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○数学科 2年 連立方程式

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能を習得したり活用したりすることの必要性について確認する グラフをかく力やグラフを読み取る力を身に付けさせるとともに, 一次関数を学ぶことに対する意欲を高めたい 小単元全体を通して主体的に学ぶ意欲を高め, 自分の考えを説明したいという気持ちにさせた上で, 目的や方法等を明確にした意図のあるペアやグル

Microsoft Word - 全国調査分析(H30算数)

算数科学習指導案 指導者中野智子 1 日時平成 30 年 10 月 19 日 ( 金 ) 第 6 校時 2 学年第 6 学年 1 組男子 12 名女子 9 名計 21 名 3 単元名資料の調べ方 4 単元について (1) 単元観本単元は, 小学校学習指導要領第 6 学年の内容 [D データの活用 ]

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Microsoft Word - 数学指導案(郡市教科部会)

国語科学習指導案様式(案)

第4学年算数科学習指導案

知識・技能を活用して、考えさせる授業モデルの研究

国語科第 1 学年熊野町立熊野中学校指導者森島登紀子 単元名 根拠を明確にして書こう 本単元で育成する資質 能力 自ら考え判断する力, 読解力 情報収集能力 1 日 時平成 29 年 11 月 16 日 5 校時 2 場 所 1 年 3 組教室 3 学年 学級第 1 学年 3 組 (27 名男子 1

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第 4 学年算数科学習指導案 平成 23 年 10 月 17 日 ( 月 ) 授業者川口雄 1 単元名 面積 2 児童の実態中条小学校の4 年生 (36 名 ) では算数において習熟度別学習を行っている 今回授業を行うのは算数が得意な どんどんコース の26 名である 課題に対して意欲的に取り組むこ

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1 単元名 分数 ( 全 10 時間 ) 教材名 分数をくわしく調べよう ( 東京書籍 4 年下 ) 第 4 学年算数科学習指導案平成 26 年 11 月 26 日 ( 水 ) 5 校時 4 年 1 組 ( 男子 13 名 女子 10 名計 23 名 ) 指導者上田稚子 ( 学習指導要領 ) A 数

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平成 29 年度全国学力 学習状況調査の結果の概要 ( 和歌山県海草地方 ) 1 調査の概要 (1) 調査日平成 29 年 4 月 18 日 ( 火 ) (2) 調査の目的義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から 全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握 分析し 教育施策の成果と課題を検証し

H

(2) -2,4,1 3 y=-x-2 をかいた ( 人 ) 4 (1) y=2x-9,y=2x,y=3x+3 (2) y=x+11 (3) 指導観校内の研究テーマが 考える力を引き出す授業のあり方 ということで, 数学科では考える力とは何かを分析し,11 項目に整理した 1 帰納的に考える力 2

第 4 学年算数科指導案 平成 28 年 11 月 2 日 ( 水 ) 第 5 校時場所 4 年 2 組男子 22 名女子 10 名指導者垣見遥 ともなって変わる量 思考力 判断力 表現力の育成 ~ 児童の考えを引きだす算数的活動の工夫 ~ 1 単元名 ともなって変わる量 2 単元の目標 ともなって

第 6 学年算数科学習指導案 日時平成 25 年 月 日 ( ) 校時対象第 6 学年 組 名学校名 立 小学校授業者 1 単元名 速さ ( 学校図書 6 年上 ) 2 単元の目標速さについて理解し 求めることができるようにする 3 単元の評価規準 単元の評価規準 ア算数への関心 意欲 態度 速さを

中学校第 3 学年数学科学習指導案 日 時 平成 25 年 月 日 ( ) 第 校時 対 象 第 3 学年 学校名 立 中学校 1 単元名 式の計算第 1 章式の計算 2 単元の目標文字を用いた簡単な多項式について 式の展開や因数分解ができるようにするとともに 目的に応じて式を変形したりその意味を読

算数科学習指導案 指導者伊達詩恵 1 日時平成 24 年 5 月 21 日 ( 月 ) 5 校時 2 学年第 6 学年 1 組 22 名 3 場所 6 年 1 組教室 4 単元名文字と式 5 単元について 単元観 本単元は, 数量の関係を表す式についての理解を深め, 式に表したり, 式を読み取ったり

H30全国HP

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Microsoft Word - 学習指導案(公民的分野 ②).doc

Microsoft Word - ④「図形の拡大と縮小」指導案

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第 3 学年 2 組算数科学習指導案 1 単元名たし算とひき算の筆算 指導者永田佳江 2 単元について (1) 単元観 該当する学習指導要領の内容 A 数と計算 A(2) 加法, 減法 (2) 加法及び減法の計算が確実にできるようにし, それらを適切に用いる能力を伸ばす 本単元で扱う たし算とひき算

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第 5 学年 社会科学習指導案 1 単元名自動車をつくる工業 2 目標 我が国の自動車工業の様子に関心を持って意欲的に調べ, 働く人々の工夫や努力によって国民生活を支える我が国の工業生産の役割や発展について考えようとしている ( 社会的事象への関心 意欲 態度 ) 我が国の自動車工業について調べた事

技術 家庭科学習指導案 安芸高田市立向原中学校指導者久保田美恵 1 日時平成 26 年 11 月 10 日 ( 月 ) 第 5 校時 (14:15~15:05) 2 場所 2 年教室 3 学年 学級第 2 学年男子 11 名女子 11 名計 22 名 4 題材名 食品の選択 小題材名 加工食品の選び

2 単元の構想 本単元の目標 関心 意欲 態度 平均を用いることのよさに気付き, 進んで身近な事柄の考察や表現に用いようとする 見方や考え方 平均の考えを用いて, 身近な事柄について考えたり, 表現の仕方を考えたりすることができる 技能 平均を求めたり, 平均から全体を求めたりできる また, それを

数学科学習指導案 1 次方程式 ( 中学校第 1 学年 ) 神奈川県立総合教育センター < 中学校 高等学校 > 数学 理科授業づくりガイドブック 平成 22 年 3 月 問題つくりを題材として取り上げ 身近な生活の中にある数量関係を見いだし それを基に文章題を作らせる指導によって 自ら具体的な事象

上に食に関する指導の充実が求められている 食環境の乱れが社会的課題とっている今日 中学生が食生活の自立を目指した学習をすることは大切なことであるので 本時は 自分や家族の食生活の中で見付けた問題点の改善に自主的に取り組むことができるように 指導を進めることにした 指導に当たっては これまでの学習を踏

平成 29 年度全国学力 学習状況調査の結果の概要 ( 和歌山県和歌山市 ) 1 調査の概要 (1) 調査日平成 29 年 4 月 18 日 ( 火 ) (2) 調査の目的義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から 全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握 分析し 教育施策の成果と課題を検証し

関数を活用することで現実世界の課題を解決できるということを通して, 生徒に関数の有用性を実感させたい そのために, 陸上競技トラックの問題 を用いて, 現実世界の課題から関数関係を見いだし, 表 式 グラフなどを用いて数学的に処理し, 現実世界の課題を解決する ことで, 関数を用いた問題解決の理解を

し, 定期的に評価することで 自己の考え を自覚する場面を意図的に設定している 本教材の学習においては, 様々な情報の中から必要な情報を取り出し, 整理 分析し, それに基づいた自分の考えを表現する活動を通して, 自己の考えの深まりや広がり を実感させることによって, 課題改善につなげたいと考えてい

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Microsoft PowerPoint - syogaku [互換モード]

3. 単元計画 (10 時間 ) 1 5 年生の学習を振り返ろう 散らばりの様子を表にすると 平均だけ 一番大きい数字は 平均で比べてみると ではわからなかった資料の特徴がいろ いろと見えてくるね 2 平均を使えば比べることができた ( 合計 ) ( 個数 )= 平均だった紙飛行機とばし大会に出ます

解答類型

座標軸の入ったワークシートで整理して, 次の単元 もっとすばらしい自分へ~ 自分向上プロジェクト~ につなげていく 整理 分析 協同的な学習について児童がスクラップした新聞記事の人物や, 身近な地域の人を定期的に紹介し合う場を設けることで, 自分が知らなかった様々な かがやいている人 がいることを知

平成 28 年度山梨県学力把握調査 結果分析資料の見方 調査結果概況 正答数分布グラフ 分布の形状から児童生徒の解答状況が分かります 各学校の集計支援ツールでは, 形状だけでなく, 県のデータとの比較もできます 設問別正答率 無解答率グラフ 設問ごとの, 正答率や無解答率が分かります 正答率の低い設

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(3) 計画 学習課題学習内容時間 変わり方のようすをわかりやすく表すにはどうしたらよいか考えよう変わり方が大きいか小さいかを調べるにはグラフのどこに目をつけるとよいのだろう 2つの折れ線グラフからどんなことが分かるだろう折れ線グラフをかこう 変わり方を分かりやすく表す工夫 折れ線グラフの縦軸と横軸

Microsoft Word - 社会科

調査の概要 1 目的義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から 全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握 分析し 教育施策の成果と課題を検証し その改善を図るとともに そのような取組を通じて 教育に関する継続的な検証改善サイクルを確立する また 学校における児童生徒への教育指導の充実や学習状況の

○学部 ○○科 学習指導案

第 1 学年国語科学習指導案 日時 平成 27 年 11 月 11 日 ( 水 ) 授業 2 場所 八幡平市立西根中学校 1 年 2 組教室 学級 1 年 2 組 ( 男子 17 名女子 13 名計 30 名 ) 授業者佐々木朋子 1 単元名いにしえの心にふれる蓬莱の玉の枝 竹取物語 から 2 単元

Taro-H29結果概要(5月25日最終)

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2 生活習慣や学習環境等に関する質問紙調査 児童生徒に対する調査 学校意欲 学習方法 学習環境 生活の諸側面等に関する調査 学校に対する調査 指導方法に関する取組や人的 物的な教育条件の整備の状況等に関する調査 2

算数科学習指導案 広島市立 小学校教諭 1 日時平成 21 年 2 月 日 ( ) 2 学年 5 年 組 3 単元数量関係 割合とグラフ 4 単元について 本単元では, 百分率について理解し, それを用いることができるようにするとともに, 目的に応じて資料を分類整理し, それを円グラフや帯グラフを用

Microsoft PowerPoint - 中学校学習評価.pptx

Taro-小学校第5学年国語科「ゆる

Taro-⑤-1資料の調べ方.jtd

PowerPoint プレゼンテーション

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平成 22 年度全国学力 学習状況調査結果の概要と分析及び改善計画 調査実施期日 平成 22 年 4 月 20 日 ( 火 )AM8:50~11:50 平成 22 年 9 月 14 日 ( 火 ) 研究主任山口嘉子 調査実施学級数等 三次市立十日市小学校第 6 学年い ろ は に組 (105 名 )

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(3) 指導観本時は 連立方程式の文章題を扱う最初の時間である 方程式の文章題は 個数と代金に関する問題 速さ 時間 道のりに関する問題 割合に関する問題 を扱う これらを解くときには図や表 線分図などを書くことが有効であることを生徒達は昨年度一次方程式の時にも経験している 一元一次方程式を利用する

中学校第 3 学年国語科学習指導案 日時平成 28 年 月 日第 校時対象第 3 学年 組学校名 中学校授業者 1 教材名 故郷 2 単元の目標 情景や人物を描写する語句や表現を読み取り 内容への理解を深めることができる 作品を通して 社会の中での人間の生き方について考え 自分の意見をもつことができ

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平成 21 年度全国学力 学習状況調査結果の概要と分析及び改善計画 調査実施期日 平成 21 年 10 月 2 日 ( 金 ) 教務部 平成 21 年 4 月 21 日 ( 火 )AM8:50~11:50 調査実施学級数等 三次市立十日市小学校第 6 学年い ろ は に組 (95 名 ) 教科に関す

けて考察し, 自分の考えを表現している 3 電磁石の極の変化と電流の向きとを関係付けて考え, 自分の考えを表現している 指導計画 ( 全 10 時間 ) 第 1 次 電磁石のはたらき (2 時間 ) 知 1, 思 1 第 2 次 電磁石の強さが変わる条件 (4 時間 ) 思 2, 技 1, 知 2

Microsoft Word - 小・社会・祭田①.doc

4 本単元と情報リテラシーの関わり 課題設定担任による 説明会におけるデモンストレーションを見ることを通して 本単元を貫く言語活動としての これぞ和の文化! おすすめの 和の文化 を調べて説明会を開こう を知り 見通しを持たせ学校司書による関連図書紹介を通して 和の文化への関心を高め 進んで調べよう

指導方法等の改善計画について

2 図形の定義や性質を見いだすための算数的活動を取り入れる 2 枚の長方形, 長方形と三角形,2 枚の三角形を重ねて四角形を作る活動を取り入れ, 向かい合う辺の平行関係に着目させたり, 長さに着目させたりしながら, 四角形を定義できるようにする コンパスや分度器, ものさし等を使って, 四角形の構成

2、協同的探究学習について

ホームページ掲載資料 平成 30 年度 全国学力 学習状況調査結果 ( 上尾市立小 中学校概要 ) 平成 30 年 4 月 17 日実施 上尾市教育委員会

(6) 調査結果の取扱いに関する配慮事項調査結果については 調査の目的を達成するため 自らの教育及び教育施策の改善 各児童生徒の全般的な学習状況の改善等につなげることが重要であることに留意し 適切に取り扱うものとする 調査結果の公表に関しては 教育委員会や学校が 保護者や地域住民に対して説明責任を果

平成 30 年 6 月 8 日 ( 金 ) 第 5 校時 尾道市立日比崎小学校第 4 学年 2 組外国語活動 指導者 HRT 東森 千晶 JTE 片山 奈弥津 単元名 好きな曜日は何かな? ~I like Mondays.~ 本単元で育成する資質 能力 コミュニケーション能力 主体性 本時のポイント

2 児童観復習プリントから 乗法の交換法則 4 7=7 乗法の結合法則 = 加減混合の式や乗除混合の式の計算はできていると考えられる しかし 分配法則 6 10=6 9+ や 7 8=7 9 はできない児童が数名いて 定着していないことが分かる また 計算の仕方は理解してい

本時の展開

p.1~2◇◇Ⅰ調査の概要、Ⅱ公表について、Ⅲ_1教科に対する調査の結果_0821_2改訂

彩の国埼玉県 埼玉県のマスコット コバトン 科学的な見方や考え方を養う理科の授業 小学校理科の観察 実験で大切なことは? 県立総合教育センターでの 学校間の接続に関する調査研究 の意識調査では 埼玉県内の児童生徒の多くは 理科が好きな理由として 観察 実験などの活動があること を一番にあげています

Microsoft Word - 研究協議会資料(保健分野学習指導案)

Ⅰ 評価の基本的な考え方 1 学力のとらえ方 学力については 知識や技能だけでなく 自ら学ぶ意欲や思考力 判断力 表現力などの資質や能力などを含めて基礎 基本ととらえ その基礎 基本の確実な定着を前提に 自ら学び 自ら考える力などの 生きる力 がはぐくまれているかどうかを含めて学力ととらえる必要があ

①H28公表資料p.1~2

代表を表す平均を用いることがあること, 平均だけでなく最大値や最小値, 最頻値などの観点か ら調べることで, 集団の特徴や傾向がかることなど, 資料の調べ方を総括的にまとめていく 第 3 小単元 既習のグラフや表を活用して, 体力テストの結果を統計的な観点で読み取り, 自 たちの体力について特徴や傾

理科学習指導案

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1. 研究主題 学び方を身につけ, 見通しをもって意欲的に学ぶ子どもの育成 ~ 複式学級における算数科授業づくりを通して ~ 2. 主題設定の理由 本校では, 平成 22 年度から平成 24 年度までの3 年間, 生き生きと学ぶ子どもの育成 ~ 複式学級における授業づくり通して~ を研究主題に意欲的

算数科学習指導案 1 日時平成 24 年 10 月 25 日 ( 木 ) 5 校時 2 学年第 6 学年 8 名 3 単元名比例と反比例 ( 啓林館 ) 4 単元について 本単元は 三原市立和木小学校 指導者荒木美花 本単元のねらいは, 伴って変わる 2 つの数量の中から比例関係や反比例関係にあるも

Microsoft Word - 201hyouka-tangen-1.doc

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数学○ 学習指導案

目 次 1 学力調査の概要 1 2 内容別調査結果の概要 (1) 内容別正答率 2 (2) 分類 区分別正答率 小学校国語 A( 知識 ) 国語 B( 活用 ) 3 小学校算数 A( 知識 ) 算数 B( 活用 ) 5 中学校国語 A( 知識 ) 国語 B( 活用 ) 7 中学校数学 A( 知識 )

国語科学習指導案

Transcription:

単元観 中学校学習指導要領では 目的に応じて資料を収集し, コンピュータを用いたりするなどして表やグラフに整理し, 代表値や資料の散らばりに着目してその資料の傾向を読み取ることができるようにする と示されている この内容を受け, 本単元では, 資料を収集, 整理する場合には, 目的に応じた適切で能率的な資料の集め方や, 合理的な処理の仕方が重要であることを理解すること, ヒストグラムや代表値などについて理解し, それらを用いて資料の傾向を捉え説明することを通して, 資料の傾向を読み取ることができるようにすることをねらいとする 本単元で学習する相対度数の概念は, 第 2 学年で学習する確率の基礎になる概念である また, 目的に応じて資料を収集し資料の傾向を読み取る学習は, 第 3 学年における標本の傾向から母集団の傾向を読み取る学習につながる重要なものである 生徒観 数学の授業に対する本学級の生徒の意識は, 次のとおりである 数学への関心 意欲が高く, 数学ができるようになりたいと考えている生徒がほとんどである しかしながら, 理由を挙げて自分の考えや解き方を説明することについてやや苦手意識をもっていることが分かる 本学級の生徒を対象に小学校算数科で学習した内容について調査すると, 平均値の意味についての正答率は 69.7% とやや課題がある また, 資料の平均値や散らばりの様子について説明する問題の正答率は 21.2% と低い 誤答を分析すると, 資料の読み取りを誤っている解答や, 題意とは異なる説明をしている解答が多かった 指導観 中学校第 1 学年数学科学習指導案 1 日 時 平成 27 年 12 月 17 日 ( 木 ) 第 5 校時 2 場 所 1 年 1 組教室 3 学年 学級 第 1 学年 1 組 ( 男子 15 名女子 18 名 ) 4 単元名 資料の活用 単元について 江田島市立大柿中学校指導者尾上雄一 項目肯定的回答 (%) 数学の勉強は好きです 75.0 数学ができるようになりたいです 97.0 数学の授業では, 理由を挙げて自分の考え方や解き方を説明しています 68.8 指導に当たっては, 資料の傾向を読み取ることができるようにするために, 代表値 ( 平均値 中央値 最頻値 ) の意味を理解させること, 資料の傾向について判断したことを数学的な表現を用いて自分なりに説明し伝え合うことに重点を置く 代表値の意味について理解させるために, 既習の平均値では資料の傾向を読み取る数値としてふさわしくない場合があることを実感させ, 適切な代表値を使う必要性に気付かせたい 具体的には, 資料の特徴や目的に応じてどの代表値を用いて資料の傾向を捉えるとよいか考察する場面を設定する 資料の傾向について判断したことを数学的な表現を用いて自分なりに説明し伝え合う活動を行う際には, 次の 1~3 に留意する 1 一つの代表値だけで資料の傾向を判断するのではなく, 分布の特徴や他の代表値にも着目して資料の傾向を捉えさせる 2 1 で捉えたことを, グループ内で説明し, それを聞いた他者からの質問 指摘 反論を基に議論して, 自分の捉えを批判的に考察して, よりよい説明を考えさせる 3 2 で改善した説明を全体で共有し, 互いの考えを評価し合う場を設定する これらの指導により, 資料の傾向を読み取る力を育成したい

単元の目標 (1) ヒストグラムや代表値, 相対度数の必要性と意味を理解することができる (2) ヒストグラムや代表値を用いて資料の傾向を捉え説明することができる (3) 誤差や近似値の意味について理解し, 測定値について, 真の値の範囲を不等号を使って表したり,a 10 n の形に表したりすることができる 数学への関心 意欲 態度 様々な事象についての資料を収集して整理したり, ヒストグラムや代表値などを用いてその傾向を読み取ったりするなど, 数学的に考え表現することに関心をもち, 意欲的に数学の問題の解決に活用して考えたり判断したりしようとしている 単元の評価規準 数学的な見方や考え方 ヒストグラムや代表値などについての基礎的 基本的な知識及び技能を活用しながら, 事象を見通しをもって論理的に考察し表現したり, その過程を振り返って考えを深めたりするなど, 数学的な見方や考え方を身に付けている 数学的な技能 資料を表やグラフに整理したり, 代表値を求めたりするなど, 技能を身に付けている 数量や図形などについての知識 理解 ヒストグラムや代表値の必要性と意味, 相対度数の必要性と意味, 誤差や近似値の意味などを理解し, 知識を身に付けている ( 全 13 時間 ) 学習内容評価次 ( 時数 ) 関考技知評価規準評価方法 一 二 小学校で学習したいろいろなグラフを振り返り, 二つの資料を自分の考えた方法で整理し, 二つの資料の違いについて分かったことを説明する (1) 資料の範囲や最大値 最小値について理解する (1) 資料を度数分布表に整理して, その分布の様子を調べる (1) 指導の評価と計画 表やグラフなどを用いることに関心をもち, 二つの資料の違いなどを調べようとしている 二つの資料を比べるための方法を考察することができる 資料の範囲や最大値 最小値の意味を理解している 資料を度数分布表を用いて整理することができる ノート 三 四 五 度数分布表を基にして, ヒストグラムや度数折れ線をかき, 資料の傾向を読み取る (2) 相対度数について理解し, 相対度数を用いて二つの資料の傾向を比べる (1) 平均値, 中央値, 最頻値について理解し, 状況に応じて適切な代表値を用いる必要があることを理解する (2) 近似値や誤差, 有効数字の意味,a 10 n の表現方法について理解する (1) ヒストグラムや度数折れ線を基に ノートして, 資料の傾向を読み取ったり,二つの資料の傾向を比べたりすることができる 度数分布表を基にして, ヒストグラムや度数折れ線をかくことができる 相対度数の必要性や意味を理解し ノートている 状況に応じて, どの代表値を用いるのが適切かを考察することができる 真の値の範囲や誤差の程度を求めたり, 近似値を a 10 n の形で表したりすることができる ワークシート ワークシート ノート

六 テーマを決めて資料を収集, 整理してその傾向を読み取り, 説明し伝え合う (3) 本時は 2 時間目 ヒストグラムや代表値, 相対度数を用いて資料の傾向を捉え説明することに関心をもち, 問題の解決に生かそうとしている 問題を解決するために, ヒストグラムや代表値, 相対度数を適切に用いて資料の傾向を捉え, それを基に説明することができる ワークシート 七章末問題を解く (1) (1) 本時の目標 二つの資料を比較し, 資料の散らばりや代表値に着目して資料の傾向を的確に捉え, それを基に説明することができる (2) 本時の評価規準 問題を解決するために, ヒストグラムや代表値を適切に用いて資料の傾向を捉え, それを基に説明することができる 数学的な見方や考え方 (3) 準備物ワークシート (4) 本時の学習展開 学習活動 1 前時の内容の振り返り (5 分 ) 前時の内容を振り返り, 資料の傾向を捉える上でのポイントをおさえる 2 本時の目標を確認する (5 分 ) 本時の課題を提示する 本時の学習 指導上の留意事項 ( ) ( 努力を要すると判断される生徒への手立て ) 資料の傾向を捉える際には, どんなことに着目するとよいかを確認する 代表値 ( 平均値 中央値 最頻値 ) 資料の散らばり ( 範囲 分布の特徴 ) 本時の目標 資料の傾向を捉えて説明しよう 3 二つの資料の傾向を比較する (35 分 ) 評価規準 観点 ( 評価方法 ) ある学校で, 家庭学習時間についての調査をしました 次の二つの資料は, ある学級における 10 月と 11 月の定期試験直前の休日の家庭学習時間と人数の関係を表したものです 二つの資料の比較から, どちらの方がよく勉強しているといえるだろうか ヒストグラムを基に説明しよう 10 月のある日の家庭学習時間 11 月のある日の家庭学習時間

二つの資料の比較から, どちらの方がよく勉強しているといえるのかをワークシートに記述する ( 個人 ) 二つの資料について協議する ( グループ ) 予想される生徒の反応 10 月は平均値が 4.89 時間, 11 月は平均値が 4.92 時間だから,11 月の方がよく勉強したといえる 10 月の中央値は 4.5 時間,11 月の中央値も 4.5 時間だから, どちらも同じくらいの勉強時間である 10 月の最頻値は 4.5 時間,11 月の最頻値は 3.5 時間だから,10 月の方がよく勉強したといえる 11 月に 12 時間以上 13 時間未満の生徒が 2 人いるが, その 2 人を除けば,11 月の分布は 10 月の分布よりも全体的に左側にずれているから,10 月の方がよく勉強したといえる 代表値は, 中央値と最頻値を求めさせる ( 平均値については, 求めるのに時間がかかるため, 教師が結果を提示する ) 資料の傾向を捉える上でのポイント ( 前時の内容 ) を確認させ, 代表値をそれぞれ求めるように促す ヒストグラムの特徴や代表値を根拠にして, 資料の傾向を記述させる 協議の手順を次のように設定し, 説明の内容をよりよいものにさせる 1 判断したことを, グループ内で説明する 21 に対して, 他者は質問 指摘 反論をし, 議論を行う 32 の内容を基に, 自分の判断したことを批判的に捉え直し, 再度説明を考える 41 に戻る 予想される質問 指摘 反論の例 11 月には 12 時間以上 13 時間未満勉強した人がいるから,11 月の方がよく勉強したのではないのか ( 質問 ) ( 根拠 ) であるから, ( 結論 ) である の形で説明できていない ( 指摘 ) 平均値は適切でない 最頻値を使って説明すべきだと思う ( 反論 ) 問題を解決するために, ヒストグラムや代表値を適切に用いて資料の傾向を捉え, それを基に説明することができる 数学的な見方や考え方 ( ワークシート ) 自分の説明や他者の説明を評価する視点 ( 根拠 ) であるから, ( 結論 ) である の形で表現できているか 資料の散らばりや代表値に着目して説明しているか 代表値は適切か 協議を経て, 自分の判断したことについて発表する ( 全体 ) 最初の判断は でした グループのメンバーから との指摘 ( または質問 反論 ) を受けて, 最終的には と判断しました のように, 最終的な判断に至るまでの経緯を述べさせる 適切な指摘 ( または質問 反論 ) を取り上げ, 次時に生かす 二つの資料の比較から主張できることを整理する 二つの資料資料の比較比較からから主張できること 平均値に着目すると,11 月の方がよく勉強したといえるが,11 月に 12 時間以上 13 時間未満勉強した2 人が頑張ったために平均値が上がったと考えられるので,11 月がよく勉強したとは言い切れない 10 月の方が最頻値が大きく,11 月の分布は 10 月の分布を左にずらした形になっていることから,10 月の方がよく勉強したといえる 3 本時の振り返りをする (5 分 ) 振り返りシートに記入 生徒の振り返りから, 本時のまとめを行う し, 発表する 本時のまとめ生徒の振り返りの例 一つの代表値だけで判断すると, 資料の傾向を捉え切れないことがある 資料の傾向を捉えるときは, 様々な代表値を求め, どの代表値を使って捉えればよいかを考えることが大切だと分かった 次時の予告 資料の中に, 極端にかけ離れた値があるときには, 平均値が代表値として適切とはいえないことがある

板書計画 本時の目標 資料の傾向を捉えて説明しよう ある学校で, 家庭学習時間についての調査をしました 次の二つの資料は, ある学級における 10 月と 11 月の定期試験直前の休日の家庭学習時間と人数の関係を表したものです 二つの資料の比較から, どちらの方がよく勉強しているといえるだろうか ヒストグラムを基に説明しよう 10 月のある日の家庭学習時間 ( 生徒の発表内容 ) 二つの資料資料の比較比較からから主張できること 着目すること 代表値 ( 平均値 中央値 最頻値 ) 資料の散らばり ( 範囲 分布の特徴 ) 自分の説明や他者の説明を評価する視点 ( 根拠 ) であるから, ( 結論 ) である の形で表現できているか 資料の散らばりや代表値に着目して説明しているか 代表値は適切か 11 月のある日の家庭学習時間 本時のまとめ ワークシート 資料の活用 ワークシート 資料の活用 ワークシート 1 年 1 組 ( ) 番氏名 ( ) 1 年 1 組 ( ) 番氏名 ( ) 本時の目標 左の二つのヒストグラムの比較から, どちらの方がよく勉強しているといえるでしょうか また, そう判断した理由を書きなさい 前時の復習 着目すること 代表値 ( 平均値 中央値 最頻値 ) 資料の散らばり ( 範囲 分布の特徴 ) やってみよう 生活実態の分析をしてみよう ある学校で, 家庭学習時間についての調査をしました 次の二つの資料は, ある学級における 10 月と 11 月の定期試験直前の休日の家庭学習時間と人数の関係を表したものです 二つの資料の比較から, ど ちらの方がよく勉強しているといえるだろうか ヒストグラムを基に説明しよう 平均時間 4.89 時間 平均時間 4.92 時間 説明した相手からの質問 指摘 反論を書きましょう 自分の説明や他者の説明を評価する視点 ( 根拠 ) であるから, ( 結論 ) である の形で表現できているか 資料の散らばりや代表値に着目して説明しているか 代表値は適切か 二つの資料の比較から主張できること グループ協議を終え, 最終的に判断したことを書きましょう ( 結論 )