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1 資 料 -7 平 成 19 年 度 第 2 回 北 陸 地 方 整 備 局 事 業 評 価 監 視 委 員 会 河 事 業 の 再 評 価 説 明 資 料 通 直 轄 河 改 修 事 業 平 成 19 年 12 月 北 陸 地 方 整 備 局

2 目 次 1 河 の 概 要 1 流 域 の 概 要 1 2 沿 の 地 形 2 3 主 な 災 害 8 2 事 業 概 要 1 事 業 の 経 緯 12 2 通 直 轄 河 改 修 事 業 の 目 的 13 3 治 水 計 画 の 概 要 13 4これまでの 河 整 備 状 況 15 5 現 状 の 主 な 課 題 21 6 優 先 的 に 整 備 すべき 区 間 22 3 事 業 の 投 資 効 果 1 費 用 対 効 果 23 2 評 価 時 点 H18 年 度 末 における 被 害 想 定 28 3これまでに 行 った 事 業 の 効 果 29 4コスト 縮 減 の 取 り 組 み 33 4 事 業 を 巡 る 社 会 情 勢 1 地 域 の 開 発 状 況 35 2 地 域 の 協 力 体 制 36 3 関 連 事 業 との 整 合 37 5 対 応 方 針 原 案

3 1. 河 の 概 要 1 流 域 の 概 要 水 源 かおれ : 岐 阜 高 市 一 之 宮 町 上 岳 標 高 1,626m 流 域 面 積 :2,720km 2 幹 流 路 延 長 :120 km 臣 管 理 区 間 :48.1 km 本 25.2km 西 派 2.4km 井 田 14.8km 熊 野 5.7km 流 域 内 市 町 村 :4 市 [ 富 ] 富 市 南 砺 市 [ 岐 阜 ] 高 市 飛 騨 市 流 域 内 人 口 : 約 37 万 人 年 平 均 降 水 量 : 約 1,955mm 黒 内 雨 量 観 測 所 国 土 交 通 省 H5~H16 平 均 値 通 流 域 図 井 田 改 修 事 業 再 評 価 区 間 再 評 価 区 間 熊 野 改 修 事 業 再 評 価 区 間 通 改 修 事 業 通 流 域 黒 内 雨 量 観 測 所 ダムは 主 なもののみ 記 載 - 1 -

4 2 沿 の 地 形 じんづうがわ みやがわ 通 は 宮 高 原 が 境 付 近 で 合 流 し 富 内 で 通 と 名 を 変 える 下 流 域 では 常 願 寺 との 複 合 扇 状 地 を 形 成 している 特 に 通 右 岸 は 常 願 寺 扇 状 地 の 末 端 に 沿 っているため 通 が 氾 濫 した 場 合 氾 濫 流 は 沿 を 流 下 し 日 本 海 側 でも 有 数 の 都 市 である 都 富 市 街 地 を 直 撃 し 被 害 は 甚 となる 通 富 空 港 付 近 より 下 流 を 望 む 乗 鞍 岳 御 嶽 高 市 上 岳 高 原 飛 騨 市 宮 北 陸 自 動 車 道 JR 北 陸 本 線 常 願 寺 扇 状 地 北 陸 幹 線 整 備 中 常 願 寺 富 市 国 道 41 号 富 ライトレール 通 扇 状 地 通 熊 野 国 道 8 号 国 道 359 号 国 道 415 号 井 田 上 岳 通 宮 富 湾 日 本 の 主 な 河 の 縦 断 図 富 内 は 急 流 河 が 多 く 存 在 し 通 もその 一 つ 中 上 流 部 は 約 1/200 ~1/70 下 流 部 は 約 1/300の 急 流 河 : 富 内 の 河 - 2 -

5 通 浸 水 想 定 区 域 図 水 防 法 に 基 づき 平 成 14 年 9 月 20 日 に 指 定 公 表 通 水 防 法 に 基 づき 平 成 18 年 7 月 25 日 に 指 定 公 表 通 西 派 井 田 熊 野 平 成 16 年 度 時 点 の 河 道 整 備 状 況 で 概 ね 150 年 に1 回 程 度 起 こる 雨 流 域 2 日 雨 量 264mmが 降 ったことにより 通 が 氾 濫 した 場 合 概 ね 100 年 に 1 回 程 度 起 こる 雨 流 域 2 日 雨 量 井 田 :254mm 熊 野 :276mmが 想 定 される 最 の 浸 水 区 域 と 浸 水 深 は 下 図 のとおり 通 井 田 熊 野 西 派 - 3 -

6 通 の 様 子 平 成 18 年 3 月 時 点 三 ダム 北 電 24k 臣 管 理 区 間 23k 沢 野 22k 19k 20k 婦 JR 高 本 線 西 通 21k 18k 西 派 18k 成 子 17k 成 子 16k 保 15k 13k 12k 富 空 港 14k 北 陸 自 動 車 道 通 婦 中 11k - 4 -

7 熊 野 11k 10k 有 沢 井 田 9k 8k 富 水 管 7k 通 JR 北 陸 本 線 富 6k 5k いたち 5k 中 島 閘 門 富 岩 運 河 4k いたち 中 島 3k 2k 萩 浦 富 岩 運 河 1k 富 港 1k 0k 臣 管 理 区 間 - 5 -

8 井 田 の 様 子 平 成 18 年 3 月 時 点 坂 のまち 臣 管 理 区 間 14k 坪 用 水 堰 JR 高 本 線 杉 原 14k 井 田 13k 八 尾 スポーツ アリーナ 12k 井 田 合 口 頭 首 工 11k 10k 宮 万 代 9k 余 余 8k 7k 高 田 JR 高 本 線 合 場 6k 速 星 田 落 合 - 6 -

9 6k 5k 小 泉 4k 宮 島 排 水 路 4k 井 田 北 陸 自 動 車 道 安 田 城 跡 3k 井 田 2k JR 高 本 線 1k 高 田 明 1k 明 0k 明 - 7 -

10 熊 野 の 様 子 平 成 18 年 3 月 時 点 興 南 5.7k 臣 管 理 区 間 熊 野 5k 熊 野 5k 富 南 任 海 友 杉 用 水 堰 広 田 用 水 堰 4k 2k 富 国 際 健 康 プラザ 4k 友 杉 空 港 線 3k 空 港 線 3k 荒 2k 熊 野 北 陸 自 動 車 道 八 幡 1k 1k 黒 瀬 婦 中 土 0k - 8 -

11 3 主 な 災 害 通 流 域 の 年 平 均 降 水 量 は 約 1,800mm~2,400mm であり 冬 期 が 最 も 多 い また 規 模 な 洪 水 要 因 のほとんどは 台 風 がもたらす 豪 雨 によるものである 通 における 主 要 洪 水 の 降 雨 洪 水 及 び 被 害 の 状 況 を 以 下 に 示 す 主 な 洪 水 被 害 発 生 年 月 日 起 因 洪 水 流 量 被 害 状 況 正 3 年 8 月 13 日 台 風 昭 和 10 年 6 月 29 日 梅 雨 前 線 昭 和 40 年 9 月 17 日 台 風 24 号 昭 和 44 年 7 月 2 日 梅 雨 前 線 昭 和 54 年 10 月 1 日 台 風 16 号 昭 和 58 年 9 月 28 日 台 風 10 号 平 成 11 年 6 月 30 日 梅 雨 前 線 平 成 16 年 10 月 20 日 台 風 23 号 不 明 約 5,560m 3 /s 通 鵯 島 地 点 井 田 合 流 後 付 近 約 3,300m 3 /s 通 通 地 点 約 2,640m 3 /s 通 通 地 点 約 3,280m 3 /s 通 通 地 点 約 5,650 m 3 /s 通 通 地 点 約 3,520 m 3 /s 通 通 地 点 約 6,400 m 3 /s 通 通 地 点 1 富 統 計 書 2 富 気 象 災 異 史 日 本 気 象 協 会 富 支 部 による 3 建 設 省 河 局 編 集 水 害 統 計 による 死 者 189 人 負 傷 者 86 人 家 屋 流 失 790 棟 家 屋 床 上 浸 水 1 万 1404 棟 出 典 : 富 統 計 書 脚 一 部 流 失 通 3カ 所 井 田 1カ 所 2 浸 水 家 屋 10 数 棟 負 傷 者 1 名 床 下 浸 水 305 戸 3 梁 流 失 2 箇 所 3 床 下 浸 水 500 棟 脚 の 沈 下 富 3 床 上 浸 水 36 棟 床 下 浸 水 2 棟 井 田 熊 野 において 道 路 欠 壊 等 通 戦 後 最 流 量 を 記 録 当 時 護 岸 の 欠 壊 等 3 床 上 浸 水 2 棟 床 下 浸 水 13 棟 観 測 史 上 最 流 量 を 記 録 床 上 浸 水 25 棟 床 下 浸 水 141 棟 - 9 -

12 昭 和 54 年 10 月 洪 水 台 風 16 号 による 洪 水 井 田 高 田 地 点 : 約 1,090m 3 /s 熊 野 八 幡 地 点 : 約 640m 3 /sにより 井 田 熊 野 において 道 路 欠 壊 等 の 被 害 が 発 生 した 井 田 富 市 八 尾 町 下 町 地 先 護 岸 が 欠 壊 し 建 物 が 水 中 に 転 落 熊 野 富 市 東 福 沢 地 先 沿 いの 道 路 は 濁 流 にえぐられ 欠 壊 し 通 行 不 能 に 昭 和 58 年 9 月 28 日 洪 水 通 : 約 5,650m 3 /s 台 風 10 号 による 洪 水 で 戦 後 最 の 流 量 を 記 録 当 時 成 子 下 流 左 岸 において 堤 防 の 堤 脚 が 洗 掘 された 上 段 写 真 赤 丸 箇 所 の 近 景

13 平 成 11 年 6 月 30 日 洪 水 沢 野 : 約 3,520m 3 /s 梅 雨 前 線 豪 雨 による 洪 水 で 低 水 護 岸 が 整 備 されていない 箇 所 で は 河 岸 浸 食 が 進 行 した 高 水 敷 上 のゲートボール 場 が 冠 水 高 水 敷 に 取 り 残 されたトラック

14 平 成 16 年 10 月 洪 水 台 風 23 号 による 豪 雨 により 通 地 点 で 観 測 史 上 最 である 約 6,400m 3 /s を 記 録 直 轄 管 理 区 間 上 流 部 と 下 流 部 において 計 画 高 水 位 を 超 過 富 北 JR 北 陸 本 線 JR 富 駅 富 市 役 所 富 庁 通 富 市 役 所 富 市 役 所 平 常 時 10 月 20 日 AM 6:30 ピーク 時 10 月 21 日 AM 1:30 通 地 点 7.0kで 観 測 史 上 最 流 量 を 記 録 計 画 高 水 位 に28cmまで 迫 った

15 2. 事 業 概 要 1 事 業 の 経 緯 明 治 34 年 ~ 明 治 36 年 正 3 年 8 月 13 日 正 7 年 ~ 昭 和 13 年 昭 和 39 年 7 月 10 日 昭 和 40 年 9 月 18 日 昭 和 44 年 4 月 1 日 昭 和 45 年 3 月 31 日 昭 和 54 年 3 月 23 日 昭 和 58 年 9 月 28 日 平 成 6 年 6 月 8 日 平 成 14 年 平 成 16 年 10 月 20 日 はせこしせん 馳 越 線 工 事 富 事 業 富 市 街 地 付 近 において きくわん 曲 して 市 内 に 入 り 込 んでいた しょう すいろ 通 において 捷 水 路 工 事 馳 越 線 工 事 を 行 った 通 井 田 熊 野 洪 水 流 量 不 明 死 者 189 人 負 傷 者 86 人 家 屋 流 失 790 棟 家 屋 床 上 浸 水 1 万 1404 棟 出 典 : 富 統 計 書 通 改 修 工 事 内 務 省 直 轄 工 事 計 画 高 水 流 量 20 万 個 1 個 1 立 方 尺 /s m 3 /s 約 5,600m 3 /sに 決 定 全 を 通 じて 幅 を 拡 げ 河 積 の 増 加 を 図 った 河 法 改 正 台 風 24 号 による 洪 水 通 地 点 流 量 :3,500m 3 /s 負 傷 者 1 名 床 下 浸 水 305 戸 梁 流 失 2 箇 所 一 級 河 に 指 定 直 轄 管 理 区 間 : 通 河 口 ~25.2km 西 派 分 派 点 ~ 合 流 点 井 田 合 流 点 ~14.8km 熊 野 合 流 点 ~ 5.7km 工 事 実 施 基 本 計 画 策 定 通 通 地 点 計 画 高 水 流 量 5,600m 3 /s 井 田 高 田 地 点 基 本 高 水 流 量 2,120m 3 /s 計 画 高 水 流 量 1,800m 3 /s 熊 野 八 幡 地 点 計 画 高 水 流 量 850m 3 /s 現 在 並 びに 将 来 の 流 域 の 開 発 状 況 及 び 生 活 水 準 を 勘 案 し 治 水 安 全 度 の 向 上 が 不 可 欠 であったことから 工 事 実 施 基 本 計 画 を 改 定 第 1 回 改 定 通 通 地 点 基 本 高 水 流 量 9,700m 3 /s 計 画 高 水 流 量 7,700m 3 /s 井 田 高 田 地 点 基 本 高 水 流 量 2,120m 3 /s 計 画 高 水 流 量 1,800m 3 /s 熊 野 八 幡 地 点 基 本 高 水 流 量 1,000m 3 /s 計 画 高 水 流 量 850m 3 /s 通 において 台 風 10 号 により 当 時 戦 後 最 の 流 量 を 記 録 約 5,650m 3 /s: 通 地 点 工 事 実 施 基 本 計 画 部 分 改 定 第 2 回 改 定 ダム 名 等 の 記 載 にかかる 部 分 改 定 坪 用 水 堰 改 築 事 業 着 手 特 定 構 造 物 改 築 事 業 事 業 再 評 価 指 摘 事 項 なし 継 続 通 において 台 風 23 号 により 観 測 史 上 最 の 流 量 を 記 録 約 6,400m 3 /s: 通 地 点 13

16 2 通 直 轄 河 改 修 事 業 の 目 的 人 口 資 産 の 集 中 する 都 富 市 などの 市 街 地 を 通 井 田 熊 野 の 氾 濫 から 守 る 国 道 8 号 41 号 北 陸 自 動 車 道 やJR 北 陸 本 線 などの 重 要 な 交 通 幹 線 の 機 能 を 守 る 治 水 施 設 の 整 備 により 氾 濫 被 害 を 軽 減 させることと 併 せ 北 陸 幹 線 の 整 備 などにより 広 域 交 通 の 結 節 点 として 中 核 的 な 役 割 を 果 たす 地 域 の 発 展 を 図 る 3 治 水 計 画 の 概 要 現 計 画 は 事 業 経 緯 で 記 載 するとおり 昭 和 54 年 3 月 に 策 定 された 計 画 の 概 要 は 以 下 のと おり 計 画 規 模 : 1/150 確 率 計 画 雨 量 : 264.2mm/2 日 基 本 高 水 のピーク 流 量 : 9,700m 3 /s 通 地 点 洪 水 調 節 施 設 による 調 節 流 量 : 2,000m 3 /s 通 地 点 河 道 への 配 分 量 : 7,700m 3 /s 通 地 点 現 在 河 整 備 基 本 方 針 の 策 定 に 向 けて 取 り 組 んでいるところ 通 計 画 高 水 流 量 図 日 通 熊 野 850 八 幡 1,000 基 本 高 水 のピーク 流 量 基 準 地 点 補 助 基 準 点 本 海 7,700 9,700 7,200 7,000 6,700 7,000 高 田 1,800 2,120 井 田 田 1, 西 派 12,000 流 量 m 3 /s 10,000 8,000 6,000 4,000 2,000 洪 水 調 節 施 設 2,000m 3 /sカット 9,700m 3 /s 河 道 で 流 下 7,700m 3 /s 2,000m 3 /s 7,700m 3 /s 工 実 施 設 完 成 基 本 高 水 流 量 河 改 修 事 業 通 8k 7k 井 田 富 水 管 通 : : : : : : :00 通 地 点 流 量 ハイドロ : :00 14

17 4これまでの 河 整 備 状 況 通 本 では 正 7 年 ~ 昭 和 13 年 までの 間 内 務 省 直 轄 工 事 により 通 本 につ いて 計 画 高 水 流 量 20 万 個 約 5,600m 3 /sに 対 応 する 河 道 の 整 備 が 実 施 された 昭 和 44 年 度 に 一 級 河 指 定 され 昭 和 54 年 工 事 実 施 基 本 計 画 改 定 計 画 高 水 流 量 7,700m 3 /sに 改 定 以 降 本 と 比 べ 治 水 安 全 度 の 低 い 支 井 田 熊 野 の 整 備 を 実 施 している これまでの 河 の 整 備 により 昭 和 54 年 工 事 実 施 基 本 計 画 改 定 時 に 対 し 計 画 高 水 流 量 を 安 全 に 流 下 させること のできる 区 間 は 全 体 区 間 45.7kmのうち 7.8kmから17.4km 約 38% 計 画 高 水 流 量 の 約 7 割 を 安 全 に 流 下 させることのできる 区 間 は 全 体 区 間 45.7kmのうち14.0kmから33.8km 約 74% となっており 治 水 安 全 度 を 向 上 させている 昭 和 54 年 工 事 実 施 基 本 計 画 策 定 当 初 の 治 水 安 全 度 流 下 能 力 富 湾 通 0.0k 油 日 送 本 管 海 石 油 凡 例 暫 定 堤 防 : 堤 防 高 が 計 画 高 水 位 以 上 であるが 余 裕 高 が 不 足 している 堤 防 カミソリ 堤 を 除 く カミソリ 堤 : 堤 防 高 は 計 画 高 水 位 以 上 であるが 堤 防 断 面 が 不 足 している 堤 防 堤 防 旧 熊 野 北 高 水 護 岸 熊 陸 富 野 自 南 低 水 護 岸 空 友 動 港 杉 車 計 画 高 水 流 量 を 確 保 河 積 確 保 の 為 の 黒 市 瀬 八 道 計 画 高 水 流 量 の7 割 確 保 築 堤 及 び 河 道 掘 削 幡 5.6k 計 画 高 水 流 量 の7 割 未 満 黒 瀬 地 区 S54 年 以 降 改 修 市 NEXCO 熊 4.0k 仁 暫 定 堤 防 海 野 熊 野 荒 H19 年 以 降 整 備 が 必 要 な 箇 所 国 萩 2.0k 浦 井 田 河 岸 侵 食 対 策 牛 島 地 区 中 島 4.0k 国 河 道 掘 削 砂 利 採 取 古 0.0k 明 2.0k 高 線 JR 宮 島 合 流 点 処 理 速 星 地 区 北 い 陸 た い た 高 ち ち 線 水 門 JR 6.0k 富 水 北 通 8.0k 路 通 古 市 市 明 高 田 市 田 島 弥 比 市 北 4.0k 井 陸 田 自 小 動 泉 車 道 NEXCO 富 市 富 明 井 田 有 有 沢 沢 10.0k 宮 島 高 田 高 速 星 線 落 6.0k 合 土 婦 北 中 陸 自 動 車 道 NEXCO JR 熊 野 12.0k 田 富 空 港 合 場 井 田 8.0k 14.0k 余 土 0.0k 富 空 港 拡 築 に 伴 う 築 堤 16.0k 保 河 岸 侵 食 対 策 添 島 地 区 宮 10.0k 万 代 市 成 子 2.0k 18.0k 婦 高 善 寺 12.0k 西 通 通 20.0k 派 西 高 線 JR 井 杉 田 原 線 JR 市 市 高 14.0k 河 道 掘 削 砂 利 採 取 24.0k 沢 野 22.0k 河 岸 侵 食 対 策 成 子 地 区 坪 用 水 堰 改 築 河 積 確 保 の 為 の 築 堤 及 び 河 道 掘 削 上 井 田 井 田 地 区 久 婦 須 別 荘 15

18 流 下 断 面 の 不 足 の 解 消 洪 水 を 安 全 に 流 下 させる 河 積 に 不 足 している 区 間 において 堤 防 嵩 上 げ 拡 幅 及 び 河 道 掘 削 が 必 要 河 積 不 足 の 解 消 熊 野 黒 瀬 地 区 堤 防 嵩 上 げ 拡 幅 1k 黒 瀬 婦 中 HWL 土 0k 河 道 掘 削 河 道 掘 削 とともに 堤 防 嵩 上 げ 拡 幅 を 実 施 河 積 不 足 の 解 消 井 田 上 井 田 井 田 地 区 坂 のまち 坪 用 水 堰 臣 管 理 区 間 築 堤 14k JR 高 本 線 杉 原 HWL 河 道 掘 削 河 道 掘 削 とともに 築 堤 を 実 施 16

19 坪 用 水 堰 改 築 井 田 特 定 構 造 物 改 築 事 業 事 業 着 手 : 平 成 14 年 度 ~ 平 成 18 年 度 整 備 内 容 : 旧 坪 用 水 堰 は 昭 和 41 年 に 設 置 された 農 業 用 水 堰 固 定 堰 で 井 田 の 扇 頂 部 にあたる 治 水 上 重 要 な 場 所 に 位 置 しているが 洪 水 を 安 全 に 流 下 させる 断 面 を 阻 害 しており 水 害 の 危 険 性 が 高 い 状 況 であったため 堰 を 可 動 堰 に 改 築 し 洪 水 を 安 全 に 流 下 させる 断 面 を 確 保 改 築 前 平 成 2 年 9 月 洪 水 約 620m 3 /s: 杉 原 地 点 計 画 高 水 流 量 の 約 45% 程 度 が 流 下 したときの 坪 用 水 堰 の 状 況 平 成 13 年 5 月 撮 影 改 築 改 後 築 後 改 現 築 在 前 改 築 後 堤 防 高 洪 水 時 には 水 害 の 危 険 性 が 高 い 状 況 です 17

20 河 岸 侵 食 対 策 不 安 定 な 澪 筋 通 は 全 国 でも 有 数 な 急 流 河 で あり 澪 筋 が 安 定 し ないため どこで 重 な 被 害 が 発 生 す るか 予 想 できない 18.2k 18.2k 澪 筋 変 遷 平 面 図 k 55 標 高 [T.P.m] S44 S58 H1 40 H8 H12 H16 35 澪 筋 が 左 右 岸 に 移 動 し 安 定 していない 距 離 [m] 澪 筋 変 遷 横 断 図 急 流 河 の 洪 水 エネルギー 通 は 急 流 河 であり 洪 水 エネルギーが きく 1 洪 水 でも きな 河 岸 侵 食 を 発 生 させ 計 画 高 水 流 量 に 達 しなくとも 破 堤 する 恐 れがある 河 岸 侵 食 約 20m 平 成 11 年 6 月 30 日 洪 水 Q= 約 3,520m 3 /s 沢 野 地 点 約 400m 計 画 高 水 流 量 7,000m 3 /s: 沢 野 の 約 1/2の 流 量 でも 河 岸 侵 食 が 発 生 している 通 左 岸 河 岸 侵 食 状 況 富 市 八 尾 町 中 通 地 先 18

21 牛 島 地 区 河 岸 侵 食 対 策 事 業 着 手 : 昭 和 47 年 ~ 整 備 内 容 : 高 水 敷 幅 が 狭 く 澪 筋 が 堤 防 に 近 接 している 水 衝 部 において 洪 水 時 の 侵 食 によ る 堤 防 の 決 壊 を 防 止 するため 護 岸 工 及 び 根 固 工 を 実 施 整 備 前 の 河 岸 凡 例 整 備 後 通 牛 島 地 区 施 工 前 整 備 後 横 断 断 面 図 対 策 前 の 河 岸 ライン 通 の 三 水 衝 部 牛 島 添 島 成 子 のひとつに 数 えられる 成 子 地 区 では 低 水 護 岸 及 び 水 制 を 設 置 牛 島 富 市 役 所 富 空 港 添 島 成 子 水 制 低 水 護 岸 成 子 水 衝 部 成 子 地 区 施 工 状 況 埋 め 戻 し 前 状 況 平 成 6 年 撮 影 19

22 現 在 の 治 水 安 全 度 通 熊 野 黒 瀬 土 0.0k 北 陸 自 動 車 八 道 幡 市 NEXCO 熊 野 2.0k 空 友 港 杉 市 荒 4.0k 旧 富 熊 南 野 仁 熊 海 野 国 5.6k 河 積 の 確 保 の 為 の 堤 富 湾 0.0k 油 日 送 本 管 海 石 油 萩 2.0k 浦 中 島 4.0k 国 北 い 陸 た い た 高 ち ち 線 水 門 JR 6.0k 富 水 北 通 8.0k 路 通 古 市 市 富 市 富 10.0k 明 井 田 有 有 沢 沢 土 婦 北 中 陸 自 動 車 道 NEXCO 熊 野 富 空 港 12.0k 14.0k 16.0k 保 防 整 備 及 び 河 道 掘 削 荒 屋 地 区 婦 成 子 高 線 JR 24.0k 沢 野 20.0k 18.0k 22.0k 派 西 西 通 通 井 田 0.0k 古 明 2.0k 高 線 JR 明 高 田 市 田 島 弥 比 市 北 4.0k 井 陸 田 自 小 動 泉 車 道 NEXCO 宮 島 高 田 高 速 星 線 落 6.0k 合 JR 合 場 河 積 の 確 保 の 為 の 堤 防 整 備 及 び 河 道 掘 削 速 星 地 区 井 田 8.0k 余 田 宮 万 代 市 高 善 寺 10.0k 12.0k 井 杉 田 原 線 JR 市 市 高 14.0k 久 婦 須 別 荘 堤 防 高 水 護 岸 低 水 護 岸 計 画 高 水 流 量 を 確 保 計 画 高 水 流 量 の7 割 確 保 計 画 高 水 流 量 の7 割 未 満 H18 年 度 迄 改 修 暫 定 堤 防 H19 年 度 以 降 整 備 が 必 要 な 箇 所 河 積 の 確 保 の 為 の 堤 防 整 備 高 善 寺 地 区 暫 定 堤 防 : 堤 防 高 が 計 画 高 水 位 以 上 であるが 余 裕 高 が 不 足 している 堤 防 カミソリ 堤 を 除 く カミソリ 堤 : 堤 防 高 は 計 画 高 水 位 以 上 であるが 堤 防 断 面 が 不 足 している 堤 防 20

23 5 現 状 の 主 な 課 題 流 下 断 面 の 不 足 の 器 の 確 保 通 水 系 の 暫 定 堤 防 の 整 備 率 カミソリ 堤 を 除 くは 83.8% 平 成 19 年 3 月 末 という 状 況 にあるが 支 井 田 熊 野 においては 依 然 洪 水 を 安 全 に 流 下 させる 河 積 に 不 足 している 区 間 があり 越 水 や 破 堤 による 氾 濫 被 害 の 発 生 する 恐 れがある 危 険 な 箇 所 が 依 然 として 残 っている 河 岸 侵 食 対 策 通 は 全 国 でも 有 数 な 急 流 河 である したがって 洪 水 が 発 生 した 場 合 強 い 流 れが 発 生 しやすく 河 岸 の 侵 食 が 生 じる 恐 れがある この 侵 食 が 進 むと 堤 防 の 破 堤 に 至 る 可 能 性 があり ひとたび 氾 濫 した 場 合 には その 氾 濫 区 域 は きく 広 がる 暫 定 堤 防 : 堤 防 高 が 計 画 高 水 位 以 上 であるが 余 裕 高 が 不 足 している 堤 防 カミソリ 堤 を 除 く カミソリ 堤 : 堤 防 高 は 計 画 高 水 位 以 上 であるが 堤 防 断 面 が 不 足 している 堤 防 河 道 の 整 備 状 況 通 富 湾 0.0k 油 日 送 本 管 海 石 油 萩 2.0k 浦 中 島 4.0k 国 北 い 陸 た い た 高 ち ち 線 水 門 JR 6.0k 富 水 北 通 8.0k 路 通 古 市 市 富 市 富 10.0k 明 井 田 有 有 沢 沢 土 婦 北 中 陸 自 動 車 道 NEXCO 熊 野 熊 野 富 空 港 12.0k 14.0k 旧 北 熊 陸 富 野 自 南 空 友 動 港 杉 車 黒 市 瀬 八 道 幡 5.6k 市 NEXCO 熊 4.0k 仁 野 熊 野 海 荒 国 2.0k 0.0k 婦 成 子 高 線 JR 24.0k 沢 野 20.0k 18.0k 22.0k 派 西 16.0k 保 西 通 通 土 井 田 凡 例 堤 0.0k 古 明 2.0k 高 線 JR 防 高 水 護 岸 低 水 護 岸 計 画 高 水 流 量 確 保 計 画 高 水 流 量 不 足 改 修 済 暫 定 堤 防 明 高 田 市 田 島 弥 比 市 北 4.0k 井 陸 田 自 小 動 泉 車 道 NEXCO 宮 島 高 田 高 速 星 線 落 6.0k 合 JR 合 場 井 田 8.0k 田 余 宮 10.0k 万 代 市 高 善 寺 12.0k 井 杉 田 原 線 JR 市 市 高 14.0k 久 婦 須 別 荘 H19 以 降 整 備 の 必 要 な 箇 所 21

24 6 優 先 的 に 整 備 すべき 区 間 20ページのとおり 堤 防 の 断 面 が 不 足 し 治 水 安 全 度 が 低 く 洪 水 が 氾 濫 した 場 合 に 多 な 被 害 が 発 生 する 箇 所 について 優 先 的 に 整 備 し 河 積 の 確 保 [ 荒 屋 地 区 ] 熊 野 左 岸 L=3.4k 背 後 地 は 都 市 化 が 進 み 家 屋 連 担 部 となり 越 水 破 堤 した 場 合 の 被 害 が 甚 な 区 間 [ 速 星 地 区 ] 井 田 右 岸 L=6.0k 治 水 安 全 度 が 最 も 低 い 地 区 であり 越 水 破 堤 した 場 合 の 被 害 が 甚 な 区 間 荒 屋 地 区 横 断 図 HWL 1k 黒 瀬 婦 中 土 0k 速 星 地 区 通 熊 野 左 岸 1.0k 破 堤 浸 水 面 積 ha 147 氾 濫 人 口 人 1,000 浸 水 被 害 戸 376 被 害 額 億 円 132 氾 濫 シミュレーション 結 果 改 修 断 面 築 堤 河 道 掘 削 高 田 7k JR 高 本 線 HWL 横 断 図 6k 速 星 落 合 田 宮 島 改 修 前 断 面 築 堤 河 道 掘 削 井 田 右 岸 6.0k 破 堤 氾 濫 面 積 ha 1,084 氾 濫 人 口 人 13,703 浸 水 被 害 戸 4,026 被 害 額 億 円 1,842 氾 濫 シミュレーション 結 果 22

25 3. 事 業 の 投 資 効 果 1 費 用 対 効 果 通 水 系 直 轄 河 改 修 事 業 事 業 全 体 の 費 用 対 効 果 総 費 用 C=1,957 億 円 総 便 益 B=1 兆 9,326 億 円 B/C=9.9 残 事 業 の 費 用 対 効 果 総 費 用 C=1,049 億 円 総 便 益 B= 4,376 億 円 B/C=4.2 治 水 経 済 調 査 の 基 本 的 な 考 え 方 堤 防 等 の 治 水 施 設 の 整 備 によってもたらされる 経 済 的 な 便 益 や 費 用 対 効 果 を 計 測 すること を 目 的 として 実 施 治 水 施 設 の 整 備 による 便 益 水 害 により 生 じる 人 命 被 害 と 直 接 的 または 間 接 的 な 資 産 被 害 を 軽 減 することによって 生 じ る 可 処 分 所 得 の 増 加 便 益 水 害 が 減 少 することによる 土 地 の 生 産 性 向 上 に 伴 う 便 益 治 水 安 全 度 向 上 に 伴 う 精 的 な 安 心 感 上 記 のうち 便 益 として 換 算 できるもののみ 考 慮 治 水 施 設 の 整 備 費 用 現 在 までに 投 資 した 費 用 今 後 投 資 する 費 用 完 成 後 維 持 管 理 に 要 する 費 用 評 価 期 間 50 年 と 想 定 治 水 経 済 調 査 を 行 うにあたっての 想 定 1 被 害 防 止 便 益 算 定 の 際 の 想 定 氾 濫 区 域 内 の 資 産 水 害 から 通 常 の 社 会 経 済 活 動 に 戻 るための 時 間 破 堤 地 点 洪 水 規 模 被 害 防 止 便 益 の 算 定 に 用 いる 資 産 等 の 基 礎 数 量 や 被 害 率 等 2 治 水 施 設 の 費 用 算 定 の 際 の 想 定 整 備 に 要 する 期 間 投 資 計 画 23

26 治 水 事 業 の 主 な 効 果 分 類 効 果 被 害 の 内 容 一 般 資 産 被 害 家 屋 家 庭 用 品 事 業 所 償 却 資 産 事 業 所 在 庫 資 産 浸 水 による 家 屋 等 の 被 害 家 財 自 動 車 の 浸 水 被 害 ただし 美 術 品 や 貴 金 属 等 は 算 定 していない 事 業 所 固 定 資 産 のうち 土 地 建 物 を 除 いた 償 却 資 産 の 浸 水 被 害 事 業 所 在 庫 品 の 浸 水 被 害 直 接 被 害 資 産 被 害 抑 止 効 果 農 漁 家 償 却 資 産 農 漁 家 在 庫 資 産 農 漁 業 生 産 に 係 わる 農 漁 家 の 固 定 資 産 のう ち 土 地 建 物 を 除 いた 償 却 資 産 の 浸 水 被 害 農 漁 家 の 在 庫 品 の 浸 水 被 害 農 産 物 被 害 浸 水 による 農 作 物 の 被 害 公 共 土 木 施 設 等 被 害 道 路 梁 下 水 道 都 市 施 設 電 力 ガス 水 道 鉄 公 共 土 木 施 設 公 益 事 業 施 設 農 地 水 路 等 道 電 話 農 地 農 業 用 施 の 農 業 用 施 設 等 の 浸 水 被 害 設 等 人 身 被 害 抑 止 効 果 人 命 損 傷 家 計 浸 水 した 世 帯 の 平 時 の 家 事 労 働 余 暇 活 動 等 が 阻 害 される 被 害 浸 水 した 事 業 所 の 生 産 の 停 止 停 滞 生 産 高 の 減 少 被 害 防 止 便 益 稼 働 被 害 抑 止 効 果 営 業 停 止 被 害 事 業 所 公 共 公 益 サービス 家 計 公 共 公 益 サービスの 停 止 停 滞 浸 水 世 帯 の 清 掃 等 の 事 後 活 動 飲 料 水 等 の 代 替 品 購 入 に 伴 う たな 出 費 等 の 被 害 応 急 対 策 費 用 事 業 所 家 計 と 同 様 の 被 害 間 接 被 害 事 後 的 被 害 抑 止 効 果 交 通 途 絶 による 被 害 ライフライン 切 断 による 波 及 被 害 営 業 停 止 波 及 被 害 国 地 方 公 共 団 体 道 路 鉄 道 空 港 港 湾 等 電 力 水 道 ガス 通 信 等 家 計 と 同 様 の 被 害 および 市 町 村 等 が 交 付 する 緊 急 的 な 融 資 の 利 子 や 見 舞 金 等 道 路 や 鉄 道 等 の 交 通 途 絶 に 伴 う 周 辺 地 域 を 含 めた 波 及 被 害 電 力 ガス 水 道 等 の 供 給 停 止 に 伴 う 周 辺 地 域 を 含 めた 波 及 被 害 中 間 産 品 の 不 足 による 周 辺 事 業 所 の 生 産 量 の 減 少 や 病 院 等 の 公 共 公 益 サービスの 停 止 等 による 周 辺 地 域 を 含 めた 波 及 被 害 資 産 被 害 に 伴 うもの 資 産 の 被 害 による 精 的 打 撃 精 的 被 害 抑 止 効 果 稼 働 被 害 に 伴 うもの 人 身 被 害 に 伴 うもの 事 後 的 被 害 に 伴 うもの 稼 働 被 害 に 伴 う 精 的 打 撃 人 身 被 害 に 伴 う 精 的 打 撃 清 掃 労 働 等 による 精 的 打 撃 波 及 被 害 に 伴 うもの 波 及 被 害 に 伴 う 精 的 打 撃 高 度 化 便 益 治 水 安 全 度 の 向 上 による 地 価 の 上 昇 等 : 便 益 算 定 に 計 上 している 項 目 24

27 費 用 対 効 果 B/Cの 算 出 の 流 れ 総 便 益 B 総 費 用 C 氾 濫 シミュレーション 総 事 業 費 の 算 出 想 定 被 害 額 の 算 出 年 平 均 被 害 軽 減 期 待 額 維 持 管 理 費 の 算 出 残 存 価 値 の 算 出 総 便 益 Bの 算 出 総 費 用 Cの 算 出 費 用 対 効 果 B/Cの 算 出 25

28 総 便 益 Bの 算 出 氾 濫 シミュレーション 計 画 規 模 の 洪 水 を 含 め 発 生 確 率 が 異 なる 数 洪 水 を 選 定 して 氾 濫 シミュレーションを 実 施 し 想 定 氾 濫 区 域 を 求 める 通 :1/5,1/10,1/30,1/50,1/100,1/150で 実 施 井 田 熊 野 :1/5,1/10,1/20,1/30,1/50,1/100で 実 施 想 定 被 害 額 の 算 出 年 平 均 被 害 軽 減 期 待 額 残 存 価 値 の 算 出 氾 濫 シミュレーション 結 果 に 基 づき 確 率 規 模 別 の 想 定 被 害 額 を 算 出 する 直 接 被 害 一 般 資 産 被 害 家 屋 家 庭 用 品 事 業 所 等 農 作 物 被 害 公 共 土 木 施 設 被 害 間 接 被 害 営 業 停 止 被 害 家 庭 における 応 急 対 策 費 用 事 業 所 における 応 急 対 策 費 用 事 業 を 実 施 しない 場 合 と 実 施 した 場 合 の 被 害 額 の 差 分 を 被 害 軽 減 額 とする 確 率 規 模 別 の 被 害 軽 減 額 にその 洪 水 の 生 起 確 率 を 乗 じて 計 画 対 象 規 模 1/150まで 累 計 す ることにより 年 平 均 被 害 軽 減 期 待 額 を 算 出 する 堤 防 及 び 護 岸 等 構 造 物 用 地 の 残 存 価 値 をそれぞ れ 求 める 構 造 物 以 外 の 堤 防 及 び 低 水 路 と 護 岸 等 の 構 造 物 用 地 についてそれぞれ 残 存 価 値 を 求 める 総 便 益 Bの 算 出 事 業 期 間 + 事 業 完 了 後 50 年 間 を 評 価 対 象 期 間 とした 年 被 害 軽 減 期 待 額 に 評 価 対 象 期 間 末 にお ける 施 設 の 残 存 価 値 を 加 算 して 総 額 を 総 便 益 Bとする なお 便 益 は 年 4%の 割 引 率 で 割 り 引 いて 現 在 価 値 に 評 価 する 河 改 修 事 業 総 便 益 B = 1 兆 9,326 億 円 4,376 億 円 一 般 資 産 6,875 億 円 1,476 億 円 農 作 物 被 害 6.6 億 円 0.7 億 円 公 共 土 木 被 害 1 兆 1,646 億 円 2,499 億 円 間 接 被 害 529 億 円 127 億 円 施 設 の 残 存 価 値 3.6 億 円 3.6 億 円 書 きは 残 事 業 分 26

29 総 費 用 Cの 算 出 総 費 用 についても 年 4%の 割 引 率 で 割 り 引 い て 現 在 価 値 化 する 総 事 業 費 の 算 出 事 業 着 手 時 点 から 治 水 施 設 完 成 までの 総 事 業 費 を 求 める 河 改 修 事 業 総 事 業 費 =1,458 億 円 729 億 円 維 持 管 理 費 の 算 出 事 業 着 手 時 点 から 治 水 施 設 完 成 後 評 価 期 間 50 年 間 の 維 持 管 理 費 を 求 める 堤 防 の 除 草 等 の 維 持 管 理 費 定 期 点 検 費 用 等 河 改 修 事 業 維 持 管 理 費 =499 億 円 320 億 円 総 費 用 Cの 算 出 河 改 修 事 業 総 費 用 C= 総 事 業 費 + 維 持 管 理 費 =1,957 億 円 1,049 億 円 書 きは 残 事 業 分 27

30 2 評 価 時 点 H18 年 度 末 における 被 害 想 定 平 成 18 年 度 末 での 治 水 施 設 の 整 備 状 況 下 で 通 が 氾 濫 したと 想 定 すると 都 富 市 の 市 街 地 が 浸 水 し 甚 な 被 害 が 発 生 計 画 規 模 の 洪 水 による 氾 濫 被 害 は 以 下 のとおり 総 被 害 額 約 2 兆 5,674 億 円 被 災 人 口 約 9 万 人 一 般 被 害 額 約 9,250 億 円 農 作 物 被 害 額 約 5 億 円 公 共 土 木 施 設 被 害 額 約 1 兆 5,688 億 円 その 他 約 753 億 円 国 道 415 号 凡 例 浸 水 した 場 合 に 想 定 される 水 深 ランク 別 JR 北 陸 本 線 国 道 8 号 北 陸 幹 線 整 備 中 富 ライトレール 0.5m 未 満 の 区 域 0.5~1.0m の 区 域 1.0~2.0m の 区 域 2.0~5.0m の 区 域 5.0m 以 上 の 区 域 想 定 破 堤 箇 所 富 庁 富 市 役 所 市 街 化 区 域 北 陸 自 動 車 道 国 道 8 号 北 陸 自 動 車 道 JR 北 陸 本 線 国 道 359 号 浸 水 前 浸 水 後 JR 高 線 国 道 41 号 28 浸 水 状 況 フォトモンタージュ ~ 富 庁 付 近 ~

31 3これまでに 行 った 事 業 の 効 果 井 田 の 支 宮 島 は 河 積 が 小 さいことに 加 え 流 域 で 開 発 が 進 んだことなどにより 浸 水 被 害 を 度 々 受 けてきた このため 宮 島 の 井 田 合 流 点 箇 所 を 富 の 河 改 修 と 併 せ 井 田 の 下 流 に 付 け 替 え 洪 水 時 の 井 田 からの 背 水 影 響 を 防 止 する 宮 島 水 門 の 設 を 行 い 合 流 後 の 井 田 では 河 積 を 広 め 宮 島 の 洪 水 流 の 疎 通 を 良 くした その 後 宮 島 における 浸 水 被 害 は 解 消 され 家 屋 の 浸 水 被 害 は 生 じていない 平 成 3 年 6 月 29 日 梅 雨 前 線 による 浸 水 被 害 状 況 井 田 の 逆 流 により 宮 島 が 溢 水 富 市 婦 中 町 市 街 地 の 浸 水 状 況 宮 島 水 門 完 成 雨 量 気 象 庁 富 気 象 台 浸 水 数 婦 中 町 調 べ 宮 島 井 田 平 成 11 年 度 完 成 宮 島 水 門 宮 島 設 部 合 流 点 付 近 29

32 坪 用 水 堰 改 築 井 田 特 定 構 造 物 改 築 事 業 坪 用 水 堰 は 井 田 の 扇 状 地 の 扇 頂 部 に 位 置 し 越 水 破 堤 した 場 合 の 被 害 は 甚 なものが 予 想 され 治 水 上 重 要 な 箇 所 であり 旧 堰 は 昭 和 41 年 に 設 置 された 農 業 用 水 堰 固 定 堰 で 堰 の 現 況 流 下 能 力 は 敷 高 が 高 いため 計 画 高 水 流 量 1,380m 3 /sに 対 して 半 分 にも 満 たない 約 580m 3 /sと 流 下 断 面 不 足 である 改 築 により 浸 水 家 屋 数 約 6,700 戸 等 の 被 害 が 軽 減 されることとなる 旧 坪 用 水 堰 改 築 前 改 築 後 平 成 13 年 8 月 撮 影 平 常 時 出 水 時 旧 坪 用 水 堰 平 成 2 年 9 月 出 水 時 固 定 堰 部 分 で 水 位 が 幅 に 上 昇 坪 用 水 堰 完 成 後 平 成 18 年 7 月 出 水 時 可 動 堰 化 により 出 水 時 はゲートが 倒 伏 し 水 位 低 下 8,000 7,000 6,000 5,000 4,000 3,000 2,000 1,000 0 改 築 前 改 築 事 業 前 被 害 額 約 595 億 約 6,700 円 改 築 事 業 後 被 害 額 0 円 改 築 前 約 2,280 改 築 前 改 築 後 0 改 築 後 0 約 595 改 築 後 0 浸 水 戸 数 戸 浸 水 面 積 ha 被 害 額 億 円 30

33 多 自 然 づくりへの 取 り 組 み 河 環 境 への 配 慮 根 固 水 制 を 自 然 石 で 覆 った 護 岸 の 整 備 木 工 沈 床 や 粗 朶 沈 床 の 活 用 により 魚 類 の 生 息 環 境 の 創 出 や 根 固 水 制 低 水 護 岸 を 現 地 発 生 土 で 覆 土 し 植 生 の 早 期 回 復 や 景 観 に 配 慮 その 他 通 を 代 表 するサクラマスの 生 態 を 調 査 し 生 育 環 境 の 改 善 に 取 り 組 む 検 討 や 通 支 の 松 の 水 質 浄 化 の 取 り 組 み 緩 傾 斜 堤 化 やスロープの 整 備 による 親 水 性 の 向 上 も 図 っている 根 固 水 制 設 置 発 生 土 による 覆 土 後 植 生 回 復 状 況 覆 土 により 早 期 に 植 生 が 回 復 矢 板 護 岸 矢 板 護 岸 木 工 沈 床 捨 石 直 立 の 矢 板 護 岸 の 前 面 に 木 工 沈 床 や 捨 石 を 施 し 石 の 空 隙 による 魚 巣 効 果 等 を 創 出 通 自 然 再 生 事 業 への 取 り 組 み 通 を 代 表 する 魚 種 であるサクラマスの 生 息 数 が 減 ってきている 事 を 考 慮 し 水 産 試 験 場 などの 協 力 を 得 て サクラマスの 生 態 を 調 査 研 究 し 有 識 者 で 構 成 された 懇 談 会 を 設 け 必 要 な 河 環 境 の 改 善 創 出 に 向 けた 検 討 を 行 っている 流 し 網 漁 で 捕 獲 されたサクラマス サクラマスが 材 料 となっている 富 名 産 ますのすし 31

34 松 浄 化 事 業 富 市 内 を 貫 流 する 松 は 城 址 公 園 や 官 庁 街 の 間 を 流 れ 桜 並 木 や に 泳 ぐ 鯉 などで 広 く 市 民 に 親 しまれていた しかし 地 域 開 発 などによる 水 質 悪 化 が 進 み 富 や 富 市 を 中 心 に 昭 和 46 年 頃 から 松 浄 化 計 画 への 取 り 組 みが 行 われたが 抜 本 的 な 対 策 が 必 要 とな り 昭 和 60 年 から 通 支 土 から 2.0m 3 /s の 導 水 を 行 い 水 質 浄 化 対 策 を 開 始 した 導 水 量 は BOD75% 値 平 均 4.1 mg/l 桜 地 点 : 昭 和 47~55 年 平 均 値 をB 類 型 3 mg/l へ 引 き 上 げるのに 必 要 な 流 量 水 質 の 改 善 が 図 られている 松 では 多 くの 観 光 客 等 が 遊 覧 船 で 河 空 間 を 楽 しみ 有 効 に 水 辺 空 間 が 活 用 されている 位 置 図 松 佐 野 通 松 浄 化 用 水 取 水 堰 ラバーゲートと 取 水 樋 管 牛 島 環 境 整 備 事 業 通 牛 島 地 区 においては 堤 防 の 法 勾 配 を2 割 から3 割 勾 配 へ 緩 傾 斜 化 し 水 辺 空 間 へ のアクセスを 改 善 し 親 水 性 を 向 上 させている 整 備 前 盛 土 工 1:3 1:2 芝 生 工 護 岸 工 整 備 後 富 赤 十 字 病 院 整 備 後 利 用 状 況 富 赤 十 字 病 院 前 高 水 敷 でのキャッチボールや 散 策 などに 利 用 されている 32

35 4コスト 縮 減 の 取 り 組 み コスト 縮 減 の 取 り 組 みとしては 堤 防 法 面 の 芝 付 工 を 種 子 吹 付 工 法 で 行 うことや 低 水 護 岸 の 法 留 工 等 にプレキャスト 製 品 を 使 用 して 省 力 化 を 図 る 他 河 道 掘 削 土 砂 を 築 堤 盛 土 材 や 矢 板 護 岸 の 裏 込 材 として 用 いることにより 土 砂 の 購 入 費 を 削 減 するなどによるコストの 縮 減 を 図 っている 通 井 田 熊 野 全 体 で 約 4%のコスト 縮 減 張 芝 施 工 状 況 従 来 野 芝 種 子 吹 付 状 況 コスト 縮 減 プレキャスト 法 留 現 場 打 ち 法 留 工 施 工 状 況 従 来 プレキャスト 法 留 工 施 工 状 況 コスト 縮 減 33

36 の 器 の 確 保 のために 実 施 した 河 道 掘 削 による 発 生 した 土 砂 を の 器 の 強 化 するための 護 岸 改 修 の 盛 土 材 に 流 用 することにより 土 砂 の 購 入 費 及 び 残 土 の 処 分 費 を 削 減 し 15%の コスト 縮 減 を 図 っている 工 事 単 位 低 水 護 岸 断 面 HWL 流 用 土 盛 土 掘 削 断 面 HWL 河 道 掘 削 矢 板 護 岸 流 用 土 による 護 岸 盛 土 状 況 の 器 が 不 足 し ている 箇 所 の 河 道 掘 削 状 況 護 岸 盛 土 富 岩 運 河 土 砂 の 転 用 いたち 掘 削 河 道 掘 削 土 砂 の 盛 土 材 への 転 用 現 場 で 発 生 したコンクリートブロックを 羽 口 工 や 仮 締 切 の 補 強 等 に 再 利 用 し 規 製 作 費 及 び 処 分 費 を 削 減 している 現 場 発 生 ブロック 現 場 発 生 ブロック 現 場 発 生 ブロックの 撤 去 状 況 現 場 発 生 ブロックの 羽 口 工 への 再 利 用 状 況 34

37 4. 事 業 を 巡 る 社 会 情 勢 1 地 域 の 開 発 状 況 通 水 系 沿 の 富 地 域 は 都 富 市 を 核 に 経 済 活 動 が 活 発 で 高 い 人 口 集 積 を 有 し 拠 点 的 な 都 市 機 能 の 向 上 や 高 度 情 報 通 信 網 高 速 交 通 網 空 港 港 湾 の 整 備 を 進 めるなど 勢 発 展 をリードする 地 域 として さらなる 飛 躍 を 目 指 すことを 地 域 の 振 興 方 向 としている さらに 北 陸 幹 線 や 富 高 連 絡 道 路 北 陸 自 動 車 道 富 西 インターチェンジや 空 港 港 湾 等 な 多 様 な 交 通 拠 点 の 整 備 拡 充 により 国 内 外 との 広 域 的 な 交 流 の 広 がりが 期 待 される 一 方 地 域 に 密 着 した 安 全 安 心 快 適 で 環 境 にやさしい 公 共 交 通 を 目 指 し 旧 JR 富 港 線 を 路 面 電 車 化 した 富 ライトレールが 平 成 18 年 に 開 業 され 都 市 の 再 構 築 の1つとしても 評 価 されている 事 業 も 進 められ また 中 心 市 街 地 活 性 化 基 本 計 画 に 基 づく 再 開 発 事 業 も 進 められている 中 心 市 街 地 再 開 発 事 業 の 一 つとして 平 成 19 年 9 月 開 業 した 総 曲 輪 フェリオ 35 平 成 18 年 4 月 開 業 した 富 ライトレール

38 ２ 地域の協力体制 沿地方公共団体 ＣＡＴＶ 昭和 46 年 12 月に富市 婦中町 現富市 八尾町 現富市 沢野町 現富市 と当該関係市町議会の関係者及び地元関係者によって構成する 通水系改修促進期成同 盟会 が組織され 治水事業推進に積極的な活動を行っている また 富市において 洪水ハザードマップを策定 平成 18 年 8 月公表 富内の国 の機関と富が管理する雨量等の各観測所のデータ CCTV カメラの映像等を共有し ホー ムページ 携帯電話上での公開や全カバー率１００ のＣＡＴＶを活用し 国 CATV 三者が一体となり全下で行うのは全国初となる防災専門チャンネルを平成 19 年 6 月に開始 するなど 減災を目的としたソフト対策への取り組みも充実している 富市より市内住民の各戸配布された 我が家の安全安心ブック 富市洪水ハザードマップ全体図 地区詳細図の見方や 用語の解説などが記載されており 普段からの災害に対 する備えなどについても学習できるようになっている ＣＡＴＶ 防災専門チャンネル インターネット 防災ネット富 河水位 雨量 ライブ映像などを提供 36 生活情報番組の合 間に防災のＰＲ 河水位 雨量 ライブ映像などを 提供

39 3 関 連 事 業 との 整 合 通 上 流 部 に 位 置 する 西 派 は 洪 水 時 に 通 の 水 流 が 流 下 する 河 であり 河 畔 林 や 水 生 生 物 など 現 在 も 多 くの 自 然 が 残 っている そこで 水 辺 プラザ の 事 業 を 八 尾 町 現 富 市 と 連 携 し 多 くの 自 然 を 活 用 した 整 備 を 行 っている 通 水 辺 プラザのエリア 区 分 と 活 動 形 態 拠 点 エリア スーパー 農 道 の 結 節 点 という 立 地 特 性 を 活 かし 拠 点 設 備 を 整 備 親 水 活 動 観 光 行 楽 散 策 休 憩 など 自 然 観 察 エリア 河 畔 林 や 水 生 生 物 が 生 育 する 良 好 な 水 辺 空 間 景 観 環 境 が 形 成 されている 体 験 学 習 生 物 観 察 釣 りなど スポーツエリア 広 な 敷 地 を 活 かした 多 目 的 広 場 として 活 用 パークゴル フ 場 バーベキュー 広 場 芝 生 広 場 自 由 広 場 を 整 備 スポーツ レジャー スポーツイベントなど 自 然 観 察 エリア 自 然 ふれあい 学 習 館 拠 点 エリア スポーツエリア 西 派 通 平 成 15 年 5 月 撮 影 通 水 辺 プラザ 37

40 通 牛 島 地 区 の 桜 づつみモデル 事 業 は 健 康 的 でやすらぎに 満 ちた 水 辺 の 創 造 を 目 指 して 建 設 省 当 時 富 市 及 び 隣 接 する 富 赤 十 字 病 院 が 連 携 し 通 の 豊 かな 自 然 に 接 し 健 康 的 でやすらぎを 感 じられるような 水 辺 空 間 の 創 出 を 図 ることや とやま 都 市 MIRAI 計 画 S63 策 定 : 富 富 市 に 基 づいた 整 備 を 行 った 富 赤 十 字 病 院 病 院 と 堤 防 の 連 絡 築 堤 階 段 スロープ 等 建 設 省 現 国 土 交 通 省 富 市 桜 の 植 樹 あずまや 休 憩 所 富 赤 十 字 歩 道 富 赤 十 字 病 院 と 通 堤 防 とつながる 歩 道 は 車 椅 子 利 用 者 身 体 不 自 由 者 の 方 も に 出 られやす いように 配 慮 した 構 造 となっている 通 緊 急 河 敷 道 路 通 下 流 右 岸 では 富 岩 運 河 の 水 面 を 活 用 した ホ ートルネッサンス 21 事 業 及 び 富 富 市 の 産 業 と 文 化 を 先 導 する とやま 都 市 MIRAI 計 画 事 業 などが 進 められ 自 然 と 人 が 共 存 する 快 適 なまちづくりが 行 われている 富 市 を 貫 流 する 通 を 軸 として 富 空 港 から 富 湾 に 至 る 広 域 的 な 公 園 緑 地 及 び 関 連 事 業 とのネットワークを 行 い 良 好 な 河 景 観 や 自 然 環 境 を 周 遊 する 通 回 廊 リハ ーウォーク を 創 出 するため 河 敷 に 安 全 で 快 適 な 散 策 路 の 整 備 を 行 っている また に 隣 接 する 富 市 街 地 と 富 岩 運 河 が 規 模 な 地 震 や 火 災 など 市 街 地 が 壊 滅 的 な 被 害 を 受 け 主 要 な 道 路 が 使 用 できない 場 合 緊 急 物 資 や 復 旧 用 資 材 の 運 搬 避 難 用 道 路 として 使 用 できる 機 能 を 併 せ 持 った 河 敷 道 路 を 整 備 している 災 害 時 利 用 状 況 訓 練 状 況 平 常 時 利 用 状 況 有 沢 38

41 5. 対 応 方 針 原 案 1 事 業 の 必 要 性 等 に 関 する 視 点 通 の 氾 濫 域 には 富 第 一 の 都 市 である 富 市 を 抱 え 氾 濫 した 場 合 の 被 害 は 甚 であることから 今 後 とも 洪 水 に 対 する 安 全 度 の 向 上 を 図 るため 想 定 される 氾 濫 形 態 や 背 後 地 の 資 産 土 地 利 用 を 総 合 的 に 勘 案 して 堤 防 整 備 河 道 掘 削 護 岸 整 備 を 進 める 必 要 がある それと 併 せて 富 による 支 改 修 の 進 捗 に 合 わせた 通 井 田 熊 野 の 改 修 を 進 める 必 要 がある さらに 事 業 の 実 施 にあたっては 自 然 環 境 に 配 慮 するとともに 地 域 と 連 携 し 環 境 学 習 の 場 地 域 の 連 携 拠 点 及 び 災 害 時 の 防 災 拠 点 等 の 整 備 を 推 進 する また 災 害 時 における 地 方 公 共 団 体 や 地 域 の 避 難 誘 導 体 制 の 整 備 等 のため ハザードマッ プの 作 成 を 支 援 する 河 改 修 事 業 を 行 った 場 合 の 費 用 対 効 果 は 9.9 残 事 業 に 対 する 費 用 対 効 果 は 4.2 である 2 事 業 の 進 捗 の 見 込 みの 視 点 通 水 系 における 堤 防 の 高 さが 計 画 高 水 位 以 上 に 整 備 されている 堤 防 整 備 率 カミソ リ 堤 を 除 くは 83.8%という 状 況 にあるが 支 井 田 熊 野 においては 依 然 洪 水 を 安 全 に 流 下 させる 河 積 の 不 足 している 区 間 があり これまで 危 険 な 箇 所 から 順 次 整 備 進 捗 を 図 ってきた 現 在 は 流 下 断 面 不 足 の 解 消 として 荒 屋 速 星 高 善 寺 地 先 において 堤 防 の 整 備 及 び 河 道 掘 削 を 重 点 的 に 実 施 している 地 方 公 共 団 体 や 沿 住 民 からの 通 改 修 事 業 促 進 の 要 望 が 強 い 事 業 の 実 施 にあたり きな 支 障 が 無 く 着 実 な 進 捗 が 見 込 まれる 3コスト 縮 減 や 代 替 案 立 案 等 の 可 能 性 の 視 点 1 2の 各 視 点 で 継 続 が 妥 当 と 判 断 できるが 事 業 実 施 にあたっては 技 術 プレキャ スト 製 品 の 活 用 発 生 土 の 再 利 用 根 固 めブロックの 再 利 用 等 により 一 層 の 建 設 コスト 縮 減 に 努 める 対 応 方 針 原 案 事 業 継 続 理 由 通 の 想 定 氾 濫 区 域 内 の 人 口 は 22 万 人 に 及 び しかも 富 第 一 の 都 市 である 富 市 が 含 まれ これら 人 命 資 産 を 洪 水 被 害 から 防 御 する 通 河 改 修 事 業 は 富 地 方 生 活 圏 の 地 域 発 展 の 基 盤 となる 根 幹 的 社 会 資 本 整 備 事 業 である 安 全 安 心 な づくりについて 地 域 から 早 期 完 成 が 求 められており また 事 業 実 施 にあたっては 地 域 の 関 連 事 業 との 整 合 を 図 りながら 実 施 している 従 って 本 事 業 は 継 続 が 妥 当 である 39