自動車部品メーカー様 / 金属加工メーカー様 生産管理における 5 つの課題を解決する方法とは
総論 適切なシステムの導入で 解決できる業界特有の課題があります 激変するマーケットへの対応が必須 グローバル化や Just In Time の強化 取引先の増加とそれに伴う生産品種の増加など 自動車部品 金属加工業界は 大きく変動しています その変化に対応し 厳しいビジネス環境を勝ち抜くためには 生産計画 在庫管理 原価管理 進捗把握など これまで以上に 正確な生産情報の把握と分析が重要になります 業務に合わせたシステム導入が効果的 自動車部品 金属加工業界には 独特の商習慣があります また 従来とは異なる生産形態が求められる場合があります FutureStage は これらの業界に特有の課題を解決する機能を標準で搭載している生産管理システムです 次ページから 自動車部品 金属加工業界が抱える具体的な課題について 紹介していきます 生産管理における 5 つの課題 課題 1: 発注変更に合わせて 生産計画を柔軟に変更したい課題 2: 外注の進捗管理や 金型と量産品の管理を一元的に行いたい課題 3: 材料価格や為替の変動が大きく 原価を正確に把握できない課題 4: 取引先の多様化により 異なる EDI への対応が必要課題 5: システムを導入したいが コストや人材に余裕がない 2
課題 1 発注変更 発注変更に合わせて 生産計画を柔軟に変更したい これまでは 刻々と変化する業界特有の3カ月内示 デイリー 確定 納入指示に対応するためには 的確な在庫把握と進捗把握が不可欠です さらに 取引先の増加は 従来までの生産方式だけでなく 見込 受注 個別受注など さまざまな生産方式が混在した形でなければ 対応することができません FutureStageなら ハイブリッド生産で見込 受注 個別受注に対応 FutureStage は 標準で複数の生産形態に対応することが可能です また 3カ月内示 デイリー 確定 納入指示などの差分比較 照会も容易に行えます また 内示 確定データをもとに 在庫引当 カレンダー形式による生産計画の立案 在庫推移の確認などが行えるので 過剰在庫に悩まされることがありません 3
FutureStage は 複数の生産形態 ( 見込 受注 個別受注 ) に対応し 混在 併用も可能なハイブリッド型生産計画を実現します 4
課題 2 工程見える化 外注の進捗管理や 金型と量産品の管理を一元的に行いたい これまでは 自動車部品製造の工程は 多岐にわたります ときには 一次加工した素材を外注業者で二次加工し さらに自社に戻して組み立てるといった工程が一般的に存在します また リードタイムが長い試作や金型製造の生産管理を別システムや手作業で行っているために 生産管理データを網羅的に把握することが難しくなっている場合も少なくありません FutureStageなら 量産 試作 ( 受注生産 ) 金型製作を一括管理 自動車部品製造業向けのテンプレート FutureStage 自動車部品業向け生産管理システム 金属化工業向けテンプレート FutureStage 金属加工業向け生産管理システム を活用すれば カスタマイズすることなしに 量産 試作 ( 受注生産 ) 金型製作をハイブリッド管理することが可能です 外注での工程を含め これまでは別々に管理していたデータを一覧できるため 確実な進捗の把握が可能になり ムリ ムラ ムダのない工程管理を実現します 5
FutureStage なら 外注までの工程を含めて 量産 試作などのハイブリッド管理が可能です 仕入れ先まで含めたハイブリッド管理例 顧客先 3 ヵ月内示 日別内示 導入企業 生産計画所要量計算 仕入先 確定注文 作業指示 部材発注 材料納入 受注検収 出荷 業績登録 部材入荷検収 売上棚卸原価計算買掛 財務会計 6
課題 3 原価管理 材料価格や為替の変動が大きく 原価を正確に把握できない これまでは 原材料やエネルギー価格の変動は 受注先からの値下げ要求を招きます その際 正確な原価情報を把握していなければ 的確な価格交渉を行うことはできません また 自動車部品業界には 仮単価や本単価といった商習慣が存在します 製造番号別の原価が明確になっていなければ 製品ごとの利益を把握することもできません FutureStageなら 仮単価 本単価 試作 量産などの原価管理が可能 帳票 出力データ例 FutureStage には 標準原価計算に加え 実際原価を算出する量産品向けの総合原価計算や個別品向けの個別原価計算などの機能が標準で搭載されています 標準原価表 標準原価明細票 標準原価差額 総合原価一覧 原価差異表 直接材料費 直接労務費 直接経費 直接外注費 仮単価 本単価といった自動車部品業界特有の商習慣に対 応できるほか 量産品と個別品を一元的に管理することが可 標準原価一覧 製番原価一覧 売上原価一覧 能です 7
課題 4 EDI 取引先の多様化により 異なる EDI への対応が必要 これまでは 日本型の生産形態である ケイレツ の時代には 取引先は限られ 生産システムも取引先の仕様に合わせておけば 事足りました しかし 複数の取引先とのやりとりが必要な現在では 生産システムもそれに対応する必要が生じます 人手による入力や 表計算ソフトを使ったデータ変換での対応では 生産性の向上は望めません FutureStage なら 複数の EDI 対応はもちろん 紙 FAX などの注文形態に対応 FutureStage では 取引先ごとに異なる受注 EDI( 内示 確定 ) 検収 EDIの取り込みフォーマットを ユーザーが自由に設定することが標準で可能になっています 新たに取引先が増えたり EDIに変更があっても コストをかけることなく迅速にフォーマット変更することができます 得意先 A 社得意先 B 社得意先 C 社 異なる EDI に対応 FutureStage 8
課題 5 人的リソース システムを導入したいが コストや人材に余裕がない これまでは 製造の現場では 工場長やライン長が長年の勘と経験で 材料の発注や生産計画を立てている といったことが少なくありません また 旧態依然としたシステムを使い続け 現在の業務やプロセスとマッチしていない場合もあります 一方で 専任の IT 担当者をおけない システム導入のコスト負担が大きい という実情があります FutureStage なら クラウドの活用で導入 運用コストを抑えられる FutureStage クラウド型ソリューション はクラウドサービスで提供する生産管理システムです ユーザー側でサーバーなどを導入 管理する必要がないので 初期費用と運用コストを同時に抑えることができます また 日立システムズのサポートサービスを利用すれば 障害発生時はもちろん 運用上の問い合わせなども行えます システム利用操作 販売管理 購買管理 導入企業 : 生産管理担当者様 生産管理 原価管理 運用管理 日立システムズ : 運用担当者 9
まとめ 自動車部品 金属加工の業界に精通した日立システムズの FutureStage だから 業界特有の課題を解決できます 自動車部品 金属加工業界には 業界特有の商習慣やプロセスなどがあり 生産管理システムを導入する場合には カスタマイズが必須でした しかし FutureStage には 必要とされる機能が標準で装備されているため カスタマイズ不要で導入することができます また クラウドを活用すれば 短期間での導入が可能です スモールスタートで導入して ビジネスの拡大に合わせて徐々に拡張してくいことができます さらに 日立システムズの強力なサポート体制を利用することで IT 専任者がいない場合でも 安定したシステム運用が可能です 10
活用事例 小ロット多品種 量産品と金型の一括管理など自動車部品プレス企業が抱える問題を一気に解決! < 導入企業 > 業種 : 自動車用部品プレス業 [ 年商 : 約 10 億円 従業員 :60 名 ] 導入前 業界特有の課題に直面 自動車用部品のプレス加工を行う A 社では 多品種小ロット化にともなう業務の煩雑化と 頻繁に変更される納期への対応が難しくなっていました 加えて 自社で金型も製作しているため 社内の情報を一括して管理するシステムの必要性を感じていました 導入後 経営指標の迅速な把握を実現 FuterStage の導入により 3 カ月内示を反映した生産計画の適正化を実現 金型を含めた生産情報の一元管理により 経営指標の迅速な把握が可能になりました また データセンターからの監視サービスを利用することで 24 時間のシステム監視体制と万全なバックアップ環境を構築することができました 11
本資料についてのお問い合わせや 生産管理システム FutureStage に関するご相談は下記までご連絡ください TEL 0120-346-401 ( 受付時間 :9 時 ~17 時 / 土 日 祝日は除く ) https://www.hitachi-systems.com/ 株式会社日立システムズ サービス詳細 URL http://www.hitachi-systems.com/ind/fs/ 12