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表 1 高齢者虐待の判断件数 相談通報件数 ( 平成 26 年度対比 ) 養介護施設従事者等 ( 1) によるもの虐待判断件数相談 通報件数 ( 3) ( 4) 養護者 ( 2) によるもの虐待判断件数相談 通報件数 ( 3) ( 4) 27 年度 408 件 1,640 件 15,976 件 26

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問 2 次の文中のの部分を選択肢の中の適切な語句で埋め 完全な文章とせよ なお 本問は平成 28 年厚生労働白書を参照している A とは 地域の事情に応じて高齢者が 可能な限り 住み慣れた地域で B に応じ自立した日常生活を営むことができるよう 医療 介護 介護予防 C 及び自立した日常生活の支援が

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( 件 / 人 ) 12, 交通事故の推移 (S4~) ( 人 ) 18 1, 8, 6, 4, 2, 死者数 人身事故件数 負傷者数 S4 S45 S5 S55 S6 H2 H7 H12 H17 H 約 2 倍 6 人身事故件数及び負傷者数は 平成 14 年以降減少傾

次に 母親の年齢別 出生順位別の出生数をみていきましょう 図 2-1は母親の年齢別に第 1 子出生数をみるグラフです 第 1 子の出生数は20 年間で1,951 人 (34.6%) 減少しています 特に平成 18 年から平成 28 年にかけて減少率が大きく 年齢別に見ると 20~24 歳で44.8%

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4 年齢階級別の死因山形県の平成 28 年の死因順位は 20 歳から 34 歳までの各階級において自殺が1 位となっているほか 64 歳までの各階級においても死因順位の上位にあり おおむね全国と同様の傾向が見られます < 表 7> 年齢階級別の死因順位 死亡者数 ( 山形県 ) 年齢階級 総死亡者数

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-4- く 15 歳以上の男性就業者全体の 15.6% を占めており 次いで 専門的 技術的職業従事者 が 10 万 928 人で 15.4% となっています 一方女性は 事務従事者 が 13 万 1560 人と最も多く 15 歳以上の女性就業者全体の 24.6% を占めており 次いで介護職員や美容

表紙


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20 金融資産目標残高 今後の金融商品の保有希望 元本割れを起こす可能性があるが 収益性の高いと見込まれる金融商品の保有 日常的な支払い ( 買い物代金等 ) の主な資金決済手段 日常的な支払い ( 買い物代金等 ) の主な資金決済手段 ( 続き )

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< 集計分析結果 > ( 単純集計版 ) 在宅介護実態調査の集計結果 ~ 第 7 期介護保険事業計画の策定に向けて ~ 平成 29 年 9 月 <5 万人以上 10 万人未満 >

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介護保険制度改正の全体図 2 総合事業のあり方の検討における基本的な考え方本市における総合事業のあり方を検討するに当たりましては 現在 予防給付として介護保険サービスを受けている対象者の状況や 本市におけるボランティア NPO 等の社会資源の状況などを踏まえるとともに 以下の事項に留意しながら検討を

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第 2 章高齢者を取り巻く状況 1. 人口構成と高齢化の状況 本市の総人口をみると 平成 24 年は 53,334 人 平成 29 年は 53,952 人と年々増加しています また 年齢 3 区分別にみると 0~14 歳の年少人口及び 15~64 歳の生産年齢人口は減少傾向にあるのに対し 65 歳以

Transcription:

1-2-3-6 身につけた知識等の活用状況 ( 複数回答 ) の動向図 4 生活環境 (1)65 歳以上の者の住まい ア 高齢者 (65 歳以上 ) のいる主世帯の 8 割 以上が持家に居住している 高齢者 (65 歳以上 ) のいる主世帯について 住宅所有の状況をみると 持ち家が82.7% と最も多い ただし 世帯別にみると 高齢者 (65 歳以上 ) 単身主世帯の持家の割合は65.6% となり 高齢者 (65 歳以上 ) のいる主世帯総数に比べ持ち家の割合が低い ( 図 1-2 - 4-1) イ 自分の人生がより豊かになっている 自分の健康を維持 増進している 仕事や就職の上で生かしている ( 仕事で役立つスキルや資格を身につけた 給与面で優遇を受けた 就職活動に役立ったなど ) 家庭 日常の生活に生かしている 地域や社会での活動に生かしている ( 学習 スポーツ 文化活動などの指導やボランティア活動など ) 生かしていない わからない 65 歳以上の者は家庭内事故が多く 最も 多い事故時の場所は 居室 医療機関ネットワーク事業の参画医療機関か ら国民生活センターに提供された事故情報によると 65 歳以上の者が2 歳以上 65 歳未満の人より住宅の屋内での事故発生の割合が高い 事 1 2 3 4 5 6 7 8 9 1 1.3.5 4.4 5.5 59.5 63.2 55.7 58.8 資料 : 内閣府 教育 生涯学習に関する世論調査 ( 平成 27 年 ) ( 注 1) 調査対象は全国 2 歳以上の日本国籍を有する者であるが そのうち 6 歳以上の回答を抜粋して掲載 ( 注 2) この 1 年くらいに 生涯学習をしたことがある ( 計 ) とする者に質問した 9.3 16.5.8 26.4 34.2 38. 6 ~ 69 歳 7 歳以上 故の発生場所は 居室 が 45.% と最も多く ついで 階段 18.7% 台所 食堂 17.% が多い ( 図 1-2-4-2) (2)6 歳以上の者の日常の買物の仕方内閣府が平成 28(216) 年に行った調査では 日常の買い物について 自分でお店に買いに行くと回答した者に主たる交通手段を尋ねたところ 全体では 自分で自動車等を運転 が 55.6% と高く 徒歩 (28.4%) が約 3 割を占める 大都市では 約半数が 徒歩 (5.1%) と回答し ついで 自分で自動車等を運転 (32.9%) 家族等が運転する自動車やタクシー (6.4%) との回答が多い 町村では 7 割近くが 自分で自動車等を運転 (67.1%) と回答し ついで 徒歩 (18.7%) 家族等が運転する自動車やタクシー (9.7%) との回答が多い ( 図 1-2-4-3) 43 第1 章高齢化の状況第2 節高齢期の暮らし

齢者のいる主世帯のうち図 1-2-4-1 住居の状況 2 4 6 8 1 主世帯総数 61.7 5.4 28. 2.2 2.7.2 うち高齢者のいる主世帯高82.7 6.2 1.7.2.2 高齢者単身主世帯 65.6 11.8 22..4 高齢者のいる夫婦のみの主世帯 87.2 5.4 7..2.2 高齢者のいるその他の主世帯 9. 3.3 6.4.2.1 持ち家 公営 都市再生機構 (UR) 公社の借家 民営借家 給与住宅 不詳 資料 : 総務省統計局 住宅 土地統計調査 ( 平成 年 ) ( 注 ) 主世帯とは 住居と生計を共にしている家族や一戸を構えた単身者の内 同居世帯 (1 つの住宅に 2 世帯以上居住している世帯のうち 家の持ち主や借り主でない世帯 ) 以外の世帯を指す 図 1-2-4-2 65 歳以上の者の家庭内事故 9 8 7 6 5 4 3 2 1 77.1 71.4 9. 6.9 8. 8.2 住宅 一般道路 民間施設 海 山 川等 自然環境 事故発生場所 2 歳以上 65 歳未満 65 歳以上 4.7 3.3 2.6 1.5.7.3.1 * 2.8 2.4.6.3 公共施設 公園 遊園地 車内 その他 5 45 4 35 3 2 15 1 5 35.1 45. 38.1 17. 2.7 2.9 4.3 2.5 事故発生場所詳細 ( 屋内 ) 2. 5.2 18.7 12.9 2 歳以上 65 歳未満 65 歳以上.2 1.5 2.2.2 居室台所 食堂洗面所風呂場玄関階段トイレ廊下その他資料 : 国民生活センター 医療機関ネットワーク事業からみた家庭内事故 高齢者編 ( 平成 年 3 月公表 ) ( 注 1) 平成 22(21) 年 12 月 ~ 平成 24(212) 年 12 月末までの伝送分 ( 注 2) 事故発生場所詳細 ( 屋内 ) については 無回答を除く ( 注 3)* は該当する情報が 1 件も寄せられなかったもの 1.4 4.4 44

高齢化の状況1-2-4-3 買い物に行くときの主な手段 ( 都市規模別 ) の動向図 また 年齢別にみると 女性の 75 歳以上で は 自分で自動車等を運転 の割合が 18.3% と 6~74 歳に比べ大幅に低く 他方で 徒歩 (51.3%) が多い ( 図 1-2 - 4-4) 8 7 6 5 4 3 2 1 28.4 55.6 全体 5.1 32.9 大都市 26.9 57.7 (3) 安全 安心ア交通事故死者数に占める65 歳以上の者の割合は 54.7% 平成 29(217) 年中における65 歳以上の者の交通事故死者数は 2,2 人で 前年より118 人減少したが 交通事故死者数全体に占める 中都市 小都市 徒歩自分で自動車等を運転公共交通機関家族等が運転する自動車やタクシーその他 14.6 68.1 67.1 7.1 8.1 9.7 6.6 6.4 7.3 7.6 6.3 6.5 2.3 3.2 2.5 3.2 1.6 1.3 資料 : 内閣府 高齢者の経済 生活環境に関する調査 ( 平成 28 年 ) ( 注 1) 調査対象は 大分県 熊本県を除く全国の 6 歳以上の男女 ( 注 2) 回答条件は 日常の買い物の仕方で 自分でお店に買いに行く と回答した者 図 1-2-4-4 買い物に行くときの主な手段 ( 年齢別 ) 9 8 7 6 5 4 3 2 1 17.1 79.7 19.7 72.8 男性 65.4 66.2 24. 24.2 5.8 6.1 1.6 1.6..6 1. 3.4 3.8 5.1 1.1.6 6 ~ 64 歳 65 ~ 74 歳 75 歳以上 6 ~ 64 歳 65 ~ 74 歳 75 歳以上 徒歩自分で自動車等を運転公共交通機関家族等が運転する自動車やタクシーその他 資料 : 内閣府 高齢者の経済 生活環境に関する調査 ( 平成 28 年 ) ( 注 1) 調査対象は 大分県 熊本県を除く 6 歳以上の男女 ( 注 2) 回答条件は日常の買い物の仕方で 自分でお店に行く と回答した者 26.6 52.2 女性 18.7 51.3 町村 18.3 16.5 9.8 8.1 8.4 3.3 5.5 45 第1 章第2 節高齢期の暮らし

65 歳以上の者の割合は54.7% であった ( 図 1-2-4-5) 他方 75 歳以上の運転免許保有者 1 万人当たりの死亡事故件数の割合は減少傾向にある 平成 29(217) 年における8 歳以上の高齢運転者による死亡事故件数は235 件で 運転免許保有者 1 万人当たりの死亡事故件数は1.6 件であった ( 図 1-2-4-6) イ 65 歳以上の者の刑法犯罪被害認知件数に占める割合は増加傾向犯罪による65 歳以上の者の被害の状況について 65 歳以上の者の刑法犯被害認知件数でみると 全刑法犯被害認知件数が戦後最多を記録した平成 14(22) 年に 22 万 5,95 件となり ピークを迎えて以降 近年は減少傾向にあるが 65 歳以上の者が占める割合は 平成 28 (216) 年は14.1% と 増加傾向にある ( 図 1-2-4-7) ウ振り込め詐欺の被害者の約 8 割が6 歳以上振り込め詐欺 ( オレオレ詐欺 架空請求詐欺 融資保証金詐欺及び還付金等詐欺の総称 ) のうち 還付金等詐欺の平成 29(217) 年の認知件数は 3,137 件と前年から減少となった一方 オレオレ詐欺は8,475 件と前年比で 47.3% 増加した また 振り込め詐欺の被害総額は約 374 億円であった ( 表 1-2 - 4-8) 平成 29(217) 年中の振り込め詐欺の被害者を見ると 6 歳以上の割合は77.9% 特に高齢者が被害者である割合が高いのは オレオレ詐欺及び還付金等詐欺であった オレオレ詐欺については 6 歳以上の割合は98.% となっており 特に7 歳以上の女性はオレオレ詐欺被害者の77.6% を占めている また 還付金等詐欺の被害者についても 6 歳以上の割合は 98.% となっており 特に7 歳以上の女性は 5.8% を占めている 図 1-2-4-5 交通事故死者数及び 65 歳以上人口 1 万人当たりの交通事故死者数の推移 交通事故死者数 ( 人 ) 7, 人口 1 万人当たり死者数 ( 人 ) 12 6, 5, 4, 3, 2, 1.3 5,796 9.2 5,29 2,749 (47.4) 2,523 (48.4) 8.8 4,979 4,948 2,483 (49.9) 8.6 2,489 (5.3) 4,691 7.8 2,39 (49.2) 4,438 4,388 7.7 7.5 2,279 (51.4) 2,39 (52.6) 4,113 4,117 6.9 6.8 2,193 (53.3) 3,94 6.3 3,694 5.8 1 2,247 2,138 (54.6) 2,2 (54.8) (54.7) 4 8 6 1, 2 平成 19 (27) 2 (28) 21 (29) 22 (21) 23 (211) 24 (212) (213) 26 (214) 27 (215) 28 (216) 29 ( 年 ) (217) 総数 65 歳以上 65 歳以上人口 1 万人当たりの交通事故死者数 ( 右目盛り ) 資料 : 警察庁提供データ 総務省 人口推計 により 内閣府が作成 ( 注 )( ) 内は 交通事故死者数全体に占める 65 歳以上の者の割合 46

1-2-4-6 75 歳以上の運転者による死亡事故件数及び75 歳以上の運転免許保有者 1 万の動向図 死亡事故件数 ( 件 ) 5 4 3 2 1 2.9 427 24 15.1 223 平成 19 (27) 41 16.8 184 13.5 226 2 (28) 資料 : 警察庁統計による 人当たりの死亡事故件数 422 18 15.2 13. 242 21 (29) 445 18.2 238 12.7 27 22 (21) 429 221 11.4 28 23 (211) 75 歳以上の運転免許保有者数 ( 万人 ) 462 234 11.5 228 24 (212) 46 248 1.8 212 (213) 471 266 15.6 15.1 14.7 14.7 1.5 26 (214) 19 年 2 年 21 年 22 年 23 年 24 年 年 26 年 27 年 28 年 運転免許保有者 1 万人当たりの死亡事故件数 ( 件 ) 458 261 13.3 9.6 197 27 (215) 29 年 283 34 324 351 375 43 4 447 478 513 54 うち 8 歳以上 98 19 119 131 141 155 169 18 196 29 221 459 6 12.2 8.9 23 28 (216) 75 歳 ~ 79 歳の運転者による死亡事故件数 8 歳以上の運転者による死亡事故件数 75 歳以上の運転免許保有者 1 万人当たりの死亡事故件数 ( 右目盛り ) 8 歳以上の運転免許保有者 1 万人当たりの死亡事故件数 ( 右目盛り ) 図 1-2-4-7 65 歳以上の者の刑法犯被害認知件数 2,5, 2,45,71 2,486,55 2,47,457 8.4 2,19,179 1,919,69 9.1 9.3 9.2 9.3 9.5 1,716,4 1,581,526 1,5,475 1,44,846 1,33,397 22,662 2,95 223,72 21,168 178,881 163,3 156,271 156,28 145,224 139,652 9.9 1.4 1.3 1.7 11.4 11.8 12.9 13.4 1,214,56 1,132,543 1,61,851 974,13 874,94 418 235 1.6 7.7 183 2 15 1 5 29 ( 年 ) (217) ( 件 ) 3,, 16 2,, 1,5, 1,, 5, 13.8 14.1 787,929 137,95 133,779 137,138 13,35 12,71 11,766 平成 13 14 15 16 17 18 19 2 21 22 23 24 26 27 28 (21)(22) (23) (24)() (26)(27) (28) (29) (21) (211) (212) (213) (214) (215) (216) ( 年 ) 資料 : 警察庁の統計より内閣府作成 全被害認知件数 ( 人が被害を受けたもの ) 65 歳以上の者の被害認知件数全被害認知件数に占める65 歳以上の者の被害認知件数の割合 ( 右目盛り ) 14 12 1 8 6 4 2 47 第1 章高齢化の状況第2 節高齢期の暮らし

エ 65 歳以上の者の犯罪者率は低下傾向 65 歳以上の者の刑法犯の検挙人員は 平成 28(216) 年は46,977 人と前年に比べほぼ横ばいであった一方 犯罪者率は 平成 19(27) 年にピークを迎えて以降は低下傾向となっている また 平成 28(216) 年における65 歳以上の者の刑法犯検挙人員の包括罪種別構成比をみると 窃盗犯が72.3% と7 割を超えている ( 図 1-2-4-9) オ 7 歳以上の者の関与する消費トラブルの相談は約 17.6 万件平成 2(28) 年度から平成 29(217) 年度の全国の消費生活センター等に寄せられた契約当事者が7 歳以上の相談件数についてみると 相談件数は平成 (213) 年度まで増加 表 1-2-4-8 振り込め詐欺の認知件数 被害総額の推移 ( 平成 21~29 年 ) 年次区分 21 22 23 24 26 27 28 29 認知件数 ( 件 ) 7,34 6,637 6,233 6,348 9,24 11,6 12,741 13,65 17,915 オレオレ詐欺 3,57 4,418 4,656 3,634 5,396 5,557 5,828 5,753 8,475 架空請求詐欺 2,493 1,774 756 1,177 1,522 3,18 4,97 3,742 5,754 融資保証金詐欺 1,491 362 5 44 469 591 44 428 549 還付金等詐欺 299 83 296 1,133 1,817 1,928 2,376 3,682 3,137 被害総額 ( 億円 ) 95.8 1.9 127.2 16.4 8.7 379.8 393.7 375. 373.7 資料 : 警察庁の統計による 平成 29 年の値は暫定値 平成 22 年以降の被害総額は キャッシュカードを直接受け取る手口の振り込め詐欺 ( ただし 22 年から 24 年はオレオレ詐欺のみ ) における ATM からの引出 ( 窃取 ) 額を含む 図 1-2-4-9 65 歳以上の者による犯罪 (65 歳以上の者の包括罪種別検挙人員と犯罪者率 ) ( 人 ) 65 歳以上人口 1 万人当たりの検挙人員 ( 人 ) 9, 8, 窃盗犯粗暴犯知能犯凶悪犯風俗犯その他 犯罪者率 (65 歳以上人口 1 万人当たりの検挙人員 )( 右目盛り ) 7, 2 6, 176.9 172.9 165.8 163.3 163.4 157.7 5, 48,597 48,786 48,12 48,145 48,621 48,544 144.9 143.1 46,226 47,214 14.6 47,632 135.8 46,977 15 4, 1 3, 2, 31,573 33,276 33,55 34,355 35,429 35,659 34,6 34,518 34,429 33,979 (72.3%) 5 1, 平成 19 2 21 22 23 24 26 27 28 (27) (28) (29) (21) (211) (212) (213) (214) (215) (216) ( 年 ) 資料 : 警察庁統計より内閣府作成 48

高齢化の状況高齢期の暮らしの動向図 1-2-4-1 契約当事者が 7 歳以上の消費相談件数 傾向にあり 同年度には2 万件を超えた 平成 26(214) 年度から平成 28(216) 年度は減少傾向にあったが 平成 29(217) 年度は 175,81 件で前年度より微増となっている ( 図 1-2-4-1) また 平成 29(217) 年度に7 歳以上の高齢者から寄せられた相談を販売方法 手口別にみると 家庭訪販が21,429 件 (12.2%) ついでインターネット通販が18,979 件 (1.8%) となっている カ 住宅火災における死者数は約 7 割が 65 歳 以上の者 住宅火災における 65 歳以上の死者数 ( 放火 自殺者等を除く ) についてみると 平成 28 (216) 年は 619 人と 前年より増え 全死者 数に占める割合は69.9% となっている ( 図 1-2-4-11) ( 千件 ) 2 15 1 5 114 12 136 146 16 キ養護者による虐待を受けている高齢者の約 7 割が要介護認定平成 28(216) 年度に全国の1,741 市町村 ( 特別区を含む ) で受け付けた高齢者虐待に関する相談 通報件数は 養介護施設従事者等によるものが1,723 件で前年度 (1,64 件 ) と比べて5.1% 増加し 養護者によるものが27,94 件で前年度 (26,688 件 ) と比べて 4.7% 増加した また 平成 28 年度の虐待判断事例件数は 養介護施設従事者等によるものが452 件 養護者によるものが16,384 件となっている 養護者による虐待の種別 ( 複数回答 ) は 身体的虐待が 67.9% で最も多く 次いで心理的虐待 (41.3%) 介護等放棄 (19.6%) 経済的虐待(18.1%) となっている 養護者による虐待を受けている高齢者の属性を見てみると 女性が77.3% を占めており 年齢階級別では 8~84 歳 が24.3% と最も多い また 虐待を受けている高齢者のうち 平成 2 21 22 23 24 26 27 28 29 ( 年度 ) (28) (29) (21) (211) (212) (213) (214) (215) (216) (217) 資料 : 消費者庁提供データより内閣府作成 ( 注 )PIO-NET( 全国消費生活情報ネットワークシステム ) による平成 2(28) 年度 ~ 平成 29(217) 年度受付分 平成 3(218) 年 3 月 31 日までの登録分 26 194 183 174 176 49 第1 章第2 節

図 1-2-4-11 住宅火災における死者数の推移 ( 放火自殺者等を除く ) ( 人 ) 1,4 8 1,2 1, 8 6 1,41 1,38 56.6 56.8 589 59 1,22 1,187 1,148 1,123 62.7 61.4 59.6 58. 56.6 63.2 1,23 1,22 66.4 66.6 1,7 1,16 691 71 711 688 684 677 628 641 7.5 69.5 997 1,6 73 699 66.8 914 611 69.9 885 619 7 6 5 4 3 4 2 2 1 平成 15 16 17 18 19 2 21 22 23 24 26 27 28( 年 ) (23)(24)()(26)(27)(28)(29)(21)(211)(212)(213)(214)(215)(216) 資料 : 消防庁 平成 28 年 (1 月 12 月 ) における火災の状況 ( 確定値 ) 住宅火災における死者数住宅火災における65 歳以上の死者数 65 歳以上の死者数の割合 ( 右目盛り ) 図 1-2-4-12 養護者による虐待を受けている高齢者の属性 被虐待高齢者の性別 男 22.7 女 77.3 被虐待高齢者の年齢 65-69 歳 1.7 7-74 歳 14.7 75-79 歳 2.8 8-84 歳 24.3 85-89 歳 18.6 9 歳以上 1.7.2 被虐待高齢者の要介護認定 未申請 28. 申請中 3. 認定済み 66.8 認定非該当 ( 自立 ) 1.9.3 要介護認定者の要介護状態区分 被虐待高齢者における虐待者との同居の有無 虐待者の被虐待高齢者との続柄 要支援 1 7.5 要支援 2 9. 夫 21.5 要介護 1 23.4 虐待者とのみ同居 5.9 妻 5.8 息子 4.5 要介護 2 21.5 要介護 3 18.2 虐待者及び他家族と同居 36.3 要介護 4 要介護 5 12.7 7.4 その他 1.1 虐待者と別居 11.7 娘の配偶者 ( 婿 ) 兄弟姉妹 息子の配偶者 ( 嫁 ) 2.2 娘孫その他 4.1.5 17. 3.9 3.6.3.1.1 1 2 3 4 5 6 7 8 9 1 資料 : 厚生労働省 高齢者虐待の防止 高齢者の養護者に対する支援等に関する法律に基づく対応状況等に関する調査結果 ( 平成 28 年度 ) 5