2011年会社説明会 説明要約テキスト

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2014 中期経営計画総括 (2012 年度 ~2014 年度 )

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2017 中期経営計画総括 (2015 年度 2017 年度 )

2011/5/26 会社説明会議事録

2015 年度 ~2017 年度中期経営経営計画 14 中計 1. 当社が目指すもの企業理念と Vision E 2.11 中計 中計 (2nd STAGE / 2012~ 年度 ) の成果 - Vision E における 11 中計の位置づけと成果 - 1

リコーグループサステナビリティレポート2014 15-20p

本日の説明内容 総括 2019 年 3 月期第 1 四半期実績 2019 年 3 月期通期見通し 主要施策の進捗 1

2019 年 3 月期決算説明会 2019 年 3 月期連結業績概要 2019 年 5 月 13 日 太陽誘電株式会社経営企画本部長増山津二 TAIYO YUDEN 2017

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2017年度 決算説明会資料

中期経営計画

総括 3 総括 (1) 年 3 月期実績 売上高は 2 兆 6,922 億円 営業利益は 1,821 億円 当期純利益は 1,357 億円 グローバル販売台数は 133 万 1 千台 SKYACTIV 搭載車両は台数拡大 収益力改善 ブランド強化に貢献 CX-5 Mazda6/ アテンザ

プレゼン

個人投資家向け会社説明会_リコー_190309

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連結財政状態計算書分析 資産 3,832 億円増 6 兆 2,638 億円 その他 +23 6,264 有形固定資産が減少したものの ビッグローブな どの連結子会社化に伴う資産の増加 au WALLET クレジットカード事業の拡大やau 携帯電話端末の 営業債権及びその他の債権 +16 割賦販売によ

連結財政状態計算書分析 資産 1,85 億円増 5 兆 8,72 億円 ジュピターショップチャンネルの新規連結化な 営業債権及び現金及びその他の債権現金同等物 その他の流動資産 +22 5,87 どに伴う資産の増加に加え au WALLET クレジッ トカード事業の拡大 au 携帯電


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02 IT 導入のメリットと手順 第 1 章で見てきたように IT 技術は進展していますが ノウハウのある人材の不足やコスト負担など IT 導入に向けたハードルは依然として高く IT 導入はなかなか進んでいないようです 2016 年版中小企業白書では IT 投資の効果を分析していますので 第 2 章

社是 経営理念 長期ビジョン Ⅱ. 新中期経営計画 innovate on 2019 just move on! の概要 社是 人の和と創意で社会に貢献 経営理念 1. 最高の品質創りを重点に社業の発展を図り社会に奉仕する 2. 全員の創意を発揮し顧客のニーズに対応した特色ある技術を開発する 3.

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次 1. 社是 2. 第 9 次中期経営計画の振り返り 3. 三洋化成のありたい姿 4.New Sanyo for 227

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2018 Brother Industries, Ltd. All Rights Reserved 年度第 3 四半期連結業績概要 16Q3 増減 増減率 () は為替影響 除く増減率 売上収益 1,878 1, % (+6.4%) 事業セグメント利益 224

2018年3月期 決算説明会

決算概要

年 3 月期計数目標 売上高 7,500 億円営業利益 750 億円営業利益率 10% 以上 ROE10% 以上 4 資本政策 ( 株主還元策 ) 安定的な配当額として DOE2% をベースに 総還元性向 50% 以上を目標に株主還元を実施する 当社は 株主の皆様への利益還元を経営の重

UiPath事例:株式会社三井住友フィナンシャルグループ

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当期実績前期実績 ( 平成 ~ 平成 ) ( 平成 ~ 平成 ) 業績予想前期比業績予想比 売 上 高 186, , ,400 +7,438 3,331 営 業 利 益 10,971 12,750 11,410 1,779

第 1 四半期の売上収益は 1,677 億円となり 前年からプラス 6.5% 102 億円の増収となりました 売上収益における為替の影響は 前年 で約マイナス 9 億円でしたので ほぼ影響はありませんでした 事業セグメント利益は 175 億円となり 前年から 26 億円の減益となりました 在庫未実現

CO-CEO 4/1 4/1 4/1 IR 2

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キヤノン株式会社 2015 年 12 月期決算説明会 2016 年 1 月 27 日 代表取締役副社長 CFO 田中稔三 本資料で記述されている業績見通し並びに将来予測は 現時点で入手可能な情報に基づき当社が判断した見通しで あり 潜在的なリスクや不確実性が含まれています そのため 様々な要因の変化

お客様への約束 1. 安全の確保を最優先とします - 安全確保を最優先に 全てにおいて万全のコンディションでお客様をお迎えします 2. お客様の時間を大切にします - 欠航 遅延は最小限にします - やむを得ない場合は代替の移動手段の確保に努め お客様にご迷惑をおかけしないよう全力を尽くします -

日通グループ経営計画 2018 新 世界日通

平成 13 年度 決算概要と今後の計画について 平成 14 年 5 月 20 日 東京通信ネットワーク株式会社

業務効率化への取り組み

IR 活動の実施状況 IR 活動を実施している企業は 96.6% 全回答企業 1,029 社のうち IR 活動を 実施している と回答した企業は 994 社 ( 全体の 96.6%) であり 4 年連続で実施比率は 95% を超えた IR 活動の体制 IR 専任者がいる企業は約 76% 専任者数は平

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夢と希望に満ちた 輝かしい明日の イノベーション実現へ Innovation for 明日 with 夢と希望 YK Inoas Co.Ltd. 株式会社YKイノアスは 総合化学メーカーである電気化学工業株式会 社 東証第一部上場 グループの中核商社として 2016年 平成28年 に は創業100年

2018 年 ( 平成 30 年 )12 期 第 3 四半期累計 ( ) 連結決算の概要 花王株式会社 2018 年 10 24

平成 23 年 3 月期 決算説明資料 平成 23 年 6 月 27 日 Copyright(C)2011SHOWA SYSTEM ENGINEERING Corporation, All Rights Reserved

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アニュアルレポート2016

20 21 The Hachijuni Bank, LTD.

2018 年度 第 2 四半期決算説明会資料 2018 年 11 月 6 日 当資料に掲載されている情報のうち歴史的事実以外のものは 発表時点で入手可能な情報に基づく当社の経営陣の判断による将来の業績に関する見通しであり 当社としてその実現を約束する趣旨のものではありません 実際の業績は 経済動向

PowerPoint プレゼンテーション

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リコーグループサステナビリティレポート2014 21-26p

目次 1. テクノプロ ホールディングスってどんな会社? 2. 技術人材サービスとは? 3. 経営ビジョンは? 4. 市場環境 成長性は? 5. 技術人材サービスが安定的に成長している理由 6. どんな仕事をしているの? 7. 業績は? 8. 今後の見通しは? 9. 計画達成の道すじは? 10. 重

大和証券グループ中期経営計画 Passion for the Best 年 4 月 3 日 大和証券グループ本社

コーエーテクモグループ 2009年3月期 決算説明会

プレゼン

. 次世代決済プラットフォームの構築 ネット決済 No. の GMO ペイメントゲートウェイ株式会社と 三井住友カード株式会社を中心としてリアル決済 No. のSMBCグループが 次世代決済プラットフォームの構築に向けた協議を開始 SMBCグループとしては新たな領域への参入となり 事業者にトータルな

キヤノン株式会社 2017 年第 3 四半期決算説明会 2017 年 10 月 24 日 代表取締役副社長 CFO 田中稔三 本資料で記述されている業績見通し並びに将来予測は 現時点で入手可能な情報に基づき当社が判断した見通しで あり 潜在的なリスクや不確実性が含まれています そのため 様々な要因の

経営理念

本日の説明内容 総括 2014 年 3 月期実績 2015 年 3 月期見通し 構造改革プランアップデート まとめ 2

プレゼン

トップ成長戦略収益 事業 ループ 戦略 ー ル 業 への ル ップ成長戦略に する Q&A 成長戦略 成長 飛躍 創造 の 3 つの戦略軸により 事業規模の拡大を図ります 事業 の成長戦略 機器事業 ジャンルトップ戦略を推進し 成長領域での売上拡大を実現します プト事業 TACフィルムの収益基盤に加

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Results Presentation

各位 平成 30 年 11 月 27 日 株式会社池田泉州ホールディングス 当社及び当社子会社における本部組織の一部変更について 株式会社池田泉州ホールディングス ( 社長鵜川淳 ) 及び株式会社池田泉州銀行 ( 頭取鵜川淳 ) は 第 4 次中期経営計画で掲げた 地域への弛まぬ貢献 と パラダイム

Sony IR Day 2014-モバイル・コミュニケーション分野

中期経営計画の前提となる環境認識 1 日本経済の予測 年初からの円高や株安の進行により 消費マインドは伸び悩み 景気動向は停滞している 今後は 消費税増税による駆け込み需要の発生とその反動減による景気縮小が予想される 中長期的には成熟社会として 多様な価値観とともに これまでとは異なる市場が生まれる

に異なることもありますのでご留意願います 3.3 ヶ年の収益展望 ( 連結 ) の達成条件について 当社は下記 3 ヶ年の収益展望 ( 連結 ) における目標値を達成するため 以下の達成条件を今後のアクションプ ランとして実行してまいります 現状の事業ドメインにおける達成条件 自社製品の拡販 自社製

オフィスプリンティング事業

「VISON 2020」および中期経営計画説明資料

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最終デジタル化への意識調査速報

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知創の杜 2016 vol.10

ブロードメディア株式会社 経営近況報告会 2016 年 6 月 24 日

KDDI 株式会社 J:COMへのTOB 非上場化と JCNとの統合について 2012 年 10 月 24 日代表取締役社長田中孝司

目次 212 年の実績 P3~5 213 年の見通し P6~9 事業別詳細 (212 年 4Q 年間実績 /213 年最新見通し ) 財務状況参考資料 P1~15 P16~18 P19~24 2

Microsoft PowerPoint - 決算説明資料( )N

第7次中期経営計画

Nikon AR J

基本的な考え方/CSRマネジメント/マテリアリティ

決算概要

第10次3カ年計画および2019年度事業計画

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2010年3月期決算説明会

預金を確保しつつ 資金調達手段も確保する 収益性を示す指標として 営業利益率を採用し 営業利益率の目安となる数値を公表する 株主の皆様への還元については 持続的な成長による配当可能利益の増加により株主還元を増大することを基本とする 具体的な株主還元方針は 持続的な成長と企業価値向上を実現するための投

03社長IR

スライド 1

PRESS RELEASE

Transcription:

( 当テキストは会社説明会におけるプレゼンテーションを元に投資家の皆様の利便性を考慮して 要約としてまとめたものです 当日の説明を一言一句書きとめたものではございません ご了承ください ) 東日本大震災で被災された皆様や そのご家族の方々には心からお見舞い申し上げます 皆様の安全と一日も早い復旧 復興をお祈り申し上げます 当社としてできる限りの支援活動をしてまいる所存でございます 11 年度より新しい3 年間の中期経営計画に入っております 本日は その概要を中心にご説明申し上げます まず 16 次中期経営計画の振り返り それから17 次中期経営計画の概要と大きく2つのテーマでご説明いたします P4 16 次中計の戦略達成状況 16 次中計では下記の5つを基本戦略として推し進めてまいりました - 狙いの事業領域でトップになる - 環境経営を強化 加速する -リコークオリティーを確立する - 新しい成長領域を創出する -グローバルブランドの確立達成状況は説明資料の通りです P7 16 次中計の業績達成状況 16 次中計の業績目標は 売上高 2 兆 3,000 億円 営業利益 1,700 億円 営業利益率 7.4% ROE12.5% 配当性向 30% でした しかし 2008 年以降の非常に厳しい外部環境の変化などもあり 残念ながら当初の計画を達成することはできませんでした この結果の背景についてご説明いたします P8 16 次中計における環境の変化 円高の進行 16 次中計策定時の為替想定レートは USドル105 円 ユーロ155 円でした これを2010 1

年度の平均レートと比較しますと 売上では3,000 億円弱 営業利益では 約 900 億円の影響を受けたことになります 需要の変化世界金融危機の直後 全需は大きく落ち込みましたが 足元は緩やかに回復してきています 但し お客様のカラー出力の管理 抑制はまだ現在も続いています 一方 新興国では急速に需要が拡大してきており リコーも新興国でのビジネスを加速しています 顧客価値の変化お客様の価値観の変化が ビジネスモデルに大きく影響してきています - 製品を所有するということから 利用することに重点が変わってきています - モバイル化など 情報の扱い方の変化が加速しています - 環境への意識もさらに高まり 環境性能の重要性が増しています P9 16 次中計におけるリコーの施策 IKON 社の統合 - IKON 社顧客の他社製品からリコー製品への入れ替えを着実に進めています (IKONの保有する市場稼働台数に占めるリコー機比率は買収直後では約 30% でしたが 3 月末時点で約 60% までまいりました ) - IKONの持つMDSに関するノウハウのグローバルでの水平展開が進んでいます 今年 1 月に グローバルでMDSを展開していくと宣言いたしましたが 2010 年度 既に大きな成果に繋がってきています - IKON 社の欧州部門は既にリコーヨーロッパとの統合が完了しております 米州では SC M データセンターなどバックオフィスの統合が進んでいます 新規事業の推進 - プロダクションプリンティング MDS ITサービスに関して 2010 年度までにグローバルに事業を拡大 加速してきています - プロジェクションシステム (PJS) ユニファイドコミュニケーションシステム(UCS) エコソリューションビジネスなどがスタートし 新規事業の育成は着実に進展しています CRGP (Corporate Restructuring and Growth Project) による構造改革 - CRGPは 08 年 10 月から始めました 当初は経費削減を中心に展開し 2010 年度は経費削減を継続しながら 新規成長分野へのリソースシフトを進めています 2

P10 17 次中計に向けたリコーの課題 17 次中計に向けた課題として 下記を認識しております グループシナジーの増大 既存ビジネスにおける効率性の向上 新規成長分野への注力として ネットワークアプライアンスや新サービスへの投資 新興国市場での事業拡大 更なるイノベーションへの挑戦 P11 17 次中計に向けた環境認識 大きく変化すると思われるのは 情報化社会 知識社会 グローバル化のさらなる進展 クラウドという言葉は頻繁に耳にしますが ようやくそのクラウドとビジネスとの関係がはっきりしてきたと捉えております ネットワークコミュニケーション ネットワークアプライアンスがこれからのワークスタイルを大きく変えていくと想定しています 人類 地球環境の持続可能性を脅かすような諸問題に対し 企業としても対応を行っていく必要があると考えております P14 成長 と 体質改造 の同時実現 CRGPの進化 お客様の価値観は大きく変化しており 従来の箱売り 商品軸でビジネスを語る時代はもう終わり告げようとしています 商品では無くお客様を軸にして お客様のシェア オブ ウォレットを高めていくような価値提供をやっていくこと これが17 次中計の大きなテーマになります 2011 年度からの構造改革 (CRGP) は 痛みを伴う改革になります しかし ただ人員を削減するだけではなく 本当の意味で効率化を実現するためには これまで作り続けてきた大量の社内標準 規則 ワークフローの見直しにまで踏み込んでいきます P16 基本戦略 17 次中計のゴールは 成長 と 体質改造 の同時実現になります ここからは この実現のために行う 事業の創造と集中 高効率経営 という 2 つの基本戦略を説明いたします P18 1. 事業の創造と集中 事業領域の拡大と体質改造 < 新たなイノベーションの創出 > リコーの基盤事業は チャート左下の領域 デジタル複合機 LPなど オフィス領域にありま 3

す 現在 プロダクションの所まで領域を拡げてきています さらに これらの上にサービス軸を加え お客様の中のシェア オブ ウォレットを高めていきたいと考えています プロダクション オフィス コンシューマといった垣根がどんどん取り払われていくという時代が来ると考えています それに向けて プロジェクションシステム ユニファイドコミュニケーションシステムなどに取り組み始めています P19 1. 事業の創造と集中 基盤事業における成長 <プリンティング事業領域における成長 > 基盤事業であるプリンティング事業領域における成長として 新興国市場では2010 年度前年比 10% 成長いたしましたが 2011 年度も17% 伸ばしたいと考えております 先進国市場においても MDS ITサービスビジネスは 2011 年度以降 2 桁以上の成長を狙っています しかし このプリンティング事業においては 従来かけていたリソースの効率化も同時に進めて行くのが この中計での戦略の1つでございます P20 1. 事業の創造と集中 先進国でのモノ + コトの価値提供 < 新サービス事業のさらなる拡大 > MDS 事業は2010 年度までに約 1000 億円の規模に成長しましたが これを2013 年度には3,000 億円の規模まで拡大させていきます ITサービスについても 買収などによりこれまで獲得してきたリソースを活用しながら 我々の直売体制を通じてグローバルで拡大してまいります P21 1. 事業の創造と集中 新興国での成長とモノの強化 < 新興国向け商品ラインナップの強化 > 新興国向けの商品ラインナップ強化として 3 年間で約 10 機種を投入する計画です これまで中国 アジアパシフィックで着実にシェアを拡大させてきています それを更に強化をしてまいります P22 1. 事業の創造と集中 PP 事業領域の拡大 <PP 事業基盤を確立し 収益貢献化を早期に実現 > Pro C900 901シリーズが 圧倒的なシェアを獲得するとともに収益への貢献を始めています 4

PP 事業における販売サービス体制の再編 強化を更に進めてまいります 今後も継続的に商品ラインナップを強化してまいります ハイデルベルグ社との協業がスタートしました この大変有力なパートナーとともに 世界中のハイデルベルグ社のお客様にもリコーのPP 製品をお届けするなど 一緒にビジネスを進めていきたいと考えております P23 1. 事業の創造と集中 新規事業の拡大 <さらなるイノベーションへの挑戦 > インキュベーションプロセスを強化しながら ネットワークアプライアンス エコソリューション などの領域で着実に新規事業を拡大してまいります 2013 年度には リコーの売上高に占める新規事業比率を25% にまで高めていきたいと考えています P24 1. 事業の創造と集中 顧客価値基準の変化 <オフィスの未来 紙の未来 > 情報を紙でなく タブレットPCやパソコンで見るという機会がより増えてくると想定しています スマートフォンやタブレットPCを使うことで オフィスを持たずに仕事をするという人も出てくるなど 働き方にも変化が出始めています P25 1. 事業の創造と集中 新規商品 新規事業への挑戦 <ネットワークアプライアンスを実現する新しい顧客価値の提供 > お客様の価値基準の変化を念頭におきながら リコーはネットワークを活用したリコー独自の新たな顧客価値の創出に取り組んでいます P26 1. 事業の創造と集中 新規商品 新規事業への挑戦 < 顧客ニーズとリコーのネットワークアプライアンス> リコーの取り組むユニファイドコミュニケーションシステム (UCS) について 私たちは震災で被災した工場へ試作品を送って活用することで 実際にその有効性を体感し お客様へ価値提供できることを確信しました 5

P27 1. 事業の創造と集中 先進国でのモノ + コトの価値提供 <リコーが提供するクラウドとふたつのリアル> リコーは商品軸から お客様軸へとビジネスの重心を移してきています リコーはクラウドコンピューティングの世界にお客様を様々なサービス 機能でつないでまいります これを実現するのは 他社製品も含めてサポートを行うリコーのネットワークアプライアンスと 実際にお客様先 ( オンサイト ) で行うサービス力です P28 1. 事業の創造と集中 環境ビジネス事業へ本格参入 <エコソリューション事業 > 先日 LED 照明事業への参入をアナウンスいたしました LED 照明市場においては まだメインプレーヤーがいる訳ではありません 現在 LED 照明では 電源 設置面など問題があり 普及にはまだ課題も残る状況です LED 照明も含め ESCO リサイクルなど環境ビジネスを本格的に拡大してまいります 特にリサイクル事業では 東北地方の復興 雇用創出へのサポートということも含めて行っていきたいと考えております P29 1. 事業の創造と集中 基盤 新規育成事業の促進 <ファイナンスの活用 > 機器を所有するのではなく 利用するという感覚が日本でも定着をしてまいりました 中小の印刷会社様も多いPP 事業では お客様からファイナンスに関するリクエストも多くいただいております ファイナンスに関しては リコーグループでは知見のある人間も多くおりますので このファイナンスをリコーの事業の一部に加え取り組んでいきたいと考えております P30 1. 事業の創造と集中 被災地域の復興に向けて < 被災地域の復興支援に向けた関連施策 > 今回の震災での教訓も踏まえながら 東北のトナー工場を強化いたします 東北地方の復興 雇用確保に向けてリサイクルセンターの設立を計画しています 復興支援として総額約 3 億円の支援を実施 さらに中長期での復興支援活動を強化するために震災復興支援室を設置 6

P32 2. 高効率経営の実現 成長と体質改善の同時実現 < 成長加速に向けて筋肉質な経営体質を実現する> 成長加速に向けた筋肉質な経営体質を実現するための施策を実施し 2013 年度 営業利益ベースで約 1,400 億円の増益効果を創出してまいります 販売体制 接点 拠点の見直しと買収シナジーの刈り取りの加速 不採算事業の見直し 生産拠点の統廃合 業務のリエンジニアリング これは 本社機能も含めて 聖域無しで行ってまいります 人員のリソース改革 これは 人事制度の改革から既に始めています また グローバルで新規成長領域への人員シフト約 1 万 5,000 人 人員削減 1 万人を実施してまいります グローバル集中購買ということで 購買機能の統合 集中購買を実施してまいります 既にグローバル購買本部という組織を設置しており このグローバル集中購買が大きなコスト低減を可能にすると期待しています 開発プロセスの見直し P33 2. 高効率経営の実現 成長に向けた投資 < 将来の成長に向けた投資 > 設備投資は現在の水準を維持し 3 年間で2,000 億円を計画しています これは減価償却費と見合うレベルになります 研究開発費は 売上高比率で5% から6% 程度を継続する予定です 新規成長分野への体制拡大のための投資を行ないますが これは既存分野向けの投資をシフトすることで行なってまいります 既存分野の人員を新規分野へシフトしていこうと考えております P35 17 次中計で目指す業績目標 1 売上高 2013 年度の売上高目標を2 兆 4,000 億といたしました ( 為替前提 $=85 円 =120 円 ) 既存事業で 特に大きな成長を見込んでいるのは MDSとITサービス PP 事業になります 新興国市場は 特に中国 インドでの拡大を見込んでおります 加えて 新規事業の成長による売上高の拡大も見込んでいます 7

P36 17 次中計で目指す業績目標 2 営業利益 17 次中計では CRGPによる利益創出効果約 1,400 億円などを含め 2013 年度の営業利益目標を2,100 億円とし これを必達目標として進めてまいります P37 17 次中計の業績目標値 株主価値向上に向けて フリーキャッシュフローでは 16 次中計期間では様々な大きな投資をしたこともあり マイナス 565 億円となりましたが 17 次中計ではキャッシュの創出を行ってまいります 配当性向は 2013 年度の配当と自社株買いを合わせた総還元性向で約 30% を目標としています 営業利益率は 過去最高水準となる8.8% を目指します ROEも10% 以上を実現したいと考えております 以 上 8