当面の市況見通し

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1 19/3 期 Q3 累計決算レビューと当面の日本株見通し ( 更新 ) ~Q3 は 2 割超の減益 通期は 1 ケタ減益へ /3 期は期初予想で 1 ケタ減益を想定 日経平均株価は目先 2 円 ~23 円 年後半に 18/ 高値 24 円超を奪回へ ~ 19 年 3 月 6 日 投資情報部三野博且 Copyright (c) Mizuho Securities Co., Ltd. All Rights Reserved.

2 目次 Ⅰ. 19/3 期 Q3 累計決算レビュー P.2 Ⅱ. 当面の日本株見通し P.8 1

3 19/3 期 Q3 累計決算レビュー ~ サマリー 東証 1 部 19/3 期 Q3 累計決算レビュー ( 金融を除く全産業 前年同期比増減率 %) 通期 従来 Q3 累計 予想 予想 実績 売上高 経常利益 純利益 集計社数 全産業輸送用機器石油 石炭電気機器非鉄金属化学その他金融建設鉱業空運情報 通信 1,31 社 19/3 期 対通期 進ちょく率 通期純利益予想の従来予想比修正額 ( 上位 下位各 5 業種 ) ( 兆円 ) ( 注 1) 対象は東証 1 部 3 月決算企業 ( 金融を除く ) 予想は会社予想 ( なければ東洋経済新報社予想 ) 従来予想は 18/12/28 時点 データは 3/1 時点 通期は 4-3 月 Q3 累計は 4-12 月 上期は 4-9 月 下期は -3 月 Q1 は 4-6 月 Q2 は 7-9 月 Q3 は -12 月 Q4 は 1-3 月 下期予想は通期予想と上期 Q2 は上期と Q1 Q3 は Q3 累計と上期 Q4 予想は通期予想と Q3 累計から逆算 ( 注 2) 為替想定は ( 注 1) のうち 為替想定を発表している企業 ( ドル円 329 社 ユーロ円 156 社 ) の平均 単位はドル円が 1 ドル = 円 ユーロ円が 1 ユーロ = 円 ( 注 3) 市場予想は QUICK コンセンサス (18/12/28 時点 ) 会社予想と市場予想の比較は ( 注 1) のうち 市場予想がある企業 (798 社 ) を対象に集計出所 :QUICK のデータよりみずほ証券作成 3 上期実績 半期別 ( 前年同期比 ) 売上高経常利益純利益 下期予想 ( 従来 ) 19/3 期為替想定 ( 会社発表 ) 最新 平均 従来 ドル円 ユーロ円 市場予想 ( 前期比増減率 %) 19/3 期 /3 期 会社予想市場予想市場予想 売上高 経常利益 純利益 下期予想 ( 直近 ) 結果 6 4 四半期別 ( 前年同期比 ) 売上高経常利益純利益 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 予 18/3 期 19/3 期 Q3 累計は増収 減益 うち Q3 は 3 割近い減益に 通期純利益予想は前期比 5.1% に下方修正 (1.1 兆円 ) 輸送用機器 石油 石炭 電気機器で 1.1 兆円下方修正 為替想定はドル円が.3 円円安 ユーロ円が.7 円円高に 通期予想から逆算した Q4 純利益予想は前年同期比 3.7% 対通期 Q3 累計進ちょく率は売上高 74.% 純利益 81.5% 見解 業績下方修正は一部特殊要因を除くと 米中貿易摩擦による生産 設備投資見送り等 中国需要減 や対ユーロ 対新興国通貨での 円高 原油安 原材料高 等が影響 現状 米中関税影響はある程度反映 追加関税なければ一段の業績下振れ回避へ 米利上げ休止で為替も安定化 ドル円は 3/1 に 111 円台と 18/3 期末 (6 円台 ) 比 4 円超円安 19/3 期平均では 1.9 円と会社想定比 2 円程度の円安 19/3 期純利益は上振れ余地 前期比 5%~ 3% 程度へ 2

4 19/3 期 Q3 累計決算レビュー ~ 業種別動向 ( 前年同期比 ) Q3 累計純利益 ( 全産業 5.5%): 輸送用機器 ( 29.2%) 金属製品 建設 小売が2ケタ減益/ 情報 通信 電気機器が2ケタ増益 通期純利益予想 ( 全産業 5.1%): 輸送用機器 ( 26.3%) 建設等が減益/ 電気機器 サービス等が増益 Q3 累計純利益 対通期進ちょく率 ( 全産業 81.5%): 主要 18 業種中 情報 通信 (6.%) 陸運 医薬品が9% 超 /75% 未満は建設 不動産のみ 業種別 前年同期比増減率単位 :% 業種 母集団社数 集計社数 19/3 期予想 従来予想 売上高 Q3 累計実績 Q4 予想 従来予想 繊維製品 化学 ガラス 土石 鉄鋼 素材 食料品 医薬品 金属製品 機械 電気機器 輸送用機器 その他製品 加工 製造業 建設 陸運 情報 通信 赤転 卸売 小売 不動産 サービス 非製造業 全産業 1,38 1, ( 注 )P.2 と同じデータに基づく 集計社数 25 社以上の業種を掲載出所 :QUICK のデータよりみずほ証券作成 19/3 期予想 経常利益 Q3 累計実績 Q4 予想 19/3 期予想 従来予想 純利益 Q3 累計実績 Q4 予想 Q3 累計実績 対通期進ちょく率 売上高 純利益 19/3 期 Q3 累計純利益額 ( 前年同期比 ) 全産業 1.9 兆円 ( 業種別企業例 ) 輸送用機器 トヨタ 5,899 億円ホンダ 3,283 億円スズキ +165 億円 金属製品 LIXIL グ 365 億円 建設 千代建 1,333 億円 小売 ヤマダ電 189 億円 情報 通信 SBG+5,235 億円 電気機器 ソニー +3,8 億円東エレ 527 億円村田製 +479 億円アドテスト +46 億円日立 1,76 億円 3

5 19/3 期 Q3 累計決算レビュー ~ 企業別動向 ( 修正要因 株価 ) 純利益予想の下方修正額 (1.1 兆円 ): トヨタ 日立で全体の約 6 割 ( 株安 原発関連 ) 全体には 原油安 中国需要減 原材料高 等が影響 上方修正企業 :SBG ソニー JAL 国際帝石 ホンダ等 ソニー ホンダは米国での税負担減が主因 JAL は インバウンド需要 等支えに 株価 : 日立は悪材料出尽くし期待 SBG は好決算と自社株買いを好感 一方 JXTG ソニーは弱含み 売上高予想下げで収益悪化懸念残る 企業別 19/3 期純利益予想の従来予想比修正額 ( 億円 ) [ 下方修正額上位 社 ] No. コード銘柄名業種名売上高営業利益経常利益純利益主な修正要因 ( 純利益予想 ) 1 73 トヨタ輸送用機器 5, 4,3 Q3 未実現持分証券評価損益 : 前年同期比 5,37 億円 保有株式の評価損計上 日立電気機器 2,45 2, 英原発事業の凍結で約 3, 億円の損失計上 (1/17 発表 ) ドル円想定は 8 円 1 円 JXTG 石油 石炭 5, 1,8 1,8 1,3 18 年 ~12 月の原油価格急落で石油製品の利幅が縮小 暖冬による販売数量の落ち込みも 日産自輸送用機器 2, 通期自動車販売が 56 万台と計画 (592.5 万台 ) 比未達見通し 一部取締役の役員報酬を一括計上 出光興産石油 石炭 原油価格の下落で在庫評価益が減少 ガソリン等石油製品の採算も悪化 社計 [ 上方修正額上位 5 社 ] 7, 3,1 11,17 9,45 5 社平均 No. コード銘柄名業種名売上高営業利益経常利益純利益主な修正要因 ( 純利益予想 ) SBG 情報 通信 2,3 7,141 6,8 2,816 Q3 累計純利益実績 :1 兆 5,384 億円 通期予想 ( 東洋経済新報社予想 )8,184 億円 1 兆 1, 億円 ソニー電気機器 2, 25 1,3 Q3 法人税等 : 1,7 億円 ( 前年同期比 1,29 億円 ) 米国で税負担減 売上高予想は下方修正 JAL 空運 旅客需要拡大 ( インバウンド需要支え 国内線は 9 月に一時落ち込みも ) 燃油高も価格転嫁進展 国際帝石鉱業 オーストラリアの液化天然ガス (LNG) プロジェクトの収益拡大が寄与 ホンダ輸送用機器 5 米国で税負担減 ドル円想定 1 円 111 円で売上高予想上げ 二輪車の販売見通しは下げ 社計 株価騰落率 18/12 月間 18/12 月間 19 年年初来 株価騰落率 19 年年初来 5 7,121 6,66 4,816 5 社平均 全産業 25,44 2,818 11,464,915 TOPIX 日経平均株価 ( 注 )P.2と同じデータに基づく 要因は会社コメント等 株価騰落率の19 年年初来は3/1 時点 出所 :QUICKのデータ等よりみずほ証券作成 4

6 19/3 期 Q3 累計決算レビュー ~19/3 期想定 ( 試算 ) 18/3 期と 19/3 期の四半期推移から 19/3 期 Q4 および通期の売上高 純利益はおおむね予想の範囲内で着地へ 試算 : Q4 が % 減益に下振れ の場合 通期増益率は 1.2 ポイント悪化 SBG の Q4 純利益がゼロに上振れ 同増益率は 1.7 ポイント改善 ( 兆円 ) ( 兆円 ) /3 期と19/3 期の業績推移 ( 全産業 四半期ベース ) 売上高 /3 期 19/3 期 8.8 純利益 /3 期 19/3 期 ( 注 )P.2 と同じデータに基づく出所 :QUICK のデータよりみずほ証券作成 % 24.6% 25.6% 26.7% 23.5% 24.8% 25.7% 26.% 対通期 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 予 進ちょく率 米国で 1 兆円超の税負担減 23.5% 23.5% 34.8% 18.2% 27.8% 27.5% 26.2% 18.5% 対通期 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 予 進ちょく率 4.4 ポイント 18/3 期 19/3 期の売上高進ちょく率は各 Q1<Q2<Q3<Q4 19/3 期 Q4 予想 26.% の達成確度は高そう ポイント 18/3 期の純利益進ちょく率は Q1 Q2<Q3>Q4(Q3 米減税効果含む ) 19/3 期 Q4 予想 18.5% の達成確度は高そう 現状 19/3 期 Q4 純利益予想 :4.4 兆円 ( 前年同期比 3.7%) 通期純利益予想 :24. 兆円 ( 前期比 5.1%) 試算 1 Q4 純利益が前年同期並み水準を確保 19/3 期 Q4 純利益 :4.6 兆円 ( 同 ±%) 通期純利益 :24.2 兆円 ( 同 4.5%) 試算 2 Q4 純利益が前年同期比 % 減 19/3 期 Q4 純利益 :4.1 兆円 ( 同.%) 通期純利益 :23.7 兆円 ( 同 6.3%) 試算 3 Q4 純利益が前年同期比 % 減 19/3 期 Q4 純利益 :3.7 兆円 ( 同.%) 通期純利益 :23.3 兆円 ( 同 8.1%) 試算 4 SBGのQ4 純利益が予想.4 兆円に対しゼロに 19/3 期 Q4 純利益 :4.9 兆円 ( 同 +5.8%) 通期純利益 :24.5 兆円 ( 同 3.4%) 5

7 /3 期 Q3 累計決算レビュー ~/3 期想定 ( マクロ要因 ) IMF によると 19 年 ~ 年の世界経済は前年比 3% 台半ば 日本は 19 年同 1.1% 年同.5% の成長見通し 長期の消費 投資拡大 ( 増収要因 ) 一方 月次の輸出 工作機械受注は 18 年末に前年比マイナス 15 年 ~16 年の際には回復に 1 年余 外需の底入れ 回復は 19 年度後半を想定 /3 期業績 : 上期に前年 1 割超増益の反動もあり最悪 2 割超の減益 下期に増益転換を想定 会社期初予想は 5%~% の減益へ (1994/12=) 3 さざなみ景気 25 世界の GDP 日本の輸出 ドル円の推移 ( 月次 :1995/1~19/12) IT 景気 実質 GDP( 前年比 %) 9 日本実質輸出 ( 左目盛 ) 18 年 19 年 年 8 世界実質 GDP( 左目盛 ) 世界 ドル円 ( 右目盛 ) 日本 ( 年 ) 日本の輸出 工作機械受注 ( 月次 :12/1~19/1) 16 ヵ月連続マイナス いざなみ景気 (2/2~8/2:73 ヵ月 ) ( 注 ) 輸出は季節調整済み (19/1 まで ) GDP は年次 (18 年以降はみずほ証券投資情報部 ) ドル円は 19/1 まで 網掛けは景気拡大期間 ( 第 16 循環は 18/12 時点で景気拡大中 ) 出所 : 日本銀行および国際通貨基金 (IMF) ブルームバーグのデータよりみずほ証券作成 工作機械受注総額輸出総額 14 ヵ月連続マイナス ( 年 ) ( 注 ) 各前年同月比出所 : ブルームバーグのデータよりみずほ証券作成 (1ドル = 円 ) 16 第 15 循環第 16 循環 (12/12~18/12:73ヵ月) 日本工作機械工業会は 1/9 19 年の工作機械受注額が 18 年比 12% 減の 1.6 兆円になるとの見通しを発表 米中貿易摩擦やスマートフォン普及一服で中国の設備投資需要が減退 15 年 ~16 年は 輸出が 14 ヵ月連続の前年比マイナス 工作機械受注が 16 ヵ月連続の同マイナス 循環的には 輸出 工作機械受注とも 19 年後半に底入れ 年初めごろにプラス圏を回復するイメージ 米中貿易交渉や 5G 関連投資の行方次第で底入れが早まる可能性も ( 億ドル ) [ 前年同月比 ] 6 世界 世界と日本の半導体売上高 ( 月次 :8/1~18/12) 日本半導体売上高 ( 前年比 % ドルベース) 半導体売上高 ( 前年比 % 世界はドル 日本は円ベース ) 世界 ( 左目盛 ) 日本 ( 右目盛 ) 日本の家計所得 支出 ( 月次 :12/1~18/12) 給与総額 ( 右目盛 ) 家計支出 ( 左目盛 ) ( 注 ) 各前年同月比出所 : ブルームバーグのデータよりみずほ証券作成 ( 億ドル ) ( 年 ) 年 18 年予 19 年予世界 日本 ( 年 ) ( 注 )3ヵ月移動平均 表中の予想は世界半導体市場統計 (WSTS)(18/11 発表 ) 出所 : ブルームバーグのデータよりみずほ証券作成 ( 年 ) 消費増税の影響 家計負担増は増税額 5.6 兆円に対し軽減税率や教育無償化等で 2.2 兆円 さらにキャッシュレス決済へのポイント還元やプレミアム付き商品券発行 防災用インフラ整備等の約 2 兆円の経済対策で経済影響は実質ゼロに 6

8 参考 ドル円による業績 株価影響想定 ( 試算 ) 過去のデータによると ドル円 1%( 約 1 円 ) の上昇 ( 円安 ) につき 経常増益率を.5 ポイント程度押し上げの傾向 ( 東証 1 部 3 月決算 金融を除く ) 市場感応度では ドル円 1 円上昇につき 日経平均株価を 円 ~25 円程度押し上げ ( 現状 1 株当たり利益予想を最高.9% 程度押し上げ ) 国内企業利益と GDP ドル円 商品価格の推移 ( 年度 :1997~19) 国内実質 GDP( 右目盛 ) CRB 指数 ( 左目盛 ) ドル円 ( 左目盛 ) 2 成長率鈍化 ドル円安定化 4 商品価格上昇 ( 年度 ) [ 経常増益率の推計値 ] 推計値経常増益率 企業利益は内外成長鈍化や原材料高で伸び鈍化見込みも 1 ドル = 円超の円高なければ大幅減益回避へ ( 年度 ) 重回帰式 経常増益率 = (8.9 国内 GDP)+(.5 ドル円 )+(.8 CRB 指数 )+4.4( 決定係数.53) ( 注 )GDP は暦年 前年比 (1 年先行 18 年度に 19 年 18 年以降は IMF 予想 ) ドル円は暦年平均 前年比 CRB 指数は暦年平均 前年比 (1 年遅行 18 年度に 17 年 ) 経常増益率は東証 1 部 3 月決算 ( 金融除く ) 前年度比 ( 推計値は 97 年 ~16 年度の上記 3 項目との回帰分析に基づく 19 年度はドル円 1 円とした場合の試算値 ) 出所 : 国際通貨基金 (IMF) ブルームバーグのデータ等よりみずほ証券作成 ( 円 ) 日経平均株価の対ドル円感応度 ( 月次 :15/1~19/2) 期間平均 年以降で ドル円 1 円の上昇 ( 円安 ) につき 日経平均株価は平均 224 円 ( 最高 248 円 ) 上昇する傾向 ( 年 ) ( 円 ) ドル円 1 円の上昇 ( 円安 ) につき 同予想 1 株当たり利益 (EPS) は平均 11.8 円 ( 最高 16.1 円 3/1 現在 今期予想 EPS1,738.3 円比各.7%.9%) 押し上げ ( 注 ) 感応度は過去 6 ヵ月ベース 予想 EPS は日経平均株価を予想 PER で除して算出 予想は日本経済新聞社出所 : 日経 NEEDS および QUICK ブルームバーグのデータよりみずほ証券作成 ドル円 (1 ドル = 円 ) ユーロ円 (1 ユーロ = 円 ) 15 5 同予想 EPS の対ドル円感応度 ( 月次 :15/1~19/2) 期間平均 自動車大手 7 社の 19/3 期営業利益予想と為替想定 為替感応度 コード 銘柄名 対ドル円 対ユーロ円 対ドル円 対ユーロ円 71 日産自 4, % - 73 トヨタ 24, %.2% 7211 三菱自 1, % 1.4% 7261 マツダ % 2.5% 7267 ホンダ 7, % スズキ 3, %.4% 727 SUBARU 1, %.2% 7 社合計 19/3 期営業利益予想 (A) ( 億円 ) 為替想定為替感応度 (B)( 億円 ) (B)/(A) 43, % ( 年 ) ( 注 ) 営業利益予想 為替想定 為替感応度は会社予想 為替感応度は直近実績期ベース ( ドル円かユーロ円が 1 円上昇した場合に営業利益に与える影響 ( プラスは増加 ) 7 社合計の為替想定は単純平均出所 :QUICK のデータよりみずほ証券作成 7

9 日本株見通し ~ サマリー ( 円 ) 日経平均株価 ドル円 米長期金利 米景況指標 ( 日次 :15/1/5~19/2/25) (1ドル = 円 ) 日経平均株価 ( 左目盛 ) 日移動平均線 ( 左目盛 ) 14 同 %( 左目盛 ) 同 +%( 左目盛 ) 135 ドル円 ( 右目盛 ) /2/25 時点 日経平均株価の予想レンジ ( 注 ) 単位は円 予想はみずほ証券エクイティ調査部 (2/22 時点 ) 矢印は前四半期比出所 : みずほ証券作成 19 年日経平均株価予想 19 年 1~3 月 4~6 月 7~9 月 ~12 月 ~23 19~23 ~23 2~ /1 15/7 16/1 16/7 17/1 17/7 18/1 18/7 19/ 米 年国債利回り ( 左目盛 ) 米 ISM 製造業景況指数 ( 右目盛 ) /1 15/7 16/1 16/7 17/1 17/7 18/1 18/7 19/1 ( 注 ) 米 ISM は月次 (19/2 はブルームバーグ集計予想 ) 出所 : ブルームバーグのデータよりみずほ証券作成 ( 年 / 月 ) ( 年 / 月 ) 目先 米中妥結なら 2 円台 前提 ( メインシナリオ ) 世界景気減速 リスク 米中関税拡大せず /3 期は上期減益 下期増益想定 米中貿易交渉決裂 /3 期 1 ケタ減益想定で 23 円も 米債務上限問題 年間 19 円 ~25 円 米利上げ休止 (19/9 に再開 ) ドル円 19 年平均 1 円へ 下期収益底入れ期待で市場マインド回復 ( 予想 PER14 倍へ ) 英 EU 離脱合意なし 日米貿易交渉難航 参考資料 エクイティ調査部 ストラテジーマンスリー (2/22) 8

10 日本株見通し ~ シナリオ別想定 シナリオマクロ想定 (19 年 ) 世界実質 GDP 想定 ( 前年比 ) 国内実質 GDP 想定 ( 前年比 ) 東証 1 部 ( 金融を除く ) 純利益と日経平均株価予想 EPS 想定 PER 想定 (19 年 ) 日経平均株価の想定 (19 年 ) メイン 世界景気減速 米中貿易摩擦継続 米利上げ 9 月に 1 回 ( 続き 年 3 月に 1 回 ) ドル円 1 円 ( 平均 ) 18 年 :+3.7% 19 年 :+3.5% 年 :+3.3% 18 年度 :+.6% 19 年度 :+.7% 年度 :+.5% 東証 1 部 ( 金融を除く ) 純利益 19/3 期 : 前期比小幅減益 /3 期 : 同 % 減益 ~ 利益横ばい 日経平均株価予想 EPS( 概算 ) 19 年末 :1,75 円 (2/25 時点並み ) 19 年 4 月 ~9 月 :1,575 円 ~1,663 円 11 倍 ~ 14 倍 19 円 ~ 25 円 リスク 世界景気失速 米自動車関税上げ 為替条項 導入 ドル円 円 18 年 :+3.7% 19 年 :+2.9% 年 :+2.7% 18 年 :+.9% 19 年 :.4% 年 :.4% 東証 1 部 ( 金融を除く ) 純利益 /3 期 : 前期比 % 減益 日経平均株価予想 EPS( 概算 ) 19 年 4 月 ~9 月 :1,4 円 11 倍 ~ 14 倍 17 円 ~ 円 < メインシナリオ ( 前提 )> 米中貿易交渉 :2/25 現在発動予定の措置 ( 米国の対中関税第 3 弾税率上げ含む 第 4 弾発動はなし ) 日米貿易交渉 : 米自動車関税上げなし 為替条項 導入なし 19 年 月消費増税 (8% %): 政策対応で家計負担増は実質ゼロに < リスクシナリオ ( 前提 )> メインシナリオ対比の追加マイナス要因 米中貿易交渉 : 米国の対中関税第 4 弾発動 企業心理悪化等 日米貿易交渉 : 米自動車関税上げ 為替条項 導入 [ イメージ ] 貿易問題 東京五輪 19 年日本株 消費増税 参議院選挙 19 年 ~ 年の主なイベント予定 日程 イベント 19 年 3 月米中貿易交渉期限 (1 日 ) 米連邦公開市場委員会 (19~ 日 ) 英 EU 離脱期限 (29 日 ) 未定日米物品貿易協定 (TAG) 交渉 4 月統一地方選 (7 21 日 ) 5 月新天皇即位 改元 6 月米連邦公開市場委員会 (18~19 日 ) G 首脳会議 ( 大阪 28~29 日 ) 7 月ごろ参議院選挙 9 月ラグビー W 杯 ( 日本 日 ~11 月 2 日 ) < 番外リスク ( 国内 )> アベグジット : 経済 市場悪化 参議院選挙で与党大敗 安倍内閣退陣 月消費税率 8% %(1 日 ) ドラギ欧州中央銀行総裁任期満了 (31 日 ) 12 月米連邦公開市場委員会 (~11 日 ) ( 注 ) 想定はみずほ証券投資情報部出所 : みずほ証券作成 年 7 月東京五輪 (24 日 ~8 月 9 日 ) 11 月米大統領選挙 (3 日 ) ( 注 ) 予定は予告なく変更される場合がある出所 : 各種資料よりみずほ証券作成 9

11 経済見通し 実質 GDP 成長率予想 18 年 19 年 ( 予想 ) 年 ( 予想 ) ( 見込み ) 1~6 月 7~12 月 1~6 月 7~12 月 世界 先進国 年の世界経済見通し ( メインシナリオ ) 米中貿易摩擦継続でも 3% 台の成長維持へ [ 前提 ] 米国の 2, 億ドル相当の中国製品の追加関税率引き上げ (% 25%) は見送り 米国が実施済みの対中追加関税 (5 億ドルに 25% 2, 億ドルに %) と 中国の報復関税は継続 米国 米中の追加関税額と名目 GDP 米中の追加関税額 ( 名目 GDP との比率 ) ( 億ドル ) ユーロ圏 , 8, 848, 日本 , 6, 5, 新興国 ,.6 中国 ( 注 ) 予想はみずほ証券投資情報部年間予想は前年比 日本のみ年度 その他は暦年 半期予想は日米欧は前期比年率 その他は前年同期比出所 : みずほ証券作成 3,,, 1, , ,13. 追加関税額中国 GDP 米国 GDP 世界 GDP ( 注 ) 追加関税額の想定は米国と中国がともに相手国からのすべての輸入品に 25% の追加関税を課した場合の金額名目 GDP は国際通貨基金 (IMF) の予測値 18 年出所 :IMF のデータよりみずほ証券作成 中国米国世界 ( 注 ) 追加関税額の想定は米国と中国がともに相手国からのすべての輸入品に 25% の追加関税を課した場合の金額名目 GDP は国際通貨基金 (IMF) の予測値 18 年出所 :IMF のデータよりみずほ証券作成

12 ドル円見通し 日米長期金利 ( 金利差 ) によるドル円想定 ( 月次 :/1~19/12) 米長期金利日本長期金利 ( 年 ) 13 ドル円 ドル円 ( 推計値 ) /2/27 時点推計値 :111.3 円 8 実績値 :111. 円 年利上げ回数 日米金利差に基づくドル円推計レンジ 米政策金利 米長期金利想定レンジ ( 年 ) ドル円推計値 (19 年の年間レンジ ) 2 回 %~3.3% 9.7 円 ~117. 円 1 回 %~3.1% 8.4 円 ~114.5 円 回 %~3.% 8.4 円 ~113.6 円 1 回 %~2.9% 5.6 円 ~112.5 円 ( 注 ) 上チャートの日米長期金利の実績値は 19/2/27 時点 19/6 19/12 の日米長期金利と下表の米政策金利水準に応じた米長期金利想定値 ( レンジ ) はみずほ証券投資情報部の 19/2/27 時点の想定値 上チャートはレンジ上限を表示ドル円の推計値は 5/1~19/2 の日米金利差 ( 米 - 日 年国債利回り ) による回帰分析 米政策金利は FF( フェデラル ファンド ) レート上限出所 : ブルームバーグのデータよりみずほ証券作成 FRB が 19 年に 1 回利上げした場合のドル円の推計 ( 上限 ) 仮に年内 1 回の利下げを織り込む動きとなれば ドル円は5 円台を目指す可能性も 19/2/27 時点 見通し ドル円は年初の 4 円台から戻り継続 年後半に 116 円台トライへ [ 前提 理由 ] 1 米中貿易交渉の妥結観測が浸透 米景気への悲観修正もドル買い要因に 米利上げや資産縮小の停止観測は引き続き重荷 2 一方 年央には市場 経済環境の改善で利上げ観測が再浮上 米長期金利が再び 3% 台乗せを視野に入れる可能性がある 3 19 年の米国経済は減税効果の継続で 2% 台半ばの成長見通し 米利上げは 19 年 9 月 年 3 月を想定 [ リスク ] ドル円相場の予想レンジ 19 年 1~3 月 4~6 月 7~9 月 ~12 月 ~113 8~115 9~116 8~115 ( 注 ) 単位は円 予想はみずほ証券投資情報部 2/27 時点 矢印は前四半期との比較イメージ出所 : みずほ証券作成 米利上げ打ち止め 19 年に利下げ見通し台頭なら 5 円割れも 政治リスク 米大統領弾劾 英 EU 離脱 アベグジット 貿易摩擦激化 米中貿易戦争によるマインド悪化 米国による対日輸入自動車への追加関税発動 11

13 日米貿易交渉 ~ 米中貿易交渉に続き開催 本格化へ 米自動車関税 5. 64% 17 年主要品目別輸出額 ( 兆円 構成比 %) 輸出総額 78.3 ( 兆円 ) 4. 5% % 3% % 3.9 5% 3.3 4% 自動車 半導体等電子部品 自動車の部分品 鉄鋼 原動機 半導体等製造装置 その他 自動車 11.8 兆円 自動車の部分品 3.9 兆円 米国向け各 4.6 兆円 1. 兆円 ( 計 5.6 兆円 ) 米関税率 :2.5% 25% なら 1.2 兆円のコスト増に ( 値上げせず コストを内部で吸収する場合 ) 日本以外からの輸出を含めると コスト増は 2 兆円超に 企業利益 (45 兆円 ) 金融を除く東証 1 部 19/3 期経常利益予想 (18/11/16 時点 予想は東洋経済新報社予想 ) 出所 : 財務省資料よりみずほ証券作成 1.2 兆円 は 3% 程度に相当 ( 減益要因 ) 為替条項 (1ドル = 円 ) ドル円と輸出数量指数の推移 ( 月次 :/1~18/12) 7 ドル円 ( 左目盛 ) 輸出数量 ( 右目盛 ) ( 注 ) 輸出は季節調整済み出所 : ブルームバーグ 日本銀行のデータよりみずほ証券作成 ( 年 =) ( 年 )) 企業利益の前年比伸び率はドル円 1 円の上昇 ( 下落 ) に対し.5% ポイント程度拡大 ( 縮小 ) する傾向 傾向は過去 年 (1997 年度 ~16 年度 ) の金融を除く東証 1 部 経常増益率と国内 GDP ドル円 商品指数 ( 各前年比伸び率 ) の関係性に基づく 企業利益 日米貿易協議 米自動車関税引き上げ 為替条項 導入 為替が 1 ドル =1 円から 円へと 円超円高が進んだ場合 利益を 5% 超押し下げの可能性 円安 輸出増 円高 輸出減 直近利益予想に対し % 程度の押し下げ要因 日経平均株価で 円級の下げ要因 12

14 19 年 月消費増税 (8% %) 経済 業績影響 ( 兆円 ) /4 (3% 5%) 今回の景気 業績影響 ( 想定 ) 消費税率引き上げ前後の家計のネット負担額 (A) 当初想定の家計負担増は増税額 5.6 兆円に対し軽減税率や教育無償化等で 2.2 兆円 (B) さらにキャッシュレス決済へのポイント還元 ( 約 3 千億円 ) やプレミアム付き商品券の発行 ( 約 2 千億円 ) 防災用インフラ整備 (1 兆円規模 ) で 19 年度 ~ 年度予算に約 2 兆円の対策費を計上する見込み 8. 14/4 (5% 8%) 前回比約 4 分の 1 に / 予 (8% %) ( 注 ) 日本銀行による試算値 ( 消費税率引き上げのほか 各種給付措置や負担増等を含む ) 各増税時年度の前年度比 19/ は 年度の 18 年度比出所 : 日本銀行のデータよりみずほ証券作成 (A) の経済 業績影響 :19 年度成長率を.2%~.3% 程度押し下げ 企業収益を 2%~3% 程度押し下げ (B) 実現なら経済 業績影響は実質ゼロに 株価影響 (5 年 =) / 前回 14 年 4 月消費増税時の消費 株価動向 ( 月次 :13/1~18/12) 13/12 13/4 13/8 14/4/1 消費税 5% 8% 消費総合指数 季節調整済み ( 左目盛 ) 日経平均株価 ( 右目盛 ) 15/5 18/ 19//1( 予定 ) 消費税 8% % 13/1 13/7 14/1 14/7 15/1 15/7 16/1 16/7 17/1 17/7 18/1 18/ 実質 GDP 前期比 ( 左目盛 ) うち民間消費支出 ( 左目盛 ) 企業収益 前年同期比 ( 右目盛 ) /1 13/7 14/1 14/7 15/1 15/7 16/1 16/7 17/1 17/7 18/1 18/7 ( 注 ) 消費総合指数は 18/11 まで GDP 企業収益は四半期 (18/9 まで ) 企業収益は法人企業統計の金融 保険を除く全産業経常利益出所 : ブルームバーグのデータよりみずほ証券作成 株価影響 ( 前回 14 年 4 月時の動きにあてはめ ) ( 円 ) ( 年 / 月 ) 3 3 ( 年 / 月 ) 日経平均株価は増税前の駆け込み需要期待で 19 年 2 月 19 年 6 月に上昇 19 年 月の増税時にかけ反落 売り一巡後に再上昇 13

15 予想 PER による日経平均株価想定 ( 円 ) ( 円 ) (1ドル = 円 ) 2, 15 1,5 今期予想 EPS( 左目盛 ) ドル円 ( 右目盛 ) 13 1, 1 5 予想 PER による日経平均株価の想定 ( 月次 :11/1~/2) 日経平均株価 PER16 倍予想 PERは13 年以降 PER14 倍おおむね14 倍 ~16 倍 18 PER12 倍年秋以降は11 倍 ~14 倍 PER11 倍 12/5 に直前の減益予想で PER11. 倍に 直近予想 EPS は 1,739.1 円と 18/11 末比 2.8% 19/3 期 Q3 累計決算での業績下方修正を反映 直近想定 19/2/25 日経平均株価 円 (18/11 末比 3.7%) 今期予想 PER12.4 倍 年後想定 ( 年 ) 9 7 ( 年 ) ( 注 )11/1~19/2 の想定株価 (PER11 倍 ~16 倍 ) は今期予想 EPS に各 PER を乗じたもの 今期予想 EPS は日経平均株価を日本経済新聞社今期予想 PER で除して算出 /2(1 年後 ) は来期予想 EPS( みずほ証券投資情報部による直近今期予想並み 1,75 円想定 ) に各 PER を乗じたもの データは 2/25 時点出所 : 日経 NEEDS および QUICK のデータ等よりみずほ証券作成 19 年予想レンジ 19 円 ~25 円 ( メインシナリオ ) 値は各計算による概算 < メインシナリオ > 下値 :19 円 (1~3 月 ) : 予想 EPS1,75 円 PER11 倍 =1925 円 上値 :25 円 (~12 月 ) : 予想 EPS1,75 円 PER14 倍 =245 円 < リスクシナリオ > 今 来期業績予想 想定と PER による株価想定 日経今期予想 東洋経済 今期予想 来期予想 売上高 前期比 経常利益 前期比 日経平均株価 メインシナリオ (19 年度想定 概算 18 年度比 ) 利益横ばい予想 5% 減益予想 世界景気減速 ドル円 1 円 ( 平均 ) 等 % 減益予想 下値 :17 円 (1~3 月 ) : 予想 EPS1,4 円 PER12 倍 =168 円 リスク % 減益予想 ドル円 円等 純利益 前期比 EPS( 円 ) 1, , , ,75 1,663 1,575 1,4 [ 指数想定 時期 ] 直近直近 1 年後 19 年 月 ~ 4~9 月 4~9 月 PER16 倍 PER15 倍 PER14 倍 PER13 倍 PER12 倍 PER11 倍 ( 注 ) 業績は日経平均株価採用銘柄 メインシナリオとリスクによる業績 株価想定はみずほ証券投資情報部 (19 年度利益横ばい予想時の EPS を 1,75 円として想定 ) 今期は実績期の次期 来期は今期の次期 指数想定は各 1 株当たり利益 (EPS) に株価収益率 (PER) を乗じたもの データは 2/25 時点出所 : 日経 NEEDS および QUICK のデータよりみずほ証券作成 14

16 参考 ROE 革命 1 ~ 自社株買い効果 金融を除く東証 1 部企業の 19/3 期株主資本利益率 (ROE) は当期減益予想により 18/3 期の.% から低下見込み 一方 上場企業の自社株買い予定額は 6.74 兆円と 6 年以来の高水準 同実績額も 4 年以降最高の 15 年に迫る動き ROE の改善要因 ( 兆円 ) 企業利益 株主還元 ROE 自己資本の推移 ( 決算期 :199/3~18/3) 自社株買い ( 左目盛 ) 配当金額 ( 左目盛 ) 純利益 ( 左目盛 ) 総還元性向 ( 右目盛 ) 9/3 95/3 /3 5/3 /3 15/3 ( 注 ) 対象は東証 1 部 3 月決算企業 ( 金融 日本郵政を除く ) 総還元性向は赤字企業を除く出所 : 各種資料よりみずほ証券作成 ( 年 / 月 ) ( 兆円 ) 12 6 自己資本 ( 右目盛 ). ROE( 左目盛 ) 手元流動性 ( 右目盛 ) 9/3 95/3 /3 5/3 /3 15/ ( 年 / 月 ) ( 兆円 ) ( 年度 :4~18) 取得額予定 ( 左目盛 ) 9 取得額実績 ( 左目盛 ) 9 8 実績 予定 ( 右目盛 ) 上場企業の自社株取得額予定 実績 ( 年度 ) ( 注 )18 年度は予定が 2/8 時点 実績が 1/31 時点 予定 実績とも取締役会決議日ベース出所 :QUICKのデータよりみずほ証券作成 金融を除く東証 1 部企業の 19/3 期株主資本利益率 (ROE) は当期減益予想により 18/3 期の.% から低下見込み 18/3 期実績 ROE は.%(= 純利益 3.9 兆円 自己資本 39. 兆円 ) 自社株買い効果 ( 試算 ) 手元流動性は 96.1 兆円 うち自己資本の % に相当する 3.9 兆円を自社株買いに充てれば ROE は 11.1% に上昇する計算 (= 純利益 3.9 兆円 自己資本 兆円 ) * 上記試算は自己資本に含まれる自社株の簿価と自社株買いの際の時価が一致している場合の想定 15

17 参考 ROE 革命 2 ~ROE と株価 (PBR) の関係性 TOPIX の PBR は ROE8% 以上で相関が高まる傾向 米欧並みの ROE% 超なら PBR2 倍接近で日経平均株価 3 円も視野 実績 PBR( 倍 ) グラフの見方 年 / 月 ( 予想 ROE, 実績 PBR) TOPIX の ROE と PBR ( 月次 :6/1~19/1) (ROE8% 未満のケース ) 19/1 (9.2,1.15) y =.27 x R² = ( 注 ) 予想はブルームバーグ集計の予想平均出所 : ブルームバーグのデータよりみずほ証券作成 PBR PBR( 倍 ) = 株式時価総額 純資産 ROE8% 以上で PBR の上昇加速 (ROE8% 以上のケース ) 今期予想 ROE 実績 PBR( 倍 ) 日本 (9.2,1.15) 各国主要指数の ROE と PBR (19/1 末時点 ) フランス (12.,1.52) 香港 (12.2,1.3) ドイツ (12.5,1.5) 英国 (13.3,1.64) 米国 (.,3.21) ROE 改善 ( 収益拡大や資本圧縮 ) PBR 上昇 ( 株価上昇 ) 今期予想 ( 注 ) 各指数採用銘柄ベース 日本はTOPIX 米国はS&P5 ドイツはDAX 英国はFT フランスはCAC4 香港はハンセン 韓国 ROE はKOSPI 予想はブルームバーグ集計の予想平均出所 : ブルームバーグのデータよりみずほ証券作成 株価は理論的には株主資本と将来利益予想の現在価値の総和にあたると考えられるため 株価は基本 利益予想に連動する したがい利益予想を株主資本で除した ROE と株価を同じ株主資本で除した株価純資産倍率 (PBR) の間には一定の相関関係がある 実際 6 年以降の TOPIX 予想 PER と実績 PBR の関係をみると ROE8% 以上のケースでは ROE1 ポイントの改善で PBR が.27 ポイント上昇する傾向 がみられる 試算 ROE が 9.2%.2% に改善なら PBR は 1.15 倍 1.42 倍に上昇 TOPIX を % 超押し上げる効果が期待される 今後 利益 自社株買いの拡大で ROE が米欧並み % 超となれば PBR2 倍への接近で日経平均株価 3 円超も視野に入る PBRによる指数想定 単位 : ポイント 円 % 倍 指数値 今期予実績 1 株当た PBRによる指数値想定想 ROE PBR り純資産 1.5 倍 1.75 倍 2 倍 TOPIX 日経平均株価 (TOPIX NT 倍率 13.3 倍 ) ( 注 )NT 倍率は日経平均株価 TOPIX データは 19/1 末時点出所 : ブルームバーグのデータよりみずほ証券作成 そのときの PER ( 倍 ) は? 今期予想 ROE 実績 PBR( 倍 )

18 アベグジット ~ 参議院選挙で与党大敗なら内閣退陣 日銀緩和解除観測も? 為替影響 株価影響 ( 兆円 億ドル ) ( 注 ) 日米金利差は 年国債利回り ( 米国 - 日本 ) ドル円推計値は日米金利差 日銀資産 FRB 資産を説明変数とする重回帰分析により算出 日米資産倍率は日銀資産 ( 兆円 ) FRB 資産 ( 億ドル ) 出所 : ブルームバーグのデータよりみずほ証券作成 年以降の傾向 日銀資産 : 兆円拡大 ドル円.6 円の円安 日米中銀資産 日米金利差とドル円の推移 ( 月次 :/1~18/12) 日米金利差 ( 右目盛 ) FRB 資産 ( 左目盛 ) 日銀資産 ( 左目盛 ) (1ドル = 円 ) [ ドル円推計値 ] 15 ドル円推計値 ( 左目盛 ) 14 ドル円 ( 左目盛 ) 13 日銀 /FRB 資産倍率 ( 右目盛 ) ( 年 ) 内閣退陣なら緩和解除観測浮上 日銀国債保有残高 (18 年末 444 兆円 ) 半減でドル円 13 円程度の円高要因に ( 倍 ) ( 年 ) 重回帰式 ドル円 =(8.77 日米金利差 )+(.6 日銀資産 )+(.3 FRB 資産 )+8.49 ( 決定係数.53) ( 円 ) 日経平均株価と海外投資家買越額 日銀 ETF 購入額 ( 月次 :13/1~19/1) 15/ / 年 5 8 海外投資家 : 5.8 兆円日銀 ETF 購入 :+6.5 兆円 ( 年 ) 16/8/4 以降の傾向 ETF715 億円購入 日経平均株価を.13% (26.6 円 ) 押し上げ 日銀 ETF 購入額累計 ( 右目盛 ) 日経平均株価 ( 左目盛 ) 海外投資家買越額累計 ( 右目盛 ) ( 注 ) 買越額は 2 市場合計 (19/1 は 25 日時点 ) 出所 :QUICK のデータよりみずほ証券作成 13.5 ( 兆円 ) 日銀が ETF 購入した日とそうでない日の株価騰落 (ETF 購入効果の推計 ) 16/8/4~19/1/31 営業日数 日経平均株価騰落率平均 ( 当日終値 / 前場終値 %) 日銀 ETF 購入額累計 24.2 兆円 (19/1 末時点 ) 仮に 年 2.4 兆円 年 での売却計画実行なら日経平均株価を年 9 円程度抑制 うち日銀が 7 億円以上 ETF 購入した日 3.9 それ以外の日 48.4 出所 :QUICK ブルームバーグのデータよりみずほ証券作成 17

19 業種判断 みずほ証券では 米中貿易交渉進展は織り込み済み 外需系の減益警戒で内需系を強気維持 判断 強気 中立 弱気 業種 全体 前回からの変更 ポイント 年初来の反発で米中貿易交渉進展は織り込み済み 外需系は 4~5 月に減益予想の発表が相次ぐ公算 サービス 19 年 4 月の外国人労働者活用促進策で労働市場関連が恩恵を受けよう 陸運 空運 食品 18 年度上期は原材料高で営業減益も 下期は値上げ等で増益を見込む 精密 外需株のなかで業績に安定性がある 不動産 オフィス市況がタイト化し 長期金利低下の恩恵を受ける 電機 電子部品の受注は 1~3 月に底を打つ可能性 一方 株価はすでに反発 4~5 月には業績予想の下振れリスクもある 機械 卸売 業種判断 ( みずほ証券エクイティ調査部 抜粋 ) 原油価格下落 好業績 19 年 5 月元号変更時の 連休での旅行需要の増加期待 18 年度下期は中国経済減速を反映し増益率鈍化予想 資源価格が下落 輸送機 米利上げ休止による円高リスク 日米貿易交渉では自動車に輸出規制リスクも 19 年米国新車販売は前年比 2% 減 中国新車販売底入れは年後半になると予想 小売 1 月中国新 EC( 電子商取引 ) 法施行で百貨店の化粧品等売上急減 消費増税の影響懸念も 保険 Q3 決算が芳しくなかったうえ 長期金利低下の悪影響を受ける ( 注 ) 東証 1 部 11 業種 2/22 時点 前回 (1/25) からの変更は ( 判断変わらず ) ( 判断引き上げ ) ( 判断引き下げ ) は株価影響のイメージ はプラス は中立 はマイナス要因出所 : みずほ証券作成 No. 指数名現値 TOPIX 業種別騰落率 年初来 騰落率 18/12/3 12/25 18/12/3 2/25 NYダウ NY 原油先物 米長期金利 国内長期金利 ドル円 ユーロ円 日経平均株価 TOPIX 情報 通信 電気機器 機械 サービス 医薬品 輸送用機器 化学 卸売 銀行 小売 ( 注 ) 業種は時価総額上位 業種 ( 年初来騰落率降順 ) 現値の単位はドル 1 バレル = ドル % 1 ドル = 円 1 ユーロ = 円 円 ポイント 金利の騰落率は騰落幅 ( ポイント ) 18/12/3 は日経平均株価の 12 月高値 12/25 は同 12 月安値 (NY ダウ ~ ユーロ円の 12/25 は 12/24) データは 2/25 時点出所 : ブルームバーグのデータよりみずほ証券作成 参考資料 エクイティ調査部 ストラテジーマンスリー (2/22) 18

20 留意事項および金融商品取引法に係る重要事項 留意事項 この資料は投資判断の参考となる情報提供を目的としたものであり 投資勧誘を目的としたものではありません 銘柄の選択 投資に関する最終決定はご自身の判断でお願いいたします また 本資料は信頼できると思われる情報に基づいて作成したものですが その正確性 完全性を保証したものではありません 本資料に示された意見や予測は 資料作成時点での当社の見通しであり 今後予告なしに当社の判断で随時変更することがあります 金融商品取引法に係る重要事項 国内株式のリスクリスク要因として株価変動リスクと発行者の信用リスクがあります 株価の下落や発行者の信用状況の悪化等により 投資元本を割り込むことがあり 損失を被ることがあります 国内株式の手数料等諸費用について 国内株式の売買取引には 約定代金に対して最大 1.134%( 税込み ) 最低 2,7 円 ( 税込み ) の委託手数料をご負担いただきます ただし 売却時に限り 約定代金が 2,7 円未満の場合には 約定代金に 97.2%( 税込み ) を乗じた金額を委託手数料としてご負担いただきます 株式を募集等により購入する場合は 購入対価のみをお支払いいただきます 保護預かり口座管理料は無料です 外国株式のリスク 外国株式投資にあたっては 株価変動リスク 発行者の信用リスク 為替変動リスク ( 平価切り下げ等も含む ) 国や地域の経済情勢等のカントリーリスクがあります それぞれの状況悪化等により投資元本を割り込むことがあり 損失を被ることがあります 現地の税法 会計基準 証券取引に関連する法令諸規則の変更により 当該証券の価格に大きな影響を与えることがあります 各国の取引ルールの違いにより 取引開始前にご注文されても 始値で約定されない場合や ご注文内容が当該証券の高値 安値の範囲であっても約定されない場合があります 外国株式において有償増資等が行われた場合は 外国証券取引口座約款の内容に基づき 原則権利を売却してお客さまの口座に売却代金を支払うことになります ただし 権利売却市場が存在しない場合や売却市場があっても当該証券の流動性が低い場合等は 権利売却ができないことがあります また 権利が発生しても本邦投資家が取り扱いできないことがあります 外国株式の銘柄 ( 国内取引所上場銘柄および国内非上場公募銘柄等を除く ) については わが国の金融商品取引法に基づいた発行者開示は行われていません 外国株式の手数料等諸費用について 外国委託取引国内取次手数料と現地でかかる手数料および諸費用の両方が必要となります 現地でかかる手数料および諸費用の額は金融商品取引所によって異なりますので その金額をあらかじめ記載することはできません 詳細は当社の担当者までお問い合わせください 国内取次手数料は 約定代金 3 万円超の場合 約定代金に対して最大 1.8%+2,7 円 ( 税込み ) 約定代金 55, 円超 3 万円以下の場合 一律 5,94 円 ( 税込み ) 約定代金 55, 円以下の場合 約定代金に対して一律.8%( 税込み ) の手数料をご負担いただきます 国内店頭 ( 仕切り ) 取引お客さまの購入単価または売却単価を当社が提示します 購入の場合は 購入対価のみをお支払いいただき 売却の場合も同様に別途手数料はかかりません 国内委託取引当社の国内株式手数料に準じます 約定代金に対して最大 1.134%( 税込み ) 最低 2,7 円 ( 税込み ) の委託手数料をご負担いただきます ただし 売却時に限り 約定代金が 2,7 円未満の場合には 約定代金に 97.2%( 税込み ) を乗じた金額を委託手数料としてご負担いただきます 外国証券取引口座外国証券取引口座を開設されていないお客さまは 外国証券取引口座の開設が必要となります 外国証券取引口座管理料は無料です 外貨建商品等の売買等にあたり 円貨と外貨を交換する際には 外国為替市場の動向をふまえて当社が決定した為替レートによるものとします 商品ごとに手数料等およびリスクは異なりますので 当該商品等の契約締結前交付書面や目論見書またはお客さま向け資料等をよくお読みください 商号等 : みずほ証券株式会社金融商品取引業者関東財務局長 ( 金商 ) 第 94 号加入協会 : 日本証券業協会 一般社団法人日本投資顧問業協会 一般社団法人金融先物取引業協会 一般社団法人第二種金融商品取引業協会 ( 広告審査番号 :MG ) 19

別 前年同期比増減率 単位 : 社 % 繊維製品 パルプ 紙 化学 石油 石炭 黒転

別 前年同期比増減率 単位 : 社 % 繊維製品 パルプ 紙 化学 石油 石炭 黒転 2017/5/22 投資情報部 東証 1 部 2017 年 3 月期決算集計 (5/19 時点 金融を除く全産業 ) 総括表 項目 単位 :% 16/3 期 17/3 期実績 18/3 期予想実績通期従来予想上期下期通期上期下期 [ 前年同期比増減率 ] 1.4 2.2 2.9 5.6 1.0 4.4 5.3 3.5 営業利益 13.5 2.3 5.4 8.1 4.2 3.8 3.0 4.7 7.9

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