217 年 12 月期 決算説明会 STOCK CODE:7177 代表執行役社長常務執行役 グループ CEO グループ CFO 鬼頭山本 弘泰樹 218 年 1 月 31 日
2 目次 決算概要 218 年度の重点施策と事業概況 Appendix
3 トピックス 決算期変更 217 年 12 月期は 決算期変更に伴い 9 か月の変則決算 ( 前年同一期間 :216 年 4 月 1 日 ~216 年 12 月 31 日 ) GMO コインが成長 当社連結子会社で 仮想通貨売買サービスを提供する GMO コインが堅調 四半期黒字達成 タイ王国現地法人事業開始 216 年 11 月に設立したタイ王国現地法人が 217 年 11 月より インターネット証券取引サービスを提供開始 218 年度のセグメント名称 218 年度より セグメントを現在の 金融商品取引業 から 証券 /FX 事業 と 仮想通貨事業 に変更
決算サマリー 217 年 12 月期 前年同一期間参考値前年同一期間比 ( 億円 ) (216 年 4-12 月 ) (217 年 4-12 月 ) 増減額増減率 営業収益 26.1 216.5 1.4 5.1% 純営業収益 195.7 198.1 2.4 1.3% 営業利益 77.1 74.6-2.5-3.3% 経常利益 76.2 73.4-2.7-3.6% 最終利益 52.8 51.4-1.4-2.8% 4
5 営業利益増減要因 店頭 FX の減収分を仮想通貨事業でカバー ( 億円 ) +.8 株式.4 先物 OP 1.5 くりっく 365 11.2 +6. +8.7 3.8 タイ事業への投資 +.4 その他 77.1 仮想通貨 1.5 74.6 店頭 FX 外為 OP CFD 金融収支 17/3 期 ( 16 年 4-12 月 ) 17/12 期 ( 17 年 4-12 月 )
営業収益内訳 商品別 (億円) 株式 ETF等 16. 15. 14. 13. 12. 11. 1. 9. 8. 7. 6. 5. 4. 3. 2. 1.. 先物 オプション 14. 14.9 4.6 5.2 Y/Y 4.4 +6.2% 4.8 4.9 4.8 2.5 2. 1.5 1..5. 17/3期(4-12月) 15. 1. 5.. 15.2 12. 139. 48.2 Y/Y 43.5 43.1-7.5% 47.2 58.9 48.2 17/3期(4-12月) 17/12期 (4-12月) 6. 1.7.6 Y/Y.6-21.1%.8.4 1..5 17/3期(4-12月) 17/12期 (4-12月) 店頭FX 外為OP 2. 2.2 1. 8. 6. 4. 2. 11. くりっく365 取引所FX 5. 4. 3. 2. 1. 17/12期 (4-12月) Y/Y 3.1-13.7 4.1. 17/3期(4-12月) 1.9 1.5 3.8 Y/Y -28.5% 1.2 1.8 1.3 1.2 17/3期(4-12月) 17/12期 (4-12月). CFD 3.8 5.4 金融収益 9.5 35. 3.6 25. 3.2 2.7 15. 17/12期 (4-12月) 3. 2. 1. 5.. 3.1 21.9 Y/Y 12. 7.6 +37.1 9.6 7.2 8.4 7. 17/3期(4-12月) 17/12期 (4-12月) 株式 maneo 投資信託の取引から得られる受入手数料 6
四半期業績推移 営業収益 営業利益 ( 億円 ) 営業収益 営業利益 67 78 69 Q/Q 増収増益 23 26 23 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 7 16/3 期 17/3 期 17/12 期
四半期業績推移 営業収益の内訳 ( 億円 ) 受入手数料トレーディング損益金融収益その他 67.5 7 5 78 2 69 2 9 12 49 54 Q/Q TR 損益増収 店頭 FX 取引 仮想通貨取引に係る収益が増加 8 7 8 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 8 16/3 期 17/3 期 17/12 期
販管費の四半期推移 ( 億円 ) 取引関係費 人件費 不動産関係費 事務費 減価償却費 その他 4 2 44 2 4 2 2 1 2 5 6 5 6 6 6 6 7 7 Q/Q 11.1% 増 支払手数料 +.7 億円広告宣伝費 +2. 億円のれん償却額 +.4 億円 17 16 2 今後の費用見通し :5 億円前後 GMO コインの業容拡大に伴い 固定費及び広告宣伝費増 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 9 16/3 期 17/3 期 17/12 期
1 株主還元 目標 連結配当性向 5%( 年 4 回配当 ) 1 株当たり配当金 Q1 Q2 Q3 期末年間 217 年 12 月期 6.9 円 8.5 円 6.2 円 217 年 3 月期 9.7 円 6.15 円 6.68 円 3.64 円 21.6 円 26.17 円 217 年 12 月期の期末配当は 現時点の予想であり 218 年 2 月開催予定の取締役会にて正式に決議予定です
11 目次 決算概要 218 年度の重点施策と事業概況 Appendix
12 218 年度の重点施策 仮想通貨 FX 証券 リソースを集中投下し 事業基盤を徹底強化 サービス強化 FX 収益率のさらなる改善 海外事業の強化 (BtoB) 手数料 金利の見直しを原資とする商品 サービスの充実 銀証連携サービスの開始
事業概況ハイライト FX 取引高 (217 年 1-12 月 ) 取引高シェア (217 年 1-12 月 ) 預り証拠金残高 (217 年 12 月末 ) 213 兆円 前年同期 351 兆円 22.7% 前年同期 26.6% 1,572 億円 前年同月末 1,324 億円 株 売買代金売買代金シェア信用取引残高 (217 年 1-12 月 ) (217 年 1-12 月 ) (217 年 12 月末 ) 6. 兆円 前年同期 5.1 兆円 6.7% 前年同期 7.5% 1,291 億円 前年同月末 1,21 億円 13 FX 取引高シェア 株式売買代金シェアは金融先物取引業協会 日本取引所グループ公表資料より当社作成 FX( 店頭 FX) のデータは GMO クリック証券及び FX プライム bygmo の合計値 株式売買代金シェアは 2 市場の株式等個人委託売買代金 (ETF REIT 含む ) に占めるシェア
店頭 FX 収益率の状況 ビッグデータ解析開始以降 スプレッド収益率 は改善傾向で推移 216 年 3 月 ~ 217 年 12 月 全通貨ペア平均 ( 月平均 ) 解析サイクル開始 11 通貨ペアのスプレッド縮小実施 3 月 4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 1 月 11 月 12 月 1 月 2 月 3 月 4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 1 月 11 月 12 月 216 年 217 年 スプレッドに対しどれくらいの比率で収益が出ているかを示す指標 スプレッド.3 に対して収益が.15 であれば スプレッド収益率は 5% 14
店頭 FX グループ取引高 シェアの推移 他社動向を勘案しつつ取引高アップにつながるキャンペーンの実施を検討 ( 兆円 ) 2 グループ取引高 1 グループ シェア 2 26.3% 21.3% 3% 15 2% 1 1% 5 211 年 4 月 212 年 4 月 213 年 4 月 214 年 4 月 215 年 4 月 216 年 4 月 217 年 4 月 % 15 当社データ及び金融先物取引業協会 店頭 FX 月次速報 より当社作成 1 215 年 2 月以前の店頭 FX 取引高は GMO クリック証券単体数値 215 年 3 月以降は GMO クリック証券 FX プライム bygmo の取引高合計値 2 グループ シェアは 金融先物取引業協会 店頭 FX 月次速報 を市場全体として算出
店頭 FX 主要 KPI 比較 4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 1 月 11 月 12 月 1 月 2 月 3 月 4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 1 月 11 月 12 月 店頭 FX 取引高 店頭 FX 預り証拠金残高 ( 兆円 ) 14 GMOクリック証券 DMM.com 証券 ワイジェイFX ヒロセ通商 外為どっとコム マネーパートナーズ FXプライムbyGMO ( 億円 ) 1,6 GMOクリック証券 DMM.com 証券 ワイジェイFX ヒロセ通商 外為どっとコム マネーパートナーズ FXプライムbyGMO 12 1,4 1 1,2 8 1, 8 6 6 4 4 2 2 4 月 5 月 6 月 216 年 7 月 8 月 9 月 1 月 11 月 12 月 1 月 2 月 217 年 3 月 4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 1 月 11 月 12 月 216 年 217 年 16 矢野経済研究所月次調査有力 FX 企業月間データランキング (216 年 4 月 ~217 年 12 月 ) より当社作成 取引高は百万通貨は 1 億円として換算
CFD 売買代金 収益の推移 ( 億円 ) 8 CFD 売買代金 ( 右軸 ) CFD 収益 ( 左軸 ) ( 兆円 ) 5 7 6 5 4 3.2 3.6 4 3 Q/Q 13.5% 増収 3 2 2 2.5 1.9 1 1 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 17 16/3 期 17/3 期 17/12 期 売買代金は GMO クリック証券の数値を参考として記載 収益には一部海外子会社の店頭 FX に係る収益が含まれる
株式 株式売買代金 ( 兆円 ) 35 3 25 主要ネット証券株式等売買代金推移 GMOクリック証券 SBI 証券 楽天証券 松井証券 カブドットコム証券 マネックス証券 6. 兆円 217 年 7-9 月 5.1 兆円 2 市場占める個人株式等委託売買代金シェア (217 年 1-12 月 ) 6.7% 217 年 7-9 月 7.4% 2 15 1 5 18 215 年 216 年 217 年 日本取引所グループ 各社公表資料より当社作成 株式売買代金シェアは 2 市場の株式等個人委託売買代金 (ETF REIT 含む ) に占めるシェア
株式 株式委託手数料 委託手数料率の推移 ( 億円 ) 株式委託手数料 ( 左軸 ) 株式委託手数料率 ( 右軸 ) (bp) 6 5 4.845.773 4.6 4.3.9.8.7.6 Q/Q 8.8% 増収 3.5.4 手数料 金利見直し実施 218 年 1 月以降の委託手数料率改善を見込む 2.3.2 これを原資として 商品 サービスの充実を図る計画 1.1. Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 16/3 期 17/3 期 17/12 期 19
2 海外 事業の状況 タイ王国現地法人 217 年 11 月 2 日よりインターネット証券取引サービスを提供開始現物取引とともに信用取引にも注力し成長を図る
21 仮想通貨 仮想通貨市場の状況 217 年 仮想通貨市場は急拡大 市場の成熟とともに大きな成長が見込める分野 ( 億ドル ) 3, 2,5 2, 1,5 ビットコイン時価総額の推移 2,167 億ドル ( 約 23 兆円 ) 32% 仮想通貨全体の時価総額 5,972 億ドル ( 約 65 兆円 ) 35% ビットコインイーサリアムリップルビットコインキャッシュその他 1, 5 215 年 1 月 216 年 1 月 217 年 1 月 218 年 1 月 5% 1% 18% CoinMarketCap 調べ (218 年 1 月 21 日時点 )
22 仮想通貨 GMO コインの状況 仮想通貨市場の拡大とともに口座数 取引高は堅調に推移 1 5/31 仮想通貨売買サービス 本格提供開始 取引金額 仮想通貨口座数 9/27 イーサリアム ビットコインキャッシュ取扱開始 9/29 仮想通貨交換業者登録 1/25 ライトコイン取扱開始 11/29 リップル取扱開始 5 4 4 3 3 2 2 1 1 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 1 月 11 月 12 月 217 年
23 仮想通貨 課題と施策 サービス利便性向上 他社に引けを取らない商品ラインアップを提供するため 取り扱い仮想通貨の追加 ツールの改善等により利便性を向上 プロモーション強化 成長を加速させるため 戦略的広告投資の実施を予定 カバーモデルの確立 現在は店頭 FX のノウハウを活かしつつモデルを構築中 仮想通貨に最適なカバーモデルを確立を目指す
24 目次 決算概要 218 年度の重点施策と事業概況 Appendix
営業収益 ( 商品別 ) の四半期推移 17/3 期 17/12 期 ( 単位 : 百万円 ) Q1 Q2 Q3 Q4 通期 Q1 Q2 Q3 Q4 通期 株式 ETF 等 496 445 465 48 1,887 484 487 521-1,493 ( 株式 ETF 等委託手数料 ) 459 399 422 429 1,71 435 431 469-1,337 先物 オプション 11 63 61 55 281 54 42 81-178 くりっく365 183 159 198 155 696 126 131 129-386 通貨関連店頭デリバティブ 5,893 4,31 4,824 3,615 18,643 4,823 4,725 4,353-13,93 CFD 415 313 38 284 1,393 27 322 365-957 金融収益 76 724 765 814 3,11 841 961 1,29-3,12 仮想通貨 - - - - - - - 875-875 その他 11 19 75 173 281 27 288 29-848 営業収益 7,88 6,36 6,771 5,58 26,196 6,871 6,959 7,826-21,657 25 株式 ETF 等には 株式 maneo 投資信託の取引から得られる受入手数料が含まれる CFD には 一部海外子会社の店頭 FX に係る収益が含まれる
26 販管費の四半期推移 17/3 期 17/12 期 ( 単位 : 百万円 ) Q1 Q2 Q3 Q4 通期 Q1 Q2 Q3 Q4 通期 取引関係費 1,688 1,586 1,753 1,631 6,659 1,62 1,694 2,12-5,327 ( 内 広告宣伝費 ) 784 792 917 819 3,312 737 769 979-2,486 人件費 859 599 653 553 2,665 718 744 758-2,221 不動産関係費 642 584 64 626 2,457 64 61 648-1,864 事務費 52 481 636 585 2,26 578 567 587-1,733 減価償却費 24 217 27 192 822 164 186 211-562 租税公課 169 162 174 167 673 167 179 173-52 貸倒引当金繰入額 1 8 1 21 1 1 9-9 その他 7 39 42 29 181 38 25 74-138 販売費及び一般管理費 4,127 3,67 4,63 3,785 15,645 3,891 4,9 4,456-12,357
27 GMO クリック証券顧客属性 FX 専用取引口座 女性 2.9% 17.% 5 代 9.6% その他 6 代 3.7% 11.2% 2 代 女性年齢別 29.2% 3 代 男女比 79.1% 男性 14.2% 5 代 6.% 1.8% 6 代 その他 男性年齢別 15.2% 2 代 29.3% 4 代 28.2% 4 代 34.6% 3 代 217 年 12 月末日現在
28 GMO クリック証券顧客属性 証券取引口座 16.4% 女性 19.9% 11.5% 6 代 5 代 その他 6.9% 4.2% 6.8% 9.4% 1.1% 2 代 女性年齢別 25.1% 3 代 男女比 83.6% 男性 18.5% 5 代 6 代 その他 2 代 男性年齢別 28.% 3 代 29.8% 4 代 29.8% 4 代 217 年 12 月末日現在
29 ビジネスモデル ( 店頭デリバティブ取引 ) 効率的なマッチングと徹底したリスク管理を追求 自己ポジションリスク許容値 当社グループ 許容値を超えた注文をカバーへ カバー取引 レート提示 カバー先金融機関 お客様 レート提示 マッチング レート提示 お客様 売注文 買注文 ( 上記は概念図 )
ビジネスモデル ( 店頭デリバティブ取引 ) 細かなチューニングによりカバー取引を最適化 カバー先金融機関 当社グループ A 社 B 社 C 社 その瞬間における最適カバー先へカバー 最適カバー先判定 A 社特徴 B 社特徴 C 社特徴 ( 上記は概念図 ) 3
31 ボラティリティと収益の関係 収益構造 対顧客取引 カバー取引 ( 対顧客スプレッド 取引数量 )-( カバースプレッド カバー数量 ) 取引量 カバーコスト ボラの上昇増加増加 ボラの低下減少減少 ( 上記は概念図 )
免責事項 本資料には 218 年 1 月 31 日現在の将来に関する前提 見通し 計画等に基づく予測が含まれています 世界経済 競合状況 為替の変動等にかかわるリスクや天変地異などの不確定要因により実際の業績が記載の予測と大きく異なる可能性があります またマーケットシェアなどの数値について一部弊社推計値が含まれております 調査機関によって異なる可能性があります また本資料に掲載されている情報は 情報の提供を目的としたものであり 投資の勧誘を目的としたものではありません また本資料内に記載されている業績予想などの将来の予測に関するものは リスクや不確定要因を含みます 実際の業績は経済情勢や市場環境など さまざまな要因により かかる予想とは大きく異なることがあることをご承知おきください 当該情報に基づいて被ったいかなる損害に関しても その理由の如何に関わらず一切の責任を負うものではございません 218 GMO Financial Holdings, Inc.