5 主体的 対話的で深い学びの視点 (1) 主体的な学びとしての視点主体的な学びとして 本単元ではプレゼンテーションを作成する段階で 聞き手の関心を最大限ひきつけることができるようなテーマの設定を生徒たち自身に行わせたい このことにより 教師から与えられたテーマではなく 自分たち自身もより興味 関心

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Taro-小学校第5学年国語科「ゆる

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平成 30 年 6 月 8 日 ( 金 ) 第 5 校時 尾道市立日比崎小学校第 4 学年 2 組外国語活動 指導者 HRT 東森 千晶 JTE 片山 奈弥津 単元名 好きな曜日は何かな? ~I like Mondays.~ 本単元で育成する資質 能力 コミュニケーション能力 主体性 本時のポイント

い文章を読んで内容をつかむ読解力や正しく単語を書いたり文構造を意識しながら正しく英文を 書いたりする力が弱い (3) 指導観ステップコースの指導にあたっては, 基本的な新出文構造の並べかえ活動を行い, 視覚的に理解させていく またペアワークで, 形容詞の比較級 最上級の形を繰り返し読ませて定着を図る

2010 年 7 月 18 日 ( 土 ) 英語科指導法 Ⅲ 模擬授業 2 学習指導案 第 2 学年英語科学習指導案 日時 :2010 年 7 月 18 日 ( 土 ) 第 4 時限目学年 : 第 2 学年場所 : 共通教育棟 3 号館 3F 332 教室授業者 : B082G031X 菊田真由 1

6 年 No.8 You can see Daibutsu! 1/7 単元の目標 主な言語材料 できることを紹介する表現や感情を表す表現が分かる 修学旅行でできることについて具体物などを見せながら伝え合う 音声で十分に慣れ親しんだ簡単な語句や基本的な表現で書かれたものの意味が分かり できることについ

6 年 No.22 my summer vacation. 1/8 単元の目標 主な言語材料 過去の表し方に気付く 夏休みの思い出について, 楽しかったことなどを伝え合う 夏休みの思い出について, 音声で十分に慣れ親しんだ簡単な語句や基本的な表現で書かれたものの意味が分かり, 他者に伝えるなどの目的

平成29年度 中学校英語科教育 B校の実践

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4 学習の活動 単元 ( 配当時間 ) Lesson 1 ( 15 時間 ) 題材内容単元の目標主な学習内容単元の評価規準評価方法 Get Your Goal with English より多くの相手とコミュニケーションをとる 自己紹介活動を行う コミュニケーションを積極的にとろうとしている スピー

ている それらを取り入れたルーブリックを生徒に提示することにより 前回の反省点を改善し より具体的な目標を持って今回のパフォーマンスに取り組むことができると考える 同に そのような流れを繰り返すことにより 次回のパフォーマンス評価へとつながっていくものと考えている () 本単元で重点的に育成をめざす

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6 年 No.8 You can see Daibutsu! 1/7 単元の目標 主な言語材料 本時の目標 できることを紹介する表現や感情を表す表現が分かる 修学旅行でできることについて具体物などを見せながら伝え合う 音声で十分に慣れ親しんだ簡単な語句や基本的な表現で書かれたものの意味が分かり でき

ICTを軸にした小中連携

4 単元の評価規準 コミュニケーションへの関心 意欲 態度 外国語表現の能力 外国語理解の能力 言語や文化についての知識 理解 与えられた話題に対し 聞いたり読んだりした 1 比較構文の用法を理解 て, ペアで協力して積極 こと, 学んだことや経 している 的に自分の意見や考えを 験したことに基づき

6 指導計画 (7 時間扱い ) (1) 単元の 1: 字手紙 のねらいの確認と受取人決定指導計画 2: 手紙の基本知識の確認と書くことの内容の整理 3: 時候の挨拶作成 ひと文字練習と下書き 4: ひと文字練習と下書き 5: 相互評価 推敲 ( 本時 ) 6: 推敲および清書 7: 清書と宛名書き

第2学年3組 英語科学習指導案

補充資料 2-1 単元 Let's Read 1 の指導展開案 (1) 単元 Let's Read 1 A Magic Box 1 の指導展開案(1/5 時間 ) (1) 目標 物語を読んで 場面展開を読み取ることができる 昨日の日記 というトピックに基づき 自分について英語で書いて表現できる (2

グリーン家の人々

生徒の活動

第○学年 ○○科指導計画

英語科学習指導案

第 9 章 外国語 第 1 教科目標, 評価の観点及びその趣旨等 1 教科目標外国語を通じて, 言語や文化に対する理解を深め, 積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度の育成を図り, 聞くこと, 話すこと, 読むこと, 書くことなどのコミュニケーション能力の基礎を養う 2 評価の観点及びその趣旨

新潟市立亀田西中学校

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英語科学習指導案(2年授業参観)

第 2 学年 1 組英語科学習指導案 日時平成 30 年 11 月 2 日 ( 金 ) 5 校時 (14:00~14:50) 場所第 2 学習室指導者教諭天津貴志 1. 育成する能力 学習指導要領内容 (4) イ 身近な話題について 事実や自分の考え 気持ちなどを整理し 簡単な語句や文を用いてまとま

いろいろな衣装を知ろう

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第 2 学年 * 組保健体育科 ( 保健分野 ) 学習指導案 1 単元名生涯の各段階における健康 ( イ ) 結婚生活と健康 指導者間中大介 2 単元の目標 生涯の各段階における健康について, 課題の解決に向けての話し合いや模擬授業, ディベート形式のディスカッションなどの学習活動に意欲的に取り組む

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教科 : 外国語科目 : コミュニケーション英語 Ⅰ 別紙 1 話すこと 学習指導要領ウ聞いたり読んだりしたこと 学んだことや経験したことに基づき 情報や考えなどについて 話し合ったり意見の交換をしたりする 都立工芸高校学力スタンダード 300~600 語程度の教科書の文章の内容を理解した後に 英語

「主体的・対話的で深い学び」の実現に向けて

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英語科学習指導案 1 平成 16 年 10 月 26 日 ( 火 ) 第 6 校時 2 年 2 組 D( 男子 6 名 女子 7 名計 13 名 ) 指導者黛ゆかり Andy Fosset 第 1 時間目 (1) 本時のねらい ~ すること と目的語として使われる動名詞の表現に慣れる 英字新聞を話題

7 本時の指導構想 (1) 本時のねらい本時は, 前時までの活動を受けて, 単元テーマ なぜ働くのだろう について, さらに考えを深めるための自己課題を設定させる () 論理の意識化を図る学習活動 に関わって 考えがいのある課題設定 学習課題を 職業調べの自己課題を設定する と設定する ( 学習課題

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本学級の生徒に, 英語科に関する興味 関心を問うアンケートを実施したところ, 以下のようになった (28 年 9 月実施 ) はいややあまりいいえ英語の授業が好きだ 65% 29% 0% 6% ペア活動に積極的に取り組んでいる 68% 32% 0% 0% グループ活動に積極的に取り組んでいる 70%

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1. 研究主題 学び方を身につけ, 見通しをもって意欲的に学ぶ子どもの育成 ~ 複式学級における算数科授業づくりを通して ~ 2. 主題設定の理由 本校では, 平成 22 年度から平成 24 年度までの3 年間, 生き生きと学ぶ子どもの育成 ~ 複式学級における授業づくり通して~ を研究主題に意欲的

英語科指導案

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自己紹介をしよう

6 年 No.12 英語劇をしよう (2/7) 英語での 桃太郎 のお話を理解し 音読する 導 あいさつをす 挨拶の後 Rows and Columns を交え 天気や時 入 候の確認 既習事項の確認をす (T1,T2) ペンマンシップ ペンマンシップ教材を用いて アルファベットの ジングル絵カー

主語と述語に気を付けながら場面に合ったことばを使おう 学年 小学校 2 年生 教科 ( 授業内容 ) 国語 ( 主語と述語 ) 情報提供者 品川区立台場小学校 学習活動の分類 B. 学習指導要領に例示されてはいないが 学習指導要領に示される各教科 等の内容を指導する中で実施するもの 教材タイプ ビジ

あったらいいな ! こんなあそび場 (わたしの町大好き)

3 人権教育の視点英語科の授業を通して 文化や習慣には多様性があることを理解させる そしてその中から 表現の仕方の違いや考え方の違いに気づかせ 互いに違いを認め合い尊重しながら共に生きようとする態度 他者 文化に興味 関心をもち 良い人間関係を築きながら生活する力を持った生徒を育成したい そこでこの

会話の中では感覚的にそれほど 違い を意識して使っているものではないと考え 今回は 同じ can を用いての表現として一連の学習として扱うことにした また 語 学習得において 自分の表現したいこと がはじめにあり それを何とか表現しよ うとする過程を通して初めて自分の言葉として言語を獲得できるという

4 本単元と情報リテラシーの関わり 課題設定担任による 説明会におけるデモンストレーションを見ることを通して 本単元を貫く言語活動としての これぞ和の文化! おすすめの 和の文化 を調べて説明会を開こう を知り 見通しを持たせ学校司書による関連図書紹介を通して 和の文化への関心を高め 進んで調べよう

学習指導案 潮江東小学校全校研 3 単元名討論会を開こうー説得力のある話し方をゲットしようー教材名 立場を決めて討論をしよう ( 東京書籍 5 年 ) ( 金 ) 潮江東小学校 5 年 2 組上平田学級

知識・技能を活用して、考えさせる授業モデルの研究

指導内容科目国語総合の具体的な指導目標評価の観点 方法 読むこと 書くこと 対象を的確に説明したり描写したりするなど 適切な表現の下かを考えて読む 常用漢字の大体を読み 書くことができ 文や文章の中で使うことができる 与えられた題材に即して 自分が体験したことや考えたこと 身の回りのことなどから 相

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第 3 学年英語科学習指導案 日時 :2010 年 7 月 18 日 ( 日 ) 模擬授業 3 学年 : 第 3 学年場所 :323 教室授業者 : 高木麻衣 1. 単元名 :Sunshine English Course 3 Program7 Yuki in London 2. 単元について (1

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いきたいと考える 第二に ビデオに撮ったインタビューの様子を繰り返し見て振り返ることで パターンに沿った質問だけでなく 自分なりの質問を考える活動に発展させていきたい そのために ビデオ視聴による振り返りを3 回行う また 自己評価だけでなく 他者評価により互いの良さを確認することで 話すことへの自

座標軸の入ったワークシートで整理して, 次の単元 もっとすばらしい自分へ~ 自分向上プロジェクト~ につなげていく 整理 分析 協同的な学習について児童がスクラップした新聞記事の人物や, 身近な地域の人を定期的に紹介し合う場を設けることで, 自分が知らなかった様々な かがやいている人 がいることを知

第 2 学年 理科学習指導案 平成 29 年 1 月 1 7 日 ( 火 ) 場所理科室 1 単元名電流とその利用 イ電流と磁界 ( イ ) 磁界中の電流が受ける力 2 単元について ( 1 ) 生徒観略 ( 2 ) 単元観生徒は 小学校第 3 学年で 磁石の性質 第 4 学年で 電気の働き 第 5

5 単元の評価規準と学習活動における具体の評価規準 単元の評価規準 学習活動における具体の評価規準 ア関心 意欲 態度イ読む能力ウ知識 理解 本文の読解を通じて 科学 について改めて問い直し 新たな視点で考えようとすることができる 学習指導要領 国語総合 3- (6)- ウ -( オ ) 1 科学

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5. 単元について本単元は,2 年生 1 学期に学習した ともこさんはどこかな から引き続いての 話す 聞く の学習である ともこさんはどこかな では, 大事なことを落とさずに話したり聞いたりできるようにすることをねらいとして学習してきた 本単元では, これに加えて互いの話をしっかり聞いてやり取りを

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5 年 No.64 英語劇をしよう (2/8) まとまった話を聞いて内容を理解することができる 主な言語料 して天気や日時などの確認をす 教 1 本時のめあてを知 Peach Boy を詳しく聞いてみよう物語を聞く (3 回目 ) 登場人物全体について聞かせ 聞き取れた単語をカタカナでもいいので書き

アコミュニケーションへの関心 意欲 態度 イ外国語表現の能力 ウ外国語理解の能力 エ言語や文化についての知識 理解 1( 言語活動への取組 ) 1( 正確な発話 ) 1( 正確な読み取り ) 1( 言語についての知識 ) 間違うことを恐れず 語句や表現 文法事項 語句や表現 文法事項な 比較級 最上

平成 29 年 10 月 23 日 ( 月 ) 第 2 校時尾道市立日比崎小学校第 6 学年 1 組外国語科指導者 HRT 遠崎且典 JTE 片山奈弥津 単元名 台湾の友達との交流を深めよう ~Welcome to Japan.~ 本単元で育成する資質 能力 コミュニケーション能力 主体性 異文化理

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案3                            ⑤なかまの誘い方(小学校低学年)

(2) 計画学習課題 学習内容 時間 連立方程式とその解 二元一次方程式とその解の意味 2 連立方程式とその解の意味 ( 本時 1/2) 連立方程式の解き方 文字の消去の意味 加減法による連立方程式の解き方 5 代入法による連立方程式の解き方 連立方程式の利用 問題を解決するために 2つの文字を使っ

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新潟市立亀田西中学校

とで児童に活動の見通しを持たせ, 自分で課題を立て情報を集め整理し, 発表する等に取り組めるようにしていきたい 調査計画の場面では, 目的に照らしてどのような調査をしていくことがよいのか児童にしっかりと考えさせたい 例えば, データはどう集めたらよいのか, アンケートを実施する場合には, 誰にアンケ

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平成 29 年度全国学力 学習状況調査の結果の概要 ( 和歌山県海草地方 ) 1 調査の概要 (1) 調査日平成 29 年 4 月 18 日 ( 火 ) (2) 調査の目的義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から 全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握 分析し 教育施策の成果と課題を検証し

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(2) 児童観児童は1 年生 1 月に おはなしをつくろう で 昔話をもとにして 人物と出来事を考えて簡単に物語を書く学習を行っている また 2 年生の1 学期には じゅんじょよく書こう の学習で はじめ 中 おわり の構成を考え 自分の経験を伝える文章を書く学習をしてきている この学習を通して 順

福翔高等学校「ライティング」学習指導案

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伝わっていないと感じられたなら 繰り返し述べたり分かりやすく言い換えたりすればいいこ とも学ばせたい また 聞いて得た情報を整理して組み立てる段階 スピーチメモを作る段階 練習の段階 それぞれの段階で 互いに考えた内容を伝え合い 質問や助言などの意見の交流をすることでよりよいスピーチをめざしたい 発

単元構造図の簡素化とその活用 ~ 九州体育 保健体育ネットワーク研究会 2016 ファイナル in 福岡 ~ 佐賀県伊万里市立伊万里中学校教頭福井宏和 1 はじめに伊万里市立伊万里中学校は, 平成 20 年度から平成 22 年度までの3 年間, 文部科学省 国立教育政策研究所 学力の把握に関する研究

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6 年 No.22 my summer vacation 夏休みの思い出を紹介しよう! 1/8 単元の目標 主な言語材料 本時の目標 夏休みに行った場所や食べた物 楽しんだこと 感想などを表す表現が分かる 過去の表現が分かり 夏休みに行った場所や食べた物 楽しんだこと 感想などを伝え合う また 夏休

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Transcription:

第 2 学年英語科学習指導案 指導者大津賀洋介 ( 千葉市立蘇我中学校 ) 1 単元名 NEW CROWN 2 LESSON7 Presentation ( 比較級 最上級 同等比較 副詞の比較級 ) 2 単元の目標 聞き手が理解しやすいように また内容が効果的に伝わるように比較級 最上級等を用いたプレゼンテーションをすることができる 比較級 最上級を用いたプレゼンテーションを聞いて その内容を理解することができる 比較級, 最上級, 同等比較 (as ~as...), 副詞の比較級に関する知識を身に付けている 3 本単元で育成したい資質 能力の3つの柱 知識 技能 思考力 判断力 表現力等 学びに向かう力 人間性等 比較級 最上級 同等比較 副詞の比較級を理解する 比較級 最上級 同等比較 副詞の比較級を活用してプレゼンテーションをすることができる 比較級 最上級 同等比較 副詞の比較級を活用したプレゼンテーションを聞いて 大まかに意味を理解することができる 聞き手にとって理解しやすいプレゼンテーションをしようとしている 4 単元について本単元では 登場人物が 自分たちの関心のあることについてプレゼンテーションを行っている 彼らは 表 グラフ 図などを用いながらわかりやすく発表している 学習内容は 情報を視覚的に伝えることが理解を助け 事実を正確に伝えるのに役立つということである 本校の生徒たちは それぞれのグループで選択したテーマについて 級友にアンケートをとり 結果をまとめる そして視覚補助となるグラフと この課で学習した比較級や最上級 同等比較等の英語表現を用いてプレゼンテーションに取り組む この活動を通して 語彙 表現方法 言語材料などについての定着を図るとともに 事実をわかりやすく伝えるためのコミュニケーション能力の基礎を養う 学習する文法の観点では 比較級 最上級は形容詞や副詞の語尾に (er, est) を付けるパターンと 直前に (more, most) を付けるパターンがある 生徒たちには その都度どちらのパターンを使って表現するべきなのか正しく知識を定着させられるように指導していく必要がある また 比較級の文には He is taller than I. などのように than という語彙が 最上級の文には He is the tallest student in this class. などのように the を置く必要があるなど 細かい点もしっかり定着させられるようにしていく 本単元では学習した比較級 最上級 同等比較 副詞の比較級は2つ以上の事象を比較してまとめる表現である この文法を活用し 生徒たちには自分たちの収集したデータを比較し 結果を聞き手にとってわかりやすいプレゼンテーションにまとめ 発表させられるようにする 1

5 主体的 対話的で深い学びの視点 (1) 主体的な学びとしての視点主体的な学びとして 本単元ではプレゼンテーションを作成する段階で 聞き手の関心を最大限ひきつけることができるようなテーマの設定を生徒たち自身に行わせたい このことにより 教師から与えられたテーマではなく 自分たち自身もより興味 関心のある内容を選択して 学習に取り組むことができると考えられる (2) 対話的な学びとしての視点本単元では 数名のグループでのプレゼンテーションを作成する このプレゼンテーション作成上のデータ収集 選択 抽出等の準備作業やよりよい発表にするための練習の中で お互いに意見を出し合ったり アドバイスをし合ったりする等の対話が生じると考えられる (3) 深い学びとしての視点文法事項を習得するだけでなく コミュニケーションの手段としての英語という観点から よりよい表現を模索したり 聞き手や読み手といった自分の発した英語を受け取る側の人間への理解を深めたりすることを意識させることによって深い学びにつながると考えられる 6 指導計画 ( 全 11 時間扱い ) 時ねらい 学習活動 形容詞の比較級(-er) 最上級(-est) を 主体的 対話的で深い学びの視点 ( 教師の指導 支援 ) 形容詞の比較級 最上級の文 評価規準 形容詞の比較級 最上 1 用いた文の構造を知る 形容詞の比較級(-er) 最上級(-est) を 構造を理解できるようにする 級の文構造を理解できる ( 知 技 ) 用いた文の構造を理解する 本文を通して比較級の用法に慣れる 形容詞の比較級 最上級の文 形容詞の比較級 最上 2 形容詞の比較級 (-er) 最上級 (-est) を を使って表現できるように練 級の文を使って表現で 用いた文を使う練習をする 習の機会を設ける きる 形容詞の比較級 more 最上級 most を用 more most を用いた形容詞の more most を用いた いた文の構造を知る 比較級 最上級の文構造を理 形容詞の比較級 最上 3 比較級 more 最上級 most を用いる形容詞を知る 解できるようにする 級の文構造を理解できる ( 知 技 ) 形容詞の比較級 more 最上級 most を用 いた文の構造を理解する 本文を通して比較級 more 最上級 most more most を用いた形容詞の more most を用いた 4 の用法に慣れる 形容詞の比較級 more 最上級 most を用 比較級 最上級の文を使って表現できるように練習の機会 形容詞の比較級 最上級の文を使って表現で いた文を使う練習する を設ける きる 形容詞の同等比較 as~as 副詞の比較級 同等比較の文構造を理解でき 同等比較の文構造を理 5 を用いた文の構造を知る 形容詞の同等比較 as~as 副詞の比較級 るようにする 解できる ( 知 技 ) を用いた文の構造を理解する 2

本文を通して同等比較 as~as 副詞の比 同等比較の文を使って表現で 同等比較の文を使って 較級の用法に慣れる きるように練習の機会を設け 表現できる 6 形容詞の同等比較 as~as 副詞の比較級 る を用いた文を使えるように練習する 発表のための調査を行う プレゼンテーションの方法を学ぶ 1 比較級 最上級等を用いた英 比較級 最上級等を用 教科書の本文を通して 比較の用法にな 文を理解することができるよ いた英文を理解するこ 7 れる (USE-Read) 前半 オーラルイントロダクションを通して本 うにする とができる 文の内容を理解する 内容についての質問に答える プレゼンテーションの方法を学ぶ 2 比較級 最上級等を用いた英 比較級 最上級等を用 教科書の本文を通して 比較の用法にな 文を理解することができるよう いた英文を理解するこ 8 れる (USE-Read) 後半 オーラルイントロダクションを通して本 にする とができる 文の内容を理解する 内容についての質問に答える プレゼンテーションの準備をする 聞き手の存在を意識し より 聞き手の存在を意識 発表原稿を書く 聞き取りやすいプレゼンテー し より聞き取りやす 9 ションになるようにグループ いプレゼンテーション で準備をする機会を設ける になるように準備でき たか プレゼンテーションの練習をする 聞き手の存在を意識し より 聞き手の存在を意識 聞き取りやすいプレゼンテー し より聞き取りやす 10 ションになるようにグループ いプレゼンテーション で練習をする機会を設ける になるように練習した か プレゼンテーションをする プレゼンテーションを実施す 聞き取りやすいプレゼ 比較の表現を使ってインタビューの結果 る機会を設ける ンテーションができた を聴き手に伝える 生徒たちのプレゼンテーショ か 11 ンをより良いものにするため 自分たちのプレゼンテ に必要なことを振り返る機会 ーションを振り返り を設ける 反省点を考えられた か ( 態度 ) 3

7 本時について (1) 本時の目標 調査結果を相手に分かりやすく発表することができる ( 思考力 判断力 表現力等 ) 発表を聞いて 内容を大まかに理解することができる ( 思考力 判断力 表現力等 ) 積極的に英語を用いてプレゼンテーションを行うことができる ( 学びに向かう力 人間性等 ) (2) 本時の展開 (11/11) 学習活動 英語で簡単な挨拶を行う ラインゲームを行う 本時の学習目標について確認する 教師の指導や支援 主体的 対話的で深い学びの視点 主 対 深 挨拶やゲームを通じて 英語の雰囲気を作る 既習の文法事項を使った質問をし これまで の学習を振り返る 主 調査結果を聴く人に分かりやすく発表しよう 評価 教師の発表のモデルを見る どのように発表するか良くない例 良い例を 見せる グループに分かれて 調査結果を発表する 生徒が発表をスムーズに行えるよう 発表の合間の準備を手伝う ( 視聴覚機材も含む ) 1グループ (6~7 人 ) の6 グループ 発表を聴くための雰囲気づくりを呼びかけ プレゼンテーションを行う る 発話に詰まった生徒の補助をする 発表グループの調査結果に対する予想を 簡 他の班の発表を聞きながら 単な英語を用いて質問をしたり答えたりす ワークシートを記入する る 対 発表グループの説明が終わったら グラフを 表示する 自分たちの発表を振り返る プレゼンテーションを通じて 分かったこと や気が付いたことを発表させる 深 英語でのプレゼンテーションの良さを話し合 次回の予告を行う う 深 プレゼンテーター 英単語を正確に発音できるか 英文を正しい区切りで発音できるか 間を取りながら話すことができるか 聴き手やグラフに目線をあてられるか クラス全員が理解できる適切な声の大きさで発話できるか リスナー 大まかな発表内容を理解し ワークシートを記入することができるか 発表者やグラフをしっかりと見て 発表を聞くことができるか 積極的に発言することができるか ( 態度 ) 良いプレゼンテーションの方法を理解しているか ( 態度 ) 4

8 本単元の成果と課題 (1) 成果 事前に教師がプレゼンテーションの例を示したことで 生徒たちにプレゼンテーションの具体的なイメージを持たせることができた そのため 生徒たちはプレゼンテーションに必要なグラフや図などの参考資料を自発的に準備するようになった 実際に事前と事後のアンケートを比較すると 英語で話す際に 言語以外の手段を活用することはありますか という質問に対し とてもあてはまる と答えた生徒が 11% から 30% に増加した 英語で情報を伝える際に 補助的な資料やジェスチャー等を効果的に活用して表現する機会を与えることができた グループ内で協力して1つのプレゼンテーションを作成するように学習の場面を設定したので 上位の生徒が下位の生徒に説明したり 教えたりする場面が多く見られ 生徒同士の学び合いを実施することができた このことにより 上位生徒は他者に説明することで 自分の理解をさらに深める機会を得ることができた また 普段の個別での学習形態と比較し 自由に且つ気軽に質問できる学習環境であったため 特に下位の生徒たちの課題に対する意欲が高まったように思われる 事後の調査によると それまでよりも 英語をしゃべれた 話している内容がわかった 英語は話せればおもしろい と言った感想が出てきた グループでの学習形態をとったことにより 言語の知識 技能の習得という点において 上位 下位の両方の生徒たちにとって 良い学習効果があったと考えられる 本単元で学習した比較級 最上級 同等比較の表現を 実際にプレゼンテーションの中で活用する場面を与え 体験や経験を伴った知識として生徒たちに定着させる機会を与えることができた また 事後のアンケート調査では 比較級や最上級を用いることによって 文章を簡潔にまとめることができた という反省が出てきており 新出文法を用いてよりよい表現をすることができることに気付かせることができた (2) 課題 今回の課題には 6~7 人を1グループとして取り組ませたが 1グループあたりの人数が多く その分一人あたりの生徒の活動量が少なかった できれば4~5 人などと人数を減らしてグループを構成したいが その場合 グループの中で活動を先導する上位生徒が必ずしも各グループに存在しない状況が懸念される 普段の授業から 4~5 人での活動をより多く取り入れ 小グループ内での活動をリードできる英語が得意な生徒の育成をしていく必要があると感じられた 今回のプレゼンテーションのように 学習した英語表現を話して活用する課題を与えた時には 一人一人の生徒が発話する英語表現に対して 発音やアクセント イントネーション等の細かい部分まで指導を入れることが困難であった 今まで以上に意識して 生徒の発達段階に応じて適当な課題と指導を与えて 生徒たちがより適切に英語を話すことができるように指導していくことの必要性が感じられた 5