頸髄損傷者のスポーツ参加における問題点 学籍番号 11D0009 学生氏名市川裕之 1. はじめに障がい者スポーツは第二次世界大戦で主に脊髄を損傷した兵士にリハビリテーションの一環として体操やスポーツが取り入れたのが始まりとされている それから月日が経ち 我が国でも関係者の努力や福祉法の整備 国の経済的な発展等に支えられながら 多くの障がい者がスポーツに参加できるようになり パラリンピックのような国際競技が行われる競技スポーツまで普及 発展してきた しかし スポーツに参加できているのは 比較的軽度な障がいのある人たちなのが現状である 頸髄損傷とは 脳と筋肉を結ぶ中枢神経である脊髄の中でも 首の部分 頸椎にあたる神経を転倒 転落 交通事故等の衝撃で傷つけることを指す 頸髄を完全に損傷した場合 下肢及び体幹の機能の消失 肩 腕 手指の機能低下を起こし 回復は不可能とされている 頸髄損傷者はこの障がいの特性によりスポーツの幅が狭く 取り組みにくい状況にある 2. 研究の目的筆者は本大学に在籍中 首の骨を折り頸髄を損傷した 1 年半リハビリの為入院した後復学した 受傷してからこれまでリハビリとしてツインバスケ バトミントン 野球 水泳 復学してからは 部活に復帰し体操 授業で卓球とアーチェリー 実習でスキューバダイビングとバイスキー プライベートでは ボーリング サーフィン 車椅子テニス 陸上を経験した 受傷してから 3 年でこれほど多くのスポーツができたのは 環境や周りの人の理解や協力が大きく あとは道具や用具の工夫 何よりスポーツを楽しみたいという強い思いだ そこで本研究で頸髄損傷者のスポーツの実態 始めたきっかけ 参加にあたっての問題点等を明らかにすることにより 頸髄損傷者のスポーツ 障がい者スポーツ全体が普及発展していくことを目的とする 3. 研究の方法 2015 年 12 月 6 日 ~19 日にかけて 各競技の練習場に行き 自由面接 ( インタビュー ) 法による聞き取り調査を行った 対象者 15 人アーチェリー 1 人 ( 筆者 ) ツインバスケ 12 人の内ウィルチェアーラグビー 8 人 クアドテニス 1 人 ボッチャ 1 人 内容 障がいのレベル 受傷前のスポーツへの関心 スポーツを始めたきっかけ スポーツによるメリット スポーツ継続時の問題点 今後やってみたいスポーツ 4. 研究の結果 障がいのレベル C5は 1 人 C6は 7 人 C7は 7 人 受傷前のスポーツへの関心 習慣としてスポーツをしていたのは 5 人関心なし 10 人 スポーツを始めたきっかけ 入院中知り合った人の紹介 12 人 自ら探した 3 人 スポーツによるメリット ( 身体面 ) 体力が付き生活が楽になる 14 人体力の衰えに気づく 1 人 ( 精神面 ) ストレス解消 10 人生きがい 3 人仲間ができる 2 人 スポーツ継続時の問題点 仕事との両立 5 人身体的問題 8 人なし 2 人 今後やってみたいスポーツ チェアスキー 4 人クアドテニス 1 人陸上 1 人ラグビー 1 人なし 8 人 5. 考察筆者は頸髄損傷者がスポーツを継続するうえで問題になるのは 移動の問題 サポートする人手の問題 経済的問題だと考えた しかし結果はその 3 つを問題としている人はいなかった これはすでにこの問題を乗り越えているから継続してスポーツができていると考えられる 実際 15 人中 14 人がC6 以上の頸髄損傷者の中では軽度であり 車も運転できる 逆に言えばC5 以下の比較的重度な頸髄損傷者はスポーツに参加しにくい状況にあることがいえる また 現在行っているスポーツ以外にやってみたいスポーツはという質問に半数以上がないと答えていることから 頸髄損傷者が参加できるスポーツの幅が狭いことが言える これは 今後各障がい者スポーツ競技の協会や連盟が自分たちの競技を ルールや用具の工夫で重度な障がいのある人にも適応させ 楽しんでもらう方法を研究していってもらいたい
ランニングでの乳酸性作業閾値と クロスカントリースキー競技の関係性 学籍番号 12A0413 12A0544 12A0706 12A0714 学生氏名春日勇輝藤本航希五十嵐訓子岩垂かれん 目的 クロスカントリースキーで優れた競技成績を残すためには アップダウンのあるタフなコースを最後まで滑り切る持久力が必要となる クロスカントリースキー競技に必要な持久力は ランニングに必要な持久力 ( 走力 ) とほとんど差は無いのではないかと考えられる そこで ランニングでの乳酸性作業閾値と クロスカントリースキー競技の関係性をテーマとして研究を行った トレッドミルを使用したランニングでの乳酸測定の結果は スキーシーズン中のクロスカントリースキーの競技結果と相関があるのかというところに着目した その関係性を知ることができれば 今後 日本体育大学クロスカントリースキー部のオフシーズンのトレーニング内容や測定結果の活用 シーズン中のトレーニングを取捨選択する際の重要なデータとなるので ランニングでの乳酸性作業閾値とクロスカントリースキー競技の相関を調べることを目的とした 方法 被験者は日本体育大学のスキー部( 男子学生 2 名 女子学生 1 名 ) の3 名である 大学 1 年次から4 年次まで実施してきたトレッドミルでのランニングによる乳酸測定結果と 毎シーズンのスキー競技結果を照らし合わせるものとする 今回は乳酸性作業閾値 (LT) とスキーの競技結果を比較し 相関を調べた 過去 4 年間分の乳酸測定のデータから 乳酸値が2mmol/l~4mmol/l 出ている時に時速何 kmで走れているのか そしてそのシーズン クロスカントリースキーでの競技成績はどのくらいだったのかという点が今回の研究で比較するところとなる 実験はトレッドミル (Biomill) を使用した 測定方法はランニングで行う トレッドミルの速度は時速 6kmから開始し 時速 2kmずつ速度を上げていく 同じ速度で3 分間走り 休憩を1 分間というサイクルで行う 被験者は自身の限界まで走り続け 走れなくなった時点で測定終了となる 血中乳酸値測定は 毎回の休憩時に耳たぶより採血を行い 血液を乳酸測定器 (Biosen C line) によって分析した 結果及び考察 ランニングでの乳酸測定結果(2 mmol/l~4mmol/l のランニング平均時速 ) と シーズン 3 年間分のスキー競技結果の平均順位 ( 出場した大会の 条件を合わせるため 全日本学生チャンピオンスキー大 会と全日本学生スキー選手権大会の順位を平均したもの とする ) をまとめてみた km/h 平均順位 図 1 2mmol/l~4mmol/l のランニング平均時速 20 15 10 5 0 100 80 60 40 20 0 M1 M2 W1 被験者 図 2 各シーズンの平均順位 M1 M2 W1 被験者 1 年 2 年 3 年 4 年 1 年 2 年 3 年 図で分かるように 被験者 3 人共に 乳酸測定での 2mmol/l~4mmol/l のランニング平均時速が速くて も そのシーズンの競技結果が良くなるとは限らない という結果になった また オフシーズンで走力の向 上や体が軽く感じるなどのような傾向があっても ク ロスカントリースキー競技で同じような傾向になると いうわけではなく ランニングに必要な持久力 ( 走力 ) とクロスカントリースキー競技の持久力には 直接 的な関係性がほとんど無かった 結論 ランニングでの乳酸測定結果は オフシーズ ンのトレーニングが順調にこなせているかという指標 になるだけであり オフシーズンの乳酸測定結果がク ロスカントリースキー競技と相関があると感じた被験 者は 今回の実験では一人もいなかった したがって ランニングでの乳酸性作業閾値とクロスカントリースキ ー競技には相関がないと考えられた
スキー人口の推移によるウィンタースポーツ産業と市町村の景気回復との関連性ー若者のスキー離れを背景にー 学籍番号 12A0457 学生氏名塩田誠至 学生氏名青砥童心塩田誠至平井大士阪井愛理 序論 本研究では スキー人口の推移によってウィンタースポーツ産業とスキー場周辺の市町村の景気回復との関連性を知ることでスキー人口の減少の防止 景気回復にどのような関連性があるのか調査をおこなった アンケート集計結果をもとにスキー業界全体の活性化のためのプランを発案し 提示することとする 方法 A)10 月 20 日 ~10 月 30 日に学生にアンケート調査を実施する 回答数 101 名 ( 男性 68 名 ) ( 女性 33 名 ) B) アンケート項目は 2 項目について調査した C) アンケート集計はインターネット投稿にて 15~22 歳までを対象に集計した 1. 利用頻度とスキー離れとの関連性 2. 顧客の求めるサービスの実態 結果 考察 図 1 の結果から 学生の 42% が年に 1~3 回と回答し 2. 年に 4~9 回 (7.9%)3. 年に 10 回以上に (37%)4. 一度もいかない (11%) と回答され したがって若者のスキー離れには大きな偏りがみられる結果となった 利用回数がすくないほど悪いイメージが定着してしまうと それを消すことは困難であるため 利用頻度に合わせた顧客への配慮が必要である グラフからもわかるように スキーやスノーボードを 一度も行かない または 年に 1~3 回 という数回しかスキー場に行かない人と 年に 10 回以上 訪れるリピーターとの対比はスキーやスノーボードを好んで行う人と 一度行えば十分といった風物詩的な存在としてとらえる人もいると言うことなのか 様々な質問を通して 利用頻度と利用者の考え方と比較した結果 スキーやスノーボードを行うことによる負担は利用者には重く スキーに行くということはあまり 日常的な存在 ではないということが確認できた 図 2 の結果をみるとスキー場の料金形態に不満を抱いて いる声が多くみられ スキー場経営の見直しを考えさせられ 50 年に1~3 回年に4~9 回年に10 回以上一度も行かない 0 図 1. あなたはどれくらいの頻度でスキー スノーボ ドを行いますか る結果となった また 冬道などの道路や公共交通機関の少なさなどの不便さに関しても改善していかなければいけないということが明らかになった また改善して欲しい箇所を提示してもらうアンケートでは 改善することで大きな変化が得られそうな意見が多く 若者が新しいスキー場に求めるのは コストパフォーマンスの高さ が大きいことが確認できた これらの意見は スキー場経営のレベルアップへの期 待から来ていたものではないのだろうか このような調査から スキー業界にはまだまだ改善の余地があると考察される結果となった まとめ 以上の事から 若者のスキー離れの原因は スキー環境とコストパフォーマンスの悪さが影響していたことがわかった 若者が単にスキーに魅力を感じなくなったのではなく 経済的面からスキーが敬遠されがちになっていたので スキー産業と市町村との協力がスキー離れを止める手立てにな 図 2. スキー場のどこに不満を感じますか るという結論に私たちは至った
ランニングとローラースキーによる 血中乳酸濃度の測定とトレーニングへの応用 学籍番号 12A0483 学生氏名髙橋謙也 序論 クロスカントリースキー選手はオフシーズンのトレーニングとしてローラースキーやランニングを行うことが多い そこで両運動中の血中乳酸濃度の測定を行うことで 競技特性を理解するとともに これからのトレーニングの方向性について検討していく 方法 被検者は本学学友会スキー部クロスカントリースキー選手 1 名 ( 身長 :180.3cm, 体重 :75.6kg, 体脂肪率 :10.7%, 競技歴 13 年 ) であった 測定は 9 月から10 月にかけて行われ ランニングテストの 7 日後にローラースキーテストを行った 両テストともに被検者は測定開始 2 時間前までに食事を終了させ それ以降は水のみの摂取とした 〇ランニングテストランニングテストは 人工気象室で室温 20 湿度 50% の条件下で トレッドミルによる間欠的速度漸増法を行った 各ステージ3 分 インターバルを1 分のプロトコルを設定し 各ステージ終了直後に耳朶から採血した 100m/min(6km/h) の速度から開始し 続いて 33.3m/min(2km/h) ずつ速度を上昇させていき 被検者が設定速度で走行が不可能になるまで測定を行った 血中乳酸濃度の測定には BiosenC-line(EKF diagnostic GmbH) 心拍数の計測には PolarV800(Polar,Finland) を使用した 〇ローラースキーテストローラースキーテストは 全天候型陸上競技場 400m トラックを使用し 間欠的速度漸増法を行った 各ステージ 1 周 400m のトラックを2 周 (800m) 走行した直後に耳朶から採血した 続いて4 秒ずつペースを上昇させていき 被検者が設定速度で走行が不可能になるまで測定を行った このとき 各ステージ間のインターバル時間は定めず 準備が出来次第 次のステージに移行するようプロトコルを設定した 血中乳酸濃度の測定には Lactate Pro( アークレイ ) 心拍数の計測には PolarV800(Polar,Finland) を使用した ローラースキーは MS610A(Marwe,Finland) を使用し その他のマテリアルに関しては 選手が所有しているものを使用した 結果 ランニングテストとローラースキーテストで得られた結果から 心拍数に対する血中乳酸濃度の値を図に示した Lactate(mmol/L) 12.00# 10.00# 8.00# 6.00# 4.00# 2.00# 0.00# 100# 110# 120# 130# 140# 150# 160# 170# 180# 190# 200# Heart.rate(bpm) Roller#skiing# Running# Polynomial#func>on(Roller#skiing)# Polynomial#func>on(Running)# 考察 ランニングに比べてローラースキーの方が同一心拍数における血中乳酸濃度が高かったのは 上半身の小筋群中の速筋線維が動員されること それに伴いカテコールアミンの分泌が亢進することにより 解糖系代謝が亢進するためであると考えられる これは速度が上昇するほど顕著に現れていることから レースでは上半身の負担が増えると考えられる また 同一心拍数における血中乳酸濃度が異なることから トレーニングで心拍数を利用する場合には それぞれ別な指標を用いる必要があるだろう トレーニングの方向性としては 血中乳酸濃度の回帰曲線が右側にシフトしていくような LT(Lactate Threshold) トレーニングと VO2max を向上させるような HIT(High Intensity Training) を行っていくことが望ましい 結論 ランニングとローラースキーにおける同一心拍数時の血中乳酸濃度はローラースキーの方が高かった また ローラースキーの方が最大心拍数は低かった これらは 上半身の筋力不足が影響していると考えられ 上半身の筋力向上がパフォーマンスアップの鍵を握っていると考えられる また 心拍数をトレーニング強度の基準として利用する場合には ランニングとローラースキーでそれぞれ別の心拍数を基準にしてトレーニングを行う必要がある
スキー人口の推移によるウィンタースポーツ産業と市町村の景気回復との関連性ー若者のスキー離れを背景にー 学籍番号 12A0533 学生氏名平井大士 学生氏名青砥童心塩田誠至平井大士阪井愛理 序論 本研究では スキー人口の推移によってウィンタースポーツ産業とスキー場周辺の市町村の景気回復との関連性を知ることでスキー人口の減少の防止 景気回復にどのような関連性があるのか調査をおこなった アンケート集計結果をもとにスキー業界全体の活性化のためのプランを発案し 提示することとする 方法 A)10 月 20 日 ~10 月 30 日に学生にアンケート調査を実施する 回答数 101 名 ( 男性 68 名 ) ( 女性 33 名 ) B) アンケート項目は 2 項目について調査した C) アンケート集計はインターネット投稿にて 15~22 歳までを対象に集計した 1. 利用頻度とスキー離れとの関連性 2. 顧客の求めるサービスの実態 結果 考察 図 1 の結果から 学生の 42% が年に 1~3 回と回答し 2. 年に 4~9 回 (7.9%)3. 年に 10 回以上に (37%)4. 一度もいかない (11%) と回答され したがって若者のスキー離れには大きな偏りがみられる結果となった 利用回数がすくないほど悪いイメージが定着してしまうと それを消すことは困難であるため 利用頻度に合わせた顧客への配慮が必要である グラフからもわかるように スキーやスノーボードを 一度も行かない または 年に 1~3 回 という数回しかスキー場に行かない人と 年に 10 回以上 訪れるリピーターとの対比はスキーやスノーボードを好んで行う人と 一度行えば十分といった風物詩的な存在としてとらえる人もいると言うことなのか 様々な質問を通して 利用頻度と利用者の考え方と比較した結果 スキーやスノーボードを行うことによる負担は利用者には重く スキーに行くということはあまり 日常的な存在 ではないということが確認できた 図 2 の結果をみるとスキー場の料金形態に不満を抱いて いる声が多くみられ スキー場経営の見直しを考えさせられ 50 年に1~3 回年に4~9 回年に10 回以上一度も行かない 0 図 1. あなたはどれくらいの頻度でスキー スノーボ ドを行いますか る結果となった また 冬道などの道路や公共交通機関の少なさなどの不便さに関しても改善していかなければいけないということが明らかになった また改善して欲しい箇所を提示してもらうアンケートでは 改善することで大きな変化が得られそうな意見が多く 若者が新しいスキー場に求めるのは コストパフォーマンスの高さ が大きいことが確認できた これらの意見は スキー場経営のレベルアップへの期 待から来ていたものではないのだろうか このような調査から スキー業界にはまだまだ改善の余地があると考察される結果となった まとめ 以上の事から 若者のスキー離れの原因は スキー環境とコストパフォーマンスの悪さが影響していたことがわかった 若者が単にスキーに魅力を感じなくなったのではなく 経済的面からスキーが敬遠されがちになっていたので スキー産業と市町村との協力がスキー離れを止める手立てにな 図 2. スキー場のどこに不満を感じますか るという結論に私たちは至った
スキー人口の推移によるウィンタースポーツ産業と市町村の景気回復との関連性ー若者のスキー離れを背景にー 学籍番号 12A0753 学生氏名阪井愛理 学生氏名青砥童心塩田誠至平井大士阪井愛理 序論 本研究では スキー人口の推移によってウィンタースポーツ産業とスキー場周辺の市町村の景気回復との関連性を知ることでスキー人口の減少の防止 景気回復にどのような関連性があるのか調査をおこなった アンケート集計結果をもとにスキー業界全体の活性化のためのプランを発案し 提示することとする 方法 A)10 月 20 日 ~10 月 30 日に学生にアンケート調査を実施する 回答数 101 名 ( 男性 68 名 ) ( 女性 33 名 ) B) アンケート項目は 2 項目について調査した C) アンケート集計はインターネット投稿にて 15~22 歳までを対象に集計した 1. 利用頻度とスキー離れとの関連性 2. 顧客の求めるサービスの実態 結果 考察 図 1 の結果から 学生の 42% が年に 1~3 回と回答し 2. 年に 4~9 回 (7.9%)3. 年に 10 回以上に (37%)4. 一度もいかない (11%) と回答され したがって若者のスキー離れには大きな偏りがみられる結果となった 利用回数がすくないほど悪いイメージが定着してしまうと それを消すことは困難であるため 利用頻度に合わせた顧客への配慮が必要である グラフからもわかるように スキーやスノーボードを 一度も行かない または 年に 1~3 回 という数回しかスキー場に行かない人と 年に 10 回以上 訪れるリピーターとの対比はスキーやスノーボードを好んで行う人と 一度行えば十分といった風物詩的な存在としてとらえる人もいると言うことなのか 様々な質問を通して 利用頻度と利用者の考え方と比較した結果 スキーやスノーボードを行うことによる負担は利用者には重く スキーに行くということはあまり 日常的な存在 ではないということが確認できた 図 2 の結果をみるとスキー場の料金形態に不満を抱いて いる声が多くみられ スキー場経営の見直しを考えさせられ 50 年に1~3 回年に4~9 回年に10 回以上一度も行かない 0 図 1. あなたはどれくらいの頻度でスキー スノーボ ドを行いますか る結果となった また 冬道などの道路や公共交通機関の少なさなどの不便さに関しても改善していかなければいけないということが明らかになった また改善して欲しい箇所を提示してもらうアンケートでは 改善することで大きな変化が得られそうな意見が多く 若者が新しいスキー場に求めるのは コストパフォーマンスの高さ が大きいことが確認できた これらの意見は スキー場経営のレベルアップへの期 待から来ていたものではないのだろうか このような調査から スキー業界にはまだまだ改善の余地があると考察される結果となった まとめ 以上の事から 若者のスキー離れの原因は スキー環境とコストパフォーマンスの悪さが影響していたことがわかった 若者が単にスキーに魅力を感じなくなったのではなく 経済的面からスキーが敬遠されがちになっていたので スキー産業と市町村との協力がスキー離れを止める手立てにな 図 2. スキー場のどこに不満を感じますか るという結論に私たちは至った
スキー人口の推移によるウィンタースポーツ産業と市町村の景気回復との関連性ー若者のスキー離れを背景にー 学籍番号 12D0002 学生氏名青砥童心 学生氏名青砥童心塩田誠至平井大士阪井愛理 序論 本研究では スキー人口の推移によってウィンタースポーツ産業とスキー場周辺の市町村の景気回復との関連性を知ることでスキー人口の減少の防止 景気回復にどのような関連性があるのか調査をおこなった アンケート集計結果をもとにスキー業界全体の活性化のためのプランを発案し 提示することとする 方法 A)10 月 20 日 ~10 月 30 日に学生にアンケート調査を実施する 回答数 101 名 ( 男性 68 名 ) ( 女性 33 名 ) B) アンケート項目は 2 項目について調査した C) アンケート集計はインターネット投稿にて 15~22 歳までを対象に集計した 1. 利用頻度とスキー離れとの関連性 2. 顧客の求めるサービスの実態 結果 考察 図 1 の結果から 学生の 42% が年に 1~3 回と回答し 2. 年に 4~9 回 (7.9%)3. 年に 10 回以上に (37%)4. 一度もいかない (11%) と回答され したがって若者のスキー離れには大きな偏りがみられる結果となった 利用回数がすくないほど悪いイメージが定着してしまうと それを消すことは困難であるため 利用頻度に合わせた顧客への配慮が必要である グラフからもわかるように スキーやスノーボードを 一度も行かない または 年に 1~3 回 という数回しかスキー場に行かない人と 年に 10 回以上 訪れるリピーターとの対比はスキーやスノーボードを好んで行う人と 一度行えば十分といった風物詩的な存在としてとらえる人もいると言うことなのか 様々な質問を通して 利用頻度と利用者の考え方と比較した結果 スキーやスノーボードを行うことによる負担は利用者には重く スキーに行くということはあまり 日常的な存在 ではないということが確認できた 図 2 の結果をみるとスキー場の料金形態に不満を抱いて いる声が多くみられ スキー場経営の見直しを考えさせられ 50 年に1~3 回年に4~9 回年に10 回以上一度も行かない 0 図 1. あなたはどれくらいの頻度でスキー スノーボ ドを行いますか る結果となった また 冬道などの道路や公共交通機関の少なさなどの不便さに関しても改善していかなければいけないということが明らかになった また改善して欲しい箇所を提示してもらうアンケートでは 改善することで大きな変化が得られそうな意見が多く 若者が新しいスキー場に求めるのは コストパフォーマンスの高さ が大きいことが確認できた これらの意見は スキー場経営のレベルアップへの期 待から来ていたものではないのだろうか このような調査から スキー業界にはまだまだ改善の余地があると考察される結果となった まとめ 以上の事から 若者のスキー離れの原因は スキー環境とコストパフォーマンスの悪さが影響していたことがわかった 若者が単にスキーに魅力を感じなくなったのではなく 経済的面からスキーが敬遠されがちになっていたので スキー産業と市町村との協力がスキー離れを止める手立てにな 図 2. スキー場のどこに不満を感じますか るという結論に私たちは至った
障がい者サッカーに対する認知度の研究 ~ 日体大学生に対する認知度向上について~ 学籍番号 12D0090 学生氏名角田健輔 1. 研究の動機と目的 方法障がい者サッカーの認知度が 私の通っている日本体育大学の学生にどのくらいあるのか知りたいと思った また 日本体育大学に在籍している学生と体育 スポーツ系学部以外に在籍している大学生と比較し 障がい者サッカーの (2)2 回目のアンケート調査の仮説次に 1 回目のアンケートの結果から周知方法を検討し 周知するため 1 回目のアンケートより認知度が増加すると推測する 5. 結果 認知度に違いがあるかを知りたいと思った 本研究方法としては 日本体育大学生と体育 スポーツ系学部以外に在籍している大学生の各 50 人にアンケート調査を実施する方法を取る さらに その結果を基に周知方法を考え 実施し再度日本体育大学生 50 人にアンケート調査をし その周知方法で認知度が高まるかを考察する アンケート結果を踏まえて どのような方法で周知すると日体大学生の認知度が上がるかを推測する 2. 障がい者サッカーについてここでは 知的障がい者サッカー ブラインドサッカー ロービジョンサッカー 脳性まひ者 7 人制サッカー アンプティサッカー 電動車椅子サッカー ろう者サッカー ソーシャルフットボールの数ある競技の内 次の 4 競技の障がい者サッカーについて取り上げることにする 1). ブラインドサッカー 2). 脳性まひ者 7 人制サッカー 3). アンプティサッカー 4). 知的障がい者サッカー 3. アンケート対象者について (1)1 回目のアンケート対象者について 1 回目の調査では 日体大学生 50 人 一般大学生 ( 体育 スポーツ系学部を除く )50 人にアンケート調査を実施した (2)2 回目のアンケート対象者について 2 回目の調査では 1 回目の調査終了後からSNSを利用した方法で周知を実施し その数週間後に日体大学生 50 人に再びアンケート調査を実施した 4. 仮説 (1)1 回目のアンケート調査の仮説筆者は アンケート結果から テレビでよくみられるブ 6. 考察アンケート結果から日体大学生と一般大学生の両学生の間で一番多く認知されている競技は ブラインドサッカーであるということが分かった その要因としては TVのCM やニュースなどから情報を取り入れることが多く ブラインドサッカーがTVのCMやニュースで取り上げられる頻度が 他の競技より多く見受けられることだと考えられる 2 回目のアンケートでは日体大学生 50 人に実施した その結果 障がい者サッカーを知っているか の質問では はい と回答した学生が 94% で 1 回目の回答結果が 40% と大きく異なる結果が出た また 筆者が思う日体大学生に障がい者サッカーの認知度をあげるための適している周知方法は 大学の講義で取り上げることである 今回のように SNS を使用する周知方法だと 周知する人と SNS 上で繋がっていないと 広めることが難しいように思われるためである 講義で取り上げる方法が 日体大学生においては一番認知度が向上するのではないかと推測する ラインドサッカーの認知度が一番高いとも推測する
多様な性の人たちが暮らしやすい世の中になるための課題 学籍番号 12D0158 学生氏名折内未来 1, はじめにパートナーシップ制度や同性婚と 近年日本において LGBT と呼ばれるセクシャルマイノリティーが容認される時代になりつつある 本研究では世界の LGBT に関する制度と日本の LGBT に関する制度を比較しながら どのような現状があるのか 今現在何が求められているのかを当事者の声を交えて 多様な性の人たちが暮らしやすい世の中になるための課題について明らかにしていく 2,LGBT その他の性について LGBT とは レズビアン ( 女性として女性が恋愛対象となる女性同性愛者 ) ゲイ( 男性として男性が恋愛対象となる男性同性愛者 ) バイセクシュアル( 男性女性の両方が恋愛対象となる両性愛者 ) トランスジェンダー( こころの性 と からだの性 が一致しないという性別違和がある人 ) の頭文字をとったものである LGBT に属さないその他の性は 出生時のからだの性別が男女いずれかにはっきり区別できない状態である性分化疾患 自分のからだは生まれつき男性と認識していながら こころの性 は女性である人たち あるいは 自分のからだはうまれつき女性として認識していながら こころの性 は男性である X ジェンダーが挙げられる 3,LGBT に関する制度について海外では LGBT に関する制度は 同性婚と同性カップルの権利を保障する登録パートナーシップ制度があり 日本においては LGBT に関する制度は 性同一性障害 ( 性別違和 ) 者が性別適合手術後に法的な性別の変更を認める 性同一性障害者特例法 と 東京都渋谷区において 法律上の婚姻とは異なるものとして 条例において 男女の婚姻関係と異ならない程度の実質を備える戸籍上の性別が同一である二者間の社会生活関係を パートナーシップ と定義し 二人がパートナーシップの関係にあることを確認して証明する 同性パートナーシップ条例がある 4, 日本の LGBT に関する現状 LGBT 活動家として三重県を中心に講演会やメディアを通じてLGBTの理解を深める為に全国各地で活躍されている山口颯一さんに団体の活動内容や 今の日本についてのインタビューを行った インタビューより わが国日本に おける LGBT 当事者に対する正しい理解度や認知度は きわめて低い現状であること 全国各地で山口颯一さんのように LGBT 当事者への理解を深めるために活動している LGBT 活動家がいるにもかかわらず その活動内容や実態がメディアなどで発信される機会はごくまれであるために LGBT= 偏見の対象者のように捉えてしまうことに繋がりかねないことが分かる 5,LGBT イベント LGBT イベントとは LGBT をはじめとするセクシャルマイノリティー ( 性的少数者 ) が 差別や偏見にさらされることなく より自分らしく 前向きに生きていくことができる社会の実現を目指すとともに LGBT 当事者並びにその支援者 (Ally) と共に 生 と 性 の多様性 を祝福し つながる 場 を提供するものである 世界では タイのプケット ゲイプライド ブラジルのサンパウロ ゲイプライド アメリカのサンフランシスコ プライドや国際 LGBT 映画祭 日本では 東京国際レズビアン & ゲイ映画祭 LGBT 成人式 東京レインボープライドや横浜レインボーフェスタなどが挙げられる 6, 最後に好きになった人が偶然同性だったというだけで 生まれたときのからだが性自認と違っていた もしくはどちらでもないだけで 同じ人間であっても世間から理解されず 学校や職場 あるいは家族 友人といった周囲の人たちから差別や偏見の対象にされてしまう当事者が日本でも 世界中でも存在している LGBT 当事者であることを公言しているタレントや歌手 政治家などのメディア露出により 以前よりも認知度は高まってはいるが まだ認知度は低く 認知している人たちの中で LGBT に関しての正しい知識を持つ人は少ない 正しい知識を身につけるためにも 強い影響力を持つメディアが 全国各地で活躍している LGBT 活動家の活動に目を向けたり LGBT 当事者たちが主催しているさまざまな活動やイベントに目を向けたりする必要があると考えられる あなたが好きな人はあなたから見て異性であるから好きになったのか その人の顔や性格 趣味 雰囲気 声 といったその人の持つ魅力が好きになったのではないか と差別や偏見をしている人たちに私は問いたい
障がい者の雇用 就労支援の現状と今後について 学籍番号 12D0162 学生氏名菊池香歩 1. はじめに筆者は普段障がい者のスポーツ レクリエーション事業やスポーツ大会との関わりがあり そのなかで障がい者がスポーツや結婚や職業選択 余暇などを楽しむには 障がいのない人の様に経済的にも余裕がないと難しいのではないかと考え 現在の日本の障がい者雇用 就労支援の実態と今後について研究しようとした また障がいのある友人にインタビューを行い 現場の声も聴いた 2. 障がい者の雇用と就労支援日本の障がい者雇用の制度は 1960 年に制定された身体障害者雇用促進法が最初である 当時の先進諸外国も多くの身体障害者が失業又は不完全就労の状態にあった 日本で制定された障害者雇用促進法は 身体障害者 のみを対象とし あくまで 努力目標 という緩やかな手法であった そこから 1981 年の国際障害者年や国際労働機関の 159 号条約の すべての種類の障害者が 雇用され 地域社会に統合されるようにするため の新しい国際基準が設定されたことによって 日本国内でも ノーマライゼーション の考え方が浸透していく等し 障がい者を雇用することは 努力目標 ではなく 雇用義務 となった また対象も身体障害者のみではなく知的障害者 精神障害者 近年では発達障害者や難病患者も幾度も法改正を行うことで制度の対象となっていった 障がい者が実際に支援を受けることの出来る機関は ハローワークを中心に 障がい者の現状や能力に合わせて 地域障害者職業センターや障害者職業 生活支援センター等である 3. 障がい者と周囲の人々筆者の友人であり 知的障害のある A さん とその母親 身体障害のある B さんにインタビューを行った 日常生活や就労支援を受けている作業所 就職活動の方法や支援団体を利用しての感想を聞いた 将来的には経済的自立を目指しているが現状では難しく 友人とスポーツ レクリエーションを行ったりということは少ないと言う 作業所や支援を受けているセンターでの運動の機会はあるが 自ら行うことは少ない 4. 障がい者の雇用と就労支援の今後障がい者雇用の現状はここ 50 年で大きく変化してきた 障がい者は守る者 隔離される者とされていたが 国際的にノーマライゼーションを勧めようとする動きや日本の人口の変化により労働者の減少が合わさり 障がい者や高齢者を雇用しようという動きになった 障がい者の求人も増え 障がい者の実雇用率も民間企業 国 地方公共団体等 都道府県等の教育委員会 すべての区分で上昇している 特例子会社や短時間労働の障がい者も雇用率の算定ポイントに含めて良いと改善されたことが大きいだろう しかし 民間企業では企業の規模による格差が大きい 2013 年は障がい者を 1 人以上雇用しなければならない事業主の範囲が 従業員 56 人以上の事業主から従業員 50 人以上へと拡大された年であり 企業規模での障がい者雇用率の格差がある また 近年では障がい者を対象とした人材紹介事業 情報掲載事業 キャリア支援事業を行う企業も増えてきている ハローワークや地域障害者職業センター 障害者就業 生活支援センターとは異なり ビジネスとして事業を行っているため 障害者手帳 を持っていない人を対象とし 支援内容も企業によってバラバラであり整備されていない点もある 一概に支援 サポートの内容の良し悪しを判断することは難しい 5. まとめ障がい者雇用や就労支援の歴史や現状について調査したが 日本の障がい者雇用や就労支援は後進的だと感じた 国際的に圧力をかけられるまでは 精神障害者を隔離し 家の外には出してはならないとまで決められ酷く差別的であった 現在は先述のようなことはないが 障がい者の雇用や就労支援について 短期的に法改正が行われ まだまだ試行錯誤している最中である 2016 年 4 月 1 日に施行される 障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律 に期待したい 障がい者が経済的に自立し 周囲とスポーツや結婚 余暇を楽しむには もっと行政の制度だけでなく民間企業等雇用する側への支援や指導 ハローワーク等を巻き込むことでより障がい者への支援を充実させられると感じた
障害者ダイビングの現状と今後発展するための課題 学籍番号 12D0177 学生氏名竹江伽織 1. はじめに 障害者ダイビングは どのような障がいのある方が取り 組み どれくらいの方がその存在を知っているのか気にな り 自分自身もスクーバダイビングをする者として 障害 者ダイビングが発展することの重要性を感じ 研究のテー マに選んだ そこで本研究では 障害者ダイビングの現状 と今後の発展のための課題について明らかにしていく 2. 障害者ダイビングの現状 障害者ダイビングの現状は 適切なサポートをするため に必要な障がいについての十分な知識を持たないインスト ラクターがサービスの提供を実際に行ってしまっているダ イビングショップが多く存在していること 障がいのある ダイバーは ダイビング費用が通常より高額となること 障がいのある方がダイビングをする上で必要なサポートダ イバーの数が足りていないことである 3. 障がいのあるダイバーの話 全盲のダイバーと脊髄損傷のあるダイバーにインタビュ ーを行った ダイビングをする目的を全盲のダイバーは 命がけで遊んでいることで非日常を味わえ 日常の気分転 換を目的としている 脊髄損傷のあるダイバーは 自分の 可能性を広げること 気分転換を目的としていることがわ かった 4. 大学生における障害者ダイビングの認知度と関心度調査 体育系大学の学生 100 名と他大学の学生 100 名に障害者 ダイビングの認知度と関心度を調査する目的でアンケート を行った 表 1. ダイビング経験による考え方の差 関ボわラりンたティいかア 体育系大学生その他の大学生ダイビング経験あるないあるないダできる 44 25 15 56 でイきビるンかグ できない 10 21 8 21 関わりたい 32 11 6 関わりたくない 6 20 2 28 今はわからない 16 15 15 38 体育系大学の学生の中でもダイビング経験がある方が障 害者ダイビングの認知度は高く 障害者ダイビングのボラ ンティアに関わりたいと考えている人は多いことがわかっ 11 た スポーツについて学んでいてもダイビング経験があるこ とで認知度は高くなり ボランティアに関わりたいと考える 人は多くなると考える 体育系大学と他大学の学生で共にダ イビング経験のある学生では 体育系大学の学生の方が認知 度は高くなり ボランティアに関わりたいと考えている学生 も多いことがわかった ダイビング経験があってもスポーツ について学んでいることで認知度は高くなり ボランティア に関わりたいと考えている学生も多くなると考える しか し 体育系大学のダイビング経験のある学生と他大学のダイ ビング経験のない学生では 障がい者はダイビングをするこ とが出来るとボランティアに関わりたいには差がなく 出来 ないと関わりたくないには差があることがわかった 体育系 大学の学生と他大学の学生では ダイビング経験があっても なくても 認知度は変わらず高く 関わりたいと考える人数 には差がないこと 他大学の学生のダイビング経験のない学 生からの方がスポーツについて学んでおらず ダイビング経 験もないことから 障がい者はダイビングをすることが出来 ないと考えている人数と ボランティアに関わりたくない人 数は多くなると推測される 5. 今後より発展させていくための課題 しっかりと医学的知識や技術的知識のあるインストラク ターを増やし 障がいのある方が安心出来るサービスを行う ための環境づくりを行うこと 金銭面の協力者を集めるこ と ボランティアやサポートダイバーを育てるシステムを全 国に広げて行き 障害者ダイビングに関わりたいと考える学 生を増やすことである 何故ならば 障害者ダイビングの環 境を整えることで より多くの障がいのある方にダイビング に挑戦してもらえるようになり また 技術や知識に不安の ある大学生にも自信を持って関わってもらえるようになり 日本が障がいのあるダイバーをサポートしていくことに専 念出来る環境が確立されていくのである 6. 最後に 今回の研究によって 筆者はより多くの障がいのある方に ダイビングを通して海の中の世界の素晴らしさを感じても らうためのサポートや安心してダイビングを楽しめる環境 を整えるための活動に協力していきたいと考える