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(4) 対象区域 基本方針の対象区域は市街化調整区域全体とし 都市計画マスタープランにおいて田園都市ゾーン及び公園 緑地ゾーンとして位置付けられている区域を基本とします 対象区域図 市街化調整区域 2 資料 : 八潮市都市計画マスタープラン 土地利用方針図

計画的な再開発が必要な市街地 特に一体的かつ総合的に再開発を促進すべき地区 市町名 名称 再開発の目標 土地の合理的かつ健全な高度利用及び都市機能の更新に関する方針 特に整備課題の集中がみられる地域 ( 課題地域 ) 地区名 西宮市 C-4 浜脇 ( 約 175ha) 居住環境の向上 良好な都市景観

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Taro-全員協議会【高エネ研南】

区域の整備 開発及び保全に関する方針公共施設等の整備の方針 建築物等の整備の方針 1 道路の整備方針 (1) 地区周辺の交通円滑化に資する道路ネットワークの形成及び 東西の主要な道路軸の形成を図るため 地区幹線道路を拡幅整備する (2) 開発に伴い発生する交通を円滑に処理するとともに 新駅整備に伴う

東京都市計画第一種市街地再開発事業前八重洲一丁目東地区第一種市街地再開発事業位置図 東京停車場線 W W 江戸橋 JCT 日本橋茅場町 都 道 一石橋 5.0 特別区道中日第 号線 江戸橋 15.

Microsoft Word - ●決定⑤地区計画-2.docx

山手地区の概要 面積 約50ha 用途地域 工業地域 建ぺい率 60 容積率 200 高さの限度 第一種高度地区 最高限20m 2

により 都市の魅力や付加価値の向上を図り もって持続可能なグローバル都 市形成に寄与することを目的とする活動を 総合的 戦略的に展開すること とする (2) シティマネジメントの目標とする姿中野駅周辺や西武新宿線沿線のまちづくりという将来に向けた大規模プロジェクトの推進 並びに産業振興 都市観光 地

区域の整備 開発及び保全に関する方針土地利用の方針 地区施設の整備の方針 地区の立地特性を踏まえ 土地の合理的かつ健全な高度利用と都市機能の更新を図るため 土地利用の方針を以下に定める 1 国際化に対応した業務 商業 宿泊等の多様な機能に加え 氷川神社と連携した江戸文化や赤坂地域の魅力を伝える歴史

4. 都市づくりの目標と方針 4-1 都市づくりの基本理念 地域の個性が輝く生活快適都市 上田 ~ 魅力あるふるさと活気ある交流風格ただようまち ~ 基本理念の意味あい 上田市は 歴史 文化 自然 産業などに恵まれた特色ある地域から成り立っており 各地域が個性を発揮し 連携し合い 交流を促進しながら

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( 新 ) 藤沢都市計画住宅市街地の開発整備の方針 平成年月 神奈川県 藤沢 住宅 -1

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計画書

本日の説明内容 1 板橋駅西口周辺地区のまちづくり 2 板橋駅西口地区都市計画素案について 1 市街地再開発事業 2 地区計画 3 高度利用地区 4 高度地区 3 今後のスケジュール 1


北部大阪都市計画彩都地区計画 ( 案 ) 北部大阪都市計画彩都地区計画を 次のとおり変更する 1. 地区計画の方針 名称彩都地区計画 位 置 茨木市大字粟生岩阪 大字宿久庄 大字清水 大字佐保 大字泉原 大字千提寺 大字大岩 大字福井 大字大門寺 大字生保 大字安威 山手台一丁目 山手台三丁目 山手

05+説明資料

4-(1)-ウ①

2

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柏駅西口北地区まちづくり

数値目標 平成 29 年 オープンカフェ新規参加店舗数 58 店 6 店 6 店 オリオン市民広場集客数 1,500 人 3,000 人 3,000 人 センターコア歩行者 自転車通行量 ( 平日 ) 1,700 人 1,700 人 1,700 人 5 地域再生を図るために行う事業 5-1 全体の概

区域の整備 開発及び保全に関する方針 地区施設の整備の方針 建築物等の整備の方針 (1) 道路の整備方針区域内外との円滑な交通ネットワークの形成と歩行者等の安全で快適な歩行環境の向上を図るため 街区幹線道路及び区画道路を整備する 生活利便施設や良質な街並みを形成する住宅等の立地を誘導し 地域拠点にふ

品川開発プロジェクト(第Ⅰ期)に係る都市計画について

[ 概要版 ] 倉吉都市計画 マスタープラン素案 鳥取県倉吉市

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「新しい都市づくりのための都市開発諸制度活用方針」

神宮外苑地区計画

News Release 2014 年 3 月 24 日 伊丹市と新関西国際空港株式会社が 伊丹市域におけるまちづくりの推進 について合意 伊丹市と新関西国際空港株式会社は 伊丹市域の生活環境の改善 地域コミュニティの再生等を図るためのまちづくりを連携して推進するため 2014 年 3 月 24 日

一宮市住宅マスタープラン ~ 住み続けたいまち 住んでみたいまち 人々が生き生きと暮らせるまち ~ 概要版 平成 2 5 年 3 月 一宮市

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目 次 1 基本方針 再開発を促進すべき地区等の整備又は開発の方針... 2 別表再開発促進地区の整備又は計画の概要... 3 都市再開発方針図 ( 総括図 )... 6 都市再開発方針附図

3-2 都心まちづくりの 5 つの展開戦略 1 さっぽろ象徴戦略 ~さっぽろの持つ魅力を象徴する都心 ~ 札幌の新たな魅力と活力を都心において来街者がひと目で見て取り 体感できる象徴性を有 する街並みを創造します 骨格軸の強化と展開軸の形成を図ります にぎわいの軸 ( 駅前通 ) 地下歩行空間整備

スライド 1

中井町緑の基本計画(概要版)

数値目標 事業開始前 ( 現時点 ) 平成 28 年度 (1 年目 ) 平成 29 年度 (2 年目 ) 平成 30 年度 (3 年目 ) 港湾取扱貨物量 556 万トン 4 万トン 0 万トン 20 万トン 観光入込客数 2,899.4 万人回 -9.5 万人回 1.9 万人回 1.9 万人回 7

1.UR 都市機構における再開発共同事業者エントリー制度の概要 1 参考資料 1


交通結節点が備えるべき機能を整理すると 最も基本となるものとして があり これに加えて 都市機能の誘導 集積を促進させ 都市内の中心的な拠点地区を形成する 及び 都市の顔 となる 交通結節点の計画 整備の検討においては 先に示した の三種の機能がそれぞれ交通結節性 人の交流や景観等の面で役割を果たし

[2] 具体的事業の内容 (1) 法に定める特別の措置に関連する事業 該当なし (2)1 認定と連携した支援措置のうち 認定と連携した特例措置に関連する事業 事業名 内容及び実施時期 実施主体 中心市街地の活性化を実現するための位置付け及び必要性 支援措置の内容及び実施時期 その他 の事項 群馬の玄

目次 1. 市街化調整区域の土地利用方針について... 1 (1) 策定の目的... 1 (2) 方針の位置付け 市街化調整区域の課題 土地利用の方針... 3 (1) 土地利用の基本的な方針... 3 (2) 地区ごとの土地利用方針 開発計画等の調整


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Microsoft Word _MICE_Q&A(最終案)

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平成17年度予算案事業本部・局別記者発表日程表(案)

築地まちづくりの大きな視点 のポイント 築地まちづくりの大きな視点 のポイントは 報告書の全文とは別に公表されている 以下 そのポイントを掲載する 築地まちづくりの大きな視点 のポイントはじめに 検討会議の役割 長期的時間軸に立った築地再開発の今後の検討と実施の 枠組み を提供すること 具体化に向け

スライド 1

別紙 Ⅰ 対象事業の概要環境影響評価法 ( 平成 9 年法律第 81 号 以下 法 という ) 第 15 条に基づき 事業者である国土交通省関東地方整備局及び横浜市から 平成 30 年 6 月 22 日に送付のあった環境影響評価準備書 ( 以下 準備書 という ) の概要は次のとおりである 1 事業

市町合併という基本的枠組みの変更に対応した 市全域を対象とした計画の見直し 少子高齢化をはじめとする本市を取り巻く社会経済情勢の変化に対応した計画づくり 総合計画や都市計画区域マスタープランなど 上位関連計画との整合 調整の必要性 都市計画マスタープランは 都市計画法第 18 条の 2 に基づいて策

目 次 1 背景 目的 1 2 計画の位置付け 2 (1) 計画の位置付け 2 3 現状の問題と課題 3 (1) 現状の問題 3 (2) 課題 3 4 市街化調整区域における土地利用方針 5 (1) ゾーンにおける土地利用方針 6 (2) 各ゾーンのイメージ 10 5 土地利用現況図 11 6 土地

報道発表資料(新宿駅屋内地図オープンデータ)

都市計画図 平河町二丁目東部地区(PDF)

多摩ニュータウン地域再生ガイドライン|第4章 多摩ニュータウンが目指す将来像

筑豊広域都市計画用途地域の変更 ( 鞍手町決定 ) 都市計画用途地域を次のように変更する 種類 第一種低層住居専用地域 第二種低層住居専用地域 第一種中高層住居専用地域第二種中高層住居専用地域 面積 約 45ha 約 29ha 建築物の容積率 8/10 以下 8/10 以下 建築物の建蔽率 5/10

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区域の整備 開発及び保全に関する方針地区施設の整備の方針建築物等の整備の方針 (2) 公園 緑地の整備方針地域に親しまれる やすらぎと憩いの空間を形成するとともに 西武立川駅から玉川上水に向けて形成される緑のネットワークの拠点となるよう公園や緑地を配置する (3) その他の公共空地の整備方針各敷地の

表面.ai

市街化調整区域の土地利用方針の施策体系 神奈川県 平塚市 神奈川県総合計画 神奈川県国土利用計画 平塚市総合計画 かながわ都市マスタープラン 同地域別計画 平塚市都市マスタープラン ( 都市計画に関する基本方針 ) 平塚都市計画都市計画区域の 整備 開発及び保全の方針 神奈川県土地利用方針 神奈川県

平成 24 年 3 月改訂 茅ヶ崎海岸グランドプラン 西浜駐車場跡地北側に位置する茅ヶ崎警察署職員公舎が取り壊され 平成 23 年 3 月には グランドプランで駐車場機能の確保として位置づけのあった県営茅ヶ崎西浜駐車場が閉鎖された これを受け 海岸利用者のための駐車場を維持し かつ国道 134 号南

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仙台市市街地再開発事業補助金交付要綱取扱い基準 ( 平成 27 年 3 月 30 日都市整備局長決裁 ) 目次 序章 1 はじめに 2 基準の位置づけ 第一章補助採択の方針 1 補助採択に対する市の基本的な考え方 第二章補助対象となる事業 1 市街地再開発事業の要件 2 本市施策との整合 3 事業効

(第14回協議会100630)

計画概要 計画概要 整備イメージ 計画地 地域地区 東京都江東区有明 2 丁目 第一種住居地域 / 準防火地域 指定容積率 300% 街区 3-1-A 街区 3-1-B 街区 3-1-C 街区 地区整備計画の区域面積約 7.1ha 約 5.3ha 約 4.2ha 敷地面積約 32,600 m2約 4

8 月 : 新大阪駅周辺地域について 都市再生緊急整備地域の候補となる地域として公表 10 月 : 第 3 回大阪港ベイエリアに関する意見交換会 を開催 11 月 : 旧成人病センター跡地等に関するマーケットリサーチ結果の公表 ( 予定 ) グランドデザイン 大阪都市圏 の推進 淀川沿川の広域連携型

Microsoft Word - 基本方針案ver.3.33


資料2-1 「築地まちづくりの大きな視点」骨子案について

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別紙 町田市観光まちづくり リーディングプロジェクト ( 案 ) 町田市

また, 区域外の道路部分については, 区域内の道路の整備後に, 交通量等の利用状況をみて, 検討していきます 4 常磐自動車道の側道沿いの一方通行の道路について, 一方通行の制限を解除できないのか また, この道路の交通量についても調査を実施した上で, 区域外の道路の整備をしなければならないのではな


1. 実現を目指すサービスのイメージ 高齢者や障害者 ベビーカー利用者など 誰もがストレス無く自由に活動できるユニバーサル社会の構築のため あらゆる人々が自由にかつ自立的に移動できる環境の整備が必要 ICT を活用した歩行者移動支援サービスでは 個人の身体状況やニーズに応じて移動を支援する様々な情報

資料1:地球温暖化対策基本法案(環境大臣案の概要)

稲毛海岸5丁目地区

大規模住宅団地の現状と活性化・再生の進め方

2. 住民アンケート調査 以下の既往のアンケート調査から 都市計画及びまちづくりに関する住民ニーズや方向性等を以下の とおり把握 解析する (1) 第 2 次長久手町土地利用計画策定にあたってのアンケート調査 1 調査の概要 調査対象は 町内在住住民及び市街化調整区域の土地所有者とし それぞれ 2,

が実現することにより 利用希望者は認証連携でひもづけられた無料 Wi-Fi スポットについて複数回の利用登録手続が不要となり 利用者の負担軽減と利便性の向上が図られる 出典 : ICT 懇談会幹事会 ( 第 4 回 )( 平成 27(2015) 年 4 月 24 日 ) 2. 現状 日本政府観光局

横浜市記者発表資料 平成 29 年 1 月 31 日港湾局客船事業推進課 官民連携による国際クルーズ拠点 を形成する港湾として 横浜港が選定されました 国土交通省は 民間による投資と公共による受入環境の整備を組み合わせてクルーズ拠点整備の促進を図る 官民連携による国際クルーズ拠点形成 の仕組みの創設

(5) 老上西学区 1 まちづくりの方向性 1-1. 生活拠点の形成と交通環境の充実 既存の生活拠点を中心とした 50 戸連坦制度の厳守等により市街地の拡散を抑制するこ とで 利便性の高い生活環境を維持していくものとします 老上西学区は 東側から南側にかけての一帯が市街化区域に含まれ ( 主 ) 大

沖縄でのバス自動運転実証実験の実施について

設 機能の見直しハード面の効率化財源確保1-3. 再配置パターン ( 手法 ) の考え方 再配置計画の検討に向けて 公共施設の再配置を う場合の基本的なパターン ( 手法 ) について整理し それらの効果についても確認していきます 施設の再配置にあたっては 厳しい財政状況の中 人口が減少傾向にあるこ

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施策の体系 本目標3 地域力と行政の連携がつくる人と地球に優しいまち179

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7-3 上田城南地域 (1) 将来像 ( 将来像 ) 水と緑と多様な都市機能が調和し快適な暮らしの環境が整ったまち ( 基本目標 ) 千曲川をはじめ産川や浦野川 小牧山や上田原古戦場 半過岩鼻など奇景や原風景の残る豊かな自然や農地を大切に保全するとともに 秩序ある都市空間づくりを進めます 良好な住環

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目次

はじめに 都市再生緊急整備地域及び特定都市再生緊急整備地域は 都市再生特別措置法 ( 平成 14 年 4 月 5 日公布 平成 14 年 6 月 1 日施行 以下 法 という ) に基づき 国が政令で指定するものです 1 都市再生緊急整備地域 趣旨 都市機能の高度化及び都市の居住環境の向上を図るため

渋川市都市計画マスタープラン意見シート

四国中央市住宅マスタープラン 概要版 平成 30 年 3 月四国中央市 Since

名古屋都市計画地区計画の決定計画書 ( ノリタケの森地区計画 ) ( 名古屋市決定 )

Transcription:

事業概要( 様式 2) 公共事業事前評価調書 事業名 港湾 1 山下ふ頭再開発事業 場所 ( 所在地 ) 中区山下町 279 番 1 地先ほか 事業目的 山下ふ頭再開発事業は 山下ふ頭の土地利用を転換し 都心臨海部における新たな賑わい拠点を形成するため 公民連携により事業を進めます このうち 今回の 公共事業事前評価 の対象となる公共の事業は 民間事業者による開発が可能となる環境を整えるため 既存倉庫等の移転や 地区内外を連絡する道路 緑地等の基盤整備を行います 公共 倉庫等の移転調整 地区内外を連絡するインフラや緑地等の公共施設の整備 民間 新たな建築物の整備 管理 運営体制の構築 計画地の案内図 計画地 事業内容 1

計画地の諸元 倉庫等の移転補償 解体山下ふ頭では 公共上屋や民間倉庫などの物流施設が立地し 現在も操業しています 山下ふ頭の土地利用転換を図るために これらの既存倉庫等の移転及び解体を行います 移転 解体を進めるにあたっては 現在の物流機能に支障が生じないように配慮し 段階的に進めます 2

道路 公園 交通ターミナル等の整備 道路等の整備 周辺地区とのアクセス 回遊性の向上現在 東京都心 羽田空港 東名方面とは首都高新山下出入口 横羽線方面とは山下町出入口が近接していますが 地区への自動車アクセスは 山下ふ頭交差点の 1 か所のみです そのため 地区へのアクセスの向上を図るため 山下公園通りからアクセスできるようルートの拡充を図ります 快適で回遊性のある歩行者動線の確保元町や中華街とペデストリアンデッキや地下道等でつながる 安全で快適な歩行者動線を確保します 計画地 3

公園 緑地等の整備 緑豊かなオープンスペースと水際に沿ったプロムナード空間の形成都心臨海部に連続する緑の軸線の機能拡充を図るため 山下公園と一体となった緑豊かな緑地空間を形成するとともに 水際線の連続した緑地 オープンスペースからなるプロムナード及び山下公園とふ頭との一体利用を促進するデッキ等を整備します 交通ターミナルの整備 観光拠点となる交通ターミナルの形成地区内外とのアクセス向上を図るため 地区の玄関口にふさわしい観光拠点となる交通ターミナルを形成します 4

その他の基盤整備 ( 既存岸壁の補修 ) 客船や水上交通など新たな水上アクセスルートの形成水深 12mを有する岸壁を活用して 客船や大型クルーザーなどの受け入れを図るため 老朽化した既存岸壁は補修を行います 計画地 事業スケジュール 移転補償 解体 平成 28 年度 ~ 倉庫業者等への移転補償及び公共上屋等の解体 基盤整備 平成 28 年度設計平成 29 年度 ~ 工事 平成 32 年 (2020 年 ) の一部供用 平成 30 年代後半の全体供用を予定 総事業費 精査中 5

事業の必要性 1 必要性 都心臨海部の再生 機能強化今後 横浜においては人口減少や超高齢社会の到来により 右肩上がりであった成長の時代から転換期を迎え 生産年齢人口の減少など 現在と比べ都市の活力が低下することが想定されます また 情報通信技術の飛躍的な進歩や交通利便性の向上から より良いビジネス 生活の場として人々が都市を選択する機会が増え 魅力の高い都市に人が集中し 更に都市間競争が高まることが予想されます 特に 一極集中が進む東京においては 品川新駅の周辺開発や 渋谷駅周辺の再開発等 大規模開発が計画されており 今後の横浜のまちづくりを考えるうえで重要な要素です このような状況下において 横浜が引き続き 持続 発展していくためには 横浜の最大の財産である都心臨海部を成長エンジンとして機能を強化する必要があります その中において 山下ふ頭の再開発は 敷地面積約 47ha という広大な開発空間や静穏な水域に囲まれた優れた立地特性を生かし 大規模集客施設の導入等による新たな賑わい拠点を形成する必要があります そして その魅力を国内外に発信する絶好の機会となる オリンピック パラリンピック東京大会の 2020 年の一部供用を目指します ミナトの質的転換物流のコンテナ化に伴い 物流拠点は本牧や大黒 南本牧などの沖合に展開しているため 山下ふ頭の貨物船による取扱貨物量は 大きく減少していますが 各コンテナターミナルで扱うコンテナの開梱 梱包 保管など バックヤードとしての機能を有しています また 計画地は 昭和 28 年に着工し 昭和 38 年に完成し すでに 50 年以上経過しており 施設の老朽化が進んできています そこで 横浜港における物流機能の向上を図るため 老朽化が進む既存倉庫の移転を進め 物流施設の再編 高度化が求められています 6

2 当該事業の上位計画及び関連計画 横浜市中期 4 か年計画 2014-2017( 平成 26 年 12 月策定 ) 目標年次 2014( 平成 26) 年度から 2017( 平成 29) 年度までの4 年間 概要 誰もが安心と希望を実感でき 人も企業も輝く横浜の実現 をめざし 平成 37 年を目標とする 4 つのまちづくり戦略とそれを実現する 36 の施策により構成された計画 山下ふ頭に関する記載 < 戦略 3> 魅力と活力あふれる都市の再生 : 都心臨海部の再生 機能強化 横浜の成長エンジンとなる都心臨海部では 山下ふ頭など新たな土地利用の展開 大規模集客施設の導入等による快適で魅力的なまちづくりや観光 MICE 振興 先進的な文化芸術創造都市の取組などにより 市民 企業 行政が一体となり 世界中の人々や企業を惹きつけ 都市の活力と賑わいを創出するまちづくりを推進します 2020 年 ( 平成 32 年 ) に一部供用 < 施策 25> 魅力と活力あふれる都心部の機能強化 : 山下ふ頭の再開発の推進 山下ふ頭が持つ優れた立地特性をいかし 大規模で魅力的な集客施設の導入などを含め 都心臨海部における新たな賑わい拠点の形成に向けて再開発を推進します < 施策 26> 国際競争力の強化と市民生活を豊かにする総合港湾づくり : 市民が集い 憩う港の活性化 山下ふ頭の再開発の推進や水際線を積極的に開放した多様な水域利用の促進など 横浜港の一層の魅力向上 賑わい創出を図ります 7

横浜港港湾計画( 平成 26 年 12 月改訂 ) 目標年次 平成 30 年代後半 概要 国際競争力のある港 市民が集い 憩う港 安全 安心で環境にやさしい港 の3つの視点から 横浜港の将来像を示す 横浜港の機能配置 1 外港地区 : コンテナ船の大型化や広大なターミナル需要に対応する ( 沖合展開 ) 2 内港地区 : 土地利用を転換し 新たな賑わい拠点づくりを進める 山下ふ頭に関する記載 市民が集い 憩う港 山下ふ頭では 物流主体の土地利用を見直し 市街地との近接性など優れた立地特性を生かした新たな賑わい拠点形成に向けて取り組みます 1 山下公園との連続性を考慮した緑地やプロムナードの配置 2 大規模で魅力的な集客施設などの導入が可能となる土地利用への転換 ( 埠頭用地 都市機能用地 ) 市民への積極的な水域の開放などを進めていくため 内港地区の静穏な水域にレクリエーション等活性化水域を定める 8

横浜市都心臨海部再生マスタープラン( 平成 27 年 2 月策定 ) 目標年次 2050 年 ( 平成 62 年 ) 第一段階の目標年次は 2025 年 ( 平成 37 年 ) 概要 横浜駅周辺地区 みなとみらい21 地区 関内 関外地区 山下ふ頭周辺地区 東神奈川臨海部周辺地区の5 地区において 近年における国家戦略プロジェクトや現在策定中の計画等を踏まえ 都心臨海部における市の将来構想として策定 5 地区が連携し 一体的に機能することにより まちづくりの更なる相乗効果が生まれ 都心臨海部全体の機能強化を目指す 山下ふ頭に関する記載 山下ふ頭は主に ホスピタリティ クリエイティビティ の都心機能の重点化を図る 交流 エンターテイメント スポーツなどの機能配置を想定 人々を惹き付ける新たな拠点づくりとして 大規模集客施設の導入を図る 都心臨海部の機能配置とみなと交流軸 結節点の配置イメージ 9

3 公的関与の必要性山下ふ頭の立地条件を生かした集客力の高い施設を導入し 賑わいのある場を維持運営するには 適宜 市場ニーズを敏感かつ的確に対応することが求められるため 民間のノウハウ 資源 資金等を十分に活用する必要があります しかし 民間事業者から選ばれる都市として スピード感を持って開発を進めるためには 公共も役割を担う公民連携事業により進めます 公共は 民間開発を誘導できる環境を整えるため 最低限必要となる基盤整備を実施することにより 山下ふ頭の民間事業者による開発を誘導します 10

都心臨海部全体の賑わいの創出 都心臨海部の他地区にはない大規模な空間を生かし 大規模集客施設をはじめ 文化 芸術 エンターテイメント 宿泊などの施設を整備することにより 新たな賑わい拠点が形成され 来街者が増加し 都心臨海部全体の魅力が向上します また 元町や中華街 山下公園通りなど山下ふ頭の周辺地区における賑わいの効果も期待できます 横浜港における物流機能の強化 老朽化が進む山下ふ頭の物流施設を新山下や南本牧ふ頭などに移転 更新し 物流機能を集約 再編することにより 輸出入貨物の拡大に向け 迅速な輸配送及び高度な流通加工機能を有する新たな物流拠点が形成され 横浜港のロジスティクス機能の強化につながります 事業の効果 周辺施設の集客力向上による経済効果や雇用の創出 交通ターミナルを設けることにより 周辺地区である元町 中華街 山下公園通り地区の利便性が高まり 集客力向上につながります 建設投資に伴う経済効果 土地利用転換後の事業活動による新たな雇用の創出などの経済効果 固定資産税等の税収増加など様々な効果が期待されます 水と緑を身近に感じる空間の創出 山下公園と山下ふ頭内の緑地を一体的に整備することで 都心臨海部に連続する緑の軸線の拡充を図ります 豊かな水際線を生かし 水を身近に感じられるプロムナードを形成することにより 賑わいと潤いのある憩いの空間が創出されます 地区内外の交通ネットワークの形成と歩行者回遊性の向上 山下ふ頭にアクセスする道路を整備することにより 交通の分散化が図られ 周辺地区との円滑な交通処理が可能となります 観光拠点となる交通ターミナルの整備により 国内外の玄関口である羽田空港や成田空港から 山下ふ頭や周辺の観光地に来られる方々のスムーズなアクセスを実現します また 交通ターミナルを拠点とし 都心臨海部や箱根及び富士山などの観光地をつなぐことにより 地区および地区周辺の交通利便性が向上します 11

自動車と歩行者の分離することにより 安全かつ快適な歩行者空間が確保され 周辺地域の回遊性向上に寄与します 客船や水上交通など新たな水上アクセスルートの形成 国内外から客船や大型クルーザーにより訪れることが可能となり みなとの賑わいに彩りを添えます 水域を生かし 新たな水上交通ネットワークを形成することにで多様な交通アクセスが可能となり 都心部の魅力向上に繋がります 参考 山下ふ頭マスタープラン 環境への配慮 施工中においては 低排出ガス型や低騒音型の機械を使用します 建設資材や設備等の確保に際してはグリーン購入を図ります 再生材料の使用や道路照明等の LED 化など環境への配慮に努めます 街の個性や街並みの特徴を把握し 工作物の色彩や材質などについて 周辺建物の連続性を図ります 12

地域の状況等 倉庫業者や荷役業者など地元の方々に対して 計画の概要や移転について 地元説明会を実施するとともに移転される方々の個別面談を行うことにより 開発についての基本的なご理解をいただいております 今後 移転に向けて具体的な協議 調整を進めてまいります また 元町や中華街 山下公園通りなど周辺地域の方々に対しても事業のご説明を実施しております 引き続き 適宜 丁寧にご説明してまいります 事業手法 公共発注方式によります その他 添付資料 有 無 担当部署 港湾局山下ふ頭再開発調整室山下ふ頭再開発調整課 ( 671-7315 ) 13