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出産・育児調査2018~妊娠・出産・育児の各期において、女性の満足度に影響する意識や行動は異なる。多くは子どもの人数によっても違い、各期で周囲がとるべき行動は変わっていく~

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日本医師会男女共同参画についての男性医師の意識調査 クロス集計

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結婚しない理由は 結婚したいが相手がいない 経済的に十分な生活ができるか不安なため 未婚のに結婚しない理由について聞いたところ 結婚したいが相手がいない (39.7%) で最も高く 経済的に十分な生活ができるか不安なため (2.4%) 自分ひとりの時間が取れなくなるため (22.%) うまく付き合え

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( ウ ) 年齢別 年齢が高くなるほど 十分に反映されている まあまあ反映されている の割合が高くなる傾向があり 2 0 歳代 では 十分に反映されている まあまあ反映されている の合計が17.3% ですが 70 歳以上 では40.6% となっています

第 1 章アンケートの概要 1-1 調査の目的 1-2 対象者 1-3 調査方法 1-4 実施期間 1-5 調査結果サンプル数 第 2 章アンケート調査結果 2-1 回答者自身について (1) 問 2: 年齢 (2) 問 5: 同居している家族 2-2 結婚について (1) 問

男女共同参画に関する意識調査

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Microsoft Word - notes①1210(的場).docx

目次 Ⅰ 調査概要 1 1. 調査目的 1 2. 調査項目 1 3. 調査設計 1 4. 回収結果 1 5. 報告書の見方 1 Ⅱ 調査結果 2 1. 回答者の属性 2 (1) 性別 2 (2) 年代 2 (3) 結婚の状況 2 (4) 働き方 3 (5) 世帯構成 3 (6) 乳幼児 高齢者との同

2008/3/4 調査票タイトル : ( 親に聞く ) 子どものダイエットについてのアンケート 調査手法 : インターネットリサーチ ( ネットマイル会員による回答 ) 調査票種別 : Easyリサーチ 実施期間 : 2008/2/22 14:28 ~ 2008/2/22 21:41 回答モニタ数

15 第1章妊娠出産子育てをめぐる妻の年齢要因

第 16 表被調査者数 性 年齢階級 学歴 就業状況別 124 第 17 表独身者数 性 年齢階級 就業状況 家庭観別 142 第 18 表有配偶者数 性 年齢階級 就業状況 家庭観別 148 第 19 表仕事あり者数 性 年齢階級 配偶者の有無 親との同居の有無 職業別 154 第 20 表仕事あ

1. 結婚についての意識 結婚について肯定的な考え方 ( 結婚はするべきだ 結婚はしたほうがよい ) の割合は男性の方が高い一方 自身の結婚に対する考えについて いずれ結婚するつもり と回答した割合は女性の方が高い 図表 1 図表 2 未婚の方の理想の結婚年齢は平均で男性が 29.3 歳 女性は 2


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25~44歳の子育てと仕事の両立

平成18年度推進計画の進行状況_参考資料

参考 男女の能力発揮とライフプランに対する意識に関する調査 について 1. 調査の目的これから結婚 子育てといったライフ イベントを経験する層及び現在経験している層として 若年 ~ 中年層を対象に それまでの就業状況や就業経験などが能力発揮やライフプランに関する意識に与える影響を把握するとともに 家

1. 職場愛着度 現在働いている勤務先にどの程度愛着を感じているかについて とても愛着がある を 10 点 どちらでもない を 5 点 まったく愛着がない を 0 点とすると 何点くらいになるか尋ねた 回答の分布は 5 点 ( どちらでもない ) と回答した人が 26.9% で最も多かった 次いで

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第 1 章調査の実施概要 1. 調査の目的 子ども 子育て支援事業計画策定に向けて 仕事と家庭の両立支援 に関し 民間事業者に対する意識啓発を含め 具体的施策の検討に資することを目的に 市内の事業所を対象とするアンケート調査を実施しました 2. 調査の方法 千歳商工会議所の協力を得て 4 月 21

質問 1 母の日 にプレゼントを贈りますか?( 回答者数 :6,916 名 ) 質問 2[ 贈る方への質問 ] プレゼントを贈る理由は何ですか?( 回答者数 :5,134 名 ) 贈る と回答した方は全体の 74.8% で 4 人に 3 人は 贈る と回答した 贈る理由として 日頃の感謝を伝えたいか

平成26年度「結婚・家族形成に関する意識調査」報告書(全体版)

2015年 「働き方や仕事と育児の両立」に関する意識(働き方と企業福祉に関する

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十和田市 事業別に利用数をみると 一時預かりは 年間 0 (.%) 以 上 (.) - (.%) の順となっています 問. 一時預かり ( 年間 ) n= 人 以上. 幼稚園の預かり保育は 年間 0 (.%) 以上 (.%) (.%) の順となっています ファミリー サポー

離職経験は圧倒的に女性に多く 男性 5% に対して女性の 14% が離職経験ありと回答している 離職の理由 ( 複数回答 ) の第一位は男女ともに キャリアアップ ( 約 50%) であるが 2 番目に多い項目で男女で差があり 男性は 職務の内容 ( 研究テーマを含む ) (40%) であるのに対し

夫婦の家事分担に関する調査

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夫婦間でスケジューラーを利用した男性は 家事 育児に取り組む意識 家事 育児を分担する意識 などに対し 利用前から変化が起こることがわかりました 夫婦間でスケジューラーを利用すると 夫婦間のコミュニケーション が改善され 幸福度も向上する 夫婦間でスケジューラーを利用している男女は 非利用と比較して

ポイント

◎公表用資料

完成版1:習志野市発達支援モニタリング調査保護者データ分析報告

第 3 章各調査の結果 35

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仕事と生活の調和 ( ワーク ライフ バランス ) に関する意識調査について Ⅰ. 調査目的 本調査は 仕事と生活の調和 ( ワーク ライフ バランス ) の現状及び仕事と生活の調和の実現を推進するための新たな国民運動である カエル! ジャパンキャンペーン に関して 国民の意識やニーズを把握し 今後

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調査結果からみえてきたこと 2017 年の出生数は 1899 年の統計開始以降 最も少ない 94.6 万人になりました 急速な少子化の進行は 日本の人口構造に変化を与え 労働力不足や社会保障の在り方など さまざまな面に課題をもたらします こうした社会環境の中にあって 0~1 歳児を育てている母親の

~「よい夫婦の日」、夫婦間コミュニケーションとセックスに関する実態・意識調査~

 

資料2(コラム)

3-1. 新学習指導要領実施後の変化 新学習指導要領の実施により で言語活動が増加 新学習指導要領の実施によるでの教育活動の変化についてたずねた 新学習指導要領で提唱されている活動の中でも 増えた ( かなり増えた + 少し増えた ) との回答が最も多かったのは 言語活動 の 64.8% であった

調査概要 調査対象 : 一都三県に在住する GF シニアデータベース 有効回答件数 :572 件 標本抽出法 :GF RTD( ランダム テレフォンナンバー ダイアリング ) 方式 調査方法 : アウトバウンド IVR による電話調査 調査時期 : 平成 22 年 11 月 29 日 ( 月 )18

1. 結婚 (1) 男性で多い 結婚している人幸せ まず, 結婚観 についてみていく 結婚している人のほうが, 結婚していない人より幸せだ と思うかどうか尋ねたところ, どちらともいえない と答えた人が 38% と一番多くなった そう思う ( どちらかといえば を含む ) 3) は 28% 4) で

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5 教5-1 教員の勤務時間と意識表 5 1 ( 平均時間 経年比較 教員年齢別 ) 中学校教員 調査年 25 歳以下 26 ~ 30 歳 31 ~ 40 歳 41 ~ 50 歳 51 ~ 60 歳 7:22 7:25 7:31 7:30 7:33 7:16 7:15 7:23 7:27 7:25

男女共同参画に関する意識調査

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20~40代の出産と子育て- 第9回結婚・出産に関する調査より -

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56_16133_ハーモニー表1

                                            

世の中の人は信頼できる と回答した子どもは約 4 割 社会には違う考え方の人がいるほうがよい の比率は どの学年でも 8 割台と高い 一方で 自分の都合 よりみんなの都合を優先させるべきだ は 中 1 生から高 3 生にかけて約 15 ポイント低下して 5 割台にな り 世の中の人は信頼できる も


派遣社員の評価に関する 派遣先担当者調査結果

1 お子さんとご家族の状況について 子どもをみてもらえる親族 知人 0 歳 1 2 歳 3~5 歳ともに 緊急時もしくは用事の際には祖父母等の親族にみてもらえる が最も多く 60 を超えています 0 歳児は他の年齢に比べて 日常的に祖父母等の親族にみてもらえる が 37.1 となっています 少数では

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表紙(A4)

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夫婦の日常生活や配偶者に対する意識―当研究所「30~50歳代の夫婦に関する意識調査」結果より―

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表 6.1 横浜市民の横浜ベイスターズに対する関心 (2011 年 ) % 特に何もしていない スポーツニュースで見る テレビで観戦する 新聞で結果を確認する 野球場に観戦に行く インターネットで結果を確認する 4.

調査概要 アンケート名 : 夫婦のコミュニケーションに関するアンケート ( 夫調査 妻調査 ) アンケート期間 : ~ 実施方法 :WEBアンケート (NPO 法人ファザーリング ジャパン及び関連団体 MLにて呼びかけ ) 対象者 : 末子が 9 歳以下 ( 小学校低学年

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< 主な調査結果 > 最も夫ウケする髪型は 黒髪 ミディアム 妻にどんなヘアスタイルをしてほしいか夫に尋ねたところ カラーは ブラック (47.8%) スタイルは ミディアム (45.4%) がトップ回答となり 黒髪 ミディアム の髪型が夫からの人気が高いことがわかりました Q. あなたはパートナー

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1-4 結婚 ( 問 4) 結婚の状況は で 結婚している が 73.1% で最も高くなっている 73.1% 19.6% 7.2% 74.2% 16.0% 9.7% 71.7% 23.6% 4.3% 0% 20% 40% 60% 80% 100% 結婚している結婚していない死別 離別した無回答 1-

「いい夫婦の日」アンケート結果2011

25~44歳の出産・子育ての意識と実態

2) 親子関係 家族との生活に満足している について と の調査と比較した 図 12-2 に 示しているように の割合は 4 かとも増加傾向が見られた 日 本 米 中

調査レポート

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(2) あなたは選挙権年齢が 18 歳以上 に引き下げられたことに 賛成ですか 反対ですか 年齢ごとにバラツキはあるものの概ね 4 割超の人は好意的に受け止めている ここでも 18 歳の選択率が最も高く 5 割を超えている (52.4%) ただ 全体の 1/3 は わからない と答えている 選択肢や

Transcription:

通勤勤務時間が長いの父親 20 代を除いて の父親の通勤勤務時間の平均はより 1 時間以上長いことがわかった もも 年代が高いほど通勤勤務時間が長い傾向にあるが の父親のほうがその傾向が 顕著である 父親の通勤勤務時間の平均 平均通勤勤務時間 年代 ( ) ( ) 20 代 10.63 9.75 30 代 10.88 9.90 40 代 11.13 9.83 50 代 11.80 9.97 25~29 歳で結婚した父親の割合が高い との父親に結婚年齢を尋ねたところ 最も割合が高かったのは 25~29 歳 とする回答 であった 2 番目は 30~34 歳 で 3 番目は 20~24 歳 で 日米ともに 35 歳までに結婚をし た人が全体の 8 割以上を占めている 50% 40% 30% 20% 10% 0% 14.7% 高い父親の家計負担比率 20.1% 46.0% 38.3% 結婚時の年齢 25.0% 24.2% 10.9% 9.0% (n=715) (n=1500) 3.6% 1.7% 20~24 歳 25~29 歳 30~34 歳 35~39 歳 40~45 歳 3.6% 2.9% その他 夫婦間での家計負担比率について尋ねたところ 日米で父親の家計の負担比率は妻よりも高かっ た また よりものほうが父親の家計負担比率が高い 例えば 20 代では父親の家計負 担比率の平均は 88.42% であるのに対して は 70.76% であった さらに では年代が上 がるにつれて父親の家計負担比率が若干下がる傾向にあるが では逆の傾向が見受けられる 父親の家計負担比率の平均 父親の家計負担比率 (%) 年代 20 歳代 88.42 70.76 30 歳代 84.16 70.81 40 歳代 86.53 73.03 50 歳代 82.43 78.85 1

日米の父親は 仕事と子育ての葛藤を強く意識している仕事と子育ての葛藤意識についての質問 仕事のために子どもと過ごす十分な時間がない に対し の父親は かなりそうである まあそうである に 41.2% の人が回答し の父親は かなりそうである まあそうである に 49.0% の人とほぼ同程度である しかし実際にはの父親の方が勤務時間が短く プライべートでの時間的余裕がある それにもかかわらず 仕事のために子育ての時間がないと感じる程度は日米ともに同程度であることから よりもの父親の方が家庭でも子育てをする役割意識を強く持っていることが推察される 末子 12 歳以下の父親 : 仕事のために子どもと過ごす十分な時間がない (N=691) 14.9% 26.3% 22.0% 30.0% 6.8% (N=1399) 14.9% 34.1% 15.6% 25.2% 10.2% 0% 50% 100% かなりそうである まあそうである どちらともいえない あまりそうではない 全くそうではない の職場環境では 男性が育児のための短時間勤務をすることは難しい父親自身の職場環境に関して 男女に関係なく 育児のために短時間勤務が必要に応じて取得できる という質問に の父親は 全くそうではない あまりそうではない と約半数 (54.6%) の人が育児のための短時間勤務が困難であるという回答をした 一方での父親は 全くそうではない あまりそうではない に 34.2% の人が回答した この結果からよりの父親の方が圧倒的に職場での育児のための短時間勤務に困難さを感じていることが示され ではに比べ 育児に対する柔軟な勤務時間の取得が浸透していなく 活用されていないことがうかがえた 末子 12 歳以下の父親 : 男女に関係なく 育児のために短時間勤務が必要に応じて取得できる (N=703) 9.7% 16.2% 19.5% 23.3% 31.3% (N=1399) 11.1% 23.7% 31.0% 22.8% 11.4% 0% 50% 100% かなりそうであるまあそうであるどちらともいえない あまりそうではない 全くそうではない 2

仕事の成功よりも家族の方が大切である という意識をもつ父親は日米ともに多い父親自身の就労意識について 仕事の成功よりも家族の方が大切である という質問に対し の父親は かなりそうである まあそうである と回答した人が 71.7% で 仕事より家族を優先する意識があることを示した の父親はさらにその意識が高く かなりそうである まあそうである と回答した人が 88.6% であった この結果から子育て期のの父親は 大半の人が仕事より家族を優先するものの の父親に比べるとその程度がやや低く この違いが実際の育児 家事参加にも違いをもたらす可能性があることがうかがえた 末子 12 歳以下の父親 : 仕事の成功よりも家族の方が大切である (N=711) 32.5% 39.2% 25.5% 2.0% 0.8% (N=1500) 63.5% 25.1% 9.7% 1.3% 0.5% かなりそうである まあそうである どちらともいえない あまりそうではない 全くそうではない の父親の約 6 割 の父親の約 7 割は仕事と生活の両立をしているという認識である 仕事と生活の両立をなさっていると思いますか という質問に対し の父親の 64.4% は とてもそう思う あるいは そう思う と回答した これに対しの父親は とてもそう思う と そう思う に 71.9% が回答しており 仕事と生活の両立を実感している でも 6 割を超える男性が両立していると感じているが 実際の子育て 家事頻度はに比べてかなり低く 子育て頻度は の父親で週 5~6 日であるが の父親は週 3~4 日 家事頻度は の父親で週 3~4 日であるが の父親は週 1~2 日と少ない 末子 12 歳以下の父親 : 仕事と生活の両立をなさっていますか (N=694) 9.5% 54.9% 28.4% 4.5% 2.7% (N=1500) 18.4% 53.5% 20.5% 5.3% 2.2% 3 とてもそう思う そう思う あまりそう思わない 全くそう思わない わからない

妻の育児役割意識はの父親の方が高く 経済的役割意識はの父親が断然高い 育児 を妻の役割とする肯定的回答割合は の父親よりの父親の方が倍多く 特に そう思う と回答した割合はの方が 5 倍も多いが 否定的回答の割合はあまり変わらなかった 経済的役割意識に関しては の父親の 90% 以上が肯定的回答であるのに対しての父親は約 50% 強の回答であった 性別役割意識 N=715: N=1500 育児は妻が責任を持って行うべきである 育児は妻が責任を持って行うべきである 4.3 19.2 22.1 23.5 41.0 21.9 25.0 17.7 10.5 14.9 家事は妻が責任を持って行うべきである 家事は妻が責任を持って行うべきである 7.3 17.1 33.4 26.4 22.2 35.1 19.1 17.9 15.1 6.3 経済的に家族を支えることは夫の役割である 経済的に家族を支えることは夫の役割である 21.5 44.3 31.3 19.4 45.7 15.9 6.4 2.7 0.8 11.9 そう思うまあそう思うどちらともいえないあまりそう思わないそう思わない の父親の妻への期待はより高い妻から父親役割を期待されているかどうかを尋ねたところ 父親のほうが期待されていることがわかった 特にの父親の子どものしつけや勉強に対する妻の期待は大きく の父親とは逆のパターンになっている 妻の期待認識 N=715: N=1500 妻から家事をすることを期待されている 14.1 34.1 36.2 40.8 23.0 19.7 12.9 9.5 7.0 2.6 妻から子どもの身の回りの世話をすることを期待されている 14.1 39.7 42.1 40.3 25.0 14.5 4.2 10.7 7.6 1.6 妻から子どものしつけや勉強を教えることを期待されている 11.2 51.7 40.1 31.1 35.2 13.6 9.8 4.1 2.2 1.1 そう思うまあそう思うどちらともいえないあまりそう思わないそう思わない 4

の父親の親役割観はの父親よりも高い の父親との父親ともに約 8~9 割が肯定的な父親役割観を持っているが 日米を比較して特徴的なの は の父親が そう思う と強く肯定する割合が多いことである 特に子どもの成長のためなら何でもする という項目に関しては の父親の約 75% が そう思う と回答しているのに対し の父親は約 29% の みの回答である 父親として子どもの成長のためなら何でもする 子どもに良い環境を与えるのは父親としての役割である 父親として子どものしつけを重要視している 19.6 子どもの価値に対しての父親の高い認識 全ての項目において の父親はの父親よりも子どもの価値は高いと回答している 特に 子ども は自分の分身である に関しては の父親の そう思う 人の割合が約 75% であるのに対して の父親 は約 24% とかなりの違いを示している 父親役割観 N=715: N=1500 28.8 35.1 31.7 74.8 67.8 52.5 53.7 46.3 52.2 19.8 24.8 21.5 12.3 13.3 4.5 11 10.1 2.0 0.7 6.3 0.9 0.2 8.6 3.4 0.8 そう思うまあそう思うどちらともいえないあまりそう思わないそう思わない 5.9 0.7 0.6 1.1 子どもの価値 =715: =1500 子どもは自分の分身である 子どもは生きがいであある 子どもは心の支えである 24.1 34.4 15.9 18.2 7.4 75.4 16.3 6.3 1.7 0.3 38.2 44.4 13.1 3.5 0.8 73.8 17.3 7.0 1.00.9 44.9 42.6 10.5 1.5 0.6 7.1 71.0 21.0 0.6 0.3 そう思う まあそう思う どちらともいえない あまりそう思わない そう思わない 父親役割重視度はの父親が高く職業人役割重視度はの父親が高い 父親 職業人 配偶者 のどの役割を一番重要視しているのかを尋ね 1 番 ~3 番の順番を付けてもらった中で 1 番の割合を示した 父親役割重視度は父親が高く では職業人役割を 1 番とする回答割合が約 25% であるのに対し 父親は約 4% である 役割重視度 7=715: =1500 62.7 24.8 12.5 64.9 3.8 31.3 5 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 父親役割職業人役割配偶者役割

の父親のほうがの父親より 家事 育児をしている 家事育児の分担割合をみると の夫の分担割合は 2 割ほどであるのに対して の夫は 4 割である 家事の夫婦分担割合 育児の夫婦分担割合 14.4 80.7 4.9 20.5 75.4 4.1 39.2 57.2 3.6 40.7 57.1 2.2 夫妻その他 育児分担夫育児分担妻育児分担その他 の男性対象者自身の父親の家事 子育て頻度は より高い対象者である男性の父親の家事 育児頻度の比較をした 男性の父親の育児頻度は 日米ともに 週に1~2 日が多かった 一方 対象者の男性自身の家事頻度に関しては の父親のほうがの父親より高い 対象者の父親の家事 育児 6

男性対象者自身の育児 の親は ベビーシッターや家事代行サービス 家政婦を利用する割合がの親に比べて高い親族以外で 利用した支援サービスは では 保育園以外ではベビーシッターや 個人宅 では 保育園や幼稚園が多かった では 家事代行業や家政婦の利用割合は よりかなり多い ( ただし では 幼稚園は 小学校教育の範囲にはいるので 本調査の質問項目には入れていない ) また育児と仕事を両立するために必要な政策では では 保育サービスや育児休業制度の拡充を必要とした男性が 7 割をしめたが では 必要ではないとした人がほとんどであった 7