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課税売上割合 消費税の課税売上割合の計算は 次の算式により計算します 課税売上割合が 95% 以上と未満では 仕入税額 控除の計算方法が変わってくるため算定する必要があります 課税売上割合 = 課税売上 ( 税抜 )/( 非課税売上 + 課税売上 )( 税抜 ) 消費税の課税売上割合が 95% 以上

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Ⅰ 電気通信利用役務の提供に係る内外判定基準の見直し 電子書籍 音楽 広告の配信などの電気通信回線 ( インターネット等 ) を介して行われる役務の提供を 電気通信利用役務の提供 と位置付け その役務の提供が消費税の課税対象となる国内取引に該当するかどうかの判定基準 ( 内外判定基準 ) が 役務の

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しておかなければなりません また 税率が 10% にアップした際の施行日前後の実務対応を再チェックする際の参考にもなると思います 第 Ⅲ 章は 今回の税率アップに伴い講じられた経過措置の内容と実務上の留意点を解説していますが これからしばらくの間はこの経過措置の適用取引が続きます 旧税率適用分の取引


目次 1. 概要 2. 報告手続について 3.Q&A 参考資料 補助事業に係る仕入税額控除について 報告判定フローチャート 1

( 平成 35 年 (2023 年 )10 月 ~) 等の仕入税額控除可 税額計算( 注 ) 売上税額を 積上げ計算 する場合には 仕入税額も 積上げ計算 特例( みなし計算 簡易課税の事後選択 ) - その他適格等保存方式の導入 等保存方式 ( 現行制度 ) の記載事項 発行者の氏名又は名称 取引

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[2] 株式の場合 (1) 発行会社以外に譲渡した場合株式の譲渡による譲渡所得は 上記の 不動産の場合 と同様に 譲渡収入から取得費および譲渡費用を控除した金額とされます (2) 発行会社に譲渡した場合株式を発行会社に譲渡した場合は 一定の場合を除いて 売却価格を 資本金等の払戻し と 留保利益の分

1 給与所得控除額を算出する計算式は給与収入金額によって異なります 今回は給与収入金額 3,600,000 円以上 6,599,999 円以下の場合の式を用いています 2 調整控除額は合計課税所得金額 2,000,000 円超と 2,000,000 円以下で算出方法が異なります 今回は 2,000,

1 章 事業者免税点制度の適用要件の見直し の改正内容 前々期の課税売上高が 1,000 万円以下であっても 前期の事業年度開始の日から 6 ヵ月間の課税売上高 ( 2) が 1,000 万円を超えた場合は 当期から 課税事業者となります 適用時期 : 平成 25 年 1 月 1 日以降に開始する事

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第 5 章 N

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ことも認められています 施行日前 ( 平成 26 年 3 月 31 日以前 ) にリース契約を締結し リース資産の引渡しを行ったリース取引についてこの特例により賃貸借処理を行っている場合には 旧税率の 5% が適用されます 3. 資産の貸付け に関する経過措置指定日の前日 ( 平成 25 年 9 月

平成 26 年 4 月 1 日以後の返品 値引等の処理はどうしたらいいの? 平成 26 年 4 月 1 日 ( 以下 施行日 ) より消費税率が 5% から 8% にアップしますが 施行日前 に販売された商品等の返品 値引については 本体価格に 5% の消費税率が適用されることになっ ています 注意

消費税法における個別対応方式と一括比例配分方式 河野惟隆 1 はじめに本稿の課題は 個別対応方式と一括比例配分方式とで 課税仕入れ等の税額の合計額が如何よう になるか つまり その大小関係は如何ようになるか ということを 明らかにすることである これを 次のように 条件を追加しながら 次のような順序

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目 次 セットアップ前に 1 税制改正の概要 2 プログラムの変更内容 3 改正別表 7 別表一 ( 一 ) 平成 26 年 10 月 1 日以後開始事業年度分 9 別表一 ( 二 ) 平成 26 年 10 月 1 日以後開始事業年度分 21

15 18 定率減税の縮減 (15% 控除 7.5% 控除 (2 万円上限 )) 資本金等の額 ( 税法に規定する資本金等の額又は連結個別資本金等の額 ) が 50 億円超 800,000 円 10 億円超 50 億円以下 540,000 円 1 億円超 10 億円以下 130,000 円 1 千万

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Q3. 資本金 500 万円で豊中市内の従業員が 60 人の法人です 均等割の金額を教えてください 豊中市の税率 ( 市町村によって違います ) 資本金等の額 * 従業者数 ( 豊中市内 ) 税額 ( 年額 ) * 50 億円超 10 億超 ~50 億円以下 1 億超 ~10 億円以下 1 千万超

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わらず, 平成 24 年 2 月 28 日, 前記 B 税務署において, 同税務署長に対し, 財務省令で定める電子情報処理組織を使用して行う方法により, 所得金額が104 万 4158 円で, これに対する法人税額が18 万 7500 円である旨の虚偽の法人税確定申告をし, そのまま法定納期限を徒過

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Q1 法人事業税の負担変動の軽減措置とは どのような制度ですか? A. 平成 27 年度税制改正により導入された 外形標準課税の拡大 ( 所得割の税率引き下げ及び付加価値割 資本割の税率引き上げ ) によって生じる税負担の変動の影響を緩和する措置で 付加価値額が一定以下の法人を対象に税負担の増加につ

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4 申告書を作成する 1 消費税の税額計算 設例を参考に 消費税額を計算します 設例甲野商店の場合消費税及び地方消費税の確定申告書の作成方法を 設例に基づいて説明します 甲野商店は 物品販売業を営む小売業者です 30 28 30 損益計算書の売上 ( 収入 ) 金額は 24,411,290 円です この売上金額には 課税取引にならないビール券の売上高 350,000 円が含まれています 平成 30 年 10 月に配達用の車両を 310,000 円で売却しました 売上げに係る返品 値引きなどの金額がありますが それらの金額は売上金額から直接減額する方法で経理処理しています 29 基礎知識確定申告の準備確定申告の流れ申告書を作成する消費税の税額計算地方消費税の税額計算その他の項目申告と納付所得税の決算額調整 下書き用申告書等 step.1 課税売上高の合計を計算する課税期間 ( 平成 30 年 1 月 1 日 ~12 月 31 日 ) における 課税取引に係る売上げの合計金額 ( 消費税及び地方消費税を含まない ) を計算します 計算には 課税売上高計算表 表イ (23ページ) を使用します step.1-1 平成 30 年分の青色申告決算書等から 事業所得 ( 営業等 ) に係る売上 ( 収入 ) 金額及び それに含まれる課税売上げにならないものの金額を記入し 差額を計算します 表イ 1~3 欄を使用します step.1-2 step.1-1 と同様に 事業所得 ( 農業 ) に係る収入金額及び それに含まれる課税売上げにならないものの金額を記入し 差額を計算します 表イ 4~6 欄を使用します 設例甲野商店の場合 :step.1-1 ビール券の売上げは非課税取引ですので 課税売上げになりません 差引課税売上高は 24,411,290 円 - ビール券の売上高 350,000 円 = 24,061,290 円 売上金額 step.1-3 step.1-1 と同様に 不動産所得についての収入金額及び それに含まれる課税売上げにならないものの金額を記入し 差額を計算します 表イ 7~9 欄を使用します step.1-4 その他の所得に係る収入金額がある場合は 収入金額及び それに含まれる課税売上げにならないものの金額を記入し 差額を計算します 表イ 10~12 欄を使用します step.1-5 業務用固定資産等の譲渡所得に係る収入金額がある場合は 収入金額及び それに含まれる課税売上げにならないものの金額を記入し 差額を計算します 表イ 13~15 欄を使用します step.1-6 step.1-1 から 1-5 で計算した 差引課税売上高の合計額を計算します 表イ 16 欄を使用します 設例甲野商店の場合 :step.1-5 配達用車両の売却は 業務用固定資産等の譲渡に該当します 差引課税売上高は 310,000 円 - 0 円 = 310,000 円 譲渡所得の収入 設例甲野商店の場合 :step.1-6 課税売上高の合計額は 事業所得譲渡所得の収入 24,061,290 円 + の収入 310,000 円 = 24,371,290 円 9

step.2 課税標準額を計算する ( 申告書 1) step.2-1 課税売上高の合計 ( 表イ 16 欄 ) に 100/108 を掛けます 課税売上高 ( 税込み ) 100 108 = 1 課税標準額 表イ 17 欄を使用します step.2-2 step.2-1 の計算結果 ( 表イ 17 欄 ) の 1,000 円未満の端数を切り捨てた金額が 課税標準額です この金額を申告書 1 欄に転記します 設例甲野商店の場合 :step.2-1 表イ 17 欄は 課税 100 売上高 24,371,290 円 1 設例甲野商店の場合 :step.2-2 08 = 22,566,009 円 22,566,009 円の 1,000 円未満の端数を切り捨て 課税標準額は 22,566,000 円となります 税抜経理方式によっている場合は 課税売上高の合計額に 課税売上げに係る仮受消費税等の金額を加算し 100/108 を掛けて 課税標準額を計算します 設例甲野商店の場合 : 表イ 甲野商店の課税売上高計算表は 以下のとおりです 表イ 30 24,411,290 350,000 24,061,290 step.1-1 step.1-2 step.1-3 step.1-4 310,000 step.1-5 310,000 24,371,290 step.1-6 24,371,290 22,566,009 step.2-1 step.2-2 10

step.3 消費税額を計算する ( 申告書 2) 申告書 1 課税標準額 (1,000 円未満切捨て ) に 消費税 ( 国税 ) の税率 6.3% を掛けて 消費税額を計算します この計算結果を申告書 2 欄に記入します 1 課税標準額 6.3% = 2 消費税額 設例甲野商店の場合消費税額は 22,566,000 1,421,658 課税標準額円 6.3% = 円 課税標準額に対する消費税額の計算の特例を適用する場合は 18 ページ D を参照してください 基礎知識 確定申告の準備 確定申告の流れ 申告書を作成する step.4 貸倒回収に係る消費税額を計算する ( 申告書 3) 課税売上げに係る売掛金等が回収できずに貸倒れとなった場合は 課税標準額に対する消費税額から 貸倒れとなった 売掛金等 ( 以下 貸倒債権 といいます ) に含まれる消費税額を控除しますが 平成 30 年分の課税期間中に 過去に 控除した貸倒債権の一部 又は全部を回収した場合は 回収した貸倒債権に含まれる消費税額を計算します この計算 結果を申告書 3 欄に記入します 回収した貸倒債権の合計額 6.3 108 = 3 貸倒回収に係る消費税額 旧税率 (4%) が適用された課税売上げに係る売掛金等が回収できずに貸倒れとなり その売掛金等を回収した場合は 4/105 となります 免税事業者であったときに行った課税売上げに係る売掛金等の貸倒れの回収については 計算の必要はありません 消費税の税額計算地方消費税の税額計算その他の項目申告と納付所得税の決算額調整下書き用申告書等 step.5 返還等対価に係る税額を計算する ( 申告書 5) 課税売上げに対して 返品を受け 又は値引き 割戻しをした場合は そ の返品 値引き等に係る消費税額を計算します この計算結果を申告書 5 欄に記入します 課税売上げに係る 6.3 返品 値引き 割戻しの金額 108 = 5 返還等対価に係る税額 設例のように 課税売上げに係る返品 値引き等の金額を 売上金額から直接減額する経理処理を行っている場合には この計算は必要ありません 旧税率 (4%) が適用された課税売上げに対して返品を受け 又は値引き 割戻しをした場合は 4/105 となります 免税事業者であったときに行った課税売上げに係る返品 値引き等については 計算の必要はありません step.6 控除対象仕入税額の基礎となる消費税額を計算する 控除対象仕入税額の計算には 控除対象仕入税額の計算表 付表 5 (24 ページ ) を使用します step.6-1 申告書 2 3 5 欄の計算結果を転記します 付表 5 1~3 欄にそれぞれ記入します step.6-2 付表 5 4 欄で 次のとおり控除対象仕入税額の基礎となる消費税額を計算します 1 消費税額 + 2 貸倒回収に - 3 返還等対価に = 4 基礎となる係る消費税額係る税額消費税額 付表 5 1~4 欄を使用します 設例甲野商店の場合 :step.6-2 控除対象仕入税額の基礎となる消費税額は 消費税額 1,421,658 円 + 0 円 - 0 円 = 1,421,658円 注意 簡易課税制度は 第 1 種事業から第 6 種事業の各事業の課税売上げに係る消費税額に みなし仕入率を掛けて 控除する税額を計算する方法です 事業区分は 原則として取引ごとに判定します また 返品や値引き 割戻しをした金額がある場合には 事業区分ごとの課税売上高の計算上 これらの金額を差し引いた後の金額が 事業区分ごとの課税売上高になります 11

Q. 事業区分について教えてください A. 以下のように区分します また 事業区分の判定の目安となるフローチャートを 26 ページに掲載しています 事業の内容事業区分みなし仕入率 卸売業購入した商品を性質 形状を変更しないで 他の事業者に販売する事業をいいます 第 1 種 90% 小売業 製造業等 購入した商品を性質 形状を変更しないで 消費者に販売する事業をいいます なお 製造小売業は第 3 種事業になります 農業 林業 漁業 鉱業 採石業 砂利採取業 建設業 製造業 製造小売業 電気 ガス 熱供給 水道業をいいます なお 加工賃等の料金を受け取って役務を提供する事業は第 4 種事業になります 第 2 種 80% 第 3 種 70% その他の事業 サービス業等 第 1 種事業から第 3 種事業 第 5 種事業 第 6 種事業のいずれにも該当しない事業をいいます 例えば 飲食サービス業などが該当します また 事業者が業務用固定資産を売却する場合も第 4 種事業に該当します 金融業 保険業 運輸業 情報通信業 サービス業 ( 飲食サービス業に該当する事業を除く ) をいいます 第 4 種 60% 第 5 種 50% 不動産業不動産業 ( 第 1 種事業から第 3 種事業及び第 5 種事業に該当する事業を除く ) をいいます 第 6 種 40% 営む事業が 1 種類の場合 step.7 控除対象仕入税額を計算する step.6-2 の基礎となる消費税額に 営む事業のみなし仕入率を掛けて 控除対象仕入税額を計算します この計算結果を申告書 4 欄に記入します 基礎となる消費税額 該当する事業のみなし仕入率 = 4 控除対象仕入税額 設例甲野商店の場合 :step.7 物品販売業は第 2 種事業に 配達用車両の売却による譲渡収入は第 4 種事業に区分されますので 甲野商店は 2 種類の事業を営むことになります 付表 5 5 欄を使用します 営む事業が 2 種類以上の場合 step.8 事業区分ごとに それぞれの課税売上高 ( 税抜き ) を計算する step.8-1 事業区分ごとに それぞれの課税売上高 ( 税込み ) に 100/108 を掛けて 税抜きの課税売上高を計算します 事業区分ごとの課税売上高 ( 税込み ) 100 108 = 付表 5 7~12 欄を使用します step.8-2 step.8-1 の計算結果を合計します 付表 5 6 欄を使用します 事業区分ごとの課税売上高 ( 税抜き ) 設例甲野商店の場合 :step.8 事業区分ごとの課税売上高 ( 税抜き ) は 次のように求められます 第 2 種事業 ( 物品販売業 ) 100 24,061,290 円 1 22,278,972 08 = 円第 4 種事業 ( 譲渡収入 ) 100 310,000 円 1 287,037 08 = 円 事業区分別の合計額は 22,278,972 円 + 287,037 円 = 22,566,009 円 step.9 事業区分ごとに その事業が占める売上割合を計算する step.8-1 の計算結果を基に 事業区分ごとの売上割合を計算します 事業区分ごとの課税売上高 ( 税抜き ) 課税売上高の合計額 ( 税抜き ) 100 = 事業区分ごとの売上割合 付表 5 7~12 欄の売上割合の欄を記入します 設例甲野商店の場合 :step.9 事業区分ごとの売上割合は 次のように求められます 第 2 種事業 ( 物品販売業 ) 22,278,972 円 22,566,009 円 100 98.7 % 第 4 種事業 ( 譲渡収入 ) 287,037 円 22,566,009 円 100 1.2 % 12

step.10 事業区分ごとに それぞれの消費税額を計算する step.10-1 事業区分ごとの消費税額を計算します 事業区分ごとの課税売上高 ( 税込み ) 6.3 108 = 事業区分ごとの消費税額 付表 5 14~19 欄を使用します step.10-2 step.10-1 の計算結果を合計します 付表 5 13 欄を使用します 注意 step.11 控除対象仕入税額を計算する方法を選択する 設例甲野商店の場合 :step.10 事業区分ごとの消費税額は 次のように求められます 第 2 種事業 ( 物品販売業 ) 6.3 24,061,290 円 1 08 = 1,403,575 円第 4 種事業 ( 譲渡収入 ) 6.3 310,000 円 1 08 = 18,083 円 事業区分ごとの消費税額の合計額は 1,403,575 円 + 18,083 円 = 1,421,658 円 2 種類以上の事業を営む場合は 以下に示すからのいずれかの方法で 控除対象仕入税額を計算します なお からの計算方法のうち 複数の計算方法を用いることができる方は いずれかの計算方法を選択できます 次の場合は この手引きの記載方法とは異なる記載が必要となります 記載方法など 詳細は所轄の税務署にご相談ください 貸倒回収に係る消費税額 がある場合 売上対価の返還等に係る消費税額 があり 各事業ごとの売上対価の返還等に係る消費税額が その事業の消費税額を上回る場合 基礎知識確定申告の準備確定申告の流れ申告書を作成する消費税の税額計算地方消費税の税額計算 その他の項目申告と納付所得税の決算額調整下書き用申告書等 原 則 基礎となる消費税額 第 1 種事業の消費税額 90% + 第 2 種事業の消費税額 80% 第 3 種事業の第 4 種事業の + 消費税額 + 消費税額 + 70% 60% 事業区分別の消費税額の合計額 第 5 種事業の消費税額 50% + 第 6 種事業の消費税額 40% 控除対象 = 仕入税額 付表 520 欄を使用します 特例 1 1 種類の事業の課税売上高が 全体の 75% 以上を占める場合 2 種類以上の事業を営む事業者で ある 1 種類の事業の課税売上高が全体の 75% 以上を占める場合 その事業のみなし仕入率を用いて控除対象仕入税額を計算します 基礎となる消費税額 75% 以上を占める事業のみなし仕入率 付表 5 欄を使用します = 控除対象仕入税額 例 第 1 種事業の課税売上高が全体の 80% を占める場合 第 1 種事業全体の 80% 第 1 種事業のみなし仕入率 (90%) を適用 第 2 種事業全体の 20% 特例 2 2 種類の事業の課税売上高の合計が 全体の 75% 以上を占める場合 3 種類以上の事業を営む事業者で そのうちの 2 種類の事業の課税売上高の合計が全体の 75% 以上を占める場合 その 2 種類の事業のうち みなし仕入率の高い方の事業の課税売上高には その事業のみなし仕入率を用います それ以外の事業には 全体の 75% 以上を占める 2 種類の事業のうち みなし仕入率の低い方の事業のみなし仕入率を用いて 控除対象仕入税額を計算します 付表 5 ~ 欄のうち 該当する欄を使用します 事業の種類ごとに売上げを区分していない場合 2 種類以上の事業を営む事業者で 事業ごとに売上げを区分していない場合 区分していない課税売上高については その区分していない事業のうち 最も低いみなし仕入率を用いて控除対象仕入税額を計算します 例えば 3 種類の事業を営む事業者が 売上げをまったく区分していない場合は 行っている事業のみなし仕入率のうち 最も低いみなし仕入率を用いて控除対象仕入税額を計算します ( 例 1) また 区分している事業としていない事業が混在する場合は 区分している事業についてはその事業のみなし仕入率を 区分していない事業については それらの事業のみなし仕入率のうち最も低いみなし仕入率を用いて 控除対象仕入税額を計算します ( 例 2) 例 第 1 種 第 2 種事業の課税売上高の合計が全体の 80% を占める場合 第 1 種事業全体の 50% 第 1 種事業のみなし仕入率 (90%) を適用 例 1 例 2 第 1 種 第 2 種 第 3 種のいずれも区分していない場合 第 1 種事業全体の 50% 第 2 種事業全体の 30% 第 1 種事業のみなし仕入率 (90%) を適用 第 3 種事業全体の 20% 第 2 種事業のみなし仕入率 (80%) を適用 この場合 控除対象仕入税額の計算式は 次のようになります ( ) 第 1 種事業の各事業の第 1 種事業の 90% + - 80% 基礎となる消費税額消費税額の合計消費税額控除対象 = 消費税額事業区分別の消費税額の合計額仕入税額 第 1 種 第 2 種 第 3 種事業全体の売上割合が不明 第 3 種事業のみなし仕入率 (70%) を適用 第 1 種事業は区分しているが 第 2 種 第 3 種事業は区分していない場合 第 2 種 第 3 種事業全体の 50% の売上割合が不明 第 3 種事業のみなし仕入率 (70%) を適用 13

step.12 控除対象仕入税額を決定する ( 申告書 4) 設例甲野商店の場合 :step.11, 12 1,421,658 1,403,575 18,083 1,421,658 1,133,709 1,421,658 1,137,326 設例甲野商店の場合 : 付表 5 30 1 1 30 12 31 甲野太郎 1,421,658 1,421,658 22,566,009 1,421,658 22,278,972 287,037 98.7 1.2 1,403,575 18,083 1,133,709 / / / / / / 1,137,326 1,137,326 付表 5 の計算は これで終了です

step.13 貸倒れに係る税額を計算する ( 申告書 6) 課税売上げに係る売掛金等が回収できずに貸倒れとなった場合は 貸倒れとなった売掛金等 ( 貸倒債権 ) に含まれる消 費税額を計算し 計算結果を申告書 6 欄に記入します 貸倒れに係る金額 6.3 108 = 6 貸倒れに係る税額 なお 貸倒れに係る消費税額の控除を受ける場合は 債権の切捨ての事実を証する書類 その他貸倒れの事実を明らか にする書類を保存する必要があります 旧税率 (4%) が適用された課税売上げに係る売掛金等が回収できずに貸倒れとなった場合は 4/105 となります 注意 1. 課税売上げに係る債権以外の債権の貸倒れについては 計算の必要はありません 2. 免税事業者であったときに行った課税売上げに係る売掛金等の貸倒れについては 計算の必要はありません 3. 消費税における貸倒れの範囲は 所得税における取扱いと同じです step.14 控除税額小計を計算する ( 申告書 7) 基礎知識確定申告の準備確定申告の流れ申告書を作成する消費税の税額計算地方消費税の税額計算その他の項目 控除対象仕入税額 返還等対価に係る税額 貸倒れに係る税額 ( 申告書 4 申告書 5 申告書 6) を合計し 計算結果を申告書 7 欄に記入します 4 控除対象仕入税額 + 5 返還等対価に係る税額 + 6 貸倒れに係る税額 = 7 控除税額小計 設例甲野商店の場合控除税額小計は 1,137,326 円 + 0 円 + 0 円 = 1,137,326 円 申告と納付 所得税の決算額調整 下書き用申告書等 step.15 差引税額又は控除不足還付税額を計算する ( 申告書 9 又は申告書 8) 課税売上げに係る消費税額 ( 申告書 2 消費税額と3 貸倒回収に係る消費税額の合計 ) が 課税仕入れに係る消費税額 ( 申告書 7 控除税額小計 ) を上回る場合 納税する必要があります ( 納税申告 ) 差引税額を計算し 100 円未満を切り捨て 申告書 9 欄に記入します 2 消費税額 + 3 貸倒回収に係る税額 - 7 控除税額小計 = 9 差引税額 設例甲野商店の場合差引税額は 1,421,658 円 + 0 円 - 1,137,326 円 = 284,332 円 284,300 円 貸倒れ等により 課税仕入れに係る消費税額 ( 申告書 7 控除税額小計 ) が 課税売上げに係る消費税額 ( 申告書 2 消費税額と3 貸倒回収に係る消費税額の合計 ) を上回る場合のみ申告書 8 控除不足還付税額の欄を記入します 差引税額が 48 万円超の場合は 平成 31 年 (2019 年 ) 分の中間申告 納付が必要となります 8 ページを参照してください step.16 中間納付税額を記入する ( 平成 30 年分の中間申告を行った方 )( 申告書 10) 中間申告を行った方は 実際に納付したかどうかにかかわらず 平成 30 年の消費税の中間納付税額の合計額を 申告書 10 欄に記入します なお 税務署から送付した申告書には 中間納付税額がある場合 その合計額が印字されています 3 月ごと ( 年 3 回 ) 又は 1 月ごと ( 年 11 回 ) の中間申告を行った場合 中間納付税額は印字されません 最終の中間申告分まで (3 回分又は 11 回分 ) の消費税額を合計して申告書 10 欄に記入してください 確定申告のお知らせ はがき又は通知書をお持ちの方は 中間納付税額の金額をご確認ください step.17 納付税額を計算する ( 申告書 11) 申告書 9 差引税額が10 中間納付税額を上回る場合 その差額を計算し 計算結果を申告書 11 欄に記入します 計算結果がマイナス ( 負の値 ) となる場合は 申告書 11 欄は空欄のまま step.18 に進んでください 9 差引税額 - 10 中間納付税額 = 11 納付税額 設例甲野商店の場合納付税額は 差引税額 (100 円未満切捨て ) 284,300 円 - 0 円 = 284,300 円 step.18 中間納付還付税額を計算する ( 申告書 12) 申告書 10 中間納付税額が 9 差引税額を上回る場合 その差額を計算し 計算結果を申告書 12 欄に記入します 10 中間納付税額 - 9 差引税額 = 12 中間納付還付税額 15

step.19 平成 30 年分の課税売上高と 基準期間 ( 平成 28 年分 ) の課税売上高を記入する ( 申告書 1516) step.2-1( 表イ 17 欄 ) の金額を申告書 15 欄に転記します なお 輸出等の免税売上げがある場合には 免税売上高を加算し 申告 書 5 欄に記載がある場合には 売上げに係る返品 値引き 割り戻しの金額に 100/108 を掛けた金額を差し引いて記載します 平成 30 年分の基準期間は 平成 28 年分です 平成 28 年分の課税売上高を 申告書 16 欄に記入します 設例甲野商店の場合 : 申告書 ( 消費税の税額計算 ) ここまでの計算結果等を記入した申告書は 右のとおりです 以下に これまでの計算結果を復習します 申告書 1 欄 (9 10 ページ ) 24,371,290 円 1 100 08 = 22,566,009 円 22,566,000 円 申告書 2 欄 (11 ページ ) 22,566,000 円 6.3% =1,421,658 円 申告書 4 欄 (11 ~14 ページ ) 1,421,658 円 80% = 1,137,326 円 申告書 7 欄 (15 ページ ) 1,137,326 円 + 0 円 + 0 円 = 1,137,326 円 (1,000 円未満切捨て ) 申告書 9 欄 (15 ページ ) 1,421,658 円 + 0 円 -1,137,326 円 = 284,332 円 284,300 円 (100 円未満切捨て ) 申告書 11 欄 (15 ページ ) 284,300 円 - 0 円 = 284,300 円 申告書 15 欄 (10 16 ページ ) 表イ 17 欄から転記します 申告書 16 欄 (16 ページ ) 平成 28 年分の課税売上高 ( 税抜き ) を記入します 甲野商店の場合は 19,951,456 円です 課税標準額漓 消 費 税 額 滷 貸倒回収に係る消費税額 澆 控控除対象仕入税額潺除返還等対価に係る税額潸 澑 税 貸倒れに係る税額 澁 額控除税額小計 ( 潺 +潸 +澁 ) 控除不足還付税額 ( 澀 -滷-澆) 差引税額 ( 滷 +澆 -澀) 中間納付税額納付税額 ( 潛 - 濳 ) 中間納付還付税額 ( 濳 - 潛 ) この申告書既確定税額基準期間の課税売上高 澀潯潛濳潭澂潼 が修正申告 である場合差引納付税額この課税期間の課税売上高 潘澎 この申告書による消費税の税額の計算 十兆千百十億千百十万千百十一円 22566000 1421658 1137326 1137326 284300 00 284300 00 この申告書による地方消費税の税額の計算 00 22566009 19951456 03 06 07 08 09 10 13 15 16 17 18 19 20 21 5 申告書を作成する2 地方消費税の税額計算 設例を参考に 地方消費税額を計算します step.20 地方消費税の課税標準となる消費税額を転記する ( 申告書 18 又は申告書 17) 申告書 9 差引税額を申告書 18 欄に転記します 申告書 8 欄に記入がある場合は 申告書 8 控除不足還付税額を申告書 17 欄に転記します step.21 譲渡割額 ( 納税額 ) 又は譲渡割額 ( 還付額 ) を計算する ( 申告書 20 又は申告書 19) この確定申告が納税申告となる場合は 申告書 18 差引税額の 17/63 を 計算します 計算結果の 100 円未満を切り捨て 申告書 20 欄に記入します 18 差引税額 17 63 = 20 納税額 申告書 17 欄に記入がある場合は 申告書 17 控除不足還付税額の 17/63 を計算し 計算結果を申告書 19 欄に記入します step.22 中間納付譲渡割額 ( 平成 30 年分の中間申告を行った方 )( 申告書21 ) 中間申告を行った方は 実際に納付したかどうかにかかわらず 平成 30 年の地方消費税の中間納付譲渡割額の合計額を申告書21欄に記入します なお 税務署から送付した申告書には 中間納付譲渡割額がある場合 その合計額が印字されています 3 月ごと ( 年 3 回 ) 又は 1 月ごと ( 年 11 回 ) の中間申告を行った場合 税務署から送付する申告書に中間納付譲渡割額は印字されません 最終の中間申告分 (3 回分又は 11 回分 ) までの地方消費税額を合計して申告書21欄に記入してください 確定申告のお知らせ はがき又は通知書をお持ちの方は 中間納付譲渡割額の金額をご確認ください step.23 納付譲渡割額を計算する ( 申告書22 ) 設例甲野商店の場合 納税額は 284,300 円 6 17 3 = 76,715 円 76,700 円 (100 円未満切捨て ) 申告書 20 納税額が 21中間納付譲渡割額を上回る場合 その差額を計算し 計算結果を申告書22欄に記入します 差額がマイナス ( 負の値 ) となる場合は 申告書22欄は空欄のまま step.24 に進んでください 20 納税額 - 21中間納付譲渡割額 = 22納付譲渡割額 設例甲野商店の場合納付譲渡割額は 76,700 円 - 0 円 = 76,700 円 16