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いちえいおおばま
5 years ago
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1 平成 25 年度自己評価シート ( 中間評価まとめ ) 校番 209 学校名呉市立呉高等学校校長氏名越智博司全日制本校 1 評価結果の分析 (1) 進路実現できる学力の向上ア教員の指導力の向上新学習指導要領で強調されている言語活動の充実に係る研修や実践は順調に進んでいる特進クラスができたことによって, 直接担当している教員を中心に国公立大学合格者数 40 人という目標達成を意識して日々の教育活動に臨んでいるイ自律的学習者の育成朝学習の取組については, 特進クラスを中心に呼びかけを行っているが, 早朝学習を行う生徒は限定されている生徒が自習室を静かな環境で使えるように,6 月に整備するなど条件整備を行った家庭学習の改善に向けた取組について, 生徒アンケートの結果から成果が出ていることがうかがえる読書活動に関する広報活動が活発化したウ入試に対する指導体制の充実きめ細かい進路指導に対する保護者の肯定的回答( 保護者アンケート項目 7) を学年別に見ると,1 年次 66% 68%,2 年次 68% 78%,3 年次 75% 79% であるどの年次とも前年度を上回っていることから, 担任を中心とする三者懇談や教育相談, 科目選択にかかわる個別面談や各種進路情報提供などが, 前年度に比べてきめ細かく行われていることがうかがえる (2) 自立した社会人としての規範意識や社会性の涵養ア自立した生徒を育成する現段階で1 日平均遅刻者数は 0.8 名 / 日で, 前年度比 0.2 名 / 日減少しているベルスタート ( 前年度からの継続項目 ) 及び授業挨拶 ( 本年度強化項目 ) について現在は大きな問題点は見られない授業規律全般で気になる状況については学年集会等を活用して, 迅速に指導をしている現在特別な指導は3 件で, 前年比 1 件減少しているまた, 生徒指導スローガン市呉スタイルは就職面接スタイルは, 言葉としては定着が見られるしかし, 指導時の共通価値観としての定着はまだ不十分であり, 生徒指導規程及び生徒指導マニュアルの整備が更に必要であるイ生徒会主体の行事を充実させる生徒中心に行事をやりきった( 達成感 ), 市呉生としての誇りを持つことができた ( 自尊心 ), 行事は楽しく満足できた( 満足感 ) の各項目肯定的意見の平均は, 体育祭 98 %, 市呉祭 95%, 平均 96% である生徒会が中心組織となって行事を企画運営することは, 自立と自尊の精神を身に付けるためにも必要な取組である生徒の達成感自尊感情満足感を高めるための企画運営について, 教職員で更に検討をしていきたいウ産業社会と人間フロンティアⅠ Ⅱ を充実させる産業社会と人間については, キャリア教育の視点から本年度新たな企業訪問見学を企画し, 実施した地元産業への理解が進んだことや生徒の真面目な参加態度には肯定的な評価があったまた, 指導に時間を要したが, 文化祭における展示発表も個性が出て工夫した表現がなされていたグループでのクラス内発表 ( 企業報告会 ) についても, クラス全 1

2 体の前で行うプレゼンテーションのよい機会であり,3 年間を見通してここに位置づけ, 自分が学んだ体験をプレゼンテーションする意義は大きい産業社会と人間の授業評価アンケートでは, 前年度に比べほぼすべての項目において, あてはまるの評価が増加している特に, 現代社会について知ることができている ( 前年度中間評価 15% 本年度中間評価 41% 以下同様), 情報を適切に収集整理している (10% 30%), 他者のまとめや発表を聞くことにより, 新たな発見やもっと学びたいという意欲, 興味関心を得ることができた (12% 40%) の項目の評価が高まっており, 企業訪問見学の成果が表れていると考えるフロンティアⅠ Ⅱ について, 授業アンケートを年度当初にも実施し, 変化を見ることができるようにした ( 年 3 回実施 ) フロンティアⅠ についてすべての項目であてはまるが増加し, 特にねらいとしている課題解決のスキルを身に付けることができるについてあてはまるの値が 4 月に9% であったのが,9 月には 23% と大きく増加したややあてはまると合わせた肯定的評価は 50% から 74% に伸びたフロンティアⅡ の授業アンケートでは, 肯定的評価が年度当初一番低かった言語に関する能力の項目研究内容等を発表するとき, 自分の考えを相手に分かりやすいよう話し方や声の大きさを工夫している (4 月肯定的評価 50%) が 87% に伸びたことは評価できるが, 今後この項目のあてはまるの値 (37%) をより伸ばす取組を継続していくエ教育相談活動を充実する教育相談実施日数は 6.5 日で前年度比 1.2 日減少しているいじめ体罰アンケートについては, 小さなサインも見逃さないことを共通認識として回収率 100% をめざして取り組んだまた, ホームルーム担任が中心となって記入のあったすべての事案について生徒及び保護者への対応を行い, 生徒の心情に寄り添う指導につなげることができた (3) 部活動の充実ア部活動の実績を上げる中国大会出場部活動数人数ともに3 年連続して中間評価で目標値を達成しており, 学校経営計画の最終年度としても概ね目標を達成する見通しであるイ部活動を活性化する部活動加入率は 92% で数値としては活性化していると言えるまた, 部活動参加率 90% 以上の部活動は 62% で, 前年度比 8ポイント上昇しており, 各部活動での取組成果は現れているが, 目標値には達成していない各種大会への積極的参加と, 部活動単位のボランティア参加が年間計画に位置づいてきたため, 年間通じて活発に活動している部活動が多い特にボランティア活動は, 総務企画部の計画的な広報により情報の共有ができるようになったこのことは生徒の自尊感情の育成につながっている (4) 学校情報等の積極的発信及び学校や地域社会, 各種団体等への貢献ア学校情報を積極的に発信する学年通信進路だより等, 各種通信の発行回数は, 目標値 8 回に対し, 平均 4 回 ( 前年度中間 4.7 回 ) であった対象の通信 6 種類のうち,4 回に達していない1 種類は後期の発行計画を修正して目標値を達成する見通しである保護者アンケートにおける肯定的評価は, 項目 16 通信等で情報発信に努めているが79%( 前年度中間 75%), 項目 15 学校ホームページで情報発信に努めているが81%( 前年度中間 71%) である通信の計画的発行, 保護者対象の進路説明会の充実等の取組により, 課題であった項目 6 進路について保護者に必要な情報が提供されているは75%( 前年度中間 70%) で, 改善が見られる 2

3 情報発信全般について, 総合学科としての本校の特色をアピールすること, 生徒の姿を通して本校の良さをアピールすることの二点から改善に取り組んだ特にオープンスクールについては, 従来のプログラムを一新し, 特色ある授業として卒業研究 ( フロンティアⅡ) の生徒による発表及び生徒の学校生活を映像で紹介する学校紹介 DVD 視聴を取り入れた参加者の選択式アンケート, 記述式アンケートから改善点の効果が確認できた学校朝会, 生徒会行事, キャンペーン活動, 掲示等において生徒による情報発信が行われているただし, 部活動についての情報発信は, 大会, コンクール, ボランティア活動等, 表彰対象の部にとどまっているイ地域や社会に貢献しようとする態度を育成するボランティア活動の参加を通して自尊感情を高める取組は, 行動計画に基づいて進められている生徒アンケート項目 17 ボランティア活動に積極的に取り組んでいると回答した生徒は 62 %( 前年度中間 55%), 生徒アンケート項目 16 ボランティア活動を通して自分が人に役に立つことができると感じている生徒も 80%( 前年度中間 75%) と, いずれも増加している参加延べ人数が 608 名と増加 ( 前年度中間 576 名 ) するだけでなく, 一度以上ボランティアに参加した生徒の率が 64%( 前年度末 52%) に上がり, 参加生徒に広がりが見られるウ保護者や学校関係者評価委員から教育活動を肯定的に評価される保護者に対する学校説明資料等は, 対象目的により, 学校経営計画の4 本柱を中心に, 現状, 課題, 改善策及び協力を要請したい点を明確にして学校の方針を分かりやすく伝えるように改善を進めている保護者アンケート項目 20 呉高等学校に行かせてよかったの肯定的評価は 87%( 前年度中間 85%) である保護者アンケートは, 全項目において前年度中間評価に比べて肯定的評価が伸びているが, 年度末の目標値 90% 達成には, 肯定的評価が低かった項目についての改善及び各取組の更なる徹底が必要である 2 今後の改善方策 (1) 進路実現できる学力の向上ア教員の指導力の向上懸案である進路指導マニュアル ( 教員用 ) 及び進路のしおり( 生徒用 ) を本年度中に作成するイ自律的学習者の育成他の部署や部活動顧問との連携を強化することによって, 学校全体で進路実現を図る体制を構築する具体的には, 生徒が生活面学習面において自立 ( 自律 ) するための指導方法を全教員で共通認識して取り組めるように方向性を確立する今後, 学校図書館の生徒の活用を推進するため, 学校図書館経営計画を再度見直し, 教科における活用を更に広げていくまた,1 年次生は産業社会と人間においてディベートへの取組で書籍による情報集めを,2 年次生はフロンティアⅠ において新書によるレポート作成を指導していくウ入試に対する指導体制の充実国公立大学進学率をアップさせるため, 特進クラス推進会議を定例化し, 課題と対策を考えていく (2) 自立した社会人としての規範意識や社会性の涵養ア自立した生徒を育成する 2 学期にも遅刻及び授業規律に関するキャンペーンを実施し, その結果を生徒会を通じて広報し, 生徒の問題意識を高めていきたいまた, 生徒状況について観察を怠らず, 状況の変 3

4 化に敏感に反応できるよう情報交換を密にするとともに, 迅速かつ毅然と指導できるよう各学年と連携していきたい特に学年集会を効果的に利用していきたい特別な指導も例年後半期に増加する傾向にあるため, 未然に防ぐための全体指導を学校朝会等で行うとともに, 学年の実態に応じた指導ができるよう各学年主任と連携するまた, 現在生徒指導規程及び生徒指導マニュアルの不十分な点を生徒指導部で記録, 分析し, 次年度に反映するイ生徒会主体の行事を充実させる生徒主体の行事の状況及び課題を記録し, 本年度中に改善点について集約し, 次年度の企画運営に反映するウ産業社会と人間フロンティアⅠ Ⅱ を充実させる産業社会と人間の企業訪問見学について, 事前指導の時間や内容について検討し,4 月から生徒への取組を始め, 早期から校外における体験活動について意識させていくフロンティアⅠ について, 本年度フロンティアⅡの取組の前倒し実施, 新書によるレポート作成等が入り, 内容が盛りだくさんになっている本授業の目標が課題解決のスキルを身に付けるであることを明確にし, 科目選択や修学旅行の取組が時期的に固定する条件の中で, 年間指導計画の流れを見直していく生徒の授業評価アンケート ( 中間評価 ) では, 言語に関する能力について肯定的評価が一番低い (67%) ので, 今後の修学旅行の報告会やレポート発表会で相手に分かりやすく発表する力を育成していくエ教育相談活動を充実する教育相談について定期考査以外での実施状況について集約する 2 学期以降のいじめ体罰アンケートも,1 学期の実施方法を継続し, 観察発見即指導を心掛ける (3) 部活動の充実ア部活動の実績を上げる中国大会等への出場については, 今後も各部活動の自主的活動を生徒指導部としてバックアップしていくイ部活動を活性化する生徒の進路が多様化しているため, ほとんどの部活動で一つの目的意識のもとで活動するのは困難な実態があるしかし, 部活動を活性化するためには, 各部活動で目標を明確にして価値観を共有することが不可欠であるまた, 部活動は積極的生徒指導の柱の一つであるという意識を教職員が共有するためには, 生徒指導部からの目標提示だけではなく, 部活動顧問会議等での情報交換が必要であると考えるそこで,2 学期以降の部活動顧問会議では, 次の2 点について確認を行う 1 顧問による活動状況の把握 ( 顧問の見取りとともに, 生徒会実施の部活動実績報告書を有効活用する ) 2 部活動欠席生徒への継続的指導 (4) 学校情報等の積極的発信及び学校や地域社会, 各種団体等への貢献ア学校情報を積極的に発信する主任主事を中心に, 情報発信の年間計画について校内連携を密にして教職員の広報に対する意識を高め, 組織的に内容の充実及び発行機会の効果的な活用を進める部活動について, 生徒指導部, パソコン部と連携し, ホームページで生徒による情報発信を行うイ地域や社会に貢献しようとする態度を育成するボランティア活動実績のデータ共有を活用して, 積極的に活動する生徒の評価, 参加経験のない生徒に対する働きかけを適切に行う 4

5 ウ保護者や学校関係者評価委員から教育活動を肯定的に評価される保護者の肯定的評価が低かった項目について, 学年分掌で改善策を策定して保護者に中間評価の報告をし, 年度末に向けて重点的に取り組むまた, 肯定的評価が高い項目についても, 肯定的評価のうちとてもあてはまるの評価割合に着目し, 改善を意識してより充実した分析をする 3 学校関係者評価結果を踏まえた今後の改善方策非常時の避難経路について, 近隣の学校等と連携し, 再検討する必要があるスマートフォン等携帯端末の利用について, 生徒, 保護者, 教職員が研修を行う必要がある図書室の整備及び利用の促進をさらに進める必要があるそのためにも, 早期に図書室の電子化を行いたい 5

学校評価保護者アンケート集計結果 2 学校は防災や防犯についての体制作りや情報収集を適切に行っている十分おおむね十分やや十分不十分分からない不明

学校評価保護者アンケート集計結果 2 学校は防災や防犯についての体制作りや情報収集を適切に行っている十分おおむね十分やや十分不十分分からない不明学校評価保護者アンケート集計結果学籍分類度数相対度数 (%) 小通学 21 51.2 小訪問 9 22.0 中通学 8 19.5 中訪問 3 7.3 学籍分類 3 8 21 9 小通学中通学小訪問中訪問 1 学校 ( 教室等 ) は常に整頓され清掃が行き届いている十分 19 46.3 29 おおむね十分 16 39.0 42.2 やや十分 1 2.4 10.6 不十分