日本体育大学男子ソフトボール部と一般学生の遠投能力の差異 野球 ソフト研究室 指導教員髙橋流星助教 学籍番号 11A0446 学生氏名齋藤将平中西優太 1. 背景文部科学省が昭和 39 年から行っている 体力 運動能力調査 1) によると 児童 生徒の体力 運動能力は 昭和 60 年頃から現在に至る

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1 日本体育大学男子ソフトボール部と一般学生の遠投能力の差異 学籍番号 11A0446 学生氏名齋藤将平中西優太 1. 背景文部科学省が昭和 39 年から行っている 体力 運動能力調査 1) によると 児童 生徒の体力 運動能力は 昭和 60 年頃から現在に至るまで 20 年以上もの間 長期的な低下傾向にあることが指摘されている そこで 本研究では 文部科学省が示した子どもの体力低下 特にソフトボール投げの低下の問題に着目し 本学の男子ソフトボール部員と本学の体育学科と武道学科の一般学生を実験対象とし研究を行い 今後の大学生の投能力を縦断的に比較 検討するための重要な参考資料としたい 2. 目的本研究の目的は 大学生のソフトボール投げ ( 投能力 ) が低下傾向にあるのか今後 縦断的かつ長期的な研究を継続させる上での参考資料にすることを本研究の目的とする 3. 方法被験者は 本学男子ソフトボール部所属の 26 名と 体育学部の専門運動方法 ソフトボール ( 野球を含む ) を受講した一般学生 151 名 ( 体育学科 :104 名, 武道学科 :47 名 ) を本研究の対象者とした 助走後に 最大努力での遠投を行い基準線からボールが落下した地点までの直線距離を計測した 分析方法は 一般学生と本学のソフトボール部員のソフトボール投げ ( 遠投 ) の測定記録を Microsoft Office Excel2010 上に入力し 最大値 最小値 平均値 標準偏差を算出した そのデータをもとに 棒グラフを作成し 比較しやすいものにした 遠投飛距離 (m) 男子ソフト体育学科武道学科図 1. 遠投飛距離における各カテゴリーの比較 遠投飛距離 (m) 男子ソフト部 60 体育学科 武道学科 一投目 二投目 図 2. 遠投飛距離における一投目と二投目の差図 1 は 遠投飛距離の平均値を算出したものである 男子ソフトボール部は 62.2m 体育学科は 50.6m 武道学科は 44.1m であり 一般学生よりもソフトボール部員の方が高い値を示した 図 2 は 遠投飛距離における一投目と二投目の差である 男子ソフトボール部員は一投目よりも 二投目の方が 0.3m 低い値を示した 一方 体育学科の一般学生は一投目よりも二投目の方が 1.3m 高い値を示し 武道学科の一般学生も 一投目の方が 0.3m 高い値を示す結果となった 5. 考察およびまとめ本研究の被験者である ソフトボール部員は 小学生低学年期から投動作を含むスポーツに関わっていたと考えられ 適時期に十分な練習効果を得ることができ また 技術練習や筋力トレーニングを行っており定期的な投球をする環境的要因が整っており遠投能力や準備局面の技術的な要素を習得していることから高い値を示す結果となったと考えられる また ソフトボール部員の記録は一投目より二投目の遠投飛距離が低下していることから 測定時に緊張や不安 あるいは力みが生じた可能性が考えられる また 体育学科 武道学科ともに 2 投目の方が高い値を示したことから ウォーミングアップの不足や 試技に対しての慣れにより 遠投能力や準備局面の技術が向上したものと推察される これからの課題としては 今後の大学生の投能力を縦断的に比較 検討する DATA を収集する必要があると考える

2 大学男子ソフトボール競技における走塁について 学籍番号 11A0469 学生氏名勝二耕陽 1. 背景ソフトボールは塁間の距離が短く短距離的要素が強いため 陸上の短距離で速く走る為に必要とされる要素 ピッチとストライド に関係性があるのではないかと考え着目した 走運動に関する研究は古くからなされており さまざまな方法を用いて ストライド長やピッチ数を算出したりなど様々な研究がなされている しかし ソフトボールは 1921 年 ( 大正 10 年 ) アメリカから留学から帰国した人たちが学校体操科の遊戯として紹介されたことに始まる そのため 歴史が浅く競技人口も少ないのが現状である そこで 全日本大学選手権大会で数多くの優勝を成し遂げている本学の男子ソフトボール部員を対象に研究を行い 今後のソフトボール競技の発展および活性化に役立てたく本研究を行った 2 目的本研究の目的は 打撃や守備ほど重要視されていない走塁に着目することで走塁の重要性を知るとともに 走塁には技術が必要だがピッチとストライドは関係しているかを目的とした 3. 方法被験者は本学の男子ソフトボール部 29 名を対象としストップウォッチを用いて スターターの腕が降りたと同時にスタートし一塁まで走り 一塁ベースを踏んだタイミングでストップウォッチを止めた それと同時にカメラ (HDR-CX720V:SONY 社製 ) を三塁手の定位置のあたりから撮影し 一塁までの駆け抜けを何歩で走っているかを測定した また 一周のタイムをも上記と同様に測定し カメラでの撮影は一塁ベースの右斜め後方よりパンニング撮影した 図 1. ベースラン一周のタイムとピッチ数 図 1 はベースランニングのタイムとピッチ数の相関関係図である 両者には 5% 水準で優位な相関関係が認められた その他の結果には優位な相関関係が認められなかった 5. 考察本研究では 一塁駆け抜けにおける ( 直線 ) 速度には相関関係が認められなかったが ベースランニング一周における速度のタイムとピッチ数には相関関係が認められた これは野球とソフトボールでは塁間の長さが違うためではないかと推察される ソフトボールは野球に比べ塁間の距離が短く 最高速度に達する前にベースを踏むため 最高速度に到達できないことが示された Hunter et al. (2004) は 多数の競技者のピッチおよびストライドと それを構成する下位の因子 ( 接地時間, 滞空時間, 支持距離, 滞空距離など ) との関係について詳細な検討を行った結果 両者に大きく影響を及ぼすのは滞空時間であり 滞空時間が短いとピッチが高くなり 反対に滞空時間が長いと滞空距離が大きくなることでストライドが大きくなる傾向にあることを明らかにした 大きなストライドを獲得するためには 接地中に地面により大きな力を加えることで 滞空時間を長くすることが重要になると考えられる 一方で 高いピッチを獲得するためには 滞空時間を短くすることが重要になるが そのためには 相対的に短い滞空時間の中で 素早く脚を回復し 次の接地を行わなければならない この素早い脚の回復を実現するために 脚の動作範囲を小さくすることや脚を素早く動かすために下肢を振り回す原動力となる股関節の屈伸に関与する筋群が 大きなトルクやパワーを発揮することが重要になると考えられる 6. まとめ本研究では ピッチとストライドの関係性について研究を行ったが 走塁にはベースを回る技術や判断力も必要になってくる しかし ソフトボール競技における走塁の技術や判断力を題材にした論文はあまり報告されていないため ソフトボール競技の発展のためにも研究する必要があると思われる

3 男子ソフトボール競技における日本代表選手に選出されるための必要な要素 学籍番号 11A0489 学生氏名田口正志龍田賢司 1. 背景野球 ソフトボール競技において試合で勝つためには いかにして相手より 1 点でも多く得点を挙げるかが 最大のカギとなる 1) このことから 打撃は重要であるということがいえる 2. 目的本研究の目的は 日本リーグ ( 男子 ) の選手のリーグ戦のデータを基に 日本代表選手 (All Japan: 以下 AJ) と非日本代表選手 (Other Japan: 以下 OJ) に振り分け 打率 出塁率 長打率 OPS の平均値をそれぞれに算出し 日本代表に選出されるには 日本リーグにおいてどれだけの結果を残す必要があるのかを数値として表すことを本研究の目的とした 3. 方法 3-1 調査対象本研究の調査対象は 日本の最高峰のトップリーグであり 日本リーグ ( 男子 ) 打率ベスト 30 位 ( 2008~2014 年 : 計 7 年間 ) の計 433 名 ( 日本代表経験 :104 名 非日本代表選手 329 名 ) 本研究では 2008~2014 年までの国際大会のいずれか 1 つに出場した選手を AJ とした 3-2 データ取得および分析処理本研究の DATA は ( 公財 ) 日本ソフトボール協会より 2008 年 ~2014 年までの計 7 年間の DATA を頂戴した データは全て Microsoft Office Excel2010 上に DATA を入力し 平均値および標準偏差値等を算出した 表 2.AJ と OJ の各項目における平均値の比較 安打数 四球数 三振数 盗塁数 打点 得点 AJ OJ 考察およびまとめ OPS を算出する要素のである出塁率において AJ が OJ を上回っている要因として下記のことが考えられる ( 表 2) 安打数:AJ は平均 16.7 本 OJ は 13.4 本 (3.3 本差 ) 四球数:AJ は平均 4.2 個 OJ は平均 3.2 個 (1 個差 ) 三振数:AJ は平均 5.6 個 OJ は平均 5.9 個 (0.3 個差 ) 上記の理由から AJ は空振りが少なく 投球されたボールをミートする能力が高いこと ゴロを打つことで守備者のエラーを誘発させる可能性を高くし 尚且つ ストライクやボールを見極める能力 ( 選球眼 ) も良く 四球等での出塁する機会を得る場合も多い その為 出塁率が高い値を示したのではないかと推察される 長打率に関しても AJ の数値が高い その要因としてスイングスピードの影響が考えられる 筒井 2 ) は スイングスピードが速く ボールとバットの接触時間を増やすことが必要であると報告されており AJ は根本的にスイングスピードが速く 振り出したバットがボールに接触する瞬間に力を加え 接触時間を向上させている可能性も推察される 最後にまとめとして 日本代表に選出されるためには 日本リーグにおいて試合結果から必要な要素は 下記の通りである OPS が高いこと (1.11 以上 )( 出塁率 + 長打率 =OPS: スイング力があること ) 四球数が多いこと(4.2 個以上 : 選球眼が良いこと ) 三振数が少ないこと (5.6 個以下 : ミート力があること ) 日本代表選手 (AJ) 全体平均 非日本代表選手 (OJ) 盗塁が出来ること(2.1 個 : 走力があること ) 上記が AJ として選出される条件である 6. 参考文献 1) マイケルルイス, 中山宥 : マネー ボール ( 完全版 ), 早 川書房,2013/05/ OPS ) 筒井大助 : 図解雑学野球の科学, ナツメ社 P,68,70, ) 鳥越規央 : 勝てる野球の統計学 ~ セイバーメトリクス ~, 図 1.AJ と OJ の OPS の比較 岩波書店,2014/3/13.

4 男子ソフトボール競技における日本代表選手に選出されるための必要な要素 学籍番号 11A0496 学生氏名龍田賢司田口正志 1. 背景野球 ソフトボール競技において試合で勝つためには いかにして相手より 1 点でも多く得点を挙げるかが 最大のカギとなる 1) このことから 打撃は重要であるということがいえる 2. 目的本研究の目的は 日本リーグ ( 男子 ) の選手のリーグ戦のデータを基に 日本代表選手 (All Japan: 以下 AJ) と非日本代表選手 (Other Japan: 以下 OJ) に振り分け 打率 出塁率 長打率 OPS の平均値をそれぞれに算出し 日本代表に選出されるには 日本リーグにおいてどれだけの結果を残す必要があるのかを数値として表すことを本研究の目的とした 3. 方法 3-1 調査対象本研究の調査対象は 日本の最高峰のトップリーグであり 日本リーグ ( 男子 ) 打率ベスト 30 位 ( 2008~2014 年 : 計 7 年間 ) の計 433 名 ( 日本代表経験 :104 名 非日本代表選手 329 名 ) 本研究では 2008~2014 年までの国際大会のいずれか 1 つに出場した選手を AJ とした 3-2 データ取得および分析処理本研究の DATA は ( 公財 ) 日本ソフトボール協会より 2008 年 ~2014 年までの計 7 年間の DATA を頂戴した データは全て Microsoft Office Excel2010 上に DATA を入力し 平均値および標準偏差値等を算出した 表 2.AJ と OJ の各項目における平均値の比較 安打数 四球数 三振数 盗塁数 打点 得点 AJ OJ 考察およびまとめ OPS を算出する要素のである出塁率において AJ が OJ を上回っている要因として下記のことが考えられる ( 表 2) 安打数:AJ は平均 16.7 本 OJ は 13.4 本 (3.3 本差 ) 四球数:AJ は平均 4.2 個 OJ は平均 3.2 個 (1 個差 ) 三振数:AJ は平均 5.6 個 OJ は平均 5.9 個 (0.3 個差 ) 上記の理由から AJ は空振りが少なく 投球されたボールをミートする能力が高いこと ゴロを打つことで守備者のエラーを誘発させる可能性を高くし 尚且つ ストライクやボールを見極める能力 ( 選球眼 ) も良く 四球等での出塁する機会を得る場合も多い その為 出塁率が高い値を示したのではないかと推察される 長打率に関しても AJ の数値が高い その要因としてスイングスピードの影響が考えられる 筒井 2 ) は スイングスピードが速く ボールとバットの接触時間を増やすことが必要であると報告されており AJ は根本的にスイングスピードが速く 振り出したバットがボールに接触する瞬間に力を加え 接触時間を向上させている可能性も推察される 最後にまとめとして 日本代表に選出されるためには 日本リーグにおいて試合結果から必要な要素は 下記の通りである OPS が高いこと (1.11 以上 )( 出塁率 + 長打率 =OPS: スイング力があること ) 四球数が多いこと(4.2 個以上 : 選球眼が良いこと ) 三振数が少ないこと (5.6 個以下 : ミート力があること ) 日本代表選手 (AJ) 全体平均 非日本代表選手 (OJ) 盗塁が出来ること(2.1 個 : 走力があること ) 上記が AJ として選出される条件である 6. 参考文献 1) マイケルルイス, 中山宥 : マネー ボール ( 完全版 ), 早 川書房,2013/05/ OPS ) 筒井大助 : 図解雑学野球の科学, ナツメ社 P,68,70, ) 鳥越規央 : 勝てる野球の統計学 ~ セイバーメトリクス ~, 図 1.AJ と OJ の OPS の比較 岩波書店,2014/3/13.

5 日本体育大学男子ソフトボール部と一般学生の遠投能力の差異 学籍番号 11A0526 学生氏名中西優太齋藤将平 1. 背景文部科学省が昭和 39 年から行っている 体力 運動能力調査 1) によると 児童 生徒の体力 運動能力は 昭和 60 年頃から現在に至るまで 20 年以上もの間 長期的な低下傾向にあることが指摘されている そこで 本研究では 文部科学省が示した子どもの体力低下 特にソフトボール投げの低下の問題に着目し 本学の男子ソフトボール部員と本学の体育学科と武道学科の一般学生を実験対象とし研究を行い 今後の大学生の投能力を縦断的に比較 検討するための重要な参考資料としたい 2. 目的本研究の目的は 大学生のソフトボール投げ ( 投能力 ) が低下傾向にあるのか今後 縦断的かつ長期的な研究を継続させる上での参考資料にすることを本研究の目的とする 3. 方法被験者は 本学男子ソフトボール部所属の 26 名と 体育学部の専門運動方法 ソフトボール ( 野球を含む ) を受講した一般学生 151 名 ( 体育学科 :104 名, 武道学科 :47 名 ) を本研究の対象者とした 助走後に 最大努力での遠投を行い基準線からボールが落下した地点までの直線距離を計測した 分析方法は 一般学生と本学のソフトボール部員のソフトボール投げ ( 遠投 ) の測定記録を Microsoft Office Excel2010 上に入力し 最大値 最小値 平均値 標準偏差を算出した そのデータをもとに 棒グラフを作成し 比較しやすいものにした 遠投飛距離 (m) 男子ソフト体育学科武道学科図 1. 遠投飛距離における各カテゴリーの比較 遠投飛距離 (m) 男子ソフト部 60 体育学科 武道学科 一投目 二投目 図 2. 遠投飛距離における一投目と二投目の差図 1 は 遠投飛距離の平均値を算出したものである 男子ソフトボール部は 62.2m 体育学科は 50.6m 武道学科は 44.1m であり 一般学生よりもソフトボール部員の方が高い値を示した 図 2 は 遠投飛距離における一投目と二投目の差である 男子ソフトボール部員は一投目よりも 二投目の方が 0.3m 低い値を示した 一方 体育学科の一般学生は一投目よりも二投目の方が 1.3m 高い値を示し 武道学科の一般学生も 一投目の方が 0.3m 高い値を示す結果となった 5. 考察およびまとめ本研究の被験者である ソフトボール部員は 小学生低学年期から投動作を含むスポーツに関わっていたと考えられ 適時期に十分な練習効果を得ることができ また 技術練習や筋力トレーニングを行っており定期的な投球をする環境的要因が整っており遠投能力や準備局面の技術的な要素を習得していることから高い値を示す結果となったと考えられる また ソフトボール部員の記録は一投目より二投目の遠投飛距離が低下していることから 測定時に緊張や不安 あるいは力みが生じた可能性が考えられる また 体育学科 武道学科ともに 2 投目の方が高い値を示したことから ウォーミングアップの不足や 試技に対しての慣れにより 遠投能力や準備局面の技術が向上したものと推察される これからの課題としては 今後の大学生の投能力を縦断的に比較 検討する DATA を収集する必要があると考える

6 本大学男女ソフトボール部におけるロングティーを用いた飛距離 指導教員高橋流星助教 学籍番号 11A0619 学生氏名横山嵩洋 1. 背景打撃において ホームランは大きな魅力である しかし ホームランを打とうと思っても容易に打つことが出来ない 打球を遠くに飛ばすことによって 試合での得点をとるための要素につながるため 打球飛距離は非常に重要な要素として評価されている ソフトボール競技においても ボールを遠くに飛ばすこ 3 スイングの打球飛距離のうちの 最大値を採用した 図 1 は 男女の全体 レギュラー 非レギュラーのロングティーの飛距離の平均である 男子のレギュラーは 75.8m 非レギュラーは 72.4m であった レギュラーと非レギュラーの差は 3.4m であった 女子のレギュラーは 54.1m 非レギュラーは 53.2m であった レギュラーと非レギュラーの差は 0.9m であった とは欠かすことの出来ないスキルの一つと考えられているため 選手評価の重要な要素として捉えることが出来る 本研究では 本学における男女ソフトボール部の飛距離を算出し 現状を選手に把握と理解させ 今後のトレーニングおよび打撃フォームの改善等に役立ててほしいと考えている また 本研究をもとに自分自身のバッティング向上に生かせればよいと考えている 2. 目的本研究は 大学男女ソフトボール選手における現段階の 打球飛距離 (m) レギュラー非レギュラー バッティング飛距離を調べ 男子と女子のレギュラーと非レギュラーの差を出し 自分自身の技術向上および自分自身の指導の一助とすることを目的とする 本研究では 本学男女ソフトボール部を被験者にバッティングで遠くに飛ばし レギュラーと非レギュラーで比較し 調査したいと考えた 3. 方法 3-1 被験者被験者は 本学男女ソフトボール選手男子 22 名 女子 20 名であった 本研究の内容と測定方法を明確に説明し 測定を開始した 3-2 測定方法 ( 打撃飛距離測定 ) 打球飛距離の計測にはロングティーバッティング形式で行った 使用ソフトボールは 試合用公認球 (KENKO BALL;KENKO 社製 ) バットは試合用公認バット( カタリスト 85cm,740g: ルイスビルスラッガー社製 ) 使用をした また 劣化や消耗を考慮しすべて新品を使用した 被験者には 十分なウォーミングアップを行わせのち 全力スイングで計 3 スイング行わせた 使用した値は 差 図 1. 男女の全体のロングティー平均 レギュラーの平均 非レギュラー 5. 考察およびまとめ男女のレギュラー 非レギュラーのロングティーにおける飛距離の平均値での結果は 男女共にレギュラーと非レギュラーの差が出たことが読み取れ レギュラーと平均値及び非レギュラーを比較してみてもレギュラーのほうが飛距離をだしていることが読み取れる また フェンスの距離を越えた人数は男子は 6 人 ( レギュラー 4 人 非レギュラー 2 人 ) 女子は 1 人 ( 非レギュラー 1 人 ) であった 男子のレギュラーと非レギュラーの身体的特徴を比較すると 身長はレギュラーのほうが小さかったが体重ではレギュラーの方が高かった また 女子のレギュラーと非レギュラーの身体的特徴を比較すると 体重は非レギュラーの方が高かったが 身長差にはあまり変化がみられなかった このことから 男女ともに飛距離を出すのに身長及び体重は 関係していないことが推察された 今後の課題として 打球飛距離のみではなく ミート力も調査および研究が出来ればと考えている

7 日本体育大学ソフトボール部の社会人基礎力に関する研究 ~ 学年 性差 競技強度による比較 ~ 学籍番号 11A0622 学生氏名吉田光高橋秀行 1, 背景近年 若者のモラルや倫理観 価値観が低下していると社会的に問題視されている現状を受け 企業が求める人材像と就職を望む学生とのミスマッチを解消するために社会人基礎力という 12 項目から成る評価項目を定めた 2, 目的本研究の目的は 本学ソフトボール部の目標である 人間的育成 成長 という点において学年差 性差 競技強度別の差異も調査し 一般調査結果との人間的としての内 面的な能力の差を 社会人基礎力 の値の差と仮定し 本 図 2 レギュラー 非レギュラーでの平均点の比 学ソフトボール部の選手の値と照らし合わせ比較することにより 日本代表などの高い競技レベルにある選手たちとの能力差との差異を明らかすることによって本学ソフトボール選手個々の競技力や競技成績の向上に役立てるための重要な研究にすることを目的とした 3, 方法アンケート調査法を用い アンケート用紙を本学ソフトボール部 80 人 ( 男子 31 人 女子 49 人 ) に配布し アンケートに回答していただいた また 吉田ら 10) の区分評価に合 わせ 本学ソフトボール部内トップアスリートとその他一 図 3 男女別平均点比較 般部員の二つに分け競技強度別の区分での調査を行った アンケート内容は 社会人基礎力の 12 項目についてそれぞれ 3 問ずつ 36 問を 5 件法で問うものと 将来的に一般企業への就職を考えているか という問いを二択で回答することとした 4, 結果 5, 考察本学ソフトボール部員の社会人基礎力自己評価得点の平均は 一般若年者の平均に対して全ての値で上回っている このことから 本学ソフトボール部員は同世代の若者に比べて社会人基礎力の認識得点が高いことが伺えた 6, まとめ 学年差や性差において明確な特徴を指し示すことはできなかったが レギュラーと非レギュラーの二区間における社会人基礎力の平均点の比較では すべての項目においてレギュラーの基礎力平均点が上回るという顕著な差を観測することができた したがって 人間力 を 社会人基礎力 と仮定した場合 人間力 の高い部員ほどレギュラーとして試合に出場できる競技強度を持ち合わせていると推測できる これはレギュラーとして試合に出場している部員に日本代表選手が多く この稀有な経験が要因だと推測した 図 1 本学ソフトボール部と一般評価基準値との比較

8 大学女子ソフトボール選手におけるProfile of Mood Statesを用いた心理的要因の調査 ~ 各メンバーおよび各大会の比較 ~ 学籍番号 11A0731 学生氏名市川明佳松畑美希 1. 背景近年におけるスポーツ選手の心理的要因は 気分プロフィール検査 :Profile of Mood States( 以下 POMS) を用いて 多くの報告や研究が遂行されてきている POMS は 気分状態に基づく 30 項目の質問が1 緊張 不安 2 抑うつ 落ち込み3 怒り 敵意 4 活動性 5 疲労 6 混乱の 6 つの因子のもとに配されたものである この POMS は アメリカの心理学者である McNair によって人間の情動を気分や感情といった主観的側面からアプローチすることに 1950 年の終わりから 1960 年にかけて欧米を中心に開発がすすめられ 日本では 1994 年に初版が完成され POMS を用いた研究が増加している POMS を用いたスポーツにおける研究では 青年期における運動 スポーツ活動とメンタルヘルスとの関係 や サッカー選手のコンディショニングについて などが行われている 2. 目的本研究の目的は POMS を使用した研究は 多くの研究者や教育機関等でなされている また 2012 年に西口ら 2013 年に小松らが大学女子ソフトボール選手におけるメンタルコンディショニングのチェックについては調査を行った 本研究では 第 46 回東京都大学ソフトボール秋季リーグ戦 第 45 回関東大学女子ソフトボール選手権大会の計 4 日間の前日練習後に POMS 短縮版検査を用いて各日程別に全体のスターティングメンバーとベンチメンバー 補欠の違いを検討し調査することを本研究の目的とした 3. 方法対象者は 本学女子ソフトボール部 47 名で第 46 回東京都大学秋季リーグ 第 45 回関東大学女子ソフトボール大会の競技大会前日である平成 26 年 10 月 3 日 11 月 15 日と大会期間中である平成 26 年 10 月 11 日 11 月 16 日の計 4 日間とし POMS を用いて 心理的要因を調査した また 被験者は 練習および試合後に POMS のアンケートに回答させた スターティングメンバー 10.0 ベンチメンバー 8.6 補欠 緊張 T-A 抑うつD 怒りA-H 活動 V 疲労 F 混乱 C 図 1. 各項目の T- スコアの平均値 秋季リーグ 10.0 関東選手権 緊張 T-A 抑うつD 怒りA-H 活動 V 疲労 F 混乱 C 図 2. スターティングメンバーの試合別 T-スコア 5. 考察及びまとめ秋季リーグ及び関東選手権の結果から スターティングメンバーはベンチメンバー及び補欠と比べ 混乱 緊張 の数値が高く示されている スターティングメンバーは 勝たなければいけない というプレッシャーがあったとのではないかと推察される また スターティングメンバーの秋季リーグと関東選手権を比較すると 全体的に秋季リーグの数値が高い その理由として 新チームの最初の公式戦で初めてスターティングメンバーを任された選手が多いため 気持ちに余裕がなく 緊張や不安が生じた と推察される 6. 参考文献 1) 西口紗弓, 高橋流星 : 大学女子ソフトボール部選手における試合中の心理状態, 日本体育大学運動方法 ( ソフト 野球 ) 研究室,2012 年度卒業論文. 2) 小松優歩, 高橋流星 : 大学女子ソフトボール選手におけるオフシーズン中の心理状態 ~POMS を用いた心理評価 ~, 日本体育大学運動方法,( ソフト 野球 ) 研究室,2013 年度卒業論文.

9 大学女子ソフトボール競技におけるカウントと打率の関係性 ~ 打撃に着目して~ 学籍番号 11A0739 学生氏名岩見香枝澤井美佑徳田亜美 1. 背景 ボールカウントは 投手と打者の勝負の経過を表すもの であり 投手有利か打者有利かを示すバロメーターとなっ ている 一般的にストライクが先行していれば投手有利 ボールが先行していれば打者有利と言われる 1) ソフトボールの試合は打率だけでなく 様々な場面による 心理的状況や戦略が勝負と大きな関連性を持つが 私たち はこれらを踏まえず 本学女子ソフトボール部の カウン トと打率の関係性 に着目し調べることにした 2. 目的 本研究の目的は カウントと打率について調査するため に 文部科学大臣杯第 46,47,48,49 回全日本大学選手権大 会時における本学女子ソフトボール部選手を対象に 大会 後に公式スコアを用いて各年度別に比較することを本研究 の目的とした 3. 方法 調査対象は本学女子ソフトボール部の 年に行 われた文部科学大臣杯全日本大学選手権大会 計 14 試合 337 打席である 全 12 通りのボールカウント別 (0B-0S 1B-0S 2B-0S 3B-0S 0B-1S 1B-1S 2B-1S 3B-1S 0B-2S 1B-2S 2B-2S 3B-2S) の打率を算出した 0B-2S 1B-2S 2B-2S でバッティングをした時は 圧 倒的にアウトが多いことが示されている アウト率が高く 示されたカウントは 3B-0S を除くと 0B-2S と 2B-2S (0.833) であった 2 ストライクに追い込まれることで 打者は ストライ クを見逃すことができない状況であり 厳しいボールも振 っていかなければならないため 打率が低い傾向にある 1B-0S 1B-1S 2B-1S では 投手はストライクをとり にくる可能性が高くなり 打者は狙い球が絞りやすくなる ため 打率が高い傾向にある その中でもカウント打率においてもっとも高い値を示し たカウントは 2B-1S(0.571) であった 打率がアウト率 を上回っていることから 安打が出やすいカウントである ことが示された 表 1.4 年分カウント別データ カウント B-S 打数 アウト 安打 打率 アウト率 計 AVE SD MAX MIN 考察 図 1. カウント別による打率とアウト率 本学女子ソフトボール部の最高打率のカウントは 2B-1S で であり 打者としては 初球から積極的にバットを 振っていき 2 ストライクに追い込まれる前に打っていくこ とが重要であり ストライク ボールを見極める選球眼も打 率を上げる一つとなる 6. まとめ 1B-1S において 分岐する 2B-1S 1B-2S では ストライ ク先行の 1B-2S での打率は明らかに低いため 1B-1S から の打撃がとても重要である 0B-2S 1B-2S 2B-2S と 打 者が追い込まれた打率は総じて低いため 打者は追い込まれ る前の積極的な攻めが重要である 0B-0S において 打率 と高いとは言い難いが 初球から狙い球を絞ってスイ ングしていくのも良い戦術となる 7. 参考文献 1)Wikipedia: ボールカウント

10 大学女子ソフトボール競技におけるカウントと打率の関係性 ~ 打撃に着目して~ 学籍番号 11A0771 学生氏名澤井美佑徳田亜美岩見香枝 1. 背景 ボールカウントは 投手と打者の勝負の経過を表すもの であり 投手有利か打者有利かを示すバロメーターとなっ ている 一般的にストライクが先行していれば投手有利 ボールが先行していれば打者有利と言われる 1) ソフトボールの試合は打率だけでなく 様々な場面による 心理的状況や戦略が勝負と大きな関連性を持つが 私たち はこれらを踏まえず 本学女子ソフトボール部の カウン トと打率の関係性 に着目し調べることにした 2. 目的 本研究の目的は カウントと打率について調査するため に 文部科学大臣杯第 46,47,48,49 回全日本大学選手権大 会時における本学女子ソフトボール部選手を対象に 大会 後に公式スコアを用いて各年度別に比較することを本研究 の目的とした 3. 方法 調査対象は本学女子ソフトボール部の 年に行 われた文部科学大臣杯全日本大学選手権大会 計 14 試合 337 打席である 全 12 通りのボールカウント別 (0B-0S 1B-0S 2B-0S 3B-0S 0B-1S 1B-1S 2B-1S 3B-1S 0B-2S 1B-2S 2B-2S 3B-2S) の打率を算出した 0B-2S 1B-2S 2B-2S でバッティングをした時は 圧 倒的にアウトが多いことが示されている アウト率が高く 示されたカウントは 3B-0S を除くと 0B-2S と 2B-2S (0.833) であった 2 ストライクに追い込まれることで 打者は ストライ クを見逃すことができない状況であり 厳しいボールも振 っていかなければならないため 打率が低い傾向にある 1B-0S 1B-1S 2B-1S では 投手はストライクをとり にくる可能性が高くなり 打者は狙い球が絞りやすくなる ため 打率が高い傾向にある その中でもカウント打率においてもっとも高い値を示し たカウントは 2B-1S(0.571) であった 打率がアウト率 を上回っていることから 安打が出やすいカウントである ことが示された 表 1.4 年分カウント別データ カウント B-S 打数 アウト 安打 打率 アウト率 計 AVE SD MAX MIN 考察 図 1. カウント別による打率とアウト率 本学女子ソフトボール部の最高打率のカウントは 2B-1S で であり 打者としては 初球から積極的にバットを 振っていき 2 ストライクに追い込まれる前に打っていくこ とが重要であり ストライク ボールを見極める選球眼も打 率を上げる一つとなる 6. まとめ 1B-1S において 分岐する 2B-1S 1B-2S では ストライ ク先行の 1B-2S での打率は明らかに低いため 1B-1S から の打撃がとても重要である 0B-2S 1B-2S 2B-2S と 打 者が追い込まれた打率は総じて低いため 打者は追い込まれ る前の積極的な攻めが重要である 0B-0S において 打率 と高いとは言い難いが 初球から狙い球を絞ってスイ ングしていくのも良い戦術となる 7. 参考文献 1)Wikipedia: ボールカウント

11 大学女子ソフトボール選手におけるウィンドミル投法の物理的研究 ~ボール速度と移動速度の関係性 ~ 学籍番号 11A0772 学生氏名下山桃子髙田彩也香 1 背景ソフトボールのピッチングで最も代表的な投法はウィンドミル投法である 鈴木 1) の報告によると 速いボールを投げるには腕を速く振ればよいのであるが 腕の力だけでは限界があり 速いボールを投げるには 脚力が必要なのであるということが述べられている 一方 ボールを速く み 分析を行った また 下記算出方法にて 5 球の移動速度 (m/s) を算出した 式 ) 移動速度 (m/s)= 移動距離 (m) 移動時間 (sec) 4 結果ボール速度 (km/h) と移動速度 (km/h) の相関関係系図である 両者には 1% 水準で優位な相関関係が得られた 投げられる者が必ずしもステップ動作が大きくないことが示されており 尚且つ 投球方向への重心速度が高くないことが報告されている しかしながら ステップ動作を大きくした際 バランスやリリースポイントを崩すことなく投げることができれば有効な投球ができる そこで本研究では 大学女子ソフトボール選手におけるピッチング中の移動距離と投球速度の相関関係について疑問を持ったため調査したいと考えた 2 目的 本研究は 大学女子ソフトボール選手におけるピッチング中の移動距離と投球速度の関係性について調査した 3 方法 3-1 被験者被験者は 大学女子ソフトボール選手 9 名 ( 全て右投手 ) 3-2 測定機材および設置測定に使用したボールは 試合用公認球を使用し 投球速度を計測するために スピードガンを使用した また 距離計測を行うために メジャーを使用した 捕手の後方約 5m にスピードガンを設置し 投球スピードを計測した 尚 スピードガンは 三脚にて固定し測定した また 移動時間を算出するために iphone の動画カメラを用い 投手の側方約 3m より投球動作を撮影した 3-3 測定方法被験者には いつも通りスピードを気にせずに投げるよう指示し 投球は 計 5 球行わせた 移動距離は 踏み出す足 ( 左足 ) のつま先から踏み出した足 ( 左足 ) のかかとの位置を測定した 3-4 分析方法分析方法は 各被験者の投球速度 移動距離 移動時間をそれぞれ Microsoft Office Excel2010 にデータを取り込 図 1 ボール速度と移動速度(m/h) の相関関係系図 5 考察およびまとめ本研究の結果 ( 図 1) により 1% 水準で有意な相関関係が得られたことから 移動速度が速いとボール速度が速くなることが示された 三谷 2 ) によると投球方向への下肢の速い踏み出し運動が 体幹および上肢の運動を加速させ球速を増加させたと考えられる つまり ウィンドミル投法で高い速度を得るためには 素早い身体の移動速度と移動距離および その素早い移動速度を急激に減速させ 上半身や上肢の回転運動を生じさせることが必要不可欠であるのではないかと推察される 今回の研究では ボール速度 (km/h) と移動速度 (km/h) の関係があり 今後の課題としてはストレートだけでなく変化球での相関も同じようなことが言えるのかを実証していきたいと考える 6 参考文献 1) 鈴木佑芽 : 大学男女ソフトボール選手の投手における身長 体重 踏み出し距離と球速の関係性, 日本体育大学運動方法 ( ソフト 野球 ) 研究室,2013 卒業論文. 2) 三谷保弘 : 投球動作における下肢の踏み出し運動が球速に及ぼす影響について, 関西福祉科学大学保険医療学部リハビリテーション学,p59,2011

12 日本体育大学女子ソフトボール部員を対象とした集団効力感の研究 学籍番号 11A0788 学生氏名槌谷史花渡辺美緒 1. 背景教育機関で行われる部活動の中には チームスポーツで行う競技が存在する チームスポーツでは 個人の力やチームの力が存在するため 個人の持っている要素を合わせたもののみがチーム全体の力となるわけではない チームメンバーがコミュニケーションをとり 相互にかかわりあう中で 団結力や集団効力感などが形成されることが言われている 2) 2. 目的研究の目的は 日本体育大学の女子ソフトボール部は技術面で見ると優れた人材が多いように見えるが試合などの実践的な場面で結果を出し切れていない試合がたくさんある その理由を考えたところチームの雰囲気や戦術 選手の精神面が少なからず影響しているのではないかと考える そこでアンケート調査により結果を明確にし 改善点を見つけ 個人的な技術面 精神面のスキルアップ及び集団 ( チームワーク ) の向上に役立てることを本研究の目的とした 3. 方法被験者は日本体育大学女子ソフトボール部の1 年生 2 年生 3 年生の計 51 名を被験者として 2014 年秋季リーグ戦の試合 ( 計 5 試合 ) の前後および試合中の心理状況を調査した 調査内容は 下記に示す通りである 試合前の質問 5 項目 (Q1. 決められた戦術をしっかり確認している Q2. メンバーの動きを予測している Q3. チームを盛り上げるために声を出している Q4. ミスをして落ち込んでいるメンバーを励ましている Q5. メンバーの悪いプレーばかり注目している ) 試合中の質問 10 項目 (Q1. 最後まで諦めずに頑張ることができる Q2. 闘争心 ( 闘志 ) を持って試合することができる Q3. 目標達成するという気持ちを持って試合することができる Q4. 勝つという意欲を持って試合をすることができる Q5. 自分を見失うことなく試合をすることができる Q6. 緊張しすぎることなく試合をすることができる Q7. 集中力を持って試合することができる Q8. 自信を持って試合することができる Q9. 作戦や状況判断をうまく行うことができる Q10. 試合中や試合の合間に仲間と励まし合い協力することができる ) 試合後の質問 5 項目 (Q1. 決められた戦術をしっかり行った Q2. メンバーのプレーを予測して動いた Q3. チームを盛り上げるために声を出した Q4. ミスをして落ち込んでいるメンバーを励ました Q5. メンバーの悪いプレーばかり注目した ) 上記の計 20 項目から構成されている /4 国士 早大 10/10vs 東富士 東女体 10/17vs 日女体 Q5 Q4 Q3 Q2 Q1 図 1. 試合前の心境について 5. 考察およびまとめ 1) 試合前後を比較すると 試合の慣れが生じて個人に安心感が生まれ 集団の気持ちにも安心感ができてしまうと推察される 選手同士での予測を比較すると 試合前より試合後のほうが選手同士の動きの予測が高くなっていることが推察される 試合を重ねるにつれて経験が増え 動きのイメージを獲得できている選手が増えていると考える 一方 次に試合を控えていない最終戦のときには試合へ臨む気持ちが減少していく傾向にあることが推察された 2) 試合中のチーム全体の試合に対する気持ちを比較すると 試合によって選手にかかるプレッシャーが変化しており 闘争心や集中力も変化していることがグラフから明らかになった このことから我々が行っている団体スポーツは 集団効力感を発揮しなければならない競技でもあり 試合に勝つためには 重要な事柄として捉えることが出来る

13 大学女子ソフトボール競技におけるカウントと打率の関係性 ~ 打撃に着目して~ 学籍番号 11A0792 学生氏名徳田亜美岩見香枝澤井美佑 1. 背景 ボールカウントは 投手と打者の勝負の経過を表すもの であり 投手有利か打者有利かを示すバロメーターとなっ ている 一般的にストライクが先行していれば投手有利 ボールが先行していれば打者有利と言われる 1) ソフトボールの試合は打率だけでなく 様々な場面による 心理的状況や戦略が勝負と大きな関連性を持つが 私たち はこれらを踏まえず 本学女子ソフトボール部の カウン トと打率の関係性 に着目し調べることにした 2. 目的 本研究の目的は カウントと打率について調査するため に 文部科学大臣杯第 46,47,48,49 回全日本大学選手権大 会時における本学女子ソフトボール部選手を対象に 大会 後に公式スコアを用いて各年度別に比較することを本研究 の目的とした 3. 方法 調査対象は本学女子ソフトボール部の 年に行 われた文部科学大臣杯全日本大学選手権大会 計 14 試合 337 打席である 全 12 通りのボールカウント別 (0B-0S 1B-0S 2B-0S 3B-0S 0B-1S 1B-1S 2B-1S 3B-1S 0B-2S 1B-2S 2B-2S 3B-2S) の打率を算出した 0B-2S 1B-2S 2B-2S でバッティングをした時は 圧 倒的にアウトが多いことが示されている アウト率が高く 示されたカウントは 3B-0S を除くと 0B-2S と 2B-2S (0.833) であった 2 ストライクに追い込まれることで 打者は ストライ クを見逃すことができない状況であり 厳しいボールも振 っていかなければならないため 打率が低い傾向にある 1B-0S 1B-1S 2B-1S では 投手はストライクをとり にくる可能性が高くなり 打者は狙い球が絞りやすくなる ため 打率が高い傾向にある その中でもカウント打率においてもっとも高い値を示し たカウントは 2B-1S(0.571) であった 打率がアウト率 を上回っていることから 安打が出やすいカウントである ことが示された 表 1.4 年分カウント別データ カウント B-S 打数 アウト 安打 打率 アウト率 計 AVE SD MAX MIN 考察 図 1. カウント別による打率とアウト率 本学女子ソフトボール部の最高打率のカウントは 2B-1S で であり 打者としては 初球から積極的にバットを 振っていき 2 ストライクに追い込まれる前に打っていくこ とが重要であり ストライク ボールを見極める選球眼も打 率を上げる一つとなる 6. まとめ 1B-1S において 分岐する 2B-1S 1B-2S では ストライ ク先行の 1B-2S での打率は明らかに低いため 1B-1S から の打撃がとても重要である 0B-2S 1B-2S 2B-2S と 打 者が追い込まれた打率は総じて低いため 打者は追い込まれ る前の積極的な攻めが重要である 0B-0S において 打率 と高いとは言い難いが 初球から狙い球を絞ってスイ ングしていくのも良い戦術となる 7. 参考文献 1)Wikipedia: ボールカウント

14 大学女子ソフトボール選手におけるProfile of Mood Statesを用いた心理的要因の調査 ~ 各メンバーおよび各大会の比較 ~ 学籍番号 11A0827 学生氏名松畑美希市川明佳 1. 背景近年におけるスポーツ選手の心理的要因は 気分プロフィール検査 :Profile of Mood States( 以下 POMS) を用いて 多くの報告や研究が遂行されてきている POMS は 気分状態に基づく 30 項目の質問が1 緊張 不安 2 抑うつ 落ち込み3 怒り 敵意 4 活動性 5 疲労 6 混乱の 6 つの因子のもとに配されたものである この POMS は アメリカの心理学者である McNair によって人間の情動を気分や感情といった主観的側面からアプローチすることに 1950 年の終わりから 1960 年にかけて欧米を中心に開発がすすめられ 日本では 1994 年に初版が完成され POMS を用いた研究が増加している POMS を用いたスポーツにおける研究では 青年期における運動 スポーツ活動とメンタルヘルスとの関係 や サッカー選手のコンディショニングについて などが行われている 2. 目的本研究の目的は POMS を使用した研究は 多くの研究者や教育機関等でなされている また 2012 年に西口ら 2013 年に小松らが大学女子ソフトボール選手におけるメンタルコンディショニングのチェックについては調査を行った 本研究では 第 46 回東京都大学ソフトボール秋季リーグ戦 第 45 回関東大学女子ソフトボール選手権大会の計 4 日間の前日練習後に POMS 短縮版検査を用いて各日程別に全体のスターティングメンバーとベンチメンバー 補欠の違いを検討し調査することを本研究の目的とした 3. 方法対象者は 本学女子ソフトボール部 47 名で第 46 回東京都大学秋季リーグ 第 45 回関東大学女子ソフトボール大会の競技大会前日である平成 26 年 10 月 3 日 11 月 15 日と大会期間中である平成 26 年 10 月 11 日 11 月 16 日の計 4 日間とし POMS を用いて 心理的要因を調査した また 被験者は 練習および試合後に POMS のアンケートに回答させた スターティングメンバー 10.0 ベンチメンバー 8.6 補欠 緊張 T-A 抑うつD 怒りA-H 活動 V 疲労 F 混乱 C 図 1. 各項目の T- スコアの平均値 秋季リーグ 10.0 関東選手権 緊張 T-A 抑うつD 怒りA-H 活動 V 疲労 F 混乱 C 図 2. スターティングメンバーの試合別 T-スコア 5. 考察及びまとめ秋季リーグ及び関東選手権の結果から スターティングメンバーはベンチメンバー及び補欠と比べ 混乱 緊張 の数値が高く示されている スターティングメンバーは 勝たなければいけない というプレッシャーがあったとのではないかと推察される また スターティングメンバーの秋季リーグと関東選手権を比較すると 全体的に秋季リーグの数値が高い その理由として 新チームの最初の公式戦で初めてスターティングメンバーを任された選手が多いため 気持ちに余裕がなく 緊張や不安が生じた と推察される 6. 参考文献 1) 西口紗弓, 高橋流星 : 大学女子ソフトボール部選手における試合中の心理状態, 日本体育大学運動方法 ( ソフト 野球 ) 研究室,2012 年度卒業論文. 2) 小松優歩, 高橋流星 : 大学女子ソフトボール選手におけるオフシーズン中の心理状態 ~POMS を用いた心理評価 ~, 日本体育大学運動方法,( ソフト 野球 ) 研究室,2013 年度卒業論文

15 大学女子ソフトボール選手の心理的競技能力に関する考察 関東インカレに参加した女子選手を対象として 指導教員高橋流星助教 学籍番号 11A0829 学生氏名溝口寛子沢見智恵 1 背景 心理的競技能力検査 (Diagnostic Inventory of Psychological-Competitive Ability for Athletes: 以下 DIPCA) は 選手やチーム全体の心理的競技能力の特 徴を知れるため 心理面のトレーニングに役立てるこ とができる 1) とされている そこで本学女子ソフトボー ル選手に着目し 心理的競技能力の実情を調査し今後 のソフトボール競技の発展へと繋がるよう研究を遂行 した 2 目的 本研究の目的は 第 45 回関東大学女子ソフトボール 選手権大会時における日本体育大学女子ソフトボール 部の心理傾向を評価するため 第一試合後 準決勝 決 勝後にそれぞれ DIPCA を用いて各日程別にレギュラー メンバーと非レギュラーメンバーの違いを検討し調査 することを本研究の目的とした 3 方法 2014 年 11 月 14 日から 17 日に行われた第 45 回関東 大学ソフトボール選手権大会期間中に本学女子ソフト ボール部のベンチ入りメンバー 25 名を対象に DIPCA を用いて アンケート方法にて調査を行った 調査場所 は 第一回目は 11 月 16 日の第一試合終了後に宿泊し ているホテルのミーティングルームにて行い 第二回目 は 11 月 17 日の準決勝 決勝後に学校の教室で行い 2 回に分けて調査を行った 4 結果 判断力 予測力 決断力 協調性 自信 忍耐力 集中力 闘争心 自己実現 リラックス レギュラー 16.7 勝利意欲 自己コントール 非レギュラー 5 考察およびまとめ辻らによると日本代表経験者は日本代表未経験者に比べ ハンドボール競技の習熟度が 判断力 を高めると述べている 女子のソフトボール競技においてもレギュラーメンバーに比べ 非レギュラーメンバーは 予測力 の強化が必要であることが分かった これは 普段の練習が深く関係している 多くの部員が在籍する本校のソフトボール部の中でも レギュラーは中心となり練習をしていることから 実践練習を非レギュラーに比べ数多く行っている そういった試合の経験がこのような結果になったのではないかと考える このことから レギュラーメンバーはソフトボール競技もハンドボール競技と同様に習熟度が 判断力 を高めたのではないかと推察される 本研究の被験者は 本学女子ソフトボール部であり 9 月から新チーム体制でスタートされており 多くの選手が試合経験の不足や新しいポジションなどで 試合を行ったため 習熟度が低く 判断力 や 予測力 が低い値を示したと思われる これから数多くの実戦を積み 習熟度を高め 予測力 判断力 を含む 作戦能力 を高めることが本校の女子ソフトボール部のチーム強化に繋がることが考えられる これは ハンドボール競技においても共通している 背景でも述べたが このような結果から考えられることは 作戦能力 を強化することによりチームが勝利するために重要な要素として考えることができる 6 参考文献 1) 半田洋平, 高田正義 : 高校ハンドボール選手の心理的競技能力についてーチーム内における競技力の違いから- 愛知学院大学教養部紀要 23 号 2013,P4 2) 辻昇一, 高井秀明, 栗山雅倫, 楠本恭久, 松井幸嗣 : 日本トップリーグにおけるハンドボール選手の心理的競技能力からみた強化方略の検討日本体育大学紀要 42 (1),25 33, 2012 図 1. レギュラーと非レギュラーの比較結果

16 日本体育大学女子ソフトボール部員を対象とした集団効力感の研究 学籍番号 11A0846 学生氏名渡辺美緒槌谷史花 1. 背景教育機関で行われる部活動の中には チームスポーツで行う競技が存在する チームスポーツでは 個人の力やチームの力が存在するため 個人の持っている要素を合わせたもののみがチーム全体の力となるわけではない チームメンバーがコミュニケーションをとり 相互にかかわりあう中で 団結力や集団効力感などが形成されることが言われている 2) 2. 目的研究の目的は 日本体育大学の女子ソフトボール部は技術面で見ると優れた人材が多いように見えるが試合などの実践的な場面で結果を出し切れていない試合がたくさんある その理由を考えたところチームの雰囲気や戦術 選手の精神面が少なからず影響しているのではないかと考える そこでアンケート調査により結果を明確にし 改善点を見つけ 個人的な技術面 精神面のスキルアップ及び集団 ( チームワーク ) の向上に役立てることを本研究の目的とした 3. 方法被験者は日本体育大学女子ソフトボール部の1 年生 2 年生 3 年生の計 51 名を被験者として 2014 年秋季リーグ戦の試合 ( 計 5 試合 ) の前後および試合中の心理状況を調査した 調査内容は 下記に示す通りである 試合前の質問 5 項目 (Q1. 決められた戦術をしっかり確認している Q2. メンバーの動きを予測している Q3. チームを盛り上げるために声を出している Q4. ミスをして落ち込んでいるメンバーを励ましている Q5. メンバーの悪いプレーばかり注目している ) 試合中の質問 10 項目 (Q1. 最後まで諦めずに頑張ることができる Q2. 闘争心 ( 闘志 ) を持って試合することができる Q3. 目標達成するという気持ちを持って試合することができる Q4. 勝つという意欲を持って試合をすることができる Q5. 自分を見失うことなく試合をすることができる Q6. 緊張しすぎることなく試合をすることができる Q7. 集中力を持って試合することができる Q8. 自信を持って試合することができる Q9. 作戦や状況判断をうまく行うことができる Q10. 試合中や試合の合間に仲間と励まし合い協力することができる ) 試合後の質問 5 項目 (Q1. 決められた戦術をしっかり行った Q2. メンバーのプレーを予測して動いた Q3. チームを盛り上げるために声を出した Q4. ミスをして落ち込んでいるメンバーを励ました Q5. メンバーの悪いプレーばかり注目した ) 上記の計 20 項目から構成されている /4 国士 早大 10/10vs 東富士 東女体 10/17vs 日女体 Q5 Q4 Q3 Q2 Q1 図 1. 試合前の心境について 5. 考察およびまとめ 1) 試合前後を比較すると 試合の慣れが生じて個人に安心感が生まれ 集団の気持ちにも安心感ができてしまうと推察される 選手同士での予測を比較すると 試合前より試合後のほうが選手同士の動きの予測が高くなっていることが推察される 試合を重ねるにつれて経験が増え 動きのイメージを獲得できている選手が増えていると考える 一方 次に試合を控えていない最終戦のときには試合へ臨む気持ちが減少していく傾向にあることが推察された 2) 試合中のチーム全体の試合に対する気持ちを比較すると 試合によって選手にかかるプレッシャーが変化しており 闘争心や集中力も変化していることがグラフから明らかになった このことから我々が行っている団体スポーツは 集団効力感を発揮しなければならない競技でもあり 試合に勝つためには 重要な事柄として捉えることが出来る

17 大学女子ソフトボール選手の心理的競技能力に関する考察 関東インカレに参加した女子選手を対象として 指導教員高橋流星助教 学籍番号 13A2059 学生氏名沢見智恵溝口寛子 1 背景 心理的競技能力検査 (Diagnostic Inventory of Psychological-Competitive Ability for Athletes: 以下 DIPCA) は 選手やチーム全体の心理的競技能力の特 徴を知れるため 心理面のトレーニングに役立てるこ とができる 1) とされている そこで本学女子ソフトボー ル選手に着目し 心理的競技能力の実情を調査し今後 のソフトボール競技の発展へと繋がるよう研究を遂行 した 2 目的 本研究の目的は 第 45 回関東大学女子ソフトボール 選手権大会時における日本体育大学女子ソフトボール 部の心理傾向を評価するため 第一試合後 準決勝 決 勝後にそれぞれ DIPCA を用いて各日程別にレギュラー メンバーと非レギュラーメンバーの違いを検討し調査 することを本研究の目的とした 3 方法 2014 年 11 月 14 日から 17 日に行われた第 45 回関東 大学ソフトボール選手権大会期間中に本学女子ソフト ボール部のベンチ入りメンバー 25 名を対象に DIPCA を用いて アンケート方法にて調査を行った 調査場所 は 第一回目は 11 月 16 日の第一試合終了後に宿泊し ているホテルのミーティングルームにて行い 第二回目 は 11 月 17 日の準決勝 決勝後に学校の教室で行い 2 回に分けて調査を行った 4 結果 判断力 予測力 決断力 協調性 自信 忍耐力 集中力 闘争心 自己実現 リラックス レギュラー 16.7 勝利意欲 自己コントール 非レギュラー 5 考察およびまとめ辻らによると日本代表経験者は日本代表未経験者に比べ ハンドボール競技の習熟度が 判断力 を高めると述べている 女子のソフトボール競技においてもレギュラーメンバーに比べ 非レギュラーメンバーは 予測力 の強化が必要であることが分かった これは 普段の練習が深く関係している 多くの部員が在籍する本校のソフトボール部の中でも レギュラーは中心となり練習をしていることから 実践練習を非レギュラーに比べ数多く行っている そういった試合の経験がこのような結果になったのではないかと考える このことから レギュラーメンバーはソフトボール競技もハンドボール競技と同様に習熟度が 判断力 を高めたのではないかと推察される 本研究の被験者は 本学女子ソフトボール部であり 9 月から新チーム体制でスタートされており 多くの選手が試合経験の不足や新しいポジションなどで 試合を行ったため 習熟度が低く 判断力 や 予測力 が低い値を示したと思われる これから数多くの実戦を積み 習熟度を高め 予測力 判断力 を含む 作戦能力 を高めることが本校の女子ソフトボール部のチーム強化に繋がることが考えられる これは ハンドボール競技においても共通している 背景でも述べたが このような結果から考えられることは 作戦能力 を強化することによりチームが勝利するために重要な要素として考えることができる 6 参考文献 1) 半田洋平, 高田正義 : 高校ハンドボール選手の心理的競技能力についてーチーム内における競技力の違いから- 愛知学院大学教養部紀要 23 号 2013,P4 2) 辻昇一, 高井秀明, 栗山雅倫, 楠本恭久, 松井幸嗣 : 日本トップリーグにおけるハンドボール選手の心理的競技能力からみた強化方略の検討日本体育大学紀要 42 (1),25 33, 2012 図 1. レギュラーと非レギュラーの比較結果

18 大学女子ソフトボール選手におけるウィンドミル投法の物理的研究 ~ボール速度と移動速度の関係性 ~ 学籍番号 13A2069 学生氏名髙田彩也香下山桃子 1 背景ソフトボールのピッチングで最も代表的な投法はウィンドミル投法である 鈴木 1) の報告によると 速いボールを投げるには腕を速く振ればよいのであるが 腕の力だけでは限界があり 速いボールを投げるには 脚力が必要なのであるということが述べられている 一方 ボールを速く み 分析を行った また 下記算出方法にて 5 球の移動速度 (m/s) を算出した 式 ) 移動速度 (m/s)= 移動距離 (m) 移動時間 (sec) 4 結果ボール速度 (km/h) と移動速度 (km/h) の相関関係系図である 両者には 1% 水準で優位な相関関係が得られた 投げられる者が必ずしもステップ動作が大きくないことが示されており 尚且つ 投球方向への重心速度が高くないことが報告されている しかしながら ステップ動作を大きくした際 バランスやリリースポイントを崩すことなく投げることができれば有効な投球ができる そこで本研究では 大学女子ソフトボール選手におけるピッチング中の移動距離と投球速度の相関関係について疑問を持ったため調査したいと考えた 2 目的 本研究は 大学女子ソフトボール選手におけるピッチング中の移動距離と投球速度の関係性について調査した 3 方法 3-1 被験者被験者は 大学女子ソフトボール選手 9 名 ( 全て右投手 ) 3-2 測定機材および設置測定に使用したボールは 試合用公認球を使用し 投球速度を計測するために スピードガンを使用した また 距離計測を行うために メジャーを使用した 捕手の後方約 5m にスピードガンを設置し 投球スピードを計測した 尚 スピードガンは 三脚にて固定し測定した また 移動時間を算出するために iphone の動画カメラを用い 投手の側方約 3m より投球動作を撮影した 3-3 測定方法被験者には いつも通りスピードを気にせずに投げるよう指示し 投球は 計 5 球行わせた 移動距離は 踏み出す足 ( 左足 ) のつま先から踏み出した足 ( 左足 ) のかかとの位置を測定した 3-4 分析方法分析方法は 各被験者の投球速度 移動距離 移動時間をそれぞれ Microsoft Office Excel2010 にデータを取り込 図 1 ボール速度と移動速度(m/h) の相関関係系図 5 考察およびまとめ本研究の結果 ( 図 1) により 1% 水準で有意な相関関係が得られたことから 移動速度が速いとボール速度が速くなることが示された 三谷 2 ) によると投球方向への下肢の速い踏み出し運動が 体幹および上肢の運動を加速させ球速を増加させたと考えられる つまり ウィンドミル投法で高い速度を得るためには 素早い身体の移動速度と移動距離および その素早い移動速度を急激に減速させ 上半身や上肢の回転運動を生じさせることが必要不可欠であるのではないかと推察される 今回の研究では ボール速度 (km/h) と移動速度 (km/h) の関係があり 今後の課題としてはストレートだけでなく変化球での相関も同じようなことが言えるのかを実証していきたいと考える 6 参考文献 1) 鈴木佑芽 : 大学男女ソフトボール選手の投手における身長 体重 踏み出し距離と球速の関係性, 日本体育大学運動方法 ( ソフト 野球 ) 研究室,2013 卒業論文. 2) 三谷保弘 : 投球動作における下肢の踏み出し運動が球速に及ぼす影響について, 関西福祉科学大学保険医療学部リハビリテーション学,p59,2011

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最高球速における投球動作の意識の違いについて 学籍番号 11A456 学生氏名佐藤滉治黒木貴良竹田竣太朗 Ⅰ. 目的野球は日本においてメジャーなスポーツであり 特に投手は野手以上に勝敗が成績に関わるポジションである そこで投手に着目し 投球速度が速い投手に共通した意識の部位やポイントがあるのではない 最高球速における投球動作の意識の違いについて 学籍番号 11A43 学生氏名黒木貴良佐藤滉治竹田竣太朗 Ⅰ. 目的野球は日本においてメジャーなスポーツであり 特に投手は野手以上に勝敗が成績に関わるポジションである そこで投手に着目し 投球速度が速い投手に共通した意識の部位やポイントがあるのではないかと考えた そこで 本研究では 今後の現場活動において 競技特性を取り入れたアスレティックリハビリテーションに繋がると考え

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様式 3 論文内容の要旨 氏名 ( 内田遼介 ) 論文題名 スポーツ集団内における集合的効力感の評価形成過程に関する研究 論文内容の要旨 第 1 章研究の理論的背景集団として 自信 に満ちた状態で目前の競技場面に臨むことができれば, 成功への可能性が一段と高まる これは, 競技スポーツを経験してきた Title Author(s) スポーツ集団内における集合的効力感の評価形成過程に関する研究 内田, 遼介 Citation Issue Date Text Version none URL http://hdl.handle.net/11094/61431 DOI rights 様式 3 論文内容の要旨 氏名 ( 内田遼介 ) 論文題名 スポーツ集団内における集合的効力感の評価形成過程に関する研究

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