沿岸域情報提供システム資料 3-4 海の安全情報 海上保安庁 交通部部安全対策課 平成 30 年 9 月 3 日 JAPAN COAST GUARD
海の安全情報の概要 1. 気象現況日本沿岸の灯台等の航路標識で観測した気象情報 ( 風向 風速 気圧 波高など ) を 30 分間毎に更新し 提供しています 海を利用するすべての方々 2. 気象警報 注意報等気象庁が発表する気象警報 注意報等をリアルタイムに提供しています 提供情報特別警報 津波警報 注意報 気象警報 注意報 地方海上警報 竜巻注意情報 気象現況 気象警報 注意報 テレホンサービス ホームページ電子メール 3. 緊急情報海上保安庁が発表する緊急情報をリアルタイムに提供しています 広域緊急情報 提供情報 台風の接近 津波の発生等に伴う港内における避難勧告等に関する情報 船舶の衝突 油の流出等の海難 事故に関する情報 船舶の航行の制限 禁止に関する情報など 海難の発生 4. 海上安全情報海上工事情報や海上行事予定等に関する情報を提供しています 航路標識の消灯事故 5. ライブカメラ航路標識等に設置したライブカメラの動画 画像を提供しています 海上工事 東京海上保安部 緊急情報 全国 第三管区 件名台風 号の接近に伴う勧告 --------------------------------------- 本文 0000/00/00 00:00 第 管区海上保安の保安部発表 台風 号の接近に伴い 港における船舶に対し 次のとおり勧告します 日 00:00 第二警戒態勢 第二警戒態勢においてとるべき措置は 詳細情報をご覧下さい 港長 詳細情報 http://www7.kaiho.milt.go.jp/mics mail/dtl/emr/*************.html 登録内容の変更 解除 http://www7.kaiho.milt.go.jp/mics mail/reg/touroku.html ライブカメラ 1
1. 気象現況 主な観測項目 : 風向 風速 気圧 波高 観測項目は 観測箇所によって異なります 日本沿岸の灯台等の航路標識で観測した気象情報を 30 分間ごとに更新し 提供しています 1 全国の気象現況 詳細を知りたい管区本部をクリック 2 管区本部管内の気象現況 詳細を知りたい保安部をクリック 3 保安部管内の気象現況 詳細を知りたい観測箇所をクリック 2
1. 気象現況 ( 観測箇所 ) 全国各地の主要な岬の灯台等 133 箇所において 局地的な風向 風速 気圧 波高等の気象及び海上の状況の観測を行い その現況をインターネット ホームページ 電子メール及びテレホンサービスにより提供している 神威岬 天売島 金田ノ岬 焼尻島 能取岬 納沙布岬 気象観測箇所 133 箇所 ( 平成 29 年 4 月 1 日現在 ) 弁慶岬 苫小牧 釧路埼 十勝大津 大久野島 津島 今治 百貫島 六島 高井神島 下津井 新居浜港垣生埼 青ノ山 神大大大多府島明石海峡戸阪阪灯 ( 台船男鹿島 ) 江埼 地蔵埼 孫埼 洲本沖 友ヶ島 青苗岬 松前小島 龍飛埼 松前 艫作埼 入道埼 飛島 秋田北 陸奥大島 恵山岬尻屋埼 大間埼 鮫角 久慈牛島 トドケ埼 襟裳岬 弾埼 金華山 舳倉島 沢崎鼻 関門航路西口 台場鼻 部埼 関門航路東口 久米島 伊平屋島 伊計島 国頭岬 笠利埼 対馬瀬鼻大瀬埼女島 大野西郷岬三度埼越前岬美保関経ケ岬出雲日御埼立石岬三島長尾鼻見島北石見大崎鼻魚待鼻 豆酘埼妙見埼筑前相島若宮 三池港 宇品周防野島平郡島南方八島佐田岬日振島鶴御埼 四季咲岬足摺岬細島土佐沖ノ島射手埼戸崎鼻 桃頭島室戸岬潮岬 伏木 鳥ケ首岬 磯埼 鹿島 塩屋埼 四日市波ヶ埼舞阪伊良湖岬伊良湖水道御座埼大王埼 東京 13 号地犬吠埼海ほたる本牧観音埼第 2 海堡剱埼勝浦浦賀水道航路南口洲埼野島埼伊豆大島石廊埼神子元島御前埼神津島 池間島 草垣島 佐多岬 都井岬喜志鹿埼 西埼 平久保埼 中之島 八丈島 3
2. 気象警報 注意報 気象庁が発表する気象警報 注意報等をリアルタイムに提供しています 特別警報津波警報 注意報気象警報気象注意報地方海上警報竜巻注意情報 大津波警報 大雨 大雪 暴風 暴風雪 波浪 高潮津波警報 津波注意報大雨 大雪 暴風 暴風雪 波浪 高潮大雨 大雪 強風 風雪 波浪 高潮 濃霧 雷台風警報 暴風警報 強風警報 濃霧警報 着氷警報 うねり警報竜巻注意情報 4
3. 緊急情報 海上保安庁が発表する緊急情報をリアルタイムに提供しています 広域緊急情報避難勧告海難 事故等航行の制限航路障害物の状況航路標識の事故その他 海上保安庁国民保護計画等に基づき周知する警報 避難措置の指示等に関する情報 台風の接近 津波の発生等に伴う港内における避難勧告等に関する情報 船舶の航行に影響のある船舶の衝突 乗揚げ等の事故 油の流出事故等に関する情報 船舶の航行の制限 禁止に関する情報 船舶の航行に影響のある木材 コンテナ等の漂流 浅所の発見等の航路障害物に関する情報 灯台 灯浮標等の航路標識の消灯等に関する情報 その他船舶交通の安全を確保するために必要な情報 ( 異常気象に伴う走錨 視界不良等の注意情報 長大物件曳 ( 押 ) 船舶の情報 訓練に関する情報等 ) 地図上部の見出しまたは地図上のフラッグをクリックすると詳細情報を表示 5
4. 海上安全情報 海上安全情報航行の制限航路障害物の状況漁業活動航路標識の事故等状況海上工事 作業情報海上行事情報海難防止対策台風 災害対策その他 海上工事 海上行事等による交通規制情報等を提供しています 航行制限のうち緊急情報を除く情報航路障害物のうち緊急情報を除く情報さけ ます漁業等の集団操業 浮魚礁等の設置状況航路標識の設置 現状変更 廃止等の現況及び予告海上における工事及び作業に関する情報花火大会 ヨットレースなど海上で開催される行事に関する情報海難多発海域に関する情報 その防止策避泊地情報 荒天時に走錨の起こりやすい場所 その対策などその他船舶交通の安全を確保するために必要な情報のうち緊急情報を除く情報 6
5. ライブカメラ ライブカメラ 航路標識等に設置したライブカメラの動画 画像を提供しています 7
携帯電話サイト 8
スマートフォン用サイト 9
緊急情報配信サービス 緊急情報の例 北朝鮮からミサイルが発射され日本周辺海域に着弾する可能性があります 船舶は 今後の情報に留意するとともに 落下物を認めた場合は 近づくことなく 関連情報を海上保安庁に通報してください 湾において 月 日 0000 頃 水上オートバイ ( 青色 2.93メートル ) が漂流しているとの情報があります 付近航行船舶は注意するとともに 情報があれば海上保安庁に連絡して下さい 月 日 0000 現在 港内は 霧のため視界が500メートル以下となっています 船舶は 航行に十分注意して下さい フェリー 乗客の男性 1 名は 海中転落し行方不明となっています 位置は 日 0000 沖から 日 0000 の間です 付近航行船舶は 県 市 島南島沖の 灘において ガスボンベの漂流情報があります 付近航行船舶は注意してください 灯浮標 ( 位置 要目 ) は 緑色円筒形頭標及び緑色やぐらは折損し 灯火は消灯しています 付近航行船舶は注意してください 10
海の安全情報の充実強化 1 海の事故速報 の掲載 リーフレットによる注意喚起 海の安全情報 への掲載 海の安全情報からリーフレットへのリンク 海の事故速報からリーフレットへのリンク ツイッターからリーフレットへのリンク 日々発生する事故の情報を掲載して注意喚起 SNS( ツイッター ) を利用して注意喚起 11
海の安全情報の充実強化② 衝突 乗揚事故 釣り場での事故 操業中の海中転落 操業中の海中転落に注意 平成29年5月 衝突 乗揚事故を防止するために 常に見張りの徹底を 操業中は作業に没頭し 見張りが疎かになりがちです 常に適切な見張りを励行 しましょう 事故概要 平成29年5月11日 漁に出た漁船が入港予定時刻を過ぎても帰らない との家族から通 報を受け捜索中 無人で漂流する漁船が発見されました その後 漂流中の船長が発見され 死亡が確認されました 一人乗り漁船での安全な運航のために 居眠りに注意 操業後の疲労により 航行中は居眠りに陥りやすくなります 乗組員が2人以上 の場合は見張りを交代し休息を取る 居眠り防止装置を使用するなどの対策を講 じましょう 自動操舵使用時は注意 集団での操業 単独での操業を避け 2隻以上での集団操業を心がけましょう 漁船事故の特徴の1つとして 自動操舵 使用時の事故が挙げられます その原 因は 見張り不十分 居眠り運航 が多数のため 自動操舵装置付属のアラー 気象情報の入手 出港時はもちろんのこと 航行 操業時にあっても 気象情報の変化に注意しましょう 荒天時は 出航し ム装置の導入及び利用を心がけましょう また 次のような場合は 手動操舵に切換え 安全に操船しましょう ない または 早めの帰航 の判断が重要です ①港内 ②船が多い海域 ③荒天時 視界不良時 ④周囲に浅瀬等がある場合 ⑤潮流が強い狭水道 ⑥他船が接近するとき ⑦針路を変えるとき 過去5年間における漁船事故の特徴 衝突 乗揚事故の原因 漁船事故の種類 74% 船種別 自動操舵 使用時の事故隻数 (衝突 乗揚に限る) 見張り不十分 68% 57% 居眠り運航 その他 海中転落への備え 万一の海中転落に備え 救命胴衣を着用しましょう また 船上に上がるためのハシゴやロープの設置しましょう 海の安全情報 最新の気象情報を入手するために 8% 海上保安庁では インターネットや電子メールで全国各地の灯台などで観測した気象 海象の状 況 気象庁が発表する気象警報 注意報をはじめとした 海の安全に関する情報を提供しています 見張り不十分 居眠り運航が 約7割 漁船の 自動操舵 使用時の事故が多く 見張り不十分 居眠り運航が 約9割 事故原因とその要因例 見張り不十分 操業中や漁獲物選別作業などに没頭し 見張りが疎かになる 居眠り運航 帰港中 操業後の疲労により集中力が低下し居眠りに陥る お問い合わせ 常に連絡手段を確保しましょう 4% 42% 衝突 乗揚が 約4割 連絡手段の確保 無線や携帯電話により定期連絡を行いましょう 携帯電話は防水パック等に入れ携行し 100-8976 東京都千代田区霞が関2-1-3 安全対策課 03-3591-6361 海の安全情報 検索 海の安全情報 携帯電話用サイト http://www6.kaiho.mlit.go.jp/m/index.html 海の安全情報 スマートフォン用サイト http://www6.kaiho.mlit.go.jp/sp/index.html 海の安全情報 緊急情報配信サービス http://www7.kaiho.mlit.go.jp/micsmail/reg/touroku.html お問い合わせ 気象警報 注意報の例 スマートフォン用サイト 100-8976 東京都千代田区霞が関2-1-3 安全対策課 03-3591-6361 海の安全情報 検索 12
海の安全情報の充実強化 3 13
海の安全情報 のあり方の将来イメージ 気象状況 避難勧告 海難の発生情報 海上工事 行事 安全啓発情報など : 既存の情報の流れ :L アラートへの情報の流れ : オープンデータ化による情報の流れ ( 平成 32 年度以降 ) 新たな情報提供手段 L アラート 海を利用するすべての人々 海の安全情報 既存の情報提供手段 民間情報提供事業者サイト アプリ オープンデータ化 (DB サーバ ) GPS 受信機 無線機等の舶用機器 14
ご静聴ありがとうございました 15