女性医師の勤務環境の現況に関する調査報告書_比較詳細版

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目的 病院に勤務する女性医師の勤務状況などを把握し, 支援対策検討の一助とする 調査項目 1 病院勤務女性医師自身について 2 職場環境について 3 妊娠 出産 育児中の働き方について 調査対象 市内の病院 (45 病院 ) に勤務する女性医師を対象として, 平成 22 年 1 月現在で調査を実施し

2. 調査結果 1. 回答者属性について ( 全体 )(n=690) (1) 回答者の性別 (n=690) 回答数 713 のうち 調査に協力すると回答した回答者数は 690 名 これを性別にみると となった 回答者の性別比率 (2) 回答者の年齢層 (n=6

日本医師会男女共同参画についての男性医師の意識調査 クロス集計

第 1 章調査の実施概要 1. 調査の目的 子ども 子育て支援事業計画策定に向けて 仕事と家庭の両立支援 に関し 民間事業者に対する意識啓発を含め 具体的施策の検討に資することを目的に 市内の事業所を対象とするアンケート調査を実施しました 2. 調査の方法 千歳商工会議所の協力を得て 4 月 21

参考 男女の能力発揮とライフプランに対する意識に関する調査 について 1. 調査の目的これから結婚 子育てといったライフ イベントを経験する層及び現在経験している層として 若年 ~ 中年層を対象に それまでの就業状況や就業経験などが能力発揮やライフプランに関する意識に与える影響を把握するとともに 家

中国地区の現状 ~2017年度女性会員

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医師会報1526号.indd

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出産・育児調査2018~妊娠・出産・育児の各期において、女性の満足度に影響する意識や行動は異なる。多くは子どもの人数によっても違い、各期で周囲がとるべき行動は変わっていく~

25~44歳の子育てと仕事の両立

PowerPoint プレゼンテーション

Microsoft Word 結果の概要(1世帯)


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02世帯

1 調査目的 今年度策定する 津山市総合戦略 で 子どもを産み 育てやすい環境づくりに 向けた取組みを進めるにあたり 出産 子育ての現状を把握するために実施した 2 調査内容の背景と設問設定理由国では 出生率を 2.07 まで高めることで 2060 年に現状の社会構造を維持できる人口 1 億人程度を

4 子育てしやすいようにするための制度の導入 仕事内容への配慮子育て中の社員のため以下のような配慮がありますか? 短時間勤務ができる フレックスタイムによる勤務ができる 勤務時間等 始業 終業時刻の繰上げ 繰下げによる勤務ができる 残業などの所定外労働を制限することができる 育児サービスを受けるため


目次 Ⅰ 調査概要 1 1. 調査目的 1 2. 調査項目 1 3. 調査設計 1 4. 回収結果 1 5. 報告書の見方 1 Ⅱ 調査結果 2 1. 回答者の属性 2 (1) 性別 2 (2) 年代 2 (3) 結婚の状況 2 (4) 働き方 3 (5) 世帯構成 3 (6) 乳幼児 高齢者との同

1. 交際や結婚について 4 人に3 人は 恋人がいる または 恋人はいないが 欲しいと思っている と回答している 図表 1 恋人が欲しいと思わない理由は 自分の趣味に力を入れたい 恋愛が面倒 勉強や就職活動に力を入れたい の順に多い 図表 2 結婚について肯定的な考え方 ( 結婚はするべきだ 結婚

第 16 表被調査者数 性 年齢階級 学歴 就業状況別 124 第 17 表独身者数 性 年齢階級 就業状況 家庭観別 142 第 18 表有配偶者数 性 年齢階級 就業状況 家庭観別 148 第 19 表仕事あり者数 性 年齢階級 配偶者の有無 親との同居の有無 職業別 154 第 20 表仕事あ

ワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の調和)  レベル診断チェックシート

調査協力者の年齢 年齢 人数 % 20 代 183 (15.2) 30 代 238 (19.8) 40 代 276 (23.0) 50 代 364 (30.3) 60 代以上 140 (11.7) A-2 保育士登録について 調査協力者のうち 全体の 70.0%(820 名 ) が 保育士登録を行っ

第 1 章アンケートの概要 1-1 調査の目的 1-2 対象者 1-3 調査方法 1-4 実施期間 1-5 調査結果サンプル数 第 2 章アンケート調査結果 2-1 回答者自身について (1) 問 2: 年齢 (2) 問 5: 同居している家族 2-2 結婚について (1) 問

中小企業のための「育休復帰支援プラン」策定マニュアル

1 お子さんとご家族の状況について 子どもをみてもらえる親族 知人 0 歳 1 2 歳 3~5 歳ともに 緊急時もしくは用事の際には祖父母等の親族にみてもらえる が最も多く 60 を超えています 0 歳児は他の年齢に比べて 日常的に祖父母等の親族にみてもらえる が 37.1 となっています 少数では

希望をかなえるまちづくり 結婚 出産 子育て 結婚 出産 子育ての希望実現 1 結婚や出産に対する支援の充実 一人ひとりが結婚や出産について諦めることなく取 り組める環境をつくることによって まちに家族を持つこ との幸せをもたらします 結婚を希望する人の未婚率の改善 結婚や妊娠 出産に関するライフプ

第 1 章調査の概要 1 調査の目的 県民の結婚や子どもを持つこと 子育てに関する意識や現状を把握し 奈良県において子どもを 生み育てやすい環境づくりを進める取組を検討するための基礎資料を得ることを目的に実施した 2 調査の実施概要 (1) 調査対象 夫婦調査 : 平成 30 年 9 月 1 日現在

3 調査項目一覧 分類問調査項目 属性 1 男女平等意識 F 基本属性 ( 性別 年齢 雇用形態 未既婚 配偶者の雇用形態 家族構成 居住地 ) 12 年調査 比較分析 17 年調査 22 年調査 (1) 男女の平等感 (2) 男女平等になるために重要なこと (3) 男女の役割分担意

我が国の女性の活躍推進に向けて

独立行政法人総合病院国保旭中央病院職員の育児

平成24年度 団塊の世代の意識に関する調査 日常生活に関する事項

男女共同参画に関する意識調査

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結果のポイント ひとり親家庭になった理由 離婚 が母子家庭 88.8% 父子家庭 85.2% と最も多い 居住形態 父子家庭は自分所有の 持ち家 が 39.4% 家族所有の 持ち家 が 33.9% と 持ち家 が 70% 以上を占めているが 母子家庭は家族所有の 持ち家 が 37.1% 次いで 公営

1 少子化に対する県民の問題意識 少子化に対する問題意識 約 9 割の人が少子化を問題であると回答しています 出生率低下に関する認識 原因 出生率低下の原因は 子育て費用の負担が大きい 安心して子育てできる社会制度が十分でない などと捉えられています 図表 1 少子化に対する問題意識 2.2% 2.

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庁内文書

PowerPoint プレゼンテーション

申出が遅れた場合は 会社は育児 介護休業法に基づき 休業開始日の指定ができる 第 2 条 ( 介護休業 ) 1 要介護状態にある対象家族を介護する従業員 ( 日雇従業員を除く ) 及び法定要件を全て満たした有期契約従業員は 申出により 介護を必要とする家族 1 人につき のべ 93 日間までの範囲で

深夜勤務の制限 5 妊産婦の時間外 休日 妊娠中の女性が 母体または胎児の健康保持のため 深夜勤務や時間外勤務等の制限を所属長に請求できます 病院助手専攻医臨床研修医 6 妊娠中の休息 妊娠中の女性は 勤務時間規程に規定する 職務に専念する義務の免除 を利用して 母体または胎児の健康保持のため 勤務

平成24年度 団塊の世代の意識に関する調査 経済状況に関する事項

資料 7 1 人口動態と子どもの世帯 流山市人口統計資料 (1) 総人口と年少人口の推移流山市の人口は 平成 24 年 4 月 1 日現在 166,924 人で平成 19 年から増加傾向で推移しています 人口増加に伴い 年尐人口 (15 歳未満 ) 及び年尐人口割合も上昇傾向となっています ( 人

草津市 ( 幼保一体化 ) 集計表 資料 4 幼児教育と保育の一体的提供のための現況調査 ( 施設アンケート ) 速報 平成 25 年 7 月草津市 1

離職経験は圧倒的に女性に多く 男性 5% に対して女性の 14% が離職経験ありと回答している 離職の理由 ( 複数回答 ) の第一位は男女ともに キャリアアップ ( 約 50%) であるが 2 番目に多い項目で男女で差があり 男性は 職務の内容 ( 研究テーマを含む ) (40%) であるのに対し

スライド 1

01 公的年金の受給状況

関東地方の者が約半数を占める (45.3%) 続いて近畿地方 (17.4%) 中部地方 (15.0%) となっている 図表 2-5 地域構成 北海道 東北関東中部近畿中国四国九州 沖縄総数 (%) 100.0% 8.9% 45.3%

飾区子ども 子育て支援ニーズ調査速報値 参考資料 1 問 1. お住まいの地域 1. 東部地域 702 ( 21.2) 2. 西部地域 1,118 ( 33.8) 3. 南部地域 855 ( 25.9) 4. 北部地域 608 ( 18.4) 5. 無回答 24 ( 0.7) 合計 3,307 (

目次 I. 調査概要 II. 調査票 調査目的調査期間調査対象調査方法サンプル数 III. 属性調査結果 性別年齢入院病棟入院日数当院を選んだ理由 IV. 満足度調査結果 1. 満足度ポイント一覧 2. 満足度構成比率総合満足度医療サービス施設 設備 情報提供師の接遇の接遇の接遇 V. ポートフォリ

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目 次 Ⅰ 子育てのサポート 1 妊娠前 妊娠中のサポート 1 生理休暇 2 不妊治療の受診 3 妊娠障害 ( つわり ) 休暇 4 健康診査及び保健指導に係る休暇 5 危険有害業務の就業制限 6 深夜勤務及び時間外勤務の制限 7 通勤緩和措置 8 職員の休息等 2 出産前後のサポート 1 産前 産

平成26年度「結婚・家族形成に関する意識調査」報告書(全体版)

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平成28年度企業主導型保育事業の助成決定について(第1回)

社内様式 2 育児 介護 休業取扱通知書 平成年月日 会社名 あなたから平成年月日に 育児 介護 休業の 申出 期間変更の申出 申出の撤回 がありました 育児 介護休業等に関する規則 ( 第 3 条 第 4 条 第 5 条 第 7 条 第 8 条及び第 9 条 ) に基づき その取扱いを下のとおり通

従業員に占める女性の割合 7 割弱の企業が 40% 未満 と回答 一方 60% 以上 と回答した企業も 1 割以上 ある 66.8% 19.1% 14.1% 40% 未満 40~60% 未満 60% 以上 女性管理職比率 7 割の企業が 5% 未満 と回答 一方 30% 以上 と回答した企業も 1

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社内様式 2 育児 介護 休業取扱通知書 あなたが平成年月日にされた 育児 介護 休業の申出について 育児 介護休業等に関する規則 第 3 条 第 7 条 に基づき その取扱いを下のとおり通知します ( ただし 期間の変更の申出があった場合には下の事項の若干の変更があり得ます ) 1 休業の期間等

育児休業申出書式例

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第 2 章 子どもと子育てを取り巻く現状

2 平成 27 年度の需要量見込みを記載 ( 平成 3 年度までの各年度の需要量見込みについては 別紙を参照 ) 平成 27 年度推計児童数 ( 人 ) 年齢 平成 27 年度推計児童数 参考 平成 26 年 月現在人口 0-2 歳人口 3,68 2, 歳人口 2,278 2,323

全国におけるポジショニング

- 調査結果の概要 - 1. 改正高年齢者雇用安定法への対応について a. 定年を迎えた人材の雇用確保措置として 再雇用制度 導入企業は9 割超 定年を迎えた人材の雇用確保措置としては 再雇用制度 と回答した企業が90.3% となっています それに対し 勤務延長制度 と回答した企業は2.0% となっ


Microsoft Word - H29市町村職員の勤務条件等の状況

Microsoft Word - H29 結果概要

目 次 第 1 章調査の概要 1. 調査の目的 3 2. 調査の概要 3 3. 回収結果 3 4. 居住地区の名称 4 5. 調査結果の見方 4 第 2 章調査結果の詳細 1. 基本属性 7 (1) 子どもの年齢 / 学年 7 (2) 子どもの人数 / 末子の年齢 / 兄弟姉妹中での生まれた順番 7

1. 結婚についての意識 結婚について肯定的な考え方 ( 結婚はするべきだ 結婚はしたほうがよい ) の割合は男性の方が高い一方 自身の結婚に対する考えについて いずれ結婚するつもり と回答した割合は女性の方が高い 図表 1 図表 2 未婚の方の理想の結婚年齢は平均で男性が 29.3 歳 女性は 2

平成23年度 旭区区民意識調査

院内保育所の運営についてのアンケート(集計結果)

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幼児期の教育 保育の需給計画 ( 平成 28 年度実績 ) の点検 評価結果について 資料 2 1 需給計画の策定 かながわ子どもみらいプラン においては 待機児童の解消を図り 子育て家庭のニーズにあった就学前児童の教育 保育の提供体制の充実を計画的に進めるため 各年度 ( 平成 27 年度 ~ 平

ポイント

内閣府令本文

(3) 時差出勤 (1) 及び (2) の勤務時間のほか 次のとおり時差出勤を実施しています ( 警察本部については 平成 26 年度における実施内容を記載しています ) 知事部局等 教育庁 (H 現在 ) 区分勤務時間休憩時間 A 勤務午前 8 時 30 分から午後 5 時 15 分ま

厚生労働省発表

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平成20年1月15日

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十和田市 事業別に利用数をみると 一時預かりは 年間 0 (.%) 以 上 (.) - (.%) の順となっています 問. 一時預かり ( 年間 ) n= 人 以上. 幼稚園の預かり保育は 年間 0 (.%) 以上 (.%) (.%) の順となっています ファミリー サポー

人生100年時代の結婚に関する意識と実態

15 第1章妊娠出産子育てをめぐる妻の年齢要因

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労働力調査(詳細集計)平成29年(2017年)平均(速報)結果の概要

資料1 世帯特性データのさらなる充実可能性の検討について

ただし 日雇従業員 期間契約従業員 ( 法に定める一定の範囲の期間契約従業員を除く ) 労使協定で除外された次のいずれかに該当する従業員についてはこの限りではない (2) 週の所定労働日数が2 日以下の従業員 (3) 申出の日から93 日以内に雇用関係が終了することが明らかな従業員 2 要介護状態に

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職場環境 回答者数 654 人員構成タイプ % タイプ % タイプ % タイプ % タイプ % % 質問 1_ 採用 回答 /654 中途採用 % 新卒採用 % タ

体制強化加算の施設基準にて 社会福祉士については 退院調整に関する 3 年以上の経験を有する者 であること とあるが この経験は 一般病棟等での退院調整の経験でもよいのか ( 疑義解釈その 1 問 49: 平成 26 年 3 月 31 日 ) ( 答 ) よい 体制強化加算の施設基準にて 当該病棟に

転職者の動向・意識調査 2011年1月~3月期

Transcription:

女性医師の子育て ~8 年間で何が変わったか 何が変わっていないか ~ 女性医師の勤務環境の現況に関する調査 2017 年と 2009 年の詳細比較報告書 平成 29(2017) 年 2 月, 日本医師会男女共同参画委員会と女性医師支援センターは, 病院勤務女性医師を対象とした勤務環境等調査を実施しました. 有効回答数 10,373 を得て, 主に, 女性医師の働き方と子育ての状況について分析し, 同年 8 月, 報告書としてとりまとめました. 2017 年調査は, 厚生労働省委託女性医師支援センター事業が開始された平成 20 (2008) 年度に実施された調査を踏襲したもので, 今般, 女性医師の子育ての状況についてのこの 8 年間の変化をみるために, 両調査の結果のうち, 子育てに関する項目を詳細に比較しました. 調査の方法, 調査票, 単純集計結果等の 2017 年調査については https://www.med.or.jp/joseiishi/h29wd_survey_summary.pdf https://www.med.or.jp/joseiishi/h29wd_survey.pdf 2009 年調査については http://dl.med.or.jp/dl-med/teireikaiken/20090408_2.pdf をご参照ください 本報告は, 以下の方針でとりまとめました. 1. 子育て経験者については, 客体の重なりが確認できないことから, 調査時点で小学生以下の子育てをしている医師のみを対象として比較した. 2. 両調査ともに子育て経験のない医師との比較を示した. 3. 女性医師の悩み と 復職に必要な支援 を含めて 共同参画の現状 として比較した. 4. 選択肢 その他 で記載のあるものについては同じ基準で可及的に再分類して計上した. 以上の点に留意しつつ, この比較結果を女性医師の勤務環境改善や子育て支援のためにご活用ください 平成 30(2018) 年 4 月 日本医師会男女共同参画委員会日本医師会女性医師支援センター

日本医師会男女共同参画委員会 委員長小笠原真澄副委員長鹿島直子委員伊藤富士子 笠原幹司 神﨑寛子 計田香子 貞永明美 篠原裕希 島﨑美奈子 滝田純子 藤根美穂 藤巻高光 細谷紀子 日本医師会男女共同参画委員会 女性医師の勤務環境の現況に関する調査比較詳細版 ワーキンググループ 委員長小笠原真澄委員伊藤富士子 笠原幹司 篠原裕希 島﨑美奈子 滝田純子 藤巻高光 細谷紀子日医総研主席研究員上家和子 ( 委員 : 五十音順 )

日本医師会女性医師支援センター 日本医師会女性医師バンク猪狩和子アドバイザー 上田真喜子 鹿島直子 ( 再掲 ) 佐藤薫 清水美津子 ( 五十音順 )

目次 Ⅰ. 比較の概要... 1 1-1. 比較の対象... 1 Ⅱ. 基本属性の比較... 2 2-1. 年齢... 2 2-2. 勤務形態... 3 Ⅲ. 子育てとの両立に関する変化... 4 3-1. 家族構成... 4 3-1-1. 婚姻の状況... 4 3-1-2. 子育て中の女性医師の割合... 5 3-2. 子育て状況別にみた子育て中の働き方... 6 3-2-1. 子育て状況別の勤務形態... 6 3-2-2. 子育て状況別の 1 週間の実勤務時間... 8 3-2-3. 子育て状況別の宿日直 オンコールの状況... 10 3-2-4. 子育て状況別の 1 か月の宿直回数... 12 3-2-5. 子育て状況別の宿直翌日の状況... 14 3-3. 子育てとの両立の状況... 16 3-3-1. 育児休業の取得... 16 3-3-2. 夫の育児 家事参加状況... 18 3-3-3. 普段子どもの面倒をみている人... 20 3-3-4. 保育施設の状況... 21 3-3-5. 子どもの緊急時の対応... 22 3-3-6. 緊急呼び出し時の対応... 23 Ⅳ. 男女共同参画に関する変化... 24 4-1. 女性医師の悩み... 24 4-1-1. 年齢階級別にみた女性医師の悩み... 24 4-1-2. 年齢階級別にみた家庭 育児に関する悩み... 26 4-1-3. 年齢階級別にみた医師としての悩み... 29 4-1-4. 年齢階級別にみた職場における女性医師としての悩み... 32 4-2. 仕事を続ける上で必要と思う支援... 34 4-2-1. 勤務環境の改善に関して必要と思う支援... 35 4-2-2. 子育てに関して必要と思う支援... 36

Ⅰ. 比較の概要 1-1. 比較の対象 2009 年調査 2017 年調査 調査対象 病院に勤務する女性医師 調査方法 国内の全病院に対して 病院に勤務する女性医師への調査票の配布を依頼した 回答は無記名で 勤務先を介さずに直接郵便で返送してもらった 調査時期 2008 年 12 月 ~2009 年 1 月 2017 年 2 月 ~3 月 依頼病院数 8,880 施設 8,475 施設 回収数 7,497 10,612 有効回答数 7,467 10,373 本調査の対象は病院に勤務する女性医師であるが 歯科医師からの回答もあった 2009 年調査時は 特に区別せずに集計していたが 2017 年調査では有効回答数から除いて集計したため 本報告書では2009 年調査についても専門が歯科と思われる回答については改めて除いて集計した ( 有効回答数は7,385) そのため 2009 年調査当時の報告と集計値が異なる場合がある 1

Ⅱ. 基本属性の比較 2-1. 年齢 年齢は 2009 年調査では 29 歳以下が 1,312 人 (17.9%) 30-39 歳が 3,537 人 (48.2%) 40-49 歳が 1,691 人 (23.0%) 50-59 歳が 607 人 (8.3%) 60 歳以上が 191 人 (2.6%) となっている 2017 年調査では 29 歳以下が 1,342 人 (13.1%) 30-39 歳が 4,349 人 (42.5%) 40-49 歳が 2,936 人 (28.7%) 50-59 歳が 1,221 人 (11.9%) 60 歳以上が 387 人 (3.8%) となっている 研修医にしぼって年齢をみると 2009 年調査では 29 歳以下が 574 人 (78.2%) 30-39 歳が 145 人 (19.8%) となっている 2017 年調査では 29 歳以下が 692 人 (77.6%) 30-39 歳が 185 人 (20.7%) となっている 図 2-1-1 年齢 (2009 年調査 2017 年調査 ) 29 歳以下 30-39 歳 40-49 歳 50-59 歳 60 歳以上 607 191 2009 年調査 (n=7,338) 1,312 3,537 1,691 387 2017 年調査 (n=10,235) 1,342 4,349 2,936 1,221 0 2,000 4,000 6,000 8,000 10,000 ( 人 ) 図 2-1-2 研修医の年齢 (2009 年調査 2017 年調査 ) 29 歳以下 30-39 歳 40-49 歳 50-59 歳 60 歳以上 13 2 0 2009 年調査 (n=734) 574 145 12 2 1 2017 年調査 (n=892) 692 185 0 200 400 600 800 1,000 ( 人 ) ( 研修医のみで集計 無回答を除く ) 卒業後年数 診療科 ( 現在の専門 ) 勤務先での役職の設問のいずれかで研修医と回答した人を 研修医 とした 2

2-2. 勤務形態 勤務形態は 2009 年調査では常勤が 5,374 人 (73.1%) 時短常勤が 127 人 (1.7%) 研修医が 740 人 (10.1%) 非常勤が 1,107 人 (15.1%) となっている 2017 年調査では常勤が 7,719 人 (74.7%) 時短常勤が 327 人 (3.2%) 研修医が 904 人 (8.8%) 非常勤が 1,377 人 (13.3%) となっている 図 2-2 勤務形態 (2009 年調査 2017 年調査 ) 常勤時短常勤研修医非常勤 127 2009 年調査 (n=7,348) 5,374 740 1,107 327 2017 年調査 (n=10,327) 7,719 904 1,377 0 2,000 4,000 6,000 8,000 10,000 ( 人 ) 調査では 常勤 時短常勤 ( 短時間正職員 ) 非常勤 の 3 つから選択してもらったが ここでは 他の設問 ( 卒 業後年数 診療科 ( 現在の専門 ) 勤務先での役職のいずれか ) で研修医と回答した人を 研修医 に分類し直して集計 した 3

Ⅲ. 子育てとの両立に関する変化 3-1. 家族構成 3-1-1. 婚姻の状況 婚姻の状況は 2009 年調査では既婚が 4,013 人 (54.9%) 未婚が 2,828 人 (38.7%) 離婚が 412 人 (5.6%) 死別が 52 人 (0.7%) となっている 2017 年調査では既婚が 6,354 人 (62.2%) 未婚が 3,213 人 (31.5%) 離婚が 593 人 (5.8%) 死別が 54 人 (0.5%) となっている 図 3-1-1 婚姻の状況 (2009 年調査 2017 年調査 ) 既婚未婚離婚死別 412 2009 年調査 (n=7,305) 4,013 2,828 52 593 2017 年調査 (n=10,214) 6,354 3,213 54 0 2,000 4,000 6,000 8,000 10,000 ( 人 ) 4

3-1-2. 子育て中の女性医師の割合 子育て中の女性医師の割合について 同居している子どもの末子年齢区分および本人の出産経験から分類したところ 2009 年調査では 末子が乳児 が 262 人 (3.5%) 末子が幼児 が 1,400 人 (19.0%) 末子が学童 が 571 人 (7.7%) となっており 末子が学童以下の合計 ( 子育て中の女性医師 ) は 2,233 人 (30.2%) となっている 2017 年調査では 末子が乳児 が 408 人 (3.9%) 末子が幼児 が 2,579 人 (24.9%) 末子が学童 が 909 人 (8.8%) となっており 末子が学童以下の合計 ( 子育て中の女性医師 ) は 3,896 人 (37.6%) となっている 図 3-1-2 子育て中の女性医師の割合 (2009 年調査 2017 年調査 ) 262 末子が乳児末子が幼児末子が学童経験者経験なし 571 2009 年調査 (n=7,385) 1,400 878 4,274 2017 年調査 (n=10,364) 408 2,579 909 1,406 5,062 0 2,000 4,000 6,000 8,000 10,000 ( 人 ) 同居している子どもの年齢区分は 乳児 (0 歳児 ) 幼児( 未就学児 ) 学童( 小学生 ) 中学生以上 の4 区分 同居している子どもの年齢区分が中学生以上 または 現在子どもと同居していないが出産経験があると回答した人を 経験者 その他の人を 経験なし とした 2009 年調査では出産経験を直接たずねていないため 出産経験がある方のみに答えてもらう質問に回答した人を出産経験者とみなして分類した 5

3-2. 子育て状況別にみた子育て中の働き方 3-2-1. 子育て状況別の勤務形態 子育て状況別に勤務形態をみると 乳児子育て中では常勤が 2009 年調査で 68.0% 2017 年調査で 76.5% となっている 幼児子育て中では常勤が 2009 年調査で 70.1% 2017 年調査で 71.0% となっている 図 3-2-1-1 子育て状況別の勤務形態 乳児 (2009 年調査 2017 年調査 ) (n=3,585) 常勤時短常勤非常勤 86.1 0.6 13.2 乳児 2009 年調査 (n=241) 68.0 5.4 26.6 乳児 2017 年調査 (n=391) 76.5 6.1 17.4 (n=4,208) 88.8 10.8 0.4 図 3-2-1-2 子育て状況別の勤務形態 幼児 (2009 年調査 2017 年調査 ) (n=3,585)( 再掲 ) 常勤時短常勤非常勤 86.1 0.6 13.2 幼児 2009 年調査 (n=1,347) 70.1 4.5 25.4 幼児 2017 年調査 (n=2,523) 71.0 9.0 20.0 (n=4,208)( 再掲 ) 88.8 10.8 0.4 現在の専門 ( 診療科 ) 役職 卒業後年数をたずねた質問で 研修医 と回答した人は除いて集計した 6

学童子育て中では常勤が 2009 年調査で 76.5% 2017 年調査で 78.8% となっている 子育て経験者では常勤が 2009 年調査で 85.9% 2017 年調査で 84.5% となっている 図 3-2-1-3 子育て状況別の勤務形態 学童 (2009 年調査 2017 年調査 ) (n=3,585)( 再掲 ) 常勤時短常勤非常勤 86.1 0.6 13.2 学童 2009 年調査 (n=565) 76.5 3.2 20.4 学童 2017 年調査 (n=900) 78.8 4.0 17.2 (n=4,208)( 再掲 ) 88.8 10.8 0.4 図 3-2-1-4 子育て状況別の勤務形態 経験者 (2009 年調査 2017 年調査 ) (n=3,585)( 再掲 ) 常勤時短常勤非常勤 86.1 0.6 13.2 経験者 2009 年調査 (n=870) 85.9 1.4 12.8 経験者 2017 年調査 (n=1,394) 84.5 1.6 13.9 (n=4,208)( 再掲 ) 88.8 10.8 0.4 現在の専門 ( 診療科 ) 役職 卒業後年数をたずねた質問で 研修医 と回答した人は除いて集計した 7

3-2-2. 子育て状況別の 1 週間の実勤務時間 子育て状況別に 1 週間の実勤務時間をみると 乳児子育て中では 48 時間を超える勤務が 2009 年調査で 35.3% 2017 年調査で 31.7% となっている 幼児子育て中では 48 時間を超える勤務が 2009 年調査で 29.5% 2017 年調査で 21.8% となっている 図 3-2-2-1 子育て状況別の 1 週間の実勤務時間 乳児 (2009 年調査 2017 年調査 ) 40 時間以内 40 時間超 48 時間以内 48 時間超 60 時間未満 60 時間以上 65 時間未満 65 時間以上 (n=4,010) 16.2 9.9 21.8 18.5 33.6 乳児 2009 年調査 (n=249) 50.6 14.1 20.5 5.6 9.2 乳児 2017 年調査 (n=382) 52.6 15.7 19.4 7.3 5.0 (n=4,732) 20.4 12.0 27.0 18.0 22.6 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 図 3-2-2-2 子育て状況別の 1 週間の実勤務時間 幼児 (2009 年調査 2017 年調査 ) 40 時間以内 40 時間超 48 時間以内 48 時間超 60 時間未満 60 時間以上 65 時間未満 65 時間以上 (n=4,010)( 再掲 ) 16.2 9.9 21.8 18.5 33.6 幼児 2009 年調査 (n=1,332) 51.5 19.0 17.7 6.7 5.1 幼児 2017 年調査 (n=2,486) 59.5 18.8 14.8 3.9 3.0 (n=4,732)( 再掲 ) 20.4 12.0 27.0 18.0 22.6 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 回答者には複数箇所で勤務している人も含まれるが 実勤務時間の数え方は特に定義せず 回答者に委ねた また オン コールなどを勤務時間に数えるかなども回答者に委ねた 8

学童子育て中では 48 時間を超える勤務が 2009 年調査で 35.7% 2017 年調査で 29.2% となっている 子育て経験者では 48 時間を超える勤務が 2009 年調査で 44.0% 2017 年調査で 37.3% となっている 図 3-2-2-3 子育て状況別の 1 週間の実勤務時間 学童 (2009 年調査 2017 年調査 ) 40 時間以内 40 時間超 48 時間以内 48 時間超 60 時間未満 60 時間以上 65 時間未満 65 時間以上 (n=4,010)( 再掲 ) 16.2 9.9 21.8 18.5 33.6 学童 2009 年調査 (n=540) 45.2 19.1 21.3 6.5 8.0 学童 2017 年調査 (n=860) 49.3 21.5 19.0 5.6 4.7 (n=4,732)( 再掲 ) 20.4 12.0 27.0 18.0 22.6 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 図 3-2-2-4 子育て状況別の 1 週間の実勤務時間 経験者 (2009 年調査 2017 年調査 ) 40 時間以内 40 時間超 48 時間以内 48 時間超 60 時間未満 60 時間以上 65 時間未満 65 時間以上 (n=4,010)( 再掲 ) 16.2 9.9 21.8 18.5 33.6 経験者 2009 年調査 (n=830) 36.0 20.0 24.1 9.5 10.4 経験者 2017 年調査 (n=1,324) 43.7 19.0 21.2 7.9 8.2 (n=4,732)( 再掲 ) 20.4 12.0 27.0 18.0 22.6 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 回答者には複数箇所で勤務している人も含まれるが 実勤務時間の数え方は特に定義せず 回答者に委ねた また オン コールなどを勤務時間に数えるかなども回答者に委ねた 9

3-2-3. 子育て状況別の宿日直 オンコールの状況 子育て状況別に宿日直 オンコールの有無をみると 乳児子育て中では 宿日直 オンコール有り が 2009 年調査で 40.4% 2017 年調査で 38.4% となっている 幼児子育て中では 宿日直 オンコール有り が 2009 年調査で 42.2% 2017 年調査で 37.7% となっている 図 3-2-3-1 子育て状況別の宿日直 オンコールの状況 乳児 (2009 年調査 2017 年調査 ) 宿日直 オンコール有り 日勤のみ (n=4,239) 86.9 13.1 乳児 2009 年調査 (n=260) 40.4 59.6 乳児 2017 年調査 (n=401) 38.4 61.6 (n=5,039) 83.3 16.7 図 3-2-3-2 子育て状況別の宿日直 オンコールの状況 幼児 (2009 年調査 2017 年調査 ) 宿日直 オンコール有り 日勤のみ (n=4,239)( 再掲 ) 86.9 13.1 幼児 2009 年調査 (n=1,387) 42.2 57.8 幼児 2017 年調査 (n=2,562) 37.7 62.3 (n=5,039)( 再掲 ) 83.3 16.7 10

学童子育て中では 宿日直 オンコール有り が 2009 年調査で 53.4% 2017 年調査で 45.1% となっている 子育て経験者では 宿日直 オンコール有り が 2009 年調査で 57.6% 2017 年調査で 49.9% となっている 図 3-2-3-3 子育て状況別の宿日直 オンコールの状況 学童 (2009 年調査 2017 年調査 ) 宿日直 オンコール有り 日勤のみ (n=4,239)( 再掲 ) 86.9 13.1 学童 2009 年調査 (n=569) 53.4 46.6 学童 2017 年調査 (n=900) 45.1 54.9 (n=5,039)( 再掲 ) 83.3 16.7 図 3-2-3-4 子育て状況別の宿日直 オンコールの状況 経験者 (2009 年調査 2017 年調査 ) 宿日直 オンコール有り 日勤のみ (n=4,239)( 再掲 ) 86.9 13.1 経験者 2009 年調査 (n=873) 57.6 42.4 経験者 2017 年調査 (n=1,388) 49.9 50.1 (n=5,039)( 再掲 ) 83.3 16.7 11

3-2-4. 子育て状況別の 1 か月の宿直回数 子育て状況別に 1 か月の宿直回数をみると 乳児子育て中では なし が 2009 年調査で 74.7% 2017 年調査で 79.1% 1 回以上の人が 2009 年調査で 25.3% 2017 年調査で 20.9% となっている 幼児子育て中では なし が 2009 年調査で 73.2% 2017 年調査で 79.2% 1 回以上の人が 2009 年調査で 26.8% 2017 年調査で 20.8% となっている 図 3-2-4-1 子育て状況別の 1 か月の宿直回数 乳児 (2009 年調査 2017 年調査 ) なし 1-2 回 3-4 回 5-6 回 7 回以上 (n=4,231) 20.5 26.2 30.2 14.9 8.2 乳児 2009 年調査 (n=257) 74.7 10.1 9.7 3.9 1.6 乳児 2017 年調査 (n=398) 79.1 10.3 6.52.0 2.0 (n=4,987) 24.7 25.7 29.9 13.4 6.2 図 3-2-4-2 子育て状況別の 1 か月の宿直回数 幼児 (2009 年調査 2017 年調査 ) なし 1-2 回 3-4 回 5-6 回 7 回以上 (n=4,231)( 再掲 ) 20.5 26.2 30.2 14.9 8.2 幼児 2009 年調査 (n=1,378) 73.2 13.4 9.1 2.9 1.3 幼児 2017 年調査 (n=2,533) 79.2 11.4 6.3 2.40.8 (n=4,987)( 再掲 ) 24.7 25.7 29.9 13.4 6.2 12

学童子育て中では なし が 2009 年調査で 64.7% 2017 年調査で 70.8% 1 回以上の人が 2009 年調査で 35.3% 2017 年調査で 29.2% となっている 子育て経験者では なし が 2009 年調査で 65.0% 2017 年調査で 69.4% 1 回以上の人が 2009 年調査で 35.0% 2017 年調査で 30.6% となっている 図 3-2-4-3 子育て状況別の 1 か月の宿直回数 学童 (2009 年調査 2017 年調査 ) なし 1-2 回 3-4 回 5-6 回 7 回以上 (n=4,231)( 再掲 ) 20.5 26.2 30.2 14.9 8.2 学童 2009 年調査 (n=564) 64.7 17.4 12.8 3.9 1.2 学童 2017 年調査 (n=888) 70.8 15.0 9.1 3.6 1.5 (n=4,987)( 再掲 ) 24.7 25.7 29.9 13.4 6.2 図 3-2-4-4 子育て状況別の 1 か月の宿直回数 経験者 (2009 年調査 2017 年調査 ) なし 1-2 回 3-4 回 5-6 回 7 回以上 (n=4,231)( 再掲 ) 20.5 26.2 30.2 14.9 8.2 経験者 2009 年調査 (n=859) 65.0 17.3 11.5 3.6 2.6 経験者 2017 年調査 (n=1,366) 69.4 15.4 9.9 3.0 2.3 (n=4,987)( 再掲 ) 24.7 25.7 29.9 13.4 6.2 13

3-2-5. 子育て状況別の宿直翌日の状況 宿直が月に 1 回以上ある人に 宿直翌日の状況をたずねたところ 乳児子育て中では通常勤務が 2009 年調査で 81.5% 2017 年調査で 73.2% となっている 幼児子育て中では通常勤務が 2009 年調査で 80.7% 2017 年調査で 68.1% となっている 図 3-2-5-1 子育て状況別の宿直翌日の状況 乳児 (2009 年調査 2017 年調査 ) 通常勤務繁忙後仮眠翌日半休翌日休その他 2.0 (n=3,361) 85.3 1.2 8.4 3.0 乳児 2009 年調査 (n=65) 81.5 0.0 13.8 0.0 4.6 乳児 2017 年調査 (n=82) 73.2 1.2 11.0 8.5 6.1 (n=3,737) 76.6 1.4 15.0 3.7 3.3 ( 宿直が月に 1 回以上ある人のみ 無回答を除く ) 図 3-2-5-2 子育て状況別の宿直翌日の状況 幼児 (2009 年調査 2017 年調査 ) 通常勤務繁忙後仮眠翌日半休翌日休その他 2.0 (n=3,361)( 再掲 ) 85.3 1.2 8.4 3.0 幼児 2009 年調査 (n=368) 80.7 0.5 9.0 3.0 6.8 幼児 2017 年調査 (n=524) 68.1 1.1 19.7 5.9 5.2 (n=3,737)( 再掲 ) 76.6 1.4 15.0 3.7 3.3 ( 宿直が月に 1 回以上ある人のみ 無回答を除く ) 14

学童子育て中では通常勤務が 2009 年調査で 81.4% 2017 年調査で 73.8% となっている 子育て経験者では通常勤務が 2009 年調査で 87.6% 2017 年調査で 79.7% となっている 図 3-2-5-3 子育て状況別の宿直翌日の状況 学童 (2009 年調査 2017 年調査 ) 通常勤務繁忙後仮眠翌日半休翌日休その他 2.0 (n=3,361)( 再掲 ) 85.3 1.2 8.4 3.0 学童 2009 年調査 (n=199) 81.4 0.5 12.1 1.0 5.0 学童 2017 年調査 (n=256) 73.8 0.4 13.7 7.0 5.1 (n=3,737)( 再掲 ) 76.6 1.4 15.0 3.7 3.3 ( 宿直が月に 1 回以上ある人のみ 無回答を除く ) 図 3-2-5-4 子育て状況別の宿直翌日の状況 経験者 (2009 年調査 2017 年調査 ) 通常勤務繁忙後仮眠翌日半休翌日休その他 2.0 (n=3,361)( 再掲 ) 85.3 1.2 8.4 3.0 経験者 2009 年調査 (n=299) 87.6 0.77.4 2.3 2.0 経験者 2017 年調査 (n=414) 79.7 0.2 11.4 3.9 4.8 (n=3,737)( 再掲 ) 76.6 1.4 15.0 3.7 3.3 ( 宿直が月に 1 回以上ある人のみ 無回答を除く ) 15

3-3. 子育てとの両立の状況 3-3-1. 育児休業の取得 育児休業の取得状況をたずねたところ 乳児子育て中では取得したと答えた人が 2009 年調査で 61.5% 2017 年調査で 79.4% となっている 幼児子育て中では取得したと答えた人が 2009 年調査で 53.6% 2017 年調査で 75.9% となっている 図 3-3-1-1 子育て状況別の育児休業の取得 乳児 (2009 年調査 2017 年調査 ) 取得した 取得しなかった 乳児 2009 年調査 (n=257) 61.5 38.5 乳児 2017 年調査 (n=403) 79.4 20.6 ( 出産経験のある人で集計 無回答を除く ) 図 3-3-1-2 子育て状況別の育児休業の取得 幼児 (2009 年調査 2017 年調査 ) 取得した 取得しなかった 幼児 2009 年調査 (n=1,346) 53.6 46.4 幼児 2017 年調査 (n=2,550) 75.9 24.1 ( 出産経験のある人で集計 無回答を除く ) 16

学童子育て中では取得したと答えた人が 2009 年調査で 30.8% 2017 年調査で 52.2% となっている 子育て経験者では取得したと答えた人が 2009 年調査で 14.0% 2017 年調査で 26.5% となっている 図 3-3-1-3 子育て状況別の育児休業の取得 学童 (2009 年調査 2017 年調査 ) 取得した 取得しなかった 学童 2009 年調査 (n=546) 30.8 69.2 学童 2017 年調査 (n=889) 52.2 47.8 ( 出産経験のある人で集計 無回答を除く ) 図 3-3-1-4 子育て状況別の育児休業の取得 経験者 (2009 年調査 2017 年調査 ) 取得した 取得しなかった 経験者 2009 年調査 (n=822) 14.0 86.0 経験者 2017 年調査 (n=1,372) 26.5 73.5 ( 出産経験のある人で集計 無回答を除く ) 17

3-3-2. 夫の育児 家事参加状況 夫の育児 家事への参加状況については 乳児子育て中では 十分 おおむね十分 が 2009 年調査で 59.7% 2017 年調査で 61.7% となっている 幼児子育て中では 十分 おおむね十分 が 2009 年調査で 52.9% 2017 年調査で 56.7% となっている 図 3-3-2-1 子育て状況別の夫の育児 家事参加状況 乳児 (2009 年調査 2017 年調査 ) 十分 おおむね十分不十分 どちらかというと不十分まったく協力しない (n=1,193) 61.9 32.8 5.4 乳児 2009 年調査 (n=248) 59.7 36.7 3.6 乳児 2017 年調査 (n=376) 61.7 34.0 4.3 (n=1,501) 68.7 27.2 4.1 ( 配偶者と同居している人で集計 無回答を除く ) 図 3-3-2-2 子育て状況別の夫の育児 家事参加状況 幼児 (2009 年調査 2017 年調査 ) 十分 おおむね十分不十分 どちらかというと不十分まったく協力しない (n=1,193)( 再掲 ) 61.9 32.8 5.4 幼児 2009 年調査 (n=1,254) 52.9 41.3 5.8 幼児 2017 年調査 (n=2,259) 56.7 38.6 4.7 (n=1,501)( 再掲 ) 68.7 27.2 4.1 ( 配偶者と同居している人で集計 無回答を除く ) 18

学童子育て中では 十分 おおむね十分 が 2009 年調査で 46.5% 2017 年調査で 56.8% となっている 子育て経験者では 十分 おおむね十分 が 2009 年調査で 36.9% 2017 年調査で 42.9% となっている 図 3-3-2-3 子育て状況別の夫の育児 家事参加状況 学童 (2009 年調査 2017 年調査 ) 十分 おおむね十分不十分 どちらかというと不十分まったく協力しない (n=1,193)( 再掲 ) 61.9 32.8 5.4 学童 2009 年調査 (n=454) 46.5 43.4 10.1 学童 2017 年調査 (n=736) 56.8 36.8 6.4 (n=1,501)( 再掲 ) 68.7 27.2 4.1 ( 配偶者と同居している人で集計 無回答を除く ) 図 3-3-2-4 子育て状況別の夫の育児 家事参加状況 経験者 (2009 年調査 2017 年調査 ) 十分 おおむね十分不十分 どちらかというと不十分まったく協力しない (n=1,193)( 再掲 ) 61.9 32.8 5.4 経験者 2009 年調査 (n=656) 36.9 46.6 16.5 経験者 2017 年調査 (n=906) 42.9 44.9 12.1 (n=1,501)( 再掲 ) 68.7 27.2 4.1 ( 配偶者と同居している人で集計 無回答を除く ) 19

3-3-3. 普段子どもの面倒をみている人 普段子どもの面倒をみている人を複数回答でたずね その組み合わせを乳幼児子育て中の回答者に絞って集計したところ 2009 年調査では 本人と保育所等 が 46.3% 本人と夫と保育所等 が 10.9% 本人と夫と親と保育所等 が 8.4% 本人と親と保育所等 が 19.6% となっている 2017 年調査では 本人と保育所等 が 36.4% 本人と夫と保育所等 が 19.0% 本人と夫と親と保育所等 が 14.6% 本人と親と保育所等 が 12.6% となっている 図 3-3-3 普段子どもの面倒をみている人 (2009 年調査 2017 年調査 ) 2009 年調査 (n=1,658) 2017 年調査 (n=2,975) 本人と保育所等 46.3 本人と保育所等 36.4 本人と夫と保育所等 10.9 本人と夫と保育所等 19.0 本人と夫と親と保育所等 8.4 本人と夫と親と保育所等 14.6 本人と親と保育所等 19.6 本人と親と保育所等 12.6 本人のみ 5.2 本人のみ 5.9 本人と夫 1.9 本人と夫 5.3 本人と親 5.9 本人と親 3.3 本人と夫と親 1.7 本人と夫と親 2.8 0 20 40 60 0 20 40 60 (%) (%) ( 乳幼児子育て中の人で集計 無回答を除く ) 調査では 普段子どもの面倒をみている人 を複数回答で挙げてもらったが ここでは上記のように組み合わせで分類した 20

3-3-4. 保育施設の状況 現在利用している保育施設を複数回答でたずね その組み合わせを乳幼児子育て中の回答者に絞って集計したところ 2009 年調査では 認可保育所のみ が 60.8% 院内保育所のみ が 21.4% 無認可保育施設のみ が 12.3% 院内保育所と認可保育所など が 3.2% となっている 2017 年調査では 認可保育所のみ が 52.5% 院内保育所のみ が 24.7% 無認可保育施設のみ が 9.4% 院内保育所と認可保育所など が 8.3% となっている 図 3-3-4 利用している保育施設 (2009 年調査 2017 年調査 ) 2009 年調査 (n=1,459) 2017 年調査 (n=2,720) 認可保育所などのみ 60.8 認可保育所などのみ 52.5 院内保育所のみ 21.4 院内保育所のみ 24.7 無認可保育施設のみ 12.3 無認可保育施設のみ 9.4 院内保育所と認可保育所など 3.2 院内保育所と認可保育所など 8.3 院内保育所と無認可保育施設 0.7 院内保育所と無認可保育施設 2.1 認可保育所などと無認可保育施設 院内保育所と認可保育所などと無認可保育施設 1.3 0.2 0 20 40 60 80 認可保育所などと無認可保育施設 院内保育所と認可保育所などと無認可保育施設 1.8 0.8 0 20 40 60 80 (%) (%) ( 乳幼児子育て中の人で集計 無回答を除く ) 調査では保育施設を複数回答で挙げてもらったが ここでは上記のように組み合わせで分類した 認可保育所など には 認証保育所などの自治体独自基準の保育所や 認定こども園 幼稚園 ( 預かり保育 ) などを含めた 無認可保育施設 には 院内保育所や認可保育所など以外の保育施設を含めた なお 2009 年調査の設問文は 保育施設をご利用の方は次のうちどの施設を利用していますか? 2017 年調査の設問文は 保育施設をご利用の方は次のうちどの施設を利用していますか?( 複数回答可 ) となっている 21

3-3-5. 子どもの緊急時の対応 子どもの発熱など緊急時の対応について複数回答でたずね その組み合わせを乳幼児子育て中の回答者に絞って集計したところ 2009 年調査では 親 親族が対応 が 29.2% 本人と親 親族が対応 が 13.4% 本人のみが対応 が 6.9% となっている 2017 年調査では 親 親族が対応 が 22.2% 本人と親 親族が対応 が 13.5% 本人のみが対応 が 10.1% となっている 図 3-3-5 子どもの緊急時の対応 (2009 年調査 2017 年調査 ) 2009 年調査 (n=1,612) 2017 年調査 (n=2,951) 親 親族が対応 29.2 親 親族が対応 22.2 本人と親 親族が対応 13.4 本人と親 親族が対応 13.5 本人のみが対応 6.9 本人のみが対応 10.1 家族以外が対応 9.9 家族以外が対応 8.6 親 親族と家族以外が対応 8.6 親 親族と家族以外が対応 7.8 本人と夫と親 親族が対応 4.4 本人と夫と親 親族が対応 6.6 夫と親 親族が対応 5.6 夫と親 親族が対応 5.6 本人と親 親族と家族以外が対応 4.7 本人と親 親族と家族以外が対応 5.3 本人と家族以外が対応 4.8 本人と家族以外が対応 5.0 本人と夫が対応 2.7 本人と夫が対応 3.8 本人と夫と親 親族と家族以外が対応 1.2 本人と夫と親 親族と家族以外が対応 2.9 夫と親 親族と家族以外が対応 3.0 夫と親 親族と家族以外が対応 2.8 本人と夫と家族以外が対応 1.3 本人と夫と家族以外が対応 2.2 夫と家族以外が対応 1.4 夫と家族以外が対応 1.6 夫が対応 2.2 夫が対応 1.6 0 10 20 30 0 10 20 30 (%) (%) ( 乳幼児子育て中の人で集計 無回答を除く ) 調査では対応や預け先を複数回答で挙げてもらったが ここでは上記のように組み合わせで分類した 本人 には 欠 勤 休暇 早退 遅刻などで対応すると答えた人を分類した 家族以外 には 友人 知人 ベビーシッター 病児保 育などと答えた人を分類した 22

3-3-6. 緊急呼び出し時の対応 病院からの緊急呼び出しへの対応について複数回答でたずね その組み合わせを乳幼児子育て中の回答者に絞って集計したところ 2009 年調査では 夫と親 親族が面倒をみる が 18.6% 夫が面倒をみる が 16.3% 親 親族が面倒をみる が 18.3% 呼び出しはない 断っている が 31.1% となっている 2017 年調査では 夫と親 親族が面倒をみる が 19.6% 夫が面倒をみる が 17.6% 親 親族が面倒をみる が 14.2% 呼び出しはない 断っている が 37.1% となっている 図 3-3-6 緊急呼び出し時の対応 (2009 年調査 2017 年調査 ) 2009 年調査 (n=1,578) 2017 年調査 (n=2,875) 夫と親 親族が面倒をみる 18.6 夫と親 親族が面倒をみる 19.6 夫が面倒をみる 16.3 夫が面倒をみる 17.6 親 親族が面倒をみる 18.3 親 親族が面倒をみる 14.2 夫と家族以外が面倒をみる 4.4 夫と家族以外が面倒をみる 3.4 家族以外が面倒をみる 5.3 家族以外が面倒をみる 2.9 夫と親 親族と家族以外が面倒をみる 2.5 夫と親 親族と家族以外が面倒をみる 2.3 親 親族と家族以外が面倒をみる 2.4 親 親族と家族以外が面倒をみる 1.8 呼び出しはない 断っている 31.1 呼び出しはない 断っている 37.1 0 20 40 0 20 40 (%) (%) ( 乳幼児子育て中の人で集計 無回答を除く ) 調査では対応や預け先を複数回答で挙げてもらったが ここでは上記のように組み合わせで分類した 家族以外 には 友人 知人 ベビーシッター 子どもを病院に連れていくなどと答えた人を分類した 呼び出しはない 断っている には 呼び出しはない 断る 行けないので他の医師に依頼するのいずれかのみを答えた人を分類した 23

Ⅳ. 男女共同参画に関する変化 4-1. 女性医師の悩み 4-1-1. 年齢階級別にみた女性医師の悩み 女性医師としてどのような悩みがあるかを複数回答でたずね 回答を 家庭 育児に関する悩み 医師としての悩み 職場における女性医師としての悩み に大きく分類したところ 家庭 育児に関する悩み は 2009 年調査では 29 歳以下で 60.5% 30-39 歳で 68.3% 40-49 歳で 70.7% 50-59 歳で 65.9% 60 歳以上で 74.7% 2017 年調査では 29 歳以下で 67.0% 30-39 歳で 75.2% 40-49 歳で 71.5% 50-59 歳で 61.6% 60 歳以上で 62.8% となっている 医師としての悩み は 2009 年調査では 29 歳以下で 62.3% 30-39 歳で 64.7% 40-49 歳で 68.1% 50-59 歳で 65.7% 60 歳以上で 57.5% 2017 年調査では 29 歳以下で 56.0% 30-39 歳で 66.6% 40-49 歳で 67.1% 50-59 歳で 56.6% 60 歳以上で 55.6% となっている 職場における女性医師としての悩み は 2009 年調査では 29 歳以下で 52.0% 30-39 歳で 41.3% 40-49 歳で 39.7% 50-59 歳で 38.3% 60 歳以上で 32.9% 2017 年調査では 29 歳以下で 41.2% 30-39 歳で 34.9% 40-49 歳で 34.3% 50-59 歳で 41.1% 60 歳以上で 39.0% となっている 24

図 4-1-1 年齢階級別にみた女性医師の悩み (2009 年調査 2017 年調査 ) (%) 80 75.2 71.5 70.7 74.7 70 67.0 68.3 65.9 65.7 60 62.3 60.5 68.1 66.6 67.1 64.7 61.6 62.8 57.5 56.0 56.6 55.6 50 52.0 40 41.2 41.3 39.7 41.1 39.0 38.3 30 34.9 34.3 32.9 20 2009 年調査 家庭 育児に関する悩み 2009 年調査 医師としての悩み 10 2009 年調査 職場における女性医師としての悩み 2017 年調査 家庭 育児に関する悩み 2017 年調査 医師としての悩み 2017 年調査 職場における女性医師としての悩み 0 29 歳以下 30-39 歳 40-49 歳 50-59 歳 2009 年調査 (n=1,180) 2009 年調査 (n=3,213) 2009 年調査 (n=1,490) 2009 年調査 (n=519) 2017 年調査 (n=1,217) 2017 年調査 (n=4,083) 2017 年調査 (n=2,686) 2017 年調査 (n=1,076) 60 歳以上 2009 年調査 (n=146) 2017 年調査 (n=331) 家庭 育児に関する悩み には 選択肢回答 1. 家事と仕事の両立 7. 配偶者の非協力 無理解 8. 配偶者の家族の無理解 および その他 を選択した人の具体的な記入内容をもとに分類した 医師としての悩み には 選択肢回答 2. プライベートな時間がない 3. 勉強する時間が少ない および その他 を選択した人の具体的な記入内容をもとに分類した 職場における女性医師としての悩み には 選択肢回答 4. 当直室 更衣室 休憩室などの施設環境の不備 5. 男性主導社会 6. セクハラ および その他 を選択した人の具体的な記入内容をもとに分類した 25

4-1-2. 年齢階級別にみた家庭 育児に関する悩み 家庭 育児に関する悩みの詳細をみると 家事 育児 介護と仕事の両立 は 2009 年調査では 30-39 歳で 66.4% 40-49 歳で 67.9% 2017 年調査では 30-39 歳で 73.1% 40-49 歳で 69.6% となっている 配偶者の非協力 無理解 は 2009 年調査では 50-59 歳で 15.2% 60 歳以上で 12.3% 2017 年調査では 50-59 歳で 12.8% 60 歳以上で 15.7% となっている 配偶者の家族の無理解 は 2009 年調査では 50-59 歳で 6.6% 60 歳以上で 3.4% 2017 年調査では 50-59 歳で 4.7% 60 歳以上で 6.6% となっている 結婚 出産 不妊治療 は 2009 年調査では 29 歳以下で 2.6% 30-39 歳で 2.1% 2017 年調査では 29 歳以下で 2.1% 30-39 歳で 2.6% となっている 図 4-1-2-1 年齢階級別にみた家庭 育児に関する悩み 家庭 育児 介護と仕事の両立 (2009 年調査 2017 年調査 ) 総数 2009 年調査 (n=6,588) 2017 年調査 (n=9,522) 29 歳以下 2009 年調査 (n=1,180) 2017 年調査 (n=1,217) 30-39 歳 2009 年調査 (n=3,213) 2017 年調査 (n=4,083) 40-49 歳 2009 年調査 (n=1,490) 2017 年調査 (n=2,686) 50-59 歳 2009 年調査 (n=519) 2017 年調査 (n=1,076) 60 歳以上 2009 年調査 (n=146) 2017 年調査 (n=331) 2009 年調査 家事 育児 介護と仕事の両立 2017 年調査 家事 育児 介護と仕事の両立 65.1 68.9 58.1 64.9 62.4 58.2 選択肢回答 1. 家事と仕事の両立 および その他 を選択した人の具体的な記入内容をもとに 66.4 73.1 67.9 69.6 71.2 59.8 0 20 40 60 80 100 (%) 分類した 26

図 4-1-2-2 年齢階級別にみた家庭 育児に関する悩み 配偶者の非協力 無理解 (2009 年調査 2017 年調査 ) 総数 2009 年調査 (n=6,588) 2017 年調査 (n=9,522) 29 歳以下 2009 年調査 (n=1,180) 2017 年調査 (n=1,217) 30-39 歳 2009 年調査 (n=3,213) 2017 年調査 (n=4,083) 40-49 歳 2009 年調査 (n=1,490) 2017 年調査 (n=2,686) 50-59 歳 2009 年調査 (n=519) 2017 年調査 (n=1,076) 60 歳以上 2009 年調査 (n=146) 2017 年調査 (n=331) 4.1 4.0 8.5 9.4 7.2 8.2 12.1 11.3 15.2 12.8 12.3 15.7 2009 年調査 配偶者の非協力 無理解 2017 年調査 配偶者の非協力 無理解 0 20 40 60 80 100 選択肢回答 7. 配偶者の非協力 無理解 および その他 を選択した人の具体的な記入内容を (%) もとに分類した 図 4-1-2-3 年齢階級別にみた家庭 育児に関する悩み 配偶者の家族の無理解 (2009 年調査 2017 年調査 ) 総数 2009 年調査 (n=6,588) 2017 年調査 (n=9,522) 29 歳以下 2009 年調査 (n=1,180) 2017 年調査 (n=1,217) 30-39 歳 2009 年調査 (n=3,213) 2017 年調査 (n=4,083) 40-49 歳 2009 年調査 (n=1,490) 2017 年調査 (n=2,686) 50-59 歳 2009 年調査 (n=519) 2017 年調査 (n=1,076) 60 歳以上 2009 年調査 (n=146) 2017 年調査 (n=331) 3.7 3.2 2.2 1.6 2.8 2.7 3.7 4.7 3.4 選択肢回答 8. 配偶者の家族の無理解 および その他 を選択した人の具体的な記入内容をも 5.8 6.6 6.6 2009 年調査 配偶者の家族の無理解 2017 年調査 配偶者の家族の無理解 0 20 40 60 80 100 (%) とに分類した 27

図 4-1-2-4 年齢階級別にみた女性医師の悩み 結婚 出産 不妊治療 (2009 年調査 2017 年調査 ) 総数 2009 年調査 (n=6,588) 2017 年調査 (n=9,522) 29 歳以下 2009 年調査 (n=1,180) 2017 年調査 (n=1,217) 30-39 歳 2009 年調査 (n=3,213) 2017 年調査 (n=4,083) 40-49 歳 2009 年調査 (n=1,490) 2017 年調査 (n=2,686) 50-59 歳 2009 年調査 (n=519) 2017 年調査 (n=1,076) 60 歳以上 2009 年調査 (n=146) 2017 年調査 (n=331) 1.6 1.7 2.6 2.1 2.1 2.6 0.7 0.9 0.0 0.3 0.0 0.3 その他 を選択した人の具体的な記入内容をもとに分類した 2009 年調査 結婚 出産 不妊治療 2017 年調査 結婚 出産 不妊治療 0 20 40 60 80 100 (%) 28

4-1-3. 年齢階級別にみた医師としての悩み 医師としての悩みの詳細をみると キャリア形成 スキルアップ は 2009 年調査では 30-39 歳で 42.7% 40-49 歳で 52.4% 2017 年調査では 30-39 歳で 48.1% 40-49 歳で 49.2% となっている プライベートな時間がない は 2009 年調査では 30-39 歳で 45.1% 40-49 歳で 43.8% 2017 年調査では 30-39 歳で 44.0% 40-49 歳で 41.9% となっている 業務量 体力面 評価等 は 2009 年調査では 40-49 歳で 2.9% 50-59 歳で 1.0% 2017 年調査では 40-49 歳で 3.6% 50-59 歳で 3.6% となっている 患者に関して は 2009 年調査では 29 歳以下で 0.2% 2017 年調査では 29 歳以下で 0.5% となっている 図 4-1-3-1 年齢階級別にみた医師としての悩み キャリア形成 スキルアップ (2009 年調査 2017 年調査 ) 総数 2009 年調査 (n=6,588) 2017 年調査 (n=9,522) 29 歳以下 2009 年調査 (n=1,180) 2017 年調査 (n=1,217) 30-39 歳 2009 年調査 (n=3,213) 2017 年調査 (n=4,083) 40-49 歳 2009 年調査 (n=1,490) 2017 年調査 (n=2,686) 50-59 歳 2009 年調査 (n=519) 2017 年調査 (n=1,076) 60 歳以上 2009 年調査 (n=146) 2017 年調査 (n=331) 2009 年調査 キャリア形成 スキルアップ 2017 年調査 キャリア形成 スキルアップ 38.0 36.7 44.5 45.9 42.7 48.1 52.4 49.2 47.2 40.6 44.5 40.2 0 20 40 60 80 100 選択肢回答 3. 勉強する時間が少ない および その他 を選択した人の具体的な記入内容をも (%) とに分類した 29

図 4-1-3-2 年齢階級別にみた医師としての悩み プライベートな時間がない (2009 年調査 2017 年調査 ) 総数 2009 年調査 (n=6,588) 2017 年調査 (n=9,522) 29 歳以下 2009 年調査 (n=1,180) 2017 年調査 (n=1,217) 30-39 歳 2009 年調査 (n=3,213) 2017 年調査 (n=4,083) 40-49 歳 2009 年調査 (n=1,490) 2017 年調査 (n=2,686) 50-59 歳 2009 年調査 (n=519) 2017 年調査 (n=1,076) 60 歳以上 2009 年調査 (n=146) 2017 年調査 (n=331) 2009 年調査 プライベートな時間がない 2017 年調査 プライベートな時間がない 46.9 39.4 44.3 34.9 34.9 32.3 44.8 41.4 45.1 44.0 43.8 41.9 0 20 40 60 80 100 選択肢回答 2. プライベートな時間がない および その他 を選択した人の具体的な記入内容 (%) をもとに分類した 図 4-1-3-3 年齢階級別にみた医師としての悩み 業務量 体力面 評価等 (2009 年調査 2017 年調査 ) 総数 2009 年調査 (n=6,588) 2017 年調査 (n=9,522) 29 歳以下 2009 年調査 (n=1,180) 2017 年調査 (n=1,217) 30-39 歳 2009 年調査 (n=3,213) 2017 年調査 (n=4,083) 40-49 歳 2009 年調査 (n=1,490) 2017 年調査 (n=2,686) 50-59 歳 2009 年調査 (n=519) 2017 年調査 (n=1,076) 60 歳以上 2009 年調査 (n=146) 2017 年調査 (n=331) 2.0 2.9 2.0 1.2 1.8 2.9 2.9 3.6 1.0 3.6 2.7 2.1 その他 を選択した人の具体的な記入内容をもとに分類した 2009 年調査 業務量 体力面 評価等 2017 年調査 業務量 体力面 評価等 0 20 40 60 80 100 (%) 30

図 4-1-3-4 年齢階級別にみた医師としての悩み 患者に関して (2009 年調査 2017 年調査 ) 総数 2009 年調査 (n=6,588) 2017 年調査 (n=9,522) 29 歳以下 2009 年調査 (n=1,180) 2017 年調査 (n=1,217) 30-39 歳 2009 年調査 (n=3,213) 2017 年調査 (n=4,083) 40-49 歳 2009 年調査 (n=1,490) 2017 年調査 (n=2,686) 50-59 歳 2009 年調査 (n=519) 2017 年調査 (n=1,076) 60 歳以上 2009 年調査 (n=146) 2017 年調査 (n=331) 0.4 0.2 0.2 0.5 0.4 0.2 0.5 0.2 0.4 0.1 0.0 0.0 その他 を選択した人の具体的な記入内容をもとに分類した 2009 年調査 患者に関して 2017 年調査 患者に関して 0 20 40 60 80 100 (%) 31

4-1-4. 年齢階級別にみた職場における女性医師としての悩み 職場における女性医師としての悩みの詳細をみると 男性主導社会 セクハラ等 は 2009 年調査では 50-59 歳で 30.8% 60 歳以上で 27.4% 2017 年調査では 50-59 歳で 32.4% 60 歳以上で 30.2% となっている 休憩室など施設環境不備 は 2009 年調査では 29 歳以下で 41.9% 30-39 歳で 28.4% 2017 年調査では 29 歳以下で 28.8% 30-39 歳で 18.8% となっている 職場の無理解 人間関係 は 2009 年調査では 50-59 歳で 1.5% 60 歳以上で 0.7% 2017 年調査では 50-59 歳で 1.8% 60 歳以上で 2.7% となっている 図 4-1-4-1 年齢階級別にみた職場における女性医師としての悩み 男性主導社会 セクハラ等 (2009 年調査 2017 年調査 ) 総数 2009 年調査 (n=6,588) 2017 年調査 (n=9,522) 29 歳以下 2009 年調査 (n=1,180) 2017 年調査 (n=1,217) 30-39 歳 2009 年調査 (n=3,213) 2017 年調査 (n=4,083) 40-49 歳 2009 年調査 (n=1,490) 2017 年調査 (n=2,686) 50-59 歳 2009 年調査 (n=519) 2017 年調査 (n=1,076) 60 歳以上 2009 年調査 (n=146) 2017 年調査 (n=331) 21.5 23.6 18.4 19.1 19.4 21.9 24.4 24.1 2009 年調査 男性主導社会 セクハラ等 2017 年調査 男性主導社会 セクハラ等 30.8 32.4 27.4 30.2 0 20 40 60 80 100 選択肢回答 5. 男性主導社会 6. セクハラ および その他 を選択した人の具体的な記入内 (%) 容をもとに分類した 32

図 4-1-4-2 年齢階級別にみた職場における女性医師としての悩み 休憩室など施設環境不備 (2009 年調査 2017 年調査 ) 総数 2009 年調査 (n=6,588) 2017 年調査 (n=9,522) 29 歳以下 2009 年調査 (n=1,180) 2017 年調査 (n=1,217) 30-39 歳 2009 年調査 (n=3,213) 2017 年調査 (n=4,083) 40-49 歳 2009 年調査 (n=1,490) 2017 年調査 (n=2,686) 50-59 歳 2009 年調査 (n=519) 2017 年調査 (n=1,076) 60 歳以上 2009 年調査 (n=146) 2017 年調査 (n=331) 14.8 11.0 18.4 18.8 15.7 16.8 11.5 23.0 2009 年調査 休憩室など施設環境不備 2017 年調査 休憩室など施設環境不備 28.3 28.8 28.4 41.9 0 20 40 60 80 100 選択肢回答 4. 当直室 更衣室 休憩室などの施設環境の不備 および その他 を選択した人 (%) の具体的な記入内容をもとに分類した 図 4-1-4-3 年齢階級別にみた職場における女性医師としての悩み 職場の無理解 人間関係 (2009 年調査 2017 年調査 ) 総数 2009 年調査 (n=6,588) 2017 年調査 (n=9,522) 29 歳以下 2009 年調査 (n=1,180) 2017 年調査 (n=1,217) 30-39 歳 2009 年調査 (n=3,213) 2017 年調査 (n=4,083) 40-49 歳 2009 年調査 (n=1,490) 2017 年調査 (n=2,686) 50-59 歳 2009 年調査 (n=519) 2017 年調査 (n=1,076) 60 歳以上 2009 年調査 (n=146) 2017 年調査 (n=331) 1.9 1.5 1.3 1.1 2.4 1.4 1.9 1.5 1.5 1.8 0.7 2.7 その他 を選択した人の具体的な記入内容をもとに分類した 2009 年調査 職場の無理解 人間関係 2017 年調査 職場の無理解 人間関係 0 20 40 60 80 100 (%) 33

4-2. 仕事を続ける上で必要と思う支援 仕事を続ける上で必要と思う制度や仕組み 支援対策等について複数回答でたずね 回答を 勤務環境の改善 子育て支援 復職支援 に大きく分類してみたところ 勤務環境の改善 は 2009 年調査で 97.2% 2017 年調査で 96.0% となっている 子育て支援 は 2009 年調査で 89.7% 2017 年調査で 87.8% となっている 復職支援 は 2009 年調査で 46.9% 2017 年調査で 38.1% となっている 図 4-2 仕事を続ける上で必要と思う支援 (2009 年調査 2017 年調査 ) (%) 100 80 60 40 97.2 96.0 89.7 87.8 46.9 2009 年調査 (n=7,217) 2017 年調査 (n=10,061) 38.1 20 0 勤務環境の改善子育て支援復職支援 選択肢回答および その他 を選択した人の具体的な記入内容をもとに 上記のように分類した なお 選択肢回答の分類方法は以下のとおりとなっている 勤務環境の改善 : 1. 人員 ( 医師 ) の増員 2. 複数主治医制度の導入など主治医制の見直し 3. 二交代制の勤務体制 4. 代替医師の配置 5. 宿直 日直の免除 6. 時間外勤務の免除 7. 短時間正社員制度の導入 拡充 8. フレックス制度導入 9. 働きやすい部門への配置転換 21. 診療報酬引き上げ 医療費の増額 子育て支援 : 10. 託児所 保育園などの整備 拡充 11. 事業所内託児施設 12. 病児保育 13. 保育施設やベビーシッターの斡旋 14. 保育施設利用の際の保育料の助成 15. ベビーシッター利用の際の費用補助 16. 放課後における学童施設充実 17. 男性の家事 育児などへの参加 20. 国の事業所への補助金制度整備 拡充 復職支援 : 18. 在宅研修制度 19. 出産 育児休業取得者への職場復帰支援 34

4-2-1. 勤務環境の改善に関して必要と思う支援 勤務環境の改善に関して詳細をみると 宿直 日直の免除 は 2009 年調査で 62.3% 2017 年調査で 60.1% となっている 医師の増員 は 2009 年調査で 62.5% 2017 年調査で 60.0% となっている 時間外勤務の免除 は 2009 年調査で 50.9% 2017 年調査で 51.4% となっている 主治医制の見直し は 2009 年調査で 43.6% 2017 年調査で 46.7% となっている フレックス制度導入 は 2009 年調査で 41.2% 2017 年調査で 40.0% となっている (%) 図 4-2-1 勤務環境の改善に関して必要と思う支援 (2009 年調査 2017 年調査 ) 100 2009 年調査 (n=7,217) 2017 年調査 (n=10,061) 80 60.1 62.5 62.3 60.0 60 51.4 50.9 46.7 43.6 41.2 40.0 37.2 40.5 40 34.2 31.4 26.3 17.3 19.8 20 15.3 13.5 11.2 0 宿診療報酬 策主治医制の見直し代診医師派遣制度時間外勤務の免除短時間常勤二交代制勤務配置転換医師の増員医療費等行政施フレックス制度導入直 日直の免除 35

4-2-2. 子育てに関して必要と思う支援 子育てに関して詳細をみると 病児保育 は 2009 年調査で 61.8% 2017 年調査で 65.1% となっている 保育施設 は 2009 年調査で 64.9% 2017 年調査で 61.1% となっている 男性の家事 育児参加 は 2009 年調査で 46.0% 2017 年調査で 49.2% となっている 学童保育 は 2009 年調査で 44.8% 2017 年調査で 44.4% となっている 院内保育所 は 2009 年調査で 43.7% 2017 年調査で 39.3% となっている (%) 図 4-2-2 子育てに関して必要と思う支援 (2009 年調査 2017 年調査 ) 100 80 65.1 61.8 60 40 20 0 病児保育64.9 61.1 保育施設2009 年調査 (n=7,217) 2017 年調査 (n=10,061) 49.2 46.0 44.4 44.8 43.7 39.3 38.736.2 37.6 35.1 17.8 10.7 院内保育策学童保育ベビーシッターの斡旋保育費用の助成院内保育所男性の家事 育児参加行政施保育施設や補助等 保育費用の助成 は選択肢 14. 保育施設利用の際の保育料の助成 15. ベビーシッター利用の際の費用補助 を含む 36

女性医師の勤務環境の現況に関する調査報告書比較詳細版 平成 30 年 4 月 日本医師会男女共同参画委員会日本医師会女性医師支援センター この報告書についてのお問い合わせは 下記あてにご連絡ください 日本医師会女性医師支援センター 113-8621 東京都文京区本駒込 2-28-16 TEL 03-3942-6470 FAX 03-3942-7397 E-mail jmawdbk@jmawdbk.med.or.jp