ボランティア養成セミナー1日目

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5_【資料2】平成30年度津波防災教育実施業務の実施内容について

スライド 1

3 時限目日本にあるブラジル生まれの食べ物を知る 4 時限目なぜピラルクがへっているのかを考えて, 自分たちに何ができるのか考える 一部が隠れた写真を使い, 日本にあるブラジルのものを考える活動を行う 感想を交流する ピラルクがへっているのかを考えて, 自分たちに何ができるのか考える活動を行う 感想

3 第 3 学年及び第 4 学年の評価規準 集団活動や生活への関心 意欲態度 集団の一員としての思考 判断 実践 学級の生活上の問題に関心 楽しい学級をつくるために を持ち 他の児童と協力して意 話し合い 自己の役割や集団と 欲的に集団活動に取り組もう してよりよい方法について考 としている え 判

Taro-小学校第5学年国語科「ゆる

「主体的・対話的で深い学び」の実現に向けて

高齢者福祉施設でのみんなの体操等実演会 講師派遣実施要領 1 目的社会福祉法人等が運営する高齢者福祉施設に入所されているみなさんや当該施設でケアにあたる皆さんの健康の維持 向上のために みんなの体操等を活用して健康の保持増進等のため みんなの体操等実演会を実施するもの 2 スキーム施設に入所されてい

平成 年度佐賀県教育センタープロジェクト研究小 中学校校内研究の在り方研究委員会 2 研究の実際 (4) 校内研究の推進 充実のための方策の実施 実践 3 教科の枠を越えた協議を目指した授業研究会 C 中学校における実践 C 中学校は 昨年度までの付箋を用いた協議の場においては 意見を出

案3                            ⑤なかまの誘い方(小学校低学年)

授業概要と課題 第 1 回 オリエンテェーション 授業内容の説明と予定 指定された幼児さんびか 聖書絵本について事後学習する 第 2 回 宗教教育について 宗教と教育の関係を考える 次回の授業内容を事前学習し 聖書劇で扱う絵本を選択する 第 3 回 キリスト教保育とは 1 キリスト教保育の理念と目的

6 年 No.22 my summer vacation. 1/8 単元の目標 主な言語材料 過去の表し方に気付く 夏休みの思い出について, 楽しかったことなどを伝え合う 夏休みの思い出について, 音声で十分に慣れ親しんだ簡単な語句や基本的な表現で書かれたものの意味が分かり, 他者に伝えるなどの目的

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2 学校は 防災や防犯についての体制作りや情報収集を適切に行っている 十分 おおむね十分 やや十分 不十分 分からない 不明 計 学校は 防災や防犯についての体制作りや情報収

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学習指導要領の領域等の平均正答率をみると 各教科のすべての領域でほぼ同じ値か わずかに低い値を示しています 国語では A 問題のすべての領域で 全国の平均正答率をわずかながら低い値を示しています このことから 基礎知識をしっかりと定着させるための日常的な学習活動が必要です 家庭学習が形式的になってい

38 災害緊急時における聴覚障害者の情報伝達保障支援の状況分析 表2 生の協力のおかげで遂行することができた 避難訓練の年間実施回数 回 回 2回 3回 4回 5回以上 4 6 35 9 図 避難所担当者との連携 図2 避難訓練の年間実施回数 Ⅳ 調査研究の経過および結果 なかでも年2 3回実施して

とで児童に活動の見通しを持たせ, 自分で課題を立て情報を集め整理し, 発表する等に取り組めるようにしていきたい 調査計画の場面では, 目的に照らしてどのような調査をしていくことがよいのか児童にしっかりと考えさせたい 例えば, データはどう集めたらよいのか, アンケートを実施する場合には, 誰にアンケ

(1) 体育・保健体育の授業を改善するために

4 回答者属性 (1) 性別 人数割合 (%) 男性 女性 49.4% 0.4% 男性 5 女性 % 2 0.4% (2) 年代別 人数割合 (%) 20 代 % 30 代 % 40 代 % 50 代 % 60~6

カリキュラム

スライド 1

自主防災組織をつくろう

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必要性 学習指導要領の改訂により総則において情報モラルを身に付けるよう指導することを明示 背 景 ひぼう インターネット上での誹謗中傷やいじめ, 犯罪や違法 有害情報などの問題が発生している現状 情報社会に積極的に参画する態度を育てることは今後ますます重要 目 情報モラル教育とは 標 情報手段をいか

教育調査 ( 教職員用 ) 1 教育計画の作成にあたって 教職員でよく話し合っていますか 度数 相対度数 (%) 累積度数累積相対度数 (%) はい どちらかといえばはい どちらかといえばいいえ いいえ 0

1

学校評価保護者アンケート集計結果 2 学校は 防災や防犯についての体制作りや情報収集を適切に行っている 十分 おおむね十分 やや十分 不十分 分からない 不明

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< 先生方へ > 長崎県学力向上推進協議会では 子どもに確かな学力をつけていくためには 何 が大切か また 学力の向上を阻害している要因は何かなどについて 検討を重ね ています その中から次のようなことが指摘されました 1 家庭で毎日決まった時間に学習をする習慣をつけることが大切である 2 食事や睡

「標準的な研修プログラム《

平成18年度標準調査票

の間で動いています 今年度は特に中学校の数学 A 区分 ( 知識 に関する問題 ) の平均正答率が全 国の平均正答率より 2.4 ポイント上回り 高い正答率となっています <H9 年度からの平均正答率の経年変化を表すグラフ > * 平成 22 年度は抽出調査のためデータがありません 平

座標軸の入ったワークシートで整理して, 次の単元 もっとすばらしい自分へ~ 自分向上プロジェクト~ につなげていく 整理 分析 協同的な学習について児童がスクラップした新聞記事の人物や, 身近な地域の人を定期的に紹介し合う場を設けることで, 自分が知らなかった様々な かがやいている人 がいることを知

3. ➀ 1 1 ➁ 2 ➀ ➁ /

6 年 No.8 You can see Daibutsu! 1/7 単元の目標 主な言語材料 できることを紹介する表現や感情を表す表現が分かる 修学旅行でできることについて具体物などを見せながら伝え合う 音声で十分に慣れ親しんだ簡単な語句や基本的な表現で書かれたものの意味が分かり できることについ

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4. 題材の評価規準 題材の評価規準 については, B 日常の食事と調理の基礎 (2),(3), D 身近な消費生活 と環境 (1) の 評価規準に盛り込むべき事項 及び 評価規準の設定例 を参考に設定して いる 家庭生活への関心 意欲 態度 お弁当作りに関心をもち, おか 生活を創意工夫する能力

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l. 職業以外の幅広い知識 教養を身につけたいから m. 転職したいから n. 国際的な研究をしたかったから o. その他 ( 具体的に : ) 6.( 修士課程の学生への設問 ) 修士課程進学を決めた時期はいつですか a. 大学入学前 b. 学部 1 年 c. 学部 2 年 d. 学部 3 年 e

環境 体制整備 4 チェック項目意見 事業所評価 生活空間は 清潔で 心地よく過ごせる環境になっているか また 子ども達の活動に合わせた空間となっているか クーラーの設定温度がもう少し下がればなおよいと思いました 蒸し暑く感じました お迎え時に見学させて頂きますが とても清潔だと思

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平成 28 年度 県民 Webアンケート 第 6 回自主防災の取り組みについて 実施期間 2016/9/15~2016/9/21 アンケート会員数 224 人回収数 191 件 ( 回収率 85.3%) 近年 全国各地で自然災害が多発しており 奈良県でもいつ大きな災害に見舞われるかわかりません 災害

西ブロック学校関係者評価委員会 Ⅰ 活動の記録 1 6 月 17 日 ( 火 ) 第 1 回学校関係者評価委員会 15:30~ 栗沢中学校 2 7 月 16 日 ( 水 ) 学校視察 上幌向中学校 授業参観日 非行防止教室 3 9 月 5 日 ( 金 ) 学校視察 豊中学校 学校祭 1 日目 4 9

系統的で一貫性のあ評価指標 評価指標による達成度 総合評価 るキャリア教育の推進に向けて 小 中 1 卒業後の生活につながる客観的 < 評定 > 学部段階での客観的アセスメントに基づいた指導計画 指標に基づいた卒業を立案することができる A B C 後の生活を見据えた教育活動につながる 2 立案され

新入社員フォローアップ研修|基本プログラム|ANAビジネスソリューション

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Microsoft PowerPoint - AR1(理科森田) [互換モード]

小学生の英語学習に関する調査

生活単元学習指導案 日時 : 平成 27 年 11 月 17 日 ( 火 ) 授業者 : 谷麻紗美 1. 単元名 校内販売を成功させよう 2. 単元について本学級は平成 27 年度より設置された特別支援学級 ( 知的 ) である 現在 1 年生の男子 3 名が在籍しており 障害の程度はさまざまである

6 年 No.8 You can see Daibutsu! 1/7 単元の目標 主な言語材料 本時の目標 できることを紹介する表現や感情を表す表現が分かる 修学旅行でできることについて具体物などを見せながら伝え合う 音声で十分に慣れ親しんだ簡単な語句や基本的な表現で書かれたものの意味が分かり でき

津波警報等の留意事項津波警報等の利用にあたっては 以下の点に留意する必要があります 沿岸に近い海域で大きな地震が発生した場合 津波警報等の発表が津波の襲来に間に合わない場合があります 沿岸部で大きな揺れを感じた場合は 津波警報等の発表を待たず 直ちに避難行動を起こす必要があります 津波警報等は 最新

「南九州から南西諸島における総合的防災研究の推進と地域防災体制の構築」報告書

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1 ねらい教科指導における ICT の活用は 学習内容を分かりやすく説明したり 子どもたちの学習への興味関心を高めたりすることに有効である 本研究では 次のような 学力の 3 要素 の向上を目指し ICT を活用した授業の工夫と改善に取り組む 基礎的 基本的な知識 技能の習得 これらを活用して課題を

職業人のエッセンス 24S 良い仕事をするためのチェックポイント プログラム 指導案 指導用教材 テキスト 配布資料

平成25~27年度間

チェック式自己評価組織マネジメント分析シート カテゴリー 1 リーダーシップと意思決定 サブカテゴリー 1 事業所が目指していることの実現に向けて一丸となっている 事業所が目指していること ( 理念 ビジョン 基本方針など ) を明示している 事業所が目指していること ( 理念 基本方針

2014年度_三木地区概要

報道関係各位 2012 年 1 月 25 日 株式会社ベネッセコーポレーション 代表取締役社長福島保 高校受験調査 ~ 高校 1 年生は自らの高校受験をどのように振り返っているのか ~ 高校受験を通じて やればできると自信がついた 71% 一方で もっと勉強しておけばよかった 65% 株式会社ベネッ

時限 テーマ ねらい方法 内容使用教材 3 時限目 くらべてみよう ( 地震 ) * 地域と他地域 他国の地震を比べ 地域の特徴について詳しく知る 4 時限目くらべてみよう ( 水害 ) * 地域と他地域 他国の水害を比べ 地域の特徴について詳しく知る 5 時限目防災教育教材ってなに? * 調べ方や

看護部 : 教育理念 目標 目的 理念 看護部理念に基づき組織の中での自分の位置づけを明らかにし 主体的によりよい看護実践ができる看護職員を育成する 目標 看護職員の個々の学習ニーズを尊重し 専門職業人として成長 発達を支援するための教育環境を提供する 目的 1 看護専門職として 質の高いケアを提供

課題研究の進め方 これは,10 年経験者研修講座の各教科の課題研究の研修で使っている資料をまとめたものです 課題研究の進め方 と 課題研究報告書の書き方 について, 教科を限定せずに一般的に紹介してありますので, 校内研修などにご活用ください

学校の危機管理マニュアル作成の手引

アンケート集計結果 各表における割合については 全て小数点以下第 2 位を四捨五入し整理しており 各表における割合の和と合計欄の数値が異なる場合あり 参加者数 アンケート入力数 回収率 100.0% 81 名 81 枚 [1] 本日の講習会のことを最初になにで知りましたか? 伊藤ゼミ以外 ) 放送

2 教科に関する調査の結果 ( 各教科での % ) (1) 小学校 国語 4 年生 5 年生 6 年生 狭山市埼玉県狭山市埼玉県狭山市埼玉県 平領均域正等答別率 話すこと 聞くこと 書くこと

61.8%

いろいろな衣装を知ろう

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PowerPoint プレゼンテーション

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( 書式 ) 平成 0 年度東京都立練馬特別支援学校年間指導計画 4 ねらい () 作品製作を通して 裁縫道具を安全に使えるようになる () 作る喜びを体験する () 手元を見て活動に取り組める時間を増やす (4) 調理道具を教員と共に正しく使用することができる 時間 使用教科書ら くっく (S プ

2、協同的探究学習について

2017 年度は 過去 年間の経験を踏まえ 以下の 5 項目を事業計画とした 認定子ども園豊中愛光幼稚園 2017 年度事業計画 (1) 豊中愛光幼稚園の質の向上に努める 1. 教育 保育の質の向上を目指して 幼児クラスの保育のあり方を再確認する 特に 幼児クラスの預かり保育時間 (1:00~18:

「教育方法研究B」 第11回 情報モラル教育(1) 「教育の情報化に関する手引き」 が示す情報モラル教育の方向性

2. 具体的な実施内容 平成 27 年度 避難訓練実施計画 実施災害の想定 実施時間 4 月 想定 ( 地震 ) 子ども達に 地震とは何かを分かりやすく知らせ 地震の時の身の守り方を知らせる 保育士の動きの確認 5 月 想定 ( 火災 初期消火 ) 厨房からの出火を想定し 園庭に避難する その後近く

平成 30 年 6 月 8 日 ( 金 ) 第 5 校時 尾道市立日比崎小学校第 4 学年 2 組外国語活動 指導者 HRT 東森 千晶 JTE 片山 奈弥津 単元名 好きな曜日は何かな? ~I like Mondays.~ 本単元で育成する資質 能力 コミュニケーション能力 主体性 本時のポイント

家庭における教育

PowerPoint プレゼンテーション

3-2 学びの機会 グループワークやプレゼンテーション ディスカッションを取り入れた授業が 8 年間で大きく増加 この8 年間で グループワークなどの協同作業をする授業 ( よく+ある程度あった ) と回答した比率は18.1ポイント プレゼンテーションの機会を取り入れた授業 ( 同 ) は 16.0

Microsoft PowerPoint - syogaku [互換モード]

 

これだけは知っておきたい地震保険

H25 港南区区民意識調査

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はじめに 我が国においては 障害者の権利に関する条約 を踏まえ 誰もが相互に人格と個性を尊重し支え合い 人々の多様な在り方を相互に認め合える 共生社会 を目指し 障がいのある者と障がいのない者が共に学ぶ仕組みである インクルーシブ教育システム の理念のもと 特別支援教育を推進していく必要があります


41 仲間との学び合い を通した クラス全員が学習に参加できる 授業づくり自分の考えを伝え 友達の考えを聞くことができる子どもの育成 42 ~ペア グループ学習を通して~ 体育における 主体的 対話的で深い学び を実現する授業づくり 43 ~ 子どもたちが意欲をもって取り組める場の設定の工夫 ~ 4

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演習:キャップハンディ ~言葉のわからない人の疑似体験~

1. 研究主題 学び方を身につけ, 見通しをもって意欲的に学ぶ子どもの育成 ~ 複式学級における算数科授業づくりを通して ~ 2. 主題設定の理由 本校では, 平成 22 年度から平成 24 年度までの3 年間, 生き生きと学ぶ子どもの育成 ~ 複式学級における授業づくり通して~ を研究主題に意欲的

資料3 道徳科における「主体的・対話的で深い学び」を実現する学習・指導改善について

平成18年度標準調査票

5. 単元指導目標単元の目標 ( 子どもに事前に知らせる ) 三角形を辺や角に目をつけて分類整理して それぞれの性質を見つけよう 二等辺三角形や正三角形のかき方やつくり方を知ろう 二等辺三角形や正三角形の角を比べよう 子どもに事前に知らせる どうまとめるのか 何を ( どこを ) どうするのか (

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ICTを軸にした小中連携

MJT report番外篇

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Transcription:

平成 26 年度淡路青少年交流の家教育事業実施報告書 1 事業名プログラム体験会 2 日時平成 26 年 8 月 1 日 ( 金 ) 9:00~15:30 8 月 5 日 ( 月 ) 9:00~15:30 3 参加者 24 名 ( 募集定員各 20 名 ) 4 参加者内訳 男性 20 名 ( 小 中学校教員 ) 女性 4 名 ( 小学校教員 兵庫県職員 ) 5 講師 国立淡路青少年交流の家職員 ( 事業推進室長 企画指導専門職 ) 6 実施プログラムの内容 <1 日目 > 午前中 (9:00~11:50) 人間関係づくり 淡路アドベンチャーラリー 自然学校等で行われている課題解決型の活動に人間関係づくりの視点を取り入れることの意味や効果的な運営について知っていただくために 参加者に課題解決型のゲームである 淡路アドベンチャーラリー に取り組むこととし そこで以下の 4つの課題解決ゲームを実施した 1 交通渋滞 2 ブラインドスクウェアー 3 時限爆弾 4 島わたりこの日初めて出会った参加者にあえて自己紹介をせずに まず前半 2つのゲームを実施した ここで参加者から 自己紹介をしていないのにコミュニケーションが取れていることへの驚きの声が出てきたために こちらの ねらい について説明した 課題解決ゲームに取り組む中で 参加者間のコミュニケーションが自然に深まっていることを実感してもらうことができた その後 簡単な自己紹介をし 後半のゲームに取り組んだ 4つの課題解決ゲーム終了後 人間関係づくりを目指す場合の留意点について説明

した まず 指導者はルール説明や安全に関すること以外については できるだけ子どもたちを見守る姿勢が大切であることを挙げた これにより 集団の中で子どもたちが互いに直接言葉をかけたり 仲間への心配りが生まれるとともに 多様な考え方を認め合う雰囲気が出てくること 相手の意見を聴くこと 粘り強く待つ大切さを確認すること 小 中学生に 複数の課題解決ゲームに取り組ませることにより 短時間で効果的にコミュニケーション能力の向上を図れること 課題解決ゲームを実施する際には 課題を解決する活動だけでなく 必ず自分やグループの様子をふりかえる時間をとり 集団の中では互いに直接コミュニケーションをとることや学校生活の中で よりよい人間関係をつくることの大切さについて 考えさせることが肝要であること 簡単に課題解決ゲームは実施できるので 校内や当施設を利用した自然体験活動に よりよい人間関係による集団を形成するために 取り入れてほしいこと を説明した 初めて出会った参加者で 淡路アドベンチャーラリー がスタート 課題解決ゲーム 時限爆弾 ブラインドスクウェアー 交通渋滞 島わたり

午後 (13:00~16:00) 防災教育 小学生を対象に新しく開発した 防災教育プログラム を試行した プログラムの流れは下記の通りである 1 地震について理解する ( 施設周辺で発生した過去の大地震から 地震は いつどこで発生するかわからない天災であることを知る ) 地震の発生について普段から危機意識を持つことが大切であることを知る 2 津波について理解する ( 地震はゆれだけでなく 海辺の地域では津波の被害を想定する必要があることから 施設周辺の予想津波高 5.8mをもとに実測することにより 通津波の脅威について体感し 早く安全なところに避難することの大切さを学ぶ ) 3 揺れについて理解する ( 地震発生から多く犠牲者が想定されているのが 揺れによる家屋の倒壊である そのことから家庭でできる減災ということで 自分の部屋の間取りを描き そこから揺れに弱いところを考える ) 4 地震に備える (3をもとに 実際揺れに強い間取りを考え 家庭で提案することにより家族間での防災意識を高める ) 5 地震の発生後の生活に備える ( サバイバル野外炊飯 カンコンロ炊飯 を通して 地震発生後の生活について体験する ) ( まとめ ) 日頃から地震に備える 自分の身は自分で守る 等防災意識を高めることを目的とした防災教育を実施した まず 導入として南あわじ市の古地図から 地震はいつ発生するかわからない災害であることを意識させた その後 津波の高さを実感する体験や家庭の間取りなどから被害の大きさや地震の脅威について考え 最後に地震発生後の生活体験としてサバイバル野外炊飯を行った 参加者からは 5.8m 津波の高さについて 想像以上高く早く非難することが大切だとあらためて認識した 古地図や過去に発生した地震の導入について 生活している地域とは異なっているが 子どもたちには身近な資料として効果的ではないか 地震についての専門的な講義を受ける機会はあったが 津波の実測 間取り カンコンロの炊飯体験など 座学だけでなく体験を交えての内容だったのが分かりやすく良かった 子ども向けの内容と説明を受けたが 大人でも同様の内容で防災意識が高めることができると感じた など意見が出された

防災教育 缶コンロ作り 缶コンロに点火 缶コンロでの炊飯 <2 日目 > 午前中 (9:00~11:50) カッター研修 1 艇長 通信係レクチャー研修の目的の確認 安全管理や役割 使用する道具類 専門用語 操船 無線操作について説明 2 全体レクチャー研修の目的の確認 道具類 安全な乗船下船の仕方 漕ぎ方などカッター研修の内容について説明 3 洋上研修 4 研修のまとめカッター研修の振り返りを通して 研修のまとめを行う 最後にカッター研修が中止となった場合のプログラム例をいくつか紹介した ( まとめ ) 達成感 協調性 責任感などが育まれ 集団づくりの基礎が学べることや自然を直接体感することができる当施設を代表するプログラムであり 多くの利用者が活用している 参加者からは カッター研修は天候に左右されるが ぜひとも子どもたちに体験させてやりたい 予想以上に体力を使いそうだが次年度の自然学校で実施した

い 艇長は短い時間で覚えなければならないことが沢山あり大変そうだった などの声があった 艇長 通信係レクチャー 全体レクチャー モデル艇を使ってのレクチャー 洋上研修の様子 午後 (13:00~15:30) 環境学習 ( つくろう Zoo&Aquarium) 自らの課題を見つけ 解決する能力 コミュニケーション能力の向上を図ることができることや利用目的に応じたプログラム提案ができること等を説明した プログラム内容について説明した後 課題を示す 1グループでテーマを決める 2 施設内を中心に製作に用いるオブジェ ( 生き物 ) の材料を集める 3グループで課題に応じて製作するオブジェを決め 施設内でオブジェの材料を集め 架空の動物園 水族館を完成させる 4 他のグループを見学し感想をシェアする 5 活動のまとめ ( まとめ ) 活動のまとめを振り返り用紙を使用し 活動のまとめを行うことで 学校等での活用について意見交換を行った 参加者からは 子供にとって興味深い活動である グループ単位で行うことで子ども間のコミュニケーションや仲間意識を高めることに効果ある 身近にある漂流物や木切れ等を材料に製作することで自然を身近なものとして直接体感することができる 等 好意的な意見が出された

グループごとに製作物を決める 吹上浜で材料を集めている様子 製作の様子 製作物 製作物 7 参加者の声 実際にやってみることでカッターもクラフトもわかることも多く よかった 人間関係づくりで 本当に( 参加者同士の ) 人間関係 チームワークがよくなり とても楽しく充実した研修を受けることができた 座学だけでなく体験を通して防災に対する理解を深めることができた アドベンチャーラリー 防災教育とも自然学校にいかせそうでした 環境教育プログラムが興味深かったです 一つ一つがよく考えられていて楽しかった 8 担当者所感このプログラム体験会は 本年度初めて実施した事業である 当施設で実施できるプログラムを先生方に体験いただき それぞれのねらいに応じたプログラムの実施の方法について知っていただくとともに 自然学校等で行われている

活動に防災や環境などの視点を加える事で より充実したプログラムになることを知っていただくことをねらいとして実施した アドベンチャーラリーとカッターのプログラムでは 仲間づくりや協力することの大切さを子どもたちに実感させるために 指導者が気をつけなくてはいけないことを説明した また 防災と環境についてのプログラムでは 自然学校や学校で行われている学習活動に新たな視点を組み込むことができることなどを体験していただいた 参加者からは ねらいを持って活動を行うことの大切さ 防災や環境などの視点を従来からの活動に織り込むことの有効性を感じたとの感想が多くあり 事業のねらいに近づくことができたと考える 課題としては 次の点が挙げられる 今回は晴天を想定したプログラム体験であった 実際の自然体験活動では 雨天等も想定されることから 同じねらいを達成できる雨天時プログラムの紹介も必要であった 今回の事業の広報については すでに当施設を利用いただいている学校や教育委員会等が主になった 当施設での活動をより実りあるものにするために 役立てていただける内容であったとは考えているが 新規のご利用を想定し さらに幅広く広報を行うべきであった より多くの人に参加してもらい 淡路でのプログラムを安全かつ効果的に実施いただくため 夏休みだけではなく 他の時期にも実施できないか また この4つのプログラムだけでなく 例えば 自然学校で一番使われることの多いプログラムで 効果の高い手法を提案することも考えていく必要がある