3,897) (3,139) (3,667) (2,705) (2,605) (3,647) (3,612) (3,494) (3,064) (3,406) (2,570) 注 : 対象は 18 ~ 34 歳の未婚者 設問 それでは逆に今のあなたにとって 独身生活には結婚生活にはない利点があると思いますか (1. 利点があると思う 2. 利点はないと思う )( 結婚の利点についての質問に次いで たずねた問い ) 独身生活の最大の利点は 行動や生き方が自由 であること 独身生活の利点は 男女ともに 行動や生き方が自由 を挙げる人が圧倒的に多く 男性では 69.7% 女性では 75.5% であった それ以外では 金銭的に裕福 家族扶養の責任がなく気 16 第 Ⅰ 部第 1 章結婚という選択

23 楽 広い友人関係を保ちやすい が比較的多い これらの傾向は第 9 回調査 (1987 年 ) 以降ほとんど変わっておらず 結婚すると行動や生き方 金銭 友人関係などが束縛されるという未婚者の感じ方は根強い ただし女性では 友人関係が束縛されるという意識は弱まってきている 図表 Ⅰ-1-8 調査別にみた 各 独身生活の利点 を選択した未婚者の割合 男性 女性 注 : 対象は 18 ~ 34 歳の未婚者 何 % の人が各項目を主要な独身生活の利点 (2 つまで選択 ) として考えているかを示す グラフ上の数値は第 15 回調査のもの 3. 結婚へのハードルと独身でいる理由 結婚の障害あり は男女とも約 7 割 18 歳以上 35 歳未満の いずれ結婚するつもり と回答した未婚者に 現在交際している人と ( あるいは理想的な相手が見つかった場合 ) 一年以内に結婚するとしたら何か障害になることがある かどうかをたずねたところ 男性 68.3% 女性 70.3% の者から結婚することについて何らかの障害があると回答があった 前回調査 (2010 年 ) と比べると 男性は0.2ポイント増加したが 女性は1.2ポイント減少した 図表 Ⅰ-1-9 調査別にみた 未婚者の結婚の障害の有無 男 性 女 性 一年以内に結婚するとしたら 第 9 回 第 10 回 第 11 回 第 12 回 第 14 回 第 15 回 第 9 回 第 10 回 第 11 回 第 12 回 第 14 回 第 15 回 (1987 年 ) (1992 年 ) (1997 年 ) (2002 年 ) (2010 年 ) (2015 年 ) (1987 年 ) (1992 年 ) (1997 年 ) (2002 年 ) (2010 年 ) (2015 年 ) 障害になることがあると思う 67.1% % 障害になることはないと思う 不詳 総数 (18~34 歳 ) 100.0% % ( 客体数 ) (3,027) (3,795) (3,420) (3,389) (3,164) (2,319) (2,420) (3,291) (3,218) (3,085) (3,044) (2,296) 注 : いずれ結婚するつもり と回答した18 ~ 34 歳未婚者 第 Ⅰ 部第 1 章結婚という選択 17

24 結婚の障害は 結婚資金 が最多結婚意思のある未婚者に 一年以内に結婚するとしたら何か障害となることがあるかをたずねたところ 男女とも 結婚資金 を挙げた人が最も多く ( 男性 43.3% 女性 41.9%) 前回とほぼ同水準であった また 職業や仕事上の問題 を障害に挙げる人が増えている一方で 親の承諾 親との同居や扶養 を結婚の障害と考える人が減っている こうした傾向は特に女性で顕著である 図表 Ⅰ-1-10 調査別にみた 結婚の障害の内容 注 :18 ~ 34 歳未婚者のうち何 % の人が各項目を結婚の主要な障害 ( 二つまで選択 ) と考えているかを示す グラフ上の数値は第 15 回調査の結果 独身でいる理由は 結婚をする積極的理由の欠如や 25 歳を過ぎると適当な相手がいないこと結婚意思のある未婚者に独身でいる理由をたずねたところ 若い年齢層 (18 ~ 24 歳 ) では ( 結婚するには ) まだ若すぎる まだ必要性を感じない 仕事 ( 学業 ) にうちこみたい など 結婚するための積極的な動機がないこと ( 結婚しない理由 ) が多く挙げられている 今回は特に女性で 仕事 ( 学業 ) にうちこみたい が増加し 18 ~ 24 歳ではもっとも多い理由となった 一方 25 ~ 34 歳の年齢層では 適当な相手にまだめぐり会わない などの結婚の条件が整わないこと ( 結婚できない理由 ) へ重心が移る しかし この年齢層でも 自由さや気楽さを失いたくない まだ必要性を感じない と考える未婚者は多い 18 第 Ⅰ 部第 1 章結婚という選択

25 図表 Ⅰ-1-11 調査 年齢別にみた 各 独身にとどまっている理由 の選択割合 注 : 対象は 18 ~ 34 歳の未婚者 何 % の人が各項目を独身にとどまっている理由 (3 つまで選択 ) として挙げているかを示す グラフ上の数値は第 15 回調査のもの 設問 あなたが現在独身でいる理由は 次の中から選ぶとすればどれですか ご自分に最もあてはまると思われる理由を最高 3 つまで選んで 右の回答欄に番号を記入してください ( すでに結婚が決まっている方は 最大の理由 の欄に 12 を記入してください ) 4. 結婚意思のない未婚者の意思の変化 結婚意思のない男性の約 4 割 女性の半数が 過去には いずれ結婚するつもり と考えた経験あり 一生結婚するつもりはない と回答した未婚者(1.(1) 参照 ) に これまでにいずれ結婚するつもりと思ったことがあるか をたずねたところ ある と回答した割合は 18 ~ 34 歳で男性 41.4% 女性 50.7% であった 第 Ⅰ 部第 1 章結婚という選択 19

26 年 図表 Ⅰ-1-12 これまでに いずれ結婚するつもりがある と思った経験の有無 : 第 15 回調査 (2015 年 )( 結婚意思のない未婚者 ) 齢 ( 結婚意思のない未婚者の割合 ) 男 性 ( 結婚意思 女 性 のない未婚 総数 ( 客体数 ) ある ない 不詳 者の割合 ) 総数 ( 客体数 ) ある ない 不詳 18~24 歳 9.2 % % (123) 39.8 % % % (85) 48.2 % ~34 歳 (201) (120) 総数 (18~34 歳 ) (324) (205) 注 : 対象は 生涯の結婚意思を問う設問に 一生結婚するつもりはない と回答した未婚者 各年齢層の未婚者のうち 一生結婚するつもりはない と回答した者の割合は 図表の 結婚意思のない者の割合 に示す ある ない 不詳 の割合は これらの未婚者に対する下記設問に対する回答分布である 設問 現在のお気持ちは別として これまでに いずれ結婚するつもり と思ったことはありますか (1. ある 2. ない ) 今後 いずれ結婚するつもり に変わる可能性があるとする未婚者は 4~5 割 一生結婚するつもりはない と回答した未婚者に 今後結婚の意思が変わる可能性があるか をたずねたところ ある と回答した割合 は 男性では 44.1% 女性では 49.8% であった ある と回答した割合は あると思う と あるかもしれない と回答した未婚者を合わせたものである 図表 Ⅰ-1-13 今後 いずれ結婚するつもり に変わる可能性の有無 : 第 15 回調査 (2015 年 )( 結婚意思のない未婚者 ) 男性 女性 年齢総数客体数ある ないあると思うあるかもしれないたぶんないと思うないと思う 18~24 歳 % (123) ~34 歳 (201) 総数 (18~34 歳 ) (324) ~24 歳 % (85) ~34 歳 (120) 総数 (18~34 歳 ) (205) 注 : 対象は 生涯の結婚意思を問う設問に 一生結婚するつもりはない と回答した未婚者 各年齢層の未婚者のうち 一生結婚するつもりはない と回答した者の割合は 図表 Ⅰ-1-12 の 結婚意思のない者の割合 に示す ある ない 不詳 の割合は これらの未婚者に対する下記設問に対する回答分布である 設問 今後 (1) あなたのお考えが いずれ結婚するつもり に変わる可能性はありますか あてはまる番号に をつけてください (1. あると思う 2. あるかもしれない 3. たぶんないと思う 4. ないと思う ) 不詳 いずれ結婚するつもり に変わる可能性があるとした場合の理由は 相手の出現 収入増が主今後 いずれ結婚するつもり に変わる可能性があると回答した未婚者に 変わるとした場合の理由をたずねたところ 相手の出現 経済面の改善 本人や家族の事情の変化が多く選択された 図表 Ⅰ-1-14 今後 いずれ結婚するつもり に変わる可能性があるとした場合の理由 : 第 15 回調査 (2015 年 )( 結婚意思のない未婚者 ) ( 客体数 ) 結婚したいと思う相手が現れる 異性と出会う機会が増える 収入や貯蓄が増える 雇用 労働条件が改善する 自分や家族の個人的事情が変わる 子どもができる 家事 育児を男女で分けあう社会になる 家族を養う責任を男女ともに担う社会になる 子育て支援策が充実する 結婚に関する法律や制度が変わる その他 男性 (196) 74.5% 女性 (148) 68.2% 注 : 対象は 18~34 歳の未婚者 今後 いずれ結婚するつもり に変わる可能性があると回答した未婚者に占める各選択肢の選択割合を示す 20 第 Ⅰ 部第 1 章結婚という選択

27 第 2 章 異性との交際 余田翔平 1. 異性の交際相手 異性の交際相手をもたない未婚者が増加 男性で7 割 女性で6 割図表 Ⅰ-2-1は 異性の交際相手の有無を調査年次別に示したものである 交際している異性はいない と回答した未婚者の割合は男性 69.8%( 前回 61.4%) 女性 59.1%( 同 49.5%) といずれも前回から上昇した また 交際相手をもたず かつ交際を望んでいない未婚者は 男性では全体の30.2% 女性では25.9% を占めている 一方 結婚をしたいと思う交際相手をもつ割合は 男性 16.0%( 前回 18.4%) 女性 24.5%( 同 27.0%) である 交際相手をもたない未婚者の割合を年齢別に比較すると ( 図表 Ⅰ-2-2) 男女いずれの年齢層においても上昇していることがわかる ただし これはあくまで未婚者のみのサンプルにもとづいた集計であるため 高年齢になるほど結婚した人が集計対象から抜け落ちていくというセレクションに注意する必要がある そこで 図表 Ⅰ-2-3には 既婚者 ( 離死別者 有配偶者 ) も含めた交際状況の構成を調査年次別 年齢別に示した 離死別者 有配偶者 未婚者の構成割合は 国勢調査から推定される調査年次の配偶関係構成にもとづいている 男女ともに20 歳以降で有配偶者割合が低下し 未婚者割合が上昇している 一方 離死別者割合は 有配偶者割合 未婚者割合と比較すると変化が小さい こうした配偶関係構造の変化を考慮してもなお 交際相手のいない未婚者割合は上昇していることがわかる 第 Ⅰ 部第 2 章異性との交際 21

28 図表 Ⅰ-2-1 調査別にみた 未婚者の異性との交際の状況 男性 女性 異性との交際交際相手との結婚希望 / 交際の希望第 9 回調査第 10 回第 11 回第 12 回第 13 回第 14 回第 15 回第 9 回調査第 10 回第 11 回第 12 回第 13 回第 14 回第 15 回 (1987 年 ) (1992 年 ) (1997 年 ) (2002 年 ) (2005 年 ) (2010 年 ) (2015 年 ) (1987 年 ) (1992 年 ) (1997 年 ) (2002 年 ) (2005 年 ) (2010 年 ) (2015 年 ) 婚約者がいる 2.9 % % 恋人として交際している異性がいる 結婚したいと思っている とくに結婚は考えていない 友人として交際している異性がいる 結婚したいと思っている とくに結婚は考えていない 交際している異性はいない 交際を望んでいる とくに異性との交際を望んでいない 不 詳 ( 再掲 ) 結婚したい交際相手あり 総数 (18~34 歳 ) % % ( 客体数 ) (3,299) (4,215) (3,982) (3,897) (3,139) (3,667) (2,705) (2,605) (3,647) (3,612) (3,494) (3,064) (3,406) (2,570) 注 : 対象は 18 ~ 34 歳未婚者 結婚したい交際相手 には婚約者を含む 交際相手との結婚希望 および 交際の希望 における不詳割合は掲載を省略 ただし 構成にはこれらを含む 設問 あなたには現在 交際している異性がいますか 交際している異性がいる場合 ( 最も親しい ) 交際相手との結婚の希望 交際している異性がいない場合 異性との交際の希望 図表 Ⅰ-2-2 調査 年齢別にみた 交際相手をもたない未婚者の割合と交際の希望 注 : 図表 Ⅰ-2-1 に同じ 異性の交際相手 ( 婚約者 異性の恋人 異性の友人 ) をもたない未婚者の割合 交際の希望は第 回調査のみ 図中の数値は第 15 回調査のもの 設問 あなたには現在 交際している異性がいますか において交際している異性がいない場合 異性との交際の希望 (1. 交際を望んでいる 2. とくに異性との交際を望んでいない ) 22 第 Ⅰ 部第 2 章異性との交際

29 図表 Ⅰ-2-3 調査 年齢別にみた パートナーシップ構成 男 性 女 性 年齢調査 ( 調査年次 ) 総数 離死別 婚約者がいる て恋い人ると異し性てが交い際るし て友い人ると異し性てが交い際るし は交い際なしいている異性 18~19 歳第 9 回調査 (1987 年 ) 100.0% 0.0% 第 10 回調査 (1992 年 ) 第 11 回調査 (1997 年 ) 第 12 回調査 (2002 年 ) 第 13 回調査 (2005 年 ) 第 14 回調査 (2010 年 ) 第 15 回調査 (2015 年 ) ~24 歳第 9 回調査 (1987 年 ) 第 10 回調査 (1992 年 ) 第 11 回調査 (1997 年 ) 第 12 回調査 (2002 年 ) 第 13 回調査 (2005 年 ) 第 14 回調査 (2010 年 ) 第 15 回調査 (2015 年 ) ~29 歳第 9 回調査 (1987 年 ) 第 10 回調査 (1992 年 ) 第 11 回調査 (1997 年 ) 第 12 回調査 (2002 年 ) 第 13 回調査 (2005 年 ) 第 14 回調査 (2010 年 ) 第 15 回調査 (2015 年 ) ~34 歳第 9 回調査 (1987 年 ) 第 10 回調査 (1992 年 ) 第 11 回調査 (1997 年 ) 第 12 回調査 (2002 年 ) 第 13 回調査 (2005 年 ) 第 14 回調査 (2010 年 ) 第 15 回調査 (2015 年 ) ~39 歳第 9 回調査 (1987 年 ) 第 10 回調査 (1992 年 ) 第 11 回調査 (1997 年 ) 第 12 回調査 (2002 年 ) 第 13 回調査 (2005 年 ) 第 14 回調査 (2010 年 ) 第 15 回調査 (2015 年 ) ~19 歳第 9 回調査 (1987 年 ) 100.0% 0.0% 第 10 回調査 (1992 年 ) 第 11 回調査 (1997 年 ) 第 12 回調査 (2002 年 ) 第 13 回調査 (2005 年 ) 第 14 回調査 (2010 年 ) 第 15 回調査 (2015 年 ) ~24 歳第 9 回調査 (1987 年 ) 第 10 回調査 (1992 年 ) 第 11 回調査 (1997 年 ) 第 12 回調査 (2002 年 ) 第 13 回調査 (2005 年 ) 第 14 回調査 (2010 年 ) 第 15 回調査 (2015 年 ) ~29 歳第 9 回調査 (1987 年 ) 第 10 回調査 (1992 年 ) 第 11 回調査 (1997 年 ) 第 12 回調査 (2002 年 ) 第 13 回調査 (2005 年 ) 第 14 回調査 (2010 年 ) 第 15 回調査 (2015 年 ) ~34 歳第 9 回調査 (1987 年 ) 第 10 回調査 (1992 年 ) 第 11 回調査 (1997 年 ) 第 12 回調査 (2002 年 ) 第 13 回調査 (2005 年 ) 第 14 回調査 (2010 年 ) 第 15 回調査 (2015 年 ) ~39 歳第 9 回調査 (1987 年 ) 第 10 回調査 (1992 年 ) 第 11 回調査 (1997 年 ) 第 12 回調査 (2002 年 ) 第 13 回調査 (2005 年 ) 第 14 回調査 (2010 年 ) 第 15 回調査 (2015 年 ) 注 : 国勢調査から推定される本調査 ( 第 9 回 ~ 第 15 回 ) 各年次の配偶関係構成 ( 離死別 有配偶 未婚 ) と 本調査から得られる未婚者の交際状況から各年齢層でのパートナーシップの状況を推定したもの 有配偶 未婚 不詳 第 Ⅰ 部第 2 章異性との交際 23

30 2. 性経験 性経験のない未婚者割合は上昇に転じる異性との性交渉の経験がない未婚者割合を図 Ⅰ-2-4に示した 性経験がない未婚者割合は 男女ともに1990 年代前半までは減少傾向にあった しかし この傾向は男性では1990 年代後半 女性では2000 年代初頭から歯止めがかかり その後 性経験のない未婚者割合は上昇に転じている 今回調査では 30 代前半の男性を除き男女ともにすべての年齢層において 性経験がないと回答した未婚者の割合が前回よりも上昇した 図表 Ⅰ-2-4 調査 年齢別にみた 性経験の有無別未婚者の割合 男 性 女 性 性経験なし 性経験あり 年齢 第 9 回調査第 10 回 第 11 回 第 12 回 第 13 回 第 14 回 第 15 回第 9 回調査第 10 回 第 11 回 第 12 回 第 13 回 第 14 回 第 15 回 (1987 年 ) (1992 年 ) (1997 年 ) (2002 年 ) (2005 年 ) (2010 年 ) (2015 年 ) (1987 年 ) (1992 年 ) (1997 年 ) (2002 年 ) (2005 年 ) (2010 年 ) (2015 年 ) 18~19 歳 71.9 % % ~24 歳 ~29 歳 ~34 歳 総数 (18~34 歳 ) 43.1 % % 参考 (35~39 歳 ) ~19 歳 81.0 % % ~24 歳 ~29 歳 ~34 歳 総数 (18~34 歳 ) 65.3 % % 参考 (35~39 歳 ) 注 : 対象は 18 ~ 34 歳の未婚者 客体数 : 第 9 回 ( 男性 3,299 女性 2,605) 第 10 回 ( 男性 4,215 女性 3,647) 第 11 回 ( 男性 3,982 女性 3,612) 第 12 回 ( 男性 3,897 女性 3,494) 第 13 回 ( 男性 3,139 女性 3,064) 第 14 回 ( 男性 3,667 女性 3,406) 第 15 回 ( 男性 2,705 女性 2,570) 性経験不詳の割合は掲載を省略 設問 あなたはこれまでに異性と性交渉をもったことがありますか (1. ある 2. ない ) ただし 第 13 回調査の選択肢は (1. 過去 1 年以内にある 2. 過去 1 年以内にはないが 以前にはある 3. ない ) 性経験のある未婚男女の 9 割近くが避妊を実行 性経験のある 18 ~ 34 歳の未婚男女に 一番最近の経験における避妊実行の有無をたずねたと ころ 男性の89.1% 女性の87.4% が避妊をしたと回答した ( 図表 Ⅰ-2-5) 避妊の方法別にみると ( 図表 Ⅰ-2-6) コンドームの使用が男性で95.2% 女性で90.4% と圧倒的に多い ピル ( 経口避妊薬 ) の使用は男性で2.1% 女性では5.4% であり 前回調査 ( 第 13 回 (2005 年 )) と比較すると 男女ともにわずかに増加している 図表 Ⅰ-2-5 年齢別にみた 性経験のある未婚者の避妊の実行状況 : 第 15 回調査 (2015 年 ) 男性 女性 避 避 年 齢 ( 妊 ( 妊避避客し客し総妊不総妊不体な体な数し詳数し詳数か数か ) たっ ) たっ た た 18~19 歳 % (98) % (78) ~24 歳 (451) (504) ~29 歳 (513) (462) ~34 歳 (403) (249) 総数 (18~34 歳 ) % (1,465) % (1,293) ( 参考 ) 第 13 回調査 (2005 年 ) 18~34 歳総数 % (1,827) % (1,595) ( 参考 ) 第 11 回調査 (1997 年 ) 18~34 歳総数 % (2,395) % (1,823) 注 : 対象は異性との性交渉の経験がある18 ~ 34 歳の未婚者 24 第 Ⅰ 部第 2 章異性との交際

31 図表 Ⅰ-2-6 年齢別にみた 避妊の方法の割合 : 第 15 回調査 (2015 年 ),, 男性,, 女性 注 : 対象は異性との性交渉の経験があり かつ一番最近の経験で避妊をした18 ~ 34 歳未婚者 3. 同棲 未婚者の同棲経験割合は30 代前半で1 割強同棲経験のある未婚者の割合を図表 Ⅰ-2-7に示した 未婚者の同棲経験割合は第 13 回調査 (2005 年 ) まで上昇傾向にあった その後 第 14 回調査 (2010 年 ) で一度減少に転じたものの 今回は一部の年齢層で再び上昇している 30 代前半の経験割合は男性 10.4%( 前回 8.9%) 女性 11.9%( 同 9.3%) と1 割強であった 図表 Ⅰ-2-7 調査 年齢別にみた 同棲経験のある未婚者の割合 男 性 女 性 性 年齢 第 9 回調査 (1987 年 ) 第 10 回 (1992 年 ) 第 11 回 (1997 年 ) 第 12 回 (2002 年 ) 第 13 回 (2005 年 ) 第 14 回 (2010 年 ) 第 15 回 (2015 年 ) 18~19 歳 1.2% (0.5) 0.9 (0.2) 0.6 (0.5) 1.8 (0.8) 0.9 (0.5) 0.5 (0.2) 1.0 (0.5) 20~24 歳 3.5 (1.0) 4.2 (1.3) 4.5 (2.1) 6.0 (2.8) 5.7 (2.5) 2.5 (0.9) 2.8 (1.3) 25~29 歳 3.3 (0.7) 6.7 (1.3) 7.1 (1.7) 10.3 (2.8) 11.8 (2.2) 8.6 (2.9) 7.6 (2.3) 30~34 歳 5.0 (1.5) 7.1 (1.6) 6.0 (1.9) 6.9 (1.8) 9.9 (1.3) 8.9 (1.6) 10.4 (2.3) 総数 (18~34 歳 ) 3.2% (0.9) 4.5 (1.1) 4.8 (1.7) 6.7 (2.3) 7.9 (1.9) 5.5 (1.6) 5.5 (1.7) ( 客体数 ) 18~19 歳 (3,299) 1.9% (0.8) (4,215) 1.3 (0.8) (3,982) 2.6 (1.0) (3,897) 3.0 (1.7) (3,139) 1.7 (1.1) (3,667) 0.2 ( - ) (2,705) 1.6 (0.5) 20~24 歳 2.7 (0.8) 3.1 (1.1) 4.4 (2.3) 7.5 (2.7) 6.7 (2.2) 5.0 (1.5) 4.9 (2.1) 25~29 歳 4.1 ( - ) 4.5 (1.4) 5.3 (1.0) 10.0 (3.0) 10.1 (2.9) 8.0 (2.1) 9.9 (2.1) 30~34 歳 4.4 (0.6) 6.1 (1.6) 7.6 (1.5) 8.2 (1.4) 10.6 (3.0) 9.3 (2.8) 11.9 (1.9) 総数 (18~34 歳 ) 2.8% (0.7) 3.1 (1.1) 4.6 (1.7) 7.6 (2.4) 7.3 (2.3) 5.8 (1.6) 7.0 (1.8) ( 客体数 ) (2,605) (3,647) (3,612) (3,494) (3,064) (3,406) (2,570) 注 : 対象は 18 ~ 34 歳の未婚者 表中の数値は同棲経験のある人の割合 また ( ) 内の数値は現在同棲している人の割合 設問 あなたはこれまでに同棲の経験 ( 特定の異性と結婚の届け出なしで一緒に生活をしたこと ) がありますか (1. ない 2. 以前はあるが現在はしていない 3. 現在している ) 第 Ⅰ 部第 2 章異性との交際 25

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33 第 3 章 希望の結婚像 是川夕 新谷由里子 1. 希望する結婚年齢 希望する結婚年齢の上昇はほぼ頭打ち未婚者が結婚したいと思う年齢 ( 平均希望結婚年齢 ) は 各年齢層で男女ともにほぼ頭打ちの傾向がみられ 18 ~ 34 歳の未婚者の平均希望結婚年齢は男性で30.4 歳 ( 前回 30.4 歳 ) 女性で 28.6 歳 ( 同 28.4 歳 ) となった 年齢 図表 Ⅰ-3-1 調査 年齢別にみた 未婚者の平均希望結婚年齢の推移 第 9 回調査 (1987 年 ) 第 10 回 (1992 年 ) 第 11 回 (1997 年 ) 第 12 回 (2002 年 ) 第 13 回 (2005 年 ) 第 14 回 (2010 年 ) 第 15 回 (2015 年 ) 男性 歳 歳 歳 歳 総数 (18-34 歳 ) ( 客体数 ) 2,610 3,439 3,040 2,910 2,396 2,830 2,108 女性 歳 歳 歳 歳 総数 (18-34 歳 ) ( 客体数 ) 2,112 3,026 2,872 2,678 2,424 2,748 2,095 注 : 対象は いずれ結婚するつもり と回答した18 ~ 34 歳の未婚者 ( 希望結婚年齢不詳を除く ) なお 結婚希望年齢につ いては以下の通り算出している 結婚希望年齢が50 歳以上の場合は50 歳とした 結婚希望年齢が現在の年齢よりも若い 場合には現在の年齢を結婚希望年齢とした なお 本調査項目は満年齢でたずねているため 平均値を求める際には結 婚希望年齢に0.5を足したものを用いている 第 Ⅰ 部第 3 章希望の結婚像 27

34 男性で同じ年齢の結婚相手を望む傾向が強まる未婚者の結婚相手との年齢差についての希望をみると 近年 男女とも年齢の近い相手を希望する割合が増加傾向にある 特に 男性では 同い年志向 が増加しており 今回調査では 41.8%( 前回 35.8%) となった 図表 Ⅰ-3-2 調査別にみた 未婚者が希望する結婚相手との年齢差の構成 男性 女性 構成 (%) 構成 (%) 第 9 回調査 (1987 年 ) 第 9 回調査 (1987 年 ) 第 10 回 (1992 年 ) 第 10 回 (1992 年 ) 第 11 回 (1997 年 ) 第 11 回 (1997 年 ) 第 12 回 (2002 年 ) 第 12 回 (2002 年 ) 第 13 回 (2005 年 ) 第 13 回 (2005 年 ) 第 14 回 (2010 年 ) 第 14 回 (2010 年 ) 第 15 回 (2015 年 ) 第 15 回 (2015 年 ) 年上 同じ歳 1~2 歳年下 3~4 歳年下 5~6 歳年下 7 歳以上年下 年下 同じ歳 1~2 歳年上 3~4 歳年上 5~6 歳年上 7 歳以上年上 注 : 対象は いずれ結婚するつもり と回答した 18 ~ 34 歳の未婚者 ( 希望結婚年齢不詳を除く ) 希望する結婚相手との年齢差とは 対象者が希望する 本人と相手の結婚年齢の差 不詳を除く構成 なお 第 15 回 (2015 年 ) 夫婦調査による実際の夫妻年齢差 ( 調査時点より過去 5 年間に結婚した夫婦 ) は 2.2 歳であった 2. 希望するライフコース この調査では 第 9 回調査 (1987 年 ) から 女性の希望するライフコースについてきいている 女性が自らの結婚 出産 子育てと就業との関係をライフコース上でどのように組み立てたいと考えているのかを 理想とするライフコース ( 理想ライフコース ) と実際になりそうだと考えるライフコース ( 予定ライフコース ) としてたずねている また男性には パートナーとなる女性に望むライフコースをたずねている 実際になりそうなライフコース は専業主婦コースが減り 両立コースが増加未婚女性が理想とするライフコース ( 理想ライフコース ) は1990 年代に専業主婦コースが減少したが その後は両立コースが緩やかな増加傾向にある 実際になりそうだと考えるライフコース ( 予定ライフコース ) では 専業主婦コースの減少が現在まで続いており 今回は7.5% となった また これにかわって両立コースおよび非婚就業コースの増加傾向が続いており 非婚就業コースは21.0% と今回初めて2 割を上回った 28 第 Ⅰ 部第 3 章希望の結婚像

35 男性がパートナーに望むライフコース も 専業主婦コースに代わって両立コースが増加未婚男性がパートナーとなる女性に望むコースでも 女性の予定ライフコースと同様に専業主婦コースが減少し 両立コースが増加する傾向が続いている 専業主婦を望む人が1 割 (10.1%) に減少する一方で 両立コースを望む人は2000 年前後にこれを逆転し 今回は33.9% となった ライフコースの説明 : 専業主婦コース= 結婚し子どもを持ち 結婚あるいは出産の機会に退職し その後は仕事を持たない再就職コース= 結婚し子どもを持つが 結婚あるいは出産の機会にいったん退職し 子育て後に再び仕事を持つ両立コース= 結婚し子どもを持つが 仕事も一生続ける DINKS コース= 結婚するが子どもは持たず 仕事を一生続ける非婚就業コース= 結婚せず 仕事を一生続ける 図表 Ⅰ-3-3 調査別にみた 女性の理想 予定のライフコース 男性がパートナーに望むライフコース 女性の理想ライフコース 男性がパートナーに望むライフコース 女性の予定ライフコース 50 第 9 回調査 (1987 年 ) 選 30 択率 % 第 10 回調査 (1992 年 ) 第 11 回調査 (1997 年 ) 第 12 回調査 (2002 年 ) 第 13 回調査 (2005 年 ) 第 14 回調査 (2010 年 ) 第 15 回調査 (2015 年 ) 選択率 % 専業主婦コース再就職コース両立コース DINKS コース非婚就業コース 0 専業主婦コース再就職コース両立コース DINKS コース非婚就業コース 注 : 対象は18 ~ 34 歳の未婚者 その他および不詳の割合は省略 調査別の客体数 ( 男性 女性 ): 第 9 回 (2,605 3,299) 第 10 回 (3,647 4,215) 第 11 回 (3,612 3,982) 第 12 回 (3,494 3,897) 第 13 回 (3,064 3,139) 第 14 回 (3,406 3,667) 第 15 回 (2,705 2,570) 設問女性の理想ライフコース :( 第 9~ 10 回調査 ) 現実の人生と切りはなして あなたの理想とする人生はどのようなタイプですか ( 第 11 ~ 15 回調査 ) あなたの理想とする人生はどのタイプですか 女性の予定ライフコース :( 第 9~ 10 回調査 ) これまでを振り返った上で 実際になりそうなあなたの人生はどのようなタイプですか ( 第 11 ~ 15 回調査 ) 理想は理想として 実際になりそうなあなたの人生はどのタイプですか 男性がパートナー ( 女性 ) に望むライフコース :( 第 9 ~ 12 回調査 ) 女性にはどのようなタイプの人生を送ってほしいと思いますか ( 第 13 ~ 15 回調査 ) パートナー ( あるいは妻 ) となる女性にはどのようなタイプの人生を送ってほしいと思いますか 男性がパートナーに望むライフコース 女性の予定ライフコース 専業主婦コース 再就職コース 両立コース DINKSコース 非婚就業コース 第 Ⅰ 部第 3 章希望の結婚像 29

36 3. 結婚相手に求める条件 男女とも 結婚相手の条件として最も考慮 重視するのは 人柄 に次いで 家事 育児の能力 結婚する意思のある未婚者が結婚相手に求める条件としては 男女とも 1 人柄 を考慮 重視する人が最も多いが 6 家事 育児の能力 7 自分の仕事への理解 も大多数の未婚者が考慮 重視している その他 4 容姿 8 共通の趣味の有無 は男女ともに考慮 重視する割合が高いことに加え 女性では 2 経済力 3 職業 を考慮 重視する割合がこれらよりも高い しかし 近年では 男性でも 経済力 職業 を考慮 重視する割合が増加している 図表 Ⅰ-3-4 調査別にみた 結婚相手の条件として考慮 重視する割合の推移 注 : 対象は いずれ結婚するつもり と回答した 18 ~ 34 歳未婚者 設問 あなたは結婚相手を決めるとき 次の 1~8 の項目について どの程度重視しますか それぞれあてはまる番号に をつけてください (1. 重視する 2. 考慮する 3. あまり関係ない ) 30 第 Ⅰ 部第 3 章希望の結婚像

37 第 4 章 未婚者の生活と意識 中村真理子 釜野さおり 1. 就業 親との同別居 25 歳から34 歳の未婚者の8 割以上が就業未婚者の就業状況を調べたところ, 就業している割合は18 ~ 24 歳男性で44.7% 女性で 50.9% 25 ~ 34 歳男性で83.6% 女性で87.3% であった これを正規の職員に限ると 男女ともに18 ~ 24 歳では30% 台 25 ~ 34 歳では60% 前後で推移している 図表 Ⅰ-4-1 調査 年齢別にみた 未婚者の従業上の地位の構成 注 : 対象は 18 ~ 34 歳の未婚者 派遣 嘱託の区分は第 12 回調査で選択肢に追加 ( 第 13 回調査では さらに同区分に 契約社員 も追加 ) 未婚者の親との同居率は横ばい 2000 年代以降, 親と同居している割合は男性では70% 前後 女性では75% 前後で推移している 従業上の地位別にみると 男女とも正規の職員である場合に親との同居割合が顕著に低くなっている 第 Ⅰ 部第 4 章未婚者の生活と意識 31

38 図表Ⅰ -4-2 調査 就業の状況別にみた 親と同居する未婚者の割合 第8回調査 第9回 (1982年 (1987年 総 数(18 34歳) 69.6% 70.4 正規の職員 自営 家族従業等 男 派遣 嘱託 パート アルバイト 性 無職 家事 学生 従業上の地位 (客体数) 総 女 性 数(18 34歳) 正規の職員 自営 家族従業等 派遣 嘱託 パート アルバイト 無職 家事 学生 (客体数) 第10回 (1992年 第11回 (1997年 第12回 2002年 第13回 2005年 第14回 2010年 第15回 2015年 (3,897) (3,139) (3,667) (2,705) (3,494) (3,064) (3,406) (2,570) (2,732) (3,299) (4,215) (3,982) 82.0% (2,110) (2,605) (3,647) (3,612) 注 図表Ⅰ -4-1 に同じ 総数には従業上の地位不詳を含む 派遣 嘱託の区分は第 12 回調査で選択肢に追加 第 13 回調査では さらに同区分に 契約社員 も追加 2 未婚者のライフスタイル 一人の生活を続けても寂しくないと思う未婚男女が増加 未婚者に 人付き合い 消費 仕事 生きがいの有無等のライフスタイルについてたずねたと ころ 女性では 衣服 持ち物にこだわる と 仕事以外で旅行あり の割合が高く それぞれ 男性では 一人の生活を続けても寂しくない と考える割合が高かった 48.4 第 14 回調査 2010 年 と比較すると 男女ともに 一人の生活を続けても寂しくな い の割合が 7 ポイント前後増加した 図表Ⅰ -4-3 調査別にみた 未婚者のライフスタイルの実態 注 対象は 歳の未婚者 あてはまる と どちらかといえばあてはまる の選択割合を合計した数値 を表示 第 11 回調査と第 14 回調査の数値は 内に表示 客体数は第 11 回男性 3,982 第 14 回男性 3,667 第 15 回男性 2,705 第 11 回女性 3,612 第 14 回女性 3,406 第 15 回女性 2, 第Ⅰ部 第4章 未婚者の生活と意識

39 結婚の意思別に比較すると 結婚意欲が高い人の方が生活全般に対して積極的である傾向がみ られる ただし趣味 ライフワークを持っている女性の割合には 結婚意欲による違いがほとんどみられない 図表 Ⅰ-4-4 結婚の意思別にみた 未婚者のライフスタイルの実態 : 第 15 回調査 (2015 年 ) 注 : 対象は 18 ~ 34 歳の未婚者 あてはまる と どちらかといえばあてはまる を合計した選択割合 (%) 第 Ⅰ 部第 4 章未婚者の生活と意識 33

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41 第 Ⅱ 部夫婦調査の結果概要

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43 第 1 章 夫妻の結婚過程 別府志海 中村真理子 1. 出会い年齢 初婚年齢 交際期間 出会い年齢が上昇 交際期間も伸長し 晩婚化がさらに進行過去 5 年間に結婚した初婚どうしの夫婦について 夫妻が初めて出会った時の平均年齢は 夫 26.3 歳 妻 24.8 歳であり ともに上昇した ( 図表 Ⅱ-1-1) また 出会ってから結婚するまでの平均交際期間は4.3 年となっており この項目の調査を始めた第 9 回調査 (1987 年 ) に比べると 1.8 年 (71%) 長くなった 夫妻が25 歳までに出会う割合 ( 図表 Ⅱ-1-2) は 夫 46.5% 妻 53.9% まで低下してきており 全体として出会いが遅くなっている これらの変化の結果 平均初婚年齢はいぜん上昇を続けており 晩婚化が進行している 図表 Ⅱ-1-1 調査別にみた 平均出会い年齢 平均初婚年齢 平均交際期間 調査 ( 調査年次 ) 夫妻平均平均出会い年齢平均初婚年齢平均出会い年齢平均初婚年齢交際期間 総 数 第 9 回調査 (1987 年 ) 25.7 歳 歳 年 第 10 回調査 (1992 年 ) 第 11 回調査 (1997 年 ) 第 12 回調査 (2002 年 ) 第 13 回調査 (2005 年 ) 第 14 回調査 (2010 年 ) 第 15 回調査 (2015 年 ) 恋愛結婚第 9 回調査 (1987 年 ) 24.1 歳 歳 年 第 10 回調査 (1992 年 ) 第 11 回調査 (1997 年 ) 第 12 回調査 (2002 年 ) 第 13 回調査 (2005 年 ) 第 14 回調査 (2010 年 ) 第 15 回調査 (2015 年 ) 注 : 対象は各調査時点より過去 5 年間に結婚した初婚どうしの夫婦 ( 結婚の過程が不詳の夫婦を除く ) 各平均年齢は月齢をもとに算出している 恋愛結婚 は夫妻が出会ったきっかけによって分類 ( 巻末 用語の解説 参照 ) 客体数 ( 総数 恋愛結婚 ): 第 9 回 (1, ) 第 10 回 (1,342 1,102) 第 11 回 (1, ) 第 12 回 (1,221 1,090) 第 13 回 ( ) 第 14 回 ( ) 第 15 回 ( ) 第 Ⅱ 部第 1 章夫妻の結婚過程 37

44 夫 妻 夫妻が出会った年齢 図表 Ⅱ-1-2 調査別にみた 夫妻が特定年齢までに出会った割合 第 9 回調査 (1987 年 ) 第 10 回 (1992 年 ) 第 11 回 (1997 年 ) 第 12 回 (2002 年 ) 第 13 回 (2005 年 ) 第 14 回 (2010 年 ) 第 15 回 (2015 年 ) 20 歳までに 14.3 % 歳までに 歳までに 歳までに 出会い中位数年齢 25.8 歳 歳までに 27.8 % 歳までに 歳までに 歳までに 出会い中位数年齢 22.3 歳 注 : 図表 Ⅱ-1-1 に同じ 出会い中位数年齢とは 最終的に結婚した者のうち半数がすでに結婚相手と出会った年齢を示す 2. 出会いのきっかけ 見合い結婚は全体の5.3% に結婚年次別に恋愛結婚 図表 Ⅱ-1-3 結婚年次別にみた 恋愛結婚 見合い結婚構成の推移 見合い結婚の推移をみると 戦前には見合い結婚が約 7 割を占めていたが その後一貫して減少を続け 1960 年代末に恋愛結婚と比率が逆転した その後も見合い結婚は20 世紀を通じて減少傾向にあり 1990 年代半ばに全体の1 割を切って以降は低い水準で推移し 2010 ~ 2014 年には5.3% にとどまっている 恋愛結婚 見合い結婚の構成 ( % ) 見合い結婚 恋愛結婚 結婚年次 注 : 対象は初婚どうしの夫婦 第 7 回調査 (1930 ~ 39 年から 1970 ~ 74 年 ) 第 8 回調査 (1975 ~ 79 年 ) 第 9 回調査 (1980 ~ 84 年 ) 第 10 回調査 (1985 ~ 89 年 ) 第 11 回調査 (1990 ~ 94 年 ) 第 12 回調査 (1995 年 ~ 99 年 ) 第 13 回調査 (2000 ~ 04 年 ) 第 14 回調査 (2005 ~ 09 年 ) 第 15 回調査 (2010 ~ 14 年 ) による 夫婦が出会ったきっかけについて 見合いで および 結婚相談所で と回答したものを見合い結婚とし それ以外の 学校で 職場や仕事の関係で 幼なじみ 隣人関係 学校以外のサークル活動やクラブ活動 習いごとで 友人や兄弟姉妹を通じて 街なかや旅行先で アルバイトで を恋愛結婚と分類して集計 出会ったきっかけが その他 不詳 は構成には含むが掲載は省略 38 第 Ⅱ 部第 1 章夫妻の結婚過程

45 第 2 章 夫婦の出生力 余田翔平 1. 完結出生児数 ( 夫婦の最終的な平均出生子ども数 ) (1) 完結出生児数の推移 夫婦の完結出生児数は引き続き2 人を下回る本調査において夫婦の完結出生児数とは 結婚持続期間 ( 結婚からの経過期間 )15 ~ 19 年夫婦の平均出生子ども数であり 夫婦の最終的な平均出生子ども数とみなされる 夫婦の完結出生児数は 戦後大きく低下し 第 6 回調査 (1972 年 ) で 2.20 人となった後は 第 12 回調査 (2002 年 ) の2.23 人まで30 年間にわたって安定的に推移していた しかし 第 13 回調査 (2005 年 ) で2.09 人に低下し さらに前回の第 14 回調査 (2010 年 ) では1.96 人と はじめて2 人を下回った 今回調査では夫婦の完結出生児数は1.94 人であり 前回調査に引き続き2 人を下回った なお 今回対象となった結婚持続期間 15 ~ 19 年の夫婦とは 1990 年代後半に結婚した層である ( 図表 Ⅱ-2-1) 図表 Ⅱ-2-1 各回調査における夫婦の完結出生児数 ( 結婚持続期間 15 ~ 19 年 ) 調査 ( 調査年次 ) 完結出生児数 第 1 回調査 (1940 年 ) 4.27 人 第 2 回調査 (1952 年 ) 3.50 第 3 回調査 (1957 年 ) 3.60 第 4 回調査 (1962 年 ) 2.83 第 5 回調査 (1967 年 ) 2.65 第 6 回調査 (1972 年 ) 2.20 第 7 回調査 (1977 年 ) 2.19 第 8 回調査 (1982 年 ) 2.23 第 9 回調査 (1987 年 ) 2.19 第 10 回調査 (1992 年 ) 2.21 第 11 回調査 (1997 年 ) 2.21 第 12 回調査 (2002 年 ) 2.23 第 13 回調査 (2005 年 ) 2.09 第 14 回調査 (2010 年 ) 1.96 第 15 回調査 (2015 年 ) 1.94 注 : 対象は結婚持続期間 15 ~ 19 年の初婚どうしの夫婦 ( 出生子ども数不詳を除く ) 第 Ⅱ 部第 2 章夫婦の出生力 39

46 出生子ども数 1 人の夫婦が増加第 7 回調査 (1977 年 ) 以降 半数を超える夫婦が2 人の子どもを生んでおり この点は今回も変わらない しかし 子どもを3 人以上持つ夫婦の割合は前回調査から低下しており 一方で子ども1 人 ( ひとりっ子 ) の夫婦が増加した ( 図表 Ⅱ-2-2) 図表 Ⅱ-2-2 調査別にみた 夫婦の出生子ども数分布の推移 ( 結婚持続期間 15 ~ 19 年 ) 調査 ( 調査年次 ) 総数 ( 客体数 ) 0 人 1 人 2 人 3 人 4 人以上完結出生児数 第 7 回調査 (1977 年 ) % (1,427) 3.0 % 人 第 8 回調査 (1982 年 ) (1,429) 第 9 回調査 (1987 年 ) (1,755) 第 10 回調査 (1992 年 ) (1,849) 第 11 回調査 (1997 年 ) (1,334) 第 12 回調査 (2002 年 ) (1,257) 第 13 回調査 (2005 年 ) (1,078) 第 14 回調査 (2010 年 ) (1,385) 第 15 回調査 (2015 年 ) (1,232) 注 : 図表 Ⅱ-2-1と同じ (2) 夫婦の属性別にみた完結出生児数 つづいて 夫婦の属性別に完結出生児数を比較していく (1) 結婚時の妻の年齢別にみた完結出生児数結婚時の妻の年齢別に完結出生児数をみると ( 図表 Ⅱ-2-3) 結婚時の妻の年齢が若いほど夫婦が最終的に持つ子どもの数が多くなっている この傾向は過去の調査でも一貫して確認される 妻の初婚年齢 図表 Ⅱ-2-3 結婚時の妻の年齢別にみた完結出生児数 ( 結婚持続期間 15 ~ 19 年 ) 第 7 回調査 (1977 年 ) 第 8 回 (1982 年 ) 第 9 回 (1987 年 ) 第 10 回 (1992 年 ) 第 11 回 (1997 年 ) 第 12 回 (2002 年 ) 第 13 回 (2005 年 ) 第 14 回 (2010 年 ) 第 15 回 (2015 年 ) 19 歳未満 2.73 人 ~20 歳 ~22 歳 ~24 歳 ~26 歳 ~28 歳 ~30 歳 歳以上 総 数 2.19 人 平均初婚年齢 23.8 歳 注 : 対象は結婚持続期間 15 ~ 19 年の初婚どうしの夫婦 ( 出生子ども数不詳を除く ) 斜体の数字は当該ケース数が20 未満のもの 平均初婚年齢は月齢をもとに算出している (2) 結婚形態別にみた完結出生児数結婚形態別の完結出生児数を示したのが図表 Ⅱ-2-4である 見合い結婚の夫婦よりも恋愛結婚の夫婦のほうが子ども数が多い 過去調査においても とりわけ第 12 回調査以降 同様の傾向が確認される 40 第 Ⅱ 部第 2 章夫婦の出生力

47 結婚形態 図表 Ⅱ-2-4 結婚形態別にみた完結出生児数 ( 結婚持続期間 15 ~ 19 年 ) 第 7 回調査 (1977 年 ) 第 8 回 (1982 年 ) 第 9 回 (1987 年 ) 見合い 2.21 人 (52.2 %) (44.5 %) (35.8 %) (31.3 %) (28.3 %) (22.5 %) (18.6 %) (11.3 %) (5.8 %) 恋愛 (37.8 %) (52.5 %) (61.7 %) (66.4 %) (68.5 %) (73.2 %) (77.2 %) (84.3 %) (89.9 %) 注 : 初婚どうしの夫婦を対象とする 見合いとは 夫婦の知り合ったきかっけを問う設問で 見合い および 結婚相談所で に回答した者 恋愛とは その他 および 不詳 を除くそれ以外の項目を選択した者 ( ) 内は夫婦割合 (3) 妻の最終学歴別にみた完結出生児数 第 10 回 (1992 年 ) 第 11 回 (1997 年 ) 第 12 回 (2002 年 ) 第 13 回 (2005 年 ) 第 14 回 (2010 年 ) 第 15 回 (2015 年 ) 妻の最終学歴別に完結出生児数をみると ( 図表 Ⅱ-2-5) 妻が高学歴の夫婦ほど完結出生児数 が少ない傾向が見られる 前回調査の結果と比較すると 完結出生児数は 高校 および 大学以上 で横ばい 短大 高専 でやや低下している ( 中学校 では上昇しているものの 客体数が少ない ( 第 15 回 :24 第 14 回 :29)) ため注意を要する ) 図表 Ⅱ-2-5 妻の最終学歴別にみた完結出生児数 ( 結婚持続期間 15 ~ 19 年 ) 第 7 回調査第 8 回第 9 回第 10 回第 11 回第 12 回第 13 回第 14 回第 15 回妻の最終学歴 (1977 年 ) (1982 年 ) (1987 年 ) (1992 年 ) (1997 年 ) (2002 年 ) (2005 年 ) (2010 年 ) (2015 年 ) 2.23 人 中学校 (46.0 %) (39.5 %) (27.0 %) (13.8 %) (5.8 %) (3.7 %) (3.2 %) (2.1 %) (1.9 %) 高校 (47.2 %) (50.0 %) (60.7 %) (64.6 %) (61.5 %) (57.5 %) (56.6 %) (57.3 %) (55.8 %) 短大 高専 (4.3 %) (6.3 %) (7.2 %) (12.3 %) (21.4 %) (24.3 %) (25.0 %) (25.9 %) (26.6 %) 大学以上 (1.8 %) (2.9 %) (3.9 %) (6.8 %) (10.3 %) (13.6 %) (14.1 %) (14.0 %) (15.5 %) 注 : 初婚どうしの夫婦を対象とする 高校には 高校卒業後専修学校を卒業した者を含む ( ) 内は学歴不詳を含む全数を分母とした夫婦割合 (4) 現在の居住地区 居住形態別にみた完結出生児数つづいて 調査時の居住地区および居住形態別に完結出生児数を比較していく いずれも調査時点における居住状況であるため 完結出生児数との因果関係については慎重に解釈する必要がある まず 調査時の居住地区を人口集中地区の区分に分類し完結出生児数を比較すると ( 図 Ⅱ-2-6) 人口集中度の高い地域に住む夫婦ほど子ども数が少ない この傾向は過去の調査でも概ね確認される 夫婦とそのどちらかの母親との同別居の状況と完結出生児数との関係を示したのが図 Ⅱ-2-7 である 母親との居住距離が近い夫婦ほど出生子ども数が多く 特に同居の場合は別居 近居の場合よりも完結出生児数が一貫して高い 夫婦の現住地 非人口集中地区 人口集中地区 (200 万未満 ) 人口集中地区 (200 万以上 ) 図表 Ⅱ-2-6 夫婦の現住地別にみた完結出生児数 ( 結婚持続期間 15 ~ 19 年 ) 第 7 回調査 (1977 年 ) 第 8 回 (1982 年 ) 第 9 回 (1987 年 ) 第 10 回 (1992 年 ) 第 11 回 (1997 年 ) 第 12 回 (2002 年 ) 第 13 回 (2005 年 ) 第 14 回 (2010 年 ) 第 15 回 (2015 年 ) 2.32 人 (40.6 %) (39.8 %) (40.9 %) (39.1 %) (38.7 %) (43.0 %) (39.5 %) (35.4 %) (31.3 %) (47.0 %) (49.1 %) (45.7 %) (49.5 %) (51.2 %) (50.2 %) (48.7 %) (55.1 %) (57.9 %) (12.4 %) (11.1 %) (13.4 %) (11.4 %) (10.1 %) (6.8 %) (11.8 %) (9.5 %) (10.8 %) 注 : 初婚どうしの夫婦を対象とする ( ) 内は夫婦割合 第 Ⅱ 部第 2 章夫婦の出生力 41

48 図表 Ⅱ-2-7 母親との現在における同 近 別居の別にみた完結出生児数 ( 結婚持続期間 15 ~ 19 年 ) 親との同近別居 同 近 別 居 居 居 第 11 回調査 第 12 回 第 13 回 第 14 回 第 15 回 (1997 年 ) (2002 年 ) (2005 年 ) (2010 年 ) (2015 年 ) 2.30 人 2.36 人 2.21 人 (31.3 %) (36.8 %) (28.1 %) (21.9 %) (18.7 %) 2.25 人 2.10 人 2.11 人 (26.7 %) (25.9 %) (34.1 %) (40.2 %) (42.9 %) 2.08 人 2.21 人 1.97 人 (34.2 %) (32.2 %) (30.8 %) (34.9 %) (33.2 %) 注 : 初婚どうしの夫婦を対象とする ( ) 内は母親との同別居の状況が不詳およびいずれの母親も死亡しているケースを含む全数を分母とした夫婦割合 夫あるいは妻の母親のいずれかが同居 あるいは別居していれば それぞれのカテゴリーに属する 同居には同じ敷地内で別居の場合も含む 近居は 同じ市区町村内で別居している場合 2. 出生過程の子ども数 ( 結婚持続期間別にみた出生子ども数 ) 結婚後 5 年以上経過した夫婦で出生子ども数が減少結婚持続期間別に平均出生子ども数をみると ( 図表 Ⅱ-2-8) 結婚後 5 年以上経過した夫婦で前回調査 (2010 年 ) から低下がみられる 夫婦の平均出生子ども数 ( 人 ) 図表 Ⅱ-2-8 調査 結婚持続期間別にみた 夫婦の平均出生子ども数 ~14 年 ~9 年 人 結婚持続期間 0~4 年 ~19 年 第 7 回 (1977 年 ) 第 8 回 (1982 年 ) 第 9 回 (1987 年 ) 第 10 回 (1992 年 ) 第 11 回 (1997 年 ) 注 : 対象は初婚どうしの夫婦 ( 出生子ども数不詳を除く ) 第 12 回 (2002 年 ) 第 13 回 (2005 年 ) 第 14 回 (2010 年 ) 第 15 回 (2015 年 ) 42 第 Ⅱ 部第 2 章夫婦の出生力

49 結婚後 5 ~ 9 年の夫婦で子ども数 1 人の割合が増加出生過程の途上にある結婚後 5 ~ 9 年の夫婦の子ども数の分布をみると ( 図表 Ⅱ-2-9) 子ども数 1 人の夫婦割合が第 10 回調査 (1992 年 ) 以降増え続けている一方で 子ども数 2 人の夫婦の割合は減少傾向にある 図表 Ⅱ-2-9 調査別にみた 夫婦の出生子ども数分布の推移 ( 結婚持続期間 5 ~ 9 年 ) 人以上 80 夫婦の構成割合 ( % ) 人 人 人第 7 回第 8 回第 9 回第 10 回第 11 回第 12 回第 13 回第 14 回第 15 回 (1977 年 )(1982 年 )(1987 年 )(1992 年 )(1997 年 )(2002 年 )(2005 年 )(2010 年 )(2015 年 ) 注 : 対象は結婚持続期間 5 ~ 9 年の初婚どうしの夫婦 ( 出生子ども数不詳を除く ) 第 Ⅱ 部第 2 章夫婦の出生力 43

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51 第 3 章 妊娠 出産をめぐる状況 守泉理恵 1. 避妊 夫婦による避妊の現在実行率は39.8% 出生動向基本調査では 10 年ごとに夫婦の避妊の実行状況についてたずねている 今回の調査時点における避妊の実行状況をみると ( 図表 Ⅱ-3-1) 夫婦の39.8% が避妊を実行中であり これに以前実行した経験のある28.4% を加えると 妻の約 7 割が避妊を経験したことになる 総数でみた現在実行率は第 7 回 (1977 年 ) 調査以降で最も低い また 追加出生予定の有無別に避妊の実行状況をみると ( 図表 Ⅱ-3-2) 追加出生予定がない場合は ある場合よりも避妊実行率は高いが いずれの集計においても実行率は過去調査と比較して最も低い この背景には 晩婚化により高年齢で妊娠を希望する夫婦が増え すぐにでも子どもが欲しいことから避妊実行率が低くなっている面があると考えられる しかし 追加出生予定がない夫婦においても避妊の現在実行率が大きく減少しており セックスレスが広がっている可能性もある 図表 Ⅱ -3-1 妻の年齢別にみた 避妊の実行状況 : 第 15 回調査 (2015 年 ) 避妊の実行状況 参考 : 過去調査の現在実行率 妻の年齢現在現在不実行第 7 回第 9 回第 11 回第 13 回総数 ( 客体数 ) 不詳実行過去に経験経験なし (1977 年 ) (1987 年 ) (1997 年 ) (2005 年 ) 20~24 歳 % ( 75) 33.3 % ~29 歳 ( 397) ~34 歳 ( 820) ~39 歳 (1,203) ~44 歳 (1,547) ~49 歳 (1,288) 総 数 (5,334) 注 : 対象は初婚どうしの夫婦 妻 20 歳未満の夫婦 (4 組 ) については掲載を省略 ただし 総数にはこれを含む 客体数は第 7 回調査 (8,765) 第 9 回調査 (8,589) 第 11 回調査 (7,354) 第 13 回調査 (5,932) 第 Ⅱ 部第 3 章妊娠 出産をめぐる状況 45

52 図表 Ⅱ-3-2 妻の年齢 追加出生予定別にみた 避妊の実行状況 : 第 15 回調査 (2015 年 ) 追加出生予定あり 避妊の実行状況 参考 : 過去調査の現在実行率 妻の年齢現在現在不実行第 7 回第 9 回第 11 回第 13 回総数 ( 客体数 ) 不詳実行過去に経験経験なし (1977 年 ) (1987 年 ) (1997 年 ) (2005 年 ) 20~24 歳 % ( 61) 27.9 % ~29 歳 ( 293) ~34 歳 ( 434) ~39 歳 ( 308) ~44 歳 ( 96) ~49 歳 ( 12) 総 数 (1,206) 追加出生予定なし 避妊の実行状況 参考 : 過去調査の現在実行率 妻の年齢現在現在不実行第 7 回第 9 回第 11 回第 13 回総数 ( 客体数 ) 不詳実行過去に経験経験なし (1977 年 ) (1987 年 ) (1997 年 ) (2005 年 ) 20~24 歳 % ( 11) 63.6 % ~29 歳 ( 87) ~34 歳 ( 350) ~39 歳 ( 844) ~44 歳 (1,392) ~49 歳 (1,209) 総 数 (3,893) 注 : 対象は初婚どうしの夫婦 妻 20 歳未満の夫婦については客体数が少ないため掲載を省略 ただし 総数にはこれを含む 避妊方法の主流は依然としてコンドーム避妊実行中の夫婦の避妊方法別割合をみると コンド-ムが77.4% と圧倒的に高く 次いで性交中絶法 (17.7%) となっている ピル ( 経口避妊薬 ) の利用は2.3% で前回 ( 第 13 回 (2005 年 )) よりも微増しているが その他の方法はコンドームを除き低下傾向がみられる 図表 Ⅱ-3-3 妻の年齢別にみた 現在実行している避妊方法 : 第 15 回調査 (2015 年 ) ( 複数回答 ) 避妊方法 妻の現在年齢 ( 客体数 ) ( 参考 ) 第 13 回総数 (2005 年 ) 20~24 歳 25~29 歳 30~34 歳 35~39 歳 40~44 歳 45~49 歳総数 (25) (169) (327) (509) (662) (427) (2,121) (3,198) コンドーム 96.0 % オキ ノ式 基礎体温法 IUD( リンク コイル ルーフ ) ピル ( 経口避妊薬 ) 性交中絶 ( 膣外射精 ) 男性の不妊手術 女性の不妊手術 その他 不詳 ( 再掲 ) 医療機関を介する方法 注 : 対象は現在避妊を実行している初婚どうしの夫婦 医療機関を介する方法とは IUD ピル 男女不妊手術のいずれかを含むものである 妻 20 歳未満の夫婦 (2 組 ) については掲載を省略 ただし 総数にはこれを含む 複数回答のため 合計値は 100% を超える 46 第 Ⅱ 部第 3 章妊娠 出産をめぐる状況

53 2. 不妊についての心配と治療経験 不妊を心配したことのある夫婦は3 組に1 組を超え 子どものいない夫婦では55.2% にのぼる不妊を心配したことがある ( または現在心配している ) 夫婦の割合は 35.0% と前回 (31.1%) よりも増加した 子どものいない夫婦ではこの割合は55.2%( 前回 52.2%) にのぼる 実際に不妊の検査や治療を受けたことがある ( または現在受けている ) 夫婦は全体で18.2%( 同 16.4%) 子どものいない夫婦では28.2%( 同 28.6%) であった 図表 Ⅱ-3-4 子どもの有無 妻の年齢別にみた 不妊についての心配と治療経験 : 第 15 回調査 (2015 年 ) 注 : 対象は初婚どうしの夫婦 妻 20 歳未満の夫婦 (4 組 ) については掲載を省略 ただし 総数にはこれを含む 第 Ⅱ 部第 3 章妊娠 出産をめぐる状況 47

54 不妊の心配経験や治療経験は増加傾向結婚 15 ~ 19 年の夫婦の29.3% が不妊を心配した経験があり 15.6% が検査や治療の経験がある いずれの結婚持続期間でも 過去の調査にくらべて 不妊の検査や治療経験のある夫婦の割合が上昇傾向にある 図表 Ⅱ-3-5 調査 結婚持続期間別にみた 不妊について心配したことのある夫婦の割合と治療経験 不妊を心配したことのある割合 ( % ) 第 12 回 (2002 年 ) 検査 治療中過去に検査 治療経験あり ( 検査 治療中を除く ) 検査 治療経験不詳検査 治療経験なし 第 13 回 (2005 年 ) 第 14 回 (2010 年 ) 第 15 回 (2015 年 ) 第 12 回 (2002 年 ) 第 13 回 (2005 年 ) 第 14 回 (2010 年 ) 第 15 回 (2015 年 ) 17.6 第 12 回 (2002 年 ) 第 13 回 (2005 年 ) 第 14 回 (2010 年 ) 結婚持続期間 第 15 回 (2015 年 ) 21.6 第 12 回 (2002 年 ) 第 13 回 (2005 年 ) 第 14 回 (2010 年 ) 第 15 回 (2015 年 ) 21.4 第 12 回 (2002 年 ) 第 13 回 (2005 年 ) 第 14 回 (2010 年 ) 第 15 回 (2015 年 ) 第 12 回 (2002 年 ) 第 13 回 (2005 年 ) 第 14 回 (2010 年 ) 25.7 第 15 回 (2015 年 ) 総数 0~4 年 5~9 年 10~14 年 15~19 年 20 年以上 結婚持続期間 対象は初婚どうしの夫婦 総数には結婚持続期間不詳を含む 注 : 対象は初婚どうしの夫婦 総数には結婚持続期間不詳を含む 3. 流死産の経験 15% の夫婦が過去に流死産を経験流死産を経験したことのある夫婦の割合は全体で15.3% であった その中で流死産を2 回以上経験している夫婦は全体の3.0% となっている 結婚持続期間 図表 Ⅱ-3-6 調査 結婚持続期間別にみた 流死産経験のある夫婦割合および 流死産を 2 回以上経験している夫婦割合 第 11 回調査 (1997 年 ) 第 12 回調査 (2002 年 ) 第 13 回調査 (2005 年 ) 第 14 回調査 (2010 年 ) 第 15 回調査 (2015 年 ) 0~ 4 年 7.8 % (0.7) 8.2 (1.1) 9.7 (1.7) 10.2 (1.0) 6.9 (0.9) 5~ 9 年 16.6 (3.1) 16.3 (2.9) 16.8 (3.4) 16.8 (2.9) 17.8 (3.9) 10~14 年 17.3 (4.1) 18.0 (3.1) 19.7 (5.3) 19.1 (5.1) 15.7 (3.6) 15~19 年 18.6 (3.0) 16.0 (3.8) 18.8 (3.5) 17.9 (3.7) 18.1 (3.4) 20 年以上 18.1 (3.4) 17.5 (3.2) 18.0 (3.5) 15.3 (4.1) 17.6 (3.0) 総 数 15.8 (2.9) 15.0 (2.7) 16.7 (3.6) 16.1 (3.4) 15.3 (3.0) ( 客体数 ) (6,544) (6,656) (5,558) (6,643) (5,147) 注 : 対象は初婚どうしの夫婦 ( 妊娠歴 5 回までの結果がすべて判明し 出生数と整合的である夫婦 ) 数値は流死産を 1 回以上経験している夫婦の割合 および ( ) 内には 2 回以上経験した夫婦の割合を再掲 流死産には人工妊娠中絶は含まれない 総数には結婚持続期間不詳を含む 48 第 Ⅱ 部第 3 章妊娠 出産をめぐる状況

55 妻の就業状態の構成(%)総数 ( 再掲 ) 子どもを持つ予定あり 第 4 章 子育ての状況 是川夕 1. 妻の就業と出生 これから子どもを持つつもりの妻の7 割超が就業結婚した女性は子育てをする中でどのような働き方をし それは時代と共にどのように変わってきているのであろうか ここでは 結婚や出生に関わるライフステージ別に妻の就業状態を見ていく まず 子どものいない妻について 現在の就業状態を見てみると 今回調査では32.7% の妻が正規の職員として また36.9% がパート 派遣として働いており 自営業等を含め72.8% が就業している これを 今後子どもを持つ予定のある妻に限って見てみると 40.5% の妻が正規の職員として 34.2% がパート 派遣として働いており 自営業等を含め77.7% が就業していることがわかった 第 7 回調査 (1977 年 ) からの約 30 年間の推移を見ると 正規の職員として働く妻の割合がやや減少傾向にある一方 パート 派遣として働く妻の割合が増えている また 第 1 子を持つ予定のある妻の平均年齢は 1977 年の26.5 歳から2015 年の33.4 歳まで大きく上昇している 図表 Ⅱ-4-1 調査別にみた 子どものいない妻の就業状態の構成 正規の職員パート 派遣自営業主 家族従業者 内職無職 学生不詳 正規の職員パート 派遣自営業主 家族従業者 内職無職 学生不詳 第 7 回 1977 年 第 8 回 1982 年 第 9 回 1987 年 第 10 回 1992 年 第 11 回 1997 年 第 12 回 2002 年 第 13 回 2005 年 第 14 回 2010 年 第 15 回 2015 年 0 第 7 回 1977 年 第 8 回 1982 年 第 9 回 1987 年 第 10 回 1992 年 第 11 回 1997 年 第 12 回 2002 年 第 13 回 2005 年 第 14 回 2010 年 第 15 回 2015 年 第 Ⅱ 部第 4 章子育ての状況 49

56 子どもを持つ予定の有無 図表 Ⅱ-4-2 調査別に見た 子どものいない妻の就業状態の構成および妻の平均年齢 調査年次 注 : 対象は子どものいない初婚同士の夫婦 ( 現在妊娠中の妻を除く ) いずれのライフステージでも 子を持つ妻の就業率は上昇子どもを生んだことのある妻の出産後のライフステージ別 ( 子どもの追加予定の有無 末子の年齢別 ) に就業状態を見ると 子どもの追加予定がある夫婦の場合 29.4% の妻が正規の職員 また19.9% がパート 派遣として働いており 自営業等を含め52.7% が就業している 子どもの追加予定がなく末子が0 ~ 2の夫婦の場合 妻が就業しているのは47.3% だが 末子が3 ~ 5 歳では61.2% となっている また 第 7 回調査 (1977 年 ) からの約 40 年間の推移を見ると いずれのライフステージにおいても妻の就業率は上昇傾向にある 図表 Ⅱ-4-3 調査 出産後のライフステージ別にみた 妻の就業状態の構成 総数 ( 客体数 ) 就業 正規の職員 パート 派遣 自営業主 家族従業者 内職 無職 学学生生 不詳 妻平均年齢年齢 ( 歳 ) 総数 第 7 回 (1977 年 ) 100.0% 第 8 回 (1982 年 ) 第 9 回 (1987 年 ) 第 10 回 (1992 年 ) 第 11 回 (1997 年 ) 第 12 回 (2002 年 ) 第 13 回 (2005 年 ) 第 14 回 (2010 年 ) 第 15 回 (2015 年 ) 第 7 回 (1977 年 ) 第 8 回 (1982 年 ) 第 9 回 (1987 年 ) 再掲 : 子どもを持つ予定 第 10 回 (1992 年 ) 第 11 回 (1997 年 ) 第 12 回 (2002 年 ) 第 13 回 (2005 年 ) 第 14 回 (2010 年 ) 第 15 回 (2015 年 ) 第 Ⅱ 部第 4 章子育ての状況

57 ᅇ㸦 ᖺ㸧 ᅇ㸦 ᖺ㸧 ᅇ㸦 ᖺ㸧 ᅇ㸦 ᅇ㸦 ᅇ㸦 ᅇ㸦 ᅇ㸦 ᅇ㸦 ᅇ㸦 ᖺ㸧 ᅇ㸦 ᖺ㸧 ᅇ㸦 ᖺ㸧 ᅇ㸦 ᖺ㸧 ᅇ㸦 ᖺ㸧 ᅇ㸦 ᖺ㸧 ᅇ㸦 ᖺ㸧 ᅇ㸦 ᖺ㸧 ᅇ㸦 ᖺ㸧 不詳 ᅇ㸦 ᖺ㸧 無職 学生 ᅇ㸦 ᖺ㸧 ᅇ㸦 ᖺ㸧 自営業主 家族従業者 内職 ᅇ㸦 ᖺ㸧 Ꮚ ຍணᐃ 㸦ᮎᏊ ᖺ㱋㸧 ᅇ㸦 ᖺ㸧 ᅇ㸦 ᖺ㸧 妻の就業状態の構成 パート 派遣 ᅇ㸦 ᅇ㸦 ᅇ㸦 就 業 正規の職員 Ꮚ ຍணᐃ ࡋ㸦ᮎᏊ㸱㹼㸳ṓ㸧 Ꮚ ຍணᐃ ࡋ㸦ᮎᏊ㸮㹼㸰ṓ㸧 注 対象は子どもが 1 人以上いる初婚どうし夫婦 現在妊娠中の妻を除く 末子の年齢別に示した結果は子どもの追加予定がな い夫婦について集計したもの 図表Ⅱ -4-4 調査 出産後のライフステージ別にみた 子どものいる妻の 就業状態の構成および妻の平均年齢 調査年次 総数 (客体数) 子どもを持つ予定の有無 末子の年齢 追加予定あり 追加予定なし 末子0-2歳 末子3-5歳 末子6-8歳 末子9歳以上 無職 学生 就業 正規の職 員 第 7回 1977年 第 8回 1982年 第 9回 1987年 第10回 1992年 第11回 1997年 第12回 2002年 第13回 2005年 第14回 2010年 第15回 2015年 第 7回 1977年 第 8回 1982年 第 9回 1987年 第10回 1992年 第11回 1997年 第12回 2002年 第13回 2005年 第14回 2010年 第15回 2015年 第 7回 1977年 第 8回 1982年 第 9回 1987年 第10回 1992年 第11回 1997年 第12回 2002年 第13回 2005年 第14回 2010年 第15回 2015年 第 7回 1977年 第 8回 1982年 第 9回 1987年 第10回 1992年 第11回 1997年 第12回 2002年 第13回 2005年 第14回 2010年 第15回 2015年 第 7回 1977年 第 8回 1982年 第 9回 1987年 第10回 1992年 第11回 1997年 第12回 2002年 第13回 2005年 第14回 2010年 第15回 2015年 100.0% ,286 1, , , , ,901 3,086 3,043 3,574 2,524 2,564 2,027 2,549 1, パート 派遣 不詳 妻平均年 齢 歳 自営業 主 家族 従業者 内職 注 対象は子どもが 1 人以上いる初婚どうし夫婦 現在妊娠中の妻を除く 末子の年齢別に示した結果は子どもの追加予定がない 夫婦について集計したもの 第Ⅱ部 第4章 子育ての状況 51

58 育児休業制度の利用者は増加し 出産前後の就業継続率が上昇結婚前後の妻の就業状態について見ると 結婚退職が減少しており 結婚前後の就業継続率は 7 割を超えた ( 図表 Ⅱ-4-5) また 第 1 子出産前後の妻の就業状態の変化を見ると ( 図表 Ⅱ-4-6) 妊娠前の妻の就業率が7 割超で推移する中 出産退職する妻が減少しており 第 1 子出産前後の就業継続者の割合は 2005 ~ 09 年の29.0% から2010 ~ 14 年の38.3% へと10% ポイント近く上昇した 図表 Ⅱ-4-5 結婚年別にみた 結婚前後の妻の就業変化 夫婦 60 割合 50 ( % 40 ) 不詳 結婚前から無職 結婚後就業 結婚退職就業継続 1985 ~89 年 1990 ~94 年 1995 ~99 年 結婚年 2000 ~04 年 2005 ~09 年 2010 ~14 年 注 : 対象は第 11 回 第 13 回 第 14 回 第 15 回調査における結婚後 15 年未満の初婚どうし夫婦 ( 客体数 13,882) 就業変化は 妻の結婚前と結婚直後の従業上の地位の変化を見たもの 詳細については 巻末 用語の解説 を参照 図表 Ⅱ-4-6 子どもの出生年別にみた 出産前後の妻の就業変化 ( 第 1 子 ) 夫婦割合 % ~89 年 1990 ~94 年 1995 ~99 年 ~04 年 ~09 年 ~14 年 出産前就就業業継続 38.3% 出産退職 46.9% 就業継続 53.1% 不詳妊娠前から無職妊娠前から無職出産退職出産退職就業継続 ( 育児休業利用なし就業継続 ) ( 育児休業利用なし ) 就業継続 ( 育児休業利用 ( ) ) 第 1 子出生年 52 第 Ⅱ 部第 4 章子育ての状況

59 ( 第 2 子 ) 不詳不詳妊娠前から無職妊娠前から無職出産退職 夫婦割合 ( % ) ~94 年 1995~99 年 2000~04 年 2005~09 年 2010~14 年 就業継続 32.6% 出産前就業 出産退職 21.9% 就業継続 78.1% 就業継続出産退職 ( 育児休業利用なし ) 就業継続就業継続 ( 育児休業利用なし ) ( 育児休業利用就業継続 ) ( 育児休業利用 ) 第 2 子出生年 ( 第 3 子 ) 夫婦割合 ( % ) ~94 年 1995~99 年 2000~04 年 2005~09 年 2010~14 年 就業継続 41.5% 出産前就業 出産退職 20.9% 就業継続 79.1% 不詳妊娠前から無職妊娠前から無職出産退職出産退職就業継続 ( 育児休業利用なし就業継続 ) ( 育児休業利用なし ) 就業継続 ( 育児休業利用 ( ) ) 第 3 子出生年 注 : 対象は子どもが 1 人以上いる初婚どうし夫婦 出産前後については 第 12 回 ~ 第 15 回調査の子どもがそれぞれ 1 歳以上 15 歳未満の夫婦を合わせて集計した 就業変化は 妻の妊娠判明時と子ども 1 歳時の従業上の地位の変化を見たもの 詳細については 巻末 用語の解説 を参照 事象 第 1 子出産 第 2 子出産 第 3 子出産 出生年 注 : 図表 Ⅱ-4-6 に同じ 図表 Ⅱ-4-7 子の出生年別にみた 結婚 出産前後の妻の就業変化 総数 ( 客体数 ) 就業継続 就業継続 ( 育児休業利用 ) 就業継続 ( 育児休業利用なし ) 出産退職 妊娠前から無職 1985~89 年 100% (581) ~94 年 100% (2,168) ~99 年 100% (3,612) ~04 年 100% (3,612) ~09 年 100% (1,929) ~14 年 100% (817) ~94 年 100% (739) ~99 年 100% (1,873) ~04 年 100% (2,635) ~09 年 100% (1,650) ~14 年 100% (645) ~94 年 100% (280) ~99 年 100% (582) ~04 年 100% (705) ~09 年 100% (510) ~14 年 100% (246) 不詳 第 Ⅱ 部第 4 章子育ての状況 53

60 結婚前 妊娠前にそれぞれ就業していた妻に限定して 就業継続率を見ると 結婚前後では 1980 年代後半の60.3% から2010 年代の81.3% へと21% ポイント上昇した 第 1 子出産前後では 就業継続率は4 割弱で推移してきたものの2010 ~ 14 年では53.1% へと上昇した 一方 第 2 子 第 3 子出産前後では同率は8 割前後で推移している なお 育児休業制度を利用して就業継続をした妻の割合は第 1 子 ~ 第 3 子ともに大きく上昇している 図表 Ⅱ-4-8 結婚 出産前後の妻の就業継続率 および育児休業を利用した就業継続率 結婚年 / 子の出生年 結婚前後 第 1 子出生前後 第 1 子妊娠前の従業上の地位 正規の職員 パート 派遣 自営業主 家族従業者 内職 第 2 子出生前後 第 3 子出生前後 1985~89 年 60.3% 39.2(9.2) 40.7(13.0) 23.7(2.2) 72.7(3.0) 1990~94 年 (13.0) 44.5(19.9) 18.2(0.5) 81.7(4.3) 81.9(16.3) 84.3(17.6) 1995~99 年 (17.6) 45.5(27.8) 15.2(0.8) 79.2( - ) 76.8(28.8) 78.1(19.1) 2000~04 年 (22.6) 52.4(37.5) 18.1(2.2) 71.4(2.5) 79.2(33.5) 77.0(27.6) 2005~09 年 (27.0) 56.5(46.3) 17.6(4.7) 71.1(2.2) 76.3(43.2) 81.0(30.7) 2010~14 年 (39.2) 69.1(59.0) 25.2(10.6) 73.9(8.7) 78.1(51.3) 79.1(45.0) 注 : 図表 Ⅱ-4-5 図表 Ⅱ-4-6 に同じ 就業継続率は 結婚前 妊娠時に就業していた妻に占める結婚後 出産後に就業を継続していた妻の割合 ( ) 内は育児休業制度を利用して就業を継続した割合を示す なお 第 1 子を生んだ妻の出産前後の就業異動 育児休業制度の利用について 図表 Ⅱ-4-9では妊娠判明時と第 1 子 1 歳時の従業上の地位別に示している 年に第 1 子を出産した妻をみると 妊娠前に正規の職員だった妻のうち 子どもが1 歳時においても正規の職員であった割合は62.2% うち育児休業を利用した割合は54.7% ポイントであった ( 正規職員継続者に占める育児休業取得率は88.0%) また 妊娠時に正規の職員であった妻の6.3% は 第 1 子 1 歳児にパート 派遣として就業している 妊娠時にパート 派遣として就業していた妻については 74.8% が第 1 子 1 歳児に職に就いていない 職に就いているのは25.2% であるが うち22.5% ポイントはパート 派遣として就業している 更にその中で育児休業制度を利用した者は10.6% ポイントと パート 派遣継続者の半数を下回る ( パート 派遣継続者に占める育児休業取得率は 46.9%) 図表 Ⅱ-4-9 第 1 子妊娠前の従業上の地位別にみた 妻の就業異動パターン 1) 正規の職員 2) パート 派遣 100% 90% 80% 70% 60% 50% 40% 30% 20% 10% 0% 年 88.6% 88.0% 79.1% 67.4% 50.3% 34.9% 年 年 年 年 年 100% 90% 80% 70% 60% 50% 40% 30% 20% 10% 0% 年 46.9% 27.6% 10.6% 6.7% 6.4% 1.8% 年 年 年 年 年 離職 地位変化で就業 地位継続 ( 育休なし ) 地位継続 ( 育休あり ) 地位継続者に占める育休取得率 54 第 Ⅱ 部第 4 章子育ての状況

61 100% 90% 80% 70% 60% 50% 40% 30% 20% 10% 0% 年 3) 自営 家族 内職 11.8% 4.2% 5.3% 0.0% 3.6% 3.1% 年 年 年 年 年 離職 地位変化で就業 地位継続 ( 育休なし ) 地位継続 ( 育休あり ) 地位継続者に占める育休取得率 100% 90% 80% 70% 60% 50% 40% 30% 20% 10% 0% 年 年 4) 無職 学生 年 年 年 年 無職継続新規就業 注 : 図表 Ⅱ-4-10 に同じ 全数値は図表 Ⅱ-4-10 より算出 妊娠前に就業している場合 第 1 子 1 歳時の従業上の地位が同じ場合を 地位継続 異なる地位で就業している場合 地位変化で就業 就業していない場合 離職 とする 妊娠前に無職 学生であった場合 第 1 子 1 歳時に無職 学生の場合 無職継続 就業している場合 新規就業 となる 図表 Ⅱ-4-10 第 1 子妊娠前の従業上の地位別にみた 第 1 子 1 歳時の従業上の地位および 育児休業制度の利用の有無 時 続 注 : 対象は第 1 子が 1 歳以上 15 歳未満である初婚同士の夫婦 ( 妊娠前後の従業上の地位が判明 ) 第 12 回 ~ 15 回を合わせて集計した 地位継続者に占める育休取得率 は 地位継続者 ( 例 : 妊娠時正規の職員 第 1 子 1 歳時正規の職員 ) のうち 育児休業制度を利用した割合を示す 第 Ⅱ 部第 4 章子育ての状況 55

62 子どもを産み終えた無職の妻の 86% が就業を希望 多くがパート 派遣での就業を望み 背景には経済的理由 15 歳未満の子どものいる夫婦について 現在無職の妻に就業意欲の有無をたずねたところ 86.0% が何らかの時点で就業を希望していた また 末子の年齢別に見ると 0 ~ 2 歳の子どもを持つ妻の12.4% 3 ~ 5 歳の子どもを持つ妻の17.8% が すぐにでも働きたい と回答している ( 図表 Ⅱ-4-11) 図表 Ⅱ-4-11 末子年齢別に見た現在無職の妻の就業希望 : 第 15 回調査 (2015 年 ) 末子年齢 ( 客体数 ) 就業を希望する すぐにでも働きたい しばらく間をおいてから働きたい 特に時期の希望はないがいずれ働きたい 今後も仕事をするつもりはない その他 0~2 歳 (267) 91.4% ~5 歳 (202) ~8 歳 (167) ~14 歳 (270) 総 数 (906) 注 : 対象は 子どもがあり 末子年齢が 0 歳から 15 歳未満 子どもの追加予定がない初婚どうしの夫婦の妻の内 現在無職の者 不詳 その際 希望する従業上の地位について聞くと パート 派遣を希望する妻が全体の87.5% を占めた ( 図表 Ⅱ-4-12) また 仕事をしたい最大の理由については 52.1% が経済的理由 ( 自分の収入を得たい 子どもの教育費のため 生活費のため 貯蓄のため 老後のため のいずれかを最大の理由として選んだ者の合計 ) を挙げている ( 図表 Ⅱ-4-13) 図表 Ⅱ-4-12 子どもがいる現在無職の妻の希望する従業上の地位 : 第 15 回調査 (2015 年 ) 希望する従業上の地位正規の職員パート アルハ イト 派遣 嘱託 契約社員自営業主 家族従業者 内職 割合 7.7% 不詳 0.5 総数 注 : 図表 Ⅱ-4-11 に同じ ただし 就業を希望している妻に限定 客体数は 783 図表 Ⅱ-4-13 子どもがいる現在無職の妻の就業を希望する最大の理由 : 第 15 回調査 (2015 年 ) 仕事に就きたい最大の理由 割合 経済的理由 52.1% 子どもの教育費のため 18.8 生活費のため 15.6 貯蓄のため 8.0 自分の収入を得たい 9.6 老後のため 0.1 時間に余裕ができた ( できる ) 8.0 経験 技能を生かしたい 3.4 居場所や人間関係を広げたい 1.5 その他 0.4 不詳 34.5 注 : 図表 Ⅱ-4-12 に同じ 複数回答の内 それぞれの選択肢を最大の理由として選んだ者の割合 56 第 Ⅱ 部第 4 章子育ての状況

63 妻の就業経歴と平均出生子ども数 1 歳以上の子どもがいる夫婦について 調査時点までの妻の就業経歴を調べた 妻の就業経歴タイプは以下のように定義した 就業継続型 : 結婚を決めた時就業 ~ 第 1 子 1 歳時就業 ~ 現在就業正規継続型 : 結婚を決めたとき正規雇用 ~ 第 1 子 1 歳時正規雇用 ~ 現在正規雇用再就職型 : 結婚を決めたとき就業 ~ 第 1 子 1 歳時無職 ~ 現在就業専業主婦型 : 結婚を決めたとき就業 ~ 第 1 子 1 歳時無職 ~ 現在無職図表 Ⅱ-4-14に結婚持続期間別に就業経歴の構成を示した 結婚後 年の妻を見ると 再就職型が49.1% と最も多い また 24.6% が就業継続型 うち13.2% ポイントが正規継続型 ( 派遣 契約含まず ) である 専業主婦型は20.3% を占める 専業主婦型は減少傾向にあるが 正規継続型の割合はおよそ20 年間にわたり大きな変化はない 図表 Ⅱ-4-15には 結婚後に妻が就業しており 1 歳以上の子どもがいる夫婦について 妻の就業経歴別に平均出生子ども数を示した 上段が全国 下段が人口集中地区に限定した結果である 今回の調査では総数で見た場合 結婚後 0-4 年の夫婦を除き 全ての結婚持続期間において平均出生子ども数は減少したが 就業経歴による差は小さく ほぼ全ての就業経歴で低下が起きている 人口集中地区ではさらに平均値は低い 図表 Ⅱ-4-14 調査 結婚持続期間別にみた 妻の就業経歴の構成 (1 歳以上の子を持つ夫婦 ) 結婚持続期間 調査 ( 調査年次 ) 総数 ( 客体数 ) 就業継続型正規継続型再就職型専業主婦型その他 不詳 派遣 契約含む派遣 契約含まず 0-4 年 第 10 回 (1992 年 ) 100.0% (648) 第 11 回 (1997 年 ) (459) 第 12 回 (2002 年 ) (564) 第 13 回 (2005 年 ) (408) 第 14 回 (2010 年 ) (400) 第 15 回 (2015 年 ) (328) 年 第 10 回 (1992 年 ) (1,306) 第 11 回 (1997 年 ) (1,013) 第 12 回 (2002 年 ) (998) 第 13 回 (2005 年 ) (926) 第 14 回 (2010 年 ) (986) 第 15 回 (2015 年 ) (808) 年 第 10 回 (1992 年 ) (1,402) 第 11 回 (1997 年 ) (1,050) 第 12 回 (2002 年 ) (1,038) 第 13 回 (2005 年 ) (997) 第 14 回 (2010 年 ) (1,238) 第 15 回 (2015 年 ) (900) 年 第 10 回 (1992 年 ) (1,554) 第 11 回 (1997 年 ) (1,055) 第 12 回 (2002 年 ) (995) 第 13 回 (2005 年 ) (833) 第 14 回 (2010 年 ) (1,133) 第 15 回 (2015 年 ) (984) 注 : 対象は妻が結婚前に就業しており1 歳以上の子どもがいる初婚同士の夫婦 ( 子ども数不詳を除く ) 過去の調査についても厳密 な比較のための再計算を行ったので 過去の公表値と異なる場合がある 妻の就業経歴のタイプは下記のように定義した 就業継続型 : 結婚を決めた時就業 ~ 第 1 子 1 歳時就業 ~ 現在就業 正規継続型 : 結婚を決めたとき正規雇用 ~ 第 1 子 1 歳時正規雇用 ~ 現在正規雇用 再就職型 : 結婚を決めたとき就業 ~ 第 1 子 1 歳時無職 ~ 現在就業 専業主婦型 : 結婚を決めたとき就業 ~ 第 1 子 1 歳時無職 ~ 現在無職 第 10 回 11 回調査では従業上の地位において 派遣 嘱託 契約社員 の選択肢がない そのため これらの一部が 正規の 職員 として回答されている可能性に留意する必要がある 第 Ⅱ 部第 4 章子育ての状況 57

64 表 Ⅱ-4-15 調査 結婚持続期間別にみた 平均出生子ども数 (1 歳以上の子を持つ夫婦 ) 全国 結婚持続期間 調査 ( 調査年次 ) 総数 就業継続型 正規継続型派遣 契約含む派遣 契約含まず 再就職型 専業主婦型 0-4 年 第 10 回 (1992 年 ) 第 11 回 (1997 年 ) 第 12 回 (2002 年 ) 第 13 回 (2005 年 ) 第 14 回 (2010 年 ) 第 15 回 (2015 年 ) 年 第 10 回 (1992 年 ) 第 11 回 (1997 年 ) 第 12 回 (2002 年 ) 第 13 回 (2005 年 ) 第 14 回 (2010 年 ) 第 15 回 (2015 年 ) 年 第 10 回 (1992 年 ) 第 11 回 (1997 年 ) 第 12 回 (2002 年 ) 第 13 回 (2005 年 ) 第 14 回 (2010 年 ) 第 15 回 (2015 年 ) 年 第 10 回 (1992 年 ) 第 11 回 (1997 年 ) 第 12 回 (2002 年 ) 第 13 回 (2005 年 ) 第 14 回 (2010 年 ) 第 15 回 (2015 年 ) 人口集中地区 ( 客体数 ) (648) (459) (564) (408) (400) (328) (1,306) (1,013) (998) (926) (986) (808) (1,402) (1,050) (1,038) (997) (1,238) (900) (1,554) (1,055) (995) (833) (1,133) (984) 結婚持続期間 調査 ( 調査年次 ) 総数 就業継続型 正規継続型派遣 契約含む派遣 契約含まず 再就職型 専業主婦型 ( 客体数 ) 0-4 年 第 10 回 (1992 年 ) (475) 第 11 回 (1997 年 ) (310) 第 12 回 (2002 年 ) (383) 第 13 回 (2005 年 ) (259) 第 14 回 (2010 年 ) (269) 第 15 回 (2015 年 ) (224) 5-9 年 第 10 回 (1992 年 ) (845) 第 11 回 (1997 年 ) (676) 第 12 回 (2002 年 ) (664) 第 13 回 (2005 年 ) (588) 第 14 回 (2010 年 ) (635) 第 15 回 (2015 年 ) (611) 年 第 10 回 (1992 年 ) (831) 第 11 回 (1997 年 ) (678) 第 12 回 (2002 年 ) (606) 第 13 回 (2005 年 ) (597) 第 14 回 (2010 年 ) (805) 第 15 回 (2015 年 ) (655) 年 第 10 回 (1992 年 ) (904) 第 11 回 (1997 年 ) (644) 第 12 回 (2002 年 ) (562) 第 13 回 (2005 年 ) (494) 第 14 回 (2010 年 ) (721) 第 15 回 (2015 年 ) (669) 注 : 図表 Ⅱ-4-14 に同じ 過去の調査についても厳密な比較のための再計算を行ったので 過去の公表値と異なる場合がある 人口集中地区とは 国勢調査において人口集中の程度によって定義される都市的地域 妻の就業経歴タイプについては 図表 Ⅱ-4-14 の注を参照 その他の就業経歴不詳は掲載を省略 ただし総数にはこれを含む 58 第 Ⅱ 部第 4 章子育ての状況

65 2. 子育て支援制度 施設の利用 正規雇用を継続する妻の98% が何らかの支援制度 施設を利用第 1 子が3 歳以上 15 歳未満の夫婦について 第 1 子が3 歳になるまでに利用した子育て支援制度 施設についてみると いずれかの制度 施設の利用率は80.2% となっている 特に 出産後も継続して正規雇用の場合の利用率は98.1% となっており 産前 産後休業制度 (90.7%) 育児休業制度 (83.6%) の利用率が高い これを妻の出生年別にみると 若い世代ほど利用率が高い また 妻の勤め先の従業員規模別に産前 産後休業制度 妻の育児休業制度および育児時間制度 短時間勤務制度をみると 規模が大きいか官公庁勤務者で利用率が高い傾向がある なお 夫が育児休業制度および育児時間制度 短時間勤務制度を利用するケースはきわめて少ない 総 第 1 子の出生年 / 妻の出生年 / 妻の勤め先の従業員規模 図表 Ⅱ-4-16 第 1 子が 3 歳になるまでに利用した子育て支援制度や施設 : 第 15 回調査 (2015 年 ) 総数 正規雇用継続者 客体数 いずれかの制度 施設を利用 産前 産後休業制度 育児休業制度 妻 育児休業制度 夫 育児時時間間制勤度務 制度 妻 育児時間制 時間勤度務 制度 夫 認小可規保模育認所可保育所含む 認定子ども園 事業所内保育施設 認育そ証室の保 他育ベの所ビ認可ホ外テ保ル育な施ど設 総数 (2,410) 80.2 % 第 1 子の出生年 2000~04 年 (983) ~09 年 (983) ~12 年 (444) 妻の出生年 1960~69 年 (188) ~74 年 (754) ~79 年 (860) ~93 年 (608) ( ) 保 保育ママ 家庭的保育 ベビ居宅シ訪問タ型保育含む タフ ミリ サポ トセン 一時預かり事業 相の子談広育どの場てれ場な支もど援利地セ用域ンしのタな親か子 交つ流どたやい 制度 施設利用回数の平均値 数 妻の勤め先の従業員規模 ( 第 1 子 1 歳時 ) (2,319) 無職 学生 (1,545) ~29 人 (200) ~99 人 (90) ~299 人 (127) ~999 人 (95) 人以上 (156) 官公庁 (77) 正規雇用継続者 総数 (518) 98.1 % 第 1 子の出生年 2000~04 年 (186) ~09 年 (218) ~12 年 (114) 妻の出生年 1960~69 年 (34) ~74 年 (173) ~79 年 (193) ~93 年 (118) 妻の勤め先の従業員規模 ( 第 1 子 1 歳時 ) (518) 1~29 人 (80) ~99 人 (57) ~299 人 (87) ~999 人 (76) 人以上 (131) 官公庁 (73) 注 : 対象は第 1 子が 3 歳以上 15 歳未満の初婚どうしの夫婦 ここでの 正規雇用継続者 とは 第 1 子の妊娠がわかったとき 第 1 子が 1 歳になったとき の 2 時点で正規雇用者であった者 勤め先の従業員数不詳については掲載を省略 ただし 総数にはこれを含む 第 Ⅱ 部第 4 章子育ての状況 59

66 子育て支援制度 施設の利用は増加傾向第 1 子が3 歳以上 15 歳未満の夫婦の間で 3 歳未満を対象とした保育園の利用率をみると 第 1 子出生年が1990 年代以降で上昇しており 2010 年代初頭に生まれた第 1 子の利用率は37.4% であった また 育児休業制度を利用した妻も増加しており 2010 年以降 29.6% の妻が同制度を利用する一方 夫の利用者は1% に満たない 図表 Ⅱ-4-17 第 1 子出生年別にみた 第 1 子 3 歳時までの子育て支援制度 施設利用割合の推移 夫婦割合 ( % ) ~89 年 保育園 (3 歳未満 ) 産前産後休業 ( 妻 ) 育児休業 ( 妻 ) 短時間勤務制度 ( 妻 ) 育児休業 ( 夫 ) ~94 年 1995 ~99 年 ~04 年 ~09 年 2010 ~12 年 第 1 子出生年 注 : 対象は第 1 子が 3 歳以上 15 歳未満の初婚どうしの夫婦 第 12 回 ~ 第 15 回調査を合わせて集計 ただし 夫の育児休業は第 回調査のみ 保育園は比較可能な第 13 回 14 回 15 回調査のみ 保育園には 認可保育所 認定こども園 企業内保育施設 その他の保育施設を含むが 一時預かりは含まない 3. 祖母の子育て支援 夫妻の母親 ( 子の祖母 ) から子育ての手助けを受けた夫婦は全体の半数程度最初の子どもが3 歳になるまでに夫妻の母親 ( 子の祖母 ) から子育ての手助けを受けた ( 日常的に ひんぱんに 子育ての手助けを受けた ) 割合は 第 1 子出生年が1980 ~ 90 年代にかけては上昇傾向にあったが 2000 年以降は5 割程度で推移し 2010 年以降では52.9% となっている この水準は第 1 子 1 歳時に妻が就業している場合には58.2% とやや高く その内訳をみると 妻方の母親 ( 子の祖母 ) から子育ての手助けを受けた夫婦割合が上昇する一方で 夫方の母親 ( 子の祖母 ) から受けた夫婦の割合は低下する傾向にある 60 第 Ⅱ 部第 4 章子育ての状況

67 図表 Ⅱ-4-18 第 1 子出生年別にみた 第 1 子が 3 歳になるまでに夫妻の母親 ( 子の祖母 ) から子育ての手助けを受けた割合の推移 80 総 数 80 第 1 子が 1 歳時に妻が就業 夫婦 50 割合 40 ( % 30 ) 妻方の母親 ( 子の祖母 ) からの手助けあり 夫方の母親 ( 子の祖母 ) からの手助けあり ( 再掲 ) 夫妻どちらかの母親 ( 子の祖母 ) からの手助けあり ~89 年 1990 ~94 年 1995 ~99 年 2000 ~04 年 第 1 子出生年 2005 ~09 年 2010 ~12 年 ~89 年 1990 ~94 年 1995 ~99 年 2000 ~04 年 第 1 子出生年 2005 ~09 年 2010 ~12 年 注 : 対象は第 1 子が 3 歳以上 15 歳未満の初婚どうしの夫婦 第 12 ~ 15 回調査を合わせて集計 母親から手助けあり は夫方 妻方の母親から 日常的に ひんぱんに 子育ての手助けを受けた割合 妻が就業継続の場合 母親 ( 子の祖母 ) からの子育ての手助けに加え 制度 施設の役割が重要 3 歳以上の子どもを持つ夫婦について 妻の就業経歴のタイプ別に母親 ( 子の祖母 ) からの子育ての手助けと 制度 施設の利用状況をみると 就業継続型ではほぼ全ての夫婦が母親 ( 子の祖母 ) からの子育ての手助けを受けたか あるいは制度 施設を利用している ( 結婚持続期間 0 ~ 9 年で97.4% 10 ~ 19 年で97.0%) 一方 就業継続型でない場合( 再就職型と専業主婦型 ) これらの率は低くなっている ( 結婚持続期間 0 ~ 9 年で75.3% 10 ~ 19 年で62.6%) また 結婚持続期間が0 ~ 9 年の場合 母親 ( 子の祖母 ) からの子育ての手助けを受けた夫婦の割合は 就業継続の有無にかかわらず約 6 割と変わらないものの 制度 施設を利用した夫婦の割合は 再就職型 専業主婦型では38.4% であるのに対して 就業継続型では90.1% となっている また 制度 施設のみの利用率も 再就職型 専業主婦型では16.7% であるのに対して 就業継続型では33.9% と高い 結婚持続期間が10 ~ 19 年の場合 母親 ( 子の祖母 ) からの子育ての手助けを受けた夫婦の割合は 再就職型 専業主婦型では48.2% 就業継続型で68.2% である一方 制度 施設を利用した夫婦の割合は 再就職型 専業主婦型では26.8% 就業継続型で87.0% と 母親 ( 子の祖母 ) からの子育ての手助けを受けた夫婦割合の差よりも大きい また 制度 施設のみの利用も 再就職型 専業主婦型では14.4% であるのに対して 就業継続型では28.9% となっている このように 就業継続型では母親 ( 子の祖母 ) からの子育ての手助けに加え 制度 施設の利用が重要な役割を果たしていることがわかる 第 Ⅱ 部第 4 章子育ての状況 61

68 図表 Ⅱ-4-19 就業経歴 結婚持続期間別にみた 第 1 子が 3 歳になるまでに受けた母親 ( 子の祖母 ) からの子育ての手助けと制度 施設の利用状況 : 第 15 回調査 (2015 年 ) 母親からの手助け 制度を利用した割合 ( % ) 就業継続型 専再業就主職婦型型 結婚持続期間 0~9 年 就業継続型 注 : 対象は 3 歳以上の子を持つ初婚どうし夫婦 ( 子ども数不詳 予定子ども数不詳 母親の手助けおよび制度利用状況の不詳を除く ) のうち 妻の就業経歴が就業継続型 ( 結婚持続期間 0 ~ 9 年の客体数 233 同 10 ~ 19 年 471) 再就職型および専業主婦型 ( 結婚持続期間 0 ~ 9 年の客体数 471 同 10 ~ 19 年 1,109) のいずれかに該当するもの 妻の就業経歴については 第 1 子妊娠時 第 1 子 1 歳時 および現時点での妻の従業上の地位により分類しており 詳細は巻末 用語の解説 を参照 母親からの手助けあり は 図表 Ⅱ-4-18 の注に同じ 制度 施設の利用あり とは 第 1 子について 図表 Ⅱ-4-16 の表頭に掲げる制度や施設のうち 子育て支援センター つどいの広場など地域の親子交流や相談の場 を除く少なくとも一つ以上の利用があった夫婦 専再業就主職婦型型 結婚持続期間 10~19 年 48.2 母親からの手助け 制度ともに利用なし 制度利用のみあり 母親からの手助け 制度ともにあり 母親からの手助けのみあり 62 第 Ⅱ 部第 4 章子育ての状況

69 子育ての支援がない場合 再就職型 専業主婦型でも出生意欲が低い傾向にある 3 歳以上の子どもがいる結婚持続期間 10 年未満の夫婦について 妻の就業経歴のタイプ別に平均予定子ども数をみると 同じ再就職型と専業主婦型であっても 母親からの手助けや制度利用といった子育て支援がないと 平均予定子ども数が低くなることがわかる また 結婚持続期間 10 年未満の夫婦全体について 妻の就業経歴のタイプ別に平均出生子ども数をみると 子育て支援を受けた再就職型と専業主婦型でもっとも高く 子育ての支援を受けた就業継続型はそれに次ぐ高さとなる 図表 Ⅱ-4-20 就業経歴別 第 1 子が 3 歳になるまでに受けた母親 ( 子の祖母 ) からの子育ての手助 けと制度 施設の利用状況別にみた 平均予定子ども数 および平均出生子ども数 : 第 15 回調査 (2015 年 )( 結婚持続期間 10 年未満の夫婦 ) 平均予定子ども数 ( 人 ) ( 出生子ども数が 1 人の夫婦 ) 平均出生子ども数 ( 人 ) 就業継続型 専再業就主職婦型型 専再業就主職婦型型 0.00 就業継続型 専再業就主職婦型型 専再業就主職婦型型 母親からの手助けまたは制度利用あり 母親からの手助け 制度利用ともになし 母親からの手助けまたは制度利用あり 母親からの手助け 制度利用ともになし 注 : 対象は 3 歳以上の子を持つ結婚持続期間が 10 年未満の初婚どうし夫婦 ( 子ども数不詳 予定子ども数不詳 母親の手助けおよび制度利用状況の不詳を除く ) のうち 妻の就業経歴が就業継続型 再就職型および専業主婦型のいずれかに該当するもの 妻の就業経歴については 第 1 子妊娠時 第 1 子 1 歳時 および現時点での妻の従業上の地位により分類しており 詳細は巻末 用語の解説 を参照 母親からの手助けあり は 図表 Ⅱ-4-18 の注に同じ 制度 施設の利用あり とは 第 1 子について 図表 Ⅱ-4-16 の表頭に掲げる制度や施設のうち 子育て支援センター つどいの広場など地域の親子交流や相談の場 を除く少なくとも一つ以上の利用があった夫婦 左グラフ ( 出生子ども数が 1 人の夫婦 ) の客体数 (227) 右グラフの客体数 (836) 第 Ⅱ 部第 4 章子育ての状況 63

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71 第 Ⅲ 部独身者 夫婦調査共通項目の結果概要

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73 第 1 章 子どもについての考え方 守泉理恵 新谷由里子 1. 未婚者の希望子ども数と男女児組み合わせ 未婚者の希望子ども数 男女とも低下結婚意思のある未婚者が希望する子ども数の平均値は 第 12 回調査 (2002 年 ) 以降 未婚女性で反転上昇していたが 今回は2.02 人と前回 (2.12 人 ) から0.1 人低下した 未婚男性については 第 8 回調査 (1982 年 ) 以降 おおむね低下傾向にあり 今回は初めて2 人を切り1.91 人となった 未婚男性 未婚女性 図表 Ⅲ-1-1 調査 年齢別にみた 未婚者の平均希望子ども数 年 齢 第 8 回調査第 9 回第 10 回第 11 回第 12 回第 13 回第 14 回第 15 回 (1982 年 ) (1987 年 ) (1992 年 ) (1997 年 ) (2002 年 ) (2005 年 ) (2010 年 ) (2015 年 ) 18~19 歳 2.32 人 ~24 歳 ~29 歳 ~34 歳 総数 (18~34 歳 ) ( 客体数 ) (2,573) (2,929) (3,672) (3,203) (3,270) (2,652) (3,084) (2,263) 18~19 歳 2.35 人 ~24 歳 ~29 歳 ~34 歳 総数 (18~34 歳 ) ( 客体数 ) (1,970) (2,371) (3,212) (3,093) (3,001) (2,698) (2,993) (2,263) 注 : 対象は いずれ結婚するつもり と回答した 18 ~ 34 歳の未婚者 平均希望子ども数は 5 人以上を 5 として算出 希望子ども数不詳を除く 希望子ども数の分布をみると 未婚男女とも 2 人 とする割合が6 割強と最も多い 未婚者は 子どもを持つことが結婚している夫婦よりもまだ現実的でない場合が多いため 2 人 という社会規範的な子ども数に回答が集まりがちである また 未婚男女とも 0 人 1 人 の増加と 3 人以上 の低下傾向がみられる とくに未婚男性では 0 1 人の合計割合が17.3% となり 3 人以上の割合を超えた 第 Ⅲ 部第 1 章子どもについての考え方 67

74 図表 Ⅲ-1-3 調査別にみた 未婚者の希望男女児数の総和の構成構成(%図表 Ⅲ-1-2 調査別にみた 未婚者の希望子ども数の分布 男性 女性 100% 90% 80% 70% 60% (2.34) (2.30) (2.23) (2.15) (2.05) (2.07) (2.04) (1.91) (2.29) (2.23) (2.17) (2.13) (2.03) (2.10) (2.12) (2.02) 不詳 人以上 2 人 1 人 50% 40% 30% 人 % 10% 0% 第 8 回第 9 回第 10 回第 11 回第 12 回第 13 回第 14 回第 15 回 (1982 年 ) (1987 年 ) (1992 年 ) (1997 年 ) (2002 年 ) (2005 年 ) (2010 年 ) (2015 年 ) 第 8 回第 9 回第 10 回第 11 回第 12 回第 13 回第 14 回第 15 回 (1982 年 ) (1987 年 ) (1992 年 ) (1997 年 ) (2002 年 ) (2005 年 ) (2010 年 ) (2015 年 ) 注 : 対象は いずれ結婚するつもり と回答した 18 ~ 34 歳の未婚者 ( ) 内は総数の平均希望子ども数 未婚女性では女の子を多く望む傾向が継続している結婚意思のある未婚者が希望する子ども数における男女児の構成は かつて男女とも男の子をより多く望む傾向にあったが 第 11 回調査 (1997 年 ) 以降 女性では女の子を望む割合が半数を超えている 一方 男性では 第 12 回調査 (2002 年 ) 以降は男の子をわずかに多く希望する水準で変化が止まっており 近年の未婚男女はそれぞれ同性の子どもをより多く望む傾向にある 男性 女性 100% 希望する男児割合 50% )希望する 女児割合 % (132) 第 8 回 (1982) (127) 第 9 回 (1987) (121) 第 10 回 (1992) (114) 第 11 回 (1997) (108) 第 12 回 (2002) (110) 第 13 回 (2005) (111) 第 14 回 (2010) (105) 第 15 回 (2015) 希望子ども数性比 希望男児数 100 希望女児数 (108) 第 8 回 (1982) (104) 第 9 回 (1987) (103) 第 10 回 (1992) (93) 第 11 回 (1997) (90) 第 12 回 (2002) (92) 第 13 回 (2005) (88) 第 14 回 (2010) (92) 第 15 回 (2015) 注 : 対象は いずれ結婚するつもり で希望子ども数が 1 人以上かつ男女児組合せに希望があるとした 18 ~ 34 歳未婚者 本図は回答された希望の男女児組合せにおける総男女児数の構成を示し グラフ下の ( ) 内の数値は その性比 ( 希望女児数 100 に対する希望男児数 ) であり 女児選好が強いほど値が小さくなる 68 第 Ⅲ 部第 1 章子どもについての考え方

75 男性 希望希望男女児組合せ第 8 回調査第 9 回第 10 回第 11 回第 12 回第 13 回第 14 回第 15 回子ども数 (1982 年 ) (1987 年 ) (1992 年 ) (1997 年 ) (2002 年 ) (2005 年 ) (2010 年 ) (2015 年 ) 1 人 男児 1 人 女児 0 人 80.0% 男児 0 人 女児 1 人 人 男児 2 人 女児 0 人 男児 1 人 女児 1 人 男児 0 人 女児 2 人 人 男児 3 人 女児 0 人 男児 2 人 女児 1 人 男児 1 人 女児 2 人 男児 0 人 女児 3 人 希望子ども数性比 図表 Ⅲ-1-4 調査別にみた 未婚者の希望子ども数別子どもの性別組み合わせ 希望男児数 100 希望女児数 女 性 希望希望男女児組合せ第 8 回調査第 9 回第 10 回第 11 回第 12 回第 13 回第 14 回第 15 回子ども数 (1982 年 ) (1987 年 ) (1992 年 ) (1997 年 ) (2002 年 ) (2005 年 ) (2010 年 ) (2015 年 ) 1 人 男児 1 人 女児 0 人 59.6% 男児 0 人 女児 1 人 人 男児 2 人 女児 0 人 男児 1 人 女児 1 人 男児 0 人 女児 2 人 人 男児 3 人 女児 0 人 男児 2 人 女児 1 人 男児 1 人 女児 2 人 男児 0 人 女児 3 人 希望子ども数性比 100 希望男児数 希望女児数 注 : 対象は いずれ結婚するつもり で希望子ども数が 1 人以上かつ男女児組合せに希望があるとした 18 ~ 34 歳未婚者 希望子ども数 4 人以上の組み合わせについては掲載を省略 希望子ども数性比については図表 Ⅲ-1-3 注を参照 第 15 回調査の表側項目別客体数は 希望子ども数 1 人 ( 男性 51 人 女性 56 人 ) 2 人 ( 男性 849 人 女性 993 人 ) 3 人 ( 男性 194 人 女性 250 人 ) 夫婦の理想子ども数 予定子ども数と男女児組み合わせ 夫婦の理想子ども数 予定子ども数とも過去最低に夫婦にたずねた理想的な子どもの数 ( 理想子ども数 ) の平均値は 前回調査より0.1 人低下し これまででもっとも低い2.32 人となった 夫婦が実際に持つつもりの子どもの数 ( 予定子ども数 ) の平均値も前回調査に引き続き低下し 2.01 人と過去最低になった 図表 Ⅲ-1-5 調査 結婚持続期間別にみた 夫婦の平均理想子ども数と平均予定子ども数 (1) 平均理想子ども数 結婚 第 7 回調査 第 8 回 第 9 回 第 10 回 第 11 回 第 12 回 第 13 回 第 14 回 第 15 回 持続期間 (1977 年 ) (1982 年 ) (1987 年 ) (1992 年 ) (1997 年 ) (2002 年 ) (2005 年 ) (2010 年 ) (2015 年 ) 0~4 年 2.42 人 ~9 年 ~14 年 ~19 年 年以上 総 数 2.61 人 ( 客体数 ) (8,314) (7,803) (8,348) (8,627) (7,069) (6,634) (5,634) (6,490) (5,090) 第 Ⅲ 部第 1 章子どもについての考え方 69

76 (2) 平均予定子ども数 結婚 第 7 回調査 第 8 回 第 9 回 第 10 回 第 11 回 第 12 回 第 13 回 第 14 回 第 15 回 持続期間 (1977 年 ) (1982 年 ) (1987 年 ) (1992 年 ) (1997 年 ) (2002 年 ) (2005 年 ) (2010 年 ) (2015 年 ) 0~4 年 2.08 人 ~9 年 ~14 年 ~19 年 年以上 総 数 2.17 人 ( 客体数 ) (8,129) (7,784) (8,024) (8,351) (6,472) (6,564) (5,603) (6,462) (5,099) 注 : 対象は初婚どうしの夫婦 ( 妻 50 歳未満 ) 予定子ども数は現存子ども数と追加予定子ども数の和として算出 理想子ども数 予定子ども数とも 8 人以上を 8 として計算 ( 理想 予定子ども数不詳をのぞく ) 総数には結婚持続期間不詳を含む 設問理想子ども数 : あなた方ご夫婦にとって理想的な子どもの数は何人ですか ( 追加 ) 予定子ども数 : あなた方ご夫婦の今後のお子さんの予定についておたずねします (1) お子さんの数と (2) 希望の時期について あてはまる番号に をつけてください 図表 Ⅲ-1-6 調査別にみた 夫婦の平均理想子ども数と平均予定子ども数の推移 注 : 図表 Ⅲ-1-5 と同じ 夫婦の理想 予定子ども数の分布をみると 理想子ども数では 2 人 の割合が増えて 初め て総数で5 割を超えた 一方 3 人以上 は4 割弱まで減少している 予定子ども数では 第 12 回 (2002 年 ) 調査以降 1 人 の割合が上昇しており 今回調査では14.7% となった 0 人 も微増しており 0 1 人の合計割合は19.9% とほぼ2 割を占めるまでになった 構成比 100% 図表 Ⅲ-1-7 調査別にみた 夫婦の理想子ども数 予定子ども数の分布 90% 80% 70% 60% 50% 40% 30% 20% 5.1 理想子ども数 % % 第 7 回第 8 回第 9 回第 10 回第 11 回第 12 回第 13 回第 14 回第 15 回第 7 回第 8 回第 9 回第 10 回第 11 回第 12 回第 13 回第 14 回第 15 回 (1977)(1982) (1987)(1992)(1997)(2002)(2005)(2010)(2015) (1977)(1982) (1987)(1992) (1997)(2002) (2005)(2010) (2015) 注 : 対象は初婚どうしの夫婦 ( 妻 50 歳未満 ) 不詳 3 人以上 2 人 1 人 0 人 予定子ども数 第 Ⅲ 部第 1 章子どもについての考え方

77 Ⅲ-1-8 調査別にみた 夫婦の理想男女児数の総和の構成児割合図表 夫婦の女児選好の傾向は変わらず夫婦が理想とする子ども数の男女児の内訳については 女児選好の傾向が定着し 第 11 回調査 (1997 年 ) 以降 理想子ども数性比 ( 図中の ( ) 内の数値 ) は85 ~ 89の間で横ばいに推移している 具体的な男女児組合せでは 理想子ども数 2 人における 男女児 1 人ずつ の割合が継続して上昇傾向にあり 今回調査では90.9% となった 理100 理想男児数 100 第 8 回調査第 9 回調査第 10 回調査第 11 回調査第 12 回調査第 13 回調査第 14 回調査第 15 回調査理想女児数 (1982 年 ) (1987 年 ) (1992 年 ) (1997 年 ) (2002 年 ) (2005 年 ) (2010 年 ) (2015 年 ) 構 成 50 % 理想子ども数性比 (105) (99) (91) (85) (87) (86) (87) (89) 想とする男児割合理想とする女注 : 対象は理想子ども数が 1 人以上かつ男女児組合せに理想があるとした初婚どうしの夫婦 本図は回答された理想の男女児組合せにおける総男女児数の構成を示し グラフ下の ( ) 内の数値は その性比 ( 理想女児数 100 に対する理想男児数 ) であり 女児選好が強いほど値が小さくなる 図表 Ⅲ-1-9 調査別にみた 夫婦の理想子ども数別子どもの性別組み合わせ 理想子ども数の男女児組み合わせ 第 8 回調査第 9 回調査第 10 回調査第 11 回調査第 12 回調査第 13 回調査第 14 回調査第 15 回調査 (1982 年 ) (1987 年 ) (1992 年 ) (1997 年 ) (2002 年 ) (2005 年 ) (2010 年 ) (2015 年 ) 1 人 男児 1 人 女児 0 人 51.5 % 男児 0 人 女児 1 人 男児 2 人 女児 0 人 8.8 % 人 男児 1 人 女児 1 人 男児 0 人 女児 2 人 男児 3 人 女児 0 人 0.7 % 人 男児 2 人 女児 1 人 男児 1 人 女児 2 人 男児 0 人 女児 3 人 理想子ども数性比 注 : 対象は理想子ども数が 1 人以上かつ男女児組合せに理想があるとした初婚どうしの夫婦 理想子ども数 4 人以上の組み合わせについては掲載を省略 理想子ども数性比については 図表 Ⅲ-1-8 の注を参照 第 15 回調査の表側項目別客体数は 理想子ども数 1 人 (63) 2 人 (1,663) 3 人 (889) 第 Ⅲ 部第 1 章子どもについての考え方 71

78 夫婦の理想 予定子ども数は未婚者の希望子ども数より高い傾向 いずれ結婚するつもり と回答した未婚男女の平均希望子ども数と 初婚どうし夫婦の平均理想 予定子ども数を年齢別 ( 夫婦は妻の年齢別 ) に比較してみると 全年齢層を通じて夫婦の指標のほうが未婚男女の指標より高い また 夫婦の理想子ども数と未婚男性の希望子ども数は年齢による差が大きくないが 夫婦の予定子ども数と未婚女性の希望子ども数は35 ~ 39 歳を境に低下し 40 歳以降ではとりわけ未婚女性の低下が大きい 3.0 理 2.5 想 予 2.0 定 1.5 希望子 1.0 ども 0.5 数人 0.0 図表 Ⅲ-1-10 調査時の年齢別にみた 未婚者の平均希望子ども数および 夫婦の平均理想 予定子ども数 : 第 15 回調査 (2015 年 ) 注 : 対象は いずれ結婚するつもり と回答した 18 ~ 49 歳の未婚男女 および妻が 50 歳未満の初婚どうしの夫婦 平均理想 予定子ども数は 8 人以上を 8 として 平均希望子ども数は 5 人以上を 5 として算出 ( それぞれ不詳を除く ) 歳未満 25~29 歳 30~34 歳 35~39 歳 40~44 歳 45~49 歳未婚男女 / 妻の年齢 理想子ども数 ( 夫婦 ) 予定子ども数 ( 夫婦 ) 希望子ども数 ( 未婚男性 ) 希望子ども数 ( 未婚女性 ) 72 第 Ⅲ 部第 1 章子どもについての考え方

79 第 Ⅲ 部第 1 章子どもについての考え方 子どもを持つ理由子どもを持つ理由は 未婚者 夫婦とも 生活が楽しく豊かになるから 希望子ども数を 1 人以上と回答した未婚者に なぜ子どもを持ちたいのかたずねたところ 男女とも 子どもがいると生活が楽しく豊かになるから という回答の選択率がもっとも高かった 2 番目に多かったのは 未婚男性では 結婚して子どもを持つことは自然 未婚女性では 好きな人の子どもを持ちたい であり 男女で回答に差がみられる 同様に 理想的な子どもの数を 1 人以上と回答した夫婦に なぜ子どもを持ちたいのかたずねたところ もっとも多かったのは未婚者と同じく 子どもがいると生活が楽しく豊かになるから であった 次いで多いのは 結婚して子どもを持つことは自然なことだから であり 妻の年齢が高い夫婦ほど選択率が高かった 3 番目に多い 好きな人の子どもを持ちたいから では 逆に妻の年齢が若い層ほど選択率が高かった ( 複数回答 ) 年齢 ( 客体数 ) 子どもがいると生活が楽しく豊かになるから結婚して子どもを持つことは自然なことだから好きな人の子どもを持ちたいから子どもは将来の社会の支えとなるから子どもは夫婦関係を安定させるから子どもは老後の支えになるから夫や親など周囲が望むから子どもを持つことで周囲から認められるからその他 未婚男性 18~24 歳 (1,007) 67.6 % ~34 歳 (983) 小計 (18~34 歳 ) (1,990) ~44 歳 (490) ~49 歳 (115) 総数 (18~49 歳 ) (2,595) 未婚女性 18~24 歳 (1,155) 75.6 % ~34 歳 (874) 小計 (18~34 歳 ) (2,029) ~44 歳 (277) ~49 歳 (34) 総数 (18~49 歳 ) (2,340) 図表 Ⅲ-1-11 年齢別にみた 未婚者の子どもを持つ理由 : 第 15 回調査 (2015 年 ) 注 : 対象は いずれ結婚するつもり で希望子ども数が 1 人以上と回答した 18 ~ 49 歳の未婚者 不詳を含まない選択率 複数回答のため合計値は 100% を超える

80 74 第 Ⅲ 部第 1 章子どもについての考え方 4. 夫婦が理想の子ども数を持たない理由夫婦の予定子ども数が理想子ども数を下回る背景 若い層で顕著な経済的理由夫婦の予定子ども数が理想子ども数を下回る理由としてもっとも多いのは いぜんとして 子育てや教育にお金がかかりすぎる ( 総数 56.3%) であり とくに妻の年齢 35 歳未満の若い層では 8 割前後の高い選択率となっている また 30 歳代では 自分の仕事に差し支える これ以上 育児の心理的 肉体的負担に耐えられない という回答が他の年齢層に比べて多い 図表 Ⅲ-1-12 妻の年齢別にみた 夫婦の子どもを持つ理由 : 第 15 回調査 (2015 年 ) 注 : 対象は理想子ども数が 1 人以上と回答した初婚どうしの夫婦 不詳を含まない選択率 複数回答のため合計値は 100% を超える 6 図表 Ⅲ-1-13 妻の年齢別にみた 理想の子ども数を持たない理由 : 第 15 回調査 (2015 年 ) ( 予定子ども数が理想子ども数を下回る夫婦 ) 注 : 対象は予定子ども数が理想子ども数を下回る初婚どうしの夫婦 理想 予定子ども数の差の理由不詳を含まない選択率 複数回答のため合計値は 100% を超える 予定子ども数が理想子ども数を下回る夫婦の割合は それらの不詳を除く 30.3% である 育児負担妻の年齢客体数子育てや教育にお金がかかりすぎるから自分の仕事勤めや家業に差し支えるから家が狭いから高年齢で生むのはいやだから欲しいけれどもできないから健康上の理由からこれ以上育児の心理的肉体的負担に耐えられないから夫の家事 育児への協力が得られないから一番末の子が夫の定年退職までに成人してほしいから夫が望まないから子どもがのびのび育つ社会環境ではないから自分や夫婦の生活を大切にしたいから 30 歳未満 ( 51) 76.5% ~34 歳 ( 132) ~39 歳 ( 282) ~49 歳 ( 788) 総数 (1,253) 第 14 回 ( 総数 ) (1,835) 60.4% 第 13 回 ( 総数 ) (1,825) 65.9% ( 複数回答 ) 理想の子ども数を持たない理由経済的理由年齢 身体的理由夫に関する理由その他

81 第 Ⅲ 部第 1 章子どもについての考え方 75 理想子ども数 3 人以上を実現できないのは おもに経済的理由理想は 1 人以上だが予定子ども数が 0 人という夫婦では その差の理由として 欲しいけれどもできない の選択率が 74.0% となっている 理想を 3 人以上としている夫婦では 理想通りの子ども数を持たない理由として お金がかかりすぎる を挙げる割合がもっとも高い 次いで 高年齢で生むのはいや 育児負担 仕事に差し支える 家が狭い 等の理由を挙げる割合が高い 図表 Ⅲ-1-14 理想 予定子ども数の組み合わせ別にみた 理想の子ども数を持たない理由 : 第 15 回調査 (2015 年 )( 予定子ども数が理想子ども数を下回る夫婦 ) 注 : 図表 Ⅲ-1-13 と同じ ( 複数回答 ) 育児負担子育てや教育にお金がかかりすぎるから自分の仕事(勤めや家業)に差し支えるから家が狭いから高年齢で生むのはいやだから欲しいけれどもできないから健康上の理由からこれ以上 育児の心理的 肉体的負担に耐えられないから夫の家事 育児への協力が得られないから一番末の子が夫の定年退職までに成人してほしいから夫が望まないから子どもがのびのび育つ社会環境ではないから自分や夫婦の生活を大切にしたいから理想 1 人以上予定 0 人 6.1 % ( 77) 15.6 % 理想 2 人以上予定 1 人 39.2 ( 491) 理想 3 人以上予定 2 人以上 54.7 ( 685) 総数 % (1,253) 56.3 % 予定子ども数が理想子ども数を下回る組み合わせ予定子ども数が理想を下回る夫婦の内訳(客体数)理想の子ども数を持たない理由経済的理由年齢 身体的理由夫に関する理由その他

82 76 第 Ⅲ 部第 1 章子どもについての考え方予定子ども数を実現できない場合の理由は 年齢 健康上の理由 が最多平均予定子ども数は 2 人を超えた水準にあるものの 実際の出生過程をみるとそれを実現できるペースより低い状態となっている この要因を探るため 今後 1 人以上の追加の子どもを持つつもりの夫婦に その実現可能性の高さと 予定の子ども数を実現できないとしたときに考えられる理由についてたずねた 持つつもりの子ども数を実現できない可能性は低い と考える夫婦の割合は前回調査より低下し 総数で 12.4%( 第 14 回 13.8%) となった 予定子ども数を実現できない可能性について その理由をみると 年齢や健康上の理由で子どもができないこと が 53.4% でもっとも選択率が高い どの年齢層でも前回調査より選択率が 10% ポイント以上大きくなっており 全体として不妊リスクを意識する夫婦が多くなっている これに次いで多い理由は 収入が不安定なこと であり 若い層ほどこの理由を挙げる割合が高くなっている 図表 Ⅲ-1-15 妻の年齢別にみた 予定子ども数を実現できない可能性 : 第 15 回調査 (2015 年 )( 追加予定子ども数が 1 人以上の夫婦 ) 注 : 対象は追加予定子ども数が 1 人以上の初婚どうしの夫婦 35 歳以上の集計客体数内訳は 35 ~ 39 歳 (277) 40 ~ 44 歳 (94) 45 ~ 49 歳 (12) 設問 今後持つおつもりのお子さんの数が もし結果的に持てないことがあるとしたら その原因は何である可能性が高いですか 収入が不安定なこと自分の夫の仕事の事情家事 育児の協力者がいないこと保育所など子どもの預け先がないこと今いる子どもに手がかかること年齢や健康上の理由で子どもができないこと 30 歳未満 100.0% ( 334) 17.4% ~34 歳 ( 405) 歳以上 ( 383) 総数 100.0% (1,122) 12.4% ( 参考 ) 第 14 回 (2010 年 ) 30 歳未満 100.0% ( 507) 18.5% ~34 歳 ( 612) 歳以上 ( 536) 総数 100.0% (1,655) 13.8% 妻の年齢総数集計客体数予定子ども数を実現できない可能性は低い予定子ども数を実現できない可能性がある予定の子ども数を実現できない場合の理由 ( 複数回答 )

83 5. 子どもに受けさせたい教育の程度 未婚女性は未婚男性よりも子どもに受けさせたい教育の程度が高い傾向未婚男女に ( 自分の ) 子どもにどの程度の教育を受けさせたいかをたずねたところ 対象となる子どもの性別にかかわらず 大学 がもっとも多かった 総じて未婚女性は未婚男性より子どもに高い教育を望む傾向がみられるが とくに25 ~ 29 歳では 男の子 に 大学以上 ( 大学院 大学 ) の教育を望む割合が83.1% 女の子 には 71.7% と未婚男性との差が大きい (25 ~ 29 歳の未婚男性が子どもに 大学以上 ( 大学院 大学 ) の教育を望む割合は 男の子 72.6% 女の子 63.6%) 図表 Ⅲ-1-16 年齢別にみた 未婚者が男の子および女の子に受けさせたい教育の程度 : 第 15 回調査 (2015 年 ) 69.0 注 : 対象は いずれ結婚するつもり と回答した 18 ~ 49 歳の未婚者 なお 20 歳未満の未婚者については掲載を省略 ただし 総数にはこれを含む 客体数は 未婚男性 20 ~ 24 歳 (814) 25 ~ 29 歳 (657) 30 ~ 34 歳 (479) 18 ~ 34 歳 (2,320) 35 ~ 49 歳 (802) 18 ~ 49 歳 (3,121) 未婚女性 20 ~ 24 歳 (935) 25 ~ 29 歳 (668) 30 ~ 34 歳 (347) 18 ~ 34 歳 (2,296) 35 ~ 49 歳 (522) 18 ~ 49 歳 (2,818) 設問 あなたのお子さんには どの程度の教育を受けさせたいですか あてはまる番号に 1 つずつ をつけてください お子さんがいない場合も いると仮定して (1) 男の子 (2) 女の子それぞれについてお答えください ( 選択肢 :1. 中学校 2. 高校 3. 専修 専門学校 ( 高卒後 ) 4. 短大 高専 5. 大学 6. 大学院 7. その他 ) 第 Ⅲ 部第 1 章子どもについての考え方 77

84 夫婦が子どもに受けさせたい教育の程度は 子どもの性別にかかわらず 大学 が最多夫婦に ( 自分の ) 子どもにどの程度の教育を受けさせたいかをたずねたところ 対象となる子どもの性別にかかわらず 大学 がもっとも多く ( 男の子 71.5% 女の子 57.3%) 高校卒業後もさらに教育を受けさせたいと考える夫婦が8 割にのぼる 妻の年齢別では 30 歳代において 女の子 に 大学以上 の教育を受けさせたい割合がやや高く 大学院 大学 を合わせて6 割を超えている (60.8%) 第 10 回調査 (1992 年 ) と比べ 女の子 に 大学以上 の教育を受けさせたい夫婦の割合が増加 女の子 に受けさせたい教育の程度は 第 10 回調査 (1992 年 ) では 短大 高専 がもっとも多かったのに対し (38.5%) 第 15 回調査 (2015 年 ) では 大学以上 ( 大学院 大学 ) が増え (59.2%) 短大 高専 (10.6%) を上回っている 一方 男の子 に 大学以上 ( 大学院 大学 ) の教育を受けさせたい割合は76.4% と第 10 回調査 (73.9%) から大きな変化はみられない 図表 Ⅲ-1-17 妻の年齢別にみた 夫婦が男の子および女の子に受けさせたい教育の程度 : 第 15 回調査 (2015 年 ) 子どもの性別 妻の年齢 総数 大学以上 大学院 子どもに受けさせたい教育の程度 大学 短大 高専 専修 専門学校 高校 中学校 その他 不詳 た受男いけの教さ子育せに 20~29 歳 % ~39 歳 ~49 歳 総 数 た受女いけの教さ子育せに ( 参考 ) 第 10 回調査 (1992 年 ) 20~29 歳 % ~39 歳 ~49 歳 総 数 男の子の教育 女の子の教育 注 : 対象は初婚どうしの夫婦 妻 20 歳未満の夫婦 (4 組 ) については掲載を省略 ただし 総数にはこれを含む 客体数は 第 15 回 :20 ~ 29 歳 (472) 30 ~ 39 歳 (2,023) 40 ~ 49 歳 (2,835) 総数 (50 歳未満 )(5,334) 第 10 回 : 総数 (50 歳未満 )(8,844) 設問第 10 回調査 : あなたはお子さんにどの程度の教育を受けさせたいと ( 受けさせたかった ) ですか ( 男の子または女の子がいない方は いると仮定して全員の方が両方にお答え下さい ) ( 選択肢 :1. 中学校 2. 高校 3. 短大 高専 4. 大学 大学院 5. その他 ) 第 15 回調査 : あなた方ご夫婦は お子さんにどの程度の教育を受けさせたい ( 受けさせたかった ) ですか あてはまる番号に 1 つずつ をつけて下さい 男の子または女の子がいない場合も いると仮定して (1) 男の子 (2) 女の子のそれぞれについてお答え下さい ( 選択肢 :1. 中学校 2. 高校 3. 専修 専門学校 ( 高卒後 ) 4. 短大 高専 5. 大学 6. 大学院 7. その他 ) 78 第 Ⅲ 部第 1 章子どもについての考え方

85 第 2 章 生活経験と交際 結婚 出生 中村真理子 守泉理恵 1. 学卒時の従業上の地位 学卒時にして就業していた割合は 未婚女性よりも有配偶女性で高い 年齢別に学卒時の従業上の地位をみると 25 ~ 29 歳の未婚者のうち学卒時に正規の職員として就業していたのは 62.4% であったが 有配偶女性 ( 夫婦の妻 ) では 66.9% とより高くなっている この傾向は 30 ~ 34 歳 35 ~ 39 歳にもみられるほか 最後に卒業した学校別でも同様にみられる 図表 Ⅲ -2-1 年齢 最後に卒業した学校別にみた 学卒時の授業上の地位の構成 : 第 15 回調査 (2015 年 ) 未婚女性 有配偶女性 ( 夫婦の妻 ) 注 : 対象は 25 ~ 39 歳の未婚女性と初婚どうしの夫婦の妻 学生を除く 最後に卒業した学校 が不詳については掲載を省略 ただし 総数にはこれを含む 第 Ⅲ 部第 2 章生活経験と交際 結婚 出生 79

86 2. 交際相手 結婚相手との出会いのきっかけ 出会いのきっかけは 未婚者 夫婦ともに職場 友人やきょうだい 学校を通じてが 7 割を占める未婚者が交際相手と出会ったきっかけについてみると 男女ともに 学校で が男性では 27.7% 女性では23.7% と最も多く 友人 兄弟姉妹を通じて ( 男性 20.6% 女性 20.9%) と 職場や仕事で ( 男性 18.6% 女性 21.5%) がこれに続き この上位 3つで約 7 割を占めている 一方 夫妻について夫婦が知り合ったきっかけをみると 友人 兄弟姉妹を通じて 職場や仕事で がそれぞれ30.8% 28.2% とおよそ3 割で 次いで 学校で の出会いが11.7% となっている これら上位 3つは 順番は異なるものの未婚者と共通で 未婚者と同様全体の約 7 割を占めている 総数 ( 客体数 ) 図表 Ⅲ-2-2 未婚者が現在の交際相手と出会ったきっかけの構成 職場や仕事で 友人 兄弟姉妹を通じて 学校で 街なかや旅先で サークル クラフ 習いごとでアルハ イトで 幼なじみ 隣人 見合いで 注 : 対象は異性の交際相手 ( 婚約者 異性の恋人 異性の友人 ) がいると回答した 18 ~ 34 歳未婚者 結婚相談所で 未婚男性 % (737) 18.6 % 未婚女性 (976) その他 不詳 図表 Ⅲ-2-3 調査別にみた 夫妻が出会ったきっかけの構成 調査 ( 調査年次 ) 第 8 回調査 (1982 年 ) 第 9 回調査 (1987 年 ) 第 10 回調査 (1992 年 ) 第 11 回調査 (1997 年 ) 第 12 回調査 (2002 年 ) 第 13 回調査 (2005 年 ) 第 14 回調査 (2010 年 ) 第 15 回調査 (2015 年 ) 総数 ( 客体数 ) 職場や仕事で 友人 兄弟姉妹を通じて 学校で 恋愛結婚 街なかや旅先で サークル クラフ 習いごとで アルハ イトで 幼なじみ 隣人 見合い結婚 その他 % (1,295) 25.3 % (1,421) (1,525) (1,304) (1,488) (1,076) (1,136) (894) 不詳 注 : 各調査時点より過去 5 年間に結婚した初婚どうしの夫婦について 見合い結婚とは出会いのきっかけが 見合いで 結婚相談所で の結婚 第 8 9 回調査は アルバイトで を選択肢に含まない 80 第 Ⅲ 部第 2 章生活経験と交際 結婚 出生

87 3. 子どもとのふれあい経験や周囲の結婚に対する評価 子どもとのふれあい経験や周囲の結婚に対する評価は 未婚男女で差 子どもとのふれあい経験や友人の結婚生活に対する見方は未婚男女で差がみられ 総じて女性 のほうが ふれあいの機会がよくあり ( 男性で38.8% 女性で48.8%) 友人の結婚生活を肯定的に見ている ( 男性で46.5% 女性で58.5%) 両親の夫婦関係については 男女で回答傾向に差はなく 半数が肯定的にとらえている 図表 Ⅲ-2-4 未婚者の年齢別にみた 子どもとのふれあい経験や周囲の結婚に対する評価 : 第 15 回調査 (2015 年 ) 経験 / 周囲の状況 赤ちゃんや小さい子どもとふれあう機会がよくあった ( よくある ) 両親のような夫婦関係をうらやましく思う 結婚しているまわりの友人をみると 幸せそうだと思う 同年代の友人やきょうだいに 子どもを持っている人が多い 未婚男性 未婚女性 年齢あてはあてはま該当あてはあてはま該当不詳まるらないしないまるらないしない 不詳 18~24 歳 38.1 % % ~34 歳 総数 (18~34 歳 ) ~24 歳 ~34 歳 総数 (18~34 歳 ) ~24 歳 ~34 歳 総数 (18~34 歳 ) ~24 歳 ~34 歳 総数 (18~34 歳 ) 注 : 対象は 18~34 歳の未婚男女 各年齢層の客体数は 18~24 歳 ( 男性 1,342 女性 1,404) 25~34 歳 ( 男性 1,363 女性 1,166) 設問 あなたの身近な状況について おたずねします 以下の 1~4 について 右の欄のあてはまる番号に 1 つずつ をつけてください 質問項目に該当する相手がいない ( いなかった ) 場合は 5 に をつけてください (1. あてはまる 2. どちらかといえばあてはまる 3. どちらかといえばあてはまらない 4. あてはまらない 5. 該当しない ) 子どもとふれあう機会が多かった ( 多い ) 未婚者や 両親や友人の結婚に肯定的な未婚者は結婚意欲が高い 子どもとのふれあい経験 両親や友人の結婚に対する評価などによって 未婚者の生涯の結婚意 思に違いがあるかをみてみると 赤ちゃんや小さい子どもとふれあう機会が多かった人や 両親や友人の結婚生活を肯定的にみている人のほうが いずれ結婚するつもり と回答する割合が高い 図表 Ⅲ-2-5 子どもとのふれあい経験や周囲の結婚に対する評価別にみた 未婚者の生涯の結婚意思 : 第 15 回調査 (2015 年 ) い 注 : 対象は18 ~ 34 歳の未婚男女 ( ) 内の数値は客体数 第 Ⅲ 部第 2 章生活経験と交際 結婚 出生 81

88 有配偶女性の子どもとのふれあい経験は初婚年齢で差 周囲の結婚に対する評価はおおむね肯定的結婚持続期間 10 年未満の初婚どうし夫婦の妻について 結婚以前に子どもとふれあう機会がよくあった ( あてはまる を選択した) 割合を妻の初婚年齢別に比較すると 25 歳未満で結婚した妻でもっとも高かった また 妻が結婚する前に すでに結婚していたまわりの友人を幸せそうだと思っていた割合は 25 ~ 34 歳で結婚した妻においてもっとも高く (68.1%) この年齢で結婚した妻の多くが結婚に対して肯定的なイメージを持っていたことがうかがえる 図表 Ⅲ-2-6 妻の初婚年齢別にみた 子どもとのふれあい経験や周囲の結婚に対する評価 : 第 15 回調査 (2015 年 )( 結婚持続期間 10 年未満の夫婦の妻 ) 経験 / 周囲の状況 赤ちゃんや小さい子どもとふれあう機会がよくあった 両親のような夫婦関係をうらやましく思っていた 結婚しているまわりの友人をみると 幸せそうだと思っていた 同年代の友人やきょうだいに 子どもを持っている人が多かった 妻のあてはあてはま該当総数初婚年齢まるらないしない 不詳 25 歳未満 % ~34 歳 歳以上 小計 ( 妻 18~34 歳 ) 総数 ( 妻 50 歳未満 ) 歳未満 ~34 歳 歳以上 小計 ( 妻 18~34 歳 ) 総数 ( 妻 50 歳未満 ) 歳未満 ~34 歳 歳以上 小計 ( 妻 18~34 歳 ) 総数 ( 妻 50 歳未満 ) 歳未満 ~34 歳 歳以上 小計 ( 妻 18~34 歳 ) 総数 ( 妻 50 歳未満 ) 注 : 対象は結婚持続期間 10 年未満の初婚どうし夫婦の妻 (50 歳未満 ) 客体数は 総数 ( 妻 50 歳未満 )(1,958) 小計 ( 妻 18 ~ 34 歳 )(1,772) 初婚年齢 25 歳未満 (393) 25 ~ 34 歳 (1,379) 35 歳以上 (186) 妻の初婚年齢不詳については掲載を省略 ただし 総数にはこれを含む 設問 あなたの結婚前までの身近な状況について おたずねします 以下の 1~4 について 右の欄のあてはまる番号に 1 つずつ をつけてください 質問項目に該当する相手がいない ( いなかった ) 場合は 5 に をつけてください (1. あてはまる 2. どちらかといえばあてはまる 3. どちらかといえばあてはまらない 4. あてはまらない 5. 該当しない ) 82 第 Ⅲ 部第 2 章生活経験と交際 結婚 出生

89 子どもとのふれあい経験が あった ( ある ) 人ほど 望む子ども数が多い 赤ちゃんや小さい子どもとのふれあい機会がよくあった( ある ) という項目に あてはまる と回答した未婚者の平均希望子ども数は あてはまらない と回答した人よりも高い傾向にあった とくに未婚女性で大きな差がみられた 一方 結婚持続期間 10 年未満の夫婦の平均理想 予定子ども数についても ふれあい経験がよくあった妻で高い傾向にある 図表 Ⅲ-2-7 未婚男女 有配偶女性 ( 結婚持続期間 10 年未満 ) の子どもとのふれあい経験別にみた 平均希望 理想 予定子ども数 : 第 15 回調査 (2015 年 ) 未婚男女 (18 ~ 34 歳 ) 夫婦の妻 (18 ~ 34 歳 ) 注 : 対象は いずれ結婚するつもり と回答した 18 ~ 34 歳の未婚者 および結婚持続期間 10 年未満の初婚どうしの夫婦の妻 (18 ~ 34 歳 ) 希望子ども数は 5 人以上を 5 理想 予定子ども数は 8 人以上を 8 として算出 ( 不詳を除く ) 妻の 子どもとのふれあい体験 は 自身が結婚する前までの状況に対する回答 第 Ⅲ 部第 2 章生活経験と交際 結婚 出生 83

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91 第 3 章 結婚 家族に関する意識 釜野さおり 1. 結婚 家族に関する未婚者の意識 夫は外で働き 妻は家庭を守るべきだ への支持は未婚男女ともに3 割前後結婚 家族 男女関係などについての未婚者の考え方をみると 今回の調査において 未婚男性と未婚女性の双方の8 割に支持されている意見は 3 婚前交渉かまわない 4 女 / 男らしさ必要 5 自己目標持つべき の3 項目 7 割に支持されているのは 2 同棲なら結婚 9 母親は家に の2 項目である また 13 産むなら20 代のうち の支持割合は 女性では8 割台 男性では7 割台である 一方 男女の支持割合が3 割台であるのは 11 結婚せず子よい 3 割前後であるのは 7 夫は仕事 妻は家 である 女性よりも男性で支持が多い項目は 6 結婚に犠牲当然 (12% ポイント差 ) 10 離婚避けるべき (9% ポイント差 ) 8 子ども持つべき (8% ポイント差 ) 1 生涯独身よくない (7% ポイント差 ) 12 男性は家族優先 (6% ポイント差 ) である 図表 Ⅲ-3-1 結婚 家族に関する未婚者の意識 : 第 15 回調査 (2015 年 ) 結婚 家族に関する考え方 未婚男性 未婚女性 賛成 反対 不詳 賛成 反対 不詳 1 生涯を独身で過ごすというのは 望ましい生き方ではない 64.7 % % 男女が一緒に暮らすなら結婚すべきである 結婚前の男女でも愛情があるなら性交渉をもってかまわない どんな社会においても 女らしさや男らしさはある程度必要だ 結婚しても 人生には結婚相手や家族とは別の自分だけの目標を持つべきである 結婚したら 家庭のためには自分の個性や生き方を半分犠牲にするのは当然だ 結婚後は 夫は外で働き 妻は家庭を守るべきだ 結婚したら 子どもは持つべきだ 少なくとも子どもが小さいうちは 母親は仕事を持たず家にいるのが望ましい いったん結婚したら 性格の不一致くらいで別れるべきではない 結婚していなくても 子どもを持つことはかまわない 結婚した男性にとって 家族と過ごす時間は仕事の成功よりも重要である 女性が最初の子どもを産むなら20 代のうちがよい 注 : 対象は18 ~ 34 歳の未婚者 客体数は 男性 (2,705) 女性(2,570) 第 Ⅲ 部第 3 章結婚 家族に関する意識 85

92 未婚者では2000 年代以降 母親は家に に不支持 結婚に犠牲当然 に支持の流れ未婚者の結婚 家族に関する意識について 第 10 回調査 (1992 年 ) からの変化をみると 男性では 6 結婚に犠牲当然 への賛成割合 ( 伝統的な考えを支持する回答 ) が継続的に増加し 7 夫は仕事 妻は家 と 9 母親は家に の賛成割合 ( いずれも伝統的な考えを支持する回答 ) は継続的に減少している また 第 11 回調査 (1997 年 ) 以降に限定すると 1 生涯独身よくない と 2 同棲なら結婚 で賛成割合 ( 伝統的な考えを支持する回答 ) の増加が続いている 女性では第 10 回調査 (1992 年 ) から継続して同方向に変化している項目はないが 8 子ども持つべき と 9 母親は家に の賛成割合 ( 伝統的な考えを支持する回答 ) が おおむね減少傾向にある また 第 11 回調査 (1997 年 ) 以降に限定すると 1 生涯独身よくない 2 同棲なら結婚 6 結婚に犠牲当然 の賛成割合 ( 伝統的な考えを支持する回答 ) が増加傾向にある 図表 Ⅲ-3-2 調査別にみた 結婚 家族に関する未婚者の意識 ( 伝統的な考えを支持する割合 ) 伝統的な考えを支持する回答の割合 ( % ) 生涯独身よくない ( 賛成 ) 2 同棲なら結婚 ( 賛成 ) 婚前交渉かまわない ( 反対 ) 女 / 男らしさ必要 ( 賛成 ) 未婚男性 第 10 回調査 (1992 年 ) 第 11 回調査 (1997 年 ) 第 12 回調査 (2002 年 ) 第 13 回調査 (2005 年 ) 第 14 回調査 (2010 年 ) 第 15 回調査 (2015 年 ) 自己目標持つ ( 反対 ) 結婚に犠牲当然 ( 賛成 ) 7 夫は仕事妻は家 ( 賛成 ) 子ども持つべき ( 賛成 ) 母親は家に ( 賛成 ) 離婚避けるべき ( 賛成 ) 結婚せず子よい ( 反対 ) 100 伝統的 80 な考えを 60 支持する 40 回答の 20 割合 ( % 0 ) 生涯独身よくない ( 賛成 ) 2 同棲なら結婚 ( 賛成 ) 婚前交渉かまわない ( 反対 ) 女 / 男らしさ必要 ( 賛成 ) 5 自己目標持つべき ( 反対 ) 未婚女性 9.8 注 : 対象は 18 ~ 34 歳の未婚者 は賛成の割合 ( まったく賛成 と どちらかといえば賛成 の合計割合 ) を用いて 3511 は反対の割合 ( まったく反対 と どちらかといえば反対 の合計割合 ) を用いて 伝統的な考えを支持する割合として示している 客体数は 第 10 回男性 (4,215) 女性 (3,647) 第 11 回男性 (3,982) 女性 (3,612) 第 12 回男性 (3,897) 女性 (3,494) 第 13 回男性 (3,139) 女性 (3,064) 第 14 回男性 (3,667) 女性 (3,406) 第 15 回男性 (2,705) 女性 (2,570) 4 は第 13 回調査 (2005 年 ) から 11 は第 14 回調査 (2010 年 ) から追加された 9 は第 11 回調査 (1997 年 ) には含まれていない グラフ上の数値は第 15 回調査のもの 結婚に犠牲当然 ( 賛成 ) 7 夫は仕事妻は家 ( 賛成 ) 子ども持つべき ( 賛成 ) 母親は家に ( 賛成 ) 離婚避けるべき ( 賛成 ) 結婚せず子よい ( 反対 ) 86 第 Ⅲ 部第 3 章結婚 家族に関する意識

93 2. 結婚 家族に関する妻の意識 婚前交渉はかまわない 女らしさ男らしさは必要 結婚しても自分の目標を 最初の子どもを産むなら20 代で に対しては妻から高い支持結婚 家族に関する妻の意識をみると 8 割以上の妻が 3 婚前交渉かまわない 4 女 / 男らしさ必要 5 自己目標持つべき 13 産むなら20 代のうち という意見を支持している また 2 同棲なら結婚 8 子ども持つべき 9 母親は家に 12 男は仕事より家族 は6 割台 1 生涯独身よくない 10 離婚避けるべき は5 割台の支持を得ている 支持が半数に満たないのは 6 結婚に犠牲当然 (4 割台 ) 11 結婚せず子よい (3 割台 ) 7 夫は仕事 妻は家 (2 割台 ) である 図表 Ⅲ-3-3 結婚 家族に関する妻の意識 : 第 15 回調査 (2015 年 ) 結婚 家族に関する考え方 総 数 客体数 (5,334) 賛 成 賛ま成ったく いどえちばら賛か成と 反 対 反ま対ったく いどえちばら反か対と 不 詳 ( 参考 ) 第 14 回調査 賛 成 反 対 1 生涯を独身で過ごすというのは 望ましい生き方ではない % 54.5 % % % 57.3 % 38.3 % 2 男女が一緒に暮らすなら結婚すべきである 結婚前の男女でも愛情があるなら性交渉を 3 もってかまわない 4 どんな社会においても 女らしさや男らしさはある程度必要だ結婚しても 人生には結婚相手や家族とは別 5 の自分だけの目標を持つべきである結婚したら 家庭のためには自分の個性や生 6 き方を半分犠牲にするのは当然だ結婚後は 夫は外で働き 妻は家庭を守るべ 7 きだ 結婚したら 子どもは持つべきだ 少なくとも子どもが小さいうちは 母親は仕事を持たず家にいるのが望ましい 10 いったん結婚したら 性格の不一致くらいで別れるべきではない 結婚していなくても 子どもを持つことはかまわない結婚した男性にとって 家族と過ごす時間は仕事の成功よりも重要だ女性が最初の子どもを産むなら20 代のうちがよい 注 : 対象は初婚どうしの夫婦 12 と 13 は第 15 回調査における新規項目 第 Ⅲ 部第 3 章結婚 家族に関する意識 87

94 妻の 子どもは持つべき 母親は家に への支持と 結婚後も自己目標持つ 婚前交渉はかまわない への不支持は1990 年代から継続して減少結婚や家族に関する妻の考え方について第 10 回調査 (1992 年 ) からの変化をみると 1990 年代にはどの項目においても伝統的な考え方から離れていく傾向がみられたが 2000 年代に入ると項目によって変化の傾向に違いが生じている 同方向の変化が継続している項目は 3 婚前交渉かまわない 5 自己目標持つべき 8 子どもは持つべき 9 母親は家に の4 項目で いずれも伝統的な考えの支持割合が減少する方向に変化している 一方 6 結婚に犠牲当然 は 1992 年から1997 年の減少を除けば 賛成割合が増加している 10 離婚避けるべき は 1992 年から1997 年にかけて賛成割合が低下した以降は ほぼ横ばいである その他の項目での経年変化の傾向は明確でない 図表 Ⅲ-3-4 調査別にみた 結婚 家族に関する妻の意識 : 第 15 回調査 (2015 年 ) ( 伝統的な考えを支持する割合 ) 伝統的な考えを支持する回答の割合 ( % ) 生涯独身よくない ( 賛成 ) 2 同棲なら結婚 ( 賛成 ) 婚前交渉かまわない ( 反対 ) 4 女 / 男らしさ必要 ( 賛成 ) 自己目標持つべき ( 反対 ) 第 10 回調査 (1992 年 ) 第 11 回調査 (1997 年 ) 第 12 回調査 (2002 年 ) 第 13 回調査 (2005 年 ) 第 14 回調査 (2010 年 ) 第 15 回調査 (2015 年 ) 結婚に犠牲当然 ( 賛成 ) 夫は仕事妻は家 ( 賛成 ) 子ども持つべき ( 賛成 ) 母親は家に ( 賛成 ) 10 離婚避けるべき ( 賛成 ) 結婚せず子よい ( 反対 ) 注 : 対象は初婚どうしの夫婦 は賛成の割合 ( まったく賛成 と どちらかといえば賛成 の合計割合 ) を用いて 3511 は反対の割合 ( まったく反対 と どちらかといえば反対 の合計割合 ) を用いて 伝統的な考えを支持する割合として示している グラフ内の数値は第 15 回調査のもの 客体数は 第 10 回調査 (8,844) 第 11 回調査 (7,354) 第 12 回調査 (6,949) 第 13 回調査 (5,932) 第 14 回調査 (6,705) 第 15 回調査 (5,334) 88 第 Ⅲ 部第 3 章結婚 家族に関する意識

95 妻が伝統的な考えを持つ夫婦では 理想および予定子ども数が多い傾向結婚持続期間 0 ~ 4 年の夫婦の平均理想子ども数と平均予定子ども数を 妻が結婚 家族に関して伝統的な考えを支持するか否かによって比較した 多くの項目で 伝統的な考えを支持する妻 ( 棒グラフ左 ) の方が 支持しない妻に比べ 平均理想子ども数 平均予定子ども数ともに高い 特に 8 子ども持つべき 10 離婚避けるべき 13 産むなら20 代のうち に賛成する妻の平均理想子ども数と平均予定子ども数は多い傾向にある 一方 4 女 / 男らしさ必要 に賛成する妻や 12 男は仕事より家族 に反対する妻 ( ともに伝統的な考えを支持する層 ) では 伝統的な考えを支持しない層よりも平均理想子ども数 平均予定子ども数のいずれもが低いなど 妻の伝統的考えと出生意欲との関係にはゆらぎもみられる 図表 Ⅲ-3-5 妻の結婚 家族に関する意識 ( 伝統的な考えを支持するか否か ) 別にみた 理想 予定子ども数 : 第 15 回調査 (2015 年 )( 結婚持続期間 0 ~ 4 年の妻 ) 平均理想子ども数 平均予定子ども数 注 : 対象は結婚持続期間 0 ~ 4 年の初婚どうしの夫婦 では まったく賛成 どちらかといえば賛成 と回答したグループを伝統的な考えを支持する層 逆に どちらかといえば反対 と まったく反対 と回答したグループを伝統的な考えを支持しない層として捉えた 他方 については逆転して捉えた 横軸の各項目の ( ) 内の 賛成 または 反対 は 伝統的な考えを支持する回答 各棒グラフでは 伝統的な考えを支持する層を左に 支持しない層を右に配置し 理想子ども数 予定子ども数の平均値を示している 第 Ⅲ 部第 3 章結婚 家族に関する意識 89

96 3. 結婚 家族に関する意識 : 未婚女性と有配偶女性 ( 夫婦の妻 ) の比較 結婚することや子どもを持つことについては 有配偶女性よりも 未婚女性の方が伝統的な考えを支持する傾向未婚女性と有配偶女性 ( 夫婦の妻 )( いずれも18 ~ 34 歳 ) の結婚や家族に関する考え方を比較すると 1 生涯独身よくない 2 同棲なら結婚 8 子ども持つべき 9 母親は家に 11 離婚避けるべき という考え方を支持する割合は 有配偶女性よりも未婚女性の方が高い また 3 婚前交渉かまわない と 13 男は仕事より家族 に反対する割合も 未婚女性の方が有配偶女性よりも高い 結婚することや子どもを持つことについては 総じて 未婚女性のほうが伝統的な考えを支持する傾向が強い 特に 9 母親は家に に賛成 3 婚前交渉かまわない に反対といった伝統的な考えを支持する割合は それぞれ13% ポイント 9% ポイント 未婚女性が有配偶女性を上回る この他の項目でも 伝統的な考えを支持する割合は未婚女性の方が3% ポイント以上高い 一方 6 結婚に犠牲当然 と 13 産むなら20 代のうち については 未婚女性の賛成割合が 有配偶女性をそれぞれ7% ポイントと3% ポイント上回る 結婚後のあり方や出産に適した年齢については 有配偶女性の方が伝統的な考えを支持している 100 図表 Ⅲ -3-6 配偶関係別にみた 結婚 家族に関する意識 : 第 15 回調査 (2015 年 ) (18 ~ 34 歳の未婚女性と有配偶女性 ) 伝統的な考えを支持する回答の割合 ( % ) 生涯独身よくない ( 賛成 ) 同棲なら結婚 ( 賛成 ) 婚前交渉かまわない ( 反対 ) 女 / 男らしさ必要 ( 賛成 ) 自己目標持つべき ( 反対 ) 未婚女性有配偶女性 ( 夫婦の妻 ) 結婚に犠牲当然 ( 賛成 ) 夫は仕事妻は家 ( 賛成 ) 子ども持つべき ( 賛成 ) 母親は家に ( 賛成 ) 10 離婚避けるべき ( 賛成 ) 結婚せず子よい ( 反対 ) 男は仕事より家族 ( 反対 ) 産むなら 20 代のうち ( 賛成 ) 注 : 対象は 18 ~ 34 歳の未婚女性と有配偶女性 ( 初婚どうしの夫婦の妻 ) は賛成の割合 ( まったく賛成 と どちらかといえば賛成 の合計割合 ) を用いて は反対の割合 ( まったく反対 と どちらかといえば反対 の合計割合 ) を用いて 伝統的な考えを支持する割合として示している 客体数は 未婚女性 (2,570) 有配偶女性 (1,296) 90 第 Ⅲ 部第 3 章結婚 家族に関する意識

97 用語の解説 恋愛結婚 見合い結婚本調査報告における恋愛結婚 見合い結婚は 出会いのきっかけによって定義されるもので 夫妻の出会いのきっかけに関する設問の回答が 学校で 職場や仕事の関係で 幼なじみ 隣人関係 学校以外のサークル活動やクラブ活動 習いごとで 友人や兄弟姉妹を通じて 街なかや旅先で アルバイトで と回答したものを恋愛結婚 見合いで および 結婚相談所で と回答したものを見合い結婚として分類している 完結出生児数 / 完結出生力夫婦が結婚後 十分に時間が経過して もはや子どもを生まなくなった時点の子ども数を完結出生児数とよび その出生力の水準を完結出生力という わが国の場合 結婚から15 年を経過すると追加出生がほとんどみられなくなるので 本調査報告では結婚持続期間 15 ~ 19 年の夫婦の平均出生児数を完結出生児数としている 妻の結婚前後の就業変化本調査報告では 妻の結婚前後の就業変化を下記のように定義した 就業継続 : 結婚を決めたとき就業 ~ 結婚直後就業結婚退職 : 結婚を決めたとき就業 ~ 結婚直後無職結婚後就業 : 結婚を決めたとき無職 ~ 結婚直後就業結婚前から無職 : 結婚を決めたとき無職 ~ 結婚直後無職 妻の出産前後の就業変化本調査報告では 第 1 子 ~ 第 3 子それぞれが1 歳以上の夫婦について 妻の出産前後の就業変化を下記のように定義した 就業継続 ( 育休利用 ) : 妊娠判明時就業 ~ 育児休業取得 ~ 子ども1 歳時就業就業継続 ( 育休なし ) : 妊娠判明時就業 ~ 育児休業取得なし~ 子ども1 歳時就業出産退職 : 妊娠判明時就業 ~ 子ども1 歳時無職妊娠前から無職 : 妊娠判明時無職 ~ 妻の就業経歴本調査報告では 第 1 子が1 歳以上である夫婦について 妻の就業経歴のタイプを下記のように定義した 就業継続型 : 結婚を決めたとき就業 ~ 第 1 子 1 歳時就業 ~ 現在就業再就職型 : 結婚を決めたとき就業 ~ 第 1 子 1 歳時無職 ~ 現在就業専業主婦型 : 結婚を決めたとき就業 ~ 第 1 子 1 歳時無職 ~ 現在無職 第 Ⅲ 部第 3 章結婚 家族に関する意識 91

98

99 付属資料 1. 調査関係資料

100

101 目 次 1. 要綱 調査の手引き ご協力のお願い 独身者票 夫婦票 134 付属資料 95

102 2015 年社会保障 人口問題基本調査 結婚と出産に関する全国調査 要綱 第 15 回出生動向基本調査 調査目的 国立社会保障 人口問題研究所は 戦前の 1940( 昭和 15) 年に夫婦の出生力の実態を明らかにするため 初めて出産力調査を実施した 戦後は 1952( 昭和 27) 年に第 2 回調査を行って以降 5 年毎に 出産力調査 という名称で定期的に実施し 1950 年代の夫婦出生児数の急速な減少や 1970 年代半ばからの出生率低下について その実態と要因を明らかにしてきた ( 第 10 回調査からは名称を 出生動向基本調査 と変更 ) 1982( 昭和 57) 年に実施された第 8 回調査からは 少子化の進行にともなって結婚動向把握の重要性が増したことから 夫婦調査に加えて独身者の結婚観 家族観などを調べる独身者調査を実施してきている これら長年にわたる継続調査の結果として 戦後のわが国における出生動向の実態とその要因ならびに背景が明らかにされてきており その社会的 学術的意義は高く評価されている とりわけ 現在進行している少子化過程については 当初の晩婚化や近年の夫婦の子どもの産み方の変化など 出生力低下の要因変化をいち早く捉え その背後にある生活状況や意識変化の姿とともに描き出しており 関連施策や見通しの策定に欠くことのできない資料となっている 2015( 平成 27) 年に実施する第 15 回調査においては 大きく変化しつつある結婚ならびに夫婦の子どもの産み方の動向を見極めるとともに その関連要因と変化メカニズムを究明することが目的である 夫婦調査においては 結婚過程と夫婦出生力の変化進展の実態が把握される 独身者調査では独身者の置かれた生活状況とともに 今後の結婚 出生行動に関わる結婚意欲 家族意識などが把握される この調査によって新たな世代の結婚 出生行動 意識を詳細かつ正確に把握することは 関連諸施策の立案 策定に必要であるとともに 今後の日本社会を大きく左右する人口減少と人口高齢化の行方を定量的に描き出す上で欠くことができない 調査の対象および客体 この調査は 全国に居住する妻の年齢 50 歳未満の夫婦と 18 歳以上 50 歳未満の独身の男女を母集団とする標本調査である 調査客体は 2015( 平成 27) 年度に実施される国民生活基礎調査の調査地 96 付属資料

103 区から無作為抽出された 900 調査地区内に居住する妻の年齢 50 歳未満の夫婦 ( 約 7,800 組 回答者は妻 ) と 18 歳以上 50 歳未満の独身の男女 ( 約 12,700 人 ) で ある 調査期日 2015( 平成 27) 年 6 月 25 日 ( ただし 2015( 平成 27) 年 6 月 1 日現在の事実による ) おもな調査事項 夫婦調査 1) 夫婦 ( および両親 ) の人口学的 社会経済的属性 2) 夫婦の結婚過程に関する事項 3) 夫婦の妊娠 出産 避妊 不妊に関する事項 4) 妻の就業と出産 子育てに関する事項 5) 保育環境 保育資源に関する事項 6) 妻の結婚 子ども 家族に関する意識 独身者調査 1) 独身者 ( および両親 ) の人口学的 社会経済的属性 2) 結婚への意欲 態度およびその背景に関する事項 3) 異性関係 パートナーシップに関する事項 4) ライフコースに対する考え方 5) 結婚 子ども 家族に関する意識 調査の方法 この調査は 国立社会保障 人口問題研究所が厚生労働省大臣官房統計情報部 都道府県 ( または政令指定都市 中核市 保健所設置市 特別区 ) および保健所の協力を得て実施する 記入 回収は 配票自計 密封回収方式によって行う 調査結果の集計および公表 国立社会保障 人口問題研究所が行い 2016( 平成 28) 年 6 月頃に結果概 要を公表予定 付属資料 97

104 2015 年社会保障 人口問題基本調査 結婚と出産に関する全国調査 < 第 15 回出生動向基本調査 > 調査の手引き 調査に関する質問の連絡先 厚生労働省国立社会保障 人口問題研究所 東京都千代田区内幸町 日比谷国際ビル6 階電話 (03) 内線 4474/ 付属資料

105 まえがき このたび 厚生労働省国立社会保障 人口問題研究所の 第 15 回出生動向基本調査 - 結婚と出産に関する全国調査 - の実施にあたり 皆さまには 調査員としてご協力いただくことになりました 本調査の結果は わが国の少子化や家族変容の現状を捉えるとともに これからの日本社会のあり方や施策を考える上で かけがえのない資料となるものです 調査の環境が厳しくなる中 皆さまには多くのご苦労をおかけすることになりますが 一票一票がよりよい社会を築く礎となることを思い 私たちと共にご尽力をいただければ幸いに存じます お忙しい中たいへん恐縮に存じますが 皆さまのご協力を 切にお願い申し上げます 平成 27 年 6 月 厚生労働省国立社会保障 人口問題研究所長森田朗 付属資料 99

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107 Ⅰ 調査の概要 1. 調査の目的 出生動向基本調査 ( 旧称 出産力調査 ) は 初回を戦前の1940( 昭和 15) 年に行い 戦後はほぼ5 年おきに実施をしてきました 今年は第 15 回目に当たります 近年わが国では 家族のあり方や個人の生き方の変化を背景に 出生率が大幅な低下を示し 少子化 として社会的問題となっていることは周知のとおりです こうした傾向が今後も続けば 人口減少や人口高齢化が著しく促進されるなど わが国の社会 経済への影響は測り知れないものがあります 国立社会保障 人口問題研究所では かねてよりこうした出生力変動の要因と背景を解明する努力を続けてまいりました なかでも出生動向基本調査は 日本の人々の結婚の過程ならびに夫婦の子どもの生み方 育て方などに関する科学的データをもたらすものであり とくに夫婦出生力については 全国的動向と背景を把握するわが国で唯一の調査であることから その実施には最大限の努力を傾けております 今回の調査では これまでの調査から明らかとなった夫婦の子どもの生み方の変化について観察を続けるとともに その変化の原因を解明したり あるいは結婚をしていない若者たちの結婚や家族に対する考え方や社会関係の実態について詳細に把握したりすることを目的としています 調査結果は統計の形で報告書や研究資料としてまとめられ 政府において施策立案等の基礎データとして用いられるほか 自治体等においても同様の目的で活用されます さらに 本調査から算出された各種の指標は 当研究所が定期的に公表している公的な将来推計人口 ( 全国 地域 ) および世帯数将来推計 ( 全国 地域 ) に不可欠のデータとして用いられており それらの推計は 政府における厚生労働行政をはじめとした広範な分野において重要な役割を果たしております 以上のように たいへん重要な役割を担っている調査ですので できるだけ正確な回答と高い回答率が得られますよう 以下の要領に従って調査の実施にご尽力いただければ幸いに存じます 付属資料 101

108 2. 調査の対象および客体 この調査は全国の (1) 妻の年齢 50 歳未満 ( 満 49 歳以下 ) の夫婦 (2) 18 歳以上 50 歳未満 ( 満 49 歳以下 ) の独身男女 を対象とし 平成 27 年国民生活基礎調査地区内より無作為に抽出した 900 調査地 区内の (1) および (2) の該当者すべてを調査客体とします 3. 調査の期日 調査の期日は平成 27 年 6 月 25 日です ただし調査内容については 平成 27 年 6 月 1 日現在の事実を調査します 4. 調査票の種類 (1) 結婚されている方への調査票 ( 黄色 ) 妻の年齢 50 歳未満 ( 満 49 歳以下 ) の夫婦用 (2) 独身の方への調査票 ( 緑色 ) 18 歳以上 50 歳未満 ( 満 49 歳以下 ) の独身男女用 5. 調査の方法 調査員の方から 調査対象者に調査票を配布していただきます 調査票の記入は調査対象者ご自身にしていただきます 記入済みの調査票は 対象者ご自身が所定の封筒に 入れて密封します 調査員の方は 記入済み調査票の入った密封封筒を回収します 102 付属資料

109 Ⅱ 調査実施の手順と注意 調査の実施にあたっては次のような手順と注意に従ってください 保健所にお願いする準備作業 1 あらかじめ都道府県から国民生活基礎調査の 単位区別世帯名簿 および 単位区要図 の写しを受け取ってください 2 国民生活基礎調査の 単位区別世帯名簿 の写しから 国民生活基礎調査においてすでに記入済みの (1) 世帯番号 (2) 世帯主氏名 (3) 世帯員数の欄を切り取り 第 15 回出生動向基本調査の 単位区別世帯名簿 の (1) 世帯番号 (2) 世帯主氏名 (3) 世帯員数の欄に そのまま貼りつけてください ( 転記してもかまいません ) 調査地区( 単位区 ) の世帯数が35 世帯を超える場合は 単位区別世帯名簿 が複数必要になります 貼り付け ( または転記 ) 後 右上にある ( ) 枚のうち ( ) 枚目 の欄も記入してください 3 上記 2で作成された第 15 回出生動向基本調査の 単位区別世帯名簿 および 単位区要図 の写しを調査員に渡してください なお 国民生活基礎調査の所得票があたっている単位区については 調査対象者の負担軽減のため 第 15 回出生動向基本調査 は実施しませんのでご注意ください 従って該当する単位区の単位区別世帯名簿も作成する必要はありません 調査員の方にお願いする作業 1. 調査票配布前の準備 (1) 保健所から手渡される書類の確認 1) 調査員委嘱状 1 枚 2) 調査員証 1 枚 3) 調査要綱 1 部 4) 調査の手引き 1 部 5) 単位区別世帯名簿 1 単位区につき1 部 6) 単位区要図 の写し 1 単位区につき1 部 7) ご協力のお願い ご担当地区における対象者総数に応じた部数 付属資料 103

110 8) 調査票( 結婚されている方への調査票 ) ( 黄色 ) 同上 9) 調査票( 独身の方への調査票 ) ( 緑色 ) 同上 10) 回収用封筒( 結婚されている方への調査票 ) ( 黄色 ) 同上 11) 回収用封筒( 独身の方への調査票 ) ( 緑色 ) 同上 12) 連絡メモ( 不在世帯用 ) ご担当地区における対象世帯数に応じた部数 13) 連絡メモ用封筒( 不在世帯用 ) 同上 14) 調査対象者への謝礼品 ご担当地区における対象者総数に応じた個数 (2) 書類への所定事項の記入 1 保健所から受け取った2 種類の調査票の表紙 およびそれぞれの密封用の封筒の所定欄に 都道府県名 保健所名 地域コード ( 地区番号 + 単位区番号 + 世帯番号 ) を記入してください 2 ご協力のお願い 連絡メモ 連絡メモ用封筒 の所定欄( お問い合わせ先 ) に保健所名と連絡先が記入されているか確認し 未記入の場合は記入してください 3 単位区別世帯名簿 の1ページ目にある 地区番号 単位区番号 調査地 保健所名 調査員氏名 に必要事項を記入してください 2. 調査票配布の実施手順 (1) 調査票配布時に携行すべき書類 1) 調査員証 調査対象者に保健所の調査員であることを証明するため (1 枚 ) 2) 調査の手引き 調査の方法や注意点を説明したもの (1 部 ) 3) 単位区別世帯名簿 この調査のために作成したもの (1 部 ) 4) 単位区要図 の写し 調査区の地理案内 (1 部 ) 5) ご協力のお願い 調査対象者数に応じた部数 6) 所定事項記入済みの 結婚されている方への調査票 同上 7) 所定事項記入済みの 独身の方への調査票 同上 8) 所定事項記入済みの 回収用封筒 ( 結婚されている方への調査票 ) 同上 9) 所定事項記入済みの 回収用封筒 ( 独身の方への調査票 ) 同上 10) 連絡メモ( 不在世帯用 ) 対象世帯数に応じた部数 11) 連絡メモ用封筒( 不在世帯用 ) 同上 12) 調査対象者への謝礼品 対象者数に応じた個数 104 付属資料

111 (2) 調査対象者の確認 この調査は 妻の年齢 50 歳未満 ( 満 49 歳以下 ) の夫婦 ( 結婚されている方への調査票 ) と18 歳以上 50 歳未満 ( 満 49 歳以下 ) の独身男女 ( 独身の方への調査票 ) を対象としています 従って 各世帯にこれらの対象者がいるかどうかを確認し 対象者がいる場合には 夫婦が何組いるか 独身者が何人いるかを確認してください この調査で対象となるのは 夫婦 独身者それぞれについて 次のA B の両方を満たす方々です [ 夫婦 ] A.6 月 1 日時点で夫婦である ( 結婚している状態である ) と調査対象者自らが認めている場合 ( 婚姻の届け出の有無や訪問時の同別居の如何にかかわらず ) B.6 月 1 日時点で妻の年齢が50 歳未満 ( 満 49 歳以下 ) であった場合 ( 夫の年齢の如何にかかわらず ) [ 独身者 ] A.6 月 1 日時点で独身 ( 離別 死別を含む ) であると調査対象者自らが認めている場合 ( 婚姻の届け出の有無や訪問時の同別居の如何にかかわらず ) B.6 月 1 日時点で18 歳以上 (18 歳を含む )50 歳未満 ( 満 49 歳以下 ) である場合 この調査では 調査対象者の国籍は問いません 対象者が日本人でない場合も配布してください ただし 日本語でのやり取りに困難があり 調査票を配布できなかった場合は 単位区別世帯名簿の備考欄に 言語 と記入してください (3) 対象者の 単位区別世帯名簿 への記入 上記 (2) で確認された調査対象者を 単位区別世帯名簿 の (4) (5) の所定欄 ( 夫婦組数 独身者数 ) に記入してください ( 次ページの< 記入例 1 > を参照 ) 対象者がいない場合は 必ず0( ゼロ ) を記入してください 備考欄への記入は 必要に応じて 夫婦 独身者それぞれについて行ってください 14 ページには備考欄記入例一覧が掲載されていますのでご確認ください 付属資料 105

112 < 記入例 1> 地区番号 単位区番号 0 1 ( 1 ) 枚のうち ( 1 ) 枚目 (1) (2) (3) (4) 妻が 50 歳未満の夫婦 (5)18~50 歳未満の独身者 世帯番号 世帯主氏名 世帯員数 ( 人 ) 夫婦組数 夫婦票配布数回収数 備 考 独身者数 独身者票配布数回収数 備 考 01 河田 一郎 春日 武雄 調査重複 03 柳町 四朗 拒否 ( 病気 ) 神楽 実 3 転出の場合 世帯番号 世帯主名 世帯員数に二 四谷 美奈子 1 重線を引き 配布数にゼロ 備考欄に転出と記入 0 0 してください 目黒 清 三田 洋子 転出 転出 08 神保 正 拒否 2 0 拒否 09 田中 昌平 坂上 浩志 ジョン テラー 言語 1 0 言語 12 岡本雅俊 修正箇所は二重線を記入してください 伊藤 ひろみ 石田 博行 世帯主変更 ( 石田隆 ) 山田 秀樹 夫のみ 宮本 孝敏 藤崎 雄一 梁瀬 則和 加藤 慶子 長期不在 0 0 長期不在 20 西田 京子 転入 1 1 転入 計 点線部分は 国民生活基礎調査の単位区別世帯名簿から貼りつけた部分です 世帯番号 20 番は 新たに転入した世帯なので 書き加えています 世帯数 ( ) 世帯 5 何度訪問しても不在であるなど 世帯員数を確認できなかった場合は斜線を入れ 備考欄に 長期不在 と記入してください 合 26 (4) お願い 調査票 回収用封筒 謝礼品 の配布 8~10ページの 調査票の配布 回収時の注意事項 を必ずご確認ください 1この調査の対象者のいる世帯に ご協力のお願い を対象者の人数分配布して調査の説明を行い 調査に協力していただくようお願いしてください それと同時に この調査の対象となる夫婦には 結婚されている方への調 106 付属資料

113 査票 を 独身者には 独身の方への調査票 を それぞれ 回収用封筒 謝礼品 といっしょに人数分配布してください 2 配布後 単位区別世帯名簿 の 配布数 欄に記入してください ( 前ページの< 記入例 1 > をご参照ください ) なお 配布できなかった場合は 配布数 0( ゼロ ) とし 備考 欄に配布不能の理由 ( 不在 回答拒否 夫のみ等 ) を記入してください 訪問世帯に配布するもの ( 例 ) A.1 世帯に調査対象者が 1 組もしくは 1 人いる場合 例 )1 世帯に夫婦が 1 組 結婚されている方への調査票 ( 黄色 ) 回収用封筒( 結婚されている方への調査票 ) ( 黄色 ) ご協力のお願い 調査対象者への謝礼品 各 1 部ずつ配布 (1 世帯分 ) 例 )1 世帯に独身者が 1 人 独身の方への調査票 ( 緑色 ) 回収用封筒( 独身の方への調査票 ) ( 緑色 ) ご協力のお願い 調査対象者への謝礼品 各 1 部ずつ配布 (1 世帯分 ) B.1 世帯に調査対象者が複数いる場合 例 )1 世帯に夫婦が 1 組 ( もしくは 1 組以上 ) と独身者が 1 人 ( もしくは 2 人以上 ) 結婚されている方への調査票 ( 黄色 ) 回収用封筒( 結婚されている方への調査票 ) ( 黄色 ) ご協力のお願い 各 1 部ずつ組数分だけ配布 独身の方への調査票 ( 緑色 ) 回収用封筒 ( 独身の方への調査票 ) ( 緑色 ) ご協力のお願い 各 1 部ずつ人数分だけ配布 1 世帯分 調査対象者への謝礼品 対象者の人数分 (= 配布した調査票数分 ) 配布 (5) 回収予定日と回収方法の確認 調査票の回収予定日を調査対象者に知らせ 調査対象者の都合がつかない場合には回収方法を打ち合わせていただくようお願いいたします 記入の終わった調査票は必ず所定の回収用封筒に入れ 密封した状態で 回収時に手 付属資料 107

114 渡すよう調査対象者の方にお願いしてください (6) 調査票の回収 回収予定日に再び調査対象世帯を訪ねて調査票を回収してください 無作為抽出調査は小さな標本規模に基づいて全国の動向を把握しようとするものですから 回収率の高さが決め手になります 一度で回収できなかった場合は もう一度足をお運びいただくなど できるだけ回収率を高めるようご協力をお願いいたします 3. 調査票の配布 回収時の注意事項 調査対象者が 21 世紀出生児縦断調査 あるいは 21 世紀成年者縦断調査 と重複している場合 本調査の調査対象者が 厚生労働省が2001 年からおこなっている調査 21 世紀出生児縦断調査 あるいは 21 世紀成年者縦断調査 の調査対象者であるとおっしゃる場合には 第 15 回出生動向基本調査 の調査票を配布しないようお願いいたします ( 調査対象者の方の負担を軽減するための処置です ) さらに 上記の理由により本調査の調査票を配布しない場合には 単位区別世帯名簿 の 備考 欄に 調査重複 と記入してください 夫婦のうち妻または夫のみ居住している場合 夫婦であると自己申告されているケースで 調査全期間にわたって夫不在で妻のみが対象世帯に住んでいる場合は 結婚されている方への調査票を配布してください 逆に 調査全期間にわたって妻不在で夫のみが対象世帯に住んでおり 妻本人が調査票に回答できない場合は 単位区別世帯名簿の備考欄に 夫のみ と記入し 調査票は配布しなくて結構です 108 付属資料

115 質問の意味や回答の仕方等で 調査員の方が対処できない質問 があった場合 具体的な質問内容をお聞きいただき 調査員の方から直接 あるいは各自治体の担当者の方を通じて国立社会保障 人口問題研究所までご連絡いただくようお願いいたします ( 調査対象者ご本人から直接研究所宛てにご連絡いただいてもかまいません ) 調査拒否や特定の質問に答えたくないとおっしゃる調査対象者の方がいる場合 まず この調査の趣旨 回答の取り扱いについて 調査員の方から十分ご説明ください 本来 すべての質問項目について答えていただくのが理想ですが 答えたくない質問がある という方には 答えられる一部の質問項目だけでも回答していただくようご説明ください (18ページの 応接の例 もご参照ください ) プライバシーの保護について 回答者のプライバシーを保護するため 調査対象者には調査票記入後 ご本人で調査票を所定の回収用封筒に入れ密封するよう依頼してください ( 回収された封筒は 密封のまま直接 国立社会保障 人口問題研究所へ送られ 途中で開封されることは決してありません また ご記入いただいた内容は同研究所において すべて統計的に処理され 調査結果の公表は統計数字の形をとりますので 一人一人の回答が他に漏れることは一切ありません ) また 回答者のプライバシー保護に対する心情に配慮し 都道府県名 保健所名 地域コード 以外の個人を特定するような情報( 対象者の名前や住所等 ) は 調査票 回収用封筒に記入しないようお願いいたします 付属資料 109

116 不在世帯への対応 調査票配布時に不在の世帯があった場合 連絡メモ を用いたり 訪問時間帯を変えたりして再訪問し 世帯の人に直接会って調査するようにしてください 連絡メモ には 再訪問予定日時のほか 世帯の人に伝えておきたい事柄などのメモを書き添えるようにしてください 調査票回収時に不在の場合 連絡メモ に再訪問予定日時を書き添えるなどして 再訪問してください なお 連絡メモ は 個人情報保護のため 連絡メモ用封筒 に入れてポスト等に残すようにしてください オートロックマンションがあった場合の対応 オートロックマンション とは 建物の出入り口のドアが その建物の居住者しか開けることができないようになっている共同住宅をいいます 調査区内にオートロックマンションがあった場合には 以下の対応を参考にしてください (1) 事前の準備まず 管理人の有無を確認します 管理人と会えた場合は 調査の趣旨などを説明し 各居住者に調査にうかがうことを伝えた上で 各戸に ご協力のお願い を配布します 管理人をおいていない場合は マンションの管理組合の代表者や管理会社へ 調査にうかがうことを伝えたうえで 各戸に ご協力のお願い を配布します 建物の出入口 ( 共用玄関 ) には 居住者と通話するためのインターホンがあり 使い方が示されていますから それを見て 通話の仕方を確認しておきます (2) 調査票の配布と回収あらかじめ確認しておいたインターホンの使い方に従って 世帯の人と連絡をとった上で 共用玄関をあけてもらい 中に入って居住者を訪問します マンション内の複数の世帯を訪問するわけですが オートロックマンションにおける一般的なマナーに従い 訪問する各居住者には共用玄関からインターホンで連絡をとるようにしてください 110 付属資料

117 4. 調査票回収後の作業 (1) 単位区別世帯名簿への記入 単位区内のすべての調査票が回収されましたら < 記入例 2 >に従って 単位区別世帯名簿 の所定欄に回収数を記入してください なお 回収できなかった場合は 回収数 0( ゼロ ) とし 備考 欄に回収不能の理由 ( 不在 拒否等 ) を記入してください < 記入例 2> 地区番号 単位区番号 0 1 ( 1 ) 枚のうち ( 1 ) 枚目 (4) 妻が50 歳未満の夫婦 (5)18~50 歳未満の独身者 (1) (2) (3) 世帯主氏名 夫婦票独身者票世帯員夫婦独身備考数 ( 人 ) 組数者数配布数回収数配布数回収数 備 考 01 河田 一郎 春日 武雄 調査重複 03 柳町 四朗 拒否 ( 病気 ) 神楽実 四谷 美奈子 目黒清 三田 洋子 転出 転出 08 神保正 拒否 拒否 09 田中 昌平 坂上 浩志 その他 ( 入院 ) 11 ジョン テラー 言語 言語 12 岡本 雅俊 伊藤 ひろみ 石田 博行 世帯主変更 ( 石田隆 ) 山田 秀樹 夫のみ 宮本 孝敏 藤崎 雄一 梁瀬 則和 加藤 慶子 長期不在 長期不在 20 西田 京子 転入 転入 21 世帯番号 合計欄には この用紙の合計を記入してください なお 合計世帯数 には 転出 長期不在の世帯は含めません 合計世帯数 ( 19 ) 世帯 付属資料 111

118 (2) 単位区全体の実施状況の記入 最後に 単位区別世帯名簿 の回収数の合計を確認し 次ページの< 記入例 3 >を参照の上 単位区別世帯名簿 1ページ目の所定欄に単位区全体の回収状況を記入してください その際 名簿に記した回収数と 実際に回収した密封用封筒の数が一致するかどうかを点検してください なお 同一単位区内に36 世帯以上が居住していたり 転入により記入欄が増えたりして単位区別世帯名簿が複数枚ある場合は 左上をホッチキスで留めてまとめてください 調査票の回答状況および回答内容を点検していただく必要はありません 回収用封筒は開封しないようお願いいたします 5. 調査終了後 (1) 単位区別世帯名簿 単位区要図 の写し および回収した封筒入りの 調査票 は そのまま一括して保健所に提出してください (2) 単位区別世帯名簿 と密封用封筒に入れられた 調査票 は各保健所からいったん都道府県 ( 政令指定都市 特別区 ) に集められ 各都道府県 ( 政令指定都市 特別区 ) から国立社会保障 人口問題研究所宛てにご送付いただくことになっております (3) 調査に使用した国民生活基礎調査の 単位区別世帯名簿 および 単位区要図 の写しは 調査終了後 保健所においてすみやかに裁断焼却により処分してください 112 付属資料

119 < 記入例 3> 2015 年社会保障 人口問題基本調査結婚と出産に関する全国調査 ( 第 15 回出生動向基本調査 ) 単位区別世帯名簿 黒のボールペンで記入してください 地区番号 単位区番号 0 1 東京都道府県市郡千代田区町村 内幸町 2 丁目 保健所名千代田保健所調査員氏名佐藤和子 注 : 1 (1) (2) (3) 欄は 平成 27 年国民生活基礎調査 の 単位区別世帯名簿 から記入済みの内容を複写して貼り付けること 2 (3) 欄は 調査日現在の世帯員数となること 国民生活基礎調査時の世帯員数と異なる場合は二重線を引いて修正し 世帯員数を確認できなかった場合は斜線を記入すること 3 (4) 欄の夫婦組数 (5) 欄の独身者数は その世帯に該当者がいない場合 必ず 0( ゼロ ) を記入すること 4 (4) (5) のそれぞれの備考欄には 配布 回収時の状況に関して 必要に応じて記入すること ( 調査の手引き 14 ページの備考欄記入例一覧を参照 ) < 単位区全体の実施状況 > この単位区のすべての調査票を回収した後に記入 第 15 回出生動向基本調査 夫婦票 独身者票 調査対象世帯数 ( 19 ) 世帯 調査対象夫婦組数 / 独身者数 ( 10 ) 組 ( 17 ) 人 調査票配布数 ( 6 ) 枚 ( 13 ) 枚 調査票回収数 ( 6 ) 枚 ( 12 ) 枚 付属資料 113

120 Ⅲ 参考資料 参考表 1 単位区別世帯名簿備考欄記入例一覧 転出 転入 用語 内容国民生活基礎調査実施後 引っ越し等により 該当住居に居住実態がなくなった場合 国民生活基礎調査実施後 引っ越し等により 新たに居住実態が生じた場合 世帯主変更不在長期不在夫のみ拒否拒否 ( 病気 ) 言語調査重複 国民生活基礎調査実施後 世帯主が変わった場合 当該住居への居住実態はあるが 調査期間中に一度も面会することができなかった場合 長期出張や施設への入所などによって 当該住居を 3 か月以上不在にしているため 面会できなかった場合 調査期間中 夫婦票の対象者の妻が不在で 夫のみが当該住居に居住しており 妻本人が調査票に回答できない場合 世帯員に面会することができたものの 調査協力を得ることができず 調査票を配布または回収できなかった場合 世帯員に面会することができたものの 病気を理由に調査協力を得ることができず 調査票を配布できなかった場合 世帯員に面会することができたものの 日本語でのやり取りに困難があり 調査票を配布できなかった場合 本調査の調査対象者が 21 世紀出生児縦断調査 または 21 世紀成年者縦断調査 の調査対象者である場合 (8 ページ参照 ) 上記以外の理由で名簿に記載のない世帯があったり 配布 回収が不可能だったりした場合は 備考欄にその状況をなるべく具体的に記入してください 114 付属資料

121 参考表 2 学校の分類 1. 中学校 ( 小学校もここに含めます ) 中学校 小学校 中等教育学校の前期課程 国民学校の初等科 高等科 尋常小学校 高等小学校 特別支援学校 ( 盲学校 ろう学校 養護学校 ) の小学部 初等部 中学部 逓信講習所普通科 青年学校普通科 実業補習学校 高校中退 中卒後専修学校や専門学校に行っているが 卒業年齢が 18 歳未満あるいは卒業年齢不詳 2. 高校 ( 共学か別学かは回答者ご本人の判断に任せてください ) 新制の高等学校 中等教育学校の後期課程 特別支援学校 ( 盲学校 ろう学校 養護学校 ) の高等部 通信制 定時制高校 准看護師 ( 婦 ) 養成所 旧制の中学校 高等女学校 実業学校 青年学校本科 陸海軍工員養成所 師範学校予科または師範学校一部 (3 年修了のもの ) 鉄道教習所中等部 普通部 ( 昭和 24 年までの卒業者 ) 逓信講習所高等科 陸軍幼年学校 海軍甲種 乙種飛行予科練習生 保育士 ( 保母 ) 養成所 ( 旧制中卒を入学資格とする修業年限 2 年以上のもの ) 専検 ( 専門学校入学者検定試験 ) 実検 ( 実業学校卒業程度検定試験 ) 高検 ( 高等学校高等科入学資格試験 ) 大検 ( 大学入学資格検定 ) 高認 ( 高等学校卒業程度認定試験 ) 合格者 専修学校高等課程 各種学校 ( 中卒を入学資格とする修業年限 3 年以上のもの ) 海員学校 海上技術学校 大学中退 あんまマッサージ指圧師 はり師 きゅう師等に関する法律による指定の学校又は養成施設 (4 新中卒を入学資格とする修業年限 4 年のもの ) 3. 専修 専門学校 ( 高卒後 ) 専修学校( 高卒を入学資格とする専門課程 ) 専門学校 各種学校( 高卒を入学資格とする修業年限 2 年以上のもの ) 看護師( 婦 ) 養成所 看護学校 看護専門学校 保健師( 婦 ) 養成学校 助産師 ( 婦 ) 養成所 保育士 ( 保母 ) 養成所 ( 新制高卒を入学資格とする修業年限 2 年以上のもの ) 都道府県立農業講習所 農業大学校 歯科技工士学校 あんまマッサージ指圧師 はり師 きゅう師等に関する法律による指定の学校又は養成施設 ( 新高卒を入学資格とする修業年限 2 年以上のもの ) 4. 短大 高専 短期大学 高等専門学校 ( 新制 ) 旧制の高等学校 大学予科 専門学校 高等師範学校 師範学校本科 高等逓信講習所本科 陸軍士官学校 海軍兵学校 水産講習所本科 ( 昭和 27 年までの卒業者 ) 短期大学の夜間課程 通信課程 青年学校教員養成所 図書館職員養成所 職業能力開発大学校 ( 専門課程 ) 職業能力開発短期大学校 付属資料 115

122 5. 大学 ( 共学か女子大学かは回答者ご本人の判断に任せてください ) 大学 水産大学校 防衛大学校 防衛医科大学校 海上保安大学校本科 航空大学校 ( 昭和 45 年までの卒業者と平成元年 11 月からの卒業者 現在在学中の者 ) 気象大学校 職業能力開発総合大学校 職業能力開発大学校 ( 応用課程 ) 国立看護大学校 放送大学 ( 全科履修生のみ ) 国立工業教員養成所 専門学校 各種学校 ( 大卒後 ) 海外の大学への留学 大学専攻科 大学の夜間課程 夜間部 通信課程 6. 大学院 大学院 ( 修士課程 博士課程 ) 法科大学院 ビジネススクール ( 経営学修士 (MBA) 博士 (DBA) の取得を目的としたもの ) 参考表 3 おつとめの状況の概要 おつとめの状況の区分概要 1. 正規の職員 2. パート アルバイト 3. 派遣 嘱託 契約社員 4. 自営業主 家族従業者 内職 会社 団体 官公庁 個人商店などに 雇用期間の定めなく雇われている人 会社 団体 官公庁 個人商店などに雇われている者のうち 勤め先で パート または アルバイト と呼ばれている人 会社 団体 官公庁 個人商店などに雇われている人のうち 勤め先に直接雇用されておらず 人材派遣会社から給与を受けて派遣先に役務を提供している人 ( 派遣社員 ) や 嘱託社員として勤め先と契約している人 ( 嘱託社員 ) また 専門的職種に従事することを目的に契約に基づき雇用され 雇用期間に定めのある人 ( 契約社員 ) 個人経営の商店主 工場主 農業主などの事業主や 開業医 弁護士 著述家 行商従業者 ( 自営業主 ) 農家や個人商店などで 農仕事や店の仕事などを手伝っている家族 ( 家族従業者 ) 委託を受けて在宅で仕事を行い 収入を得ている人 ( 内職 ) 在宅ワーカー SOHO など個人事業主 販売目的の物品 サービスを在宅で自主製作している人もこのカテゴリーに含みます 5. 無職 家事収入をともなう仕事をもっていない人 6. 学生学校や通信教育課程に在籍している人で ふだん通学がおもな人 116 付属資料

123 参考表 4 年号早見表 満年齢 十二支 年号 西暦 満年齢 十二支 年号 西暦 満年齢 十二支 年号 西暦 100 歳 卯 大正 4 年 1915 年 66 歳 丑 昭和 24 年 1949 年 31 歳 子 昭和 59 年 1984 年 99 辰 寅 丑 巳 卯 寅 午 辰 卯 未 巳 辰 申 午 巳 94 酉 未 平成元年 戌 申 午 亥 酉 未 子 戌 申 丑 亥 酉 寅 子 戌 昭和元年 54 丑 亥 卯 寅 子 辰 卯 丑 巳 辰 寅 午 巳 卯 未 午 辰 申 未 巳 酉 申 午 戌 酉 未 亥 戌 申 子 亥 酉 丑 子 戌 寅 丑 亥 卯 寅 子 辰 卯 丑 巳 辰 寅 午 巳 卯 未 午 辰 申 未 巳 酉 申 午 戌 酉 未 亥 戌 子 亥 満年齢は 当該年に生まれた人が 今年 ( 平成 27(2015) 年 ) の誕生日を迎えたときの年齢です 十二支は 子 ( ね ) 丑( うし ) 寅 ( とら ) 卯( う ) 辰( たつ ) 巳( み ) 午 ( うま ) 未 ( ひつじ ) 申 ( さる ) 酉( とり ) 戌 ( いぬ ) 亥( い ) です 付属資料 117

124 参考表 5 質問があった場合の応接の例 忙しい ( 面倒な ) ので 調査票を書いている暇はない * お忙しいところおそれいります * 調査票への記入方法は該当する番号に をつけていただくものが多く 見かけよりも簡単で時間もそれほどかかりませんので よろしくご協力をお願いいたします * 記入していただいて どうしても分からないところがありましたら 調査票の回収に伺ったときに その場で質問していただいても結構です 調査票が課税の資料に使われるのではないか * そのようなことは絶対にありません * 調査票に書いていただいた事柄は お配りした ご協力のお願い にも書いてありますように 統計をつくるためだけに使われるもので これが課税の資料など 統計以外の目的で使われることは決してありません 統計以外の目的に使うことは 法律でも固く禁じられております * 出生動向基本調査は わたくしどもと皆様との信頼関係の上で成り立っています もし 皆様との約束を守らなければ これからの調査には協力していただけなくなり 正確な統計資料をつくることができなくなってしまいます わたしのところが調査の対象になったのはどういうわけか * ご存じのとおり 現在 我が国の世帯数は約 5,000 万世帯 また 人口は 1 億人をはるかに超えております したがって これらの世帯 人口のすべてについて調査をお願いするとしますと 膨大な経費 人員 日時がかかります こうしたことから 出生動向基本調査では 一部の世帯について調査を行い その結果から全体の状況を推定する方法で実施することにしております * 具体的には 国民生活基礎調査にご協力いただいた地域の中から無作為に選ばれた地域にお住まいの世帯の方々にご回答をお願いしています 今回は皆さまがお住まいの地域が調査の対象に選ばれました ご面倒をおかけしますが 大変重要な調査ですので よろしくご協力をお願いいたします 調査の結果は行政に利用されているのか * 行政サービスには 公営住宅を建てたり 道路をつくったり 橋をかけたりというように目に見える直接的なものがありますが 統計調査は いったん国民の皆様のご協力を得てからサービスに生かしていく間接的なものであります * この調査は わが国の結婚 出産の実態と背景を調べる唯一の全国調査です 今日の日本では少子化が進行し これにともなう人口減少と高齢化 そして人々の生き方の変化は 今後の日本社会に大きな影響を与えるものです この少子化の現状を把握し原因を解明することは 本調査の大切なテーマです * 過去に行われた出生動向基本調査の結果は 子育て支援策 ワークライフバランスなど労働政策 男女共同参画政策等の幅広い分野において 国の審議会の資料や各種白書で利用され それらの諸施策の政策目標データとしても活用されています また 本調査のデータは 日本の将来人口推計において 出生率の将来見通しを設定する際の基礎資料となっています * どうぞこれらの点をご理解いただいて 調査へのご協力をお願いいたします * なお 調査の結果および国立社会保障 人口問題研究所の紹介は ホームページ ( においても行っております 118 付属資料

125 参考表 6 調査活用事例 調査結果の公表時や 結婚 出産 子育てにかかわるテーマを扱う際 テレビ 雑誌 新聞など様々なマスコミ媒体でデータが広く活用されています 国や都道府県 地方自治体の将来人口推計における出生率仮定設定に利用されています 男女共同参画基本計画 少子化社会対策大綱 仕事と生活の調和推進のための行動指針 まち ひと しごと創生総合戦略における政策目標の評価データとして利用されています 厚生労働白書 少子化社会対策白書 男女共同参画白書などの政府刊行物や 各種審議会などにおいて少子化の現状や課題を示す資料として幅広く活用されています 男女共同参画白書 ( 平成 25 年版 ) 掲載例 付属資料 119

126 調査関係書類の保健所への提出期限 単位区別世帯名簿 月日 ( ) 回収した調査票 月日 ( ) 事故などのため日程どおりに調査を完了できない場合や 調査に 当たって解決できない問題がおきた場合は 下の 連絡先 に連絡 して下さい 連絡先 あなたの受持ちの調査区番号 120 付属資料

127 2015 年社会保障 人口問題基本調査 結婚と出産に関する全国調査 < 第 15 回出生動向基本調査 > ご協力のお願い 国立社会保障 人口問題研究所 ( 厚生労働省に所属する国立の研究機関 ) は 現在 結婚と出産に関する全国調査 ( 正式名称 出生動向基本調査 ) を実施いたしております これは わが国における結婚 出産 子育て等の現状と課題を調べるために5 年ごとに全国的に実施される標本調査であり 今回は第 15 回目の調査に当たります この調査は 日本全国から無作為に選ばれた地域にお住まいの方々にご回答をいただくもので このたびは皆さまがお住まいの地域がコンピュータによって選定されました 本調査は 人口減少あるいは少子高齢化へと向かうこれからの日本社会のあり方や施策を考える上で たいへん重要な調査と位置づけられております 皆さまにおかれましては ご多用のところ誠に恐縮でございますが 何とぞご協力をいただけますよう 切にお願い申し上げます 調査票の配布と回収のため 都道府県知事 ( または市長 区長 ) の任命を受けた調査員が皆さまのお宅にうかがいます 皆さまにご回答いただきました調査票は 回収用封筒に密封していただき 当研究所に届くまで開封を厳禁とするなど 情報管理には万全を期しております さらに回答結果は 法律によって統計作成以外の使用が固く禁じられています どうか安心してご協力をいただけますよう 重ねてお願い申し上げます なお 本調査のこれまでの調査結果については 当研究所ホームページ ( w.ipss.go.jp/) でご覧いただけます 調査にご協力いただく方々を対象とした専用ホームページもございますので あわせてご覧いただければ幸いです 今回ご協力をお願いしているこの調査の結果は 平成 28(2016) 年の夏ごろに公表される予定です 平成 27 年 6 月 厚生労働省国立社会保障 人口問題研究所長森田朗 調査についてのお問合せ先 東京都千代田区内幸町 日比谷国際ビル 6 階電話 (03) 内線 4474, 4471 ホームページ 付属資料 121

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