大牟田市と自治労大牟田市職員組合との交渉結果報告

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大牟田市と自治労大牟田市職員組合との交渉結果報告

人事行政の運営等の状況の公表について

2 給与改定に対する基本的考え方職員の給与については 地方公務員法において 国及び他の地方公共団体の職員並びに民間事業の従事者の給与等を考慮して定められなければならないとされている (1) 月例給本年 4 月時点で 市職員給与が民間給与を326 円 (0.09%) 下回っていることから 市職員の給与

23 歳までの育児のための短時間勤務制度の制度普及率について 2012 年度実績の 58.4% に対し 2013 年度は 57.7% と普及率は 0.7 ポイント低下し 目標の 65% を達成することができなかった 事業所規模別では 30 人以上規模では8 割を超える措置率となっているものの 5~2

対応していくためには 職員一人ひとりの公務に対する意欲と能力を高め 組織をより活性化し 公務の質を高く保つことが求められている そのためには 各職員の能力と勤務実績を的確に評価し その結果を反映した人事管理を推進していくことが重要である 知事部局等においては 平成 28 年 4 月に施行された地方公

内閣府令本文

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職員組合の要求事項に対する県の回答 職員組合の要求事項 1 賃金及び諸手当の改善について本県の長年の労使交渉経過を尊重し 以下のとおり賃金及び諸手当の改善を行うこと (1) 基本賃金については 組合員の生活実態から一律 13,400 円以上の引上げを行うこと 県の回答 人事委員会勧告制度は 労働基本

扶養手当制度の概要 1 支給要件 扶養親族 ( 他に生計の途がなく主として職員の扶養を受けているもの ) を有する職員に対して支給 年額 130 万円以上の恒常的な所得があると見込まれる者は対象外 2 支給月額 配偶者 : 13,000 円子など : 1 人につき 6,500 円 ( 配偶者のない場

改正要綱 第 1 国家公務員の育児休業等に関する法律に関する事項 育児休業等に係る職員が養育する子の範囲の拡大 1 職員が民法の規定による特別養子縁組の成立に係る監護を現に行う者 児童福祉法の規定により里親である職員に委託されている児童であって当該職員が養子縁組によって養親となることを希望しているも

スライド 1

平成17年8月24日市長交渉想定質問

2018年人事・労務に関するトップ・マネジメント調査結果

Taro-H26勧告・報告の説明

今回の改正によってこの規定が廃止され 労使協定の基準を設けることで対象者を選別することができなくなり 希望者全員を再雇用しなければならなくなりました ただし 今回の改正には 一定の期間の経過措置が設けられております つまり 平成 25 年 4 月 1 日以降であっても直ちに希望者全員を 歳まで再雇用

- 調査結果の概要 - 1. 改正高年齢者雇用安定法への対応について a. 定年を迎えた人材の雇用確保措置として 再雇用制度 導入企業は9 割超 定年を迎えた人材の雇用確保措置としては 再雇用制度 と回答した企業が90.3% となっています それに対し 勤務延長制度 と回答した企業は2.0% となっ

Microsoft Word 年度評価シート.docx

7 8 O KAYAKU spirit I O K T C % E C O M T O K T T M T I O O T C C C O I T O O M O O

Ⅲ コース等で区分した雇用管理を行うに当たって留意すべき事項 ( 指針 3) コース別雇用管理 とは?? 雇用する労働者について 労働者の職種 資格等に基づき複数のコースを設定し コースごとに異なる配置 昇進 教育訓練等の雇用管理を行うシステムをいいます ( 例 ) 総合職や一般職等のコースを設定し

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4 子育てしやすいようにするための制度の導入 仕事内容への配慮子育て中の社員のため以下のような配慮がありますか? 短時間勤務ができる フレックスタイムによる勤務ができる 勤務時間等 始業 終業時刻の繰上げ 繰下げによる勤務ができる 残業などの所定外労働を制限することができる 育児サービスを受けるため

4 父親も育児参画しよう! 父親となる職員に, 配偶者出産休暇や男性の育児参加休暇を取得するよう働き掛けましたか 対象の職員全てに働き掛けは行われている 回答数 76 0 全人数割合 (%) 対象者なし 293 配偶者出産休暇 (3 日 ) 数値目標 31 年度までに配偶者出

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ワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の調和)  レベル診断チェックシート

規定例 ( 育児 介護休業制度 ) 株式会社 と 労働組合は 育児 介護休業制度に関し 次 のとおり協定する ( 対象者 ) 育児休業の対象者は 生後満 歳に達しない子を養育するすべての従業員とする 2 介護休業の対象者は 介護を必要とする家族を持つすべての従業員とする 介護の対象となる家族の範囲は

市報2016年3月号-10

2 民間給与との較差等に基づく給与改定 (1) 民間給与との比較結果 1 職種別民間給与実態調査県内の企業規模 50 人以上 かつ 事業所規模 50 人以上の民間事業所 371 事業所中 126 事業所を実地調査 2 給与比較の結果 ア月例給職員と民間従業員の4 月分の給与について ラスパイレス方式

福利厚生基本計画

筑紫野市学童保育連絡協議会学童クラブ指導員就業規則

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あおもり働き方改革推進企業認証制度 Q&A 平成 29 年 12 月 14 日 Vol.1 目次 1 あおもり働き方改革推進企業認証制度全般関係 Q1 県外に本社がある場合はどのように申請できるのか P1 2 あおもり働き方改革宣言企業関係 Q2 次世代法に基づく一般事業主行動計画とはどういうものか

人事院前26別.indd

資料2:再任用制度と「雇用と年金の接続」の概要

市町村における再任用制度の構築・運用に向けて

女性の活躍促進や仕事と子育て等の両立支援に取り組む企業に対するインセンティブ付与等 役員 管理職等への女性の登用促進 М 字カーブ問題の解消には企業の取組が不可欠 このため 企業の自主的な取組について 経済的に支援する 経営上のメリットにつなぐ 外部から見えるようにし当該取組の市場評価を高めるよう政

短時間 有期雇用労働者及び派遣労働者に対する不合理な待遇の禁止等に関する指針 について ( 同一労働同一賃金ガイドライン ) 厚生労働省雇用環境 均等局有期 短時間労働課職業安定局需給調整事業課

別紙 平成 25 年 (2013 年 )12 月 公益社団法人日本介護福祉士会 公益社団法人日本介護福祉士会 介護職員処遇改善に関する調査結果 ( 概要 ) Ⅰ. 調査概要 1. 調査目的平成 21 年度からの処遇改善交付金と平成 24 年度の介護報酬改定が介護従事者の処遇改善にどのような影響を及ぼ

資料9

05【特区連】行政系人事制度の改正について(最終案)

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Microsoft PowerPoint - 020_改正高齢法リーフレット<240914_雇用指導・

職場環境 回答者数 654 人員構成タイプ % タイプ % タイプ % タイプ % タイプ % % 質問 1_ 採用 回答 /654 中途採用 % 新卒採用 % タ

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給与勧告の仕組みと本年の勧告のポイント

目 次 1 多様な有為の人材の確保の推進 人材確保策の検討 充実 人材局 1 2 時代の要請に応じた公務員の育成 人材局 研修所 2 3 勤務条件 勤務環境の整備等 1 社会経済情勢に適応した適正な給与の実現 給与局 3 2 定年の引上げの実現に向けた人事管理諸制度の見直し 給与局 3 3 職業生活

1. はじめに 本格的な地方分権の時代を迎え 市民に最も身近な地方自治体は 市民ニーズに応じた政策を自ら意志決定し それを自己責任の下に実行することがこれまで以上に求められており 地方自治体の果たすべき役割や地方自治体に寄せられる期待は ますます大きくなっています このような市民からの期待に応えるた

Microsoft PowerPoint - 2の(別紙2)雇用形態に関わらない公正な待遇の確保【佐賀局版】

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(2) 継続勤務年数の割合平成 25 年度平成 26 年度 ( 単位 : %) 区分職員数勤務継続年数職員数勤務継続年数離職率 年月 年月 離職率 男 全職員 女

2 保険者協議会からの意見 ( 医療法第 30 条の 4 第 14 項の規定に基づく意見聴取 ) (1) 照会日平成 28 年 3 月 3 日 ( 同日開催の保険者協議会において説明も実施 ) (2) 期限平成 28 年 3 月 30 日 (3) 意見数 25 件 ( 総論 3 件 各論 22 件

資料 1 平成 27 年人事院勧告の概要

岩美町の給与 定員管理等について 1 総括 (1) 人件費の状況 ( 普通会計決算 ) 区分住民基本台帳人口 ( 27 年 1 月 1 日 ) 26 年度人 1 2, 歳出額 A 千円 6, 6 8 1, 実質収支人件費 B 千円千円 8 8, , 1 6 7,

第3節 重点的な取り組み

スライド 1

平成18年度標準調査票


基本情報 () 非常勤職員の総数 調査対象に該当する非常勤職員の総数は 期間業務職員が 30,429 人 (54%) 期間業務職員以外の非常勤職員が 25,590 人 (46%) 合計で 56,09 人 ( うち女性 42,456 人 76%) だった (2) 非常勤職員が所属する機関 非常勤職員が

2 経口移行加算の充実 経口移行加算については 経管栄養により食事を摂取している入所者の摂食 嚥 下機能を踏まえた経口移行支援を充実させる 経口移行加算 (1 日につき ) 28 単位 (1 日につき ) 28 単位 算定要件等 ( 変更点のみ ) 経口移行計画に従い 医師の指示を受けた管理栄養士又

平成18年度標準調査票

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従業員に占める女性の割合 7 割弱の企業が 40% 未満 と回答 一方 60% 以上 と回答した企業も 1 割以上 ある 66.8% 19.1% 14.1% 40% 未満 40~60% 未満 60% 以上 女性管理職比率 7 割の企業が 5% 未満 と回答 一方 30% 以上 と回答した企業も 1


評価項目 評価ポイント 所管部局コメント 評価 国際交流に関する情報の収集及び提供事業国際交流活動への住民の参加促進事業国際理解推進事業在住外国人に対する相談事業在住外国人に対する支援事業 安定 確実な施設運営管理 公正公平な施設使用許可や地域に出向いた活動に取り組むなど新たな利用者の増加に努め 利

敦賀市次世代育成支援対策行動計画(特定事業主行動計画)改訂にあたって

保育所に入所できないことを事由とする育児休業手当金の延長要件の見直し(地方公務員の「パパ・ママ育休プラス」の場合)(あっせん)

平成23年度の具体的な行動計画(アクションプラン)策定調書

チェック式自己評価組織マネジメント分析シート カテゴリー 1 リーダーシップと意思決定 サブカテゴリー 1 事業所が目指していることの実現に向けて一丸となっている 事業所が目指していること ( 理念 ビジョン 基本方針など ) を明示している 事業所が目指していること ( 理念 基本方針

参考資料

基本方針1 小・中学校で、子どもたちの学力を最大限に伸ばします

埼労連発第03−5号

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資料1 短時間労働者への私学共済の適用拡大について

平成18年度標準調査票

自動的に反映させないのは133 社 ( 支払原資を社内で準備している189 社の70.4%) で そのうち算定基礎は賃金改定とは連動しないのが123 社 (133 社の92.5%) となっている 製造業では 改定結果を算定基礎に自動的に反映させるのは26 社 ( 支払原資を社内で準備している103

特別区職員の雇用と年金の接続への対応について ( 案 ) 1 趣旨退職共済年金の支給開始年齢が平成 25 年度以降段階的に 60 歳から 65 歳へと引き上げられることに伴い 無収入期間が発生しないよう 現行の再任用制度を基本に特別区職員の雇用と年金の接続を図るとともに 人事の新陳代謝を図り組織活力

PowerPoint プレゼンテーション

第 12 回委員会資料

議第 18 号 ( 趣旨 ) 三島市職員の公益的法人等への派遣等に関する条例案 第 1 条 この条例は 公益的法人等への一般職の地方公務員の派遣等に関する法律 ( 平成 12 年法律第 50 号 以下 法 という ) 第 2 条第 1 項及び第 3 項 第 5 条第 1 項 第 6 条第 2 項 第

Microsoft Word - H29 結果概要

平成 20 年 (2008 年 )3 月 札幌市総務局職員部

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目次. 独立行政法人労働政策研究 研修機構による調査 速報値 ページ : 企業調査 ページ : 労働者調査 ページ. 総務省行政評価局による調査 ページ

(問)被用者保険の被扶養者に対する2年間の経過措置になる軽減額は、他の被保険者の保険料で補填すると考えてよいのか

等により明示するように努めるものとする ( 就業規則の作成の手続 ) 第 7 条事業主は 短時間労働者に係る事項について就業規則を作成し 又は変更しようとするときは 当該事業所において雇用する短時間労働者の過半数を代表すると認められるものの意見を聴くように努めるものとする ( 短時間労働者の待遇の原

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日韓比較(10):非正規雇用-その4 なぜ雇用形態により人件費は異なるのか?―賃金水準や社会保険の適用率に差があるのが主な原因―

小川町女性職員活躍推進行動計画 平成 28 年 3 月 31 日小川町長小川町議会議長小川町教育委員会小川町選挙管理委員会小川町農業委員会 小川町における女性職員の活躍の推進に関する特定事業主行動計画 ( 以下 本計画 という ) は 女性の職業生活における活躍の推進に関する法律 ( 平成 27 年


Microsoft Word doc

報酬改定(処遇改善加算・処遇改善特別加算)

題名

給与定員管理公表様式H27

申出が遅れた場合は 会社は育児 介護休業法に基づき 休業開始日の指定ができる 第 2 条 ( 介護休業 ) 1 要介護状態にある対象家族を介護する従業員 ( 日雇従業員を除く ) 及び法定要件を全て満たした有期契約従業員は 申出により 介護を必要とする家族 1 人につき のべ 93 日間までの範囲で

Microsoft Word - 【1001まで反映】別紙1.doc

て 労働者派遣契約書に休業手当等の支払いに要する費用を確保するための費用負担等に関する事項を記載していないもの (1 派遣元事業所 ) ウ派遣料金額の明示派遣労働者に対して 書面の交付 ファクシミリを利用してする送信又は電子メールの送信の方法により労働者派遣に関する料金の額を明示していないもの (5

Ⅱ 職員給与について 1 職員給与についての基本方針に関する事項 1 人件費管理の基本方針 一般職の職員の給与に関する法律の適用を受ける国家公務員の給与や類似同業種法人の給与水準等を勘案した給与改定や 業務の実績等により人件費の見積りを行うこととしている 人件費に係る管理では 事務合理化を推進するこ

第41回雇用WG 資料

平成21年12月に支給する期末手当に関する特例措置に関する規則

Transcription:

大牟田市と自治労大牟田市職員労働組合との交渉結果報告 1 日 時 平成 28 年 11 月 8 日 ( 火 ) 18:10~19:15 11 月 21 日 ( 月 ) 20:10~21:25 2 場 所 職員会館 3 階第 2 3 会議室 3 交渉案件 平成 28 年度秋季年末要求に対する回答 4 交渉結果概要 組合要求の概要 1 労使交渉 協議について賃金労働条件の見直しについては 十分な労使交渉 協議に基づく合意の上で実施すること 2 組合員の賃金水準の確保について 150 歳代後半層職員の昇給抑制と昇格制度の見直しを実施しないこと また すべての在職者が定年まで昇給が可能になるよう 号給の延長を行うこと 2 月例賃金の維持 改善を図り 給料表がプラス改定される場合には 4 月に遡って差額分を支給すること 3 一時金の支給月数を引上げること 4 給与制度の総合的見直しに伴う経過措置額を維持すること 5 昇給 昇格基準を改善し 併せて在職者調整を実施すること 当局回答の概要賃金労働条件の見直しについては 十分な労使交渉 協議 合意の上で実施する旨の回答を行った 1 人事院勧告が情勢適応の原則に基づき公務員の給与水準を民間企業の給与水準に均衡させることを基本として行われたものであることを踏まえると 50 歳代後半における給与水準の上昇を抑制するための制度改正は 国家公務員に準じた対応が必要になるものと考えており 引き続き 労使協議を行っていく旨の回答を行った 23 人事院勧告を参考とした 給料表の引上げ 期末 勤勉手当の支給月数の引上げ 扶養手当の改定 の実施を考えており 給料表の改定については 平成 28 年 5 月 1 日 期末勤勉手当の改定については 平成 28 年 12 月支給期から適用させ 扶養手当の改定については 平成 29 年 4 月 1 日から国に準じた経過措置を講じて実施したいと考えている旨の回答を行った 4 均衡の原則やラスパイレス指数等の本市をとりまく諸情勢等を踏まえ 経過措置額の支給については 平成 3 0 年 4 月 1 日に廃止したいと考えており 引き続き十分な労使協議を行っていく旨の回答を行った 5 国 県からの指導やラスパイレス指数への影響等を考慮すると 現状において要求どおりの改善は困難である旨の回答を行った 3 諸手当について 145 時間以上の時間外勤務手当については割増率の引き上げを行うこと 2 地域手当については 福岡県人事委員会の勧告を最低基準とし 全職員に支給すること 1 法の趣旨を考慮しつつ 国や他団体との均衡を踏まえた上で 適切に対処していく旨の回答を行った 2 本市を取り巻く現状及び諸情勢等から 今日時点で具体的に支給することは困難である旨の回答を行った

4 雇用と年金の接続について雇用と年金の確実な接続をはかるための制度を確立すること 雇用と年金の確実な接続をはかるため フルタイムを基本とした再任用制度を確立し 再任用を希望する定年退職者全員の雇用を確保すること 高い就労意識と意欲を持ち 多様な職務経験を通して知識 経験 技術を培ってきた高齢職員の効果的な活用を基本として制度運用に取り組んでいる 今後においては 実質的な無収入期間の拡大や国家公務員等の考え方を踏まえ 定年退職者が再任用を希望する場合においては 即戦力として期待される退職時の職務を基本としながら 希望者全員に雇用の場を提示できるよう取り組んでいく旨の回答を行った 5 非正規職員の処遇について 非正規職員の賃金を改善すること 6 人事評価制度の処遇反映について 評価結果の拙速な給与 処遇への反映を行わず 十 分な労使交渉と合意によるものとすること 人事評価制度が 概ね適切な運用が図られ 人材の育成及び組織の活性化を目指すために担う機能も高まってきていると考えられることから 管理職員について 25 年度の勤勉手当から 評価結果を成績率へ反映させたところであり 今後においても 人事評価制度の検証を継続して行い 制度運用に対する職員の理解と納得性を確保していく必要があると考えている旨の回答を行った また 平成 28 年 4 月 1 日施行の改正地方公務員法では 人事評価制度の導入とともに評価結果の処遇への反映を求められていることから 今後は管理職以外の職員への処遇反映について検討を行っていく必要がある旨の回答を行った 7 賃金格差について 職種間等における不当な賃金格差が生じないよう 必要な措置を講じること 均衡の原則及び職務給の原則に基づき 不当な賃金格 差が生じないよう 適切に対処していく旨の回答を行っ た 8 財源の確保について時間外手当 労働安全衛生や福利厚生に関する予算 また 臨時 非常勤等職員の人件費を含め 総人件費にかかる必要な財源を確保すること 嘱託員等については 職員の給与改定等を踏まえた報酬引上げや期末付加報酬の支給月数の引上げを行うこととし 臨時職員についても 賃金の引上げを実施したいと考えている 嘱託員 業務委託者及び臨時職員の賃金 労働条件については 職員の給与改定及び他都市の状況を参考としながら 一定の水準を確保していきたいと考えており 引き続き十分な労使協議を行っていく旨の回答を行った 情勢適応の原則や均衡の原則に基づき 人事院勧告等で示された給与水準や他都市の給与水準 さらには本市が置かれている状況等を十分踏まえながら 自主交渉 自主決定の原則のもと 職員の給与水準について 予算における人件費の確保に努めていく旨の回答を行った

9 労働時間の短縮 休暇制度の拡充について 1 勤務時間管理の徹底を進め 時間外労働の縮減や年次有給休暇の計画的取得促進施策を進めること 2 育児 介護休業法や人事院規則を踏まえ 民間 国と同様の所要の措置を講ずること 3 子育て支援の観点から 取得要件の拡充をはかること 1 業務の進捗状況と労働時間の適正把握に努め 労働時間短縮に向けた様々な取組みを推進していきたい 年次有給休暇の取得については 計画的な業務運営と業務の効率化や日常の事務事業見直し等を着実に実行することと併せ 特定事業主行動計画やワークライフバランスの推進に向けた意識改革も行いながら 年次有給休暇の取得の少ない職員へは 管理職から取得を促すなど 年次有給休暇の計画的 連続取得ができる職場体制の整備に 努めていく旨の回答を行った 2 仕事と生活の調和を図りうる勤務環境の整備は 公務能率の向上という観点からも大変重要であると考えられるため 次世代育成支援に係る休暇 休業について 積極的に取得を促進していく旨の回答を行った 3 昨年 7 月から 子の看護休暇について 対象者の年齢要件を 12 歳に達した年度末 から 15 歳に達した年度末 へと引上げを行い 本年 4 月からは 対象となる子が在籍する保育所 幼稚園もしくは小 中学校等が感染症予防のため臨時に休業となった場合にその子の健康を管理する場合 を取得要件に追加し 嘱託員についても 子育て支援の観点から 職員と同様の取扱いとした旨の回答を行った 10 労働安全衛生の確立について労働安全衛生マネジメントシステムの職場への浸透に取り組み 安心して働ける職場環境を整備すること 1 安全衛生委員会を定期的に開催すること 2 年間事業計画を策定して予算措置を行うこと 3 健康管理を充実し とりわけメンタルヘルス対策を講じること 465 歳まで働き続けられる職場づくりに向け 定年まで働くための職場環境の課題について 安全衛生委員会で議論を行うこと 5 地方公務員災害補償基金が 2011 年 3 月に策定した 業務負荷の分析表 を踏まえ 公務災害を生まない職場環境の改善に努めること 6 被災地へ派遣された職員に対して 十分な事後フォローを行うこと 労働安全衛生体制の確立を図るため 労働基準法 安全衛生法などを遵守するとともに 十分な労使協議を行っていく旨の回答を行った 1 各安全衛生委員会における年間事業計画を策定する中で 定期的に開催するよう努めていく旨の回答を行った 2 毎年度策定する事業計画に基づき 予算措置を行っていく旨の回答を行った 3メンタルヘルスに関しては 基礎知識や自己対処法を習得するセルフケア研修 管理監督者に対するラインケア研修の実施 さらには職場環境等の改善を目的とした グループミーティング の奨励を行うとともに 産業医 臨床心理士 保健師などによる相談体制の充実を図り 予防及び再発防止に 継続的に取組んでいるところである このため 今後も メンタルヘルス不調 不全の予防 再発防止対策の充実を図るため これらの取組みを積極的に推進していく旨の回答を行った 4 再任用制度の動向等も見極めながら 65 歳まで働き続 けられる職場づくりに向け 職場環境の課題について

安全衛生委員会での審議を行っていく旨の回答を行った 5 業務負荷の分析表 を業務や研修で積極的に活用し 災害補償の担当職員や安全衛生担当職員のみならず 管理監督者についても認識を高め 公務災害を生まない職場環境の改善に努めていく旨の回答を行った 6 被災地へ派遣された職員については 帰任後 必要に応じて本市産業保健スタッフによる面談を実施しており 今後も引き続き十分な事後フォローを行っていく旨の回答を行った 11 ハラスメント防止対策の充実についてハラスメント防止対策の充実に向け 男女雇用機会均等法を踏まえ 十分な労使協議と合意に基づき取り組むこと 本年 4 月 職場におけるハラスメント防止指針 を策定し ハラスメントの定義やハラスメント防止に向けた基本的な心構えなどを定めるとともに 相談体制の整備も行ったところである 今後 職員への周知徹底や研 修による職員意識の醸成など ハラスメント防止に向けた取組みを通じて 引き続き良好な職場コミュニケーションの確立を図り服務規律の確保に努めていく旨の回答を行った 12 人事評価制度について評価基準については 評価者 被評価者に分かりやすいものとし 十分な研修を実施すること 今年度は 担当級職員については 経験年数に応じた評価の考え方について研修を実施し 監督職については1 月に実施を予定している 管理職に対しては 更なる制度運用スキルの向上と評価のレベル合わせを図るための研修を継続して実施することとしている 今年度 人事評価の運用についての実態とともに負担感を把握するためアンケートを実施し 現在 人材育成基本方針推進委員会ワーキンググループにおいて 運用面の見直しに向けた協議を行っているところであり 今後においても 評価者 被評価者への研修を継続するとともに 運用面の見直しを行うことで 人事評価制度がより効果的なものとなるよう努めていく旨の回答を行った 13 男女間賃金格差の是正と公務職場での男女平等参画の実現について 1 採用 配置 登用 昇任 昇格などの男女別の実態を明らかにし 男女間格差の是正措置を行うこと 2 女性職員の採用 登用の拡大のための計 1 職員研修や人事異動に当たっては 男女共同参画の理念を基本とした業務運営の積極的な推進に努めるとともに 男女が共同して参画できる組織の確立や 施策の推進を図っていきたいと考えており 職員の賃金についても 男女間における賃金格差が生じないよう これまでと同様に 適切に対処していく旨の回答を行った

画 を策定し 実行 改善をはかること 2 本年 4 月に 女性活躍推進法 が施行されたことに伴い 本市においても 特定事業主行動計画 を策定し 管理職( 主幹級以上 ) に占める女性職員の割合 15% 監督職( 主査 副主査級 ) に占める女性職員の割合 3 0% の2つの数値目標を掲げ 様々な取組みを通じ 政策方針決定過程への女性の参画拡大を進めていくこととした旨の回答を行った 14 仕事と生活の両立支援について 特定事業主行動計画 の着実な実施を図 るため必要な措置を講じること 特定事業主行動計画 については 次世代育成支援対策推進法の有効期限が延長されたことに伴い 当該法に基づく 大牟田市特定事業主行動計画 を昨年 4 月に策定し 休暇取得促進等について これまで以上に積極的な取組みを進めていくこととしている 今後においても 育児や介護を行う職員に対し 支援策や諸制度の周知を効果的かつ迅速に行い 休暇等の取得促進を図ることとあわせ 所属長や他の職員についても 研修等の機会を捉え 次世代育成や介護についての意識を高め 休暇等を取得しやすい職場環境の推進に努めていく旨の回答を行った 15 障害者の法定雇用率の達成について すべての公務職場において障害者の法定雇用率が 達成されるよう 実効性ある施策を実施すること 法定雇用率の達成はもとより 今後職員数の削減が進む中にあっても 障害者雇用数の目標人数を定め 計画的に障害者の雇用の確保に取り組むこととしており 本年度においても身体障害者を対象とした職員採用選考試験を実施しているところであり 引き続き ノーマライゼーション の理念の実現に向け 職場環境の整備をはじめとする障害者の雇用促進に努めていく旨の回答を行った 16 早期退職募集制度の整備について 国に準じた早期退職募集制度の整備を行うこと 国においては 早期退職を促し 年齢構成の適正化を通じて組織活力の維持等を図る観点から 退職手当法が改正され 早期退職募集制度を導入するとともに 定年前早期退職特例措置の内容を拡充することなどが定められている 本市の給与制度は 国の制度を基本としているが 今回の改正内容は 市と国の行政運営 組織管理の違いによる課題があるほか 実際の運用が難しいものも含まれているため 影響や効果を十分精査する必要があると考えており 引き続き 退職手当組合や他団体の動向を踏まえて検討を行っていく旨の回答を行った