IT 人材のプロフェッショナル意識調査2009

Similar documents
スライド 1

報道関係各位

「企業におけるオム二データ・オム二チャネル戦略に関する動向調査」 2014年9月4日

第 5 章管理職における男女部下育成の違い - 管理職へのアンケート調査及び若手男女社員へのアンケート調査より - 管理職へのインタビュー調査 ( 第 4 章 ) では 管理職は 仕事 目標の与え方について基本は男女同じだとしながらも 仕事に関わる外的環境 ( 深夜残業 業界特性 結婚 出産 ) 若

調査結果 転職決定者に聞く入社の決め手 ( 男 別 ) 入社の決め手 を男 別でみた際 性は男性に比べると 勤務時間 休日休暇 育児環境 服装 オフィス環境 職場の上司 同僚 の項目で 10 ポイント以上 かった ( 図 1) 特に 勤務時間 休日休暇 の項目は 20 ポイント以上 かった ( 図

地域包括支援センターにおける運営形態による労働職場ストレス度等の調査 2015年6月

Microsoft PowerPoint - GM未替誓㕒朕絇稿㕂 _社åfi¡ã†®å�¦ã†³æfl¯æ‘´ã†¨ä¸�é•fl攡çfl¨ç−¶æ³†.pptx

回答者のうち 68% がこの一年間にクラウドソーシングを利用したと回答しており クラウドソーシングがかなり普及していることがわかる ( 表 2) また 利用したと回答した人(34 人 ) のうち 59%(20 人 ) が前年に比べて発注件数を増やすとともに 利用したことのない人 (11 人 ) のう

Microsoft PowerPoint - 第2回アンケート結果.ppt

転職者の動向・意識調査 2011年1月~3月期

参考 男女の能力発揮とライフプランに対する意識に関する調査 について 1. 調査の目的これから結婚 子育てといったライフ イベントを経験する層及び現在経験している層として 若年 ~ 中年層を対象に それまでの就業状況や就業経験などが能力発揮やライフプランに関する意識に与える影響を把握するとともに 家

(Microsoft Word - Weekly\223\307\216\322\203A\203\223\203P\201[\203g\222\262\215\270\214\213\211\312\203\214\203|\201[\203g_No.1_Ver.3.0.doc)

ニュースリリース 2015年度 九州・山口地区の新入社員意識調査アンケート結果

Press Release 仕事に対しては総じて前向きな結果に 仕事への期待 が過去最高で 仕事に対する夢 の有無も昨年より上昇 売り手市場や手厚い内定フォローの影響か調査開始以来減少傾向にあった 仕事への期待 と 仕事に対する夢 の有無について 今年は一転上昇に転じた 仕事への期待がある ( どち

調査概要 調査対象 : 一都三県に在住する GF シニアデータベース 有効回答件数 :572 件 標本抽出法 :GF RTD( ランダム テレフォンナンバー ダイアリング ) 方式 調査方法 : アウトバウンド IVR による電話調査 調査時期 : 平成 22 年 11 月 29 日 ( 月 )18

- 調査結果の概要 - 1. 改正高年齢者雇用安定法への対応について a. 定年を迎えた人材の雇用確保措置として 再雇用制度 導入企業は9 割超 定年を迎えた人材の雇用確保措置としては 再雇用制度 と回答した企業が90.3% となっています それに対し 勤務延長制度 と回答した企業は2.0% となっ

最終デジタル化への意識調査速報

PowerPoint プレゼンテーション

<4D F736F F D205B46696E616C5D E815B836C F C F82C98AD682B782E992B28DB88CB48D652E646F63>

プロダクトオーナー研修についてのご紹介


第1回「若手社員の仕事・会社に対する満足度」調査   

転職後の活躍を実現するには まず 転職先企業に馴染む ことが重要です そこで 転職支援 のプロである転職コンサルタントに 転職先企業への馴染み について伺いました ミドルが転職先企業に馴染めない よくある失敗例としてもっとも多く挙げられたのは 前職の仕事のやり を持ち込む (66%) という回答でし

結婚しない理由は 結婚したいが相手がいない 経済的に十分な生活ができるか不安なため 未婚のに結婚しない理由について聞いたところ 結婚したいが相手がいない (39.7%) で最も高く 経済的に十分な生活ができるか不安なため (2.4%) 自分ひとりの時間が取れなくなるため (22.%) うまく付き合え

年収とフィンテックサービスの関係では 年収が高まるにつれて 何らかのフィンテックサービスを活用している傾向にある 一方で 保有資産については資産額が多いほどフィンテックサービスの利用も増える傾向もみられるが 年収の場合とは違う動きがみられた 3. 金融サービス利用状況について 金融リテラシーについて

図表 2 新規事業創造推進の主導 自社の新規事業創造の推進について 最も当てはまるものを 1 つお選びください % 図表 3 (1) 全体 現場主導 25.3 推進していない 19.1 新規事業創造推進の主体 経営主導 55.6 あなたは 自社における新規事業創造は 本来 誰が中心となって担うべきだ

NEWS RELEASE 報道関係者各位 ( 送付枚数 : 計 5 枚 ) 2019 年 1 月 4 日 株式会社 oricon ME 年オリコン顧客満足度調査 実際の利用者が選んだ 満足度が高い 転職関連 5 ランキング発表! 見えない満足を可視化する をコンセプトに 実際に利用した

Ⅰ 調査目的 総合研究所では 新規開業企業の実態を把握するために 1991 年から毎年 新規開業実態調査 を実施し 開業時の年齢や開業費用など時系列で比較可能なデータを蓄積すると同時に 様々なテーマで分析を行ってきた 今年度は 高齢化が進展するなか開業の担い手として注目を集めているシニア起業家 (

ボスの本音(ボスジレンマ)調査報告書_

日本、中国、米国の貯蓄に対する意識調査:東京スター銀行

「新入社員意識調査」に関するアンケート調査結果

自主調査レポート

従業員満足度調査の活用

派遣社員の評価に関する 派遣先担当者調査結果

4. icd 取組みの効果及び今後予定する効果内容 4.1. 効果のあった項目効果内容 お客様への価値提供に向けた人財在庫見える化 事業 ( 業種 ) 別戦略の高度化 経営の PDCA と連動した人財育成 経営戦略に必要な役割を定義し 人財在庫を見える化することで 経営の意思である お客様への価値提

平成 30 新入社員意識調査 超売り手市場! 仕事にも楽観ムード新しいキャリア観の台頭 栃木県の企業や自治体 ( 一部県外含む ) の今年の新入社員は 売り手市場だったことから就職先には 知名度の高さ や 休日の多さ を重視 夏より前 に内定をもらい 4 社 5 社 から内定を得たという人がそれぞれ

第2回「若手社員の仕事・会社に対する満足度」調査 

< 調査概要 > 調査タイトル 調査対象 調査期間 調査方法 調査地域 有効回答数 実施機関 ポイントサービスに関するアンケートマクロミルインターネットリサーチのモニター会員を母集団とする 有職の 歳の男性 2013 年 11 月 15 日 11 月 16 日インターネットリサーチ全国

Presentation Title

調査実施の背景 わが国は今 人口構造の変化に伴う労働力の減少を補うため 女性の活躍を推進し経済成長を目指しています しかし 出産後も働き続ける女性は未だ多くないばかりでなく 職場において指導的な立場に就く女性も少ない状況が続いています 女性の活躍を促進させるためには 継続就業のための両立支援策ととも

<4D F736F F F696E74202D A B837D836C CA48F435F >

Microsoft Word - 単純集計_センター職員.docx

質問 1 企業 団体にお勤めの方への質問 あなたの職場では定年は何歳ですか?( 回答者数 :3,741 名 ) 定年は 60 歳 と回答した方が 63.9% と最も多かった 従業員数の少ない職場ほど 定年は 65 歳 70 歳 と回答した方の割合が多く シニア活用 が進んでいる 定年の年齢 < 従業

< 調査概要 ( 経営者版 )> 調査期間 : 平成 29 年 8 月 2 日 ( 水 )~10 月 20 日 ( 金 ) 調査地域 : 全国 調査方法 : 当社営業職員によるアンケート回収 回答数 :13,854 部無作為に 5,000 サンプル ( 男性 :4,025 名 :975 名 ) を抽

J_ _Global_Consumer_Confidence_2Q_2010.doc

PowerPoint プレゼンテーション

滋賀県内企業動向調査 2018 年 月期特別項目結果 2019 年 1 月 滋賀銀行のシンクタンクである しがぎん経済文化センター ( 大津市 取締役社長中川浩 ) は 滋賀県内企業動向調査 (2018 年 月期 ) のなかで 特別項目 : 働き方改革 ~ 年次有給休暇の取得

PowerPoint プレゼンテーション

第三章:保育士の就業・就職行動と意識

3 地域コミュニティ活動について 地域コミュニティ活動 への参加について よく参加している 時々参加している とい う回答は 55.4% となりました また 参加したことはない と回答された方以外を対象に 地域コミュニティ団体の課題と 思うもの を尋ねたところ 回答が多かったものは 以下のとおりです

調査実施の背景 近年 ライフスタイルの多様化が著しく進んでいます 生涯未婚率が上昇し 単身世帯 一人親世帯も増加するなど 世帯構成が大きく変化しました また 25 歳から 39 歳の就業率が上昇し 共働き世帯も増加しました においては 管理職の積極的な登用が推進される一方で非正規社員の占める割合は高

「企業によるソーシャルリスニングに関する動向調査」 2013年8月5日

<4D F736F F D A834190A291E382C982A882AF82E98C6791D CC B28DB C837C815B A2E646F63>

ビジネスパーソン外飲み事情

報道関係各位 2012 年 1 月 25 日 株式会社ベネッセコーポレーション 代表取締役社長福島保 高校受験調査 ~ 高校 1 年生は自らの高校受験をどのように振り返っているのか ~ 高校受験を通じて やればできると自信がついた 71% 一方で もっと勉強しておけばよかった 65% 株式会社ベネッ


<4D F736F F F696E74202D FA8C6F B938C8FD888EA95948FE38FEA8AE98BC6817A81758A4F8D91906C97AF8A7790B682CC8DCC977082C693FA967B8CEA945C97CD82C98AD682B782E992B28DB881768C8B89CA838C837C815B83678DC58F4994C52E70707

目次 調査概要 3 調査結果 Ⅰ 中途採用された中高年転職者の実態 1 転職後の環境適応 満足度 4 2 転職時に重視したもの 5 3 転職前後で変化があったもの 6 4 転職後の業種 職種の変化 7 5 採用時の決め手 8 6 転職後の環境適応に役立ったもの 9 Ⅱ 今回開発したマッチング フレー

質問 1 何歳から 長生き だと思いますか? 男性 女性ともに 80 歳 がトップ ( 合計 :42.3% 男性 :43.2% 女性 41.3%) 平均すると 男性が 81.7 歳 女性が 83.0 歳 と女性の方がより高年齢を 長生き と思うという 傾向があり 女性の 5 人に 1 人 (20.8

スライド 0

調査方法 ; (1) 調査名 : 職場のコミュニケーションに関するアンケート ( 管理職用 一般社員用 ) (2) 調査対象 :1 日本生産性本部経営開発部主催の階層別教育プログラム等への参加者 2 企業 組織別研修参加者 (* 主旨に賛同いただいた企業 組織 ) (3) 調査期間 :2016 年

10 th Anniversary ブログマーケティング ~ 本当に効果はあるのか?~ 2008/1/16 株式会社パソナテック事業企画部堀川貴満 2007 Pasona Tech,inc. All Rights Reserved 10 th Anniversary No.1/48

関東地方の者が約半数を占める (45.3%) 続いて近畿地方 (17.4%) 中部地方 (15.0%) となっている 図表 2-5 地域構成 北海道 東北関東中部近畿中国四国九州 沖縄総数 (%) 100.0% 8.9% 45.3%

2016年11月_第7回ビジネスパーソン1000人調査(仕事と感謝編)

Microsoft PowerPoint - グラフ

スライド 1

スライド 1

働き方の現状と今後の課題

TCS_AI_STUDY_PART201_PRINT_170426_fhj

平成25年4月26日

< その他 > 定年制度自体の廃止をするべき (30 代金融コンサルティング ) 若い人の給与が減少 高齢者の雇用を義務付けるのではなく雇用に機会を増やすべき (50 代メーカー研究開発 ) 7 割が 定年は 65 歳以上が適切 と回答 Q: 定年は何歳が適切だと考えますか? 75 歳 4% 70

第5回 「離婚したくなる亭主の仕事」調査

調査レポート

スライド 1

1: ミレニアル世代のシェアサービスに対する興味 関 場所 モノ 交通手段 3 分野のシェアサービスについて 利 実態 利 意向を調査利 に関 を持つミレニアル世代は6 割超 受容度は親世代の約 3 倍に! 今回は 場所 モノ 交通手段の3 分野におけるシェアサービスについて 調査を実施 その結果

大京

第 1 章調査の実施概要 1. 調査の目的 子ども 子育て支援事業計画策定に向けて 仕事と家庭の両立支援 に関し 民間事業者に対する意識啓発を含め 具体的施策の検討に資することを目的に 市内の事業所を対象とするアンケート調査を実施しました 2. 調査の方法 千歳商工会議所の協力を得て 4 月 21

Microsoft Word - 【最終版】LCC調査0921.doc

PowerPoint プレゼンテーション

2017 年 2 月 27 日株式会社カカクコム 価格.com 生命保険 に関する調査結果を発表加入率は約 8 割 若年層ほど低い傾向 加入中の生命保険は終身タイプがトップ将来への不安?20 代の加入目的 老後保障 貯蓄 が他世代よりも高い結果に補償内容への理解度 十分理解できていない加入者が 53

1. 調査の目的 物価モニター調査の概要 原油価格や為替レートなどの動向が生活関連物資等の価格に及ぼす影響 物価動向についての意識等を正確 迅速に把握し 消費者等へタイムリーな情報提供を行う ( 参考 )URL:

求人サイト利用についての自主調査 雇用形態や制度の変化が急激に進む中 求人産業が大きく成長し 求人サイトの利用が高まっています 正社員 派遣 アルバイトといった雇用形態によって 求人サイトの利用状況や サイトに期待される機能は異なっているのでしょうか また 求職者はモバイルサイトと PC サイトをど

ワーキングパーソン調査2014基本報告書

従業員に占める女性の割合 7 割弱の企業が 40% 未満 と回答 一方 60% 以上 と回答した企業も 1 割以上 ある 66.8% 19.1% 14.1% 40% 未満 40~60% 未満 60% 以上 女性管理職比率 7 割の企業が 5% 未満 と回答 一方 30% 以上 と回答した企業も 1

<4D F736F F D C835894AD955C8E9197BF EE CC B83678E9E8E96816A8F4390B38CE32E646F63>

ITスキル標準に準拠した      大学カリキュラムの改善

アンケート調査の実施概要 1. 調査地域と対象全国に居住する 20 歳から 59 歳の会社員の男女 2. サンプル数 700 名 3. サンプル抽出方法第一生命経済研究所生活調査モニター 4. 調査方法質問紙郵送調査法 5. 実施時期 2007 年 2 月 6. 有効回収数 ( 率 ) 601 名

調査結果概要 留学概要について 留学の種類 私費留学 が 4 割でもっとも高い 大学経由の留学 ( 交換留学 認定留学 派遣留学 の合計 ) も同様に 4 割を占める 留学先 アメリカ がもっとも高い 留学先の 4 位までが英語圏で 6 割以上を占める 留学した学年 大学 2 年 大学 3 年 がそ

資料 5_ 世帯年収額 世帯消費支出額 1.23 区全体 図表 1 23 区全体でのひと月当たり平均世帯消費支出額の分布 1 万円未満 万円以上 2 万円未満 万円以上 3 万円未満 万円以上 4 万円未満 27 4 万円以上 5 万円未満 万円以上

人材マネジメント調査2013

<4D F736F F D E616C817A93C78F D8F9182C98AD682B782E992B28DB82E646F63>

調査結果の概要 1. 3 つの原則 関連 何を学ぶか 働き手の 理想のキャリアパス と 学び直す内容 ( スペシャリスト志向にも関わらず 趣味 生活に関する学び を志向 ) や 企業と働き手 ( 生涯を通して新しいスキルと専門技能を獲得しつづけること に対する認識 ) の間にギャップがあ

「教育資金贈与信託」、資産の世代間移行を後押し

地震と地震保険に関するアンケート調査結果について

リスモン調べ 第4回 離婚したくなる亭主の仕事

2002 年 4 月 26 日公表 各 位 第 13 回 2002 年度新入社員意識調査 ( 要旨 ) 財団法人社会経済生産性本部会長亀井正夫 拝啓春暖の候 ますますご清祥の趣 お慶び申しあげます 平素より当本部の諸活動におきましては 格別のご高配を賜り 厚くお礼申しあげます さて 当本部では 本年

man2

46.0% が新型 iphone の購入意向あり! iphone 5s の人気が iphone 5c を大きく上回る Q1. 新型 iphone の購入意向をお答えください ( 単数回答 ) N=4500 新型 iphone の購入意向を聞いたところ 購入したい と答えた人は 13.4% やや購入し

調査結果 1. 働き方改革 と聞いてイメージすること 男女とも 有休取得 残業減 が 2 トップに 次いで 育児と仕事の両立 女性活躍 生産性向上 が上位に 働き方改革 と聞いてイメージすることを聞いたところ 全体では 有給休暇が取りやすくなる (37.6%) が最も多く 次いで 残業が減る (36

職場環境 回答者数 654 人員構成タイプ % タイプ % タイプ % タイプ % タイプ % % 質問 1_ 採用 回答 /654 中途採用 % 新卒採用 % タ

Transcription:

News Release 2010 年 1 月 18 日 IT 人材のプロフェッショナル意識調査 2009 ~ 60% の IT 人材が将来の能力発揮に不安 半数が転職を考えている と回答 ~ 1 株式会社 NTT データ経営研究所 株式会社 NTT データ経営研究所 ( 本社 : 東京都渋谷区 代表取締役社長 : 谷口和道 ) は NTT レゾナント株式会社が提供する goo リサーチ 登録モニターを対象に このたび IT 人材のプロフェッショナル意識調査 2009 を実施しました 社会における IT の重要性が高まる中で IT 人材には深く幅広い能力が求められ リーマンショックに端を発した昨今の世界同時不況や 新技術の台頭をはじめとしたグローバル競争の激化を通じて IT 人材の意識は大きく変化しつつあります 人材が競争優位の源泉である IT 企業にとって 重要性がますます高まる 組織 人材マネジメント の方向性を探るべく 転職 能力開発 ワークモチベーション の視点から IT 人材の意識を昨年に引き続いて調査しています ( 当社 経営研レポート 組織マネジメント 3 つの提言 * も併せてご参照ください ) * http://www.keieiken.co.jp/monthly/2010/0118/ 主な調査結果 1. 転職 現在 転職を考えている 人材は約 5 割 (49.1%) で 昨年より 4.3 ポイント増加 転職を考えている第一の理由は 現在勤めている会社の先行きに不安があるため が約 5 割 (49.0%) ここ 1 年間で個人年収が 15~20% 未満減少した 人材のうち 転職を考えている 人材は約 7 割 (69.6%) また 転職活動を始めている 人材は 4 割以上 (41.3%) 転職を考えている人材のうち 転職先として IT とは直接関係の無い異業種 を考える人材が 3 割以上 (36.5%) で 昨年より 6.5 ポイント増加 2. 能力開発 将来 更なる能力を 今の職場 仕事にて発揮するのは難しい と感じている人材が約 6 割 (60.3%) 会社内に更なる能力を発揮できる職場 仕事がある と感じている人材が約 8 割 (77.4%) 現在 能力開発が充分 役立っていない と感じている人材が 5 割以上 (52.4%) 能力開発が役立っていない第一の理由は 社内の異動が活発でなく 必要な経験を積めない ため が 4 割以上 (40.6%) 本件に関するお問い合わせ 株式会社 NTT データ経営研究所 マーケティング本部 TEL:03 (5467) 6313 E-mail:webmaster@keieiken.co.jp 井上国広 人財 組織戦略コンサルティング本部 シニアマネージャー 桃原謙 シニアコンサルタント 伴雄峰 コンサルタント 宗像直樹

目次 調査概要...3 調査結果...5 1. 転職 についての意識...5 1.1 転職志向...5 1.2 転職を考えている理由...6 1.3 転職志向と個人年収の変化割合...7 1.4 転職先として希望する業種...8 2. 能力開発 についての意識...9 2.1 現在の能力発揮の度合...9 2.2 将来の能力発揮の可能性...10 2.3 会社内での能力発揮の可能性...11 2.4 能力発揮を支援する環境...12 2.5 能力開発の効果...13 2.6 能力開発が役立っていない理由...13 3. ワークモチベーション についての意識...14 3.1 人員整理 解雇の現状...14 3.2 ワークモチベーションと人員整理 解雇...15 3.3 自組織の仕事のテーマ 実行方法の決定と役職...16 3.4 自組織の仕事のテーマを決める必要性と役職...17 3.5 ワークモチベーションと自組織の仕事のテーマ 実行方法の決定...18 3.6 有能感...19 3.7 有能感を感じる場面...19 3.8 現在のコミュニケーションの度合...20 3.9 コミュニケーションを取る必要性...21 3.10 プロジェクトメンバー外とコミュニケーションを取りたい理由...22 2

調査概要 1. 調査対象 : goo リサーチ (*1) 登録モニター ( 業種 : 通信 IT 関連サービス ) 2. 調査方法 : 非公開型インターネットアンケート 3. 調査期間 : 2009 年 11 月 24 日 ~2009 年 11 月 26 日 4. 有効回答者数 :1,039 人 5. 回答者の属性 : < 性別 > 全体 1039 人 100.0% 男性 928 人 89.3% 女性 111 人 10.7% < 年齢 > 全体 1039 人 100.0% 25 歳未満 17 人 1.6% 25 歳 ~30 歳未満 111 人 10.7% 30 歳 ~35 歳未満 236 人 22.7% 35 歳 ~40 歳未満 261 人 25.1% 40 歳 ~45 歳未満 193 人 18.6% 45 歳 ~50 歳未満 134 人 12.9% 50 歳以上 87 人 8.4% < 役職 > 全体 1039 人 100.0% 経営者 役員クラス 0 人 0.0% 事業部長 部長クラス 86 人 8.3% 課長クラス 159 人 15.3% 係長 主任クラス 318 人 30.6% 一般社員 476 人 45.8% 契約社員 派遣社員 0 人 0.0% その他 0 人 0.0% < 職種 > 全体 1039 人 100.0% コンサルタント システム企画担当者 58 人 5.6% プロジェクトマネジャー 155 人 14.9% 技術 業務スペシャリスト (IT アーキテクト /IT スペシャリスト / アプリケーションスペシャリスト等 ) 329 人 31.7% プログラマー 192 人 18.5% 運用保守担当者 134 人 12.9% 営業 121 人 11.6% その他 50 人 4.8% 3

< 評価レベル (*2)> 全体 1039 人 100.0% 上位レベル 182 人 17.5% 中位レベル 654 人 62.9% 下位レベル 203 人 19.5% < 所属企業の業種 > 全体 1039 人 100.0% システムインテグレーター 415 人 39.9% ハードベンダー ( メーカー ) 32 人 3.1% ソフトウエアベンダー 349 人 33.6% データセンター 19 人 1.8% 保守サービスプロバイダー 35 人 3.4% コンサルティング会社 34 人 3.3% 事業会社 / 公共団体等の情報システム子会社 68 人 6.5% その他 87 人 8.4% < 所属企業の年商 ( 単体 )> 全体 1039 人 100.0% 100 億円未満 565 人 54.4% 100~150 億円未満 67 人 6.4% 150~200 億円未満 44 人 4.2% 200~300 億円未満 46 人 4.4% 300~500 億円未満 75 人 7.2% 500~1000 億円未満 58 人 5.6% 1000 億円以上 184 人 17.7% < 所属企業の業績推移 > 全体 1039 人 100.0% 過去 2-3 年に比べて 業績が急激に向上している 18 人 1.7% 過去 2-3 年に比べて 業績がやや向上している 123 人 11.8% 過去 2-3 年に比べて ほぼ同水準である 238 人 22.9% 過去 2-3 年に比べて 業績がやや悪化している 441 人 42.4% 過去 2-3 年に比べて 業績が急激に悪化している 219 人 21.1% 補足 (*1) goo リサーチ http://research.goo.ne.jp/ ポータルサイト goo を運営する NTT レゾナントが企画 実査 集計を行う 高品質で付加価値の高いインターネットリサーチ サービス 携帯電話でアンケートに答える goo リサーチ モバイル モニター (11.9 万人 ) キーパーソンのビジネスマンを中心とする goo リサーチ ビジネス モニター (7.8 万人 ) 団塊世代 シニア層 ならびに若年層を中心とした郵送調査手法で回答する 郵送調査専属モニター (3.5 万人 ) を含め 総計 404 万人の登録モニターを擁し 消費者向け調査から 法人向け調査 グループインタビューまで さまざまな市場調査ニーズに対応している ( モニターの人数は 2010 年 1 月現在 ) (*2) 評価レベル は あくまでも回答者の自己認識によるものである 4

調査結果 1. 転職 についての意識 1.1 転職志向 現在 転職を考えている 人材は約 5 割 (49.1%) で 昨年より 4.3 ポイント増加 現在 転職を考えているかを尋ねたところ 転職を考えており 志望企業や人材仲介会社 と接触している または予定がある (7.6%) と 転職を考えており 転職に向けた情報収集 を始めている (13.0%) 転職を考えているが 具体的な行動は起こしていない (28.5%) を合わせ 約 5 割 (49.1%) が転職を考えていることが分かった 図表 1-1 またこの割合は 昨年の 44.8% よりも 4.3 ポイント増加している ( IT 人材のプロフェッショナル意識調査 2008 のニュースリリース < http://www.keieiken.co.jp/aboutus/newsrelease/081118/> を参照 ) 現在 転職を考えている 人材は約 5 割 (49.1%) で 昨年より 4.3 ポイント増加 N=1039 7.6% 13.0% 転職を考えており 志望企業や人材仲介会社と接触している ( 予定がある ) 転職を考えており 転職に向けた情報収集を始めている 50.9% 転職を考えているが 具体的な行動は起こしていない 特に転職は考えていない 28.5% 図表 1-1 転職志向 7.6+13.0+28.5 = 49.1% 5

1.2 転職を考えている理由 転職を考えている第一の理由は 現在勤めている会社の先行きに不安があるため が約 5 割 (49.0%) 転職を考えている人材に限って 転職を考えている理由を尋ねたところ 最も多かった理由 は 現在勤めている会社の先行きに不安があるため が約 5 割 (49.0%) である 次いで 現在 勤めている会社では 希望するキャリアを実現できないため (24.5%) 第 3 位として IT 業界の SI からサービスへのビジネス構造転換によるスキルの陳腐化への不安のため (9.2%) となっている 図表 1-2 転職を考えている第一の理由は 現在勤めている会社の先行きに不安があるため が約 5 割 (49.0%) N=510 5.1% 4.1% 8.1% 現在勤めている会社の先行き不安のため 現在勤めている会社では 希望するキャリアを実現できないため 9.2% 49.0% IT 業界の SI からサービスへのビジネス構造転換によるスキルの陳腐化への不安のため日本の IT 業界の先行き不安のため 職場の人間関係がうまくいかないため 24.5% その他 図表 1-2 転職を考えている理由 6

1.3 転職志向と個人年収の変化割合 ここ 1 年間で個人年収が 15~20% 未満減少した 人材のうち 転職を考えている 人材は約 7 割 (69.6%) また 転職活動を始めている 人材は 4 割以上 (41.3%) で ここ 1 年間で個人年収が 10~15% 未満減少した 人材の 2 割以上 (23.3%) と比較し 約 2 倍 ここ 1 年間の個人年収の変化割合を尋ねたところ 年収が 15~20% 未満減少した 人材の うち 転職を考えており 志望企業や人材仲介会社と接触している または予定がある (15.2%) と 転職を考えており 転職に向けた情報収集を始めている (26.1%) 転職を考 えているが 具体的な行動は起こしていない (28.3%) を合わせ 約 7 割 (69.6%) が転職を 考えている またここ 1 年間で年収が 15~20% 未満減少した 人材のうち 転職を考えており 志望 企業や人材仲介会社と接触している または予定がある (15.2%) と 転職を考えており 転 職に向けた情報収集を始めている (26.1%) を合わせ 4 割以上 (41.3%) が転職活動を始めて おり 10~15% 未満減少した 人材の約 2 割 (23.3%) と比較し 約 2 倍である 図表 1-3 ここ 1 年間で個人年収が 15~20% 未満減少した 人材のうち 転職を考えている 人材は約 7 割 (69.6%) また 転職活動を始めている 人材は 4 割以上 (41.3%) で ここ 1 年間で個人年収が 10~15% 未満減少した 人材の 2 割以上 (23.3%) と比較し 約 2 倍 0% 20% 40% 60% 80% 100% 全体 (N=1039) 7.6% 13.0% 28.5% 50.9% 20% 以上減少した (n=75) 17.3% 20.0% 34.7% 28.0% 15~20% 未満減少した (n=46) 15.2% 26.1% 28.3% 30.4% 10~15% 未満減少した (n=90) 10.0% 13.3% 36.7% 40.0% 5~10% 未満減少した (n=133) 6.0% 14.3% 34.6% 45.1% 5% 未満減少した (n=118) 7.6% 17.8% 19.5% 55.1% 変わらない (n=382) 6.8% 9.9% 26.7% 56.6% 5% 未満増加した (n=107) 3.7% 8.4% 28.1% 59.8% 5~10% 未満増加した (n=56) 3.6% 12.5% 23.2% 60.7% 10~15% 未満増加した (n=20) 0.0% 10.0% 35.0% 55.0% 15~20% 未満増加した 0.0% (n=8) 0.0% 25.0% 75.0% 20% 以上増加した (n=4) 15.2+26.1+28.3 = 69.6% 15.2+26.1 = 41.3% 10.0+13.3 = 23.3% 25.0% 25.0% 50.0% 転職を考えており 志望企業や人材仲介会社と接触している 0.0% ( 予定がある ) 転職を考えており 転職に向けた情報収集を始めている転職を考えているが 具体的な行動は起こしていない特に転職は考えていない 図表 1-3 転職志向と個人年収の変化割合 7

1.4 転職先として希望する業種 転職を考えている人材のうち 転職先として IT とは直接関係の無い異業種 を考える人材が 3 割以上 (36.5%) で 昨年より 6.5 ポイント増加転職を考えている人材に限って 将来転職先として希望する業種を尋ねたところ 最も多かった希望は IT ベンダー (51.8%) であり 次いで 情報システム部門 ( 情報システム子会社含む ) (47.8%) と IT 業界が第 1 2 位であったが 第 3 位として IT とは直接関係の無い異業種 も 3 割以上 (36.5%) の人材が選択肢に入れている 図表 1-4 またこの割合は昨年の 30.0% よりも 6.5 ポイント増加している ( IT 人材のプロフェッショナル意識調査 2008 のニュースリリース < http://www.keieiken.co.jp/aboutus/newsrelease/081118/> を参照 ) 転職を考えている人材のうち 転職先として ITとは直接関係の無い異業種 を考える人材が3 割以上 (36.5%) で 昨年より6.5ポイント増加 N=510 0% 20% 40% 60% IT ベンダー 51.8% ユーザー企業 / 公共団体の情報システム部門 47.8% IT とは直接関係の無い異業種 36.5% コンサルティング会社 27.3% その他 2.7% 特に決めていない 11.0% 図表 1-4 転職先として希望する業種 IT ベンダー システムインテグレーター / ハードベンダー / ソフトウエアベンダー / 保守サービスプロバイダー等 8

2. 能力開発 についての意識 2.1 現在の能力発揮の度合 現在 持っている能力を最大限 発揮できていない と感じている人材が約 4 割 (39.0%) 現在 持っている能力を最大限発揮できているかを尋ねたところ ほとんど発揮できてい ない (6.8%) と あまり発揮できていない (32.2%) を合わせ 約 4 割 (39.0%) が持ってい る能力を最大限発揮できていないと感じている 図表 2-1 現在 持っている能力を最大限 発揮できていない とあ感じている人材が約 4 割 (39.0%) 4.8% 6.8% N=1039 32.2% ほとんど発揮できていないあまり発揮できていないある程度 発揮できている充分発揮できている 56.2% 6.8+32.2 = 39.0% 図表 2-1 現在の能力発揮の度合 9

2.2 将来の能力発揮の可能性 将来 更なる能力を 今の職場 仕事にて発揮するのは難しい と感じている人材が 6 割以上 (60.3%) 将来 今の職場 仕事で 更なる能力の発揮ができるかを尋ねたところ 今の職場 仕事 でも会社内でも 更なる能力発揮は難しいと思う (22.6%) と 今の職場 仕事では難しいが 会社内には更なる能力を発揮できる職場 仕事があると思う (37.7%) を合わせ 6 割以上 (60.3%) が今の職場 仕事のままでは更なる能力の発揮が難しいと感じている 図表 2-2 将来 更なる能力を 今の職場 仕事にて発揮するのは難しい と感じている人材が 6 割以上 (60.3%) N=1039 22.6% 今の職場 仕事でも会社内でも 更なる能力の発揮は難しいと思う 39.7% 今の職場 仕事では難しいが 会社内には更なる能力を発揮できる職場 仕事があると思う 今の職場 仕事にて 更なる能力を発揮できると思う 37.7% 22.6+37.7 = 60.3% 図表 2-2 将来の能力発揮の可能性 10

2.3 会社内での能力発揮の可能性 会社内に更なる能力を発揮できる職場 仕事がある と感じている人材が約 8 割 (77.4%) 将来 今の職場 仕事で 更なる能力の発揮ができるかを尋ねたところ 今の職場 仕事 にて 更なる能力を発揮できると思う (39.7%) と 今の職場 仕事では難しいが 会社内に は更なる能力を発揮できる職場 仕事があると思う (37.7%) を合わせ 約 8 割 (77.4%) が 会社内に更なる能力を発揮できる職場 仕事があると感じている 図表 2-3 会社内に更なる能力を発揮できる職場 仕事がある と感じている人材が約 8 割 (77.4%) N=1039 22.6% 今の職場 仕事でも会社内でも 更なる能力の発揮は難しいと思う 39.7% 今の職場 仕事では難しいが 会社内には更なる能力を発揮できる職場 仕事があると思う 今の職場 仕事にて 更なる能力を発揮できると思う 37.7% 39.7+37.7 = 77.4% 図表 2-3 会社内での能力発揮の可能性 11

2.4 能力発揮を支援する環境 会社内に更なる能力を発揮できる職場 仕事があると感じている人材のうち 自分の趣向 特性にあった仕事をする ことができれば 能力を更に発揮できると感じている人材が約 5 割 (48.8%) 会社内に更なる能力を発揮できる職場 仕事があると感じている人材に限って 将来能力を 更に発揮できる環境について尋ねたところ 最も多かった希望は 自分の趣向 特性に合った 仕事をする が約 5 割 (48.8%) であった 次いで 能力を引き出してくれる上司と仕事をす る (25.6%) 第 3 位として 連帯感を持てる職場で仕事をする (23.6%) となっている 図 表 2-4 会社内に更なる能力を発揮できる職場 仕事があると感じている人材のうち 自分の趣向 特性にあった仕事をする ことができれば 能力を更に発揮できると感じている人材が約 5 割 (48.8%) 2.0% N=804 23.6% 自分の趣向 特性に合った仕事をする 能力を引き出してくれる上司と仕事をする 48.8% 連帯感を持てる職場で仕事をする その他 25.6% 図表 2-4 能力発揮を支援する環境 12

2.5 能力開発の効果 現在 能力開発が充分 役立っていない と感じている人材が 5 割以上 (52.4%) 現在 勤めている会社が行っている能力開発が充分役立っているかを尋ねたところ ほとんど役立っていない (19.4%) と あまり役立っていない (33.0%) を合わせ 5 割以上 (52.4%) が役立っていないと感じている 図表 2-5 現在 能力開発が充分 役立っていない と感じている人材が 5 割以上 (52.4%) 3.8% 19.4% N=1039 ほとんど役立っていない あまり役立っていない 43.8% ある程度 役立っている 充分役立っている 33.0% 19.4+33.0 = 52.4% 図表 2-5 能力開発の効果 2.6 能力開発が役立っていない理由 能力開発が役立っていない第一の理由は 社内の異動が活発でなく 必要な経験を積めないため が 4 割以上 (40.6%) 現在 能力開発が役立っていないと感じている人材に限って その理由について尋ねたとこ ろ 最も多かった理由は 社内の異動が活発でなく 必要な経験を積めないため が約 4 割 (40.6%) であった 次いで 先輩等が仕事やキャリアについてアドバイスしてくれないため (24.6%) 第 3 位として 仕事の細分化により 幅広い能力が身に付かないため (22.8%) とな っている 図表 2-6 能力開発が役立っていない第一の理由は 社内の異動が活発でなく 必要な経験を積めないため が4 割以上 (40.6%) 12.1% N=545 社内の異動が活発でなく 必要な経験を積めないため 22.8% 40.6% 先輩等が仕事やキャリアについてアドバイスしてくれないため 仕事の細分化により 幅広い能力が身に付かないため その他 24.6% 図表 2-6 能力開発が役立っていない理由 13

3. ワークモチベーション についての意識 3.1 人員整理 解雇の現状 ここ 1 年間で 勤めている会社で人員整理 解雇が行われた人材が約 4 割 (36.0%) ここ 1 年間で 勤めている会社で人員整理 解雇が行われたかを尋ねたところ 所属部門内 外の両方で行われたようだ または行われている (5.6%) と 所属部門内など 身の回りで行われたようだ または行われている (14.9%) 所属部門以外の社内で行われたようだ または行われている (15.5%) を合わせ 約 4 割 (36.0%) が勤めている会社で人員整理 解雇が行われた 図表 3-1 ここ1 年間で 現在勤めている会社で人員整理 解雇が行われた人材が約 4 割 (36.0%) N=1039 5.6% 14.9% 所属部門内 外の両方で行われたようだ または行われている 64.0% 15.5% 所属部門内など 身の回りで行われたようだ または行われている 所属部門以外の社内で行われたようだ または行われている 行われなかった 5.6+14.9+15.5 = 36.0% 図表 3-1 人員整理 解雇の現状 14

3.2 ワークモチベーションと人員整理 解雇 人員整理 解雇により ワークモチベーションが低下したと感じている人材が 7 割以上 (75.4%) ここ 1 年間で 勤めている会社において人員整理 解雇が行われた人材に対して それによ るワークモチベーションの変化を尋ねたところ 低くなった (24.6%) と どちらかといえば 低くなった (50.8%) を合わせ 7 割以上 (75.4%) の人材のワークモチベーションが低下し たと感じている 図表 3-2 人員整理 解雇により ワークモチベーションが低下したと感じている人材が7 割以上 (75.4%) 1.9% N=374 22.7% 24.6% 低くなったどちらかといえば低くなったどちらかといえば高くなった高くなった 24.6+50.8 = 75.4% 50.8% 図表 3-2 ワークモチベーションと人員整理 解雇 15

3.3 自組織の仕事のテーマ 実行方法の決定と役職 現在 課長クラスで 自組織の仕事のテーマを決めていない人材は約 3 割 (31.4%) で 係長 主任クラス (31.1%) とほぼ変わらない 現在の仕事の進め方について 自ら自組織の仕事のテーマ 実行方法それぞれを決めている のか尋ねたところ 課長クラスについて見ると 自ら テーマは決めていないが 実行方法 は決めている (24.5%) と 全て上司の指示に従っている ( 自らでは テーマも実行方法も決 めていない ) (6.9%) を合わせ 約 3 割 (31.4%) がテーマを自ら決めておらず 係長 主任 クラス (31.1%) とほぼ変わらない 図表 3-3 現在 課長クラスで 自組織の仕事のテーマを決めていない人材は約 3 割 (31.4%) で 係長 主任クラス (31.1%) とほぼ変わらない 0% 20% 40% 60% 80% 100% 全体 (N=1039) 52.8% 8.0% 27.1% 12.1% 事業部長 部長クラス (n=86) 76.8% 11.6% 9.3% 2.3% 課長クラス (n=159) 56.7% 11.9% 24.5% 6.9% 係長 主任クラス (n=318) 61.4% 7.5% 24.5% 6.6% 一般社員 (n=476) 41.4% 6.3% 33.0% 19.3% 24.5+6.9 = 31.4% 24.5+6.6 = 31.1% 自ら ある程度テーマを決めており 実行方法も決めている自ら テーマを決めているが 実行方法は決めていない自ら テーマは決めていないが 実行方法は決めている自らでは テーマも実行方法も決めていない 図表 3-3 自組織の仕事のテーマ 実行方法の決定と役職 テーマ 自組織にとって何をすればよいのか 実行方法 テーマをどのように実行するのか 16

3.4 自組織の仕事のテーマを決める必要性と役職 現在 自組織の仕事のテーマを決めていない人材のうち 課長クラスでテーマを決める必要性を感じていない人材が約 3 割 (26.0%) 現在の仕事の進め方について 自らテーマを決めていない人材に限って テーマを決める必 要性について尋ねたところ 課長クラスについて見ると ほとんど感じていない (6.0%) と あまり感じていない (20.0%) を合わせ 約 3 割 (26.0%) の人材がテーマを決める必要性を 感じていない 図表 3-4 現在 自組織の仕事のテーマを決めていない人材のうち 課長クラスでテーマを決める必要性を感じていない人材が約 3 割 (26.0%) 0% 20% 40% 60% 80% 100% 全体 (N=408) 11.3% 51.5% 30.1% 7.1% 事業部長 部長クラス (n=10) 30.0% 30.0% 30.0% 10.0% 課長クラス (n=50) 14.0% 60.0% 20.0% 6.0% 係長 主任クラス (n=99) 10.1% 58.6% 28.3% 3.0% 一般社員 (n=249) 10.5% 47.8% 32.9% 8.8% 20.0+6.0 = 26.0% 充分感じているある程度 感じているあまり感じていないほとんど感じていない 図表 3-4 自組織の仕事のテーマを決める必要性と役職 17

3.5 ワークモチベーションと自組織の仕事のテーマ 実行方法の決定 現在 ワークモチベーションが高い人材は 自ら ある程度テーマを決めており 実行方法も決めている 人材が 8 割以上 (84.6%) 現在の仕事の進め方について 自らテーマ 実行方法それぞれを決めているのか尋ねたとこ ろ ワークモチベーションが 高いと思う 人材について見ると 自ら ある程度テーマを 決めており 実行方法も決めている 人材が 8 割以上 (84.6%) となっている これは どち らかといえば高いほうだと思う 人材の 6 割以上 (63.6%) どちらかといえば低いほうだと 思う 人材の 4 割以上 (42.0%) と比較して大きな割合である 図表 3-5 現在 ワークモチベーションが高い人材は 自ら ある程度テーマを決めており 実行方法も決めている 人材が8 割以上 0% 20% 40% 60% 80% 100% 全体 (N=1039) 52.7% 8.0% 27.1% 12.2% 高いと思う (n=78) 84.6% 7.7% 6.4% 1.3% どちらかといえば高い方だと思う (n=445) 63.6% 8.1% 22.5% 5.8% どちらかといえば低い方だと思う (n=381) 42.0% 8.7% 33.9% 15.4% 低いと思う (n=135) 28.9% 5.9% 35.6% 29.6% 自ら ある程度テーマを決めており 実行方法も決めている自ら テーマを決めているが 実行方法は決めていない 自ら テーマは決めていないが 実行方法は決めている自らでは テーマも実行方法も決めていない 図表 3-5 ワークモチベーションと自組織の仕事のテーマ 実行方法の決定 18

3.6 有能感 自分を有能だと感じていない人材が 4 割以上 (42.7%) これまでに 自分を有能だと感じたことがあるかを尋ねたところ ほとんど感じない (6.6%) と あまり感じない (36.1%) を合わせ 4 割以上 (42.7%) の人材が自分を有能だと感じていない 図表 3-6 自分を有能だと感じていない人材が 4 割以上 (42.7%) 4.6% 6.6% N=1039 36.1% ほとんど感じないあまり感じないある程度 感じる頻繁に感じる 52.7% 6.6+36.1 = 42.7% 図表 3-6 有能感 3.7 有能感を感じる場面 自分を有能だと最も感じるのは 顧客から評価された時 が約 6 割 (56.5%) 将来 どのような場面において自分が有能だと感じるかを尋ねたところ 最も多い場面は 顧客から評価された時 が約 6 割 (56.5%) であり 次いで 自分自身で設定した目標を達成した時 (23.2%) 第 3 位として 上司から評価された時 (18.2%) となっている 図表 3-7 自分を有能だと最も感じるのは 顧客から評価された時 が約 6 割 (56.5%) 2.1% N=1039 18.2% 顧客から評価された時 23.2% 56.5% 自分自身で設定した目標を達成した時上司から評価された時 その他 図表 3-7 有能感を感じる場面 19

3.8 現在のコミュニケーションの度合 現在 実際にプロジェクトメンバー外とコミュニケーションを取れている人材は約 5 割 (47.1%) で プロジェクトメンバー内の約 8 割 (78.7%) と比較し 大きな差がある 現在 上司と部下の間 プロジェクトメンバー内 プロジェクトメンバー外それぞれとコミ ュニケーションを取れているかどうかを尋ねたところ プロジェクトメンバー外について見る と 当てはまる (7.4%) と ある程度 当てはまる (39.7%) を合わせ約 5 割 (47.1%) の人材し かコミュニケーションを取れていないと感じている これはプロジェクトメンバー内の約 8 割 (78.7%) と比較し 大きな差がある 図表 3-8 現在 実際にプロジェクトメンバー外とコミュニケーションを取れている人材は約 5 割 (47.1%) で プロジェクトメンバー内の約 8 割 (78.7%) と比較し 大きな差がある N=1039 0% 20% 40% 60% 80% 100% 上司と部下の間 15.7% 50.0% 26.0% 8.3% プロジェクトメンバー内 21.9% 56.8% 16.2% 5.1% プロジェクトメンバー外 7.4% 39.7% 38.6% 14.3% 21.9+56.8 = 78.7% 7.4+39.7 = 47.1% 当てはまるある程度 当てはまるあまり当てはまらない当てはまらない 図表 3-8 現在のコミュニケーションの度合 20

3.9 コミュニケーションを取る必要性 現在 プロジェクトメンバー外とコミュニケーションを取る必要性を感じている人材が 8 割以上 (83.4%) 現在 上司と部下の間 プロジェクトメンバー内 プロジェクトメンバー外それぞれとコミュニケーションを取る必要性を感じているかどうかを尋ねたところ プロジェクトメンバー外について見ると 当てはまる (34.6%) と ある程度 当てはまる (48.8%) を合わせ 8 割以上 (83.4%) の人材がプロジェクトメンバー外とコミュニケーションを取る必要性を感じている 図表 3-9 現在 プロジェクトメンバー外とコミュニケーションを取る必要性を感じている人材が8 割以上 (83.4%) N=1039 0% 20% 40% 60% 80% 100% 上司と部下の間 41.8% 48.1% 7.3% 2.8% プロジェクトメンバー内 46.5% 44.9% 6.7% 1.9% プロジェクトメンバー外 34.6% 48.8% 13.4% 3.2% 34.6+48.8 = 83.4% 当てはまるある程度 当てはまるあまり当てはまらない当てはまらない 図表 3-9 コミュニケーションを取る必要性 21

3.10 プロジェクトメンバー外とコミュニケーションを取りたい理由 プロジェクトメンバー外とコミュニケーションを取る必要性を感じている第一の理由は 業務効率化のため が 3 割以上 (33.7%) 現在 プロジェクトメンバー外の人材とコミュニケーションを取る必要性を感じている人材 に限って その理由を尋ねたところ 最も多いのは 業務効率化のため が 3 割以上 (33.7%) で 次いで いざというときに助け合える人脈構築のため (28.1%) 第 3 位に 新しい知識 やスキル獲得のため (24.4%) となっている 図表 3-10 プロジェクトメンバー外とコミュニケーションを取る必要性を感じている第一の理由は 業務効率化のため が 3 割以上 (33.7%) 24.4% 12.9% 0.9% 33.7% N=866 業務効率化のため いざというときに助け合える人脈構築のため新しい知識やスキル獲得のため 新規事業 サービス開発のため その他 28.1% 図表 3-10 プロジェクトメンバー外とコミュニケーションを取りたい理由 業務効率化のため プロジェクト経験等の共有による業務効率化と推察される 以上 22