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1981 年 男 全部位 C00-C , , , , ,086.5 口腔 咽頭 C00-C

平成29年度沖縄県がん登録事業報告 背表紙印字

1) 疾患別死亡数 死亡率 ( 七尾市 ) 死亡数 ( 総数 ) 資料 : 衛生統計報 死亡率 ( 総数 ) 人口 10 万対

平成17年

福島県のがん死亡の年次推移 福島県におけるがん死亡数は 女とも増加傾向にある ( 表 12) 一方 は 女とも減少傾向にあり 全国とほとんど同じ傾向にある 2012 年の全のを全国と比較すると 性では高く 女性では低くなっている 別にみると 性では膵臓 女性では大腸 膵臓 子宮でわずかな増加がみられ

A 2010 年山梨県がん罹患数 ( 全体 )( 件 ) ( 上皮内がんを除く ) 罹患数 ( 全部位 ) 5,6 6 男性 :3,339 女性 :2,327 * 祖父江班モニタリング集計表から作成 * 集計による主ながんを表示

H27栃木県のがんH27.indd

5. 死亡 (1) 死因順位の推移 ( 人口 10 万対 ) 順位年次 佐世保市長崎県全国 死因率死因率死因率 24 悪性新生物 悪性新生物 悪性新生物 悪性新生物 悪性新生物 悪性新生物 位 26 悪性新生物 350

和歌山県地域がん登録事業報告書

表 1. 罹患数, 罹患割合 (%), 粗罹患率, 年齢調整罹患率および累積罹患率 ; 部位別, 性別 A. 上皮内がんを除く ; 部位別, 性別 B. 上皮内がんを含む 表 2. 年齢階級別罹患数, 罹患割合 (%); 部位別, 性別 A. 上皮内がんを除く B. 上皮内がんを含む 表 3. 年齢

3 成人保健

今日の内容 1. がん対策 ( 山梨県がん対策推進条例及び山梨県がん対策推進計画 ) 2. がんデータ ( 死亡者数 罹患率など ) 3. がん検診

1 人口動態の概況 ( 平成 24 年 1 月 ~12 月 ) (1) 出生数 < 減少 > 出生数は56,943 人で前年に比べ1,116 人減少し 出生率は人口千人に対し8.0で 前年と比べ0.2ポイント低下した (2) 死亡数 < 増加 > 死亡数は59,137 人で前年に比べ1,467 人増

院内がん登録における発見経緯 来院経路 発見経緯がん発見のきっかけとなったもの 例 ) ; を受けた ; 職場の健康診断または人間ドックを受けた 他疾患で経過観察中 ; 別の病気で受診中に偶然 がん を発見した ; 解剖により がん が見つかった 来院経路 がん と診断された時に その受診をするきっ

第1章評価にあたって

福井県がん登録は 届出漏れの少ない精度の高いがん登録を目標としてきた 平成 19 年の自主的届出登録率は 88.1% と 依然高い率を維持している また 死亡票のみで登録されたものの割合 (DCO) も 2.6% であり ここ数年間 5% を切る高い届出精度となっている 顕微鏡学的診断実施率は 84

表 19 死亡数 ( 場所 区 ) 年次 総数 施設内 施設外 総数病院診療所老健施設助産所老人ホーム総数自宅その他 平成 23 10,380 9,363 8, , ,389 9,324 8, ,065 88

日本の方が多い 表 2 は日本の癌罹患数の多い順の第 7 位までの部位とそれに対応する米国の数値と日 米比を示す 赤字と青字の意味は表 1 と同じである 表 2: 部位別の癌罹患数 : 日 米比較日 / 米 0.43 部位 罹患数 ( 日 ) (2002)( 人 ) 罹患数 ( 米 ) 罹患数比日本

目 次 統計の説明 部位( 中分類 ) 別男女別腫瘍数 1 部位別腫瘍数 < 総数グラフ> 2 部位別腫瘍数 < 男性グラフ> 3 部位別腫瘍数 < 女性グラフ> 4 部位( 中分類 ) 別年齢階層別腫瘍数 5 部位( 中分類 ) 別来院経路別腫瘍数 6 来院経路別腫瘍数 <グラフ> 7 部位( 中

石川県におけるがん登録

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Microsoft PowerPoint - 資料1_ひょうごの健康状況(健康寿命修正済)

目 次 統計の説明 部位( 中分類 ) 別男女別腫瘍数 1 部位別腫瘍数 < 総数グラフ> 2 部位別腫瘍数 < 男性グラフ> 3 部位別腫瘍数 < 女性グラフ> 4 部位( 中分類 ) 別年齢階層別腫瘍数 5 部位( 中分類 ) 別来院経路別腫瘍数 6 来院経路別腫瘍数 <グラフ> 7 部位( 中

表紙等

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付表 食道癌登録数 ( 自施設初回治療 癌腫 ): 施設 UICC-TNM 分類治療前ステージ別付表 食道癌登録数 ( 自施設初回治療 癌腫 原発巣切除 ): 施設 UICC-TNM 分類術後病理学的ステージ別付表 食道癌登録数 ( 自施設初回治療 癌腫 UIC

目 次 統計の説明 部位( 中分類 ) 別男女別腫瘍数 1 部位別腫瘍数 < 総数グラフ> 2 部位別腫瘍数 < 男性グラフ> 3 部位別腫瘍数 < 女性グラフ> 4 部位( 中分類 ) 別年齢階層別腫瘍数 5 部位( 中分類 ) 別来院経路別腫瘍数 6 来院経路別腫瘍数 <グラフ> 7 部位( 中

03 H22ネット(死亡).xls

4 年齢階級別の死因山形県の平成 28 年の死因順位は 20 歳から 34 歳までの各階級において自殺が1 位となっているほか 64 歳までの各階級においても死因順位の上位にあり おおむね全国と同様の傾向が見られます < 表 7> 年齢階級別の死因順位 死亡者数 ( 山形県 ) 年齢階級 総死亡者数

付表 登録数 : 施設 部位別 総数 1 総数 口腔咽頭 食道 胃 結腸 直腸 ( 大腸 ) 肝臓 胆嚢胆管 膵臓 喉頭 肺 骨軟部 皮膚 乳房 全体

日本における死因別死亡数の動向予測

付表 登録数 : 施設 部位別 総数 1 総数 口腔咽頭 食道 胃 結腸 直腸 ( 大腸 ) 肝臓 胆嚢胆管 膵臓 喉頭 肺 骨軟部 皮膚 乳房

1. ストーマ外来 の問い合わせ窓口 1 ストーマ外来が設定されている ( はい / ) 上記外来の名称 対象となるストーマの種類 7 ストーマ外来の説明が掲載されているページのと は 手入力せずにホームページからコピーしてください 他施設でがんの診療を受けている または 診療を受けていた患者さんを

付表 食道癌登録数 ( 自施設初回治療 癌腫 ): 施設 UICC-TNM 分類治療前ステージ別付表 食道癌登録数 ( 自施設初回治療 癌腫 原発巣切除 ): 施設 UICC-TNM 分類術後病理学的ステージ別付表 食道癌登録数 ( 自施設初回治療 癌腫 UIC

(3) がんの部位別死亡の状況平成 27 年の本県におけるがんの死亡者数は 男性 3,336 人 女性 2,259 人と男性の方が多い状況です がんの部位別死亡者数を性別で見ると 男性では 本県 全国ともに 肺 胃 大腸 肝臓 膵臓 の順で多くなっています 女性では 本県 全国ともに 大腸 肺 胃

まえがき 平成 24 年福島県簡易生命表 は 平成 24 年の福島県日本人人口 ( 推計 ) と平成 22~25 年の人口動態統計 ( 確定数 ) を基にして 本県の死亡状況が今後変化しないと仮定したとき 各年齢の者が1 年以内に死亡する確率や平均的にみて今後何年生きられるかという期待値などを 死亡

自然死産率 = 年間自然死産数 / 年間出産数 ( 出生数 + 死産数 ) 1,000 人工死産率 = 年間人工死産数 / 年間出産数 ( 出生数 + 死産数 ) 1,000 周産期死亡率 = 年間周産期死亡数 / 年間出産数 ( 出生数 + 妊娠満 22 週以後の死産数 ) 1,000 婚姻率 =

1. 来院経路別件数 非紹介 30 他疾患経過 10 自主受診観察 紹介 20 他施設紹介 合計 患者数 割合 12.1% 15.7% 72.2% 100.0% 27.8% 72.2% 100.0% 来院経路別がん登録患者数 がん患者がどのような経路によって自施設を受診し

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目次 Ⅰ 高知県地域がん登録事業の概要 歴史 方法... 1 (1) 情報収集方法... 1 (2) 登録対象... 1 (3) 登録 集計 解析 二次保健医療圏別および医療機関別の年別届出数... 2 Ⅱ 結 果 登録精度指標... 4 (1

腫瘍センターの稼働実績 ( 平成 29 年 9 月 ) 最終版 H28 年 9 月 H29 年 9 月 H29 年度累 H28 年 9 月 H29 年 9 月 H29 年度累 H28 年 9 月 H98 年 9 月 H29 年度累

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Taro-鳥取における自死の現状(平

資料 1 岡山県のがんの現状 平成 29 年 2 月 16 日 ( 木 )

肝 肝内胆管 771 人 (3.3%) 卵巣 727 人 (3.1%) 悪性リンパ腫 683 人 (2.9%) その他 4,316 人 (18.8%) の順であった 平成 23 年のり患割合と比較すると 男では結腸 直腸 膀胱 食道の割合が 女では胃 子宮 肺 直腸の割合が増加し 男の胃 前立腺 肺

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院内がん登録について 院内がん登録とは がん ( 悪性腫瘍 ) の診断 治療 予後に関する情報を収集 整理 蓄積し 集計 解析をすることです 登録により収集された情報は 以下の目的に使用されます 診療支援 研修のための資料 がんに関する統計資料 予後調査 生存率の計測このほかにも 島根県地域がん登録

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表 9 死亡数 ( 場所 区 ) 年次 総数 施設内 施設外 総数病院診療所老健施設助産所老人ホーム総数自宅その他 平成 4 0,389 9,34 8, , ,63 9,54 8, , ,5 9,457 8,874

1. ストーマ外来 の問い合わせ窓口 1 ストーマ外来が設定されている ( / ) 上記外来の名称 ストマ外来 対象となるストーマの種類 コロストーマとウロストーマ 4 大腸がん 腎がん 膀胱がん ストーマ管理 ( 腎ろう, 膀胱ろう含む ) ろう孔管理 (PEG 含む ) 尿失禁の管理 ストーマ外

用語の説明自然増減 : 出生数から死亡数を減じたもの乳児死亡 : 生後 1 年未満の死亡新生児死亡 : 生後 4 週未満の死亡早期新生児死亡 : 生後 1 週未満の死亡死産 : 妊娠満 12 週以後の死児の出産周産期死亡 : 妊娠満 22 週以後の死産に早期新生児死亡を加えたもの合計特殊出生率 :

腫瘍センターの稼働実績 ( 平成 29 年 8 月 ) 最終版 H28 年 8 月 H29 年 8 月 H29 年度累 H28 年 8 月 H29 年 8 月 H29 年度累 H28 年 8 月 H98 年 8 月 H29 年度累

スライド 1

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第 2 章気仙沼市の健康を取り巻く状況 - 4 -

弘前市 たばこの健康被害防止対策の指針

平成 2 9 年名古屋市民の平均余命 平成 30 年 12 月 25 日 名古屋市健康福祉局

目 次 1 平成 29 年愛知県生命表について 1 2 主な年齢の平均余命 2 3 寿命中位数等生命表上の生存状況 5 4 死因分析 5 (1) 死因別死亡確率 5 (2) 特定死因を除去した場合の平均余命の延び 7 平成 29 年愛知県生命表 9

この統計表は 人口動態統計年報 ( 確定数 ) 発行前の概数に基づいて作成しています なお (2) 原因別死産数 ( 基本分類 ) については 確定値を反映しています 年間出生数 1 出生率 = 1,000 その年の 10 月 1 日現在の人口 母の年齢別出生数 2 合計特殊出生率 = (15 歳か

3 成人高齢保健等 -(1) 主要疾患別死亡推移 2 心疾患 全国 ( 上段 : 人 下段 : 人口 10 万対 ) 平成 24 年平成 25 年平成 26 年平成 27 年平成 28 年 198, , , , ,

はじめに 高知県では がんが昭和 59 年から死亡原因の第 1 位となっており 高齢化の進行により今後も増加していくと推測されます このため県では 平成 19 年 3 月に 高知県がん対策推進条例 を制定するとともに 平成 25 年 3 月には 第 2 期高知県がん対策推進計画 を策定し がん対策に

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4 死亡数と死亡率の推移 4,9 4,8 4,7 4,6 4,5 実数率人口千対 4,522 4,536 4,52 4, ,4 4,3 4, 4, , 平成 18 年平成 19 年平成 年平成 21 年平成 22 年 18 年 1


(Microsoft Word - \216\221\227\2771-\201i1\201j.doc)

東京都医療機能実態調査結果報告書

1. がん重点パック の発売について < 開発の背景 > がん は日本人の死亡原因のトップ 表 1 であり 非常に怖い病気であることに今も変わりありません また がんによる死亡者数は40 代以降から急速に増加している 表 2 ことも考えると 若いうちから がんに対して備えておく必要があるといえます

院内がん登録について 院内がん登録とは がん ( 悪性腫瘍 ) の診断 治療 予後に関する情報を収集 整理 蓄積し 集計 解析をすることです 登録により収集された情報は 以下の目的に使用されます 診療支援 研修のための資料 がんに関する統計資料 予後調査 生存率の計測このほかにも 島根県地域がん登録

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目次 Ⅰ 高知県地域がん登録事業の概要 歴史 方法... 1 (1) 情報集方法... 1 (2) 登録対象... 1 (3) 登録 集計 解析 二次保健医療圏別および医療機関別の届出数 遡り調査... 3 Ⅱ 結 果 登録精度指

松江市立病院 院内がん登録 2017 年 診断症例報告書

がん患者白書2015 <がんと婚姻・出産>

1. 部位別登録数年次推移 表は 部位別に登録数の推移を示しました 2015 年の登録数は 1294 件であり 2014 年と比較して 96 件増加しました 部位別の登録数は 多い順に大腸 前立腺 胃 膀胱 肺となりました また 増加件数が多い順に 皮膚で 24 件の増加 次いで膀胱 23 件の増加

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院内がん登録集計報告

10 年相対生存率 全患者 相対生存率 (%) (Period 法 ) Key Point 1

膵臓癌について

和歌山県地域がん登録事業報告書

用語等の説明 1 生命表とは生命表とは ある人口集団の死亡状況が今後変化しないと仮定したときに 各年齢の者 が死亡する確率や平均してあと何年生きられるかという期待値などを死亡率や平均余命 などの指標 ( 生命関数 ) によって表したものである これらの関数は 男女別に各年齢の死亡件数と人口を基にして

Microsoft Word - 資料の表紙.doc

人口構成の変化 ( 将来推計人口 ) 平成 22 年人口 平成 47 年将来推計人口 85 歳以上 2,173 5, 歳以上 13,628 21,106 80~84 3,655 5,800 80~84 8,714 11,067 75~79 6,516 8,184 75~79 9,800

第 2 部 : 学術集会記録 - スター - 72

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日本における死因別死亡数の動向予測

スライド 1


< 高知県立幡多けんみん病院 年院内がん登録 ( 詳細 )> 性 ~9 ~9 ~9 ~9 ~9 ~9 ~9 9~ 総計件数比率 口腔 咽頭食道胃結腸直腸肝臓胆嚢 胆管膵臓喉頭肺骨 軟部皮膚乳房子宮頸部子宮体部卵巣前立腺膀胱腎 他の尿路 女男女男女男女男女男女男女男女男女男女男女男女男女男女男女男女男

部位別 施設名 総数 がん診療連携拠点病院院内がん登録 2014 年集計 口腔咽頭 食道胃結腸直腸大腸肝臓 胆嚢胆管 膵臓喉頭肺 埼玉県立がんセンター 3, さいたま赤十字病院 1,456-2

目次 Ⅰ. 調査の概要 1 Ⅱ. 結果の概要 3 Ⅲ. 調査の結果 4 1 人口静態( 平成 6 年 1 月 1 日現在 ) 4 (1) 総人口 4 () 年齢別人口 5 (3) 年齢 3 区分別人口 6 (4) 世帯数 7 人口動態( 平成 5 年 1 月 1 日 ~1 月 31 日 ) 8 率の

a表紙

1 疾患別医療費札幌市国保の総医療費に占める入院医療費では 悪性新生物が 21.2% 循環器疾患が 18.6% となっており 循環器疾患では 虚血性心疾患が 4.5% 脳梗塞が 2.8% を占めています 外来医療費では 糖尿病が 7.8% 高血圧症が 6.6% 脂質異常症が 4.3% となっています

【H29年度概要へ掲載用】【更新中】H28年度版 概要巻末資料(人口動態編など)

PowerPoint プレゼンテーション

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Microsoft Word - 01概況 (表紙)

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5. 乳がん 当該疾患の診療を担当している診療科名と 専門 乳房切除 乳房温存 乳房再建 冷凍凝固摘出術 1 乳腺 内分泌外科 ( 外科 ) 形成外科 2 2 あり あり なし あり なし なし あり なし なし あり なし なし 6. 脳腫瘍 当該疾患の診療を担当している診療科名と 専

10 年相対生存率 全患者 相対生存率 (%) (Period 法 ) Key Point 1 10 年相対生存率に明らかな男女差は見られない わずかではあ

Transcription:

2020 年におけるがん患者数 ( 推計 ) 男性 女性 腎その他 5,28 胆のう 胆管 6,662 食道 26,033 直腸 32,345 肝臓 33,266 その他 82,563 全部位 500,723 結腸 52,960 肺 90,528 胃 72,67 前立腺 78,468 卵巣 8,922 胆のう 胆管 0,058 膵臓 0,560 その他 77,586 肝臓 7,57 直腸 8,96 子宮 22,98 全部位 377,396 乳房 50,22 肺 33,65 結腸 49,87 胃 37,077 資料 : 大野ゆう子 中村隆 他. 日本のがん罹患の将来推計 - ベイズ型ポワソン コウホートモデルによる解析に基づく 2020 年までの予測 : がん 統計白書 - 罹患 / 死亡 / 予後 /-2004. 大島明ほか ( 編 ) 篠原出版新社 p20-207,2004. 2020 年におけるがん患者数の推計によると 男性では肺がんの新患者数が約 9000 人 女性では約 34000 人になると予測されています

2020 年までの部位別年齢調整罹患率の予測 男性 女性 500 全部位 人口 0 万対 500 人口 0 万対 300 300 全部位 00 胃 00 30 肺 結腸直腸 肝臓 30 胃 子宮 乳房結腸 食道 肺 直腸 0 リンパ組織 0 肝臓 膵臓 白血病 リンパ組織 3 胆のう 胆管 前立腺 3 胆のう 胆管 白血病 膵臓 食道 975 980 985 990 995 2000 2005 200 205 2020 ( 年 ) 資料 : 大野ゆう子 中村隆 他. 日本のがん罹患の将来推計 - ベイズ型ポワソン コウホートモデルによる解析に基づく 2020 年までの予測 : がん 統計白書 - 罹患 / 死亡 / 予後 /-2004. 大島明ほか ( 編 ) 篠原出版新社 p20-207,2004. 975 980 985 990 995 2000 2005 200 205 2020 ( 年 ) 2020 年までのがんの部位別罹患率の予測は図のようになり 肺がんは男性および女性ともに増加傾向にあります 2

部位別がん死亡率の推移 48.% 4.8% 7.% 8.8% 男性 6.% 6.% 女性 6.9% 2.6% 7.5% 8.2% 6.0% 350 336.0 38.4% 2.3% 36.2% 8.9% 9.9% 28.7% 0.6% 20.2% 5.3% 2.7% 26.6% 3.7% 2.2%.8%.4%.3%.3% 食道 39. 300 29.3 20.0% その他 9.4% 250 8.6% 2.2% 4.7% 2.2% 4.9% 白血病前立腺 2.2% 26.4 4.2% 200 7.4% 2.8% 2.5% 23.0% 23.5% 気管 気管支および肺 3.5% 8.4 200.3 2.7 22.7% その他 50 00 50 63.5 2.6% 6.6% 7.6% 6.2% 20.6% 5.8% 32.6 2.8%.8% 5.9%.8% 0.8% 0.9 6.5% 5.6% 3.2% 3.0% 5.3%.3%.2% 4.3% 2.9% 4.8% 3.6% 4.4% 4.3% 7.% 0.9% 3.8% 0.4% 2.3% 8.7% 6.8% 6.8% 7.0% 0.2% 3.8% 4.2% 4.2% 2.9% 2.6%.8% 4.% 6.0% 3.0% 8.3% 6.6% 6.0% 5.7% 44.2% 33.0% 22.9% 膵臓肝および肝内胆管直腸結腸胃 22.3% 39.3 2.4% 2.4% 4.6% 5.5 2.8% 00.7 9.7% 3.7% 5.3% 90.2 2.9% 5.9% 3.0% 4.6% 3.0% 6.7% 8.4% 2.7% 8.0% 2.0% 2.% 6.%.%.6% 4.7% 6.5% 8.6% 3.9% 6.9% 3.5% 5.7% 3.5% 4.9%.9% 7.4% 8.4% 6.8% 4.% 6.% 3.5% 4.2% 4.2% 2.7% 3.9% 6.0% 8.9% 3.4% 4.5% 22.6% 2.3% 2.3% 3.3% 3.4% 4.2% 4.% 8.6% 8.3% 7.9% 3.0% 3.4% 2.6% 8.2% 9.0% 7.5% 8.5% 8.3% 8.9% 3.9% 3.8% 3.9% 8.9% 3.7% 0.5% 直腸卵巣子宮乳房気管 気管支および肺膵臓肝および肝内胆管直腸結腸 0 4.8% 57.3% 食道 5.5% 4.8% 4.6% 4.9% 4.8% 4.9% 960 970 980 990 2000 2005 2008 38.4% 36.2% 28.7% 20.2% 5.3% 3.7% 2.6%.3% 2.3% 2.2%.8%.4%.3%.3% 胃 食道 資料 : 厚生労働省大臣官房統計情報部 平成 2 年人口動態統計 がんによる死亡を その部位別にみると 男性では 肺がん ( 気管 気管支および肺 ) が最も多く 2005 年では全体の23.0% を占めており 次いで 胃がん 6.6% 肝臓がん( 肝および肝内胆管 ).9% の順となっています 一方 女性では 胃がん が最も多く 全体の3.7% を占めており 次いで 肺がん ( 気管 気管支および肺 ) 3.0% 結腸がん 0.6% の順となっています 3

肺がんによる死亡率 日本における死因の第 位は がん です また 部位別がん死亡率の第 位は 肺がん です 主な死因別死亡数の割合 (2008 年 ) 自殺 2.6% 老衰 3.% 不慮の事故 3.3% その他 23.8% 肺炎 0.% 脳血管疾患 ( 脳卒中 ).% 悪性新生物 ( がん ) 30.0% 心疾患 ( 心臓病 ) 5.9% 主な部位別がん死亡率 (2008 年 ) 60 50 40 30 20 0 0 53. 39.8 34.2 26.7 ( 人口 0 万対 ) 20.6 6.3 肺胃大腸肝膵前立腺 * *2 *3 *4 *: 気管 気管支および肺の悪性新生物 *2: 結腸の悪性新生物 直腸 S 状結腸移行部および直腸の悪性新生物 *3: 肝および肝内胆管の悪性新生物 *4: 男子人口 0 万対 厚生労働省 : 平成 2 年人口動態統計 2008 年の集計では 日本における死因の第 位は がん であり 部位別がん死亡率の第 位は 肺がん です 4

死亡率990 死亡率990 肺がんによる死亡率の推移 950 年代から 肺がんは世界的に増加しています 肺がん死亡率の推移の国際比較 (WHO mortality database; 世界標準人口による年齢調整死亡率 ) 男性女性 00 00 人口 0 万対人口 0 万対ハンガリー英国 0 アメリカ フランス韓国香港イタリア スウェーデン 0 英国 香港 アメリカハンガリースウェーデン 日本 イタリア 韓国 フランス 日本 950 960 970 980 2000 ( 年 ) 950 960 970 980 2000 ( 年 ) WHO mortality database, http://www.ciesin.org/ic/who/mortalitydatabase.html 肺がんによる死亡率は 950 年代から世界的に増加してきましたが 男性に関しては英国やアメリカなど一部の国では減少傾向に転じてきています 5

喫煙とがんの関係 ( 男性 ) がんの部位別死亡に及ぼす毎日喫煙の寄与危険度 (%) 咽頭がん (83) 肺がん (454) 末梢血管の疾患 (30) 動脈瘤 (69) 食道がん (438) 95.8% 7.5% 64.7% 50.0% 47.8% 肺気腫 気管支拡張症 (38) 胃潰瘍 (455) くも膜下出血 (2) 虚血性心疾患 (270) 47.8% 39.2% 38.2% 35.5% 肝臓がん (788) 膵臓がん (399) 胃がん (344) 男性観察人,709,273 人観察年昭和 4 年 ~57 年 ( ) 内の数字は死亡数 28.3% 28.3% 25.% がんの統計 2003 年度版 ( 財団法人がん研究振興財団発行 ) より資料 : 平山雄著 予防がん学 - その新しい展開 - メディサイエンス社 ( 東京 ) 987 年 男性におけるがんの部位別死亡に及ぼす毎日喫煙の寄与危険度を示します これはタバコがなくなれば どれだけその死亡が減るかという目安です 喉頭がんの95.8% 肺がんの7.5% 食道がんの47.8% に毎日喫煙が寄与しています 6

喫煙とがんの関係 非喫煙者の妻に対する喫煙夫の影響 非喫煙の妻の特定死因に及ぼす夫の喫煙の寄与危険度 (%) 脳腫瘍 (34) 副鼻腔がん (28) 肺がん (200) 虚血性心疾患 (494) 69.5% 36.2% 3.0%.6% 総死亡 (906) 全部位がん (2705) 観察人,709,273 人観察年昭和 4 年 ~57 年 ( ) 内の数字は死亡数.% 9.9% がんの統計 2003 年度版 ( 財団法人がん研究振興財団発行 ) より資料 : 平山雄著 予防がん学 - その新しい展開 - メディサイエンス社 ( 東京 ) 987 年 非喫煙の妻の特定死因に及ぼす夫の喫煙の寄与危険度を示します 非喫煙の妻の肺がんの3.0% に夫の喫煙が寄与しています 7

対リス喫煙とがんの関係 ( 男性 ) 非喫煙者群のがん罹患リスクを とした場合の禁煙者群および喫煙者群の相対リスク 4.5 非喫煙者群 禁煙者群 4 喫煙者群 3 5 相2.2 ク2.7.6.6.4.4.3 肺がん胃がん大腸がん 0 全がん がんの統計 2008 年度版 ( 財団法人がん研究振興財団発行 ) より 男性における非喫煙者群のがん罹患リスクを とした場合の禁煙者群および喫煙者群の相対リスクを示します 全がん 胃がん 大腸がんでは 非喫煙者群に比べ 禁煙者群および喫煙者群とも罹患リスクは.3 から.7 倍に増加する程度ですが 肺がんでは 非喫煙者群に比べ 禁煙者群では 2.2 倍 喫煙者群では 4.5 倍に罹患リスクが増加します 8

喫煙とがんの関係 ( 女性 ) 非喫煙者群のがん罹患リスクを とした場合の禁煙者群および喫煙者群の相対リスク 4.2 非喫煙者群 禁煙者群 4 3.7 喫煙者群 3 対リスク2 5 相.5.5 0.7.3.3.4..7 0 全がん 肺がん 胃がん大腸がん乳がんがんの統計 2008 年度版 ( 財団法人がん研究振興財団発行 ) より 女性における非喫煙者群のがん罹患リスクを とした場合の禁煙者群および喫煙者群の相対リスクを示します 全がん 胃がん 大腸がん 乳がんでは 非喫煙者群に比べ 禁煙者群および喫煙者群とも罹患リスクは 0.7 から.7 倍程度ですが 肺がんでは 非喫煙者群に比べ 禁煙者群では 3.7 倍 喫煙者群では 4.2 倍に罹患リスクが増加します 9

喫煙率の推移 性別 年代別喫煙率の推移 (%) 00 男性 90 80 20 歳代 30 歳代 40 歳代 50 歳代 60 歳以上 70 60 50 40 30 女性 20 0 0 965 970 975 980 985 990 995 2000 2005 ( 資料 ) 健康ネット HP: 厚生労働省の最新たばこ情報 ( 日本専売公社 日本たばこ産業株式会社による調査より ) 日本たばこ産業の 2005 年全国たばこ喫煙者率調査 によると 成人男性の平均喫煙率は 45.8% でした これは 965 年以降のピーク時と比較すると 約 45% 減少したことになります 2005 年の喫煙率が一番高い年代は 30 歳代で 54.6% でした これに対し 成人女性の平均喫煙率は 3.8% であり この 40 年間 4% 前後で推移しています 年代別にみると 高齢者は減少傾向ですが 若者は増加傾向にあり 2005 年の順序は 40 年前と逆になっています 2005 年において喫煙率が一番高いのは 20 歳代と 30 歳代の 20.9% 一番低いのは 60 歳以上の 5.5% です 0

喫煙率の推移 主要国の喫煙人口比率の推移 (%) オランダ 60 デンマーク 50 英国 日本 40 アメリカ ドイツ 30.4( 韓国 ) 30 20 フランス イタリア スウェーデン 韓国 32.0 30.3 28.0 27.0 26.0 24.3 24.2( イタリア ) 7.5 7.5 0 970 975 980 985 990 995 2000 2003 OECD HEALTH DATA 2005,October05 喫煙率は 各国とも年々減少傾向を示しています

喫煙と肺がんの関係 肺がんの最大の原因は喫煙です 人口寄与危険率人口全体の肺がんに喫煙がどのくらい関与しているか 曝露群寄与危険率喫煙者において肺がんの発生に喫煙がどのくらい関与しているか 男性女性男性女性 7.6% 5.6% 77.5% 57.3% 富永祐民 : 癌と化学療法 25:789-796,998 肺がんに関する正しい知識を持ち 禁煙を推し進めることが肺がんに対して最も重要になります 喫煙が及ぼす肺がんへの人口寄与危険率および曝露群寄与危険率を示します 非喫煙者も含めた人口全体の肺がんのうち 男性では7.6% 女性では5.6% に喫煙が寄与しています また 喫煙者における肺がんのうち 男性では 77.5% 女性では 57.3% に喫煙が寄与しています 2

喫煙と肺がんの関係 喫煙によるがん罹患の人口寄与割合 男性 全がん 男性 肺がん 4.5 倍 68%.0 倍.4 倍 7% 29%.6 倍 22%.0 倍 2.2 倍 9% 59% 24.3% 23.4% 52.3% 吸わない やめた 吸う 25.0% 23.0% 52.0% 吸わない やめた 吸う 女性.0 倍 3%.5 倍 %.5 倍 2% 女性.0 倍 8% 3.7 倍 2% 4.2 倍 6% 92.8%.4% 吸わない やめた 5.9% 吸う 93.0% 吸わない.0% 6.0% やめた吸う がんの統計 2008 年度版 ( 財団法人がん研究振興財団発行 ) より 喫煙によるがん罹患の人口寄与割合を示します 人口寄与割合とは 現在の喫煙者および禁煙者が すべて非喫煙者に置き換わったとしたら がんになる人がどの程度減るのかを意味しています 男性では全がんの 29% 肺がんの 68% 女性では全がんの 3% 肺がんの 8% が減ると推定されています 3

対リス喫煙と肺がんの関係 ( 男性 ) 非喫煙者群の肺がん罹患リスクを とした場合の禁煙者群および喫煙者群の相対リスク 6.4 6 5 4.5 4.8 4 ク3 2 7 相3 2.7.8 0 非喫煙者 ~9 0~9 20~ ~9 20~39 40~59 60~ 禁煙者 ( 禁煙後年数 ) 喫煙者 ( 喫煙量 Pack-years) がんの統計 2005 年度版 ( 財団法人がん研究振興財団発行 ) より 非喫煙者群の肺がん罹患リスクをとした場合の禁煙者群および喫煙者群の相対リスクを示します 禁煙者では 禁煙後の年数が長いほど肺がんに罹患するリスクは低くなりますが 非喫煙者と同じレベルになるには20 年以上かかります 喫煙者では 喫煙量が多いほど 肺がんに罹患するリスクは高くなります 4

6 肺がん死亡率(非喫煙者を として喫煙開始年齢別にみた肺がん標準死亡率 ( 男性 ) ( 倍 ) 5.7 5 4.7 4 4. 3 2.4 2.4 0 )20 歳以上 9 歳以下 24 歳以下 25 歳以上 29 歳以下 30 歳以上 34 歳以下 35 歳以上非喫煙 がんの統計 2003 年度版 ( 財団法人がん研究振興財団発行 ) より ( 昭和 4 年 ~57 年 ) 男性における喫煙開始年齢別にみた肺がん標準死亡率を示します 喫煙開始年齢が早いほど肺がん死亡率は高く 9 歳以下で喫煙を開始した場合 肺がん死亡率が非喫煙者に比べて約 6 倍高いと報告されています 5

5 肺がん死亡率(非喫煙者を として喫煙をやめてからの年数と肺がん死亡率の関係 ( 男性 ) ( 倍 ) 4.5 4 3 2 2.6.4 0 喫煙中 )4 年未満 4 年以上 0 年未満禁煙後の年数 0 年以上非喫煙 がんの統計 2003 年度版 ( 財団法人がん研究振興財団発行 ) より ( 昭和 4 年 ~57 年 ) 男性における喫煙をやめてからの年数と肺がん死亡率の関係を示します 喫煙者では 喫煙を続けた場合よりも禁煙したほうが肺がん死亡率は低くなり 禁煙後の年数が長いほど低下しています 6