Microsoft PowerPoint - いしかわの「働き方改革」H30.4

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Microsoft Word - H29 結果概要

従業員に占める女性の割合 7 割弱の企業が 40% 未満 と回答 一方 60% 以上 と回答した企業も 1 割以上 ある 66.8% 19.1% 14.1% 40% 未満 40~60% 未満 60% 以上 女性管理職比率 7 割の企業が 5% 未満 と回答 一方 30% 以上 と回答した企業も 1


4 子育てしやすいようにするための制度の導入 仕事内容への配慮子育て中の社員のため以下のような配慮がありますか? 短時間勤務ができる フレックスタイムによる勤務ができる 勤務時間等 始業 終業時刻の繰上げ 繰下げによる勤務ができる 残業などの所定外労働を制限することができる 育児サービスを受けるため

2019 年 3 月 経営 Q&A 回答者 Be Ambitious 社会保険労務士法人代表社員飯野正明 働き方改革のポイントと助成金の活用 ~ 働き方改革における助成金の活用 ~ Question 相談者: 製造業 A 社代表取締役 I 氏 当社における人事上の課題は 人手不足 です 最近は 予定

あおもり働き方改革推進企業認証制度 Q&A 平成 29 年 12 月 14 日 Vol.1 目次 1 あおもり働き方改革推進企業認証制度全般関係 Q1 県外に本社がある場合はどのように申請できるのか P1 2 あおもり働き方改革宣言企業関係 Q2 次世代法に基づく一般事業主行動計画とはどういうものか

Microsoft Word 年度評価シート.docx

ワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の調和)  レベル診断チェックシート

平成25年版 大阪における労働時間等の現状 ー仕事と生活の調和の実現に向けてー

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PowerPoint プレゼンテーション

中小企業のための「育休復帰支援プラン」策定マニュアル

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図表 1 人口と高齢化率の推移と見通し ( 億人 ) 歳以上人口 推計 高齢化率 ( 右目盛 ) ~64 歳人口 ~14 歳人口 212 年推計 217 年推計

7 8 O KAYAKU spirit I O K T C % E C O M T O K T T M T I O O T C C C O I T O O M O O

Microsoft PowerPoint - ★グラフで見るH30年度版(完成版).

Let s ゆとり! キャンペーン好事例 実施期間 : 平成 30 年 9 月 1 日 ~11 月 30 日 参加事業所数 :249 事業所 PickUp! 参加してどんな効果があったの? ゆとりキャンペーン参加事業所の事例紹介 宣言内容 県内一斉 ノー残業デー に参加します 毎月第 2 第 4 水

職場環境 回答者数 654 人員構成タイプ % タイプ % タイプ % タイプ % タイプ % % 質問 1_ 採用 回答 /654 中途採用 % 新卒採用 % タ

2018年人事・労務に関するトップ・マネジメント調査結果

Microsoft Word - 様式第1号 キャリアアップ計画書 記入例

Microsoft PowerPoint

目次. 独立行政法人労働政策研究 研修機構による調査 速報値 ページ : 企業調査 ページ : 労働者調査 ページ. 総務省行政評価局による調査 ページ

制度名 No. 1 ( 働 1) フレックスタイム制度 対象者: 営業職の正社員 労働時間の清算期間: 毎月 1 日から末日までの1か月 1 日の所定労働時間は 8 時間 清算期間内の総労働時間: 1 日あたり8 時間として 清算期間中の労働日数を乗じて得られた時間数 ただし 清算期間内を平均し1

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ダイバーシティ 年に向けた政策展開のポイント テレワークが当たり前になる社会 の実現に向け 多様な主体と連携した普及啓発や導入支援への取組を強化 地域での就労支援やマッチング強化により 女性や高齢者の就業を推進 働き方改革と併せて時差 Biz の定着に向けた取組を推進 強化した政策

( 様式第 1 号 ( 共通 )) 共通事項 1 キャリアアップ管理者 情報 ( 氏名 ): 役職 ( 配置日 ): 年月日 2 キャリアアップ管理者 の業務内容 ( 事業所情報欄 ) 3 事業主名 印 4 事業所住所 ( - ) 5 電話番号 ( ) - 6 担当者 7 企業全体で常時雇用する労働

05.神奈川局資料施策編300323

4 父親も育児参画しよう! 父親となる職員に, 配偶者出産休暇や男性の育児参加休暇を取得するよう働き掛けましたか 対象の職員全てに働き掛けは行われている 回答数 76 0 全人数割合 (%) 対象者なし 293 配偶者出産休暇 (3 日 ) 数値目標 31 年度までに配偶者出

Microsoft PowerPoint - 2の(別紙2)雇用形態に関わらない公正な待遇の確保【佐賀局版】

短時間 有期雇用労働者及び派遣労働者に対する不合理な待遇の禁止等に関する指針 について ( 同一労働同一賃金ガイドライン ) 厚生労働省雇用環境 均等局有期 短時間労働課職業安定局需給調整事業課

共通事項 1 キャリアアップ 管理者情報 ( 氏名 ): 役職 ( 配置日 ): 年月日 2 キャリアアップ管理者 の業務内容 ( 事業所情報欄 ) 3 事業主名 印 4 事業所住所 ( - ) 5 電話番号 ( ) - 6 担当者 7 奨励金対象労働者数 ( 全労働者数 ) 9 企業規模 ( 該当

11月は『職業能力開発促進月間

女性の活躍促進や仕事と子育て等の両立支援に取り組む企業に対するインセンティブ付与等 役員 管理職等への女性の登用促進 М 字カーブ問題の解消には企業の取組が不可欠 このため 企業の自主的な取組について 経済的に支援する 経営上のメリットにつなぐ 外部から見えるようにし当該取組の市場評価を高めるよう政

結果概要 Ⅰ 働き方改革に係る各制度改正について 時間外労働の上限規制等について. 新たな時間外労働の上限規制が導入された場合の影響について 社 % 直近 年を振り返って新たな時間外労働の上限規制に抵触する労働者がいる 0. 直近 年を振り返って新たな時間外労働の上限規制に抵触する労働者はいない,0


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参考 男女の能力発揮とライフプランに対する意識に関する調査 について 1. 調査の目的これから結婚 子育てといったライフ イベントを経験する層及び現在経験している層として 若年 ~ 中年層を対象に それまでの就業状況や就業経験などが能力発揮やライフプランに関する意識に与える影響を把握するとともに 家

採用者数の記載にあたっては 機械的に採用日の属する年度とするのではなく 一括 採用を行っている場合等において 次年度新規採用者を一定期間前倒しして雇い入れた 場合は 次年度の採用者数に含めることとしてください 5 新卒者等以外 (35 歳未満 ) の採用実績及び定着状況採用者数は認定申請日の直近の3

①働き方アンケートプレスリリース

2018年度の雇用動向に関する道内企業の意識調査

第22回規制改革会議 資料3

Microsoft Word - (参考資料2(第4回資料3)修)本編_企業アンケート結果

2 継続雇用 の状況 (1) 定年制 の採用状況 定年制を採用している と回答している企業は 95.9% である 主要事業内容別では 飲食店 宿泊業 (75.8%) で 正社員数別では 29 人以下 (86.0%) 高年齢者比率別では 71% 以上 ( 85.6%) で定年制の採用率がやや低い また

第第第ライフスタイルに対する国民の意識と求められるすがた50 また 働いていないが 今後働きたい と回答した人の割合は 男性では 7.4% であるのに対し て 女性は19.1% である さらに 女性の中では 30 代の割合が高く ( 図表 2-1-2) その中でも 特に三大都市圏で高い割合となってい

3中小企業支援策_301112現在

Microsoft PowerPoint - 9月末公表(栃木県正社員転換・待遇改善実現プラン)

女性活躍による中小企業の生産性向上の余地

 

佐藤委員提出資料

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Microsoft Word - RM最前線 doc

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認定企業の取組事例その 2 株式会社 INAX 所在地 : 愛知県業種 : 製造業労働者数 : 5,887 人 ( 男性 3,896 人 女性 1,991 人 ) 2 期目行動計画 2 期目行動計画取組状況 計画期間平成 19 年 4 月 1 日 ~ 平成 21 年 3 月 31 日 内 容 目標

厚生労働省発表

調査実施の背景 わが国では今 女性活躍を推進し 誰もが仕事に対する意欲と能力を高めつつワークライフバランスのとれた働き方を実現するため 長時間労働を是正し 労働時間の上限規制や年次有給休暇の取得促進策など労働時間制度の改革が行なわれています 年次有給休暇の取得率 ( 付与日数に占める取得日数の割合

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日韓比較(10):非正規雇用-その4 なぜ雇用形態により人件費は異なるのか?―賃金水準や社会保険の適用率に差があるのが主な原因―

最近の就業者の労働時間と労働時間帯の関連に関する実証分析

(参考)女性の活躍推進企業データベース記入要領

23 歳までの育児のための短時間勤務制度の制度普及率について 2012 年度実績の 58.4% に対し 2013 年度は 57.7% と普及率は 0.7 ポイント低下し 目標の 65% を達成することができなかった 事業所規模別では 30 人以上規模では8 割を超える措置率となっているものの 5~2

規定例 ( 育児 介護休業制度 ) 株式会社 と 労働組合は 育児 介護休業制度に関し 次 のとおり協定する ( 対象者 ) 育児休業の対象者は 生後満 歳に達しない子を養育するすべての従業員とする 2 介護休業の対象者は 介護を必要とする家族を持つすべての従業員とする 介護の対象となる家族の範囲は

今なぜ働き方改革が進んでいるのだろうか?-データで見る働き方改革の理由-

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Microsoft Word - 改訂 H28 H27施行状況記者発表(リード文)

2 取組実績 ( 選択した取組事項について記入すること ) (1) 労働時間等設定改善委員会の設置等労使の話し合いの機会の整備 ( 労働時間等の設定の改善に関する特別措置法第 7 条第 2 項の規定による衛生委員会のみなしを含む ) 労働時間等設定改善委員会などの設置の有無 名称 話し合いの機会の頻

調査結果 1. 働き方改革 と聞いてイメージすること 男女とも 有休取得 残業減 が 2 トップに 次いで 育児と仕事の両立 女性活躍 生産性向上 が上位に 働き方改革 と聞いてイメージすることを聞いたところ 全体では 有給休暇が取りやすくなる (37.6%) が最も多く 次いで 残業が減る (36

報告事項 女性の職業生活における活躍の推進に関する秋田県教育委員会特定事業主行動計画 ( 第 1 期計画 ) の策定について 教育庁総務課 義務教育課 高校教育課 特別支援教育課 1 趣旨女性の職業生活における活躍の推進に関する法律 ( 平成 27 年法律第 64 号 ) 第 15 条第 1 項の規

結果概要 Ⅰ 人手不足への対応について 1. 人員の過不足状況について 社 % 不足している 1, 過不足はない 1, 過剰である 合計 2, 全体では 半数以上の企業が 不足している と回答 n =2,

内閣府令本文

第 3 働き方改革 の推進などを通じた労働環境の整備 生産性の向上 非正規雇用労働者の待遇改善 長時間労働の是正 人材育成の強化 人材確保対策の推進 地方創生の推進及び労働者が安全で健康に働くことができる職場づくりなどにより 労働環境の整備 生産性の向上を図る 1 非正規雇用労働者の待遇改善 長時間

少子高齢化班後期総括

Microsoft Word - 様式第1号 キャリアアップ計画書記入例(全国版)

「働き方改革」新時代の働き方と FPの関わり方

図 1-a 貴社は 働き方改革に向けた取り組みを なっていますか? ( 企業規模別 ) 0% 20% 40% 60% 80% 100% 1 50 名 4 46% 6% 名 55% 36% 9% 名 63% 301 名以上 82% 9% 図 2 働き方改革に取り組んでいな

1 取組の目的 ES( 従業員満足 ) なくしてCS( 顧客満足 ) なし との考えを経営の重要なテーマに掲げ 従業員のワーク ライフ バランスの推進に取り組んでいる また 合併後の従業員の一体感の醸成 モチベーションの向上を目的に労働時間やテレワークなど 働き方 有給休暇をはじめとした 休み方 の

H1-4

資料2(コラム)

調査結果のポイント 従業員採用状況について 平成 28 年度 (H28.4 ~ H29.3) は 計画どおり もしくは計画より多く採用した と回答した企業が69% 採用計画について 29 年度 (H29.4 ~ H30.3) は 28 年度実績と比較し 増やす と回答した企業と 減らす と回答した企

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Ⅱ.1 ワーク ライフ バランス施策の定義と類型 (1) ワーク ライフ バランス施策とは work-life balance 1 (2) ワーク ライフ バランス施策の類型

1 非正規雇用者用 働き方 に関するアンケート あなた自身についてお答えください F1. 性別 ( ひとつだけ ) 1. 男性 2. 女性 F2. 生年月日 ( 西暦 )19 年月 ( 生まれ ) F3. 最終学歴 ( ひとつだけ ) 在学中の場合は在学中の学校を 中途退学の場合はその前の学歴を選ん

1 取組の目的一人ひとりが心身ともに健康で いきいきと働くことで生産性を高め 価値を創造し利益を生むことと それにより 働きやすい会社 やりがいのある会社 成長し続ける会社 を実現することを目的として 働き方改革の取組を進めている 2 現在の取組 働き方改革推進室 を中心とした取組の推進同社では約

2. 女性の労働力率の上昇要因 М 字カーブがほぼ解消しつつあるものの 3 歳代の女性の労働力率が上昇した主な要因は非正規雇用の増加である 217 年の女性の年齢階級別の労働力率の内訳をみると の労働力率 ( 年齢階級別の人口に占めるの割合 ) は25~29 歳をピークに低下しており 4 歳代以降は

中央労働災害防止協会発表

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男女共同参画に関する意識調査

雇用の現状_季刊版2014年夏号

対応していくためには 職員一人ひとりの公務に対する意欲と能力を高め 組織をより活性化し 公務の質を高く保つことが求められている そのためには 各職員の能力と勤務実績を的確に評価し その結果を反映した人事管理を推進していくことが重要である 知事部局等においては 平成 28 年 4 月に施行された地方公

労働力調査(詳細集計)平成29年(2017年)平均(速報)結果の概要

(1) はじめに 何故この 3 点のみご案内させていただくのかと申しますと 他の要件と比較し導入がしやすい点にあります 非正規労働者の職業訓練や賃金テーブルの見直し 法定外の健康診断制度は導入する敷居が若干高く また それらは一度制度として導入してしまうと助成金の申請期間が過ぎた後も通常続けざるを得

( 注 ) 女性活躍推進法に基づく認定企業 ( 女性の活躍推進に関する取組の実施状況等が優良な事業主 ) 法に基づき行動計画の策定 届出を行った企業のうち 女性の活躍推進に関する取組の実施状況等が優良な企業は 都道府県労働局への申請により 厚生労働大臣の認定を受けることができます 1 段階目について

26公表用 栃木局版(グラフあり)(最終版)

我が国の女性の活躍推進に向けて

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中小企業子育て支援助成金 子育て支援を行う中小企業に対する支援の充実のため 育児休業取得者 短時間勤務制度の適用者が初めて出た中小企業事業主 ( 従業員 100 人以下 ) に助成金を支給する ( 平成 18 年度から 5 年間の特別措置 ) 支給要件 中小企業事業主 ( 従業員 100 人以下 )

若年者雇用実態調査

平成 31 年度予算案 の概要について 平成 30 年 12 月 人材開発統括官

Transcription:

~ 働き方の見直しに向けて石川かがやき改革発進 ~ 働き方改革 とは 働く方々それぞれの仕事と生活の調和 ( ワーク ライフ バランス ) を実現するため 長時間労働の抑制 休暇の取得促進 多様な働き方の導入など働き方の見直しに 企業と従業員が一体となって取り組むことです 企業にとっては 生産性の向上や人材の確保 定着率の向上などにつながるものとして 重要な取組みといえます どうして 働き方改革 が必要なのでしょう 我が国は現在 急速な人口減少 少子高齢化の時代に入っており 石川県も例外ではありません 人口減少による就業者数の減少が見込まれるなか 女性や高齢者が意欲や能力を活かして活躍し 若者がやりがいや充実感を感じながら働くことができる社会の実現が求められています 石川県で働く誰もが心身共に充実した状態で 意欲と能力を十分に発揮できる雇用環境づくりのため 働き方改革 が求められています 効率よく働き生産性を上げる しっかり働いてゆっくり休む 働き方改革 に取り組むメリット 働き方改革 を進め ワーク ライフ バランスを実現することにより 誰もが安心して働くことができるようになれば 働く方々の仕事に対する意識やモチベーションが高まり メリハリをつけた働き方により業務効率が向上することとともに 良い人材が確保でき定着するので 企業の成長 発展につなげることができます また 企業のイメージがアップすれば 県外の大学で修学している若者の地元就職や他県からの就業者の呼び込みにつながり 多様な人材の確保が可能となります 働き方改革 に向けた取組により 働く方々と企業の双方にとって好循環が期待できます 健康で安心して働くことができる ( 仕事と生活の調和 ) 企業の成長 発展 ( 経営の安定 ) 好循環 良い人材の確保 定着 ( 若者 女性 高齢者等 ) 意識 モチベーションの高揚生産性 業務効率の向上 厚生労働省石川労働局 (H3.3)

石川県の現状は 1. 労働時間の状況年間総実労働時間は 2,46 時間で全国平均を 22 時間上回っています 所定外労働時間は 167 時間で全国平均を 6 時間下回っています ( 平成 28 年 パート労働者を除く ) 2. 年次有給休暇の取得年次有給休暇の取得日数は 6.68 日 ( 取得率 43.91) で全国平均を.88 日 ( 取得率では 7.4 ポイント ) 下回っています ( 平成 28 年 ) 3. 仕事と育児の両立育児休業取得率は 女性は 91.8 で全国平均を 1. ポイント上回っているものの 男性は 2.2 で全国平均を 1. ポイント下回っています ( 平成 28 年 ) 4. 女性の活躍状況全雇用者に占める女性の割合は 47.8 で全国平均を 1.8 ポイント上回っていますが 管理職に占める女性の割合は 14.7 で全国平均を 1.7 ポイント下回っています ( 平成 27 年 ) 5. 非正規雇用労働者の割合雇用者全体に占める非正規雇用労働者の割合が約 3 割の状況が続いています 6. 高齢者の状況求職者全体の減少傾向が続く中 65 歳以上の求職者は増加傾向にあり 65 歳以上の労働力人口及び就業率も増加しているものの 求職者の就職率 ( 常用 ) は 22.2 と約 8 割の高齢者が求職活動を続けています ( 平成 28 年度 ) 7. 若者の状況平成 3 年 3 月新卒者の内定状況 ( 平成 3 年 3 月末現在 ) は 大学等卒業者 98.1 高等学校卒業者 99.8 と高水準となっていますが 一方で 3 年以内の早期離職が一定の割合で生じています 企業が取り組むべきこととは 企業として 長時間労働抑制や休暇の取得促進など 働き方改革 に取り組むことを 社長を始め経営のトップが 企業からのメッセージ として発信し 従業員に伝えることが 働き方改革 の第 一歩です また その際に目標を設定することが有効です いつまでに 何を どうしていくか 働き方の見直しのためには まず 自社の労働時間等の現状や業務の実態を把握する必要があります 現状把握に便利な自己診断ツールが 厚生労働省の 働き方 休み方改善ポータルサイト ( http://work-holiday.mhlw.go.jp) で提供されています また 従業員が抱える事情やニーズを把握する方法の一つにアンケート調査があります 現状把握の結果をもとに 企業が取り組むべき課題を整理しましょう 現状診断 + 従業員アンケートで課題を整理してみる

働き方改革を進めるための取組みは 以下の例のとおり様々あります まずは できる取組みから始めましょう 取組みに活用できる国の助成金制度もあります 長時間労働の見直し ノー残業デー ノー残業ウィーク など効率的な働き方を促す取組の導入 業務量 業務体制の洗い出し 所定労働時間の見直し 時間外労働時間の 見える化 管理職自らによる ノー残業デー などの積極的な定時退社の実施 部下の長時間労働抑制について 管理職教育の実施や人事考課項目としての追加 長時間労働抑制に関する労使の話合いの機会の設定 勤務間インターバル制度など 女性の活躍推進 従来 男性労働者中心であった職場への女性労働者の配置拡大とそれによる多様な職務経験の付与 女性労働者の積極的 公正な育成 評価に向けた上司へのヒアリング 意欲と能力のある女性労働者の積極的発掘と選抜した人材の集中的な育成 イクボス宣言 ( 経営者 管理職が部下の育児 介護などを積極的に支援することを宣言 ) 女性が活躍できる職場であることの求職者に向けた積極的広報 非正社員と正社員の人事評価基準の共通化など 休暇 休業制度の見直し 年次有給休暇の計画的付与制度の導入 土日 祝日に年次有給休暇を組み合わせて連休を取得する プラスワン (+1) 休暇 管理職自らによる年次有給休暇の積極的な取得 ( 月 1 回 年数回の連続 1 週間休暇等 ) バースデイ休暇 メモリアル休暇 勤務年数節目休暇 など年次有給休暇以外の休暇制度 配偶者出産休暇制度など 育児等を目的とした企業独自の休暇制度の創設など 多様な働き方の導入 出産や育児 介護による退職者についての再雇用制度の実施 短時間正社員制度 勤務地限定正社員制度 職務限定正社員制度 テレワークを活用した在宅勤務制度 病気を抱えながら就労する労働者への支援 高齢者の継続雇用制度など 現状 課題から自社に合った取組を策定する ステップ1 2 3と 働き方改革 を進めるにあたり 社員や管理職一人ひとりの意識が改善されるよう研修を実施したり 他社の取組例を社員に情報提供するなどの取組も効果的です 社員や管理職の意識を改善し 効率的に働くことで 時間外労働を減らすとともに 休暇を取得しやすい職場の雰囲気をつくり さらに定着するよう 働き方改革 の取組を進めましょう 良好な企業風土づくり 働き方改革 を実践し ある一定の段階で目標に近づいたかを評価します 制度があっても利用しにくいものになっているなど 問題点があれば柔軟に見直し 改善することが重要です Plan( 計画 ) Do( 実行 ) Check( 評価 ) Act( 改善 ) 働き方改革 を進める際のお手伝い 制度は作るだけでなく利用しやすいものに 働き方 休み方改善コンサルタント 働き方改革 について知りたい 柔軟な働き方ができるよう制度を整備したい 労働時間 休暇 休日に関する制度について知りたい という企業 事業所の皆さまのご相談に対し 電話のほか 個別訪問により 情報提供や改善に向けた支援を行います ご相談は無料です 問合せ先 石川労働局雇用環境 均等室 76-265-4429

助成金制度のご案内 ( 主に働き方改革に関連するもの ) 1 労働者の処遇や職場環境の改善を図るもの 2 仕事と家庭の両立支援に取り組むもの 3 労働時間等の設定の改善を図るもの 4 事業場内の最低賃金を引き上げるもの 人材確保等支援助成金 個別企業向け 中小企業団体向けなど キャリアアップ助成金 有期契約労働者等の正社員化 処遇改善等の各種コースあり その他 ( 高年齢者 介護労働者 建設労働者 季節労働者を対象とした助成金等もあり ) 両立支援等助成金 仕事と介護の両立 育休代替確保 復帰支援 男性の育休取得 女性活躍等の各種コースあり 時間外労働等改善助成金 時間外労働上限設定 勤務間インターバル テレワーク ( ) の各種コースあり 業務改善助成金 最低賃金引き上げに向けての中小企業 小規模事業者の支援 各種助成金 奨励金等の制度 http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/joseikin_shoureikin/ 雇用関係助成金検索表 http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/koyou/kyufukin/kensaku_hyou/ 詳しくは石川労働局へ 1 については 職業対策課 ( 76-265-4428) 2~4 については 雇用環境 均等室 ( 76-265-4429) 3 のテレワークコースについては テレワーク相談センター ( 12-91-6479) へ 働き方 休み方改善ポータルサイト 企業の皆さまが 自社の社員の働き方 休み方の見直しや 改善を図る際に役立つ情報を提供しています http://work-holiday.mhlw.go.jp/ 働きやすく生産性の高い職場のためのポータルサイト 働きやすく生産性の高い職場 のための情報を集めたポータルサイトです 雇用管理取り組み事例 助成金などの支援策や 働きやすく生産性の高い企業 職場表彰 等に関する情報を掲載しています http://www.koyoukanri.mhlw.go.jp/ 多様な人材活用で輝く企業応援サイト 優秀な人材の確保 人材の定着 従業員のモチベーション向上を実現するため 正社員への転換 人材の育成 処遇の改善など 非正規雇用労働者のキャリアアップに向けた取り組みを積極的に行っている企業の事例などを紹介しています http://www.tayou-jinkatsu.jp/ 働き方改革 に活用できるツールのご案内 女性の活躍 両立支援総合サイト企業における女性活躍の情報や 仕事と家庭 ( 育児 介護などを含む ) の両立に役立つ情報を掲載しています http://positive-ryouritsu.mhlw.go.jp/ パート労働ポータルサイト パートタイム労働者の雇用管理に関する優れた取組事例 各種助成金制度及び パートタイム労働者活躍推進企業表彰 などに関する情報を掲載しています https://part-tanjikan.mhlw.go.jp/ この資料に関するお問い合わせは石川労働局雇用環境 均等室 92-24 金沢市西念 3-4-1 金沢駅西合同庁舎 6F TEL 76-265-4429 FAX 76-221-387

1. 労働時間 年次有給休暇 石川県の現状に関する資料データ等 25 245 24 235 23 225 22 215 21 25 2 2. 仕事と育児の両立 1 9 8 7 6 5 4 3 2 1 年間総実労働時間及び所定外労働時間 ( パート労働者を除く ) 238 23 87.1 83.7 1.4 95.5 2.6 87.8 245 218 育児休業取得率の推移女性 () 男性 () 86.6 86.3 87.1 83.6 83. 石川女性石川男性 1.4.7.6 24 24 22 161 166 173 173 173 136 146 157 157 167 86.6 1.9 2 2.3 225 224 全国女性全国男性 1.1 1.1 92.4 91.8 81.5 81.8 2.7 246 所定外労働時間 ( 全国 ) 所定外労働時間 ( 石川 ) 総実労働時間 ( 全国 ) 総実労働時間 ( 石川 ) 平成 24 年平成 25 年平成 26 年平成 27 年平成 28 年.4 22 23 24 25 26 27 28 3.2 2.2 ( 年度 ) 石川県 : 石川県の賃金等労働条件実態調査 厚生労働省 : 雇用均等基本調査 石川の育児休業取得率は 女性は全国平均を上回り 男性は全国平均を下回っています 5 45 4 35 3 25 2 15 1 厚生労働省 石川県 : 毎月勤労統計調査 ( 事業所規模 5 人以上 ) 5 1 9 8 7 6 5 4 3 2 1 従業員 1 人当たりの年次有給休暇取得率 ( 平成 28 年 ) ( 全国中小企業団体中央会調査 ) 平均付与日数 石川では 年間総労働時間は全国平均を上回り 所定外労働時間は平均を下回っています また 年次有給休暇の取得率 取得日数は全国平均に比べ低くなっています 3. 女性の活躍推進 5 4 3 2 1 平均取得日数 取得率 () 全国 15.63 7.56 5.95 石川県 15.88 6.68 43.91 全雇用者及び管理職 ( ) に占める女性の割合 43.5 4.5 45. 42. 11. 11.7 9.4 9.8 47.4 47.8 43.4 46. 全雇用者に占める女性の割合 ( 石川 ) 全雇用者に占める女性の割合 ( 全国 ) 管理職に占める女性の割合 ( 石川 ) 管理職に占める女性の割合 ( 全国 ) 14. 12.4 16.4 14.7 このグラフにおける 管理職 とは 会社役員 会社管理職員 管理的公務員等を示す 平成 12 年平成 17 年平成 22 年平成 27 年 総務省 : 国勢調査 石川の全雇用者に占める女性の割合は全国を上回っていますが 管理職に占める女性の割合は全国平均を下回っています 4. 非正規労働者の正社員転換の促進 5. 高齢者の就労促進 ( 千人 ) 6 5 4 3 2 1 正規雇用と非正規雇用労働者の推移 非正規雇用労働者の割合 34. 33.3 34.4 33.9 489.9 491.8 53.3 54.3 162.8 163.9 172.9 (+1.1) (+9.) 非正規 17.8 正規 325. 326. 327.7 33.9 (+1.) (+1.7) (-2.1) (+3.2) 平成 25 年平成 26 年平成 27 年平成 28 年 各年 1~12 月の平均値 石川県 : 石川県労働力調査年報 ( 年平均詳細集計 ) 石川では 雇用者全体に占める非正規雇用労働者の割合が約 3 割の状況が続いています 35, 3, 25, 2, 15, 1, 5, ( 人 ) 21.6 高年齢者 (65 歳以上 ) の労働力の状況 人口労働力人口就業者数就業率 22.8 23.4 291,3 32,6 313,3 321,2 328,4 64,3 7,5 75,3 25.3 26.4 83,4 87,7 63, 68,9 73,4 81,3 86,6 平成 24 年度平成 25 年度平成 26 年度平成 27 年度平成 28 年度 石川県 : 石川県労働力調査統計表 ( 各年度平均 ) 石川では 65 歳以上の労働力人口 就業者及び就業率も増加しています 3 25 2 15 1 5

1. 長時間労働の見直しについて Q. 長時間労働の見直しのための取組を行っていますか? 行っていない 21.5 78.5 2. 年次有給休暇の取得に関して Q. 年次有給休暇取得促進のための取組がありますか? なし 44.1 働き方改革 の取組に関するアンケート結果から 回答数 326 行っている ( 行う予定がある ) 回答数 322 あり 55.9 Q. ( 行っている ( 予定がある ) 場合 ) どのような取組がありますか? ( 複数可 ) 業務計画や要員配置の見直し 経営トップによるメッセージの発信 担当者不在の場合 他の労働者がカバーできる体制づくり ノー残業デー ノー残業ウイーク の設定と徹底 入退時刻のシステム管理 上限到達時の警告通知 長時間労働抑制に関する労使の話し合いの機会の設定 管理者自らによる ノー残業デー ノー残業ウイーク の実施 長時間労働の抑制を目的とした取引先への協力依頼 会議の時間 回数の上限設定 短時間で質の高い仕事を評価する制度の導入 業務時間外会議の禁止 その他 行っている 9.3 ( 行う予定が 5.6 ある ) 5.3 5. 3.7 18.3 16.1 14.6 Q. ( ありの場合 ) どのような取組がありますか? ( 複数可 ) 時間単位 半日単位等 柔軟な休暇取得制度の導入 休暇の残日数通知 休暇取得時 他の労働者がカバーできる体制づくり 連休に組み合わせる等 まとまった日数での休暇取得促進 経営トップによる休暇取得促進メッセージの発信 休暇取得に関する労使の話し合いの機会の設定 休暇取得に必要な業務計画や要員配置の見直し 管理者自らによる休暇の取得 毎月 1 日等 計画的に休暇を取得させるルールの設定 業種別従業員 1 人当たりの年次有給休暇取得率 企業のイメージアップに 38.1 33.7 29.4 29.4 1 2 3 4 4. 35. 27.2 2.6 14.4 13.3 12.2 11.7 1.6 59.4 2 4 6 回答企業数 1 人当たり 1 人当たり平均付与日数平均取得日数 取得率 () 全業種合計 31 16.6 6.6 39.8 情報通信業 1 17.9 1.1 56.3 製造業 84 17.4 7.9 45.4 その他サービス業 35 15. 6.7 44.6 医療 福祉 53 16.2 6.4 39.7 建設業 14 17.3 5.9 34.2 運輸 郵便業 19 15.3 5.1 33.4 卸売 小売業 48 16.3 5.4 33.2 宿泊 飲食サービス業 11 15.7 2.8 17.7 仕事と育児の両立支援 女性労働者の活躍推進 若者の雇用管理 労働者の安全 健康確保対策に積極的な企業に対する認定制度があります 認定企業は各制度に定めるメリットが受けられるほか 認定マークの使用によって企業アピールをするなど企業イメージの向上につなげることもできます その他 ( 平成 28 年 : 石川労働局 ) くるみん プラチナくるみん認定企業 えるぼし認定企業 ユースエール認定企業 安全衛生優良企業 積極的な子育てサポートで労働者のワーク ライフ バランスに配慮している企業として厚生労働大臣が認定した企業 女性の活躍推進に関する状況等が優良な企業として厚生労働大臣が認定した企業 若者の採用 育成に積極的で 若者の雇用管理の状況などが優良な中小企業として厚生労働大臣が認定した企業 労働者の安全や健康を確保するための対策を積極的に取り組み 高い安全衛生水準を維持 改善しているとして厚生労働大臣が認定した企業