( ) 除法の意味や割合の意味を理解することに課題があります 例 )A3(1) 120 cmの赤いテープの長さが白いテープの長さの 0.6 倍に当たるとき 二つのテープの長さの関係を表している図を選ぶ 県 31.3%( 全国 34.0%) A8 犬を飼っている 8 人が学級全体の人数の 25% に当

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例 )B3 二物語に描かれている季節を選択する 県 34.1%( 全国 34.2%) こんな問いでした この物語に描かれている季節を 次の 1 から 4 までの中からすべて選びなさい どんな力を見ようとする問題でしょう? 第 1 学年 C 読むこと ウ場面の展開や登場人物などの描写に注意して読み 内

 

平成 21 年度全国学力 学習状況調査結果の概要と分析及び改善計画 調査実施期日 平成 21 年 10 月 2 日 ( 金 ) 教務部 平成 21 年 4 月 21 日 ( 火 )AM8:50~11:50 調査実施学級数等 三次市立十日市小学校第 6 学年い ろ は に組 (95 名 ) 教科に関す

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平成23年度全国学力・学習状況調査問題を活用した結果の分析   資料

PowerPoint プレゼンテーション

平成 29 年度全国学力 学習状況調査の結果の概要 ( 和歌山県海草地方 ) 1 調査の概要 (1) 調査日平成 29 年 4 月 18 日 ( 火 ) (2) 調査の目的義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から 全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握 分析し 教育施策の成果と課題を検証し

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平成 29 年度全国学力 学習状況調査の結果の概要 ( 和歌山県和歌山市 ) 1 調査の概要 (1) 調査日平成 29 年 4 月 18 日 ( 火 ) (2) 調査の目的義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から 全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握 分析し 教育施策の成果と課題を検証し

平成 28 年度埼玉県学力 学習状況調査各学年の結果概要について 1 小学校 4 年生の結果概要 ( 平均正答率 ) 1 教科区分による結果 (%) 調査科目 羽生市 埼玉県 国語 算数 分類 区分別による結果 < 国語 > (%) 分類 区分 羽生市 埼

平成 22 年度全国学力 学習状況調査結果の概要と分析及び改善計画 調査実施期日 平成 22 年 4 月 20 日 ( 火 )AM8:50~11:50 平成 22 年 9 月 14 日 ( 火 ) 研究主任山口嘉子 調査実施学級数等 三次市立十日市小学校第 6 学年い ろ は に組 (105 名 )

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(6) 調査結果の取扱いに関する配慮事項調査結果については 調査の目的を達成するため 自らの教育及び教育施策の改善 各児童生徒の全般的な学習状況の改善等につなげることが重要であることに留意し 適切に取り扱うものとする 調査結果の公表に関しては 教育委員会や学校が 保護者や地域住民に対して説明責任を果

調査の概要 1 目的義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から 全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握 分析し 教育施策の成果と課題を検証し その改善を図るとともに そのような取組を通じて 教育に関する継続的な検証改善サイクルを確立する また 学校における児童生徒への教育指導の充実や学習状況の

2 生活習慣や学習環境等に関する質問紙調査 児童生徒に対する調査 学校意欲 学習方法 学習環境 生活の諸側面等に関する調査 学校に対する調査 指導方法に関する取組や人的 物的な教育条件の整備の状況等に関する調査 2

H30全国HP

問 題

H

平成 30 年 1 月平成 29 年度全国学力 学習状況調査の結果と改善の方向 青森市立大野小学校 1 調査実施日平成 29 年 4 月 18 日 ( 火 ) 2 実施児童数第 6 学年 92 人 3 平均正答率 (%) 調 査 教 科 本 校 本 県 全 国 全国との差 国語 A( 主として知識

Microsoft Word - 中学校数学(福島).doc

るかどうか, そして, その予想した事柄を ~は, になる という形で表現できるかどうかをみるものである 正答率は, 48.1% であり, 発展的に考え, 予想した事柄を ~は, になる という形で表現することに課題がある (3) 学習指導に当たって 事柄を予想することを大切にする数や図形について成

<4D F736F F D208FAC5F8E5A5F355F88C08C7C8D E7397A789C288A48FAC2E646F6378>

平成24年度全国学力・学習状況調査の結果について(概要)

国語 A では, 領域別, 観点別, 問題形式別に見て, どの区分においても全国平均を上回り, 高い正答率でした しかし, 設問別でみると全国および新潟県平均正答率を下回った設問が, 15 問中 1 問, 新潟県の平均正答率を下回った設問は,15 問中 1 問ありました 設問の概要関屋小新潟県全国

平成21年度全国学力・学習状況調査の結果分析(非公表資料)

Taro-H29結果概要(5月25日最終)

平成 25 年度学力定着状況確認問題の結果について 概要版 山口県教育庁義務教育課 平成 2 6 年 1 月 1 実施概要 (1) 目 的 児童生徒の客観的な学力状況の経年的な把握と分析を通して 課題解決に向けた 指導の工夫改善等の取組の充実を図る全県的な検証改善サイクルを確立し 県内す べての児童

< F2D30365F8EF68BC68CA48B E6A7464>

3 次のにあてはまる数を書きましょう レベル 5 6 (H23 埼玉県小 中学校学習状況調査 3(3)) 下の数直線で アのめもりが表す分数は, ア です イまた イのめもりが表す分数は, です ア イ 4 次の問題を読み 問いになさい レベル 5 6 だいきさんは, の計算をするのに

5. 単元指導目標単元の目標 ( 子どもに事前に知らせる ) 小数 整数の意味を考えよう 小数 整数の計算の仕方を見つけ 計算できるようになろう 子どもに事前に知らせる どうまとめるのか 何を ( どこを ) どうするのか ( 作業 教える 考えさせる ) 何についてまとめるのか 1. 小数 整数の

平成 28 年度全国学力 学習状況調査の結果伊達市教育委員会〇平成 28 年 4 月 19 日 ( 火 ) に実施した平成 28 年度全国学力 学習状況調査の北海道における参加状況は 下記のとおりである 北海道 伊達市 ( 星の丘小 中学校を除く ) 学校数 児童生徒数 学校数 児童生徒数 小学校

p.1~2◇◇Ⅰ調査の概要、Ⅱ公表について、Ⅲ_1教科に対する調査の結果_0821_2改訂

2 生活習慣や学習環境等に関する質問紙調査 児童生徒に対する調査 学校意欲 学習方法 学習環境 生活の諸側面等に関する調査 学校に対する調査 指導方法に関する取組や人的 物的な教育条件の整備の状況等に関する調査 2

国語 B では 話すこと 聞くこと 領域において 全国及び県平均を上回っているが 他の三つの領域においては 全国及び県平均を下回っている 活用する力を育成する取組のさらなる充実が必要である 設問 1 の目的に応じて 話し合いの観点を整理する力は身についてきている 設問 3 の二つの詩を比べて読み 自

国語 求められている学力が見える 主として 知識 に関する問題では ほかの学習や実生活において活用できる知識 技能の習得が求められている 描写 要約 紹介 説明 記録 報告 対話 討論などの言語活動に必要な 基礎的な知識 技能を身につけていること 表現したり理解したりするための言語事項に関する 基礎

(2) 国語 B 算数数学 B 知識 技能等を実生活の様々な場面に活用する力や 様々な課題解決のための構想を立て実践し 評価 改善する力などに関わる主として 活用 に関する問題です (3) 児童生徒質問紙児童生徒の生活習慣や意識等に関する調査です 3 平成 20 年度全国学力 学習状況調査の結果 (

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平成 28 年度山梨県学力把握調査 結果分析資料の見方 調査結果概況 正答数分布グラフ 分布の形状から児童生徒の解答状況が分かります 各学校の集計支援ツールでは, 形状だけでなく, 県のデータとの比較もできます 設問別正答率 無解答率グラフ 設問ごとの, 正答率や無解答率が分かります 正答率の低い設

平成19年度全国学力・学習状況調査の結果をふまえた指導改善策

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中学 1 年数学 ( 東京書籍 ) 単元別コンテンツ一覧 単元ドリル教材解説教材 確認問題ライブラリ (OP) プリント教材 教材数 :8 問題数 : 基本 40, 標準 40, 挑戦 40 正の数 負の数などの問題を収録 解説教材 :3 確認問題 :3 数直線 数の大小と絶対値などの解説 確認問題

平成 29 年度 全国学力 学習状況調査結果と対策 1 全国学力調査の結果 ( 校種 検査項目ごとの平均正答率の比較から ) (1) 小学校の結果 会津若松市 国語 A は 全国平均を上回る 国語 B はやや上回る 算数は A B ともに全国平均を上回る 昨年度の国語 A はほぼ同じ 他科目はやや下

指導方法等の改善計画について

解禁日時新聞平成 30 年 8 月 1 日朝刊テレビ ラジオ インターネット平成 30 年 7 月 31 日午後 5 時以降 報道資料 年月日 平成 30 年 7 月 31 日 ( 火 ) 担当課 学校教育課 担当者 義務教育係 垣内 宏志 富倉 勇 TEL 直通 内線 5

調査の概要 1 目的義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から 的な児童生徒の学力や学習状況を把握 分析し 教育施策の成果と課題を検証し その改善を図るとともに 学校における児童生徒への教育指導の充実や学習状況の改善等に役立てる さらに そのような取組を通じて 教育に関する継続的な検証改善サイ

学習指導要領

Ⅱ 平成 28 年度みえスタディ チェックの結果 分析 ( 中学校数学 ) 1 集計結果 (1) 平均正答率及び領域別平均正答率 平均正答率 領域別 数と計算 量と測定 図形 数量関係 第 1 学年第 1 回 61.2% 61.1% 52.7% 46.8% 66.8% 数と式 図形 関数 資料の活用

(2) 国語科 国語 A 国語 A においては 平均正答率が平均を上回っている 国語 A の正答数の分布では 平均に比べ 中位層が薄く 上位層 下位層が厚い傾向が見られる 漢字を読む 漢字を書く 設問において 平均正答率が平均を下回っている 国語 B 国語 B においては 平均正答率が平均を上回って

Microsoft Word - ④「図形の拡大と縮小」指導案

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平成 30 年度全国学力 学習状況調査 北見市の結果等の概要 Ⅰ 調査の概要 1 調査の目的義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から 全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握 分析するとともに教育施策の成果と課題を検証し その改善を図り 学校における児童生徒への教育指導の充実や学習状況の改善等

瑞浪市調査結果概略(平成19年度全国学力・学習状況調査)

第 4 学年算数科学習指導案 平成 23 年 10 月 17 日 ( 月 ) 授業者川口雄 1 単元名 面積 2 児童の実態中条小学校の4 年生 (36 名 ) では算数において習熟度別学習を行っている 今回授業を行うのは算数が得意な どんどんコース の26 名である 課題に対して意欲的に取り組むこ

ホームページ掲載資料 平成 30 年度 全国学力 学習状況調査結果 ( 上尾市立小 中学校概要 ) 平成 30 年 4 月 17 日実施 上尾市教育委員会

平成 29 年度全国学力 学習状況調査 北見市の結果等の概要 Ⅰ 調査の概要 1 調査の目的義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から 全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握 分析するとともに教育施策の成果と課題を検証し その改善を図り 学校における児童生徒への教育指導の充実や学習状況の改善等

調査の概要 1 目的義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から 全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握 分析し 教育施策の成果と課題を検証し その改善を図るとともに そのような取組を通じて 教育に関する継続的な検証改善サイクルを確立する また 学校における児童生徒への教育指導の充実や学習状況の

国語科学習指導案様式(案)

[2007版] 平成23年度 全国学力・学習状況調査の結果概要(01 小・・

平成 25 年度の全国学力 学習状況調査の下野市の全体の結果 ( 国語, 算数 数学 ) は, 小学校, 中学校ともに, すべての領域で, 全国平均正答率を上回る結果となった 小学校の全国学力調査全体結果について 小学校は国語 AB, 算数 AB ともに, 数ポイント全国平均正答率を上回っていた 小

学力スタンダード(様式1)

2 児童観復習プリントから 乗法の交換法則 4 7=7 乗法の結合法則 = 加減混合の式や乗除混合の式の計算はできていると考えられる しかし 分配法則 6 10=6 9+ や 7 8=7 9 はできない児童が数名いて 定着していないことが分かる また 計算の仕方は理解してい

算数科学習指導案 指導者伊達詩恵 1 日時平成 24 年 5 月 21 日 ( 月 ) 5 校時 2 学年第 6 学年 1 組 22 名 3 場所 6 年 1 組教室 4 単元名文字と式 5 単元について 単元観 本単元は, 数量の関係を表す式についての理解を深め, 式に表したり, 式を読み取ったり

(Microsoft Word - \207U\202P.doc)

埼玉県学力 学習状況調査 ( 中学校 ) 復習シート第 1 学年数学 組 番 号 名 前 ( 数と計算 を問う問題) 1 次の計算をしなさい レベル4~6 (H26 全国学力 学習状況調査 1 (1)) (1) (2) 答え 答え 2 次の計算をしなさい レベル 7 8 (1) (2)

平成19年度全国学力・学習状況調査の結果をふまえた指導改善策

都道府県名

小学校における県平均正答率との比較 市と県の平均正答率の差を比べると 国語 A B 算数 A B 理科のすべての教科 領域 区分で 5ポイント以上の差のものはなくなった 国語 A 市 :68.2% 県 :70.1% 差 :-1.9ポイント 国語 B 市 :49.6% 県 :53.6% 算数 A 市

教科の見方 ~ 例算数 ~ 大阪市の平均正答率を表しています ( 算数と理科のみ ) このグラフの項目は 学習指導要領ので平均正答率を表しています このグラフの項目は 問題の内容ごとに平均正答率を表しています 各学での がんばりがみられた点 と がんばりが必要な点 を示しています このグラフの項目は

(2) 教科の問題結果から見られる特徴 基礎的な内容を問う問題については おおむね成果が見られるが 記述式の問 題や基礎的な内容を問う問題の一部に 依然として課題が見られる 主な成果主な課題 ( は問題形式による課題 ) 国語 学年別漢字配当表に示されている漢字を 指定された箇所の正しい筆順を示すこ

全国学力 学習状況調査の調査結果の活用による指導改善に向けた説明会 小学校算数 中学校数学部会 全国学力 学習状況調査結果を活用した指導改善 小学校算数 1 平成 19~22 年の 4 年間の調査結果から明らかになった小学校算数の課題について (1) 4 年間の調査結果から課題として考えられる内容

平成 26 年度 高知県学力定着状況調査結果の概要 速報版 平成 27 年 2 月 高知県教育委員会

都道府県名

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数学科学習指導案 指導者ステップコース隠地純子 平野未紗 ジャンプコース中村徳寿 1 日時平成 27 年 1 月 20 日 ( 火 )5 校時 2 学年第 1 学年ステップコース 12 人 ジャンプコース 19 人 3 単元名空間図形 立体の表面積と体積 4 単元について (1) 単元観中学校学習指

今年度は 創立 125 周年 です 平成 29 年度 12 月号杉並区立杉並第三小学校 杉並区高円寺南 TEL FAX 杉三小の子

2 各教科の領域別結果および状況 小学校 国語 A 書くこと 伝統的言語文化と国語の特質に関する事項 の2 領域は おおむね満足できると考えられる 話すこと 聞くこと 読むこと の2 領域は 一部課題がある 国語 B 書くこと 読むこと の領域は 一定身についているがさらに伸ばしたい 短答式はおおむ

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1 次の (1) から (4) までの各問いに答えなさい (1) ' を計算しなさい (2)2#(-5 2 ) を計算しなさい 中数 A 1

2 全国 埼玉県 狭山市の平均正答率 ( 教科に関する調査の結果 ) ( 単位 %) (1) 小学校第 6 学年 教科ごとの区分 教科 狭山市 埼玉県 全国 国語 A 国語 B 算数 A 算数 B 学習指導要領の

Microsoft Word - 数学指導案(郡市教科部会)

(2) -2,4,1 3 y=-x-2 をかいた ( 人 ) 4 (1) y=2x-9,y=2x,y=3x+3 (2) y=x+11 (3) 指導観校内の研究テーマが 考える力を引き出す授業のあり方 ということで, 数学科では考える力とは何かを分析し,11 項目に整理した 1 帰納的に考える力 2

中央教育審議会 初等中等教育分科会 教育課程部会(第42回(第3期第28回))議事録・配付資料 [資料1] 特定の課題に関する調査(算数・数学)結果のポイント

○数学科 2年 連立方程式

第 2 章 知 徳 体 のバランスのとれた基礎 基本の徹底 基礎 基本 の定着 教育基本法 学校教育法の改正により, 教育の目標 義務教育の目標が定められるとともに, 学力の重要な三つの要素が規定された 本県では, 基礎 基本 定着状況調査や高等学校学力調査を実施することにより, 児童生徒の学力や学

2 度数分布 ( 正答数分布グラフ ) 3 の概要 学習指導要領の領域別平均正答率 評価の観点の平均正答率では 各領域とも全国平均を上回っている 特に 学習指導要領の領域別平均正答率の 読むこと で2.9ポイント 伝統的な言語文化と国語の特質に関する事項 で4.1ポイント全国平均を上回っている 評価

25math3

2、協同的探究学習について

第 3 学年 2 組算数科学習指導案 1 単元名たし算とひき算の筆算 指導者永田佳江 2 単元について (1) 単元観 該当する学習指導要領の内容 A 数と計算 A(2) 加法, 減法 (2) 加法及び減法の計算が確実にできるようにし, それらを適切に用いる能力を伸ばす 本単元で扱う たし算とひき算

第 6 学年算数科学習指導案 日時平成 25 年 月 日 ( ) 校時対象第 6 学年 組 名学校名 立 小学校授業者 1 単元名 速さ ( 学校図書 6 年上 ) 2 単元の目標速さについて理解し 求めることができるようにする 3 単元の評価規準 単元の評価規準 ア算数への関心 意欲 態度 速さを

2 調査結果 (1) 教科に関する調査結果 全体の平均正答率では, 小 5, 中 2の全ての教科で 全国的期待値 ( 参考値 ) ( 以下 全国値 という ) との5ポイント以上の有意差は見られなかった 基礎 基本 については,5ポイント以上の有意差は見られなかったものの, 小 5 中 2ともに,

平成27年度全国学力・学習状況調査結果の概要

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1 単元名 分数 ( 全 10 時間 ) 教材名 分数をくわしく調べよう ( 東京書籍 4 年下 ) 第 4 学年算数科学習指導案平成 26 年 11 月 26 日 ( 水 ) 5 校時 4 年 1 組 ( 男子 13 名 女子 10 名計 23 名 ) 指導者上田稚子 ( 学習指導要領 ) A 数

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【分析結果】H29朝来市立大蔵小学校

単位量あたりの大きさ

依然として課題 問題例 記述式の問題について 依然として課題が見られる が見られる問題 小学 3 年国語平均正答率 46.0% 書くことが苦手 というように 漠然とした課題把 握では 課題改善はなかなか進みませんね 今後の指導 算数 数学科においては 算数 数学的用語を用いて 事実 方法 理由や根拠

国語の授業で目的に応じて資料を読み, 自分の考えを 話したり, 書いたりしている

Transcription:

小学校算数 調査結果と課題及び指導の改善 1 結果の概要 ( 全体の傾向 ) 県の平均正答率は A 問題 72.0% B 問題 57.5% であり A B 問題ともに全国の平均正答率 (A 問題 73.3% B 問題 58.9%) を下回っています B 問題の県の平均正答率の全国比 ( 全国平均正答率を 100 としたとき ) は 97.6 であり 平成 22 年度調査における全国比 98.2 と比較すると やや低下しています 参考 ( 全国平均正答率を 100 とする ) H24 A 問題 98.2 B 問題 97.6 H22 A 問題 98.1 B 問題 98.2 おおむね良好です 改善の傾向が見られます 整数 分数の四則計算をすることはおおむね良好です 過去の調査で課題が見られた四則混合計算も 改善の傾向が見られます A1(1)~(7) 平均値県 84.4%( 全国 84.6%) A1(5) 6 2+8 3 県 77.0%( 全国 80.0%) 参考 H22 50+150 2 県 54.0%( 全国 65.9%) 測定値の平均を求めることはおおむね良好です A4 県 87.3%( 全国 86.9%) 表を用いて 二つの数量の関係が比例の関係にあることの理解についてはおおむね良好です A9 県 82.6%( 全国 84.8%) 算数の勉強は好き 算数の授業の内容はよく分かる と回答した児童の割合が 増加しています 児童質問紙 (56) 算数の勉強は好き H24 県 66.2%( 全国 64.9%) 参考 H22 県 59.5%( 全国 63.8%) 児童質問紙 (58) 算数の授業の内容はよく分かる H24 県 81.9%( 全国 79.1%) 参考 H22 県 77.2%( 全国 78.0%) こんな課題があります 評価の観点が 数量や図形についての知識 理解 である設問の正答率が 全国の正答率を下回っています A 問題で全国の正答率を 2 ポイント以上下回っている設問数は 9 問 ( 全 19 問 ) 内 8 問は知識 理解を問う設問でした 例 )A2(2) 596 の 1/100 の大きさの数を小数で書く 県 68.6%( 全国 73.7%) A5(1) 示されたはがきの面積は約何cm 2 かを選ぶ 県 55.8%( 全国 60.6%) A7 示された半円をかくために コンパスの針を刺す場所と コンパスの開いている長さを答える 県 71.7%( 全国 76.1%) A5(1) 下のはがきの面積は約何cm 2 ですか 1 約 50 cm 2 2 約 150 cm 2 3 約 450 cm 2 4 約 1350 cm 2 算数の用語を用いて事象の関係を理解したり 適切に表現したりすることに課題があります 例 )B2(2) 中型の跳び箱を 70 cmの高さにすることができるかどうかを判断し そのわけを書く 県 25.7%( 全国 26.8%) B2 ゆかりさんの学校には 小型と中型の 2 種類のとび箱があります 小型のとび箱の 1 段ごとの高さは 1 段目が 30 cm 2 段目から8 段目までがそれぞれ 10 cmです 中型のとび箱の 1 段ごとの高さは 1 段目が 35 cm 2 段目から4 段目までがそれぞれ 15 cm 5 段目から8 段目までがそれぞれ 10 cmです (2) 中型のとび箱を小型のとび箱と同じ 70 cmの高さにしようと思います 中型のとび箱を 70 cmの高さにすることができますか 下の1と2から正しいほうを選んで その番号を書きましょう また その番号を選んだわけを 言葉や数を使って書きましょう 1 中型のとび箱を 70 cmの高さにすることはできる 2 中型のとび箱を 70 cmの高さにすることはできない -11-

( ) 除法の意味や割合の意味を理解することに課題があります 例 )A3(1) 120 cmの赤いテープの長さが白いテープの長さの 0.6 倍に当たるとき 二つのテープの長さの関係を表している図を選ぶ 県 31.3%( 全国 34.0%) A8 犬を飼っている 8 人が学級全体の人数の 25% に当たるとき 学級全体の人数を求める式と答えを書く 県 60.6%( 全国 58.3%) 参考 無回答率県 11.1%( 全国 10.0%) A3 赤いテープと白いテープの長さについて 次のことがわかっています 赤いテープの長さは 120 cmです 赤いテープの長さは 白いテープの長さの 0.6 倍です (1) 赤いテープと白いテープの長さの関係を正しく表している図はどれですか B5(3) 示された表から 合計の人数を基にした一輪車に乗れる人数の割合は 男子と女子ではどちらの方が大きいかを判断し そのわけを書く 県 25.0%( 全国 23.3%) 参考 無回答率県 12.0%( 全国 10.6%) 2 指導改善のポイント ポイント 1 単位時間の役割を明確にし 役割に応じた指導をしましょう < 単元指導の参考資料 > 反転 : 教師の働きかけ 児童の活動 ねらい 小単元 小数 整数 時 1 2 純小数 (1/10の位) 整数 (1 位数 ) の 帯小数 (1/10の位) 整数 (1 位数 ) の 主な学習活動 計算の仕方を考える 計算の仕方を考える < 教科書 P.32 33 34> < 教科書 P.35> 純小数(1/10の位) 整数 (1 位数 ) 帯小数(1/10の位) 整数 (1 位数 ) 評価規準の例 の計算の仕方について考えている の筆算が確実にできる ( 技能 ( 数学的な考え方 ) ) 授業展開 2 1 主なつまずき 指導のポイ ント 留意点 つまずきへの対応 整数 整数の計算に直して処理した結果から もとの式の計算の結果を導くことができない 問題を提示する 教科書 P.33 問題 1 を読む 0.2 6 を立式し 立式の根拠を 数直線を使って説明する 0.2 6 の計算のしかたを考えましょう < やってみる >( 1) 0.2 は 0.1 の 2 個分であるから 0.2 6 の計算では 0.1 が 2 6 で 12 個と考えることができる だから 0.2 6=1.2 まとめる 小数 整数の計算は 0.1 がいくつ分になるかを考えると 整数 整数に直して計算することができる < 練習する > 見届ける 練習問題 1 2 に取り組む 単元全体について話す いろいろな小数のかけ算やわり算の計算の仕方を考え 計算ができるようにしていく学習を行う 0.1 が2 個で 0.2 を図で書き表して説明する また その図から 2 6=12 の 12 の意味を確認する ( 1) 0.1 をもとにして小数を整数にしたり 整数を小数に戻したりすることができない 問題を提示する 教科書 P.35 問題 2 を読む 4.2 3 を立式する 4.2 3 の計算しかたを考えましょう < やってみる > 4.2 は 0.1 の 42 個分であるから 4.2 3 の計算では 0.1 が 42 3 で 126 こと考えることができる だから 4.2 3=12.6 教える 4.2 3 の筆算の仕方 ( 2) < やってみる > 考えを深める問題に取り組む < 練習する > 見届ける 練習問題 3 に取り組む 0.1 をもとにしている図を用意し 0.1 が 10 個分で 1 になることから順番に考え 126 個で 12.6 であることを確認する ( 2) 単位時間の役割を 次の 2 つの視点から考えましょう 1 知識 技能を習得すること 定着を図ることを重点とした授業 2 知識 技能を活用し 思考力 判断力 表現力等を育むことを重点とした授業 本時の役割を明確にするに当たっては 単元や単位時間の指導内容の系統性を理解することが必要です 新しく身に付ける知識 技能を 児童がそれまでに身に付けてきた知識 技能を基にして作り上げていくようにしましょう 知識 技能を活用し 思考力 判断力 表現力等を育むことを重点とした授業 では 児童が考えを説明したり記述したりする活動を十分に行います 学んだ内容の理解を深める問題や 繰り返し練習する問題に取り組みましょう 知識 技能を習得すること 定着を図ることを重点として授業 では 時間を十分に確保し 知識 技能を習得できるようにします 小学校算数科単元指導の参考資料 ( 岐阜県教育委員会 ) http://www.gifu-net.ed.jp/ssd/sien/kiso/shidoukeikaku/shidouindex.html -12-

ポイント 2 筋道を立てて考え 説明する場面を設定することで 表現する力を育てましょう 平成 24 年度全国学力 学習状況調査小学校の結果を踏まえた授業アイデア例 P.12 何を どこまで 書いたら 話したら算数の説明になるのかを指導しましょう 例 ) 根拠の不足した説明を示すことで 説明に必要な事柄を考えます 平成 24 年度全国学力 学習状況調査小学校の結果を踏まえた授業アイデア例 P.11,12 算数の用語を的確に用いるように指導しましょう 用語を学習したときだけではなく その後の学習においても積極的に使います 一度学習した用語でも その後の学習の際には 用語の意味が曖昧になっていることがあるので 用語の意味について確認し 確実に用いることができるようにします 平成 24 年度全国学力 学習状況調査 小学校 報告書 P.241 ポイント 3 乗法や除法の意味の理解や割合の意味の理解をていねいに指導しましょう 倍 という表現を含む文章から 何が基準量になっているのかを確認して数量関係を捉えられるように指導しましょう 簡単な数値に置き換えて数量の関係を考えるように指導しましょう 平成 24 年度全国学力 学習状況調査小学校の結果を踏まえた授業アイデア例 P.7,8-13- や を用いて数量の関係を式や図に表すことで 数量の関係を的確に捉え 演算を決定することができるように指導しましょう

3 指導改善を進めるに当たって 次の資料に具体的事例が示されています 校内研修や授業計画などの資料として活用しましょう 1 平成 24 年度全国学力 学習状況調査小学校の結果を踏まえた授業アイデア例 ( 平成 24 年 9 月 国立教育政策研究所教育課程研究センター http://www.nier.go.jp/09jugyourei/09jugyourei.htm) 2 平成 24 年度全国学力 学習状況調査 小学校 報告書 ( 平成 24 年 9 月 文部科学省 http://www.nier.go.jp/12chousakekkahoukoku/03shou_houkokusho.htm) 基礎学力定着支援事業 授業改善実践校の取組は 児童の学力向上に大きな成果をあげています 授業改善の参考にしてみましょう 例 ) 診断テスト 学習状況カルテ 等により一人一人の児童の学習状況を確実に把握する 知識 理解の習得や定着を図ることが中心となる授業では 定着問題に取り組む時間を十分に確保する 単位時間の授業の終末で 児童が本時の学習内容が分かったか できるようになったかを確かめてみる学 習活動を位置付ける ( 学習したことを試してみる やってみる ) 単位時間の授業の終末などで 教師は 一人一人の児童が本時の学習内容を身に付けたどうかを確実に見 届け 不十分なときは補充する 習熟別尐人数指導を有効に活用し 習熟の程度に応じた指導をする 小学校算数科 学期末復習問題 及び 補充問題 ( 岐阜県教育委員会 ) 等を活用し 繰り返し学習する機会を設定したり 補充的な学習を行ったりしましょう 小学校算数科 学期末復習問題 及び 補充問題 は 岐阜県総合教育センターのホームページに掲載しています (http://www.gifu-net.ed.jp/ssd/sien/kiso/hyoukamonndai/mondaiindex.html) 小学校算数科 学期末復習問題 及び 補充問題 の効果的な使い方の例例 1) 学期末復習問題を先に実施する場合その1 1 学期末復習問題の出題範囲を知らせる 2 学期末復習問題を実施する 3 学期末復習問題の結果に応じ 該当の補充問題を渡す 4 補充問題を回収し 確認をする 5 必要に応じて 再度補充問題を渡す その2 1 学期末復習問題を復習のための家庭学習として配布する 2 学期末復習問題 ( 数値や条件を変えたもの ) を実施する 3 学期末復習問題の結果に応じ該当の補充問題を渡す 4 補充問題を回収し 確認をする 5 必要に応じて 再度補充問題を渡す 例 2) 補充問題を先に実施する場合 1 補充問題を学期の学習内容の復習を行うための家庭学習として配付する 2 学期末復習問題を実施する 3 学期末復習問題の結果に応じ該当の補充問題を渡す 4 補充問題を回収し 確認をする 5 必要に応じて 再度補充問題を渡す -14-

中学校数学 調査結果と課題及び指導の改善 1 結果の概要 ( 全体の傾向 ) 県の平均正答率は A 問題 65.1% B 問題 53.0% であり A B 問題ともに全国の平均正答率 (A 問題 62.1% B49.3%) を上回っています B 問題の県の平均正答率の全国比 ( 全国平均正答率を 100 としたとき ) は 107.5 であり 平成 22 年度調査における全国比 112.2 と比較すると やや低下しています 参考 ( 全国平均正答率を 100 とする ) H24 A 問題 104.8 B 問題 107.5 H22 A 問題 104.8 B 問題 112.2 おおむね良好です できています 文字式の計算 連立二元一次方程式を解くこと 対称移動した図形をかくことなど基本的な技能の習得についてはおおむね良好です A2(1) (7x+5y)-(5x+2y) を計算する 県 79.9%( 全国 77.6%) A3(2) 連立方程式を解く 県 83.3%( 全国 80.5%) A4(2) 三角形を 直線を軸として対象移動した図形をかく 県 85.5%( 全国 81.3%) 方程式を解く際に用いられている等式の性質を選ぶこと 1 回転させると円柱ができる平面図形を選ぶこと 三角柱の展開図として正しいものを選ぶことは相当数の生徒ができています A3(3) 一次方程式を解く際に用いられている等式の性質を選ぶ 県 83.5%( 全国 78.5%) A5(2) 1 回転させると円柱ができる平面図形として正しいものを選ぶ 県 91.4%( 全国 86.9%) A5(3) 三角柱の展開図として正しいものを選ぶ 県 94.2%( 全国 92.8%) 全体的に記述式問題における県の無回答率が 全国の無回答率よりも低くなっています 例 ) B2(2) 連続する 3 つの偶数の和について成り立つ事柄を表現する 県無回答率 21.3%( 全国 24.9%) B4(2) 2 つの直線が垂直に交わることを 三角形の合同を利用して証明する 県無回答率 18.8%( 全国 22.4%) こんな課題があります 数学的な表現を用いて説明することや事柄が成り立つ理由を説明することに課題があります 例 )B1(2) 2つの人工衛星の軌道の長さの差を求める計算から分かることを選び その理由を説明する 県 11.3%( 全国 9.9%) B5(3) AE の長さを求められるようにするための方法を説明する 県 26.4%( 全国 22.5%) B6(3) 正多角形の頂点の数と正多角形の 1つの外角の大きさの関係がどのような関数であるかを選び その理由を説明する 県 26.2%( 全国 22.9%) B1(2) 地球を半径 rkm の球 人工衛星の軌道を円とすると ISS の軌道の半径は (r+400)km 軌道の長さは 2π(r+400)km となる ひまわり 7 号の軌道の長さも同じように考えると 2つの人工衛星の軌道の差は 次のように計算できます 2つの人工衛星の軌道の差について分かることを選び それが正しいことの理由を説明しなさい ア軌道の長さの差は 地球の半径の値によって決まる イ軌道の長さの差は 地球の半径の値に関係なく決まる 数や図形の性質や関係について数学的に表現したり 数学的に表現されたものの意味を読み取ったりすることに課題があります A6(2) n 角形は1つの頂点からひいた対角線によっていくつかの三角形例 )A6(2) n 角形の内角の和を求めるに分けられます 式で (n-2) が表すものこのことから n 角形の内角の和は 180 (n-2) で表すことがを選ぶ できます この式の (n-2) は n 角形において何を表していますか 県 48.9%( 全国 45.7%) -15-

2 つの数量の関係が比例 反比例 一次関数の関係になることを理解することに課題があります A12 一次関数を表した事象を選ぶ 県 40.1%( 全国 37.9%) A12 下のアからオまでの中に y が x の一次関数であるものがあります ア面積が 60 cm 2 の長方形で 縦の長さが x cmのときの横の長さ y cmイ 1500m の道のりを xm 歩いたときの残りの道のり ym ウ身長 x cmの人の体重 ykg エ 6m のリボンを x 人で同じ長さに分けるときの 1 人分の長さ ym オある地点での午後 x 時の気温 y 数学の勉強は好き 数学の授業の内容はよく分かる と回答した児童の割合が減尐しています 生徒質問紙 (56) 数学の勉強は好き H24 県 52.9%( 全国 52.1%) 参考 H22 県 55.0%( 全国 53.3%) 生徒質問紙 (58) 数学の授業の内容はよく分かる H24 県 68.4%( 全国 64.9%) 参考 H22 県 71.5%( 全国 65.7%) 2 指導改善のポイント ポイント 1 筋道を立てて考え 説明する場面を設定することで 表現する力を育てましょう 生徒が考えを説明したり 記述したりする活動を設定しましょう ( 例 ) どのようなことが予想できるかを議論する どのように問題を解決していくかその方針を話し合う 解決へのプロセスをノートに記述する 事柄が成り立つ理由を説明する 生徒が考えを説明したり記述したりする活動を促すよう教師の発問を工夫しましょう ( 例 ) ~ についての 何 を どのように 調べるのですか と を比べると どのようなことがいえますか 選んだわけ ( 考え ) を 言葉や式を使って書きましょう 何を どこまで 書いたら 話したら数学の説明になるのかを指導する ( 例 ) 根拠の不足した説明を示すことで 説明に必要な 事柄を考える 平成 24 年度全国学力 学習状況調査中学校の結果を踏まえた授業アイデア例 P.7 8 数学の用語を的確に用いるように指導しましょう 用語を学習したときだけではなく その後の学習においても積極的に使いましょう 一度学習した用語でも その後の学習の際には 用語の意味が曖昧になっていることがあるので 用語の意味について確認し 確実に用いることができるようにしましょう -16-

ポイント 2 数学的に表現したり 数学的に表現されたものを読み取ったりすることを ていねいに指導しましょう 事象を数学的に表現する場面で 同時に 数学的に表現された式などを読んで 事象に即して解釈するなどの活動を取り入れてみましょう 文字式を用いた説明や図形の証明をする場面で 与えられた問題を説明 ( 証明 ) するだけでなく 説明 ( 証明 ) した後 その証明を読み 問題を発展的に考える活動を取り入れてみましょう ポイント 3 具体的な事象における 2 つの数量の関係を捉える方法を理解し 変化や対応を調べることを大切にしましょう 具体的な事象の中から 2 つの数量を取り出し 表やグラフを用いてそれらの変化や対応の様子を調べ 2 つの数量の関係を式で表し どのような関数であるかを判断する活動を行いましょう 3 指導改善を進めるに当たって 次の資料に具体的事例が示されています 校内研修や授業計画などの資料として活用しましょう 1 平成 24 年度全国学力 学習状況調査中学校の結果を踏まえた授業アイデア例 ( 平成 24 年 9 月 国立教育政策研究所教育課程研究センター http://www.nier.go.jp/09jugyourei/09jugyourei.htm) 2 平成 24 年度全国学力 学習状況調査 中学校 報告書 ( 平成 24 年 9 月 文部科学省 http://www.nier.go.jp/12chousakekkahoukoku/index.htm) 基礎学力定着支援事業 授業改善実践校の取組は 生徒の学力向上に大きな成果をあげています 授業改善の参考にしてみましょう 例 ) 診断テスト 学習状況カルテ 等により一人一人の生徒の学習状況を確実に把握する 知識 理解の習得や定着を図ることが中心となる授業では 定着問題に取り組む時間を十分に確保する 単位時間の授業の終末で 生徒が本時の学習内容がわかったか できるようになったかを確かめてみる学 習活動を位置付ける ( 学習したことを試してみる やってみる ) 単位時間の授業の終末などで 教師は 一人一人の生徒が本時の学習内容を身に付けたどうかを確実に見 届け 不十分なときは補充する 平成 24 年度全国学力 学習状況調査 中学校 報告書 P.278 279 習熟別尐人数指導を有効に活用し 習熟の程度に応じた指導をする -17-