全国瞬時警報システム (J アラート ) とは 弾道ミサイル情報 津波警報 緊急地震速報等 対処に時間的余裕のない事態に関する情報を 人工衛星及び地上回線を用いて国 ( 内閣官房 気象庁から消防庁を経由 ) から送信し 市町村防災行 政無線 ( 同報系 ) 等を自動起動することにより 国から住民まで

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続報を伝達しますので 引き続き屋内に避難していて下さい 弾道ミサイルが日本の上空を通過した場合には 他に追尾しているミサイルやミサイルから分離した落下物が我が国の領土 領海に落下する可能性が無いことを確認した後 弾道ミサイルが通過した旨の情報をお知らせします ((2)2) 引き続き屋内に避難する必要

最近の弾道ミサイル等の発射状況 1( 防衛省 HP 等より抜粋 ) 日付推定される弾種発射数場所飛翔距離備考 ムスダン 1 東岸地域不明 ( 失敗 ) SLBM 1 新浦 ( シンポ ) 沖約 30km 潜水艦発射 ムスダン 2 元山 ( ウォン

(2) 日本の領土 領海の上空を通過した場合 旧 1 ミサイル発射情報 避難の呼びかけ 新 ミサイル発射情報 ミサイル発射情報 先程 北朝鮮からミサイルが発射された模様です 続報が入り次第お知らせします ミサイル発射 ミサイル発射 北朝鮮からミサイルが発射された模様です 頑丈な建物や地下に避難して下

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Q4. ミサイルは発射から何分位で日本に飛んでくるのでしょうか A4. 北朝鮮から弾道ミサイルが発射され 日本に飛来する場合 極めて短時間で日本に飛来することが予想されます 例えば 本年 2 月 7 日に北朝鮮西岸の東倉里 ( トンチャンリ ) 付近から発射された弾道ミサイルは 約 10 分後に 発


その時点で改めて ミサイルが落下する可能性がある旨を伝達し 直ちに避難することを呼びかけます Q4. ミサイルが落下する可能性がある との情報伝達があった場合は どうすれば良いのでしょうか A4. 屋外にいる場合 近くの建物 ( できれば頑丈な建物 ) の中又は地下に避難してください 近くに適当な建

ことを呼びかけます Q4. ミサイルが落下する可能性がある との情報伝達があった場合は どうすれば良いのでしょうか A4. 屋外にいる場合 近くの建物 ( できれば頑丈な建物 ) の中又は地下に避難してください 近くに適当な建物等がない場合は 物陰に身を隠すか地面に伏せ頭部を守ってください 屋内にい

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北朝鮮から発射された弾道ミサイルが日本に飛来する可能性がある場合における全国瞬時警報システム (J アラート ) による情報伝達に関する Q&A Q1. 北朝鮮の弾道ミサイル発射の現状はどうなっているのでしょうか A1. 北朝鮮は過去に例を見ない頻度で弾道ミサイルを発射し 平成 28 年 8 月以降

内閣官房ホームページ ( 国民保護ポータルサイト ) 掲載内容別添 1 北朝鮮から発射された弾道ミサイルが日本に飛来する可能性がある場合における全国瞬時警報システム (J アラート ) による情報伝達について 北朝鮮は過去に例を見ない頻度で弾道ミサイルを発射し 平成 28 年 8 月以降 弾道ミサイ

弾道ミサイルが発射された場合の情報伝達と取るべき行動に関する Q&A 情報伝達の概要について Q1. どのような場合に J アラートが使用されるのでしょうか A1. 全国瞬時警報システム (J アラート ) は 弾道ミサイルが日本の領土 領海に落下する可能性又は領土 領海を通過する可能性がある場合に

ミサイル_縦_0927

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Q4. ミサイルは発射から何分位で日本に飛んでくるのでしょうか A4. 北朝鮮から弾道ミサイルが発射され 日本に飛来する場合 極めて短時間で日本に飛来することが予想されます 例えば 平成 28 年 2 月 7 日に北朝鮮西岸の東倉里 ( トンチャンリ ) 付近から 発射された弾道ミサイルは 約 10

U2. 北朝鮮のミサイルについて Q3. 北朝鮮によるミサイル発射の現状はどうなっているのか 北朝鮮は 過去に例を見ない頻度でミサイルを発射しており 平成 28 年 8 月以降 ミサイルが日本の排他的経済水域 (EEZ) 内に落下する事例も起こっています Q4. ミサイルは 発射から何分位で日本に飛

住民アンケート調査結果 調査概要 平成 29 年 8 月 29 日 ( 火 ) 及び9 月 15 日 ( 金 ) の北朝鮮による我が国の上空を通過する弾道ミサイルの発射に際しては 全国瞬時警報システム (J アラート ) を使用して 国民の皆様に情報提供したところです 今回 今後の国民保護施策の参考

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北朝鮮による核実験 弾道ミサイル発射事案 2016 年来 3 回の核実験の他 40 発もの弾道ミサイルの発射を強行〇 2017 年後半は特に 新型を含む長射程の弾道ミサイルを繰り返し発射 近年の北朝鮮による弾道ミサイル発射数 2 0

第8章 災害復旧計画

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本件については, 消防庁から都道府県防災 国民保護担当部局に周知しているところですが, 日本語の理解が困難な児童生徒等やその保護者, 教職員等への情報提供の際に有用と考えられることから, 各教育委員会 学校等においても必要に応じ御活用ください 各都道府県 指定都市教育委員会におかれては, 所管の学校

その一方で 防災行政無線の聞き取り状況の調 査では 図 3に示すように20% の人が放送内容を聞き取れなかったと答えており 今後の改善 もしくは代替え手段の充実の必要性を示唆している なお 情報の入手先としてテレビの割合が低いのは地震による停電 ( 岩手県 宮城県では95% 以上が停電 ) が原因と

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国民保護について 2

宮城県総合防災情報システム(MIDORI)

過去に官邸対策室を設置した事例 2 平成 18 年 7 月 5 日 北朝鮮による飛翔体発射事案に関する官邸対策室設置北朝鮮による弾道ミサイル発射事案に関する官邸対策室に名称変更 10 月 9 日 北朝鮮による核実験実施情報に関する官邸対策室設置 平成 19 年 3 月 25 日 石川県能登を中心とす

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大雪警報発表時の対応暴風警報等と異なり 大雪の場合は大雪警報が解除された後も積雪の状況により登園が困難になることも想定されるため 各園の判断で臨時休園等の措置をとります その際 幼稚園敷地内の適切な場所を観測地点として その場所の積雪量が一定基準 ( 大雪警報に準じて20センチメートル程度 ) に達

東北地方太平洋沖地震への 気象庁の対応について ( 報告 ) 気象業務の評価に関する懇談会 平成 23 年 5 月 31 日 気象庁 1

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3.[ トップ画面 ] データ放送連携トップ画面 トップ画面には ゆめネットデータ放送と連携した情報が表示されます " メニュー部分を左右に移動させると様々な情報メニューが表示されます " 情報メニューをタップすると内容が表示されます " データ放送以外の情報は 下部のタブメニューをタップすると他の

L アラート ( 災害情報共有システム ) の概要 1 情報発信 情報伝達 地域住民 市町村 災害時の避難勧告 指示 お知らせ等 収集 フォーマット変換 配信 テレビ事業者 システム接続 ケーブル地上波 デジタル TV データ放送など ( テキストで表示 ) 情報閲覧 入力 防災情報 お知らせ等 都

平成17年度 児童生徒用身分証明書発行計画(案)

災害情報の分類 A 災害時等の発生結果伝達情報 B 大きな災害が発生する恐れの予告情報 ( 身の安全確保等の 警報 ) C 災害後の処置対策情報 D 災害時の被害減災システム制御信号 通報制御信号 E 警報 等の解除情報 F 記録的自然災害情報 ( 特別警報 ) 1 緊急速報メール ( 各通信会社

目 次 はじめに 1 1 防衛省から官邸対策室 ( 危機管理センター ) への情報伝達の検証 2 検証項目 1 防衛省は 7 時 40 分に米国から受信したSEW 情報を官邸幹部及び官邸対策室 ( 危機管理センター ) に一斉通報すべきではなかったか 検証項目 2 何らかの飛翔体が発射されたことを把

(3) 設備復旧対策事例 ~ 基地局及びエントランス回線通信事業者各社で取り組んだ主な基地局あるいはネットワーク設備復旧対策としては 光ファイバー 衛星回線 無線 ( マイクロ ) 回線の活用による伝送路の復旧や 山頂などへの大ゾーン方式 ( 複数の基地局によるサービスエリアを1つの大きなゾーンとし

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(1) 確実な受信体制内閣官房からの緊急情報ネットワークシステム ( 以下 エムネット という ) J アラート 消防庁からの消防防災無線 FAX 等により伝達される情報を確実に受信できる体制をとること (2) 住民に対する情報伝達体制各市区町村は 取得した情報を J アラートの自動起動による放送等

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<ハード対策の実態 > また ハード対策についてみると 防災設備として必要性が高いとされている非常用電源 電話不通時の代替通信機能 燃料備蓄が整備されている 道の駅 は 宮城など3 県内 57 駅のうち それぞれ45.6%(26 駅 ) 22.8%(13 駅 ) 17.5%(10 駅 ) といずれも

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アンケート調査の概要 目的東南海 南海地震発生時の業務継続について 四国内の各市町村における取り組み状況や課題等を把握し 今後の地域防災力の強化に資することを目的としてアンケート調査を実施 実施時期平成 21 年 11 月 回答数 徳島県 24 市町村 香川県 17 市町 愛媛県 20 市町 高知県

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防災 減災への民間情報の活用の必要性 東日本大震災において 明らかになった課題 従来の情報収集の取組 職員による現地調査 報道機関からの情報 通報 検知器 ( センサー ) 課題 対応できる人員の限界 小さな地域に関する情報の不足 紙情報が多い 情報の整理 管理が困難 設備 維持費用が大きい 上記課

平成 26 年の救急出動件数等 ( 速報 ) 消防庁

GALAC 12 月 2 2 台風 ( つづき ) はい 7 件いいえ 2 件未回答 5 件 3 集中豪雨 はい いいえ 14 件 3 分間のマスターカット ( カットイン ) L 字対応 1 時間規模の報道特番 ローカル情報ワイドの前拡大 / 特番 L 字 / ネット局にまたがることが多いので 各

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事務連絡平成 30 年 10 月 26 日 各都道府県消防防災主管課東京消防庁 各指定都市消防本部 } 殿 消防庁予防課 外国人来訪者や障害者等が利用する施設における災害情報の伝達及び避難誘導に関するガイドライン のリーフレットの配布について 2020 年東京オリンピック パラリンピック競技大会が開

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平成24年度

とができます また 緊急情報を受信した際は緊急ランプが点滅し 視覚的にも確認することができます 2. 荒天時に屋内にいる人にとって 風雨や建物による反響の影響を受けないため 緊急情報を明瞭に確認することができます 3. 軽量で 乾電池による稼働ができるため 災害時には避難中でも情報を収集することがで

2 平成 30 年 6 月分 市民の声 6 月 21 日 7 月 5 日ブロック塀について ( 大阪地震に関連して ) 地震による倒壊から命を守り 津波から早く逃げるための避難経路を確保するため 沼津市では 一般の道路境いつも市政を通じた市民へのご貢献ありがとうございます 界に面する危険なブロック塀

第 1 章実施計画の適用について 1. 実施計画の位置づけ (1) この 南海トラフ地震における具体的な応急対策活動に関する計画 に基づく宮崎県実施計画 ( 以下 実施計画 という ) は 南海トラフ地震に係る地震防災対策の推進に関する特別措置法 ( 平成 14 年法律第 92 号 以下 特措法 と

22. 都道府県別の結果及び評価結果一覧 ( 大腸がん検診 集団検診 ) 13 都道府県用チェックリストの遵守状況大腸がん部会の活動状況 (: 実施済 : 今後実施予定はある : 実施しない : 評価対象外 ) (61 項目中 ) 大腸がん部会の開催 がん部会による 北海道 22 C D 青森県 2

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平成 27 年の救急出動件数等 ( 速報 ) 消防庁

によれば 旧耐震基準に基づき建設されている建物のうち 大規模な地震が発生した 場合にその利用を確保することが公益上必要な建物の所有者は 当該建物について 耐震診断を行い その結果を都道府県知事等へ報告しなければならないとされており 耐震性の向上を図る必要があると認められるときは 耐震改修を行うよう努

目次 はじめに P3 1 災害 緊急の範囲 P3 2 時間と場所を考慮した対応の必要性 P3 3 時間ごとの対応 P4 4 場所ごとの対応 P5 5 デジタルサイネージの提供コンテンツ P6 6 緊急時を意識したデジタルサイネージシステム P6 7 情報の切替 復帰の条件 P7 8 緊急運用体制 P

1 国民保護について 2 J アラートを活用した情報伝達 3 国民保護共同訓練等 2

別添 中防災第 1 1 号 平成 29 年 5 月 31 日 各指定行政機関の長各指定公共機関の代表殿 中央防災会議会長 ( 内閣総理大臣 ) 安倍晋三 梅雨期及び台風期における防災態勢の強化について 貴殿におかれては 日頃から各般の施策を通じて災害対策の推進に御尽力をいただいているところであるが

< 単純集計の要約 > < 質問 1> あなたにとって最も備えが必要だと思う災害は何ですか トップは昨年と変わらず 79.8% が 地震 と回答 北海道は 大雪 雪崩 中国 四国 は 津波 九州は 台風 を警戒 < 質問 2> ご家庭の防災対策は 100 点満点で採点すると何点ですか 全体平均は 3

<GK クルマの保険 ( 車両保険 )> ( 自動車によるあて逃げに限ります ) お客さまのおクルマは 車両保険 に加入していますか? 自動車保険の車両保険では 一般車両 もしくは 10 補償限定 のいずれでも 台風や集中豪雨による洪水の事故が対象となります 地震 噴火またはこれらによる津波 によっ

デジタルシステムの国内標準仕様 ( 案 ) の概要 国内標準仕様準拠により 実現する機能 1. 災害情報等の一斉配信サービスへの対応 2. スマートフォン連携による個人属性に応じた情報提供 3. 上での多言語による情報提供の方法 国内標準仕様概要 1. 災害情報等の一斉配信サービスへの対応 端末側に

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平成 31 年 3 月 20 日更新 全国女性の参画マップ 平成 30 年 12 月作成 内閣府男女共同参画局

目次 1. 注意事項と制限事項 注意事項 制限事項 スマ保災害時ナビアプリについて 端末ホームキー押下時のアプリ動作 災害時ナビの事前準備

地震の概要 検知時刻 : 1 月 3 日 18 時分 10 発生時刻 : 1 月 3 日 18 時 10 分 マグニチュード: 5.1( 暫定値 ; 速報値 5.0から更新 ) 場所および深さ: 熊本県熊本地方 深さ10km( 暫定値 ) 発震機構 : 南北方向に張力軸を持つ横ずれ断層型 ( 速報

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セキュリティ対応 :O p e n, W E P, W P A ( P e r s o n a l ), WPA2(Personal), Mixed WPA-WPA2(Personal) Open,WEPは推奨いたしません 2. 通信速度 サービスの安定性を確保するため 接続するインターネット回線の

平成 29 年 12 月 1 日水管理 国土保全局 全国の中小河川の緊急点検の結果を踏まえ 中小河川緊急治水対策プロジェクト をとりまとめました ~ 全国の中小河川で透過型砂防堰堤の整備 河道の掘削 水位計の設置を進めます ~ 全国の中小河川の緊急点検により抽出した箇所において 林野庁とも連携し 中

気象庁 札幌管区気象台 資料 -6 Sapporo Regional Headquarters Japan Meteorological Agency 平成 29 年度防災気象情報の改善 5 日先までの 警報級の可能性 について 危険度を色分けした時系列で分かりやすく提供 大雨警報 ( 浸水害 )

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答弁 谷町長青野議員の質問にお答えいたします 全国瞬時警報システム いわゆるJアラートは弾道ミサイル情報や津波情報 緊急地震速報など 対処に時間的余裕がない事態に関する情報を 人工衛星等を用いて国から市町村まで緊急情報を瞬時に伝えるシステムです 鷹栖町では平成 24 年の3 月にシステムの設置を行い

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布 ) の提供を開始するとともに 国民に対し分かりやすい説明を行い普及に努めること 図った 複数地震の同時発生時においても緊急地震速報の精度を維持するための手法を導入するとともに 緊急地震速報の迅速化を進める 特に 日本海溝沿いで発生する地震については 緊急地震速報 ( 予報 ) の第 1 報を発表

背景 現状と問題点 背景緊急地震速報の高度利用者向け先行提供開始から 8 年 一般提供開始及び警報化から 7 年が経過し 情報伝達手段をはじめ社会環境が変化している 緊急地震速報 ( 予報 ) は 導入当初 機器 設備等の制御等への活用に大きな期待が寄せられた 緊急地震速報 ( 警報 ) の認知度は

資料6 (気象庁提出資料)

平成28年4月 地震・火山月報(防災編)

Transcription:

平成 29 年度行政事業レビュー 公開プロセス J アラートによる緊急情報の 伝達体制の強化 補足説明資料 平成 29 年 6 月 22 日消防庁防災課国民保護室

全国瞬時警報システム (J アラート ) とは 弾道ミサイル情報 津波警報 緊急地震速報等 対処に時間的余裕のない事態に関する情報を 人工衛星及び地上回線を用いて国 ( 内閣官房 気象庁から消防庁を経由 ) から送信し 市町村防災行 政無線 ( 同報系 ) 等を自動起動することにより 国から住民まで緊急情報を瞬時に伝達するシステム これまでの主な使用実績 < 国民保護関係 > H24.12 北朝鮮ミサイル発射情報 ( 沖縄県 ) H28.2 北朝鮮ミサイル発射情報 ( 沖縄県 ) < 気象関係 > 緊急地震速報 H23 東日本大震災他多数 H24 福島県沖他 15 回 H25 淡路島付近他 8 回 H26 伊予灘他 5 回 H27 徳島県南部他 6 回 H28 熊本地震他多数 大津波警報 津波警報 H23.3 東日本大震災 H28.11 福島県沖地震 大雨等の特別警報 H26.7 台風第 8 号 ( 沖縄県 ) H26.8 台風第 11 号 ( 三重県 ) H26.9 大雨 ( 北海道 ) H27.9 台風第 18 号 ( 茨城県 栃木県 宮城県 ) H28.10 台風第 18 号 ( 沖縄県 ) 1

J アラートで配信される情報 J アラートで配信する 25 情報のうち 11 情報については 原則 市町村防災行政無線 ( 同報系 ) 等を自動起動させる設定にする ( 根拠規程 全国瞬時警報システム業務規程 ) 区分の凡例 : 同報無線等を自動起動するもの : 市町村の設定により同報無線等を自動起動 : 同報無線等を自動起動させないもの 情報の種別区分情報の種別区分 1 弾道ミサイル情報 14 震度速報 2 航空攻撃情報 15 津波注意報 3 ゲリラ 特殊部隊攻撃情報 16 噴火警報 ( 火口周辺 ) 4 大規模テロ情報 17 気象等の警報 5 その他の国民保護情報 18 土砂災害警戒情報 6 緊急地震速報 19 竜巻注意情報 7 大津波警報 20 記録的短時間大雨情報 8 津波警報 21 指定河川洪水予報 9 噴火警報 ( 居住地域 ) 22 東海地震に関連する調査情報 10 噴火速報 23 震源 震度に関する情報 11 気象等の特別警報 24 噴火予報 12 東海地震予知情報 25 気象等の注意報 13 東海地震注意情報 2

J アラートの特色 時間的に猶予のない緊急事態の発生を国民に伝え 迅速な避難行動を促すことを目的とする 瞬時性 市町村防災行政無線等を自動的に起動させることで 地方公共団体職員の手を介さず 国から住民に直接情報を伝達 休日 夜間など 地方公共団体の職員体制に関わらず住民に情報を伝達 耐災害性 衛星回線と地上回線の 2 系統による情報受配信 送信 管理システムのバックアップ拠点を有する災害に強いシステム 3

J アラートの活用事例 東日本大震災における J アラートの活用事例 本震の直後で混乱している状況の中 J アラートにより自動的に防災行政無線を起動させて 大津波警報の第 1 報を放送できたことは住民が避難する上で非常に有効であった ( 岩手県洋野町 宮城県東松島市 ) 大津波警報が J アラートにより自動的に防災行政無線及び庁内放送を用いて伝達され 災害対策本部では職員がスムーズに避難誘導へ移ることができ 住民の命が救われた ( 福島県浪江町 ) 大津波警報の第 1 報が J アラートにより自動的に放送され 通常と異なる音声 ( 男性の合成音声 ) であったため 異常な事態であることがすぐに分かったという住民の声があった ( 福島県新地町 ) 津波警報や大津波警報と同時に避難を呼びかける音声が J アラートにより自動的に屋外スピーカーから流れた 屋外スピーカーと J アラートシステムの連動は住民の避難にとって非常に有効であった ( 茨城県ひたちなか市 ) 情報を他のシステムより早く受信でき 庁内放送 メールシステムの初動対応に役立った ( 秋田県大仙市 ) テレビが地震で破損したため 大津波警報を最初に取得したのは J アラートであり 非常時の情報源として役立った ( 宮城県東松島市 ) 地震の影響により市庁舎の受信機は使用できなくなっていたが 消防署に設置された受信機では受信できており 大津波警報の内容を防災行政無線の副制御卓にて手動で放送した ( 岩手県宮古市 ) 4

J アラートの活用事例 平成 28 年 2 月 7 日北朝鮮による 人工衛星 と称する弾道ミサイル発射事案 09 時 30 分頃ミサイル発射 09 時 41 分頃沖縄県上空を通過 <Jアラートによる情報伝達 > 09 時 34 分発射情報を配信 ( 対象地域 : 沖縄県 ) ( 即時音声合成情報 ) 発射情報 発射情報 先ほど 北朝鮮からミサイルが発射された模様です 続報が入り次第 お知らせします 09 時 42 分通過情報を配信 ( 対象地域 : 沖縄県 ) ( 即時音声合成情報 ) 通過情報 通過情報 先程 この地域の上空をミサイルが通過した模様です 沖縄県内において Jアラートにより市町村防災行政無線が自動起動されたほか 消防庁から直接携帯電話事業者を通じて 沖縄県内携帯電話に緊急速報メールを配信した 沖縄県内の携帯電話に配信された緊急速報メール ( 平成 28 年 2 月 7 日 ) 5

J アラートの安定的な運用 いざという時の情報伝達の実効性を高めるためには 日々の点検と訓練を繰り返し行うことが極めて重要 さらに 点検や訓練において不具合が見られた場合は 不具合の原因を徹底的に解明し 十分に改善を図ったうえで再訓練を実施することが必要 訓練 改善 点検サイクル 訓練 J アラートの安定的な運用のためには 点検 不具合発見 訓練 不具合発見 改善 点検 訓練 のサイクルが重要 改善 6

J アラートの安定的な運用 訓練と日頃の運用の組合せによる各部の点検 確認可能な範囲 日頃の運用 訓練 管理 内閣官房又は気象庁 情報入力システム 消防庁 一斉配信システム 受信機 地方公共団体 自動起動装置等 情報伝達機器親局 地方公共団体又は民間企業等 情報伝達機器子局 住民参加の訓練 機器 導通試験 ( 内閣官房 ) 緊急地震速報訓練 ( 気象庁 ) 全国一斉情報伝達訓練 ( 内閣官房 ) 定時放送等 ( 地方公共団体 ) 気象情報等の受信 ( 気象庁 ) 7

情報伝達の充実 新型受信機の導入 新型受信機導入による処理時間の大幅な短縮大地震発生時など 処理すべきデータ量が膨大な場合には 受信機の情報処理に時間を要する恐れがあるが 新型受信機への切り替えにより 処理時間の短縮が可能になる 気象等の特別警報等に係る伝達情報の充実気象等の特別警報に係る音声出力 ( 防災行政無線を除く ) は 大雨 暴風 高潮 波浪 大雪 暴風雪 の 6 区分あり 現行は 処理時間の遅延回避のため 大雨 と その他 の 2 つに分けているが 新型受信機への切り替えにより 6 つに分けることが可能になる また 警報 注意報についても 種別を自動で認識し 警報 注意報名を読み上げることが可能となる J アラートと連携する情報伝達手段の多重化 全ての住民に情報を伝達できるよう J アラートと連携する伝達手段の多重化を進める J アラートによる自動起動が可能な情報伝達手段の整備状況 (H28.5.1 現在 ) J アラートによる自動起動が可能な情報伝達手段の保有状況 (H28.5.1 現在 ) 市町村防災行政無線 防災行政無線以外の無線 有線 ( 屋外スピーカー ) コミュニティFM CATV 放送音声告知端末登録制メール 1,320 107 124 120 96 328 657 0 500 1,000 1,500 3 手段以上 2 手段 1 手段 641 387 713 0 200 400 600 800 屋外スピーカー又は戸別受信機において整備済みの団体 8

最近の主なミサイル発射事案 平成 29 年 5 月 30 日現在 発射日時刻弾種 ( 推定 ) 発射数飛翔距離発射場所平成年約 10,000km 以上 2/7 09:30 テポドン2 派生型 ( 光明星 ) 1 発 沖縄県通過 Jアラート使用 東倉里 ( トンチャリ ) 約 150km( 失敗 ) 05:58 28 6/22 ムスダン ( 火星 10 ) 2 発約 400km 08:05 ロフ高度 1400km 元山付近 3/10 05:20 スカッド系列 2 発 約 500km 南浦 ( ナンホ ) 付近 3/18 05:55,06:17 ノドン 2 発 約 800km (1 発失敗 ) 粛川 ( スクチョン ) 付近 4/15 05:30 ムスダン 1 発 失敗 元山 ( ウォンサン ) 付近 4/23 18:30 SLBM( 北極星 ) 1 発 約 30km 新浦 ( シンホ ) 沖 4/28 06:40,19:26 ムスダン 2 発 失敗 元山付近 5/31 05:20 ムスダン 1 発 失敗 元山付近 7/9 11:30 SLBM 1 発 失敗 新浦沖 7/19 05:45-06:40 スカッド系列 ノドン 3 発 400-500km 1 発は空中爆発? 黄州 ( ファンシ ュ ) 付近 8/3 07:50 ノドン 2 発 約 1,000km EEZ (1 発は失敗 ) 殷栗 ( ウンニュル ) 付近 8/24 05:30 SLBM( 北極星 ) 1 発 約 500km 新浦沖 9/5 12:14 スカッド ER( ノドン改良型?) 3 発約 1,000km EEZ 黄州付近 10/15 12:33 ムスダン 1 発失敗亀城 ( クソン ) 付近 07:00 ムスダン 1 発失敗成29 年4/5 06:42 不明米はスカッドER( 韓国は北極星 2 型 ) と評価 1 発約 50km( 失敗 ) 新浦付近 4/16 06:21 不明 1 発失敗新浦付近 2/12 亀城付近平07:55 北極星 2 型 1 発 約 500km 亀城付近 3/6 07:34 スカッドER 4 発 約 1,000km EEZ 東倉里 3/22 07:49 不明 1 発 約 60km( 失敗 ) 元山付近 10/20 4/29 05:30 不明 1 発 失敗 北倉 ( プクチャン ) 5/14 05:28 ムスダン? 火星 12? 1 発 約 800km ロフ高度 2000km 亀城付近 5/21 16:59 北極星 2 型? 1 発 約 500km 北倉 5/29 05:40 スカッド? 1 発約 400km EEZ 元山付近 凡例ロフ : ロフテット 軌道 EEZ:EEZ 内に落水出典 : 各種報道に基づく 9

仮に 北朝鮮から発射された弾道ミサイルが日本に飛来する可能性がある場合には 政府は 24 時間いつでも J アラートを使用し 住民に対し 情報伝達を行う その際 J アラートによる情報伝達は 国民の保護に係る警報のサイレン音を使用する J アラートによる情報伝達の流れ J アラートによる情報伝達 弾道ミサイル発射 1 ミサイル発射情報 避難の呼びかけ ミサイル発射 ミサイル発射 先程 北朝鮮からミサイルが発射された模様です 頑丈な建物や地下に避難して下さい (1) 日本に落下する可能性があると判断した場合 2 直ちに避難することの呼びかけ 直ちに避難 直ちに避難 直ちに頑丈な建物や地下に避難して下さい ミサイルが落下する可能性があります 直ちに避難して下さい (2) 日本の上空を通過した場合 (3) 日本の領海外の海域に落下した場合 3 落下場所等についての情報 ( 日本の領土 領海に落下 ) ミサイル落下 ミサイル落下 ミサイルが 地方に落下した可能性があります 続報を伝達しますので 引き続き屋内に避難して下さい 2 ミサイル通過情報 ミサイル通過 ミサイル通過 先程 この地域の上空をミサイルが通過した模様です 不審な物を発見した場合には 決して近寄らず 直ちに警察や消防などに連絡して下さい 2 落下場所等についての情報 ( 日本の領海外の海域に落下 ) 先程のミサイルは 海に落下した模様です 不審な物を発見した場合には 決して近寄らず 直ちに警察や消防などに連絡して下さい 弾道ミサイルが発射され 日本に飛来する可能性がある場合は 避難を呼びかけます 屋外にいる場合は近くの頑丈な建物や地下 ( 地下街や地下駅舎などの地下施設 ) に避難してください 弾道ミサイルが日本の領土 領海に落下する可能性があると判断した場合には 更に直ちに避難することを呼びかけます 屋外にいる場合には 直ちに近くの頑丈な建物や地下 ( 地下街や地下駅舎などの地下施設 ) に避難して下さい 上記の情報伝達の流れやメッセージは 状況に応じ 変更する可能性があります 10

弾道ミサイルを想定した住民避難訓練 1. これまでの実施状況 平成 29 年 5 月 30 日現在 実施希望時期団体名実施市町村訓練概要その他 国との共同で行った訓練 3 月 17 日秋田県男鹿市 市単独訓練 5 月 11 日青森県むつ市市単独訓練 2. 今後の実施団体 国から J アラート エムネットを使った情報伝達を実施 防災行政無線及び登録制メールによる住民への情報伝達を実施 男鹿市北浦地区の北浦公民館及び北陽小学校で住民が屋内避難を実施 実施希望時期 団体名 実施市町村 訓練概要その他 国との共同で行う訓練 6 月 4 日 山口県 阿武町 ( あぶちょう ) 防災行政無線による住民への情報伝達を実施 阿武町奈古地区 ( 阿武町役場 阿武小学校周辺 ) において 住民が屋内避難を実施 国からのエムネットによる情報伝達を受け 県と各市町との情報伝達訓練を同時に実施 ( 県防災危機管理課 各市町国民保護担当課 ) 防災行政無線による市民への情報伝達訓練を実施 ( 防府市 光市 ) 6 月 9 日 山形県 酒田市 防災行政無線等による住民への情報伝達を実施 酒田市西荒瀬地区において 住民が屋内避難等を実施 国からのエムネットによる情報伝達を受け 県と各市町村 各消防本部との情報伝達訓練を実施 防災行政無線による住民への情報伝達を実施 燕市渡部地区において 住民が避難を実施 6 月 12 日 新潟県 燕市 燕市の訓練と同時に 国からのエムネットによる情報伝達を受け 県と県内全市町村との情報伝達訓練を実施 一部の市町村で防災行政無線等による住民への情報伝達訓練を実施する予定 当日午後から 新潟県対策本部会議訓練を企画 県及び市単独訓練 6 月 4 日予定福岡県大野城 ( おおのじょう ) 市市単独で実施予定 6 月 11 日広島県福山市県単独で実施予定 11