Ⅰ 高齢者の人口 高齢者人口は 3186 万人で過去最多総人口に占める割合は 25.0% で過去最高となり 4 人に 1 人が高齢者 65 歳以上の高齢者 ( 以下 高齢者 といいます ) 人口は 3186 万人 ( 平成 25 年 9 月 15 日現在推 計 ) で 総人口に占める割合は 25.0

Similar documents
統計トピックスNo.97 統計からみた我が国の高齢者(65歳以上)-「敬老の日」にちなんで-

平成 25 年 7 月 12 日 平成 24 年就業構造基本調査結果 要約 就業構造基本調査とは 就業構造基本調査は, 就業 不就業の実態を種々の観点から捉え, 我が国の就業構造を全国だけでなく, 地域別にも詳細に明らかにし, 国や都道府県における雇用政策, 経済政策などの各種行政施策立案の基礎資料

統計トピックスNo.120 我が国のこどもの数―「こどもの日」にちなんで―

統計トピックスNo.96 登山・ハイキングの状況 -「山の日」にちなんで-

統計トピックスNo.92急増するネットショッピングの実態を探る

平成28年版高齢社会白書(概要版)

1. 電子マネー 1 の保有状況等の推移二人以上の世帯について 電子マネーを持っている世帯員がいる世帯の割合をみると 電子マネーの調査を開始した平成 2 年以降 毎年上昇しています また 電子マネーを利用した世帯員がいる世帯の割合も上昇しており 平成 2 年には約 2 割でしたが 23 年には3 割

平成29年版高齢社会白書(全体版)

自殺者数の年次推移 平成 26 年の自殺者数は 25,427 人となり 対前年比 1,856 人 ( 約 6.8%) 減 平成 10 年以来 14 年連続して 3 万人を超える状況が続いていたが 3 年連続で 3 万人を下回った 男女別にみると 男性は 5 年連続 女性は 3 年連続で減少した また

平成 年 2 月 日総務省統計局 労働力調査 ( 詳細集計 ) 平成 24 年 10~12 月期平均 ( 速報 ) 結果の概要 1 Ⅰ 雇用者 ( 役員を除く ) 1 1 雇用形態 2 非正規の職員 従業員の内訳 Ⅱ 完全失業者 3 1 仕事につけない理由 2 失業期間 3 主な求職方法 4 前職の

平成27年版高齢社会白書(全体版)

Microsoft Word 結果の概要(1世帯)

統計トピックスNo.103 統計からみた我が国の高齢者(65歳以上)-「敬老の日」にちなんで-

労働力調査(基本集計)平成25年(2013年)平均(速報)結果の要約,概要,統計表等

表 3 の総人口を 100 としたときの指数でみた総人口 順位 全国 94.2 全国 沖縄県 沖縄県 東京都 東京都 神奈川県 99.6 滋賀県 愛知県 99.2 愛知県 滋賀県 神奈川

 

共同住宅の空き家について分析-平成25年住宅・土地統計調査(速報集計結果)からの推計-

労働力調査(詳細集計)平成29年(2017年)平均(速報)結果の概要

02世帯

Microsoft PowerPoint - ★グラフで見るH30年度版(完成版).

平成 22 年国勢調査産業等基本集計結果 ( 神奈川県の概要 ) 平成 22 年 10 月 1 日現在で実施された 平成 22 年国勢調査 ( 以下 22 年調査 という ) の産業等基本集計結果が平成 24 年 4 月 24 日に総務省統計局から公表されました 産業等基本集計は 人口の労働力状態

労働力調査(基本集計)平成29年(2017年)平均(速報)結果の概要

平成30年版高齢社会白書(概要版)(PDF版)

図表 1 個人保険の新規契約 保有契約 ( 万件 % 億円) 新規契約 保有契約 件数 金額 ( 契約高 ) 件数 金額 ( 契約高 ) 前年度比 前年度比 前年度比 前年度比 平成 25 年度 1, , , ,575,

目次 1 高齢化率 ( 山形県 ) 1 2 高齢化率 ( 全国 ) 2 3 将来の高齢化率 ( 山形県 ) 3 4 将来の高齢化率 ( 全国 ) 4 5 人口ピラミッド ( 山形県 ) 5 6 平均寿命の推移 6 7 出生数 出生率の推移 7 8 高齢者のいる世帯 ( 山形県 ) 8 9 高齢者のい

レビューの雛型(ワード)

平成30年版高齢社会白書(概要版)

1. 我が国の人口減少 少子高齢化の 現状 1

共同住宅の空き家について分析-平成25年住宅・土地統計調査(確報集計結果)からの推計-

Microsoft Word - 概要.doc

労働力調査(詳細集計)平成24年平均(速報)結果の要約

住宅宿泊事業の宿泊実績について 令和元年 5 月 16 日観光庁 ( 平成 31 年 2-3 月分及び平成 30 年度累計値 : 住宅宿泊事業者からの定期報告の集計 ) 概要 住宅宿泊事業の宿泊実績について 住宅宿泊事業法第 14 条に基づく住宅宿泊事業者から の定期報告に基づき観光庁において集計

Microsoft PowerPoint

参考文献 経済産業省 (2010) 産業構造ビジョン 2010~ 我々はこれから何で稼ぎ 何で雇用するか~ 男女共同参画会議 少子化と男女共同参画に関する専門調査会 (2005) 少子化と男女共同参画に関する社会環境の国際比較報告書 日本経済研究センター中期予測班 (2015) 第 41 回中期経済

2-5 住宅の設備

(2) 高齢者の福祉 ア 要支援 要介護認定者数の推移 介護保険制度が始まった平成 12 年度と平成 24 年度と比較すると 65 歳以上の第 1 号被保険者のうち 要介護者又は要支援者と認定された人は 平成 12 年度末では約 247 万 1 千人であったのが 平成 24 年度末には約 545 万

Microsoft Word - 28概況(所得・貯蓄)(170929)(全体版・正)

1 15 歳以上人口の就業状態 富山県の 15 歳以上人口 人のうち 有業者は 人 ( 全国 6621 万 3 千人 ) と 平成 24 年と比べると 人減少しています 有業率 (15 歳以上人口に占める有業者の割合 ) についてみると 59.5%( 全国 5

人口推計 における人口の算出方法 Ⅰ 概要 1 人口推計の範囲人口推計の範囲は, 我が国に常住している * 全人口 ( 外国人を含む ) である ただし, 外国人のうち, 外国政府の外交使節団 領事機関の構成員 ( 随員及び家族を含む ) 及び外国軍隊の軍人 軍属 ( 家族を含む ) は除いている

第 1 子出産前後の女性の継続就業率 及び出産 育児と女性の就業状況について 平成 30 年 11 月 内閣府男女共同参画局

○ 第1~8表、図1~4(平成25年度公立学校教員採用選考試験の実施状況について)

Microsoft PowerPoint - スポーツ経済度ランキング.ppt

1 はじめに

<4D F736F F F696E74202D E88E68AD482CC906C8CFB88DA93AE82C982C282A282C4>

景況レポート-表

< E188CA8C9F8FD88A65955C2E786C73>

人口 世帯に関する項目 (1) 人口増加率 0.07% 指標の説明 人口増加率 とは ある期間の始めの時点の人口総数に対する 期間中の人口増加数 ( 自然増減 + 社会増減 ) の割合で 人口の変化量を総合的に表す指標として用いられる 指標の算出根拠 基礎データの資料 人口増加率 = 期間中の人口増

山形県富山県秋田県福井県群馬県福島県島根県鳥取県長野県栃木県宮崎県新潟県佐賀県石川県岩手県山梨県岐阜県青森県徳島県茨城県三重県大分県山口県香川県熊本県岡山県鹿児島県沖縄県静岡県高知県和歌山県宮城県愛媛県長崎県滋賀県北海道愛知県福岡県広島県奈良県兵庫県千

70-4/表1~表4.pwd

表 1) また 従属人口指数 は 生産年齢 (15~64 歳 ) 人口 100 人で 年少者 (0~14 歳 ) と高齢者 (65 歳以上 ) を何名支えているのかを示す指数である 一般的に 従属人口指数 が低下する局面は 全人口に占める生産年齢人口の割合が高まり 人口構造が経済にプラスに作用すると

資料 4 明石市の人口動向のポイント 平成 27 年中の人口の動きと近年の推移 参考資料 1: 人口の動き ( 平成 27 年中の人口動態 ) 参照 ⑴ 総人口 ( 参考資料 1:P.1 P.12~13) 明石市の総人口は平成 27 年 10 月 1 日現在で 293,509 人 POINT 総人口

Ⅲ 働く女性に関する対策の概況(平成15年1月~12月)

調査結果の概要 1 人口 (1) 本県の人口 平成 30(2018) 年 10 月 1 日現在の本県の総人口は 1,952,926 人 ( 男 973,794 人 女 979,132 人 ) で 平成 29(2017) 年 10 月 1 日現在に比べ9,037 人の減少 ( 男 3,309 人減少

平成 22 年第 2 四半期エイズ発生動向 ( 平成 22(2010) 年 3 月 29 日 ~ 平成 22(2010) 年 6 月 27 日 ) 平成 22 年 8 月 13 日 厚生労働省エイズ動向委員会

PowerPoint プレゼンテーション

(3) 消費支出は実質 5.3% の増加消費支出は1か月平均 3 万 1,276 円で前年に比べ名目 6.7% の増加 実質 5.3% の増加となった ( 統計表第 1 表 ) 最近の動きを実質でみると 平成 2 年は 16.2% の増加となった 25 年は 7.% の減少 26 年は 3.7% の

第 2 章高齢者を取り巻く現状 1 人口の推移 ( 文章は更新予定 ) 本市の総人口は 今後 ほぼ横ばいで推移する見込みです 高齢者数は 増加基調で推移し 2025 年には 41,621 人 高齢化率は 22.0% となる見込みです 特に 平成 27 年以降は 後期高齢者数が大幅に増加する見通しです

平成29年3月高等学校卒業者の就職状況(平成29年3月末現在)に関する調査について

22. 都道府県別の結果及び評価結果一覧 ( 大腸がん検診 集団検診 ) 13 都道府県用チェックリストの遵守状況大腸がん部会の活動状況 (: 実施済 : 今後実施予定はある : 実施しない : 評価対象外 ) (61 項目中 ) 大腸がん部会の開催 がん部会による 北海道 22 C D 青森県 2

平成 31 年 3 月 20 日更新 全国女性の参画マップ 平成 30 年 12 月作成 内閣府男女共同参画局

シニア層の健康志向に支えられるフィットネスクラブ

表紙

通話品質 KDDI(au) N 満足やや満足 ソフトバンクモバイル N 満足やや満足 全体 21, 全体 18, 全体 15, NTTドコモ

図表 1 個人保険の新規契約 保有契約 ( 万件 % 億円) 新規契約 保有契約 件数 金額 ( 契約高 ) 件数 金額 ( 契約高 ) 前年度比 前年度比 前年度比 前年度比 平成 25 年度 1, , , ,575,

資料 7 1 人口動態と子どもの世帯 流山市人口統計資料 (1) 総人口と年少人口の推移流山市の人口は 平成 24 年 4 月 1 日現在 166,924 人で平成 19 年から増加傾向で推移しています 人口増加に伴い 年尐人口 (15 歳未満 ) 及び年尐人口割合も上昇傾向となっています ( 人

01 公的年金の受給状況

81 平均寿命 女 単位 : 年 全 国 長野県 島根県 沖縄県 熊本県 新潟県 三重県 岩手県 茨城県 和歌山県 栃木県

別添2 乳児家庭全戸訪問事業の実施状況

Microsoft Word - コピー ~ (確定) 61発表資料(更新)_

2 受入施設別献血量 ( 推計値 ) ブロ都ック道府県 合計 全国血液センター献血者数速報 (Ⅰ) 血液センター 平成 30 年 12 月分 L % L % 日 L L % 日 L L % 台 L L % 台 L 8, ,768

< E B B798E7793B188F5936F985E8ED EA97975F8E9696B18BC CBB8DDD816A E786C7378>

< E B B798E7793B188F5936F985E8ED EA97975F8E9696B18BC CBB8DDD816A E786C7378>

平成 29 年度 消費者の意識に関する調査 結果報告書 食品ロス削減の周知及び実践状況に関する調査 平成 30 年 3 月 消費者庁消費者政策課

Microsoft Word - 公表資料2013本番

県別 大学進学 37県で流出超過!|旺文社教育情報センター


ふくい経済トピックス ( 就業編 ) 共働き率日本一の福井県 平成 2 2 年 1 0 月の国勢調査結果によると 福井県の共働き率は % と全国の % を 1 1 ポイント上回り 今回も福井県が 共働き率日本一 となりました しかし 2 0 年前の平成 2 年の共働き率は

(3) 最大較差 平成 17 年国調口平成 22 年国調口 H24.9 選挙名簿 在外選挙名簿 H25.9 選挙名簿 在外選挙名簿 最大 : 千葉 4 569,835 東京 ,677 最大 : 千葉 4 497,350 北海道 1 487,678 最小 : 高知 3 258,681 鳥取

平成 24 年度職場体験 インターンシップ実施状況等調査 ( 平成 25 年 3 月現在 ) 国立教育政策研究所生徒指導 進路指導研究センター Ⅰ 公立中学校における職場体験の実施状況等調査 ( 集計結果 ) ( ) は 23 年度の数値 1 職場体験の実施状況について ( 平成 24 年度調査時点

原稿

人口推計 平成26年10月1日現在 結果の概要 都道府県別人口の動向

概要(HP用)-2.xdw

第 3 節食料消費の動向と食育の推進 表 食料消費支出の対前年実質増減率の推移 平成 17 (2005) 年 18 (2006) 19 (2007) 20 (2008) 21 (2009) 22 (2010) 23 (2011) 24 (2012) 食料

PowerPoint プレゼンテーション

Microsoft Word - 05 第1章 中扉.doc

参考 平成28年度 公立学校教員採用選考試験の実施状況調査

スライド 1

統計トピックスNo.105 統計からみた文化・芸術活動-「文化の日」にちなんで-

2016 年家計調査年報 家計収支編 家計消費傾向と品目別支出金額調査報告書 2017 年 9 月 東松島市商工会

長野県の少子化の現状と課題

スライド 1

Ⅲ 結果の概要 1. シングル マザー は 108 万人我が国の 2010 年における シングル マザー の総数は 108 万 2 千人となっており 100 万人を大きく超えている これを世帯の区分別にみると 母子世帯 の母が 75 万 6 千人 ( 率にして 69.9%) 及び 他の世帯員がいる世

<944D92868FC75F8F578C D834F F E F1817A35302E786C736D>

平成 22 年国勢調査 < 産業等基本集計結果 ( 大阪 平成 24 年 5 月 大阪市計画調整局

住宅着工統計による再建築状況の概要 ( 平成 1 9 年度分 ) 国土交通省総合政策局情報安全 調査課建設統計室 平成 20 年 11 月 5 日公表 [ 問い合わせ先 ] 担当下岡 ( 課長補佐 ) 遠藤( 建築統計係長 ) 中村 TEL ( 代表 ) 内線

<4D F736F F D20486F744E E D BD90AC E93788AEE8AB28AC CF906B89BB97A6816A817C82BB82CC A2E646F63>

都道府県の将来推計人口

0. ポイント低いが, 宮城県では 歳代における出生率の低さが, 京都府では0 歳代の低さが影響しており, その要因が異なる. 次に, 平均出生年齢と合計特殊出生率との関係をみたものが図 である. 概して, 平均出生年齢と合計特殊出生率との間には負の相関関係がみられる. ただし, 各都道府県が直線上

第 1 章平成 27 年中における自殺の概要 平成 27 年中における自殺の状況目次 1 第 2 章平成 27 年中における自殺の内訳 3 自殺者の年次比較 ( 表 1~ 表 4) 4 年齢階級別 原因 動機別自殺者数 ( 表 5) 6 職業別 原因 動機別自殺者数 ( 表 6) 7 年齢階級別 職

人口増加に転じた宮城県, 人口減少幅が縮小した福島県及び岩手県 人口増減率を別にみると, 増加は8 都県となっており, 東京都が0.53% と最も高く, 次いで沖縄県が4%, 愛知県が1%, 埼玉県が0.14%, 神奈川県が0.13% などとなっている 一方, 減少は39 道府県となっており, 秋田

Transcription:

平成 25 年 9 月 15 日 統計トピックス No.72 統計からみた我が国の高齢者 (65 歳以上 ) - 敬老の日 にちなんで- 総務省統計局では 敬老の日 (9 月 16 日 ) を迎えるに当たって 統計からみた我が国の高齢者のすがたについて取りまとめました 要 約 Ⅰ 高齢者の人口 ( 人口推計平成 25 年 9 月 15 日現在 ) 高齢者人口は 3186 万人で過去最多総人口に占める割合は 25.0% で過去最高となり 4 人に 1 人が高齢者 Ⅱ 高齢者の人口移動 ( 住民基本台帳人口移動報告 ) 福島県及び宮城県の転出超過数は前年に比べて大幅な減少 Ⅲ 高齢者の就業 ( 労働力調査 就業構造基本調査 ) 高齢者の就業者数は 595 万人で過去最多総就業者数に占める高齢者の割合は 9.5% で過去最高 高齢者の有業率は 男女共に長野県が最も高い 高齢者の就業希望者比率は この 5 年間で多くの都府県で上昇 高齢者が支える 農業 林業 農業 林業従業者の 45% を占める 高齢雇用者に占める 非正規の職員 従業員 の割合は約 7 割 Ⅳ 東日本大震災の高齢者の仕事への影響 ( 就業構造基本調査 ) 震災により離職した高齢者の 5 割以上が現在被災 3 県在住者 震災による高齢避難者の 8 割以上が現在被災 3 県在住者震災による高齢避難者のうち 震災の直接の被害により離職した者の約 8 割は現在無業者 Ⅴ 高齢者の家計 暮らし ( 家計調査 家計消費状況調査 ) 交際費 保健医療への支出割合が高い高齢者世帯 活動的な 60 歳代 より健康に気を配る 70 歳以上 お祝いが増える 敬老の日 インターネットを利用した支出が年々増加 1

Ⅰ 高齢者の人口 高齢者人口は 3186 万人で過去最多総人口に占める割合は 25.0% で過去最高となり 4 人に 1 人が高齢者 65 歳以上の高齢者 ( 以下 高齢者 といいます ) 人口は 3186 万人 ( 平成 25 年 9 月 15 日現在推 計 ) で 総人口に占める割合は 25.0% となり 人口 割合共に過去最高となりました 前年 (3074 万人 24.1%) と比べると 112 万人 0.9 ポイント増と大きく増加しており これはいわゆる 団 塊の世代 ( 昭和 22 年 ~24 年の第一次ベビーブーム期に出生した世代 ) のうち 昭和 23 年生まれ が 新たに 65 歳に達したことによるものと考えられます 男女別にみると 男性は 1369 万人 ( 男性人口の 22.1%) 女性は 1818 万人 ( 女性人口の 27.8%) と 女性が男性より 449 万人多くなっています 年齢階級別にみると 70 歳以上人口は 2317 万人 ( 総人口の 18.2%) で 前年と比べ 61 万人 0.5 ポイント増 75 歳以上人口は 1560 万人 ( 同 12.3%) で 43 万人 0.4 ポイント増 80 歳以上人口 は 930 万人 ( 同 7.3%) で 38 万人 0.3 ポイント増となっています 高齢者人口の総人口に占める割合は 昭和 60 年に 10% を超え 20 年後の平成 17 年には 20% を超 え その 8 年後の 25 年に 25.0% となり 初めて 4 人に 1 人が高齢者となりました 国立社会保障 人口問題研究所の推計によると この割合は今後も上昇を続け 平成 47 年には 33.4% となり 3 人に 1 人が高齢者になると見込まれています ( 表 1 図 1 表 2) 表 1 年齢 3 区分別人口及び割合 ( 平成 24 年 25 年 )- 9 月 15 日現在 平成 25 年 平成 24 年 区分総人口 0~14 歳 15~64 歳 参考 65 歳以上 2 70 歳以上 75 歳以上 80 歳以上 85 歳以上 100 歳以上 ( 千人 ) 人 口 ( 万人 ) 男女計 12726 1640 7900 3186 2317 1560 930 454 51 男 6189 840 3981 1369 951 598 321 132 7 女 6537 800 3919 1818 1367 962 609 322 44 総人口に占める割合 (%) (%) 男女計 100.0 12.9 62.1 25.0 18.2 12.3 7.3 3.6 0.0 男 100.0 13.6 64.3 22.1 15.4 9.7 5.2 2.1 0.0 女 100.0 12.2 60.0 27.8 20.9 14.7 9.3 4.9 0.1 人口性比 1 94.7 105.0 101.6 75.3 69.6 62.2 52.7 41.2 15.2 人 口 ( 万人 ) ( 千人 ) 男女計 12750 1655 8021 3074 2256 1517 892 430 47 男 6202 848 4039 1315 923 579 306 123 6 女総人口に占める割合 (%) 6548 808 3982 1759 1333 938 587 307 41 (%) 男女計 100.0 13.0 62.9 24.1 17.7 11.9 7.0 3.4 0.0 男 100.0 13.7 65.1 21.2 14.9 9.3 4.9 2.0 0.0 女 100.0 12.3 60.8 26.9 20.4 14.3 9.0 4.7 0.1 1 人口性比 94.7 105.0 101.5 74.8 69.2 61.7 52.1 40.2 15.0 資料 : 人口推計 1) 女性 100 人に対する男性の数 2) 参考の 100 歳以上人口は 上段が平成 24 年 10 月 1 日現在 下段は 23 年 10 月 1 日現在であり 千人単位に四捨五入してあるので 内訳の計は必ずしも合計に一致しない 注 ) 人口は 万人単位に四捨五入してあるので 内訳の計は必ずしも合計に一致しない 2

図 1 高齢者人口及び割合の推移 資料 : 昭和 25 年 ~ 平成 22 年は 国勢調査 平成 24 年及び 25 年は 人口推計 平成 27 年以降は 日本の将来推計人口 ( 平成 24 年 1 月推計 ) 出生 ( 中位 ) 死亡 ( 中位 ) 推計 ( 国立社会保障 人口問題研究所 ) から作成注 ) 平成 24 年及び 25 年は 9 月 15 日現在 その他の年は 10 月 1 日現在 年次総人口 ( 万人 ) 表 2 高齢者人口及び割合の推移 高齢者人口 ( 万人 ) 総人口に占める割合 (%) 65 歳以上 70 歳以上 75 歳以上 80 歳以上 65 歳以上 70 歳以上 75 歳以上 80 歳以上 昭和 25 年 (1950) 8320 411 234 106 37 4.9 2.8 1.3 0.4 30 年 (1955) 8928 475 278 139 51 5.3 3.1 1.6 0.6 35 年 (1960) 9342 535 319 163 67 5.7 3.4 1.7 0.7 40 年 (1965) 9827 618 362 187 78 6.3 3.7 1.9 0.8 45 年 (1970) 10372 733 435 221 95 7.1 4.2 2.1 0.9 50 年 (1975) 11194 887 542 284 120 7.9 4.8 2.5 1.1 55 年 (1980) 11706 1065 669 366 162 9.1 5.7 3.1 1.4 60 年 (1985) 12105 1247 828 471 222 10.3 6.8 3.9 1.8 平成 2 年 (1990) 12361 1493 981 599 296 12.1 7.9 4.8 2.4 7 年 (1995) 12557 1828 1187 718 388 14.6 9.5 5.7 3.1 12 年 (2000) 12693 2204 1492 901 486 17.4 11.8 7.1 3.8 17 年 (2005) 12777 2576 1830 1164 636 20.2 14.3 9.1 5.0 22 年 (2010) 12806 2948 2121 1419 820 23.0 16.6 11.1 6.4 24 年 (2012) 12750 3074 2256 1517 892 24.1 17.7 11.9 7.0 25 年 (2013) 12726 3186 2317 1560 930 25.0 18.2 12.3 7.3 平成 27 年 (2015) 12660 3395 2424 1646 1013 26.8 19.1 13.0 8.0 32 年 (2020) 12410 3612 2797 1879 1173 29.1 22.5 15.1 9.4 37 年 (2025) 12066 3657 2950 2179 1339 30.3 24.5 18.1 11.1 42 年 (2030) 11662 3685 2949 2278 1571 31.6 25.3 19.5 13.5 47 年 (2035) 11212 3741 2945 2245 1627 33.4 26.3 20.0 14.5 資料 : 昭和 25 年 ~ 平成 22 年は 国勢調査 平成 24 年及び 25 年は 人口推計 平成 27 年以降は 日本の将来推計人口 ( 平成 24 年 1 月推計 ) 出生 ( 中位 ) 死亡 ( 中位 ) 推計 ( 国立社会保障 人口問題研究所 ) から作成注 1) 平成 24 年及び 25 年は 9 月 15 日現在 その他の年は 10 月 1 日現在 2) 国勢調査による人口及び割合は 年齢不詳をあん分した結果 3) 昭和 45 年までは沖縄県を含まない 人口推計 の詳しい結果を御覧になる場合は 次の URL を御参照ください http://www.stat.go.jp/data/jinsui/index.htm 人口推計検索 3

Ⅱ 高齢者の人口移動 福島県及び宮城県の転出超過数は前年に比べて大幅な減少 平成 24 年の高齢者の転出超過数を都道府県別にみると 東京都が5,227 人と最も多く 次いで大阪府 (801 人 ) 福島県(416 人 ) など25 都道府県で転出超過となっています このうち 福島県は 1,169 人 宮城県は961 人 岩手県は287 人 前年に比べて転出超過数は減少となりました 一方 東京都は前年に比べて転出超過数は865 人の増加となっています 転入超過数をみると 埼玉県が2,220 人と最も多く 次いで千葉県 (1,249 人 ) 神奈川県 (956 人 ) など22 県で転入超過となり 前年に比べて2 県の減少となっています ( 図 2 表 3) 図 2 高齢者の都道府県別転入 転出超過数 ( 平成 23 年 24 年 ) 区 表 3 岩手県 宮城県 福島県 東京都及び大阪府の高齢者の転入者数 転出者数及び転入 転出超過数 ( 平成 23 年 24 年 ) ( 人 ) 転入超過数 (-は転出超過) 転 入 者 数 転 出 者 数 分 平成 23 年 ~ 平成 23 年 ~24 年 平成 23 年 ~24 年 平成 24 年 平成 23 年 24 年 平成 24 年 平成 23 年 の増減 平成 24 年 平成 23 年 の増減 の増減数 実数 率 (%) 実数 率 (%) 岩手県 -129-416 287 689 823-134 -16.3 818 1,239-421 -34.0 宮城県 -75-1,036 961 1,371 1,393-22 -1.6 1,446 2,429-983 -40.5 福島県 -416-1,585 1,169 1,025 1,321-296 -22.4 1,441 2,906-1,465-50.4 東京都 -5,227-4,362-865 13,349 13,600-251 -1.8 18,576 17,962 614 3.4 大阪府 -801-585 -216 7,287 7,176 111 1.5 8,088 7,761 327 4.2 資料 ( 図 2 及び表 3): 住民基本台帳人口移動報告 注 ) 転入超過数とは 転入者数から転出者数を差し引いた数 なお 転入超過数がマイナス (-) の場合は転出超過を示す 住民基本台帳人口移動報告 の詳しい結果を御覧になる場合は 次の URL を御参照ください http://www.stat.go.jp/data/idou/index.htm 住民基本台帳人口移動報告 検索 4

Ⅲ 高齢者の就業 高齢者の就業者数は 595 万人で過去最多総就業者数に占める高齢者の割合は 9.5% で過去最高 平成 24 年の高齢者の就業者数は前年と比べ 24 万人の増加で 595 万人となり 過去最多となっ ています また 15 歳以上の就業者総数に対する高齢者の割合は 9.5% となり 高年齢者雇用安定法の改 正などを背景に 労働市場に高齢者が占める割合は増加傾向を示しています ( 図 3 図 4) 図 3 高齢者の就業者数の推移 ( 平成元年 ~24 年 ) 図 4 就業者総数及び高齢者の就業者が全体に占める割合の推移 ( 平成元年 ~24 年 ) 平成 24 年の高齢者の就業率 ( 高齢者人口に占める就業者の割合 ) は 男性が 27.9% 女性が 13.2% となっています このうち 65~69 歳の就業率は 男性が 46.9% 女性が 27.8% といずれも前年より高くなっています ( 図 5) 図 5 高齢者の就業率の推移 ( 平成元年 ~24 年 ) 資料 ( 図 3 図 4 及び図 5): 労働力調査 ( 基本集計 ) 注 ) 平成 23 年は 補完推計値 5

高齢者の有業率は 男女共に長野県が最も高い 平成 24 年 10 月 1 日現在の高齢者の有業率 ( 高齢者人口に占めるふだん働いている人の割合 ) を都道府県別にみると 男性は長野県 (38.5%) が最も高く 次いで山梨県 (36.6%) 島根県 (36.1%) 東京都(34.5%) 福井県(34.1%) などの順となっています 一方 女性も長野県 (19.7%) が最も高く 次いで山梨県 (18.9%) 静岡県 (18.0%) 東京都 (17.5%) 高知県(17.2%) などの順となっており 男女共に甲信 北陸地方などで高くなっています 平成 19 年と比べると 男性は島根県 熊本県 北海道など6 道県を除く41 都府県で 女性は高知県 宮城県 青森県など20 道府県を除く27 都府県で低下しています 高齢化の進展により 高齢者人口は男女共全ての都道府県で大きく増加しているため 年金受給開始年齢に到達した後も働く高齢者は増えてはいるものの 多くの都道府県で有業率は低下しています ( 図 6) 図 6 高齢者の男女 都道府県別有業率 ( 平成 19 年 24 年 ) 男 女 資料 : 就業構造基本調査 6

高齢者の就業希望者比率は この 5 年間で多くの都府県で上昇 高齢無業者の就業希望者比率 ( 高齢者の無業者に占める就業希望者の割合 ) を都道府県別にみると 男性は東京都 (17.1%) が最も高く 次いで京都府 大阪府 ( 共に14.9%) 埼玉県 神奈川県 山梨県 ( いずれも14.8%) などの順となっています 一方 女性も東京都 (8.6%) が最も高く 次いで京都府 (8.5%) 大阪府(7.9%) 埼玉県 (7.6%) 山梨県(7.2%) などの順となっており 男女共に東京都 大阪府などを含む大都市圏で高くなっています 平成 19 年と比べると 男性は京都府 秋田県 福井県 徳島県など11 道府県を除く36 都府県で上昇 女性は徳島県 鳥取県 兵庫県など7 道府県を除く40 都府県で上昇しています ( 図 7) 図 7 高齢者の男女 都道府県別就業希望者比率 ( 平成 19 年 24 年 ) 男 女 資料 : 就業構造基本調査 7

高齢者が支える 農業 林業 農業 林業従業者の 45% を占める 平成 24 年の高齢者の就業者について産業別にみると 農業 林業 が 101 万人と最も多く 次いで 卸売業 小売業 が 96 万人などとなっています また 高齢者が就業者全体に占める割合を産業別にみると 農業 林業 が 45.1% と最も高 かいま くなっており 高齢者が支える 農業 林業 の現状が垣間見えます ( 図 8) 図 8 産業別高齢者の就業者数及び各産業に占める割合 ( 平成 24 年 ) 高齢雇用者に占める 非正規の職員 従業員 の割合は約 7 割 平成 24 年の高齢者の就業者のうち雇用されている者 ( 以下 高齢雇用者 といいます ) は 353 万人となっており 役員を除く高齢雇用者は 259 万人となっています 高齢雇用者の 非正規の職員 従業員 は 179 万人と 正規の職員 従業員 の 81 万人を上回っており 役員を除く高齢雇用者の 69.1%( 高齢雇用者の 50.7%) を占めています ( 図 9) 図 9 雇用形態別高齢雇用者数の推移 ( 平成 14 年 ~24 年 ) 資料 ( 図 8 及び図 9): 労働力調査 ( 基本集計 ) 注 ) 平成 23 年は 補完推計値 8

なお 役員を除く高齢雇用者 (259 万人 ) について雇用形態別の内訳をみると パート アル バイトが 43.5% 契約社員 嘱託が 15.0% などとなっています ( 図 10) 図 10 役員を除く高齢雇用者の雇用形態別割合 ( 平成 24 年 ) ( 注 : 割合は 表示単位に四捨五入してあるので 内訳の計は必ずしも合計に一致しない ) 資料 : 労働力調査 ( 詳細集計 ) 注 ) 雇用者は 役員 と 役員を除く雇用者 に分けられる また 役員を除く雇用者 については 雇用形態を勤め先での呼称により 正規の職員 従業員 パート アルバイト 契約社員 嘱託 労働者派遣事業所の派遣社員 及び その他 に分けており 正規の職員 従業員 以外を 非正規の職員 従業員 としている 労働力調査 の詳しい結果を御覧になる場合は 次の URL を御参照ください http://www.stat.go.jp/data/roudou/index.htm 労働力調査 検索 就業構造基本調査 の詳しい結果を御覧になる場合は 次の URL を御参照ください http://www.stat.go.jp/data/shugyou/2012/index.htm 就業構造基本調査 検索 9

Ⅳ 東日本大震災の高齢者の仕事への影響 震災により離職した高齢者の 5 割以上が現在被災 3 県在住者 高齢者のうち 調査時点 ( 平成 24 年 10 月 1 日 ) で東日本大震災の直接の影響による仕事への影響があった ( 離職や休職を余儀なくされるなど仕事に何らかの影響を受けた ) 者は38 万 3 千人で 被災 3 県 ( 岩手県 宮城県及び福島県をいう 以下同じ ) 在住者は10 万 2 千人 その他の都道府県在住者は28 万 1 千人となっています このうち 離職した者は2 万人で うち被災 3 県在住者は1 万 1 千人 その他の都道府県在住者は9 千人となっており 離職した者の5 割以上が被災 3 県在住者となっています 休職した者は13 万 5 千人で うち被災 3 県在住者は5 万 8 千人 その他の都道府県在住者は7 万 7 千人となっており 休職した者の4 割以上が被災 3 県在住者となっています ( 表 4) 表 4 震災による仕事への影響の有無別高齢者人口及び割合 ( 平成 24 年 ) 震災による仕事への 影響の有無 総 数 仕事への影響があった 総数離職した休職したその他 仕事への影響はなかった ( 千人,%) 当時仕事についていなかった 実数割合 全国 30,788.3 382.7 20.1 134.8 227.6 6,579.0 22,974.1 被災 3 県計 1,408.3 102.0 11.2 57.9 33.2 192.3 1,088.5 岩手県 363.7 18.9 2.3 10.1 6.6 62.5 276.8 宮城県 533.4 37.5 5.0 22.5 10.1 65.2 419.9 福島県 511.2 45.6 3.9 25.3 16.5 64.6 391.8 その他の都道府県 29,379.9 280.6 9.1 76.9 194.4 6,386.7 21,885.5 全国 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 被災 3 県計 4.6 26.7 55.7 43.0 14.6 2.9 4.7 岩手県 1.2 4.9 11.4 7.5 2.9 0.9 1.2 宮城県 1.7 9.8 24.9 16.7 4.4 1.0 1.8 福島県 1.7 11.9 19.4 18.8 7.2 1.0 1.7 その他の都道府県 95.4 73.3 45.3 57.0 85.4 97.1 95.3 資料 : 就業構造基本調査 10

震災による高齢避難者の 8 割以上が現在被災 3 県在住者震災による高齢避難者のうち 震災の直接の被害により離職した者の約 8 割は現在無業者 高齢者について 震災時の避難の有無の状況をみると 避難者 ( 現在も避難している者 及び 震災後に転居した者 の高齢者人口の合計) 数は7 万 6 千人でした このうち被災 3 県在住者は6 万 4 千人で その他の都道府県在住者は1 万 2 千人となっており 避難者の8 割以上が被災 3 県在住者となっています この避難者について震災による仕事への影響の有無をみると 仕事への影響があった者は1 万 7 千人 うち離職した者は7 千人となっており 離職した者の現在の就業状態をみると 有業者は1 千人 ( 避難者のうち離職した者に占める割合 18.6% ) 無業者は6 千人 ( 同 81.4%) となっています これを被災 3 県についてみると 離職した者で現在有業者は 21.6% 無業者は 78.4% その他の都道府県では 有業者は 10.5% 無業者は 89.5% となっており 被災地を離れて他の都道府県に避難せざるを得なかった人たちのほうが 自県内に避難した人たちよりも その後再び仕事に就くのが難しいという状況が見てとれます ( 表 5) ) 震災により避難した者 には 現在も避難している者 震災後に転居した者 のほかに 震災前の住居に戻った者 がいる 表 5 就業状態 震災による仕事への影響の有無別避難者数 ( 高齢者人口 ) 及び割合 ( 現在も避難している者及び震災後に転居した者 )( 平成 24 年 ) 震災による仕事への影響の有無 総数 仕事への影響があった 実数 うち離職した 仕事への影響はなかった 当時仕事についていなかった うち離職した ( 千人,%) 当時仕事についていなかった 就業状態 全国 76.4 16.6 7.0 3.2 55.6 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 有業者 11.0 7.2 1.3 2.3 1.3 14.4 43.4 18.6 71.9 2.3 無業者 65.4 9.4 5.7 0.9 54.3 85.6 56.6 81.4 28.1 97.7 被災 3 県計 64.0 13.7 5.1 2.8 46.7 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 有業者 9.9 6.7 1.1 1.9 1.4 15.5 48.9 21.6 67.9 3.0 無業者 54.1 7.0 4.0 0.9 45.3 84.5 51.1 78.4 32.1 97.0 岩手県 15.5 3.5 1.5 0.6 11.2 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 有業者 2.5 1.7 0.2 0.4 0.3 16.1 48.6 13.3 66.7 2.7 無業者 13.0 1.8 1.3 0.2 10.9 83.9 51.4 86.7 33.3 97.3 宮城県 25.1 4.5 2.0 1.5 18.6 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 有業者 4.1 2.7 0.5 1.0 0.4 16.3 60.0 25.0 66.7 2.2 無業者 21.0 1.8 1.5 0.5 18.2 83.7 40.0 75.0 33.3 97.8 福島県 23.4 5.7 1.6 0.7 16.9 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 有業者 3.3 2.3 0.4 0.5 0.7 14.1 40.4 25.0 71.4 4.1 無業者 20.1 3.4 1.2 0.2 16.2 85.9 59.6 75.0 28.6 95.9 その他の都道府県 12.2 2.8 1.9 0.4 8.8 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 有業者 1.0 0.7 0.2 0.4 0.0 8.2 25.0 10.5 100.0 0.0 無業者 11.2 2.1 1.7 0.0 8.8 91.8 75.0 89.5 0.0 100.0 総数 仕事への影響があった 割合 仕事への影響はなかった 資料 : 就業構造基本調査 就業構造基本調査 の詳しい結果を御覧になる場合は 次の URL を御参照ください http://www.stat.go.jp/data/shugyou/2012/index.htm 就業構造基本調査 検索 11

Ⅴ 高齢者の家計 暮らし 交際費 保健医療への支出割合が高い高齢者世帯 世帯主が高齢者の世帯 と 総世帯 1 について それぞれの消費支出を構成比で比較する と 世帯主が高齢者の世帯 では 教育 が 0.09 倍と最も低くなっている一方で 保健医療 が 1.36 倍と最も高くなっており 健康の維持 増進のため保健医療に費やす支出割合が高いとい う特徴がうかがえます また その他の消費支出 の内訳をみると 交際費 2 が 1.45 倍と高くなっており 子や 孫の世帯など世帯外への金品の贈与などが多くなっていることがうかがえます ( 図 11 表 6) 1) 総世帯とは 二人以上の世帯 と 単身世帯 を合わせた世帯をいう 2) 家計調査 における交際費とは 世帯外の人への贈答用金品及び接待用支出並びに職場 地域などにおける諸会費及び負担費 家計調査 における 世帯 とは 住居及び家計を共にしている人の集まりのこと 図 11 全ての世帯の平均における消費支出の構成比に対する比率 ( 平成 24 年 : 総世帯 ) 表 6 消費支出の内訳及び構成比 ( 平成 24 年 : 総世帯 ) 1 世帯当たり 1 か月間の支出金額 ( 円 ) 消費支出の内訳構成比 総世帯世帯主が世帯主が総世帯平均 65 歳未満高齢者平均 世帯主が 65 歳未満 世帯主が高齢者 構成比 (%) 構成比 (%) 総世帯平均に対する倍率 ( 倍 ) 構成比 (%) 資料 ( 図 11 及び表 6): 家計調査 ( 家計収支編 ) 注 ) 金額及び構成比は 表示単位に四捨五入してあるので 内訳の計は必ずしも合計に一致しない 総世帯平均に対する倍率 ( 倍 ) 消費支出 247,651 268,253 214,266 100.0 100.0-100.0 - 食料 58,500 61,513 53,618 23.6 22.9 0.97 25.0 1.06 住居 18,962 21,102 15,495 7.7 7.9 1.03 7.2 0.94 光熱 水道 19,428 19,530 19,262 7.8 7.3 0.94 9.0 1.15 家具 家事用品 8,562 8,585 8,525 3.5 3.2 0.91 4.0 1.14 被服及び履物 9,798 11,542 6,972 4.0 4.3 1.08 3.3 0.83 保健医療 10,955 9,822 12,791 4.4 3.7 0.84 6.0 1.36 交通 通信 33,820 40,847 22,433 13.7 15.2 1.11 10.5 0.77 教育 8,163 12,767 702 3.3 4.8 1.45 0.3 0.09 教養娯楽 25,517 27,518 22,274 10.3 10.3 1.00 10.4 1.01 その他の消費支出 53,946 55,027 52,194 21.8 20.5 0.94 24.4 1.12 諸雑費 19,819 20,417 18,850 8.0 7.6 0.95 8.8 1.10 こづかい ( 使途不明 ) 8,008 9,928 4,897 3.2 3.7 1.16 2.3 0.72 交際費 21,483 18,073 27,009 8.7 6.7 0.77 12.6 1.45 仕送り金 4,635 6,607 1,439 1.9 2.5 1.32 0.7 0.37 12

活動的な 60 歳代 より健康に気を配る 70 歳以上 二人以上の世帯について 世帯主の年齢階級別に国内旅行や海外旅行などの パック旅行費 の支出金額をみると 世帯主の年齢が 60 歳代の世帯で最も多くなっており 支出金額が最も少ない 30 歳未満の世帯と比べ 6.7 倍となっています ゴルフプレー料金 についても同様で 60 歳代の世帯で最も多くなっており 最も少ない 30 歳未満の世帯と比べ 7.0 倍となっています ( 図 12-1 12-2) 続いて サプリメントなどの 健康保持用摂取品 についてみると 世帯主の年齢が高いほど多くなっており 最も多い 70 歳以上の世帯の支出金額は 最も少ない 30 歳未満の世帯と比べ 5.6 倍になっています 乳酸菌飲料 についても同様で 最も多い 70 歳以上の世帯の支出金額は 最も少ない 30 歳未満の世帯と比べ 2.8 倍になっています ( 図 12-3 12-4) サプリメントや乳酸菌飲料などにより健康管理に気を配りながら 旅行やゴルフなどのレジャーを楽しむ高齢者のすがたが見てとれます 注 ) 倍率については 原数値 ( 円単位 ) を用いて算出している 図 12 世帯主の年齢階級別 1 世帯当たり年間の支出金額及び消費支出に占める割合 ( 平成 24 年 : 二人以上の世帯 ) 図 12-1 パック旅行費 図 12-2 ゴルフプレー料金 図 12-3 健康保持用摂取品 図 12-4 乳酸菌飲料 資料 ( 図 12-1~12-4): 家計調査 ( 家計収支編 ) 13

お祝いが増える 敬老の日 二人以上の世帯について 平成 22 年 ~24 年の 3 年間の 9 月の日別集計結果から 項目別に世帯 外の人のために支出した金額についてみると 宿泊料などを含む 教養娯楽サービス や 外食 被服及び履物 については 敬老の日 を含む 3 連休で支出が増加する傾向が見られます 敬老の日には プレゼントを贈ったり 親族が集まって外食に出かける機会が増えていることがうかがえます ( 表 7) 表 7 敬老の日 を含む 3 連休と 9 月の他の土日祝日における世帯外の人のための支出金額 ( 平成 22 年 ~24 年平均 : 二人以上の世帯 ) 世帯外の人のために支出した金額 1 世帯当たり1 日 ( 円 ) 外 食 被服及び履物 教養娯楽サービス 敬老の日 を含む3 連休 132.20 31.98 37.65 9 月の他の土日祝日平均 98.94 22.81 26.98 資料 : 家計調査 ( 家計収支編 ) 注 ) 家計調査は調査世帯の個々の支出の全てを毎日家計簿に記入していただき 日別の支出金額を日別集計結果 として公表している また 家計簿には贈答用など世帯外の人のために購入したものと 世帯内のために購 入したものを区別できるように記入していただき 集計結果から世帯外の人のため支出した金額について見 ることができる 家計調査 の詳しい結果を御覧になる場合は 次の URL を御参照ください http://www.stat.go.jp/data/kakei/index.htm 家計調査 検索 インターネットを利用した支出が年々増加 総世帯のうち世帯主が高齢者の世帯について インターネットを利用して購入した商品 サービスへの1 世帯当たりの支出総額の推移をみると 平成 14 年は5,748 円でしたが 24 年は19,884 円と 10 年間で3.5 倍に増加しており 若い世代の利用が多いと思われがちなインターネットショッピングの利用ですが 高齢者の利用も増えていることがうかがえます ( 図 13) 図 13 インターネットを利用した支出総額の推移 ( 平成 14 年 ~24 年 : 世帯主が高齢者の世帯 ) ( 円 ) 25,000 20,000 17,112 17,628 19,884 15,216 15,000 12,192 12,372 10,000 9,576 5,748 5,844 6,636 5,000 4,164 資料 : 家計消費状況調査 0 平成 14 年 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 家計消費状況調査 の詳しい結果を御覧になる場合は 次の URL を御参照ください http://www.stat.go.jp/data/joukyou/index.htm 家計消費状況調査 検索 14

10 月 1 日住宅 土地統計調査を実施します! 15

今回の住宅 土地統計調査では インターネットでも回答できますので 調査への御協力をお願いいたします 住宅 土地統計調査のキャンペーンサイトはこちら http://www.stat.go.jp/jyutaku_2013/ index.htm 総務省統計局 問合せ先 統計情報システム課統計情報企画室情報提供第一係 東京都新宿区若松町 19 番 1 号 TEL :( 03) 5273-1160 FAX :( 03) 3204-9361 E-Mail : r-teikyou@soumu.go.jp 各項目に関する問合せ先 Ⅰ 高齢者の人口 ( 人口推計 ) 国勢統計課人口推計係 (03)5273-1009 Ⅱ 高齢者の人口移動 ( 住民基本台帳人口移動報告 ) 国勢統計課人口移動調査係 (03)5273-1157 Ⅲ 高齢者の就業 ( 労働力調査 ) 労働力人口統計室審査発表第一係 (03)5273-1162 ( 就業構造基本調査 ) 労働力人口統計室企画指導第二係 (03)5273-1190 Ⅳ 東日本大震災の高齢者の仕事への影響 ( 就業構造基本調査 ) 労働力人口統計室企画指導第二係 (03)5273-1190 Ⅴ 高齢者の家計 暮らし ( 家計調査 ) 消費統計課審査発表係 (03)5273-1174 ( 家計消費状況調査 ) 消費統計課家計消費状況調査係 (03)5273-1011 統計データを引用 転載する場合には ( 府省名 統計調査名 ) の表記をお願いします ( 例 ) 資料 : 総務省 調査 総務省統計局ホームページURL http://www.stat.go.jp/ 統計局検索 16