小学校第 6 学年社会科学習指導案 ( 例 ) 1 単元名長く続いた戦争と人々のくらし ( 小単元 : 戦争中の人々の生活を調べる ) 2 ねらい戦争中の国民生活に関心を持ち 各種資料から自分の伝えたいことがわかるよう選択し 意欲的に調べることができる ( 関 意 態 ) 戦争中のくらしは制限が多く 苦しかったことを理解することができる ( 知 理 ) 3 食育の視点戦争中の食事について調べ 現在の食事のことを想起することで 食事に関わる多くの人々や自然に感謝の気持ちを持つ < 感 > 4 本時の展開 (4/6 時間 ) 過程学習活動指導上の留意点 評価備考 導入展開まとめ 1 めあてを提示する 徹 前時の振り返り後 めあてを提示 する 戦争中 人々のくらしは どのようなものだったのだろうか 2 テーマごとの小集団に分かれ 調べる 能 調べるテーマを提示し それぞれのテーマに分かれて調べ学習を行 テーマ 学校生活 衣服 わせる 食生活 くらし 時間を効果的に使うために 教科 ワークシート 書や資料集 教師の提示した写真 や資料等から調べさせる 提示資料 戦争中の国民生活に関心をもち ( 例 ) 各種資料を活用し 意欲的に調べ 食事の図 ることができる ( 関 意 態 : 行動 ) 献立表 3 調べたことを報告し 能まとめる 食生活 ( 例 ) 食べ物は配給制 1~2 品 大事な言葉 ( 例 : 配給制 主食はいも 生活が制限等 ) をおさえながら発表させる 戦争中は 人々の暮らしは 統制 されており 自由な活動ができなかったことに気づかせる 主食はさつまいも 徹 食事で 同じような献立がずっと ビデオやGTを 生活のすべてが戦争に 続いていく気持ちを考えさせる 活用して理解を 向けられ 人々は苦しい生活を送っていた 戦争中の人々の生活は 配給制等大変苦しいものであったことが分 深められるようにしたい かる ( 知 理 : 発表 ) 4 当時の人々の思いを想像しながら感想をまとめる 能 授業の感想をまとめ 当時の人々の気持ちをつかませる 調べる方法は 学校の実態に応じて選択して行う ( インターネット 教科書 資料集等 ) - 37 -
給食の時間における食に関する指導事例 ( 小学校第 6 学年 ) 1 主題戦争中の食事を体験しよう 2 関連教科等 単元名社会科 長く続いた戦争と人々のくらし 3 献立名麦ごはん めざし みそ汁 たくわん 4 ねらい戦争中の食糧不足の食事を通して 食糧不足の時代と今の時代の食生活の違いが分かる < 感 > 5 展開 ( 前半 10 分程度 ) 過程学習活動指導上の留意点資料等 導 1 いつもの給食との違いを いつもの給食と違う点を考えさせ 今日の献立 考える る 入 牛乳がない おかずが少ない ごはんの中の麦が多い 展 2 今日の給食献立のねらい 社会科の学習を思い出させる 社会の教科 を知る 書の写真 3 給食を食べてみて 考え 物が少ないということについて 考 たこと 思ったことを話し えさせる 開 合う 4 戦争中の食事のよさに気 粗食ではあるが 体によい食事でも カード 付く あることを知らせる 食物せんいが多い よくかんで食べなければならな い 脂肪が少ない ま 5 戦争中の食事と今の食事 戦争中の生活全体にも考えを広げ と の違いを通して 生活全体 させる め の違いにも気付く 評価 戦争中の食事内容を 実際に食べることで理解し 食べられるありがたさを実感できる 栄養価が基準値より少ないが 粗食を体験するための献立である という その日の給食の 目的を事前に教職員や保護者にも知らせ 理解を得ておく 部活動のない日に実施する - 38 -
献立名むぎごはんめざし みそ汁 たくわん 学年 教科等 6 年生 社会科 関連について社会科で 長く続いた戦争と人々のくらし を学習した後 戦争中の食事に近い給食を食べることで さらに学習を深めます そしょくきゅうしょく今日の給食は粗食給食です 第二次世界大戦のころから 日本には食べ物が少なくなり 人々はいつもおなかをすかせていました 米も不足していたので 麦や芋などを米に混ぜて炊いていました おかずは野菜を入れたみそ汁などの 汁物とつけものでした めざしは天草のような海辺の土地では食べられましたが それもごちそうのうちでした 今の食事からすると とても質素な食事ですが それぞれ よくかんで食べると食品そのものの味がよく分かります また 今の肉中心の食事に比べると栄養的には体によい食事になっています 物のない時代に これだけの食事を 大切にありがたく食べていた人々の思いを考えながら よくかみしめて食べてください - 39 -
小学校第 6 学年家庭科学習指導案 ( 例 ) 1 題材名楽しい食事を工夫しよう 1 食分の食事について考えよう 2 ねらい 栄養的なバランスを考え 1 食分の献立を作ることができる 3 食育の視点 食事が体に及ぼす影響や食品をバランスよく組み合わせて食べることの大切さを理 解し 1 食分の食事を考えることができる < 健 > 4 本時の展開 (3/5 時間 ) 本時の事前指導として P42 給食時間の指導を実施 過 程 導 入 学習活動指導上の留意点 評価備考 1 本時のめあてを確認する 徹 家族に食べてもらうことを知らせ献立作りに意欲をもたせる 栄養バランスのとれた献立を考えよう ワークシート 展開まとめ 2 献立作りの手順を確認する 3 ご飯を主食として 1 食分の献立を作る 4 学習を振り返り 次時の予告をする 徹 能 能 徹 昨日の給食の献立を取り上げながら 主食 主菜 副菜という組み合わせで考えていくと バランスがとれやすいことを説明する 栄養教諭等が 専門的な立場から献立作りのポイ食品ントについて補足説明する カード たくさんの食材を使う 等 地域の産物や旬の食材を取り入れる 相手の好みや体調を考える 1 食分の献立作りの手順やポイントが分かる ( 知 理 ) 副菜については 簡単なメニューをヒントカードメニューとしてあらかじめ準備しておく ( 家庭からおカート すすめメニューを募集しておいてもよい ) 担任と栄養教諭等で机間指導し 個に応じた具体的なアドバイスをする 栄養バランス以外に考えたポイントも記入させ 評価に生かす 栄養のバランスを考え 1 食分の献立を作ることができる ( 技 ) できた献立を発表し 工夫した点などを出し合う ワークシート 栄養教諭等が一言コメントする 次の時間に献立を3 色の栄養群に分けていくことで 栄養的なバランスがとれているか確かめ 見直していくことを知らせる - 40 -
給食の時間における食に関する指導事例 ( 小学校第 6 学年 ) 1 主題バランスのよい食事 2 関連教科等 単元名家庭科 1 食分の食事について考えよう ( 事前の指導 ) 3 献立名麦ごはん 牛乳 魚の香味揚げ ごまあえ みそ汁 みかん 4 ねらい主食 主菜 副菜がそろった食事がバランスのよい食事であることを分かる < 重 >< 健 > 5 展開 ( 後半 10 分程度 ) 過程学習活動指導上の留意点資料等 1 今日の給食を主食 主 主食はごはん パン めん 主菜は 主食 主 導 菜 副菜に分ける 肉 魚 卵 大豆製品を材料にした 菜 副菜の 料理 副菜は野菜やきのこ 海そう カード 入 を材料にした料理であることを確認 させる 2 他の日の給食でも 主 1 週間分の給食の献立も 主食 主 給食献立表 食 主菜 副菜がそろって 菜 副菜に分けさせる 展 いることを知る 食べ終わった子どもが代表で行う 3 主食 主菜 副菜をそろ 主食 主菜 副菜の食品の栄養的な カード えて食べることで 栄養の 役割を理解させる 開 バランスがとれることが分 かる ま 4 朝食 夕食も主食 主菜 栄養のバランスがとれた食事をする と 副菜をそろえて食べること ことが大切であることに気付かせ め が大切であることが分か る る 評価 バランスのよい食事を作るには 主食 主菜 副菜をそろえることが大切であることが分かる - 41 -
献立名麦ごはん牛乳魚の香味揚げ みそ汁ごまあえみかん 学年 6 年生教科等家庭科関連について家庭科の 1 食分の食事について考えようの授業の前に 主食 主菜 副菜がそろったバランスのよい食事を 給食で食べることで体験し 1 食分の食事を考えるときの参考にする 今日はバランスのよい食事の作り方を話しましょう バランスのよい食事を考えるには まず主食を何にするか決めます 主食はごはん パン 麺のことで 主にエネルギーになるものです 今日は麦ごはんですね 次に主菜を決めます 主菜は 肉や魚 卵 大豆製品を主に使った料理で 主に体をつくるものです 今日は さばのソース煮です そして 副菜を決めます 副菜は 野菜や海草などを使ったもので 主に体の調子を整えるものです 今日は ごまあえとかきたま汁です 主食 主菜は 1 品ずつでよいのですが 副菜は 2~3 品あるといいですね こうして 献立を決めるとバランスのよいものができます 朝食や夕食でも 主食 主菜 副菜をそろえて食べましょう - 42 -