日本は世界有数の長寿国男性の平均寿命女性の平均寿命 1 位スイス位日本位アイスランド位スペイン位スウェーデン位フランス位イスラエル位スイス位シンガポー

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もえりこやぎ
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1 知ってつきあう骨粗しょう症より健やかで快適な生活のために

日本は世界有数の長寿国男性の平均寿命女性の平均寿命 1 位スイス 80.2 1 位日本 85.9 2 位アイスランド 79.9 2 位スペイン 84.9 3 位スウェーデン 79.8 3 位フランス 83.

1 8 位スペイン 78.9 8 位スウェーデン 83.7 9 位カナダ 78.8 9 位アイスランド 83.6 10 位ニュージーランド 78.8 10 位フィンランド 83.

2 日本は世界有数の長寿国男性の平均寿命女性の平均寿命 1 位スイス位日本位アイスランド位スペイン位スウェーデン位フランス位イスラエル位スイス位シンガポール位イタリア位 7 位オーストラリア日本位 7 位シンガポール韓国位スペイン位スウェーデン位カナダ位アイスランド位ニュージーランド位フィンランド ( 歳 ) ( 歳 ) 男性の平均寿命は 79.4 歳で世界第 7 位女性の平均寿命は 85.9 歳で世界第 1 位! 厚生労働省 : 平成 23 年簡易生命表および UN Demographic Yearbook

3 現在の高齢女性の推定寿命は概ね 90 歳です現在年齢男性女性平均余命推定寿命平均余命推定寿命 0 歳 79.6 年 79.6 歳 86.4 年 86.4 歳 65 歳 18.9 年 83.9 歳 23.9 年 88.9 歳 70 歳 15.1 年 85.1 歳 19.5 年 89.5 歳 75 歳 11.6 年 86.6 歳 15.4 年 90.4 歳 80 歳 8.6 年 88.6 歳 11.6 年 91.6 歳 85 歳 6.2 年 91.2 歳 8.3 年 93.3 歳 90 歳まで健やかで快適な生活が出来るよう強い骨を保ちましょう平均余命 : 統計的に計算された各年齢ごとの余命を年数で表したもの (0 歳の平均余命 = 平均寿命 ) 厚生労働省 : 平成 22 年簡易生命表

4 21 世紀の人口構成の移り変わり 1970 年 2000 年 2030 年の人口構成 ( 歳 ) 100+ 男女 2030 年 2000 年 1970 年年 ( 万人 ) 人数総理府統計局平成 12 年国勢調査抽出速報集計結果による 2000 年の日本人人口構造 ( 青色 ) と CoreShellJ による 2030 年の日本人人口構造 ( 橙色 ) の将来推計

5 割合 2012 年の高齢化率 =24.1% 2020 年には人口の 3 割が高齢者に 65 歳以上の人口割合 (= 高齢化率 ) (%) % 39.9% % 17.3% 9.1% 5.7% 高齢化率 14% 以上で高齢社会 21% 以上で超高齢社会といわれています ( 年 ) 総務省統計局国勢調査報告および国立社会保障人口問題研究所日本の将来推計人口 ( 平成 24 年 1 月推計 )

6 骨粗しょう症による骨折は要支援要介護の大きな原因です要支援要介護になる要因その他 26.6% 22.9% 運動器の障害関節疾患 10.9% 骨折転倒 10.2% せきずいそんしょう脊髄損傷 1.8% 衰弱 13.7% 認知症 15.3% 脳血管障害 21.5% 骨粗しょう症による骨折は要支援要介護の大きな原因です運動器の障害は要支援要介護になる要因の第 1 位です厚生労働省 : 平成 22 年国民生活基礎調査

7 要介護になる原因は男女で異なる男性 ( 全要介護者の 32.9%) 女性 ( 全要介護者の 67.1%) 骨折転倒 5.7% 認知症 6.2% パーキンソン 7.2% その他 26.5% 衰弱 11.5% 脳卒中 42.9% その他 20.9% 関節疾患 12.8% 認知症 13.0% 脳卒中 20.2% 衰弱 18.3% 骨折転倒 14.8% 厚生労働省 : 平成 13 年国民生活基礎調査

8 ロコモティブシンドロームとは? ロコモティブシンドローム = 運動器症候群運動機能の低下や運動器の病気のために移動能力が低下し要介護になる可能性が高い状態要介護のリスクが上がる骨粗しょう症はロコモティブシンドロームの大きな原因の 1 つです

9 骨粗しょう症の基礎知識骨粗しょう症は骨が弱くなり骨折しやすくなる病気です ( 背骨 ) ようつい腰椎健康な人の腰椎のイメージ図骨粗しょう症の人の腰椎のイメージ図健康な人の背骨は中身がぎっしり詰まって丈夫そうですね骨粗しょう症の人の背骨は骨の量が減って骨折しやすい状態になっています

10 骨粗しょう症の基礎知識しんちんたいしゃ骨粗しょう症は骨の新陳代謝のバランスが崩れることによって引き起こされます骨吸収古い骨が壊されるこわ健康な人骨の新陳代謝のバランスが大切です新しい骨が作られる骨形成バランスが良い骨粗しょう症バランスが悪い骨吸収と骨形成のことを骨代謝 ( 骨の新陳代謝 ) といいます

11 骨粗しょう症の基礎知識骨粗しょう症の危険因子食生活カルシウム不足偏食 ( 無理なダイエット ) 食塩の多量摂取高リン食嗜好アルコールの多量摂取喫煙カフェインの多量摂取薬剤ステロイド剤の服用運動長期間寝たきり運動習慣がない身体的な要素高年齢女性であるやせている早期閉経母親があしのつけ根の骨折をした

女性骨密度骨粗しょう症の基礎知識年齢による骨密度の変化年齢による骨密度の変化男性閉経期 0 10 20 30 40 50 60 70 80

12 女性骨密度骨粗しょう症の基礎知識年齢による骨密度の変化年齢による骨密度の変化男性閉経期年齢 ( 歳 ) 閉経後は骨を守るはたらきをしている女性ホルモンが減り骨量も減少しますなるほど閉経後は骨量が急激に減っていますね

13 病率骨粗しょう症の基礎知識骨粗しょう症は女性に多い病気です (%) ~39 - 骨密度による骨粗しょう症の有病率 - 第 2~4 腰椎で測った場合男性女性 40~ 49 50~ 59 60~ 69 70~ 79 有80~ ( 歳 ) 有病率(%) ~39 だいたいこつけいぶ大腿骨頸部で測った場合男性女性 40~ 49 50~ 59 60~ 69 70~ 79 80~ ( 歳 ) 年齢年齢国内の骨粗しょう症患者約 1,300 万人のうち 1,000 万人は治療を受けていないと言われています Yoshimura N, et al. J Bone Miner Metab 2009; 27(5):

14 骨粗しょう症の症状骨粗しょう症の主な症状 -4cm 背中や腰が曲がる身長が縮む骨折しやすくなる背中や腰が痛む

15 骨粗しょう症の症状骨粗しょう症と身長低下 - 身長が縮む - 25 歳の時の身長と比べて 4cm 以上低くなった人はそこまで低くなっていない人に比べて骨折する危険性が 2 倍以上高いという報告があります 1) 1) Vogt TM, et al, Mayo Clin Proc 2000;

16 骨粗しょう症の症状圧迫骨折による症状つぶ背骨が潰れて背中が曲がったり背が縮みます骨粗しょう症でもろくなった骨に力が加わると容易につぶ骨が潰れたり変形することがありますつぶ背骨が骨折を起こして潰れることを圧迫骨折といい背中や腰の痛みの原因になります正常圧迫骨折

17 15 骨折発生骨粗しょう症の症状背骨の骨折が 1 つあると次の骨折を起こしやすくなります過去の骨折の有無による骨折発生率の違い (%) 20 新たな背骨の骨折発生率新たなあしのつけ根の骨折発生率 10 5 率3.1% 14.7% 5 倍 2.5 倍 9.7% 3.8% 0 背骨の骨折がはじめての人過去に背骨を骨折している人背骨の骨折がない人過去に背骨を骨折している人骨折は連鎖し次の骨折の危険因子になります Dennis M, et al, J Bone Miner Res 1999; 14(5):

18 骨粗しょう症の症状骨粗しょう症で骨折しやすい部分背骨あしのつけ根あしのつけ根の骨折は寝たきりの原因になることがあります手首腕のつけ根

19 骨粗しょう症の症状骨粗しょう症で骨折しやすい部分 - 背骨 - せきついあっぱく脊椎圧迫骨折

20 骨粗しょう症の症状骨粗しょう症で骨折しやすい部分 - あしのつけ根 - だいたいこつきんいぶ大腿骨近位部骨折

21 骨粗しょう症の症状骨粗しょう症で骨折しやすい部分 - 手首 - とうこつえんいたん橈骨遠位端骨折

22 骨粗しょう症の症状骨粗しょう症で骨折しやすい部分 - 腕のつけ根 - じょうわんこつけいぶ上腕骨頸部骨折

2002 2007 ( 年 ) 高齢者の増加とともに患者数も増えています 20 年間で約

23 女性新規発生数骨粗しょう症の症状あしのつけ根を骨折する人が増えています大腿骨近位部骨折の新規発生数 ( 人 ) 116,800 男性 100,000 92,600 71,600 57,900 50,000 13,500 39,700 18,700 20,800 25,300 31, ( 年 ) 高齢者の増加とともに患者数も増えています 20 年間で約 2.8 倍に増えているんですね! Orimo H, et al. Arch Osterporos 2009; 4:

24 骨粗しょう症の検査骨粗しょう症の検査方法 X 線 ( レントゲン ) 検査骨密度測定血液尿検査

25 骨粗しょう症の検査さまざまな骨量測定の方法全身の骨を X 線で測定します DXA ( デキサ ) 法手の骨を X 線で撮影します MD 法超音波でかかとの骨の強さを測定します超音波法

26 骨粗しょう症の検査骨代謝の状態を調べる骨代謝マーカーはこつ骨吸収破骨細胞 ( 骨を溶かす細胞 ) はこつ破骨細胞や溶けた骨に由来する骨吸収マーカーこつが骨芽細胞 ( 骨をつくる細胞 ) 骨形成こつが骨芽細胞に由来する骨形成マーカー尿検査血液検査治療薬の選択や治療効果のチェックをするために骨代謝の状態を調べます

27 骨粗しょう症の検査骨吸収マーカー ( 尿血液検査 ) はこつ骨吸収破骨細胞 ( 骨を溶かす細胞 ) はこつ破骨細胞や溶けた骨に由来する骨吸収マーカーはこつ < 破骨細胞由来 > TRACP-5b( 血中 ) < 溶かされた骨由来 > NTX( 血中尿中 ) CTX( 血中尿中 ) DPD( 尿中 ) 尿検査血液検査骨吸収の状態を調べます

28 骨粗しょう症の検査骨形成マーカー ( 血液検査 ) 骨形成こつが < 骨芽細胞由来 > BAP( 血中 ) P1NP( 血中 ) 血液検査こつが骨芽細胞 ( 骨をつくる細胞 ) こつが骨芽細胞に由来する骨形成マーカー骨形成の状態を調べます

29 骨粗しょう症の予防骨粗しょう症骨折予防のために食生活運動環境

30 骨粗しょう症の予防運動で骨と筋肉を鍛えましょう運動有酸素運動筋力トレーニングウォーキングやジョギングなど普段より少し負荷のかかる運動が効果的です ( 運動能力には個人差がありやり過ぎはよくありませんかえって体を傷めてしまうこともあります )

31 骨粗しょう症の予防有酸素運動運動 - ウォーキング - 普段より少しだけ早足のウォーキングが効果的です

32 骨粗しょう症の予防筋力トレーニング運動ゆっくり起こすあごは引く - 腹筋と背筋を強くする - 上半身を少し上げる 45 度程度あごは引く 1 日 10~20 回程度から始めましょう腹筋体操仰向けに寝てあごを引いたまま上半身をゆっくり起こし約 5 秒間止めます背筋体操うつぶせに寝ておへそより下に枕を入れますあごを引いて上半身を少し起こし約 5 秒間止めます ( 運動能力には個人差がありやり過ぎはよくありませんかえって体を傷めてしまうこともあります )

33 骨粗しょう症の予防筋力トレーニング運動 - バランスを強くする - 1 指をついただけでもできる方は机に指先をついて行います 2 左右 1 分間ずつ 1 日 3 回行いましょう片脚立ち 1 転倒しないように必ずつかまるものがある場所で行いましょう 2 床につかない程度に片脚を上げますポイント姿勢をまっすぐにして行うようにしましょう支えが必要な人は十分に注意して机に手や指をついて行います

34 骨粗しょう症の予防筋力トレーニング運動 - 下肢の筋力を強くする - スクワットが出来ない時はイスに腰かけ机に手をついて立ち上がりの動作を繰り返します 1 回の動作に約 10 秒かけて 5~6 回繰り返します 1 日 3 回行いましょうスクワット肩幅より少し足を広げて立ちつま先は 30 度くらい外に向けます腰を後ろに引くようにしながら膝を曲げまた立ち上がります膝がつま先より前に出ないように注意します動作の途中は息を止めないようにします膝の負担がかかり過ぎないように膝は 90 度以上曲げないようにしましょう

骨粗しょう症の予防筋力トレーニング運動 - ふくらはぎの筋肉を強くする - 1 2 3 自信のある方は

かかと上げ ) 1 両足で立った状態で踵をあげてゆっくり踵を下げます 2 立位や歩行が不安定な方は

35 骨粗しょう症の予防筋力トレーニング運動 - ふくらはぎの筋肉を強くする自信のある方は壁などに手をついて片脚だけでも実践してみましょう 10~20 回 ( できる範囲で ) 2~3 セットカーフレイズ ( かかと上げ ) 1 両足で立った状態で踵をあげてゆっくり踵を下げます 2 立位や歩行が不安定な方はイスの背もたれなどに手をついて行ってください 3 バランスを崩しそうな場合は壁や机に手をついて行ってくださいまた踵を上げすぎると転びやすくなります

骨粗しょう症の予防毎日 700~800mg 以上のカルシウムをとりましょう 1,000 800 600 550~ 700mg 800mg 650mg 600mg 400

36 骨粗しょう症の予防毎日 700~800mg 以上のカルシウムをとりましょう 1, ~ 700mg 800mg 650mg 600mg 400 食生活カルシウム摂取量健康な人を対象としたカルシウムの食事摂取基準 (mg/ 日 ) 1, 小児思春期成人期 70 歳以上ただし骨粗しょう症の予防治療を考えた場合には 700~800mg のカルシウム摂取が必要です厚生労働省 : 日本人の食事摂取基準 2010 年版

葉物などに多く含まれます多くのカルシウムを一度に摂取するより毎日欠かさず摂取するように心がけましょうカルシウムの吸収を助けます

37 骨粗しょう症の予防食生活食事に気をつけることは骨粗しょう症治療の第一歩です骨を健康にする栄養素たんぱく質骨の半分はたんぱく質でできているので骨を作る材料になります肉や魚乳製品大豆などに多く含まれますカルシウムビタミン D ビタミン K 骨の材料となります乳製品や骨ごと食べる魚葉物などに多く含まれます多くのカルシウムを一度に摂取するより毎日欠かさず摂取するように心がけましょうカルシウムの吸収を助けます魚や干し椎茸に多く含まれます日光にあたると体内でも合成されますので日光浴も効果的です骨へのカルシウムの沈着に必要なたんぱく質の成熟を促します納豆やブロッコリーに多く含まれます

38 骨粗しょう症の予防食生活骨粗しょう症患者さんのための献立レシピを紹介したサイトカルシウムクッキングも是非ご利用下さい osteoporosis/cooking/index.html カルシウムクッキング検索

39 骨粗しょう症の予防手軽でカンタンカルシウムクッキング食生活春ちりめん寿司菜の花とあさりの白あえ 1 人分のカルシウム量 172mg 1 人分のカロリー量 312kcal 1 人分のカルシウム量 238mg 1 人分のカロリー量 116kcal

40 骨粗しょう症の予防手軽でカンタンカルシウムクッキング食生活夏ひじきの梅肉あえミルクゼリー梅酒かけフルーツのヨーグルトあえ 1 人分のカルシウム量 100mg 1 人分のカロリー量 19kcal 1 人分のカルシウム量ミルクゼリー梅酒かけ :78mg フルーツのヨーグルトあえ :114mg 1 人分のカロリー量ミルクゼリー梅酒かけ :85kcal フルーツのヨーグルトあえ :132kcal

41 骨粗しょう症の予防手軽でカンタンカルシウムクッキング食生活秋さんまと凍り豆腐の揚げ煮切り干し大根のごま酢あえ 1 人分のカルシウム量 131mg 1 人分のカロリー量 346kcal 1 人分のカルシウム量 128mg 1 人分のカロリー量 77kcal

42 骨粗しょう症の予防手軽でカンタンカルシウムクッキング食生活冬野菜のグラタンチーズスープ 1 人分のカルシウム量 308mg 1 人分のカロリー量 227kcal 1 人分のカルシウム量 154mg 1 人分のカロリー量 171kcal

43 36.4 庭割合リビング居間茶の間骨粗しょう症の予防自宅での転倒の発生状況環境転倒した場所 ( 複数回答 ) (%) 40 総数 (195 人 ) ポーチ玄関ホール 13.8 階段10.3 寝室8.2 廊下浴台室所バベ便ルラ所コンニダー所所食堂脱洗衣面3.1 その他わからない厚生労働省 : 平成 22 年度高齢者の住宅と生活環境に関する意識調査結果

44 環境割合り傷切り20 骨粗しょう症の予防自宅で転倒した人のけがの状況けがの有無等 ( 複数回答 ) (%) 40 総数 (195 人 ) け0 がはなかった33.3 打撲32.3 す突ねを(きん腰下必縫骨上そ折半指ざの要っ骨身たのなうを半こ折身と脱をけっ骨が臼含がたの傷む)5.6 わの他からない0.5 厚生労働省 : 平成 22 年度高齢者の住宅と生活環境に関する意識調査結果

45 骨粗しょう症の予防転倒を防ぐ住まいづくり環境部屋マットを固定整理整頓しつまづくものをおかない敷居ゆるやかな斜面をつける階段必ず照明をつける足下灯すべり止めを設置手すりをつけるトイレ浴室手すりをつける

46 骨粗しょう症の予防外出時は動きやすい服装で環境バッグなどよりリュックサックを利用する靴はかかとが低くすべりにくい底で足にあったものをはく歩きやすければ杖を積極的に利用する

47 骨粗しょう症と腰痛圧迫骨折を起こすと強い痛みを伴い次の圧迫骨折も起こしやすくなります圧迫骨折

48 骨粗しょう症に伴う腰背部痛骨粗しょう症患者における腰背部痛の有無痛みはない 14.3% 強い痛みがある 11.2% 14.3% 85.6% 弱い痛みがある 25.5% 痛むときがある 48.9% 治療を受けていることが確認された骨粗しょう症患者 1,000 人 ( 女性 93.1% 60 歳代 37.0% 70 歳代 28.1% 中心 ) にインターネットによるアンケート調査を行い 697 人から回答を得た林史. 痛みと臨床 2003; 3(2): 50-59

49 骨粗しょう症と腰痛腰痛をやわらげるためには正しい姿勢を保つことが重要ですおなかをひっこめ胸を張るようにすると正しい姿勢が保てます

50 骨粗しょう症と腰痛骨粗しょう症でおちいる悪循環生活の質 (QOL) が少しずつ低下していきます腰の痛み ADL ( 日常の動作 ) の低下 QOL の低下骨折骨が弱くなる

51 骨粗しょう症と腰痛腰痛を感じ始めたら医療機関で受診をして適切な検査や治療を受けましょう

52 骨粗しょう症の治療骨粗しょう症のお薬テリパラチドカルシトニンビスホスホネート SERM ( サーム ): 選択的エストロゲン受容体修飾薬抗 RANKL 抗体活性型ビタミン D ビタミン K カルシウム新しい骨が作られるのを促します骨粗しょう症に伴う痛みを和らげる作用があります骨が壊されるのを抑えます骨が壊されるのを抑えます骨が壊されるのを抑えます食べ物からのカルシウム吸収を助けまた骨が作られるのを助けます骨が作られるのを助けます食事から補いきれないカルシウムを補給します注射経口剤点滴骨粗しょう症の治療は続けることが大切です

転倒による骨折 ( あしのつけ根の骨折 ) 痛み転倒への不安感外出や運動をためらうようになり活動範囲が狭くなる引きこもりがちになる

53 骨粗しょう症は生活の質 (QOL) の低下を招きます背骨の骨折や変形痛み背中や腰が曲がる姿勢が悪くなり歩きづらくなるバランスが悪くなり転倒しやすくなる内臓が圧迫されて食欲不振や食道炎の原因に体形へのマイナスイメージ転倒への不安感引きこもりがちになる転倒による骨折 ( あしのつけ根の骨折 ) 痛み転倒への不安感外出や運動をためらうようになり活動範囲が狭くなる引きこもりがちになる寝たきりの原因に日常生活動作 (ADL=Activities of Daily Life) や生活の質 (QOL=Quality of Life) が低下

54 骨粗しょう症の治療に取り組み生活の質 (QOL) を改善しましょう食生活環境運動薬物の治療 QOL の改善健康長寿

55 より健やかで快適な生活を送るために上手に骨粗しょう症とつきあっていきましょう

骨粗しょう症連携手帳は骨粗鬆症財団が編纂し骨粗しょう症患者さんに配布していますこの手帳は骨粗しょう症の治療を受ける患者さんが携帯し患者さんの検査結果や投薬状況などを記録して患者さん自身の治療意欲を高めるとともに医療関係者が患者さんの情報を共有できるよう公益財団法人骨粗鬆症財団が立案制作し

骨粗しょう症連携手帳は骨粗鬆症財団が編纂し骨粗しょう症患者さんに配布していますこの手帳は骨粗しょう症の治療を受ける患者さんが携帯し患者さんの検査結果や投薬状況などを記録して患者さん自身の治療意欲を高めるとともに医療関係者が患者さんの情報を共有できるよう公益財団法人骨粗鬆症財団が立案制作し骨粗しょう症連携手帳は骨粗鬆症財団が編纂し骨粗しょう症患者さんに配布していますこの手帳は骨粗しょう症の治療を受ける患者さんが携帯し患者さんの検査結果や投薬状況などを記録して患者さん自身の治療意欲を高めるとともに医療関係者が患者さんの情報を共有できるよう公益財団法人骨粗鬆症財団が立案制作したものです骨粗しょう症とその治療目的大切なことなので必ずお読みください骨粗しょう症の患者さんは

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