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1 平成 23 年台風第 12 号災害 ( 奈良 和歌山 三重 ) 平成 23 年 8 月 30 日から 9 月 4 日にかけて 台風 12 号に伴う集中豪雨により 年平均総雨量の半分に相当する降雨 ( 多いところで 1,800mm 超 ) が集中するなど各地で降雨量の記録を更新し 紀伊半島全域で大規模な深層崩壊が多発した 奈良県 和歌山県 三重県において激甚な山地災害が発生 死者 行方不明者 85 名 被害箇所数 725 箇所 被害額約 723 億円 田辺市本宮町本宮 ( ほんぐうちょうほんぐう ) 山腹崩壊により国道に土砂が流出 天川村 坪内 ( つぼのうち ) 山腹崩壊により 大量の土砂が 天の川に流出 河道閉塞により 上流の集落が被害 田辺市深谷 ( ふかたに ) 既存施設 ( 谷止工 床固工等 ) が崩壊により被災 十津川村 野尻 ( のじり ) 大規模な山腹崩壊により 村営住宅が流され 死者 2 人 行方不明 6 人の人的被害 熊野市五郷町 ( いさとちょう ) 寺谷 ( てらだに ) 字桑瀬谷 ( くわせだに ) 山腹崩壊により 土砂が渓流を流下 23

2 平成 23 年台風第 6 号災害 ( 高知県 ) 西日本を中心に記録的な大雨となり 特に四国地方では局地的に降り始めからの降水量が 1000 ミリを超えた 高知県内において 特に北川村周辺で深層崩壊が発生するなど甚大な被害が集中した 被害箇所 14 箇所 被害額約 64 億円 山腹崩壊 平鍋集落 平鍋ダム 渓岸侵食 国道 林道の被災 影集落 下流への土砂流出 山腹崩壊 林道 国道 493 号線 ひらなべ平鍋地区被災状況 国道 493 号線 こしま小島地区被災状況 24

3 被害状況 平成 22 年の山地災害の発生状況 被害額計約 473 億円 林地荒廃 1,692 箇所 被害額 440 億円 治山施設 112 箇所 被害額 34 億円 主な被災地北海道 長野県 鹿児島県 広島県 静岡県 しょうばらし 広島県庄原市 (7 月 16 日発生 ) ( 豪雨により斜面が崩壊 ) みょうこうし 新潟県妙高市 (4 月 18 日発生 ) ( 地すべりの発生により道路が寸断 ) たつごうちょう鹿児島県龍郷町 (10 月 20 日発生 ) ( 豪雨により斜面が崩壊 ) 都道府県別の山地災害の発生状況 = 被害額 30 億円以上 = 被害額 10 ~ 30 億円 = 被害額 5 ~ 10 億円 = 被害額 5 億円未満 長野県長野市 (7 月 16 日発生 ) ( 豪雨により斜面が崩壊 ) 25

4 平成 22 年梅雨前線豪雨災害 ( 広島県 岐阜県 ) 平成 22 年 7 月 10 日から 九州北部 中国 中部地方を中心に広い範囲で大雨となった さらに 7 月 16 日には 広島県庄原市において 1 時間に 64 ミリの大雨となり 同時多発的な山腹崩壊やこれに伴う土石流による甚大な山地災害が発生した 被害箇所 398 箇所 被害額約 60 億円 広島 岐阜県計 朝日新聞 写真 : 西日本新聞 せらちょう広島県世羅町山腹崩壊に伴う土砂流出により人家に土砂が流入し 死者 1 名 負傷者 3 名などの被害が発生 しょうばらし さいじょうちょう 広島県庄原市西城町 山腹崩壊に伴う土石流などにより 死者 1 名などの被害が発生 やおつちょう 岐阜県八百津町人家裏の山腹崩壊により人家に土砂が流入し 死者 3 名 家屋全壊 1 戸などの被害が発生 26

5 平成 21 年台風第 9 号災害 ( 兵庫県 ) 平成 21 年 8 月 台風 9 号 ( 最大時間雨量 89mm 総雨量 349mm) により発生した山腹崩壊 土石流の流下に伴い 特に流木による甚大な被害が発生 ( 死者 18 名 行方不明者 2 名 家屋被害 2,647 戸 ) 被害箇所 193 箇所 被害額約 53 億円 山腹崩壊による被害の状況 渓畔林による流木の捕捉と渓流に堆積した危険木の状況 既存施設による流木の捕捉状況 流木の由来 区分 調査面積 (ha) 立木 (m3) 佐用町 2, (76%) 朝来市 1,967 1,549 (81%) 合計 4,121 1,756 (81%) 流保全対象の被害状況 間伐木 (m3) 風倒木 (m3) 計 14 (5%) 209 (11%) 223 (10%) 53 (19%) 149 (8%) 202 (9%) 立木 : 山地に生育している樹木 ( 立木 ) が流出したもので 多くは根付きのもの間伐木 : 伐採し2~4m 程度に玉切り等を行い林内に整理してあった間伐木の丸太風倒木 :H16 台風災害により発生した風倒木を整理のうえ2~4m 程度に玉切り等を行い林内に整理してあった被害木の丸太出典 : 山地災害の記録 ( 発行 : 社団法人兵庫県治山林道協会 ) 274 (100%) 1,907 (100%) 2,181 (100%) 27

6 集中豪雨に起因する近年の山地災害の発生形態 近年の山地災害では 1 深層崩壊 2 源頭部の小規模崩壊が流下中に成長し土石流化 3 ゼロ次谷で同時多発的に崩壊が発生 4 土砂とともに立木が流出 ( 流木災害 ) などの形態が目立つようになってきている また 本年の広島豪雨災害や H23 の紀伊半島豪雨災害など 従来の観測記録を更新するような異常な豪雨に伴う山地災害が目立っている 1 深層崩壊の発生 2 源頭部の小規模崩壊の土石流化 H23 紀伊半島 ( 奈良県 ) H26 広島県 H26 長野県 ( 南木曽町 ) H23 高知県 3 ゼロ次谷で同時多発的に発生 4 流木災害 平鍋集落 平鍋ダム H22 広島県 ( 庄原市 ) H25 東京都 ( 大島町 ) H24 九州北部 ( 福岡県 ) H21 兵庫県 28

7 治山事業の定義 治山事業とは 森林法 ( 昭和 26 年法律第 249 号 ) 第 41 条に規定する保安林の指定目的を達成するために行う保安施設事業 地すべり等防止法 ( 昭和 33 年法律第 30 号 ) 第 51 条第 1 項第 2 号に規定する保安林等の存する地域で行う地すべり防止工事等の事業の両方を合わせたものをいう ( 森林法第 10 条の 15 第 4 項第 4 号 ) 治山事業 ( 森林法第 10 条の 15 第 4 項第 4 号 ) 保安施設事業 ( 森林法第 41 条の事業 ) 森林法 は その第 41 条で 第 25 条第 1 項第 1 号から第 7 号までに掲げる目的を達成するために行う森林の造成事業又は森林の造成若しくは維持に必要な事業 を 保安施設事業 と定義している 第 25 条第 1 項の第 1 号から第 7 号までに掲げる目的とは 次のとおりである 一水源のかん養二土砂の流出の防備三土砂の崩壊の防備四飛砂の防備五風害 水害 潮害 干害 雪害又は霧害の防備六なだれ又は落石の危険の防止七火災の防備 保安林の種類と面積 ( 単位 : 千 ha) 保安林種別 指定面積 実面積 1 号 水源かん養保安林 9,152 9,152 2 号 土砂流出防備保安林 2,571 2,511 3 号 土砂崩壊防備保安林 号 飛砂防備保安林 防 風 保 安 林 水害防備保安林 号 潮害防備保安林 干害防備保安林 防 雪 保 安 林 0 0 防 霧 保 安 林 号 なだれ防止保安林 落石防止保安林 号 防 火 保 安 林 号 魚 つ き 保 安 林 号 航行目標保安林 号 保 健 保 安 林 号 風 致 保 安 林 合計 12,869 12,122 水源かん養保安林森林の河川流量調節機能を高度に保ち 洪水 渇水を緩和し 各種用水を確保 土砂流出防備保安林表土の浸食による土砂の流出を防止 資料 : 林野庁治山課調べ ( 平成 26 年 3 月 31 日現在 ) 注 1: 実面積とは それぞれの種別における指定面積から 上位の種別に兼種指定された面積を除いた面積を表す 注 2: 単位未満四捨五入のため 合計と内訳は必ずしも一致しない 地すべり防止事業 ( 地すべり等防止法第 51 条第 1 項第 2 号に規定する地域における事業 ) 地すべり等防止法 は, その第 2 条で 地すべり防止区域内における地すべりを防止するための工事 を 地すべり防止工事 と定義している ( 林野庁所管に係る地すべり防止区域は 地すべり等防止法第 51 条第 1 項第 2 号に規定される地域に関して指定された区域であり 1,927 箇所 面積は108,854haである 平成 25 年 3 月 31 日現在 ) 29

8 治山事業の体系 直轄治山 事業の種類 事業の内容 国が直接行う大規模な荒廃地の復旧整備 直轄事業 直轄地すべり防止 直轄治山激甚災害対策特別緊急 治山事業調査 ( 林野庁実施 ) 国が直接行う大規模な地すべり防止対策 国が直接行う激甚な災害が発生した地区において 緊急かつ集中的に行う復旧整備 治山事業に関する調査 補助事業 治山等激甚災害対策特別緊急 山地治山総合対策 水源地域等保安林整備 治山激甚災害対策特別緊急火山治山激甚災害対策特別緊急地すべり激甚災害対策特別緊急復旧治山地すべり防止防災林造成水源地域整備保安林整備 激甚な山地災害が発生した地区において 緊急かつ集中的に行う復旧整備 火山活動による激甚な山地災害が発生した地区において 緊急かつ集中的に行う復旧整備 激甚な地すべり災害が発生した地区において 緊急かつ集中的に行う復旧整備 崩壊地 荒廃渓流等荒廃山地の復旧整備 地すべり防止区域内で行う地すべり防止工事 なだれ防止林 土砂流出防止林 海岸防災林 防風林の造成及び森林所有者の責に帰しえない原因のために現況の著しく悪化した森林の改良整備 奥地水源地域 ダム上流等水資源の確保上重要な水源地域や山村集落周辺の荒廃地等における 治山施設の整備と森林整備の一体的な実施 保安林の改良整備 複層林への誘導 造成並びに治山事業施行地の森林及び水源地域の機能が低位な保安林の保育 農山漁村地域整備交付金 ( 森林基盤整備事業 ) 沖縄県においては 沖縄振興公共投資交付金 予防治山地域防災対策総合治山治山施設機能強化森林土木効率化等技術開発林地荒廃防止山地災害総合減災対策治山共生保安林整備保安林管理道整備 荒廃危険山地の崩壊等の予防等荒廃山地 荒廃危険山地等が存する一定地域や火山地域における山地災害の未然防止や 荒廃地等の復旧整備のために行う総合的な山地災害危険地対策 既存の治山施設を有効活用して その機能の強化を図ることにより緊急に行う山地災害危険地対策 省力機械化工法 新技術を活用した工法 木材利用の拡大を図る工法等の開発普及を図るモデル事業 激甚災害により被災した地域又特殊土壌地帯において 山地災害の未然防止を図る山地災害危険地対策 山地災害危険地区が複数存在する地域 ( 集落 ) において 都道府県が市町村や地域住民と協働で減災計画を策定する 総合的な治山対策 市街地等の周辺に存する保安林の機能を多目的かつ高度に発揮させるための造成改良整備 治山事業の計画的かつ効率的な実施及び保安林の適正な維持管理に資するために行う保安林管理道の開設 改良 30

9 崩壊 土石流 流木への対応 地震や豪雨等により発生した崩壊地等において山腹工や渓間工を施工し 森林を再生 山腹工 山腹工 斜面安定を目的とする土木的施設と斜面の植生を回復するための緑化工を崩壊等の特性に応じて配置し 森林を再生 山腹工による森林の復旧 再生 ( 兵庫県篠山市 ) 渓間工 平成 8 年 ( 山腹の崩壊 ) 平成 10 年 ( 施工直後 ) 平成 19 年 ( 施工後約 10 年 ) 渓間工 施設の設置により 渓床の縦横侵食を防止して 渓床の安定 山脚の固定等を図り 森林の生育基盤を確保 渓間工 渓間工と山腹工 土砂が堆積し安定化 山腹工 施設 渓間工 渓流を横から見た図 治山施設により山裾に土砂を堆積させ 山腹斜面の安定化を図ることにより 森林の生育基盤を造成 31

10 崩壊 土石流 流木への対応 ( 治山施設の効果的な配置 ) 治山施設の整備を行うことで 崩壊の発生や拡大を防止するとともに 渓流の侵食防止による土石流の拡大防止 土石流の抑止等を図る 発生源対策流送地帯対策堆積地帯対策 山腹工による崩壊発生の防止 治山ダムによる勾配の緩和 渓床幅の拡大 遮水型ダムによる堆砂 治山ダムによる堆積土砂の固定 透水型ダムによる有害土砂の抑止 32

11 崩壊 土石流 流木への対応 ( 森林の整備 ) 本数調整伐等の森林整備を行うことで 樹木の根系が表層土を斜面につなぎとめることによって表層崩壊等を防止する山地災害防止機能 / 土壌保全機能を向上 長野県や大分県などでは 土石流や流木を防止するための森林整備のあり方について指針を策定 山地災害防止機能 ( 水平根と鉛直根の効果 ) 渓畔林型の森林づくりの方針 ( 長野県 ) 流木被害森林緊急整備事業 ( 大分県 ) 現状 浸食の危険の少ない河岸 浸食 崩落のおそれがある区域 流木の防止 土石流の軽減 間伐により根が太くなり旺盛となる 将来 ( 広葉樹林化 針広混交林化 ) 左 : 間伐遅れの森林 右 : 間伐された森林 この他 崩壊防止型 崩壊土砂抑止型 がある 出典 : 長野県災害に強い森林づくり指針 天然更新 出典 : 大分県資料 天然更新 33

12 治山事業の効果事例 ( 崩壊した森林の復旧 再生 ) 山腹工等による崩壊地の復旧 ( 香川県小豆島町 ) 被災直後 渓間工等による崩壊地の復旧 ( 長野県王滝村 ) 施工中 施工後 22 年 被災直後施工中施工後 30 年 航空緑化による火山災害跡地の復旧 ( 長崎県島原市 ) 施工中 被災前 被災直後 施工後 7 年 34

13 治山事業の効果事例 ( 予防対策 ) 災害日時 : 平成 25 年 8 月 9 日 ( 大雨 洪水災害 ) いわてぐんしずくいしちょうおみょうじんやまつだ災害場所 : 岩手県岩手郡雫石町御明神字山津田気象状況 : 最大 24 時間雨量 mm (8/9 0 時 ~ 24 時 ) 最大時間雨量 78.0 mm (8/9 11 時 ~ 12 時 ) 保全対象 : 国道 150m 秋田新幹線 (JR 田沢湖線 )150m ほか事業効果 : 大雨により山腹崩壊が発生して多量の土砂や流木が流出し 秋田新幹線の線路及び国道 46 号線を越えて 1 級河川雫石川まで到達したが 流出土砂等のほとんどは既設治山ダムの渓床勾配緩和効果により流出量が抑制され 秋田新幹線の線路等に大きな被害は発生しなかった ( 新幹線と国道は 3 日で通行が再開された なお 人的被害は発生しなかった ) また 渓岸は土石流による侵食を受けたものの 治山ダムの堆砂区域内では山脚固定効果により新たな崩壊の発生はなかった 流木及び土砂の流出抑制状況 岩手郡雫石町 秋田新幹線 流木及び土砂の流出抑制状況 国道 46 号 1 級河川 被災後 3 日で通行再開した秋田新幹線及び国道 46 号線 治山ダムの渓床勾配緩和効果により 土石流の流下を軽減した状況 35

14 治山事業の効果事例 ( 予防対策 ) 災害日時 : 平成 24 年 7 月 12 日 ( 梅雨前線豪雨災 ) あそしいちのみやまちさかなし災害場所 : 熊本県阿蘇市一の宮町坂梨地内気象状況 : 最大 24 時間雨量 414 mm (7/11 10 時 ~ 7/12 10 時 ) 最大 1 時間雨量 91 mm (7/12 6 時 ~ 7 時 ) 保全対象 : 人家 435 戸 国道 10,500m ほか事業効果 : 平成 24 年 7 月の梅雨前線に伴う豪雨で山腹崩壊等により生産された大量の土砂や倒木等が流出したが 既設治山ダム群の渓床勾配緩和効果により土砂等の流出が抑制され 人家や国道への被害が未然に防止された また 治山ダムの堆砂区域においては 山脚固定効果により渓流の縦横侵食や山腹崩壊は発生しなかった 治山ダム群による崩壊発生の抑制 土砂等の流出抑制状況 治山ダム 土砂等の流出抑制状況 福岡県八女市の事例同豪雨により福岡県八女市でも山地災害が相次いだが 計画的な治山施設の設置を実施した箇所は 土石や流木を捕捉し 下流への被害を軽減 ( 治山施設設置箇所 ) 治山えん堤により土石等を補足し 下流の被害の防止 ( 治山施設未設置箇所 ) 下流の農地に土石流が流入し被害を及ぼした 36

15 治山事業の効果事例 ( 予防対策 ) 災害日時 : 平成 24 年 7 月 3 日 ( 梅雨前線豪雨災害 ) ゆふしゆふいんちょうかわかみさどわら災害場所 : 大分県由布市湯布院町川上字佐土原気象状況 : 最大 24 時間雨量 87.0 mm (7/3 0 時 ~ 7/4 0 時 ) 最大 1 時間雨量 45.0 mm (7/3 9 時 ~ 10 時 ) 保全対象 : 人家 22 戸 県道 500m ほか事業効果 : 平成 24 年 7 月に梅雨前線に伴う豪雨にみまわれ 山腹崩壊が発生するとともに約 10,000 m3 ( 推定 ) の土石 流木が流出したが 既設治山ダムの渓床勾配緩和効果により土砂等の流出が抑制された 治山ダムを越えて流下した土砂等は既設の砂防えん堤により捕捉され 一部の泥水等が県道まで到達したが人家等への被害は発生しなかった なお 治山ダムの堆砂区域においては 山脚固定効果により渓流の縦横侵食や山腹崩壊の発生は無かった 県道鳥越湯布院線 崩壊箇所 上流 土砂流出の抑制状況 由布市湯布院町 由布市湯布院町 治山ダムの渓床勾配緩和効果により 土石流の流下を減勢 県道への土砂流出状況 下流 土砂等の流出抑制状況 ( 巨石の直径 :3~4m) 土石流発生箇所全景 37

16 治山事業の効果事例 ( 森林整備 ) 38 災害日時 : 平成 25 年 9 月 4 日 ( 台風 17 号災害 ) しきよたききたごうさか災害場所 : 福井県あわら市清滝大字北郷坂地内気象状況 : 最大 24 時間雨量 mm (9/3 14 時 ~ 9/4 14 時 ) 最大 1 時間雨量 25.0 mm (9/4 13 時 ~ 9/4 4 時 ) 保全対象 : 市道 農道等事業効果 : 森林の過密化により下層植生が衰退して表土の流出現象が発生し 水土保全機能の低下や崩壊の発生等が懸念されたことから 平成 23 年度の復旧治山事業 ( 里山等保安林機能強化対策 ) で本数調整伐を実施した 平成 25 年には台風 17 号に伴う豪雨にみまわれたが 当該森林においては 林木の健全な成長と下層植生の繁茂により 表土の流出や崩壊等は発生しなかった 本数調整伐実施前 あわら市清滝 下層植生繁茂状況 本数調整伐実施後

17 崩壊 土石流 流木への対応 治山施設の被災事例等 異常な豪雨に伴い 既往の治山事業施行地においても土石流等の災害に見舞われ 治山施設が被災する 事例が発生 今後 地球温暖化の進展による降雨強度の増大などにより こうした事例が増加するおそれ 土石流により堤体の 右岸側が流失 洗掘により 堤体が転倒 土石流により袖部が 流失 H26広島災害 土石流を考慮し 天 端厚を1.8m 3.0m に増厚して復旧 洗掘により 基礎部が露出 激しい侵食により 基礎部等が露出 39

18 長寿命化対策 ( 既存ストックの活用 ) 林野庁インフラ長寿命計画 を踏まえ 既存の治山施設の点検 診断 補修 機能強化を計画的に実施するための基準となるガイドラインを作成 現状と課題 機能の低下した治山施設の長寿命化対策 荒廃地の復旧等を積極的かつ計画的に実施してきた結果 現在では 主要な工種である治山ダムだけでも全国に約 44 万基が存在し 今後急速に老朽化が進行するおそれ 摩耗 洗掘等の補修 ( 例 : コンクリート製治山ダム ) 劣化した部材の交換 ( 例 : 落石防止工 ) 劣化した部材の交換 ( 例 : 集水井 ) 万基 32% % 10 年後 設置後 50 年以上経過した施設の割合 増厚 嵩上げ ( 例コンクリート製治山ダム ) 副ダム 流路工の付加 ( 例 : コンクリート製治山ダム ) 流木止め施設の付加 ( 例 : コンクリート製治山ダム ) 0 S20 以前 S30 S40 S50 S60 H7 H17 地球温暖化や南海トラフ地震等による災害発生リスクの高まりに効果的に対処するため 既存施設の長寿命化対策 ( 点検 診断 補修 機能強化等 ) の推進が必要 増厚部 嵩上げ部 嵩上げ 流木止め施設の付加 40

19 優先度に応じた事業の重点化 ( 山地災害危険地区 ) 予防対策では 山地災害危険地区を対象に 崩壊等の発生の危険度及び保全対象の重要度等を勘案し 優先度の高いものから事業を実施 山地災害危険地区 山地災害危険地区とは 山地に起因する山腹の崩壊 地すべり 崩壊土砂の流出により 官公署 学校 病院 道路等の施設や人家等に直接被害を与える地区で 地形 地質特性等からみてその崩壊危険度が一定の基準以上のものを国 ( 国有林 ) 及び都道府県 ( 民有林 ) が調査把握したもの 山腹崩壊危険地区 山腹崩壊による災害 ( 落石による災害を含む ) が発生するおそれがある地区 (6 万 9 千箇所 ) 地すべり危険地区 地すべりによる災害が発生するおそれがある地区 (6 千箇所 ) 崩壊土砂流出危険地区 山腹崩壊又は地すべりによって発生した土砂又は火山噴出物が土石流となって流出し 災害が発生するおそれがある地区 (10 万 9 千箇所 ) 山地災害危険地区数の推移と治山事業の着手率 地区数(万箇所) S47 S54 S61 H4 H8 H10 H12 H14 H17 H19 H 着手率(% )地区数 着手率 H19 年度末で 指定要件を見直し指定箇所数を大括り化 41

20 山地災害危険地区の把握精度の向上に向けた課題 近年の山地災害の発生状況を踏まえ 地質区分及び樹種 齢級区分 土層深の危険度判定スコアの見直し 雨量等の誘因の反映が必要ではないか 山腹崩壊危険地区の調査内容 ( 調査単位 :100m メッシュ ) 地質調査 基岩の地質時代 地層の走行 傾斜 岩石の種類 風化の 状況 断層及び破砕帯の有無等 地況調査 傾斜 10% 単位 縦断面形 凹形 平滑 複合 凸形 横断面形 山麓側の角度 :10 度単位 土層深 0.5m 単位 荒廃状況調査 山腹崩壊の発生の有無 林況調査 樹種 樹種 混交歩合 齢級 樹冠占有率の最も高い林分の齢級 地震調査 活断層からの距離 100m 単位 傾斜 10% 単位 横断面形 山麓側の角度 :10 度単位 斜面長 上部地形の変換点又は下部地形の変換点と交わるまでの水平距離 :10m 単位 斜面位置 斜面長上における下部地形の変換点からの位置 :10% 単位 斜面の状況 山腹崩壊の地質 風化の状況等 土層深 0.5m 単位 落石調査 発生源の傾斜角 10% 単位 ( 落石の発生形態を剥離型と転石型に区分 ) 落下の高さ 落石の発生源と保全対象との比高 :m 単位 岩石等の安定状況 発生源となる岩石等の剥離の難易 安定状況等 ( 落石の発生形態を剥離型と転石型に区分 ) 落下斜面の植生状 無立木地 崩壊地 幼齢林 草生地 老齢疎林等 況 地震の強さ 地域別補正係数の地域区分表により判定 (A B C) 山腹崩壊危険地区の判定 点数の計 ( 危険度点数 )A を算出 補正点数 B 地震補正点数と落石補正点数の大きい方 山腹崩壊危険地区の判定危険度点数 A+ 補正点数 B 100 点 土層深が薄い箇所は崩壊を繰り返している場所である可能性は? 樹種 齢級による現行の点数配分は適正か? 42

21 航空レーザ測量成果を活用した治山事業計画の作成 航空レーザ測量を活用して山地災害の危険性の高い箇所を抽出し 事前防災 減災に向けた効果的な治山事業の実施に活用 抽出された山地災害危険箇所において治山事業を実施 43

22 地域における避難体制の整備との連携 ソフト対策 1 防災情報共有体制の整備 インターネット等により山地防災情報を行政と地域住民が 共有化するための情報共有体制を整備 インターネットによる情報提供 3 山地防災情報の周知 自主防災組織 NPO等に対する講習会及び現地研修会 の開催や 地域住民への手引き書等の配布により山地防災 情報を周知 また 小中学校等と連携した防災意識向上の ための防災講座等を開催 山地防災現地研修会 小中学校と連携した防災講座 2 山地災害危険地区情報の更新 山地災害危険地区等における調査データの更新や危険箇 所の被害想定区域を明示したハザードマップへの反映等 ハザードマップへ反映 4 大規模山地災害発生時における協力体制の整備 大規模山地災害の発生時における協力体制の整備を 図る ため 近隣の都道府県等を交えて開催する研修会等を開催 大規模災害発生時の合同現地調査 44

23 検討課題 45 極端な豪雨の頻発等により災害外力が増大し 0 次谷 ( 谷頭部 ) の同時多発的崩壊や脆弱な地質地帯における甚大な土石流被害が顕著となるなど 山地災害の発生形態が変化していきているのではないか 人工林を中心とした森林資源の充実により 崩壊や土石流に見舞われた際に立木が流木となって流下する流木災害の発生リスクが増大しているのではないか 経年変化に伴う治山施設の老朽化や機能低下 計画規模を上回る災害に見舞われた際の過大な衝撃力の発生等による治山施設の被災リスクが増大しているのではないか ハード ソフト施策を組み合わせた総合的な対策による生命 財産等の保護が一層求められているのではないか 山地災害の発生形態の変化 厳しい財政事情 人口減少や高齢化などを踏まえた山地災害危険地区の判定と事業の重点化 効率化のあり方 土石流災害や流木災害への対応のあり方 保安林の指定等を含む今後の森林管理のあり方 山地災害危険地区の活用を含むソフト施策との連携のあり方など

平成31年度予算概算決定額 森林整備事業 治山事業 林野公共事業 (平成30年度1次補正予算額5,199百万円 182, ,049 百万円 平成30年度第2次補正予算額 32,528百万円) 臨時 特別の措置 として31年度概算決定額44,128百万円を別途措置 対策のポイント 林業の成

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